JP2002112989A - X線透視撮影台 - Google Patents

X線透視撮影台

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JP2002112989A
JP2002112989A JP2000312290A JP2000312290A JP2002112989A JP 2002112989 A JP2002112989 A JP 2002112989A JP 2000312290 A JP2000312290 A JP 2000312290A JP 2000312290 A JP2000312290 A JP 2000312290A JP 2002112989 A JP2002112989 A JP 2002112989A
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masks
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Hideo Saka
秀夫 坂
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Hitachi Medical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分割撮影を行って撮影部位や撮影手技毎の撮
影視野をフィルム上に有効に写し込むことが要求される
X線透視撮影台を提供するもので、特に、構造を簡単に
するものである。 【解決手段】 X線透視撮影台の201、202は分割
撮影用マスクで、ここでは、前記手前側のマスク201
の総寸法は全面撮影サイズの縦寸法以上で横寸法は最小
分割サイズで撮影した時にフィルムがX線でかぶらない
寸法である。背面側のマスク202縦寸法は少なくとも
全面撮影サイズの縦寸法以上で分割撮影で使用する開口
部あり縦の開口寸法は使用可能フィルムサイズの最小の
ほぼ1/2で横寸法は分割サイズのほぼ横の最大寸法で
ある。又手前側マスク201の寸法と背面側マスク20
2の開口の無い部分の幅は同一寸法(1/2W)であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線透視撮影台に
関し、特に分割撮影を行って、撮影部位や撮影手技毎の
撮影視野をフィルム上に有効に写し込むことができるX
線透視撮影台に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のX線透視撮影台を図3〜
図7を示す。図3は要部の概略を示す断面図、図4は従
来の第1の技術であって図3中の速写装置と分割マスク
機構部分を取り出して示す斜視図、図5は図4中のX−
X線断面を矢印方向から示した図である。図6は従来の
第2の技術であって図3中の速写装置と分割マスク機構
部分を取り出して示す斜視図、図7は図6中のX一X線
断面を矢印方向から示した図である。
【0003】まず従来の第1の技術を図3〜図5で説明
する。1はX線管球、2は絞り装置、3はX線照射野、
4は被検体、5はX線管球1を支持するX線管球支持装
置、6は速写装置のケース(以下、単に速写ケースとい
う)、7は上下動及び左右動可能に設けられたテーブ
ル、8A、8Bはテーブル支持枠である。
【0004】また、9は上下分割撮影用マスク、10は
左右分割撮影用マスク、11は上下分割撮影用マスク駆
動モータ、12は左右分割撮影用マスク駆動モータ、1
3、14は駆動プーリ、15、16は従動プーリであ
る。17は上下分割撮影用マスク9の駆動ワイヤーロー
プ、18は左右分割撮影用マスク10の駆動ワイヤーロ
ープで、それぞれエンドレスになるように連結されてい
る。19はフィルムホルダー又はカセット(以下、フィ
ルムホルダーという)、20はX線フィルム、21、2
2は上下分割撮影用マスク9と左右分割撮影用マスク1
0をそれぞれ支持し、かつ、ガイドするガイド部材であ
る。
【0005】ここでX線管球支持装置5は、X線を発生
するX線管球1と、発生したX線を必要とする方向及び
照射野を決定する絞り装置2を支持するもので、速写ケ
ース6に固定されている。
【0006】速写ケース6は、遮光構造で内部の詳細は
図示省略されているが、未撮影X線フィルム20を1枚
ずつ取り出して増感紙のフロント、バックを備えたフィ
ルムホルダ19内に搬送して、それと密着させた状態
で、X線照射野3の範囲内に素速く移動させ、X線撮影
を行う。その後、2点鎖線の位置30(X線照射野外)
へ退避し、撮影済X線フィルム20をフィルムホルダ1
9から排出させ、次の未撮影X線フィルム20を搬入さ
せて次の撮影を行う機構を装備している。
【0007】上記の速写ケース6とX線管球1の間には
被検体4を寝載したテーブル7があり、それは被検体4
のX線撮影部位を設定するため上下動及び左右動可能に
テーブル支持枠8A、8Bに支持されている。テーブル
7とフィルムホルダ19との間には、分割撮影を行うた
めの分割マスク9、10が設けられている。
【0008】上下分割撮影用マスク9は、ワイヤーロー
プ17の一部に固定され、駆動モータ11に連結された
駆動プーリ13と従動プーリ15とこれら両プーリ1
3、15に掛け回された前記ワイヤーロープ17とによ
りX線照射野3の位置とそこから退避した位置40(図
4の2点鎖線の位置)間を移動可能になっている。
【0009】左右分割撮影用マスク10も上下分割撮影
用マスク9と同様、ワイヤーロープ18の一部に固定さ
れ、駆動モータ12に連結された駆動プーリ14と従動
プーリ16とこれら両プーリ14、16に掛け回された
前記ワイヤーロープ18とによりX線の照射野3の位置
とそこから退避した位置40(図4の2点鎖線の位置)
間を移動可能に構成されている。
【0010】分割撮影用マスク9、10は図4に示すよ
うに、X線フィルム20の全面を覆う大きさの鉛板など
のX線吸収の大きい物質で形成される。このうち、上下
分割撮影用マスク9はX線フィルム20の上下寸法の1
/2の大きさの窓41(X線が透視可能なように鉛板を
切り欠いてある部分)を備えており、左右分割撮影用マ
スク10はX線フィルム20の左右寸法の1/2の大き
さの窓42(同前)を備えている。
【0011】図4に示すように、両方のマスク9、10
をそれぞれ照射野3内に移動させると、上下、左右とも
X線フィルムの1/2の照射野サイズとなり、面積で1
/4サイズの撮影が可能となる。したがって、図8の
(d)のような4分割撮影が行われる。
【0012】次に従来の第2の技術ついて図6、図7で
説明する。この図6において、6は図3、図4と同様に
速写ケース6を示す。また、101、102は分割撮影
用マスクで各々縦寸法2H、横寸法2Wの1/2、すな
わちH×Wのコ字形開口部101a、102aをもち、
背面側(非開口部側)縦寸法が少なくとも全面撮影サイ
ズの縦寸法2H以上のほぼコ字形をなしている。
【0013】ガイド部材121、122は、両マスク1
01、102を、その開口部101a、102aの開口
側を図示するように各々反対側に向けた状態でその背面
側が全面撮影サイズ2H×2Wの横寸法2Wの間隔をも
って対向する図示位置Aから、両マスク101、102
が相互に接近し、更に双方の開口部101a、102a
が重なって上下2分割撮影サイズの横寸法2Wをもつ四
角形の1つのWDIを形成する所定位置Bに至るA−B
間を横方向に互い違いに移動自在にガイドする。したが
ってこのガイド部材121、122は、X線軸方向に段
差をもって配置されている。
【0014】103は無終端のワイヤーロープで、一方
又は他方に走行させることにより、前記両マスク10
1、102を互い違いに移動可能にその両マスク10
1、102に固定され、両マスク101、102を介し
て無終端をなしている。なお、実際に無終端のロープ
(環状ロープ)も可能であるが、動作上、無終端のロー
プを使用する必然性はなく、ここでは、実際に無終端の
場合も、両マスク101、102を介して無終端である
という。
【0015】104は駆動モー夕で、出力軸が駆動プー
リ105に連結され、その駆動プーリ105を介してワ
イヤーロープ103を一方又は他方に走行させて両マス
ク101、102を互い違いに移動させると共に、制御
部(図示せず)からの信号により両マスク101、10
2が前記位置A−B間の所定位置(C、D)になったと
きに停止して所望の撮影サイズの横寸法2W、Wを設定
する。
【0016】なお、106は従動プーリで、駆動プーリ
105とこの駆動プーリ105間に掛け回された無終端
ワイヤーロープ103とで、マスク101、102をX
線照射領域とこのX線照射領域以外との間を前記ガイド
部材121、122に沿って移動させる移動機構を構成
している。107はX線照射野である。
【0017】図8(a)に示す全面撮影マスク9、10
とも退避位置40(図4の2点鎖線に示す位置)にて行
い、図8(b)に示す左右2分割撮影はマスク10のみ
照射野3にセットすれば可能であり、図8(c)に示す
上下2分割撮影はマスク9のみ照射野3にセットすれば
可能である。図8(e)、(f)、(g)、(h)に示
す3分割撮影は、それぞれのマスク9、10を図8
(b)、(c)、(d)に示す撮影での位置に組合せて
セット、退避させることにより可能である。
【0018】従来の第2の技術もマスク101、102
を撮影での各位層に組合せてセット、退避させることに
より可能である。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の第1の技術では、分割撮影用マスク機構に、2種類の
マスク(上下分割撮影用マスク9及び左右分割撮影用マ
スク10)と、各マスク専用の、すなわちそれぞれ独立
した2系統のマスク駆動系(駆動モータ11、12、駆
動プーリ13、14、従動プーリ15、16、ワイヤロ
ープ17、18)及びその制御系とを必要とし、コスト
高になる上に大型化する問題があった。
【0020】上記従来の第2の技術では、使用するフィ
ルムサイズが大きくなると(例えば、14×14 大角
フイルム)縦、横寸法のほぼ1/2のコ字形開口部を持
ったマスクでは、X線照射野3のセンターの速写装置6
手前側寸法(S)が大きくなる。この寸法(S)は図
3、図6に示す。この寸法(S)は、マスクがフィルム
の大きさに比例して大きくなる。例えば、14×14サ
イズのフィルムの場合には、10×12サイズのフィル
ムに比べてその分だけマスクを大きく作る必要があり、
(S)が大となる。従って、撮影室での多目的検査(例
えば、上部消化管検査以外にも注腸、泌尿器系の検査な
ど)で使用する場合に、被検者と操作者の距離が離れて
しまう問題があった。
【0021】そこで、本発明の目的は、分割撮影用マス
ク機構を簡単にし、かつ操作者が被検者に接近して検査
するような場合にも対応できるX線透視撮影台を提供す
ることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的は、X線フィル
ムを内蔵する速写ケースと、この速写ケースのX線源側
の主表面において配置される一対の分割マスクをX線照
射領域とこのX線照射領域以外の領域との間をガイド部
材に沿って移動させる移動機構とを備えた、前記一対の
分割マスクは、方形形状の手前側マスクと逆コの字形状
の背面側マスクとから成り、前記手前側のマスクの縦寸
法は全面撮影サイズの縦寸法以上で、横寸法は最小分割
サイズで撮影した時にフィルムがX線でかぶらない寸法
である。
【0023】背面側のマスク縦寸法は少なくとも全面撮
影サイズの縦寸法以上で分割撮影で使用する開口部があ
り縦の開口寸法は使用可能フィルムサイズの最小のほぼ
1/2で、横寸法は分割サイズのほぼ横の最大寸法であ
る。
【0024】又手前側マスクの寸法と背面側マスクの開
口の無い部分の幅は同一寸法の使用可能フィルムサイズ
の最小のほぼ1/2であり、前記両マスクは、ガイド部
材により、手前マスクと開口部の開口側を反対側に向け
た状態でその背面側が前面撮影サイズの横寸法以上の間
隔をもって対向する所定位置Aから、両マスクが相互に
接近し、さらに交差した後、手前側マスクと開口部をも
つマスクの開口部が重なって上下2分割撮影サイズの横
寸法をもつ四角形の1つの窓を形成する所定位置Bに至
るA−B間を横方向に互い違いに移動自在にガイドさ
れ、制御部からの信号により前記両マスクが前記位置A
−B間の所定位置になったときに停止して所望の撮影サ
イズの横寸法を設定する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。図1は本発明によるX線透視撮影台の
一実施例の要部(分割撮影用マスク後横部分)を示す斜
視図である。この図1において、6は図3、4、6と同
様に速写ケース6を示す。
【0026】また、201、202は分割撮影用マスク
で、ここでは、前記手前側のマスク201の縦寸法は全
面撮影サイズの縦寸法以上で横寸法は最小分割サイズで
撮影した時にフィルムがX線でかぶらない寸法である。
背面側のマスク202縦寸法は少なくとも全面撮影サイ
ズの縦寸法以上で分割撮影で使用する開口部があり縦の
開口寸法は使用可能フィルムサイズの最小のほぼ1/2
で横寸法は分割サイズのほぼ横の最大寸法である。又手
前側マスク201の寸法と背面側マスク202の開口の
無い部分の幅は同一寸法(1/2W)である。
【0027】ガイド部材(図示せず)は、前記両マスク
201、202を、その手前マスク201と開口部の開
口側202aを反対側に向けた状態でその背面側が前面
撮影サイズの横寸法以上の間隔をもって対向する所定位
置Aから、両マスクが相互に接近し、さらに交差した
後、手前側マスクと201と開口部をもつマスク202
の開口部が重なって上下2分割撮影サイズの横寸法をも
つ四角形の1つの窓を形成する所定位置Bに至るA−B
間(図2(a),(d)参照)を横方向に互い違いに移
動自在にガイドする。したがってこのガイド部材はX線
軸方向に段差をもっては配置されている。A−B間およ
び下記の所定位置(C、D)は図2に示す。
【0028】203は無終端のロープで、一方または他
方に走行させることより前記両マスク201、202を
互い違い移動可能にその両マスク201、202に固定
され、両マスク201、202を介して無終端をなして
いる。なお、実際に無終端のロープ(環状ロープ)も使
用可能であるが、動作上、無終端のロープを使用する必
然性はなく、ここでは、実際に無終端の場合も、両マス
ク201、202介して無終端であるこという。
【0029】204は駆動モータで、出力軸がプーリ2
05に連結され、この駆動プーリ204を介してワイヤ
ロープ203を一方又は他方に走行させて両マスク20
1、202を互い違い移動させると共に、制御部(図示
せず)からの信号により両マスク201、202が前記
位置A−B間の所定位置(C、D)になったときに停止
して所望の撮影サイズの横寸法を設定する。
【0030】なお、206は従動プーリで、駆動プーリ
205とこの駆動プーリ205間に掛け回された無終端
ワイヤロープ203とでマスク201、202をX線照
射領域以外の領域との間を前記ガイド部材に沿って移動
させる移動機構を構成している。207はX線照射野で
ある。
【0031】次に上述構成のX線透視撮影台、より詳し
くはその分割マスク機構の動作について種々の撮影サイ
ズを示す図8及び図2を併用して説明する。
【0032】図8(a)の全面撮影サイズの場合は、図
2(a)に示すように位置(マスク背面位置を基準とす
る。以下同様。)Aにマスク201、202が位置決め
設定されており、マスク201、202が最も離れた位
置にある。すなわち、X線フィルム(図示せず)の全幅
2Wだけ離れた位置にある。なお、図1の実線で示した
マスク201、202は位置Aに位置決め設定された状
態を示している。
【0033】この状態から、駆動モー夕204を駆動し
て無終端ワイヤーロープ203を図1中左回り(矢印イ
方向)に走行させ、マスク201、202を相互に近接
する方向に各々W/2だけ移動させると、双方でW近ず
いた位置C(図2(b)参照)に位置決め設定されるこ
とになり、図8(b)の左右2分割撮影サイズとなる。
なお、図1の2点鎖線で示したマスク201、202は
この位置Cに位置決め設定された状態を示している。
【0034】引き続き、無終端ワイヤーロープ203同
方向(矢印イ方向)に走行させ、マスク201、202
を近接する方向に4W/2(=2W)だけ移動させ(す
なわち交差させ)、位置D(図2(c)参照)に位置決
め設定すると、双方が重なって横寸法Wをもつ四角形の
1つの窓WD2を形成する。すなわち、図8(c)の4
分割撮影サイズが得られる。
【0035】更に無終端ワイヤーロープ203同方向
(矢印イ方向)にマスク201、202を1/2Wだけ
移動させ、位置B(図2(d)参照)に位置決め設定す
ると、前記窓WD2の横寸法2Wをもつ四角形の1つの
窓WDIを形成する。すなわち、図8(d)の上下2分
割撮影サイズが得られる。
【0036】図8(e)〜(h)に示す3分割撮影サイ
ズは、上述した図8(b)〜(d)の撮影サイズを得る
動作を組合せることにより容易に実現できる。このと
き、X線照射中心位置は一定であるので、撮影サイズの
設定に伴ってX線フィルムの撮影中心位置が上記X線照
射中心位置に一致するようにX線フィルムが送られ位置
決めさせることは従来技術と同様である。
【0037】マスク201、202の移動量は、X線フ
ィルム(図示せず)の全幅寸法(横寸法)を2Wとすれ
ば、2W+W=3Wが最大となるもので、これに適合さ
せてガイド部材、駆動モータ104の制御部(図示せ
ず)が構成される。
【0038】これにより、マスク201とX線照射中心
位置までの寸法は、3/2Wとなり撮影室での多目的検
査(例えば、上部消化管検査以外にも注腸、泌尿器系の
検査など)で使用する場合に、被検者と操作者の距離が
離れてしまうことが無くなった。
【0039】上記実施例において、マスク201、20
2、その開口部202aの各寸法および移動量について
は、原理的な数値を示したもので、実際の寸法としては
X線遮蔽を完全にするために数mmのラップが必要であ
る。(特に、図2(c)の撮影サイズを得る場合など)
また、マスク201、202とX線フィルムが離れてい
るため、マスク201、202を介したX線照射野はX
線フィルム上ではやや拡大される。このため、上記及び
移動量などにつき、実際にはその拡大を見込んだ適宜寸
法に設定されている。
【0040】なお、上記実施例では、マスク201、2
02の移動にワイヤーロープ203を用いたが、他の材
料のロープでもよい。また、ロープに代えてチェーンや
ベルトでもよいが、本明細書では、便宜上、ロープとい
ったとき、チェーンやベルトを含むものとする。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、分
割撮影用マスク機構が分割撮影用マスク2枚と1系統の
マスク駆動系及びその制御系とで実現でき、その構成の
小型化、コストの低減が図れるという効果がある。ま
た、X線照射野3のセンターからの速写装置6手前側寸
法(S)がマスク201の巾が1/2Wなので最少寸法
となり、撮影室での多目的検査(例えば、上部消化管検
査以外にも注腸、泌尿器系の検査など)で使用する場合
に、被検者と操作者の距離が離れてしまうことが無くな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるX線透視撮影台の一実施例の要部
を示す斜視図である。
【図2】同上X線透視撮影台の動作を説明するための図
である。
【図3】従来のX線透視撮影台の要部の機略を示す断面
図である。
【図4】従来の第1の技術で図3中の速写装置と分割撮
影用マスク機構部分を取り出して示す斜視図である。
【図5】図4中のX一X線断面を矢印方向から示した図
である。
【図6】従来の第2の技術で図3中の速写装置と分割撮
影用マスク機構部分を取り出して示す斜視図である。
【図7】図6中の×一X線断面を矢印方向から示した図
である。
【図8】分割撮影用マスク機構による種々の撮影サイズ
を示す図である。
【符号の説明】
1 X線管球 2 絞り装置 3 X線照射野 4 被検者 5 X線管球支持装置 6 速写装置のケース 7 テーブル 8A、8B テーブル支持枠 9 上下分割撮影用マスク 10 左右分割撮影用マスク 11 上下分割撮影用マスク駆動モータ 12 左右分割撮影用マスク駆動モータ 13、14 駆動プーリ 15、16 従動プーリ 17、18 駆動ワイヤロープ 19 フィルムホルダー 20 X線フィルム 21、22 ガイド部材 101、102 分割撮影用マスク 101a、102a開口部 103 無終端ワイヤロープ 104 駆動モータ 105 駆動プーリ 106 従動プーリ 107 X線照射野 201 手前側マスク 202 背面側マスク 203 無終端ワイヤロープ 204 駆動モー夕 205 駆動プーリ 206 従動プーリ 207 X線照射野

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線フィルムを内蔵する速写ケースと、
    この速写ケースのX線源側の主表面において配置される
    一対の分割マスクをX線照射領域とこのX線照射領域以
    外の領域との間をガイド部材に沿って移動させる移動機
    構とを備え、前記一対の分割マスクは、方形形状の手前
    側マスクと逆コの字形状の背面マスクとから成り、前記
    手前側のマスクの縦寸法は全面撮影サイズの縦寸法以上
    で、横寸法は最小分割サイズで撮影した時にフィルムが
    X線をかぶらない寸法としたことを特徴とするX線透視
    撮影台。
  2. 【請求項2】背面側のマスク縦寸法は、少なくとも全面
    撮影サイズの縦寸法以上で分割撮影で使用する開口部が
    あり、縦の開口寸法は使用可能なフィルムサイズの最小
    のほぼ1/2で、横寸法は分割サイズのほぼ横の最大寸
    法であることを特徴とする請求項1に記載のX線透視撮
    影台。
  3. 【請求項3】手前側マスクの寸法と背面側マスクの開口
    の無い部分の幅は同一寸法の使用可能フィルムサイズの
    最小のほぼ1/2であり、前記ガイド部材は、前記両マ
    スクを、その手前マスクと開口部の開口側を反対側に向
    けた状態でその背面側が前面撮影サイズの横寸法以上の
    間隔をもって対向する所定位置Aから、両マスクが相互
    に接近し、さらに交差した後、手前側マスクと開口部を
    もつマスクの開口部が重なって上下2分割撮影サイズの
    横寸法をもつ四角形の1つの窓を形成する所定位置Bに
    至るA−B間を横方向に互い違いに移動自在にガイド
    し、制御部からの信号により前記両マスクが前記位置A
    −B間の所定位置になったときに停止して所望の撮影サ
    イズの横寸法を設定することを特徴とするX線透視撮影
    台。
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