JP2002118118A - 半導体装置の作製方法 - Google Patents
半導体装置の作製方法Info
- Publication number
- JP2002118118A JP2002118118A JP2001209527A JP2001209527A JP2002118118A JP 2002118118 A JP2002118118 A JP 2002118118A JP 2001209527 A JP2001209527 A JP 2001209527A JP 2001209527 A JP2001209527 A JP 2001209527A JP 2002118118 A JP2002118118 A JP 2002118118A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- amorphous silicon
- layer
- tft
- silicon
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Thin Film Transistor (AREA)
- Recrystallisation Techniques (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Abstract
晶質シリコン膜までの形成プロセスは、各々の成膜室に
て行われている。これらの成膜条件をそのまま用いて同
一成膜室にて下地膜から非晶質シリコン膜までを連続形
成すると、結晶化工程で十分に結晶化されない。 【解決手段】 水素希釈したシランガスを用いて非晶質
シリコン膜を形成することにより、下地膜から非晶質シ
リコン膜までを同一成膜室内で連続形成しても、結晶化
工程で十分に結晶化可能となる。
Description
た結晶質半導体膜を用いた薄膜トランジスタ(ThinFilm
Transistor:TFT、以下TFTと記す)に代表され
る半導体素子で形成された半導体装置の作製方法に関す
るものである。本発明により作成される半導体装置は、
TFTやMOSトランジスタ等の素子だけでなく、これ
ら絶縁ゲート型トランジスタで構成された半導体回路
(マイクロプロセッサ、信号処理回路または高周波回路
等)を有する液晶表示装置、EL(Electro Luminescen
ce)表示装置、EC(Electro Chromic)表示装置また
はイメージセンサ等を含むものである。
て、TFTが各集積回路に用いられており、特に画像表
示装置のスイッチング素子として用いられている。更
に、非晶質半導体膜よりも移動度の高い結晶質半導体膜
を活性層に用いたTFTは、駆動能力が高く、駆動回路
の素子としても用いられている。
コン膜や結晶質シリコン膜(ポリシリコン膜とも呼ばれ
る)が主に用いられている。
熱処理による方法、レーザーアニール法や本出願人によ
る特開平6−232059号公報及び特開平7−130
652号公報に記載された技術が公知である。これらの
公報に記載されている技術は、シリコンの結晶化を助長
する金属元素(特にニッケル)を利用することにより、
500〜600℃、4時間程度の加熱処理によって結晶
性の優れた結晶質シリコン膜を形成することを可能とす
るものである。
作製のため、基板として安価なガラスが用いられてい
る。このガラス基板に含まれるナトリウム(Na)等の
アルカリ金属元素による汚染を防ぐために、非晶質シリ
コン膜とガラス基板の間に酸化シリコン膜、窒化シリコ
ン膜或いは酸化窒化シリコン膜等の無機絶縁膜からなる
下地膜を設けている。
地膜を形成する場合、原料ガスとして酸素系のガス、或
いは窒素系のガスを用いるのに対し、非晶質シリコン膜
を形成する場合は、シラン(SiH4)ガスのみを原料
ガスとしている。従って、良質な非晶質シリコン膜を得
るためには、下地膜を成膜する成膜室と、非晶質シリコ
ン膜を成膜室とに分けて積層形成する必要がある。その
ため、成膜室或いは成膜装置を複数用意し、それぞれの
膜専用の成膜室にて膜形成を行うことになり、基板を搬
送する分、処理時間の増加や搬送トラブルによる歩留ま
り低下等の問題が生じていた。
成までを同一成膜室にて連続形成(大気に触れることな
く連続的に成膜して積層形成)ができたとしても、同一
成膜室にて形成された非晶質シリコン膜は結晶化を阻害
する原因となる酸素、窒素やフッ素等の不純物を多く含
んでいるので、公知の結晶化技術を用いて良好な結晶質
シリコン膜を得ることが困難となっていた。
膜形成までを同一の成膜室にて連続形成を行い、非晶質
シリコン膜を公知の結晶化の方法により結晶化すること
で、良好な結晶質シリコン膜を得ることを課題とする。
に、本発明は、非晶質シリコン膜形成の原料ガスとし
て、水素希釈したSiH4ガス(シランガス、或いはモ
ノシランガスと呼ばれる)を用いることを特徴とする。
また、シランガスに代えてジシランガスやトリシランガ
スを用いることもできる。
一成膜室にて、下地酸化窒化シリコン膜(A)、下地酸
化窒化シリコン膜(B)及び非晶質シリコン膜の3層連
続成膜を行う。下地酸化窒化シリコン膜(A)は、窒化
シリコン膜の長所であるガラス基板からのアルカリ金属
イオン等に高いブロッキング効果を示す。一方、下地酸
化窒化シリコン膜(B)は、広いバンドギャップ、高い
絶縁性や低いトラップ準位等の酸化シリコン膜の長所を
示す。
窒化シリコン膜(B)の成膜条件を同一とし、従来のS
iH4ガスのみで非晶質シリコン膜を形成した場合(条
件1)と、本発明の水素希釈したSiH4ガスで非晶質
シリコン膜を形成した場合(条件2)とを比較する実験
を行った。それぞれの成膜条件を表1に示す。
晶質シリコン膜を結晶化するために、結晶化を助長する
触媒元素であるニッケル(Ni)を添加した。添加方法
としては、スピナーによるNi添加(Ni含有水溶液)
とプラズマ法によるNi添加をそれぞれ行った。その
後、500〜600℃、4時間ほど加熱処理を行い、そ
れぞれラマン分光分析を行った。図3は、プラズマ法に
よりNi添加を行って結晶化させた試料の結果を示す。
本発明の条件(2)に従って膜形成した試料は、図3
(B)に示したように、結晶質シリコンのシャープなピ
ーク(520cm-1付近)のみ現れ、十分に結晶化が起
こっていることが確認できる。一方、従来の条件(1)
に従って膜形成した試料は、図3(A)に示したよう
に、結晶質シリコンのシャープなピーク(520cm-1
付近)と非晶質シリコンのブロードのピーク(480c
m-1付近)の両方が現れ、結晶化が不十分であることが
読み取れる。これらの実験結果から、結晶化によって良
好な結晶質シリコン膜を得るためには、非晶質シリコン
膜形成において水素希釈したSiH4ガスを用いる本発
明が有効であることが確認できた。
りNi添加したものについては、どちらの条件で膜形成
したものでも十分な結晶化は起こらなかった。つまり、
添加方法としては、プラズマ法によるNi添加が結晶化
に有効である。従って、本発明は、非晶質シリコン膜の
結晶化を助長する元素(Fe、Ni、Co、Ru、R
h、Pd、Os、Ir、Pt、Cu、Auから選ばれた
一種または複数種)をプラズマ法により添加することが
望ましい。また、非晶質シリコン膜の結晶化を助長する
金属元素(Niなど)をターゲットとしたスパッタ法に
より添加してもよい。
析)により、条件(1)、条件(2)でそれぞれ形成し
た非晶質シリコン膜中の酸素、窒素及びフッ素元素濃度
を調べた結果を図4に示す。条件(1)、条件(2)と
もに酸素濃度は1.5×1020〜4.5×1020ato
ms/cm3の範囲内に、窒素濃度は2×1019〜4×
1019atoms/cm3の範囲内にあり、これらの元
素に関しては両条件の違いはほとんど見られなかった。
条件(1)と条件(2)で大きな違いが見られたもの
は、フッ素元素濃度である。条件(1)では、9×10
18atoms/cm3程度であるのに対し、条件(2)
では、およそ4×1017atoms/cm3と、条件
(1)に比べて一桁ほど低い値を示した。
地酸化窒化シリコン膜と別の成膜室にて形成した場合
(図示せず)と上記実験結果とを比べてみると、酸素元
素及び窒素元素は、下地酸化窒化シリコン膜と別の成膜
室にて非晶質シリコン膜を形成した方が一桁〜二桁程度
低い濃度を示した。一方、フッ素元素に関しては、下地
酸化窒化シリコン膜と非晶質シリコン膜を別々の成膜室
にて形成した場合も条件(2)に従って同一成膜室にて
形成した場合もほぼ同じくらいの濃度であった。
シリコン膜を結晶化する際、非晶質シリコン膜中の酸素
元素や窒素元素の含有量はあまり大きな問題ではなく、
結晶化に大きな影響を与えるのはフッ素元素の含有量で
あることを見出した。一般的に、シリコン系の膜を形成
するための成膜室は、ClF3やNF3等のフッ素化合物
系ガスを用いてクリーニングを行う。従って、成膜室の
内壁等にフッ素が吸着して残ってしまう。この残留フッ
素が膜中にとり込まれるのを防ぐために、膜形成前に成
膜室内をコーティングするのが一般的である。今回の実
験でも、3μm以上コーティングした状態で膜形成を行
っているが、非晶質シリコン膜形成をSiH4ガスのみ
で行ったものは非晶質シリコン膜中に取り込まれるフッ
素の量が多かった。しかし、本発明により、水素希釈し
たSiH4ガスを用いて非晶質シリコン膜を形成するこ
とで、膜中に取り込まれるフッ素の量を抑えることがで
きる。そして、その非晶質シリコン膜を結晶化すれば、
十分に結晶化したシリコン膜を得られる。従って、本発
明によれば、クリーニング後のコーティング処理時間を
短縮することが可能となり、工程時間の短縮も期待でき
る。
部をフッ素化合物系ガスによりクリーニングを行った
後、前記成膜室にて基板上に絶縁膜を形成する第1の工
程と、前記成膜室に水素で希釈したシランガスを導入
し、プラズマを発生させて前記絶縁膜上にフッ素濃度が
1×1018atoms/cm3以下である非晶質シリコ
ン膜を形成する第2の工程と、前記非晶質シリコン膜に
対して該非晶質シリコン膜の結晶化を助長する元素を添
加する第3の工程と、前記非晶質シリコン膜を加熱処理
して結晶化する第4の工程とを有し、前記第1の工程の
後、大気に触れることなく前記第2の工程が行われるこ
とを特徴とする半導体装置の作製方法である。
の後に結晶化したシリコン膜にレーザー光を照射する第
5の工程を加えてもよい。
におけるシランガス流量と水素ガス流量との比は、1:
2〜1:20であることを特徴としている。
は、非晶質シリコン膜の結晶化を助長する金属元素から
なる電極を用いてプラズマを発生させて行うことを特徴
としている。
におけるクリーニングを行った後、成膜室の内部に酸化
シリコン、窒化シリコン、酸化窒化シリコン、シリコン
から選ばれた一種または複数種からなるコーティング膜
を成膜することを特徴としている。また、前記コーティ
ング膜の膜厚は、1μm以上であることを特徴としてい
る。
コン膜の結晶化を助長する元素は、Fe、Ni、Co、
Ru、Rh、Pd、Os、Ir、Pt、Cu、Auから
選ばれた一種または複数種であることを特徴としてい
る。
する。図1は、本実施の形態を示すものである。ガラス
や石英等の基板100上に下地酸化窒化シリコン膜
(A)101a、下地酸化窒化シリコン膜(B)101
b及び非晶質シリコン膜102を同一の成膜室にて連続
形成する。図21に、本発明で用いたプラズマCVD装
置の成膜室を示した。成膜室401には、電極402、
サセプタ403があり、電極には高周波電源405が、
サセプタにはヒーター404が接続されている。また、
ガス系406と排気系407が接続されている。ガス系
は、使用するガス種414、マスフローコントローラー
(MFC)412及びバルブ413からなる。また排気
系は、ゲートバルブ408、オートプレッシャーコント
ローラー(APC)409、ターボ分子ポンプ410及
びドライポンプ411からなる。まず、サセプタ403
上に基板415を置き、SiH4ガス、N2Oガス、NH
3ガス及びH2ガスを成膜室に導入し、プラズマを発生さ
せて下地酸化窒化シリコン膜(A)101aを50nm
の厚さに形成する。成膜室内に残っているガスを全て排
気した後、SiH4ガスとN2Oガスを成膜室に導入しプ
ラズマを発生させて下地酸化窒化シリコン膜(B)10
1bを50nmの厚さに形成する。再び成膜室内に残っ
ているガスを全て排気した後、最後に、SiH4ガスと
H2ガスを成膜室に導入しプラズマを発生させて非晶質
シリコン膜102を54nmの厚さに形成する。成膜時
の成膜室内の圧力は、13〜160Pa、基板温度は3
00〜400℃の範囲が好ましい。用いる高周波電源周
波数は13.56MHz〜120MHzの範囲とする。
に示す。図2のように成膜室を複数有する装置を用いる
ことで、プラズマ法を用いてNiを添加することができ
るので、下地膜形成からNi添加までを連続処理するこ
とが可能になる。ここで図示したプラズマCVD装置
は、ロードロック室201、搬送室202、成膜室20
4a、204bからなり、ロードロック室201にセッ
トされた基板は、搬送室202に設置されている搬送ロ
ボット203によって各成膜室204a、204bに搬
送される。成膜室204aと204bにはそれぞれプラ
ズマ発生手段205a、205b、ガス導入手段206
a、206b及び排気手段207c、207dが設けら
れている。また、ロードロック室201と搬送室202
には、それぞれ排気手段207a、207bが設けられ
ている。成膜室204aでは、下地酸化窒化シリコン膜
から非晶質シリコン膜までを連続形成する。また、成膜
室204bの電極は、Niを含む材料からできており、
成膜室204b内にアルゴンガスや窒素ガス等を導入し
てプラズマを発生させることにより、成膜室204aに
て形成された膜にNiを添加することができる。ここで
添加されるNiの面内濃度は、1×1010〜1×1013
atoms/cm2であることが望ましい。Ni添加を
行った後に非晶質シリコン膜を500〜600℃にて熱
結晶化する。必要であれば、レーザーアニールを加えて
も良い。
より説明する。ここでは、同一基板上に画素部と、画素
部の周辺に設ける駆動回路のTFT(nチャネル型TF
T及びpチャネル型TFT)を同時に作製する方法につ
いて詳細に説明する。
ラミック基板等を用いることができる。また、シリコン
基板、金属基板またはステンレス基板の表面に絶縁膜を
形成したものを用いても良い。また、本実施例の処理温
度で使用可能な耐熱性を有するプラスチック基板を用い
ることも可能である。
00上に酸化シリコン膜、窒化シリコン膜または酸化窒
化シリコン膜などの絶縁膜から成る下地膜501と下地
膜501上に非晶質半導体膜502を連続形成する。本
実施例では下地膜501として2層構造を用いるが、前
記絶縁膜の単層膜または2層以上積層させた構造を用い
ても良い。下地膜501の一層目としては、SiH4、
NH3、N2O及びH2を反応ガスとして成膜される酸化
窒化シリコン膜501aを50〜100nm形成する。
次いで、下地膜501のニ層目としては、SiH4及び
N2Oを反応ガスとして成膜される酸化窒化シリコン膜
501bを100〜150nmの厚さに積層形成する。
また、非晶質半導体膜として、SiH4ガス及びH2ガス
を用いて、非晶質シリコン膜502を30〜60nmの
厚さで形成する。勿論、非晶質半導体膜の材料に限定は
なく、他にシリコンゲルマニウム合金でも良い。
502の連続形成を行う成膜室は、成膜前に、NF3ガ
スによるクリーニングを行った後、下地膜である酸化窒
化シリコン膜501a、酸化窒化シリコン膜b及び非晶
質シリコン膜の順で1μm以上、好ましくは3μm以上
のコーティングを行っている事を追記しておく。
触媒元素をプラズマ法により添加した後、500℃にて
1時間の脱水素化、続けて550℃にて4時間の熱結晶
化を行い、更に結晶化を改善するためのレーザー処理を
行って結晶質半導体膜503形成する。そして、この結
晶質半導体膜にフォトリソグラフィ法を用いたパターニ
ング処理を行い、島状半導体層504〜508を形成す
る。
nチャネル型TFTのしきい値(Vth)を制御するた
めにp型を付与する不純物元素を添加してもよい。半導
体に対してp型を付与する不純物元素としては、ボロン
(B)、アルミニウム(Al)、ガリウム(Ga)など
周期律第13族元素が知られている。
は連続発光型のエキシマレーザーやYAGレーザー、Y
VO4レーザーを用いる。これらのレーザーは、レーザ
ー発振器から放出されたレーザー光を光学系で線状に集
光し、半導体膜に照射する方法を用いる。結晶化の条件
は、実施者が適宜選択すればよい。
うゲート絶縁膜509を形成する。ゲート絶縁膜509
は、プラズマCVD法やスパッタ法で形成し、その厚さ
を40〜150nmとしてシリコンを含む絶縁膜で形成
する。勿論、このゲート絶縁膜は、シリコンを含む絶縁
膜を単層或いは積層構造として用いることができる。
マCVD法でTEOS(Tetraethyl Orthosilicate)と
O2を混合し、反応圧力40Pa、基板温度300〜4
00℃とし、高周波(13.56MHz)電力密度0.
5〜0.8W/cm2で放電させて形成することができ
る。このようにして形成される酸化シリコン膜は、形成
後400〜500℃の加熱処理によりゲート絶縁膜とし
て良好な特性を得ることができる。
〜100nmの第1の導電膜(TaN)510と、膜厚
100〜400nmの第2の導電膜(W)511とを積
層形成する。ゲート導電膜は、Ta、W、Ti、Mo、
Al、Cuから選ばれた元素、または前記元素を主成分
とする合金材料もしくは化合物材料で形成してもよい。
また、リン等の不純物元素をドーピングした多結晶シリ
コン膜に代表される半導体膜を用いてもよい。また、第
1の導電膜をタンタル(Ta)膜で形成し、第2の導電
膜をW膜とする組み合わせ、第1の導電膜を窒化タンタ
ル(TaN)膜で形成し、第2の導電膜をAl膜とする
組み合わせ、第1の導電膜を窒化タンタル(TaN)膜
で形成し、第2の導電膜をCu膜とする組み合わせとし
てもよい。
ストからなるマスク512〜517を形成し、電極及び
配線を形成するための第1のエッチング処理を行う。本
実施例ではICP(Inductively Coupled Plasma:誘導
結合型プラズマ)エッチング法を用い、エッチング用ガ
スにCF4とCl2とO2とを用い、それぞれのガス流量
比を25/25/10(sccm)とし、1Paの圧力
でコイル型の電極に500WのRF(13.56MH
z)電力を投入してプラズマを生成してエッチングを行
う。基板側(試料ステージ)にも150WのRF(1
3.56MHz)電力を投入し、実質的に負の自己バイ
アス電圧を印加する。この第1のエッチング条件により
W膜をエッチングして第1の導電層の端部をテーパー形
状とする。
517を除去せずに第2のエッチング条件に変え、エッ
チング用ガスにCF4とCl2とを用い、それぞれのガス
流量比を30/30(sccm)とし、1Paの圧力で
コイル型の電極に500WのRF(13.56MHz)
電力を投入してプラズマを生成して約30秒程度のエッ
チングを行う。基板側(試料ステージ)にも20WのR
F(13.56MHz)電力を投入し、実質的に負の自
己バイアス電圧を印加する。CF4とCl2を混合した第
2のエッチング条件ではW膜及びTaN膜とも同程度に
エッチングされる。なお、ゲート絶縁膜上に残渣を残す
ことなくエッチングするためには、10〜20%程度の
割合でエッチング時間を増加させると良い。
からなるマスクの形状を適したものとすることにより、
基板側に印加するバイアス電圧の効果により第1の導電
層及び第2の導電層の端部がテーパー形状となる。この
テーパー部の角度は15〜45°となる。こうして、第
1のエッチング処理により第1の導電層と第2の導電層
から成る第1の形状の導電層519〜524(第1の導
電層519a〜524aと第2の導電層519b〜52
4b)を形成する。518はゲート絶縁膜であり、第1
の形状の導電層519〜524で覆われない領域は20
〜50nm程度エッチングされ薄くなった領域が形成さ
れる。
ずに第1のドーピング処理を行い、半導体層にn型を付
与する不純物元素を添加する(図6(B))。ドーピン
グ処理はイオンドープ法、もしくはイオン注入法で行え
ば良い。イオンドープ法の条件はドーズ量を1×1013
〜5×1015atoms/cm2とし、加速電圧を60
〜100keVとして行う。n型を付与する不純物元素
として15族に属する元素、典型的にはリン(P)また
は砒素(As)を用いる。この場合、導電層519〜5
24がn型を付与する不純物元素に対するマスクとな
り、自己整合的に第1の不純物領域527〜531が形
成される。第1の不純物領域527〜531には1×1
020〜1×1021atoms/cm3の濃度範囲でn型
を付与する不純物元素を添加する。
に図6(C)に示すように第2のエッチング処理を行
う。エッチング用ガスにCF4とCl2とO2とを用い、
それぞれのガス流量比を25/25/10(sccm)
とし、1Paの圧力でコイル型の電極に500WのRF
(13.56MHz)電力を投入してプラズマを生成し
てエッチングを行う。基板側(試料ステージ)には20
WのRF(13.56MHz)電力を投入し、第1のエ
ッチング処理に比べ低い自己バイアス電圧を印加する。
この第3のエッチング条件によりW膜をエッチングす
る。こうして、上記第3のエッチング条件によりW膜を
異方性エッチングして第2の形状の導電層531〜53
6を形成する。
合ガスによるエッチング反応は、生成されるラジカルま
たはイオン種と反応生成物の蒸気圧から推測することが
できる。WとTaNのフッ化物と塩化物の蒸気圧を比較
すると、Wのフッ化物であるWF6が極端に高く、その
他のWCl5、TaF5、TaCl5は同程度である。従
って、CF4とCl2の混合ガスではW膜及びTaN膜共
にエッチングされる。しかし、この混合ガスに適量のO
2を添加するとCF4とO2が反応してCOとFになり、
FラジカルまたはFイオンが多量に発生する。その結
果、フッ化物の蒸気圧が高いW膜のエッチング速度が増
大する。一方、TaNはFが増大しても相対的にエッチ
ング速度の増加は少ない。また、TaNはWに比較して
酸化されやすいので、O2を添加することでTaNの表
面が多少酸化される。TaNの酸化物はフッ素や塩素と
反応しないため、さらにTaN膜のエッチング速度は低
下する。従って、W膜とTaN膜とのエッチング速度に
差を作ることが可能となりW膜のエッチング速度をTa
N膜よりも大きくすることが可能となる。
ずに図6(C)に示すように第2のドーピング処理を行
う。この場合、第1のドーピング処理よりもドーズ量を
下げて高い加速電圧の条件としてn型を付与する不純物
元素をドーピングする。例えば、加速電圧を70〜12
0keV、本実施例では90keVの加速電圧とし、
3.5×1012atoms/cm2のドーズ量で行い、
図6(B)で形成された第1の不純物領域より内側の半
導体層に新たな不純物領域を形成する。ドーピングは、
第2の形状の導電層531〜535を不純物元素に対す
るマスクとして用い、第2の導電層531a〜535a
の下部における半導体層にも不純物元素が添加されるよ
うにドーピングする。
aと重なる第2の不純物領域537〜541と、第1の
不純物領域527〜531とを形成する。n型を付与す
る不純物元素は、第2の不純物領域で1×1017〜1×
1019atoms/cm3の濃度となるようにする。
ずに図7(A)に示すようにゲート絶縁膜のエッチング
を行う。ゲート絶縁膜エッチング中に第2の導電層53
1a〜536aも同時にエッチングされ、第3の形状の
導電層542〜547が形成される。これにより、第2
の不純物領域を、第2の導電層542a〜546aと重
なる領域537b〜541bと重ならない領域537a
〜541aに区別することができる。
た後、新たにレジストからなるマスク553〜555を
形成して図7(B)に示すように、第3のドーピング処
理を行う。この第3のドーピング処理により、pチャネ
ル型TFTの活性層となる半導体層に前記一導電型とは
逆の導電型を付与する不純物元素が添加された第4の不
純物領域556〜561を形成する。第3の形状の導電
層543、546を不純物元素に対するマスクとして用
い、p型を付与する不純物元素を添加して自己整合的に
第4の不純物領域を形成する。本実施例では、不純物領
域556〜561はジボラン(B2H6)を用いたイオン
ドープ法で形成する。この第3のドーピング処理の際に
は、nチャネル型TFTを形成する半導体層はレジスト
からなるマスク553〜555で覆われている。第1の
ドーピング処理及び第2のドーピング処理によって、不
純物領域556〜561にはそれぞれ異なる濃度でリン
が添加されているが、そのいずれの領域においてもp型
を付与する不純物元素の濃度を2×1020〜2×1021
atoms/cm3となるようにドーピング処理するこ
とにより、pチャネル型TFTのソース領域及びドレイ
ン領域として機能するために何ら問題は生じない。
純物領域が形成される。半導体層と重なる第3の形状の
導電層542〜546がゲート電極として機能する。ま
た、547はソース配線、546は保持容量を形成する
ための第2の電極として機能する。
555を除去し、全面を覆う第1の層間絶縁膜562を
形成する。この第1の層間絶縁膜562としては、プラ
ズマCVD法またはスパッタ法を用い、厚さを100〜
200nmとしてシリコンを含む絶縁膜で形成する。本
実施例では、プラズマCVD法により膜厚150nmの
酸化窒化シリコン膜を形成する。勿論、第1の層間絶縁
膜562は酸化窒化シリコン膜に限定されるものでな
く、他のシリコンを含む絶縁膜を単層または積層構造と
して用いても良い。
れの半導体層に添加された不純物元素を活性化処理する
工程を行う。この活性化工程はファーネスアニール炉を
用いて加熱処理を行う。加熱処理における雰囲気は、酸
素濃度が1ppm以下、好ましくは0.1ppm以下の
窒素雰囲気中で400〜700℃、代表的には500〜
550℃で行えばよい。なお、このような加熱処理の他
に、レーザーアニール法、またはラピッドサーマルアニ
ール法(RTA法)を適用することができる。
時に、結晶化の際に触媒として使用したニッケルが高濃
度のリンを含む不純物領域548、550、551、5
56、559にゲッタリングされ、主にチャネル形成領
域となる半導体層中のニッケル濃度が低減される。この
ようにして作製したチャネル形成領域を有するTFTは
オフ電流値が下がり、結晶性が良いことから高い電界効
果移動度が得られ、良好な特性を達成することができ
る。
前に活性化処理を行っても良い。ただし、542〜54
7に用いた配線材料が熱に弱い場合には、本実施例のよ
うに配線等を保護するため層間絶縁膜(シリコンを主成
分とする絶縁膜、例えば窒化シリコン膜)を形成した後
で活性化処理を行うことが好ましい。
中で、300〜550℃で1〜12時間の熱処理を行
い、半導体層を水素化する工程を行う。この工程は熱的
に励起された水素により半導体層のダングリングボンド
を終端する工程である。水素化の他の手段として、プラ
ズマ水素化(プラズマにより励起された水素を用いる)
を行っても良い。
法を用いる場合には、上記水素化を行った後、エキシマ
レーザーやYAGレーザー等のレーザー光を照射するこ
とが望ましい。
絶縁物材料から成る第2の層間絶縁膜563を形成す
る。次いで、ソース配線547に達するコンタクトホー
ルと各不純物領域548、550、551、556、5
59に達するコンタクトホールを形成するためのパター
ニングを行う。
不純物領域または第4の不純物領域とそれぞれ電気的に
接続する配線564〜569を形成する。なお、これら
の配線は、膜厚50nmのTi膜と、膜厚500nmの
合金膜(AlとTiとの合金膜)との積層膜をパターニ
ングして形成する。
572、ゲート導電膜571、接続電極570を形成す
る(図8(B))。この接続電極570によりソース配
線547は、画素TFT704と電気的な接続が形成さ
れる。また、ゲート導電膜571は、第1の電極(第3
の形状の導電層545)と電気的な接続が形成される。
また、画素電極572は、画素TFTのドレイン領域と
電気的な接続が形成され、さらに保持容量を形成する一
方の電極として機能する半導体層と電気的な接続が形成
される。また、画素電極572としては、AlまたはA
gを主成分とする膜、またはそれらの積層膜等、反射性
の優れた材料を用いることが望ましい。
1、pチャネル型TFT702、nチャネル型TFT7
03を有する駆動回路706と、画素TFT704、保
持容量705とを有する画素部707を同一基板上に形
成することができる。本明細書中ではこのような基板を
便宜上アクティブマトリクス基板と呼ぶ。
1はチャネル形成領域573、ゲート電極を形成する第
3の形状の導電層542と重なる第3の不純物領域53
7b(GOLD領域)、ゲート電極の外側に形成される
第2の不純物領域537a(LDD領域)とソース領域
またはドレイン領域として機能する第1の不純物領域5
48を有している。pチャネル型TFT702にはチャ
ネル形成領域574、ゲート電極を形成する第3の形状
の導電層543と重なる第4の不純物領域558、ゲー
ト電極の外側に形成される第4の不純物領域557、ソ
ース領域またはドレイン領域として機能する第4の不純
物領域556を有している。nチャネル型TFT703
にはチャネル形成領域575、ゲート電極を形成する第
3の形状の導電層544と重なる第3の不純物領域53
9b(GOLD領域)、ゲート電極の外側に形成される
第2の不純物領域539a(LDD領域)とソース領域
またはドレイン領域として機能する第1の不純物領域5
50を有している。
成領域576、ゲート電極を形成する第3の形状の導電
層545と重なる第3の不純物領域540b(GOLD
領域)、ゲート電極の外側に形成される第2の不純物領
域540a(LDD領域)とソース領域またはドレイン
領域として機能する第1の不純物領域551を有してい
る。また、保持容量705の一方の電極として機能する
半導体層559〜561には第4の不純物領域と同じ濃
度で、それぞれp型を付与する不純物元素が添加されて
いる。保持容量705は、絶縁膜(ゲート絶縁膜と同一
膜)を誘電体として、第2の電極546と、半導体層5
59〜561とで形成している。
基板の画素部の上面図を図9に示す。なお、図5〜図9
に対応する部分には同じ符号を用いている。図9中の鎖
線A−A’は図8中の鎖線A―A’で切断した断面図に
対応している。また、図9中の鎖線B−B’は図8中の
鎖線B―B’で切断した断面図に対応している。
アクティブマトリクス基板は、一部がゲート電極の機能
を果たす第1の電極545とゲート導電膜571とを異
なる層に形成し、ゲート導電膜571で半導体層を遮光
することを特徴としている。
トリクスを用いることなく、画素電極間の隙間が遮光さ
れるように、画素電極の端部をソース配線と重なるよう
に配置形成する。
方法、例えばサンドブラスト法やエッチング法等により
凹凸化させて、鏡面反射を防ぎ、反射光を散乱させるこ
とによって白色度を増加させることが望ましい。
積を有する画素電極を配置でき、開口率を向上させるこ
とができる。
ティブマトリクス基板の作製に必要なフォトマスクの数
を5枚(半導体層パターンマスク、第1配線パターンマ
スク(第1の電極545、第2の電極546、ソース配
線547を含む)、p型TFTのソース領域及びドレイ
ン領域形成のパターンマスク、コンタクトホール形成の
パターンマスク、第2配線パターンマスク(画素電極5
72、接続電極570、ゲート導電膜571を含む))
とすることができる。その結果、工程を短縮し、製造コ
ストの低減及び歩留まりの向上に寄与することができ
る。
アクティブマトリクス基板の断面図を示す。第2の層間
膜形成までは、上記の反射型のものと同じである。画素
部710の第2の層間膜上に透明導電膜を形成する。そ
して、透明導電膜層580を形成するためにパターニン
グを行う。透明導電膜としては酸化インジウムと酸化ス
ズとの化合物や酸化インジウムと酸化亜鉛との化合物を
用いることができる。
純物領域又は第4の不純物領域とそれぞれで電気的に接
続する配線564〜569を形成する。なお、これらの
配線は、膜厚50nmのTi膜と、膜厚500nmの合
金(AlとTiとの合金膜)との積層膜をパターニング
して形成する。また、画素部710においては、画素電
極581、582、ゲート導電膜571、接続電極57
0を形成する。このようにして、画素TFT708と保
持容量709からなる画素部710が形成される。以上
のように、マスク枚数を1枚増やして透過型の液晶表示
装置に適したアクティブマトリクス基板を作製すること
ができる。
したアクティブマトリクス基板から、アクティブマトリ
クス型液晶表示装置を作製する工程を以下に説明する。
説明には図11を用いる。
のアクティブマトリクス基板を作製した後、図8(B)
のアクティブマトリクス基板上に配向膜601を形成し
ラビング処理を行う。なお、本実施例では配向膜601
を形成する前に、アクリル樹脂膜等の有機樹脂膜をパタ
ーニングすることによって基板間隔を保持するための柱
状のスペーサ606を所望の位置に形成する。また、柱
状のスペーサに代えて、球状のスペーサを基板全面に散
布してもよい。
4、605、平坦化膜607を形成する。赤色の着色層
604と青色の着色層605とを一部重ねて、第2遮光
部を形成する。なお、図11では図示しないが、赤色の
着色層と緑色の着色層とを一部重ねて、第1遮光部を形
成する。
し、対向基板の全面に配向膜608を形成し、ラビング
処理を施した。
クティブマトリクス基板と対向基板とをシール剤602
で貼り合わせる。シール剤602にはフィラーが混入さ
れていて、このフィラーと柱状スペーサ606によって
均一な間隔を持って2枚の基板が貼り合わせられる。そ
の後、両基板の間に液晶材料を注入し、封止剤(図示せ
ず)によって完全に封止する。液晶材料には公知の液晶
材料を用いれば良い。このようにして図11に示すアク
ティブマトリクス型液晶表示装置が完成する。
ている。従って、実施例1の画素部の上面図を示す図9
では、少なくともゲート配線571と画素電極572、
579の間隙と、ゲート配線571と接続電極570の
間隙と、接続電極570と画素電極572の間隙を遮光
する必要がある。本実施例では、それらの遮光すべき位
置に第1遮光部と第2遮光部が重なるように対向基板を
貼り合わせた。
部と、画素部の周辺に駆動回路を形成するTFT(nチ
ャネル型TFT及びpチャネル型TFT)を同時に作製
する方法について図12〜14を用いて説明する。
ング社の#7059ガラスや#1737ガラスなどに代
表されるバリウムホウケイ酸ガラス、またはアルミノホ
ウケイ酸ガラスなどのガラスからなる基板1201上
に、好適には、モリブデン(Mo)、タングステン
(W)、タンタル(Ta)から選ばれた一種または複数
種を成分とする導電膜からゲート電極1202〜120
4、ソース配線1206、1207、画素部の保持容量
を形成するための容量配線1205を形成する。例え
ば、低抵抗化と耐熱性の観点からはMoとWの合金は適
している。また、アルミニウムを用い、表面を酸化処理
してゲート電極を形成しても良い。
ト電極は、その厚さを200〜400nm、好ましくは
250nmの厚さで形成し、その上層に形成する被膜の
被覆性(ステップカバレージ)を向上させるために、端
部をテーパー形状となるように形成する。テーパー部の
角度は5〜30°、好ましくは15〜25°で形成す
る。テーパー部はドライエッチング法で形成され、エッ
チングガスと基板側に印加するバイアス電圧により、そ
の角度を制御する。
ト電極1202〜1204、ソース配線1206、12
07、画素部の保持容量を形成するための容量配線12
05を覆う第1の絶縁層1208と第1の絶縁層120
8上に非晶質半導体膜1209を連続形成する。本実施
例では第1の絶縁層1208として2層構造を用いる
が、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜或いは酸化窒化シ
リコン膜の単層膜または2層以上積層させた構造を用い
ても良い。第1の絶縁層1208の一層目としては、S
iH4、NH3、N2O及びH2を反応ガスとして成膜され
る酸化窒化シリコン膜1208aを50〜100nm形
成する。次いで、第1の絶縁層1208のニ層目として
は、SiH4及びN2Oを反応ガスとして成膜される酸化
窒化シリコン膜1208bを100〜150nmの厚さ
に積層形成する。また、非晶質半導体膜1209は、3
0〜60nmの厚さで形成する。非晶質半導体膜の材料
に限定はないが、好ましくはシリコンまたはシリコンゲ
ルマニウム合金等で形成すると良い。本実施例では、S
iH4ガス及びH2ガスを用いて、非晶質シリコン膜12
09を形成する。
502の連続形成を行う成膜室は、成膜前に、NF3ガ
スによるクリーニングを行った後、下地膜である酸化窒
化シリコン膜501a、酸化窒化シリコン膜501b及
び非晶質シリコン膜の順で1μm以上、好ましくは3μ
m以上のコーティングを行っている事を追記しておく。
体層を形成して、ゲート絶縁膜として用いるものである
が、基板1201からアルカリ金属などの不純物が半導
体層に拡散するのを防ぐブロッキング層としての機能も
有している。
結晶化技術により結晶化する。結晶質半導体膜を得る方
法は、実施例1を参考にすれば良い。
マスクを用いて所定のパターンに形成する。図12
(C)は島状に形成された半導体層1210〜1213
を示す。半導体層1210〜1212は、ゲート電極1
202、1204と一部が重なるように形成する。
上に酸化シリコンまたは窒化シリコンから成る絶縁膜を
100〜200nmの厚さに形成する。図12(D)
は、ゲート電極をマスクとする裏面からの露光プロセス
により、自己整合的にチャネル保護膜とする第3の絶縁
層1214〜1218を島状半導体層1210〜121
2上に形成する。
を形成するための第1のドーピング工程を行う。ドーピ
ングの方法はイオンドープ法若しくはイオン注入法で行
えば良い。n型の不純物(ドナー)としてリン(P)を
添加し、第3の絶縁層1215〜1218をマスクとし
て形成される第1の不純物領域1219〜1222を形
成する。この領域のドナー濃度は1×1016〜2×10
17/cm3の濃度とする。
FTのソース領域及びドレイン領域を形成する工程であ
り、図13(A)で示すように第3のフォトマスクを用
いて、レジストによるマスク1223〜1225を形成
する。マスク1224、1225は、nチャネル型TF
TのLDD領域を覆って形成され、第2の不純物領域1
226〜1228には、1×1020〜1×1021/cm
3の濃度範囲でドナー不純物を添加する。
スク1223〜1225が形成された状態でフッ酸によ
るエッチング処理を行い、第3の絶縁層1214、12
18を除去しておくと好ましい。
イン領域は、図13(B)に示すように第3のドーピン
グ処理により行い、イオンドープ法やイオン注入法でp
型の不純物(アクセプタ)を添加して第3の不純物領域
1230、1231を形成する。この領域のp型の不純
物濃度は2×1020〜2×1021/cm3となるように
する。この工程において、半導体層1213にもp型の
不純物を添加しておく。
層上に第2の絶縁層を形成する。好適には、第2の絶縁
層を複数の絶縁膜で形成する。半導体層上に形成する第
2の絶縁層の第1層目1232は水素を含有する窒化シ
リコン膜または窒化酸化シリコン膜から成る無機絶縁物
で50〜200nmの厚さに形成する。その後、それぞ
れの半導体層に添加された不純物を活性化する工程を行
う。この工程はファーネスアニール炉を用いて加熱処理
により行う。その他に、レーザーアニール法、またはラ
ピッドサーマルアニール法(RTA法)を適用すること
ができる。加熱処理をする場合は窒素雰囲気中で400
〜600℃、代表的には450〜500℃で、1〜4時
間の熱処理を行う。
同時に第2の絶縁層の第1層目1232の窒化シリコン
膜または窒化酸化シリコン膜の水素が放出され、半導体
層の水素化を行うことができる。この工程は水素により
半導体層のダングリングボンドを終端する工程である。
水素化をより効率よく行う手段として、第2の絶縁層の
第1層1232を形成する前にプラズマ水素化(プラズ
マにより励起された水素を用いる)を行っても良い。
目1233は、ポリイミド、アクリルなどの有機絶縁物
材料で形成し表面を平坦化する。勿論、プラズマCVD
法でTEOS(Tetraethyl Ortho silicate)を用いて
形成される酸化シリコン膜を適用しても良いが、平坦性
を高める観点からは前記有機物材料を用いることが望ま
しい。
タクトホールを形成する。そして、第6のフォトマスク
を用いてアルミニウム(Al)、チタン(Ti)、タン
タル(Ta)などを用いて、駆動回路1305において
接続電極1234及びソースまたはドレイン配線123
5〜1237を形成する。また、画素部1306におい
て、画素電極1240、ゲート配線1239、接続電極
1238を形成する。
FT1301とnチャネル型TFT1302を有する駆
動回路1305と、画素TFT1303と保持容量13
04を有する画素部1306が形成される。駆動回路1
305のpチャネル型TFT1301には、チャネル形
成領域1307、第3の不純物領域から成るソースまた
はドレイン領域1308が形成されている。nチャネル
型TFT1302には、チャネル形成領域1309、第
1の不純物領域から成るLDD領域1310、第2の不
純物領域から成るソースまたはドレイン領域1311が
形成されている。画素部1306の画素TFT1303
は、マルチゲート構造であり、チャネル形成領域131
2、LDD領域1313、ソースまたはドレイン領域1
314、1316が形成される。LDD領域の間に位置
する第2の不純物領域1315は、オフ電流を低減する
ために有用である。保持容量1304は、容量配線12
05と半導体層1213とその間に形成される第1の絶
縁層とから形成されている。
38によりソース配線1207は、画素TFT1303
のソースまたはドレイン領域1314と電気的な接続が
形成される。また、ゲート配線1239は、第1の電極
と電気的な接続が形成される。また、画素電極1240
は、画素TFT1303のソースまたはドレイン領域1
316及び保持容量1304の半導体層1213と接続
している。
ト配線1239のコンタクト部を説明する図である。ゲ
ート電極1204は隣接する画素の保持容量の一方の電
極を兼ね、画素電極1245と接続する半導体層124
4と重なる部分で容量を形成している。また、図14
(C)はソース配線1207と画素電極1240及び隣
接する画素電極1246との配置関係を示し、画素電極
の端部をソース配線1207上に設け、重なり部を形成
することにより、迷光を遮り遮光性を高めている。尚、
本明細書中ではこのような基板を便宜上アクティブマト
リクス基板と呼ぶ。
の一つは、nチャネル型TFTにおいてゲート電極とオ
ーバーラップするLDD領域を裏面露光のプロセスによ
り自己整合的に形成できることにあり、ゲート絶縁膜と
半導体層を連続形成できる特徴と相まってTFTの特性
ばらつきを小さくすることができる。
表示装置に適したのものであるが、実施例1と同様に、
透明導電膜を用いることで、透過型の液晶表示装置に適
した画素構造を持つものも作製できる。
で作製したアクティブマトリクス基板で、EL表示装置
を作製する例について説明する。図15(A)はそのE
L表示パネルの上面図を示す。図15(A)において、
10は基板、11は画素部、12はソース側駆動回路、
13はゲート側駆動回路であり、それぞれの駆動回路は
配線14〜16を経てFPC17に至り、外部機器へと
接続される。
図を図15(B)に示す。このとき少なくとも画素部の
上方、好ましくは駆動回路及び画素部の上方に対向板8
0を設ける。対向板80はシール材19でTFTとEL
材料を用いた自発光層が形成されているアクティブマト
リクス基板と貼り合わされている。シール剤19にはフ
ィラー(図示せず)が混入されていて、このフィラーに
よりほぼ均一な間隔を持って2枚の基板が貼り合わせら
れている。さらに、シール材19の外側とFPC17の
上面及び周辺は封止剤81で密封する構造とする。封止
剤81はシリコーン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹
脂、ブチルゴムなどの材料を用いる。
ブマトリクス基板10と対向基板80とが貼り合わされ
ると、その間には空間が形成される。その空間には充填
剤83が充填される。この充填剤83は対向板80を接
着する効果も合わせ持つ。充填剤83はPVC(ポリビ
ニルクロライド)、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ま
たはEVA(エチレンビニルアセテート)などを用いる
ことができる。また、自発光層は水分をはじめ湿気に弱
く劣化しやすいので、この充填剤83の内部に酸化バリ
ウムなどの乾燥剤を混入させておくと吸湿効果を保持で
きるので望ましい。また、自発光層上に窒化シリコン膜
や酸化窒化シリコン膜などで形成するパッシベーション
膜82を形成し、充填剤83に含まれるアルカリ元素な
どによる腐蝕を防ぐ構造としている。
地膜21の上に駆動回路用TFT22(但し、ここでは
nチャネル型TFTとpチャネル型TFTを組み合わせ
たCMOS回路を図示している。)及び画素部用TFT
23(但し、ここではEL素子への電流を制御するTF
Tだけ図示している。)が形成されている。
リクス基板からEL表示装置を作製するには、ソース配
線、ドレイン配線上に樹脂材料からなる層間絶縁膜(平
坦化膜)26を形成し、その上に画素部用TFT23の
ドレインと電気的に接続する透明導電膜でなる画素電極
27を形成する。透明導電膜には酸化インジウムと酸化
スズとの化合物(ITOと呼ばれる)または酸化インジ
ウムと酸化亜鉛との化合物を用いることができる。そし
て、画素電極27を形成したら、絶縁膜28を形成し、
画素電極27上に開口部を形成する。
29は公知のEL材料(正孔注入層、正孔輸送層、発光
層、電子輸送層または電子注入層)を自由に組み合わせ
て積層構造または単層構造とすれば良い。どのような構
造とするかは公知の技術を用いれば良い。また、EL材
料には低分子系材料と高分子系(ポリマー系)材料があ
る。低分子系材料を用いる場合は蒸着法を用いるが、高
分子系材料を用いる場合には、スピンコート法、印刷法
またはインクジェット法等の簡易な方法を用いることが
可能である。
法、またはインクジェット法、ディスペンサー法などで
形成する。いずれにしても、画素毎に波長の異なる発光
が可能な発光層(赤色発光層、緑色発光層及び青色発光
層)を形成することで、カラー表示が可能となる。その
他にも、色変換層(CCM)とカラーフィルターを組み
合わせた方式、白色発光層とカラーフィルターを組み合
わせた方式があるがいずれの方法を用いても良い。勿
論、単色発光のEL表示装置とすることもできる。
30を形成する。陰極30と自発光層29の界面に存在
する水分や酸素は極力排除しておくことが望ましい。従
って、真空中で自発光層29と陰極30を連続して形成
するか、自発光層29を不活性雰囲気で形成し、大気解
放しないで真空中で陰極30を形成するといった工夫が
必要である。本実施例ではマルチチャンバー方式(クラ
スターツール方式)の成膜装置を用いることで上述のよ
うな成膜を可能とする。
おいて配線16に接続される。配線16は陰極30に所
定の電圧を与えるための電源供給線であり、異方性導電
性ペースト材料32を介してFPC17に接続される。
FPC17上にはさらに樹脂層81が形成され、この部
分の接着強度を高めている。
線16とを電気的に接続するために、層間絶縁膜26及
び絶縁膜28にコンタクトホールを形成する必要があ
る。これらは層間絶縁膜26のエッチング時(画素電極
用コンタクトホールの形成時)や絶縁膜28のエッチン
グ時(自発光層形成前の開口部の形成時)に形成してお
けば良い。また、絶縁膜28をエッチングする際に、層
間絶縁膜26まで一括でエッチングしても良い。この場
合、層間絶縁膜26と絶縁膜28が同じ樹脂材料であれ
ば、コンタクトホールの形状を良好なものとすることが
できる。
との間を隙間(但し封止剤81で塞がれている。)を通
ってFPC17に電気的に接続される。なお、ここでは
配線16について説明したが、他の配線14、15も同
様にしてシーリング材18の下を通ってFPC17に電
気的に接続される。
16に、上面構造を図17に示す。図16(A)におい
て、基板2401上に設けられたスイッチング用TFT
2402は実施例1の図8(B)の画素TFT704と
同じ構造で形成する。本実施例ではダブルゲート構造と
しているがトリプルゲート構造やそれ以上のゲート本数
を持つマルチゲート構造でも良い。
イン側にのみゲート電極とオーバーラップするLDDが
設けられた構造であり、ゲートとドレイン間の寄生容量
や直列抵抗を低減させて電流駆動能力を高める構造とな
っている。また、電流制御用TFTはEL素子を流れる
電流量を制御するための素子であるため、多くの電流が
流れ、熱による劣化やホットキャリアによる劣化の危険
性が高い素子でもある。そのため、電流制御用TFTに
ゲート電極と一部が重なるLDD領域を設けることでT
FTの劣化を防ぎ、動作の安定性を高めることができ
る。このとき、スイッチング用TFT2402のドレイ
ン線35は配線36によって電流制御用TFTのゲート
電極37に電気的に接続されている。また、38で示さ
れる配線は、スイッチング用TFT2402のゲート電
極39a、39bを電気的に接続するゲート線である。
シングルゲート構造で図示しているが、複数のTFTを
直列につなげたマルチゲート構造としても良い。さら
に、複数のTFTを並列につなげて実質的にチャネル形
成領域を複数に分割し、熱の放射を高い効率で行えるよ
うにした構造としても良い。このような構造は熱による
劣化対策として有効である。
FT2403のゲート電極37となる配線は2404で
示される領域で、電流制御用TFT2403のドレイン
線40と絶縁膜を介して重なる。このとき、2404で
示される領域ではコンデンサが形成される。このコンデ
ンサ2404は電流制御用TFT2403のゲートにか
かる電圧を保持するためのコンデンサとして機能する。
なお、ドレイン線40は電流供給線(電源線)2501
に接続され、常に一定の電圧が加えられている。
御用TFT2403の上には第1パッシベーション膜4
1が設けられ、その上に樹脂絶縁膜でなる平坦化膜42
が形成される。平坦化膜42を用いてTFTによる段差
を平坦化することは非常に重要である。後に形成される
自発光層は非常に薄いため、段差が存在することによっ
て発光不良を起こす場合がある。
(EL素子の陰極)であり、電流制御用TFT2403
のドレインに電気的に接続される。画素電極43として
はアルミニウム合金膜、銅合金膜または銀合金膜など低
抵抗な導電膜またはそれらの積層膜を用いることが好ま
しい。勿論、他の導電膜との積層構造としても良い。ま
た、絶縁膜(好ましくは樹脂)で形成されたバンク44
a、44bにより形成された溝(画素に相当する)の中に
発光層が形成される。なお、ここでは一画素しか図示し
ていないが、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色に対
応した発光層を作り分けても良い。発光層とする有機E
L材料としては、ポリパラフェニレンビニレン(PP
V)系、ポリビニルカルバゾール(PVK)系、ポリフ
ルオレン系などのπ共役ポリマー系材料を用いる。
(ポリチオフェン)またはPAni(ポリアニリン)で
なる正孔注入層46を設けた積層構造の自発光層として
いる。そして、正孔注入層46の上には透明導電膜でな
る陽極47が設けられる。本実施例の場合、発光層45
で生成された光は上面側に向かって(TFTの上方に向
かって)放射されるため、陽極は透光性でなければなら
ない。透明導電膜としては酸化インジウムと酸化スズと
の化合物や酸化インジウムと酸化亜鉛との化合物を用い
ることができるが、耐熱性の低い発光層や正孔注入層を
形成した後で形成するため、可能な限り低温で成膜でき
るものが好ましい。
た例を示す。電流制御用TFT2601は図8のpチャ
ネル型TFT702と同じ構造で形成する。作製プロセ
スは実施例1を参照すれば良い。本実施例では、画素電
極(陽極)50として透明導電膜を用いる。
が形成された後、溶液塗布によりポリビニルカルバゾー
ルでなる発光層52が形成される。その上にはカリウム
アセチルアセトネート(acacKと表記される)でな
る電子注入層53、アルミニウム合金でなる陰極54が
形成される。この場合、陰極54がパッシベーション膜
としても機能する。こうしてEL素子2602が形成さ
れる。本実施例の場合、発光層53で発生した光は、矢
印で示されるようにTFTが形成された基板の方に向か
って放射される。本実施例のような構造とする場合、電
流制御用TFT2601はpチャネル型TFTで形成す
ることが好ましい。
TFTは様々な電気光学装置(代表的にはアクティブマ
トリクス型液晶ディスプレイ等)に用いることができ
る。即ち、それら電気光学装置や半導体回路を部品とし
て組み込んだ電子機器全てに本発明を実施できる。
ラ、デジタルカメラ、プロジェクター(リア型またはフ
ロント型)、ヘッドマウントディスプレイ(ゴーグル型
ディスプレイ)、カーナビゲーション、カーステレオ、
パーソナルコンピュータ、携帯情報端末機器(モバイル
コンピュータ、携帯電話または電子書籍等)などが挙げ
られる。それらの一例を図18、図19及び図20に示
す。
あり、本体1801、画像入力部1802、表示部18
03、キーボード1804等を含む。本発明を画像入力
部1802、表示部1803やその他の駆動回路に適用
することができる。
1805、表示部1806、音声入力部1807、操作
スイッチ1808、バッテリー1809、受像部181
0等を含む。本発明を表示部1806やその他の駆動回
路に適用することができる。
ービルコンピュータ)であり、本体1811、カメラ部
1812、受像部1813、操作スイッチ1814、表
示部1815等を含む。本発明は表示部1815やその
他の駆動回路に適用できる。
あり、本体1816、表示部1817、アーム部181
8等を含む。本発明は表示部1817やその他の駆動回
路に適用することができる。
媒体(以下、記録媒体と呼ぶ)を用いるプレーヤーであ
り、本体1819、表示部1820、スピーカ部182
1、記録媒体1822、操作スイッチ1823等を含
む。なお、このプレーヤーは記録媒体としてDVD(Di
gital Versatile Disc)、CD等を用い、音楽鑑賞や
映画鑑賞やゲームやインターネットを行うことができ
る。本発明は表示部1820やその他の駆動回路に適用
することができる。
体1824、表示部1825、接眼部1826、操作ス
イッチ1827、受像部(図示しない)等を含む。本発
明を表示部1825やその他の駆動回路に適用すること
ができる。
であり、投射装置1901、スクリーン1902等を含
む。本発明は投射装置1901の一部を構成する液晶表
示装置1914やその他の駆動回路に適用することがで
きる。
り、本体1903、投射装置1904、ミラー190
5、スクリーン1906等を含む。本発明は投射装置1
904の一部を構成する液晶表示装置1914やその他
の駆動回路に適用することができる。
図19(B)中における投射装置1901、1904の
構造の一例を示した図である。投射装置1901、19
04は、光源光学系1907、ミラー1908、191
0〜1912、ダイクロイックミラー1909、プリズ
ム1913、液晶表示装置1914、位相差板191
5、投射光学系1916で構成される。投射光学系19
16は、投射レンズを含む光学系で構成される。本実施
例は三板式の例を示したが、特に限定されず、例えば単
板式であってもよい。また、図19(C)中において矢
印で示した光路に実施者が適宜、光学レンズや、偏光機
能を有するフィルムや、位相差を調節するためのフィル
ム、IRフィルム等の光学系を設けてもよい。
おける光源光学系1907の構造の一例を示した図であ
る。本実施例では、光源光学系1907は、リフレクタ
ー1918、光源1919、レンズアレイ1920、1
921、偏光変換素子1922、集光レンズ1923で
構成される。なお、図19(D)に示した光源光学系は
一例であって特に限定されない。例えば、光源光学系に
実施者が適宜、光学レンズや、偏光機能を有するフィル
ムや、位相差を調節するフィルム、IRフィルム等の光
学系を設けてもよい。
おいては、透過型の電気光学装置を用いた場合を示して
おり、反射型の電気光学装置の適用例は図示していな
い。
ネル2001、操作用パネル2002、接続部200
3、センサー内蔵ディスプレイ2004、音声出力部2
005、操作キー2006、電源スイッチ2007、音
声入力部2008、アンテナ2009等を含む。本発明
をセンサー内蔵ディスプレイ2004、音声出力部20
05、音声入力部2008やその他の駆動回路に適用す
ることができる。
り、本体2011、表示部2012、記憶媒体201
3、操作スイッチ2014、アンテナ2015等を含
む。本発明は表示部2012、記憶媒体2013やその
他の駆動回路に適用することができる。
2016、支持台2017、表示部2018等を含む。
本発明は表示部2018に適用することができる。本発
明のディスプレイは特に大画面化した場合において有利
であり、対角10インチ以上(特に30インチ以上)の
ディスプレイには有利である。
く、あらゆる分野の電子機器に適用することが可能であ
る。
地膜形成から同一成膜室にて連続形成しても良好な結晶
質半導体膜を得ることができ、TFT作製工程が大幅に
短縮される。そのために、大量生産も可能となる。ま
た、本発明により搬送回数を削減することができ、搬送
時における被膜界面の汚染を防ぐことができるととも
に、搬送トラブル等も減少するため、歩留り低下を抑え
ることが可能となる。
基板の画素部の上面図。
表示装置断面図。
断面図。
図。
図。
図。
(A) 101b、501b 下地酸化窒化シリコン膜
(B) 102、502 非晶質シリコン
膜 201 ロードロック室 202 搬送室 204a、204b 成膜室 503 結晶質シリコン膜
Claims (7)
- 【請求項1】成膜室の内部をフッ素化合物系ガスにより
クリーニングを行った後、前記成膜室にて基板上に絶縁
膜を形成する第1の工程と、前記成膜室に水素で希釈し
たシランガスを導入し、プラズマを発生させて前記絶縁
膜上にフッ素濃度が1×1018atoms/cm3以下
である非晶質シリコン膜を形成する第2の工程と、前記
非晶質シリコン膜に対して該非晶質シリコン膜の結晶化
を助長する元素を添加する第3の工程と、前記非晶質シ
リコン膜を加熱処理して結晶化する第4の工程とを有
し、前記第1の工程の後、大気に触れることなく前記第
2の工程が行われることを特徴とする半導体装置の作製
方法。 - 【請求項2】成膜室の内部をフッ素化合物系ガスにより
クリーニングを行った後、前記成膜室にて基板上に絶縁
膜を形成する第1の工程と、前記成膜室に水素で希釈し
たシランガスを導入し、プラズマを発生させて前記絶縁
膜上にフッ素濃度が1×1018atoms/cm3以下
である非晶質シリコン膜を形成する第2の工程と、前記
非晶質シリコン膜に対して該非晶質シリコン膜の結晶化
を助長する元素を添加する第3の工程と、前記非晶質シ
リコン膜を加熱処理して結晶化する第4の工程と、結晶
化したシリコン膜にレーザー光を照射する第5の工程と
を有し、前記第1の工程の後、大気に触れることなく前
記第2の工程が行われることを特徴とする半導体装置の
作製方法。 - 【請求項3】請求項1または請求項2において、前記第
2の工程におけるシランガス流量と水素ガス流量との比
は、1:2〜1:20であることを特徴とする半導体装
置の作製方法。 - 【請求項4】請求項1乃至3のいずれか一において、前
記第3の工程は、非晶質シリコン膜の結晶化を助長する
金属元素からなる電極を用いてプラズマを発生させて行
うことを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 【請求項5】請求項1乃至4のいずれか一において、前
記第1の工程におけるクリーニングを行った後、成膜室
の内部に酸化シリコン、窒化シリコン、酸化窒化シリコ
ン、シリコンから選ばれた一種または複数種からなるコ
ーティング膜を成膜することを特徴とする半導体装置の
作製方法。 - 【請求項6】請求項5において、前記コーティング膜の
膜厚は、1μm以上であることを特徴とする半導体装置
の作製方法。 - 【請求項7】請求項1乃至6のいずれか一において、前
記非晶質シリコン膜の結晶化を助長する元素は、Fe、
Ni、Co、Ru、Rh、Pd、Os、Ir、Pt、C
u、Auから選ばれた一種または複数種であることを特
徴とする半導体装置の作製方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001209527A JP2002118118A (ja) | 2000-07-10 | 2001-07-10 | 半導体装置の作製方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000-209136 | 2000-07-10 | ||
JP2000209136 | 2000-07-10 | ||
JP2001209527A JP2002118118A (ja) | 2000-07-10 | 2001-07-10 | 半導体装置の作製方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011246371A Division JP2012089854A (ja) | 2000-07-10 | 2011-11-10 | 半導体装置及び半導体装置の作製方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002118118A true JP2002118118A (ja) | 2002-04-19 |
JP2002118118A5 JP2002118118A5 (ja) | 2008-08-07 |
Family
ID=26595755
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001209527A Withdrawn JP2002118118A (ja) | 2000-07-10 | 2001-07-10 | 半導体装置の作製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002118118A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005244204A (ja) * | 2004-01-26 | 2005-09-08 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 電子機器、半導体装置およびその作製方法 |
JP2011155256A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-08-11 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 薄膜トランジスタ |
JP2011216909A (ja) * | 2003-03-26 | 2011-10-27 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 基板処理装置及び半導体デバイスの製造方法 |
JP2014059574A (ja) * | 2002-05-13 | 2014-04-03 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 表示装置、携帯情報端末、携帯電話 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000183360A (ja) * | 1998-10-06 | 2000-06-30 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体素子からなる半導体回路を備えた半導体装置およびその作製方法 |
-
2001
- 2001-07-10 JP JP2001209527A patent/JP2002118118A/ja not_active Withdrawn
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000183360A (ja) * | 1998-10-06 | 2000-06-30 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体素子からなる半導体回路を備えた半導体装置およびその作製方法 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014059574A (ja) * | 2002-05-13 | 2014-04-03 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 表示装置、携帯情報端末、携帯電話 |
US8927994B2 (en) | 2002-05-13 | 2015-01-06 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Display device |
US9165991B2 (en) | 2002-05-13 | 2015-10-20 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Display device |
US9508756B2 (en) | 2002-05-13 | 2016-11-29 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Display device |
US9966390B2 (en) | 2002-05-13 | 2018-05-08 | Semicondutcor Energy Laboratory Co., LTD. | Display device |
JP2011216909A (ja) * | 2003-03-26 | 2011-10-27 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 基板処理装置及び半導体デバイスの製造方法 |
JP2005244204A (ja) * | 2004-01-26 | 2005-09-08 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 電子機器、半導体装置およびその作製方法 |
JP2011155256A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-08-11 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 薄膜トランジスタ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7670881B2 (en) | Method of manufacturing a semiconductor device | |
JP5593424B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP4588167B2 (ja) | 半導体装置の作製方法 | |
KR100794154B1 (ko) | 반도체 장치의 제작방법 | |
JP2001175198A (ja) | 半導体装置およびその作製方法 | |
JP2003045874A (ja) | 金属配線およびその作製方法、並びに金属配線基板およびその作製方法 | |
JP2003031587A (ja) | 半導体装置およびその作製方法 | |
JP4076720B2 (ja) | 半導体装置の作製方法 | |
JP5046439B2 (ja) | 半導体装置の作製方法 | |
JP4986332B2 (ja) | 半導体装置の作製方法 | |
JP2002026331A (ja) | 半導体装置の作製方法 | |
JP2001290171A (ja) | 半導体装置およびその作製方法 | |
JP2002118118A (ja) | 半導体装置の作製方法 | |
JP2001274087A (ja) | 半導体装置及びその作製方法。 | |
JP2012109579A (ja) | 半導体装置及びその作製方法 | |
JP4472082B2 (ja) | 半導体装置の作製方法 | |
JP2002083773A (ja) | 半導体装置の作製方法 | |
JP2001015764A (ja) | 半導体装置およびその作製方法 | |
JP6087970B2 (ja) | 表示装置、表示モジュール及び電子機器 | |
JP2012142571A (ja) | 半導体装置 | |
JP4342843B2 (ja) | 半導体装置の作製方法 | |
JP2001326175A (ja) | 半導体装置の作製方法 | |
JP2020074442A (ja) | 半導体装置 | |
JP5799132B2 (ja) | 表示装置、表示モジュール、及び電子機器 | |
JP4677546B2 (ja) | 半導体装置の作製方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080620 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080620 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111101 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111110 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120501 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20120705 |