JP2002116666A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002116666A
JP2002116666A JP2000306280A JP2000306280A JP2002116666A JP 2002116666 A JP2002116666 A JP 2002116666A JP 2000306280 A JP2000306280 A JP 2000306280A JP 2000306280 A JP2000306280 A JP 2000306280A JP 2002116666 A JP2002116666 A JP 2002116666A
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toner
image
photoreceptor
dew condensation
transfer material
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JP2000306280A
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English (en)
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Kensuke Fujiwara
研介 藤原
Hideo Umezawa
秀夫 梅澤
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Kyocera Document Solutions Inc
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Kyocera Mita Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】感光体ドラム上の結露を精度よく検知する。 【解決手段】感光体ドラム28を帯電し(S2)、露光
することなく現像して(S3)、感光体ドラム28上の
結露に粉体であるトナーを力学的に付着させる。この結
露に付着したトナーを濃度センサによって測定する(S
4)。制御手段によってあらかじめ保持している基準値
と、濃度センサからの測定値を比較して(S5)、測定
値が基準値を上回るときには、結露が発生していると判
断する。感光体ドラム28上の結露を、これに付着した
トナーを検知することで、直接的に検知できるので、従
来の湿度センサを利用した場合に比較して、結露を精度
よく検知することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トナーを使用し
てトナー像を形成する複写機、プリンタ、ファクシミリ
等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等の画像形成装置においては、一
般に、感光体表面に静電潜像を形成し、この静電潜像に
トナーを付着させてトナー像を形成し、このトナー像を
転写材に転写し、その後、このトナー像を転写材表面に
定着させて、最終的な製品(コピー)を得ている。
【0003】ところで、湿度が高いと、感光体表面に結
露が発生する場合があり、この場合には、最終的なコピ
ー画像に、像流れ、黒スジ、白スジ等の画像不良が発生
する。
【0004】そこで、従来、このような画像不良を防止
すべく、感光体近傍に湿度センサを設けて、湿度を測定
するようにしている。そして、その測定値と、あらかじ
め設定されている基準値と比較し、測定値が基準値を超
えている場合は、結露が発生しているおそれがあると判
断して、結露を除去するように対処する。すなわち、感
光体を回転させて、感光体表面にパターン潜像を形成
し、このパターン潜像にトナーを付着させてパターン顕
像として現像し、現像したトナーを転写せずにクリーナ
にて清掃することで対処している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術によると、湿度センサは、一般に、例えば、湿
度30〜60%の範囲内で高感度となるように設定され
ているので、結露の有無を判断する基準値のある60%
以上の範囲では感度が低く、したがって結露の有無を精
度よく判断することができないという、湿度センサの構
成上の問題があった。
【0006】また、湿度センサによって検知される湿度
が同じであっても、温度の違いによって結露が発生した
り、しなかったりする。また、湿度が同じであっても、
湿度検知直前の画像形成装置の使用状況によっても結露
が発生したり、しなかったりする。例えば、湿度センサ
で測定された湿度が、基準値をわずかに下回って結露が
発生しないと判断される場合であっても、湿度検知直前
に多量のコピーを行った場合には、転写材(例えば、
紙)中の水分が感光体に付着しているため、実際には、
結露が発生している場合がある。このように、湿度セン
サはあくまでも感光体表面近傍の雰囲気の湿度を検知す
るものであって、感光体表面の結露の有無を直接的に検
知するものではないため、基準値の近傍においては、湿
度センサの測定値と感光体表面の結露の有無とがうまく
対応しない場合がある、という湿度センサの使用上の問
題もあった。
【0007】上述の湿度センサの構成上、及び使用上の
問題は、感光体上の実際の結露を精度よく検知すること
ができないという問題にまとめることができ、このよう
な問題に起因して、従来、結露があるにもかかわらず、
これを除去するための処理が適切になされなかったり、
逆に、結露がないにもかかわらず、不要な処理が行われ
たりする場合があった。
【0008】そこで、本発明は、感光体上の実際の結露
を精度よく検知して、結露除去のための必要な処理を適
切に行い、不要な処理を行わないようにした画像形成装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、感
光体表面を一様に帯電し、帯電後の前記感光体表面を露
光して静電潜像を形成し、この静電潜像にトナーを付着
させてトナー像として現像し、現像後のトナー像を転写
材上に転写する画像形成装置において、現像後で転写前
の感光体表面のトナー像の濃度を測定する濃度センサ
と、この濃度センサから入力される測定値を、あらかじ
め保持している基準値と比較する制御手段と、を備え、
感光体表面の結露の検知に際して、感光体表面を一様に
帯電し、露光することなく現像を行い、感光体表面に結
露がある場合にはその結露に付着されるトナーの濃度を
濃度センサで測定し、濃度センサからの測定値と基準値
とを制御手段で比較して、測定値が基準値を上回るとき
には結露有りと判断することを特徴としている。
【0010】このような構成の本発明によれば、一般
に、感光体表面の結露の多少と、上述のようにして結露
に付着されるトナーの量との間には、正の相関関係があ
るので、結露に付着されたトナーの量を濃度センサで測
定し、その測定値を制御手段によって基準値と比較する
ことにより、感光体表面の結露の有無を直接的に精度よ
く検知することができる。また、結露有りの場合は、そ
の程度を直接的に精度よく検知することができる。な
お、この濃度センサは、画像形成時に感光体表面に形成
されたトナー像の濃度を検知するために一般的に使用さ
れている濃度センサをそのまま流用することが可能であ
る。本発明によると、従来、感光体表面の結露を間接的
に検知するために使用していた湿度センサを設ける必要
がなくなるので、その分、構成を簡略化することができ
る。
【0011】請求項2の本発明は、転写材に対するトナ
ー像の転写後に感光体表面を清掃するクリーニング手段
を備え、感光体表面の帯電と、結露に対する現像と、現
像によって結露に付着されたトナーの濃度測定と、クリ
ーニング手段によるトナーの除去とを、前記濃度センサ
が測定するトナーの濃度が基準値以下になるまで繰り返
すことを特徴としている。
【0012】このような構成の本発明によれば、感光体
表面の結露を完全にあるいはそれに近い状態に、確実に
除去することができる。従来では、感光体表面の結露が
除去されたか否かは、通常の画像形成プロセスによっ
て、一旦、転写材上にトナー像を形成し、そのトナー像
の画像流れ、黒スジ、白スジなどの程度を仔細に検討す
ることで、結露の除去の程度を判断していた。このよう
な判断を的確に行うのは、熟練を要し、極めて煩雑なも
のである。なお、このような判断を行わないようにする
には、結露を除去するための処理を、長い時間にわたっ
て行うようにすればよいが、この場合には、結露が除去
された後にも不要な処理がなされることになり、例え
ば、画像形成(コピー)スタートボタンを押してから、
画像形成が開始されるまでの時間が遅れることになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0014】図1及び図2に、本発明に係る画像形成装
置の一例を示す。ここで、図1は、複写機10の内部構
成を正面側から見た概略図であり、また、図2は、複写
機10の外観形状、すなわち複写機本体11の外側から
見た形状を示す斜視図である。
【0015】(画像形成装置としての複写機の概略構
成)まず、図1を主に、適宜、図2を参照しながら複写
機10の構成の概略を説明し、これにつづいて構成の詳
細を説明する。
【0016】複写機10は、ほぼ直方体状に構成された
複写機本体11を備えており、複写機本体11は、上下
方向に3つの部分、すなわち、下から順に、下ハウジン
グ12と、連結ハウジング13と、上ハウジング14と
に大別される。そして、下ハウジング12の内側には、
下から順に、給紙部15、画像形成部16、定着部17
が設けられている。また、連結ハウジング13には、排
紙部18、後処理部20が設けられている。これら給紙
部15から後処理部20までは、画像形成対象となる転
写材(例えば紙)Pが下方から上方に搬送されるのに対
応して、下から上に順に配設されている。上ハウジング
14の内側には、画像読取り部21が設けられている。
上述の連結ハウジング13は、排紙部18の右方におけ
る下ハウジング12と上ハウジング14との間に、排紙
空間Sを有している。
【0017】つづいて、給紙部15から順に各部の構成
の詳細を説明する。
【0018】給紙部15は、複数枚の転写材Pが積層状
態で収納される給紙カセット23と、給紙カセット23
内の転写材Pを1枚ずつ給紙する給紙ローラ24と、ユ
ーザーが手差しによって転写材を給紙するための手差し
トレイ25と、手差しトレイ25にセットされた転写材
を給紙する給紙ローラ26と、給紙ローラ24,26か
ら供給された転写材Pを一旦、停止させるとともに画像
形成部16に同期をとって供給するレジストローラ27
とを備えている。なお、給紙カセット23は、図2に示
すように、ユーザーにとって手前側となる前方(矢印a
方向)に引き出し可能に構成されていて、引き出した状
態で、転写材Pの補給や、異なったサイズの転写材Pへ
の交換が行われるようになっている。また手差しトレイ
25は、図1に示すように、基端側の軸25aを介して
下ハウジング12によって揺動自在に支持されており、
図1に示すほぼ水平な作動位置と、複写機本体11の左
側面に沿ってほぼ直立する退避位置とをとるようになっ
ている。
【0019】画像形成部16は、像担持体としての感光
体ドラム28と、感光体ドラム28表面を均一に帯電す
る一次帯電器30と、帯電後の感光体ドラム28表面を
露光して静電潜像を形成する露光器(例えば、レーザー
スキャナ)31と、この静電潜像にトナーを付着させて
現像する現像器32と、感光体ドラム28上のトナー像
を上述のレジストローラ27から供給されてきた転写材
Pに転写する転写帯電器(転写ローラ)33と、トナー
像転写後に感光体ドラム28表面に残った残留トナーを
除去するクリーナ34とを備えている。上述の露光器3
1は、後述の画像読取り部21が読み取った画像情報に
基づいてON/OFF制御されるレーザー光によって感
光体ドラム28表面を走査するようになっている。
【0020】定着部17は、ヒータ35を内蔵する定着
ローラ36と、この定着ローラ36に押圧されて定着ロ
ーラ36との間に定着ニップ部を構成する加圧ローラ3
7とを備えている。上述の画像形成部16において、表
面にトナー像が転写された転写材Pは、この定着部17
において、定着ニップ部を通過する際に、加熱・加圧さ
れて表面にトナー像が定着されるようになっている。
【0021】排紙部18は、トナー像定着後の転写材P
の搬送経路を上方の後処理部20側と、右方の排紙空間
S側とに切り換えるフラッパ38と、フラッパ38から
の転写材Pを右方の排紙空間Sに向けて排出する排紙ロ
ーラ40と、排紙空間Sの底部を構成する平面状の排紙
板41とを備えている。排紙ローラ40から排出された
転写材Pは、画像面(トナー像が定着された面)を下方
に向けた、いわゆるフェースダウンで排紙板41上に積
載されるようになっている。
【0022】後処理部20は、給搬送ユニット42と、
整合ユニット43と、排紙トレイ44と、後処理器とし
てのステープラ45(図2参照)とを備えている。
【0023】給搬送ユニット42全体は、上述の排紙部
18の上方に配設されている。給搬送ユニット42は、
拡大図である図3、図4に示すように、排紙部18から
搬送されてきた転写材Pをガイドする切り換え可能な第
1のフラッパ46、第2のフラッパ47と、これら第
1,第2のフラッパ46,47によってガイドされた転
写材Pの右方の整合ユニット43に向けて排出する上排
紙ローラ48、下排紙ローラ50と、整合ユニット43
に排出された転写材Pの後端の位置を規制する、退避可
能なストッパ51と、整合ユニット43上の転写材Pを
左方の排紙トレイ44に向けて搬送する搬送ローラ52
とを有している。
【0024】このうち第1,第2のフラッパ46,47
は、図3、図4に示す位置に切り換え可能となってお
り、図3の位置をとったときには、下方の排紙部18か
ら搬送されてきた転写材Pを上,下排紙ローラ48,5
0に導き、また、図4の位置をとったときには、下排紙
ローラ50と搬送ローラ52とによって右方から挟持搬
送されてきた転写材Pを左方の排紙トレイ44側に導く
ようになっている。また、ストッパ51は、図3に示
す、基準面59から上方に飛び出した起立位置と、図4
に示す、基準面59の下方に退避する退避位置とをとる
ようになっている。さらに、搬送ローラ52は、図3に
示す、基準面59から下方に退避した退避位置と、図4
に示す、基準面59から上方に突出した作動位置とをと
るようになっている。この搬送ローラ52が退避位置に
あるときは、上方の下排紙ローラ50との間に複数枚の
転写材Pの後端が進入できるだけの間隙が形成される。
なお、下排紙ローラ50は、排紙ローラと搬送ローラと
を兼用している。すなわち、下排紙ローラ50は、図3
に示す状態のときは、上排紙ローラ48とともに転写材
Pを中間トレイ(積載部材)53上に排出する一方、図
4に示し状態のときは、搬送ローラ52とともに転写材
Pを挟み込んで左方に搬送するものである。
【0025】このように、給搬送ユニット42は、下方
の排紙部18から搬送されてきた転写材Pを右方の整合
ユニット43に排出し、また、整合ユニット43上に排
出された転写材Pを左方の排紙トレイ44上に排出する
ようになっている。
【0026】整合ユニット43は、図1に示すように、
給搬送ユニット42の右方に隣接するように配設され、
上述の排紙板41の上方、すなわち排出空間Sの上部に
位置している。整合ユニット43は、給搬送ユニット4
2から排出されてきた転写材Pを下方から支持する中間
トレイ53と、中間トレイ53の上面(転写材積載面)
に沿ってほぼ左右方向に移動可能な前寄せ部材54と、
中間トレイ53の上面に沿ってほぼ前後方向に移動可能
な幅寄せ部材55,56とを備えている。前寄せ部材5
4は、中間トレイ52上に転写材Pが排出されるごとに
左右方向の往復運動を繰り返し、左方移動時に転写材P
の先端を押圧して、転写材Pの後端をストッパ51に当
接させ、これにより、中間トレイ53上の転写材Pの搬
送方向の位置を整合させるものである。一方、幅寄せ部
材55,56は、中間トレイ53上に転写材Pが排出さ
れるごとに相互に近接・離間を繰り返し、近接時に転写
材Pの左端及び右端を押圧し、これにより、中間トレイ
53上の転写材Pの搬送方向に直交する方向(以下「幅
方向」という。)の位置を整合させるものである。上述
の幅寄せ部材55,56は、上述の整合動作の外に、中
間トレイ53上の転写材Pを、前面側(手前側)に移動
させて排紙トレイ44上に排出される転写材Pの幅方向
に位置をずらして仕分けを行ったり、さらには、同じく
中間トレイ53上の転写材Pを、前面側のステープラ4
5に対応する位置に移動させ、そして、ステープル後の
転写材Pを後方に移動させて元の位置に復帰させること
ができるようになっている。
【0027】排紙トレイ44は、給搬送ユニット42の
左方に配設されていて、給搬送ユニット42から搬送さ
れてきた転写材Pを左方に排出する排紙ローラ57と、
排出された転写材Pを下方から支持する積載部58とを
備えている。
【0028】ステープラ45は、複数枚の転写材Pをス
テープルするためのものであり、図2に示すように、上
述の給搬送ユニット42の前面側に配設されている。
【0029】画像読取り部21は、原稿Dがその画像面
(画像情報)Gを下方に向けて載置される光透過性の原
稿台60と、原稿Dを原稿台60に押圧する開閉自在な
原稿押圧板61と、原稿台60上の原稿Dの画像面Gを
光照射しながら左方から右方に移動する走査ユニット6
2と、画像面Gからの反射光をさらに反射させるミラー
63,64,65と、反射光をCCD67に結像させる
レンズユニット66と、光電変換するCCD67とを備
えている。原稿読取り部21は、原稿Dを固定し、かつ
走査ユニット62を移動させる、いわゆる固定読みを行
うようになっている。この画像読取り部21で読み取っ
た画像情報は、前述の露光器31に送られるようになっ
ている。このような画像読取り部21が内部に配設され
た上ハウジング14の前面側には、ユーザーによって操
作される操作パネル68が配設されている。
【0030】このように構成された複写機10におい
て、原稿台60上に載置された原稿Dは、走査ユニット
62等によって走査され、これにより画像面(画像情
報)Gが読み取られる。読み取られた画像情報は、画像
形成部16の露光器31に送られる。
【0031】一方、画像形成部16においては、感光体
ドラム28が矢印方向に回転駆動され、その表面が一次
帯電器34によって所定の極性・所定の電位に均一に帯
電される。帯電後の感光体ドラム28表面は、露光器3
1によって画像情報に基づいた露光が行われ、静電潜像
が形成される。この静電潜像は、現像器32によってト
ナーが付着されてトナー像として現像される。こうして
感光体ドラム28上に形成されたトナー像は、転写帯電
器33によって転写材P表面に転写される。
【0032】この転写材Pは、給紙部15の給紙カセッ
ト23又は手差しトレイ25から給紙ローラ24又は給
紙ローラ26によって給紙された後、レジストローラ2
7によって一旦停止され、さらに、感光体ドラム28上
のトナー像に同期するようにして感光体ドラム28と転
写帯電器33との間の転写部に供給されたものである。
【0033】トナー像転写後の感光体ドラム28は、表
面に残った残留トナーがクリーナ34によって除去さ
れ、次の画像形成に供される。
【0034】一方、トナー像転写後の転写材Pは、定着
部17に搬送され、ここで定着ローラ36及び加圧ロー
ラ37によって加熱・加圧されて表面にトナー像が定着
される。
【0035】こうしてトナー像が定着された転写材P
は、後処理の有無によって排出先が以下のように異な
る。
【0036】まず、後処理がない場合の、トナー像定着
後の転写材Pは、排紙部18のフラッパ38によって右
方の排紙ローラ40に導かれ、この排紙ローラ40によ
って右方の排紙板41上に、画像面(トナー像が形成さ
れた面)を下方に向けた、いわゆるフェースダウンで排
紙されて、次々と積載される。
【0037】これに対して、後処理がある場合の、トナ
ー像定着後の転写材Pは、フラッパ38の切り換えによ
って上方の給搬送ユニット20に搬送される。搬送され
た転写材Pは、図3の位置に配置された第1,第2のフ
ラッパ46,47によって上,下排紙ローラ48,50
に導かれ、中間トレイ53上に排出される。このとき、
搬送ローラ52は退避位置に、またストッパ51は起立
位置に配置されている。中間トレイ53上に排出された
転写材Pは、その先端が前寄せ部材54によって左方に
押され、後端がストッパ51に突き当てられ、これによ
り、搬送方向の位置が整合される。排紙された転写材P
は、これと同時に、幅寄せ部材55,56によって左右
の側端が押圧され、これにより幅方向の位置が整合され
る。このような整合動作は、中間トレイ53上に次々に
排出される転写材Pに対して、同様に行われる。
【0038】そして、ステープルを行う所定の枚数の転
写材Pが中間トレイ53上に積載されると、転写材Pの
排出が停止される。その後、転写材Pの左右の側端に当
接された状態の幅寄せ部材55,56が前方に移動し
て、転写材Pの後端の手前側をステープラ45に対応す
る位置に配置する。ステープラ45が動作して、所定の
枚数の転写材Pが綴じられる。ステープル後の転写材P
は、幅寄せ部材55,56によって後方に移動され元の
位置に復帰する。復帰した転写材Pは、図4に示すよう
に、作動位置に配置された搬送ローラ52によって、そ
の後端が下排紙ローラ50との間に挟持される。そし
て、ストッパ51が図4の退避位置に、また第1,第2
のフラッパ46,47が図4の位置に配置され、さら
に、下排紙ローラ50及び搬送ローラ52が矢印方向に
回転することにより、ステープル後の転写材Pは、左方
に搬送され、排紙トレイ44の排紙ローラ57によって
積載部58(図1参照)上に排出され、積載される。
【0039】上述の複写機10において、感光体ドラム
28の周囲の湿度が高いと、感光体ドラム28表面に結
露が発生する場合があり、この場合には、転写材P上の
トナー像に、画像流れ、黒スジ、白スジなどの画像不良
が発生する。
【0040】(感光体ドラム表面の結露の測定及び除
去)本発明においては、以下のようにして、感光体ドラ
ム28表面の結露を精度よく検知し、これを確実に除去
して、画像流れ等の画像不良の発生を防止するようにし
ている。
【0041】図5の、感光体ドラム28及びその周辺の
拡大図に示すように、上述の複写機10は、感光体ドラ
ム28の回転方向(同図の矢印R方向)に沿っての現像
器32の下流側で、かつ転写帯電器33の上流側に、感
光体ドラム28表面に対向するようにして配置された濃
度センサ71を備えている。濃度センサ71としては、
例えば、一般的な光反射型の濃度センサ、すなわち発光
部と受光部(いずれの図示せず)とを有するものを使用
することができる。濃度センサ71は、通常の画像形成
時には、前述のように、一次帯電器30による帯電、露
光器31による露光、現像器32による現像によって、
感光体ドラム28表面に形成されたトナー像の濃度を検
知するものである。濃度センサ71は、制御手段(CP
U)72に接続されている。制御手段72は、あらかじ
め保持している基準値と、濃度センサ71からの測定値
とが比較され、測定値が基準値を超えるときには、結露
が発生していると判断する。本実施の形態においては、
通常の画像形成時に感光体ドラム28上のトナー像の濃
度を検知するのに従来から使用されている濃度センサ7
1を、感光体ドラム28表面の結露を検知するのに流用
している。なお、結露検知用の、専用の濃度センサを配
設するようにしてもよい。
【0042】図6に、結露を検知し、これを除去するた
めの動作の流れを示す。
【0043】複写機10の操作パネル68(図2参照)
を操作して、メインスイッチをONし、感光体ドラム2
8を回転させる(ステップS1。以下「S1」のように
記す。)。一次帯電器30に帯電バイアスを印加して感
光体ドラム28表面を通常の画像形成時と同様に所定の
極性・所定の電位に均一に帯電する(S2)。なお、こ
の帯電は、後述する現像時に、感光体ドラム28表面に
おける結露以外の部分にトナーが付着するのを防止する
ために行うものである。したがって、結露以外の部分に
トナーが付着することがなければ、必ずしも通常の画像
形成時と同様の条件で帯電を行う必要はない。
【0044】つづいて、露光器31による露光は行わな
いで、現像器32による現像を行う(S3)。この現像
時には、通常の画像形成時と同様の現像バイアスを印加
する。感光体ドラム28表面に結露が発生している場合
には、この現像によって結露にトナーが付着される。こ
の結露に対するトナーの付着は、粉体であるトナーが水
分に付着するといった力学的な現象であって、通常の画
像形成時に電荷を有するトナーが静電潜像に電気的に付
着される現象とは異なる。したがって、結露にトナーを
付着させるという点にのみ着目すれば、上述の帯電バイ
アス及び現像バイアスは、印加する必要はない。しか
し、トナーが電荷を有する点、感光体ドラム28表面に
おける結露以外の部分にはトナーが付着しないようにす
る点、一旦、結露に付着したトナーが電気的な力で現像
器32側に戻されないようにする点などを考慮すると、
上述の現像バイアス及び現像バイアスは適宜に印加する
のが好ましい。
【0045】結露に付着されたトナーの濃度を、濃度セ
ンサ71によって測定し(S4)、その測定値を制御手
段72に入力する。制御手段72ではあらかじめ保持し
ている基準値と、入力された測定値とを比較する(S
5)。ここで、基準値とは結露の有無を決めるための基
準値であり、感光体ドラム28の材質や複写機10の使
用環境等を考慮して、例えば、実験的によって設定する
ものとする。
【0046】比較の結果、測定値が基準値以下の場合
は、「結露無し」と判断し、トナーを除去し(S6)、
結露の検知を終了する。なお、この場合のトナー除去
は、基準値の大きさによっては微量ながらトナーが付着
することが考えられるために設けるものであり、クリー
ナ34(図5参照)によって行うものである。
【0047】一方、S5の比較の結果、測定値が基準値
を超える場合には、まず、付着したトナーを除去し(S
7)、さらに、結露を除去する(S8)。結露の除去す
る方法としては、例えば、現像エージングや、感光体ド
ラム28にヒータを設けてこれを加熱する方法がある。
【0048】結露の除去後、これを確認するために、上
述の帯電(S2)から比較(S5)間での工程を行う。
その結果、結露が十分に除去され、測定値が基準値以下
になった場合には、トナー除去(S6)、結露の検知を
終了する。一方、再び、測定値が基準値を上回る場合に
は、上述の動作を、測定値が基準値以下になるまで繰り
返す。これにより、結露をほぼ完全に取り除くことがで
きる。
【0049】ここで、上述の感光体ドラム28上の結露
に付着されたトナーと、転写材Pに転写されないで感光
体ドラム28上に残った残留トナーとの区別について簡
単に説明する。前者の結露に付着したトナーは、感光体
ドラム28では島状のパターとなる。これに対して、後
者の残留トナーは、感光体ドラム28表面にほぼ万遍無
く、又は感光体ドラム28表面の周方向に一定のパター
ン、例えば、周方向に沿って環状に表れる。これらは、
濃度センサ71が測定する濃度についての波形を監視す
ることで簡単に区別することができる。つまり、残留ト
ナーを、結露に付着したトナーと誤認するおそれはな
い。
【0050】本実施の形態によれば、感光体ドラム28
表面の結露に付着したトナー量(トナーの濃度)が結露
の量をほぼそのまま反映するため、結露に付着されたト
ナーの量を濃度センサ71によって直接的に測定するこ
とにより、感光体ドラム28表面の結露を精度よく検知
することができる。したがって、本実施の形態は、この
精度のよい検知結果に基づいて、結露をほぼ完全に除去
することができる。また、本実施の形態によれば、従
来、転写材上にトナー像を出力し、その画像を目視して
結露の有無を判断していたのとは異なり、測定値と基準
値との比較によって結露の有無を判断できるので、その
判断が容易で、しかも客観的に正確なものとなる。
【0051】なお、上述の実施の形態では、濃度センサ
71を、現像器32と転写帯電器33との間に配設した
例を説明したが、現像後によって結露に付着したトナー
の濃度を有効に測定できる限り、濃度センサの配設位置
は任意とすることができる。さらに、例えば、転写帯電
器33として転写ローラが感光体ドラム28表面に接触
されている場合には、感光体ドラム28表面の結露に付
着したトナーを一旦、転写ローラ上に転写し、そのトナ
ーの濃度を測定することも可能である。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、結露に付
着されたトナーの量を濃度センサで測定し、その測定値
を制御手段によって基準値と比較することにより、感光
体表面の結露の有無及び有りの場合はその程度を、直接
的に、精度よく検知することができる。また、この濃度
センサは、画像形成時に感光体表面に形成されたトナー
像の濃度を検知するために一般的に使用されている濃度
センサをそのまま流用することが可能であるので、従
来、感光体表面の結露を間接的に検知するために使用し
ていた湿度センサを設ける必要がなくなり、その分、構
成を簡略化することができる。さらに、感光体上の実際
の結露を精度よく検知することができるので、結露除去
のための必要な処理を適切に行い、無駄な処理を行わな
いようにすることができ、結露除去のための時間を短縮
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置(複写機)の概略構
成図である。
【図2】複写機の外観形状を示す斜視図である。
【図3】トナー像定着後の転写材を中間トレイに排出す
るようすを説明する図である。
【図4】ステープル後の転写材を排出するようすを説明
する図である。
【図5】濃度センサの配設位置を説明するための感光体
ドラム周辺の概略構成図である。
【図6】結露の検知の流れを示すフローチャート図であ
る。
【符号の説明】
10……複写機(画像形成装置)、28……感光体ドラ
ム(感光体)、30……一次帯電器、31……露光器、
32……現像器、33……転写帯電器、34……クリー
ナ(クリーニング手段)、71……濃度センサ、72…
…制御手段、P……転写材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体表面を一様に帯電し、帯電後の前
    記感光体表面を露光して静電潜像を形成し、前記静電潜
    像にトナーを付着させてトナー像として現像し、現像後
    の前記トナー像を転写材上に転写する画像形成装置にお
    いて、 前記現像後で転写前の前記感光体上のトナー像の濃度を
    測定する濃度センサと、 前記濃度センサから入力される測定値を、あらかじめ保
    持している基準値と比較する制御手段と、を備え、 前記感光体表面の結露の検知に際して、前記感光体表面
    を一様に帯電し、露光することなく現像を行い、前記感
    光体表面に結露がある場合にはその結露に付着されるト
    ナーの濃度を前記濃度センサで測定し、前記濃度センサ
    からの測定値と前記基準値とを前記制御手段で比較し
    て、前記測定値が前記基準値を上回るときには結露有り
    と判断することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記転写材に対するトナー像の転写後に
    前記感光体表面を清掃するクリーニング手段を備え、 前記感光体表面の帯電と、結露に対する現像と、現像に
    よって結露に付着されたトナーの濃度測定と、前記クリ
    ーニング手段によるトナーの除去とを、前記濃度センサ
    が測定するトナーの濃度が前記基準値以下になるまで繰
    り返すことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
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