JP2933072B2 - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP2933072B2
JP2933072B2 JP9360450A JP36045097A JP2933072B2 JP 2933072 B2 JP2933072 B2 JP 2933072B2 JP 9360450 A JP9360450 A JP 9360450A JP 36045097 A JP36045097 A JP 36045097A JP 2933072 B2 JP2933072 B2 JP 2933072B2
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英明 高田
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるデスクト
ップ型のパーソナルコンピュータに代表される情報処理
装置に関し、特に、配線板,ハードディスク,各種ドラ
イブ等が搭載された装置本体の側面に開閉自在の側面板
を設けることによって、装置本体に予め拡張スロットを
設けることなく拡張ボードによる増設を可能とするとと
もに、コンピュータの修理,増設等の作業もきわめて容
易に行え、かつ、拡張ボードを使用しない場合には装置
本体を小型化し、オフィス等における情報処理装置の省
スペース化を図ることができる情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、いわゆるデスクトップ型と呼ば
れるパーソナルコンピュータ(以下、単に「パソコン」
ともいう)に代表される情報処理装置では、各種の配線
板,ハードディスク,各種ドライブ等が搭載された装置
本体の上面及び両側面が、金属製の板状部材を曲折形成
したカバーで覆われている。
【0003】カバーは、装置本体の上方に向かって取り
外せるようになっており、装置本体の修理や拡張ボード
を用いた増設作業等が行えるようになっている。また、
カバーを取り外した装置本体内部には、予め拡張ボード
が実装可能な拡張スロットが空きスペースとして確保さ
れている。
【0004】そして、このような情報処理装置では、通
常、装置本体のカバー上面に、ディスプレイが搭載さ
れ、さらに必要に応じて、プリンタやスキャナ等の周辺
機器が搭載,設置されるようになっている。
【0005】図7及び図8は、このような従来の一般的
なデスクトップ型パソコンを示す概略斜視図であり、図
7は装置本体にカバーを取り付けた状態を、図8は装置
本体からカバーを取り外した状態を示している。
【0006】これらの図に示すように、従来の一般的な
パソコンでは、ハードディスク,CD−ROMドライ
ブ,フロッピードライブ等の各種デバイス,ドライブ
や、配線板等が収納されたコンピュータの装置本体10
0が、上面及び両側面を板状のカバー110によって取
り外し可能に覆われており、この状態でオフィスのデス
ク等に設置される。
【0007】そして、装置本体100の上面を覆うカバ
ー110上には、図示しないディスプレイや、必要に応
じてプリンタ,スキャナ等の周辺機器が搭載,設置され
るようになっている。
【0008】また、図8に示すように、カバー110を
取り外した装置本体100の内部には、拡張ボード13
0が実装可能な拡張スロットが空きスペースとして確保
されている。この拡張スロット部には、拡張ボード13
0が接続されるサブボード120が実装されており、ま
た、装置本体100の背面側には、拡張ボード130の
コネクタ131が装置外部と接続できるようにコネクタ
口140が穿設してある。
【0009】このような構成からなる従来のデスクトッ
プ型のパソコンでは、通常は、カバー110を取り付け
た装置本体100の上面にディスプレイ等の周辺機器を
搭載して使用する。
【0010】そして、装置本体100の修理やメモリ増
設等の作業が必要になったときには、まず、ディスプレ
イ等の周辺機器を移動させ、装置本体100からカバー
110を取り外し、装置本体100の内部を露出させ
る。
【0011】この状態で、必要な修理作業を行い、ま
た、増設作業を行う場合には、装置側に設けてある拡張
スロットに拡張ボード130を配設してサブボード12
0に接続する。その後、再びカバー110を装置本体1
00の取り付けてディスプレイ等を元の位置に設置し、
パソコンとして使用することができる。
【0012】このように、従来のデスクトップ型のパソ
コンでは、装置本体側にカバーを着脱自在に取り付ける
ことによって、カバーを任意に取り外して拡張ボードの
増設や修理等の必要な作業を行えるようになっていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに装置本体の上面及び両側面をカバーで覆う従来の情
報処理装置では、カバー上にディスプレイを搭載し、さ
らにプリンタやスキャナ等を設置することが通常であっ
たため、例えばパソコンのメモリ等を増設する場合、デ
ィスプレイを装置本体上から降ろし、プリンタ等がある
場合にはこれらの機器も移動させなければ、装置本体の
カバーを取り外すことができず、作業がきわめて煩雑と
なるという問題があった。
【0014】また、従来のパソコンでは、パソコンの増
設等に備えて、予め装置本体側に拡張ボード等が実装可
能な一定面積の拡張スロットが空きスペースとして設け
られていたため、拡張ボードによる増設を必要としない
使用者にとっては、拡張スロットのスペースは無駄であ
り、パソコンを設置する机上のスペースなどを無駄に占
有してしまい、パソコンが不必要に大型化したものとな
ってしまう問題があった。
【0015】特に、最近のパソコンの急激な普及による
一般ユーザの拡大と、パソコン自体の高性能化により、
当面は拡張ボードによる増設を必要としない場合も多く
なってきており、予め一定範囲の拡張スロットを確保し
ていたこれまでのパソコンでは、装置本体が不必要に大
型化したものとなっており、オフィスや家庭等、限られ
たスペースに設置されることが多いパソコンにとって
は、省スペース化を図る上できわめて深刻な問題となっ
てきていた。
【0016】なお、これまで、パソコン等の情報処理装
置における拡張ボードを用いた増設作業の向上を目的と
した技術が提案されており、例えば、特開平3−294
917号公報の携帯型コンピュータの機能拡張用ステー
ションにおけるスロットボード増設構造や、特開平7−
106778号公報の回路基板の挿脱案内支持機構、特
開平8−123579号公報の情報処理装置およびプリ
ンター等がある。
【0017】しかし、このような従来公報のおける技術
では、上述したような従来の情報処理装置が有する課題
を解決することはできなかった。まず、特開平3−29
4917号のスロットボード増設構造は、ノート型,ラ
ップトップ型と呼ばれる折り畳み式の携帯型情報処理装
置を、拡張機能を備えたステーションに搭載するもので
あって、デスクトップ型等の中,大型の情報処理装置に
は適用することができなかった。
【0018】また、特開平7−106778号の挿脱案
内支持機構は、増設スロットにおける拡張ボードの支持
構造の改良に関するものであり、装置本体側には所定の
増設スペースが存在していることを前提とするものであ
って、上述したような、拡張ボードによる増設を必要と
しない場合の装置の大型化に対する解決手段とはなり得
なかった。
【0019】さらに、特開平8−123579号の情報
処理装置も、装置側に所定の増設スペースが存在するこ
とを前提とするもので、かつ、増設作業に際しても、下
部ハウジングに搭載されたプリンタ等の機器からなる上
部ハウジングを取り外し、さらにカバーを取り外さなけ
ればならず、増設作業の煩雑さを解消することも困難で
あった。
【0020】本発明は、このような従来の技術が有する
問題を解決するために提案されたものであり、配線板,
ハードディスク,各種ドライブ等が搭載された装置本体
の側面に開閉自在の側面板を設けることによって、装置
本体に予め拡張スロットを設けることなく拡張ボードに
よる増設を可能とするとともに、コンピュータの修理,
増設等の作業もきわめて容易に行え、かつ、拡張ボード
を使用しない場合には装置本体を小型化し、オフィス等
における情報処理装置の省スペース化を図ることができ
る情報処理装置の提供を目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の請求項1記載の情報処理装置は、拡張ボードを
用いない通常の状態では側面板が取り付けられ、この側
面板によって覆われた側面開口を有する筐体状の装置本
体を有し、かつ、前記側面開口の近傍にサブボードを着
脱自在に配設することが可能なサブボード取付部を設
け、前記サブボードに、拡張ボードが前記側面開口から
装置本体の外部に突出するよう接続されたときに、この
拡張ボードを収納するとともに、前記側面開口に前記側
面板と同様に取り付けられ前記装置本体と一体化する拡
張ボードカバーを備えた構成としてある。
【0022】 このような構成からなる本発明の情報処理
装置によれば、予め装置本体内に接続手段を設けておく
ことにより、装置側面板を開くだけで直ちに拡張ボード
を装置本体側に接続することができ、増設作業をさらに
効率的に行うことができ、かつ、この接続手段を装置開
口部の近傍に配設することで、装置内に拡張スロットの
スペースを確保する必要がなく、装置本体の小型化が実
現でき、従来のように装置本体が不必要に大型化するこ
とを防止することができる。
【0023】 また本発明の情報処理装置によれば、接続
手段を着脱自在とすることにより、拡張ボードによる増
設が必要ない場合には、接続手段を省略することがで
き、部品点数の減少とパソコン自体の低コスト化が実現
できるとともに、増設が必要な場合には、接続手段を装
置本体側に取り付けるだけで拡張ボードを実装でき、増
設作業には何等の支障を与えることもない。
【0024】 さらに、本発明の情報処理装置によれば、
装置本体に拡張ボードを実装した場合にも、拡張ボード
カバーによって拡張ボードを覆うことができ、拡張ボー
ドの保護とパソコン全体の美観の向上を図ることができ
る。
【0025】 そして、拡張ボードカバーを装置側に着脱
自在に構成することで、増設が必要ない場合には装置本
体を小型化したままとし、拡張ボードを増設した場合に
のみ拡張ボードカバーを取り付けることができる。これ
によって、増設の必要の有無に拘わらず、パソコンのあ
らゆるユーザ及び使用局面に対応できる汎用性の高い情
報処理装置を実現できる。
【0026】 さらに、拡張ボードカバーを装置本体の高
さ及び奥行きと同寸法の筐体状に形成し、これを装置本
体に一体的に接続することによって、拡張ボードカバー
を取り付けた場合にも、従来の拡張スロットを装置内に
設けていたパソコンと同形,同大の装置本体を構成する
ことができる。
【0027】 これにより、本装置は、従来のパソコンと
変わらない外観となり、拡張ボードカバー上にもディス
プレイ等の設置,搭載も可能となり、従来のパソコンと
何等変わりなく周辺機器を設置することもできる。
【0028】 また、請求項記載の情報処理装置は、
記側面板が、前記装置本体の側面開口に嵌脱自在に取り
付けられた構成としてあり、請求項3では、前記開閉自
在な側面板が、前記装置本体の側面に沿ってスライド自
在に取り付けられた構成としてある。
【0029】 このような構成からなる本発明の情報処理
装置によれば、開閉自在な側面板を装置本体側から取り
外し、あるいはスライドさせることによって、装置本体
内部を開口させることができるので、簡単にパソコンの
増設作業や修理等の必要な作業を行うことができる。
【0030】 これにより、装置本体上にディスプレイ等
の周辺機器が搭載されている場合でも、これらを移動さ
せることなく装置本体の内部作業を行うことができ、拡
張ボードの増設作業等もきわめて簡単に行える。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の情報処理装置の実
施形態について、図面を参照して説明する。 [第一実施形態] まず、本発明の第一の実施形態について図1〜図4を参
照して説明する。図1〜図4は、本実施形態に係る情報
処理装置を示す概略斜視図であり、図1は装置本体に側
面板を取り付けた状態を、図2は装置本体から側面板を
取り外した状態を、図3は装置本体に拡張ボード及び拡
張ボードカバーを取り付ける途中の状態を、さらに図4
は装置本体に拡張ボード及び拡張ボードカバーを取り付
けた状態を示している。
【0032】 これらの図に示すように、本実施形態の情
報処理装置は、デスクトップ型のパソコンであり、装置
本体1を有している。この装置本体1は、特に図示は省
略してあるが、ハードディスク,CD−ROMドライ
ブ,フロッピードライブ等の各種デバイス,ドライブ
や、配線板等が収納されたコンピュータの装置本体を構
成している。
【0033】 図1に示すように、装置本体1は図示しな
いハードディスクや各種配線板等が実装された底板の前
後に、CD−ROMドライブ,フロッピードライブ等を
具えた筐体状となっており、装置正面左側の側面に開口
2が形成してある。
【0034】 そして、この開口2に側面板10が嵌脱自
在に取り付けられて、装置本体1の内部が側面(左側
面)において開閉自在となるように構成してある。ここ
で、本実施形態では、装置正面左側に開口2を設け、側
面板10を取り付けるようにしてあるが、これを装置正
面の右側面に開口2を設けて側面板10によって開閉自
在に覆うようにすることもできる。
【0035】 そして、このような構成からなる装置本体
1は、通常、上面に図示しないディスプレイが搭載さ
れ、また、必要に応じて、装置本体1にラック等を組み
合わせて、適宜プリンタ,スキャナ等の周辺機器が設置
されるようになっている。
【0036】 側面板10は、装置本体1の開口2を覆う
大きさの板状部材からなり、装置本体1の側面の面積と
ほぼ同形に形成してある。この側面板10の装置側面に
は、開口2の内壁に嵌入される嵌入部11,11が突設
してある。
【0037】 この嵌入部11,11は、開口2の内壁と
対応する位置に突設された板状部材となっており、本実
施形態では、対向する一対のコ字形状に形成してある。
このように嵌入部11を一対のコ字形状の板部材によっ
て形成することで、装置本体1の内部の各種部品,デバ
イス等との干渉が生じることなく嵌入部11を開口2に
嵌入させて、側面板10を確実に装置本体1に取り付
け、かつ、取り外しも容易にすることができる。
【0038】 また、本実施形態では、図2に示すよう
に、側面板10の嵌入部11と装置本体10の背面の対
応する位置に、それぞれネジ孔12及びネジ孔4が形成
してあり、固定用のネジを螺合させることができるよう
にしてある。
【0039】 これによって、開口2に嵌入部11を嵌入
させた側面板10を、さらにネジによってより確実に装
置本体1側に固定することができる。このネジによる側
面板10の固定は、適宜省略又は増設が可能であり、そ
の場合には、側面板10及び装置本体1のネジ孔12,
4も、省略又はその数を増減することができる。
【0040】 なお、側面板10の装置側への固定手段と
しては、本実施形態における対向する一対のコ字形状部
材からなる嵌入部11に限定されるものではなく、側面
板10を装置本体1側に嵌脱自在に取り付けることがで
きるものであれば、どのような手段であってもよい。例
えば、側面板10の装置側面に、開口2の内周縁に対応
した環状の突条部を突設したり、あるいは、開口2の内
壁四隅に嵌合する突起を突設することもできる。
【0041】 また、装置本体1の開口2の近傍には、装
置本体1側に電気的に接続されたサブボード取付部3が
実装,配設してあり、このサブボード取付部3にサブボ
ード20が接続されて、後述する拡張ボード30の装置
本体1側への接続手段を構成している。
【0042】 具体的には、サブボード取付部3は、装置
本体1の内部底面側の開口2の開口縁に沿って配設して
あり、これにサブボード20が取り付けられるようにな
っている。
【0043】 このように、サブボード20取付け用のサ
ブボード取付部3を開口2の近傍に配設することによっ
て、装置内に拡張スロットのスペースを確保する必要が
なくなり、装置本体1の小型化が実現できる。これによ
り、従来のパソコンのように装置本体が不必要に大型化
することを防止することができ、コンパクトな装置を実
現することができる。
【0044】 サブボード取付部3とサブボード20は相
互に着脱,嵌合するコネクタとなっており、本実施形態
では、図2に示すように、サブボード取付部3の凹部3
aに、サブボード20の底面側の凸部3bが嵌入され
て、両者が電気的に接続されるようになっている。
【0045】 また、サブボード20には、後述する拡張
ボード30の嵌入部31が嵌入,接続される凹部21,
21が形成してあり、この凹部21に拡張ボード30が
嵌入,接続されることにより、拡張ボード30が装置本
体1側に電気的に接続されるようになっている。
【0046】 このサブボード20の凹部21は、本実施
形態では、高さ方向に二段に形成してあり、二枚の拡張
ボード30を同時に接続できるようにしてある。ただ
し、このサブボード20の凹部21は適宜増減すること
ができ、所望の数の拡張ボード30に対応して凹部21
を設けることで、同時に多数の拡張ボード30を接続す
ることが可能となる。
【0047】 このように、拡張ボード30の接続手段を
構成するサブボード20を装置側のサブボード取付部3
を介して装置本体1に着脱自在とすることにより、拡張
ボード40による増設が必要ない場合には、サブボード
20を省略することができ、部品点数の減少とパソコン
自体の低コスト化が実現できる。
【0048】 一方、増設が必要な場合には、サブボード
20を装置本体側のサブボード取付部3に取り付けるだ
けで拡張ボード30を実装でき、増設作業には何等の支
障も与えない。なお、予め装置本体内にサブボード20
を接続して設けておくと、側面板10を開くだけで直ち
に拡張ボード30を装置本体側に接続することができる
ので、増設作業を効率的に行う面から好ましい。
【0049】 サブボード20に接続される拡張ボード3
0は、増設用のメモリ等の各種デバイス,部品が実装さ
れた拡張用のボードであって、図3に示すように、装置
本体側の端部は、上述したサブボード20の凹部21に
嵌入,接続される嵌入部31となっている。
【0050】 一方、拡張ボード30の反対側の端部に
は、装置背面側方向に向ってコネクタ32が配設してあ
る。このコネクタ32が図示しない外部配線等と電気的
に接続されるようになっている。
【0051】 なお、図3では、一枚の拡張ボード30を
装置側に接続する状態を示しているが、上述したよう
に、サブボード20には複数枚の拡張ボード30が接続
可能であり、本装置を用いて所望の数の拡張ボード30
を装置本体1側に接続が可能である。
【0052】 さらに、本実施形態では、図3及び図4に
示すように、装置本体1の開口2に着脱自在に接続され
る拡張ボードカバー40を具えている。図示するよう
に、拡張ボードカバー40は、装置本体1の開口2に対
応する開口42を備えた筐体状となっており、内部の空
間に装置本体1に接続された拡張ボード30が収納可能
となっている。
【0053】 この拡張ボードカバー40の開口42の周
縁には、上述した側面板10の嵌入部11と同形の一対
コ字形状部材からなる嵌入部41,41が突設してあ
る。この嵌入部41によって、拡張ボードカバー40
は、側面板10の場合と同様、装置本体1に嵌脱自在に
取り付けられるようになっている。
【0054】 なお、嵌入部41にも、上述した側面板1
0の嵌入部11と同様のねじ孔44が形成してあり、そ
の他、側面板10で説明した改良,変形実施が適用でき
ることも同様である。
【0055】 また、拡張ボードカバー40の背面側に
は、収納された拡張ボード30のコネクタ32が露出す
るコネクタ口43が穿設してある。このコネクタ口43
を介して、拡張ボードカバー40に収納された拡張ボー
ド30が外部機器等と接続できるようになっている。
【0056】 ここで、拡張ボードカバー40の形状,大
きさは、取り付ける装置本体1に対応したものとしてあ
り、装置本体1の高さ及び奥行きと同寸法の筐体状に形
成してある。
【0057】 そして、この拡張ボードカバー40を装置
本体1に一体的に接続することによって、拡張ボードカ
バーと装置本体1の上面,正面,背面をそれぞれ同一平
面とすることができ、従来の拡張スロットを装置内に設
けていたパソコンと同形,同大の装置本体1を構成する
ことができる。
【0058】 これにより、装置本体1は、従来のパソコ
ンと変わらない外観となり、拡張ボードカバー40上に
もディスプレイ等の設置,搭載も可能となり、従来のパ
ソコンと何等変わりなく周辺機器を設置することができ
る。
【0059】 このように、本実施形態においては、装置
本体1に拡張ボードカバー40を設けることで、装置本
体1に拡張ボード30を接続する場合でも、拡張ボード
カバー40によって拡張ボード30を覆い、拡張ボード
30の保護と装置本体1全体の美観の向上を図ってい
る。
【0060】 また、拡張ボードカバー40は装置本体1
側に嵌脱自在に構成してあるので、増設が必要ない場合
には装置本体1を小型化したままとし、拡張ボードを増
設した場合にのみ拡張ボードカバー40を取り付けて使
用することが可能となる。これによって、拡張ボード3
0による増設の必要の有無に拘わらず、パソコンのあら
ゆるユーザ及び使用局面に対応できる汎用性の高い情報
処理装置を実現できる。
【0061】 次に、このような構成からなる本実施形態
の情報処理装置において拡張ボードを用いて装置本体の
増設作業をする場合について説明する。装置本体1が増
設されていない通常の状態では、図1に示すように、装
置本体1の側面に側面板10が取り付けられた状態で使
用されている。
【0062】 次いで、装置本体1に増設作業を行う場合
には、まず、図2に示すように、側面板10を装置本体
1から取り外す。これにより、装置本体1の側面に開口
2が現れ、開口2の近傍のサブボード取付部3が露出す
る。
【0063】 次に、サブボード20を用意し、凸部22
をサブボード取付部3の凹部3aに嵌め込み、サブボー
ド20をサブボード取付部3に接続する。なお、上述し
たように、装置本体1があらかじめサブボード20をサ
ブボード取付部3に取り付けた状態で提供される場合に
は、この作業は不要となる。
【0064】 このサブボード20を装置本体1に接続し
た状態で、図3に示すように、拡張ボード30及び拡張
ボードカバー40を用意する。そして、まず、拡張ボー
ド30を嵌入部31をサブボード20の凹部21のいず
れかに嵌入して接続する。
【0065】 この状態で、拡張ボードカバー40を、嵌
入部41,41を開口2内周に嵌入しつつ装置本体1に
取り付ける。その後、必要に応じて固定用のねじを締め
付け、これで増設作業が完了する(図4に示す状態)。
この完成状態では、拡張ボード30のコネクタ32が拡
張ボードカバー40の背面側のコネクタ口43から露出
するので、必要な外部配線等を接続することができる。
【0066】 以上のように本実施形態のによれば、嵌脱
自在な側面板10を装置本体1側から取り外すことによ
って、開口2を介して装置本体1の内部を露出,開口さ
せることができるので、簡単にパソコンの増設作業や修
理等の必要な作業を行うことができる。
【0067】 これにより、装置本体1上にディスプレイ
等の周辺機器が搭載されている場合でも、これらを移動
させることなく装置本体の内部作業を行うことができ、
拡張ボードの増設作業等もきわめて簡単に行える。
【0068】 また、拡張ボードカバー40を装置本体1
側に着脱自在に構成してあるので、増設が必要ない場合
には装置本体1を小型化したままとし、拡張ボード30
を増設した場合にのみ拡張ボードカバー40を取り付け
ることで、増設の必要の有無に拘わらず、パソコンのあ
らゆるユーザ及び使用局面にも対応でき、特に、増設さ
れていない場合のオフィス等のパソコン設置面の省スペ
ース化を図ることができる。
【0069】 [第二実施形態] 次に、本発明の情報処理装置の第二の実施形態について
図5を参照して説明する。図5は、本実施形態に係る情
報処理装置を示す概略斜視図であり、側面板を取り外し
た状態を示している。
【0070】 同図に示す本実施形態の情報処理装置は、
上述した第一の実施形態の変形実施形態であり、側面板
10の装置本体1側への取付手段を変更したものであ
る。従って、その他の構成部分については、第一実施形
態の場合と同様であり、詳細な説明は省略する。
【0071】 図5に示すように、本実施形態の側面板1
0は、装置本体1の側面高さ方向に沿ってスライド自在
に取り付けられており、これによって装置本体1の側面
開口2が開閉自在となっている。
【0072】 具体的には、装置本体1の開口2の外周に
は、装置正面及び背面側に、対向する一対のスライド溝
5,5が形成してあり、この一対のスライド溝5,5に
側面板10がスライド自在に係合するようになってい
る。
【0073】 このように本実施形態のによれば、側面板
10を上下方向にスライドさせるだけで装置本体1から
取り外すことができるので、上述した第一実施形態の場
合と同様、開口2を介して装置本体1の内部を露出,開
口させることができ、簡単にパソコンの増設作業や修理
等の必要な作業を行うことができる。
【0074】 なお、側面板10の装置本体1側への取付
手段は、本実施形態に示したもの以外にも種々の変更実
施が可能であり、側面板10によって装置本体1の側面
開口2を開閉自在に覆うことができるものであればどの
ような形態であっても本発明の目的,効果を達成でき
る。
【0075】 例えば、本実施形態では、側面板10を装
置本体1の高さ方向にスライドさせる構成としてある
が、これを装置本体1の前後方向にスライドさせるよう
にしてもよい。
【0076】 また、側面板10の一側縁を装置本体1の
開口2の外縁にヒンジ等を介して回動自在に取り付ける
こともできる。なお、この場合は、側面板10を装置本
体1の正面側又は背面側に回動自在に取り付ける場合
と、装置本体1の上面側又は底面側に回動取り付ける場
合があり、いずれの場合でも上述した第一,第二実施形
態と同様の効果を奏することができる。
【0077】 [第三実施形態] 次に、本発明の情報処理装置の第三の実施形態について
図6を参照して説明する。図6は、本実施形態に係る情
報処理装置を示す概略斜視図であり、側面板を取り外し
て拡張ボードカバーを取り付けた状態を示している。
【0078】 同図に示す本実施形態の情報処理装置は、
上述した第一実施形態の変形実施形態であり、装置本体
1の開口2を装置の左右両側面に設けるようにしたもの
である。従って、その他の構成部分については、第一実
施形態の場合と同様であり、詳細な説明は省略する。
【0079】 図6に示すように、本実施形態では、開口
2(図にあらわれていない)が装置本体1の左右両側面
に形成してあり、従って、開口2を覆う側面板10につ
いても、装置本体1の左右両側面に嵌脱自在に取り付け
られるようになっている(側面板10a,10b)。ま
た、同様に、拡張ボードカバー40についても、装置本
体1の左右両側面に嵌脱自在に取り付けられるようにな
っている(拡張ボードカバー40a,40b)。
【0080】 このような構成からなる本実施形態の情報
処理装置によれば、装置本体1の左右両側面を開閉自在
に構成してあるので、拡張ボードの増設スペースを、装
置本体1の左側,右側,左右両側の三態様を選択的に設
定することができ、より汎用性の高い増設が可能とな
り、増設スペース自体も大幅に増大させることができ、
大容量の増設も可能となる。
【0081】 また、拡張ボードカバー40の取り付け方
向を、装置本体1の左右のいずれにも選択することがで
きるので、パソコンを設置するスペース等に対応させ
て、適宜増設方向を変えることもできる。
【0082】 さらに、拡張ボードカバー40を周辺機器
の搭載台として使用することもでき、増設の有無に拘ら
す装置本体1の左右両側に選択的に拡張ボードカバー4
0を接続して、スキャナ,プリンタ等の各種周辺機器あ
るいは書見台等を搭載する台として使用することも可能
である。
【0083】 なお、本実施形態においても、上述した第
一及び第二実施形態における種々の変更実施は可能であ
り、また、本実施形態を第二実施形態に適用することも
勿論できる。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように本発明の情報処理装
置によれば、配線板,ハードディスク,各種ドライブ等
が搭載された装置本体の側面に開閉自在の側面板を設け
ることによって、装置本体に予め拡張スロットを設ける
ことなく拡張ボードによる増設を可能とするとともに、
コンピュータの修理,増設等の作業もきわめて容易に行
え、かつ、拡張ボードを使用しない場合には装置本体を
小型化し、オフィス等における情報処理装置の省スペー
ス化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る情報処理装置を示
す概略斜視図であり、装置本体に側面板を取り付けた状
態を示している。
【図2】本発明の第一実施形態に係る情報処理装置を示
す概略斜視図であり、装置本体から側面板を取り外した
状態を示している。
【図3】本発明の第一実施形態に係る情報処理装置を示
す概略斜視図であり、装置本体に拡張ボード及び拡張ボ
ードカバーを取り付ける途中の状態を示している。
【図4】本発明の第一実施形態に係る情報処理装置を示
す概略斜視図であり、装置本体に拡張ボード及び拡張ボ
ードカバーを取り付けた状態を示している。
【図5】本発明の第二実施形態に係る情報処理装置を示
す概略斜視図であり、側面板を取り外した状態を示して
いる。
【図6】本発明の第三実施形態に係る情報処理装置を示
す概略斜視図であり、側面板を取り外して拡張ボードカ
バーを取り付けた状態を示している。
【図7】従来の情報処理装置を示す概略斜視図であり、
装置本体にカバーを取り付けた状態を示している。
【図8】従来の情報処理装置を示す概略斜視図であり、
装置本体からカバーを取り外した状態を示している。
【符号の説明】
1 装置本体 2 開口 10 側面板 11 嵌入部 20 サブボード 30 拡張ボード 40 拡張ボードカバー 41 嵌入部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡張ボードを用いない通常の状態では側
    面板が取り付けられ、この側面板によって覆われた側面
    開口を有する筐体状の装置本体を有し、 かつ、前記側面開口の近傍にサブボードを着脱自在に配
    設することが可能なサブボード取付部を設け、 前記サブボードに、拡張ボードが前記側面開口から装置
    本体の外部に突出するよう接続されたときに、この拡張
    ボードを収納するとともに、前記側面開口に前記側面板
    と同様に取り付けられ前記装置本体と一体化する拡張ボ
    ードカバー を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記側面開口及びサブボード取付部が、
    筐体状の装置本体の左右両側面に形成してある請求項1
    記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記側面板が、前記装置本体の側面開口
    に嵌脱自在に取り付けられた構成請求項1又は2記載の
    情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記側面板が、前記装置本体の側面に沿
    ってスライド自在に取り付けられた請求項1又は2記載
    の情報処理装置。
JP9360450A 1997-12-26 1997-12-26 情報処理装置 Expired - Lifetime JP2933072B2 (ja)

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