JPH09111630A - 不織布製払拭シート - Google Patents
不織布製払拭シートInfo
- Publication number
- JPH09111630A JPH09111630A JP7294717A JP29471795A JPH09111630A JP H09111630 A JPH09111630 A JP H09111630A JP 7294717 A JP7294717 A JP 7294717A JP 29471795 A JP29471795 A JP 29471795A JP H09111630 A JPH09111630 A JP H09111630A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fibers
- ultrafine fibers
- wiping sheet
- extrafine
- hydrophilic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 着塵剤を含浸させることなく微細な塵埃を拭
き取ることができ、しかも、払拭シートとして適した強
度や厚みを備えた安価な不織布製払拭シートを提供する
ことにある。 【解決手段】 払拭シート1を、繊維径が10〜30μ
mの親水性の極細繊維2aと親油性の極細繊維2bとを
基材とし、これに繊維径が1〜9μmの超極細繊維3を
混合して空隙率の高い粗目状に形成する。
き取ることができ、しかも、払拭シートとして適した強
度や厚みを備えた安価な不織布製払拭シートを提供する
ことにある。 【解決手段】 払拭シート1を、繊維径が10〜30μ
mの親水性の極細繊維2aと親油性の極細繊維2bとを
基材とし、これに繊維径が1〜9μmの超極細繊維3を
混合して空隙率の高い粗目状に形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不織布からなる払
拭シートに関するものであり、さらに詳しくは、着塵能
力の優れた不織布製の払拭シートに関するものである。
拭シートに関するものであり、さらに詳しくは、着塵能
力の優れた不織布製の払拭シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、家具や床等を清掃するのに着塵
剤を含浸した不織布からなる払拭シートを使用すること
がある。このような払拭シートは、モップのヘッドに装
着したり、あるいは手で直接持ったりして清掃を行うも
ので、使い捨てタイプのものが多く出まわっている。し
かしながら、上記のような着塵剤を含浸した払拭シート
は、細かい塵埃を良く取り除くことができる反面、床等
に水滴等があると払拭効果が薄れてしまったりするな
ど、さまざまな欠点があった。一方、超極細の繊維で形
成した払拭シートも知られており、これによると着塵剤
を含浸させることなく微細な塵埃をも拭き取ることがで
きるが、超極細の繊維は高価であるため、払拭シートと
して適した強度及び厚さを確保しようとすると払拭シー
ト自体が高価になり、経済性を考慮すると使い捨て式の
ものには適さなかった。また、払拭シート自体が薄いた
め清掃時の使用感も悪かった。
剤を含浸した不織布からなる払拭シートを使用すること
がある。このような払拭シートは、モップのヘッドに装
着したり、あるいは手で直接持ったりして清掃を行うも
ので、使い捨てタイプのものが多く出まわっている。し
かしながら、上記のような着塵剤を含浸した払拭シート
は、細かい塵埃を良く取り除くことができる反面、床等
に水滴等があると払拭効果が薄れてしまったりするな
ど、さまざまな欠点があった。一方、超極細の繊維で形
成した払拭シートも知られており、これによると着塵剤
を含浸させることなく微細な塵埃をも拭き取ることがで
きるが、超極細の繊維は高価であるため、払拭シートと
して適した強度及び厚さを確保しようとすると払拭シー
ト自体が高価になり、経済性を考慮すると使い捨て式の
ものには適さなかった。また、払拭シート自体が薄いた
め清掃時の使用感も悪かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の技術的課題
は、着塵剤を含浸させることなく微細な塵埃を拭き取る
ことができ、しかも、払拭シートとして適した強度や厚
みを備えた安価な不織布製払拭シートを提供することに
ある。
は、着塵剤を含浸させることなく微細な塵埃を拭き取る
ことができ、しかも、払拭シートとして適した強度や厚
みを備えた安価な不織布製払拭シートを提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の不織布製払拭シートは、繊維径が10〜3
0μmである親水性の極細繊維と親油性の極細繊維とを
基材とし、これに繊維径が1〜9μmの超極細繊維を混
合して空隙率の高い粗目状に形成したことを特徴とする
ものである。また、本発明の好ましい例によれば、上記
不織布製の払拭シートは親水性の極細繊維を20〜40
%、親油性の極細繊維を30〜50%、超極細繊維を2
0〜40%の割合で混合して形成される。
め、本発明の不織布製払拭シートは、繊維径が10〜3
0μmである親水性の極細繊維と親油性の極細繊維とを
基材とし、これに繊維径が1〜9μmの超極細繊維を混
合して空隙率の高い粗目状に形成したことを特徴とする
ものである。また、本発明の好ましい例によれば、上記
不織布製の払拭シートは親水性の極細繊維を20〜40
%、親油性の極細繊維を30〜50%、超極細繊維を2
0〜40%の割合で混合して形成される。
【0005】上記構成の不織布製払拭シートは、極細繊
維に超極細繊維を混合して形成したので、該超極細繊維
によって着塵剤を含浸しなくても微細な塵埃、ダニや花
粉、細菌類の一部まで拭き取ることができる。また、極
細繊維を基材としているので、払拭シートとして必要な
強度や厚みを確保することができ、そのため、高価な超
極細繊維を使用していても払拭シートを安価に形成する
ことができる。
維に超極細繊維を混合して形成したので、該超極細繊維
によって着塵剤を含浸しなくても微細な塵埃、ダニや花
粉、細菌類の一部まで拭き取ることができる。また、極
細繊維を基材としているので、払拭シートとして必要な
強度や厚みを確保することができ、そのため、高価な超
極細繊維を使用していても払拭シートを安価に形成する
ことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明の一実施例
を示すもので、この払拭シート1は、繊維径が10〜3
0μmである親水性の極細繊維2aと、同様に繊維径が
10〜30μmである親油性の極細繊維2bとを基材と
し、それに繊維径が1〜9μmである親水性または親油
性の超極細繊維3を混合して、空隙率の高い粗目の不織
布状に形成したものである。
を示すもので、この払拭シート1は、繊維径が10〜3
0μmである親水性の極細繊維2aと、同様に繊維径が
10〜30μmである親油性の極細繊維2bとを基材と
し、それに繊維径が1〜9μmである親水性または親油
性の超極細繊維3を混合して、空隙率の高い粗目の不織
布状に形成したものである。
【0007】上記払拭シート1を製造する方法として
は、親水性の極細繊維2a及び親油性の極細繊維2bに
超極細繊維3を所要の割合で混合し、溶液状にしたもの
を網目状の部材で抄き、その上に万遍なく水を噴射する
ことによって繊維同士を絡みつかせる方法があるが、そ
れ以外の方法で製造することもできる。
は、親水性の極細繊維2a及び親油性の極細繊維2bに
超極細繊維3を所要の割合で混合し、溶液状にしたもの
を網目状の部材で抄き、その上に万遍なく水を噴射する
ことによって繊維同士を絡みつかせる方法があるが、そ
れ以外の方法で製造することもできる。
【0008】上記親水性の極細繊維2aは、レーヨン等
の天然繊維で形成され、一方親油性の極細繊維2bは、
ポリプロピレンやポリエステル等の合成繊維で形成され
る。また、上記親水性の極細繊維2aおよび親油性の極
細繊維2bは、繊維径が10〜30μmのものであれば
必ずしも同一径のものを使用する必要がなく、繊維径の
異なる繊維を混合して用いても良い。
の天然繊維で形成され、一方親油性の極細繊維2bは、
ポリプロピレンやポリエステル等の合成繊維で形成され
る。また、上記親水性の極細繊維2aおよび親油性の極
細繊維2bは、繊維径が10〜30μmのものであれば
必ずしも同一径のものを使用する必要がなく、繊維径の
異なる繊維を混合して用いても良い。
【0009】上記超極細繊維3は、微細な塵埃を拭き取
るのに効果を発揮するものであり、親水性の繊維であっ
ても親油性の繊維であってもよい。あるいは、親水性の
繊維と親油性の繊維との両方を混合したものであっても
よい。また、繊維径1〜9μmの範囲内であれば、繊維
径の異なるものを混在させてもよい。
るのに効果を発揮するものであり、親水性の繊維であっ
ても親油性の繊維であってもよい。あるいは、親水性の
繊維と親油性の繊維との両方を混合したものであっても
よい。また、繊維径1〜9μmの範囲内であれば、繊維
径の異なるものを混在させてもよい。
【0010】上記親水性の極細繊維2aと親油性の極細
繊維2b、および超極細繊維3を混合する割合は、同じ
であっても、異なっていてもよい。異なる割合で混合す
る場合には、親油性の極細繊維を若干多目に混合するの
が望ましい。具体的には、親水性の極細繊維2aを20
〜40%、親油性の極細繊維2bを30〜50%、超極
細繊維3を20〜40%、の割合で混合するのが望まし
く、中でも最も望ましくは、それぞれを30%:40
%:30%の割合で混合することである。しかし、上記
以外の割合で混合してもよい。
繊維2b、および超極細繊維3を混合する割合は、同じ
であっても、異なっていてもよい。異なる割合で混合す
る場合には、親油性の極細繊維を若干多目に混合するの
が望ましい。具体的には、親水性の極細繊維2aを20
〜40%、親油性の極細繊維2bを30〜50%、超極
細繊維3を20〜40%、の割合で混合するのが望まし
く、中でも最も望ましくは、それぞれを30%:40
%:30%の割合で混合することである。しかし、上記
以外の割合で混合してもよい。
【0011】上記構成を有する不織布製の払拭シート1
は、モップのヘッドに取り付けて使用したり、直接手で
持って使用する。この場合、該払拭シート1を繊維径1
0〜30μmの親水性及び親油性の極細繊維2a、2b
に、繊維径1〜9μmの超極細繊維3を混合して形成し
たので極細の親水性繊維2aと親油性繊維2bとによっ
て水性の汚れでも油性の汚れでも拭き取ることができる
ばかりでなく、超極細繊維3によって、着塵剤を含浸し
なくても微細な塵埃、あるいはダニや花粉、細菌の一部
まで拭き取ることができる。しかも、払拭シートとして
必要な強度や厚みは基材である極細繊維によって確保す
ることができるため、高価な超極細繊維を使用していて
も、使用感及び払拭性能の勝れた払拭シートを安価に形
成することができる。
は、モップのヘッドに取り付けて使用したり、直接手で
持って使用する。この場合、該払拭シート1を繊維径1
0〜30μmの親水性及び親油性の極細繊維2a、2b
に、繊維径1〜9μmの超極細繊維3を混合して形成し
たので極細の親水性繊維2aと親油性繊維2bとによっ
て水性の汚れでも油性の汚れでも拭き取ることができる
ばかりでなく、超極細繊維3によって、着塵剤を含浸し
なくても微細な塵埃、あるいはダニや花粉、細菌の一部
まで拭き取ることができる。しかも、払拭シートとして
必要な強度や厚みは基材である極細繊維によって確保す
ることができるため、高価な超極細繊維を使用していて
も、使用感及び払拭性能の勝れた払拭シートを安価に形
成することができる。
【0012】
【発明の効果】以上に詳述したように本発明の不織布製
払拭シートによれば、繊維径10〜30μmの親水性及
び親油性の極細繊維に、繊維径1〜9μmの超極細繊維
を混合して形成したので、着塵剤を含浸させなくても超
極細繊維によって微細な塵埃を確実に拭き取ることがで
きる。また、極細繊維を基材としているので、払拭シー
トとして必要な強度や厚みを確実に確保することがで
き、高価な超極細繊維を使用していながら、使用感及び
払拭性能に勝れた払拭シートを安価に形成することがで
きる。
払拭シートによれば、繊維径10〜30μmの親水性及
び親油性の極細繊維に、繊維径1〜9μmの超極細繊維
を混合して形成したので、着塵剤を含浸させなくても超
極細繊維によって微細な塵埃を確実に拭き取ることがで
きる。また、極細繊維を基材としているので、払拭シー
トとして必要な強度や厚みを確実に確保することがで
き、高価な超極細繊維を使用していながら、使用感及び
払拭性能に勝れた払拭シートを安価に形成することがで
きる。
【図1】本発明に係る払拭シートの一実施例を示す平面
図である。
図である。
【図2】図1の払拭シートの要部拡大断面図である。
1 払拭シート 2a 親水性の極細繊
維 2b 親油性の極細繊維 3 超極細繊維
維 2b 親油性の極細繊維 3 超極細繊維
Claims (2)
- 【請求項1】繊維径が10〜30μmである親水性の極
細繊維と親油性の極細繊維とを基材とし、これに繊維径
が1〜9μmの超極細繊維を混合して空隙率の高い粗目
状に形成したことを特徴とする不織布製払拭シート。 - 【請求項2】親油性の極細繊維を20〜40%、親油性
の極細繊維を30〜50%、超極細繊維を20〜40%
の割合で混合して形成したことを特徴とする請求項1に
記載の不織布製払拭シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7294717A JPH09111630A (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | 不織布製払拭シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7294717A JPH09111630A (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | 不織布製払拭シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09111630A true JPH09111630A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17811400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7294717A Pending JPH09111630A (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | 不織布製払拭シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09111630A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9974700B2 (en) | 2013-03-15 | 2018-05-22 | The Procter & Gamble Company | Absorbent articles with nonwoven substrates having fibrils |
US11090407B2 (en) | 2017-03-09 | 2021-08-17 | The Procter & Gamble Company | Thermoplastic polymeric materials with heat activatable compositions |
US11110013B2 (en) | 2014-09-10 | 2021-09-07 | The Procter & Gamble Company | Nonwoven webs with hydrophobic and hydrophilic layers |
US11129919B2 (en) | 2016-03-09 | 2021-09-28 | The Procter & Gamble Company | Absorbent article with activatable material |
-
1995
- 1995-10-18 JP JP7294717A patent/JPH09111630A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9974700B2 (en) | 2013-03-15 | 2018-05-22 | The Procter & Gamble Company | Absorbent articles with nonwoven substrates having fibrils |
US10016319B2 (en) | 2013-03-15 | 2018-07-10 | The Procter & Gamble Company | Absorbent articles with nonwoven substrates having fibrils |
US10993855B2 (en) | 2013-03-15 | 2021-05-04 | The Procter & Gamble Company | Absorbent articles with nonwoven substrates having fibrils |
US11110013B2 (en) | 2014-09-10 | 2021-09-07 | The Procter & Gamble Company | Nonwoven webs with hydrophobic and hydrophilic layers |
US11129919B2 (en) | 2016-03-09 | 2021-09-28 | The Procter & Gamble Company | Absorbent article with activatable material |
US11090407B2 (en) | 2017-03-09 | 2021-08-17 | The Procter & Gamble Company | Thermoplastic polymeric materials with heat activatable compositions |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040210 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040406 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040511 |