JP2002109488A - 複合icカードの製造方法 - Google Patents
複合icカードの製造方法Info
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Abstract
に使用することができ、カード基材に形成するアンテナ
コイルとICモジュールとの接続を容易とし、製造工程
も高度の精度を要求されない製造コスト及び量産性に優
れた複合ICカードの製造方法を提供することを目的と
する。 【解決手段】 カード基材3の凹部5にICモジュール
4を装着し(a)、カード基材3の貫通孔HにICモジ
ュール4のアンテナ端子7を対向させるよう接着する
(b)。次に、カード基材3の貫通孔Hの内部に、導電
材8を注入する(c)。カード基材3のICモジュール
4装着面とは反対側の面(裏面)に、導電材8にアンテ
ナの両端子が接続するようにアンテナコイル2を形成す
る(d)。最後に、カード基材3に形成されたアンテナ
コイル2を覆い隠すように、保護材9を設けて完成とな
る(e)。
Description
機能と接触機能を実現させたICカードの製造方法に関
し、詳しくは、非接触型ICカードと接触型ICカード
とを統合した複合ICカードの製造方法に関する。
ド、キャッシュカード等の分野においては、磁気カード
に代わるカードとして、カード素材にマイクロプロセッ
サやRAM、ROM等の半導体メモリを含むICモジュ
ールを搭載してなる所謂ICカードが、情報記録容量が
非常に大きいこと、高セキュリティ性を有することから
採用されつつある。
式タイプと、無線で通信する非接触式タイプとに大別さ
れる。接触式タイプは、カード表面に露呈された外部端
子に直接リーダー側端子を接触させて電源供給及び情報
通信を行うもので、エラー率が極めて低い反面、外部端
子が汚れていたり、摩耗により損傷を受けると電気導通
性が失われて通信できなくなる恐れがある。
を介して非接触で電源供給及び情報通信を行うもので、
通信用端子をカード表面に露呈する必要がなく、汚れや
静電気等によるエラーの心配がない。
ドと接触型ICカードを組合せ、1チップで非接触機能
と接触機能を実現させた、複合ICカードが各種分野で
開発されている。
ば、特開平11−115355号公報には、2つのカー
ド基材間にアンテナコイルを積層してカード本体を形成
後、このカード本体にICモジュールを格納する凹部を
ざぐりにより形成することによりアンテナコイル側接続
端子を露出させ、この凹部にICモジュールを装着しア
ンテナコイルに接続させた複合ICカードが開示されて
いる。
装置では、カード基材にザグリ加工を施すことでアンテ
ナコイル側接続端子を露出させなければならないが、ア
ンテナコイル側接続端子の位置を正確に把握する必要が
あった。しかしながら、従来のカード基材の製造方法で
はアンテナコイルの位置は必ずしも一定の位置にはない
ので、ザグリ加工時に確実にアンテナコイル側接続端子
をザグリ面表面に露出させ、かつICモジュールの収納
用の凹部を確実に形成するには、厚さの薄いカード基材
を用いることもあるため、厳密な精度が要求され、加工
精度の高い高価な製造設備を要するため、カード基材の
加工にコストおよび時間がかかり量産の困難な製品であ
った。
もので、接触方式及び非接触方式の両方式に使用するこ
とができ、カード基材に形成するアンテナコイルとIC
モジュールとの接続を容易とし、製造工程も高度の精度
を要求されない製造コスト及び量産性に優れた複合IC
カードの製造方法を提供することを目的とする。
に、本発明の複合ICカードの製造方法は、カード基材
と、少なくともモジュール基板に外部接続端子と前記基
板の裏面に搭載された前記外部接続端子と電気的に接続
してなるICチップとを有するICモジュールと、前記
ICチップと端子部を介して接続し外部と非接触状態で
通信を行うアンテナとを有する複合ICカードの製造方
法において、前記カード基材の所定の位置に凹部を形成
し、この凹部に前記ICモジュールを装着し、前記カー
ド基材への前記ICモジュールの装着後、前記ICモジ
ュールが装着されたカード基材の前記ICモジュールが
装着された面とは別の面に対して前記アンテナを形成す
ることを特徴とする。
の複合ICカードの製造方法は、カード基材と、少なく
ともモジュール基板に外部接続端子と前記モジュール基
板の裏面に搭載された前記外部接続端子と電気的に接続
してなるICチップとを有するICモジュールと、前記
ICチップと端子部を介して接続し外部と非接触状態で
通信を行うアンテナとを有する複合ICカードの製造方
法において、前記ICモジュールは前記ICチップと前
記アンテナとを電気的に接続するためのアンテナ端子部
を前記モジュール基板の裏面に有しており、前記カード
基材は所定の位置に前記ICモジュールを搭載するため
の凹部を形成し、かつこの凹部内に前記ICモジュール
を搭載した際に前記アンテナ端子部と対向する位置に前
記カード基材を貫通した貫通部を形成しており、前記カ
ード基材の凹部に前記アンテナ端子部が前記貫通部に対
向するよう前記ICモジュールを装着し、前記貫通部に
導電材を注入し、前記ICモジュールが装着されたカー
ド基材の前記ICモジュールが装着された面とは別の面
に対して前記アンテナを形成し、前記アンテナの端子が
前記貫通部の導電材と接続することを特徴とする。
の複合ICカードの製造方法は、カード基材と、少なく
ともモジュール基板に外部接続端子と前記モジュール基
板の裏面に搭載された前記外部接続端子と電気的に接続
してなるICチップとを有するICモジュールと、前記
ICチップと端子部を介して接続し外部と非接触状態で
通信を行うアンテナとを有する複合ICカードの製造方
法において、前記ICモジュールは前記ICチップと前
記アンテナとを電気的に接続するためのアンテナ端子部
を前記モジュール基板の裏面に突起状に形成しており、
前記カード基材の所定の位置に前記ICモジュールを搭
載するための凹部を形成し、前記突起状のアンテナ端子
部を前記カード基材に差し込むことにより前記凹部に前
記ICモジュールを装着し、前記ICモジュールが装着
されたカード基材の前記ICモジュールが装着された面
とは別の面に対して前記アンテナを形成することを特徴
とする。
の複合ICカードの製造方法は、カード基材と、少なく
ともモジュール基板に外部接続端子と前記モジュール基
板の裏面に搭載された前記外部接続端子と電気的に接続
してなるICチップとを有するICモジュールと、前記
ICチップと端子部を介して接続し外部と非接触状態で
通信を行うアンテナとを有する複合ICカードの製造方
法において、前記外部接続端子は、その一部が平面方向
に延設した延設部が形成されており、前記カード基材は
所定の位置に前記ICモジュールを搭載するための凹部
を形成し、かつこの凹部内に前記ICモジュールを搭載
した際に前記延設部と対向する位置に前記カード基材を
貫通した貫通部を形成しており、前記延設部は所定の長
さで折り曲げられ、前記カード基材の凹部に前記折り曲
げられた延設部が前記貫通部に対向するよう前記ICモ
ジュールを装着し、前記ICモジュールが装着されたカ
ード基材の前記ICモジュールが装着された面とは別の
面に対して前記アンテナを形成し、前記アンテナの端子
が前記貫通部を通った前記延設部と接続することによ
り、前記ICチップと前記アンテナとを電気的に接続す
ることを特徴とする。
の複合ICカードの製造方法は、少なくともモジュール
基板にICチップを有するICモジュールと、前記IC
チップと端子部を介して接続し外部と非接触状態で通信
を行うアンテナとをカード基材内部に有する複合ICカ
ードの製造方法において、前記ICモジュールに対向す
る前記カード基材表面を除去し、前記ICモジュールの
端子と接続して、前記ICチップと電気的に接続するよ
う外部接続端子を装着することを特徴とする。
の複合ICカードの製造方法は、少なくともモジュール
基板にICチップを有するICモジュールと、前記IC
チップと端子部を介して接続し外部と非接触状態で通信
を行うアンテナとをカード基材内部に有する複合ICカ
ードの製造方法において、前記ICモジュールに対向す
る前記カード基材表面を外部接続端子と略同じ大きさと
なるよう除去し、さらに前記ICモジュールの端子が露
出するよう前記ICモジュールの端子が配置される部分
のみ前記カード基材を除去した後に導電材を注入し、前
記ICチップと電気的に接続するよう外部接続端子を装
着することを特徴とする。
施形態について説明する。図2は本発明の複合ICカー
ド1の外観を説明するための図であり、図2(a)は複
合ICカード1の正面図で、図2(b)はアンテナコイ
ル2との接続を概略的に示す図である。
ルからなるカード基材3にICモジュール4がカード表
面に露呈した構成となっている。また、カード基材3内
部には、アンテナコイル2が設けられており、このアン
テナコイル2はICモジュール2と接続している。 (第1の実施の形態)図3は、複合ICカード1の第1
の実施の形態に用いるカード基材3とICモジュール4
の概略図であり、図3(a)はカード基材3の正面図で
あり、図3(b)はICモジュール4の正面図と側面図
である。
位置に凹部5が設けられており、このカード基材3の凹
部5に、図3(b)に示すICモジュール4を装着する
ようになっている。また、カード基材3の凹部5には、
カード基材3の裏側に通ずる貫通孔Hが設けられてい
る。
ICモジュール4と、凹部5が設けられたカード基材3
の反対面に取りつけられるアンテナコイル2とが接続さ
れるようになっている。
うに、カード表面に露呈する外部端子部6を有し、その
外部端子部6の裏側にアンテナコイル2に接続するため
のアンテナ端子7が形成されている。
造方法の第1の実施の形態を説明する。図1は、図3
(a)のA−A’線における部分拡大断面図である。
材3の凹部5に対してICモジュール4を装着し、図1
(b)に示すように、カード基材3の貫通孔Hに対して
ICモジュール4のアンテナ端子7を対向させるよう接
着する。このICモジュール4とカード基材3との接着
は、図示せぬホットメルト接着剤等を用いると良い。
接着後、図1(c)に示すように、カード基材3の貫通
孔Hの内部に、導電材(例えば導電接着剤など)8を注
入する。この注入の際、導電材8はカード基材3の裏側
に少しだけ突出するよう(貫通孔H分より多めに)注入
する必要がある。
材3のICモジュール4装着面とは反対側の面(裏面)
に、印刷方式により銀ペーストからなるアンテナコイル
2を形成する。この際、貫通孔Hから突出している導電
材8に、アンテナの両端子が接続するようにアンテナコ
イル2を形成する。
るアンテナコイルを印刷方式で形成しているが、金属箔
からなるアンテナコイルをエッチングや打ち抜き方式に
より形成することも可能である。
基材3に形成されたアンテナコイル2を覆い隠すよう
に、保護材9を設けても良い。また、保護材として印刷
済みのシート部材9を貼り付けても良い。また、アンテ
ナコイル2上に保護部材を全く設けず、図1(d)の状
態で完成品とすることも可能である。 (第2の実施の形態)図4は、複合ICカード1の第2
の実施の形態に用いるカード基材13とICモジュール
14の概略図であり、図4(a)はカード基材13の正
面図であり、図4(b)はICモジュール14の正面図
と側面図である。
の位置に凹部15が設けられており、このカード基材1
3の凹部15に、図4(b)に示すICモジュール14
を装着するようになっている。
ように、カード表面に露呈する外部端子部6を有し、そ
の外部端子部6の裏側にアンテナコイル2に接続するた
めの突起状のアンテナ端子17が形成されている。この
アンテナ端子17は、導電性部材により突起状に形成
し、カード基材13に差し込み、貫くよう、半田を硬化
させて形成している。
造方法の第2の実施の形態を説明する。図5は、図4
(a)のB−B’線における部分拡大断面図である。
材13の凹部15に対してICモジュール14を装着
し、図5(b)に示すように、カード基材13をアンテ
ナ端子17が貫通してカード基材13の裏側に先端が飛
び出し、導通を確保できるようにする。
3に接着後、図5(c)に示すように、カード基材13
のICモジュール14装着面とは反対側の面(裏面)
に、印刷方式により銀ペーストからなるアンテナコイル
2を形成する。この際、カード基材13から突出してい
るICモジュール14のアンテナ端子17に、アンテナ
の両端子が接続するようにアンテナコイル2を形成す
る。
基材13に形成されたアンテナコイル2を覆い隠すよう
に、保護材9を設けても良い。また、保護材として印刷
済みのシート部材9を貼り付けても良い。また、アンテ
ナコイル2上に保護部材を全く設けず、図5(c)の状
態で完成品とすることも可能である。 (第3の実施の形態)図6は、複合ICカード1の第3
の実施の形態に用いるカード基材3とICモジュール1
4の概略図であり、図6(a)はカード基材3の正面図
で第1の実施の形態に用いたものと同様であり、図6
(b)はICモジュール14の正面図と側面図で第2の
実施の形態で用いたものと同様である。
位置に凹部5が設けられており、このカード基材3の凹
部5に、図6(b)に示すICモジュール14を装着す
るようになっている。また、カード基材3の凹部5に
は、カード基材3の裏側に通ずる貫通孔Hが設けられて
いる。
ICモジュール4と、凹部5が設けられたカード基材3
の反対面に取りつけられるアンテナコイル2とが接続さ
れるようになっている。
ように、カード表面に露呈する外部端子部6を有し、そ
の外部端子部6の裏側にアンテナコイル2に接続するた
めの突起状のアンテナ端子17が形成されている。この
アンテナ端子17は、導電性部材により突起状に形成
し、カード基材13の凹部5を貫通するよう、半田を硬
化させて形成している。
造方法の第3の実施の形態を説明する。図7は、図6
(a)のC−C’線における部分拡大断面図である。
材3の凹部5に対してICモジュール14を装着し、図
7(b)に示すように、カード基材3の貫通孔Hに対し
てICモジュール14のアンテナ端子17が貫通し、カ
ード基材13の裏側に先端が飛び出し、導通を確保でき
るようにする。このICモジュール4とカード基材3と
の接着は、図示せぬホットメルト接着剤等を用いると良
い。
ド基材3に接着後、カード基材3の貫通孔Hの内部に、
導電材(例えば導電接着剤など)8を注入して、貫通孔
Hとアンテナ端子17の隙間を埋めるようにしてもよ
い。
に接着後、図7(c)に示すように、カード基材3のI
Cモジュール14装着面とは反対側の面(裏面)に、印
刷方式により銀ペーストからなるアンテナコイル2を形
成する。この際、カード基材3から突出しているICモ
ジュール14のアンテナ端子17に、アンテナの両端子
が接続するようにアンテナコイル2を形成する。
基材3に形成されたアンテナコイル2を覆い隠すよう
に、保護材9を設けても良い。また、保護材として印刷
済みのシート部材9を貼り付けても良い。また、アンテ
ナコイル2上に保護部材を全く設けず、図7(c)の状
態で完成品とすることも可能である。 (第4の実施の形態)図8は、複合ICカード1の第4
の実施の形態に用いるICモジュール24の構造と、そ
の製造方法である。尚、カード基板3については、第1
の実施の形態と同様のため、説明を省略する。図8
(a)は、ICモジュール24の正面図と側面図であ
る。
24は、カード表面に露呈する外部端子部6を有し、こ
の外部端子部26の一部の端子部分が他の端子部分より
も左右方向に長く延設形成されている。
部分の延設部20を、図8(b)に示すように、外部端
子部26とは反対側(裏側)に折り曲げることにより、
アンテナコイル2に接続させて導通するようになってい
る。
材3の貫通孔Hに対してICモジュール24の延設部2
0を挿入させ、カード基材3の凹部5に対してICモジ
ュール24を装着する。この装着時、延設部20が貫通
孔Hを貫通し、カード基材3の裏側に延設部20の先端
が飛び出し、導通を確保できるようにする。尚、このI
Cモジュール4とカード基材3との接着は、図示せぬホ
ットメルト接着剤等を用いると良い。
に接着後、図8(d)に示すように、カード基材3のI
Cモジュール24装着面とは反対側の面(裏面)に、印
刷方式により銀ペーストからなるアンテナコイル2を形
成する。この際、カード基材3から突出しているICモ
ジュール24の延設部20に、アンテナの両端子が接続
するようにアンテナコイル2を形成する。
基材3に形成されたアンテナコイル2を覆い隠すよう
に、保護材9を設けても良い。また、保護材として印刷
済みのシート部材9を貼り付けても良い。また、アンテ
ナコイル2上に保護部材を全く設けず、図8(d)の状
態で完成品とすることも可能である。
端子部の一部を延設して形成することにより、導電材を
用いることなくコイルアンテナとの導通を確保すること
ができるという効果を奏する。 (第5の実施の形態)図9を用いて、複合ICカード1
の第5の実施の形態に用いるカード構造と、その製造方
法について説明する。第5の実施の形態では、非接触式
カード30として既に形成されているカードに対して加
工し、図10に示すような接触式用の外部端子部のみ
(即ち、以下コンタクト部と称す)36を接続すること
により、接触式カードとしての機能も有する複合ICカ
ード1とする点に特徴がある。
を説明するための断面図である。図9(a)に示す非接
触式カード30は、例えば、カード基材33の片面に印
刷(あるいは銅巻線の貼り付け等)でアンテナコイル3
2が設けられ、このアンテナコイル32と接続された非
接触式ICモジュール34が埋め込まれている。この非
接触式ICモジュール34には、接触式用の端子37が
所定の位置に予め形成されている。このアンテナコイル
32を覆い隠すように保護材39が貼り付けられてい
る。
カード30のカード基材33における非接触式ICモジ
ュール34が埋め込まれている基材部分を、非接触式I
Cモジュール34が露出しない程度に凹部35を形成す
る。この凹部35における非接触式ICモジュール34
の接触式用の端子37がある所定部分に貫通孔H’を形
成し、接触式用の端子37を露出させる。
示すように、この貫通孔H’の内部に、導電材(例えば
導電接着剤など)38を注入する。この注入の際、導電
材8は貫通孔H’から少しはみ出る位の量を注入する必
要がある。
材33の貫通孔H’(貫通孔H’の導電材8)に対して
非接触式ICモジュール34のコンタクト部36(図1
0参照)のコンタクト基板の端子36aが対向し、接続
するようコンタクト部36をカード基材33の凹部35
に嵌めこむようになっている。
非接触式ICカードとして形成された(既に稼動でき
る)完成品に対して、後から接触式用のコンタクト部の
みを接続することにより、複合ICカードを形成するこ
とが可能となるという効果を奏する。 (第6の実施の形態)図11を用いて、複合ICカード
1の第6の実施の形態に用いるカード構造と、その製造
方法について説明する。第6の実施の形態では、非接触
式カード40として既に形成されているカードに対して
加工し、図12に示すような接触式用の外部端子部のみ
から形成されるコンタクト基板46を接続することによ
り、接触式カードとしての機能も有する複合ICカード
1とする点に特徴がある。
造を説明するための断面図である。図11(a)に示す
非接触式カード40は、例えば、モジュール基材41の
片面に非接触式ICモジュール44を形成し、他方の面
に接触式用の端子47を所定の位置に予め形成してい
る。
ジュール44が配置されている面は、カード基材43が
形成されている。また、モジュール基材41の端子47
が配置されている面には、コイルアンテナ42が印刷
(あるいは銅巻線の貼り付け等)で設けられ、このアン
テナコイル42を覆い隠すように保護材49が貼り付け
られている。
である非接触式カード40の保護材49における非接触
式ICモジュール44が埋め込まれている部分に凹部4
5を例えばざくりにより形成し、非接触式ICモジュー
ル44の接触式用の端子47を露出させる。尚、この凹
部45は、張り合わせる前の保護材49に予め所定の開
口部(45に相当)が形成されていても良い。
5にある端子47に対してコンタクト基板46(図12
参照)の端子46aが対向し、接続するようコンタクト
基板46を凹部45に嵌めこむようになっている。
非接触式ICカードとして形成された(既に稼動でき
る)完成品に対して、後から接触式用のコンタクト部の
みを接続することにより、複合ICカードを形成するこ
とが可能となるという効果を奏する。
接触方式及び非接触方式の両方式に使用することがで
き、カード基材に形成するアンテナコイルとICモジュ
ールとの接続を容易とし、製造工程も高度の精度を要求
されない製造コスト及び量産性に優れている。
の実施の形態を説明するための図。
カード基材3とICモジュール4を概略的に説明するた
めの図。
カード基材13とICモジュール14を概略的に説明す
るための図。
の実施の形態を説明するための図。
ICモジュール14を概略的に説明するための図。
の実施の形態を説明するための図。
ICモジュール24の構造と、その製造方法を説明する
ための図。
ICモジュール24の構造と、その製造方法を説明する
ための図。
るコンタクト部36の構造を概略的に説明するための
図。
るICモジュール24の構造と、その製造方法を説明す
るための図。
るコンタクト部46の構造を概略的に説明するための
図。
Claims (8)
- 【請求項1】 カード基材と、少なくともモジュール基
板に外部接続端子と前記基板の裏面に搭載された前記外
部接続端子と電気的に接続してなるICチップとを有す
るICモジュールと、前記ICチップと端子部を介して
接続し外部と非接触状態で通信を行うアンテナとを有す
る複合ICカードの製造方法において、 前記カード基材の所定の位置に凹部を形成し、この凹部
に前記ICモジュールを装着し、前記カード基材への前
記ICモジュールの装着後、前記ICモジュールが装着
されたカード基材の前記ICモジュールが装着された面
とは別の面に対して前記アンテナを形成することを特徴
とする複合ICカードの製造方法。 - 【請求項2】 カード基材と、少なくともモジュール基
板に外部接続端子と前記モジュール基板の裏面に搭載さ
れた前記外部接続端子と電気的に接続してなるICチッ
プとを有するICモジュールと、前記ICチップと端子
部を介して接続し外部と非接触状態で通信を行うアンテ
ナとを有する複合ICカードの製造方法において、 前記ICモジュールは前記ICチップと前記アンテナと
を電気的に接続するためのアンテナ端子部を前記モジュ
ール基板の裏面に有しており、 前記カード基材は所定の位置に前記ICモジュールを搭
載するための凹部を形成し、かつこの凹部内に前記IC
モジュールを搭載した際に前記アンテナ端子部と対向す
る位置に前記カード基材を貫通した貫通部を形成してお
り、 前記カード基材の凹部に前記アンテナ端子部が前記貫通
部に対向するよう前記ICモジュールを装着し、前記貫
通部に導電材を注入し、前記ICモジュールが装着され
たカード基材の前記ICモジュールが装着された面とは
別の面に対して前記アンテナを形成し、前記アンテナの
端子が前記貫通部の導電材と接続することを特徴とする
複合ICカードの製造方法。 - 【請求項3】 カード基材と、少なくともモジュール基
板に外部接続端子と前記モジュール基板の裏面に搭載さ
れた前記外部接続端子と電気的に接続してなるICチッ
プとを有するICモジュールと、前記ICチップと端子
部を介して接続し外部と非接触状態で通信を行うアンテ
ナとを有する複合ICカードの製造方法において、 前記ICモジュールは前記ICチップと前記アンテナと
を電気的に接続するためのアンテナ端子部を前記モジュ
ール基板の裏面に突起状に形成しており、 前記カード基材の所定の位置に前記ICモジュールを搭
載するための凹部を形成し、前記突起状のアンテナ端子
部を前記カード基材に差し込むことにより前記凹部に前
記ICモジュールを装着し、前記ICモジュールが装着
されたカード基材の前記ICモジュールが装着された面
とは別の面に対して前記アンテナを形成することを特徴
とする複合ICカードの製造方法。 - 【請求項4】 前記カード基材は、前記凹部内に前記I
Cモジュールを搭載した際に前記アンテナ端子部と対向
する位置に前記カード基材の貫通した貫通部を形成して
おり、 前記凹部に前記ICモジュールを装着する際に、前記突
起状のアンテナ端子部を前記貫通部に差し込むように装
着することを特徴とする請求項3記載の複合ICカード
の製造方法。 - 【請求項5】 カード基材と、少なくともモジュール基
板に外部接続端子と前記モジュール基板の裏面に搭載さ
れた前記外部接続端子と電気的に接続してなるICチッ
プとを有するICモジュールと、前記ICチップと端子
部を介して接続し外部と非接触状態で通信を行うアンテ
ナとを有する複合ICカードの製造方法において、 前記外部接続端子は、その一部が平面方向に延設した延
設部が形成されており、 前記カード基材は所定の位置に前記ICモジュールを搭
載するための凹部を形成し、かつこの凹部内に前記IC
モジュールを搭載した際に前記延設部と対向する位置に
前記カード基材を貫通した貫通部を形成しており、 前記延設部は所定の長さで折り曲げられ、前記カード基
材の凹部に前記折り曲げられた延設部が前記貫通部に対
向するよう前記ICモジュールを装着し、前記ICモジ
ュールが装着されたカード基材の前記ICモジュールが
装着された面とは別の面に対して前記アンテナを形成
し、前記アンテナの端子が前記貫通部を通った前記延設
部と接続することにより、前記ICチップと前記アンテ
ナとを電気的に接続することを特徴とする複合ICカー
ドの製造方法。 - 【請求項6】 少なくともモジュール基板にICチップ
を有するICモジュールと、前記ICチップと端子部を
介して接続し外部と非接触状態で通信を行うアンテナと
をカード基材内部に有する複合ICカードの製造方法に
おいて、 前記ICモジュールに対向する前記カード基材表面を除
去し、前記ICモジュールの端子と接続して、前記IC
チップと電気的に接続するよう外部接続端子を装着する
ことを特徴とする複合ICカードの製造方法。 - 【請求項7】 少なくともモジュール基板にICチップ
を有するICモジュールと、前記ICチップと端子部を
介して接続し外部と非接触状態で通信を行うアンテナと
をカード基材内部に有する複合ICカードの製造方法に
おいて、 前記ICモジュールに対向する前記カード基材表面を外
部接続端子と略同じ大きさとなるよう除去し、さらに前
記ICモジュールの端子が露出するよう前記ICモジュ
ールの端子が配置される部分のみ前記カード基材を除去
した後に導電材を注入し、前記ICチップと電気的に接
続するよう外部接続端子を装着することを特徴とする複
合ICカードの製造方法。 - 【請求項8】 上記導電材は印刷により形成することを
特徴とする請求項7記載の複合ICカードの製造方法。
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JP2000298293A JP4619510B2 (ja) | 2000-09-29 | 2000-09-29 | 複合icカードの製造方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100726414B1 (ko) | 2004-03-24 | 2007-06-11 | 한국조폐공사 | 콤비카드 및 이의 제조방법 |
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2000
- 2000-09-29 JP JP2000298293A patent/JP4619510B2/ja not_active Expired - Lifetime
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