JP2023161570A - 光装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光の結合効率を高めることができる光装置を提供する。【解決手段】一実施形態に係る光装置は、光源と、第1軸、及び第1軸に交差する第2軸の双方に延在する入射面と、第1軸及び第2軸の双方に延在する出射面と、を有する光学レンズと、を備える。光学レンズは、光源から出射して入射面に入射する入射光を平行光に変換し、平行光を出射面から出射し、入射面は、第1軸が延在する第1方向から見たときに形成される凸部、及び第2軸が延在する第2方向から見たときに形成される凹部、を有する。【選択図】図4
Description
本開示は、光装置に関する。
特許文献1には、楕円形断面を有する光束を円形断面を有する平行光束に変換するビーム整形光学系が記載されている。ビーム整形光学系は、コリメータレンズと、整形レンズとを備える。整形レンズは、凹状の入射面と、凸状の出射面とを有する。入射面及び出射面の少なくともいずれかのXZ平面における横断形状が実質的に非円形状に形成されている。
特許文献2には、光ピックアップ装置が記載されている。光ピックアップ装置は、光源と、カップリングレンズと、偏光ビームスプリッタと、位相子と、偏向プリズムと、対物レンズと、低容量光ディスクと、大容量光ディスクとを有する。光源から放射される光の光束は発散性である。光源からは楕円形状に光が放射される。すなわち、当該光の光束の発散角はy方向で最大、x方向で最小となる。カップリングレンズは、当該x、yの2方向に関して光学作用が異なるアナモフィックなレンズである。カップリングレンズは、y方向に関しては入射する発散光束をコリメートし光束径Dyの平行光束とする。また、カップリングレンズは、x方向に関しては入射する発散光束を拡大させてコリメートし光束径Dxの平行光束とする。カップリングレンズは、光束径Dxを光束径Dyと略同一にすることにより、光源からの発散光束をビーム整形する。
特許文献3には、半導体レーザの光ビーム整形方法が記載されている。半導体レーザから出射した出射光ビームは、コリメーターレンズ、及び位置調整自在とされた2個のプリズムを透過する。光ビーム整形方法では、半導体レーザからの出射光ビームがコリメートされた後の楕円光ビームを、2個のプリズムの配置位置を調整することによって真円形に整形する。
前述した光学レンズは、楕円ビームを円形のコリメート光に整形する光学系として用いられる。ところで、高NAの半導体レーザの導波路においてコリメートビームを用いて高効率な結合の実現が求められうる。しかしながら、高NAの場合、収差によるロスが大きくなる場合がある。よって、光の結合効率が低下する場合があるので、光の結合効率を高めることが求められうる。
本開示は、光の結合効率を高めることができる光装置を提供することを目的とする。
本開示に係る光装置は、光源と、第1軸、及び第1軸に交差する第2軸の双方に延在する入射面と、第1軸及び第2軸の双方に延在する出射面と、を有する光学レンズと、を備える。光学レンズは、光源から出射して入射面に入射する入射光を平行光に変換し、平行光を出射面から出射し、入射面は、第1軸が延在する第1方向から見たときに形成される凸部、及び第2軸が延在する第2方向から見たときに形成される凹部、を有する。
本開示によれば、光の結合効率を高めることができる。
[本願発明の実施形態の説明]
最初に、本開示の実施形態の内容を列記して説明する。一実施形態に係る光装置は、(1)光源と、第1軸、及び第1軸に交差する第2軸の双方に延在する入射面と、第1軸及び第2軸の双方に延在する出射面と、を有する光学レンズと、を備える。光学レンズは、光源から出射して入射面に入射する入射光を平行光に変換し、平行光を出射面から出射し、入射面は、第1軸が延在する第1方向から見たときに形成される凸部、及び第2軸が延在する第2方向から見たときに形成される凹部、を有する。
最初に、本開示の実施形態の内容を列記して説明する。一実施形態に係る光装置は、(1)光源と、第1軸、及び第1軸に交差する第2軸の双方に延在する入射面と、第1軸及び第2軸の双方に延在する出射面と、を有する光学レンズと、を備える。光学レンズは、光源から出射して入射面に入射する入射光を平行光に変換し、平行光を出射面から出射し、入射面は、第1軸が延在する第1方向から見たときに形成される凸部、及び第2軸が延在する第2方向から見たときに形成される凹部、を有する。
この光装置において、光学レンズでは、入射面及び出射面のそれぞれが第1軸及び第2軸の双方に沿って延在する。この光学レンズは、光源から出射して入射面に入射する入射光を平行光に変換し、変換した平行光を出射面から出射する。入射面は凸部及び凹部を有する。凸部は第1軸が延在する第1方向から見たときに形成され、凹部は第2軸が延在する第2方向から見たときに形成される。このように凸部及び凹部を入射面が備えることにより、光の結合効率を高めることができる。
(2)上記(1)において、入射光のファーフィールドパターンは楕円形状であってもよい。
(3)上記(1)又は(2)において、光学レンズの出射面から出射する平行光が円形ビームであってもよい。
(4)上記(1)から(3)のいずれかにおいて、光学レンズの出射面は、第1方向から見たときに形成される第1凸部、及び第2方向から見たときに形成される第2凸部、を有し、第1凸部の曲率、及び第2凸部の曲率が互いに異なってもよい。この場合、光の結合効率の更なる向上に寄与する。
(5)上記(1)から(4)のいずれかにおいて、光学レンズは、ガラス、シリコン又は樹脂によって構成されていてもよい。
(6)上記(1)から(5)のいずれかにおいて、光源は、光素子の導波路を含む端面を有してもよい。光装置は、光源の端面と接合する平面を有する非球面レンズをさらに備え、光学レンズは、光源から出射された出射光が入射面に入射してもよい。この場合、非球面レンズでNAを縮小しケラレによる光学ロスを抑制できるので、光の結合効率を高めることができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の実施形態に係る光学レンズの具体例を、以下で図面を参照しながら説明する。図面の説明において同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。また、図面は、理解の容易化のため、一部を簡略化又は誇張して描いている場合があり、寸法比率等は図面に記載のものに限定されない。
本開示の実施形態に係る光学レンズの具体例を、以下で図面を参照しながら説明する。図面の説明において同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。また、図面は、理解の容易化のため、一部を簡略化又は誇張して描いている場合があり、寸法比率等は図面に記載のものに限定されない。
図1は、一例としての光学レンズ1のXZ断面を示している。図2は、光学レンズ1のYZ断面を示している。XZ断面は、X軸(第1軸)及びZ軸(第3軸)の双方に延びる断面である。YZ断面は、Y軸(第2軸)及びZ軸の双方に延びる断面である。図1及び図2に示されるように、光学レンズ1は、光源Oからの入射光L1が入射する入射面2と、入射面2からの入射光L1を集束光L2に変換し、集束光L2を出射する出射面3とを有する。
入射面2は非球面である。光源Oからの入射光L1は入射面2で屈折する。XZ断面で虚像P、YZ断面で虚像Qに集光する入射面2の非球面式は、以下のように表される。下記の式において、OSは光源OからXZ断面における入射面2の任意の点Sまでの距離、nは光学レンズ1の屈折率、SPは点Sから虚像Pまでの距離、OS'は光源OからYZ断面における入射面2の任意の点S'までの距離、S'Qは点S'から虚像Qまでの距離、をそれぞれ示している。
(入射面2のXZ断面非球面)
OS-n×SP=const
(入射面2のYZ断面非球面)
OS'-n×S'Q=const
上記の各式は、XZ断面及びYZ断面のそれぞれにおいて、光源Oから点S(S')を通り虚像P(虚像Q)までの光路長が一定となることから得られている。虚像Pと虚像Qとを互いに異なる位置にすることによってXZ断面及びYZ断面のそれぞれにおける焦点距離及び倍率を変化させることが可能である。
(入射面2のXZ断面非球面)
OS-n×SP=const
(入射面2のYZ断面非球面)
OS'-n×S'Q=const
上記の各式は、XZ断面及びYZ断面のそれぞれにおいて、光源Oから点S(S')を通り虚像P(虚像Q)までの光路長が一定となることから得られている。虚像Pと虚像Qとを互いに異なる位置にすることによってXZ断面及びYZ断面のそれぞれにおける焦点距離及び倍率を変化させることが可能である。
図3は、実施形態に係る光学レンズ11を備えた光装置である光学系10を示す斜視図である。図3に示されるように、例えば、光学系10は、光学レンズ11と、集光レンズ18とを有する。光学レンズ11には、例えば、半導体光導波路からの光が入射する。半導体光導波路からの光は楕円ビームである。一例として、この半導体光導波路からの光の波長は1.55μmであり、当該光のMFD(Mode Field Diameter)は2.5×1.0μmである。
光学レンズ11に入射した光は、光学レンズ11によって平行光L12に変換される。光学レンズ11は平行光L12を集光レンズ18に出射する。平行光L12は円形ビームである。集光レンズ18は光学レンズ11からの平行光L12を集光して光ファイバ19に入射する。一例として、光ファイバ19はシングルモードファイバであり、光ファイバ19のMFDは9.2μmである。また、集光レンズ18からの集束光の焦点距離は2mmである。
図4は、光学レンズ11を拡大した斜視図である。図4に示されるように、光学レンズ11は、X軸及びY軸の双方に延在する入射面12と、X軸及びY軸の双方に延在する出射面13とを有する。光学レンズ11は、光源である半導体光導波路から出射して入射面12に入射する入射光L11を平行光L12に変換し、平行光L12を出射面13から出射する。
光学レンズ11は、例えば、ガラス製である。光学レンズ11は異方レンズである。入射面12は非球面である。入射面12は、X軸が延在する方向である第1方向D1から見たときに形成される凸部14、及びY軸が延在する方向である第2方向D2から見たときに形成される凹部15を有する。例えば、凸部14は光学レンズ11における第2方向D2の中央部分に設けられ、凹部15は光学レンズ11における第1方向D1の中央部分に設けられる。一例として、凸部14は第1方向D1に沿って延在している。凹部15は、第2方向D2に沿って延在している。
図5は、光学レンズ11のYZ断面の設計例を示す図である。図6は、図5の光学レンズ11の凸部14付近を拡大した図である。図5及び図6に示されるように、光学レンズ11では、光源Oからの入射光L1が入射面12において屈折する。YZ断面で虚像Qに集光する入射面12の非球面式は、光源Oから点S'を通り虚像Qまでの光路長が一定となることから、
OS'-n×S'Q=const
と表される。一例として、光学レンズ11の屈折率nの値は1.78であり、開口数NAは0.8である。また、YZ断面において、光学レンズ11ではMFDが1.0μmの入射光L1をMFDが430μmの平行光L3に変換する。一例として、YZ断面における光学レンズ11の焦点距離fは220μmである。
OS'-n×S'Q=const
と表される。一例として、光学レンズ11の屈折率nの値は1.78であり、開口数NAは0.8である。また、YZ断面において、光学レンズ11ではMFDが1.0μmの入射光L1をMFDが430μmの平行光L3に変換する。一例として、YZ断面における光学レンズ11の焦点距離fは220μmである。
図7は、光学レンズ11のXZ断面の設計例を示す図である。図8は、図7の光学レンズ11の凹部15付近を拡大した図である。図7及び図8に示されるように、XZ断面で虚像Pに集光する入射面12の非球面式は、光源Oから点Sを通り虚像Pまでの光路長が一定となることから、
OS-n×SP=const
と表される。XZ断面において、光学レンズ11ではMFDが2.5μmの入射光L1をMFDが430μmの平行光L3に変換する。このように、光学レンズ11は楕円ビームである入射光L1を円形ビームである平行光L3に変換する。一例として、XZ断面における光学レンズ11の焦点距離fは550μmである。
OS-n×SP=const
と表される。XZ断面において、光学レンズ11ではMFDが2.5μmの入射光L1をMFDが430μmの平行光L3に変換する。このように、光学レンズ11は楕円ビームである入射光L1を円形ビームである平行光L3に変換する。一例として、XZ断面における光学レンズ11の焦点距離fは550μmである。
例えば、出射面13は、第1方向D1から見たときに形成される第1凸部16、及び第2方向D2から見たときに形成される第2凸部17を有する。第1凸部16の曲率、及び第2凸部17の曲率は互いに異なっている。例えば、第1凸部16の曲率は第2凸部17の曲率よりも小さい。
以上、光学レンズ11の設計例について説明した。なお、光学レンズ11は、以下の式(1)の拡張多項式によってフィッティングされてもよい。
上記の式(1)において、cは曲率、xはX軸方向の座標、yはY軸方向の座標、zはZ軸方向の座標、rは半径方向の座標、kはコーニック係数、aは多項式の係数、をそれぞれ示している。
上記の式(1)において、cは曲率、xはX軸方向の座標、yはY軸方向の座標、zはZ軸方向の座標、rは半径方向の座標、kはコーニック係数、aは多項式の係数、をそれぞれ示している。
図9は、フィッティング時の誤差と光学レンズ11の光学ロスとの関係の例を示すグラフである。図9に示されるように、フィッティング時の誤差が大きくなるに従って光学ロスが増加する。光の波長をλとしたときに、フィッティング誤差がλ/20(0.05λ)である場合、0.25dBのロスとなる。例えばこのλ/20がフィッティングの精度の目安となる。
次に、本実施形態に係る光学レンズ11の作用効果について説明する。光学レンズ11では、入射面12及び出射面13のそれぞれがX軸(第1軸)及びY軸(第2軸)の双方に沿って延在する。光学レンズ11は、光源Oから出射して入射面12に入射する入射光L1を平行光L3に変換し、変換した平行光L3を出射面13から出射する。入射面12は凸部14及び凹部15を有する。凸部14はX軸が延在する第1方向D1から見たときに形成され、凹部15はY軸が延在する第2方向D2から見たときに形成される。このように凸部14及び凹部15を入射面12が備えることにより、光の結合効率を高めることができる。
前述したように、入射光L1のファーフィールドパターンは楕円形状であってもよい。また、出射面13から出射する平行光L3が円形ビームであってもよい。この場合、光源Oからの発散光である楕円ビームを平行光L3である円形ビームに変換して光学レンズ11から出力することができる。
前述したように、出射面13は、第1方向D1から見たときに形成される第1凸部16、及び第2方向D2から見たときに形成される第2凸部17を有し、第1凸部16の曲率、及び第2凸部17の曲率が互いに異なってもよい。この場合、光の結合効率の更なる向上に寄与する。
続いて、第1変形例に係る光学レンズ21について図10及び図11を参照しながら説明する。光学レンズ21の一部の構成は、前述した光学レンズ11の一部の構成と同一である。よって、以下では、光学レンズ11の説明と重複する説明を適宜省略する。光学レンズ21は、シリコン製である。図10は、光学レンズ21のYZ断面の設計例を示す図である。図11は、光学レンズ21のXZ断面の設計例を示す図である。
光学レンズ21は、入射面22と出射面23とを有する異方レンズである。入射面22は、第1方向D1から見たときに形成される凸部24、及び第2方向D2から見たときに形成される凹部25を有する。出射面23は、第1方向D1から見たときに形成される第1凸部26、及び第2方向D2から見たときに形成される第2凸部27を有し、第1凸部26の曲率は第2凸部27の曲率よりも小さい。
シリコン製の光学レンズ21の屈折率nの値は、ガラス製の光学レンズ11の屈折率nの値よりも大きく、例えば3.48である。光学レンズ21は、光学レンズ11よりも屈折率nが高いことから光学レンズ11よりも設計自由度が高く、光源Oから光学レンズ21までの距離を広げることができる。従って、光学レンズ21の実装が一層容易になる。
以上、第1変形例に係る光学レンズ21は、シリコンによって構成されている。前述したように、シリコン製の光学レンズ21は、ガラス製の光学レンズ11よりも屈折率nが高いので、極端な凹凸を形成しない設計が可能となる。その結果、軸ずれが生じた場合における光学ロスへの影響を抑えることができる。一方、ガラス製の光学レンズ11は、物性が安定しているという利点がある。更に、光学レンズは、樹脂によって構成されていてもよい。この場合、光学レンズにかかるコストの低減に寄与する。
次に、第2変形例に係る光学レンズ31を備えた光装置である光学系30について説明する。図12は、光学系30のXZ断面を示す図である。図13は、光学系30のYZ断面を示す図である。図12及び図13に示されるように、光学系30は、光学レンズ31と、非球面レンズ32と、集光レンズ33とを有する。
図14は、非球面レンズ32を拡大した図である。非球面レンズ32は、樹脂によって構成されている。非球面レンズ32は、例えば、3Dプリンティング技術を用いて作製することができる。非球面レンズ32は、光源を有する光素子であるレーザーダイオードチップ(以下、「LDチップ」という。)40の導波路41の端面40bに接合されている。
非球面レンズ32は、半球状レンズとして形成されている。非球面レンズ32は、LDチップ40の導波路41の端面に接合する端面樹脂レンズである。非球面レンズ32は、LDチップ40の導波路41を含む端面40bと接合する平面32bを有する。一例として、非球面レンズ32の倍率は2.7倍である。非球面レンズ32の光軸(中心軸)は、例えば、LDチップ40の導波路41の光軸と一致するようにオフセットなしで設けられている。
光学レンズ31は入射面31bと出射面31cとを有し、入射面31bには非球面レンズ32からの光L4が入射する。光学レンズ31は異方コリメートレンズである。一例として、XZ断面における光学レンズ31の焦点距離fは1.18mmであり、YZ断面における光学レンズ31の焦点距離fは0.46mmである。
光学レンズ31はガラスによって構成されている。光学レンズ31の入射面31bは、前述した凸部14及び凹部15と同様の凸部34及び凹部35を有する。光学レンズ31に入射した光L4は、光学レンズ31によって平行光L5に変換される。光学レンズ31は平行光L5を集光レンズ33に出射する。一例として、集光レンズ33の焦点距離は1.58mmである。集光レンズ33は、光学レンズ31からの平行光L5を集光して光ファイバに入射する。この光ファイバのMFDは、一例として、9.6μmである。
以上、第2変形例に係る光学系30では、光源を有する光素子であるLDチップ40の導波路41を含む端面40bと接合する平面32bを有する非球面レンズ32からの光L4が入射面31bに入射する。従って、非球面レンズ32でNAを縮小しケラレによる光学ロスを抑制できるので光の結合効率を高めることができる。
以上、本開示に係る光学レンズの実施形態及び種々の変形例について説明した。しかしながら、本発明は、前述した実施形態又は変形例に限定されない。すなわち、本発明が特許請求の範囲に記載された要旨の範囲内において種々の変形及び変更が可能であることは当業者によって容易に認識される。
1…光学レンズ
2…入射面
3…出射面
10…光学系(光装置)
11…光学レンズ
12…入射面
13…出射面
14…凸部
15…凹部
16…第1凸部
17…第2凸部
18…集光レンズ
19…光ファイバ
21…光学レンズ
22…入射面
23…出射面
24…凸部
25…凹部
26…第1凸部
27…第2凸部
30…光学系(光装置)
31…光学レンズ
31b…入射面
31c…出射面
32…非球面レンズ
32b…平面
33…集光レンズ
34…凸部
35…凹部
40…LDチップ(光源を有する光素子)
40b…端面
41…導波路
D1…第1方向
D2…第2方向
f…焦点距離
L1…入射光
L2…集束光
L3…平行光
L4…光
L5…平行光
L11…入射光
L12…平行光
n…屈折率
O…光源
P,Q…虚像
S,S'…点
2…入射面
3…出射面
10…光学系(光装置)
11…光学レンズ
12…入射面
13…出射面
14…凸部
15…凹部
16…第1凸部
17…第2凸部
18…集光レンズ
19…光ファイバ
21…光学レンズ
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23…出射面
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31b…入射面
31c…出射面
32…非球面レンズ
32b…平面
33…集光レンズ
34…凸部
35…凹部
40…LDチップ(光源を有する光素子)
40b…端面
41…導波路
D1…第1方向
D2…第2方向
f…焦点距離
L1…入射光
L2…集束光
L3…平行光
L4…光
L5…平行光
L11…入射光
L12…平行光
n…屈折率
O…光源
P,Q…虚像
S,S'…点
Claims (6)
- 光源と、
第1軸、及び前記第1軸に交差する第2軸の双方に延在する入射面と、前記第1軸及び前記第2軸の双方に延在する出射面と、を有する光学レンズと、
を備え、
前記光学レンズは、前記光源から出射して前記入射面に入射する入射光を平行光に変換し、前記平行光を前記出射面から出射し、前記入射面は、前記第1軸が延在する第1方向から見たときに形成される凸部、及び前記第2軸が延在する第2方向から見たときに形成される凹部、を有する、光装置。 - 前記入射光のファーフィールドパターンは楕円形状である、
請求項1に記載の光装置。 - 前記光学レンズの前記出射面から出射する前記平行光が円形ビームである、
請求項1又は請求項2に記載の光装置。 - 前記光学レンズの前記出射面は、前記第1方向から見たときに形成される第1凸部、及び前記第2方向から見たときに形成される第2凸部、を有し、
前記第1凸部の曲率、及び前記第2凸部の曲率が互いに異なる、
請求項1又は請求項2に記載の光装置。 - 前記光学レンズは、ガラス、シリコン又は樹脂によって構成されている、
請求項1又は請求項2に記載の光装置。 - 前記光源は、光素子の導波路を含む端面を有し、
前記光源の前記端面と接合する平面を有する非球面レンズをさらに備え、
前記光学レンズは、前記光源から出射された出射光が前記入射面に入射する、
請求項1又は請求項2に記載の光装置。
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