JP2002179322A - シート後処理装置 - Google Patents

シート後処理装置

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JP2002179322A
JP2002179322A JP2000380667A JP2000380667A JP2002179322A JP 2002179322 A JP2002179322 A JP 2002179322A JP 2000380667 A JP2000380667 A JP 2000380667A JP 2000380667 A JP2000380667 A JP 2000380667A JP 2002179322 A JP2002179322 A JP 2002179322A
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JP2000380667A
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Masaru Tsuji
優 辻
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シートやシート束の良好なスタッキング性を簡
単かつ低コストで確保し得ることができるシート後処理
装置を提供する。 【解決手段】シートSを単独または複数のシート束に揃
えて後処理する処理トレイ18と、この処理トレイより
も低位置に設けられ、処理トレイの先端部からその下方
に搬送されたシートまたはシート束を積層する積載トレ
イ15と、処理トレイ上のシートまたはシート束を処理
トレイの先端部から積載トレイ上に押し出す押し出し機
構22とを備える。そして、押し出し機構の押し出しベ
ルト24に押し出し片25を備え、この押し出し片の押
し出し方向後側に、積載トレイ上に押し出されたシート
またはシート束を処理トレイの先端部においてその搬送
方向と反対方向に戻して搬送方向後端を揃えるパドラ部
30を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートに画像情報
を記録する複写機やプリンタ等の画像形成装置に付設さ
れるシート後処理装置に関し、詳しくは、トレイからト
レイへとシートを押し出して搬送する際の良好なスタッ
キング性を簡単かつ低コストで確保し得るようにする対
策に係わる。
【0002】
【従来の技術】現在、複写機においては、複写作業の自
動化および複写後のシートに対するステープル作業、パ
ンチング作業などの後処理作業の自動化のため、自動原
稿搬送装置(ADF)とシート後処理装置とを組み合わ
せて使用しているものがある。ADFは、複写機の原稿
台上に設けられ、複数枚の原稿を順次、複写機の原稿台
上に搬送するものである。また、シート後処理装置は、
複写機本体のシート排出側に取り付けられ、原稿の複写
処理を終え、複写機から排出(搬送)されてきたシート
に対して、所定枚数のシートによって構成される1部毎
に、ステープル処理あるいはパンチング処理を行うもの
である。
【0003】上記シート後処理装置は、複写機本体のシ
ート排出口に取り付けられており、複写機本体の排出口
より排出されたシートを処理トレイ上に整合しながら搬
送し、ステープル処理あるいはパンチング処理を施した
後に、押し出し搬送手段により処理トレイから下方の積
載トレイに排出するようにしている。また、後処理を行
わないシートも処理トレイを介して積載トレイ上に排出
されるが、このときは後処理が省略された動作を行うよ
うにしている。そして、積載トレイには、処理トレイか
ら排出されたシートやシート束を積載トレイ上に揃えて
積載するためのパドラが設けられており、このパドラに
よって、積載トレイ上に排出されたシートやシート束を
その都度シートの搬送方向と反対方向に引き戻して搬送
方向後端部を揃えるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の如く
処理トレイなどの第1のトレイの下方の積載トレイとい
った第2のトレイにパドラが設けられていると、パドラ
により第2のトレイ上のシートやシート束の搬送方向後
端部を揃えてスタッキング性を良好に確保する上で、パ
ドラを駆動するための駆動機構が必要となり、シート後
処理装置の構成が複雑なものとなる上、装置のコストが
高く付くという問題がある。
【0005】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、シートやシート束の
良好なスタッキング性を簡単かつ低コストで確保し得る
ことができるシート後処理装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、搬送されてきたシートを受け取ってそ
のシートの後処理を行うシート後処理装置として、上記
シートをそのシートの搬送方向と直交する幅方向から整
合する幅方向方向整合部材、および上記シートの搬送方
向後端を整合する後端整合部材を有し、これらの整合部
材によってシートを単独または複数のシート束に揃えて
後処理する第1のトレイと、この第1のトレイよりも低
位置に設けられ、第1のトレイの搬送方向前端部からそ
の下方に搬送されたシートまたはシート束を積層する第
2のトレイと、上記第1のトレイ上のシートまたはシー
ト束をその第1のトレイの搬送方向前端部から第2のト
レイ上に押し出すように搬送する押し出し搬送手段とを
備える。そして、上記押し出し搬送手段に、第2のトレ
イ上に押し出して搬送されたシートまたはシート束を第
1のトレイの搬送方向前端部においてその搬送方向と反
対方向に戻して搬送方向後端を揃えるパドラ部を設けて
いる。
【0007】この特定事項により、押し出し搬送手段に
パドラとして機能するパドラ部が設けられているので、
押し出し搬送手段とは別途に第2のトレイなどにパドラ
を設ける必要がない。このため、パドラを駆動するため
の駆動機構が不要となり、簡単かつ低コストでシートや
シート束の良好なスタッキング性を確保し得ることが可
能となる。
【0008】特に、パドラ部を特定するものとして、以
下の構成が掲げられる。
【0009】つまり、押し出し搬送手段に、第1のトレ
イ上のシートまたはシート束をその搬送方向後端に対し
当接して第2のトレイ上に押し出すように突出する押し
出し部を設ける。そして、パドラ部を、上記押し出し部
の押し出し方向後側に設け、その先端が押し出し部によ
る押し出し搬送を完了させた状態で第2のトレイ上のシ
ートまたはシート束に接触するように押し出し部の突出
方向の長さよりも長い寸法に設定している。
【0010】この特定事項により、押し出し部により第
2のトレイ上に押し出されたシートまたはシート束は、
押し出し部の突出方向の長さよりも長い寸法に設定され
たパドラ部の接触により押し出し方向(搬送方向)と反
対方向に円滑に戻されることになり、シートまたはシー
ト束の搬送方向後端を確実に揃えることが可能となる。
【0011】また、パドラ部を、押し出し部の突出方向
先端部に設けている場合には、押し出し部により第2の
トレイ上に押し出されたシートまたはシート束をパドラ
部の接触により押し出し方向と反対方向に円滑に戻して
搬送方向後端を確実に揃えることが可能となるのはもち
ろんのこと、押し出し搬送手段の押し出し方向へのコン
パクト化を図ることが可能となる。
【0012】特に、パドラ部の成形の簡単化を図るもの
として、以下の構成が掲げられる。
【0013】つまり、押し出し搬送手段に、第1のトレ
イ上を搬送方向前後両部間に亘って掛け渡された無端状
の押し出しベルトを設ける。そして、押し出し部および
パドラ部を、上記押し出しベルトの成型時に一体的に同
時成形するようにしている。
【0014】この特定事項により、パドラ部は押し出し
ベルトの成型時に同時に成形され、製造工程を増やすこ
となく押し出しベルトにパドラとして機能する部分を簡
単に形成することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0016】図1は、本発明の実施形態に係わるシート
後処理装置16を備えたデジタル複合機1の全体構成を
示す断面図である。
【0017】図1において、デジタル複合機1は、複写
機、ファクシミリ、およびプリンタの各機能を備えてい
る。デジタル複合機1における透明ガラスからなる原稿
台2上には、自動原稿搬送装置3が備えられている。自
動原稿搬送装置3は、原稿セットトレイ上にセットされ
た複数枚の原稿を1枚ずつ自動的に原稿台2上へ給送す
る装置である。
【0018】原稿台2の下部は、スキャナ4が配設され
た原稿読取りユニット5となっている。スキャナ4は、
原稿台2上に載置された原稿の画像を走査して読み取る
もので、原稿面上を露光するランブリフレクターアセン
プリ6、原稿からの反射光像を光電変換素子であるCC
D9に導くための第1の反射ミラー7aを搭載してなる
第1の走査ユニット4a、第1の反射ミラー7aからの
反射光像をCCD9に導くための第2、第3の反射ミラ
ー7b,7cを搭載してなる第2の走査ユニット4b、
原稿からの反射光像を上述した各反射ミラー7a〜7C
を介して電気的画像信号に変換するCCD9上に結像さ
せるための光学レンズ8、および原稿からの反射光像を
電気的画像信号に変換する上述したCCD9から構成さ
れている。
【0019】また、スキャナ4は、自動原稿搬送装置3
との関連した動作により、自動原稿搬送装置3にて自動
搬送される原稿の画像を、所定の露光位置にて読み取る
ようになっている。
【0020】このスキャナ4にて読み取られた原稿画像
は、画像データとして図示しない画像データ入力部へと
送られ、画像データに対して所定の画像処理が施された
後、画像処理部の画像メモリに一旦記憶され、出力指示
に応じて画像メモリ内の画像を読み出してレーザー書き
込みユニット(以下、LSU)10に転送される。
【0021】LSU10は、画像メモリから読み出した
画像データ、または外部の装置から転送されてきた画像
データに応じてレーザー光を出射する半導体レーザー光
源、レーザー光を等角速度偏向するボリゴンミラー、等
角速度で偏向されたレーザー光が作像ユニット11を構
成する感光体ドラム12上において等角速度で偏向され
るように補正するf−θレンズなどを有している。
【0022】上記作像ユニット11は、周知である感光
体ドラム12の周囲に、感光体ドラム12を所定の電位
に帯電させる帯電器、感光体ドラム12上に形成された
静電潜像にトナーを供給して顕像化する現像器、感光体
ドラム12表面に形成されたトナー像をシートS(図2
参照)に転写する転写器、余分なトナーを回収するクリ
ーニング器、および除電器を備えている。
【0023】スキャナ4にて読み取られた原稿画像は画
像メモリに一旦記憶された後、読み出され、LSU10
によってレーザー光線を走査させることにより感光体ド
ラム12表面上に静電潜像として形成され、現像器内の
トナーにより顕像化されてトナー像となり、該トナー像
は、シートS上に転写器により静電転写され、その後、
定着ユニット13に送られる。
【0024】作像ユニット11の排出側には、上記定着
ユニット13以外に、シートSの裏面に再度画像を形成
するためにシートSの前後を反転させるスイッチバック
路14、画像が形成されたシートSに対してステープル
処理を行うと共に、排出されたシートSを積載する第2
のトレイとしての積載トレイ15を有するシート後処理
装置16(後述する)が備えられている。定着ユニット
13にてトナー像が定着されたシートSは、必要に応じ
てスイッチバック路14を経て排紙ローラ17にてシー
ト後処理装置16へと導かれる。そして、シート後処理
装置16において、必要に応じてステープル処理が施さ
れた後、積載トレイ15上に排出される。ステープル処
理が指示されていない場合は、シート後処理装置16を
そのまま通過して、積載トレイ15に排出される。
【0025】給紙部20は、上記作像ユニット11の下
方に配設されており、手差トレイ24、両面ユニット2
5、用紙カセット21,22,23を備えた多段給紙ト
レイ部、およびこれら21,22,23,24から給紙
した用紙を作像ユニット11における転写器が配置され
た転写位置へと搬送する搬送手段を備えている。両面ユ
ニット25は、シートSを反転させるスイッチバック路
14に通じており、シートSの両面に画像形成を行う時
に用いられる。
【0026】次に、図2〜図4を用いて、上記デジタル
複合機1に付設されたシート後処理装置16の構成を詳
細に説明する。
【0027】シート後処理装置16は、その縦断面図で
ある図2および図3に示すように、複写機本体と隣接す
る側にシート搬入□16aが形成されており、複写機本
体の排出口より排出されたシートSは、このシート搬入
口16aより装置内に搬入される。装置内に搬入された
シートSは、シート搬入口16aに設けられた上下一対
の排出ローラ17,17にて第1のトレイとしての処理
トレイ18上へと排出される。処理トレイ18上へのシ
ートSの排出は、シートSの中央を処理トレイ18の中
央に揃えたセンター基準で行われる。
【0028】上記処理トレイ18は、ステープル処理が
施される所定枚数のシートSを積載するものであって、
シートSの整合やステープル処理時に処理台となるもの
である。この処理トレイ18は、矢印aにて示すシート
Sの搬送方向前方側を上方に向けて傾斜配置されてい
る。これは、処理トレイ18上に排出されるシートSの
搬送方向(前後方向)の整合を、シートSの自重を利用
して行うためである。処理トレイ18上に排出されたシ
ートSは、落下位置からその自重にて搬送方向後方へ滑
り、処理トレイ18の搬送方向後方側に設けられた後端
整合部材としての後端整合ガイド20に後端を当接させ
て整合されることとなる。
【0029】シートSの搬送方向と直交する方向(左右
方向)の整合は、図4に示すように、処理トレイ18の
搬送方向と直交する方向の両サイドに設けられた幅方向
整合部材としての一対の整合板19,19にて行われ
る。これら整合板19,19の整合動作により、処理ト
レイ18上に排出されたシートSは、処理トレイ18に
センター基準で整合される。なお、図4は、処理トレイ
18の要部を拡大して示す斜視図である。
【0030】また、図2および図3に示すように、上記
処理トレイ18の搬送方向後方側には、ステープル処理
を行うためのステープルユニット21が設けられてい
る。このステープルユニット21は、搬送方向と直交す
る方向に移動可能に構成されており、処理トレイ18上
に積載された整合後のシートS束の後端側所定位置にス
テープル処理を施すことができるようになっている。
【0031】さらに、上記処理トレイ18には、処理ト
レイ18上に載置されたシートSを処理トレイ18から
前述の積載トレイ15へと排出するための押し出し搬送
手段としての押し出し機構22が設けられている。押し
出し機構22にて押し出されるシートSは、ステープル
処理後のシートS束である場合もあれば、シート後処理
装置16をそのまま通過するシートSの場合もある。
【0032】上記押し出し機構22は、一対のベルトプ
ーリー23,23にて矢印bにて示す方向に回転駆動さ
れるタイミングベルトである無端状の押し出しベルト2
4の外周に、シートSの後端に当接してシートSを押し
出す押し出し部としての押し出し片25が取り付けられ
た構成である。押し出し片25は、1本の押し出しベル
ト24に対して2つ等間隔で取り付けられており、交互
にシートSの押し出し排出を担うようになっている。上
記押し出し片25の頭部は、シートSの後端が逃げない
ように、押し出しベルト24の移動方向に屈曲されてい
る。なお、図2中における矢印bは、押し出しベルト2
4の戻り方向を示している。
【0033】このような押し出し機構22は、処理トレ
イ18の略中央部に、一定の距離を隔てて2つ配置され
ており、2つの押し出し機構22,22によって構成さ
れている。各押し出し機構22は、互いのベルトプーリ
ー23,23の回転軸を共用することで、同期動作し、
各押し出し機構22の押し出し片25をシートSの後端
の2カ所に同時に当接させて同じ速さで押し出すように
なっている。このようにシートS後端の2カ所に当接し
て押し出すことで、安定した押し出し排出が実現され
る。
【0034】また、これら押し出し機構22,22によ
るシートSの押し出しがスムーズに実施されるように、
上記処理トレイ18における搬送方向前方側端部(以
下、先端部)は、丸みが付けられ、処理トレイ18より
排出されるシートSまたはシートS束の後端を下方へと
案内するガイド部27として形成されている。
【0035】一方、シート後処理装置16の本体外部に
形成された、シートSまたはシートS束が排出される上
記積載トレイ15には、リフト機構29が設けられてお
り、該リフト機構29にて、排出されるシートSまたは
シートS束の量に応じてトレイの高さが調整されるよう
になっている。また、この積載トレイ15も前述の処理
トレイ18と同様に搬送方向前方側を上方に向けて傾斜
配置されており、積載トレイ15へと排出され、積載ト
レイ15上に落下するシートSまたはシートS束を、そ
の自重により搬送方向後方側へと滑らせ、積載トレイ1
5の根元に形成された後端ガイド28に後端を当接させ
ることで、スタッキング性よく積載させるようになって
いる。積載トレイ15における傾斜角度は装置により異
なるが、40゜程度が平均的な角度である。
【0036】また、シート後処理装置16では、処理ト
レイ18先端部のガイド部27は、上記2つの押し出し
機構22,22がシートSを押し出す部位となる2本の
押し出しベルト24,24間において、その他の部位よ
りも搬送方向前方に突出させた突出ガイド部27aを備
えている。この場合、積載トレイ15に傾斜を付けてス
タッキング性を高めた構成では、シートSが搬送方向に
平行に上方向にカールしていると、シートSの後端両端
部が、処理トレイ18の先端部に引っ掛かり、搬送方向
に沿って真っ直ぐに排出されず、積載トレイ15上に斜
めに傾いた状態で落下してしまい、スタッキング性を逆
に低下させることになるが、 処理トレイ18の先端部
に形成したガイド部27に突出ガイド部27aを形成す
ることで、搬送方向に平行に上方向にカールしたシート
Sであっても、シートSの後端中央部が突出ガイド部2
7aにて案内されている間に、シートS後端両端部が、
完全に処理トレイ18の先端部(ガイド部27における
端部側)を抜け、これにより、シートS後端中央部が突
出ガイド部27aより離れて落下するときに、シートS
後端両端部が処理トレイ18の先端部に接触するような
ことが一切発生しない。その結果、シートSは、搬送方
向に沿って真っ直ぐに排出され、積載トレイ15上に搬
送方向に真っ直ぐ沿った状態で落下し、良好なスタッキ
ング性で積載される。そして、積載トレイ15のガイド
部27の中央を突出させるのは、後端エッジの端部がガ
イド部27の両端部分に接触しないようにするためであ
り、後端エッジの中央部分を案内させることにより接触
させないでシートSを積載トレイ15に落下させること
ができる。
【0037】さらに、本デジタル複合機lのシート後処
理装置16では、各押し出し機構22の押し出し片2
5,25の押し出し方向後側にそれぞれパドラ部30を
備えている。このパドラ部30は、積載トレイ15上に
押し出して搬送されたシートSまたはシートS束を処理
トレイ18の先端部においてその搬送方向と反対方向に
戻して搬送方向後端を揃えるパドラとして機能するよう
になされている。そして、パドラ部30は、その先端が
押し出し片25によるシートSまたはシートS束を押し
出し搬送を完了させた状態、つまり処理トレイ18の先
端部において押し出し片25の移動方向(矢印a方向)
が戻り方向(矢印b方向)に反転した状態で、積載トレ
イ15上のシートSまたはシートS束に接触するよう
に、その先端が押し出し片25の突出方向の長さよりも
長い寸法に設定されている。この場合、各押し出し片2
5および各パドラ部30は、押し出しベルト24の成型
時に一体的に同時成形されている。
【0038】したがって、本実施形態では、押し出し機
構22(押し出しベルト24)の押し出し片25,25
の押し出し方向後側にパドラとして機能するパドラ部3
0が設けられているので、押し出し片25により積載ト
レイ15上に押し出されたシートSまたはシートS束
は、先端が押し出し片25の突出方向の長さよりも長い
寸法に設定されたパドラ部30の接触により、押し出し
方向(搬送方向)と反対方向(戻り方向)に自重と相俟
って円滑に戻されて積載トレイ15根元の後端ガイド2
8に後端が当接することになり、シートSまたはシート
S束の後端を確実に揃えることができる。
【0039】これにより、押し出し機構22とは別途に
積載トレイなどにパドラを設ける必要がなく、パドラを
駆動するための駆動機構が不要となり、簡単かつ低コス
トでシートSやシートS束の良好なスタッキング性を確
保し得ることができる。
【0040】しかも、各押し出し片25および各パドラ
部30が押し出しベルト24の成型時に一体的に同時成
形されるので、製造工程を増やすことなく押し出しベル
ト24にパドラとして機能するパドラ部30を簡単に形
成することができる。
【0041】<その他の実施の形態>上記実施形態で
は、押し出しベルト24の押し出し片25,25の押し
出し方向後側にパドラ部30を設けたが、図5に示すよ
うに、各押し出し片25の突出方向先端部にパドラ部3
1が設けられていてもよい。この場合には、押し出し片
25により積載トレイ15上に押し出されたシートSま
たはシートS束をパドラ部31の接触により押し出し方
向と反対方向に円滑に戻して搬送方向後端を確実に揃え
ることが可能となるのはもちろんのこと、押し出し機構
22の押し出し方向へのコンパクト化を図ることができ
る。
【0042】
【発明の効果】以上のように、シート後処理装置とし
て、シートまたはシート束を第1のトレイの搬送方向前
端部から第2のトレイ上に押し出すように搬送する押し
出し搬送手段に、第2のトレイ上に押し出したシートま
たはシート束を第1のトレイの搬送方向前端部において
その搬送方向と反対方向に戻して搬送方向後端を揃える
パドラ部を設けることで、パドラを駆動するための駆動
機構を不要とし、簡単かつ低コストでシートやシート束
の良好なスタッキング性を確保し得ることができる。
【0043】特に、シートまたはシート束を第2のトレ
イ上に押し出すように突出する押し出し部の押し出し方
向後側に設けたパドラ部を、押し出し部の突出方向の長
さよりも長い寸法に設定することで、押し出し部により
第2のトレイ上に押し出したシートまたはシート束をパ
ドラ部の接触により押し出し方向と反対方向に円滑に戻
すことができ、シートまたはシート束の搬送方向後端を
確実に揃えることができる。
【0044】また、パドラ部を押し出し部の突出方向先
端部に設けることで、シートまたはシート束をパドラ部
の接触により押し出し方向と反対方向に円滑に戻して搬
送方向後端を確実に揃えることができることに加えて、
押し出し搬送手段の押し出し方向へのコンパクト化を図
ることができる。
【0045】さらに、押し出し搬送手段の押し出しベル
トの成型時に押し出し部およびパドラ部を一体的に同時
成形することで、製造工程を増やすことなく押し出しベ
ルトにパドラとして機能する部分を簡単に形成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わるシート後処理装置を
備えたデジタル複合機の構成を示す縦断面図である。
【図2】押し出し片によるシートまたはシート束の押し
出し搬送状態を示すシート後処理装置の縦断面図であ
る。
【図3】パドラ部によるシートまたはシート束の戻し状
態を示すシート後処理装置の縦断面図である。
【図4】デジタル複合機に付設されたシート後処理装置
における処理トレイの要部構成を示す斜視図である。
【図5】本実施形態の変形例に係わる押し出し片による
シートまたはシート束の押し出し搬送状態を示すシート
後処理装置の縦断面図である。
【符号の説明】
15 積載トレイ(第2のトレイ) 16 シート後処理装置 18 処理トレイ(第1のトレイ) 19 整合板(幅方向整合部材) 20 後端整合ガイド(後端整合部材) 22 押し出し機構(押し出し搬送手段) 24 押し出しベルト 25 押し出し片(押し出し部) 30,31 パドラ部 S シート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送されてきたシートを受け取ってその
    シートの後処理を行うシート後処理装置であって、 上記シートをそのシートの搬送方向と直交する幅方向か
    ら整合する幅方向整合部材、および上記シートの搬送方
    向後端を整合する後端整合部材を有し、これらの整合部
    材によってシートを単独または複数のシート束に揃えて
    後処理する第1のトレイと、 この第1のトレイよりも低位置に設けられ、第1のトレ
    イの搬送方向前端部からその下方に搬送されたシートま
    たはシート束を積層する第2のトレイと、 上記第1のトレイ上のシートまたはシート束をその第1
    のトレイの搬送方向前端部から第2のトレイ上に押し出
    すように搬送する押し出し搬送手段とを備え、 上記押し出し搬送手段には、第2のトレイ上に押し出し
    て搬送されたシートまたはシート束を第1のトレイの搬
    送方向前端部においてその搬送方向と反対方向に戻して
    搬送方向後端を揃えるパドラ部が設けられていることを
    特徴とするシート後処理装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載のシート後処理装置
    において、 押し出し搬送手段は、第1のトレイ上のシートまたはシ
    ート束をその搬送方向後端に対し当接して第2のトレイ
    上に押し出すように突出する押し出し部を備えており、 パドラ部は、上記押し出し部の押し出し方向後側に設け
    られ、その先端が押し出し部による押し出し搬送を完了
    させた状態で第2のトレイ上のシートまたはシート束に
    接触するように押し出し部の突出方向の長さよりも長い
    寸法に設定されていることを特徴とするシート後処理装
    置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1に記載のシート後処理装置
    において、 押し出し搬送手段は、第1のトレイ上のシートまたはシ
    ート束をその搬送方向後端に対し当接して第2のトレイ
    上に押し出すように突出する押し出し部を備えており、 パドラ部は、上記押し出し部の突出方向先端部に設けら
    れていることを特徴とするシート後処理装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項2または請求項3に記載のシ
    ート後処理装置において、 押し出し搬送手段は、第1のトレイ上を搬送方向前後両
    部間に亘って掛け渡された無端状の押し出しベルトを備
    えており、 押し出し部およびパドラ部は、上記押し出しベルトの成
    型時に一体的に同時成形されていることを特徴とするシ
    ート後処理装置。
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