JP2002111256A - 電子機器用支持台 - Google Patents

電子機器用支持台

Info

Publication number
JP2002111256A
JP2002111256A JP2000294026A JP2000294026A JP2002111256A JP 2002111256 A JP2002111256 A JP 2002111256A JP 2000294026 A JP2000294026 A JP 2000294026A JP 2000294026 A JP2000294026 A JP 2000294026A JP 2002111256 A JP2002111256 A JP 2002111256A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
ferrite core
electronic device
fixed
piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000294026A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Endo
岳男 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2000294026A priority Critical patent/JP2002111256A/ja
Publication of JP2002111256A publication Critical patent/JP2002111256A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 EMI抑制コアをケーブルに装着する作業及
びケーブルを固定する作業のトータルの作業工程を削減
することができるとともに、ケーブルを傷つける可能性
を抑えることができる電子機器用支持台を、提供する。 【解決手段】キャビネット15の背面側に位置する連結
部材103の上面には、フェライトコアの一片401a
を収容する収容凹部103aが形成されている。この連
結部材103にネジ止めされるケース402には、この
ケース402が連結部材103に固定された際に前記収
容凹部103aに収容されたフェライトコアの一片40
1aとともに磁気回路を構成するフェライトコアの他片
401bが、収容されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源ケーブルや信
号ケーブルに繋がれた電子機器を載置するための電子機
器用支持台に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器には、一般に、不要な電磁波
(電磁妨害波)を外部に漏洩させないように、EMC
(Electro-Magnetic Compatibility)対策が施される。
このEMC対策の一環として、電子機器に繋がれたケー
ブルからの電磁妨害波の発生を防止するためには、フェ
ライトコア等のEMI(Electro-Magnetic Interferenc
e)抑制コアをケーブルの外周に装着する構成が、採用
されている。このフェライトコアは、円筒状に固められ
て磁気回路を形成するフェライトからなり、その内部の
孔にケーブルが通された状態で使用され、ケーブル内を
導通する高周波成分に因って生じる磁束を吸収すること
によって、電磁妨害波の発生を抑制するのである。実際
に使用されるフェライトコアとしては、電子機器製造過
程においてケーブルに対して一体に固定されたものの
他、ケーブルに対して着脱自在な形態で流通されるもの
がある。後者のフェライトコアは、その中心軸を含む平
面に沿って二分割されており、各断片が、ヒンジにて互
いに開閉する一対の半円筒状のプラスチックカバーに夫
々填め込まれている。そして、両プラスチックカバーに
おけるヒンジと反対側の縁には、夫々、互いに着脱可能
な係止機構が形成されている。従って、この係止機構を
外してフェライトコアの断片同士の間にケーブルを挟み
込み、両プラスチックカバーを閉じて係止機構によって
係止させることで、フェライトコアをケーブルに装着す
ることができるのである。
【0003】一方、電子機器は、キャビネット,スキャ
ナ台,プリンタ台,等と称される支持台上に載置されて
使用されることが多い。このような支持台に電子機器が
支持される場合、ケーブルが支持台から垂れ下がってし
まうために、見た目が悪くなる問題が生じる他、このケ
ーブルに作業者の脚等が引っ掛かってしまい、このケー
ブルが接続先から抜けてしまう危険が生じる。特に、複
数のケーブルに繋がれた電子機器が支持される場合や、
複数の電子機器が支持される場合には、複数のケーブル
が互いに絡まってしまう可能性もあるので、上記問題が
更に重大となる。そのため、従来、このような支持台に
は、ケーブルを固定するフックやベルト等の固定具が備
えられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たフェライトコアや固定具は、それ自体、ケーブルの自
然な湾曲を阻害する障害物であり、同一ケーブル上に存
在するこれらの障害物数が多くなればなる程、ケーブル
を傷付けてしまう危険が大きくなる。さらに、同一ケー
ブル上に存在させるべきフェライトコアや固定具の数が
増えれば、それだけ作業工程が多くなってしまう。
【0005】そこで、本発明は、EMI抑制コアをケー
ブルに装着する作業及びケーブルを固定する作業のトー
タルの作業工程を削減することができるとともに、ケー
ブルを傷つけることを防止できる電子機器用支持台の提
供を、課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために案出された本発明による電子機器用支持台は、ケ
ーブルに繋がる電子機器を支持するための電子機器用支
持台であって、複数の高透磁率材料の断片からなり全体
として前記ケーブルを囲み得る磁気回路を形成するEM
I抑制コアと、その表面に前記EMI抑制コアの一片を
収容する収容部が形成された支持台本体と、この支持台
本体に対して固着可能であるとともに、前記支持台本体
に対して固定された状態では前記EMI抑制コアの一片
とともに前記磁気回路を形成可能な姿勢で前記EMI抑
制コアの他片を保持する固定具とを、備えたことを特徴
とする。
【0007】このように構成された本発明によると、保
持具が支持台本体に固着されると、支持台本体の表面に
形成された収容部に収容されたEMI抑制コアの一片と
保持具に保持されたEMI抑制コアの他片とによって、
ケーブルを囲む磁気回路が形成される。この磁気回路
は、支持台本体によって支持されている電子機器に繋が
るケーブルを、機械的且つ磁気的に取り囲み得る。従っ
て、この磁気回路が磁気的にケーブルを取り囲むことに
よってこのケーブルからの電磁妨害波が抑制できるとと
もに、この磁気回路が機械的にケーブルを取り囲むこと
によってこのケーブルを支持台本体に固定することがで
きる。その結果、トータルの作業工程が少なくなるとと
もに、このケーブルに対して別個独立に従来のフェライ
トコアを装着する必要もなくなるので、ケーブルを傷付
ける可能性が低くなる。
【0008】本発明において、支持台本体の表面に形成
された収容部は、この表面から凹んだ凹部であっても良
いし、この表面から突出した枠であっても良い。また、
保持具は、EMI抑制コアの他片を収容する凹部を有し
ていても良いし、ベルトのような形態にてEMI抑制コ
アの他片の移動を規制する構造であっても良い。
【0009】この保持部が支持台本体に固着された状態
におけるEMI抑制コアの両片は、互いに密着していて
も良いし、ギャップを介して対向していも良い。但し、
この時に形成される磁気回路の内部空間からケーブルが
脱落しないように、このギャップの幅は、固定対象ケー
ブルの径よりも小さいことが必要である。また、この磁
気回路の内部空間の(最小)内径は、固定対象ケーブル
の外径と等しくても良いが、この内部空間から固定対象
ケーブルが脱落しない限り、固定対象ケーブルの外径よ
りも小さくても良い。
【0010】保持具を支持台本体に固着するための機構
は、ネジ止めであっても良いし、保持具と一体に形成さ
れたフック等を用いる係止機構であっても良いし、溝と
突起を用いた填め合わせ機構であっても良い。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明に
係る電子機器載置台の実施の形態を説明する。
【0012】
【実施形態1】図1は、本第1実施形態による電子機器
載置台(以下、「キャビネット15」という)が組み込
まれたコピーシステム10の外観斜視図である。また、
図2は、このコピーシステム10を構成する各電子機器
11〜14の接続関係を示すブロック図である。これら
各図に示されるように、このコピーシステム10は、コ
ピーサーバ11と、このコピーサーバ11に対して夫々
信号ケーブル203〜205を介して接続されたスキャ
ナ13,操作パネル12及びプリンタ14から、構成さ
れている。なお、これら各電子機器のうち、コピーサー
バ11,スキャナ13及びプリンタ14は、夫々、電源
ケーブル200〜202を介して商用電源に接続されて
いる。
【0013】コピーサーバ11は、このコピーシステム
10全体を制御するためのコンピュータであり、CP
U,RAM,ディスク装置等、通常のパーソナルコンピ
ュータと同じアーキテクチャを有している。
【0014】操作パネル12は、テンキー等の多数のキ
ー及び液晶パネル付きタッチパネルを有しており、操作
者によって操作されることによって、コピーサーバ11
に対する各種のデータ(操作コマンドを含む)を、信号
ケーブル(専用ケーブル)204を介してこのコピーサ
ーバ11へ伝達する。
【0015】スキャナ13は、信号ケーブル(具体的に
はSCSIケーブル)203を介してコピーサーバ11
から受信した読取命令に従い、図示せぬ原稿台上に載置
された原稿のイメージを読み取って、この読取りによっ
て得られた画像信号を、信号ケーブル203を介してコ
ピーサーバ11へ伝達する。
【0016】また、プリンタ14は、上記画像信号に対
して所定の画像処理を施すことによってコピーサーバ1
1が生成した印刷データ及び印刷命令を、信号ケーブル
(具体的にはセントロニクスケーブル)205を介して
受信して、この印刷データが示す画像を用紙上に印刷す
る。
【0017】これらコピーシステム10を構成する各電
子機器のうち、操作者が直接操作を行うスキャナ13,
操作パネル12及びプリンタ14は、キャビネット15
によって、互いに重なり合うようにレイアウトされ、操
作者による操作性の向上に寄与している。即ち、図1に
示すように、プリンタ14を覆うように、キャビネット
15が設置され、このキャビネット15の上に、スキャ
ナ13が載置される。
【0018】次に、図3を参照して、電子機器支持台と
してのキャビネット15の概略構成を、説明する。キャ
ビネット15の本体(支持台本体)は、プリンタ14が
直接載置される水平板101、この水平板101を支え
る左右一対の脚102,102、両脚102,102の
下端近傍同士の間に掛け渡された連結部材103、水平
板101の両側縁と平行に両脚102,102の下端に
固定された一対の水平部材104を、主要構成部材とし
て構成されている。なお、これら各主要構成部材は、夫
々、スチールから形成されており、ボルト止め又は溶接
によって互いに固着されている。
【0019】水平板101は、スキャナ13の平面形状
よりも一回り大きい矩形の平面形状を有しており、その
前縁中央に、操作パネル12が固定されている。なお、
ここでは、図1の手前側を「前」と定義し、図3の手前
側を「後」と定義する。
【0020】各脚102,102は、底面が長方形であ
る角柱形状を、有している。そして、その幅広な側面が
水平板101の側面と面一にされるとともに、その幅狭
な側面が水平板101の後面と面一にされた状態で、水
平板101の下面における後側両隅に、夫々、固定され
ている。なお、各脚102,102の高さは、プリンタ
14の高さよりも十分に高い。また、両脚102,10
2間の間隔は、プリンタ14の幅よりも若干広い。
【0021】各水平部材104,104も、端面が長方
形であり且つ水平板101の両側縁と同じ長さの角柱形
状を有している。そして、その幅広な側面が各脚102
の側面と面一にされるとともに、一方の端面が各脚10
2の後側面と面一にされた状態で、各脚102の下端面
に、固定されている。さらに、各水平部材104,10
4の下面の前端近傍及び後端近傍には、夫々、キャスタ
ー105,105が取り付けられている。
【0022】連結部材103は、各脚102,102の
前後方向における幅と同じ厚さと、両脚102,102
の間隔と同じ幅を有する箱状部材である。そして、この
連結部材103は、その下面が両水平部材104,10
4の下面と面一にされるとともに、その後面が両足10
2,102及び両水平部材104,104の後面と面一
にされた状態で、両脚102,102及び両水平部材1
04,104の間に固定されている。
【0023】以上の構成により、キャビネット15内に
プリンタ14を収容することが可能になっている。ま
た、キャビネット15の上面(即ち、水平板101の上
面)にスキャナ13を載置させた状態で、このキャビネ
ット15を、スキャナ13及び操作パネル12と一体
に、且つ、プリンタ14と一緒又は別個に、床面上で移
動させることができる。このような一体移動に際してプ
リンタ14及び操作パネル12から伸びた複数のケーブ
ル(信号ケーブル205,204,電源ケーブル20
2)が互いに絡まぬよう、また、各ケーブルが脚102
等に絡まぬように、これら各ケーブル205,204,
202は、フェライトコアの装着機構を兼ねる固定機構
4,4,4によって、夫々、キャビネット15の連結部
材103に固定されている。
【0024】具体的には、プリンタ14の信号ケーブル
205及び操作パネル12の信号ケーブル204は、共
に、キャビネット15の側方に配置されるコピーサーバ
11に接続される必要があるので、連結部材103の上
面における図3に向かって左側にまとめて設けられた固
定機構4によって、固定されている。これに対して、プ
リンタ14の電源ケーブル202は、これら両信号ケー
ブル205,204と絡まぬように、連結部材103の
上面における図3に向かって右側に設けられた固定機構
4によって、固定されている。
【0025】以下、各固定機構4の構造を具体的に説明
する。なお、各ケーブル205,204,202の径に
依って各固定機構4におけるフェライトコア401の内
径(及び外径)は異なるが、その構造自体は全固定機構
4に共通しているので、一つの固定機構4についての
み、説明を行う。
【0026】固定機構4は、連結部材103の上面に形
成された収容凹部103aと、この収容凹部103aを
塞ぐ固定具としてのケース402と、これら収容凹部1
03a及びケース402内に夫々収容されたEMI制御
コアの一対の断片であるフェライトコア401a,40
1bとから、構成されている。図4は、この収容凹部1
03aの斜視図であり、図5は、各フェライトコア40
1a,401bの斜視図であり、図6は、ケース402
の斜視図であり、図7は、固定機構4の(連結部材10
3にケース402を固着する直前の状態における)断面
図であり、図8は、図7の状態における外面図である。
【0027】図5に示されるように、本実施形態におけ
る固定機構4に組み込まれるフェライトコア401a,
401bは、高透磁率材料であるフェライトから形成さ
れ、ケーブルに対して着脱自在な形態で従来流通されて
いるものと全く同じ形状を有している。即ち、これら一
対のフェライトコア401a,401bは、固定対象の
ケーブルの外径とほぼ同じ内径を有する厚肉な円筒をそ
の中心軸を含む平面に沿って二分割したのと等価な形状
を、有している。また、各フェライトコア401a,4
01bの外周面における分割面との各縁の近傍には、夫
々、この分割面と平行な溝が形成されている。なお、両
フェライトコア401a,401bの軸方向における長
さは、連結部材103の前後方向における厚さよりも、
若干短い。
【0028】収容凹部103aは、スチール板から連結
部材103をプレス加工する際に、一体に形成される。
そして、この収容凹部103aは、フェライトコア40
1aの外径とほぼ同じ内径,及び、フェライトコア40
1aの軸方向長さとほぼ同じ内寸を有する半円柱状の凹
部として、形成されている。従って、連結部材103の
前面及び後面と収容凹部103aとの間には、比較的薄
い隔壁103b,103bが残されている。この隔壁1
03b,103bの中央には、収容凹部103aの内周
面と同心,且つ、固定対象のケーブルの外径よりも僅か
に大きい内径を有する半円形の切欠103c,103c
が、形成されている。なお、収容凹部103aの両脇に
は、夫々、収容凹部103aの縁と平行に2つのネジ孔
103d,103dが並んで形成されている。
【0029】また、ケース402は、樹脂成型品であ
り、収容凹部103aの内面形状とほぼ同じ内面形状を
有する凹部である収容部402aと、この収容部402
aの両側から一体に張り出した外方フランジ402b,
402bとから、構成されている。即ち、この収容部4
02aは、フェライトコア401aの外径とほぼ同じ内
径,及び、フェライトコア401aの軸方向長さとほぼ
同じ内寸を有する半円筒形状を有し、その軸方向におけ
る両端には、その内周面と同心,且つ,固定対象のケー
ブルの外径よりも僅かに大きい内径を有する内方フラン
ジ402c,402cが、一体に形成されている。な
お、収容部402aの内周面には、フェライトコア40
1bの外周面に形成された一対の溝の形状に対応する一
対の直線状の突起が、一体に突出形成されている。ま
た、各外方フランジ402b,402bは、収容部40
2aにおける中心軸と平行な縁から、その中心軸を含む
面に沿って一体成形されている。なお、各外方フランジ
402b,402bには、連結部材103の収容凹部1
03a及びケース402の収容部402aの中心軸同士
を一致させ(即ち、夫々の内周面の縁同士を一致せ)且
つ、各隔壁103b,103b及び各内方フランジ40
2c,402cの内面同士を面一にした状態で、連結部
材103の各ネジ孔103dと一致する位置に、夫々、
貫通孔402d,402dが形成されている。
【0030】キャビネット15の組立時において、組立
作業者は、連結部材103の収容凹部103aにフェラ
イトコア401aを填め込んで、フェライトコア401
aの内周面を各隔壁103b,103bの切欠103
c,103cに合致させるとともに、その中心軸を中心
として適宜回転調整し、フェライトコア401aにおけ
る中心軸を含む分割面を連結部材103の上面と面一に
させる。また、ケース402の収容部402aにフェラ
イトコア401bをはめ込み、ケース402を若干弾性
変形させつつ収容部402a内周面の直線状突起をフェ
ライトコア401aの外周面の溝に填め込む。すると、
フェライトコア401bにおける中心軸を含む分割面が
外方フランジ402b,402bと面一になるととも
に、フェライトコア401bの内周面が各内方フランジ
402c,402cの内縁と合致する。図7の断面図
(各フェライトコア401a,401bの中心軸に直交
する面に沿った断面図)及び図8の外面図(連結部材1
03の後面側から見た外面図)は、この状態を示してい
る。
【0031】この状態において、組立作業者は、収容凹
部103aに填め込まれたフェライトコア401aの内
周面に固定対象ケーブルをはめ込み、その両端を各隔壁
103b,103bの切欠103c,103cに通して
おく。そして、この固定対象コードの上からケース40
2に填め込まれたフェライトコア401bを被せ、その
内周面に固定対象コードを填め込む。以上の後に、この
ケース402及びフェライトコア401bを固定対象コ
ードに沿って前後に位置調整することによって、ケース
402の各外方フランジ402b,402bの各貫通孔
402d,402dと連結部材103の各ネジ孔103
d,103dとを重ね合わせる。これにより、両フェラ
イトコア401a,401bの中心軸同士が一致すると
ともに夫々の分割面同士が密着して、固定対象ケーブル
を囲む磁気回路が形成されるのである。そして、各貫通
孔402dを通して固定ビス403を各ネジ孔103d
にねじ込むことにより(図9参照)、ケース402が連
結部材103に対して強固に固定され、固定対象ケーブ
ルがキャビネット15に固定されるのである。
【0032】以上のようにして、プリンタ14の信号ケ
ーブル205及び電源ケーブル202,並びに、操作パ
ネル12の信号ケーブル204を夫々キャビネット15
に固定した状態を示す斜視図(但し、各ケーブルの根元
及びプリンタ14の本体は図示略)が、図3である。
【0033】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、各固定機構4は、固定対象ケーブルケーブル20
2,204,205をキャビネット15に固定する機能
と電磁妨害波を防止する機能とを併せ持っているので、
組立作業者は、一方のフェライトコア401bが填め込
まれたケース402を他方のフェライトコア401aが
填め込まれた連結部材103に固定するという一つの作
業のみで、そのケーブルをキャビネット15に固定でき
るとともに、そのケーブルにフェライトコア401a,
401bを装着することができる。また、この固定機構
4の他に別段の障害物(従来のフェライトコア)をケー
ブルに装着する必要がないので、ケーブルの自由な湾曲
を阻害して傷付けてしまう危険が、それだけ低くなる。
【0034】なお、スキャナ13からの電源ケーブル2
01及び信号ケーブル203については、本実施形態に
おいては説明を省略しているが、必要に応じて、本実施
形態による固定機構4を、キャビネット15の水平板1
03又はその他の箇所に設けても良い。
【0035】
【実施形態2】本発明の第2の実施形態は、上述した第
1実施形態と比較して、3つの固定機構4におけるケー
ス402同士を一体化させたのと等価な構成を有してい
る。図10は、本第2実施形態における固定機構4’を
示す後面斜視図である。また、図11は、その分解図で
ある。図11に示すように、本第2実施形態における連
結部材103側の構成は、ネジ孔103dの数及び位置
を除き、第1実施形態のものと全く同じである。そし
て、ネジ孔103dは、連結部材103の上面における
最も外側の収容凹部103a,103aと両端との間
に、一つづつ形成されている。
【0036】また、本第2実施形態においては、甲第1
実施形態における3個のケース402の代わりに、一つ
の固定具である一体化ケース501が使用されている。
この一体化ケース501は、樹脂成形又はスチール板の
プレス成形によって、作られている。この一体化ケース
501は、連結部材103の上面と同形状の矩形の底面
を有しているとともに、その外周縁から上方に向けて夫
々垂直に突出したリブを一体に有している。従って、両
脚102,102の間に一体化ケース501を挿し込
み、その底面を連結部材103の上面に密着させると、
一体化ケース501は、連結部材103に対して、前後
方向にのみ移動可能となるように規制される。更に、一
体化ケース501には、その前後のリブの表面が連結部
材103の前後各面と夫々面一となった状態で連結部材
103の上面における各ネジ孔103d,103dと重
なる位置に、夫々、貫通孔501dが形成されている。
従って、各貫通孔501dを通して固定ビス502を各
ネジ孔103dにねじ込むことにより、一体化ケース5
01が連結部材103に対して完全に位置決めされる。
【0037】また、一体化ケース501には、このよう
に位置決めされた状態において連結部材102における
各収容凹部103aと重なる位置に、夫々、第1実施形
態におけるケース402の収容部402aと同一形状を
有する凹部である収容部501aが、一体に組み込まれ
ている。即ち、各収容部501aは、フェライトコア4
01aの外径とほぼ同じ内径,及び、フェライトコア4
01aの軸方向長さとほぼ同じ内寸を有する半円筒形状
の内面形状を有し、一体化ケース501の底面に開口し
ている。なお、各収容部501aの内周面の中心軸は、
一体化ケース501の底面と同一平面内に存在してい
る。また、各収容部501aの軸方向における両端に
は、その収容部501aと同心,且つ,固定対象のケー
ブルの外径よりも僅かに大きい内径を有する内方フラン
ジ501c,501cが、一体化ケース501の前後の
リブと一体に形成されている。なお、各収容部501a
の内周面には、フェライトコア401bの外周面に形成
された一対の溝の形状に対応する一対の直線状の突起
が、一体に突出形成されている。本実施形態におけるそ
の他の構成は、上述した第1実施形態のものと全く同一
であるので、その説明を省略する。
【0038】キャビネット15の組立時において、組立
作業者は、連結部材103の各収容凹部103aに夫々
対応するフェライトコア401aを填め込む。そして、
各フェライトコア401aを、夫々の中心軸を中心とし
て適宜回転調整し、フェライトコア401aにおける中
心軸を含む分割面を連結部材103の上面と面一にさせ
る。また、一体化ケース501の各収容部501aに夫
々対応するフェライトコア401bをはめ込み、各収容
部501aを若干弾性変形させつつその収容部501a
内周面の直線状突起をフェライトコア401bの外周面
の溝に填め込む。すると、各フェライトコア401bに
おける中心軸を含む分割面が一体化ケース501の底面
と面一になるとともに、各フェライトコア401bの内
周面が各内方フランジ501cの内縁と合致する。図1
1の斜視図は、この状態を示している。
【0039】この状態において、組立作業者は、各収容
凹部103aに填め込まれたフェライトコア401aの
内周面に夫々対応する固定対象ケーブルをはめ込み、そ
の両端を各隔壁103b,103bの切欠103c,1
03cを通しておく。そして、両脚102,102の間
に一体化ケース501を差し込み、各固定対象コードの
上から、一体化ケース501に填め込まれた各フェライ
トコア401bを被せ、その内周面に夫々の固定対象コ
ードを填め込む。以上の後に、この一体化ケース501
を前後に位置調整することによって、一体化ケース50
1及び連結部材103の前面同士及び後面同士を夫々面
一とする。これにより、対応するフェライトコア401
a,401bの中心軸同士が一致するとともに夫々の分
割面同士が密着して、夫々の固定対象ケーブルを囲む磁
気回路が形成されるのである。そして、各貫通孔501
dを通して固定ビス502を各ネジ孔103dにねじ込
むことにより、一体化ケース501が連結部材103に
対して強固に固定され、固定対象ケーブルがキャビネッ
ト15に固定されるのである。
【0040】
【変形例】各ケース402又は一体化ケース501は、
上記した各実施形態においては固定ビス403,502
によって固定されていたが、フック等の係止機構によっ
て固定されても良い。特に、第2実施例の一体化ケース
501の場合には、脚102によって移動可能方向が一
方向のみに規制されているので、簡単な係止機構でも固
定が可能である。一方、第1実施形態のケース402の
場合には、係止機構の他に位置決め機構を併設すること
が望ましい。この位置決め機構としては、ピンと孔,キ
ーとキー溝,いわゆる印籠,等を、用いることができ
る。
【0041】また、本発明による電子機器台は、あらゆ
る電気機器の載置台として実施することが可能であるの
で、例えば、テレビ受像器とビデオレコーダーが載置さ
れても良いし、計測器システムが載置されても良い。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による電子
機器用支持台によれば、EMI抑制コアが支持台に固定
されるために、EMI抑制コアにケーブルを取り付ける
だけで、このケーブルが支持台に対して固定される。従
って、作業工程を削減することができるとともに、ケー
ブルが傷つく可能性を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態によるコピーシステ
ムの正面斜視図
【図2】 コピーシステムを構成する電子機器の接続関
係を示すブロック図
【図3】 キャビネットの背面斜視図
【図4】 収容凹部の拡大斜視図
【図5】 フェライトコアの斜視図
【図6】 ケースの斜視図
【図7】 固定機構の断面図
【図8】 固定機構の外観図
【図9】 ケーブル固定作業の説明図
【図10】 本発明の第2の実施形態による固定機構を
示す斜視図
【図11】 ケーブル固定作業の説明図
【符号の説明】
4 固定機構 10 コピーシステム 12 操作パネル 13 スキャナ 15 キャビネット 103 連結部材 201 電源ケーブル 203 信号ケーブル 204 信号ケーブル 401a フェライトコア 401b フェライトコア 402 ケース 501 一体化ケース

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブルに繋がる電子機器を支持するため
    の電子機器用支持台であって、 複数の高透磁率材料の断片からなり、全体として前記ケ
    ーブルを囲み得る磁気回路を形成するEMI抑制コア
    と、 その表面に前記EMI抑制コアの一片を収容する収容部
    が形成された支持台本体と、 この支持台本体に対して固着可能であるとともに、前記
    支持台本体に対して固定された状態では、前記EMI抑
    制コアの一片とともに前記磁気回路を形成可能な姿勢で
    前記EMI抑制コアの他片を保持する固定具とを備えた
    ことを特徴とする電子機器用支持台。
  2. 【請求項2】前記EMI抑制コアはフェライトコアであ
    ることを特徴とする請求項1記載の電子機器用支持台。
  3. 【請求項3】前記支持台本体の表面に形成された収容部
    は、前記EMI抑制コアの一片を収容する凹部であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の電子機器用支持台。
  4. 【請求項4】前記固定具は、前記EMI抑制コアの他片
    を収容する凹部を有することを特徴とする請求項1記載
    の電子機器用支持台。
  5. 【請求項5】前記固定具は、前記支持台本体に対してネ
    ジ止め固定されることを特徴とする請求項1記載の電子
    機器用支持台。
  6. 【請求項6】前記支持台本体の表面には複数の前記収容
    部が形成されているとともに、 前記固定具は、複数の前記収容部に夫々収容された前記
    EMI抑制コアの一片に対応した複数の前記他片を保持
    することを特徴とする請求項1記載の電子機器用支持
    台。
JP2000294026A 2000-09-27 2000-09-27 電子機器用支持台 Withdrawn JP2002111256A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000294026A JP2002111256A (ja) 2000-09-27 2000-09-27 電子機器用支持台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000294026A JP2002111256A (ja) 2000-09-27 2000-09-27 電子機器用支持台

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002111256A true JP2002111256A (ja) 2002-04-12

Family

ID=18776715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000294026A Withdrawn JP2002111256A (ja) 2000-09-27 2000-09-27 電子機器用支持台

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002111256A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8243470B2 (en) 2010-03-31 2012-08-14 International Business Machines Corporation Ferrite inductors integrated within top-mounted input/output cable port assembly of an electronics rack
US8243469B2 (en) 2010-03-31 2012-08-14 International Business Machines Corporation Ferrite inductors integrated within input/output cable port assembly of an electronics rack
JP2015162890A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 日立金属株式会社 通信可視化システム
JP2015164268A (ja) * 2014-02-28 2015-09-10 日立金属株式会社 通信可視化システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8243470B2 (en) 2010-03-31 2012-08-14 International Business Machines Corporation Ferrite inductors integrated within top-mounted input/output cable port assembly of an electronics rack
US8243469B2 (en) 2010-03-31 2012-08-14 International Business Machines Corporation Ferrite inductors integrated within input/output cable port assembly of an electronics rack
JP2015162890A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 日立金属株式会社 通信可視化システム
JP2015164268A (ja) * 2014-02-28 2015-09-10 日立金属株式会社 通信可視化システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7778016B2 (en) Electronic apparatus having battery receptacle at the rear of keyboard
US7920378B2 (en) Electronic device
US8213166B2 (en) Electronic device
JPH05189084A (ja) 小形電子機器
JPH02245915A (ja) コンピュータコンソール用ケーシング
JPH0635565A (ja) 携帯用情報機器
JP4794819B2 (ja) 電子機器
US8014140B2 (en) Electronic apparatus having an external connector
JP4852009B2 (ja) 電子機器
US8040688B2 (en) Circuit board unit and electronic device
JP2002111256A (ja) 電子機器用支持台
US7408768B2 (en) Mounting apparatus for data storage device
US6286916B1 (en) Computer bezel having a pivotable drive cover
JP2007328531A (ja) 電子機器
JP4968386B2 (ja) 装着部品および電子機器
US20020197526A1 (en) Interchangeable battery pack for a portable computer
US6636425B2 (en) Case for computer body
JP5777014B1 (ja) 柔軟性モジュール化サーバーシャーシ及びその組立方法
JP2000307259A (ja) 電気機器収納用箱体
JP3282533B2 (ja) 電子装置
JP3238036B2 (ja) 電子機器およびこの電子機器を用いた電子機器システム
JP3334350B2 (ja) ファクシミリ装置のカバー組立構造
JP2933072B2 (ja) 情報処理装置
JP2767839B2 (ja) 電子式キャッシュレジスタ
US7733656B2 (en) Heat sink unit, circuit board unit, and electronic device

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051213

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20060213