JP2957369B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2957369B2 JP497693A JP497693A JP2957369B2 JP 2957369 B2 JP2957369 B2 JP 2957369B2 JP 497693 A JP497693 A JP 497693A JP 497693 A JP497693 A JP 497693A JP 2957369 B2 JP2957369 B2 JP 2957369B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、用紙の上に転写された
トナー像を用紙へ定着させる定着装置を備えた画像形成
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置である例えば複写機は、複
写画像の形成に際し、メインチャージャにて感光体を所
定電位に帯電すると共に、原稿画像にコピーランプにて
光を照射し、この原稿画像からの反射光を上記感光体に
照射して静電潜像を形成し、この静電潜像をトナーにて
現像するようになっている。そして、このようにして得
られたトナー像を転写紙(用紙)に転写し、定着装置に
てトナーを転写紙上に定着した後、機外へ排紙するよう
になっている。転写紙の機外へ排紙は、定着装置の出紙
側に設けられた排紙センサにて検知されるようになって
いる。
【0003】上記の定着装置を、本発明の説明図である
図3を参照して説明すると、定着装置22は、定着ロー
ラ22bと、これに圧接された加圧ローラ22cとを有
している。定着ローラ22bの軸芯部には、ハロゲンラ
ンプ等からなる棒状のヒータランプ22aが設けられ、
定着ローラ22bと加圧ローラ22cとの圧接部には、
定着部Bが形成されている。そして、この定着部Bに
て、転写紙上のトナー像のトナーを加熱して軟化させる
と共に加圧し、転写紙上に定着させるようになってい
る。
【0004】定着ローラ22bの温度制御は、図示しな
い制御装置にて行われており、この制御装置が、定着ロ
ーラ22bに接触可能に配されたサーミスタ24にて検
出された検出部Aの表面温度に基づいて、表面温度が設
定温度に維持されるよう、ヒータランプ22aのON/
OFFを制御している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成においては、定着ローラ22bの温度制御をサ
ーミスタ24の検出温度のみに基づいて行っているの
で、例えば転写紙に厚紙等の熱容量の大きな材質のもの
が使用され、転写紙に奪われる熱が大きくなると、定着
ローラ22bの定着部B部位の表面温度が下がり、トナ
ーの転写紙への定着性が低下するという問題を有してい
る。
【0006】即ち、構造上、サーミスタ24は、定着ロ
ーラ22bにおける定着部B部位の表面温度を検出する
のではなく、検出部A部位の表面温度を検出するように
なっている。したがって、転写紙に接触して熱を吸収さ
れ、定着に必要とされる設定温度より表面温度が低下し
たとしても、すぐにはヒータランプ22aがONされ
ず、設定温度以下での定着が継続される。そして、温度
低下した部位が、検出部Aに到達してはじめて、ヒータ
ランプ22aがONされる。このため、厚紙等になると
温度低下が大きく、大きな影響を受けることとなる。
【0007】そこで、従来の複写機においては、定着ロ
ーラの肉厚を大きくしたり、また、ヒータランプの熱容
量を大きくする等して、定着ローラの温度低下を抑制
し、定着装置の定着性の改善が図られているが、必然的
にコスト上昇を伴い、特に、低価格機種においては大き
な負担となっている。
【0008】本発明の画像形成装置は、上記課題に鑑み
成されたもので、定着装置の定着性の改善を図り、信頼
性を向上させると共に、低コストにて作製できることを
目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の画像形成
装置は、上記目的を達成するために、温度検出手段によ
る温度検出が行われる検出部が設けられると共に検出部
の温度に基づく加熱手段のON/OFFにて所定温度に
制御される定着ローラと、この定着ローラに圧接される
加圧ローラとを有する定着装置を備え、これら両ローラ
の圧接部に形成された定着部にトナー像が転写された用
紙を搬送し、この定着部にてトナー像の用紙への定着を
行った後、装置本体外部へ用紙を排紙する画像形成装置
において、定着部近傍の出紙側に、定着ローラの定着部
を通過した部位が検出部に移動するまでの間に、上記部
位の定着部通過時に定着が行われて先端部が出紙された
用紙を検出する用紙センサを設けると共に、この用紙セ
ンサにて用紙が検出されると、上記加熱手段を一定時間
ONさせる制御手段を設けることを特徴としている。
【0010】また、請求項2記載の画像形成装置は、上
記目的を達成するために、請求項1記載の画像形成装置
において、装置本体外部への用紙の排紙の確認に用いら
れる排紙センサを、定着部近傍に設けることで、上記用
紙センサとしての機能を備えさせることを特徴としてい
る。
【0011】
【作用】上記請求項1の構成によれば、上記用紙センサ
は、定着ローラの定着部を通過した部位が検出部に移動
するまでの間に、上記部位の定着部通過時に定着が行わ
れて先端部が出紙された用紙を検出するよう定着近傍の
出紙側に配されているので、定着部から用紙の先端部が
出紙された時点で用紙を検出し、制御装置は、この検出
と共に一定時間、加熱手段をONする。従来の通常の温
度制御のみの構成においては、用紙前半部の定着にて温
度低下した部位が、温度検出手段の検出部に移動するま
で、加熱手段がONされなかったが、これによれば、通
常の温度制御とは別に加熱手段のON/OFFが制御さ
れているので、温度低下部位が温度検出手段の検出部に
移動するまでの間に、加熱手段がONされることとな
り、定着ローラに熱が供給される。したがって、厚紙等
の熱容量の大きな用紙が使用されたとしても、定着ロー
ラの表面温度が設定温度から大きく低下することはな
く、定着装置の定着性を改善することができ、ひいて
は、画像形成装置の信頼性を向上させることができる。
【0012】また、請求項2の構成によれば、従来から
ある排紙センサの配設部位を、定着部近傍とすること
で、請求項1の用紙センサとしての機能を備えさせるよ
うになっているので、コスト上昇を伴うことなく低コス
トにて作製することができる。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図6に基づい
て以下に説明する。本実施例の画像形成装置である複写
機は、図2に示すように、略直方体形状箱型の複写機本
体(装置本体)1の上面部に原稿台2を有しており、こ
の原稿台2は、中央部がガラス板等の透明部材によって
形成されている。原稿台2は、フィード用ソレノイド、
及びリターン用ソレノイドを備えた図示しない原稿台駆
動装置に駆動されて、フィード方向(F)及びリターン
方向(R)に直線移動するようになっており、複写動作
の際、リターン方向(R)側の端部が、複写機本体1の
端部とほぼ一致する位置、即ち待機位置P1 から、ま
ず、リターン方向(R)の走査開始位置P2 に移動し、
その後、フィード方向(F)の走査終了位置P3まで移
動し、再び、元の待機位置P1 へと移動するようになっ
ている。
【0014】複写機本体1の上部には、コピーランプ3
およびセルフォックレンズ4等からなる光学系5が配さ
れ、この光学系5の下方には、ドラム状の感光体6が配
されている。この感光体6は、図示しないメインモータ
により回転駆動されると共に、上記のコピーランプ3か
ら原稿7に向かって照射された光の反射光で露光され、
コピーランプ3からの直接光で残留電荷が除電されるよ
うになっている。
【0015】上記の感光体6の周りには、感光体6を帯
電させるメインチャージャ8、光学系5の露光動作によ
って感光体6に形成された静電潜像をトナーによって現
像するマグネットローラ9を内設した現像カートリッジ
10、現像カートリッジ10の現像動作によって形成さ
れたトナー像を転写紙(用紙)S上に転写させる転写チ
ャージャ11、感光体6の表面の残留トナーをブレード
12aによって回収する廃棄トナーカートリッジ12等
が配されている。
【0016】感光体6に対する転写紙Sの供給側には搬
送部13が設けられ、さらにその供給側には給紙部14
が配されている。給紙部14は、転写紙Sを載置する給
紙トレー15、この給紙トレー15から転写紙Sを一枚
ずつ送り出す呼び込みローラ16と給紙ローラ17、お
よび、給紙ローラ17を作動させる図示しない給紙ソレ
ノイド等を備え、転写紙Sを搬送部13に供給するよう
になっている。
【0017】一方、搬送部13は、転写紙Sを検知して
いる時にONとなる入紙センサ18、転写紙Sを一旦停
止させるレジストローラ19、およびレジストローラ1
9を作動させる図示しないレジストローラソレノイド等
を備え、給紙部14から供給された転写紙Sを、所定の
タイミングで転写チャージャ11と感光体6との間に搬
送するようになっている。
【0018】また、感光体6からの転写紙Sの搬送方向
には、紙詰り、即ちジャム発生時にジャム紙の位置を検
出するためのジャムセンサ20・21と共に、定着装置
22と、排紙センサ23とが順に配されている。
【0019】上記定着装置22は、図3に示すように、
軸芯部に加熱手段であるヒータランプ22aが設けられ
た定着ローラ22bと、これに圧接される加圧ローラ2
2cとからなり、両ローラ22b・22cの圧接部に定
着部Bが形成され、この定着部Bにて、転写紙Sに転写
されているトナーを加熱溶融して定着させるようになっ
ている。そして、定着ローラ22bには、温度検出手段
であるサーミスタ24が接触可能に配されており、検出
部Aに位置する定着ローラ22b表面の温度を検出する
ようになっている。
【0020】上記排紙センサ23は、図1(a)(b)
(c) に示すように、上記定着装置22の出紙側の定着
部Bの直ぐ近くに配されており、転写紙Sを検知してい
る時にON信号を出力するようになっている。即ち、こ
の排紙センサ23に、本発明の用紙センサとしての機能
が兼ね備えられている。
【0021】さらに、本複写機は、図4に示すマイクロ
コンピュータからなる制御装置33を備えている。この
制御装置33は、上記サーミスタ24の検出温度に基づ
いて、定着ローラ22bの表面温度が設定温度を維持す
るよう、ヒータランプ22aのON/OFFを制御する
ようになっている。
【0022】そして、本実施例においては、この制御装
置33は、上記の通常の温度制御とは別に、排紙センサ
23からON信号が出力されると、一定時間、ヒータラ
ンプ22aをONさせるようになっている。
【0023】つまり、定着ローラ22bの表面温度の時
間的推移を見てみると、図6(a)の破線bに示すよう
に、表面温度が急激に低下し、設定温度を大きく下回る
時間帯がある。そしてこれと、同図(b)に示す排紙セ
ンサ23のタイミングチャートに示されるON信号の出
力タイミングとを検討すると、排紙センサ23のONと
ほぼ同時に、定着ローラ22bの表面温度の上記した急
激な低下が始まっていることがわかる。したがって、本
実施例の複写機においては、上述したように、排紙セン
サ23のONと共に、制御装置33がヒータランプ22
aを一時的にONさせ、これにて、定着ローラ22bの
温度低下に対処するようになっている。
【0024】また、このような制御以外に、制御装置3
3は、後述のように、複写機本体1の主電源スイッチ2
5及びプリントスイッチ26、入紙センサ18、原稿台
センサ27等からの入力信号に基づいて、メインモータ
28、コピーランプ3、給紙ソレノイド30、レジスト
ローラソレノイド31、メインチャージャ8や転写チャ
ージャ11に高圧を供給する高圧ユニット32、及び図
示しない原稿台駆動装置のフィード用ソレノイド35と
リターン用ソレノイド34等の作動を制御するようにな
っている。尚、上記原稿台センサ27は、原稿台2の複
写機本体1に対する位置を検出するもので、原稿台2が
走査開始位置P2 に位置しているとき、ON信号を出力
するようになっている。
【0025】上記構成の複写機における一般的な複写動
作を説明する。
【0026】複写に際し、原稿台2は、リターン方向
(R)側の端部が、複写機本体1の端部とほぼ一致する
位置、即ち待機位置P1 から、まず、リターン方向
(R)の走査開始位置P2 に移動し、その後、光学系5
による原稿走査のために、フィード方向(F)の走査終
了位置P3 まで移動し、その後、元の待機位置P1 に移
動する。
【0027】そして、原稿台2が走査開始位置P2 から
走査終了位置P3 へ移動する間に、光学系5による原稿
7の走査が行われる。即ち、原稿台2上に置かれた原稿
7がコピーランプ3によって照射され、その反射光がセ
ルフォックレンズ4を介して感光体6へ入射する。この
とき、感光体6は、メインチャージャ8により均一に帯
電されており、上記の反射光によって露光され、感光体
6上に静電潜像が形成される。
【0028】この静電潜像は現像カートリッジ10から
供給されるトナーにより現像され、感光体6上に原稿7
の画像に対応したトナー像が形成される。このトナー像
は、給紙トレー15から呼び込みローラ16及び給紙ロ
ーラ17にて給紙され、レジストローラ19にて所定の
タイミングで搬送されてきた転写紙Sに、転写チャージ
ャ11により転写される。その後、転写紙S上のトナー
像は定着装置22の定着部Bに搬送され、ここで加熱お
よび加圧されて転写紙S上に定着され、定着装置22を
経た転写紙Sは複写機本体1の外部へ排出される。
【0029】一方、上記の転写動作後、転写チャージャ
11表面に付着しているトナーは、トナーと逆極性の電
圧を転写チャージャ11へ印加することにより感光体6
上に移動し、感光体6表面の残留トナーと共に廃棄トナ
ーカートリッジ12にて回収される。さらに、転写動作
後の感光体6の表面はコピーランプ3の直接光により均
一に除電されて、待機状態となる。
【0030】次に、上記複写機における制御装置33の
各部材の制御について図4および図5に基づいて説明す
る。先ず、電源スイッチ25がユーザにてONされると
(S1)、制御装置33は、各部位での電圧やトナー残
量等のチェック動作等のイニシャル動作を行い(S
2)、次に、定着装置22のウォームアップを行う(S
3)。その後、ウォームアップが完了して複写動作に対
する準備が完了すると(S4)、コピーの開始を指示す
るプリントスイッチ26がONされるまで待機し、プリ
ントスイッチ26がONされると(S5)、現像カート
リッジ10等に対するバイアス、メインモータ28、コ
ピーランプ3、給紙ソレノイド30、及びリターン用ソ
レノイド34をONにする(S6)。
【0031】その後、転写紙Sが給紙されて、入紙セン
サ18がONすると(S7)、制御装置33は、給紙ソ
レノイド30をOFFにし(S8)、原稿台2が走査開
始位置P2 に到達して原稿台センサ27がONすると
(S9)、リターン用ソレノイド34をOFFにする
(S10)。
【0032】次いで、フィード用ソレノイド35、高圧
ユニット32、及び、レジストローラソレノイド31を
ONにするタイミングをはかるタイマーT1 をスタート
させ(S11)、タイマーT1 が、予め設定されている
一定の数値TS に達したならば(S12)、レジストロ
ーラソレノイド31をONにして、転写紙Sを排出させ
る(S13)。
【0033】転写紙Sの先端部が定着装置22の定着部
Bから出紙し、排紙センサ23がONすると(S1
4)、ヒータランプ22aをONにすると共に、ヒータ
ランプ22aをONする時間を計るタイマーH1 をスタ
ートさせ(S15)、その後、タイマーH1 が、予め設
定されている一定の数値HS に達したならば(S1
6)、ヒータランプ22aを通常の温度制御に戻し、サ
ーミスタ24にて検出される温度に基づいて、ヒータラ
ンプ22aをONもしくはOFFにする(S17)。
【0034】その後、入紙センサ18がOFFすると
(S18)、レジストローラソレノイド31及びフィー
ド用ソレノイド35をOFFにし(S19)、排紙セン
サ23がOFFすると(S20)、再びS5に戻り、プ
リントスイッチ26がONされるまで待機する。
【0035】このように、本複写機においては、制御装
置33が、排紙センサ23からのON信号にて、定着装
置22の定着ローラ22bに設けられたヒータランプ2
2aを一定時間ONさせるようになっている。
【0036】従来のサーミスタ24の検出結果に基づく
通常の温度制御のみの構成においては、転写紙Sの前半
部の定着にて温度低下した部位が、サーミスタ24の検
出部Aに移動するまで、ヒータランプ22aがONされ
なかったが、これによれば、通常の温度制御とは別にヒ
ータランプ22aがONされるようになっているので、
温度低下部位がサーミスタ24の検出部Aに移動するま
での間に、ヒータランプ22aがONされることとな
り、定着ローラ22bに熱が供給される。これにより、
定着ローラ22bの表面温度は、図6(a)の実線aに
示すように、ほぼ一定に維持され、例え、厚紙等の熱容
量の大きな転写紙Sが使用されたとしても、定着性を低
下させることなく、トナーを転写紙Sに定着させること
ができる。
【0037】また、本複写機においては、従来からの構
成部材である複写機本体1外部への転写紙Sの排紙を検
知する排紙センサ23を定着部B近傍に設けることで、
別途、用紙センサを設けず構成しているので、コスト上
昇を伴わず、低コストにて作製できる。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の画像形成装置は、以上の
ように、定着部近傍の出紙側に、定着ローラの定着部を
通過した部位が検出部に移動するまでの間に、上記部位
の定着部通過時に定着が行われて先端部が出紙された用
紙を検出する用紙センサを設けると共に、この用紙セン
サにて用紙が検出されると、上記加熱手段を一定時間O
Nさせる制御手段を設ける構成である。
【0039】これによれば、用紙センサは、定着ローラ
の定着部を通過した部位が検出部に移動するまでの間
に、上記部位の定着部通過時に定着が行われて先端部が
出紙された用紙を検出するよう定着部近傍の出紙側に
されているので、定着部から用紙の先端部が出紙された
時点で用紙を検出し、制御装置は、この検出と共に一定
時間、加熱手段をONする。従来の通常の温度制御のみ
の構成においては、用紙前半部の定着にて温度低下した
部位が、温度検出手段の検出部に移動するまで、加熱手
段がONされなかったが、これによれば、通常の温度制
御とは別に加熱手段のON/OFFが制御されているの
で、温度低下部位が温度検出手段の検出部に移動するま
での間に、加熱手段がONされることとなり、定着ロー
ラに熱が供給される。したがって、厚紙等の熱容量の大
きな用紙が使用されたとしても、定着ローラの表面温度
が設定温度から大きく低下することはなく、定着装置の
定着性を改善することができ、ひいては、画像形成装置
の信頼性を向上させることができるという効果を奏す
る。
【0040】また、請求項2記載の画像形成装置は、以
上のように、請求項1記載の画像形成装置において、装
置本体外部への用紙の排紙の確認に用いられる排紙セン
サを、定着部近傍に設けることで、上記用紙センサとし
ての機能を備えさせる構成である。
【0041】したがって、従来からある排紙センサを用
いて構成できるので、コスト上昇を伴うことなく、低コ
ストにて作製できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における複写機に備えられた
定着装置と、その近傍に配された排紙センサを示すもの
で、(a)は定着装置の定着部に転写紙が搬送されてい
ない状態を示す説明図で、(b)は定着装置の定着部に
転写紙の先端部が搬送されている状態を示す説明図で、
(c)は定着装置の定着部から転写紙の先端部が出紙さ
れている状態を示す説明図である。
【図2】上記の複写機の概略の全体構成図である。
【図3】上記の複写機が備える定着装置の構成を示す構
成図である。
【図4】上記の複写機における制御部を示すブロック図
である。
【図5】上記の制御部による各部材の駆動制御を示すフ
ローチャートである。
【図6】(a)は定着ローラの表面温度の時間的推移を
示すグラフであり、(b)は排紙センサのタイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
1 複写機本体(装置本体) 2 原稿台 3 コピーランプ 5 光学系 6 感光体 22 定着装置 22a ヒータランプ(加熱手段) 22b 定着ローラ 22c 加圧ローラ 23 排紙センサ(用紙センサ) 24 サーミスタ(温度検出手段) 33 制御装置 A 検出部 B 定着部 S 転写紙(用紙)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 13/20 G03G 15/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】温度検出手段による温度検出が行われる検
    出部が設けられると共に検出部の温度に基づく加熱手段
    のON/OFFにて所定温度に制御される定着ローラ
    と、この定着ローラに圧接される加圧ローラとを有する
    定着装置を備え、これら両ローラの圧接部に形成された
    定着部にトナー像が転写された用紙を搬送し、この定着
    部にてトナー像の用紙への定着を行った後、装置本体外
    部へ用紙を排紙する画像形成装置において、 定着部近傍の出紙側に、定着ローラの定着部を通過した
    部位が検出部に移動するまでの間に、上記部位の定着部
    通過時に定着が行われて先端部が出紙された用紙を検出
    する用紙センサを設けると共に、 この用紙センサにて用紙が検出されると、上記加熱手段
    を一定時間ONさせる制御手段を設けることを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】装置本体外部への用紙の排紙の確認に用い
    られる排紙センサを、定着部近傍に設けることで、上記
    用紙センサとしての機能を備えさせることを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
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