JP2002117202A - 会計処理システム - Google Patents

会計処理システム

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JP2002117202A
JP2002117202A JP2000310660A JP2000310660A JP2002117202A JP 2002117202 A JP2002117202 A JP 2002117202A JP 2000310660 A JP2000310660 A JP 2000310660A JP 2000310660 A JP2000310660 A JP 2000310660A JP 2002117202 A JP2002117202 A JP 2002117202A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】新しい伝票処理を行う会計処理システムの提供 【解決手段】 [データ処理]部分において、各種の伝
票データを本会計処理システムに入力する。データ種別
による処理判断(S206)を経て、[事前処理]部分
において、全ての伝票データを借方項目と貸方項目に分
割して(S210)、元帳ファイル260が作成される
(S206)。このデータから、期間別残高試算表が作
成される(S232)。[資金繰表処理]部分で、ま
ず、全期間残高試算表が作成される(S234)。この
データは、先の伝票分割と同様に、借方、貸方の項目に
分割され、勘定科目−資金繰項目272により関連付け
が行われ、項目ごとに分類・集計を行い、借方・貸方ご
との資金繰残高試算表が作成されて、これらの表を合併
して資金繰表を作成する(S240)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、会計処理システム
に関し、特に、仕訳伝票処理および資金繰表等の資金関
係管理資料作成処理に関する。
【0002】
【技術的背景】企業が保有する現金あるいは銀行預金
は、企業活動にとって必要不可欠なものである。この現
金および預金は、原材料仕入・経費の支払により減少
(支出)し、売上代金入金・銀行借入・増資などにより
増加(収入)する。企業活動を継続するために不可欠な
ものといえる。この現金勘定の収入額(入金)と支出額
(出金)の予定を日毎に区分した表を現金収支予定表と称
する。入金欄に含まれる項目としては、得意先ごとの
売掛金回収(現金あるいは受取手形)予定額があり、出
金欄に含まれる項目としては、支払の確定している給
料などの費用、借入金の返済、仕入代金の支払などがあ
る。現金収支予定表の残高は、銀行の現金預金の繰越残
高と入金出金差額(-)の合計であり、この残高がマ
イナスのときは資金のショートとなり、プラスのときは
余剰資金が発生するとみなされる。なお、入金に受取手
形を含める場合は、資金的に余裕のないときに回収と同
時に割引くと想定する場合である。資金繰表は、このよ
うにして作成された個別の現金収支予定表をもとにし
て、1ヶ月の現金の収入支出を予測したものである。こ
の資金繰表は、一般的に前月繰越・経常収支(収入・支
出)・同収支差額・財務収入支出・翌月繰越などにより
構成されている。その資金繰表の項目の詳細の一例を図
1に示す。資金繰表には色々な様式があり各社の必要性
に応じて使い分けられている。
【0003】現在、資金繰表作成機能を有する多数の会
計処理用コンピュータ・プログラムが存在する。この処
理の例を、図2を参照して説明する。図2において、ま
ず、仕訳伝票110を入力して、仕訳伝票ファイル15
0を作成する(S102)。次にこの仕訳伝票ファイル
150を処理して、資金繰用の仕訳伝票ファイル160
を作成する(S104)。資金繰用仕訳伝票ファイルか
ら資金繰表を作成する処理を行い(S106)、資金繰
表170を作成している。この会計処理プログラムで
は、資金繰表作成のためだけに仕訳伝票データを再度分
析し、資金繰用伝票ファイル作成、資金繰表作成という
処理を行っている。この様な会計処理用のアプリケーシ
ョンにより作成された資金繰表では、資金繰用の仕訳伝
票ファイル160を作成する処理の際、勘定科目の資金
繰科目への振分けと計算結果において、必要な資金繰項
目ごとの内訳が正確に算出できておらず、会計資料とし
ての精度、損益計算書・貸借対照表との整合性において
十分な結果が得られていない。
【0004】この原因は、複合仕訳伝票からの資金繰用
データ取得の処理(S104)を次の方法で行っている
ことにある。 複合仕訳伝票の中から現預金勘定の相手勘定のみを取
得し、残りの伝票項目を無視し、計算に加味していな
い。 資金繰項目の中での項目間の振替えが発生する場合
に、これが現預金勘定に関係しないときはこれを無視す
る。 相手勘定の金額が現預金勘定の金額と一致しない場
合、相手勘定名とは無関係に、資金繰項目として「その
他収入」「その他支出」の項目が割り当てられる。
【0005】このような処理による計算結果は、作成し
た資金繰表にしか有効でない固有の数値を作成すること
となり、他の管理資料との整合性を困難としている。ま
た資金繰表の「その他収入・支出」にもそれ以外の項目
の金額を含めることとなってしまい内訳の表示としては
適切ではなくなっている。このような処理を避ける方法
として、複合仕訳伝票を単一仕訳伝票に分解する方法が
提案されているが、もともと単一仕訳伝票では記載でき
ない取引を対象として複合仕訳伝票が用いられており、
強いて分解するならば実際とは異なる仕訳が発生し、正
確性が損なわれることとなる。
【0006】既存の会計プログラムの資金繰表を用いる
限り会計資料としての十分な精度が得られないため、資
金繰表、資金計画表、資金運用表等との対比分析が困難
であり、この資金繰表を管理資料として十分活用できな
いのが現状である。一般的な会計処理プログラムは、仕
訳伝票入力、残高試算表作成、損益計算書・貸借対照表
作成というデータ処理の流れを有しているが、上述した
方式による資金繰表の作成は、このデータ処理の流れか
らは独立した別処理となっている。すなわち、資金繰表
作成のためだけに仕訳伝票データを再度分析し、資金繰
用データベース作成、資金繰表作成という別処理を行っ
ており、その結果にたいしては残高試算表、損益計算
書、貸借対照表等との関連付け、整合性の検証が行われ
ていない。このため、作成された資金繰表とそのデータ
を活用し、残高試算表、損益計算書、貸借対照表と連動
した新たな資金関係管理資料作成も困難としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、新し
い考え方に基づいて処理を行い、その結果として得られ
る伝票元帳や合計残高試算表により、損益計算書、貸借
対照表との整合性を維持して、資金繰表等の資金関係管
理資料を作成することができる会計処理システムを提供
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、会計処理システムであって、借方・貸方
を対としたデータを入力し、前記入力した借方・貸方を
対としたデータを借方データおよび貸方データに分割
し、それぞれ、別々に処理をした後に合併して、借方・
貸方を対としたデータとして作成することを特徴とする
会計処理システムである。入力する前記借方・貸方を対
としたデータは、仕訳伝票であり、作成される前記借方
・貸方を対としたデータは、伝票元帳であることもで
き、また、入力する前記借方・貸方を対としたデータ
は、合計残高試算表であり、作成される前記借方・貸方
を対としたデータは、資金関係管理資料であることもで
きる。借方・貸方を対として処理を行う会計処理システ
ムであって、借方・貸方を対とした仕訳伝票データを入
力し、入力した前記仕訳伝票データを借方データおよび
貸方データに分割し、分割した前記仕訳伝票データを別
々に処理をした後に合併して、借方・貸方を対とした合
計残高試算表データとして作成し、前記合計残高試算表
データを借方データおよび貸方データに分割し、分割し
た前記合計残高試算表データを別々に処理した後に合併
して、資金関係管理資料を作成することを特徴とする会
計処理システムも本発明である。これらの会計処理シス
テムをコンピュータ・システム上に構築させることがで
きるプログラムを記録した記録媒体も本発明である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について、図面
を用いて説明する。図3は、本発明の会計処理に関する
フローチャートである。このフローチャートを用いて、
本発明の処理について詳しく説明する。図3のフローチ
ャートは、大別して「データ処理」、「事前処理」、お
よび「資金繰表処理」の3部分に分けられる。
【0010】<データ処理>データ処理部分は、会計処
理のシステムに入力できるデータの種類について説明し
ている。他の会計ソフトの記憶装置に保存されている仕
訳伝票データから、データを取得することができる(S
202)。C/S(クライアント・サーバー)システム
においては、既存会計データをネットワーク・コンピュ
ータから読取ることができる。この会計処理自体でデー
タ入力処理を行う(S204)ことも当然できる。この
入力処理は、仕訳伝票データ他の各種データを直接画面
からインプットして行うことができる。また、既に作成
されている実績データ252を取り込むこともできる。
同様に計画予想データ254を取り込むこともできる。
これらのデータ取込みは、伝票データをテキスト・ファ
イルあるいはデータベース・ファイルから読取ることを
前提としている。なお、計画予想データは外部から取り
込むほかに、当会計システムを用いて作成することも可
能である。勘定科目ファイル256は、簿記に定められ
た勘定科目名にコード番号を付けたデータを保存してあ
るファイルである。本会計システムでは、各種用途に応
じた抽出・分類・集計が可能となるように、大項目、中
項目、小項目などの異なるレベルの分類をあらかじめ決
めて、システムに初期設定してある。企業によってこの
分類と決算報告の様式が異なるため、必要に応じて設定
を変更できる。
【0011】<事前処理>実績データと予想データを組
合わせて、資金繰表などの管理資料を作成する場合、予
想データの中に実績データから発生する将来への影響要
素部分に関する仕訳伝票を含めておく必要がある。この
ための処理は、具体的には 未収・未払・借入金返済など 決算仕訳関連伝票である。このうち、については、
勘定科目により判断して、将来に影響があると判断され
る場合(S206でb)、「影響要素処理」(S22
0)により、将来に発生する必要伝票の追加作成を行
う。については、後で説明する非資金取引の伝票デー
タであり、ここでは何も処理は行わない。さて、データ
種別判断(S206)で、勘定科目により実績データで
将来に影響のないものや将来データ(例えば、計画予想
ファイル:254からの伝票データ)であると判断され
た場合(S206でa,c)は、通常の処理として[伝
票データ事前処理](S210)へと処理が渡される。
[伝票データ事前処理](S210)は、仕訳伝票の分
割により元帳ファイル260の作成を行う処理であり、
「影響要素処理」(S220)により追加作成された伝
票も含めて処理される。仕訳伝票の分割とは、仕訳伝票
を借方部分と貸方部分に二分することであり、このこと
について詳しく説明する。
【0012】(仕訳伝票の分割)一般的に振替伝票を用
いて仕訳入力を行う場合、振替伝票は、図4に示す形式
の複合仕訳伝票として利用されている。図4において、
伝票310は役員報酬の伝票であり、伝票320は売上
の伝票であり、伝票330は預金利息のための伝票であ
る。各伝票には、諸口という勘定科目311〜313,
321,331がある。複合仕訳伝票の諸口部分は、元
伝票の内容を再現するためにだけ必要で、項目金額を保
有していないいわば無用のデータ要素である。手書き伝
票の場合は、諸口の記載を省略することもできるが、コ
ンピュータによる会計処理の場合は、空欄には、必ず勘
定科目として諸口が割り当てられる。通常のデータ処理
では、この諸口データ部分も含め処理されているため、
無駄な処理時間を掛けているといえる。一般の会計処理
プログラムにおいて、この諸口部分を残した形態でデー
タを処理している理由は、資金繰などの管理資料作成の
ための処理方式が仕訳伝票の借方・貸方を1セットとし
て処理するように考案されているためである。この理由
は、先に述べたとおり仕訳内訳ごとに資金科目の有無と
その相手勘定科目を判断し金額の決定と資金繰用の項目
番号を付与する必要があるためである。また、通常の会
計プログラムにおいては、複合仕訳伝票を単一仕訳伝票
に書き換えなければ資金繰データとして正しく処理でき
ないものもある。
【0013】本発明では、この諸口という勘定科目を付
与することなく、会計処理を行っている。これが「仕訳
伝票分割」の処理である。この処理の具体例を、図5お
よび図6を用いて説明する。図5(a)に示す表は、図
4に示した仕訳伝票310,320,330を入力した
場合に、通常の会計ソフトで作成される伝票リストであ
る。仕訳伝票入力フィールド(項目)数は本来20〜3
0個あるがここでは単純化するために8個に限定してい
る。図3では、既存会計データ取り込み(S202)で
取り込むデータや、伝票データ画面入力(S204)か
ら入力された結果に相当している。本発明の「仕訳伝票
分割」では、この図5(a)の表aのデータを元に借方
と貸方のデータを夫々1レコードとして分割して、借方
のみの表と貸方のみの表とに組替え直して、図5(b)
および(c)に示されている表bおよび表cを得てい
る。この分割・組み替え処理では、表aの第1行目のレ
コードに対しては、借方貸方共に勘定科目と金額がある
ので、表bに借方部分を、表cに貸方部分を書き込む。
このとき、レコード識別のために、借方には1、貸方に
は2の補助伝票番号を付与している。同様に、表aの第
2行目のレコードに対しては、借方が諸口であり、貸方
が預かり金であるので、表cに貸方部分を補助伝票番号
とともに書き込み、借方部分の諸口を削除する。以下同
様に、諸口は削除し補助伝票番号を付与して、表bおよ
び表cを作成する。このように処理結果として、諸口の
部分は分割・組替えの過程で削除される。会計帳票を作
成するためにデータへアクセスする観点からみると、表
aのようにレコードが構成されたデータベースに、貸方
借方別のデータを得るためにアクセスする場合、借方貸
方8回ずつ計16回のアクセスが必要である。1レコー
ドを一回のアクセスで済ます場合は、借方貸方のデータ
を一時的に変数に保存する必要がある。他方、表bと表
cの合計は11回のアクセスが必要である。すなわち、
諸口の部分を削除することでこれだけの処理の時間差が
節減できる。
【0014】さて、本会計処理システムでは、「伝票元
帳」ファイル260と称する伝票一覧を作成している
(S210)。これは、図6に示す元帳の表のように、
図5(b)および(c)に示した表bおよび表cを合わ
せた形式のものであり、1レコードに借方あるいは貸方
のみの勘定科目と金額(従って他方の金額は0)とを保
持している。また、補助伝票番号も付与されている。本
発明においては、この図6に示す形式の伝票元帳を用い
て、以後の処理を行っている。図6から判るように、こ
の伝票元帳は伝票一覧であると同時に、集計前の残高試
算表である。これは、将来作成される合計残高試算表な
どの元データベースといえる。このデータベースを用い
て行われる各種帳票作成には、例えば、総勘定元帳、各
勘定台帳、残高試算表、資金繰表、貸借対照表、損益計
算書、各種分析資料の作成が含まれる。本会計システム
では、仕訳伝票分割処理を行って作成した元帳ファイル
に基づいて全ての処理を行うため、他の会計プログラム
のように資金繰表作成のために仕訳伝票までさかのぼっ
てデータにアクセスする必要がないため、高速な処理が
可能となっている。
【0015】「伝票元帳」から、資金繰表を含む資金関
係管理資料を作成するための処理を以下に説明する。資
金関係管理資料とは、企業経営において資金の状況を把
握するための各種管理資料であり、その代表例が資金繰
表である。この資料には、例えば、 現金(含む預金)を対象とした入金・使途・残高を把
握するための資金繰表 現金および一時所有の有価証券を対象とした資金収支
表 現金および現金等価物を対象としたキャッシュフロー
計算書 プロジェクト単位の現金を対象としたプロジェクト資
金収支などがある。以下の処理では、資金繰表を用いて
説明を行っている。資金繰表作成のための事前処理とし
て、そのためのデータベース(期間別残高試算表)を作
成するために、「日付でソート、期間別残高試算表作
成」(S232)を、元帳ファイル260から行ってい
る。ここでは、資金繰表の表示期間に対応した日別、週
別、月別、年度別のデータベースである期間別残高試算
表を作成している。これは元帳を日付順にソート(並べ
替え)し、指定期間ごと・勘定科目ごとに集計すること
で作成できる。このようにして作成された集計結果が記
録装置(270で集計1,集計2等)に保存される。
【0016】ここで述べる残高試算表とは、前期末の勘
定繰越残高を省略したもので、入力した仕訳伝票の対象
期間における勘定金額の増減を記載した表であり、合計
残高試算表と同じ表形式であるが、説明上残高試算表と
称している。作成された期間別残高試算表の例を図7に
示す。図7は、作成される期間別残高試算表の一部を示
しており、借方1および貸方1として表しているのは、
例えば1月の借方および貸方を示す残高試算表である。
これは、他の期間と識別するために、貸方・借方金額の
フィールド名を借方1・貸方1と表示している。図7か
らも分かるように、借方・貸方ともに期間中の集計金額
が勘定科目別に表示されている。この表によって、勘定
科目ごとに期間中の全増加金額、全減少金額、全発生金
額、全消滅金額が取得できる。ここで“全”と称してい
るのは、各仕訳伝票の金額が借方・貸方ごとにそのまま
の形で全て集計されていることを意味している。
【0017】<合計残高試算表と資金繰表との関係>本
発明の会計処理システムでは、この残高試算表(合計残
高試算表)を用いて資金繰表を作成する。ここで、合計
残高試算表から資金繰表が作成可能な理由を、図8を用
いて説明する。図8(a)の表は、図7に示した合計
残高試算表の構造を示している。借方には資産や費用
が、貸方には負債、資本、収益が含まれる。借方は現金
預金Aとその他の部分Bに分かれ、その他の部分Bは、
資産から現金預金部分を除いた残りと費用である。な
お、貸方全体はCとする。この表は、図8(b)に示
した貸借対照表の形式である表のようにも表すことが
可能である。さて、借方貸方一致という簿記の原則は、
一件の仕訳伝票にもその集合を表現した合計残高試算表
にも適用される。このため、借方、貸方双方の合計は等
しいために、 A+B=C であり、 A=C−B である。すなわち、現金預金部分Aは、合計残高試算表
の貸方全体Cから借方その他部分Bを差し引くことで求
めることができる。このような表や表の表示は一定
期間の仕訳伝票を集計したものにも適用でき、この集計
金額をA,B,Cと対応して、それぞれa,b,cとす
ると、表のように変動部分を加えたものとして、計算
することができる。それぞれの金額には、 A+a=(C+c)−(B+b),A=C−B という関係があるため、 a=c−b となる。これにより、現金預金Aの金額変動aは、それ
以外の勘定科目の金額変動として、計算することができ
ることが分かる。資金繰表は、現金預金勘定金額の変化
を、現金預金勘定科目以外の項目の金額の変化で表現し
たものでなければならないが、ある期間(例えば月)ご
との資金繰は、上述の関係を用いると、ある期間(例え
ば月)ごとの残高試算表をもって正確に算出することが
できる。すなわち、ある一定期間の合計残高試算表をも
ととして、資金繰が求めようとする現金預金勘定金額の
増加減少を、合計残高試算表を構成しているほかの勘定
科目金額の増加減少により算出できる。仮に月次資金繰
表作成の例をとると、「月ごとの資金繰は、現金預金金
額の変動とその変動の原因となる勘定科目の内訳を、月
ごとの合計残高試算表から算出できる」といえる。
【0018】<資金繰表処理>上述のように、合計残高
試算表から資金繰表を作成することができる。このため
の処理について、以下に説明する。まず、期間別残高試
算表をもとに全ての期間別残高試算表を合併すること
で、縦軸に勘定科目を横軸に期間ごと(12か月分)の
借方・貸方金額を配置した全期間残高試算表を作成する
処理を行う(図3のS234)。この全期間残高試算表
は、金額データが時系列に整列されている。作成した全
期間残高試算表の例の一部を図9に示す。図9におい
て、例えば、借方1および貸方1としているのは、目的
とする年の1月の期間別残高試算表のデータであり、借
方2および貸方2は同様に2月のデータである。以下同
様に、例えば目的とする年の1年分の残高試算表のデー
タをまとめたものである。この全期間残高試算表から、
資金繰表を作成する。次に、全期間残高試算表から資金
繰表作成のための処理(図3のS240)を説明する。
この処理は、全期間残高試算表の勘定科目を勘定科目−
資金繰表項目の対応表(272:図10参照)を用い
て、資金繰表の項目に変換して、集計し直すことによ
り、資金繰表を作成している。この図10に示されてい
る表は、資金繰項目が全期間残高試算表のどの勘定科目
の借方あるいは貸方と関連付けられているかをコードで
定義している。なお、資金繰表項目については、図1を
参照されたい。この全期間残高試算表から資金繰表作成
のための処理(S240)の詳細については、図11に
示したフローチャートを用いて、詳しく説明する。
【0019】図11において示すように、全期間残高試
算表を作成(S234)後、借方と貸方に分割して処理
を行っている。ここで分割して処理を行っている理由
は、合計残高試算表の勘定科目によっては、借方と貸方
とがそれぞれ異なる資金繰項目に関連付けられているも
のがあるため、表を借方と貸方とに分割することで資金
繰項目ごとの集計を可能としている。そのために、ま
ず、全期間残高試算表から、借方残高試算表および貸方
残高試算表の2つの表を抽出している(S241,S2
43)。その後、2つの抽出した表に対して、勘定科目
−資金繰表項目の対応表(図10参照)を用いて、勘定
科目金額を資金繰表へ関連付けしている(S242,S
244)。これにより、資金繰項目に設定したコードを
関連する残高試算表勘定科目の借方あるいは貸方に設定
することで、残高試算表勘定科目の金額を集計できる。
集計結果は資金繰項目の同一コード項目へ転記される。
この関連づけの処理は、例えば、勘定科目−資金繰表項
目(図10参照)の資金繰No借方が、作成された借方
残高試算表の勘定科目借方にデータ連結される。その結
果、借方残高試算表には、既存の勘定科目と借方金額フ
ィールドのほかに資金繰No借方のフィールドが追加さ
れることとなる。この新しい表を資金繰No借方にて集
計(同一Noを持つものを集計)し、この結果作成され
たテーブルに、資金繰Noに対応する資金繰項目名を追
加すれば、「資金繰残高試算表借方部分」(図12の全
期間残高試算表参照)が作成される。同様にして、貸方
部分の処理が行われ、「資金繰残高試算表貸方部分」
(図12参照)が作成される。次に、前述貸方部分と借
方部分を一つのテーブルとして合併する処理が行われ、
資金繰Noごとに集計された資金残高試算表(資金繰元
データ275:図12参照)が作成される。
【0020】最終段階の処理として、資金繰元データ2
75(図12参照)から資金繰表を作成する処理を行っ
ている(図3のS240)。資金繰表には様々な表示形
式がある。本システムでは、そのうち資金収支表(図1
3参照)を用いて説明する。この図13に示した表を作
成するためには、先の「資金繰元データ」に含まれる資
金繰項目ごとの金額のほかに、入金合計、支払合計、収
支差額などのデータが必要である。これらは、資金繰元
データを個別に計算して、記録装置に保存するほか、資
金繰表を作成する過程中で計算させることもできる。当
システムにおいては、基本設定として後者を用いてい
る。
【0021】さて、本システムにおいては、非資金取引
も勘定科目として標準設定される項目であることに着目
して、これを処理に活用している。非資金取引は大別し
て、非資金損益勘定と非資金貸借勘定に分けられる。非
資金損益勘定には、減価償却費、有価証券評価損等があ
り、費用として計上するが、現金および預金の出入りを
伴わないものである。また、非資金貸借勘定は、転換社
債の資本への転換、リース資産の取得等、当期は現預金
の出入りを伴わないが、翌期以降に影響があるものであ
る。このような非資金取引は、通常は仕訳伝票の段階で
はずして資金繰表を作成している。本システムでは、非
資金取引勘定を損益勘定に対して、会計理論に従って加
減修正する、あるいは同一資金繰項目内部で相殺する処
理を行っている。退職金引当金の場合を例に、その処理
を説明する。退職金の引当金の仕訳は、下記のように計
上される。
【表1】 これを資金繰表に転記するときに、それぞれに資金繰項
目Noとして、人件費の番号13を与えておけば、資金
繰項目ごとの内部処理過程で、借方と貸方が相殺される
ため、この非資金取引は人件費の実際の支払額には影響
しない。
【0022】資金繰表を作成する場合の最大の課題は、 非資金取引をどのように処理するか 処理した結果が元データとの整合性を維持して可逆性
があるかである。さて、本システムで利用している合計
残高試算表データは、対象期間の残高試算表の各勘定科
目借方と貸方欄に全ての取引金額が表示された合計残高
試算表のことであり、勘定科目ごとのネット金額を借方
あるいは貸方いずれか記載する形式の残高試算表のデー
タを指している。この残高試算表のデータは、経営管理
に不可欠な資金繰表関連の各種管理資料を自動作成する
ために再活用できる精度を有している。作成できる資料
には、損益計算書、決算書、キャッシュフロー計算書の
ほか、損益・資金関連管理資料等がある。このため、こ
のシステムで作成された資金繰表は、合計残高試算表の
残高試算表データを用いて作成されている損益計算書、
貸借対照表とも完全な整合性をもっている。このため、
上記のように、このデータを用いて作成処理を行ってい
るため、本システムでは上記の課題を両方とも満足
している。
【0023】本システムで用いている伝票分割により作
成した伝票元帳データは、全ての処理の元となってい
る。この伝票元帳データでは、世界標準の会計システム
でも用いることができる。グローバル企業の場合、会計
基準を統一した形で複数会社間の連結を行う場合、統一
した会計基準の伝票仕訳で、この伝票元データを作成す
ることにより、集中管理も可能となる。これを、図14
に示した構成例を用いて説明する。図14において、グ
ローバル企業グループのある会社の会計管理システム5
10は、回線で、全社の基幹業務データ管理システムお
よびデータ・ウエアハウス530と接続されている。会
計管理システムでは、データ・マート514に管理部門
のシステム512から、伝票分割により処理された伝票
元帳データを格納している。このデータ・マートに格納
されている伝票元帳データを処理することで、各部門で
それぞれに必要な会計管理データを得ている。このデー
タ・マートの伝票元帳データは、全社の基幹業務管理シ
ステム534に回線で送られて、データ・ウエアハウス
532に格納される。この様にして、各社から送られて
きた伝票元帳データはデータ・ウエアハウス532に格
納されて、例えば連結決算書作成等に利用される。
【0024】本発明の処理システムでは、一度入力した
仕訳伝票データを再度分析し、別途記憶装置に保存する
という無駄な処理を省き、通常の会計処理として資金繰
表を作成している。また、本発明のシステムでは、仕訳
伝票入力時に伝票の借方・貸方要素それぞれに資金繰用
の識別コードを付与するなどの処理も不要となってい
る。本システムによる資金繰表作成は、残高試算表デー
タを利用した資金関係管理資料の一つである。データと
して残高試算表データを利用しているため、全社、支
店、部門、プロジェクトごとの残高試算表データを準備
することで、それぞれの用途に応じた資金繰表を作成で
きる。また、資金繰表を作成するために資金繰項目コー
ド表を用いて資金繰項目の各金額を計算している。この
ため、資金繰項目コード表の代わりに資金収支表、キャ
ッシュフロー計算書、プロジェクト資金計画書などの様
式に対応したコード表を準備することで、当システムの
基本構造を変更することなく、希望する資金関連管理資
料を自動的に作成できる。なお、当システムはデータ処
理速度の飛躍的向上も達成している。一般的な資金繰表
作成は、仕訳伝票をデータ処理しているが、本システム
は残高試算表データをデータ処理することを特徴として
いる。対象とするデータ量は、残高試算表データにおい
ては勘定科目数により自動的に制限されるため、一定限
度内であるのに対し、伝票データは業務規模により飛躍
的に大きくなる。このため、両者のデータ量を比較する
と数十倍から数百倍となる。すなわち、本システムによ
る資金繰表作成は一般的な資金繰表作成に比較し、数十
倍から数百倍高速に作成できることとなる。
【0025】本発明は、スタンド・アローンのコンピュ
ータ・システムばかりではなく、複数のシステムから構
成される例えばクライアント・サーバ・システム等に適
用してもよい。本発明に関するプログラムを格納した記
憶媒体から、プログラムをシステムで読み出して実行す
ることにより、本発明の構成を実現することができる。
この記録媒体には、フロッピー(登録商標)・ディス
ク、CD−ROM、磁気テープ、ROMカセット等があ
る。
【0026】
【発明の効果】本発明の会計処理システムは、新しい考
え方に基づいて処理を行い、その結果として得られる伝
票元帳や合計残高試算表により、損益計算書、貸借対照
表との整合性を維持して、資金繰表等資金関係管理資料
を作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】資金繰表の項目とその説明の図である。
【図2】従来の資金繰表を作成するための処理を示すフ
ローチャートである。
【図3】本発明の実施形態の処理例を示すフローチャー
トである。
【図4】複合仕訳伝票の例を示す図である。
【図5】伝票分割の例を示す図である。
【図6】伝票分割により作成される仕訳伝票元帳データ
の例を示す図である。
【図7】期間残高試算表の例を示す図である。
【図8】残高試算表から資金繰表を作成することができ
ることを説明する図である。
【図9】全期間残高試算表の例を示す図である。
【図10】勘定科目−資金繰表項目の対応を示す表の例
を示す図である。
【図11】全期間残高試算表から、資金繰表の作成処理
を示すフローチャートである。
【図12】全期間資金繰残高表(資金繰元データ)の例
を示す図である。
【図13】資金繰表の例を示す図である。
【図14】本発明の伝票元帳データを用いたシステム構
成を示す図である。
【符号の説明】
150 仕訳伝票ファイル 160 仕訳伝票ファイル 170 資金繰表 252 実績データ 254 計画予想データ 256 勘定科目ファイル 260 元帳ファイル 310,320,330 仕訳伝票 510 会計管理システム 512 管理部門のシステム 514 データ・マート 532 データ・ウエアハウス 534 基幹業務管理システム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】会計処理システムであって、 借方・貸方を対としたデータを入力し、 前記入力した借方・貸方を対としたデータを借方データ
    および貸方データに分割し、 それぞれ、別々に処理をした後に合併して、借方・貸方
    を対としたデータとして作成することを特徴とする会計
    処理システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の会計処理システムにおい
    て、 入力する前記借方・貸方を対としたデータは、仕訳伝票
    であり、 作成される前記借方・貸方を対としたデータは、伝票元
    帳であることを特徴とする会計処理システム。
  3. 【請求項3】請求項1記載の会計処理システムにおい
    て、 入力する前記借方・貸方を対としたデータは、合計残高
    試算表であり、 作成される前記借方・貸方を対としたデータは、資金関
    係管理資料であることを特徴とする会計処理システム。
  4. 【請求項4】借方・貸方を対として処理を行う会計処理
    システムであって、 借方・貸方を対とした仕訳伝票データを入力し、 入力した前記仕訳伝票データを借方データおよび貸方デ
    ータに分割し 分割した前記仕訳伝票データを別々に処理をした後に合
    併して、借方・貸方を対とした合計残高試算表データと
    して作成し、 前記残高試算表データを借方データおよび貸方データに
    分割し、 分割した前記合計残高試算表データを別々に処理した後
    に合併して、資金関係管理資料を作成することを特徴と
    する会計処理システム。
  5. 【請求項5】請求項1〜4記載の会計処理システムをコ
    ンピュータ・システム上に構築させることができるプロ
    グラムを記録した記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004302979A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Tamura Takemasa 資金管理装置および資金管理方法並びにその方法をコンピュータに実行させるソフトウェアが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2016165893A (ja) * 2015-03-06 2016-09-15 株式会社エイブル・テック 期間別変動資金繰り帳

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004302979A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Tamura Takemasa 資金管理装置および資金管理方法並びにその方法をコンピュータに実行させるソフトウェアが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体
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