JP2002112047A - カラー画像形成装置およびその形成方法 - Google Patents

カラー画像形成装置およびその形成方法

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JP2002112047A JP2000298466A JP2000298466A JP2002112047A JP 2002112047 A JP2002112047 A JP 2002112047A JP 2000298466 A JP2000298466 A JP 2000298466A JP 2000298466 A JP2000298466 A JP 2000298466A JP 2002112047 A JP2002112047 A JP 2002112047A
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Satoshi Tsuda
諭 津田
Osamu Ide
収 井出
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Fuji Xerox Co Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/52Circuits or arrangements for halftone screening

Abstract

(57)【要約】 【課題】 4色のディジタルスクリーンセットにおける
従来モアレに加えて、電子写真画像特有のパイルハイト
モアレの低周波数域での発生を抑制する。 【解決手段】 電子写真方式のカラー画像形成装置にお
いて、画像処理部12における中間調生成手段(比較部
125と記憶部126)および走査信号形成部128の
少なくとも一方により、シアン、マゼンタおよび黒のト
ナー像に対応する3つの網点パターンのスクリーン角度
の差を略25度〜略40度の角度範囲、好ましくは30
度に設定し、さらにイエローのトナー像に対応する第1
の網点パターンのスクリーン角度と、シアン、マゼンタ
および黒のいずれか1色のトナー像に対応する第2の網
点パターンのスクリーン角度とを等しくし、かつ第1の
網点パターンのスクリーンの位相を第2の網点パターン
のスクリーンの位相と略150度〜略210度、好まし
くは略180度だけ異ならせるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像形成装
置およびその形成方法に関し、特に電子写真方式の複写
機やプリンタ、FAX等のカラー画像形成装置および電
子写真方式でカラー画像を形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタル電子写真方式でカラー
画像を作製する場合に、以下のようにして行っている。
まず、画像処理過程において、例えばスキャナ、ディジ
タルカメラ、コンピュータグラフィックスなどで作成さ
れた、例えばR(赤)G(緑)B(青)表示系の色信
号、L***表示系の色信号、シアン(C)マゼンタ
(M)イエロー(Y)黒(K)表示系の色信号等の入力
画像信号を、カラー画像形成装置の色と階調再現特性に
合わせて好ましく補正されたシアン、マゼンタ、イエロ
ーおよび黒の出力画像信号に変換する。ただし、装置に
よっては、黒の出力画像信号に変換しない場合もある。
【0003】次に、上記画像処理過程から出力された画
像信号を、レーザー光源、LED等を光源とする走査出
力装置(ROS;Raster Output Scanner)に入力して、
感光体上を走査しつつ露光する。これにより、感光体表
面には走査露光パターンに応じた電荷密度分布(潜像)
が形成される。そして、この潜像を例えばあらかじめキ
ャリア粒子と混合されて帯電したトナー粒子によって現
像する。つまり、潜像の像様にトナーの付着量が変化す
ることで、単色のトナー像が形成される。
【0004】カラー画像を形成する場合、シアン、マゼ
ンタ、イエローの3色またはこれに黒を加えた4色のト
ナー像を重ねることが必要となる。このカラー画像を形
成する方式として、従来、次のような方式が知られてい
る。すなわち、
【0005】感光体上で単色のトナー像形成を色数だ
け行ない重ねて、これを一括で白色支持体に転写するこ
とで白色支持体上にカラー画像を形成する方式 あらかじめ感光体と対向する転写ドラム等に巻きつけ
られた白色支持体に、感光体上に作られた単色像を1色
ずつ転写し、これを色数だけ繰り返すことで白色支持体
上にカラー画像を形成する方式 感光体と対向する中間転写ドラムや中間転写ベルト等
に感光体上に作られた単色像を1色ずつ転写し、これを
色数だけ繰り返して、中間転写ドラムまたは中間転写ベ
ルト上に一旦カラー画像を形成して、これを再度白色支
持体に転写することで白色支持体上にカラー画像を形成
する方式 などが知られている。
【0006】そして、白色支持体上に形成されたカラー
トナー像を、加熱ロールや加熱ベルトを有する定着装置
で白色支持体に加熱定着することによってカラー画像が
得られる。以上説明した一連の手順を経ることで、入力
画像信号に応じたカラー画像が形成される。ここで、各
色のトナー像のパターンは感光体上の潜像によって決定
される。
【0007】ところで、画像処理過程からの出力画像信
号の強度に応じて潜像パターンを変調する方法、即ち階
調再現方法には、光源の強度を一定として光源を点滅さ
せ、これを走査することで2値の露光パターンを作り、
この面積率を変調する面積変調方式や、強度を変調した
光源を走査する濃度変調方式や、これら2つを組み合わ
せた変調方式の3つが用いられる。
【0008】電子写真では、面積変調方式が用いられる
ことが多い。この場合、網点や万線等に代表されるよう
な周期構造をもつスクリーンを使って、出力画像信号の
強度に応じて網点の大きさや線幅を変調することで階調
再現を行うことが知られている。一般に、この周期構造
の方向をスクリーン角度、空間周波数をスクリーン線数
と呼ぶ。ここで、粒状性や階調再現の安定性などの観点
から網点スクリーンが好ましいことが、Japan H
ardcopy’99(P303)で紹介されている。
【0009】網点スクリーンを使った階調再現における
2値化手法として、ディザ法(Dither Meth
od)が広く利用される。この場合、複数の画素からな
るマトリックスを周期的に配列してスクリーン構造を作
る。また、マトリックス内の各画素のON/OFFは、
出力画像信号と画素のON/OFFとの対応を記述する
ディザマトリックスあるいは閾値マトリックス等と称さ
れる変換テーブルと出力信号とを比較して決定される。
そして、複数の隣接画素をON/OFFすることで網点
を生成し、その網点の大きさによって階調再現を行う。
【0010】このため、階調段数は一つのマトリックス
を構成する画素数に一致し、マトリックスの周期構造に
よってスクリーンの角度および線数が決まる。さらに、
画像形成工程のうち、現像工程および転写工程を踏まえ
ると、ディジタルスクリーン方式の中でも、組織的ディ
ザ法のドット集中型が有効であることが知られている
(例えば、刊行物「電子写真学会誌」Vol.25,N
0.1,31ページ(1981)参照)。
【0011】一般に、網点スクリーンの場合、基準マト
リックスに対して、4つの隣接マトリックスをもつ。網
点スクリーンにはさらに、基準マトリックスと隣接マト
リックスの重心間を結ぶベクトルの長さが全て等しく、
かつ4つのベクトルが直交する直交スクリーンと、4つ
のベクトルの2組の長さが等しく角度が180度ずれた
ベクトルに分けられ、その2組のベクトルが直交しない
斜交スクリーンの2つがある。
【0012】電子写真方式では、レーザービームのサイ
ズや出力速度の観点から、限られた画素数で閾値マトリ
ックスを構成しなければならないため、印刷等と比べて
階調段数もしくは線数を充分確保することはできず、ま
たスクリーン角度の自由度も低い。また、各色の画像を
順次重ねるが、この際に位置合わせ誤差を生じやすいた
め、色変動を起こしやすい。このため、一般的には、各
色のスクリーン角度を異ならせることが好ましい。しか
し、この場合、各色のスクリーンの干渉によって、視覚
的に認知しやすい低周波数のモアレが起こる。
【0013】図12に、従来の産業用の印刷装置等で広
く普及しているシアン、マゼンタ、イエローおよび黒の
各スクリーン角の組み合わせを示す。図12に示される
ように、従来は、上述したモアレの空間周波数を高くし
て、モアレを目立たなくするために、4色のスクリーン
角について、イエローYが0度、シアンC(または、マ
ゼンタM)が15度、黒Kが45度、マゼンタM(また
は、シアンC)が75度に設定される。
【0014】白地に印刷する場合、イエローは、他の色
に比較して人間の目にとって目立ちにくいことから、イ
エロー以外のシアン、マゼンタ、黒のスクリーン角をそ
れぞれ30度ずつずらし、イエローのスクリーン角は、
シアン、マゼンタのものに対して15度ずらして設定さ
れる。
【0015】しかしながら、前述したように、電子写真
方式の場合には、スクリーン角の差を正確に±15度、
±30度に設定することが不可能である。このため、実
際の装置では、文献:「エレクトロニックハーフトーニ
ン」(梶光男著,日本印刷学会誌第28巻第1号)に詳
しく述べられているように、できるだけ±15度、±3
0度に近い有理正接値を選んで閾値マトリックスを設定
している。
【0016】ところが、理想的なシアン、マゼンタ、イ
エローの角度差±30度とのずれによって、3色が重な
った部分に極めて低い周波数のモアレを生じてしまう。
電子写真方式の場合、イエローと他の色とのスクリーン
の角度差を約15度に設定すると、顕著な低周波数のモ
アレを生じる。
【0017】この低周波数域のモアレの問題を解決する
ために、従来、種々の技術が提案されている。まず、第
1従来技術として、低周波数のモアレが発生する画像領
域では、黒トナーによる墨加刷が行われないように制御
する技術(特開平11−252388号公報参照)が提
案されている。この第1従来技術は、スクリーンの重ね
合わせによるモアレの発生状態をあらかじめ測定してお
き、入力画像に応じたシアン、マゼンタ、イエロー、黒
の各画像信号を作成する色分解手段において、モアレが
発生しない色領域についてだけ墨加刷を行うというもの
である。
【0018】また、第2従来技術として、各色の網点の
スクリーン角を、略90度/4(=22.5度)ずつず
らすように画像再生信号を生成することにより、イエロ
ーYとマゼンタM間のスクリーン角を従来の15度より
も離して肌色の領域でのモアレ縞が強調されるのを抑制
するようにした技術(特開2000−85187号公報
参照)が提案されている。
【0019】さらに、3色の直交スクリーンを重ねてカ
ラー画像を作成する場合のディジタルスクリーンセット
において、第1,第2のスクリーンの重ね合わせによ
り、それらの対称軸上に発生するモアレスペクトル成分
と同一の角度および周期をもつ第3のスクリーンを用い
ることで、視覚的に認識しやすい低周波数域にモアレの
ない画像を作成するようにした技術(特開平7−926
59号公報参照)が提案されている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た第1従来技術では、シアン、マゼンタ、黒のモアレに
については防ぐことができるが、イエローと他の2色
(シアン、マゼンタ)に対しては規定されていないた
め、イエローのスクリーンとの重ね合わせによって、視
覚的には目立たないものの、低周波数域に低コントラス
トなモアレを生じる。また、第2従来技術では、シア
ン、マゼンタ、黒の角度差も22.5度となるため、前
述した30度の角度差のものと比較して、低周波数域に
モアレを生じる。さらに、第3従来技術では、3色のデ
ィジタルスクリーンセットを対象としているので、4色
のディジタルスクリーンセットにおけるモアレを抑制す
ることはできない。
【0021】ところで、本出願の発明者は、電子写真方
式の場合、2つのスクリーンが重なった部分の反射率の
非線型性に起因して起こる低周波数のモアレ(以下、こ
れを従来モアレと称す)に加えて、粒子サイズの大きな
粉体トナーを用いたことに起因するモアレ(以下、これ
をパイルハイトモアレと称す)が生じることに気付い
た。すなわち、電子写真画像の場合は、粒子サイズの大
きなトナーを敷き詰めるため、単色像のトナー層厚みが
厚いが、複数の色のスクリーンが重なった部分ではさら
にトナー付着量が増えてトナー層が厚くなるため、画像
表面にトナ一層厚みの差による凹凸構造をもつ。この構
造は従来モアレと同様の周期構造を持ち、表面反射率の
周期的な変動をもたらす。これもモアレとして認識され
る。
【0022】印刷などの場合には、この凹凸構造は可視
光の波長と比べて同程度であるためにパイルハイトモア
レを起こさない。したがって、紙との色の差を視覚的に
検出しにくいイエローのスクリーンと他の色とのスクリ
ーンの角度差を約15度に設定することで起こる低周波
数のモアレのコントラストは低く、視覚的にはほとんど
認識されない。しかし、電子写真方式の場合には、イエ
ローのスクリーンと他の色のスクリーンとの角度差を約
15度に設定して起こる低周波数のモアレ成分は、上述
したパイルハイトモアレが加わるため、比較的に大きな
コントラストとなって現れる。
【0023】そこで、本発明は、第1従来技術で問題と
なっているモアレ、即ちイエローとの重ね合わせによっ
て低周波数域に生じる低コントラストなモアレに加え
て、電子写真画像特有のパイルハイトモアレの低周波数
域での発生を抑制し得るカラー画像形成装置およびその
形成方法を提供することを第1の目的とする。
【0024】本発明はさらに、4色のディジタルスクリ
ーンセットにおける従来モアレに加えて、電子写真画像
特有のパイルハイトモアレの低周波数域での発生を抑制
し得るカラー画像形成装置およびその形成方法を提供す
ることを第2の目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明では、入力画像データに対応する出力
画像をシアン、マゼンタ、イエロー、黒の4色の顔料を
用いて記録媒体上に形成するカラー画像形成装置におい
て、イエローの色画像データに対応する第1の出力画像
のスクリーン角度を、シアン、マゼンタおよび黒のいず
れか1色の色画像データに対応する第2の出力画像のス
クリーン角度と同一になるようにするとともに、第1の
出力画像のスクリーンの位相を第2の出力画像のスクリ
ーンと略150度以上、略210度以下だけ異ならせる
ようにする。
【0026】上記第2の目的を達成するために、本発明
では、シアン、マゼンタおよび黒の色画像データに対応
する3つの出力画像のスクリーン角度の差を略25度以
上略40度以下の範囲に設定した上で、上記の条件を満
足するように、第1,第2の出力画像のスクリーン角度
と、第1,第2の出力画像のスクリーンの位相関係とを
設定するようにする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0028】図1は、本発明の一実施形態に係るカラー
画像形成装置、例えばディジタル電子写真方式のカラー
複写機を示す概略構成図である。ただし、本発明は、複
写機への適用に限定されるものではなく、プリンタやF
AXなど電子写真方式のカラー画像形成装置全般に適用
可能である。
【0029】本実施形態に係るカラー複写機は、スキャ
ナ部11、画像処理部12、ROS光学系13、ポリゴ
ンミラー14、感光体15、帯電器16、ロータリー現
像機17、転写ドラム18および定着器19などを具備
する構成となっている。ここで、スキャナ部11は、プ
ラテンガラス上に載置された原稿を読み取り、その読み
取った画像信号を例えばRGB表示系の8ビットの多値
画像信号として画像処理部12に供給する。
【0030】なお、ここでは、カラー複写機への適用を
前提としていることから、スキャナ部11で得た画像信
号を画像処理部12に入力する構成としたが、カラープ
リンタやカラーFAXなどのカラー画像形成装置の場合
には、画像処理部12に対して外部の画像信号入力部か
ら画像信号が入力されることになる。また、入力される
画像信号は、RGB表示系の色信号に限られるものでは
なく、L***表示系の色信号や、CMYK表示系の
色信号であっても良い。
【0031】画像処理部12は、入力された画像信号に
対して色変換、色補正、空間周波数補正、墨入れ処理等
の各種の処理を施し、さらに中間調画像信号を形成する
とともに、ページ開始信号および/または走査開始信号
に同期して、1走査線ごとにROS光学系13の解像度
に同調した2値のパルス幅変調の走査画像信号として出
力する。この画像処理部12の具体的な構成の一例を図
2に示す。
【0032】図2において、入力されたRGBの画像信
号は、明度色度分離部121で明度信号と色度信号に分
離された後、色補正部122で色補正処理され、さらに
墨加刷・下地除去部123で墨入れ処理等が施されるこ
とにより、CMYKの600dpi相当の画像信号に色
分解される。このCMYKの画像信号は、空間補正部1
24で空間周波数補正が行われて比較部125に供給さ
れる。
【0033】比較部125は記憶部126と共に、後述
する2値化された網点パターン形状の中間調画像信号を
1色ずつ生成するための中間調生成手段を構成してい
る。すなわち、この中間調生成手段では、入力される画
像信号と記憶部126に記憶されている後述する変換テ
ーブルとを比較部125で比較し、その比較結果に基づ
いて各々の画素のON/OFFを制御することにより、
スクリーンの周期構造をもつ中間調画像信号が作られ
る。
【0034】記憶部126には、後述する好ましい周期
構造を有する網点パターン画像を作成するための変換テ
ーブル、即ち画像信号に応じてマトリックス内の画素の
ON/OFF順次駆動方式を示す閾値マトリックスと、
複数のマトリックスの作る周期構造を記述する情報とが
テーブルとして記憶されている。
【0035】比較部125および記憶部126からなる
中間調生成手段で生成された中間調画像信号は、イメー
ジバッファ127に一旦貯えられる。なお、このイメー
ジバッファ127を含めて中間調生成手段としても良
い。走査信号形成部128は、イメージバッファ127
に一旦貯えられた中間調画像信号を、ページ開始信号お
よび/または走査開始信号と同期させて、パルス幅変調
された2値の走査画像信号として出力する。
【0036】再び図1において、画像処理部12から出
力される2値の走査画像信号はROS光学系13に与え
られる。ROS光学系13には、露光手段として光源1
31が、さらに結像手段としてコリメータレンズ13
2、fθレンズ133およびシリンドリカルレンズ13
4が設けられている。光源131としては、レーザー光
源、LED等のそれ自体公知のものを用いることができ
る。ここでは、一例として、レーザー光源を用いるもの
とする。
【0037】このROS光学系13において、レーザー
駆動回路135は、画像処理部12から与えられる2値
の走査画像信号に応じて、レーザービームを点滅するた
めのレーザー駆動信号を発生し、レーザー光源131を
点滅駆動する。そして、このレーザー光をコリメータレ
ンズ132、fθレンズ133、シリンドリカルレンズ
134等の光学系で感光体15上に結像する。ここで、
感光体15上に結像される光線束の大きさは画素サイズ
と同じ程度の大きさであることが好ましく、また感光体
15上のすべての場所で同程度の大きさに結像されるこ
とが好ましい。
【0038】感光体15上に結像されるレーザー光線
は、ポリゴンミラー14によって感光体15上を主走査
方向に走査される。このとき、最終的に、後述する支持
体上に形成される画像の位置と感光体15の位置とを同
期させることが必要となる。ここで、ポリゴンミラー1
4は、従来から使われている走査手段であり、前述した
走査開始信号を生成する。この走査開始信号に同期させ
て、画像処理部12の走査信号形成部128(図2参
照)から2値の走査画像信号が出力される。
【0039】感光体15は、後述する好ましい網点パタ
ーンの静電潜像を形成するために、図示せぬ駆動手段に
よって副走査方向に駆動される。感光体15が円筒形状
をしている場合には、その中心軸を中心としてモーター
等によって駆動することが好ましく、網点スクリーンの
周期構造をもたらす感光体面の速度変動を軽減するとい
う観点から、駆動手段としてサーボ付きのモーターを用
いるのが好ましい。
【0040】帯電器16は、感光体15を露光する前
に、あらかじめ感光体15を帯電させるためのものであ
る。この帯電器16としては、帯電コロトロンや帯電ロ
ールなどの公知のものを使うことができるが、感光体1
5上の全域に亘って均一な帯電電位を得る目的から、帯
電コロトロン前面にグリッドやワイヤー電極を設けたス
コロトロン帯電器が好ましい。
【0041】ロータリー現像機17は、静電潜像の像様
に体積平均粒径1μm以上15μm以下のシアン、マゼ
ンタ、イエローおよび黒の4色のトナー(顔料)を付着
させるためのトナー像現像手段である。ここで、トナー
としては公知のものを利用できるが、体積平均粒径1μ
m以上15μm以下であることが必要である。何故なら
ば、トナー粒径が1μm未満となると背景かぶりのない
均一な画像を得ることが難しくなり、15μmを越える
とハイライト部の網点を安定な大きさに再現することが
できず、どちらも画像の滑らかさや粒状性を損なうこと
になる。
【0042】ロータリー現像機17、即ちトナー像現像
手段では、静電潜像の電荷分布に忠実に、帯電したトナ
ー粒子を付着させる処理が行われる。このトナー像現像
手段としては、非磁性2成分現像、磁性1成分現像、非
磁性1成分現像など公知の現像装置を使うことができ
る。ここで、静電潜像の電荷分布に忠実にという観点か
ら、非磁性2成分現像が好ましい。
【0043】転写ドラム18は、トナー像を白色支持体
に転写するためのものである。ここで、白色支持体と
は、CIEの定めるL***をX−rite968
(X−rite社製)を用いて、D50/2度視野条件
下で測ったときのL*が80以上で、かつC*(a*自乗
とb*自乗の和の平方根)が10以下であるという特性
をもつ30〜300μm程度の厚みの白色の紙またはフ
ィルムを意味する。
【0044】ここでは、転写ドラム18を転写手段とし
て用いるとしたが、これに限られるものではなく、転写
手段としては、感光体15に支持体を挟んで対向する転
写コロトロンや転写ロールに電圧を加えて、静電気力に
よって感光体15上のトナー像を白色支持体上に転写す
る機能を有する公知の装置を使うことができる。
【0045】本実施形態に係るカラー複写機において
は、カラー画像を作るために4色のトナー像を白色支持
体上に転写するが、これには、白色支持体を挟んで置か
れている転写コロトロンや転写ロールで感光体15上に
形成された4色の像を一括に白色支持体に転写する手段
や、転写コロトロンや転写ロールを裏面に備える転写ド
ラムや転写ベルトにあらかじめ白色支持体を吸着して、
この白色支持体に現像トナー像を1色ずつ4回転写する
手段や、転写コロトロンや転写ロールを裏面に備える中
間体ロールや中間体ベルトに一色ずつ順次転写した後
に、中間体ロールや中間体ベルトと白色支持体を挟んで
対向する転写コロトロンや転写ロールを使って支持体上
に転写する手段を使うことも好ましい。
【0046】定着器19は、粉体のトナー粒子と前記白
色支持体とを接着するためのものである。この定着器1
9としては、熱ロール定着装置、オーブン定着装置、ラ
ジアント定着装置、圧力定着装置などの公知の手段を用
いることができる。
【0047】次に、上記構成の本実施形態に係るカラー
複写機の動作について説明する。ここで、カラー画像を
形成する画素サイズは、スクリーンジェネレータの構
成、ポリゴンミラー14の回転数、感光体15の表面の
移動速度で決まるが、主走査方向4800dpi、副走
査方向1200dpiとする。また、直交スクリーンを
用いるので、有理正接値の基本単位は1200dpiと
なる。ただし、直交スクリーンに限定されるものではな
く、傾斜スクリーンにも適用可能である。
【0048】先ず、スキャナ部11で原稿画像を読み取
ることにより、画像処理部12に対してスキャナ部11
から画像信号が入力される。画像処理部12は、入力さ
れる画像信号に対して色変換、色補正、空間周波数補
正、墨入れ処理等の処理を施して、シアン、マゼンタ、
イエロー、黒の600dpi相当の画像信号に色分解す
る。
【0049】この画像信号処理部12ではさらに、比較
部125および記憶部126からなる中間調生成手段に
おいて、後述する2値化された網点パターン形状の中間
調画像信号が1色ずつ生成される。すなわち、比較部1
25において、記憶部126に記憶されている変換テー
ブルと画像信号とを比較して、各々の画素のON/OF
Fを制御することにより、スクリーンの周期構造をもつ
中間調画像信号が生成される。
【0050】この中間調画像信号をイメージバッファ1
27に一旦貯え、ページ開始信号および/または走査開
始信号に同期して、1走査線ごとにROS光学系13の
解像度に同調した2値のパルス幅変調の走査画像信号と
して、ROS光学系13のレーザー駆動回路135に出
力する。レーザー駆動回路135は走査画像信号に応じ
て、レーザー光源131を点滅制御する。そして、この
レーザー光源131から発せられるレーザー光をコリメ
ータレンズ132、fθレンズ133、シリンドリカル
レンズ134等の光学系で感光体15上に結像し、ポリ
ゴンミラー14によって感光体15上を主走査する。
【0051】感光体15は円筒形状をしており、感光体
表面の速度が160mm/secとなるように、サーボ
モーターを駆動源としてその中心軸を中心に回転してい
る。感光体15は、あらかじめスコロトロン帯電器16
により表面電位が−700V程度になるように均一に帯
電されている。ここに、レーザービームを照射して、露
光部の電位を低下させることによって静電潜像が作られ
る。ここで、レーザー光源131の光量は、全面露光さ
れたときの表面電位が−200Vになるように調整され
ている。
【0052】この静電潜像はロータリー現像機17に配
置された4色の2成分現像器の一つによって現像され
る。現像ロール表面には、9kHz、1kVp-pのAC
成分と−500VのDC成分の現像バイアスを印加す
る。また、現像剤としては、各色とも平均粒径7μmの
トナーと、50μmの磁性コア粒子にコート皮膜を設け
たキャリアを混ぜたものを使用する。ここで、全面露光
した際の単位面積当たりの現像トナー重量が約50g/
2となるように、トナーとキャリアの混合比率は調整
されている。
【0053】感光体15上に現像された現像トナー像
は、転写ドラム18の裏面に備わる転写コロトロンを用
いて転写ドラム18にあらかじめ静電吸着された白色支
持体に1色ずつ転写される。シアン、マゼンタ、イエロ
ーおよび黒のトナー像を白色支持体へ順次転写し、白色
支持体上に4色のトナー像を転写した後に、転写ドラム
18から記録紙を剥離する。そして、定着器19によっ
てトナー像を加熱溶融させて白色支持体と接着する。こ
うして得られた画像の単色ソリッド部におけるトナー層
厚み、即ちパイルハイトは約4μm程度となる。
【0054】以上説明したカラー複写機に代表される本
実施形態に係る画像形成装置では、画像処理部12にお
ける中間調生成手段(比較部125と記憶部126)お
よび走査信号形成部128の少なくとも一方において、
シアン、マゼンタおよび黒のトナー像に対応する3つの
網点パターンの角度差を略25度〜略40度の範囲、好
ましくは略30度とし、さらにイエローのトナー像に対
応する第1の網点パターンのスクリーン角度と、シア
ン、マゼンタおよび黒のいずれか1色のトナー像に対応
する第2の網点パターンのスクリーン角度とを等しく
し、かつ第1の網点パターンのスクリーンの位相を第2
の網点パターンのスクリーンの位相と略150度から略
210度、好ましくは略180度だけ異ならせるように
する。
【0055】このように、シアン、マゼンタおよび黒の
トナー像を形成するための3つの網点パターンの角度差
の範囲、第1,第2の網点パターンのスクリーン角度お
よび第1,第2の網点パターンのスクリーンの位相関係
を、上記の条件を満足するように設定することにより、
所期の目的、即ち低周波数の従来モアレに加えて、パイ
ルハイトモアレのない画像を形成するという目的を達成
することができる。
【0056】すなわち、イエローのトナー像が白色支持
体上に形成された場合、この網点は視覚的に認識しにく
いため、装置の速度変動等に起因する色変動は視覚的に
はほとんど感じられない。また、イエローのトナー像と
他の色のトナー像が作るモアレは視覚的に見えやすい低
周波数域に生じないため、電子写真装置固有の問題点で
あるパイルハイトモアレも視覚的には検出されない。
【0057】なお、本実施形態では、シアン、マゼンタ
および黒のトナー像に対応する3つの網点パターンの角
度差の範囲、第1,第2の網点パターンのスクリーン角
度および第1,第2の網点パターンのスクリーンの位相
関係が、上記の条件を同時に満足する場合を例に採って
説明したが、これは最も好ましい形態であり、これに限
られるものではない。
【0058】すなわち、イエローのトナー像に対応する
網点パターンのスクリーン角度が、シアン、マゼンタお
よび黒のいずれか1色のトナー像に対応する第2の網点
パターンのものと同じで、かつイエローのトナー像に対
応する第1の網点パターンのスクリーンの位相を第2の
網点パターンのスクリーンの位相と150度以上、21
0度以下だけ異ならせる形態を採ることも可能である。
【0059】この形態を採った場合にも、パイルハイト
モアレの発生を抑制することができることに加えて、特
にイエローのトナー像に対応する第1の網点パターンの
スクリーンの重ね合わせによって低周波数域に生じる低
コントラストなモアレの発生を抑制できる。イエロー単
体のトナー像が作る周期構造そのものは視覚的には目立
たないものの、他の色のトナー像との重ね合わせによっ
て低周波数域に生じる低コントラストなモアレの発生を
積極的に抑制することで、より高画質の画像形成が可能
となる。
【0060】ここで、スクリーンの位相Φは、スクリー
ンセルの重心にデルタ関数を立てた画像を想定し、これ
をフーリエ変換して得た主要スペクトルの実数成分Rと
虚数成分Iの比率から、以下の式で求められる。 Φ=tan-1(I/R)
【0061】以下に、上記のスクリーン構造を達成する
ための具体的な実施例について説明する。
【0062】[実施例1]実施例1では、網点パターン
の配列が上記の範囲になるように、即ちシアン、マゼン
タおよび黒のトナー像に対応する3つの網点パターンの
角度差が略25度以上略40度以下の範囲、好ましくは
略30度になるように、中間調生成手段の記憶部126
に格納するデータを設定する。
【0063】また、スクリーン角度が上記の範囲に収ま
るように、即ち第1,第2の網点パターンのスクリーン
角度が等しくなるように、記憶部126に格納するスク
リーンセルの配列情報を設定する。このとき、スクリー
ン線数についても、第1,第2の網点パターン間で等し
くなるように設定する。さらに、比較部125におい
て、第1の網点パターンと第2の網点パターンの位相が
上記の範囲に入るように、即ち第1の網点パターンのス
クリーンの位相が第2の網点パターンのスクリーンの位
相と略150度以上、略210度以下、好ましくは略1
80度だけ異なるように設定する。
【0064】なお、第1,第2の網点パターンのスクリ
ーン角度と線数、および第1,第2の網点パターンのス
クリーンの位相関係については、スクリーン線数と角度
が上記の範囲に収まるように、記憶部126に格納する
スクリーンセルの配列情報を設定し、走査信号形成部1
28において、第1の網点パターンと第2の網点パター
ンの位相が上記の範囲に入るように設定することも可能
である。また、スクリーン線数については必須の条件で
はない。
【0065】この場合、走査信号形成部128におい
て、例えば白色支持体位置に対して、イエローのトナー
像に対応するページ開始信号と走査開始信号を発するタ
イミングを、シアン、マゼンタおよび黒のいずれか1色
のトナー像に対応するものと変える設定をすることで、
イエローと黒のトナー像に対応するスクリーンの位相が
所望の範囲に入るように調節することができる。
【0066】ここで、好ましくは、第2の網点パターン
が黒のトナー像に対応するのが良い。何故ならば、黒の
トナー像とイエローのトナー像が重なったときの反射率
と並置したときの反射率との差が、シアンのトナー像と
イエローのトナー像およびマゼンタのトナー像とイエロ
ーのトナー像の組み合わせの場合の差と比べて小さいた
め、装置の速度変動等で2つのトナー像がずれたときに
生ずる色変化を小さくでき、好ましい画像を得ることが
できる。
【0067】また、イエローまたは黒のスクリーンの主
要スペクトルのうちの1つ、好ましくは最も大きいスペ
クトルを示している1つが、シアンのスクリーンの主要
スペクトルのうちの1つ、好ましくは最も大きいスペク
トルを示している1つと、マゼンタのスクリーンの主要
スペクトルのうちの1つ、好ましくは最も大きいスペク
トルを示している1つとの差分スペクトルと同じである
ことが好ましい。
【0068】ここで、主要スペクトルとは、以下のこと
を意味する。すなわち、スクリーンの周期構造はスクリ
ーンセルを繰り返して配列することによって作られる
が、このスクリーンセルの重心位置にデルタ関数を立て
た画像を想定し、この画像をフーリエ変換して得たスペ
クトルのうちで、DC成分を除いて最も低周波数域に強
く表れる基本的なスペクトルが、主要スペクトルの意味
するものである。
【0069】このスペクトルは、二次元の周波数空間座
標(u軸、v軸)上で表記されるが、スペクトル成分に
は、基本スクリーンセルによる強いスペクトル成分と共
に、そのスペクトルのn倍の周波数のところに弱い高調
波のスペクトルをもつ。すなわち、主要スペクトルと
は、上記の強いスペクトル成分を意味する。この主要ス
ペクトル成分は、ある1つのスクリーンセルの重心と、
その最隣接セルの重心とを結ぶベクトルの方向と、ベク
トルの長さに対応する周波数とに一致しており、より具
体的にはスクリーンの角度と線数に対応するものであ
る。
【0070】イエローまたは黒のスクリーンの主要スペ
クトルAと、シアンのスクリーンの主要スペクトルとマ
ゼンタのスクリーンの主要スペクトルとの差分スペクト
ルBが異なる場合、AとBのベクトルの差分のベクトル
が低周波数域に起こり、これが視覚的に認識しやすい低
周波数のモアレとなって現れる。
【0071】ここで、シアン、マゼンタ、イエローおよ
び黒のスクリーン角度と線数を所望の範囲になるように
設定することにより、AとBのベクトルを同じにするこ
とができる。ただし、特開平6−133156号公報に
示されるような、閾値マトリックス内に複数の網点中心
をもつ多重中心スクリーンにおいては、主要スペクトル
は閾値マトリックスの周期構造ではなく、最隣接網点の
重心の周期構造に依存する。
【0072】また、4つのスクリーン全てが200線/
インチ以上であるのが好ましい。すなわち、4つのスク
リーン全てが200線/インチ以上だと、形成された画
像を目でみたときに、網点が見えにくくなるため、モア
レもより見えにくくなり、より高画質の画像形成が可能
となる。
【0073】さらに、画像処理部12における明度色度
分離部121、色補正部122および墨加刷・下地除去
部123、即ち色分解手段が低明度かつ低彩度の色領域
においてのみ黒のトナー像を形成することが好ましい。
特に、C*が40以下、かつL*が40以下の色領域にお
いてのみ黒のトナー像を形成することが、さらに好まし
い。
【0074】これは、例えば上記の範囲になるように色
分解された色変換テーブルを備えた色補正手段を用いる
ことで実現できる。低彩度域、低明度域に黒のトナー像
を形成する場合、この全領域に亘ってトナー像の量は多
いため、転写や定着の過程でのトナー像の広がりを考え
るとパイルハイトモアレを生じない。しかし、高彩度
域、高明度域に黒のトナー像を形成すると、この領域の
パイルハイト差が大きくなり、支持体自体の露出も起こ
り、パイルハイトモアレを生じ易い。
【0075】黒のトナー像の量を決める方法としては、
刊行物「富士ゼロックステクニカルリポート」第11号
(1996)の26〜33ページに記載されたフしキシ
ブルGCR法を使うことが好ましい。
【0076】先ず、実施例1で用いたスクリーンの構造
について説明する。図3は、実施例1のシアン、マゼン
タ、イエローおよび黒の各スクリーン角と線数の組み合
わせを示す図である。図4はシアン、マゼンタ、黒のト
ナー像の2次元配列の模式図であり、図5はシアン、マ
ゼンタ、黒のスクリーンセルの重心にデルタ関数を立て
た画像をもとに、これをフーリエ変換して得た主要スペ
クトルの方向と線数をベクトルで示した図である。
【0077】図4からわかるように、4色のスクリーン
とも直交スクリーンであり、原点で直交する同一周波数
の4つのスペクトルを持っている。図4において、イエ
ローと黒のスクリーンを比べると、線数と角度は共に等
しく、またイエローの1つの網点に着目すると4つの黒
の網点に隣接していて、4つの網点の重心位置に、着目
するイエローのスクリーンセルの重心が位置する。すな
わち、2つのスクリーンの位相は180度ずれている。
【0078】また、図3から明らかなように、シアン、
マゼンタ、黒の3つのスクリーン角度は、26.6度
(116.6度、206.6度、296.6度も含
む)、63.4度(153.4度、243.4度、33
3.4度も含む)、0度(90度、180度、270度
も含む)であり、3つのスクリーン角度の差が略25度
以上略40度以下の範囲にある。
【0079】さらに、図5において、黒のスクリーンの
主要スペクトルをみると、線数は240線で、角度は0
度、90度、180度、270度であり、何れもシアン
のスクリーンの主要スペクトルとマゼンタのスクリーン
の主要スペクトルとの差分スペクトルと一致している。
【0080】上述した実施例1に係るカラー画像形成装
置では、100線/インチ以下の低周波数域のパイルハ
イトモアレ、さらには従来モアレの発生がない良好な画
像を得ることができる。
【0081】[実施例2]本実施例では、スクリーンの
構造に関わる部分、即ち中間調生成手段(図2の比較部
125および記憶部126)以外は実施例1と同じであ
り、1200dpiの解像度におけるシアンのスクリー
ン有理正接値は主走査方向/副走査方向で6/2、マゼ
ンタのスクリーン有理正接値は2/6、黒とイエローの
スクリーンは有理正接値が5/5で構成する。さらに、
イエローと黒のスクリーンの位相を180度ずらした設
定とする。
【0082】この結果、各色のスクリーンの角度と線数
は、それぞれ、シアン18.4度、189.7線、マゼ
ンタ71.6度、189.7線、イエローと黒45.0
度、169.7線である。さらにシアンの主要スペクト
ルとマゼンタの主要スペクトルの差分のスペクトルの一
つは、−45度、169.7線となり、黒とイエローの
スクリーンのものと一致している。
【0083】図6は、実施例2のシアン、マゼンタ、イ
エローおよび黒の各スクリーン角と線数の組み合わせを
示す図である。図7はシアン、マゼンタ、黒のトナー像
の2次元配列の模式図であり、図8はシアン、マゼン
タ、黒のスクリーンセルの重心にデルタ関数を立てた画
像をもとに、これをフーリエ変換して得た主要スペクト
ルの方向と線数をベクトルで示した図である。
【0084】以上より、黒のスクリーンセルの主要スペ
クトルと、シアンの主要スペクトルとマゼンタの主要ス
ペクトルの差分のスペクトルとが同一であること、ま
た、各色のスクリーン間の角度差が略25度以上略40
度以下の範囲に収まっていることがわかる。
【0085】この実施例2に係るカラー画像形成装置で
は、イエロートナー像と他の色のトナー像の重なりに起
因するパイルハイトモアレ、および低周波数域のモアレ
を生じない画像が得られる。しかし、各色の線数が低い
ため、45度、84.9線にモアレを生じる懸念があ
る。ただし、このモアレは高次の成分であるためコント
ラストは低く、見た目にも目立ちにくいものである。
【0086】[実施例3]本実施例では、特開平6−1
33156号公報に示されるような、閾値マトリックス
内に複数の網点中心をもつ多重重心網点スクリーンを採
用する。また、スクリーンの構造に関わる部分、即ち中
間調生成手段(図2の比較部125および記憶部12
6)以外は実施例1と同じである。
【0087】各色のトナー像のスクリーンは実施例1と
同じ角度を有し、スクリーンセルの周期構造は実施例1
の2倍となる。しかし、一つのセルに4つの網点重心を
もつため、この重心位置にデルタ関数を立てたことを想
定した画像をフーリエ変換して得られる主要スペクトル
は実質的に実施例1と等しくなる。
【0088】この実施例3に係るカラー画像形成装置で
は、上記スクリーンによる画像を作成することにより、
当然のことながら、低周波数域のパイルハイトモアレや
従来モアレの発生がなく、かつトーンジャンプのない滑
らかな画像を得ることができる。
【0089】[実施例4]本実施例におけるシアン、マ
ゼンタ、黒のスクリーンについては実施例1と同じに設
定する。また、イエローのスクリーンに対応する中間調
生成手段(図2の比較部125および記憶部126)か
らの出力信号は黒スクリーンのものと同じにする。
【0090】イエロースクリーンの中間調生成手段から
の出力信号はイメージバッファ1217に貯えられ、ペ
ージ開始信号と走査開始信号に同期してレーザー駆動回
路135に送られるが、上記のページ開始信号と走査開
始信号の発生タイミングを黒の画像信号に相当するもの
と変えることにより、黒トナーの網点露光像とイエロー
トナーの網点露光像の重心の位相を180度ずらす。
【0091】この実施例4に係るカラー画像形成装置で
は、この網点露光像による画像を作成することにより、
パイルハイトモアレや従来モアレが低周波数域に発生す
ることはなく、見た目にも好ましい画像を得ることがで
きる。
【0092】[実施例5]本実施例では、スクリーンの
構造に関わる部分、即ち中間調生成手段(図2の比較部
125および記憶部126)以外は実施例1と同じであ
り、1200dpiの解像度におけるシアンのスクリー
ン有理正接値は主走査方向/副走査方向で8/2、マゼ
ンタのスクリーン有理正接値は2/8、黒とイエローの
スクリーンは有理正接値が6/6で構成する。さらに、
イエローと黒のスクリーンの位相を180度ずらす。
【0093】この結果、各色のスクリーンの角度と線数
は、それぞれ、シアン14.0度、145.5線、マゼ
ンタ76.0度、145.5線、イエローと黒45.0
度、141.4線であり、各色のスクリーン角度の範囲
は所望の範囲内にある。ただし、シアンの主要スペクト
ルとマゼンタの主要スペクトルとの差分のスペクトル
は、−45度、149.9線となり、黒とイエローのス
クリーンの主要スペクトルと一致していない。
【0094】この実施例5に係るカラー画像形成装置で
は、イエロートナー像と他の色のトナー像の重なりに起
因するパイルハイトモアレを生じない画像を得ることが
できる。しかし、シアンとマゼンタのスクリーンの差分
の主要スペクトルが、黒とイエローのスクリーンの主要
スペクトルと一致していないために低周波数域(8.5
線、45度)にモアレを生じる。ただし、このモアレは
パイルハイトモアレとしては低コントラストであり、ま
た、従来モアレは黒のトナー像がない部分には生じない
ため、以下の墨入れ処理を施すことで改善できる。
【0095】すなわち、色変換手段において、C*およ
びL*が40以下の色領域についてのみ墨入れ処理を施
す。より具体的には、L*=40、a*=0、b*=0を
頂点として、(a*2+b*21/2 =40の円を底面と
する円錐域にのみ墨入れ処理を施すようにする。墨入れ
率は、円錐表面で0%、L*=0、a*=0、b*=0に
おいて100%とし、その間の墨入れ率はリニアに配分
する。
【0096】ここで、任意の色領域に墨入れ処理を施す
ため、墨入れ処理にはフレキシブルGCRを用いる。フ
レキシブルGCRについては、「富士ゼロックステクニ
カルリポート」第11号(1996)の26〜33ペー
ジに、その詳細内容が記載されている。
【0097】[比較例1]本比較例1では、シアンのス
クリーン有理正接値は主走査方向/副走査方向で4/
2、マゼンタのスクリーン有理正接値は2/4、イエロ
ーのスクリーン有理正接値は3/3および4/4、黒の
スクリーン有理正接値は主走査方向/副走査方向で5/
0として、各色のスクリーンを構成する。この比較例1
では、イエローとシアンまたはマゼンタのスクリーンが
重なる部分に低周波数のパイルハイトモアレを生ずるた
め、好ましい画像を得ることができない。
【0098】[比較例2]本比較例2で使ったシアン、
マゼンタ、イエローおよび黒の各スクリーンの線数と角
度の組み合わせを図9に示す。各々のスクリーンの主走
査方向/副走査方向の有理正接値は、シアン2/6、マ
ゼンタ6/2、イエロー6/0、黒5/4である。従っ
て、各々のスクリーンの線数と角度は、シアンスクリー
ン71.6度、190線、マゼンタスクリーン18.4
度、190線、イエロースクリーン0.0度、200
線、黒スクリーン38.7度、187線である。
【0099】図10は、このスクリーンセットを用いる
ことによって作成されるシアン、マゼンタ、イエロー、
黒のトナー像の2次元配列を示している。スクリーン角
度の差を正確に±15度、±30度に設定することがで
きないことで、低周波数域にモアレを生じている。
【0100】図11に、シアン、マゼンタ、イエロー、
黒のスクリーンの主要スペクトルをベクトルで示す。こ
の図において、2つのベクトルの差、つまり破線矢印が
モアレの方向と周波数を示す。特に、周波数の低いモア
レが目立つのでモアレベクトルの短い低周波数のものだ
けを抽出した。モアレベクトルと第三の色のベクトルに
よる3次色モアレが極低周波数域に発生する。
【0101】この比較例2の場合にも、スクリーンの構
造にからむ部分を除いて実施例1と同様のカラー画像形
成装置を用いて、上記スクリーン構造の画像を作成する
と、パイルハイトモアレや従来モアレを低周波数域に生
じ、好ましい画像を得ることはできない。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
視覚的に認識しやすい低周波数域のパイルハイトモアレ
や従来モアレの発生を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るディジタル電子写
真方式のカラー複写機を示す概略構成図である。
【図2】 ディジタル電子写真方式のカラー複写機にお
ける画像処理部の具体的な構成の一例を示すブロック図
である。
【図3】 本発明の実施例1における各色のスクリーン
の組み合わせを示す図である。
【図4】 実施例1のシアン、マゼンタ、黒のトナー像
の2次元配列の模式図である。
【図5】 実施例1におけるシアン、マゼンタ、黒のス
クリーンの主要スペクトルのベクトル図である。
【図6】 本発明の実施例2における各色のスクリーン
の組み合わせを示す図である。
【図7】 実施例2のシアン、マゼンタ、黒のトナー像
の2次元配列の模式図である。
【図8】 実施例2におけるシアン、マゼンタ、イエロ
ーおよび黒のスクリーンの主要スペクトルのベクトル図
である。
【図9】 比較例2における各色のスクリーンの組み合
わせを示す図である。
【図10】 比較例2の各色のトナー像の2次元配列の
模式図である。
【図11】 比較例2におけるシアン、マゼンタ、イエ
ローおよび黒のスクリーンの主要スペクトルのベクトル
図である。
【図12】 従来の産業用の印刷装置等で広く普及して
いるシアン、マゼンタ、イエローおよび黒の各スクリー
ンの組み合わせ例を示す図である。
【符号の説明】
11…スキャナ部、12…画像処理部、13…ROS光
学系、14…ポリゴンミラー、15…感光体、16…帯
電器、17…ロータリー現像機、18転写ドラム、19
…定着器、125…比較部、126…記憶部、127…
イメージバッファ、128走査信号形成部、131…レ
ーザー光源、135…レーザー駆動回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/29 B41J 3/00 B 5C079 1/60 H04N 1/40 D 1/405 104 Fターム(参考) 2C262 AA24 AA26 AA27 AB01 BA12 BA16 BA19 BB03 BB06 BB22 BB25 BB27 2H030 AD11 BB02 BB24 5B057 AA11 BA02 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB07 CB12 CB16 CC01 CE14 5C074 AA03 BB03 CC22 CC26 DD24 FF07 FF15 HH02 5C077 LL03 MP08 NN06 NN07 NN09 NN19 PP33 PP38 PQ04 PQ08 PQ20 TT03 TT06 5C079 HB03 LA02 LC14 NA02 PA01 PA02 PA03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像データに対応する出力画像をシ
    アン、マゼンタ、イエローおよび黒の4色の顔料を用い
    て記録媒体上に形成するカラー画像形成装置であって、 入力画像データから前記4色の顔料に対応する色ごとに
    分解した色画像データを生成し、または前記入力画像デ
    ータとして前記4色の顔料に対応する色ごとに分解した
    色画像データを取得する色分解手段と、 前記色分解手段で分解または取得した前記色画像データ
    のうち、イエローの色画像データに対応する第1の出力
    画像のスクリーン角度を、シアン、マゼンタおよび黒の
    いずれか1色の色画像データに対応する第2の出力画像
    のスクリーン角度と同一になるようにするとともに、前
    記第1の出力画像のスクリーンの位相を前記第2の出力
    画像のスクリーンと略150度以上、略210度以下だ
    け異ならせるようにして出力画像を形成する画像形成手
    段とを備えることを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記画像形成手段は、シアン、マゼンタ
    および黒の色画像データに対応する3つの出力画像のス
    クリーン角度の差を略25度以上略40度以下の範囲に
    設定することを特徴とする請求項1記載のカラー画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像形成手段は、シアン、マゼン
    タ、イエローおよび黒の4色に対応する周期構造を持つ
    網点パターンを作成するためのデータと前記色分解手段
    で分解または取得した4つの色画像データとを比較して
    中間調画像データを生成する中間調生成手段と、前記中
    間調生成手段で生成された中間調画像データに基づいて
    画像出力のための画像データを形成する画像形成手段と
    を有し、前記中間調生成手段および前記画像形成手段の
    少なくとも一方によって、前記第1,第2の出力画像の
    各スクリーン角度および位相、またはシアン、マゼンタ
    および黒の色画像データに対応する出力画像のスクリー
    ン角度の差を設定することを特徴とする請求項1または
    2記載のカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の出力画像が黒の色画像データ
    に対応する出力画像であることを特徴とする請求項1,
    2または3記載のカラー画像形成装置。
  5. 【請求項5】 イエローまたは黒の色画像データに対応
    する出力画像のスクリーンの主要スペクトルのうちの1
    つが、シアンの色画像データに対応する出力画像のスク
    リーンの主要スペクトルのうちの1つとマゼンタの色画
    像データに対応する出力画像のスクリーンの主要スペク
    トルのうちの1つとの差分スペクトルと同じであること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のカラー画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】 シアン、マゼンタ、イエローおよび黒の
    色画像データに対応する4つの出力画像のスクリーン全
    てが200線/インチ以上であることを特徴とする請求
    項1〜5のいずれかに記載のカラー画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記色分解手段は、低明度かつ低彩度の
    色領域においてのみ黒の色画像データを分解または取得
    することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の
    カラー画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記色分解手段は、C*が40以下、か
    つL*が40以下の色領域においてのみ黒の色画像デー
    タを分解または取得することを特徴とする請求項7記載
    のカラー画像形成装置。
  9. 【請求項9】 入力画像データに対応する出力画像をシ
    アン、マゼンタ、イエローおよび黒の4色の顔料を用い
    て記録媒体上に形成するカラー画像形成方法であって、 イエローの色画像データに対応する第1の出力画像のス
    クリーン角度を、シアン、マゼンタおよび黒のいずれか
    1色の色画像データに対応する第2の出力画像のスクリ
    ーン角度と同一になるようにするとともに、前記第1の
    出力画像のスクリーンの位相を前記第2の出力画像のス
    クリーンと略150度以上、略210度以下だけ異なら
    せるようにして出力画像を形成することを特徴とするカ
    ラー画像形成方法。
  10. 【請求項10】 シアン、マゼンタおよび黒の色画像デ
    ータに対応する3つの出力画像のスクリーン角度の差を
    略25度以上略40度以下の範囲に設定することを特徴
    とする請求項9記載のカラー画像形成方法。
  11. 【請求項11】 イエローまたは黒の色画像データに対
    応する出力画像のスクリーンの主要スペクトルのうちの
    1つが、シアンの色画像データに対応する出力画像のス
    クリーンの主要スペクトルのうちの1つとマゼンタの色
    画像データに対応する出力画像のスクリーンの主要スペ
    クトルのうちの1つとの差分スペクトルと同じであるこ
    とを特徴とする請求項9または10記載のカラー画像形
    成方法。
  12. 【請求項12】 低明度かつ低彩度の色領域においての
    み黒の色画像データに対応する出力画像を形成すること
    を特徴とする請求項9,10または11に記載のカラー
    画像形成方法。
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