JP2002111139A - 回路基板装置およびその製造方法 - Google Patents

回路基板装置およびその製造方法

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JP2002111139A
JP2002111139A JP2000297494A JP2000297494A JP2002111139A JP 2002111139 A JP2002111139 A JP 2002111139A JP 2000297494 A JP2000297494 A JP 2000297494A JP 2000297494 A JP2000297494 A JP 2000297494A JP 2002111139 A JP2002111139 A JP 2002111139A
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Japan
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circuit board
adhesive
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back surface
side surfaces
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JP2000297494A
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Juichi Ozaki
寿一 尾崎
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面に電気回路が形成された回路基板とベー
スプレートを接着剤で接合する場合に、良好な接合状態
が得られる回路基板装置およびその製造方法を提供する
こと。 【解決手段】 表面に電気回路が形成された回路基板1
2と、この回路基板12を接着剤15で接合するベース
プレート14とを具備した回路基板装置において、回路
基板12の裏面に凹部13を形成したことを特徴として
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モノリシックマイ
クロ波集積回路などの電気回路が形成された回路基板と
ベースプレートとを接着剤で接合した構造をもつ回路基
板装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロ波など高い周波数で使用される
マイクロ波半導体装置は小型化が求められている。マイ
クロ波半導体装置の小型化を実現する方法として、たと
えばMMIC(Monolithic Microwa
ve IntegratedCircuit)チップを
用いる方法がある。MMICチップは、電界効果トラン
ジスタなどの能動素子、および、インダクタやキャパシ
タなどの受動素子が1つの半絶縁性回路基板上に集積化
して一体に構成されている。
【0003】上記した構造のMMICチップは、MMI
Cなどの電気回路を表面に形成した回路基板部分が、通
常、導電性あるいは熱伝導性を有するぺ一スト状の接着
剤を用いて、パッケージやキャリアプレートなどのベー
スプレート上に接合して使用される。
【0004】ここで、従来の回路基板装置について、M
MICチップとベースプレートを接合する場合を例にと
り図5を参照して説明する。
【0005】金属製のベースプレート51上に、導電性
あるいは熱伝導性を有したぺ一スト状の接着剤52が塗
布され、この接着剤52によって、ベースプレート51
上にMMICチップ53が接合されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の回路基板装置の
場合、ベースプレート51と接合される回路基板、たと
えばMMICチップ53の裏面は、一般に、平坦な面で
形成されている。このようなMMICチップ53をベー
スプレート51上に接合する場合、上記したように、た
とえばベースプレート51上に必要量の接着剤52を塗
布し、その接着剤52を用いてMMICチップ53が接
合される。
【0007】ところで、ベースプレート51にMMIC
チップ53を接合する際、接着剤52を熱処理して硬化
させている。熱処理する場合、MMICチップ53の裏
面全体に接着剤52が塗布されていないと、図6に示す
ように、たとえば接着剤52が十分に塗布されていない
MMICチップ53の端部が上方に反ってもちあがり、
中央が凹んだような形状になる。このとき、MMICチ
ップ53の反った部分が接着剤52を引っ張り、接着剤
52にクラック52aを発生させる。クラック52aが
発生すると、クラック52aは接着剤52の全体に及
び、MMICチップ53が脱落するなどの事故原因にな
る。
【0008】MMICチップ53の反りをなくす方法と
して、たとえば塗布する接着剤52の量を多くする方法
がある。しかし、接着剤52の量が多いと、接着剤52
の一部がMMICチップ53の表面に回りこみ、MMI
Cチップ53上に形成された電気回路を短絡させるとい
う問題がある。
【0009】本発明は、上記した欠点を解決し、表面に
電気回路が形成された回路基板とベースプレートを接着
剤で接合する場合に、良好な接合状態が得られる回路基
板装置およびその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面に電気回
路が形成された回路基板と、この回路基板を接着剤で接
合するベースプレートとを具備した回路基板装置におい
て、前記回路基板の裏面に凹部を形成したことを特徴と
している。
【0011】本発明の回路基板装置の製造方法は、回路
基板の表面に電気回路を形成し、裏面に凹部を形成する
第1工程と、前記回路基板を接合するベースプレート上
に、前記回路基板の裏面よりも狭い領域に接着剤を塗布
する第2工程と、前記ベースプレートの前記接着剤の上
に前記回路基板を配置する第3工程と、前記接着剤を熱
処理し硬化させる第4工程とからなっている。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について、MM
ICチップを例にとり図1を参照して説明する。
【0013】図1はMMICチップ11の裏面を示し、
MMICチップ11はたとえば矩形状に形成されたGa
Asなど半絶縁性の回路基板12の表面に、電界効果ト
ランジスタなどの能動素子、および、インダクタやキャ
パシタなどの受動素子が一括して集積化された電気回路
が形成されている。そして、回路基板12裏面のたとえ
ば中央部に、エッチング加工などによってほぼ円形の凹
部13が形成されている。
【0014】次に、上記したMMICチップ11を、パ
ッケージあるいはキャリアプレートなどのベースプレー
トに接合する方法について図2を参照して説明する。図
2では、図1に対応する部分には同じ符号を付し、重複
する説明は一部省略する。
【0015】まず、ベースプレート14上に接着剤15
が塗布される。このとき、接着剤15は、回路基板12
の裏面全体の面積よりも狭い領域、たとえば回路基板1
2の裏面に形成された凹部13に対応した領域に塗布さ
れる。
【0016】その後、回路基板12の裏面に設けられた
凹部13が接着剤15の上に乗るように、MMICチッ
プ11がベースプレート14上に配置される。
【0017】その後、熱処理を行って接着剤15を硬化
させ、MMICチップ11とベースプレート14を接合
する。
【0018】上記した方法によれば、回路基板12裏面
の凹部13が接着剤15の上に乗った際に、接着剤の一
部が凹部13に溜まった形になる。一方、凹部13の外
側、たとえば回路基板12裏面の外周部では接着剤が少
なくなっている。
【0019】このため、熱処理時に、回路基板12の端
に反りが発生しても、反りに対しては、凹部13に溜ま
った接着剤15で十分な機械的強度が確保される。ま
た、回路基板12裏面の外周部では、接着剤15の量が
少ないため、クラックが発生するようなことがなく、脱
落などの事故が防止される。
【0020】なお、回路基板12裏面の外周部が接合さ
れていなくても、接着剤15による回路基板12の接地
機能や放熱機能は、凹部13の接着剤15で維持され
る。
【0021】次に、本発明の他の実施形態について、回
路基板12の裏面を示した図3を参照して説明する。図
3では、図1に対応する部分には同じ符号を付し、重複
する説明は一部省略する。
【0022】この実施形態では、回路基板12の裏面に
エッチング加工などで形成される凹部13が、ほぼ矩形
状に構成された回路基板12の4つの側面12a〜12
dのうちの複数、たとえば対向する2つの側面12a、
12cの部分にまで連続して形成され、凹部13の延長
部分が回路基板12の側面12a、12cに開口してい
る。
【0023】たとえば、ベースプレート上に塗布される
接着剤の量が多いと、回路基板12の凹部13が接着剤
の上に乗った際に、ベースプレートの面に対して回路基
板12が並行にならず、その結果、回路基板12上に形
成された電気回路と接地面となるベースプレートとの距
離が不均一になる場合がある。
【0024】このような場合、上記したように、凹部1
3の延長部分が回路基板12の側面12a、12cまで
連続していると、接着剤の量が多い場合は、開口部分か
ら接着剤が流れ出し、ベースプレートの面に対し回路基
板12を並行な状態で接合できる。
【0025】なお、図3に示すように、凹部13の延長
部分が回路基板12の対向する2つの側面12a、12
cに形成されている場合、接着剤が両方向にバランスし
て流れ、ベースプレートの面に対して回路基板12が並
行に接合される。
【0026】また、凹部の延長部分を4方向に設け、回
路基板を構成する4つの側面まで連続して設けることも
できる。この場合、回路基板に対する接着剤の流れがよ
りバランスし、ベースプレートの面に対して回路基板1
2が並行な状態で確実に接合される。
【0027】次に、本発明の他の実施形態について、回
路基板12の裏面を示した図4を参照して説明する。図
4では、図1や図3に対応する部分には同じ符号を付
し、重複する説明は一部省略する。
【0028】この実施形態の場合、回路基板12裏面の
凹部13を、たとえば一定幅Wで、かつ、一定深さD
で、1つの側面12aからこれと対向する側面12cま
で形成している。この構成の場合も、図3の場合と同様
の効果が得られる。
【0029】この場合も、一定幅Wで、かつ、一定深さ
Dの凹部を回路基板の各側面と並行に十字状に設けるこ
ともできる。
【0030】上記した構成によれば、熱処理で発生する
接着剤のクラックを回避し、回路基板のベースプレート
からの脱落などの事故を少なくした回路基板装置および
その製造方法が実現される。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、回路基板とベースプレ
ートを良好に接合できる回路基板装置およびその製造方
法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で使用される回路基板を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の実施形態を説明するための断面図であ
る。
【図3】本発明で使用される他の回路基板を示す斜視図
である。
【図4】本発明で使用される他の回路基板を示す斜視図
である。
【図5】従来例を説明するための断面図である。
【図6】従来例でクラックが発生した状態を説明するた
めの断面図である。
【符号の説明】 11…MMICチップ 12…回路基板 13…凹部 14…ベースプレート 15…接着剤

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に電気回路が形成された回路基板
    と、この回路基板を接着剤で接合するベースプレートと
    を具備した回路基板装置において、前記回路基板の裏面
    に凹部を形成したことを特徴とする回路基板装置。
  2. 【請求項2】 回路基板が矩形状の4つの側面を有し、
    前記回路基板の裏面に形成される凹部が前記4つの側面
    のうちの少なくとも1つの側面まで連続している請求項
    1記載の回路基板装置。
  3. 【請求項3】 回路基板が矩形状の4つの側面を有し、
    前記回路基板の裏面に形成される凹部が前記4つの側面
    のうちの対向する関係に位置する少なくとも1対の側面
    まで連続している請求項1記載の回路基板装置。
  4. 【請求項4】 回路基板の表面に電気回路を形成し、裏
    面に凹部を形成する第1工程と、前記回路基板を接合す
    るベースプレート上に、前記回路基板の裏面よりも狭い
    領域に接着剤を塗布する第2工程と、前記ベースプレー
    トの前記接着剤の上に前記回路基板を配置する第3工程
    と、前記接着剤を熱処理し硬化させる第4工程とからな
    る回路基板装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160265538A1 (en) * 2015-03-09 2016-09-15 Hyundai Motor Company Electric pump having circuit board

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20160265538A1 (en) * 2015-03-09 2016-09-15 Hyundai Motor Company Electric pump having circuit board
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