JP2002116377A - 非球面フレネルレンズ - Google Patents

非球面フレネルレンズ

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JP2002116377A
JP2002116377A JP2000305974A JP2000305974A JP2002116377A JP 2002116377 A JP2002116377 A JP 2002116377A JP 2000305974 A JP2000305974 A JP 2000305974A JP 2000305974 A JP2000305974 A JP 2000305974A JP 2002116377 A JP2002116377 A JP 2002116377A
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fresnel lens
aspherical
lens
light
zone
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JP2000305974A
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Toshimichi Nasukawa
利通 名須川
Norihide Takeyama
芸英 武山
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JENESHIA KK
Ricoh Optical Industries Co Ltd
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JENESHIA KK
Ricoh Optical Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】輪帯毎の波面の合致性が良く、波面収差の良好
な補正が可能な、非球面の光学作用を持つフレネルレン
ズを実現する。 【解決手段】入射面1Aおよび/または射出面1Bがフ
レネルレンズ面として構成され、上記フレネルレンズ面
における個々の輪帯の面形状が、互いに別個の非球面で
あることを特徴とする非球面フレネルレンズ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、非球面フレネル
レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】大きな開口数を有する光学面は、これま
でにもプレス法や研磨法等で実際に製造されてきた。し
かし、上記製造法により製造された、単一の連続面で構
成された大開口面は「光線有効径あたりの面深さ」であ
る所謂サグ量が大きい。そのため「レンズ全厚」が増し
て小型化に不利であり、レンズ外周部における面形状創
成も困難である等の問題がある。
【0003】このような問題を解決できるレンズ形態と
して「フレネルレンズ」がある。フレネルレンズは、連
続面を多数の輪帯に分割し、各輪帯の最小サグ部分を連
続なベース面内に配置するように構成したレンズであ
る。
【0004】従来のフレネルレンズで、所謂非球面レン
ズの機能を持たせる場合、分割の元となる連続面は単一
の非球面形状であるが、実際に製作される各輪帯は、そ
の子午断面内において「直線形状や球面形状」で近似さ
れている。その結果、当該輪帯を通過した光線が1点に
収束しない現象が生じ、また、各輪帯相互の波面の位相
が像面において一致しない。
【0005】また、各輪帯のサグの差を同一平面上に移
動することによる波面収差の発生については無視されて
いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記問題
を有効に解消もしくは軽減できる新規な非球面フレネル
レンズの実現を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の非球面フレネ
ルレンズは、入射面および/または射出面がフレネルレ
ンズ面として構成される。フレネルレンズ面における個
々の輪帯の面形状は「互いに別個の非球面」である。こ
のように、この発明の非球面フレネルレンズは、従来の
もののように「単一の非球面形状を輪帯に分割する」の
ではなく、各輪帯自体が「それぞれ固有の非球面形状」
を有する。
【0008】従って、実際に製作される各輪帯が、その
子午断面内において「直線形状や球面形状」で近似され
たとしても、近似形状のもとになる非球面が、その輪帯
に固有の非球面で「この固有の非球面を近似したもの」
となるので、従来の「単一の非球面形状の各輪帯部分を
直線や球面で近似したもの」に比して、光学性能を格段
に向上させることができ、各輪帯で屈折された光線を実
質的に同一位置に集光させることが可能になる。
【0009】上記請求項1記載の非球面フレネルレンズ
は「各輪帯により屈折された光束の光路長差が、波長の
略整数倍であるようにフレネルレンズ面を形成する」こ
とができる(請求項2)。この場合において「各輪帯によ
り屈折された光束の光路長差が、異なる2種の波長の各
々に対して、各波長の略整数倍であるようにフレネルレ
ンズ面を形成する」ことができる(請求項3)。
【0010】即ち、各輪帯のサグ量を調整することによ
り、輪帯間の波面の位相ずれを、単一波長もしくは2波
長に対して良好に補正することができる。上記請求項1
または2記載の非球面フレネルレンズは「一方の面を平
面、他方をフレネルレンズ面とし、フレネルレンズ面側
を入射側とするとき、コリメート作用を有する」ように
構成することもできる(請求項4)。
【0011】請求項3記載の非球面フレネルレンズは
「一方の面を単一非球面、他方の面をフレネルレンズ面
とし、フレネルレンズ面を入射側とするとき、異なる2
種の波長の光に対してコリメート作用を有する」ように
構成できる(請求項5)。
【0012】また、請求項2記載の非球面フレネルレン
ズは「レンズの両面をフレネルレンズ面とし、各フレネ
ルレンズ面が、1次元的な集光機能を有し、両レンズ面
の集光機能の集光方向が互いに直交し、かつ、各面の集
光機能の程度が異なり、一方のレンズ面から入射する光
束に対して、コリメート作用とビーム整形機能とを有す
る」ように構成できる(請求項6)。
【0013】請求項2記載の非球面フレネルレンズはま
た「一方の面を1次元的な集光機能を持つフレネルレン
ズ面、他方の面を単一の非球面トーリック面とし、フレ
ネルレンズ面側を入射側として、半導体レーザからの発
散光束を、略1点に集光させる機能を有する」ように構
成することができる(請求項7)。
【0014】勿論、上記請求項4,5,7に記載のよう
なレンズ面の組み合わせでも、設計次第で、フレネルレ
ンズ面の側を射出面とすることも可能である。
【0015】上記請求項1〜7に記載の非球面フレネル
レンズは、マイクロオプティクスの分野に用いられる光
学素子として好適に使用できる。即ち、例えば、半導体
レーザから放射される発散性の光束を光ファイバー径よ
り細い光束径の平行光束にコリメートして光ファイバー
に入射させたり、あるいは半導体レーザからの光束を光
ファイバーの端面近傍に集光させたりするのに使用する
ことができる。
【0016】図1(a)において、屈折面RSは、図示
の如く光学面1、光学面2、...光学面nの一部を輪
帯とするフレネルレンズ面である。即ち、屈折面RSは
「複数の光学面(光学面1、光学面2、...光学面
n)を接続した不連続面」である。
【0017】図1(a)において、屈折面RSの左側は
「物界媒質」による物空間であり、右側は「レンズ媒
質」による像空間である。光学面1、光学面2、..光
学面nは、それぞれが固有の、即ち「互いに別個の非球
面形状」を有し、図の左側の、図示されない「共通の物
点」からの光線を、像空間の1点(像点)に集光するよ
うに屈折させ、且つ、上記物点から像点に至る光路長の
差が「実質的に波長の整数倍となる」ように、各光学面
の面形状とサグ量(光軸上における光学面の面間隔)が
設定されている。従って、各輪帯で屈折される光束の波
面収差は共役点間で十分に小さい。
【0018】この様な面を光学面として創成することに
より「大きな波面収差の発生や、異なった輪帯を通過し
た波面間の位相不一致」を有効に抑制できる。各光学面
により屈折される光線に関する「物点から像点に至る光
路長の差」は、異なる2種の波長の各々に対して、実質
的に波長の整数倍となるようにすることができる。
【0019】上記屈折面RSにおける各輪帯の非球面
は、「共軸対称非球面」として形成しても良いし、「ア
ナモフィックな非球面」として形成しても良く、輪帯の
形状も同心円状の輪帯のみならず、面対称な形状でも楕
円形状その他の形状でも良い。例えば「各輪帯を直線的
な帯状として面対称に形成したフレネルレンズ面」によ
りシリンドリカルレンズ面の機能を実現することがで
き、楕円形状の輪帯を持つフレネルレンズ面では、アナ
モフィックな屈折機能を実現できる。
【0020】この発明の非球面フレネルレンズでは、レ
ンズ面の一方もしくは双方が、各輪帯毎に別個の非球面
形状を持つフレネルレンズ面であり、レンズ面の一方
は、上記の如く、平面とすることも、単一非球面とする
こともでき、さらには球面や、シリンドリカル面、非球
面トーリック面等とすることもできる。
【0021】図1(b)に示す非球面フレネルレンズ1
は、両レンズ面1A、1Bをともに「各輪帯毎に別個の
非球面形状を持つフレネルレンズ面」とした例である。
入射面・射出面に上記フレネルレンズ面が形成されてい
る。このような非球面フレネルレンズでは、入射側・射
出側の「各輪帯の非球面の組み合わせ」で、共役点間の
波面収差を補正でき、1面あたりの光学収差負担量が少
ないので、より大きな開口をもつレンズを得るのに有利
である。
【0022】なお、この発明の非球面フレネルレンズは
型を用いた成形により製造することもできるし、フォト
リソグラフィと異方性エッチングとを利用して製造する
こともできる。
【0023】
【発明の実施の形態】図2に示す非球面フレネルレンズ
2は、一方の面2Bが平面で、他方の面2Aがフレネル
レンズ面であり、フレネルレンズ面2A側を入射側とす
るとき、コリメート作用を有する(請求項4)。このタ
イプの非球面フレネルレンズでは、コリメートされるべ
き光束がフレネルレンズ面2Aに入射し、フレネルレン
ズ面2Aのみでコリメートされるので、レンズの厚さを
任意に設定できる利点がある。
【0024】図3に示す非球面フレネルレンズ3は、一
方の面3Bが「単一非球面」で、他方の面3Aがフレネ
ルレンズ面であり、フレネルレンズ面3Aを入射側とす
るとき、異なる2種の波長の光に対してコリメート作用
を有する(請求項5)。単一非球面3Bは「軸対称の非
球面で連続面」である。
【0025】図4に示す非球面フレネルレンズ4は、コ
リメート作用とビーム整形機能とを有する(請求項
6)。良く知られたように、半導体レーザから放射され
る光束は発散光束で、活性層に平行な方向では発散角が
小さく、活性層に直交する方向では発散角が大きい。図
4において、X方向は「活性層に平行な方向」を示し、
Y方向は「活性層に直交する方向」を示す。Z方向は光
軸方向である。
【0026】図の右側を入射側とすると、入射面4Aに
入射する発散光束は、X方向には発散角が小さく、Y方
向には発散角が大きい。従って、入射面4Aに入射する
光束の「入射面上における入射光束形状(光束の断面形
状)」は、図の如く、Y方向を長軸方向とする楕円形状
となる。
【0027】入射面4A、射出面4Bとも「フレネルレ
ンズ面」であるが、これらフレネルレンズ面は何れも
「輪帯が直線的な帯状」であり、入射面4Aは「Y方向
に正のパワーを有するシリンドリカル面」としての機能
を有し、射出面4Bは「X方向に正のパワーを持つシリ
ンドリカル面」としての機能を有する。
【0028】半導体レーザからの発散性の光束は、Y方
向に関しては入射面4Aでコリメートされ、X方向に関
しては「入射面4Aによる屈折作用と射出面4Bによる
屈折作用」でコリメートされる。入射面4Aと射出面4
Bとの面間隔を適宜に設定することにより、射出光束の
光束断面形状である射出光束形状を円形状に整形するこ
とができる。
【0029】即ち、図4の非球面フレネルレンズ4は、
レンズの両面4A、4Bがフレネルレンズ面であり、各
フレネルレンズ面は1次元的な集光機能を有し、両レン
ズ面の集光機能の集光方向が互いに直交し、かつ、各面
の集光機能の程度が異なり、一方のレンズ面から入射す
る光束に対して「コリメート作用とビーム整形機能」と
を有する(請求項6)。勿論、ビーム成形機能は上記の
もののほか、種々のビーム成形の形態が可能である。
【0030】図5に示す非球面フレネルレンズ5は、一
方の面(入射側面)5Aが「1次元的な集光機能を持つ
フレネルレンズ面」で、他方の面(射出側面)5Bが
「単一の非球面トーリック面」であり、フレネルレンズ
面5A側を入射側として、半導体レーザからの発散光束
(発光位置を符号Pで示す)を、略1点Qに集光させる
機能を有する(請求項6)。図5上図は、上下方向が、
光源である半導体レーザの「活性層に平行な方向」であ
り、下図は、上下方向が「活性層に直交する方向」であ
る。入射面5Aは、活性層に直交する方向に正のパワー
を持つシリンドリカル面としての機能を持つフレネルレ
ンズ面であり、各輪帯は「活性層に平行な方向に長い直
線的な帯状」である。
【0031】射出面5Bは、上記活性層に平行な方向
(図5上図)には正のパワーを持ち、活性層に直交する
方向(図5下図)には負のパワーを持つ単一の非球面ト
ーリック面で、連続面として形成される。
【0032】
【実施例】以下、具体的な実施例をあげる。非球面の表
現としては、光軸方向の座標:X、光軸直交方向の座
標:H、近軸曲率半径:R、円錐定数:K、高次の係
数:A、B、C、D、E、F、Gを用いる周知の式:X
=(H2/R)/[1+√{(1-(1+K)(H/R)2}]
+A・H4+B・H6+C・H8+D・H10+E・H12
F・H14+G・H16を用い、R、K、A、B、C、D、
E、F、Gを与えて形状を特定する。
【0033】最初に挙げる実施例1及び実施例2は、図
2に示したタイプのコリメートレンズの実施例である。
【0034】実施例1 実施例1は、半導体レーザから放射されるレーザ光束を
コリメートするためのレンズである。
【0035】使用波長:980nm 最大開口数:NAmax=0.33 焦点距離:1.4mm 材質:S−NPH2(商品名 OHARA製) 屈折率:1.87974(波長:980nmに対して) レンズ形状:1辺が1.4mmの正方形形状の平板状 レンズ形態 入射面側:同心円状輪帯を持つフレネルレンズ面(レン
ズ径:1.0478mm) 射出面側:平面 レンズ肉厚:1mm フレネルレンズ面データ 輪帯数:8 各輪帯の非球面データを表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】表1において「ZONE」とあるのは輪帯
を示し、ZONE:1は最内輪帯、ZONE:8は最外
輪帯を表す。「R」は近軸曲率半径、「1/R」は近軸
曲率を表し、「A〜G」は上述の高次の係数を表す。ま
た、「OFFSET」とあるのは、各輪帯を表す非球面
の光軸上の面位置の差である。即ち、第1輪帯(ZN
E:1)の非球面の「光軸上の面位置」を基準(=0)
とし、各輪帯の非球面の「光軸上の非球面位置」を、第
1輪帯の非球面の光軸位置からの距離として表したもの
である。負号は「レンズ面の外側に、面頂点が離れる状
態」を意味する。以下の各表においても同様である。
【0038】隣接する輪帯間における「OFFSETの
差」が前述した「サグ量」である。
【0039】実施例1では「サグ量」は14μm以下で
ある。なお、長さの次元を持つ量の単位は「mm」であ
る。
【0040】各輪帯の大きさは以下の通りである。
【0041】 第1輪帯 外径:0.3634mm 第2輪帯 内径:0.3634mm、外径:0.5164mm 第3輪帯 内径:0.5164mm、外径:0.6344mm 第4輪帯 内径:0.6344mm、外径:0.7344mm 第5輪帯 内径:0.7344mm、外径:0.8230mm 第6輪帯 内径:0.8230mm、外径:0.9034mm 第7輪帯 内径:0.9034mm、外径:0.9780mm 第8輪帯 内径:0.9780mm、外径:1.0478mm 。
【0042】実施例2 実施例2も、半導体レーザから放射されるレーザ光束を
コリメートするためのレンズである。
【0043】使用波長:980nm 最大開口数:NAmax=0.14 焦点距離:3.6mm 材質:S−NPH2 屈折率:1.87974 レンズ形状:1辺が1.4mmの正方形形状の平板状 レンズ形態 入射面側:同心円状輪帯を持つフレネルレンズ面(レン
ズ径:1.4414mm) 射出面側:平面 レンズ肉厚:1mm フレネルレンズ面データ 輪帯数:8 各輪帯の非球面データを、表1に倣って表2に示す。
【0044】
【表2】
【0045】表2の「OFFSET」において「1.7
8E−15」とあるのは「1.78×10-15」を表
す。
【0046】実施例2では「サグ量」は14μm以下で
ある。各輪帯の大きさは以下の通りである。
【0047】 第1輪帯 外径:0.5860mm 第2輪帯 内径:0.5860mm、外径:0.8276mm 第3輪帯 内径:0.8276mm、外径:1.0138mm 第4輪帯 内径:1.0138mm、外径:1.1700mm 第5輪帯 内径:1.1700mm、外径:1.2914mm 第6輪帯 内径:1.2914mm、外径:1.3652mm 第7輪帯 内径:1.3652mm、外径:1.4114mm 第8輪帯 内径:1.4114mm、外径:1.4414mm 上記実施例1および2のコリメートレンズの波面収差
は、使用波長をλとして、0.004λである。
【0048】実施例3 実施例3は、図3に示したタイプのコリメータであり、
半導体レーザから放射される光束をコリメートするのに
用いられるが、2波長に対して有効に使用可能である。 使用波長:980nmおよび1550nm 最大開口数:NAmax=0.26 焦点距離:2.15mm(波長:980nm)、2.2
0mm(波長:1550nm) 材質:S−NPH2 レンズ形状:1辺が1.4mmの正方形形状の平板状 レンズ形態 入射面側:同心円状輪帯を持つフレネルレンズ面(レン
ズ径:1.3752mm) 射出面側:共軸非球面(単一の非球面 レンズ径:1.
26mm) レンズ肉厚:1mm 入射側:フレネルレンズ面データ 輪帯数:8 各輪帯の非球面データを、表1に倣って表3に示す。
【0049】
【表3】
【0050】実施例3では「サグ量」は14μm以下で
ある。各輪帯の大きさは以下の通りである。
【0051】 第1輪帯 外径:0.5288mm 第2輪帯 内径:0.5288mm、外径:0.7362mm 第3輪帯 内径:0.7362mm、外径:0.8884mm 第4輪帯 内径:0.8884mm、外径:1.0116mm 第5輪帯 内径:1.0116mm、外径:1.1164mm 第6輪帯 内径:1.1164mm、外径:1.2082mm 第7輪帯 内径:1.2082mm、外径:1.2910mm 第8輪帯 内径:1.2910mm、外径:1.3752mm 。
【0052】射出側:共軸非球面データ 射出側面の非球面形状のデータを表4に示す。
【0053】
【表4】
【0054】この実施例3のコリメートレンズの波面収
差は、使用波長をλとして、0.0036λである。ま
た、波長:980nmの光に対し、各輪帯あたりの光路
差は波長:λに対して「0λ」、波長:1550nmの
光に対し「0.09λ」である。
【0055】実施例4 実施例4は、図4に示したタイプのコリメータで、半導
体レーザから放射される光束をコリメートすると共にビ
ーム成形を行い、射出光束を「光束断面形状が円形の平
行光束」とする。
【0056】 使用波長:1480nm 最大開口数: 活性層に平行な方向:NAHmax=0.21 活性層に直交する方向:NAVmax=0.40 ビーム成形比:1:2.17 焦点距離: 活性層に平行な方向:1.0866mm 活性層に直交する方向:0.5mm 材質:S−NPH2 屈折率:1.86271 レンズ形状:1辺が1.8mmの正方形形状の平板状 レンズ形態 入射面側:活性層に平行な直線的な帯状輪帯を持つフレ
ネルレンズ面(レンズ径:0.4498mm) 射出面側:活性層に直交する方向の直線的な帯状輪帯を
持つフレネルレンズ面(レンズ径:0.5614mm) レンズ肉厚:1.1mm 入射側:フレネルレンズ面データ 輪帯数:4 各輪帯の非球面データを、表1に倣って表5に示す。
【0057】
【表5】
【0058】入射側面での「サグ量」は14μm以下で
ある。各輪帯の大きさ(輪帯幅)は以下の通りである。
【0059】 第1輪帯 外径:0.2192mm 第2輪帯 内径:0.2192mm、外径:0.3136mm 第3輪帯 内径:0.3136mm、外径:0.3872mm 第4輪帯 内径:0.3872mm、外径:0.4498mm 射出側:フレネルレンズ面データ 輪帯数:3 各輪帯の非球面データを、表1に倣って表6に示す。
【0060】
【表6】
【0061】射出側面での「サグ量」は14μm以下で
ある。各輪帯の大きさ(輪帯幅)は以下の通りである。
【0062】 第1輪帯 外径:0.3220mm 第2輪帯 内径:0.3220mm、外径:0.4546mm 第3輪帯 内径:0.4546mm、外径:0.5614mm この実施例4のコリメートレンズの波面収差は、使用波
長をλとして、0.015λである。
【0063】実施例5 実施例5は図5に示したタイプの集光レンズであり、半
導体レーザから放射される光束を1点に集光させる機能
を持ち、半導体レーザからのレーザ光束を、光ファイバ
端面に集光して入射させるカップリングレンズである。 使用波長:1480nm 最大開口数: 活性層に平行な方向:NAHmax=0.09 活性層に直交する方向:NAVmax=0.40 アナモフィック率:1:4.44 焦点距離: 活性層に平行な方向:0.18mm 活性層に直交する方向:0.80mm 材質:S−NPH2 屈折率:1.86271 レンズ形状:1辺が2mmの正方形形状の平板状 レンズ形態 入射面側:活性層に平行な直線的な帯状輪帯を持つフレ
ネルレンズ面(レンズ径:0.2676mm) 射出面側:単一の非球面トーリック面(レンズ径:0.
3mm) レンズ肉厚:1.95mm 入射側:フレネルレンズ面データ 輪帯数:3 各輪帯の非球面データを、表1に倣って表7に示す。
【0064】
【表7】
【0065】入射側面での「サグ量」は16μm以下で
ある。各輪帯の大きさは(輪帯幅)は、以下の通りであ
る。
【0066】 第1輪帯 外径:0.1508mm 第2輪帯 内径:0.1508mm、外径:0.2164mm 第3輪帯 内径:0.2164mm、外径:0.2676mm 射出側:単一の非球面トーリック面のデータ 射出側面は、活性層に直交する方向の断面内の形状が、
軸上曲率半径:R=―1.53165、円錐定数:K=
3.49665、高次係数:A=―2.196445、
B=173.821267、C=―35534.779
228、D=2840571.93798で特定される
「非円弧形状」で、活性層に平行な方向に曲率半径:R
=1.95を有する「非球面トーリック面」である。
【0067】この実施例5の集光レンズの波面収差は、
共役点間距離:4.25mmにおいて、使用波長をλと
して、0.001λである。
【0068】上記各実施例において、フレネルレンズ面
は「各輪帯により屈折された光束の光路長差が、波長の
略整数倍である」ように形成されている。
【0069】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば、新規な非球面フレネルレンズを実現できる。この発
明の非球面フレネルレンズは、入射側および/または射
出側のレンズ面がフレネルレンズ面として形成され、且
つ、フレネルレンズ面の各輪帯が独自の非球面形状を有
するので、これら輪帯毎の非球面を独自に設定すること
により、極めて良好な性能を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の非球面フレネルレンズを説明するた
めの図である。
【図2】非球面フレネルレンズの実施の1形態を説明す
るための図である。
【図3】非球面フレネルレンズの実施の別形態を説明す
るための図である。
【図4】非球面フレネルレンズの実施の他の形態を説明
するための図である。
【図5】非球面フレネルレンズの実施の更に他の形態を
説明するための図である。
【符号の説明】
1 非球面フレネルレンズ 1A フレネルレンズ面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H087 KA13 KA22 LA25 LA26 PA01 PA17 PB01 QA01 QA02 QA05 QA07 QA11 QA31 RA05 RA08 RA12 RA13 RA47

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入射面および/または射出面がフレネルレ
    ンズ面として構成され、上記フレネルレンズ面における
    個々の輪帯の面形状が、互いに別個の非球面であること
    を特徴とする非球面フレネルレンズ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の非球面フレネルレンズにお
    いて、 各輪帯により屈折された光束の光路長差が、波長の略整
    数倍であるようにフレネルレンズ面を形成されたことを
    特徴とする非球面フレネルレンズ。
  3. 【請求項3】請求項2記載の非球面フレネルレンズにお
    いて、 各輪帯により屈折された光束の光路長差が、異なる2種
    の波長の各々に対して、各波長の略整数倍であるように
    フレネルレンズ面を形成されたことを特徴とする非球面
    フレネルレンズ。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載の非球面フレネルレ
    ンズにおいて、 一方の面が平面で、他方の面がフレネルレンズ面であ
    り、上記フレネルレンズ面側を入射側とするとき、コリ
    メート作用を有することを特徴とする非球面フレネルレ
    ンズ。
  5. 【請求項5】請求項3記載の非球面フレネルレンズにお
    いて、 一方の面が単一非球面で、他方の面がフレネルレンズ面
    であり、上記フレネルレンズ面を入射側とするとき、異
    なる2種の波長の光に対してコリメート作用を有するこ
    とを特徴とする非球面フレネルレンズ。
  6. 【請求項6】請求項2記載の非球面フレネルレンズにお
    いて、 レンズの両面がフレネルレンズ面であり、各フレネルレ
    ンズ面は、1次元的な集光機能を有し、両レンズ面の集
    光機能の集光方向が互いに直交し、かつ、各面の集光機
    能の程度が異なり、一方のレンズ面から入射する光束に
    対して、コリメート作用とビーム整形機能とを有するこ
    とを特徴とする非球面フレネルレンズ。
  7. 【請求項7】請求項2記載の非球面フレネルレンズにお
    いて、 一方の面が1次元的な集光機能を持つフレネルレンズ面
    で、他方の面が単一の非球面トーリック面であり、上記
    フレネルレンズ面側を入射側として、半導体レーザから
    の発散光束を、略1点に集光させる機能を有することを
    特徴とする非球面フレネルレンズ。
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