JP2002111371A - 展開式メッシュアンテナ及びそのメッシュ折り畳み方法 - Google Patents

展開式メッシュアンテナ及びそのメッシュ折り畳み方法

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JP2002111371A
JP2002111371A JP2000300432A JP2000300432A JP2002111371A JP 2002111371 A JP2002111371 A JP 2002111371A JP 2000300432 A JP2000300432 A JP 2000300432A JP 2000300432 A JP2000300432 A JP 2000300432A JP 2002111371 A JP2002111371 A JP 2002111371A
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mesh
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deployment
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昭夫 辻畑
Akihiro Miyasaka
明宏 宮坂
Kiyotaka Uchimaru
清隆 内丸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、簡便にして容易に信頼性の高いメ
ッシュ折り畳み収納を実現し得るようにして、安定した
高精度な展開動作を実現することにある。 【解決手段】展開トラス20に張設した導電性メッシュ
10を、鏡面に対して略垂直方向軸回りに沿って山折り
谷折りに複数折に折り畳み収納するように構成したもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば人工衛星
等に搭載されてなるパラボラアンテナのうち、金属線材
等を編み込んで構成した変形自在の導電性メッシュを反
射鏡面とする展開式メッシュアンテナ及びそのメッシュ
折り畳み方法に関する。
【0002】
【従来の技術】宇宙空間に大型の構造物を構築する場
合、現在ではスペースシャトルや宇宙ステーション・ミ
ールに於いて宇宙飛行士が作業を行う方式が採用されて
いるが、これらの方式では人的被害を考慮する必要性が
あると共にコストも高くつくという欠点を有し、また作
業期間の制約や構築構造物サイズの制約を受けることも
あり得る。
【0003】このため、昨今では宇宙空間に大型構造物
を構成する方式として、モータ等の駆動力によって自動
的に構造体を構成する展開トラス構造なるものが国内外
で研究されている。
【0004】ところで、このような展開トラス構造を用
いて宇宙空間に大形アンテナを構成する手法として、既
に特開平7−226620等の導電性メッシュ材を用い
た折り畳み自在な展開式メッシュアンテナが知られてい
る。
【0005】図25乃至図28は、このような従来の展
開式メッシュアンテナを示すもので、図25が折り畳み
状態を示し、図26及び図27が展開途中を示し、図2
8が展開状態を示す。
【0006】即ち、図において、101は、例えば金属
材料をメッシュ状に織り込んだ導電性メッシュで、この
導電性メッシュ101は、ケーブル102に取り付けら
れている。上記ケーブル102を支持する構造体は、セ
ンターハブ103と展開リブ104、展開ヒンジ105
により構成され、展開リブ104は、展開ヒンジ105
回りに回転自在になるようにセンターハブ103に固定
されている。この展開リブ104の回転によりメッシュ
アンテナは、展開運動する。
【0007】また、上記ケーブル102は、展開リブ1
04に接続されており、展開リブ104が回転して所定
の位置に到達したときに張力が発生して導電性メッシュ
101を張架し、反射面を構成する。
【0008】さらに、ケーブル102には、収納ケーブ
ル106が取りつけられており、収納状態において収納
ケーブル106は、収納ケーブルリリース機構107に
固定されている。この収納ケーブルリリース機構107
は、その名の示すとおり、展開リブ104の回転により
収納ケーブル106をリリースしていき、展開状態に至
る。
【0009】ところが、上記展開式メッシュアンテナで
は、特に、鏡面の開口直径を大きくしようとして展開リ
ブ104の長さを長くすると、図29に示すようにその
収納状態において、導電性メッシュ101が展開リブ1
04の包絡域よりはみ出すと共に、収納状態の導電性メ
ッシュ101が、構造体(展開リブ104)の展開運動す
る方向と略平行に存在するため、導電性メッシュ101
の網の穴に展開運動する構造体の凹凸部が引っかかりや
すく、展開動作を行う際に導電性メッシュ101が構造
体と絡まって展開動作を阻害する虞れを有する。
【0010】また、上記展開式メッシュアンテナでは、
その折り畳み展開に収納ケーブルリリース機構107を
備えなければならないために、その重量が重くなるとい
う問題を有する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の展開式メッシュ
アンテナでは、アンテナ反射鏡の開口直径を大きくしよ
うとすると、その収納状態において導電性メッシュが構
造体の包絡域よりはみ出すとともに、収納状態の導電性
メッシュが構造体が展開運動する方向と略平行に存在す
るために、導電性メッシュが絡まって損傷させる虞れを
有すると共に、重量が重くなるという問題を有する。
【0012】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、構成簡易にして、大型化の促進を図り得、且つ、
信頼性の高い高精度なメッシュ折り畳み展開動作を実現
し得るようにした展開式メッシュアンテナ及びその折り
畳み方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、折り畳み展
開可能なトラス部材を骨組み結合した構造体と、この構
造体の一方面に折り畳み展開可能に張設され、前記トラ
ス部材の展開状態で展張されて反射鏡面を形成し、前記
構造体の折り畳み状態で、前記反射鏡面と略垂直方向軸
に沿って前記トラス部材の支持点間が山折り谷折りに複
数折りに折り畳み収納される導電性メッシュとを備えて
展開式メッシュアンテナを構成した。
【0014】上記構成によれば、展開状態において鏡面
をなす導電性メッシュが、収納状態において山折り谷折
りに複数折に折り畳み収納されることにより、その折り
畳み収納状態において、そのメッシュの接触面積の軽減
が図れる。従って、その折り畳み状態におけるメッシュ
同士の接触抵抗の軽減化が図れて、展開動作時における
確実な展開動作が可能となり、鏡面形状の大型化の促進
を容易に図ることが可能となる。
【0015】また、この発明は、導電性メッシュは、前
記構造体の折り畳み状態で、前記トラス部材の支持点間
が山折り谷折りに複数折に折畳まれた状態で前記反射鏡
面と略垂直方向軸回りに巻き込み収納されるように構成
した。
【0016】上記構成によれば、構造体が折り畳み収納
されると、導電性メッシュが山折り谷折り状に複数折に
鏡面と略垂直な軸回りに巻き込まれた状態で収納される
ことにより、導電性メッシュが構造体の包絡域よりはみ
出すことがなく、しかも、そのメッシュの接触面積の軽
減が図れる折り畳み収納される。従って、展張状態から
折畳む際に導電性メッシュがトラス部材に絡まることが
なく、しかも、その展開動作時におけるメッシュ同士間
の接触抵抗の軽減が図れて確実な展開動作が可能とな
り、鏡面形状の大型化の促進を容易に図ることが可能と
なる。
【0017】また、この発明は、第1乃至第4の四辺部
材を略四辺形形状に組合せて、端部間を回転自在に結合
した四辺構造を、複数個、各第1の四辺部材を共有して
放射方向に折り畳み展開自在に組付けられた多角錐台形
状の展開トラスと、この展開トラスの一方面に折り畳み
展開可能に張設され、前記展開トラスの展開状態で反射
鏡面を形成し、前記展開トラスの折り畳み状態で前記第
1の四辺部材と平行な軸に沿って山折り谷折りに複数折
に折り畳み収納される導電性メッシュとを備えて展開式
メッシュアンテナを構成した。
【0018】上記構成によれば、導電性メッシュが、展
開トラスの折り畳みに連動して、展開トラスの第1乃至
第4の四辺部材の部材間に山折り谷折りに複数折に折り
畳み収納されることにより、その折り畳み収納状態にお
いて、展開トラスの包絡域よりはみ出すことがなく、し
かも、そのメッシュの接触面積の軽減が図れる折り畳み
収納される。従って、展張状態から折畳む際に導電性メ
ッシュが展開トラスに絡まることがなく、しかも、その
展開動作時におけるメッシュ同士間の接触抵抗の軽減が
図れて確実な展開動作が可能となり、鏡面形状の大型化
の促進を容易に図ることが可能となる。
【0019】また、この発明は、山折り谷折りに複数折
に収納される導電性メッシュを張設した多角錐台形状の
複数の展開トラスを、アンテナ形状に組合わされて展開
式メッシュアンテナを形成した。
【0020】これによれば、展開トラスの折り畳み状態
で、導電性メッシュが支持体の包絡域よりはみ出してい
ないと共に、確実な展開動作が実現可能な大口径のアン
テナ形状を容易に形成することが可能となり、大型化の
促進を容易に図ることが可能となる。
【0021】また、この発明は、略同一形状の複数のト
ラス部材を中心トラス部材に対して放射状に折り畳み展
開可能に組み合わせた展開トラスと、この展開トラスの
一方面に折り畳み展開可能に張設され、前記展開トラス
の展開状態で反射鏡面を形成し、前記展開トラスの折り
畳み状態で前記中心トラス部材と平行な軸に沿って山折
り谷折りに複数折に折り畳み収納される導電性メッシュ
とを備えて展開式メッシュアンテナを構成した。
【0022】上記構成によれば、導電性メッシュが、展
開トラスの折り畳みに連動して、展開トラスの複数のト
ラス部材及び中心トラス部材間に山折り谷折りに複数折
に折り畳み収納されることにより、その折り畳み収納状
態において、展開トラスの包絡域よりはみ出すことがな
く、しかも、そのメッシュの接触面積の軽減が図れる折
り畳み収納される。従って、展張状態から折畳む際に導
電性メッシュが展開トラスに絡まることがなく、しか
も、その展開動作時におけるメッシュ同士間の接触抵抗
の軽減が図れて確実な展開動作が可能となり、鏡面形状
の大型化の促進を容易に図ることが可能となる。
【0023】また、この発明は、山折り谷折りに複数折
に収納される導電性メッシュを張設したトラス部材及び
中心トラス部材を骨組み結合した複数の展開トラスを、
アンテナ形状に組合わされて展開式メッシュアンテナを
形成した。
【0024】これによれば、展開トラスの折り畳み状態
で、導電性メッシュが支持体の包絡域よりはみ出してい
ないと共に、確実な展開動作が実現可能な大口径のアン
テナ形状を容易に形成することが可能となり、大型化の
促進を容易に図ることが可能となる。
【0025】また、この発明は、折り畳み展開自在な展
開トラスに、該展開トラスの展開状態で、鏡面形状に展
張され、その折り畳み状態で、前記展開トラスの支持点
間が山折り谷折りに複数折に折り畳み収納される導電性
メッシュが張設された展開式メッシュアンテナを、前記
導電性メッシュの前記展開トラスの支持点間の少なくと
も一箇所を係止して、前記展開トラスの折り畳み収納に
連動して、鏡面の中心方向に移動させて前記導電性メッ
シュの前記展開トラスの支持点間を山折り谷折りに複数
折に折り畳み収納するように構成した。
【0026】上記構成によれば、展開式メッシュアンテ
ナの展開トラスの折り畳み展開動作に同期して導電性メ
ッシュの展開トラスの支持点間の少なくとも1箇所を鏡
面の中心方向に移動させて導電性メッシュを、山折り谷
折りに複数折に折畳むことにより、展開トラスに対して
折り畳み収納される。従って、展開式メッシュアンテナ
を、展開動作時における確実な展開動作が可能なよう
に、簡便にして、容易にメッシュ同士の接触面積を最小
限に設定した状態で折り畳み収納することができる。
【0027】また、この発明は、折り畳み展開自在な展
開トラスに、該展開トラスの展開状態で、鏡面形状に展
張され、その折り畳み状態で、前記展開トラスの支持点
間が山折り谷折りに複数折に折り畳み収納される導電性
メッシュを張設した展開式メッシュアンテナを、その鏡
面側を重力方向に向けた状態で、前記導電性メッシュの
前記展開トラスの支持点間の複数箇所を支持して、前記
展開トラスを折り畳み収納に同期させて複数の支持箇所
のうち少なくとも1箇所を、鏡面の中心方向に移動さ
せ、他の支持箇所を回転させて前記導電性メッシュの展
開トラスの支持点間を山折り谷折りに複数折に折り畳み
収納するように構成した。
【0028】上記構成によれば、展開式メッシュアンテ
ナの展開トラスの折り畳み展開動作に同期して導電性メ
ッシュの展開トラスの支持点間の少なくとも1箇所を鏡
面の中心方向に移動させて導電性メッシュを、山折り谷
折りに複数折に折畳んだ状態で、展開トラスの鏡面と略
垂直な軸回りに巻き込み収納することにより、展開トラ
スに対して折り畳み収納される。従って、展開式メッシ
ュアンテナを、展開動作時における確実な展開動作が可
能なように、簡便にして容易に展開トラスの包絡域から
はみ出すことなく、しかも、メッシュ同士の接触面積を
最小限に設定した状態で折り畳み収納することができ
る。
【0029】また、この発明は、前記展開式メッシュア
ンテナをその鏡面側が重力方向に向けられた状態で、そ
の導電性メッシュの展開トラスの支持点間を山折り谷折
りに複数折に折り畳み収納するように構成した。
【0030】上記構成によれば、展開式メッシュアンテ
ナの折り畳み状態において、導電性メッシュが重力によ
り、展開トラスに対して垂れ下がった状態となることに
より、メッシュ折り畳み手段の容易な着脱が可能とな
り、導電性メッシュの折り畳み動作を高精度にして、迅
速化に行うことが可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して詳細に説明する。
【0032】図1及び図2は、この発明の第1の実施形
態に係る展開式メッシュアンテナを示すもので、図1
は、折り畳み途中を示し、図2は、展開状態を示す。即
ち、展開トラス20は、骨組み部材を用いて後述するよ
うに折り畳み展開自在に形成されて、例えば略六角錐台
形状に展開される。この展開トラス20の鏡面を構成す
る一方面には、モリブデン等の金属材料でメッシュ状に
織り込まれた導電性メッシュ10が後述するように取着
される。
【0033】なお、導電性メッシュ10には、例えば金
メッキが施されており、これによりその電気抵抗を下げ
ることができ、結果として、電波を反射させる際の変調
を下げることができる。
【0034】上記導電性メッシュ10は、図3に示すよ
うに第1及び第2のワイヤーネットワーク11,12で
挟装されて形成され、その周囲部が展開トラス20の支
持柱13に支持されて鏡面形状に形成される。そして、
この導電性メッシュ10は、展開トラス20の展開状態
で鏡面形状に展張され(図2参照)、該展開トラス20
の折り畳み状態で、その鏡面に対して略垂直な軸回りに
巻き込み収納される(図1参照)。
【0035】上記展開トラス20は、図4に示すように
四辺構造に組合せた6個の四辺リンク21a〜21f
を、中央縦部材22を共有する形で放射状に組み合わさ
れて、6角錐台に形成される。この展開トラス20は、
モジュールを形成して、その外側の縦部材24a〜24
fの外側には、モジュール結合ヒンジ25a〜25fと
26a〜26fが取り付けられ、このモジュール結合ヒ
ンジ25a〜25fと26a〜26fを介して複数個が
組付けられて所望の形状に形成される。
【0036】上記展開トラス20を構成する6個の四辺
リンク21a〜21fは、同様にその中央縦部材22か
ら導電性メッシュ10(図3参照)にほぼ沿うように横
部材40、横部材41が回転自在に支持されている。ま
た、横部材40、横部材41の外周端には、中央縦部材
22と同じように、回転自在なように上記縦部材24a
〜24fが支持されている。なお、上述の6本の支持柱
13は、外側の縦部材24に接合されるよう構成され
る。
【0037】上記四辺リンク21a〜21fの内側に
は、中央縦部材22と横部材41との間に斜部材42
が、回転自在になるように取り付けられ、この中央縦部
材22と斜部材42との間には、周知の傘機構43が組
付けられる。この傘機構43は、図示しない駆動部を介
して中央縦部材22に対して矢印A,矢印B方向に摺動
自在に組付けられ、その矢印矢印A方向の摺動に連動し
て展開トラス20を折り畳み収納し、その矢印矢印B方
向の摺動に連動して展開トラス20が折り畳み位置から
展開する(図2参照)。
【0038】そして、上記展開トラス20は、例えば図
5に示すように14個がアンテナ形状に結合されて展開
トラス構造体30が形成される。この展開トラス構造体
30は、複数のモジュール23をモジュール結合ヒンジ
25a〜25fと26a〜26fにより回転自在に結合
することにより構成される。
【0039】アンテナ反射鏡の機能を満たすためには、
導電性メッシュ10は、鏡面上に存在しなければならな
いが、上記支持柱13の長さを適当な値にすることで、
支持柱13の先端の点がパラボラ面上の点となるように
設定してある。
【0040】上述したように図5に示す展開トラス構造
体30は、図2に示す展開トラス20の集合体であり、
この展開トラス構造体30を用いてアンテナ反射鏡面を
構成するには、支持柱13(図3参照)の先端の点を、
モジュール毎に個別に、パラボラ面上の点となるように
設定すればよい。
【0041】上記第1のワイヤーネットワーク11は、
石英等で形成される非導電性ワイヤがクモの巣状に繋が
れて形成され上記導電性メッシュ10の鏡面側に張設さ
れる。そして、この第1のワイヤーネットワーク11の
交点には、例えば非導電性樹脂材製の固定具14がそれ
ぞれ組付けられる。
【0042】また、上記第2のワイヤーネットワーク1
2は、同様の非導電性ワイヤがはしご状(カテナリ構
造)に繋がれて形成され、上記導電性メッシュ10の背
面側に張設される。この第2のワイヤーネットワーク1
2には、ケーブル接続部材15が上記第1のワイヤーネ
ットワーク11の固定具14に対応して複数個が所定の
間隔に組付けられる。そして、この第2のワイヤーネッ
トワーク12は、第1のワイヤーネットワーク11とで
導電性メッシュ10を挟装した状態で、第2のワイヤー
ネットワーク12のケーブル接続部材15が導電性メッ
シュ10を挿通させて、その端部が第1のネットワーク
ワーク11の固定具14に取付けられる。
【0043】また、上記積層配置される第1のワイヤー
ネットワーク11、導電性メッシュ10及び第2のワイ
ヤーネットワーク12は、展開トラス20の支持柱13
に対して固定具16を用いて取付けられる。なお、第2
のワイヤーネットワーク12は、その中間部が所望の鏡
面形状を有するように展開トラス20の四辺リンク21
a〜21fの各横部材40の所定位置に支持され、上記
導電性メッシュ10を第1のワイヤーネットワーク11
と協動して所望の鏡面形状に設定する。
【0044】そして、上記第1及び第2のワイヤーネッ
トワーク11,12間には、そのケーブル接続部材15
に対応して非導電性の樹脂材料で形成されるメッシュ状
の絡み付き防止部材17が、鏡面の面直方向にそれぞれ
張設される(図4参照)。この絡み付き防止部材17
は、例えば中間部で折り返されて、第2のワイヤーネッ
トワーク12のケーブル接続部材15を挟装(包み込
む)するよう組付けられる。そして、この絡み付き防止
部材17は、ケーブル接続部材15に対して所定の自由
度を有するように糸等を用いて取付けられる。
【0045】また、絡み付き防止部材17は、第1及び
第2のワイヤーネットワーク11,12間に張設した状
態で、弛んだりした場合には、第1及び第2のワイヤー
ネットワーク11,12の折り畳み展開に影響を及ぼさ
ない程度に第1及び第2のワイヤーネットワーク11,
12に対して糸等を用いて適宜取付けられる。上記絡み
付き防止部材17は、例えば第2のワイヤーネットワー
ク12のケーブル接続部材15の配置される箇所に全て
配設される。
【0046】ここで、上記展開式メッシュアンテナを、
展開状態から折り畳み収納するメッシュ折り畳み方法に
ついて説明する。
【0047】即ち、展開トラス20の展開状態におい
て、その鏡面を構成する導電性メッシュ10を重力方向
(下向き方向)に向けた状態で、展開トラス20を展開状
態から上述したように折り畳み収納させる。すると、展
開トラス20は、その四辺リンク21a〜21fの運動
により支持柱13がお互いに近寄る如く折畳まれ、それ
に連動して、導電性メッシュ10に弛みが発生し、図6
に示すように四辺リンク21a〜21fの間に凹部51
a〜51fが、中央縦部材22の方向に向かって発生す
る。さらに、展開トラス20は、折り畳み収納される
と、その四辺リンク21a〜21fの間の凹部51a〜
51fが中央縦部材22の下部で互いに接触される(図
6参照)。
【0048】上記メッシュ折り畳み装置52は、モータ
55と、またモータ55の回転軸56とこれに取り付け
られたターンテーブル57、ターンテーブル57に取り
付けられた12本のロッド58a〜58lと、モータ5
5の回転軸56に対して放射方向に配置された6個のス
ライド機構59a〜59fと、6本のロッド60a〜6
0fと、モータ55の回転量とスライド機構59の位置
を制御するコントローラー61で構成される。そして、
このメッシュ折り畳み装置52は、回転軸56と平行な
軸62の方向に図示しないジャッキによって移動可能に
構成されている。
【0049】また、コントローラー61は、展開トラス
20の展開運動と連動した傘機構43の動きを制御する
図示しないモータの展開制御装置66と結線され、モー
タ55の回転運動とスライド機構59a〜59fの並進
運動が展開トラス20の展開運動と同期するように展開
制御装置66を動作制御する。このモータ55の回転軸
56は、展開トラス20の中央縦部材22と平行になる
ように配置されている。したがって、モータ55の回転
軸56は、展開トラス20が展開状態でのアンテナ鏡面
を構成する導電性メッシュ10と略垂直な関係になるよ
うに配置されている。
【0050】そして、上記ジャッキ(図示せず)により
メッシュ折り畳み装置52は、図1中矢印a方向に移動
されると、弛んだ導電性メッシュ10の6箇所の凹部5
1a〜51fの略中心において、導電性メッシュ10を
変形させて6箇所の凸部67a〜67fを形成し、それ
ぞれ6本のロッド60a〜60fを挿入する。この6本
のロッド60a〜60fには、例えば上記の作業の前
に、予め6個のメッシュ押さえ部68を挿入し、図7に
示すようにメッシュ押さえ部68の軸69の弾性によ
り、導電性メッシュ10をロッド60a〜60fに固定
する。なお、このメッシュ押さえ部68は、6本のロッ
ド60a〜60fにそれぞれ存在するものであるが、図
の都合上、図1中では、1箇所のみを図示する。
【0051】上記弛んだ導電性メッシュ10の6箇所の
凹部51a〜51fの略中心において、導電性メッシュ
10を変形させて6箇所の凸部67a〜67fを形成す
ることで、12箇所の凹部70a〜70lが形成され、
この凹部70a〜70lにそれぞれ12本のロッド58
a〜58lを挿入する(図8参照)。
【0052】これら12本のロッド58a〜58lは、
展開トラス20の収納運動と同期したモータ55の回転
により図6,図8,9中矢印b方向に回転させられる。
同時に、6本のロッド60a〜60fは、展開トラス2
0の収納運動と同期したスライド機構59a〜59fの
移動により、図1、図8、図9中矢印c方向にスライド
させられる。
【0053】ここで、展開トラス20が、折り畳み収納
され、これに連動して、支持柱13は、図6,8,9中
矢印d方向に移動される。これにより、12箇所の凹部
70a〜70l及び凸部67a〜67fは、図9及び図
10に示すように、展開トラス20内部で中央縦部材2
2と平行な軸62回りに渦巻き状に巻き込まれる。この
状態から図10に示すように上記ジャッキ(図示せず)
によりメッシュ折り畳み装置52を図中矢印e方向に移
動させ、凹部70a〜70l及び凸部67a〜67fか
らロッド58a〜58l及びロッド60a〜60fを離
脱させる。
【0054】なお、図10においては、展開トラス20
の内側に存在する導電性メッシュ10の図示を容易にす
るため、わざと展開気味に図示してあるが、実際には、
展開トラス20が図1に示す位置よりも収納方向に運動
している。
【0055】このように導電性メッシュ10は、折り畳
み収納されると、展開トラス20を構成する四辺リンク
21a〜21fの内側に折り畳まれることにより、展開
トラス20が展開方向に運動する際にこれと絡まる可能
性が低減され、安定した展開動作が実現される。そし
て、図5に示すように複数の展開トラス20を組み合わ
せたモジュールにおいても、導電性メッシュ10が展開
トラス20と絡む可能性が低減される。そして、図10
に示す収納状態において、導電性メッシュ10は、渦巻
き状に周方向に巻かれることにより、展開収納時、放射
方向に運動する展開トラス20の凹凸が、導電性メッシ
ュ10の穴部(図示しない)に引っかかる可能性が低減さ
れる。
【0056】したがって、特に付加的な構造物を設けな
くても、展開トラス構造体30の展開運動が導電性メッ
シュ10との絡みつきにより阻害される可能性が低減さ
れることにより、軌道上で信頼性の高いアンテナ反射鏡
の展開動作を実現することができる。
【0057】なお、導電性メッシュ10の巻き込み収納
方向としては、図1に示す矢印b方向に限ることなく、
矢印b方向と逆方向に巻き込み収納するようにしても、
展開の信頼性を損なうものでないことは、言うまでもな
い。
【0058】上記実施の形態では、展開トラス20の四
辺リンク21a〜21fの間に存在する導電性メッシュ
10を3つに折りに畳む例として、四辺リンク21a〜
21fの数が6、凹部70a〜70lに挿入するロッド
58a〜58lの数が12本、凸部67a〜67fに挿
入するロッド60a〜60fの数が6本で構成するよう
にしたが、これに限ることなく、構成可能である。即
ち、導電性メッシュ10の折り数を仮にmとし、四辺リ
ンクの数をnとした場合、凹部に挿入され、モータ55
により回転させられるロッドの数を n×(m/2+0.5) 本 凸部に挿入して、スライド機構59により移動モータ5
5により移動させられるロッドの数を n×((m/2+0.5)−1) 本 とすれば、任意の数nの四辺リンクで構成された展開ト
ラス20に対して、折り数mを任意に設定することがで
きる。
【0059】本実施例では、展開トラス20を四辺リン
ク21a〜21fで構成した例を示したが、展開トラス
20の構成は、四辺リンク21a〜21fを複数結合し
たものに限るものではなく、例えば同一形状のトラス部
材を、放射方向に複数組み合わせた展開トラス構造を用
いて構成することが可能である。この展開トラス構造に
おいても、その展開運動が導電性メッシュとの絡みつき
により阻害されることの防止が図れて、例えば宇宙空間
において信頼性の高いアンテナ反射鏡の展開を実現する
ことができることは勿論である。
【0060】また、本実施例では、上記ジャッキ(図示
せず)によりロッド58a〜58l、60a〜60fを
上下させたが、展開トラス20を上下させても同様の効
果が得れられることは、言うまでもない。
【0061】上記のように導電性メッシュ10を折り畳
み収納したことにより、展開トラス20が展開される
と、導電性メッシュ10は、その表面の微小な凹凸の作
用により、折り重なった部分がお互いに噛み合っている
ことにより、その展開の途中において展開トラス20の
中央部に位置する状態となる(図10参照)。
【0062】これによっても、展開時、展開トラス20
と導電性メッシュ10、第1及び第2のワイヤーネット
ワーク11,12が絡みつく可能性が低減するため、軌
道上で信頼性の高いアンテナ反射鏡の展開を実現するこ
とができる。
【0063】但し、上記のように導電性メッシュ10が
お互いに噛み合うと展開トラス20の展開を行う際に展
開抵抗力が発生するため、このいわゆる噛み合う力(展
開抵抗力)を適当な値に設定することが肝要である。
【0064】この展開抵抗力は、上記導電性メッシュ1
0の曲げ剛性により、図11に示すように平面上で1回
だけ折り畳んだ状態におけるメッシュ間の接触幅fと、
図12に示すように平面上で3回折り畳んだ状態におけ
るメッシュ間の接触幅gを3倍した長さを比べると、接
触幅fの方が大きい。従って、導電性メッシュ10の展
開抵抗力は、上述の折り数mを増やしていけば、メッシ
ュ同士が接触する幅が小さくなることにより軽減され、
その折り数mを調整することで所望の値に設定すること
が可能である。
【0065】また、上記導電性メッシュ10を、展開ト
ラス20に対して反射鏡面と略垂直方向軸に沿って折畳
む方法としては、例えば図13乃至図17に示すように
展開トラス20をトラス折り畳み収納位置に位置決めす
るトラス結合手段を利用して行うように構成してもよ
い。
【0066】即ち、このようなトラス結合手段は、展開
トラス20を構成する四辺リンク21a〜21fの縦部
材24a〜24fの両端に対応してトラス結合部材71
a〜71lが取り付けられる。このトラス結合部材71
a〜71lは、展開トラス20の折り畳み収納時におい
て、環状に結合されて該展開トラス20を折り畳み位置
に位置決めする。
【0067】この場合には、展開トラス20及び導電性
メッシュ10は、それぞれ折り畳み収納される際に、導
電性メッシュ10の凹部70a〜70lに挿入するロッ
ド58a〜58lを上述したように回転させたり、ある
いは使用しなくても、導電性メッシュ10の凸部67a
〜67fに挿入するロッド60a〜60fをスライド機
構59a〜59lにより、図16中矢印c方向にスライ
ドさせて、導電性メッシュ10を規則的に、トラス結合
部材71a〜71lが結合した環の中に収納すれば、導
電性メッシュ10が展開トラス20の包絡域よりはみ出
さないように折り畳むことができる。これによっても、
上記実施の形態と略同様に展開トラス20の展開運動
が、導電性メッシュ10との絡みつきにより阻害される
ことがほとんどなくなり、例えば宇宙空間においても信
頼性の高いアンテナ反射鏡の展開が実現される。
【0068】このように、上記展開式メッシュアンテナ
は、導電性メッシュ10を鏡面に対して略垂直方向軸回
りに沿って山折り谷折りに複数折に折り畳み収納するよ
うに構成した。これによれば、導電性メッシュ10は、
展開トラス20を構成する四辺リンク21a〜21fの
内側に折り畳まれると共に、メッシュ同士の接触面積が
最小限に保たれることにより、展開トラス20が展開方
向に運動する際にこれと絡まることなく、規則正しく展
開され、展開動作の信頼性の向上が図れる。
【0069】また、これによれば、展開トラス20を複
数個結合して展開トラス構造体30を形成しても、折り
畳み状態において、隣接するモジュールの展開トラス2
0と絡むことなく、しかも、各メッシュ同士の接触面積
が軽減されることにより、信頼性の高い展開動作が可能
となることにより、アンテナ鏡面の大口径化を容易に図
ることができる。
【0070】さらに、展開トラス20の折り畳み収納状
態において導電性メッシュ10は、山折り谷折りに複数
折に折畳まれた状態で、鏡面に対して略垂直方向軸回り
に巻き込むように構成することにより、展開収納時に放
射方向に運動する展開トラス20の凹凸が、導電性メッ
シュ10の穴部(図示しない)に引っかかることがないこ
とで、さらに展開動作の信頼性の向上を図ることが可能
となる。この結果、導電性メッシュ10と展開トラス2
0との絡みを防止するための、付加的な構造物を設けな
くても、展開トラス構造体30の展開運動が導電性メッ
シュ10との絡みつきが確実に防止することができるこ
とにより、例えば宇宙空間においても大口径のアンテナ
反射鏡を容易に構築することが可能となる。
【0071】また、上記展開式メッシュアンテナは、折
り畳み展開自在な展開トラス20に、該展開トラス20
の展開状態で、鏡面形状に展張され、その折り畳み状態
で、展開トラス20の支持点間が山折り谷折りに複数折
に折り畳み収納される導電性メッシュ10を、その展開
トラス20の支持点間の少なくとも一箇所を係止して、
展開トラス20の折り畳み収納に連動して、鏡面の中心
方向に移動させて導電性メッシュ20を山折り谷折りに
複数折に折り畳み収納するように構成した。
【0072】これによれば、展開トラス20の折り畳み
展開動作に同期して導電性メッシュ10の展開トラス2
0の支持点間の少なくとも1箇所を鏡面の中心方向に移
動させて導電性メッシュ10を、山折り谷折りに複数折
に折畳んでいることにより、その展開動作時における確
実な展開動作が可能なように、簡便にして容易に折り畳
み収納することができると共に、展開時の接触抵抗を軽
減し得るようにメッシュ同士の接触面積を最小限に設定
することができる。
【0073】また、展開式メッシュアンテナは、折り畳
み展開自在な展開トラス20に、該展開トラス20の展
開状態で、鏡面形状に展張され、その折り畳み状態で、
展開トラス20の支持点間が山折り谷折りに複数折に折
り畳み収納される導電性メッシュ10を、その鏡面側を
重力方向に向けた状態で、導電性メッシュ10の展開ト
ラス20の支持点間の複数箇所を支持して、展開トラス
20を折り畳み収納に同期させて複数の支持箇所のうち
少なくとも1箇所を、鏡面の中心方向に移動させ、他の
支持箇所を回転させて導電性メッシュ10を山折り谷折
りに複数折に折り畳み収納するように構成した。
【0074】これによれば、展開トラス20の折り畳み
展開動作に同期して導電性メッシュ10の少なくとも1
箇所を鏡面の中心方向に移動させて導電性メッシュ10
を、山折り谷折りに複数折に折畳むと共に、展開トラス
20の鏡面と略垂直方向軸回りに巻き込み収納している
ことにより、展開動作時における確実な展開動作が可能
なように、導電性メッシュ10を展開トラス20の包絡
域からはみ出すことなく、簡便にして容易に折り畳み収
納することができるうえ、展開時の接触抵抗を軽減し得
るようにメッシュ同士の接触面積を最小限に設定した状
態で折り畳み収納することができる。
【0075】なお、上記メッシュ折り畳み装置52は、
展開トラス20の鏡面を重力方向に向けて装着するよう
に構成したが、展開トラス20の背面側を重力方向に向
けた状態で、該展開トラス20に装着して導電性メッシ
ュ10を鏡面と略垂直方向軸回りに巻き込むことも可能
である。
【0076】また、この発明は、上記実施の形態に限る
ことなく、例えば図18乃至図20あるいは21乃至図
24に示すように構成してもよい。なお、これら図18
乃至図24の説明においては、便宜上、上記図1乃至図
17と同一部分について同一符号を付して、その詳細な
説明を省略する。
【0077】先ず、図18乃至図20に示す第2の実施
の形態について説明する。図18は、この第3の実施の
形態に適用されるメッシュ折り畳み装置87のメッシュ
折り畳み前の展開状態を示し、図19は、図18のメッ
シュ折り畳み装置87のメッシュ折り畳み後の収納状態
を示し、図20は、図18のメッシュ折り畳み装置87
を2個組み合わせた状態を示す。
【0078】即ち、第2の実施の形態では、6本のロッ
ド60を駆動するスライド機構をそれぞれ同様に構成さ
れるリンク75により実現した点及び、上記第1の実施
の形態において3であった導電性メッシュ10の折り数
を5に設定するように構成したものである。
【0079】上記リンク75は、四辺部材76,77,
78,79と、片側が部材77に回転自在に取り付けら
れ、片側が中央部材80に回転自在に取り付けられた部
材77により構成されている。中央の四辺部材78は、
複数のリンク75において共有されたスライド82の形
態をなしておりモータ83に取り付けられたボールねじ
84により、図18中矢印i方向に移動可能に構成され
ている。これにより、リンク75の四辺部材76は、図
18中矢印i方向に移動可能になっている。ロッド60
は、四辺部材76に2本ずつまとめて取り付けられてい
るが、四辺部材76の移動により展開トラス20の中心
に対して、略放射方向に移動可能となる。他方、18本
のロッド58は、軸85を介して、モータ55により回
転可能なように構成されている。
【0080】これらのロッド60、58を導電性メッシ
ュ10に挿入して、展開トラス20の収納運動に同期さ
せて、モータ55,83を運転することにより、メッシ
ュ折り畳み収納を行えば、第1の実施の形態と同様の効
果が得られることは言うまでもない。
【0081】また、これによれば、ロッド60を駆動す
るスライド機構をリンク75により実現しているため
に、展開アンテナから折り畳み装置を取り去る際のメッ
シュ折り畳み装置87の形態において、ロッド60の外
側に、スライド機構がはみ出していないために、図20
に示すように、四辺部材76同士を結合することによ
り、複数のメッシュ折り畳み装置87を容易に組み合わ
せることができる。その結果、展開式メッシュアンテナ
を複数個組み合わせて一つの大形アンテナを形成したア
ンテナにおいても、収納状態において、導電性メッシュ
10が展開トラス20の包絡域よりはみ出さないように
折り畳むことができることにより、隣接する展開トラス
20と導電性メッシュ10が絡まることがほとんどなく
なり、確実な展開動作が実現される。
【0082】ここで、図21乃至図24に示す第3の実
施の形態について説明する。図21は、この第3の実施
の形態に適用されるメッシュ折り畳み装置89のメッシ
ュ折り畳み前の展開状態を示し、図22は、図21の側
面を示し、図23は、図21のメッシュ折り畳み装置8
9を備えた鏡面展開試験装置95を示し、図24は、展
開式メッシュアンテナを複数個組み合わせて一つの大形
アンテナを形成したアンテナにおける収納動作にともな
う各展開式メッシュアンテナの中心の移動状態を示す。
【0083】即ち、第3の実施の形態では、上述した第
1及び第2の実施の形態と異なることは、展開式メッシ
ュアンテナを複数個組み合わせて一つの大形アンテナを
形成したアンテナの導電性メッシュ10を折り畳むよう
に同期して折り畳み収納するように構成した点にある。
【0084】図21乃至図24に示すメッシュ折り畳み
システムは、上記図5に示す14個の展開トラス20を
組み合わせた展開トラス構造体30において、導電性メ
ッシュ10を折り畳むものである。この14個の展開ト
ラス20に取り付けられた導電性メッシュ10を折り畳
むためのメッシュ折り畳み装置89のリンク75は、隣
接する四辺部材76同士を結合することにより、14台
が結合されて構成される。
【0085】そして、これら14個のメッシュ折り畳み
装置89の下部には、リニアガイド90が、取り付けら
れ、このリニアガイド90の片側は、床板91に支持さ
れている。この床板91は、台車92上に搭載された昇
降装置93に支持されており、床板91毎に14個のメ
ッシュ折り畳み装置89が上下方向に移動可能に構成さ
れる。
【0086】また、14個の展開トラス20を組み合わ
せた展開トラス構造体30は、鏡面展開試験装置95か
ら、導電性メッシュ10の面が展開トラス20の下側に
配置されるように、ワイヤ96により吊り下げられてい
る。そして、メッシュ折り畳み装置89のロッド58,
60を導電性メッシュ10に挿入して、14個の展開ト
ラス20を組み合わせた展開トラス構造体30の収納運
動に同期させて、モータ55,83を運転することによ
り、収納が行われる。
【0087】ここで、14個の展開トラス20の中心
と、14個のメッシュ折り畳み装置89の中心は、図2
4に示すように、14個の展開トラス20を組み合わせ
た展開トラス構造体30の中心に向かって移動される。
したがって、リニアガイド90と図示しない14個の展
開トラス20を吊り上げるワイヤ96のガイド97は、
図24と同様に、各々の展開状態における位置から、1
4個の展開トラス20を組み合わせた展開トラス構造体
30の中心に向かう2点を通る、直線と平行になるよう
に、略直線状に構成される。
【0088】これらのロッド58、60を導電性メッシ
ュ10に挿入して、展開トラス20の収納運動に同期さ
せて、モータ55,83を運転することにより、収納を
行えば、14個の展開トラス20を組み合わせた展開ト
ラス構造体30とメッシュ折り畳みシステムとが同期し
て運動し、上記第1の実施の形態と略同様の効果が得ら
れることは言うまでもない。
【0089】導電性メッシュ10を収納後に、14個の
展開トラス20を組み合わせた展開トラス構造体30
を、導電性メッシュ10の反発力により各々の展開トラ
ス20が展開しないように保持してから後に昇降装置9
3により、メッシュ折り畳み装置89を下降させ、導電
性メッシュ10からロッド58,60を分離させる。
【0090】このように導電性メッシュ10を折り畳む
ことにより、導電性メッシュ10は、各々の展開トラス
20を構成する四辺リンク21a〜21fの内側に折り
畳まれるため、展開トラス20が展開方向に運動する際
にこれと絡まる可能性が低減する。
【0091】また、複数の隣接するモジュールの展開ト
ラス20と絡む可能性が低減する。さらに、収納状態に
おいて導電性メッシュ10は、渦巻き状に周方向に巻か
れているために、展開収納時に放射方向に運動する展開
トラス20の凹凸が、導電性メッシュ10の穴部(図示
しない)に引っかかる可能性が低減される。
【0092】したがって、特に付加的な構造物を設けな
くても、展開トラス構造体30の展開運動が導電性メッ
シュ10との絡みつきにより阻害される可能性が低減さ
れるため、例えば宇宙空間においても信頼性の高いアン
テナ反射鏡の展開を実現することができる。
【0093】また、上記説明では、導電性メッシュ10
を収納後に、14個の展開トラス20を組み合わせた展
開トラス構造体30を、導電性メッシュ10の反発力に
より各々の展開トラス20が展開しないように保持して
から後に昇降装置93により、メッシュ折り畳み装置8
9を下降させ、導電性メッシュ10からロッド58,6
0を分離すると記述したが、各々の展開トラス20を下
から眺めた六角形状の長い辺よりも長さが長く、メッシ
ュの穴よりも直径が小さい針によって、導電性メッシュ
10を仮に固定してから、後に昇降装置93により、メ
ッシュ折り畳み装置89を下降させ、各々の展開トラス
20が展開しないように保持してから後に、上記の針を
取り除いてもかまわない。
【0094】そして、上記実施の形態では、展開トラス
20を六角錐台形状に構成した場合で説明したが、この
形状に限ることなく、構成可能である。
【0095】また、上記実施の形態では、展開トラス構
造を有した展開式メッシュアンテナに適用した場合で説
明したが、これらの支持構造に限ることなく、例えばワ
ープ構造等の各種の支持構造のものにおいても適用可能
であり、略同様の効果が期待される。
【0096】よって、この発明は、上記実施の形態に限
ることなく、その他、実施段階ではその要旨を逸脱しな
い範囲で種々の変形を実施し得ることが可能である。さ
らに、上記実施形態には、種々の段階の発明が含まれて
おり、開示される複数の構成要件における適宜な組合せ
により種々の発明が抽出され得る。
【0097】例えば実施形態に示される全構成要件から
幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようと
する課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果で述
べられている効果が得られる場合には、この構成要件が
削除された構成が発明として抽出され得る。
【0098】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、構成簡易にして、大型化の促進を図り得、且つ、信
頼性の高い高精度なメッシュ折り畳み展開動作を実現し
得るようにした展開式メッシュアンテナ及びそのメッシ
ュ折り畳み方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係わる展開式メッシ
ュアンテナ及びそのメッシュ折り畳み方法を説明するた
めに示した斜視図である。
【図2】図1の導電性メッシュを取着した展開トラスを
取出して示した斜視図である。
【図3】図1の導電性メッシュ及び展開トラスを分解し
て示した分解斜視図である。
【図4】図1の展開トラスを取出して示した斜視図であ
る。
【図5】図2の導電性メッシュを取着した展開トラスを
14個結合した展開トラス構造体で構成した展開式メッ
シュアンテナを示した斜視図である。
【図6】図1の展開式メッシュアンテナの鏡面を重力方
向に向けて展開トラスを収納させる折り畳み途中の導電
性メッシュの挙動を示した斜視図である。
【図7】図1のロッドのメッシュ押さえ部を拡大して示
した斜視図である。
【図8】図1の折り畳み動作開始時における導電性メッ
シュとメッシュ折り畳み装置のロッドの動きを説明する
ために示した平面図である。
【図9】図1の折り畳み動作途中における導電性メッシ
ュとメッシュ折り畳み装置のロッドの動きを説明するた
めに示した平面図である。
【図10】図1の展開トラス及び導電性メッシュの折り
畳み収納途中を示した斜視図である。
【図11】導電性メッシュを一重に折畳んだ状態を示し
た斜視図である。
【図12】導電性メッシュを山折り谷折りに複数折に折
り畳み収納した状態を示した斜視図である。
【図13】図1の展開トラスの展開状態を示した平面図
である。
【図14】図13の展開トラスの折り畳み状態を示した
平面図である。
【図15】図14の一部を拡大して示した斜視図であ
る。
【図16】図1の導電性メッシュを折り畳み収納する場
合の他の方法の折り畳み途中を示した平面図である。
【図17】図16の他の方法の折り畳み完了状態を示し
た図である。
【図18】この発明の適用される他のメッシュ折り畳み
装置の装着状態を示した平面図である。
【図19】図18のメッシュ折り畳み装置の折り畳み状
態を示した平面図である。
【図20】図18のメッシュ折り畳み装置の他の使用形
態を示した平面図である。
【図21】この発明の適用される他のメッシュ折り畳み
装置の平面図である。
【図22】図21の他のメッシュ折り畳み装置の側面図
である。
【図23】この発明に係る展開式メッシュアンテナを図
22のメッシュ折り畳み装置に装着した状態を側面図で
ある。
【図24】図5の14個の展開トラスを組み合わせた展
開式メッシュアンテナの各展開トラスの折り畳み収納動
作を説明するために示した平面図である。
【図25】従来の展開式メッシュアンテナの収納状態を
示す側面図である。
【図26】従来の展開式メッシュアンテナの展開途中の
状態を示す側面図である。
【図27】従来の展開式メッシュアンテナの展開途中の
状態を示す側面図である。
【図28】従来の展開式メッシュアンテナの展開状態を
示す側面図である。
【図29】図27の展開式メッシュアンテナを鏡面側よ
り眺めた正面図である。
【符号の説明】
10 … 導電性メッシュ。 11 … 第1のワイヤーネットワーク。 12 … 第2のワイヤーネットワーク。 13 … 支持柱。 14 … 固定具。 15 … ケーブル接続部材。 16 … 固定具。 17 … 絡み付き防止部材。 20 … 展開トラス。 21a〜21f …四辺リンク。 22 … 中央縦部材。 24a〜24f … 縦部材。 25a〜25f … モジュール結合ヒンジ。 26a〜26f … モジュール結合ヒンジ。 30 … 展開トラス構造体。 40 … 横部材。 41 … 横部材。 42 … 斜部材。 43 … 傘機構。 51a〜51f … 導電性メッシュ10に発生する凹
部 52 … メッシュ折り畳み装置。 55 … モータ。 56 … 回転軸。 57 … ターンテーブル。 58a〜58l … ロッド。 58 … ロッド。 59a〜59f … スライド機構。 60a〜60f … ロッド。 60 … ロッド。 61 … コントローラ。 62 … 軸。 66 … 展開制御装置。 67a〜67f … 凸部。 68 … メッシュ押さえ部。 69 … 軸。 70a〜70l … 凹部。 71a〜71l … トラス結合部材。 75 … リンク。 76 … 四辺部材。 77 … 四辺部材。 78 … 四辺部材。 79 … 四辺部材。 80 … 中央部材。 82 … スライダ。 83 … モータ。 84 … ボールねじ。 85 … 軸。 86 … 台車。 87 … メッシュ折り畳み装置。 89 … メッシュ折り畳み装置。 90 … リニアガイド。 91 … 床板。 92 … 台車。 93 … 昇降装置。 95 … 鏡面展開試験装置。 96 … ワイヤ。 97 … ガイド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮坂 明宏 東京都港区浜松町二丁目4番1号 宇宙開 発事業団内 (72)発明者 内丸 清隆 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝小向工場内 Fターム(参考) 5J020 AA03 BA05 BA08 CA02 5J046 AA07 AB05 DA01 KA03 KA04

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り畳み展開可能なトラス部材を骨組み
    結合した構造体と、 この構造体の一方面に折り畳み展開可能に張設され、前
    記トラス部材の展開状態で展張されて反射鏡面を形成
    し、前記構造体の折り畳み状態で、前記反射鏡面と略垂
    直方向軸に沿って前記トラス部材の支持点間が山折り谷
    折りに複数折りに折り畳み収納される導電性メッシュと
    を具備したことを特徴とする展開式メッシュアンテナ。
  2. 【請求項2】 前記導電性メッシュは、前記構造体の折
    り畳み状態で、前記トラス部材の支持点間が山折り谷折
    りに複数折に折畳まれた状態で前記反射鏡面と略垂直方
    向軸回りに巻き込み収納されることを特徴とする請求項
    1記載の展開式メッシュアンテナ。
  3. 【請求項3】 第1乃至第4の四辺部材を略四辺形形状
    に組合せて、端部間を回転自在に結合した四辺構造を、
    複数個、各第1の四辺部材を共有して放射方向に折り畳
    み展開自在に組付けられた多角錐台形状の展開トラス
    と、 この展開トラスの一方面に折り畳み展開可能に張設さ
    れ、前記展開トラスの展開状態で反射鏡面を形成し、前
    記展開トラスの折り畳み状態で前記第1の四辺部材と平
    行な軸に沿って山折り谷折りに複数折に折り畳み収納さ
    れる導電性メッシュととを具備したことを特徴とする展
    開式メッシュアンテナ。
  4. 【請求項4】 前記導電性メッシュを、折り畳み収納状
    態において、前記第1の四辺部材と平行な軸に回りに巻
    き込んで折畳んだことを特徴とする請求項3記載の展開
    式メッシュアンテナ。
  5. 【請求項5】 前記導電性メッシュは、折り畳み収納状
    態において、前記展開トラスの内側に折り畳み収納され
    ることを特徴とする請求項3又は4記載の展開式メッシ
    ュアンテナ。
  6. 【請求項6】 前記展開トラスは、複数個が同期して折
    り畳み展開可能に組み合わされることを特徴とする請求
    項2乃至5のいずれか記載の展開式メッシュアンテナ。
  7. 【請求項7】 略同一形状の複数のトラス部材を中心ト
    ラス部材に対して放射状に折り畳み展開可能に組み合わ
    せた展開トラスと、 この展開トラスの一方面に折り畳み展開可能に張設さ
    れ、前記展開トラスの展開状態で反射鏡面を形成し、前
    記展開トラスの折り畳み状態で前記中心トラス部材と平
    行な軸に沿って山折り谷折りに複数折に折り畳み収納さ
    れる導電性メッシュととを具備したことを特徴とする展
    開式メッシュアンテナ。
  8. 【請求項8】 前記導電性メッシュを、折り畳み収納状
    態において、前記中心トラス部材と平行な軸に回りに巻
    き込んで折畳んだことを特徴とする請求項7記載の展開
    式メッシュアンテナ。
  9. 【請求項9】 前記導電性メッシュは、折り畳み収納状
    態において、前記展開トラスの内側に折り畳み収納され
    ることを特徴とする請求項7又は8記載の展開式メッシ
    ュアンテナ。
  10. 【請求項10】 前記展開トラスは、複数個が同期して
    折り畳み展開可能に組み合わされることを特徴とする請
    求項7乃至9のいずれか記載の展開式メッシュアンテ
    ナ。
  11. 【請求項11】 折り畳み展開可能な構造体と、 この構造体の一方面に折り畳み展開可能に張設され、前
    記構造体の展開状態で展張されて反射鏡面を形成し、前
    記構造体の折り畳み状態で、前記反射鏡面と略垂直方向
    軸に沿って山折り谷折りに複数折りに折り畳み収納され
    る導電性メッシュとを具備したことを特徴とする展開式
    メッシュアンテナ。
  12. 【請求項12】 折り畳み展開自在な展開トラスに、該
    展開トラスの展開状態で、鏡面形状に展張され、その折
    り畳み状態で、前記展開トラスの支持点間が山折り谷折
    りに複数折に折り畳み収納される導電性メッシュが張設
    された展開式メッシュアンテナを、前記導電性メッシュ
    の前記展開トラスの支持点間の少なくとも一箇所を係止
    して、前記展開トラスの折り畳み収納に連動して、鏡面
    の中心方向に移動させて前記導電性メッシュの前記展開
    トラスの支持点間を山折り谷折りに複数折に折り畳み収
    納することを特徴とする展開式メッシュアンテナのメッ
    シュ折り畳み方法。
  13. 【請求項13】 折り畳み展開自在な展開トラスに、該
    展開トラスの展開状態で、鏡面形状に展張され、その折
    り畳み状態で、前記展開トラスの支持点間が山折り谷折
    りに複数折に折り畳み収納される導電性メッシュを張設
    した展開式メッシュアンテナを、その鏡面側を重力方向
    に向けた状態で、前記導電性メッシュの前記展開トラス
    の支持点間の複数箇所を支持して、前記展開トラスを折
    り畳み収納に同期させて複数の支持箇所のうち少なくと
    も1箇所を、鏡面の中心方向に移動させ、他の支持箇所
    を回転させて前記導電性メッシュの展開トラスの支持点
    間を山折り谷折りに複数折に折り畳み収納することを特
    徴とする展開式メッシュアンテナのメッシュ折り畳み方
    法。
  14. 【請求項14】 前記展開式メッシュアンテナは、展開
    トラスが複数個を同期可能に組合せ結合され、各展開ト
    ラスの導電性メッシュを同期して山折り谷折りに複数折
    に折り畳み収納することを特徴とする請求項12又は1
    3記載の展開式メッシュアンテナのメッシュ折り畳み方
    法。
  15. 【請求項15】 前記展開式メッシュアンテナは、その
    鏡面側を重力方向に向けた状態で、前記導電性メッシュ
    を山折り谷折りに複数折に折り畳み収納したことを特徴
    とする請求項12乃至14記載の展開式メッシュアンテ
    ナのメッシュ折り畳み方法。
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