JP2007031142A - シート排出装置およびそれを備えたシート後処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 第1のトレイから第2のトレイへとシートを排出する場合に、一回で排出されるシートの自重が軽くとも、第2のトレイ上において良好なスタッキング性が得られるシート後処理装置に好適なシート排出装置を提供する。
【解決手段】 処理トレイ上に載置されたシートの後端に当接して押し出す押し出し部材25の回転方向後方に積載トレイ15上に排出されたシートに接触し、その回転動作に伴って、排出方向後方へと引き寄せて後端ガイド28へ後端を当接させる引き寄せ部材40が設けられている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、複写機やプリンタ、複合機等のシートに画像を記録する画像形成装置に付設されるシート後処理装置、及びシート後処理装置に好適に搭載される、トレイからトレイへとシートを押し出し排出するシート排出装置に関するものである。
画像形成装置には、画像形成済みのシートに対してステープルやパンチング等の後処理を行うシート後処理装置が付設されているものがある。
図7に、本願出願人が先に特許文献1において提案しているシート後処理装置50の構成を示す。該シート後処理装置50では、画像形成装置と連結される側に形成されているシート搬入口50aを介して画像形成装置より排出されたシートが内部に搬入される。搬入されたシートは、排紙ローラ51にて処理トレイ(第1のトレイ)52上に順次排出され、所定枚積載されると整合される。処理トレイ52は、シートの自重を利用してシート搬送方向(以下、単に搬送方向と記載する)の後端部が整合されるように、搬送方向後方が低くなるように傾斜して配置されている。なお、ここでは、搬送方向と排出方向とは同じ方向である。
整合されたシートは、処理トレイ52の搬送方向後方側に設けられたステープルユニット55にてステープル処理が施された後、処理トレイ52に設けられた押し出し機構60にて、処理トレイ52から積載トレイ(第2のトレイ)61へと排出される。
押し出し機構60は、一対のプーリ59・59に巻回された無端状の押し出しベルト(タイミングベルト)58と、これに取り付けられた押し出し片56よりなる構成である。押し出しベルト58の回転動作に伴って押し出し片56がシートの搬送方向後端(以下、単に後端と記載する)に当接し、シートを押し出すようになっている。このような押し出し機構60は、図8に示すように、処理トレイ52における搬送方向と直交する方向に2組併設されており、シートの後端における一定の距離隔てた2箇所に当接して押し出すようになっている。
積載トレイ61は、シート後処理装置50の本体外部に設けられており、リフト機構64にて、排出されるシート量に応じてトレイの高さが調整されるようになっている。処理トレイ52と同様に、積載トレイ61においても搬送方向後方が低くなるように傾斜して配置されている。これにより、積載トレイ61上に落下するシートは、シートの自重により搬送方向後方へと滑り、積載トレイ61の取り付け部分に設けられている後端ガイド62にその後端が当接して、スタッキング性を良好としている。
そして、このシート後処理装置50では、従来、一直線状に形成されていた処理トレイ52の先端部を、上記2つの押し出し機構60・60がシートを押し出す部位となる2本の押し出しベルト24・24間で、その他の部位よりも搬送方向前方に突出させた形状としている。図7、図8の例では、処理トレイ52の先端部に形成されているガイド部63を中央部において突出させ、突出ガイド部63aを有する構成としている。
これは、シートが搬送方向に沿って上向きにカールしている場合に、斜め上方に排出されることでシート後端の両端部分が搬送方向後方に最も突出し、この部分が処理トレイ52の先端に引っ掛かることを防止するためである。これにより、シートは、処理トレイ52に引っ掛かることなく搬送方向に沿って真っ直ぐに排出され、積載トレイ61上に良好なスタッキング性で積載される。
特開2002−68570号(公開日:2002年3月8日)
ところが、このようなシート後処理装置50の構成でも、積載トレイ62上に良好なスタッキング性でシートを積載できない場合があることがわかってきた。
つまり、上記シート後処理装置50では、上述したように、積載トレイ61をシートの搬送方向後方が低くなるように傾斜して配置し、積載トレイ61上に落下するシートをその自重を利用して搬送方向後方へと滑らせて後端ガイド62に当接させるようになっている。このような積載トレイ61の傾斜とシートの自重とにのみ頼る構成では、後処理が施されて一束として排出されるシートの枚数が多く、十分な重さを有している場合は問題ない。しかしながら、数枚が少ない場合や、たとえ枚数は多くともシート1枚の自重が軽い場合など、一回で排出されるシート(束状のものを含む)の自重が、自重を利用した整合に不十分となり、シートは後端が後端ガイド62に到達しないうちに停止してしまって、スタッキング性を損なうことがある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたもので、その目的は、第1のトレイ(処理トレイ)から第2のトレイ(積載トレイ)へとシートを排出する場合に、たとえ一回で排出されるシートの自重が軽くとも、第2のトレイ上において良好なスタッキング性が得られるシート後処理装置に好適なシート排出装置を提供することにある。
本発明に係るシート排出装置は、上記課題を解決するために、第1のトレイに載置されたシートの後端に押し出し部材を当接させて該シートを当該第1のトレイより押し出して、上記第1のトレイよりも低位置に設けられた第2のトレイへと排出するシート排出装置であって、上記第2のトレイは、排出方向後方が低くなるように傾斜をつけて配置されると共に、上記押し出し部材は、上記第1のトレイの表裏間を回転駆動される回転ベルトに設けられ、かつ、上記回転ベルトにおける上記押し出し部材の回転方向後方に、上記第2のトレイ上に排出されたシートに接触して排出方向後方へと引き寄せる引き寄せ部材が設けられていることを特徴としている。
これによれば、押し出し部材が、まず、回転ベルトの回転動作に伴って、第1のトレイ上のシートを第2のトレイへと押し出して排出する。次に、押し出し部材の回転方向後方に配設された引き寄せ部材が、第2のトレイ上に排出されたシートに接触し、回転ベルトの回動作に伴ってシートを排出方向後方へと引き寄せる。
これにより、第1のトレイから第2のトレイへとシートを排出する場合に、排出されたシート(複数枚のシートからなるシート束を含む)の自重が、排出方向後方を低くして自重にてシートを滑らせて整合させるには不十分な重さであったとしても、引き寄せ部材による排出方向後方への引き寄せ補助によって、第2のトレイ上において良好なスタッキング性を得ることができる。
また、本発明のシート排出装置においては、上記引き寄せ部材を弾性部材より構成することが好ましく、これによれば、弾性力を利用して用紙を引き寄せるので、上記した引き寄せ部材を容易に実現できる。
より具体的には、上記引き寄せ部材は、回転ベルトのベルト面に立設し、ベルト面からの高さが押し出し部材よりも高い弾性部材よりなる構成とすることができる。
また、本発明のシート排出装置においては、上記押し出し部材及び引き寄せ部材は、上記回転ベルト上に等間隔を隔てて2組に設けられており、一方の組の引き寄せ部材ともう一方の組の押し出し部材との距離が排出可能な最大サイズ用紙の排出方向の長さよりも長いことを特徴とすることもできる。
このような構成とすることで、各組の押し出し部材と引き寄せ部材とを交互に用いて効率よくシートを排出することができる。
また、本発明のシート排出装置においては、さらに、上記第2のトレイは、該第2のトレイ上に積載するシートの最上面位置が変化しないようにシートの積載量に応じて高さ調整されるようになっていることが好ましい。
第2のトレイを高さ調整機能付とすることで、第2のトレイ上のシートの積載量に関わらず、引き寄せ部材による引き寄せ動作を安定して実施することができる。
本発明のシート後処理装置は、上記課題に鑑みなされたものであって、画像形成装置本体から搬送されてきたシートに対して処理トレイ上でステープルやパンチング等の後処理を行い、その後、積載トレイへとシートを排出するシート後処理装置において、上記処理トレイから積載トレイへとシートを排出するシート排出部に上記した本発明のシート排出装置を搭載している構成である。
前述したように、本発明のシート排出装置は、積載トレイにおいて良好なスタッキング性を有するものであるので、このようなシート排出装置を、処理トレイから積載トレイへとシートを排出するシート排出部に搭載した本発明のシート後処理装置においては、積載トレイにおいて良好なスタッキング性を有するものとなる。
本発明のシート排出装置は、以上のように、第1のトレイに載置されたシートの後端に押し出し部材を当接させて該シートを当該第1のトレイより押し出して、上記第1のトレイよりも低位置に設けられた第2のトレイへと排出するシート排出装置であって、シート排出装置であって、上記第2のトレイは、排出方向後方が低くなるように傾斜をつけて配置されると共に、上記押し出し部材は、上記第1のトレイの表裏間を回転駆動される回転ベルトに設けられ、かつ、上記回転ベルトにおける上記押し出し部材の回転方向後方に、上記第2のトレイ上に排出されたシートに接触して排出方向後方へと引き寄せる引き寄せ部材が設けられている構成である。
また、本発明のシート後処理装置は、さらに、画像形成装置本体から搬送されてきたシートに対して処理トレイ上でステープルやパンチング等の後処理を行い、その後、積載トレイへとシートを排出するシート後処理装置において、上記処理トレイから積載トレイへとシートを排出するシート排出部に上記した本発明のシート排出装置を搭載している構成である。
これにより、第1のトレイ或いは処理トレイから第2のトレイ或いは積載トレイへとシートを排出する場合に、排出されたシート(複数枚のシートからなるシート束を含む)の自重が、排出方向後方を低くして自重にてシートを滑らせて整合させるには不十分な重さであったとしても、引き寄せ部材による排出方向後方への引き寄せ補助によって、第2のトレイ上或いは積載トレイ上において良好なスタッキング性を得ることができる。
本発明の一実施形態について図1ないし図6に基づいて説明すると以下の通りである。
まず、図2を用いて、本実施の形態であるシート排出装置を搭載したシート後処理装置16が付設されているデジタル複合機1の全体構成について説明する。シート排出装置は、シート後処理装置16のシート排出部に搭載されている。なお、デジタル複合機とは、複写機、ファクシミリ、およびプリンタの各機能を備えた画像形成装置のことである。
図2に示すように、デジタル複合機1における透明ガラスからなる原稿台2上には、自動原稿搬送装置3が備えられている。自動原稿搬送装置3は、原稿セットトレイ上にセットされた複数枚の原稿を1枚ずつ自動的に原稿台2上へ給送する装置である。
原稿台2の下部は、スキャナ4が配設された原稿読取ユニット5となっている。スキャナ4は、原稿台2上に載置された原稿の画像を走査して読み取るもので、原稿面上を露光するランプリフレクターアセンブリ6、原稿からの反射光像を光電変換素子であるCCD9に導くための第1の反射ミラー7aを搭載してなる第1の走査ユニット4a、第1の反射ミラー7aからの反射光像をCCD9に導くための第2、第3の反射ミラー7b・7cを搭載してなる第2の走査ユニット4b、原稿からの反射光像を上述した各反射ミラー7a〜7cを介して電気的画像信号に変換するCCD9上に結像させるための光学レンズ8、および原稿からの反射光像を電気的画像信号に変換する上述したCCD9から構成されている。
また、スキャナ4は、自動原稿搬送装置3との関連した動作により、自動原稿搬送装置3にて自動搬送される原稿の画像を、所定の露光位置にて読み取るようになっている。
このスキャナ4にて読み取られた原稿画像は、画像データとして図示しない画像データ入力部へと送られ、画像データに対して所定の画像処理が施された後、画像処理部の画像メモリに一旦記憶され、出力指示に応じて画像メモリ内の画像を読み出してレーザー書き込みユニット(以下、LSU)10に転送される。
LSU10は、画像メモリから読み出した画像データ、または外部の装置から転送されてきた画像データに応じてレーザー光を出射する半導体レーザー光源、レーザー光を等角速度偏向するポリゴンミラー、等角速度で偏向されたレーザー光が作像ユニット11を構成する感光体ドラム12上において等角速度で偏向されるように補正するf−θレンズなどを有している。
上記作像ユニット11は、周知である感光体ドラム12の周囲に、感光体ドラム12を所定の電位に帯電させる帯電器、感光体ドラム12上に形成された静電潜像にトナーを供給して顕像化する現像器、感光体ドラム12表面に形成されたトナー像をシートに転写する転写器、余分なトナーを回収するクリーニング器、および除電器を備えている。
スキャナ4にて読み取られた原稿画像は画像メモリに一旦記憶された後、読み出され、LSU10によってレーザー光線を走査させることにより感光体ドラム12表面上に静電潜像として形成され、現像器内のトナーにより顕像化されてトナー像となり、該トナー像は、シート体であるシート上に転写器により静電転写され、その後、定着ユニット13に送られる。
作像ユニット11の排出側には、上記定着ユニット13以外に、シートの裏面に再度画像を形成するためにシートの前後を反転させるスイッチバック路14、画像が形成されたシートに対してステープル処理を行うと共に、排出されたシートを積載する積載トレイ(第2のトレイ)15を有する後述するシート後処理装置16が備えられている。定着ユニット13にてトナー像が定着されたシートは、必要に応じてスイッチバック路14を経て排紙ローラ17にてシート後処理装置16へと導かれる。そして、シート後処理装置16において、必要に応じてステープル処理が施された後、積載トレイ15上に排出される。ステープル処理が指示されていない場合は、シート後処理装置16をそのまま通過して、積載トレイ15に排出される。
給紙部20は、上記作像ユニット11の下方に配設されており、手差トレイ24、両面ユニット25、用紙カセット21,22,23を備えた多段給紙トレイ部、およびこれら21,22,23,24から給紙した用紙を作像ユニット11における転写器が配置された転写位置へと搬送する搬送手段を備えている。両面ユニット25は、シートを反転させるスイッチバック路14に通じており、シートの両面に画像形成を行う時に用いられる。
次に、図1、図3〜図6を用いて、上記デジタル複合機1に付設されたシート後処理装置16の構成を詳細に説明する。
シート後処理装置16は、その縦断面図である図3に示すように、複合機本体と隣接する側にシート搬入口16aが形成されており、複合機体の排出口より排出されたシートは、このシート搬入口16aより装置内に搬入される。装置内に搬入されたシートは、シート搬入口16aに設けられた排出ローラ17にて処理トレイ(第1のトレイ)18上へと排出される。処理トレイ18上へのシートの排出は、シートの中央を処理トレイ18の中央に揃えたセンター基準で行われる。
上記処理トレイ18は、後処理が施される所定枚数のシートを積載するものであって、シートの整合や後処理時に処理台となるものである。なお、以下では後処理としてステープルを例示する。
処理トレイ18は、矢印aにて示すシートの搬送方向前方側を上方に向けて傾斜配置されている。これは、処理トレイ18上に排出されるシートの搬送方向(前後方向)の整合を、シートの自重を利用して行うためである。処理トレイ18上に排出されたシートは、落下位置からその自重にて搬送方向後方へ滑り、処理トレイ18の搬送方向後方側に設けられた後端整合ガイド20に後端を当接させて整合されることとなる。
なお、シートの搬送方向と直交する方向(左右方向)の整合は、図1に示す、処理トレイ18の搬送方向と直交する方向の両サイドに設けられた一対の整合板19・19にて行われる。整合板19・19の整合動作により、処理トレイ18上に排出されたシートは、処理トレイ18にセンター基準で整合される。図1は、処理トレイ18の要部を拡大して示す斜視図である。
また、処理トレイ18の搬送方向後方側には、ステープル処理を行うためのステープルユニット21が設けられている。このステープルユニット21は、搬送方向と直交する方向に移動可能に構成されており、処理トレイ18上に積載された整合後のシートの後端側所定位置にステープル処理を施すことができる。
また、処理トレイ18には、処理トレイ18上に載置されたシートを処理トレイ18から前述の積載トレイ15へと排出するための押し出し機構22が設けられている。
押し出し機構22の構成の詳細は後述するが、一対のプーリ23・23に巻回された無端状の押し出しベルト(回転ベルト)24と、これに取り付けられた押し出し部材25及び引き寄せ部材40よりなる構成である。そして、押し出し機構22は、図1に示すように、処理トレイ18における搬送方向と直交する方向に2組併設されており、シートの後端における一定の距離隔てた2箇所に当接して押し出すようになっている。なお、押し出し機構22にて積載トレイ15へと排出されるシートとしては、ステープル処理後のシートである場合もあれば、シート後処理装置16をそのまま通過するシートの場合もある。
また、上記処理トレイ18における搬送方向前方側端部(以下、先端部)は、これら押し出し機構22・22によるシートの押し出しがスムーズに実施されるように、丸みが付けられ、処理トレイ18より排出されるシートの後端を下方へと案内するガイド部27として形成されている。
さらに、処理トレイ18の先端部は、上記2つの押し出し機構22・22がシートを押し出す部位となる2本の押し出しベルト24・24間で、その他の部位よりも搬送方向前方に突出した形状となっている。具体的には、処理トレイ18の先端部はガイド部27が形成されているので、このガイド部27をその中央部において突出させ、突出ガイド部27aを有する構成としている。
これは、シートが搬送方向に沿って上向きにカールしている場合、斜め上方に排出されるシート後端の両端部分が搬送方向後方に最も突出していて、この部分が処理トレイ52の先端に引っ掛かりやすく、積載トレイ15上におけるスタッキング性が低下するためである。
処理トレイ18の先端部に形成したガイド部27にこのような突出ガイド部27aを形成することで、図4に示すように、シートの後端中央部が突出ガイド部27aにて案内されている間に、○印で囲うシート後端の両端部分が、処理トレイ18の先端部(ガイド部27における端部側)を抜けるので、シートは、処理トレイ18に引っ掛かることなく搬送方向に沿って真っ直ぐに排出され、積載トレイ15上に良好なスタッキング性で積載される。なお、図4においては、引き寄せ部材40の記載は省略している。
一方、処理トレイ18よりシートが排出される積載トレイ15は、後処理装置本体外部に本体部より突出するように形成されており、処理トレイ18より下方に位置するものである。該積載トレイ15も前述の処理トレイ18と同様に搬送方向前方側を上方に向けて傾斜配置されており、積載トレイ15へと排出され、積載トレイ15上に落下するシートを、その自重により搬送方向後方側へと滑らせ、積載トレイ15の取り付け部分に形成された本体筐体の一部でもある後端ガイド28にシート後端を当接させることで、スタッキング性よく積載させるようになっている。なお、積載トレイ15における傾斜角度は、各シート後処理装置により異なるが、40°程度が平均的な角度である。
また、ここでは、リフト機構29にて積載トレイ15の高さが、トレイ15上に排出されるシート量に応じて調整されるようになっており、積載トレイ15は、トレイ15上に積載されているシートの量に関わらず、処理トレイ18に対する当該積載トレイ15のシート最上面位置が一定となるように制御されている。
次いで、上記押し出し機構22について詳細に説明する。押し出し機構22は、図3に示すように、一対のプーリ23・23に巻回された無端状の押し出しベルト(回転ベルト)24と、これに取り付けられた押し出し部材25及び引き寄せ部材40よりなる構成である。
このうち、押し出し部材25は、押し出しベルト24の回転動作に伴って押し出し片56がシートの搬送方向後端(以下、単に後端と記載する)に当接してシートを押し出すものであり、シートの後端が逃げないように、押し出しベルト24の回転方向である矢印bの方向に頭部が屈曲されている。ここでは、押し出し部材25は、押し出しベルト24に対して2組等間隔に取り付けられており、2つの押し出し部材25を交互に用いて効率よくシートを排出することができる。
一方、引き寄せ部材40は、押し出し部材25にて排出されたシートの積載トレイ15上でのスタッキングを助けるためのものであり、各押し出し部材25に対応して設けられると共に、図5に要部のみ示すように、押し出しベルト24の回転方向(矢印b)後方に配置されている。
引き寄せ部材40は、ゴム等の弾性部材より構成することが好まく、弾性部材とすることで、押し出しベルト24の回転動作に伴って、自身の弾性力を利用して用紙を引き寄せることができる。
引き寄せ部材40としては、押し出し部材25から離間して積載トレイ15に落下するシートを積載トレイ15に対して押し付けると共に、該積載トレイ15上に落下したシートを後端ガイド28へと引き寄せて整合させる、高さと弾性力とを有していることが必要と言える。
本実施の形態における引き寄せ部材40は、その一例として、押し出しベルト24のベルト面に立設された、ベルト面からの高さが押し出し部材25よりも高い、板状のゴム材よりなる構成である。これ以外に、例えば、押し出しベルト24に立設された板バネの先端部分に、シートと接触するゴム材が取り付けられているような構成などであってもよい。
図6(a)〜図6(d)に、引き寄せ部材40によるシート引き寄せ動作を示す。押し出しベルト24の回転動作に伴い、まず、押し出し部材25が処理トレイ18(図示せず)上のシートの後端に当接し、押し出すことで積載トレイ15へと排出する。排出されたシートは、積載トレイ15上に完全に落下するかしないかの状態で、その後端部分に今度は引き寄せ部材40の先端部分が当接する。引き寄せ部材40は、押し出しベルト24にて回転駆動されているので、その弾性力にてシートを積載トレイ15側に押し付けるようにして搬送方向後方に引き寄せる。これにより、シートの後端は、後端ガイド28に当接し整合される。
これにより、処理トレイ18から積載トレイ15へとシートを排出する場合に、排出されたシート(複数枚のシートからなるシート束を含む)の自重が、搬送方向後方を低くして自重にてシートを滑らせて整合させるには不十分な重さであったとしても、引き寄せ部材40による引き寄せ補助によって、積載トレイ15上において良好なスタッキング性を得ることができる。
但し、上記引き寄せ部材40は、その長さ(高さ)を無暗に長くすると、シートを引き寄せる力が強くなりすぎて、シートを傷つけたり、押し出しベルト24の回転に伴ってシート後処理装置16内の各部に接触したりするといった不具合を生じるため、このような不具合を生じない適度な高さに設定することが必要である。
また、ここでは、排出されたシートは、積載トレイ15上に完全に落下するかしないかの状態で、引き寄せ部材40と接触するとしたが、積載トレイ15上に完全に落下した状態で引き寄せ部材40と接触するように設けておくことで、引き寄せ部材40によるシートの巻き込みや、引き寄せ部材40と接触することによるシート落下時の乱れを確実になくすることができる。
但し、本実施の形態のように、押し出し部材25及び引き寄せ部材40が、1本の押し出しベルト24に対して2組に設けられている構成の場合、一方の組の引き寄せ部材40ともう一方の組の押し出し部材25との間のベルト上の距離は、シート後処理装置16において排出可能な最大サイズシートの排出方向の長さよりも長くする必要があるため、このような条件を踏まえて、引き寄せ部材40を配置すればよい。
また、ここでは、積載トレイ15が、積載するシートの最上面位置が変化しないようにシートの積載量に応じて高さ調整されるようになっているので、積載トレイ15上のシートの積載量に関わらず、引き寄せ部材40による引き寄せ動作を安定して実施することができる。
第1のトレイから、該第1のトレイより下方に位置する第2のトレイへとシートを押し出し排出するシート排出装置であり、複写機やプリンタ、複合機等のシートに画像を記録する画像形成装置に付設されるシート後処理装置等に適用できる。
本発明の実施の一形態を示すもので、デジタル複合機に付設されたシート後処理装置における処理トレイの要部構成を示す斜視図である。 上記デジタル複合機の構成を示す縦断面図である。 上記シート後処理装置の構成を示す縦断面図である。 上記シート後処理装置において、カールしたシートを処理トレイから積載トレイへと排出する際のシートの状態を説明するための処理トレイ先端部付近の平面図である。 上記シート後処理装置における処理トレイ上に設けられた押し出し機構の要部構成を示す模式図である。 (a)〜(d)は共に、図5に示す押し出し機構によるシートの押し出し排出の状態を段階的に示す説明図である。 従来のシート後処理装置の構成を示す縦断面図である。 図7に示す従来のシート後処理装置における処理トレイの要部構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 デジタル複合機(画像形成装置)
15 積載トレイ(第2のトレイ)
16 シート後処理装置
18 処理トレイ(第1のトレイ)
22 押し出し機構(押し出し手段)
24 押し出しベルト(無端ベルト)
25 押し出し部材
40 引き寄せ部材

Claims (6)

  1. 第1のトレイに載置されたシートの後端に押し出し部材を当接させて該シートを当該第1のトレイより押し出して、上記第1のトレイよりも低位置に設けられた第2のトレイへと排出するシート排出装置であって、
    上記第2のトレイは、排出方向後方が低くなるように傾斜をつけて配置されると共に、
    上記押し出し部材は、上記第1のトレイの表裏間を回転駆動される回転ベルトに設けられ、かつ、上記回転ベルトにおける上記押し出し部材の回転方向後方に、上記第2のトレイ上に排出されたシートに接触して排出方向後方へと引き寄せる引き寄せ部材が設けられていることを特徴とするシート排出装置。
  2. 上記引き寄せ部材は弾性部材よりなることを特徴とする請求項1に記載のシート排出装置。
  3. 上記引き寄せ部材は、上記回転ベルトのベルト面に立設し、上記ベルト面からの高さが上記押し出し部材よりも高い弾性部材よりなることを特徴とする請求項1に記載のシート排出装置。
  4. 上記押し出し部材及び引き寄せ部材は、上記回転ベルト上に等間隔を隔てて2組に設けられており、一方の組の引き寄せ部材ともう一方の組の押し出し部材との距離が排出可能な最大サイズ用紙の排出方向の長さよりも長いことを特徴とする請求項1に記載のシート排出装置。
  5. 上記第2のトレイは、該第2のトレイ上に積載するシートの最上面位置が変化しないようにシートの積載量に応じて高さ調整されるようになっていることを特徴とする請求項1に記載のシート排出装置。
  6. 画像形成装置本体から搬送されてきたシートに対して処理トレイ上でステープルやパンチング等の後処理を行い、その後、積載トレイへとシートを排出するシート後処理装置において、
    上記処理トレイから積載トレイへとシートを排出するシート排出部に請求項1〜5の何れかに記載のシート排出装置が搭載されていることを特徴とするシート後処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015030603A (ja) * 2013-08-05 2015-02-16 キヤノンファインテック株式会社 シート後処理装置及びこれを備えた画像形成システム
JP2015061801A (ja) * 2013-08-22 2015-04-02 コニカミノルタ株式会社 シート後処理装置および画像形成システム
JP2016078949A (ja) * 2014-10-10 2016-05-16 株式会社デュプロ 用紙処理装置
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