JP2002117607A - 記録/再生装置 - Google Patents
記録/再生装置Info
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- JP2002117607A JP2002117607A JP2000306904A JP2000306904A JP2002117607A JP 2002117607 A JP2002117607 A JP 2002117607A JP 2000306904 A JP2000306904 A JP 2000306904A JP 2000306904 A JP2000306904 A JP 2000306904A JP 2002117607 A JP2002117607 A JP 2002117607A
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- holder
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Abstract
間がかからず、挿抜口から出てこようとするカートリッ
ジがオープン操作ツマミを操作する指に当接することの
ない記録/再生装置を提供する。 【解決手段】 カートリッジ7の挿入・取り出し時には
第二キャビネット1が第一キャビネット2の上面開口部
10から所定量だけ上方へ突出してカートリッジ7の挿
入・取り出しを行え、それ以外の時には、第二キャビネ
ット1が第一キャビネット2に対してその内部に少なく
とも一部が沈み込んで、薄形化が可能とされた記録/再
生装置において、オープン操作ツマミ73を、前面箇所
に配置されている挿抜口6aに隣接する第一キャビネッ
ト2の側面箇所に配置した。
Description
カートリッジをスライド挿入してセットするように構成
した記録/再生装置、特に記録/再生装置の蓋体を開閉
する構造に関するものである。
の一例として、携帯可能なポータブルミニディスクプレ
ーヤがある。この種のポータブルミニディスクプレーヤ
(以下、ポータブルMDという)として、手前側より奥
側へカートリッジをスライド挿入してセットするように
構成した記録/再生装置(ポータブルMD)が特開平1
2−90535号公報に開示されている。
ように、ホルダー6を備えた可動キャビネット1が、カ
ートリッジ7を着脱する際にのみ、本体キャビネット2
の上面開口部10から上方へ突出量dだけ移動し、カー
トリッジ7の挿入・取り出しを行う着脱の際以外のカー
トリッジ非装着状態および装着完了状態(記録/再生時
を含む)では、可動キャビネット1が本体キャビネット
2の内部に移動して沈み込んだ状態、すなわちキャビネ
ットの厚み方向において近接した状態となるように構成
されている。
おいては、本体キャビネット2の内部に可動キャビネッ
ト1が沈み込んだ状態で、カートリッジ7に内蔵された
ディスクが本体キャビネット2の側のディスク回転駆動
機構4に連結されて回転駆動され、光ピックアップ5が
ディスクにアクセスするように構成している。この場合
に、カートリッジ7を装着した使用状態で、ポータブル
MDの厚みがカートリッジ7の非装着状態と同じ厚みに
することができるため、図9に示すように、カートリッ
ジ7を昇降させるスペース(カートリッジ7をディスク
回転駆動機構90などから離脱させるためのスペース)
をキャビネット91内に常に確保する構造の記録/再生
装置に比べて、薄型化を実現できる。
のような構成とされている。この記録/再生装置は、図
7、図8、図10〜図18に示すように、カートリッジ
7に収納された記録媒体に対して記録/再生する記録/
再生手段としてのディスク回転駆動機構4および光ピッ
クアップ5と、前記記録/再生手段を有する第一キャビ
ネットとしての本体キャビネット2と、この本体キャビ
ネット2に対してその厚み方向において接近した第一の
位置と離脱した第二の位置とにわたって移動自在に構成
され、蓋体として機能する第二キャビネットとしての可
動キャビネット1と、この可動キャビネット1内でカー
トリッジ7を保持するホルダー6と、このホルダー6の
前面に設けられた挿抜口6cを中央にしてその両側にそ
れぞれ配置され、本体キャビネット2と可動キャビネッ
ト1とを連結する略X字形状のリンク機構50と、可動
キャビネット1を本体キャビネット2に接近した第一の
位置の方向に常時付勢する付勢手段としてのねじりコイ
ルばね36L,36Rと、前記挿抜口6cを開閉する挿
抜口蓋14と、前記挿抜口6cが設けられている記録/
再生装置の前面における下方箇所で左右にスライド自在
に配置されたオープン操作ツマミ26とを備えている。
機構4や光ピックアップ5が取付けられたシャーシ21
と、このシャーシ21を下方から覆う底部蓋39と、シ
ャーシ21にネジ12g,12h(図14参照)で固定
されてシャーシ21の左右側面部および背面部を覆う中
間キャビネット38と、シャーシ21の前面部を覆う前
面キャビネット26とから構成されている。
面が下方に折曲されており、この両側面の前端と後端部
とが支持軸11やビス12a〜12cを介して互いに組
付けられる。挿抜口蓋14の左右両端には略後方に延び
る支持アーム14L,14Rが一体的に形成されてお
り、挿抜口蓋14は、ホルダー6の両側面前端部に配設
された支持軸11およびビス12aを中心として上方側
に開閉可能とされている。また、支持軸11には、ホル
ダー6を閉方向に付勢するねじりコイルばね40が外装
されている。ここで、支持アーム14L,14Rは支持
軸11やビス12aで軸支されている箇所よりもさらに
後方に延設されており、挿抜口蓋14が上方側に開けら
れた際には、支持アーム14L,14Rの後方延設部分
がシャーシ21に当接可能とされている(図15(b)
参照)。
ビネット1との間の両側方箇所ならびに後方箇所に収納
されており、左右の側面部とこれらを連結する背面部と
からなる平面視略コ字形状のリンクアングル19と、ホ
ルダー6の両側方箇所においてそれぞれリンクアングル
19と側面視してX形状に交差するように配置されるリ
ンク板18L,18Rとから構成されている。リンクア
ングル19は、前端部の係合溝19L,19Rで前記支
持軸11とビス12aとに回動可能に係合しているとと
もに、後端の角部に形成された切欠部19c,19dが
中間キャビネット38の後部両端に突設された突部38
c,38dに嵌入され、これらの箇所を回動支点とし
て、その前側が上方に揺動可能に配置されている。ま
た、各リンク板18L,18Rは、後端部にビス12
b,12cが挿通されて回動可能に係合しているととも
に、前端部から側方に突出する回転支軸24が、シャー
シ21の右折曲片21Rと左折曲片21Lとに形成され
た取付溝21aに係合されて、これらの箇所を回動支点
として、その前側が上方に揺動可能に配置されている。
そして、リンクアングル19における前後方向の中間部
箇所から係合片19a,19bが切り起こして形成さ
れ、この係合片19a,19bが、各リンク板18L,
18Rの略中間部に形成された溝部20に係合されてい
る。このように、側面視してX形状に交差するように配
置されたリンク機構50を介することで、シャーシ21
などの本体キャビネット2に対して、ホルダー6および
可動キャビネット1が相対的に上下方向(キャビネット
厚み方向)に平行移動可能に支持している。
両側部には前方に突出するホルダーガイド軸25L,2
5Rが前方に突出され、これらのホルダーガイド軸25
L,25Rは、前面キャビネット26とシャーシ21の
前面との間に配設されている昇降駆動ユニット27に係
合されている。
うに、前面キャビネット26の裏面側にビス12d〜1
2fにより固定され、ホルダー6のホルダーガイド軸2
5R,25Lの移動経路を規定する上下ガイド孔28
R,28Lや中央部にレバー軸挿通孔29が形成されて
いる昇降ガイド板30と、ピン31a,31bが挿通す
る長孔32a,32bが形成されて昇降ガイド板30に
スライド自在に重ね合わされたスライド板33となどで
構成されている。ピン32a,32bはスライド板33
の長孔32a,32bを通して昇降ガイド板30に圧入
されている。昇降ガイド板30とスライド板33の間に
は引っ張りコイルバネ34が介装されていてスライド板
33は図16に示すように向かって左側に付勢されてい
る。
成された操作レバー33aには、昇降ガイド板30のレ
バー軸挿通孔29を貫通して、前面キャビネット26に
スライド自在に取り付けられたオープン操作釦26aが
係合している。スライド板33の両端には、図13に示
すように昇降ガイド板30の上下ガイド孔28R,28
Lに係合する前記ホルダーガイド軸25R,25Lが挿
通される貫通孔33R,33Lが形成されており、この
貫通孔33R,33Lの一部には傾斜辺35が形成され
ている。
0からスライド板33の側に折り曲げて形成された折曲
片35a,35bが挿通される長孔32c,32dが前
記長孔32a,32bと平行に形成されており、この長
孔32c,32dを貫通した折曲片35a,35bに
は、ピン31a,31bに外装されたネジリコイルバネ
36a,36bの一端側が引っ掛けられている。そし
て、ネジリコイルバネ36a,36bの他端がホルダー
ガイド軸25R,25Lに上方から係合することによ
り、ホルダーガイド軸25R,25Lを介してホルダー
6や可動キャビネット1が下方に付勢されている。
バネ部6d(図12参照)が形成されており、カートリ
ッジ7が装着されている際にはバネ部6dによりカート
リッジ7が手前側に付勢される。
には、シャーシ21の前記取付溝21aに係合させたリ
ンク板18R,18Lの回転支軸24が外れる方向へ移
動しないように位置規制する凹部38a,38bが形成
されている。中間キャビネット38の背面の内側には、
図12と図14と図15に示すようにリンクアングル1
9の角部に形成された切欠部19c,19dに係合する
突部38c,38dが形成されている。さらに、中間キ
ャビネット38の左側面38Lの内側で前記凹部38b
よりも前寄りの位置には、図15に示すようにシャーシ
21の左折曲片21Lに形成された前記切欠部23を通
過して先端が前記挿抜口蓋14の支持アーム14Lの先
端に係合する突起38eが形成されており、この突起3
8eにより、図15(b)に示すように、可動キャビネ
ット1とホルダー6とが上方に離脱した際には、支持ア
ーム14L,14Rの後方延設部分が押し下げられて挿
抜口蓋14が開けられるようになっている。
ト1とホルダー6とは図16に示すようにネジリコイル
バネ36a,36bによってシャーシ21に近接する下
降位置に付勢されており、また、シャーシ21と挿抜口
蓋14の支持アーム14Rとの間には、図11に示すよ
うに中央がホルダー6の支持軸11に挿通されたネジリ
コイルバネ40が介装されていて、挿抜口蓋14はネジ
リコイルバネ40によって閉塞位置に付勢されている。
7を装填する場合には、前面キャビネット26と挿抜口
蓋14に形成されている傾斜部を有する唇状の開口当接
部分Gにカートリッジ7を押し付けて図15(b)のよ
うに押し込むと、挿抜口蓋14がネジリコイルバネ40
の付勢に抗して閉塞位置から開放位置に回動し、挿抜口
蓋14の支持アーム14R,14Lの後端がシャーシ2
1に当接してホルダー6の入口側を上方へ持ち上げる。
れているホルダー6および可動アーム1は、挿抜口蓋1
4の閉塞位置から開放位置に回動に伴ってシャーシ21
に対して平行に上昇する。
ッジ7をホルダー6に押し込んで行き、カートリッジ7
が前面キャビネット26の上縁よりも奥側に押し込まれ
ると、カートリッジ7による挿抜口蓋14を開放する力
が解除されて、挿抜口蓋14がネジリコイルバネ40の
付勢で閉塞位置に回動するとともに、カートリッジ7が
装填されたホルダー6が、ネジリコイルバネ36a,3
6bの付勢によって降下して図18に示す状態に変化す
る。この状態では、カートリッジ7に内蔵されたディス
クがディスク回転駆動機構4に連結され、光ピックアッ
プ5がディスクにアクセスできる。
は、前面キャビネット26のオープン操作ツマミ釦26
aを向かって右方向に操作する。これにより、ホルダー
6のホルダーガイド軸25R,25Lが、向かって右方
向に移動するスライド板33の貫通孔33R,33Lの
傾斜辺35によって図17に示すように昇降ガイド板3
0の上下ガイド孔28R,28Lに沿って押し上げられ
る。そして、ホルダー6がネジリコイルバネ36a,3
6bの付勢に抗してスライド板33の傾斜辺35によっ
て押し上げられる際に、挿抜口蓋14の支持アーム14
Lの先端が図15(b)に示すように中間キャビネット
38の突起38eに係合して挿抜口蓋14がネジリコイ
ルバネ40の付勢に抗して開放方向に回動し、前面キャ
ビネット26の背面とカートリッジ7との当接がなくな
ったときに、カートリッジ7はホルダー6のバネ部6d
によってホルダー6から図1(a)に示す状態に自動排
出される。
来構成の記録/再生装置では、オープン操作ツマミ26
aが、カートリッジ7を挿脱する前面位置に設けられて
いるため、図19に示す取り出し手順のように、一方の
手で本体キャビネット2を保持した状態で、他方の手に
よりオープン操作ツマミ26aを動かすことにより挿抜
口6aを開け、カートリッジ7を排出させてからその手
をカートリッジ7に移して取り出すという2回の操作が
要求され、取り出し操作に手間が掛かっていた。
に薄形化したものであるため、カートリッジ7を取り出
そうとしてオープン操作ツマミ26aを動かした際に、
挿抜口6aから出てこようとするカートリッジ7が、オ
ープン操作ツマミ26aを操作する指に当接し易くな
り、操作性が低下する場合があった。また、指に当接し
ないようにオープン操作ツマミ26aを小さくすると、
さらに操作性が低下するおそれがあった。
化を実現できながら、取り出し操作に手間がかからず、
挿抜口から出てこようとするカートリッジがオープン操
作ツマミを操作する指に当接することのない記録/再生
装置を提供することを目的とするものである。
に本発明は、カートリッジを手前側より奥側へ向けて挿
入する挿抜口が前面箇所に配設された第一キャビネット
と、カートリッジを保持するホルダーを有し、前記第一
キャビネットに対してその厚み方向に接近した第一の位
置と前記第一キャビネットから離脱した第二の位置とに
わたって略平行に移動自在に配置される第二キャビネッ
トと、この第二キャビネットに連動可能で、第二キャビ
ネットを前記第一の位置から第二の位置へ移動させて前
記挿抜口を開口させるオープン操作ツマミとを備えた記
録/再生装置において、前記オープン操作ツマミを、挿
抜口に隣接する第一キャビネットの側面箇所に配置した
ことを特徴とする。
ら、取り出し操作に手間がかからず、挿抜口から出てこ
ようとするカートリッジがオープン操作ツマミを操作す
る指に当接することのない記録/再生装置を得ることが
できる。
ッジを手前側より奥側へ向けて挿入する挿抜口が前面箇
所に配設された第一キャビネットと、カートリッジを保
持するホルダーを有し、前記第一キャビネットに対して
その厚み方向に接近した第一の位置と前記第一キャビネ
ットから離脱した第二の位置とにわたって略平行に移動
自在に配置される第二キャビネットと、この第二キャビ
ネットに連動可能で、第二キャビネットを前記第一の位
置から第二の位置へ移動させて前記挿抜口を開口させる
オープン操作ツマミとを備えた記録/再生装置におい
て、前記オープン操作ツマミを、挿抜口に隣接する第一
キャビネットの側面箇所に配置したことを特徴とする。
カートリッジをスライド挿入してセットするように構成
した記録/再生装置において、カートリッジに収納され
た記録媒体に対する記録/再生手段を有する第一キャビ
ネットと、この第一キャビネットに対してその厚み方向
において接近した第一の位置と離脱した第二の位置とに
わたって移動自在に構成され、蓋体として機能する第二
キャビネットと、この第二キャビネット内でカートリッ
ジを保持するホルダーと、このホルダーに設けられた挿
抜口を中央にしてその両側にそれぞれ配置され、第一キ
ャビネットと第二キャビネットとを連結するリンク機構
と、前記第二キャビネットを第一キャビネットに接近し
た第一の位置の方向に常時付勢する付勢手段と、前記第
二キャビネットを前記付勢手段による付勢力に抗して前
記第一の位置から第二の位置に離脱させる方向へ移動さ
せる前記リンク機構と連動するべく構成し、第二キャビ
ネットの第一キャビネットに対する離脱時に前面位置の
ホルダの挿抜口を開放させる開放手段と、前記挿抜口に
隣接する前記第一キャビネットの側面箇所においてスラ
イド自在に配置されたオープン操作ツマミとを備え、こ
のオープン操作ツマミと前記開放手段とを連動させ、オ
ープン操作ツマミの操作により挿抜口を開放可能に構成
したことを特徴とする。
片手で第一キャビネットを保持した状態で、その手の親
指を用いて前記オープン操作ツマミを安定して操作する
ことが可能となる。また、この操作によりカートリッジ
を片手だけで排出できるため、空いたもう一方の手はカ
ートリッジを取り出すことのみ行うだけで済み、取り出
し時の操作性が良好となる。また、オープン操作ツマミ
を操作する指にカートリッジが当接することがないた
め、これによっても操作性が良好となる。
に記載の記録/再生装置において、オープン操作ツマミ
は、第一キャビネットの側面より開閉自在または離脱自
在に配設された補助蓋体に、スライド自在に取り付けら
れていることを特徴とする。
録/再生装置において、補助蓋体は電池用挿入口を開閉
する蓋体であることを特徴とする。以下、本発明の実施
の形態に係る記録/再生装置を図1〜図3に基づいて説
明する。なお、図7、図8、図10〜図19に示す従来
の記録/再生装置とはオープン操作ツマミおよびこれに
連動するリンク機構の一部分が異なるだけであるため、
これに関する箇所についてのみ説明し、従来のものと同
機能のものには同符号を付す。
係る記録/再生装置としてのポータブルMDを示してい
る。図1の(a)および(b)は本発明の実施の形態に
おける係る記録/再生装置としてのポータブルMDのカ
ートリッジ排出状態およびカートリッジ収納状態の斜視
図、図2は同ポータブルMDの分解斜視図、図3の
(a)および(b)は同ポータブルMDのカートリッジ
収納状態における部分切欠平面図および部分切欠側面
図、図4の(a)および(b)は同ポータブルMDのカ
ートリッジ排出状態における部分切欠平面図および部分
切欠側面図、図5は同ポータブルMDの補助蓋体を開け
た状態を示す要部斜視図、図6は同ポータブルMDのカ
ートリッジ排出時の操作を示す斜視図である。
ヤは、カートリッジ7に収納された記録媒体に対する記
録/再生手段としてのディスク回転駆動機構4や光ピッ
クアップ5などを有し、上面側が開口された第一キャビ
ネットとしての本体キャビネット2(底部蓋39、中間
キャビネット38、前面キャビネット26およびシャー
シ21などからなる)と、記録/再生装置の厚み方向
(この実施の形態に対応する図面においては上下方向)
において本体キャビネット2に接近した第一の位置(本
体キャビネット2の内部に移動して沈み込んだ状態、図
1(b)参照)と離脱した第二の位置(本体キャビネッ
ト2から上方へ突出量dだけ移動した状態、図1(a)
参照)とにわたって平行に移動自在に配置された第二キ
ャビネットとしての可動キャビネット1と、可動キャビ
ネット1内でカートリッジ7を保持するべく構成したホ
ルダー6と、このホルダー6のカートリッジ7を挿抜す
る挿抜口6aを中央にしてその両側に配置され、シャー
シ21などの第一キャビネットと可動キャビネット1と
を連結するリンク機構60と、可動キャビネット1を第
一キャビネットに接近した第一の位置方向に常時付勢す
る付勢バネ36a,36bと、可動キャビネット1の移
動動作に連動可能とされて挿抜口6aを開閉する挿抜口
蓋14と、挿抜口6aが設けられている前面部に隣接す
る第一キャビネットの側面箇所で前後にスライド自在に
支持されている開放手段としての開放リンク71と、前
記側面箇所で前後にスライド自在に支持され、開放リン
ク71の前部外側に固着部74を介して取付けられた中
継ツマミ72を覆うように係合可能なオープン操作ツマ
ミ73とを備えている。
ビネット1との間の側方箇所にそれぞれ収納可能とされ
ており、前後に延びるリンクアングル61L,61R
と、これらのリンクアングル61L,61Rと同様に前
後方向に延設され、ホルダー6の両側方箇所においてそ
れぞれリンクアングル61L,61Rと側面視してX形
状に交差するように配置されるリンク板18L,18R
と、中間キャビネット38の両側面の各内側に固定され
る支持リンク62L,61Rとから構成されている。そ
して、リンクアングル61L,61Rはその前端部で、
ホルダ6の前端部に設けられている支持軸11とビス
(図示せず)に回動可能に係合しているとともに、その
後端部が支持リンク62L,61Rの後端箇所62aに
回動自在に係合され、これらの係合箇所を回動支点とし
て揺動可能とされている。また、各リンク板18L,1
8Rは、その後端部がホルダ6の後端部の支持軸65に
回動可能に係合しているとともに、その前端部が支持リ
ンク62L,61Rの前端部62bに回動可能に係合さ
れて、これらの箇所を回動支点として揺動可能とされて
いる。そして、リンクアングル61L,61Rの中間部
箇所とリンク板18L,18Rの中間部箇所とがピン6
3で連結されており、これらのリンクアングル61L,
61Rとリンク板18L,18Rとがピン63の連結箇
所を交点として側面視してX形状に交差するように配置
されたリンク機構60を介することで、シャーシ21な
どの本体キャビネット2に対して、ホルダー6および可
動キャビネット1が相対的に上下方向(キャビネット厚
み方向)に平行移動可能に支持されている。
は、開放リンク71の後端に取付けられた摺動ローラ7
1aを通すガイド溝62cが形成されているとともに、
この支持リンク62Rに連結されたリンク板18Rの前
寄り下面には、前記摺動ローラ71aに当接可能な傾斜
面18aが形成されている。そして、オープン操作ツマ
ミ73が開放リンク71の中継ツマミ72に係合した状
態で後方に押されて移動すると、図4(b)に示すよう
に、開放リンク71の摺動ローラ71aが傾斜面18a
に摺動しながらリンク板18Rを押し上げて、この結
果、ホルダー6および可動キャビネット1が相対的に上
方向に押し上げられるとともに、これに連動して、挿抜
口6aを開閉する挿抜口扉14が上方に開けられるよう
になっている。なお、73は開放リンク71の後端と支
持リンク61R前側寄り箇所にわたって架け渡された引
張りばねで、開放リンク71が前方位置に戻るように付
勢している。
ット38の右側面の前寄り位置において開閉自在に配設
された補助蓋体80に、前後にスライド自在に取り付け
られている。補助蓋体80は、電池81を挿入する挿入
口を開閉する蓋体であり、シャーシ21に取付けられた
軸部21fを中心として側方に回動可能な接続端子82
に取付けられて、接続端子82と一体的に開閉自在とさ
れている。そして、補助蓋体80を閉じた際には、補助
蓋体80の大部分を覆うような比較的大きな寸法のオー
プン操作ツマミ73が、その裏面側に形成された凹部7
3aで中継ツマミ72に係合して、オープン操作ツマミ
73の動きが開放リンク71に伝達されるようになって
いる。なお、83は、オープン操作ツマミ73を補助蓋
体80における所定位置まで戻す復帰バネである。
可動キャビネット1が、図1(a)に示すように、カー
トリッジ7を着脱する際にのみ、本体キャビネット2の
上面開口部10から上方へ所定突出量dだけ移動し、カ
ートリッジ7の挿入・取り出しを行う着脱の際以外のカ
ートリッジ非装着状態および装着完了状態では、図1
(b)に示すように、可動キャビネット1が本体キャビ
ネット2の内部に移動して沈み込んだ状態、すなわちキ
ャビネットの厚み方向において近接した状態となる。こ
れにより、カートリッジ7を昇降させるスペースをキャ
ビネット内に確保した構造のものに比べて、薄型化を実
現できる。
80を閉じた状態でオープン操作ツマミ73を矢印方向
に移動させるとオープン操作ツマミ93に連動した開放
リンク71の摺動ローラ71aがリンク板18Rの傾斜
面18aに当接してリンク板18Rを押し上げながら移
動し、この結果、ホルダー6および可動キャビネット1
が、シャーシ21などに近接した第一の位置から上方向
に押し上げられて、シャーシ21などから離脱した第二
の位置に移動し、これに連動して挿抜口扉14が上方に
開けられて挿抜口6aが開口し、カートリッジ7が排出
される。
aが位置する前面ではなくて、隣接する側面に配設され
ているため、図6に示すように、片手でポータブルMD
を安定して保持した状態で、その手の親指を用いてオー
プン操作ツマミ73を容易に操作することができる。ま
た、この操作によりカートリッジ7を片手だけで排出で
きるため、空いたもう一方の手はカートリッジ7を取り
出すことのみ行うだけで済み、取り出し時の操作性が良
好となる。また、上述したように、薄型化を実現できな
がら、カートリッジ7を排出する際にオープン操作ツマ
ミ73を操作する指にカートリッジ7が当接することが
ないため、これによっても操作性が向上する。また、オ
ープン操作ツマミ73をポータブルMDの厚みの範囲内
で大きくしても支障を生じないため、オープン操作ツマ
ミ73を適度な大きさにでき、これによっても良好な操
作性を得られる。
入用挿入口を開閉する補助蓋体80に設けたので、補助
蓋体とオープン操作ツマミとをそれぞれ別個の場所に設
けた場合に比べて、外観の単純化を図れる。
挿入用挿入口を開閉する補助蓋体80にオープン操作ツ
マミ73を設けたが、別の箇所に配設可能であることは
もちろんである。また、上記の実施の形態では記録/再
生装置がポータブルMDである場合を述べたが、これに
限るものではなく、光ディスクカートリッジの他、磁気
ディスクカートリッジやカセットテーププレーヤの場合
のテープカートリッジを扱う記録/再生装置にも適用で
きることはいうまでもない。
ッジの挿入・取り出し時には第二キャビネットが第一キ
ャビネットからその厚み方向に略平行に離脱して前記挿
抜口が開口されてカートリッジの挿入・取り出しを行
え、それ以外の時には、第二キャビネットが第一キャビ
ネットに接近して薄形化が可能とされた記録/再生装置
において、オープン操作ツマミを、前面に配置されてい
る挿抜口に隣接する前記第一キャビネットの側面箇所に
配置したことにより、カートリッジの排出時には、片手
で記録/再生装置を安定して保持した状態で、その手の
親指を用いてオープン操作ツマミを容易に操作すること
ができ、もう一方の手でカートリッジを取り出すだけで
済み、取り出し時の操作性が良好となる。また、薄型化
を実現できながら、カートリッジを排出する際にオープ
ン操作ツマミを操作する指にカートリッジが当接するこ
とがないため、これによっても操作性が向上する。さら
に、オープン操作ツマミを記録/再生装置の厚みの範囲
内で大きくしても支障を生じないため、オープン操作ツ
マミを適度な大きさにでき、これによっても良好な操作
性を得られる。
挿入口を開閉するなどの用途の補助蓋体に設けること
で、補助蓋体とオープン操作ツマミとをそれぞれ別個の
場所に設けた場合に比べて、外観の単純化を図れる。
ける記録/再生装置としてのポータブルMDのカートリ
ッジ排出状態およびカートリッジ収納状態の斜視図
トリッジ収納状態における部分切欠平面図および部分切
欠側面図
トリッジ排出状態における部分切欠平面図および部分切
欠側面図
す要部斜視図
を示す斜視図
におけるカートリッジ着脱状態と、これ以外のカートリ
ッジ非装着状態および装着完了状態とのそれぞれの状態
を示す外観斜視図
タブルMDの断面図
タブルMDの断面図
解斜視図
ネットとホルダーとその周辺の分解斜視図
ネットとホルダーとの組立品にシャーシを組み付ける状
態の斜視図
ロック手段の分解斜視図
と中間キャビネット取り付け状態を示す分解斜視図
MDにおけるカートリッジ着脱状態とこれ以外のカート
リッジ非装着状態および装着完了状態の正面図
ジ挿入前のロック手段を示す正面断面図
ジ挿入後でオープン操作釦の操作状態を示す正面断面図
ジ挿入後を示す正面断面図
ジ取り出し手順を示す斜視図
Claims (4)
- 【請求項1】 カートリッジを手前側より奥側へ向けて
挿入する挿抜口が前面箇所に配設された第一キャビネッ
トと、カートリッジを保持するホルダーを有し、前記第
一キャビネットに対してその厚み方向に接近した第一の
位置と前記第一キャビネットから離脱した第二の位置と
にわたって略平行に移動自在に配置される第二キャビネ
ットと、この第二キャビネットに連動可能で、第二キャ
ビネットを前記第一の位置から第二の位置へ移動させて
前記挿抜口を開口させるオープン操作ツマミとを備えた
記録/再生装置において、前記オープン操作ツマミを、
挿抜口に隣接する第一キャビネットの側面箇所に配置し
たことを特徴とする記録/再生装置。 - 【請求項2】 手前側より奥側へカートリッジをスライ
ド挿入してセットするように構成した記録/再生装置に
おいて、 カートリッジに収納された記録媒体に対する記録/再生
手段を有する第一キャビネットと、この第一キャビネッ
トに対してその厚み方向において接近した第一の位置と
離脱した第二の位置とにわたって移動自在に構成され、
蓋体として機能する第二キャビネットと、この第二キャ
ビネット内でカートリッジを保持するホルダーと、この
ホルダーに設けられた挿抜口を中央にしてその両側にそ
れぞれ配置され、第一キャビネットと第二キャビネット
とを連結するリンク機構と、前記第二キャビネットを第
一キャビネットに接近した第一の位置の方向に常時付勢
する付勢手段と、前記第二キャビネットを前記付勢手段
による付勢力に抗して前記第一の位置から第二の位置に
離脱させる方向へ移動させる前記リンク機構と連動する
べく構成し、第二キャビネットの第一キャビネットに対
する離脱時に前面位置のホルダの挿抜口を開放させる開
放手段と、前記挿抜口に隣接する前記第一キャビネット
の側面箇所においてスライド自在に配置されたオープン
操作ツマミとを備え、このオープン操作ツマミと前記開
放手段とを連動させ、オープン操作ツマミの操作により
挿抜口を開放可能に構成したことを特徴とする記録/再
生装置。 - 【請求項3】 オープン操作ツマミは、第一キャビネッ
トの側面より開閉自在または離脱自在に配設された補助
蓋体に、スライド自在に取り付けられていることを特徴
とする請求項1または2に記載の記録/再生装置。 - 【請求項4】 補助蓋体は電池用挿入口を開閉する蓋体
であることを特徴とする請求項3記載の記録/再生装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000306904A JP4480250B2 (ja) | 2000-10-06 | 2000-10-06 | 記録/再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000306904A JP4480250B2 (ja) | 2000-10-06 | 2000-10-06 | 記録/再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002117607A true JP2002117607A (ja) | 2002-04-19 |
JP4480250B2 JP4480250B2 (ja) | 2010-06-16 |
Family
ID=18787507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000306904A Expired - Lifetime JP4480250B2 (ja) | 2000-10-06 | 2000-10-06 | 記録/再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4480250B2 (ja) |
-
2000
- 2000-10-06 JP JP2000306904A patent/JP4480250B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4480250B2 (ja) | 2010-06-16 |
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