JP2002112838A - ブラシ用布材及び該布材を用いたブラシ - Google Patents
ブラシ用布材及び該布材を用いたブラシInfo
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- JP2002112838A JP2002112838A JP2000305803A JP2000305803A JP2002112838A JP 2002112838 A JP2002112838 A JP 2002112838A JP 2000305803 A JP2000305803 A JP 2000305803A JP 2000305803 A JP2000305803 A JP 2000305803A JP 2002112838 A JP2002112838 A JP 2002112838A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 平滑性の良い多様な厚みの塗膜の形成に好適
なブラシ用布材及びブラシを提供する。 【解決手段】 ブラシ用布材は、超極細繊維とノーマル
繊維から成る複合糸2を用いて編織した布地1、超極細
繊維から成る糸とノーマル繊維からなる糸を用いて編織
し超極細繊維の部分4とノーマル繊維の部分5とを有す
る布地、又は、超極細繊維とノーマル繊維とを用いた不
織布化した布地から成り、このブラシ用布材をローラブ
ラシ6や塗装用ブラシ15、長板状ブラシ24の塗装面
に作用するブラシ部に使用する。
なブラシ用布材及びブラシを提供する。 【解決手段】 ブラシ用布材は、超極細繊維とノーマル
繊維から成る複合糸2を用いて編織した布地1、超極細
繊維から成る糸とノーマル繊維からなる糸を用いて編織
し超極細繊維の部分4とノーマル繊維の部分5とを有す
る布地、又は、超極細繊維とノーマル繊維とを用いた不
織布化した布地から成り、このブラシ用布材をローラブ
ラシ6や塗装用ブラシ15、長板状ブラシ24の塗装面
に作用するブラシ部に使用する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗装用ブラシの改
良に関するするものであり、詳しくは、布材をブラシ面
に利用したブラシに関する。
良に関するするものであり、詳しくは、布材をブラシ面
に利用したブラシに関する。
【0002】
【従来技術】従来より、主な塗装用のブラシとして、コ
アの表面に吸収性のスポンジやナップが巻き付けられた
ローラをハンドルに取り付けたローラブラシや、獣毛や
合成樹脂フィラメント等の毛材を束ねてブラシ柄の下端
部に固定した塗装用ブラシ(刷毛)、スポンジや布材を
把持板の先端に貼着した長板状ブラシ等が使用されてい
る。
アの表面に吸収性のスポンジやナップが巻き付けられた
ローラをハンドルに取り付けたローラブラシや、獣毛や
合成樹脂フィラメント等の毛材を束ねてブラシ柄の下端
部に固定した塗装用ブラシ(刷毛)、スポンジや布材を
把持板の先端に貼着した長板状ブラシ等が使用されてい
る。
【0003】上記従来から汎用されているこれら塗装用
のブラシは、塗料の含浸保持能力が低い上に塗装面に対
する密着性が不充分の為に、特に低粘度の塗料では塗料
の垂れ落ちが発生して未熟者には上手く取り扱えない欠
点があるうえに、塗装面の平滑性にも不満があった。
のブラシは、塗料の含浸保持能力が低い上に塗装面に対
する密着性が不充分の為に、特に低粘度の塗料では塗料
の垂れ落ちが発生して未熟者には上手く取り扱えない欠
点があるうえに、塗装面の平滑性にも不満があった。
【0004】上記の不具合を解決する手段として、実開
平5−74679号公報には、超極細糸によって編んだ
繊維で製した布材をローラ体の表面に貼着したローラブ
ラシが、また、特開平11−19573号公報には、超
極細糸によって編織された超極細繊維による継ぎ目のな
い管状体をローラに被覆してブラシ面としたローラブラ
シが開示されている。また、本願出願人の発明である特
願2000−008551号には、ブラシ柄に設けられ
た毛束の周囲を超極細糸で製された布材で囲んだブラシ
が開示されている。
平5−74679号公報には、超極細糸によって編んだ
繊維で製した布材をローラ体の表面に貼着したローラブ
ラシが、また、特開平11−19573号公報には、超
極細糸によって編織された超極細繊維による継ぎ目のな
い管状体をローラに被覆してブラシ面としたローラブラ
シが開示されている。また、本願出願人の発明である特
願2000−008551号には、ブラシ柄に設けられ
た毛束の周囲を超極細糸で製された布材で囲んだブラシ
が開示されている。
【0005】これらのブラシは、1デニール以下の極め
て細い超極細糸により編まれた布材が保液性が高く塗装
面に対する密着性に優れているという特性に着目して発
明されたものであり、特に低粘度の塗料(例えば、アル
キド系クリヤー.粘度:岩田カップNK2 約8秒)で
は液垂れがなく均一な薄膜が形成でき、塗装用ブラシを
使い易いものにしている。
て細い超極細糸により編まれた布材が保液性が高く塗装
面に対する密着性に優れているという特性に着目して発
明されたものであり、特に低粘度の塗料(例えば、アル
キド系クリヤー.粘度:岩田カップNK2 約8秒)で
は液垂れがなく均一な薄膜が形成でき、塗装用ブラシを
使い易いものにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、超極細
糸による布材を用いた上記のブラシは、低粘度塗料によ
る薄い塗膜の形成には好適であるが、比較的粘度の高い
塗料を用いて厚めの塗膜を形成したい塗装作業では、ブ
ラシ面の密着性が高く吸水性が高いことから平滑性の良
い塗装面が形成されるが、含浸した塗料のブラシ面での
吐出能力に比較して吐出された塗料の再吸収性や塗装面
への密着性が高いことから塗膜が薄く形成されてしまう
傾向があり、厚めの塗装には向いていなかった。
糸による布材を用いた上記のブラシは、低粘度塗料によ
る薄い塗膜の形成には好適であるが、比較的粘度の高い
塗料を用いて厚めの塗膜を形成したい塗装作業では、ブ
ラシ面の密着性が高く吸水性が高いことから平滑性の良
い塗装面が形成されるが、含浸した塗料のブラシ面での
吐出能力に比較して吐出された塗料の再吸収性や塗装面
への密着性が高いことから塗膜が薄く形成されてしまう
傾向があり、厚めの塗装には向いていなかった。
【0007】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたも
ので、比較的粘度の高い塗料用いて平滑性の良い多様な
厚みの塗膜の形成に好適なブラシ用布材及びブラシを提
供することにある。
ので、比較的粘度の高い塗料用いて平滑性の良い多様な
厚みの塗膜の形成に好適なブラシ用布材及びブラシを提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、本発明に係るブラシ用布材は、超極細繊維とノー
マル繊維から成る複合糸を用いて編織した布地、超極細
繊維から成る糸とノーマル繊維からなる糸を用いて編織
した布地、又は、超極細繊維とノーマル繊維とを用いた
不織布化した布地から成り、保液性と塗装面との密着性
の良い超極細繊維維持と液体の吐出性の良いノーマル繊
維を多様な割合で製した布地とすることで、比較的粘度
の高い塗料を用いて平滑性の良い且つ多様な厚みの塗膜
の形成に対応できる布材とした。
めに、本発明に係るブラシ用布材は、超極細繊維とノー
マル繊維から成る複合糸を用いて編織した布地、超極細
繊維から成る糸とノーマル繊維からなる糸を用いて編織
した布地、又は、超極細繊維とノーマル繊維とを用いた
不織布化した布地から成り、保液性と塗装面との密着性
の良い超極細繊維維持と液体の吐出性の良いノーマル繊
維を多様な割合で製した布地とすることで、比較的粘度
の高い塗料を用いて平滑性の良い且つ多様な厚みの塗膜
の形成に対応できる布材とした。
【0009】また、上記の問題を解決するための本発明
に係る第1のブラシの形態として、上記のブラシ用布材
を用いて管状布体を形成し、前記管状布体をローラ体に
被覆してブラシ面としたローラブラシとした。
に係る第1のブラシの形態として、上記のブラシ用布材
を用いて管状布体を形成し、前記管状布体をローラ体に
被覆してブラシ面としたローラブラシとした。
【0010】また、本発明に係る第2のブラシの形態と
して、上記のブラシ用布材を用いて毛束の周囲を囲み前
記毛束の先端面が露出したブラシ主体をブラシ柄の先端
部に設けたブラシとした。
して、上記のブラシ用布材を用いて毛束の周囲を囲み前
記毛束の先端面が露出したブラシ主体をブラシ柄の先端
部に設けたブラシとした。
【0011】また、本発明に係る第3のブラシの形態と
して、上記のブラシ用布材を用いて把持板の先端部に貼
着してブラシ部としたブラシにした。
して、上記のブラシ用布材を用いて把持板の先端部に貼
着してブラシ部としたブラシにした。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を貼付図面を参照しながら詳細に説明する。
を貼付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0013】図1乃至図2は、本発明のブラシ用布材の
編織状態を模試的に拡大して示しており、超極細繊維と
ノーマル繊維から成る複合糸2を用いて編織した布地1
から成るものである。
編織状態を模試的に拡大して示しており、超極細繊維と
ノーマル繊維から成る複合糸2を用いて編織した布地1
から成るものである。
【0014】超極細繊維は、単糸繊度が1デニール以下
のポリエステル、アクリル、ポリアミド等からなる極め
て細い繊維であり、これを撚り合わせ、集束等の手段で
糸としたものは極めて吸水性が高く且つ塗装面への密着
性が優れている。また、ノーマル繊維は、多くは単糸繊
度が1.5〜6デニールの化学繊維、天然繊維であり、
これを撚り合わせた糸は、超極細繊維から成る糸と比較
して繊維間の空隙率が低く繊維が太いことから吸水性と
塗装面への密着性が劣っており、保持した液体の吐出性
で勝っている。
のポリエステル、アクリル、ポリアミド等からなる極め
て細い繊維であり、これを撚り合わせ、集束等の手段で
糸としたものは極めて吸水性が高く且つ塗装面への密着
性が優れている。また、ノーマル繊維は、多くは単糸繊
度が1.5〜6デニールの化学繊維、天然繊維であり、
これを撚り合わせた糸は、超極細繊維から成る糸と比較
して繊維間の空隙率が低く繊維が太いことから吸水性と
塗装面への密着性が劣っており、保持した液体の吐出性
で勝っている。
【0015】上記の二種類の繊維から成る複合糸2によ
る編織方法は、図1に示すように、ループ状に編織した
パイル編みにすることが好ましく、また、図2に示すよ
うに、ループ部先端をシャーリング加工することにより
毛先を起毛させてモケット状に形成してもよい。この布
地1には二種類の繊維を所定の割合で使用し所定の割合
で混在していることから、超極細繊維による高い吸水性
と良好な塗装面への密着性を有すると共にノーマル繊維
により吐出性が改善されている。この布材を各種塗装用
ブラシのブラシ面に使用することにより従来の超極細繊
維のみによる布材よりも厚めの塗装膜の形成ができる。
る編織方法は、図1に示すように、ループ状に編織した
パイル編みにすることが好ましく、また、図2に示すよ
うに、ループ部先端をシャーリング加工することにより
毛先を起毛させてモケット状に形成してもよい。この布
地1には二種類の繊維を所定の割合で使用し所定の割合
で混在していることから、超極細繊維による高い吸水性
と良好な塗装面への密着性を有すると共にノーマル繊維
により吐出性が改善されている。この布材を各種塗装用
ブラシのブラシ面に使用することにより従来の超極細繊
維のみによる布材よりも厚めの塗装膜の形成ができる。
【0016】複合糸2における超極細繊維とノーマル繊
維との割合は特に限定されるものではなく、塗料の粘度
や目的とする塗装の仕上がり度合いに対応できるように
複数種の混在割合の布地を用意することが望ましい。
維との割合は特に限定されるものではなく、塗料の粘度
や目的とする塗装の仕上がり度合いに対応できるように
複数種の混在割合の布地を用意することが望ましい。
【0017】図3は、超極細繊維から成る糸とノーマル
繊維から成る糸を用いて編織し、超極細繊維の部分4と
ノーマル繊維の部分5が交互に有する布地1から成るも
のである。
繊維から成る糸を用いて編織し、超極細繊維の部分4と
ノーマル繊維の部分5が交互に有する布地1から成るも
のである。
【0018】この布地1における超極細繊維の部分4と
ノーマル繊維の部分5の面積の配分割合によって形成さ
れる図柄や模様は図示のものに限定されるものではな
い。塗料の粘度や目的とする塗装面の仕上がり度合いに
対応できるように、超極細繊維の部分4とノーマル繊維
の部分5の配分割合が異なる複数種の布地を用意するこ
とが好ましい。
ノーマル繊維の部分5の面積の配分割合によって形成さ
れる図柄や模様は図示のものに限定されるものではな
い。塗料の粘度や目的とする塗装面の仕上がり度合いに
対応できるように、超極細繊維の部分4とノーマル繊維
の部分5の配分割合が異なる複数種の布地を用意するこ
とが好ましい。
【0019】このブラシ用布材は、布地1に吸水性や塗
装面への密着性が極めて高い部分と吐出性の良好な部分
とが所定割合で配分されているので、この布地1をブラ
シ面に使用することにより従来の超極細繊維によるもの
よりも厚めの塗装膜の形成ができる。
装面への密着性が極めて高い部分と吐出性の良好な部分
とが所定割合で配分されているので、この布地1をブラ
シ面に使用することにより従来の超極細繊維によるもの
よりも厚めの塗装膜の形成ができる。
【0020】また、本発明のブラシ用布材は、編み物や
織物に限るものではなく、超極細繊維とノーマル繊維と
を用いて不織布化した布地から成るものでも良い。
織物に限るものではなく、超極細繊維とノーマル繊維と
を用いて不織布化した布地から成るものでも良い。
【0021】不織布化の手段は限定されるものではな
く、超極細繊維とノーマル繊維を所定割合で混在させて
ウエブ化し更に結合工程により不織布化したものであれ
ば良い。
く、超極細繊維とノーマル繊維を所定割合で混在させて
ウエブ化し更に結合工程により不織布化したものであれ
ば良い。
【0022】この不織布化した布地には、超極細繊維と
ノーマル繊維が不規則に所定割合で混在しており、これ
により超極細繊維単体による従来の不織布よりも液体の
吐出性が改善されている。超極細繊維とノーマル繊維と
の混在割合の異なる複数種の不織布化した布地を用意し
て所望の塗装作業に対応できるようにすることが好まし
い。
ノーマル繊維が不規則に所定割合で混在しており、これ
により超極細繊維単体による従来の不織布よりも液体の
吐出性が改善されている。超極細繊維とノーマル繊維と
の混在割合の異なる複数種の不織布化した布地を用意し
て所望の塗装作業に対応できるようにすることが好まし
い。
【0023】次に、本発明に係るブラシについて説明す
ると、図4は、塗装用ローラブラシ6であり、筒状に形
成されたコア11の胴周面にスポンジやパイルからなる
吸水性パッド12が巻き付けられたローラ体10がクリ
ップ7とアーム8とから成るハンドル9に回転自在に取
り付けられている。ローラ体10には上記本発明に係る
ブラシ用布材の一つを用いて形成した管状布体13が被
覆されており、本発明のブラシ用布地によるブラシ面1
4が構成されている。
ると、図4は、塗装用ローラブラシ6であり、筒状に形
成されたコア11の胴周面にスポンジやパイルからなる
吸水性パッド12が巻き付けられたローラ体10がクリ
ップ7とアーム8とから成るハンドル9に回転自在に取
り付けられている。ローラ体10には上記本発明に係る
ブラシ用布材の一つを用いて形成した管状布体13が被
覆されており、本発明のブラシ用布地によるブラシ面1
4が構成されている。
【0024】管状布体13は、編織手段により管状形成
してもよく、また布地の縫合手段で形成してもよい。ま
た、管状布体13は、清掃や交換の為にローラ体10に
着脱自在とすることが好ましく、その一手段として、管
状布体13の両端開口に締め紐(図示省略)を設けて絞
り締めにして固定するようにするとよい。
してもよく、また布地の縫合手段で形成してもよい。ま
た、管状布体13は、清掃や交換の為にローラ体10に
着脱自在とすることが好ましく、その一手段として、管
状布体13の両端開口に締め紐(図示省略)を設けて絞
り締めにして固定するようにするとよい。
【0025】本実施の塗装用ローラブラシ6では、本発
明のブラシ用布材を用いた管状布体13でブラシ面14
を形成したので、塗料の含浸保持性、吸水性、塗装面へ
の密着性が優れている上に、ブラシ面14の吐出性か改
善されているので、平滑性に優れているとともに従来よ
りも厚めの塗装ができる。
明のブラシ用布材を用いた管状布体13でブラシ面14
を形成したので、塗料の含浸保持性、吸水性、塗装面へ
の密着性が優れている上に、ブラシ面14の吐出性か改
善されているので、平滑性に優れているとともに従来よ
りも厚めの塗装ができる。
【0026】また、超極細繊維とノーマル繊維の割合が
異なる複数種の布材による複数の管状布体13を用意
し、様々な粘度の塗料に対応して管状布体13を交換し
て使用することにより、平滑性の良好な所望の厚みの塗
装膜が形成できる。
異なる複数種の布材による複数の管状布体13を用意
し、様々な粘度の塗料に対応して管状布体13を交換し
て使用することにより、平滑性の良好な所望の厚みの塗
装膜が形成できる。
【0027】図5乃至図6は、上記本発明に係るブラシ
用布材を所定の大きさに裁断した捲回用の布材16で毛
束17の周囲を環状に囲み毛束17の先端面17aを環
状の布材16から露出させてブラシ主体18を形成し、
このブラシ主体18の上部をブラシ柄19の下端部19
aで挟着して締着用の針金20で締め付け固定して成る
塗装用ブラシ15である。
用布材を所定の大きさに裁断した捲回用の布材16で毛
束17の周囲を環状に囲み毛束17の先端面17aを環
状の布材16から露出させてブラシ主体18を形成し、
このブラシ主体18の上部をブラシ柄19の下端部19
aで挟着して締着用の針金20で締め付け固定して成る
塗装用ブラシ15である。
【0028】この塗装用ブラシ15は、捲回した布材1
6により毛束17の変形が小さくおさえられて毛束17
による塗料の保持性が優れていると共に、布材16自身
の含浸保持能力が極めて高いので、一回の作業で広範囲
の塗布作業が行えるものである。
6により毛束17の変形が小さくおさえられて毛束17
による塗料の保持性が優れていると共に、布材16自身
の含浸保持能力が極めて高いので、一回の作業で広範囲
の塗布作業が行えるものである。
【0029】塗装作業では布材16の部分が塗装面に作
用するので、超極細繊維とノーマル繊維の割合が異なる
複数種のブラシ用布材から適宜選択することにより、塗
料の粘度やその作業性に適合した塗装用ブラシ15とす
ることができる。
用するので、超極細繊維とノーマル繊維の割合が異なる
複数種のブラシ用布材から適宜選択することにより、塗
料の粘度やその作業性に適合した塗装用ブラシ15とす
ることができる。
【0030】図7は、上記本発明のブラシ用布材を用
い、適宜の大きさに裁断された布材21を把持板22の
先端部に貼着してブラシ部23とした長板状ブラシ24
であり、ブラシ部23には厚手のブラシ用布材を用いた
り、スポンジ等の吸水性パットを下敷きにしてブラシ用
布材を用いることが好ましい。
い、適宜の大きさに裁断された布材21を把持板22の
先端部に貼着してブラシ部23とした長板状ブラシ24
であり、ブラシ部23には厚手のブラシ用布材を用いた
り、スポンジ等の吸水性パットを下敷きにしてブラシ用
布材を用いることが好ましい。
【0031】この長板状ブラシ24は、物品の隙間を塗
装するのに好適なもので、超極細繊維とノーマル繊維の
割合が異なる複数種のブラシ用布材から複数種のブラシ
部23を有する長板状ブラシ24を用意し、適宜長板状
ブラシ24を選択して高粘度の塗料で所望の厚みの塗装
膜を形成することができる。
装するのに好適なもので、超極細繊維とノーマル繊維の
割合が異なる複数種のブラシ用布材から複数種のブラシ
部23を有する長板状ブラシ24を用意し、適宜長板状
ブラシ24を選択して高粘度の塗料で所望の厚みの塗装
膜を形成することができる。
【0032】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0033】ブラシ用布材となる布地を超極細繊維とノ
ーマル繊維から成る複合糸を用いて編織して形成したの
で、複合糸の超極細繊維とノーマル繊維との使用割合を
変えることにより、塗料の含浸保持性、吸水性、塗装面
への密着性、吐出性を変えて、多様な塗装膜の形成機能
を有するブラシ用布材の提供が可能となり、塗料の性質
に対応して平滑性の良い多様な厚みの塗装膜を形成する
ことができる。
ーマル繊維から成る複合糸を用いて編織して形成したの
で、複合糸の超極細繊維とノーマル繊維との使用割合を
変えることにより、塗料の含浸保持性、吸水性、塗装面
への密着性、吐出性を変えて、多様な塗装膜の形成機能
を有するブラシ用布材の提供が可能となり、塗料の性質
に対応して平滑性の良い多様な厚みの塗装膜を形成する
ことができる。
【0034】また、ブラシ用布材となる布地を超極細繊
維から成る糸とノーマル繊維から成る糸を用いて編織
し、超極細繊維の部分とノーマル繊維の部分とを有する
布地とすることにより、上記の効果に加えて美しい柄や
模様のあるブラシ用布材とすることができる。
維から成る糸とノーマル繊維から成る糸を用いて編織
し、超極細繊維の部分とノーマル繊維の部分とを有する
布地とすることにより、上記の効果に加えて美しい柄や
模様のあるブラシ用布材とすることができる。
【0035】また、ブラシ用布材となる布地を超極細繊
維とノーマル繊維とを用いて不織布化したので、超極細
繊維とノーマル繊維の混在割合を変えることにより、不
織布化した多様な塗装膜の形成機能のブラシ用布材の提
供が可能となり、上記の布材と共に多様な塗料に対応す
ることができる。
維とノーマル繊維とを用いて不織布化したので、超極細
繊維とノーマル繊維の混在割合を変えることにより、不
織布化した多様な塗装膜の形成機能のブラシ用布材の提
供が可能となり、上記の布材と共に多様な塗料に対応す
ることができる。
【0036】また、管状布体をローラ体に被覆したロー
ラブラシの該管状布体に上記のブラシ用布材を選択して
適用することにより、ローラブラシの塗装膜の形成機能
を多様化することができる。
ラブラシの該管状布体に上記のブラシ用布材を選択して
適用することにより、ローラブラシの塗装膜の形成機能
を多様化することができる。
【0037】また、布材を用いて毛束の周囲を囲んだ塗
装用ブラシの該布材に上記のブラシ用布材を選択して適
用することにより、該塗装用ブラシの塗装膜の形成機能
を多様化することができる。
装用ブラシの該布材に上記のブラシ用布材を選択して適
用することにより、該塗装用ブラシの塗装膜の形成機能
を多様化することができる。
【0038】また、布材を把持板の先端部に貼着してブ
ラシ部とした長板状ブラシの該布材に上記のブラシ用布
材を選択して適用することにより、該長板状ブラシの塗
装膜の形成機能を多様化することができる。
ラシ部とした長板状ブラシの該布材に上記のブラシ用布
材を選択して適用することにより、該長板状ブラシの塗
装膜の形成機能を多様化することができる。
【図1】本発明のブラシ用布材の実施の形態の編織状態
を拡大して示す説明図。
を拡大して示す説明図。
【図2】本発明のブラシ用布材の実施の形態の別の編織
状態を拡大して示す説明図。
状態を拡大して示す説明図。
【図3】本発明のブラシ用布材の実施の形態の編織によ
り形成される図柄の一例を示す説明図。
り形成される図柄の一例を示す説明図。
【図4】本発明の布材を用いたブラシの実施の形態にお
けるローラブラシを示す斜視図。
けるローラブラシを示す斜視図。
【図5】本発明の布材を用いたブラシの実施の形態にお
ける塗装用ブラシを示す正面図。
ける塗装用ブラシを示す正面図。
【図6】図5におけるAーA矢視方向の断面図。
【図7】本発明の布材を用いたブラシの実施の形態にお
ける長板状ブラシを示す斜視図。
ける長板状ブラシを示す斜視図。
1 布地,2 複合糸,4 超極細繊維の部分,5 ノ
ーマル繊維の部分,10 ローラ体,13 管状布体,
17 毛束,17a 先端面,18 ブラシ主体,19
ブラシ柄,19a 先端部,22 把持板,23 ブ
ラシ部,
ーマル繊維の部分,10 ローラ体,13 管状布体,
17 毛束,17a 先端面,18 ブラシ主体,19
ブラシ柄,19a 先端部,22 把持板,23 ブ
ラシ部,
Claims (6)
- 【請求項1】 超極細繊維とノーマル繊維から成る複合
糸を用いて編織した布地から成ることを特徴とするブラ
シ用布材。 - 【請求項2】 超極細繊維から成る糸とノーマル繊維か
ら成る糸を用いて編織し、超極細繊維の部分とノーマル
繊維の部分とを有する布地から成ることを特徴とするブ
ラシ用布材。 - 【請求項3】 超極細繊維とノーマル繊維とを用いて不
織布化した布地から成ることを特徴とするブラシ用布
材。 - 【請求項4】 請求項1,2又は3記載のブラシ用布材
を用いて管状布体を形成し、前記管状布体をローラ体に
被覆してブラシ面としたことを特徴とするブラシ。 - 【請求項5】 請求項1,2又は3記載のブラシ用布材
を用いて毛束の周囲を囲み前記毛束の先端面が露出した
ブラシ主体をブラシ柄の先端部に設けたことを特徴とす
るブラシ。 - 【請求項6】 請求項1,2又は3記載のブラシ用布材
を把持板の先端部に貼着してブラシ部としたことを特徴
とするブラシ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000305803A JP2002112838A (ja) | 2000-10-05 | 2000-10-05 | ブラシ用布材及び該布材を用いたブラシ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000305803A JP2002112838A (ja) | 2000-10-05 | 2000-10-05 | ブラシ用布材及び該布材を用いたブラシ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002112838A true JP2002112838A (ja) | 2002-04-16 |
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ID=18786599
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2000305803A Withdrawn JP2002112838A (ja) | 2000-10-05 | 2000-10-05 | ブラシ用布材及び該布材を用いたブラシ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002112838A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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