JP2002117664A - 携帯型cd再生装置の筐体 - Google Patents

携帯型cd再生装置の筐体

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JP2002117664A
JP2002117664A JP2000307866A JP2000307866A JP2002117664A JP 2002117664 A JP2002117664 A JP 2002117664A JP 2000307866 A JP2000307866 A JP 2000307866A JP 2000307866 A JP2000307866 A JP 2000307866A JP 2002117664 A JP2002117664 A JP 2002117664A
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lid
hinge
portable
housing
main body
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JP2000307866A
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Tomoyuki Tsuyama
知幸 津山
Kazuyasu Tsunezumi
一靖 恒住
Ryota Matsumoto
良太 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型軽量で、十分な強度があり、蓋の開閉動
作が安定な携帯型CD再生装置の筐体の実現を課題とす
る。 【解決手段】 蓋部2のヒンジ部付近を、比較的軽量な
第1の素材で形成される部分と、この第1の素材に比べ
強度と加工性に勝る第2の素材で形成されるヒンジ補強
部2−1との2層構造にし、ヒンジ部の支持回転軸を蓋
部2に螺着した段付きネジによって構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯型CD(コン
パクトディスク)再生装置の筐体に関し、特に小型化、
軽量化を図った携帯型CD再生装置の筐体に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯型CD再生装置は、携帯しながらC
Dを再生して聴取するという目的から、小型・軽量であ
り、かつ、携行中の振動や衝撃などで誤動作を発生しな
い動作の安定性が望まれる。ところで、従来の携帯型C
D再生装置の筐体は、その本体部(キャビネット)はプ
ラスチック成型や金属鋳造等で形成され、蓋部はプラス
チック成型、金属鋳造、金属プレスなどによって形成さ
れている。その自重は電池別で200gを超えている場
合が多い。筐体を軽量化するためには、筐体の形状を1
2cm径のCDサイズより一回り大きい程度の大きさに
抑え、CDの各部の肉厚をできるかぎり薄くすることが
必要である。
【0003】しかし、肉厚を薄くすると当然のことなが
ら強度的に劣るという問題が生れ、また、サイズを小さ
くすることは、蓋部の開閉を受け持つヒンジ部分の張出
をできるだけ小さすることに繋がるために、ヒンジ部分
のスパンの横幅をできるだけ狭めたいという要求とな
り、本体部と蓋部とのヒンジ部分などの機構部の強度が
必要となり、かつ構成が難しくなるという問題がある。
ことに全体の小型軽量化が進むと、利用者がCD装着時
などに筐体の本体側ではなく、比較的持ちやすい蓋部側
を支持して操作する場合も考えられるので、ヒンジ部分
の強度が一層要求されることになる。このようにスパン
の幅を狭めたヒンジ部分に力が加わると、従来、ヒンジ
機構に用いられているようなスナップイン構成では外れ
やすく、強度確保が難しいという問題が生まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとく、携帯型
CD再生装置には更なる小型化、軽量化が要求されてい
るが、その筐体の肉厚を単に薄くするだけでは強度的に
問題があり、また、ヒンジ部分の構成に問題が生まれ
る。本発明は、比較的簡単な方法でこの問題を解決し
て、小型・軽量でありながら、ヒンジ部分に十分な強度
が得られ、蓋部の開閉がなめらかで安定な携帯型CD再
生装置の筐体の実現を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明は、本体部と蓋部と前記蓋部を前記本体部に
対して開閉可能に支持するヒンジ部とを有してなる携帯
型CD再生装置の筐体において、前記蓋部の前記ヒンジ
部付近を、比較的軽量な第1の素材で形成される部分
と、この第1の素材に比べ強度と加工性に勝る第2の素
材で形成される部分との2層構造にすることを特徴とす
る。また、この携帯型CD再生装置の筐体において、前
記ヒンジ部の支持回転軸を前記蓋部または前記本体部に
螺着した段付きネジによって構成することを特徴とす
る。これらにより、小型軽量で、十分な強度があり、蓋
の開閉動作が安定な携帯型CD再生装置の筐体を実現す
ることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる携帯型CD
再生装置の筐体を添付図面を参照にして詳細に説明す
る。
【0007】図1に、本発明の一実施の形態の筐体が用
いられる携帯型CD再生装置の外観斜視図を示す。図1
において、符号1は本体部、符号2は蓋部、符号3はメ
カデッキ部、符号4は光ピックアップ部、符号5は電池
ケース、符号6は操作スイッチ群、符号7はイヤホーン
・リモート制御用コネクタである。CDはディスクの反
射膜にピットと呼ばれる小さな凹凸を刻んでデータを記
録する。携帯型CD再生装置はメカデッキ部3に装着さ
れたCDのこの凹凸に光ピックアップ部4からレーザ光
を当てて反射光を検出することでデータを読み取り、読
み取ったデータをアナログ変換して音声信号を再生す
る。CDはメカデッキ部3のターンテーブル上に載置さ
れ、スピンドルモータによって回転駆動される。光ピッ
クアップ部4の径方向の駆動はリニヤーモータによって
行われる。利用者による装置の操作は本体部1の外周上
に設けられた操作スイッチ群6、またはイヤホーン・リ
モート制御用コネクタ7に接続される、図示しないリモ
ート制御装置によって実行される。
【0008】筐体の本体部1は例えばPC(ポリカーボ
ネート)とABS樹脂との混合樹脂の成型によって形成
されている。蓋部2も同様の樹脂成型で構成されるが、
蓋部2の厚みを薄くしようとすると、樹脂成型品ではヒ
ンジ部の強度が必ずしも十分とはいえず、もろく変形し
やすいという問題があり、また、その加工性も金属素材
に比べて劣る面がある。本実施の形態では、ヒンジ部の
強度を補うために、図2,3に示すように蓋部2のヒン
ジ部付近にヒンジ補強部2−1を設けた。
【0009】図2に、本実施の形態の蓋部2の内側から
見た平面図を、図3に、本実施の形態のヒンジ部付近の
縦断面図を示す。図2、図3において符号2−2は蓋部
2の樹脂成型部であり、符号8は止めネジである。ま
た、図2のwはヒンジ部のスパン幅を示す。ヒンジ補強
部2−1は、例えば亜鉛ダイキャストなどで構成し、樹
脂成型部2−2に止めネジ8で取り付ける。このように
蓋部2のヒンジ付近を2重構造にすることによって、蓋
部2のヒンジ部付近の強度を補うことができて、蓋部2
を薄くすることができる。また、蓋部2の支持腕等の突
起部分をヒンジ補強部2−1と一体に亜鉛ダイキャスト
成型する。これによってヒンジ部の成型を容易に行うこ
とができ、量産に適した製品とすることができる。
【0010】図4に、本発明の他の実施の形態のヒンジ
部付近の支持回転軸方向の横断面図を示す。図4におい
て、符号1−1は本体部上部、符号1−2は本体部下
部、符号2は蓋部、符号9は段付きネジである。図に示
すように、段付きネジ9はネジが切られた先頭部分とネ
ジの切られていない円筒部分からなり、そのネジ部分が
蓋部2の突起部分にネジ止めされ、その円筒部分が本体
部上部1−1と本体部下部1−2の両方に設けられた凹
部の間に挟み込まれて、蓋部2の支持回転軸を構成して
いる。以上では、段付きネジ9を蓋部2の突起部分にネ
ジ止めして支持回転軸を構成するようにしたが、段付き
ネジ9を本体部1にネジ止めして支持回転軸を構成する
ことも同様に可能である。
【0011】ヒンジ部の支持回転軸をこの様に構成する
ことによって、蓋部2の支持部の強度を確保することが
可能になる。さらに、この支持回転軸を中心とした蓋部
2の開閉を軽く安定したものにし、ガタを少なくするこ
とができる。さらに蓋部2を捩じるような方向の力にも
安定になり、ヒンジ部が外れるなどの心配もなくなるの
で、ヒンジ部のスパン幅(図2のw)を狭くすることが
でき、装置の小型化に資することができる。
【0012】
【実施例】本発明の筐体を用いた携帯型CD再生装置の
実施例の諸元を従来例と比較して図5に示す。図5にお
いて、実施例1は本発明の請求項1および請求項2を用
い、蓋部を樹脂成型と亜鉛ダイキャストの補強材で構成
した筐体を使用した例であり、実施例2は本発明の請求
項2を用い、蓋部をマグネシュウム合金で形成した筐体
を使用した例である。図5から分かるように、実施例は
従来例に比較して小型化、軽量化が実現されている。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1の
発明は、本体部と蓋部と前記蓋部を前記本体部に対して
開閉可能に支持するヒンジ部とを有してなる携帯型CD
再生装置の筐体において、前記蓋部の前記ヒンジ部付近
を、比較的軽量な第1の素材で形成される部分と、この
第1の素材に比べ強度と加工性に勝る第2の素材で形成
される部分との2層構造にすることを特徴とする。これ
によって、筐体蓋部のヒンジ部付近の強度を補うことが
できて、蓋部を薄く製造することができ、また、ヒンジ
部の成型を容易に行うことができ、量産に適した筐体を
実現することができる。
【0014】本発明の請求項2の発明は、本体部と蓋部
と前記蓋部を前記本体部に対して開閉可能に支持するヒ
ンジ部とを有してなる携帯型CD再生装置の筐体におい
て、前記ヒンジ部の支持回転軸を前記蓋部または前記本
体部に螺着した段付きネジによって構成することを特徴
とする。これにより、蓋部のヒンジ部の強度を確保する
ことが可能になり、また、蓋部の開閉を軽く安定したも
のにし、ガタを少なくすることができる。さらに蓋部を
捩じるような方向の力にも安定になり、ヒンジ部が外れ
るなどの心配もなくなるので、ヒンジ部のスパン幅を狭
くして、装置を小型にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の筐体が用いられる携帯型CD再生装置
の外観斜視図。
【図2】本発明の筐体の蓋部の内側から見た平面図。
【図3】本発明の筐体のヒンジ部付近の縦断面図。
【図4】本発明の筐体のヒンジ部付近の横断面図。
【図5】本発明の実施例と従来例の諸元を比較して示す
図表。
【符号の説明】
1…本体部、1−1…本体部上部、1−2…本体部下
部、2…蓋部、2−1…ヒンジ補強部、2−2…樹脂成
型部、3…メカデッキ部、4…光ピックアップ部、5…
電池ケース、6…操作スイッチ群、7…イヤホーン・リ
モート制御用コネクタ、8…止めネジ、9…段付きネ
ジ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部と蓋部と前記蓋部を前記本体部に
    対して開閉可能に支持するヒンジ部とを有してなる携帯
    型CD(コンパクトディスク)再生装置の筐体におい
    て、 前記蓋部の前記ヒンジ部付近を、比較的軽量な第1の素
    材で形成される部分と、この第1の素材に比べ強度と加
    工性に勝る第2の素材で形成される部分との2層構造に
    することを特徴とする携帯型CD再生装置の筐体。
  2. 【請求項2】 本体部と蓋部と前記蓋部を前記本体部に
    対して開閉可能に支持するヒンジ部とを有してなる携帯
    型CD再生装置の筐体において、 前記ヒンジ部の支持回転軸を前記蓋部または前記本体部
    に螺着した段付きネジによって構成することを特徴とす
    る携帯型CD再生装置の筐体。
JP2000307866A 2000-10-06 2000-10-06 携帯型cd再生装置の筐体 Pending JP2002117664A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8225338B2 (en) 2010-04-09 2012-07-17 Funai Electric Co., Ltd. Electronic apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8225338B2 (en) 2010-04-09 2012-07-17 Funai Electric Co., Ltd. Electronic apparatus

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