JP2002118661A - 留守番電話機能付き携帯電話システム - Google Patents
留守番電話機能付き携帯電話システムInfo
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M1/00—Substation equipment, e.g. for use by subscribers
- H04M1/64—Automatic arrangements for answering calls; Automatic arrangements for recording messages for absent subscribers; Arrangements for recording conversations
- H04M1/65—Recording arrangements for recording a message from the calling party
- H04M1/6505—Recording arrangements for recording a message from the calling party storing speech in digital form
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- Signal Processing (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Telephone Function (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 留守番電話センターと端末間の回線の通信品
質の悪い状況下でも明瞭な録音再生を実現する。 【解決手段】 携帯電話用交換網１より利用者端末３に
着信がかかったときに、留守番電話センター２は相手の
音声を録音した後、端末３に対応する基地局４−２を介
してデータ通信機能を使ってデジタルデータで送出す
る。端末３は、このデータを自動的に着呼し、送出され
てくるデータを留守録用メモリーに格納し、利用者によ
り格納された音声データが再生される。音声データを伝
送する際に再送やエラー訂正などを行うことができるた
め、移動中等で電波状態が悪いときでも、音質の良好な
留守録音声を聞くことができる。
質の悪い状況下でも明瞭な録音再生を実現する。 【解決手段】 携帯電話用交換網１より利用者端末３に
着信がかかったときに、留守番電話センター２は相手の
音声を録音した後、端末３に対応する基地局４−２を介
してデータ通信機能を使ってデジタルデータで送出す
る。端末３は、このデータを自動的に着呼し、送出され
てくるデータを留守録用メモリーに格納し、利用者によ
り格納された音声データが再生される。音声データを伝
送する際に再送やエラー訂正などを行うことができるた
め、移動中等で電波状態が悪いときでも、音質の良好な
留守録音声を聞くことができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話やＰＨＳ
などの無線端末を利用したセルラーシステム（以下、携
帯電話システムと称する）のうち、データ通信機能をシ
ステム上に有する携帯電話システムに関し、特に留守番
電話機能（以下、留守電機能と称する）に関する。
などの無線端末を利用したセルラーシステム（以下、携
帯電話システムと称する）のうち、データ通信機能をシ
ステム上に有する携帯電話システムに関し、特に留守番
電話機能（以下、留守電機能と称する）に関する。
【０００２】
【従来の技術】携帯電話システムにおいて、留守番電話
機能は、利用者が電話に出られないときや圏外の時など
に利用される。このような留守電機能は、一般に携帯電
話等のシステムの網上に設置し、携帯電話等の運営事業
者が管理するもの（以下、留守番電話センターと称す
る）と、利用者の電話機自身にメモリーを持ち、同様の
機能を実現するもの（以下、内蔵の留守電機能と称す
る）とがある。前者は録音時間の制限が少ないが、常に
メモリーを用意しなければならないため、事業者の設備
運営費用が掛かる。また、利用者が後で録音された音声
を聞くために、アクセスする必要があり、その際の通話
料は一般的に利用者側の負担である。後者は録音時間の
制限があるものの、自由に何回でも繰り返して再生でき
るなどのメリットがある。
機能は、利用者が電話に出られないときや圏外の時など
に利用される。このような留守電機能は、一般に携帯電
話等のシステムの網上に設置し、携帯電話等の運営事業
者が管理するもの（以下、留守番電話センターと称す
る）と、利用者の電話機自身にメモリーを持ち、同様の
機能を実現するもの（以下、内蔵の留守電機能と称す
る）とがある。前者は録音時間の制限が少ないが、常に
メモリーを用意しなければならないため、事業者の設備
運営費用が掛かる。また、利用者が後で録音された音声
を聞くために、アクセスする必要があり、その際の通話
料は一般的に利用者側の負担である。後者は録音時間の
制限があるものの、自由に何回でも繰り返して再生でき
るなどのメリットがある。
【０００３】これらの事情から、通常は留守番電話セン
ター方式と内蔵の留守電機能方式の両方を用意し、利用
者にどちらか一方もしくは両方の利用を選択させる方式
が主流である。
ター方式と内蔵の留守電機能方式の両方を用意し、利用
者にどちらか一方もしくは両方の利用を選択させる方式
が主流である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のセンタ
ー方式の留守電機能は、網上に設置された留守番電話セ
ンターで録音され、その再生は、留守番電話センターと
端末間に通常の音声通話の回線を接続して行う。このた
め、通信品質の悪い状況下では、音声が途切れたり雑音
混りになったりして、明瞭度が下がり、何度も繰り返し
て再生する必要があるなどの問題点があった。この場
合、利用者から見れば、当然ながら通話料金がかさみ、
事業者から見ても通信トラフィックが増加するなどの欠
点となる。
ー方式の留守電機能は、網上に設置された留守番電話セ
ンターで録音され、その再生は、留守番電話センターと
端末間に通常の音声通話の回線を接続して行う。このた
め、通信品質の悪い状況下では、音声が途切れたり雑音
混りになったりして、明瞭度が下がり、何度も繰り返し
て再生する必要があるなどの問題点があった。この場
合、利用者から見れば、当然ながら通話料金がかさみ、
事業者から見ても通信トラフィックが増加するなどの欠
点となる。
【０００５】また、従来の利用者の電話機自身に内蔵さ
れた留守電機能は、電話を掛けた相手が利用者の電話機
と通信状態に入り、電話機自身が応答メッセージを流
し、電話機自身のメモリに相手のメッセージを記憶させ
る。この場合、通信料金は電話を掛けた側であるため、
利用者の料金負担はないものの、録音した時点の通信品
質が悪いと、音声の明瞭度が下がったままの音声が録音
されてしまい、繰り返し再生しても不明瞭のままである
ため、折り返し電話して聞き返さなければならないなど
の問題点があった。
れた留守電機能は、電話を掛けた相手が利用者の電話機
と通信状態に入り、電話機自身が応答メッセージを流
し、電話機自身のメモリに相手のメッセージを記憶させ
る。この場合、通信料金は電話を掛けた側であるため、
利用者の料金負担はないものの、録音した時点の通信品
質が悪いと、音声の明瞭度が下がったままの音声が録音
されてしまい、繰り返し再生しても不明瞭のままである
ため、折り返し電話して聞き返さなければならないなど
の問題点があった。
【０００６】本発明の目的は、留守番電話センターと端
末間の回線の通信品質の悪い状況下でも録音再生の明瞭
度が下らず、また、折り返し電話して聞き返えす必要の
ない、良好な音声品質を確保できる留守番電話機能付き
携帯電話システムを提供することである。
末間の回線の通信品質の悪い状況下でも録音再生の明瞭
度が下らず、また、折り返し電話して聞き返えす必要の
ない、良好な音声品質を確保できる留守番電話機能付き
携帯電話システムを提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の留守番電話機能
付き携帯電話システムは、データ通信の行える携帯電話
もしくはＰＨＳ等に関して、システムの網側、および、
携帯電話端末側のそれぞれに留守番電話機能を有する携
帯電話システムにおいて、初めに網側の留守番電話機能
で録音され、次にその録音された内容が端末に転送され
る手段を有する。
付き携帯電話システムは、データ通信の行える携帯電話
もしくはＰＨＳ等に関して、システムの網側、および、
携帯電話端末側のそれぞれに留守番電話機能を有する携
帯電話システムにおいて、初めに網側の留守番電話機能
で録音され、次にその録音された内容が端末に転送され
る手段を有する。
【０００８】本発明の留守番電話機能付き携帯電話シス
テムは、網側で録音された内容を端末へ転送する時にデ
ータ通信機能を用い、ハンドシェークやデータの再送、
エラー訂正などのデータの信頼性を高めるための手段を
有するものを含む。
テムは、網側で録音された内容を端末へ転送する時にデ
ータ通信機能を用い、ハンドシェークやデータの再送、
エラー訂正などのデータの信頼性を高めるための手段を
有するものを含む。
【０００９】本発明の留守番電話機能付き携帯電話シス
テムは、網側が自動的に適切なタイミングで留守番電話
の内容を送出する手段を有するものを含む。
テムは、網側が自動的に適切なタイミングで留守番電話
の内容を送出する手段を有するものを含む。
【００１０】本発明の留守番電話機能付き携帯電話シス
テムは、網側が留守番電話のデータを送出すると、端末
側が、利用者が操作することなく自動的に着信する手段
を有するものを含む。
テムは、網側が留守番電話のデータを送出すると、端末
側が、利用者が操作することなく自動的に着信する手段
を有するものを含む。
【００１１】本発明の留守番電話機能付き携帯電話シス
テムは、網側から送出された留守番電話のデータを端末
側が自動着信すると、データの内容を自動的に留守番電
話録音の音声データと識別し、留守番電話録音用のメモ
リーに転送する手段を有するものを含む。
テムは、網側から送出された留守番電話のデータを端末
側が自動着信すると、データの内容を自動的に留守番電
話録音の音声データと識別し、留守番電話録音用のメモ
リーに転送する手段を有するものを含む。
【００１２】本発明の留守番電話機能付き携帯電話シス
テムは、 留守番電話録音用のメモリーに転送されたデ
ータを、端末自身の有する留守番電話録音機能と同様に
再生する手段を有するものを含む。
テムは、 留守番電話録音用のメモリーに転送されたデ
ータを、端末自身の有する留守番電話録音機能と同様に
再生する手段を有するものを含む。
【００１３】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【００１４】図１に、本発明の留守電機能付き携帯電話
機システムの一実施の形態のブロック図、図２に、図１
の基地局４−２のブロック図、図３に、図１の端末３の
ブロック図を示す。ここで、図２の基地局４−２は端末
３に対向して動作する基地局である。
機システムの一実施の形態のブロック図、図２に、図１
の基地局４−２のブロック図、図３に、図１の端末３の
ブロック図を示す。ここで、図２の基地局４−２は端末
３に対向して動作する基地局である。
【００１５】図１の携帯電話システムは、携帯電話用交
換網１と留守番電話センター２と端末３と基地局４−
１、４−２、４−３とから構成される。携帯電話用交換
網１は呼の通信およびその制御を行う中継局や上位の基
地局、端末の認証や課金処理を行う認証局などで構成さ
れ、一般公衆回線等５に接続される。留守番電話センタ
ー２は網側の留守番電話機能を司る。端末３は利用者が
持ち運ぶ携帯電話やＰＨＳなどの無線端末装置である。
基地局４−１、４−２、４−３は端末３との無線通信を
行う末端の基地局である。
換網１と留守番電話センター２と端末３と基地局４−
１、４−２、４−３とから構成される。携帯電話用交換
網１は呼の通信およびその制御を行う中継局や上位の基
地局、端末の認証や課金処理を行う認証局などで構成さ
れ、一般公衆回線等５に接続される。留守番電話センタ
ー２は網側の留守番電話機能を司る。端末３は利用者が
持ち運ぶ携帯電話やＰＨＳなどの無線端末装置である。
基地局４−１、４−２、４−３は端末３との無線通信を
行う末端の基地局である。
【００１６】基地局４−１、４−２、４−３は、図２に
示すように、携帯電話用交換網１から来るベアラ音声デ
ータを圧縮符号化する音声コーデック２１と、データ通
信を行う際に相手とハンドシェークを行い、エラー再送
や訂正等を処理するデータ通信処理部２２と、それらの
データを規定された手順で送出するためのチャネルコー
デック２３と、チャネルコーデック２３で符号化された
データを無線で送信するための無線部２４と、留守録音
声かどうかを判断し、信号パスを切り換える留守録音声
識別部２５と、スイッチ２６および２７で構成される。
なお、図では、本特許の説明に必要な送信部のみを記し
たが、実際の基地局では受信部も存在する。
示すように、携帯電話用交換網１から来るベアラ音声デ
ータを圧縮符号化する音声コーデック２１と、データ通
信を行う際に相手とハンドシェークを行い、エラー再送
や訂正等を処理するデータ通信処理部２２と、それらの
データを規定された手順で送出するためのチャネルコー
デック２３と、チャネルコーデック２３で符号化された
データを無線で送信するための無線部２４と、留守録音
声かどうかを判断し、信号パスを切り換える留守録音声
識別部２５と、スイッチ２６および２７で構成される。
なお、図では、本特許の説明に必要な送信部のみを記し
たが、実際の基地局では受信部も存在する。
【００１７】端末３は、図３に示すように、基地局４−
１、４−２、４−３からの無線を受信するためのアンテ
ナ３１および無線部３２と、無線部３２から来るベアラ
データから必要なデータを取り出すためのチャネルコー
デック３３と、チャネルコーデック３３から出力される
音声データを伸張復号する音声コーデック３４と、同じ
くチャネルコーデック３３から出力されるデータ通信の
データ処理を司るデータ通信処理部３５と、留守番電話
機能で音声データを格納する留守録用メモリ部３６と、
復号された音声データをアナログ信号に変換するリニア
コーデック３７と、アナログ信号を音波に変換するレシ
ーバ部３８と、留守録音声かどうかを判断し、信号パス
を切り換える留守録音声識別部３９と、スイッチ４０、
４１および４２で構成される。なお、図では、本特許の
説明に必要な受信部のみを記したが、実際の端末では送
信部も存在する。
１、４−２、４−３からの無線を受信するためのアンテ
ナ３１および無線部３２と、無線部３２から来るベアラ
データから必要なデータを取り出すためのチャネルコー
デック３３と、チャネルコーデック３３から出力される
音声データを伸張復号する音声コーデック３４と、同じ
くチャネルコーデック３３から出力されるデータ通信の
データ処理を司るデータ通信処理部３５と、留守番電話
機能で音声データを格納する留守録用メモリ部３６と、
復号された音声データをアナログ信号に変換するリニア
コーデック３７と、アナログ信号を音波に変換するレシ
ーバ部３８と、留守録音声かどうかを判断し、信号パス
を切り換える留守録音声識別部３９と、スイッチ４０、
４１および４２で構成される。なお、図では、本特許の
説明に必要な受信部のみを記したが、実際の端末では送
信部も存在する。
【００１８】ここで、図２、図３ではデータ通信処理部
は、ハードウエア上のブロックとして記述したが、マイ
コンなどのソフトウエアで構成する場合もあり得る。
は、ハードウエア上のブロックとして記述したが、マイ
コンなどのソフトウエアで構成する場合もあり得る。
【００１９】また、留守録音声識別部もまた同様に、ソ
フトウエアで構成され得る。
フトウエアで構成され得る。
【００２０】次に、動作について説明する。
【００２１】図１において、まず、他の携帯電話や公衆
回線網から利用者の端末３に着信がかかって利用者が出
られない場合には、携帯電話用交換網１が留守番電話セ
ンター２を呼び出し、センター内のメモリに相手のメッ
セージを録音する。
回線網から利用者の端末３に着信がかかって利用者が出
られない場合には、携帯電話用交換網１が留守番電話セ
ンター２を呼び出し、センター内のメモリに相手のメッ
セージを録音する。
【００２２】次に、録音されたメッセージを次のような
手順で利用者の端末３内のメモリに転送する。ここで、
転送のタイミングは、利用者がサービスエリア圏内（端
末３が携帯電話用交換網１の管理内にいて、呼び出すこ
とができるとき）の時は直ちに、サービスエリア圏外の
時は、サービスエリア圏内に入り次第、行われるのが適
切である。
手順で利用者の端末３内のメモリに転送する。ここで、
転送のタイミングは、利用者がサービスエリア圏内（端
末３が携帯電話用交換網１の管理内にいて、呼び出すこ
とができるとき）の時は直ちに、サービスエリア圏外の
時は、サービスエリア圏内に入り次第、行われるのが適
切である。
【００２３】留守番電話センター２は、利用者の端末３
に向けて、留守録音声データである識別符号を付して、
録音したメッセージを再生してデータを送出する。現在
では交換局間を経由するデータ形式はデジタルデータに
なっているのが一般的であるから、送出データの形態も
デジタル信号である。ただしデータ圧縮等はここでは行
われず、後述する基地局内で行われるのが一般的であ
る。これはデータ圧縮の方式が、環境によって変更され
る場合があり得るからである。例えば、日本で一般的に
普及しているＰＤＣ方式では、フルレートと呼ばれる圧
縮方式と、若干音質が犠牲になるが更に半分に圧縮でき
るハーフレートと呼ばれる方式を併用している。これら
は、通信している基地局の回線が空いているかどうかで
選択されるため、それらの情報を持っている基地局側で
圧縮するのが適当である。
に向けて、留守録音声データである識別符号を付して、
録音したメッセージを再生してデータを送出する。現在
では交換局間を経由するデータ形式はデジタルデータに
なっているのが一般的であるから、送出データの形態も
デジタル信号である。ただしデータ圧縮等はここでは行
われず、後述する基地局内で行われるのが一般的であ
る。これはデータ圧縮の方式が、環境によって変更され
る場合があり得るからである。例えば、日本で一般的に
普及しているＰＤＣ方式では、フルレートと呼ばれる圧
縮方式と、若干音質が犠牲になるが更に半分に圧縮でき
るハーフレートと呼ばれる方式を併用している。これら
は、通信している基地局の回線が空いているかどうかで
選択されるため、それらの情報を持っている基地局側で
圧縮するのが適当である。
【００２４】留守番電話センター２から送出された再生
メッセージのデータは、携帯電話用交換網１を通じて、
利用者と通信のできる基地局４−２に送られる。
メッセージのデータは、携帯電話用交換網１を通じて、
利用者と通信のできる基地局４−２に送られる。
【００２５】利用者と通信のできる基地局４−２の内部
では（図２参照）、交換網１からきたデータが留守録音
声識別部２５に入力され、留守録音声データである識別
符号が検出され、留守録音声データであることが識別さ
れる。留守録音声データであることを識別した留守録音
声識別部２５は、通常は音声コーデック２１側になって
いるスイッチ２６、２７をデータ通信処理部２２側に切
り換える。データ通信処理部２２には交換網１からきた
再生メッセージが入力され、チェックサムやＣＲＣ等の
データの信頼性を上げる処理や、データのパケット化な
どを行い、チャネルコーデック２３に出力する。チャネ
ルコーデック２３では入力されたデータを、インターリ
ーブやスクランブルなどの処理をしてシステムで規定さ
れたデータ列になるように変換して、無線部２４に出力
する。無線部２４は、チャネルコーデック２３からきた
データを、無線変調し、アンテナ２８に出力する。アン
テナ２８は、入力された無線信号を、電波に変換して端
末３に届けさせる。
では（図２参照）、交換網１からきたデータが留守録音
声識別部２５に入力され、留守録音声データである識別
符号が検出され、留守録音声データであることが識別さ
れる。留守録音声データであることを識別した留守録音
声識別部２５は、通常は音声コーデック２１側になって
いるスイッチ２６、２７をデータ通信処理部２２側に切
り換える。データ通信処理部２２には交換網１からきた
再生メッセージが入力され、チェックサムやＣＲＣ等の
データの信頼性を上げる処理や、データのパケット化な
どを行い、チャネルコーデック２３に出力する。チャネ
ルコーデック２３では入力されたデータを、インターリ
ーブやスクランブルなどの処理をしてシステムで規定さ
れたデータ列になるように変換して、無線部２４に出力
する。無線部２４は、チャネルコーデック２３からきた
データを、無線変調し、アンテナ２８に出力する。アン
テナ２８は、入力された無線信号を、電波に変換して端
末３に届けさせる。
【００２６】端末３では（図３参照）、アンテナ３１
は、基地局４−２のアンテナから放射された電波を無線
信号に変換し、無線部３２に出力する。無線部３２は、
アンテナ３１から入力された無線信号を復調し、ベアラ
データにして、チャネルコーデック３３に出力する。チ
ャネルコーデック３３は、無線部３２から入力されたベ
アラデータをデスクランブルやデインターリーブなどの
処理をしてそれぞれのデータとして出力する。チャネル
コーデック３３から出力されたデータの一部は、留守録
音声識別部３９に入力される。このとき、受信したデー
タが留守録の再生メッセージであれば、留守録音声識別
部３９は、留守録音声データであることを識別する。こ
れを受けて、留守録音声識別部３９はスイッチ４０、４
１を図で下側に切り換える。
は、基地局４−２のアンテナから放射された電波を無線
信号に変換し、無線部３２に出力する。無線部３２は、
アンテナ３１から入力された無線信号を復調し、ベアラ
データにして、チャネルコーデック３３に出力する。チ
ャネルコーデック３３は、無線部３２から入力されたベ
アラデータをデスクランブルやデインターリーブなどの
処理をしてそれぞれのデータとして出力する。チャネル
コーデック３３から出力されたデータの一部は、留守録
音声識別部３９に入力される。このとき、受信したデー
タが留守録の再生メッセージであれば、留守録音声識別
部３９は、留守録音声データであることを識別する。こ
れを受けて、留守録音声識別部３９はスイッチ４０、４
１を図で下側に切り換える。
【００２７】一方、チャネルコーデック３３から出力さ
れたデータは、スイッチ４０を経て、データ通信処理部
３５にも入力される。データ通信処理部３５は、このデ
ータを受けて、パケット化されたデータの復号や、チェ
ックサムやＣＲＣなどののチェックを行い、データの伝
送路での誤りを検出すると、再送を交換網１の上位基地
局に要求して、完全なデータになるまで繰り返す。完全
なデータになると、データ通信処理部３５は、データを
スイッチ４１を経て留守録用メモリ３６に出力する。留
守録用メモリ３６は、入力されたデータを半導体メモリ
に記憶する。
れたデータは、スイッチ４０を経て、データ通信処理部
３５にも入力される。データ通信処理部３５は、このデ
ータを受けて、パケット化されたデータの復号や、チェ
ックサムやＣＲＣなどののチェックを行い、データの伝
送路での誤りを検出すると、再送を交換網１の上位基地
局に要求して、完全なデータになるまで繰り返す。完全
なデータになると、データ通信処理部３５は、データを
スイッチ４１を経て留守録用メモリ３６に出力する。留
守録用メモリ３６は、入力されたデータを半導体メモリ
に記憶する。
【００２８】次に、利用者が留守録音声を再生するとき
は、スイッチ４２を下側に切り換え、留守録用メモリ３
６は、記憶したデータを、音声コーデック３４に出力す
る。音声コーデック３４は、入力されたデータを伸張
し、ＰＣＭ形式のデータに復号して、リニアコーデック
３７に出力する。リニアコーデック３７は、音声コーデ
ック３４からのデータをアナログ信号に再生し、レシー
バ部３８に出力する。レシーバ部３８のスピーカは、リ
ニアコーデック３７から入力されたアナログ信号を、音
波に変換し、利用者に聞かせる。
は、スイッチ４２を下側に切り換え、留守録用メモリ３
６は、記憶したデータを、音声コーデック３４に出力す
る。音声コーデック３４は、入力されたデータを伸張
し、ＰＣＭ形式のデータに復号して、リニアコーデック
３７に出力する。リニアコーデック３７は、音声コーデ
ック３４からのデータをアナログ信号に再生し、レシー
バ部３８に出力する。レシーバ部３８のスピーカは、リ
ニアコーデック３７から入力されたアナログ信号を、音
波に変換し、利用者に聞かせる。
【００２９】本実施の形態の携帯電話システムでは、携
帯電話等の利用者が留守電モードにしているときに着信
がかかったときには、まず網側の留守電機能（留守番電
話センター２）で相手の音声を録音する。その後、デー
タ通信機能を使って、デジタルデータで、利用者の端末
に録音した音声のデータを送出する。
帯電話等の利用者が留守電モードにしているときに着信
がかかったときには、まず網側の留守電機能（留守番電
話センター２）で相手の音声を録音する。その後、デー
タ通信機能を使って、デジタルデータで、利用者の端末
に録音した音声のデータを送出する。
【００３０】利用者が持っている端末は、このデータを
自動的に着信し、送出されてくるデータが留守録音声デ
ータであることを確認すると、自動的にそのデータを留
守録用メモリーに格納する。利用者が留守電が入ってい
ることに気付くと、格納した音声データを再生すること
ができる。
自動的に着信し、送出されてくるデータが留守録音声デ
ータであることを確認すると、自動的にそのデータを留
守録用メモリーに格納する。利用者が留守電が入ってい
ることに気付くと、格納した音声データを再生すること
ができる。
【００３１】したがって、移動中等で電波状態が悪いと
きでも、データ通信回線のデータの再送等のハンドシェ
ーク機能、データ訂正機能によって、データを確実に受
け取ることができるので、利用者の通信状態に関係な
く、音質の良い留守録音声を聞くことができる。
きでも、データ通信回線のデータの再送等のハンドシェ
ーク機能、データ訂正機能によって、データを確実に受
け取ることができるので、利用者の通信状態に関係な
く、音質の良い留守録音声を聞くことができる。
【００３２】なお、この方式は、データが誤っている場
合、留守番電話センターから端末へのデータを再送する
時点で、タイミング的にディレイを発生させる。このた
め、リアルタイム通信が必須な通常の音声通話には適さ
ないが、本発明のような留守録であれば、多少のタイム
ディレイは充分許容されるので適用された。
合、留守番電話センターから端末へのデータを再送する
時点で、タイミング的にディレイを発生させる。このた
め、リアルタイム通信が必須な通常の音声通話には適さ
ないが、本発明のような留守録であれば、多少のタイム
ディレイは充分許容されるので適用された。
【００３３】また本方式は、データ通信の機能を使うた
め、第一世代のＦＭ変調を用いた携帯電話システムでは
実現困難であるが、ＰＤＣやＰＨＳ、ＧＳＭ、cdmaOn
e、W-CDMA(IMT-2000) 等の第２世代以降の携帯電話シス
テムであれば適用可能である。
め、第一世代のＦＭ変調を用いた携帯電話システムでは
実現困難であるが、ＰＤＣやＰＨＳ、ＧＳＭ、cdmaOn
e、W-CDMA(IMT-2000) 等の第２世代以降の携帯電話シス
テムであれば適用可能である。
【００３４】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、携帯電話
等の移動体端末の本体に内蔵している留守番電話機能を
改良することにより、利用者に着信がかかったときに、
網側の留守電機能で相手の音声を録音した後、データ通
信機能を使ってデジタルデータで、利用者の端末に録音
した音声のデータを送出し、端末は、このデータを自動
的に着呼し、送出されてくるデータを留守録用メモリー
に格納し、利用者が格納された音声データを再生する．
このため、移動中等で電波状態が悪いときでも、データ
通信回線のデータの再送等のハンドシェーク機能、デー
タ訂正機能によって、データを確実に受け取ることがで
き、従って利用者の通信状態に関係なく、音質の良い留
守録音声を聞くことができるという効果がある。
等の移動体端末の本体に内蔵している留守番電話機能を
改良することにより、利用者に着信がかかったときに、
網側の留守電機能で相手の音声を録音した後、データ通
信機能を使ってデジタルデータで、利用者の端末に録音
した音声のデータを送出し、端末は、このデータを自動
的に着呼し、送出されてくるデータを留守録用メモリー
に格納し、利用者が格納された音声データを再生する．
このため、移動中等で電波状態が悪いときでも、データ
通信回線のデータの再送等のハンドシェーク機能、デー
タ訂正機能によって、データを確実に受け取ることがで
き、従って利用者の通信状態に関係なく、音質の良い留
守録音声を聞くことができるという効果がある。
【図１】図１は本発明の留守電機能付き携帯電話機シス
テムの一実施の形態のブロック図である。
テムの一実施の形態のブロック図である。
【図２】図２は図１の基地局４−２のブロック図であ
る。
る。
【図３】図３は図１の端末３のブロック図である。
１ 携帯電話用交換網 ２ 留守番電話センター ３ 端末 ４−１、４−２、４−３ 基地局 ５ 一般公衆回線等 ２１、３４ 音声コーデック ２２、３５ データ通信処理部 ２３、３３ チャネルコーデック ２４、３２ 無線部 ２６、２７、４０、４１、４２ スイッチ ２５、３９ 留守録音声識別部 ２８、３１ アンテナ ３６ 留守録用メモリ部 ３７ リニアコーデック ３８ レシーバ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｑ 7/04 Ｅ Ｆターム(参考） 5K015 GA02 HA06 5K024 AA73 CC11 DD01 DD04 5K039 AA02 BB04 CC01 EE01 EE17 FF14 5K067 AA23 BB04 BB21 EE02 EE10 EE16 FF40 GG01 GG12 HH05 HH14 HH17 HH23 HH25 HH28 5K101 KK06 LL12 NN01 NN15 NN23
Claims (6)
- 【請求項１】 データ通信の行える携帯電話もしくはＰ
ＨＳ等に関して、システムの網側、および、携帯電話端
末側のそれぞれに留守番電話機能を有する携帯電話シス
テムにおいて、初めに網側の留守番電話機能で録音さ
れ、次に、その録音された内容が端末に転送される手段
を有することを特徴とする留守番電話機能付き携帯電話
システム。 - 【請求項２】 網側で録音された内容を端末へ転送する
時にデータ通信機能を用い、ハンドシェークやデータの
再送、エラー訂正などのデータの信頼性を高めるための
手段を有する請求項１記載の留守番電話機能付き携帯電
話システム。 - 【請求項３】 網側が自動的に適切なタイミングで留守
番電話の内容を送出する手段を有する請求項１または２
記載の留守番電話機能付き携帯電話システム。 - 【請求項４】 網側が留守番電話のデータを送出する
と、端末側が、利用者が操作することなく自動的に着信
する手段を有する請求項２または３記載の留守番電話機
能付き携帯電話システム。 - 【請求項５】 網側から送出された留守番電話のデータ
を端末側が自動着信すると、データの内容を自動的に留
守番電話録音の音声データと識別し、留守番電話録音用
のメモリーに転送する手段を有する請求項４記載の留守
番電話機能付き携帯電話システム。 - 【請求項６】 留守番電話録音用のメモリーに転送され
たデータを、再生する手段を有する請求項５記載の留守
番電話機能付き携帯電話システム。
Priority Applications (4)
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|---|---|---|---|
| JP2000307777A JP2002118661A (ja) | 2000-10-06 | 2000-10-06 | 留守番電話機能付き携帯電話システム |
| US09/969,995 US7117006B2 (en) | 2000-10-06 | 2001-10-04 | Portable cellular phone system with automatic answering telephone function |
| GB0124036A GB2370949B (en) | 2000-10-06 | 2001-10-05 | Portable cellular phone sytem with automatic answering telephone function |
| CN01136090.9A CN1212740C (zh) | 2000-10-06 | 2001-10-08 | 带有自动应答电话功能的便携蜂窝式电话系统 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000307777A JP2002118661A (ja) | 2000-10-06 | 2000-10-06 | 留守番電話機能付き携帯電話システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002118661A true JP2002118661A (ja) | 2002-04-19 |
Family
ID=18788224
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000307777A Pending JP2002118661A (ja) | 2000-10-06 | 2000-10-06 | 留守番電話機能付き携帯電話システム |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US7117006B2 (ja) |
| JP (1) | JP2002118661A (ja) |
| CN (1) | CN1212740C (ja) |
| GB (1) | GB2370949B (ja) |
Families Citing this family (6)
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| KR100617824B1 (ko) * | 2004-01-16 | 2006-08-28 | 삼성전자주식회사 | 이동통신 단말기 및 그의 자동응답 수행방법 |
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| DE102006044772A1 (de) * | 2006-09-22 | 2008-04-03 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren zur Bereitstellung einer Kommunikation |
| EP2127345A1 (en) | 2007-01-24 | 2009-12-02 | Nxp B.V. | Backup of bad quality voice messages |
| CN101610378B (zh) * | 2008-06-18 | 2012-03-28 | 联想移动通信科技有限公司 | 一种自动应答并记录可视电话的方法及可视电话 |
Family Cites Families (14)
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|---|---|---|---|---|
| US5274837A (en) * | 1987-06-03 | 1993-12-28 | Ericsson Ge Mobile Communications Inc. | Trunked radio repeater system with multigroup calling feature |
| JPH05122757A (ja) | 1991-10-28 | 1993-05-18 | Toshiba Corp | 移動通信システム |
| US5826198A (en) * | 1992-01-13 | 1998-10-20 | Microcom Systems, Inc. | Transmission of data over a radio frequency channel |
| JP3438918B2 (ja) * | 1992-11-27 | 2003-08-18 | コモンウェルス サイエンティフィック アンド インダストリアル リサーチ オーガニゼーション | ワイヤレスｌａｎ |
| JPH08126057A (ja) | 1994-10-25 | 1996-05-17 | Hitachi Ltd | 移動体用通信装置 |
| EP0739147B1 (en) | 1994-11-04 | 2005-06-15 | NTT DoCoMo, Inc. | Mobile communication system having message-storing function and method thereof |
| US6418324B1 (en) * | 1995-06-01 | 2002-07-09 | Padcom, Incorporated | Apparatus and method for transparent wireless communication between a remote device and host system |
| JP3450973B2 (ja) | 1996-11-21 | 2003-09-29 | シャープ株式会社 | 留守番電話装置 |
| EP0862282A1 (en) | 1997-02-26 | 1998-09-02 | ICO Services Ltd. | Method of providing a voice mail service for mobile subscribers in a telephone network |
| US6636733B1 (en) * | 1997-09-19 | 2003-10-21 | Thompson Trust | Wireless messaging method |
| JPH11122666A (ja) | 1997-10-13 | 1999-04-30 | Nec Mobile Commun Ltd | 無線電話装置 |
| JP2000013861A (ja) | 1998-06-18 | 2000-01-14 | Nec Corp | 携帯電話システム |
| US6854007B1 (en) * | 1998-09-17 | 2005-02-08 | Micron Technology, Inc. | Method and system for enhancing reliability of communication with electronic messages |
| JP3352408B2 (ja) | 1998-10-12 | 2002-12-03 | 日本電信電話株式会社 | 音声受信方法 |
-
2000
- 2000-10-06 JP JP2000307777A patent/JP2002118661A/ja active Pending
-
2001
- 2001-10-04 US US09/969,995 patent/US7117006B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2001-10-05 GB GB0124036A patent/GB2370949B/en not_active Expired - Fee Related
- 2001-10-08 CN CN01136090.9A patent/CN1212740C/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CN1348295A (zh) | 2002-05-08 |
| GB2370949B (en) | 2004-02-25 |
| GB0124036D0 (en) | 2001-11-28 |
| US20020042286A1 (en) | 2002-04-11 |
| CN1212740C (zh) | 2005-07-27 |
| GB2370949A (en) | 2002-07-10 |
| US7117006B2 (en) | 2006-10-03 |
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