JP2002114771A - 新規化合物f−15784 - Google Patents

新規化合物f−15784

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JP2002114771A
JP2002114771A JP2000311823A JP2000311823A JP2002114771A JP 2002114771 A JP2002114771 A JP 2002114771A JP 2000311823 A JP2000311823 A JP 2000311823A JP 2000311823 A JP2000311823 A JP 2000311823A JP 2002114771 A JP2002114771 A JP 2002114771A
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culture
rigidoporus
methanol
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Application number
JP2000311823A
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English (en)
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Toshio Takatsu
敏夫 高津
Azusa Yoshida
あずさ 吉田
Tatsuya Yano
辰也 矢野
Itsushin Tanaka
一新 田中
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】抗真菌活性を有する新規化合物を提供するこ
と。 【解決手段】下記式(I) 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抗真菌活性を有す
る新規化合物、該化合物の生産菌の培養物から該化合物
を採取することを特徴とする該化合物の製造法、該化合
物を有効成分として含有する医薬、該化合物を有効成分
として含有する真菌感染症の予防剤又は治療剤、該化合
物の生産菌等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、臨床上用いられている抗真菌剤と
しては、アムフォテリシンB、フルシトシン、アゾール
系薬剤等が挙げられる。これらの薬剤には、毒性や耐性
菌出現といった問題を伴うものが多い。
【0003】微生物が生産し、抗真菌活性を有する化合
物としては、ザレリオン(Zalerion)属等が生
産するニューモカンジン(pneumocandin)
類(Schmatz,D.M., et al.,
J.Antibiot., 45, 1886(199
2))、アスペルギルス(Aspergillus)属
等が生産するエキノカンジン(echinocandi
n)類(Nyfeler, R. and Kelle
r−Schierlein, W., Helv. C
him. Acta, 57, 2459(197
4))、オーレオバシジウム(Aureobasidi
um)属が生産するオーレオバシジン(aureoba
sidin)類(Ikai, K., et al.,
J.Antibiot., 44, 925(199
1))、未同定真菌MF6020が生産するケフレフン
ジン(Mandala,S.,M., et al.,
J.Biol.Chem. 272, 32714
(1997))等が報告されているが、これらの薬剤は
臨床上用いられるに至っていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】発明者らは、抗真菌活
性を有する新規化合物を得るべく鋭意検討した結果、微
生物培養物中に新規化合物を見出し、該化合物が抗真菌
活性を有することを確認し、本発明を完成した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)下記式
(I)
【0006】
【化2】 で表される化合物、(2)下記の理化学的性状を有する
化合物: 1)物質の性状:無色粉末状物質 2)溶解性:メタノール、酢酸エチルに可溶、水に不溶 3)分子式:C16265 4)分子量:298(FABマススペクトル法により測
定) 5)高分解能FABマススペクトル法により測定した精
密質量、[M+H]+は次に示す通りである。 実測値:299.1842 計算値:299.1858 6)紫外部吸収スペクトル:メタノール中で測定した紫
外部吸収スペクトルは、次に示す極大吸収を示す:28
7(ε 420)nm 7)旋光度:メタノール中で測定した旋光度は、以下に
示す値を示す: [α]D 20:−5゜(c 0.6) 8)赤外吸収スペクトル:臭化カリウム(KBr) 錠
剤法で測定した赤外吸収スペクトルは以下に示す極大吸
収を示す。 3415,3287,2922,2852,1704,
1469,1346,1189,1151,1109,
1074,1003,833,721,591cm-1 9)1H−核磁気共鳴スペクトル:重メタノール中でテ
トラメチルシランのシグナルを0 ppmとして測定し
た、1H−核磁気共鳴スペクトルは、以下に示すとおり
である。 7.45(d,J=6.5Hz),7.28(d,J=
6.1Hz),6.32(d,J=6.5Hz),6.
06(d,J=6.1Hz),4.06(1H,m),
3.78(1H,d,J=8.6Hz),3.50(1
H,d,J=8.6Hz),3.19(m),1.25
〜1.76(m),0.90(t,J=6.5Hz)
ppm 10)13C−核磁気共鳴スペクトル:重メタノール中で
テトラメチルシランのシグナルを0 ppmとして測定
した、13C−核磁気共鳴スペクトルは、以下に示すとお
りである。 206.4,205.6,159.8,157.9,1
35.0,130.8,108.4,107.3,8
6.0,84.3,84.2,81.5,79.1,7
6.9,33.9,33.1,30.7,30.7,3
0.5,26.9,26.8,23.8,14.5 p
pm 11)高速液体クロマトグラフィー: カラム :カプセルパック C18 UG 80 (直径4.6mm×150mm:資生堂(株)製) 溶 媒:10mM 重炭酸アンモニウム:アセトニト
リル=1:1 流 速:1.0ml/分 検 出:紫外部吸収波長 210nm 保持時間:6.3分、 (3)リジドポルス(Rigidoporus)属に属
する、(1)又は(2)記載の化合物の生産菌を培養
し、その培養物より(1)又は(2)記載の化合物を採
取することを特徴とする、(1)又は(2)記載の化合
物の製造方法、(4)リジドポルス(Rigidopo
rus)属に属する、(1)又は(2)記載の化合物の
生産菌がリジドポルス・リネアツス(Rigidopo
rus lineatus) SANK 10499
(FERM BP−7280)株である、(3)記載の
製造方法、(5)(1)又は(2)記載の化合物を有効
成分として含有する医薬、(6)(1)又は(2)記載
の化合物を有効成分とする真菌感染症の予防剤又は治療
剤、及び(7)リジドポルス・リネアツス(Rigid
oporus lineatus)SANK 1049
9(FERM BP−7280)株、に関する。
【0007】本発明においては、上記(1)又は(2)
に記載された化合物をF−15784と称する。
【0008】本発明のF−15784は、種々の異性体
を有する。本発明においては、これらの異性体、および
これらの異性体の混合物がすべて単一の式で示されてい
る。本発明においてはこれらの異性体、およびこれらの
異性体の混合物をもすべて包含するものである。
【0009】また、本発明のF−15784は、溶剤和
物となることがある。例えば大気中に放置したり、又
は、再結晶をすることにより、水分を吸収し、吸着水が
付いたり、水和物となる場合があるが、本発明はそのよ
うな溶剤和物も包含する。
【0010】さらに、本発明においては、生体内におい
て代謝されてF−15784に変換される化合物、いわ
ゆるプロドラッグもすべて包含する。
【0011】
【発明の実施の形態】F−15784を生産する微生物
としては、特に限定されるものではないが、例えばリジ
ドポルス(Rigidoporus)属に属する糸状菌
等を挙げることができ、好適にはリジドポルス・リネア
ツス(Rigidoporus lineatus)で
あり、より好適にはリジドポルス・リネアツス SAN
K 10499株(以下、単に「SANK 10499
株」という。)である。SANK 10499株は、1
998年1月沖縄県において採集した子実体の担子胞子
より分離された。
【0012】本菌の培養下での菌学的性状を観察するた
め、以下に示す各寒天培地上で培養を行った。ポテトデ
キストロース寒天(Potato Dextrose
Agar:以下、「PDA」という。)培地;ニッスイ
ポテトデキストロース寒天培地(日水製薬(株)製)
39gを蒸留水1Lに溶解し、121℃にて15分間滅
菌し、プレートを作製した。
【0013】WSH培地;クエーカーオートミール10
g、硫酸マグネシウム七水和物1g、リン酸二水素カリ
ウム1g、硝酸ナトリウム1g及び寒天20gを蒸留水
1Lに溶解し、121℃にて15分間滅菌し、プレート
を作製した。SANK 10499株の培養下での菌学
的性状について以下に記載する。
【0014】PDA上でのコロニーは、23℃、1週間
の培養で直径38乃至64mmである。コロニーの縁の
部分は立ち上がっている。菌叢は、放射状線条を有し、
綿毛状かつ密かつ白色であり、後に部分的に殻皮状であ
る。裏面の培地の色は変化しない。WSH上でのコロニ
ーは、23℃、1週間の培養で直径63乃至64mmで
ある。菌叢は、放射状線条を有し、綿毛状で、中央部で
やや疎であり、白色である。裏面の培地の色は変化しな
い。とげ糸状体は多く、ときどき長いとげを下部に有す
る。気菌糸は幅2.5乃至6μm、薄壁から厚壁で、と
きどき束生する。菌糸はかすがい連結を有しない。クチ
クラ様細胞は、薄壁乃至厚壁である。においはなし。分
生子は観察されない。
【0015】SANK 10499株は培地上で子実体
を形成しないので、その同定には子実体が必要である。
そこで、分離に供試した子実体の乾燥標本の菌学的性状
を観察した。その乾燥標本の菌学的性状について以下に
記載する。
【0016】子実体は傘と側生の短い柄を有し、いちじ
るしく堅い。傘は横幅3.5cm、厚さ3mm以下で扇
形である。表面は環紋と浅い環溝を表し、また放射状に
繊維質であり、ビロード状で、淡褐色から褐色である。
下面は淡灰色である。縁は薄く、下方に曲がる。柄は長
さ5mmである。孔口は7乃至11個/mm、円形であ
る。管孔は厚さ2mm以下、傘の下面と同色である。肉
は密で白色である。菌糸型は一菌糸型である。原菌糸
は、実質において幅2.5乃至5μm、肉において7.
5μm以下、薄壁から厚壁で、かすがい連結をもたず、
無色である。外子実層の剛毛は幅7乃至9μm(外皮を
除く)、厚壁で、粗い外皮で覆われ、先端は丸いかまた
は円錐状(外皮を除く)である。シスチジアは22.5
乃至36.3μm×6.2乃至11.3μm、広棍棒形
乃至樽形で、先端部が外皮で被覆され、しばしば先端部
に針状の突起を有する(外皮を除く)。担子器は11.
3乃至13.8μm×6.3乃至7.5μm、広棍棒形
で、基部は単隔壁である。担子胞子は4.5乃至5μm
×4乃至5μm、亜球形乃至球形で、平滑かつ薄壁かつ
無色で、非アミロイドである。
【0017】以上の如きSANK 10499株の菌学
的性状は、リバルデンとギルバートソン(Ryvard
en,L. and Gilbertson,R.
L.: “North American Polyp
ores” Fungiflora,Oslo(198
7))によるリジドポルス・リネアツスの記載に一致し
た。よって、SANK 10499株をリジドポルス・
リネアツスと同定した。
【0018】なお、SANK 10499株は、リジド
ポルス・リネアツス SANK 10499株として、
平成12年8月23日に日本国通商産業省工業技術院生
命工学工業技術研究所に国際寄託され、受託番号 FE
RM BP−7280を付与された。
【0019】周知の通り、担子菌類は自然界において、
または人工的な操作(例えば、紫外線照射、放射線照
射、化学薬品処理等)により、変異を起こしやすく、本
発明のSANK 10499株も同様である。SANK
10499株はその全ての変異株を包含する。また、
これらの変異株の中には、遺伝的方法、たとえば組み換
え、形質導入、形質転換等によりえられたものも含有さ
れる。即ち、F−15784を生産するSANK 10
499株、それらの変異株およびそれらと明確に区別さ
れない菌株は全てSANK 10499株に包含され
る。
【0020】F−15784は、該化合物の生産菌を、
微生物の二次代謝物を生産するために通常用いられるよ
うな培地を用いて培養することにより、製造することが
できる。そのような培地は、微生物が資化出来る炭素
源、窒素源、無機塩等を含有する。
【0021】炭素源としては、例えば、グルコース、フ
ラクトース、マルトース、シュークロース、マンニトー
ル、グリセリン、デキストリン、オート麦、ライ麦、ト
ウモロコシデンプン、ジャガイモ、トウモロコシ粉、大
豆油、綿実油、糖蜜、クエン酸、酒石酸等を挙げること
ができる。これらの炭素源は、単独で又は2つ以上を組
み合わせて培地に添加することができる。培地に添加す
る炭素源の量は、培地中の他の成分等に依存するが、通
常1乃至10重量%である。
【0022】窒素源としては、例えば、大豆粉、フス
マ、落下生粉、綿実紛、カゼイン加水分解物、ファーマ
ミン、コーンスチープリカー、ペプトン、肉エキス、イ
ースト、イーストエキス、マルトエキス、硝酸ナトリウ
ム、硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム等を挙げるこ
とができる。これらの窒素源は、単独で又は2つ以上を
組み合わせて培地に添加することができる。培地に添加
する窒素源の量は、培地中の他の成分等に依存するが、
通常0.2乃至6重量%である。
【0023】炭素源及び窒素源には、純粋な形態のもの
を用いる必要はなく、微量の生育因子、ビタミンおよび
無機栄養等を含む、より純度の低い形態のものを用いて
もよい。
【0024】また、イオンを得ることができる塩類を培
地に添加してもよい。そのような塩類としては、例え
ば、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、アンモニウ
ム、カルシウム、リン酸、硫酸、塩酸、炭酸等を挙げる
ことができる。
【0025】さらに、ビタミンB1、ビオチンのような
ビタミン類、チアミンのような菌体増殖促進物質、マン
ガン、モリブデンのような金属塩等を培地に添加しても
よい。
【0026】また、F−15784生産菌を液体培地を
用いて培養する場合、シリコンオイル、ポリアルキレン
グリコールエーテル、植物油、動物油、界面活性剤のよ
うな消泡剤を該液体培地に添加してもよい。
【0027】F−15784生産菌の培養に使用する培
地のpHは、通常pH4.0乃至pH7.5である。
【0028】F−15784生産菌の培養温度の上限は
28乃至37℃、下限は15乃至18℃であり、好適な
範囲は18乃至30℃、より好適な範囲は18乃至28
℃である。F−15784を生産するためには、18乃
至28℃がより好適であり、最適には23℃である。
【0029】培養方法としては、微生物の培養法として
通常使用されるものであれば特に限定されるものではな
いが、例えば、固形培地を用いた培養法、攪拌培養法、
振とう培養法、通気培養法、通気攪拌培養法等を挙げる
ことができる、好適には攪拌培養法、振とう培養法、通
気培養法、通気攪拌培養法であり、より好適には振とう
培養法、通気攪拌培養法である。工業的スケールでの培
養には、通気攪拌培養法がより好適である。
【0030】F−15784生産菌の培養は、小規模な
培養から開始し、必要に応じて培養の規模を大きくす
る。
【0031】小規模な培養(以下、「種培養」とい
う。)は、液体培地を入れた三角フラスコ等を用い、通
気しながら行なう。種培養は1段階又は2以上の段階に
分けて行う。種培養の規模を大きくする場合、2以上に
段階に分けて行なうのが好適である。種培養はF−15
784生産菌がじゅうぶん発育するまで行なう。
【0032】本培養は、三角フラスコ等を用いてもよい
が、より多量のF−15784を製造するには、攪拌装
置及び通気装置を付けたジャーファーメンター又はタン
クで行なうことが好ましい。その場合、ジャーファーメ
ンター又はタンクの中で液体培地を作成し、滅菌するこ
とができる。滅菌した培地を冷却した後、種培養により
得られた培養物の全量又はその一部を接種し、通気攪拌
培養を行なう。
【0033】F−15784生産菌による該化合物の生
産量は、通常培養開始から100乃至240時間で最高
値に達する。
【0034】F−15784生産菌の培養終了後、得ら
れた培養物、培養ろ液又は上清、及び/又は菌体内に存
在するF−15784は、該化合物の物理化学的性状を
利用して抽出精製することができる。
【0035】培養ろ液又は上清中に存在するF−157
84は、中性条件下で水と混和しない有機溶媒により抽
出することができる。そのような有機溶媒としては、例
えば、酢酸エチル、クロロホルム、塩化エチレン、塩化
メチレン、ブタノール、それら2つ以上の混合溶媒等を
挙げることができる。
【0036】また、培養ろ液又は上清中に存在するF−
15784は、吸着クロマトグラフィーにより精製する
ことができる。すなわち、培養ろ液若しくは上清を吸着
剤と接触させ、夾雑物を吸着させることにより除去する
か、又は、F−15784を吸着させた後、含水溶媒を
用いて該化合物を溶出させて回収する。吸着クロマトグ
ラフィーに使用する担体としては、例えば、活性炭、ア
ンバーライトXAD−2、アンバーライトXAD−4
(以上、ローム・アンド・ハース社製)、ダイアイオン
HP−10、ダイアイオンHP−20、ダイアイオンC
HP−20P、ダイアイオンHP−50、セパビーズS
P−207(以上、三菱化学(株)製)等を挙げること
ができる。担体に吸着したF−15784を溶出させる
のに用いられる含水溶媒としては、例えば、メタノール
水、アセトン水、ブタノ−ル水等を挙げることができ
る。
【0037】菌体内に存在するF−15784は、菌体
に含水溶媒を添加して抽出し、溶媒を留去した後又は水
を添加した後、培養ろ液又は上清と同様に抽出精製操作
に供することができる。菌体に添加する含水溶媒として
は、例えば、50乃至90%の含水アセトン、50乃至
90%の含水メタノール等を挙げることができる。
【0038】培養物に存在するF−15784は、培養
物に有機溶媒を添加して抽出し、得られた抽出物を、珪
藻土等をろ過助剤としてろ過し、得られたろ液を、培養
ろ液又は上清と同様に抽出精製操作に供することができ
る。培養物に添加する有機溶媒としては、例えば、アセ
トン、メタノール等を挙げることができる。添加する有
機溶媒の量は、終濃度20乃至80%(容積/容積)で
あり、好適には終濃度50%(容積/容積)である。
【0039】このようにして得られたF−15784
は、シリカゲル、マグネシウム−シリカゲル系のフロリ
ジルのような担体を用いた吸着カラムクロマトグラフィ
ー、TSKゲルトヨパールHW−40F(東ソー(株)
製)、セファデックスLH−20(アマシャムファルマ
シア社製)等を用いた分配カラムクロマトグラフィー、
コスモシール140C18(ナカライテスク社製)等を
用いた逆層カラムクロマトグラフィー等により精製する
ことができる。
【0040】また、YMCパックODS−AM(ワイエ
ムシィ(株)製)、カプセルパックUG120(資生堂
(株)製)等の逆層カラム等を用いた高速液体クロマト
グラフィー(high performance li
quid chromatography:以下、「H
PLC」という。)等によりF−15784をさらに精
製することができる。
【0041】これらの精製手段を単独で又は適宜組み合
わせることにより、F−15784を単離することがで
きる。必要に応じ、1つの精製手段を2回以上繰り返し
てもよい。
【0042】F−15784生産菌の培養段階、及び該
化合物の精製段階における該化合物の挙動は、以下に記
載する1)又は2)の方法により追跡することができ
る。また、これらの方法によりF−15784を定量す
ることができる。 1)HPLC分析法 HPLCを用いた分析法であれば特に限定されないが、
例えば、以下に記載する条件のHPLC等により分析す
ることができる。
【0043】 カラム :カプセルパック C18 UG 80 (直径4.6mm×150mm:資生堂(株)製) 溶 媒:10mM 重炭酸アンモニウム:アセトニト
リル=1:1 流 速:1.0ml/分 検 出:紫外部吸収波長 210nm 保持時間:6.3分 2)抗真菌活性測定法 抗真菌活性を測定する方法であれば特に限定されない
が、例えば、サブロー寒天培地(栄研化学(株)製)に
各被検菌を混和して検定プレートを作成し、直径6.0
mmのペーパーディスク(アドバンテック(株)製)に
100μgの被検試料を染み込ませ、検定プレートに載
せ、1日間培養した後、ペーパーディスク周辺の各被検
菌の増殖阻止領域の直径を計測する方法等を挙げること
ができる。本発明のF−15784は抗真菌作用を有
し、真菌感染症の予防剤又は治療剤として有用である。
【0044】F−15784を真菌感染症の予防剤又は
治療剤として用いる場合、種々の形態で投与される。そ
の投与形態には特に限定はなく、製剤の形態、患者の年
齢、性別、疾患の程度等に応じて諸条件により適宜選択
される。
【0045】錠剤、丸剤、散剤、顆粒剤、シロップ剤、
液剤、懸濁剤、乳剤、顆粒剤、カプセル剤等は経口投与
される。
【0046】注射剤は、単独として、ブドウ糖、アミノ
酸等の補液との混合液として、又はポリオキシエチレン
ソルビタン脂肪酸エステル類等と混和したエマルジョン
として、静脈内投与される。また、注射剤は単独で、筋
肉内投与、皮内投与、皮下投与、又は腹腔内投与され
る。
【0047】坐剤は直腸内投与される。
【0048】これらの各種製剤は、常法に従い、賦形
剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、溶解剤、矯味矯臭剤、コ
ーティング剤等、医薬製剤分野において通常使用しうる
補助剤を用いて製剤化することができる。
【0049】錠剤の形態に成形するには、担体として当
該分野で公知のものを広く使用することができる。その
ような担体としては、例えば、乳糖、白糖、塩化ナトリ
ウム、ブドウ糖、尿素、澱粉、炭酸カルシウム、カオリ
ン、結晶セルロース、珪酸等の賦形剤、水、エタノー
ル、プロパノール、単シロップ、ブドウ糖液、澱粉液、
ゼラチン溶液、カルボキシメチルセルロース、セラッ
ク、メチルセルロース、リン酸カリウム、ポリビニルピ
ロリドン等の結合剤、乾燥澱粉、アルギン酸ナトリウ
ム、カンテン末、ラミナラン末、炭酸水素ナトリウム、
炭酸カルシウム、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステル類、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸モ
ノグリセリド、澱粉、乳糖等の崩壊剤、白糖、ステアリ
ン、カカオバター、水素添加油等の崩壊抑制剤、第四級
アンモニウム塩基、ラウリル硫酸ナトリウム等の吸収促
進剤、グリセリン、澱粉等の保湿剤、澱粉、乳糖、カオ
リン、ベントナイト、コロイド状珪酸等の吸着剤、精製
タルク、ステアリン酸塩、硼酸末、ポリエチレングリコ
ール等の滑沢剤等を挙げることができる。また、錠剤は
必要に応じ、通常の剤皮を施した錠剤、例えば、糖衣
錠、ゼラチン被包錠、腸溶被錠、フィルムコーティング
錠あるいは二重錠、多重錠とすることができる。
【0050】丸剤の形態に成形するには、担体として当
該分野で公知のものを広く使用することができる。その
ような担体としては、例えば、ブドウ糖、乳糖、澱粉、
カカオ脂、硬化植物油、カオリン、タルク等の賦形剤、
アラビアゴム末、トラガント末、ゼラチン、エタノール
等の結合剤、ラミナラン、カンテン等の崩壊剤を挙げる
ことができる。
【0051】坐剤の形態に成形するには、担体として当
該分野で公知のものを広く使用することができる。その
ような担体としては、例えば、ポリエチレングリコー
ル、カカオ脂、高級アルコール、高級アルコールのエス
テル類、ゼラチン、半合成グリセライド等を挙げること
ができる。
【0052】注射剤として調製される場合には、液剤及
び懸濁剤は殺菌され、且つ血液と等張であることが好ま
しく、これら液剤、乳剤及び懸濁剤の形態に形成するに
は、希釈剤として当該分野において慣用されているもの
を使用することができる。そのような希釈剤としては、
例えば、水、エチルアルコール、プロピレングリコー
ル、エポキシ化イソステアリルアルコール、ポリオキシ
化イソステアリルアルコール、ポリオキシエチレンソル
ビタン脂肪酸エステル類等を挙げることができる。ま
た、注射剤の場合、血液との等張を維持するのにじゅう
ぶんな量の食塩、ブドウ糖又はグリセリンを含有せしめ
てもよい。さらに、通常当該分野で使用される溶解補助
剤、緩衝剤、無痛化剤糖を添加してもよい。
【0053】これらの製剤には、必要に応じ、着色剤、
保存剤、香料、風味剤、甘味剤、他の医薬品等を含有せ
しめてもよい。
【0054】上記医薬製剤に含有せしめるF−1578
4の量は、特に限定されものではないが、通常、その上
限は30乃至70重量%、下限は1重量%であり、好適
な範囲は1乃至30重量%である。
【0055】F−15784を含有する医薬製剤の投与
量は、症状、年齢、体重、投与方法、剤形等に依存する
が、成人に対し、その上限は20乃至2000mg、下
限は0.001乃至0.1mgであり、好適な範囲は
0.01乃至200mg、より好適な範囲は0.1乃至
20mgである。
【0056】F−15784を含有する医薬製剤の投与
回数は、投与量、症状、年齢、体重、投与方法、剤形等
に依存するが、数日に1回、1日1回、又は1日数回で
ある。
【0057】
【実施例】次に、実施例、試験例及び製剤例を挙げ、本
発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらに限
定されるものではない。 実施例1.SANK10499株の培養 SANK 10499株のスラントより菌糸を1白金耳
採取し、滅菌水3ml中でホモジナイズした。得られた
懸濁液の全量を、表1に示す前培養培地100mlを含
む500ml容の三角フラスコに接種し、23℃、21
0rpmの条件下で7日間種培養を行なった。得られた
種培養液を表2に示す本培養培地100mlを含む50
0ml容三角フラスコに10%接種し、23℃、210
rpmの条件下で5日間本培養を行った。
【0058】
【表1】 種培養培地の培地組成 ―――――――――――――――――――――――――――― グルコース 4g マルトエキス 10g イーストエキス(Difco) 4g 寒天 3g 水道水 1000ml ―――――――――――――――――――――――――――― 滅菌前はpH5.5。
【0059】滅菌条件は121℃、15分。
【0060】
【表2】 本培養培地の培地組成 ―――――――――――――――――――――――――――― 可溶性澱粉 20g グリセロール 30g グルコース 30g 脱脂大豆粉 10g ゼラチン 2.5g イーストエキス(Difco) 2.5g NH4NO3 2.5g 水道水 1000ml ―――――――――――――――――――――――――――― 滅菌前はpH6.5。
【0061】滅菌条件は121℃、15分。 実施例2.F−15784の精製 本実施例において、F−15784は以下に示す条件の
HPLCによりモニターした。
【0062】 カラム :カプセルパック C18 UG 80 (直径4.6mm×長さ150 mm:資生堂(株)
製) 溶 媒:10mM 重炭酸アンモニウム:アセトニト
リル=1:1 流 速:1.0ml/分 検 出:紫外部吸収波長 210nm 保持時間:6.3分 実施例1で得られた培養物150mlにアセトン150
mlを添加した。6規定の塩酸でpH3に調整した後、
さらに酢酸エチル150mlを添加し、活性物質を転溶
させた。3000rpm、10分間の遠心分離操作によ
り菌体を沈殿させ、回収した上清を飽和食塩水で洗浄し
た。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水した
後、ロータリーエバポレーターを用いて減圧濃縮乾固
し、940mgの灰白色抽出物が得られた。このうち4
00mgをメタノール2mlに溶解し、シリカゲル(ワ
コーゲルC−100:和光純薬(株)製)3gに吸着さ
せた。溶媒を留去した後、シリカゲルを、予めクロロホ
ルム:メタノール=20:1で平衡化した50ml容の
シリカゲルカラムの上端に重層した。該カラムを同じ溶
媒で展開し、溶出液を約3mlづつ分取したところ、F
−15784はフラクション番号29乃至47に回収さ
れた。この画分を減圧濃縮乾固し、F−15784物質
が74.7mg得られた 試験例1.F−15784の抗真菌活性の測定 サブロー寒天培地(栄研化学(株)製)に各被検菌を混
和して検定プレートを作成し、直径6.0mmのペーパ
ーディスク(アドバンテック(株)製)に100μgの
F−15784を染み込ませた後、これを検定プレート
に載せ1日間培養した。培養終了後、ペーパーディスク
周辺の各被検菌の増殖阻止領域の直径を計測した。結果
を表3に示す。
【0063】
【表3】 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 被検菌 阻止領域 (直径mm) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― Candida albicans YU1200 10 Aspergillus niger SANK22667 15 Trichophyton mentagrophytes SANK11868 19 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 表3に示した通り、F−15784は、キャンディダ・
アルビカンス(Candida albicans)、
アスペルギルス・ニガー(Aspergillus n
iger)、トリコフィトン・メンタグロフィテス(T
richophyton mentagrophyte
s)に対し抗真菌活性を示した。 製剤例1.経口用カプセル剤 F−15784 30mg 乳糖 170mg トウモロコシ澱粉 150mg ステアリン酸マグネシウム 2mg ―――――――――――――――――――――――――― 総量 352mg 上記処方の粉末を混合し、30メッシュのふるいを通し
た後、この粉末をゼラチンカプセルに入れ、カプセル剤
とする。
【0064】
【発明の効果】本発明の提供する新規化合物F−157
84は優れた抗真菌作用を示し、各種真菌感染症の予防
又は治療に有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) //(C12N 1/14 (C12N 1/14 A C12R 1:645) C12R 1:645) (72)発明者 矢野 辰也 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共株 式会社内 (72)発明者 田中 一新 茨城県つくば市御幸が丘33 三共株式会社 内 Fターム(参考) 4B064 AE45 BA03 BB08 BB19 BB24 BE09 BE14 BH01 BH02 BH04 BH05 BH06 BH07 CA05 CA07 CD09 CD10 CD20 CD24 CD25 CE03 CE08 CE09 CE10 DA02 4B065 AA58X AA71X AC12 AC14 BA22 BB02 BB06 BB15 BB18 BB19 BB27 BB29 BC03 BC26 BD14 BD15 BD16 BD27 BD28 BD30 BD50 CA18 CA43 CA44 4C037 VA10 VA34 4C086 AA01 AA02 AA03 AA04 BA05 MA01 MA04 ZB35

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式(I) 【化1】 で表される化合物。
  2. 【請求項2】下記の理化学的性状を有する化合物: 1)物質の性状:無色粉末状物質 2)溶解性:メタノール、酢酸エチルに可溶、水に不溶 3)分子式:C16265 4)分子量:298(FABマススペクトル法により測
    定) 5)高分解能FABマススペクトル法により測定した精
    密質量、[M+H]+は次に示す通りである。 実測値:299.1842 計算値:299.1858 6)紫外部吸収スペクトル:メタノール中で測定した紫
    外部吸収スペクトルは、次に示す極大吸収を示す:28
    7(ε 420)nm 7)旋光度:メタノール中で測定した旋光度は、以下に
    示す値を示す: [α]D 20:−5゜(c 0.6) 8)赤外吸収スペクトル:臭化カリウム(KBr)錠剤
    法で測定した赤外吸収スペクトルは以下に示す極大吸収
    を示す。 3415,3287,2922,2852,1704,
    1469,1346,1189,1151,1109,
    1074,1003,833,721,591cm-1 9)1H−核磁気共鳴スペクトル:重メタノール中でテ
    トラメチルシランのシグナルを0 ppmとして測定し
    た、1H−核磁気共鳴スペクトルは、以下に示すとおり
    である。 7.45(d,J=6.5Hz),7.28(d,J=
    6.1Hz),6.32(d,J=6.5Hz),6.
    06(d,J=6.1Hz),4.06(1H,m),
    3.78(1H,d,J=8.6Hz),3.50(1
    H,d,J=8.6Hz),3.19(m),1.25
    〜1.76(m),0.90(t,J=6.5Hz)
    ppm 10)13C−核磁気共鳴スペクトル:重メタノール中で
    テトラメチルシランのシグナルを0 ppmとして測定
    した、13C−核磁気共鳴スペクトルは、以下に示すとお
    りである。 206.4,205.6,159.8,157.9,1
    35.0,130.8,108.4,107.3,8
    6.0,84.3,84.2,81.5,79.1,7
    6.9,33.9,33.1,30.7,30.7,3
    0.5,26.9,26.8,23.8,14.5 p
    pm 11)高速液体クロマトグラフィー: カラム :カプセルパック C18 UG 80 (直径4.6mm×150mm:資生堂(株)製) 溶 媒:10mM 重炭酸アンモニウム:アセトニト
    リル=1:1 流 速:1.0ml/分 検 出:紫外部吸収波長 210nm 保持時間:6.3分。
  3. 【請求項3】リジドポルス(Rigidoporus)
    属に属する、請求項1又は2記載の化合物の生産菌を培
    養し、その培養物より請求項1又は2記載の化合物を採
    取することを特徴とする、請求項1又は2記載の化合物
    の製造方法。
  4. 【請求項4】リジドポルス(Rigidoporus)
    属に属する、請求項1又は2記載の化合物の生産菌がリ
    ジドポルス・リネアツス(Rigidoporus l
    ineatus) SANK 10499(FERM
    BP−7280)株である、請求項3記載の製造方法。
  5. 【請求項5】請求項1又は2記載の化合物を有効成分と
    して含有する医薬。
  6. 【請求項6】請求項1又は2記載の化合物を有効成分と
    する真菌感染症の予防剤又は治療剤。
  7. 【請求項7】リジドポルス・リネアツス(Rigido
    porus lineatus)SANK 10499
    (FERM BP−7280)株。
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