JP2002116638A - 導電性ローラ - Google Patents

導電性ローラ

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JP2002116638A
JP2002116638A JP2000305264A JP2000305264A JP2002116638A JP 2002116638 A JP2002116638 A JP 2002116638A JP 2000305264 A JP2000305264 A JP 2000305264A JP 2000305264 A JP2000305264 A JP 2000305264A JP 2002116638 A JP2002116638 A JP 2002116638A
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roller
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electrophotographic apparatus
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Nobutoshi Hayashi
信俊 林
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電性弾性体の電気的抵抗のバラツキを少な
くし、弾性体の弾性を大幅に損なわせることなく低硬度
でかつ所望の導電性を有し、その後長期にわたり、感光
ドラムを汚染することのない電子写真用導電性ローラを
提供する。 【解決手段】 ポリマー中にイオン導電機構による導電
性物質を付与させた導電性材料に、電子導電機構による
導電性物質を分散させた導電性材料を、弾性体ローラに
成型し、弾性体の硬度を5乃至70°(AskerC)となる
ようにし、成型後溶剤により低分子量成分を取り除く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写装
置、プリンタ、静電記録装置等の画像形成装置におい
て、感光体等の像担持体に電子写真プロセス、静電記録
プロセス等の作像手段で形成担持させた可転写画像(ト
ナー画像)を紙等の記録媒体(被転写材)へ転写させる
転写部材に関する。より詳しくは、導電性弾性体ローラ
にバイアス電圧を印加して転写工程を実行する画像形成
装置において、該弾性体ポリマーがイオン導電機構によ
る導電性物質を付与させた導電性材料に電子導電機構に
よる導電性物質を分散させた導電性材料を、弾性体ロー
ラ状に成型したものを転写部材とした導電性ローラに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真記録装置の概略断面図の
一例を図1に示す。この装置の本体内部には画像形成部
が設置され、画像がクリーニング、帯電、潜像、現像、
転写、定着の各プロセスを経て形成される。画像形成部
は像担持体である感光ドラムを備えており、クリーニン
グ部6、帯電部2、潜像形成部3、現像部4及び転写部
5を備えている。この画像形成部で形成された感光ドラ
ム1上の画像は転写部5において記録材P上に転写さ
れ、搬送された後、定着部7にて加熱、加圧され、定着
された記録画像として排出される。
【0003】次に、クリーニング、帯電、潜像、現像、
転写、定着の各プロセスのうち、潜像形成、現像、転写
プロセスについて説明する。
【0004】帯電部材2は感光ドラム1の表面に対し、
所定の極性、電位が一様になるように一次帯電処理を行
う。帯電部材2により均一に帯電処理された後、図1中
の矢印3で示した目的画像情報の露光を受けることで、
ドラム表面に目的画像に対応した静電潜像が形成され
る。この静電潜像は現像装置4によりトナー画像として
可視像化されていく。この可視像化されたトナー画像
は、感光ドラム1下で転写手段5により記録材Pの裏面
から電圧を印加することにより記録材P上に転写され
る。その後記録材Pは定着部7へ搬送され、像定着を受
け、画像形成物として出力される。
【0005】以上に示した電子写真装置等の画像形成装
置における転写工程5の実行手段として、電圧を印加す
ることにより転写作用を施す、一般にはローラ型の導電
性弾性体が、近年盛んに使用されはいじめている。以上
に示した転写方式においては、転写部材5は半導電領域
の電気抵抗値を有し、かつ低硬度な材料に構成されるこ
とが、良好な画像を得るための必須条件である。
【0006】ゴム素材に導電性機能を付与する方法とし
ては、カーボン等の導電性物質を用いて分散させた電子
導電機構によるものがある。非通紙部での像担持体への
過剰な電流や電流リーク等による印加電圧のブレークダ
ウンを防止する目的で、その導電性弾性体の抵抗値がお
よそ1E7〜5E9Ωの、いわゆる中抵抗の領域のものを
使用することが要求されている。このため、ゴムの電気
抵抗を上記範囲内に収めるために、カーボンブラック等
の導電性物質をポリマー材に添加することで導電性を付
与する手法が用いられていた。
【0007】しかしながら、この電気抵抗領域はカーボ
ンブラックの少しの量の違いで抵抗が大幅に変わった
り、また、練り、成形、加硫等の加工条件の違いによっ
ても抵抗が変化してしまう領域であるため、上記範囲内
に抵抗値を調整するのに非常な困難を要する。さらに、
成形、加硫時にカーボンブラックの粒子が再凝集してし
まい、導電性弾性体中の分散導電性粒子の粒子間接触状
態が、場所によって異なることが原因で電気的抵抗ムラ
が発生する。したがって、このような導電性弾性体を電
圧を印加することで画像を形成する装置の転写ローラに
使用すると、電気分布のムラが大きく、これが原因とな
って転写ムラの発生を見ることがある。また、転写後の
像担持体上に局所的な転写帯電メモリが形成され、次の
作像工程において画像上に濃度ムラとなってしまうこと
がある。特に反転現像方式を採用する画像形成装置にお
いては、像担持体としての感光体を局所的に帯電してし
まうため、その部分が転写帯電メモリとなって次の帯電
工程で帯電不足となり、現像されて黒ポチ状のカブリと
なってしまうため、著しく画像品質の低下を招いてしま
う。
【0008】また、転写ローラに要求される特性として
は、低硬度が擧げられる。これは、画像の中央部が転写
されずに抜けてしまう“中抜け”対策として必要であ
る。カーボン等の導電性物質を用いて分散させ導電機能
を付与させた場合、所望の電気抵抗値を得るためには、
多量の導電性物質を分散させなければならず、硬度が高
くなってしまうという欠点があった。
【0009】一方、ゴム材料に導電機能を付与する方法
として、金属塩等の導電性付与剤を配合することによ
る、イオン導電機構が用いられている。しかしながらこ
の方法の場合は、弾性体の電気抵抗値の環境変動が非常
に大きい(L/L(温度15℃、湿度10%)とH/H(温
度32.5℃、湿度85%)の間で約2桁の抵抗値変動
がある)という欠点があった。
【0010】また、電子写真装置等の画像形成装置にお
ける転写工程5に用いる導電性ゴムローラは、環境変化
安定性、耐オゾン性、耐熱安定性に優れていることが要
求され、これら要求を満足する材料として、物理的、化
学的に安定なシリコーンゴムの使用が検討されている。
しかしシリコーンゴムを使用した導電性ローラの場合、
長期間の使用により低分子量成分が導電性ローラ表面に
析出し、これが感光ドラム側に付着し、画像にローラの
跡が付いてしまうという問題があった。ここでいう低分
子量とは約50000以下のものを指し、低重合度の環
状シロキサン等が擧げられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、導電
性物質が分散された導電性弾性体を設けた転写部材であ
って、導電性弾性体についての抵抗ムラに起因する転写
ムラの発生、像担持体の局所的な転写メモリによる画像
濃度ムラやカブリの発生を防止し、環境変動があっても
安定した導電性が得られ、同時に、低硬度で圧縮永久歪
みが小さい導電性弾性体ローラを得ることができ、高品
質の画像を得ることができる画像形成装置を提供するこ
とである。また、導電性弾性体ローラの表面の低重合度
シロキサンを飛散、溶剤抽出することにより、使用初期
のみでなく、長期にわたり使用しても感光ドラムを汚染
することのない電子写真用導電性弾性体ローラを提供す
ることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、以
下の(1)乃至(11)に記載した事項により達成され
る。 (1)ロ−ラ芯金の周囲に弾性体ポリマ−が設けてあ
り、該弾性体ポリマ−がイオン導電機構による導電性物
質を付与させた導電性材料に、電子導電機構による導電
性物質を分散させた材料であり、該弾性体の硬度が5乃
至70°(AskerC)であることを特徴とする電子写真装
置用の導電性ローラ、(2)前記電子導電機構による導
電性物質がカ−ボンブラックであることを特徴とする、
上記(1)記載の電子写真装置用の導電性ローラ、
(3)前記電子導電機構による導電性物質が無機系導電
フィラ−であることを特徴とする、上記(1)記載の電
子写真装置用の導電性ローラ、(4)前記電子導電機構
による導電性物質がカ−ボンブラックと無機系導電フィ
ラ−との混合物であることを特徴とする、上記(1)記
載の電子写真装置用の導電性ローラ、(5)前記無機系
導電フィラ−が酸化亜鉛、酸化チタン、酸化アルミニウ
ム、酸化錫、酸化アンチモン、酸化インジウム、酸化銀
から選ばれた少なくとも一つであることを特徴とする、
上記(3)又は(4)記載の電子写真装置用の導電性ロ
ーラ、(6)前記弾性体の電気抵抗値が1E4乃至5E
9Ωであることを特徴とする、上記(1)乃至(5)の
いずれか1項に記載の電子写真装置用の導電性ローラ、
(7)前記弾性体の電気抵抗値が1E7乃至5E9Ωで
あることを特徴とする、上記(1)乃至(5)のいずれ
か1項に記載の電子写真装置用の導電性ローラ、(8)
前記弾性体ポリマ−がシリコ−ンゴムであることを特徴
とする、上記(1)乃至(7)のいずれか1項に記載の
電子写真装置用の導電性ローラ、(9)シリコ−ンゴム
材料をロ−ラ状に成形した後、溶剤に浸析することによ
り上記(8)に記載のローラを製造することを特徴とす
る電子写真装置用の導電性ローラの製造方法、(10)
前記溶剤が2種類以上であることを特徴とする、上記
(9)に記載の電子写真装置用の導電性ローラの製造方
法。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の導電性弾性体ロ−ラは、
ポリマ−中にイオン導電機構による導電性物質を付与さ
せた導電性材料に、電子導電機構による導電性物質を分
散させた導電性材料を、弾性体ロ−ラ状に成型し、成型
後加熱処理することにより得られる。
【0014】本発明の製造方法により、電子写真用導電
性シリコーン弾性体ローラを提供することができる。こ
こで使用される成型材料は、液状、ミラブルの何れでも
よい。成型材料は、重合度5000〜10000程度の
ゲル状のシリコーン生ゴムをベースとして充填剤、分散
剤等が配合されたコンパンド材に、加硫剤、加硫促進
剤、触媒、増量剤、導電付与剤等の各種添加剤を配合
し、ロールミル、バンバリミキサー等によって混練りす
ることで作成できる。その後所望の形状になるように成
型、加硫することで、導電性弾性体ローラを得ることが
できる。
【0015】ここで使用される導電性弾性体ローラの必
要特性としては以下の特性が擧げられる。
【0016】この導電性弾性体ローラは、転写を実行す
るのに適正な電圧を印加して使用されるが、トナーの記
録材側への静電気力による引き寄せを良好に行うために
は、転写部材5と感光ドラム1と間に高電圧を印加する
必要がある。ところが、この際導電性弾性体ローラの電
気抵抗値が低すぎると転写時の電流が大きくなり、用紙
が過帯電する。このため、用紙が感光ドラムに巻き付い
たり、アーク放電を伴って転写トナー像を乱したり、感
光体を劣化させる。この現象は、特に小サイズの記録材
Pを通した際に顕著になる。転写部材と感光ドラムの間
で、直接対向する、あるいは、接触する面が多くなるか
らである。また、逆に電気抵抗値が高すぎる場合、転写
効率が悪くなり転写不良となってしまう。また、所定の
転写効率を得るためには導電性弾性体ローラに印加する
電圧が3kV以上と高く設定する必要があり、電源が非常
に大型化し高価なのものとなってしまう。したがって、
上記転写ローラの抵抗値としては、1E7〜5E9Ωであ
ることが望ましい。
【0017】また上記導電性弾性体ローラの硬度として
は、5〜70゜(Asker C)であることが望ましい。そ
の理由として、硬度が低すぎる(5゜以下)場合、導電
性弾性体ローラの荷重に対する抵抗ムラの影響が高硬度
品に比べて大きくなるために、感光ドラムと接触してい
る部分の抵抗ムラが特に大きくなってしまう。逆に硬度
が高すぎる(70゜以上)場合、感光ドラムと転写ロー
ラが接触しているニップの幅が小さくなり、紙などの転
写材を感光ドラムと転写ロールの間に安定して保持する
のが困難となり、ニップ部内での転写材が感光ドラムの
動きと同期しなくなり、画像ズレを生じる。この画像ズ
レを解消するには、ニップの幅を大きくすればよいが、
高硬度品の場合導電性弾性体ローラを支持しているバネ
圧を強くしなければならない。しかし、バネ圧を強くし
た場合、転写された画像、特に文字の線幅の中央部が白
く抜ける「中抜け」現象が生じる。これは特に厚手の被
転写材を用いるときに生じ易く、トナー像が強く感光ド
ラム側に押し付けられて、転写電界の比較的弱い部分の
転写効率が低下することが原因である。以上のことから
転写部材5に用いる導電性弾性体ローラの硬度としては
上記設定範囲内に抑えることが望ましく、より好ましく
は、20〜45゜(Asker C)であることが望ましい。
【0018】また、使用するゴム製品を感光ドラムに長
時間圧接した場合、ゴム製品から低分子量成分がロ−ラ
表面に析出し、これがドラム側に付着し、画像にロ−ラ
の跡が付いてしまう。ゴム材料のトルエン不溶分が80
%未満の場合この現象は顕著であり、ゴム材料をロ−ラ
状に加工成型した後の処理により、低分子成分を飛散、
または溶剤で抽出することで、トルエン不溶分を80%
以上、好ましくは90%以上にすることが望ましい。
【0019】導電性弾性体に使用されるシリコーンゴム
の原料となるシリコーン生ゴムとしては、ポリジメチル
シロキサン、ポリメチル・ビニルシロキサン、ポリメチ
ル・フェニル・ビニルシロキサン、ポリメチル・p―ビ
ニルフェニルシロキサン、ポリメチル・トリフルオロピ
ル・ビニルシロキサンや、これらの変性シリコーンゴム
等が擧げられる。これらのシリコーン生ゴムは上記の単
一重合体または共重合体でもよく、またこれらの重合体
の混合物でもよい。
【0020】また、使用されるゴムの種類により加硫剤
を選ぶ必要があり、硫黄系加硫剤、有機過酸化物、キノ
イド系加硫剤、樹脂架橋剤、金属酸化物架橋剤、アミン
架橋剤、トリアジン系架橋剤、ポリオール架橋剤、金属
石鹸架橋剤、マレイミド系架橋剤等が擧げられる。特
に、有機過酸化物系の加硫剤としては、ベンゾイルパー
オキサイド、2,4―ジクロロベンゾイルパーオキサイ
ド、ジクミルパーオキサイド、2,5―ジメチル―2,5
―ジ(ターシャリ―ブチルパーオキシ)ヘキサン、パラ
クロロベンゾイルパーオキサイド、ジターシャリ―ブチ
ルパーオキサイド、ジアルキルパーオキサイド、ターシ
ャリ―ブチルパーベンゾエート、1,1―ジ(ターシャ
リ―ブチルパーオキシ)3,3,5―トリメチルシクロヘ
キサン等が擧げられる。
【0021】増量剤としては、補強性充填剤、炭酸カル
シウム、ハードクレー、硫酸バリウム、タルク、マイ
カ、アスベスト、グラファイト等の無機充填剤、再生ゴ
ム、粉末ゴム、アスファルト類、スチレン樹脂、ニカワ
等の有機充填剤が擧げられる。
【0022】イオン導電機構による導電性物質として
は、LiI、NaI、NaCF3SO3、LiCF3SO3、NaClO4、LiClO4
LiAsF6、LiBF4、LiNO2、NaSCN、KSCN、NaCl等の周期律
表第1族金属の塩、 NH4Cl、NH4SO4、NH4NO3、等のアン
モニウム塩、Ca(ClO4)2、Ba(ClO4)2等の周期律表第2族
金属の塩、これらの塩と1,4―ブタジオール、エチレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレング
リコール、ポリプロピレングリコール等の多価アルコー
ルやそれらの誘導体との錯体、これらの塩とエチレング
リコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノ
エチルエーテル、ポリエチレングリコールモノメチルエ
ーテル、ポリエチレングリコールモノエチルエーテル等
のモノオールとの錯体、第四級アンモニウム塩等の陽イ
オン性界面活性剤、脂肪族スルホン酸塩、アルキル硫酸
エステル塩、アルキルリン酸エステル塩等の陰イオン性
界面活性剤、高級アルコールのポリエチレングリコール
付加物、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル等の非
イオン性界面活性剤、ベタイン等の両性界面活性剤を擧
げることができる。これらイオン導電機構による導電性
物質は、粉末あるいは、繊維状の形態で、単独または2
種類以上を混合して、使用することができる。
【0023】一方、電子導電機構による導電性物質とし
ては、カーボンブラック、グラファイト等の炭素系物
質、アルミニウム、銀、金、すず―鉛合金、銅―ニッケ
ル合金等の金属あるいは合金、酸化亜鉛、酸化チタン、
酸化アルミニウム、酸化錫、酸化アンチモン、酸化イン
ジウム、酸化銀等の金属酸化物、各種フィラーに銅、ニ
ッケル、銀等の導電性金属メッキを施した物質、ポリア
セチレン、ポリピロール、ポリアニリン、ポリ(p―フ
ェニレン)、ポリ(p―フェニレン―ビニレン)、ポリ
(ピリジノピリジン)等の高分子物質等を擧げることが
できる。これら電子導電機構による導電性物質は、粉末
状あるいは、繊維状の形態で、単独または2種以上を混
合して、使用することができる。
【0024】また、成形後に低分子成分を抽出するため
の浸析用に使用する溶剤の種類としては、トルエン、メ
チルエチルケトン、アセトン、イソプロピルアルコー
ル、メタノール、エタノール等が擧げられる。
【0025】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明するが、こ
れら実施例は単なる例示であって、本発明はこれらの実
施例によって限定されるものではない。
【0026】(実施例1)本発明の実施の形態を示す画
像形成装置の概略構成断面図を図1に示した。本実施例
の形態の画像形成装置は、回転ドラム型、転写方式の電
子写真装置であって、1は像担持体としての電子写真感
光ドラムであり、矢示の時計方向に所定の周速度(プロ
セススピード)をもって回転駆動される。感光ドラム1
はその回転過程で帯電手段としての電源E1から帯電バ
イアスを印加した帯電ローラ2により周面が所定の極性
・電位(本実施例では―600V)に一様に帯電処理さ
れ、次いで露光系3により目的の画像情報に対応したネ
ガ画像露光(原稿像のアナログ露光、デジタル走査露
光)を受けて、周面に目的画像情報の静電潜像が形成さ
れる。
【0027】次いで、その静電潜像がマイナストナーに
よる反転現像方式のトナー現像方式4によりトナー画像
として現像される。そしてその現像されたトナー画像
は、感光ドラム1と転写手段5としての転写ローラとの
間の転写部に移行し、そこに不図示の給紙手段から所定
のタイミングで転写材Pが給送され、転写ローラ5に対
して電源E2から約+2〜3kVの転写バイアスが印加さ
れ感光ドラム1面の反転現像されたトナー像が転写材P
に対して順次転写されていく。
【0028】トナー画像の転写を受けた転写材Pは、感
光ドラム1面から分離されて定着手段7へ導入されて像
定着処理を受ける。トナー画像転写後の感光ドラム1面
は、クリーニング手段6で転写残りトナー等の付着汚染
物の除去処理を受けて清浄面化されて繰り返して作像に
供される。
【0029】本実施例において、転写手段5として以下
のように調整した図2に示した導電性弾性体ローラを使
用した。
【0030】ビニル末端を有するポリジメチルシロキサ
ンにイオン導電機構による導電性物質(LiClO4と1,4
―ブタンジオールとの錯体)を付与させたもの100部
に、カーボンブラック10部、2,5―ジメチル―2,5
―ジ(ターシャリ―ブチルパーオキシ)ヘキサン(50
%ペースト)2部を、ロールにより均一分散するまで混
練りし、プライマーが塗布された芯金5bがセットされ
たパイプ形状の金型中にトランスファー成型により、そ
の混練りしたゴムを注入した。その後170℃、30
分、200kg/cm2にて加硫し、冷却後パイプ金型を脱
型し、200℃、4時間の条件で熱風乾燥炉で2次加硫
することにより、導電性弾性体ローラ5a−Aを得た。
ここで得られた図2に示す転写ローラ5a−A の硬度
を、アスカー硬度計によって測定したところ、28〜3
2゜(Asker C)であった。 またこの導電性弾性体ロー
ラ(転写ローラ)の抵抗を測定したところ、3E9Ωで
あった。測定方法は、図3に示したように、芯金5bの
両端に500gの荷重をかけ、芯金5bと金属製ドラム8
を回転させながら、その間に2kVの電圧を印加し、転写
ローラ5a−A の抵抗値を測定した。また、このとき
の転写ローラの周方向の抵抗値のムラを測定したとこ
ろ、約1.2倍であった。さらに図4に示すように、分
割した金属ドラムにより転写ローラの長手方向の抵抗ム
ラを測定したところ、約1.3倍であった。
【0031】この転写ローラ5a−A を前記記載の画
像形成装置に組み込んで使用したところ、該転写ローラ
5a−A は感光ドラム1に対して所定の押圧力をもっ
て圧接状態に保持され、感光ドラム1の回転に順方向に
ドラムの回転周速とほぼ同じ周速度をもって回転した。
本実施例においては、ベタ画像が均一に転写され、局部
的に過剰なプラス電荷が感光ドラムに付与させることも
ないため、次回の画像形成時にも局部的なポチ状の濃度
ムラの発生はもちろん、ポチ状のカブリとなることもな
かった。
【0032】(比較例1)一方、比較例として、従来型
の電子導電機構による導電性物質のみを分散させた導電
性弾性体ローラを以下のようにして作成した。
【0033】ビニル末端を有するポリジメチルシロキサ
ン100部にカーボンブラック10部、2,5―ジメチ
ル―2,5―ジ(ターシャリ―ブチルパーオキシ)ヘキ
サン(50%ペースト)2部をロールにより均一分散す
るまで混練りし、プライマーが塗布された芯金5bがセ
ットされたパイプ形状の金型中にトランスファー成型に
より、その混練りしたゴムを注入した。その後170
℃、30分、200kg/cm 2にて加硫し、冷却後パイプ
金型を脱型し、200℃、4時間の条件で熱風乾燥炉で
2次加硫することにより導電性弾性体ローラ5a―B を
得た。ここで得られた図2に示す転写ローラ5a―Bの
硬度を、アスカー硬度計によって測定したところ、28
〜32゜(Asker C)であった。 またこの導電性弾性体
ローラ(転写ローラ)の抵抗を測定したところ、5E9
Ωであった。測定方法は、図3に示したように、芯金5
bの両端に500gの荷重をかけ、芯金5bと金属製ドラ
ム8を回転させながら、その間に2kVの電圧を印加し、
転写ローラ5a―Bの抵抗値を測定した。また、このと
きの転写ローラの周方向の抵抗値のムラを測定したとこ
ろ、約1.8倍であった。さらに図4に示すように、分割
した金属ドラムにより転写ローラの長手方向の抵抗ムラ
を測定したところ、約2.5倍であった。
【0034】この転写ローラ5a―Bを前記記載の画像
形成装置に組み込んで使用したところ、本比較例の導電
性弾性体ローラの周方向、及び長手方向の抵抗ムラが大
きく、ベタ画像が均一に転写されず、局部的に過剰なプ
ラス電荷が感光ドラムに付与させてしまい、次回の画像
形成時に局部的なポチ状の濃度ムラが発生したり、ポチ
状のカブリが発生してしまった。
【0035】(比較例2)一方、比較例2として、従来
型のイオン導電機構による導電性物質のみを付与させた
導電性弾性体ローラを以下のように作成した。
【0036】ビニル末端を有するポリジメチルシロキサ
ンにイオン導電機構による導電性物質(LiClO4と1,4
―ブタンジオールとの錯体)を付与させたもの100部
に、2,5―ジメチル―2,5―ジ(ターシャリ―ブチル
パーオキシ)ヘキサン(50%ペースト)2部をロール
により均一分散するまで混練りし、プライマーが塗布さ
れた芯金5bがセットされたパイプ形状の金型中にトラ
ンスファー成型により、その混練りしたゴムを注入し
た。その後170℃、30分、200kg/cm2にて加硫
し、冷却後パイプ金型を脱型し、200℃、4時間の条
件で熱風乾燥炉で2次加硫することにより導電性弾性ロ
ーラ5a―Cを得た。ここで得られた図2に示す転写ロ
ーラ5a―Cの硬度をアスカー硬度計によって測定した
ところ、28〜32゜(Asker C)であった。 またこの
導電性弾性体ローラ(転写ローラ)の抵抗を測定したと
ころ、4E9Ωであった。測定方法は、図3に示したよ
うに、芯金5bの両端に500gの荷重をかけ、芯金5b
と金属製ドラム8を回転させながら、その間に2kVの電
圧を印加し、転写ローラ5a―Cの抵抗値を測定した。
また、このときの転写ローラの周方向の抵抗値のムラを
測定したところ、約1.2倍であった。さらに図4に示
すように、分割した金属ドラム9を回転させながら転写
ローラの長手方向の抵抗ムラを測定したところ、約1.
3倍であった。
【0037】この転写ローラ5a―Cを前記記載の画像
形成装置に組み込んで使用したところ、本比較例におい
ては、ベタ画像が均一に転写され、局部的に過剰なプラ
ス電荷が感光ドラムに付与させることもないため、次回
の画像形成時にも局部的なポチ状の濃度ムラの発生はも
ちろん、ポチ状のカブリとなることもなかった。
【0038】しかしながら、イオン導電機構による導電
性物質のみでポリマ−に導電性を付与した場合、弾性体
の電気抵抗値の環境変動が非常に大きい(L/L(温度1
5℃、湿度10%)とH/H(温度32.5℃、湿度85
%)の間で約2桁の抵抗値変動がある)という欠点があ
る。本比較例2で作成した導電性弾性体の場合、N/N
(温度23.5℃、湿度50%)環境下では電気抵抗値
は4E9Ωであったのに対して、L/L(温度15℃、湿
度10%)では3E10Ω、H/H(温度32.5℃、湿度
85%)では5E8Ωであった。この転写ローラ5a―C
を前記記載の画像形成装置に組み込んで使用したとこ
ろ、本比較例においてはH/H(温度32.5℃、湿度8
5%)及びN/N(温度23.5℃、湿度50%)環境下
ではベタ画像が均一に転写され、局部的に過剰なプラス
電荷が感光ドラムに付与させることもないため、次回の
画像形成時に局部的なポチ状の濃度ムラの発生はもちろ
ん、ポチ状のカブリとなることもなかった。しかしなが
ら、L/L(温度15℃、湿度10%)環境下では転写ロ
ーラ5a―Cの抵抗値が高くなりすぎてしまい、転写効
率が悪くなり、転写不良となってしまった。
【0039】一方、本実施例1で示した転写ローラ5a
―Aの場合の各環境下における電気抵抗値は、N/N(温
度23.5℃、湿度50%)では3E9Ω、L/L(温度1
5℃、湿度10%)では6E9Ω、H/H(温度32.5
℃、湿度85%)では1E9Ωであった。この転写ロー
ラ5a―Aを前記記載の画像形成装置に組み込んで各環
境で使用したところ、どの環境下でもベタ画像が均一に
転写され、局部的に過剰なプラス電荷が感光ドラムに付
与させることもないため、次回の画像形成時にも局部的
なポチ状の濃度ムラも発生はもちろん、ポチ状のカブリ
となることもなかった。
【0040】(実施例2)本実施例においては、転写手
段5として以下のように調整した図2に示した導電性弾
性体ローラを使用した。
【0041】ビニル末端を有するポリジメチルシロキサ
ンにイオン導電機構による導電性物質(LiClO4と1,4
―ブタンジオールとの錯体)を付与させたもの100部
に、カーボンブラック20部、けい素原子結合水素結合
を有するポリジメチルシロキサン100部をロールによ
り均一分散するまで混練りし、プライマーが塗布された
芯金5bがセットされたパイプ形状の金型中に、その混
練りしたゴムを注入した。その後150℃、20分にて
加硫し、冷却後パイプ金型を脱型し、200℃、4時間
の条件で熱風乾燥炉で2次加硫することにより、導電性
弾性体ローラ5aを得た。ここで得られた図2に示す転
写ローラ5aの硬度を、アスカー硬度計によって測定し
たところ、28〜32゜(Asker C)であった。 またこ
の導電性弾性体ローラ(転写ローラ)の抵抗を測定した
ところ、2E9Ωであった。また、このときの転写ロー
ラの周方向の抵抗値のムラを測定したところ、約1.2
倍であった。さらに図4に示すように、分割した金属ド
ラムにより転写ローラの長手方向の抵抗ムラを測定した
ところ約1.3倍であった。
【0042】この転写ローラ5aを前記記載の画像形成
装置に組み込んで使用したところ、実施例1と同様に本
実施例においても、ベタ画像が均一に転写され、局部的
に過剰なプラス電荷が感光ドラムに付与させることもな
いため、次回の画像形成時にも局部的なポチ状の濃度ム
ラの発生はもちろん、ポチ状のカブリとなることもなか
った。
【0043】(実施例3)本実施例においては、転写手
段5として以下のように調整した図2に示した導電性弾
性体ローラを使用した。
【0044】ビニル末端を有するポリジメチルシロキサ
ンにイオン導電機構による導電性物質(LiClO4と1,4
―ブタンジオールとの錯体)を付与させたもの100部
に、無機系導電フィラーとして酸化亜鉛を80部、2,
5―ジメチル―2,5―ジ(ターシャリ―ブチルパーオ
キシ)ヘキサン(50%ペースト)2部をロールにより
均一分散するまで混練りし、プライマーが塗布された芯
金5bがセットされたパイプ形状の金型中にトランスフ
ァー成型により、その混練りしたゴムを注入した。その
後170℃、30分、200kg/cm2にて加硫し、冷却
後パイプ金型を脱型し、200℃、4時間の条件で熱風
乾燥炉で2次加硫することにより、導電性弾性体ローラ
5aを得た。ここで得られた図2に示す転写ローラ5a
の硬度を、アスカー硬度計によって測定したところ、3
2〜36゜(Asker C)であった。またこの導電性弾性
体ローラ(転写ローラ)の抵抗を測定したところ、3E
9Ωであった。測定方法は、図3に示したように、芯金
5bの両端に500gの荷重をかけ、芯金5bと金属製ド
ラム8を回転させながら、その間に2kVの電圧を印加
し、転写ローラ5aの抵抗値を測定した。また、このと
きの転写ローラの周方向の抵抗値のムラを測定したとこ
ろ、約1.2倍であった。さらに図4に示すように、分
割した金属ドラムにより転写ローラの長手方向の抵抗ム
ラを測定したところ、約1.3倍であった。
【0045】この転写ローラ5aを前記記載の画像形成
装置に組み込んで使用したところ、実施例1と同様に本
実施例においても、ベタ画像が均一に転写され、局部的
に過剰なプラス電荷が感光ドラムに付与させることもな
いため、次回の画像形成時にも局部的なポチ状の濃度ム
ラの発生はもちろん、ポチ状のカブリとなることもなか
った。
【0046】(実施例4)本実施例においては、転写手
段5として以下のように調整した図2に示した導電性弾
性体ローラを使用した。
【0047】ビニル末端を有するポリジメチルシロキサ
ンにイオン導電機構による導電性物質(LiClO4と1,4
―ブタンジオールとの錯体)を付与させたもの100部
に、無機系導電フィラーとして酸化亜鉛30部、カーボ
ンブラック5部、2,5―ジメチル―2,5―ジ(ターシ
ャリ―ブチルパーオキシ)ヘキサン(50%ペースト)
2部をロールにより均一分散するまで混練りし、プライ
マーが塗布された芯金5bがセットされたパイプ形状の
金型中にトランスファー成型により、その混練りしたゴ
ムを注入した。その後170℃、30分、200kg/cm
2にて加硫し、冷却後パイプ金型を脱型し、200℃、
4時間の条件で熱風乾燥炉で2次加硫することにより、
導電性弾性体ローラ5aを得た。ここで得られた図2に
示す転写ローラ5aの硬度を、アスカー硬度計によって
測定したところ、32〜36゜(Asker C)であった。
またこの導電性弾性体ローラ(転写ローラ)の抵抗を測
定したところ、3E9Ωであった。測定方法は、図3に
示したように、芯金5bの両端に500gの荷重をかけ、
芯金5bと金属製ドラム8を回転させながら、その間に
2kVの電圧を印加し、転写ローラ5aの抵抗値を測定し
た。また、このときの転写ローラの周方向の抵抗値のム
ラを測定したところ、約1.2倍であった。さらに図4
に示すように、分割した金属ドラムにより転写ローラの
長手方向の抵抗ムラを測定したところ、約1.3倍であ
った。
【0048】この転写ローラ5aを前記記載の画像形成
装置に組み込んで使用したところ、実施例1と同様に本
実施例においても、ベタ画像が均一に転写され、局部的
に過剰なプラス電荷が感光ドラムに付与させることもな
いため、次回の画像形成時にも局部的なポチ状の濃度ム
ラの発生はもちろん、ポチ状のカブリとなることもなか
った。
【0049】(実施例5)本実施例においては、転写手
段5として以下のように調整した図2に示した導電性弾
性体ローラを使用した。
【0050】ビニル末端を有するポリジメチルシロキサ
ンにイオン導電機構による導電性物質(LiClO4と1,4
―ブタンジオールとの錯体)を付与させたもの100部
に、カーボンブラック15部、2,5―ジメチル―2,5
―ジ(ターシャリ―ブチルパーオキシ)ヘキサン(50
%ペースト)2部をロールにより均一分散するまで混練
りし、プライマーが塗布された芯金5bがセットされた
パイプ形状の金型中にトランスファー成型により、その
混練りしたゴムを注入した。その後170℃、30分、
200kg/cm2にて加硫し、冷却後パイプ金型を脱型
し、200℃、4時間の条件で熱風乾燥炉で2次加硫す
ることにより、導電性弾性体ローラ5a―D を得た。こ
こで得られた図2に示す転写ローラ5a―Dの硬度をア
スカー硬度計によって測定したところ、29〜30゜
(Asker C)であった。 またこの導電性弾性体ローラ
(転写ローラ)の抵抗を測定したところ、7E8Ωであ
った。測定方法は、図3に示したように、芯金5bの両
端に500gの荷重をかけ、芯金5bと金属製ドラム8を
回転させながら、その間に2kVの電圧を印加し転写ロー
ラ5a―D の抵抗値を測定した。また、このときの転写
ローラの周方向の抵抗値のムラを測定したところ約1.
2倍であった。さらに図4に示すように、分割した金属
ドラムにより転写ローラの長手方向の抵抗ムラを測定し
たところ約1.3倍であった。
【0051】この転写ローラ5a―Dを前記記載の画像
形成装置に組み込んで使用したところ、実施例1と同様
に本実施例においても、ベタ画像が均一に転写され、局
部的に過剰なプラス電荷が感光ドラムに付与させること
もないため、次回の画像形成時にも局部的なポチ状の濃
度ムラの発生はもちろん、ポチ状のカブリとなることも
なかった。
【0052】一方、比較例として以下のように低硬度で
ある導電性弾性体ローラを作成した。
【0053】ビニル末端を有するポリジメチルシロキサ
ンにイオン導電機構による導電性物質(LiClO4と1,4
―ブタンジオールとの錯体)を付与させたもの100部
に、カーボンブラック5部、2,5―ジメチル―2,5―
ジ(ターシャリ―ブチルパーオキシ)ヘキサン(50%
ペースト)2部をロールにより均一分散するまで混練り
し、プライマーが塗布された芯金5bがセットされたパ
イプ形状の金型中にトランスファー成型により、その混
練りしたゴムを注入した。その後170℃、30分、2
00kg/cm2にて加硫し、冷却後パイプ金型を脱型し、
200℃、4時間の条件で熱風乾燥炉で2次加硫するこ
とにより、導電性弾性体ローラ5a―Eを得た。ここで
得られた図2に示す転写ローラ5a―Eの硬度を、アス
カー硬度計によって測定したところ、4゜(Asker C)
であった。 またこの導電性弾性体ローラ(転写ロー
ラ)の抵抗を測定したところ、5E9Ωであった。測定
方法は、図3に示したように、芯金5bの両端に500g
の荷重をかけ、芯金5bと金属製ドラム8を回転させな
がら、その間に2kVの電圧を印加し、転写ローラ5―E
の抵抗値を測定した。また、このときの転写ローラの周
方向の抵抗値のムラを測定したところ、約1.1倍であ
った。さらに図4に示すように、分割した金属ドラムに
より転写ローラの長手方向の抵抗ムラを測定したところ
約1.2倍であった。
【0054】本比較例で作成した低硬度(5゜以下)の
転写ローラの場合、導電性弾性体ローラの荷重に対する
抵抗ムラの影響が通常硬度品(20〜45゜)に比べて
大きくなるために、感光ドラムと接触している部分の抵
抗ムラが特に大きくなってしまう。このため、この転写
ローラ5a―Eを前記記載の画像形成装置に組み込んで
使用したところ、本比較例の導電性弾性体ローラの周方
向及び、長手方向の抵抗ムラが大きく、ベタ画像が均一
に転写されず、局部的に過剰なプラス電荷が感光ドラム
に付与させてしまい、次回の画像形成時に局部的なポチ
状の濃度ムラが発生したり、ポチ状のカブリが発生して
しまった。
【0055】また、比較例として以下のように高硬度で
ある導電性弾性体ローラを作成した。
【0056】ビニル末端を有するポリジメチルシロキサ
ンにイオン導電機構による導電性物質(LiClO4と1,4
―ブタンジオールとの錯体)を付与させたもの100部
に、カーボンブラック20部、2,5―ジメチル―2,5
―ジ(ターシャリ―ブチルパーオキシ)ヘキサン(50
%ペースト)2部をロールにより均一分散するまで混練
りし、プライマーが塗布された芯金5bがセットされた
パイプ形状の金型中にトランスファー成型により、その
混練りしたゴムを注入した。その後170℃、30分、
200kg/cm2にて加硫し、冷却後パイプ金型を脱型
し、200℃、4時間の条件で熱風乾燥炉で2次加硫す
ることにより、導電性弾性体ローラ5a―F を得た。こ
こで得られた図2に示す転写ローラ5a―Fの硬度を、
アスカー硬度計によって測定したところ、72゜(Aske
r C)であった。 またこの導電性弾性体ローラ(転写ロ
ーラ)の抵抗を測定したところ、3E7Ωであった。測
定方法は、図3に示したように、芯金5bの両端に50
0gの荷重をかけ、芯金5bと金属製ドラム8を回転させ
ながら、その間に2kVの電圧を印加し転写ローラ5a―
Fの抵抗値を測定した。また、このときの転写ローラの
周方向の抵抗値のムラを測定したところ、約1.1倍で
あった。さらに図4に示すように、分割した金属ドラム
により転写ローラの長手方向の抵抗ムラを測定したとこ
ろ約1.2倍であった。
【0057】本比較例で作成した高硬度(70゜以上)
の転写ローラの場合、感光ドラムと転写ローラが接触し
ているニップの幅が小さくなり、紙等の転写材を感光ド
ラムと転写ローラの間に安定して保持するのが困難にな
り、ニップ部内での転写材が感光ドラムの動きと同期し
なくなり、画像ズレが生じる。この画像ズレを解消する
には、ニップの幅を大きくすればよいが、高硬度品の場
合、導電性弾性体ローラを支持しているバネ圧を強くし
なければならない。しかし、バネ圧を強くした場合、転
写された画像、特に文字の線幅の中央部が白く抜ける
「中抜け」現象が生じる。これは特に厚手の被転写材を
用いるときに生じ易く、トナー像が強く感光ドラム側に
押し付けられて、転写電界の比較的弱い部分の転写効率
が低下することが原因である。以上のことから転写部材
5aに用いる導電性弾性体ローラの硬度としては、上記
設定範囲内である5〜70゜(Asker C)に抑えること
が望ましく、より好ましくは、20〜45゜(Asker C)
であることが望ましい。
【0058】(実施例6)本実施例においては、転写手
段5として以下のように調整した図2に示した導電性弾
性体ローラを使用した。
【0059】ビニル末端を有するポリジメチルシロキサ
ンにイオン導電機構による導電性物質(LiClO4と1,4
―ブタンジオールとの錯体)を付与させたもの100部
に、カーボンブラック25部、けい素原子結合水素結合
を有するポリジメチルシロキサン100部をロールによ
り均一分散するまで混練りし、プライマーが塗布された
芯金5bがセットされたパイプ形状の金型中に、その混
練りしたゴムを注入した。その後150℃、20分にて
加硫し、冷却後パイプ金型を脱型し、200℃、4時間
の条件で熱風乾燥炉で2次加硫することにより、導電性
弾性体ローラ5a―Gを得た。ここで得られた図2に示
す転写ローラ5a―Gの硬度を、アスカー硬度計によっ
て測定したところ、28〜32゜(Asker C)であっ
た。 またこの導電性弾性体ローラ(転写ローラ)の抵
抗を測定したところ、2E9Ωであった。また、このと
きの転写ローラの周方向の抵抗値のムラを測定したとこ
ろ、約1.2倍であった。さらに図4に示すように、分
割した金属ドラムにより転写ローラの長手方向の抵抗ム
ラを測定したところ、約1.3倍であった。また、本実
施例で成型された導電性弾性体ローラのトルエン不溶分
を測定したところ、78%であった。
【0060】この転写ローラ5a―Gを前記記載の画像
形成装置に組み込んで使用したところ、実施例1と同様
に本実施例においても、ベタ画像が均一に転写され、局
部的に過剰なプラス電荷が感光ドラムに付与させること
もないため、次回の画像形成時にも局部的なポチ状の濃
度ムラの発生はもちろん、ポチ状のカブリとなることも
なかった。
【0061】しかしながら、本実施例で製作した転写ロ
ーラ5a―Gを感光ドラムに直接荷重をかけて(1kg)
圧接放置(温度45℃、湿度90%、放置期間2Week )
した後、感光ドラムから転写ローラ5a―Gをはずし、
ここで用いた感光ドラム、転写ローラを使用して画像評
価を行ったところ、画像にドラム圧接跡が見られた。こ
れは、ドラム圧接時に、転写ローラ5a―Gの弾性体の
中から、低分子量(分子量2000〜50000程度)
である未反応成分などが、感光ドラム側に移行して付着
してしまい、それが画像上に現れたためと考えられる。
【0062】そこで、本実施例同様に調整した導電性弾
性体ローラ(転写ローラ5a―G)を、トルエンに1時
間浸析した後、100℃×1hrにて加熱し、転写ローラ
5a―Hを得た。この転写ローラ5a―Hを前記記載の画
像形成装置に組み込んで使用したところ、実施例1と同
様に本実施例においても、ベタ画像が均一に転写され、
局部的に過剰なプラス電荷が感光ドラムに付与させるこ
ともないため、次回の画像形成時にも局部的なポチ状の
濃度ムラの発生はもちろん、ポチ状のカブリとなること
もなかった。さらに、本実施例で製作した転写ローラ5
a―Hを感光ドラムに直接荷重をかけて(1kg)圧接放
置(温度45℃、湿度90%、放置期間2Week )した
後、感光ドラムから転写ローラ5a―Hをはずし、ここ
で用いた感光ドラム、転写ローラを使用して画像評価を
行ったところ、画像にドラム圧接跡は見られなかった。
この転写ローラのトルエン不溶分を測定したところ、9
2%であった。これは、導電性弾性体ローラ表面の低分
子量成分がトルエン浸析によりトルエンに抽出され、ド
ラム圧接放置でも、更なる低分子量成分が析出しにくく
なり、ドラム圧接跡もなく、良好な画像が得られたもの
と考えられる。
【0063】(実施例7)本実施例においては、転写手
段5として以下のように調整した図2に示した導電性弾
性体ローラを使用した。
【0064】ビニル末端を有するポリジメチルシロキサ
ンにイオン導電機構による導電性物質(LiClO4と1,4
―ブタンジオールとの錯体)を付与させたもの100部
に、カーボンブラック25部、けい素原子結合水素結合
を有するポリジメチルシロキサン100部をロールによ
り均一分散するまで混練りし、プライマーが塗布された
芯金5bがセットされたパイプ形状の金型中に、その混
練りしたゴムを注入した。その後150℃、20分にて
加硫し、冷却後パイプ金型を脱型し、200℃、8時間
の条件で熱風乾燥炉で2次加硫することにより、導電性
弾性体ローラ5a―Iを得た。ここで得られた図2に示
す転写ローラ5a―Iの硬度をアスカー硬度計によって
測定したところ、28〜32゜(Asker C)であった。
またこの導電性弾性体ローラ(転写ローラ)の抵抗を測
定したところ、2E9Ωであった。また、このときの転
写ローラの周方向の抵抗値のムラを測定したところ約
1.2倍であった。さらに図4に示すように、分割した
金属ドラムにより転写ローラの長手方向の抵抗ムラを測
定したところ、約1.3倍であった。また、本実施例で
成型された導電性弾性体ローラのトルエン不溶分を測定
したところ、80%であった。
【0065】さらに、本実施例同様に調整した導電性弾
性体ローラ(転写ローラ5a―I)を、メチルアルコー
ルに1時間浸析し、次いで更にトルエンに1時間浸析し
た後、100℃×1hrにて加熱し、転写ローラ5a―J
を得た。この転写ローラ5a―Jを前記記載の画像形成
装置に組み込んで使用したところ、実施例1と同様に本
実施例においても、ベタ画像が均一に転写され、局部的
に過剰なプラス電荷が感光ドラムに付与させることもな
いため、次回の画像形成時にも局部的なポチ状の濃度ム
ラの発生はもちろん、ポチ状のカブリとなることもなか
った。さらに、本実施例で製作した転写ローラ5a―J
を感光ドラムに直接荷重をかけて(1kg)圧接放置(温
度45℃、湿度90%、放置期間2Week )した後、感光
ドラムから転写ローラ5a―Jをはずし、ここで用いた
感光ドラム、転写ローラを使用して画像評価を行ったと
ころ、画像にドラム圧接跡は見られなかった。この転写
ローラのトルエン不溶分を測定したところ、92%であ
った。これは、導電性弾性体ローラ表面の低分子量成分
がトルエン浸析によりトルエンに抽出され、さらに、メ
チルアルコール浸析により分子量2000〜5000の
低分子量成分もメチルアルコ−ルに抽出することがで
き、ドラム圧接放置でも、更なる低分子量成分が析出し
にくくなり、ドラム圧接跡もなく、良好な画像が得られ
たものと考えられる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ポリマー中にイオン導電機構による導電性物質を付与さ
せた導電性材料に、電子導電機構による導電性物質を分
散させた導電性材料を、弾性体ローラ状に成型し、成形
後加熱処理し、得られた弾性体の硬度を5乃至70°
(AskerC)とすること、さらには溶剤により低分子成分
を抽出することにより、導電性弾性体の電気的抵抗のバ
ラツキを少なくし、弾性体の弾性を大幅に損なわせるこ
となく、低硬度でかつ所望の導電性を有する導電性弾性
体を得ることができ、その後長期にわたり、感光ドラム
を汚染することのない電子写真用導電性ゴムローラを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す画像形成装置の概略
構成断面図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す転写ローラの側面図
である。
【図3】本発明の実施の形態における転写ローラの電気
抵抗測定方法を示した側面略図である。
【図4】本発明の実施の形態における転写ローラの部分
電気抵抗測定方法を示した側面略図である。
【符号の説明】
1 電子写真感光ドラム 2 帯電手段 3 露光系 4 現像手段 5 転写手段 5a 導電性弾性体 5b 金属製の軸(芯金) 6 クリーニング手段 7 定着手段 8 金属製ドラム 9 分割金属製ドラム E1,E2 バイアス印加用電源 P 記録材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16C 13/00 F16C 13/00 B D // C08K 3/04 C08K 3/04 3/22 3/22 C08L 101/00 C08L 101/00 Fターム(参考) 2H032 AA05 BA23 3J103 AA02 AA13 AA32 BA34 BA41 EA11 EA20 FA03 FA18 GA02 GA52 GA57 GA58 GA74 HA03 HA05 HA12 HA15 HA20 HA22 HA31 HA52 HA53 4F071 AA01 AA67 AB03 AB18 AC08 AE02 AE15 AH16 BB13 BC06 4F073 AA23 BA33 BB03 EA03 EA14 EA21 4J002 BM002 CE002 CP031 DA026 DA036 DA076 DA096 DC006 DD028 DE097 DE107 DE127 DE137 DE147 DE198 DF008 DF038 DG038 FD112 FD116 FD117 FD118 FD318 GQ00

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロ−ラ芯金の周囲に弾性体ポリマ−が設
    けてあり、該弾性体ポリマ−がイオン導電機構による導
    電性物質を付与させた導電性材料に、電子導電機構によ
    る導電性物質を分散させた材料であり、該弾性体の硬度
    が5乃至70°(AskerC)であることを特徴とする電子
    写真装置用の導電性ローラ。
  2. 【請求項2】 前記電子導電機構による導電性物質がカ
    −ボンブラックであることを特徴とする請求項1記載の
    電子写真装置用の導電性ローラ。
  3. 【請求項3】 前記電子導電機構による導電性物質が無
    機系導電フィラ−であることを特徴とする請求項1記載
    の電子写真装置用の導電性ローラ。
  4. 【請求項4】 前記電子導電機構による導電性物質がカ
    −ボンブラックと無機系導電フィラ−との混合物である
    ことを特徴とする請求項1記載の電子写真装置用の導電
    性ローラ。
  5. 【請求項5】 前記無機系導電フィラ−が酸化亜鉛、酸
    化チタン、酸化アルミニウム、酸化錫、酸化アンチモ
    ン、酸化インジウム、酸化銀から選ばれた少なくとも一
    つであることを特徴とする請求項3又は4記載の電子写
    真装置用の導電性ローラ。
  6. 【請求項6】 前記弾性体の電気抵抗値が1E4乃至5
    E9Ωであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれ
    か1項に記載の電子写真装置用の導電性ローラ。
  7. 【請求項7】 前記弾性体の電気抵抗値が1E7乃至5
    E9Ωであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれ
    か1項に記載の電子写真装置用の導電性ローラ。
  8. 【請求項8】 前記弾性体ポリマ−がシリコ−ンゴムで
    あることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に
    記載の電子写真装置用の導電性ローラ。
  9. 【請求項9】 シリコ−ンゴム材料をロ−ラ状に成形し
    た後、溶剤に浸析することにより請求項8に記載のロー
    ラを製造することを特徴とする電子写真装置用の導電性
    ローラの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記溶剤が2種類以上であることを特
    徴とする請求項9に記載の電子写真装置用の導電性ロー
    ラの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100354539C (zh) * 2003-07-25 2007-12-12 佳能株式会社 电子照相感光体、处理盒和电子照相装置
US7390562B2 (en) 2003-12-12 2008-06-24 Kinyosha Co., Ltd. Electrically conductive member
JP2017105869A (ja) * 2015-12-07 2017-06-15 コニカミノルタ株式会社 シリコーンゴム成型体の製造方法および画像形成装置の製造方法
JP7478763B2 (ja) 2022-01-25 2024-05-07 三菱電線工業株式会社 複合材

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