JP2002113737A - 射出成形機の制御装置並びに制御方法、射出成形機の制御プログラムの記録された記録媒体 - Google Patents

射出成形機の制御装置並びに制御方法、射出成形機の制御プログラムの記録された記録媒体

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力回生装置の過重な設備付加を行うことな
く、射出成形機が潜在的に有している生産能力を発揮で
きる射出成形機の制御装置を提供する。 【解決手段】 制御対象となる射出成形機は、一方の軸
モータの回生時に他方の軸モータが力行する運転モード
を有する複数の軸モータに共通の電力を供給するコンバ
ータ部60と、コンバータ部60から供給される電力を
用いて軸モータ22、42に所定周波数の電力を供給す
るインバータ部27、47と、軸モータの減速中に生じ
る余剰電力を回生する回生抵抗25、45とを有してい
る。制御装置は、軸モータの消費電流により各軸モータ
のそれぞれが力行か回生かの判別を行う力行/回生判別
部102と、力行する軸モータが存在する時は回生する
軸モータの減速率を設定値より高め、力行する軸モータ
が存在しない時は回生する軸モータの減速率を設定値と
する減速調整手段106を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーボモータ駆動
式の射出成形機に関し、特に電力回生型のサーボアンプ
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は横型射出成形機の制御装置の説明
図である。NC(数値制御)装置10は、操作盤のよう
なマンマシン・インタフェース12と、型締軸制御部2
0、射出軸制御部30、計量軸制御部40並びに突出軸
制御部50を連絡する制御ライン16を有している。電
力ライン14は型締軸制御部20、射出軸制御部30、
計量軸制御部40並びに突出軸制御部50に対して電力
を供給するもので、各制御部について開閉を行うスイッ
チ142,143,144並びに145を有している。
【0003】型締軸制御部20は型締軸モータ22を制
御するもので、型締軸モータ22の回転量は型締軸エン
コーダ24により計測している。射出軸制御部30は射
出軸モータ32を制御するもので、射出軸モータ32の
回転量は射出軸エンコーダ34により計測している。計
量軸制御部40は計量軸モータ42を制御するもので、
計量軸モータ42の回転量は計量軸エンコーダ44によ
り計測している。突出軸制御部50は突出軸モータ52
を制御するもので、突出軸モータ52の回転量は突出軸
エンコーダ54により計測している。
【0004】型締軸制御部20は、電力ライン14から
供給を受けた電力を型締軸制御部20の駆動用電圧に変
換するコンバータ部202、制動中の型締軸モータ22
から発生する回生エネルギを消費することにより制動エ
ネルギを得る回生抵抗部204、交流電力の周波数を可
変して型締軸モータ22を駆動するインバータ部206
を有している。射出軸制御部30、計量軸制御部40並
びに突出軸制御部50もそれぞれコンバータ部、回生抵
抗部、並びにインバータ部を有している。
【0005】このように構成された装置においては、横
型射出成形機の型締軸制御部20、射出軸制御部30、
計量軸制御部40並びに突出軸制御部50が各軸独立に
力行と回生を行っている。射出成形機では、ある軸の回
生が大きい場合には、制御部の外部に大電流用の回生抵
抗を増設したり、大きな電力回生装置を付加してサーボ
エラーにならない様に対応している。他方、回生が大き
く回生抵抗部の能力が不足すると、コンバータ部の出力
電圧レベルが上昇して過電圧警報がNC装置側に通知さ
れてしまう。そこで、製造事業者は回生抵抗部の回生能
力程度に射出成形機全体の運転速度を低下させたり、運
転サイクルの延長を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、射出成形機全
体の運転速度を低下させたり、運転サイクルの延長を行
うと、本来射出成形機が有している生産能力を発揮でき
ないこととなり、射出成形機を使用している製造事業者
にとって投下資本に見合った収益が上げられなくなると
いう課題があった。他方、制御部の外部に大電流用の回
生抵抗を増設したり、大きな電力回生装置を付加するこ
とは、多品種少量生産の流れの中では射出成形機の製造
管理の負担となり、生産管理コストを増大させる課題が
あった。
【0007】本発明は上述する課題を解決するもので、
電力回生装置の過重な設備付加を行うことなく、射出成
形機が潜在的に有している生産能力を発揮できる射出成
形機の制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の制御対象となる射出成形機は、図1に示すように、
コンバータ部60は、一方の軸モータの回生時に他方の
軸モータが力行する運転モードを有する複数の軸モータ
に共通の電力を供給する。一方の軸モータ、例えば型締
軸モータ22は、コンバータ部60から供給される電力
を用いて型締軸モータ22に所定周波数の電力を供給す
るインバータ部27と、型締軸モータ22の減速中に生
じる余剰電力を回生する回生抵抗25とを有している。
他方の軸モータ、例えば計量軸モータ42は、コンバー
タ部60から供給される電力を用いて計量軸モータ42
に所定周波数の電力を供給するインバータ部47と、計
量軸モータ42の減速中に生じる余剰電力を回生する回
生抵抗45とを有している。
【0009】上記課題を解決する本発明の射出成形機の
制御装置10は、軸モータ22、42の消費電流により
各軸モータのそれぞれが力行か回生かの判別を行う力行
/回生判別部102と、力行する軸モータが存在する時
は回生する軸モータの減速率を設定値より高め、力行す
る軸モータが存在しない時は回生する軸モータの減速率
を設定値とする減速調整部106を有している。
【0010】このように構成された装置において、力行
/回生判別部102は軸モータ22、42の消費電流に
より各軸モータのそれぞれが力行か回生かの判別を行な
う。軸モータ22、42の消費電流は、軸モータの発生
するトルクを示すものであり、各軸モータの力行/回生
の判定が確実にできる。減速調整部106は、力行する
軸モータが存在する時は回生する軸モータの減速率を設
定値より高めて、回生する軸モータの減速に要する時間
を迅速にしている。他方、減速調整手段106は、力行
する軸モータが存在しない時は回生する軸モータの減速
率を設定値として、回生により軸モータのインバータ部
に過電圧が発生するのを防止している。
【0011】好ましくは、制御装置10は、コンバータ
部60から供給される電力電圧と過電圧設定値とを比較
する母線電圧監視部104を有し、減速調整手段106
は、回生する軸モータの減速率を設定値より高める場合
にコンバータ部60から供給される電力電圧が過電圧設
定値を超過しない値に定めると、回生により軸モータの
インバータ部に過電圧が発生するのを防止しつつ、回生
する軸モータの減速に要する時間を最短にできる。好ま
しくは、回生する軸モータは型締軸モータ22の型開動
作であり、力行する軸モータは計量軸モータ42とする
と、型締軸モータ22の型開動作の際に、回生された電
力を計量軸モータ42の力行に消費することで、型締軸
モータ22の型開動作に要する時間を短縮できる。ま
た、コンバータ部60が共通の電力を供給する軸モータ
は射出軸モータと突出し軸モータであっても良い。
【0012】上記課題を解決する本発明の射出成形機の
制御方法は、軸モータの消費電流により各軸モータのそ
れぞれが力行か回生かの判別を行う工程と、力行する軸
モータが存在する時は回生する軸モータの減速率を設定
値より高め、力行する軸モータが存在しない時は回生す
る軸モータの減速率を設定値として、回生する軸モータ
を減速する工程とを備えている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1は、本発明の一実施の形態を説
明する構成ブロック図である。なお図1において前記図
7と同一作用をするものには同一符号を付して説明を省
略する。図において、射出成形機の型締軸には、型締軸
モータ22、型締軸エンコーダ24、回生抵抗25、回
生抵抗制御部26、交流電力の周波数を可変して型締軸
モータ22を駆動するインバータ部27、並びにインバ
ータ制御部28が設けられている。回生抵抗制御部26
は、母線電圧が過電圧にならない様に回生抵抗25で消
費する電力を定めている。インバータ制御部28は、型
締軸エンコーダ24の出力信号を入力して型締軸モータ
22の回転状態を検出し、制御装置10から指令される
指令値と比較して、インバータ部27の周波数を制御す
る信号を出力している。インバータ部27には消費電流
の検出部が設けられており、消費電流に所定定数を乗ず
るとトルク信号となる。
【0014】射出成形機の射出軸には、射出軸モータ3
2、射出軸エンコーダ34、射出軸制御部39が設けら
れている。射出成形機の計量軸には、計量軸モータ4
2、計量軸エンコーダ44、回生抵抗45、回生抵抗制
御部46、交流電力の周波数を可変して計量軸モータ4
2を駆動するインバータ部47、並びにインバータ制御
部48が設けられている。回生抵抗制御部46、インバ
ータ部47並びにインバータ制御部48は、回生抵抗制
御部26、インバータ部27並びにインバータ制御部2
8と同様である。射出成形機の突出軸制御部50には、
突出軸モータ52、突出軸エンコーダ54、突出軸制御
部59が設けられている。射出軸制御部39と突出軸制
御部59は、母線64を介してコンバータ部60より給
電を受けている点を除いて、図7の射出軸制御部30並
びに突出軸制御部50とほぼ同一の機能を有している。
【0015】コンバータ部60は、電力ライン14から
供給される電力を力率改善用のリアクトル61を経由し
て入力し、所定電圧に変換して母線64に安定化した電
圧を供給している。コンバータ部60の出力電力ライン
は、インバータ部27、37並びに回生抵抗25、27
に接続されている。
【0016】NC装置10は、力行/回生判別部10
2、母線電圧監視部104、並びに減速調整部106を
有している。力行/回生判別部102は軸モータ22、
42の消費電流により各軸モータのそれぞれが力行か回
生かの判別を行う。母線電圧監視部104は、コンバー
タ部60から供給される電力電圧と過電圧設定値とを比
較する。コンバータ部60から供給される電力電圧は母
線電圧から得られる。減速調整部106は、力行する軸
モータが存在する時は回生する軸モータの減速率を設定
値より高め、力行する軸モータが存在しない時は回生す
る軸モータの減速率を設定値とする。
【0017】このように構成された装置の動作を次に説
明する。図2は力行/回生判別部の説明図である。力行
/回生判別部102はインバータ部の消費電流の検出部
より消費電流を読込んで、対象となる軸モータのトルク
を演算する(S102)。力行/回生判別部102は、
演算したトルクが正か負か判断する(S104)。演算
したトルクが負であれば、対象となる軸モータが回生中
と判定し(S106)、演算したトルクが正であれば、
対象となる軸モータが力行中と判定する(S108)。
【0018】図3は母線電圧監視部の説明図である。母
線電圧監視部104は、母線64の現在電圧xを読込
み、過電圧設定値Aと無負荷設定値Bを用いて、母線電
圧上昇率と母線電圧変化率を演算する。 [母線電圧上昇率]: f(x)=(A−x)/B (1) [母線電圧変化率]: g(x)=df(x)/dt (2) また、母線64の現在電圧xが過電圧設定値Aに到達し
たときは、アラーム信号を出力する。
【0019】図4は減速調整部の説明図で、(A)は軸
モータの減速率を設定値とする場合、(B)は軸モータ
の減速率を設定値より高める場合を示している。軸モー
タの減速率を設定値とする場合は、軸モータを回転数f
0から停止させる時間がT1となっている。軸モータの
減速率を設定値より高める場合は、軸モータを回転数f
0から停止させる時間をT1からT0に変更する。変更
された設定時間T0は、母線電圧が過電圧設定値に対し
て一定の余裕を保持するように定められる。
【0020】続いて、射出成形機の型締軸モータ22、
射出軸モータ32、並びに計量軸モータ42の協調運転
について説明する。図5は射出成形機のトグル式型締軸
の説明図で、(A)は型締完了状態、(B)は型開完了
状態を示している。射出成形機のトグル式型締軸は、固
定盤71、移動盤72、移動盤72を駆動する動力を発
生する軸モータ73、軸モータ73の駆動力を移動盤7
2に伝達するボールネジ74、並びに移動盤72の移動
を規制するクロスヘッド75を有している。軸モータ7
3には、例えばサーボモータを用いる。
【0021】このような構成のトグル式型締軸におい
て、型締完了状態から型開完了状態に一気に動作する。
トグルの特性上、軸モータ73を一定回転で廻した場
合、移動盤72の移動は始めゆっくりで、徐々にスピー
ドが速くなる。従って型締力を抜く時は、時間が掛ると
いう課題がある。そこで、このような特性を有するトグ
ル式型締軸に対して、予備型開きと呼ばれる運転モード
を付加することで、型開時間を短縮している。
【0022】図6は射出成形機の型締軸と計量軸の協調
運転の運転シーケンス図で、(A)は射出軸、(B)は
型締軸を示している。射出軸では、樹脂の射出が行われ
(S202)、続いて射出された樹脂の冷却が行われる
(S204)。樹脂の冷却と同期して、次の射出に使用
する樹脂の計量が行われる(S206)。型締軸では、
型閉が行われ(S302)、続いて型締が樹脂の射出と
冷却に同期して行われる(S304)。予備型開きは樹
脂の計量と同期して行われるもので、型締に続く(S3
06)。本型開きは樹脂の冷却が完了した後に行われる
(S308)。
【0023】ここで、予備型開きは、型締軸の型開きを
少し行なって停止させるので、回生が発生する。この回
生電力を計量軸の駆動に利用することで、電力の有効利
用ができる。また予備型開きの量は極少量で良いので、
急停止が必要となって回生が大きく発生する。この場
合、回生抵抗25だけでは回生電流を消費できない場合
があるが、計量軸の駆動に回生電流を用いることで、回
生電流が旨く使用できる。このようにして、予備型開き
を用いて母線電圧に過電圧を発生させることなく、型開
時間の短縮を図ることができ、射出成形機のサイクルタ
イムの短縮が図れる。
【0024】尚、上記実施例においては射出成形機の型
締軸と計量軸の協調運転で型締軸の回生電力を計量軸の
力行電力に使用する場合を示したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、要するに射出成形機の複数の軸
モータにおいて、一方の軸モータの回生時に他方の軸モ
ータが力行する運転モードを有する場合に、一方の軸モ
ータの回生電力を他方の軸モータの力行電力に使用する
ものであれば良い。例えば、コンバータ部60が共通の
電力を供給する軸モータは射出軸モータ32と突出し軸
モータ52としても良い。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の制御対象
となる射出成形機は、一方の軸モータの回生時に他方の
軸モータが力行する運転モードを有する複数の軸モータ
に共通の電力を供給するコンバータ部と、コンバータ部
から供給される電力を用いて軸モータに所定周波数の電
力を供給するインバータ部と、軸モータの減速中に生じ
る余剰電力を回生する回生抵抗とを有している。本発明
によれば、軸モータの回生時に生じる余剰電力を、他の
力行している軸モータの駆動に用いるので、射出成形機
全体のサイクルタイムを短縮して生産効率が増大すると
共に、電気エネルギの使用効率も高まる。
【0026】本発明の制御装置は、軸モータの消費電流
により各軸モータのそれぞれが力行か回生かの判別を行
う力行/回生判別部と、力行する軸モータが存在する時
は回生する軸モータの減速率を設定値より高め、力行す
る軸モータが存在しない時は回生する軸モータの減速率
を設定値とする減速調整手段を有する構成としているの
で、次の効果がある。 力行する軸モータが存在する時は回生する軸モータの
減速率を設定値より高めて、回生する軸モータの減速に
要する時間を迅速にしている。 力行する軸モータが存在しない時は回生する軸モータ
の減速率を設定値として、回生により軸モータのインバ
ータ部に過電圧が発生するのを防止している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を説明する構成ブロッ
ク図である。
【図2】 力行/回生判別部の説明図である。
【図3】 母線電圧監視部の説明図である。
【図4】 減速調整部の説明図である。
【図5】 射出成形機のトグル式型締軸の説明図であ
る。
【図6】 射出成形機の型締軸と計量軸の協調運転の運
転シーケンス図である。
【図7】 従来装置の説明図である。
【符号の説明】
10 NC装置 102 力行/回生判別部 104 母線電圧監視部 106 減速調整部(減速調整手段) 22 型締軸モータ 24 型締軸エンコーダ 25 回生抵抗 26 回生抵抗制御部 27 インバータ部 28 インバータ制御部 32 射出軸モータ 42 計量軸モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉沢 行雄 新潟県新潟市岡山1300番地 株式会社ニイ ガタアステック内 Fターム(参考) 4F206 AP15 AR087 JA07 JP14 JP28 JT33

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の軸モータの回生時に他方の軸モー
    タが力行する運転モードを有する複数の軸モータに共通
    の電力を供給するコンバータ部と、該コンバータ部から
    供給される電力を用いて軸モータに所定周波数の電力を
    供給するインバータ部と、該軸モータの減速中に生じる
    余剰電力を回生する回生抵抗とを、前記一方及び他方の
    軸モータがそれぞれ有する射出成形機の制御装置であっ
    て、 前記軸モータの消費電流により前記軸モータのそれぞれ
    が力行か回生かの判別を行う手段と、 前記力行する軸モータが存在する時は前記回生する軸モ
    ータの減速率を設定値より高め、前記力行する軸モータ
    が存在しない時は前記回生する軸モータの減速率を設定
    値とする減速調整手段と、 を具備することを特徴とする射出成形機の制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の射出成形機の制御装置
    において、さらに;前記コンバータ部から供給される電
    力電圧と過電圧設定値とを比較する母線電圧監視部を有
    し、 前記減速調整手段は、前記回生する軸モータの減速率を
    設定値より高める場合に前記コンバータ部から供給され
    る電力電圧が前記過電圧設定値を超過しない値に定める
    ことを特徴とする射出成形機の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記回生する軸モータは型締軸モータの
    型開動作であり、前記力行する軸モータは計量軸モータ
    であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
    射出成形機の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記コンバータ部が共通の電力を供給す
    る軸モータは射出軸モータと突出し軸モータであること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の射
    出成形機の制御装置。
  5. 【請求項5】 一方の軸モータの回生時に他方の軸モー
    タが力行する運転モードを有する複数の軸モータに共通
    の電力を供給するコンバータ部と、該コンバータ部から
    供給される電力を用いて軸モータに所定周波数の電力を
    供給するインバータ部と、該軸モータの減速中に生じる
    余剰電力を回生する回生抵抗とを、前記一方及び他方の
    軸モータがそれぞれ有する射出成形機の運転方法であっ
    て、 前記軸モータの消費電流により前記軸モータのそれぞれ
    が力行か回生かの判別を行い、 前記力行する軸モータが存在する時は前記回生する軸モ
    ータの減速率を設定値より高め、前記力行する軸モータ
    が存在しない時は前記回生する軸モータの減速率を設定
    値として、前記回生する軸モータを減速する、 ことを含むことを特徴とする射出成形機の制御方法。
  6. 【請求項6】 一方の軸モータの回生時に他方の軸モー
    タが力行する運転モードを有する複数の軸モータに共通
    の電力を供給するコンバータ部と、該コンバータ部から
    供給される電力を用いて軸モータに所定周波数の電力を
    供給するインバータ部と、該軸モータの減速中に生じる
    余剰電力を回生する回生抵抗とを、前記一方及び他方の
    軸モータがそれぞれ有する射出成形機を運転する為の制
    御プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録
    媒体において、 前記制御プログラムは、 前記軸モータの消費電流により前記軸モータのそれぞれ
    が力行か回生かの判別を行う手順と、 前記力行する軸モータが存在する時は前記回生する軸モ
    ータの減速率を設定値より高め、前記力行する軸モータ
    が存在しない時は前記回生する軸モータの減速率を設定
    値として、前記回生する軸モータを減速する手順と、 をコンピュータに実行させる制御プログラムを記録した
    記録媒体。
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