JP2002114431A - シート後処理装置 - Google Patents

シート後処理装置

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JP2002114431A
JP2002114431A JP2000302967A JP2000302967A JP2002114431A JP 2002114431 A JP2002114431 A JP 2002114431A JP 2000302967 A JP2000302967 A JP 2000302967A JP 2000302967 A JP2000302967 A JP 2000302967A JP 2002114431 A JP2002114431 A JP 2002114431A
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sheet
tray
processing
post
alignment plates
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JP2000302967A
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Masaru Tsuji
優 辻
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理トレイから積載トレイにシートを排出す
る場合に、シートにカールが発生していても積載トレイ
において良好なスタッキング性が得られるシート後処理
装置を提供する。 【解決手段】 処理トレイ18上に載置されたシート
を、処理トレイ18のシート搬送方向下方に設けられた
積載トレイへ、押し出し機構22・22の押し出し片2
5・25をシートの後端略中央部に当接させて押し出し
排出する構成において、後処理を行わずにシートを単葉
で排出する場合、整合板19a・19bを、両者の間隔
が排出されるシートの幅より小さくなるように処理トレ
イ18の中央へと寄せ、処理トレイ18上を搬送される
シートを、処理トレイ18の載置面ではなく、整合板1
9a・19bの上端部で案内させることで、シートに搬
送方向に平行な上向きのカールを付与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機やプリンタ
等のシートに画像を形成する画像形成装置に付設され
る、画像を形成したシートに対して、ステープルやパン
チング等の後処理を行うシート後処理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】現在、複写機においては、複写作業の自
動化および複写後のシートに対するステープル作業、パ
ンチング作業などの後処理作業の自動化のため、自動原
稿搬送装置(ADF)とシート後処理装置とを組み合わ
せて使用しているものがある。ADFは、複写機の原稿
台上に設けられ、複数枚の原稿を順次、複写機の原稿台
上に搬送するものである。また、シート後処理装置は、
複写機本体のシート排出側に取り付けられ、原稿の複写
処理を終え、複写機から排出されてきたシートに対し
て、所定枚数のシートによって構成される1部毎に、ス
テープルあるいはパンチング処理を行うものである。
【0003】図6に、後処理としてステープル処理を行
う従来のシート後処理装置50を示す。図6は、シート
後処理装置50の縦断面図である。
【0004】図6に示すように、シート後処理装置50
における複写機本体側には、シート搬入口50aが形成
されており、複写機本体より排出されたシートは、この
シート搬入口50aを介してシート後処理装置50内に
搬入される。搬入されたシートは、排出ローラ51にて
処理トレイ(第1のトレイ)52上に排出され、所定枚
積載される。積載されたシートは、処理トレイ52の上
面に設けられた一対の整合板53a(53b)と後端整
合ガイド54とで、その搬送方向(排出方向に同じ)お
よび搬送方向と直交する方向(以下、幅方向と称する)
に整合される。ここで、上記処理トレイ52は、後端整
合ガイド54のみでシートの自重を利用して搬送方向に
整合されるように、搬送方向前方側を高くした傾斜配置
となっている。
【0005】整合されたシートは、処理トレイ52の搬
送方向後方側に設けられたステープルユニット55にて
ステープル処理が施され、その後、処理トレイ52に設
けられた押し出し機構60にて、処理トレイ52からシ
ート後処理装置本体外部に設けられた積載トレイ(第2
のトレイ)61へと排出される。
【0006】押し出し機構60は、2つのベルトプーリ
ー59・59にて回転駆動される無端状の押し出しベル
ト(タイミングベルト)58に、シートの後端に当接す
る押し出し片56が取り付けられた構成で、処理トレイ
52の中央部に一定の距離を隔てて2組設けられてい
る。これら2組の押し出し機構60・60の押し出し片
56・56が、各押し出しベルト58・58の回転でシ
ートの後端2カ所に当接し、シートを押し出すようにな
っている。
【0007】また、上記処理トレイ52の矢印aにて示
す搬送方向の前方側端部(以下、前端部と称する)は丸
みが付けられ、処理トレイ52からのシートの排出が良
好に行われるように押し出されたシートの後端を下方へ
案内するガイド部63として形成されている。
【0008】シートが排出される積載トレイ61は、処
理トレイ52よりも搬送方向前方の下方に位置し、リフ
ト機構64にて、シートの積載量に応じて高さ位置が調
整されるようになっている。そして、処理トレイ52と
同様に積載トレイ61も搬送方向前方側を高くした傾斜
配置となっており、積載トレイ61上に排出されたシー
トを、シートの自重と後端ガイド62とで、スタッキン
グ性良く積載させるようになっている。このような積載
トレイ61の傾斜角は装置により異なるが、通常40°
程度に設定されている。
【0009】処理トレイ52と共に積載トレイ61にも
このような傾斜が付けられていることで、処理トレイ5
2から積載トレイ61へのシートの排出は、図6に示す
ように、搬送方向前方を上にした斜め上方に押し出され
るようにして行われる。
【0010】なお、シートに対してステープル処理を行
わない場合は、複写機本体よりシート後処理装置50内
に搬送されたシートは、ステープル処理を行う場合と同
様に一旦処理トレイ52上に排出されるが、処理トレイ
52上に滞ることなく、上記押し出し機構60・60の
押し出し動作でそのまま積載トレイ61へと排出され
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のシート後処理装置50の構成では、複写機本体よ
り搬送されるシートのカールの状態によっては、積載ト
レイ61上に良好なスタッキング性でシートを積載でき
ないといった問題が発生している。
【0012】つまり、複写機やプリンタ等では、トナー
像をシートに固着させるために、定着部で高い熱と高い
圧力とを加える。そのため、シートにカールが発生する
ことが多い。カールする方向はシートの目の方向や、反
転排紙の有無によって異なるが、図6に示すように、搬
送方向と直交する方向(以下、幅方向と称する)に平行
に下向きにカールすることがある。
【0013】このようにカールしたシートであって、特
に、処理トレイ52上にて後処理を施すことなく、その
まま処理トレイ52から積載トレイ61へと排出される
単葉のシートの場合、積載トレイ61の入り口側で、シ
ートが先端から大きく丸まってしまう。その結果、カー
ルのないシートや、カールの小さいシート、或いは、多
少のカールはあっても、後処理が施された束状になった
重みのあるシートでは良好であった積載トレイ61での
スタッキング性が低下し、積載トレイ61上にバラバラ
に排出されるといった問題が発生する。
【0014】本発明は、上記課題に鑑みなされたもの
で、その目的は、処理トレイ(第1のトレイ)から積載
トレイ(第2のトレイ)にシートを排出する場合に、シ
ートにカールが発生しても積載トレイにおいて良好なス
タッキング性が得られるシート後処理装置を提供するこ
とにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のシート後処理装
置は、上記課題を解決するために、画像形成装置本体か
ら搬送されてきたシートを第1のトレイで受け取り、後
処理を行う場合は、受け取ったシートに対して第1のト
レイ上でステープルやパンチング等の後処理を行った
後、一方、後処理を行わない場合は受け取ったシートを
そのまま、第1のトレイより、該第1のトレイの下方に
配置された第2のトレイへと、シートの後端を押すこと
で排出するシート後処理装置において、第1のトレイ上
を第2のトレイへと搬送されるシートに、搬送方向と平
行な上向きのカールを付与するカール付与手段が設けら
れていることを特徴としている。
【0016】前述したように、複写機やプリンタ等の画
像形成装置では、トナー像をシートに固着させるため
に、定着部で高い熱と高い圧力とを加えるため、シート
にカールが発生することが多いが、特に、幅方向に平行
に下向きにカールしたシートでは、第2のトレイの入り
口側で、シートが先端から大きく丸まってしまい、第2
トレイ上にバラバラに排出されるといった問題があっ
た。
【0017】これに対し、上記のように、本発明の構成
では、カール付与手段を設け、該カール付与手段にて、
第1のトレイ上を第2のトレイへと搬送されるシート
に、搬送方向と平行な上向きのカールを付与するように
したので、第1のトレイ上を搬送されるシートは、搬送
方向に上記上向きカールによる張りを有するようにな
り、上記した問題の幅方向に平行な下向きのカールが現
れなくなる。
【0018】その結果、第2のトレイの入り口で、シー
トが先端から大きく丸まるようなことはなく、第2のト
レイ上に良好なスタッキング性で積載させることが可能
となる。
【0019】そして、上記した問題の下向きカールによ
る影響は、第1のトレイ上で後処理を行うシートの場
合、ある程度の量のシートが束状に処理されることが多
いので、影響を受けにくいが、後処理を行うことなく第
1のトレイをそのまま通過するシートは、単葉で排出さ
れるため、影響を大きく受ける。
【0020】したがって、上記した本発明のシート後処
理装置では、後処理を行うことなくシートをそのまま第
2のトレイへと排出する場合にのみカールの付与動作を
行うように上記カール付与手段を制御する制御手段が設
けられている構成とすることがより好ましい。
【0021】これにより、上記した問題の下向きカール
による影響が大きい場合にのみ、カール付与手段が動作
するので、カール付与手段の不要な動作にて、必要のな
いカールがシートに対して付与されるといった問題もな
く、カール付与手段を設けたことによる効果を、より効
果的なものとできる。
【0022】また、上記した本発明のシート後処理装置
では、上記第1のトレイに、第1のトレイ上に載置され
るシートを、シートの搬送方向と直交する幅方向に整合
するものであって、第1のトレイ上におけるシートの搬
送路を挟んで向き合うように配置された、幅方向に移動
可能な一対の整合板が設けられている場合、上記カール
付与手段は、これら一対の整合板より構成され、上記制
御手段は、カール付与手段を動作させる際、搬送される
シートの幅方向の寸法より、両整合板の間隔が小さくな
るように少なくとも一方の整合板を移動させ、両整合板
の上端部で、第1のトレイ上を搬送されるシートの幅方
向両側をシート裏面より案内支持させる構成とすること
もできる。
【0023】これは、カール付与手段を構成する具体例
を提案するものであって、これによれば、従来よりある
整合板を利用して、カール付与手段を構成することがで
きる。つまり、一対の整合板を、整合板の間がシート幅
より小さくなるように寄せることで、第1のトレイ上を
搬送されるシートは、第1のトレイのシート載置面では
なく、これら整合板の上端部にその裏面を接触させた状
態で搬送される。その際、シートの幅方向両側のみがシ
ート裏面より整合板の上端部で案内支持されるので、シ
ートは、その自重で中央部が窪み、上記カールが付与さ
れることとなる。
【0024】上記した一対の整合板をカール付与手段に
用いるシート後処理装置の場合、上記制御手段は、第1
のトレイ上を搬送されるシートが第2のトレイへと完全
に排出される前に、両整合板の間隔がシートの幅方向の
寸法よりも広くなるように少なくとも一方の整合板を移
動させ、排出されるシートに対して幅方向の整合動作を
行わせる構成とすることがさらに好ましい。
【0025】これによれば、第1のトレイ上を搬送され
るシートが第2のトレイへと完全に排出される前に、両
整合板にて本来の整合動作を行わせるので、整合動作が
実施されない構成に比べて、先端部か下方へ丸まること
によるスタッキング性低下を抑制しながら、かつ、幅方
向へのシートのずれをも効果的に抑制して、第2のトレ
イにおけるスタッキング性をさらに良好とできる。
【0026】また、上記した一対の整合板をカール付与
手段に用いるシート後処理装置の場合、上記第1のトレ
イの上方に、上記一対の整合板の上端部に案内支持され
て搬送されるシートの中央部を上面より下側に押さえる
シート押さえ部材が設けられた構成とすることもでき
る。
【0027】これによれば、両整合板の上端部に、シー
ト裏面が案内支持されて搬送されるシートの上面中央部
を、シート押さえ部材が下側に押さえつけることで、シ
ートの中央部を自重による窪みよりもさらに窪ませるこ
とができ、搬送方向に張りを与える上記した有効なカー
ルをより積極的に付与することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明に係る実施の一形態につい
て、図1〜図5を基に以下に説明する。
【0029】まず、図2を用いて、本実施の形態のシー
ト後処理装置16が付設されたデジタル複合機1の全体
構成について説明する。なお、デジタル複合機とは、複
写機、ファクシミリ、およびプリンタの各機能を備えた
画像形成装置のことである。
【0030】図2に示すように、デジタル複合機1にお
ける透明ガラスからなる原稿台2上には、自動原稿搬送
装置3が備えられている。自動原稿搬送装置3は、原稿
セットトレイ上にセットされた複数枚の原稿を1枚ずつ
自動的に原稿台2上へ給送する装置である。
【0031】原稿台2の下部は、スキャナ4が配設され
た原稿読取ユニット5となっている。スキャナ4は、原
稿台2上に載置された原稿の画像を走査して読み取るも
ので、原稿面上を露光するランプリフレクターアセンブ
リ6、原稿からの反射光像を光電変換素子であるCCD
9に導くための第1の反射ミラー7aを搭載してなる第
1の走査ユニット4a、第1の反射ミラー7aからの反
射光像をCCD9に導くための第2、第3の反射ミラー
7b・7cを搭載してなる第2の走査ユニット4b、原
稿からの反射光像を上述した各反射ミラー7a〜7cを
介して電気的画像信号に変換するCCD9上に結像させ
るための光学レンズ8、および原稿からの反射光像を電
気的画像信号に変換する上述したCCD9から構成され
ている。
【0032】また、スキャナ4は、自動原稿搬送装置3
との関連した動作により、自動原稿搬送装置3にて自動
搬送される原稿の画像を、所定の露光位置にて読み取る
ようになっている。
【0033】このスキャナ4にて読み取られた原稿画像
は、画像データとして図示しない画像データ入力部へと
送られ、画像データに対して所定の画像処理が施された
後、画像処理部の画像メモリに一旦記憶され、出力指示
に応じて画像メモリ内の画像を読み出してレーザー書き
込みユニット(以下、LSU)10に転送される。
【0034】LSU10は、画像メモリから読み出した
画像データ、または外部の装置から転送されてきた画像
データに応じてレーザー光を出射する半導体レーザー光
源、レーザー光を等角速度偏向するポリゴンミラー、等
角速度で偏向されたレーザー光が作像ユニット11を構
成する感光体ドラム12上において等角速度で偏向され
るように補正するf−θレンズなどを有している。
【0035】上記作像ユニット11は、周知である感光
体ドラム12の周囲に、感光体ドラム12を所定の電位
に帯電させる帯電器、感光体ドラム12上に形成された
静電潜像にトナーを供給して顕像化する現像器、感光体
ドラム12表面に形成されたトナー像をシートに転写す
る転写器、余分なトナーを回収するクリーニング器、お
よび除電器を備えている。
【0036】スキャナ4にて読み取られた原稿画像は画
像メモリに一旦記憶された後、読み出され、LSU10
によってレーザー光線を走査させることにより感光体ド
ラム12表面上に静電潜像として形成され、現像器内の
トナーにより顕像化されてトナー像となり、該トナー像
は、シート上に転写器により静電転写され、その後、定
着ユニット13に送られる。
【0037】作像ユニット11の排出側には、上記定着
ユニット13以外に、シートの裏面に再度画像を形成す
るためにシートの前後を反転させるスイッチバック路1
4、画像が形成されたシートに対して後処理を行うと共
に、排出されたシートを積載する積載トレイ(第2のト
レイ)15を有する後述するシート後処理装置16が備
えられている。定着ユニット13にてトナー像が定着さ
れたシートは、必要に応じてスイッチバック路14を経
て排出ローラ17にてシート後処理装置16へと導かれ
る。そして、シート後処理装置16において、必要に応
じて後処理が施された後、シートは、積載トレイ15上
に排出される。一方、後処理が指示されていない場合
は、シートは、シート後処理装置16をそのまま通過し
て、積載トレイ15に排出される。
【0038】給紙部20は、上記作像ユニット11の下
方に配設されており、手差トレイ49、両面ユニット4
7、用紙カセット46a〜46cを備えた多段給紙トレ
イ部と、これら両面ユニット47および用紙カセット4
6a〜46cから給紙されたシートを作像ユニット11
における転写器が配置された転写位置へと搬送する搬送
手段とを備えている。両面ユニット47は、シートを反
転させるスイッチバック路14に通じており、シートの
両面に画像形成を行う時に用いられる。
【0039】このような画像形成動作を行う各機能部の
動作は、本デジタル複合機1に備えられた、CPU(Ce
ntral Processing Unit :中央処理装置)等からなる制
御部48によって制御される。制御部48には、スキャ
ナ4にて読み取った画像データ等を一時的に記憶する画
像メモリや、画像データに対して画像処理を施す画像処
理部等も備えられている。
【0040】次に、図1、図3〜図5を用いて、上記デ
ジタル複合機1に付設されたシート後処理装置16の構
成を詳細に説明する。なお、ここでは、後処理としてス
テープル処理を例示する。
【0041】シート後処理装置16は、その縦断面図で
ある図3に示すように、複写機本体と隣接する側にシー
ト搬入口16aが形成されており、複写機本体の排出口
より排出されたシートは、このシート搬入口16aより
装置内に搬入される。装置内に搬入されたシートは、シ
ート搬入口16aに設けられた排出ローラ17にて処理
トレイ(第1のトレイ)18上へと排出される。処理ト
レイ18上へのシートの排出は、シートの中央を処理ト
レイ18の中央に揃えたセンター基準で行われる。
【0042】上記処理トレイ18は、ステープル処理が
施される所定枚数のシートを積載するものであって、シ
ートの整合やステープル処理時に処理台となるものであ
る。この処理トレイ18は、矢印aにて示すシートの搬
送方向前方側を上方に向けて傾斜配置されている。これ
は、処理トレイ18上に排出されるシートの搬送方向
(前後方向)の整合を、シートの自重を利用して行うた
めである。処理トレイ18上に排出されたシートは、落
下位置からその自重にて搬送方向後方へ滑り、処理トレ
イ18の搬送方向後方側に設けられた後端整合ガイド2
0に後端を当接させて整合されることとなる。
【0043】シートの搬送方向と直交する幅方向の整合
は、図1(a)(b)にも示すように、シートの搬送路を
挟むように処理トレイ18の幅方向の両サイドに対向配
置された一対の整合板19a・19bにて行われる。こ
れら整合板19a・19bは、図中、両矢印cにて示
す、幅方向にスライド移動可能に構成されており、これ
ら整合板19a・19bが、互いの動作方向を逆として
幅方向に揺動する整合動作により、処理トレイ18上に
排出されたシートは、処理トレイ18にセンター基準で
整合される。このような整合板19a・19bによる整
合動作を含め、シート後処理装置16を構成する各部の
動作も、前述した制御部48にて制御される。なお、整
合板19a・19bの構成を説明するために、図1
(a)(b)を用いたが、図1(a)(b)に示されている
シートは、処理トレイ18上でステープル処理を受ける
ことなく排出されるシートであって、該シートの搬送処
理については後述する。
【0044】また、上記処理トレイ18の搬送方向後方
側には、ステープル処理を行うためのステープルユニッ
ト21が設けられている。このステープルユニット21
は、幅方向に移動可能に構成されており、処理トレイ1
8上に積載された整合後のシートの後端側所定位置にス
テープル処理を施すことができるようになっている。
【0045】さらに、上記処理トレイ18には、処理ト
レイ18上に載置されたシートを処理トレイ18から前
述の積載トレイ15へと排出するための押し出し機構2
2が設けられている。押し出し機構22にて押し出され
るシートは、ステープル処理後の束状のシートである場
合もあれば、シート後処理装置16をそのまま通過する
単葉のシートの場合もある。
【0046】上記押し出し機構22は、一対のベルトプ
ーリー23・23にて矢印bにて示す方向に回転駆動さ
れるタイミングベルトである無端状の押し出しベルト2
4の外周に、シートの後端に当接してシートを押し出す
押し出し片25が立設された構成である。押し出し片2
5は、1本の押し出しベルト24に対して2つが周方向
に等間隔で取り付けられており、交互にシートの押し出
し排出を担うようになっている。上記押し出し片25の
頭部は、シートの後端が逃げないように、押し出しベル
ト24の回転方向である矢印bの方向に屈曲されてい
る。
【0047】このような押し出し機構22は、処理トレ
イ18の略中央部に、一定の距離を隔てて2つ配置され
ており、2つの押し出し機構22・22で押し出し手段
を構成している。各押し出し機構22・22は、互いの
ベルトプーリー23・23の回転軸を共用することで、
同期動作し、各押し出し機構22の押し出し片25をシ
ートの後端の2カ所に同時に当接させて同じ速さで押し
出すようになっている。このようにシート後端の2カ所
に当接して押し出すことで、安定した押し出し排出が実
現される。
【0048】また、これら押し出し機構22・22によ
るシートの押し出しがスムーズに実施されるように、上
記処理トレイ18における搬送方向前方側端部(以下、
先端部)は、丸みが付けられ、処理トレイ18より排出
されるシートの後端を下方へと案内するガイド部27と
して形成されている。
【0049】一方、シート後処理装置16の本体外部に
形成された、シートが排出される上記積載トレイ15に
は、リフト機構29が設けられており、該リフト機構2
9にて、排出されるシート量に応じてトレイの高さが調
整されるようになっている。また、この積載トレイ15
も前述の処理トレイ18と同様に搬送方向前方側を上方
に向けて傾斜配置されており、積載トレイ15へと排出
され、積載トレイ15上に落下するシートを、その自重
により搬送方向後方側へと滑らせ、積載トレイ15の根
元に形成された後端ガイド28に後端を当接させること
で、スタッキング性よく積載させるようになっている。
積載トレイ15における傾斜角度は装置により異なる
が、40°程度が平均的な角度である。
【0050】ところで、前述したように、このような傾
斜を積載トレイ15に付けてスタッキング性を高めた構
成では、シートが幅方向に平行に下向きにカールしてい
て、特に、後処理を施すことなくそのまま積載トレイ1
5へと排出される単葉のシートの場合、積載トレイ15
の入り口側で、シートが先端から大きく丸まってしま
い、積載トレイ15上にバラバラに排出されるといった
問題がある。
【0051】このような問題を解決するために、本デジ
タル複合機1におけるシート後処理装置16では、従
来、後処理を行わないでそのまま排出するシートに対し
ては、内側の平坦面をシートの搬送方向に平行な端部に
接触させることで、シートを搬送方向に真っ直ぐ案内す
るガイド板として機能していた、処理トレイ18上の上
記整合板19a・19bに、シートに搬送方向と平行な
上向きのカールを与えるといった新たな機能を付加させ
ている。
【0052】即ち、後処理を行わずにシートを排出する
場合、図1(a)に示すように、制御部48は、整合板
19a・19b間の距離が、排出されるシートの幅方向
のサイズ(以下、シート幅)より小さくなるように、整
合板19a・19bをそれぞれ、シート幅に応じて予め
定められた距離だけ、処理トレイ18の中央へと寄せ
る。制御部48には、選択された用紙カセット46a〜
46cの情報が送られており、該情報より、制御部48
は選択されたシートのシート幅を認識することができ
る。
【0053】整合板19a・19bが互いに近づけら
れ、それらの間が搬送されるシートのシート幅よりも狭
くなることで、図1(a)及び図4に示すように、排出
ローラ17より排出されるシートは、整合板19a・1
9bの上端部にシート裏面(下面)を載せた状態で、排
出ローラ17による搬送力にて処理トレイ18上を進
み、排出ローラ17より排出された後は、上記の押し出
し機構22・22にて押し出されることとなる。そし
て、その際、シートは、シートの自重にて中央部が搬送
方向に沿って窪み、整合板19a・19bの上端部に裏
面が支えられている幅方向の両サイドを上にしてカール
した状態となる。
【0054】このように、幅方向の両サイドを上にして
カールすることで、シートは搬送方向に張りを有するよ
うになり、先に問題とした、幅方向に平行な下向きのカ
ールを生じなくなり、積載トレイ15の入り口で、シー
トが先端から大きく丸まるようなことはなく、積載トレ
イ15上に良好なスタッキング性で積載させることが可
能となる。
【0055】また、本デジタル複合機1においては、図
3に示すように、搬送方向に張りを与える上記カールを
シートに付けるための補助部材として、シート押さえ部
材42が設けられている。シート押さえ部材42は、シ
ート後処理装置16の天板の内側に取り付けられた支持
台40より垂下する、先端部42aが搬送方向に曲がっ
たヘラ状の棒部材である。シート押さえ部材42は、支
持台40に対して、支点43で回動自在に支持されてお
り、垂下した状態で、その先端部42aが整合板19a
・19bの上端面よりも下方に位置し、かつ、処理トレ
イ18のシート載置面に接触しない長さを有している。
【0056】このようなシート押さえ部材42は、排出
ローラ17より排出され、整合板19a・19bの上端
部に、シート裏面が案内されて搬送されるシートの搬送
路を遮るように垂下しているので、シート搬送時、図4
に示すように、シート押さえ部材42は、シートの搬送
力にて矢印dにて示す方向に回動してシート上に乗り上
がり、シートの中央部をシートの自重による窪みに加え
てさらに深く窪ませ、搬送方向に張りを与える上記カー
ルを、シートにより強く形成させる。
【0057】本デジタル複合機1では、シートはセンタ
ー基準で搬送されるため、上記シート押さえ部材42
も、センター位置に配設されている。これにより、セン
ター基準で搬送されるあらゆるサイズのシートの幅方向
中央部を押さえることができる。
【0058】なお、図中、41にて示す部材は、シート
押さえ部材42の矢印dとは反対方向への回動を規制す
るストッパーであり、シート押さえ部材42は、先端部
42aにシートが当接しなくなると、その自重にて、自
ずと図4中、破線にて示す垂下位置に復帰する。
【0059】そして、さらに本デジタル複合機1におい
ては、整合板19a・19bの上端部によるシート裏面
の案内を、シートが処理トレイ18上から完全に排出さ
れるまで行うのではなく、シートの後端が排出ローラ1
7を過ぎる直前に、図1(b)に示すように、整合板1
9a・19bを、通常の位置、即ち、整合板19a・1
9b間の距離が、搬送されるシート幅より若干大きい位
置に戻し、上記した押し出し機構22・22にて押し出
される際には、シートの整合動作を実施させるようにな
っている。整合板19a・19bの動作を制御する上記
制御部48には、排出ローラ17近傍に配置された図示
しないシートセンサ等から、シートの後端が排出ローラ
17を抜けるタイミングが知らされている。
【0060】このように、シート裏面の案内を途中まで
とし、後半は整合板19a・19bの本来の機能に戻す
ことで、後処理を受けることなく処理トレイ18上を搬
送される単葉のシートは、先端部か下方へ丸まることに
よるスタッキング性低下を抑制しながら、かつ、処理ト
レイ18上から完全に排出されるときには、処理トレイ
18の載置面に載置され、整合板19a・19bにて整
合されると共に、真っ直ぐに搬送方向に案内されるた
め、処理トレイ18上の搬送が全て整合板19a・19
bの上端部で行われる場合に比べて、幅方向へのシート
のずれも効果的に抑制されて、積載トレイ15における
スタッキング性がさらに良好となる。
【0061】但し、搬送方向のシートの寸法(以下、シ
ート長)が短い場合、丸まりにくいので、制御部48
は、選択されたシートのシート長の情報を基に、シート
後端が排出ローラ17を抜ける直前、またはシートの先
端が積載トレイ15上に積載されているシートに接触す
るタイミングで、整合機能に切り換えるようになってい
る。
【0062】また、このように整合板19a・19bの
機能を、同じシートの搬送過程で切り換える構成とする
場合、本デジタル複合機1で採用しているように、整合
板19a・19bの搬送方向前方側端部(以下、先端
部)を、処理トレイ18の先端部、つまりガイド部27
よりも突出させ、積載トレイ15の上方に至る構成とし
ておくことが望ましい。
【0063】このような構成とすることで、整合板19
a・19bの先端部が、処理トレイ18のガイド部27
よりも内側に位置する従来からの構成に比べて、後処理
が行われない単葉のシートは、より長く搬送方向に張り
を有する状態で搬送されることとなり、途中から整合板
19a・19bの間隔が広がって、シートに有効な張り
を与えられなくなっても、その時点ではシート先端部は
積載トレイ15の入り口を通過しているので、シート先
端部が下方へ丸まろうとする力が作用しても、丸まる前
にシート先端部が積載トレイ15、或いは積載トレイ1
5上に積載されているシートに接触し、スタッキング性
が低下しない。
【0064】図5に、整合板19a・19bの間隔をシ
ート幅よりも狭くして、シートに有効な張りを持たせる
ための寸法条件等を示す。
【0065】整合板19a・19bを狭める間隔は、整
合板19a・19b間の距離が、シート幅Dの1/2よ
りも広い範囲とすることが好ましい。整合板19a・1
9b間の距離を、シート幅Dの1/2以下とすると、シ
ート中央部に有効な窪みが形成されず、整合板19a・
19bよりも外側に位置するシート端部が、下方に垂れ
下がるような反対のカールが発生する恐れがある。ま
た、特に、本デジタル複合機1のように、シートの中央
部を押さえるシート押さえ部材42を設けた構成では、
整合板19a・19b間の距離を、シート幅Dの1/2
以下とすると、シート押さえ部材42の当たりによるシ
ート中央部の窪みが強くなり過ぎ、シート押さえ部材4
2や、整合板19a・19bと接触するシートの部位に
接触跡が残り、品質を低下させてしまうといった不具合
を伴う場合もある。
【0066】さらに、上記積載トレイ15のように、傾
斜を付けてスタッキング性を高めた構成では、シートが
搬送方向に平行に上向きにカールしていると、シートの
後端両端部が、処理トレイ18の先端部に引っ掛かり、
搬送方向に沿って真っ直ぐに排出されず、積載トレイ1
5上に斜めに傾いた状態で落下してしまい、スタッキン
グ性を逆に低下させるといった別の問題点もある。
【0067】そこで、本デジタル複合機1におけるシー
ト後処理装置16では、従来、一直線状に形成されてい
た処理トレイ18の先端部を、上記2つの押し出し機構
22・22がシートを押し出す部位となる2本の押し出
しベルト24・24間で、その他の部位よりも搬送方向
前方に突出させた形状としている。ここでは、処理トレ
イ18の先端部はガイド部27が形成されているので、
このガイド部27をその中央部において突出させ、突出
ガイド部27aを有する構成としている。
【0068】処理トレイ18の先端部に形成したガイド
部27にこのような突出ガイド部27aを形成すること
で、搬送方向に平行に上向きにカールしたシートであっ
ても、シートの後端中央部が突出ガイド部27aにて案
内されている間に、シート後端両端部が、完全に処理ト
レイ18の先端部を抜けるので、シート後端中央部が突
出ガイド部27aより離れて落下するときに、シート後
端両端部が処理トレイ18の先端部に接触するようなこ
とが一切発生しない。その結果、シートは、搬送方向に
沿って真っ直ぐに排出され、積載トレイ15上に搬送方
向に真っ直ぐ沿った状態で落下し、良好なスタッキング
性で積載されることとなる。
【0069】本デジタル複合機1の場合、整合板19a
・19bの機能を、同じシートの搬送過程で切り換える
構成としたので、シートが搬送方向に平行に上向きにカ
ールした状態で、積載トレイ15上へと排出されること
はないが、切り換える構成を作用しない装置において
は、シートが搬送方向に平行に上向きにカールした状態
で積載トレイ15へと排出されるので、処理トレイ18
のガイド部27に突出ガイド部27aを形成しておく手
法は、特に有効である。
【0070】
【発明の効果】本発明のシート後処理装置は、以上のよ
うに、画像形成装置本体から搬送されてきたシートを第
1のトレイで受け取り、後処理を行う場合は、受け取っ
たシートに対して第1のトレイ上でステープルやパンチ
ング等の後処理を行った後、一方、後処理を行わない場
合は受け取ったシートをそのまま、第1のトレイより、
該第1のトレイの下方に配置された第2のトレイへと、
シートの後端を押すことで排出するシート後処理装置に
おいて、第1のトレイ上を第2のトレイへと搬送される
シートに、搬送方向と平行な上向きのカールを付与する
カール付与手段が設けられている構成である。
【0071】これにより、カール付与手段にて、第1の
トレイ上を第2のトレイへと搬送されるシートに、搬送
方向と平行な上向きのカールを付与するようにしたの
で、第1のトレイ上を搬送されるシートは、搬送方向に
上記上向きカールによる張りを有するようになり、スタ
ッキング性を低下させる幅方向に平行な下向きのカール
が現れなくなる。
【0072】その結果、第2のトレイの入り口で、シー
トが先端から大きく丸まるようなことはなく、第2のト
レイ上に良好なスタッキング性で積載させることが可能
となるという効果を奏する。
【0073】上記した本発明のシート後処理装置では、
後処理を行うことなくシートをそのまま第2のトレイへ
と排出する場合にのみカールの付与動作を行うように上
記カール付与手段を制御する制御手段が設けられている
構成とすることがより好ましい。
【0074】これにより、上記した問題の下向きカール
による影響が大きい場合にのみ、カール付与手段が動作
するので、カール付与手段の不要な動作にて、必要のな
いカールがシートに対して付与されるといった問題もな
く、カール付与手段を設けたことによる効果を、より効
果的なものとできるという効果を併せて奏する。
【0075】また、上記した本発明のシート後処理装置
では、上記第1のトレイに、第1のトレイ上に載置され
るシートを、シートの搬送方向と直交する幅方向に整合
するものであって、第1のトレイ上におけるシートの搬
送路を挟んで向き合うように配置された、幅方向に移動
可能な一対の整合板が設けられている場合、上記カール
付与手段は、これら一対の整合板より構成され、上記制
御手段は、カール付与手段を動作させる際、搬送される
シートの幅方向の寸法より、両整合板の間隔が小さくな
るように少なくとも一方の整合板を移動させ、両整合板
の上端部で、第1のトレイ上を搬送されるシートの幅方
向両側をシート裏面より案内支持させる構成とすること
もできる。
【0076】これは、カール付与手段を構成する具体例
を提案するものであって、これによれば、従来よりある
整合板を利用して、カール付与手段を構成することがで
きるという効果を併せて奏する。
【0077】上記した一対の整合板をカール付与手段に
用いる本発明のシート後処理装置の場合、上記制御手段
は、第1のトレイ上を搬送されるシートが第2のトレイ
へと完全に排出される前に、両整合板の間隔がシートの
幅方向の寸法よりも広くなるように少なくとも一方の整
合板を移動させ、排出されるシートに対して幅方向の整
合動作を行わせる構成とすることがさらに好ましい。
【0078】これにより、第1のトレイ上を搬送される
シートが第2のトレイへと完全に排出される前に、両整
合板にて本来の整合動作を行わせるので、整合動作が実
施されない構成に比べて、先端部か下方へ丸まることに
よるスタッキング性低下を抑制しながら、かつ、幅方向
へのシートのずれをも効果的に抑制して、第2のトレイ
におけるスタッキング性をさらに良好とできるという効
果を併せて奏する。
【0079】また、上記した一対の整合板をカール付与
手段に用いる本発明のシート後処理装置の場合、上記第
1のトレイの上方に、上記一対の整合板の上端部に案内
支持されて搬送されるシートの中央部を上面より下側に
押さえるシート押さえ部材が設けられた構成とすること
もできる。
【0080】これにより、両整合板の上端部に、シート
裏面が案内支持されて搬送されるシートの上面中央部
を、シート押さえ部材が下側に押さえつけることで、シ
ートの中央部を自重による窪みよりもさらに窪ませるこ
とができるので、搬送方向に張りを与える上記した有効
なカールをより積極的に付与することができ、第2のト
レイにおけるスタッキング性をさらに良好とできるとい
う効果を併せて奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)共に、本発明の実施の一形態を示す
もので、デジタル複合機に付設されたシート後処理装置
における処理トレイから積載トレイへと、後処理を行う
ことなくシートを排出する様子を示す斜視図である。
【図2】上記デジタル複合機の構成を示す縦断面図であ
る。
【図3】上記シート後処理装置の構成を示す縦断面図で
ある。
【図4】上記シート後処理装置において、後処理を行う
ことなく処理トレイから積載トレイへとシートを排出す
る様子を説明するための縦断面図である。
【図5】上記シート後処理装置において、後処理を行う
ことなく処理トレイから積載トレイへとシートを排出す
る際の整合板の移動位置等を、整合トレイの幅方向の断
面図を用いて示す説明図である。
【図6】従来のシート後処理装置の構成を示す縦断面図
である。
【符号の説明】
1 デジタル複合機(画像形成装置) 15 積載トレイ(第2のトレイ) 16 シート後処理装置 18 処理トレイ(第1のトレイ) 19a 整合板 19b 整合板 22 押し出し機構(押し出し手段) 24 押し出しベルト(無端ベルト) 25 押し出し片 48 制御部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成装置本体から搬送されてきたシー
    トを第1のトレイで受け取り、後処理を行う場合は、受
    け取ったシートに対して第1のトレイ上でステープルや
    パンチング等の後処理を行った後、一方、後処理を行わ
    ない場合は受け取ったシートをそのまま、第1のトレイ
    より、該第1のトレイの下方に配置された第2のトレイ
    へと、シートの後端を押すことで排出するシート後処理
    装置において、 第1のトレイ上を第2のトレイへと搬送されるシート
    に、搬送方向と平行な上向きのカールを付与するカール
    付与手段が設けられていることを特徴とするシート後処
    理装置。
  2. 【請求項2】後処理を行うことなくシートをそのまま第
    2のトレイへと排出する場合にのみカールの付与動作を
    行うように上記カール付与手段を制御する制御手段が設
    けられていることを特徴とする請求項1に記載のシート
    後処理装置。
  3. 【請求項3】上記第1のトレイに、第1のトレイ上に載
    置されるシートを、シートの搬送方向と直交する幅方向
    に整合するものであって、第1のトレイ上におけるシー
    トの搬送路を挟んで向き合うように配置された、幅方向
    に移動可能な一対の整合板が設けられており、 上記カール付与手段は、これら一対の整合板より構成さ
    れ、 上記制御手段は、カール付与手段を動作させる際、搬送
    されるシートの幅方向の寸法より、両整合板の間隔が小
    さくなるように少なくとも一方の整合板を移動させ、両
    整合板の上端部で、第1のトレイ上を搬送されるシート
    の幅方向両側をシート裏面より案内支持させることを特
    徴とする請求項2に記載のシート後処理装置。
  4. 【請求項4】上記制御手段は、第1のトレイ上を搬送さ
    れるシートが第2のトレイへと完全に排出される前に、
    両整合板の間隔がシートの幅方向の寸法よりも広くなる
    ように少なくとも一方の整合板を移動させ、排出される
    シートに対して幅方向の整合動作を行わせることを特徴
    とする請求項3に記載のシート後処理装置。
  5. 【請求項5】上記第1のトレイの上方に、上記一対の整
    合板の上端部に案内支持されて搬送されるシートの中央
    部を上面より下側に押さえるシート押さえ部材が設けら
    れたことを特徴とする請求項3又は4に記載のシート後
    処理装置。
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