JP2002109481A - 回収記録媒体整向貯留装置 - Google Patents

回収記録媒体整向貯留装置

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JP2002109481A
JP2002109481A JP2000298038A JP2000298038A JP2002109481A JP 2002109481 A JP2002109481 A JP 2002109481A JP 2000298038 A JP2000298038 A JP 2000298038A JP 2000298038 A JP2000298038 A JP 2000298038A JP 2002109481 A JP2002109481 A JP 2002109481A
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JP2000298038A
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Kazutoshi Nakajima
和俊 中島
Tsunemitsu Hagiwara
常光 萩原
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Sankyo Co Ltd
Oizumi Corp
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Sankyo Co Ltd
Oizumi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回収された記録媒体の方向を揃えるための労
力を大幅に低減或いは解消することのできる回収記録媒
体整向貯留装置を提供すること。 【解決手段】 受付けた回収記録媒体の方向を特定する
方向特定手段65と、該方向特定手段65にて特定され
た回収記録媒体の方向が予め定められた所定方向と異な
る場合において、その方向を前記所定方向に変更する方
向変更手段と、一律方向に整向された回収記録媒体を貯
留する貯留手段60と、を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、回収されたプリ
ペイドカード等の各種記録媒体の方向を一律方向に整え
て貯留する回収記録媒体整向貯留装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、小口現金の取り扱いの煩雑さや、
精算の迅速化等の観点からプリペイドカード等の記録媒
体が多く使用されている。
【0003】特に、遊技場においては、遊技場内に設置
されている多数の遊技媒体の貸し出し装置からの現金回
収の省力化や経営内容の透明性確保の観点等からも、こ
れらプリペイドカード等の記録媒体を用いて遊技を実施
可能とする遊技用装置が使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これら記録媒体の発行
に関しては、通常において所定の発行コストがかかるこ
とから、これら記録媒体が多量に使用される遊技場にあ
っては、これら使用済みになった記録媒体を回収し、該
回収した記録媒体を新規の記録媒体として再使用するこ
とにより運営コストの低減を図ることがなされてきてい
るが、これら回収された記録媒体は、その方向が不揃い
であるために、前記新たな記録媒体として発行に供する
ためには、その方向を揃える必要があり、これら膨大な
記録媒体の方向を揃える労力が必要となってしまうとい
う問題があった。
【0005】よって、本発明は上記した問題点に着目し
てなされたもので、回収された記録媒体の方向を揃える
ための労力を大幅に低減或いは解消することのできる回
収記録媒体整向貯留装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した問題を解決する
ために、本発明の回収記録媒体整向貯留装置は、受付け
た回収記録媒体の方向を特定する方向特定手段と、該方
向特定手段にて特定された回収記録媒体の方向が予め定
められた所定方向と異なる場合において、その方向を前
記所定方向に変更する方向変更手段と、一律方向に整向
された回収記録媒体を貯留する貯留手段と、を具備する
ことを特徴としている。この特徴によれば、回収記録媒
体の方向が所定方向と異なる場合において前記方向変更
手段にて所定方向に変更され、これら一律方向に整向さ
れた回収記録媒体が貯留手段に貯留されるようになるた
め、これら回収記録媒体の方向を揃えるための労力を大
幅に低減或いは解消することができる。
【0007】本発明の回収記録媒体整向貯留装置は、記
録媒体を遊技機における遊技に使用可能とするための所
定の処理を行う記録媒体処理装置より排出される回収記
録媒体を搬送する搬送手段に連設され、該搬送されてき
た回収記録媒体の方向を特定する方向特定手段と、該方
向特定手段にて特定された回収記録媒体の方向が予め定
められた所定方向と異なる場合において、その方向を前
記所定方向に変更する方向変更手段と、一律方向に整向
された回収記録媒体を貯留する貯留手段と、を具備する
ことが好ましい。このようによれば、前記搬送手段にて
搬送されてきた回収記録媒体が前記方向特定手段に自動
的に供給されて、回収記録媒体の方向が所定方向と異な
る場合において前記方向変更手段にて所定方向に変更さ
れ、これら一律方向に整向された回収記録媒体が貯留手
段に貯留されるようになるため、これら回収記録媒体の
方向を揃えるための労力を大幅に低減或いは解消するこ
とができる。
【0008】本発明の回収記録媒体整向貯留装置は、前
記貯留手段に貯留している回収記録媒体を供給可能な供
給手段を具備することが好ましい。このようにすれば、
前記貯留手段に貯留されている一律方向に整向された回
収記録媒体を、適宜に供給することが可能となり、例え
ば該供給手段を前記記録媒体の発行を行う発行手段に接
続することで、回収された記録媒体が自動的に発行に供
されるようにできる。
【0009】本発明の回収記録媒体整向貯留装置は、前
記記録媒体には、該記録媒体の方向を特定可能とする形
状或いはシンボルが付与され、前記方向特定手段は、該
形状或いはシンボルに基づき回収記録媒体の方向を特定
することが好ましい。このようにすれば、これら回収記
録媒体の方向の特定を容易に且つ正確に実施することが
できる。
【0010】本発明の回収記録媒体整向貯留装置は、前
記方向特定手段による方向特定が不能である場合に、そ
の旨を報知する方向不特定報知手段を具備することが好
ましい。このようにすれば、例えばカード等の破損等に
より方向特定が不能な状況が発生した際に、これら方向
特定が不能な状況の発生を係員等が認知できる。
【0011】本発明の回収記録媒体整向貯留装置は、前
記方向変更手段における不具合の発生を報知する方向変
更不具合報知手段を具備することが好ましい。このよう
にすれば、方向変更手段における不具合の発生を係員等
が認知できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。尚、以下の実施例においては、遊技
機としてパチンコ機を用いた例を示すが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、その他の遊技機、例えばス
ロットマシン等の遊技機においても適用可能である。
【0013】(実施例)図1は、本発明の回収記録媒体
整向貯留装置としてのカード整向装置50が適用された
本実施例の遊技島1を示す外観斜視図であり、該遊技島
1は、その前後面(後面は図示せず)に遊技機であるパ
チンコ機2と、該パチンコ機2の側部位置に1対1にて
設置される記録媒体処理装置としてのカードユニット3
と、が複数並設されており、該遊技島1の内部には、前
記各パチンコ機2にパチンコ玉を供給する供給樋や、前
記各パチンコ機2にて使用され、排出されたパチンコ玉
を集めて前記供給樋に揚送する揚送装置等(図示略)が
設けられているとともに、該遊技島1内部の前記パチン
コ機2並びにカードユニット3に挟まれた略中央部に
は、前記並設された各カードユニット3から排出される
本実施例の記録媒体である後述のICカード37(図
4、図7参照)を該遊技島1の一方側へ搬送可能とされ
た搬送手段としてのカード搬送路6が設けられ、該カー
ド搬送路6の搬送方向の遊技島1端部には、カード搬送
路6において搬送されたICカード37が所定方向に揃
えられた状態にて貯留される前記カード整向装置50
と、該カード整向装置50にて貯留されているICカー
ド37を後述のカード発行機4に供給するための供給手
段としての揚送装置(図17参照)と、が遊技島1内部
に収納される形にて設けられている。
【0014】また、前記遊技島1の島端上部前面には、
図1に示すように、方向不特定報知手段である方向不特
定ランプ80と、方向変更不具合報知手段である方向変
更不具合ランプ81と、が設けられており、これらラン
プの点灯制御がカード整向装置50の後述する制御マイ
コン70により実施されるようになっている。
【0015】また、前記遊技島1の島端には図1に示す
ように、前記ICカード37を新規に発行可能とされた
カード発行機4が設けられており、該カード発行機4は
前記カードユニット3とともに図示しない管理コンピュ
ータとデータ通信可能に接続されている。
【0016】次に、前記遊技島1に設置されるパチンコ
機2は、図2に示すように、額縁状に形成されたガラス
扉枠202を有し、該ガラス扉枠202の下部表面には
打球供給皿203がある。打球供給皿203の上面所定
箇所には、操作部14が設けられているとともに、打球
供給皿203の下部には、打球供給皿203から溢れた
景品玉を貯留する余剰玉受皿204と打球を発射する打
球操作ハンドル(以下、操作ノブという)205とが設
けられている。
【0017】前記操作部14の上面には、図3に示すよ
うに、遊技者により前記カードユニット3に設けられた
後述するカード挿入口303に挿入された記録媒体であ
るICカード37(図4、図7参照)より読み出された
度数を表示する度数表示部17と、遊技の開始または前
記打球供給皿に持玉が少なくなったか無くなった際に押
圧操作されて、前記度数表示部17に残度数が存在する
場合に所定数量のパチンコ玉の貸出を実施する貸出ボタ
ン16と、遊技を終了する際に押圧操作されることによ
り、前記カードユニット3に挿入されているICカード
37を返却させる返却ボタン15と、が設けられてお
り、これら各部は操作部14内部に設けられている操作
基板18上に実装されている。
【0018】前記ガラス扉枠202の後方には、遊技盤
206が着脱可能に取付けられている。また、遊技盤2
06の前面には遊技領域207が設けられている。この
遊技領域207の中央付近には、「特別図柄」と呼ばれ
る複数種類の識別情報が可変表示される可変表示部20
9と、「普通図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可
変表示される可変表示器210とが設けられている。ま
た遊技盤206には、複数の入賞口224や通過ゲート
211、始動入賞口214、可変入賞級装置216が設
けられているとともに、遊技領域207の下部には、入
賞しなかった打玉を回収するアウト口226が形成され
ている。
【0019】前記打球操作ノブ205の操作によって揺
動されるハンマー(図示略)によって発射された打玉
は、打球レールを通って遊技領域207に入り、その
後、遊技領域207を流下していく。この際、発射勢い
が弱すぎて前記遊技領域207に達しなかったパチンコ
玉は、環流経路(図示略)を通じて前記余剰玉受皿20
4に環流されるようになっている。
【0020】また、前記遊技領域207に打ち込まれた
打玉が通過ゲート211を通過すると、可変表示器21
0に停止表示されている普通図柄が可変開始するととも
に、打玉が始動入賞口214に入賞すると、可変表示部
209に表示される特別図柄がスクロールを始める。
【0021】可変表示器210の可変表示動作後の表示
結果が予め定められた特定の表示結果(たとえば7)と
なった場合に、始動入賞口214に設けられた可動片2
15が所定時間開成して遊技者にとって有利な状態とな
る。
【0022】この始動入賞口214にパチンコ玉が入賞
すると、可変表示部209において全特別図柄が可変表
示(変動表示)を開始する。そして、その後、左,中,右
の特別図柄が停止し、その停止表示結果が予め定められ
た特定の表示態様(たとえば777)となった場合に、
特定遊技状態(大当り状態)が発生する。このように大
当り状態が発生した場合には、可変入賞球装置216に
設けられた開閉板220が開成して遊技者にとって有利
な第1の状態となる。この第1の状態は、所定期間(た
とえば30秒間)の経過または打玉の所定個数(たとえ
ば10個)の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立す
ることにより終了し、その後、遊技者にとって不利な第
2の状態となる。第1の状態となっている可変入賞球装
置216の大入賞口内に進入した打玉が特定入賞領域
(Vポケット)に入賞して図示しないVカウントスイッ
チにより検出されれば、その回の第1の状態の終了を待
って前記第2の状態から前記第1の状態に制御する繰返
し継続制御が行なわれる。この繰返し継続制御の上限回
数は例えば15回と定められている。
【0023】これらパチンコ機2の構成を図5に基づい
て説明すると、該パチンコ機2には、可変表示部209
の表示制御を行う表示制御基板280等が搭載された可
変表示制御ユニット229と、図示しない玉タンクに供
給されたパチンコ玉の払出を実施する玉払出装置297
に接続され、後述の遊技制御基板231から出力される
賞球信号並びにカードユニット3より入出力される各種
信号に基づきパチンコ玉の払出制御を行う払出制御用マ
イクロコンピュータ等が搭載された賞球制御基板237
と、遊技効果ランプ等の制御を実施するランプ制御基板
235と、スピーカから出力される音声制御を行うマイ
クロコンピュータ等が搭載された音声制御基板270
と、前記操作ノブ205の操作に基づき打球供給皿に払
い出されたパチンコ玉を遊技領域207に発射する打球
発射装置の制御を行うマイクロコンピュータ等が搭載さ
れた発射制御基板291と、これら各部の制御を実施す
る遊技制御用マイクロコンピュータ等が搭載された遊技
制御基板231、が設けられており、これらは図5に示
すように接続されて、前述の打球供給皿203に払い出
されたパチンコ玉を使用して遊技を実施可能とされてい
る。
【0024】また、前記賞球制御基板237は、前記カ
ードユニット3のカードユニット制御基板(図示略)に
信号ケーブルを介して接続されており、後述の貸出完了
信号(EXS)やパチンコ機レディー信号(PRDY)
が前記カードユニット3に設けられた後述のマイクロプ
ロセッシングユニット(MPU)313に出力されるよ
うになっているとともに、前記カードユニット3のMP
U313より出力される後述のカードユニットレディー
信号(BRDY)や貸出要求完了確認信号(BRQ)が
入力されるようになっている。
【0025】また、前記操作基板18は、前述の賞球制
御基板の信号ケーブルとともにカードユニット3に接続
されており、前記貸出ボタン16が操作されて遊技者に
よる玉貸し操作がなされた場合に出力される貸出入力信
号や、返却ボタン15が操作されて遊技者による後述の
カード挿入口303に挿入されたICカード37の返却
操作がなされた場合に出力される返却入力信号が前記カ
ードユニット3のMPU313に出力されるようになっ
ているとともに、該MPU313より出力される前記度
数表示部17の表示制御信号が入力されるようになって
いる。
【0026】次に、記録媒体処理装置としてのカードユ
ニット3を図4並びに図5に基づいて説明すると、該カ
ードユニット3の前面には、図4に示すように、点灯に
よりカードユニット3の動作を報知する動作ランプ30
1と、前記ICカード37を挿入可能とされたカード挿
入口303と、該カード挿入口303に挿入されている
ICカード37の排出を遊技者に報知するカードインジ
ケータ304と、が設けられている。
【0027】このカードユニット3の構成を図5に基づ
いて説明すると、前記動作ランプ301や、カードイン
ジケータ304に加えて、前記カード挿入口303に連
設され、挿入されるICカード37に記録されている後
述の識別情報(カードID)や度数の読み出し並びに遊
技により更新された新たな度数の書き込み等を行うとと
もに、前記挿入されているICカード37より読み出さ
れた度数が「0」となった際に該挿入されているICカ
ード37を背面側のカード排出口354(図6参照)よ
り排出するICカードリーダライタ309と、前記挿入
されたICカード37から読み出しおよび書き込まれる
度数等を記憶するとともに、後述するMPU313が実
行する制御内容等が記述された制御プログラムが記憶さ
れた記憶部310と、前記パチンコ機2の賞球制御基板
237や操作基板18との各種信号の入出力が行われる
I/Oポート311と、前記図示しない管理コンピュー
タとのデータ通信を行うための通信部312と、これら
各部の制御や前記操作基板18に実装された度数表示部
17の制御等を行う前記MPU(マイクロプロセッシン
グユニット)313と、を具備しており、これら各部は
図5に示すように接続されている。
【0028】本実施例に用いた前記ICカードリーダラ
イタ309の構成を図6に基づいて説明すると、該IC
カードリーダライタ309の内部には、前記カード挿入
口303からのICカード37の挿入を検知する挿入セ
ンサ397や、前記カード挿入口303から延設され、
ICカード37がスライド可能とされ、後部に設けられ
たカード排出口354に連設されたガイドレール398
と、該ガイドレール398を挟むように配設されて該I
Cカード37の移動を、駆動モータ386、393にて
駆動回転されることにより実施する搬送ローラ387、
388と、前記搬送ローラ387、388の一方側に張
架された搬送ベルト391と、から成る搬送機構(回収
機構)や、該搬送されるICカード37を所定位置に停
止させるストップピンの出没を行うソレノイド389
や、所定位置に停止されたICカード37への給電やデ
ータ通信を行う通信ヘッド390や、前記の各部に接続
されてその制御を実施する制御基板392が設けられて
おり、挿入されているICカード37へのデータの読み
取り及び書き込みが非接触状態にて可能とされている。
【0029】また、前記ICカード37より読み出され
た度数が「0(無価値)」となった場合には、前記ソレ
ノイド389によりストップピンが上方に励磁された状
態にてICカード37が搬送ベルト391並びに搬送ロ
ーラ387、388により付勢されて後方に向かって搬
送され、これらICカード37がカード排出口354よ
り前記カード回収路19を介して前記カード搬送路6へ
排出されるようになっている。
【0030】このICカードリーダライタ309に挿入
されて使用される記録媒体としてのICカード37の構
成は、図7に示すように所定厚みとされ、その内部が凹
状とされた樹脂製の基体381の該凹部外周所定位置
に、テ−プオ−トボンディング(TAB)実装によりそ
の内部に不揮発性のメモリ(図示せず)を内蔵したIC
チップ(集積回路)382が実装されるとともに、該I
Cチップ382から該基体381の外周に沿うように設
けられたパターンコイル383を有するフレキシブルプ
リント基板384が内挿され、該凹部全面がトップフィ
ルム385にて覆われた構成とされており、これらIC
カード37は、前記ICカードリーダライタ309に挿
入されることで、該リーダライタから出力される電磁波
が前記パターンコイル383に誘導起電力を生じさせて
前記ICチップ382が動作可能に付勢されるととも
に、該パターンコイル383を介して図6に示す前記I
Cカードリーダライタ309との各種のデータ通信を電
磁波により非接触にて実施可能とされた非接触ICカー
ドとされている。
【0031】また、前記ICカード37には、図7に示
すように、その外周側面の長辺部の所定箇所に、該IC
カード37の方向を特定可能とする形状である凹部38
が形成されている。この凹部38は、前記長辺部の中央
よりも端部よりに形成されており、図8(a)〜(d)
に示すように、該ICカード37の向きの違いにより、
前記凹部38がA〜Dの異なる位置となるようになって
いる。
【0032】また、これらICカード37におけるIC
チップ382のメモリには、各ICカード37に対して
個別に付与されたカードIDが予め書き換え不可に記録
されており、該カードIDを読み取ることで個々のIC
カード37が識別されるようになっているとともに、前
記ICカードリーダライタ309とのデータ通信によ
り、その時点にて残存する度数等の情報が書き換え可能
に記録されるようになっている。
【0033】上述のように構成されたカードユニット3
においては、挿入されているICカード37より読み出
され、記憶部310に記憶されている度数が残存する場
合に、該記憶されている度数に基づき前記パチンコ機2
の遊技に使用されるパチンコ玉の貸出を行う貸出処理が
実施可能とされている。
【0034】この貸出処理の制御状況を図9に基づき説
明すると、まず前記パチンコ機2の賞球制御基板237
は、該パチンコ機2の玉タンクに玉が供給されてパチン
コ玉の払出が可能な状態であるとスタンバイ状態とな
り、前記PRDYをONとしてカードユニット3のMP
U313に出力する(S1)。
【0035】このようにPRDYが出力されている状態
において前記貸出ボタン16が操作されると、カードユ
ニット3のMPU313は、前記BRDYをONとして
前記賞球制御基板237に出力し(S2)、この状態に
おいて、更に前記BRQをONとして前記賞球制御基板
237に出力する(S3)。
【0036】次いで、前記賞球制御基板237は、前記
MPU313より出力されているBRDYを検出してい
る状態においてBRQを検出すると、前記EXSをON
としてMPU313に出力する(S4)。
【0037】該EXSを検出したMPU313は、前記
BRQの出力をOFFとし、該BRQのOFFを検出し
た賞球制御基板237は、玉払出装置297に玉払出信
号を出力し、これに基づき1度数に該当する玉数(本実
施例では25玉)の払出が実施されるとともに、該払出
の終了に基づき、前記EXSの出力をOFFとする(S
5)。
【0038】該EXSのOFFを検出したMPU313
は、前記カードユニット3のカード挿入口303に挿入
されているICカード37より読み出されて記憶部31
0に記憶されている度数から1度を減算するとともに、
前記度数表示部17に表示されている度数から1度を減
算して表示更新する(S6)。
【0039】MPU313は、これら(S3)〜(S
6)の制御を、1回の貸出ボタン16の操作に基づいて
貸し出される度数分繰返し実施し、これら制御が終了し
た後、BRDYをOFFとして(S7)、貸出処理を終
了するとともに、前記ICカードリーダライタ309に
より、挿入されているICカード37に記録された度数
から該貸出処理により使用された度数を減算更新する。
【0040】このようにカードユニット3のMPU31
3からBRQが出力される回数に基づき、前記賞球制御
基板237は1度分に該当する数量(25玉)のパチン
コ玉の貸出を実施するようになっており、このようにし
て貸出されたパチンコ玉を使用して遊技者はパチンコ機
2における遊技を実施できるようになっている。
【0041】尚、本実施例においては、前記S6の段階
で記憶部310の度数並びに度数表示部17の度数から
1度を減算するようにしているが、前記S3〜S5の処
理を貸し出される度数分(例えば5度分の貸出であれば
5回)繰返し実施した後、すなわち、貸し出される度数
分のパチンコ玉が払い出された後、該貸し出された度数
(例えば5度分の貸出であれば5度)を記憶部310の
度数並びに度数表示部17の度数から減算するようにし
ても良い。
【0042】また、これら貸出処理により挿入されてい
るICカード37より読み出された度数が「0」度とな
った際には、前記ICカードリーダライタ309の後端
に設けられたカード排出口354より排出され、カード
回収路19を介して前記遊技島1内のカード搬送路6に
排出されるようになっている。
【0043】次に、遊技島1の内部に設置された搬送手
段としてのカード搬送路6について説明すると、該カー
ド搬送路6は、図10に示すように、遊技島1の長手方
向の両端部に設けられた駆動モータ24およびタイミン
グベルト25により駆動回転する駆動ローラ26と回転
自在とされた架設ローラ27との間に無端状の搬送ベル
ト23が張架された構成とされており、該搬送ベルト2
3の下部がガイドローラ28により支持されている。
【0044】また、搬送ベルト23の周囲には、図11
に示すように、該搬送ベルト23を収容可能とされたコ
字状の搬送樋22が設けられていて、該搬送ベルト23
上を搬送されるICカード37が落下しないようになっ
ている。
【0045】この搬送ベルト23は循環移動するように
前記駆動ローラ26により所定方向に駆動され、その搬
送方向終端側には、搬送ベルト23上を搬送されるIC
カード37の重なりを解消する重なり防止機構40が設
けらており、これらカードユニット3より回収されたI
Cカード37は、搬送ベルト23上に排出されて該搬送
ベルト23上を所定の搬送方向に搬送され、重なり防止
機構40にて重なりが解消された後、後に詳述するカー
ド整向装置50に供給されるようになっている。
【0046】次いで、前記遊技島1内に設置された本発
明の回収記録媒体整向貯留装置としてのカード整向装置
50について説明すると、該カード整向装置50は、図
12に示すように、前記カード搬送路6の搬送方向の終
端に連設して配置されており、その内部には、前記カー
ド搬送路6の終端に連結され、該カード搬送路6より供
給されたICカード37が長手方向にスライド可能とな
るように傾斜配置された第1流下樋51と、該第1流下
樋51の下部所定箇所に連設され、第1流下樋51の傾
斜方向と反対方向に傾斜するように湾曲形成され、内部
を通過するICカード37の前後方向が変更される方向
変更手段としての前後方向変更樋58と、該前後方向変
更樋58の下部に連設され、前記第1流下樋51の傾斜
方向と同方向に傾斜配置された第2流下樋59と、前記
第1流下樋51の下流部に連設され、第1流下樋51の
下流部までスライドしたICカード37を第2流下樋に
合流させるための合流樋56と、前記第2流下樋59の
下流部に連設され、該第2流下樋59をスライドしたI
Cカード37が面置き状に貯留される貯留手段としての
カード貯留部60と、が設けられている。
【0047】図12に示すように、前記第1流下樋51
の最上流部には、該第1流下樋51に供給されたICカ
ード37の通過を検出する供給センサ82が設けられて
いるとともに、前記第2流下樋59の最下流部には、該
第2流下樋59からカード貯留部60に排出されるIC
カード37の通過を検出する排出センサ84が設けられ
ている。
【0048】前記第1流下樋51の上流部には、図12
並びに図13に示すように、方向特定手段を構成する位
置検出ユニット65が設けられている。この位置検出ユ
ニット65は、前記第1流下樋51の上方に設置され、
4箇所の発光部61a〜dが設けられた発光部モジュー
ル53と、前記第1流下樋51の下方に設置され、前記
発光部61a〜dに対応する受光部62a〜dが設けら
れた受光部モジュール54と、からなり、対となる発光
部並びに受光部により位置検出センサが構成され、これ
ら位置検出センサにより、図14に示すように、第1流
下樋51上のICカード37における凹部38の位置が
検出され、その凹部38の位置を特定可能な位置情報が
後述の制御マイコン70に出力されるようになってい
る。尚、図中における63は、第1流下樋51をスライ
ドするICカード37を位置検出ユニット65による検
出位置に停止させるための出没自在なストップピンであ
り、該ストップピン63は、ソレノイド71(図15参
照)の励磁により出没可能とされている。また、図中に
おける64は、発光部61a〜dから出力される光を受
光部62a〜dへ透過させるための透光窓部である。
【0049】また、前記第1流下樋51における前記位
置検出ユニット65の下流位置には、駆動モータ74
(図15参照)の駆動回転により、180度回転されて
ICカード37の左右方向が変更される方向変更手段と
してのターンテーブル52が設けられており、更にその
下流部には、ソレノイド72(図15参照)の励磁によ
り下流側端部が上下に揺動し、前記ターンテーブル52
を通過したICカード37または該ターンテーブル52
により左右方向が変更されたICカード37がスライド
する経路を前記合流樋56側の経路か、前後方向変更樋
58側の経路かのいずれかに変更する経路変更部55が
設けられている。尚、図中における67は、左右方向が
変更されるICカード37をターンテーブル上の所定位
置に停止させるための出没自在なストップピンであり、
該ストップピン67はソレノイド73(図15参照)の
励磁により出没可能とされている。
【0050】また、前記カード貯留部60の下部には駆
動モータ75(図15参照)の駆動により駆動回転する
搬送ローラ76が設けられており、該搬送ローラ76に
より、カード貯留部60内のICカード37が供給手段
としての揚送装置77(図17参照)に供給されるよう
になっている。
【0051】また、本実施例のカード整向装置50で
は、図15に示すように、前記位置検出ユニット65
や、前記ソレノイド71、72、73並びに駆動モータ
74、75、供給センサ82、排出センサ84が、本実
施例の方向特定手段を構成する制御マイコン70に接続
されており、該制御マイコン70は、前記位置検出ユニ
ット65より出力された位置情報に基づき、前記カード
搬送路6より第1流下樋51に供給されたICカード3
7の方向を特定し、この方向から所定方向、すなわちI
Cカード37の凹部38が所定位置(本実施例では図1
5におけるAの位置)となるように、ソレノイド72、
73並びに駆動モータ64を制御して、前記ストップピ
ン67やターンテーブル、経路変更部55を動作させる
ようになっている。
【0052】また、前記制御マイコン70には、図15
に示すように、前記カード発行機4とデータ通信を行う
通信部68が接続されており、該制御マイコン70はカ
ード発行機4より出力されるカード供給要求に基づき駆
動モータ75を駆動し、搬送ローラ76を回転させるこ
とでカード貯留部60内のICカード37を前記揚送装
置に供給するようになっている。
【0053】また、前記制御マイコン70には、図15
に示すように、前記方向不特定ランプ80並びに方向変
更不具合ランプ81が接続されており、該制御マイコン
70は、前記位置検出ユニット65にて第1流下樋51
上のICカード37における凹部38の位置が特定でき
ない場合、例えば、A〜Bのどの位置においても凹部3
8が検出できない場合や、前記発光部61a〜d並びに
受光部62a〜d、透光窓部64に汚れが付着して凹部
38の位置が検出されない場合において位置検出ユニッ
ト65より出力されるエラー信号に基づき、方向不特定
ランプ80を点灯させて報知するようになっている。
【0054】このように本実施例では、前記位置検出ユ
ニット65において、ICカード37における凹部38
が欠損している等の理由で、該ICカード37の方向が
特定できないといった不具合が生じた際に、前記遊技島
1の前面に設けられた方向不特定ランプ80が点灯され
て報知されるようになっており、これらICカード37
の方向特定が不能な状況の発生を係員等が認知できる。
【0055】また、前記制御マイコン70は、前記供給
センサ82においてカード搬送路6から供給されたIC
カード37の通過を検出し、通常時において方向変更に
要する所定期間以上にわたって排出センサ84における
ICカード37の通過が検出されない場合、例えばIC
カード37がターンテーブル52や前後方向変更樋58
内において詰まってしまった場合において、前記ターン
テーブル52や経路変更部55、前後方向変更樋58等
において不具合が発生したと判断し、方向変更不具合ラ
ンプ81を点灯させて報知するようになっている。
【0056】このように本実施例では、前記ICカード
37が供給され、通常時において方向変更に要する期間
以上にわたり該ICカード37がカード貯留部60に排
出されない場合、すなわち前記ターンテーブル52や経
路変更部55、前後方向変更樋58等において不具合が
発生した場合に、前記遊技島1の前面に設けられた方向
変更不具合ランプ81が点灯されて報知されるようにな
っており、これら不具合の発生を係員等が認知できる。
【0057】以下、本実施例のカード整向装置の動作状
況を図13並びに図16に基づいて説明する。
【0058】まず、通常時において前記ストップピン6
3、67は突出した状態とされており、経路変更部55
は合流樋56側に経路へ繋がる状態とされている。この
状態で前記カード搬送路6よりICカード37が供給さ
れると、位置検出ユニット65により該供給されたIC
カード37の凹部38の位置を検出し、該検出した位置
情報を制御マイコン70に出力する。
【0059】この際、前記ICカード37の凹部38
が、図16(a)に示すように、Aの位置(図中左上)
である場合において制御マイコン70は、該ICカード
37の方向が正しい方向であると判断し、前記ストップ
ピン63、67を没した状態とし、そのままの方向にて
第1流下樋51をスライドして、合流樋56並びに第2
流下樋59を介して前記カード貯留部60に貯留される
ようになっている。
【0060】また、前記ICカード37の凹部38が、
図16(b)に示すように、Bの位置(図中右上)であ
る場合において制御マイコン70は、該ICカード37
の方向が異なる方向であると判断し、前記経路変更部5
5を前後方向変更樋58側の経路へ繋がる状態として、
前記ストップピン63、67を没した状態とする。これ
により、ICカード37はターンテーブル52を通過し
た後、前後方向変更樋58にて前後方向が反対方向、す
なわち凹部38の位置がAの位置となって第2流下樋5
9に排出され、その方向にて第2流下樋59をスライド
して前記カード貯留部60に貯留されるようになってい
る。
【0061】また、前記ICカード37の凹部38が、
図16(c)に示すように、Cの位置(図中左下)であ
る場合において制御マイコン70は、該ICカード37
の方向が異なる方向であると判断し、前記経路変更部5
5を前後方向変更樋58側の経路へ繋がる状態とし、前
記ストップピン63を没した状態とする。これにより、
ICカード37は、ストップピン67により係止され、
この状態にてターンテーブル52が180度回転するこ
とで、該ICカード37の左右方向が変更されて凹部3
8の位置がBの位置となり、更に前後方向変更樋58に
て前後方向が反対方向、すなわち凹部38の位置がAの
位置となって第2流下樋59に排出され、その方向にて
第2流下樋59をスライドして前記カード貯留部60に
貯留されるようになっている。
【0062】また、前記ICカード37の凹部38が、
図16(d)に示すように、Dの位置(図中左下)であ
る場合において制御マイコン70は、該ICカード37
の方向が異なる方向であると判断し、前記ストップピン
63を没した状態とする。これにより、ICカード37
は、ストップピン67により係止され、この状態にてタ
ーンテーブル52が180度回転することで、該ICカ
ード37の左右方向が変更されて凹部38の位置がAの
位置となり、その方向にて第1流下樋51をスライドし
て、合流樋56並びに第2流下樋59を介して前記カー
ド貯留部60に貯留されるようになっている。
【0063】これらの動作により、カード搬送路6より
供給されたICカード37の方向がどの方向であっても
(凹部38の位置がA〜Dのいずれの位置であって
も)、全てのICカード37における凹部38がAの位
置となる方向に揃えられた状態にてカード貯留部60に
貯留されるようになる。
【0064】このように本実施例では、ICカード37
において該ICカード37の方向を特定するための凹部
38が形成されており、前記カード整向装置50におい
ては、前記凹部38の位置を位置検出ユニット65にて
検出し、この検出した位置に基づき制御マイコン70が
前記ICカード37の方向を特定することができるの
で、これら回収されたICカード37の方向の特定を容
易にかつ正確に実施することができる。
【0065】また、これらカード貯留部60に貯留され
たICカード37は、前述のように、カード発行機4か
らのカード供給要求に基づき、前記揚送装置77に自動
的に供給されるようになっており、図17に示すよう
に、これら供給されたICカード37は該揚送装置77
により上部に揚送され、前記カード発行機4の内部に設
けられたICカードリーダライタ78のカード貯留部7
9に供給され、このカード貯留部79内のICカードが
新規のICカードとして発行されるようになっている。
【0066】このように本実施例のカード整向装置50
は、カード貯留部60に貯留されているICカード37
を、カード発行機4からの要求に基づき、供給手段であ
る揚送装置77に送り出し、該ICカード37は前記カ
ード発行機4におけるICカードリーダライタ78のカ
ード貯留部79に供給されるようになっており、前記遊
技島1において回収され、一律方向に揃えられたICカ
ード37が自動的に発行に供されるようになる。
【0067】以上説明したように本実施例のカード整向
装置50においては、回収されたICカード37の方向
が所定方向(凹部38の位置が図16中Aの位置となる
方向)と異なる場合において前記ターンテーブル52や
前後方向変更樋58によって所定方向(凹部38の位置
が図16中Aの位置となる方向)に変更され、これら一
律方向に揃えられたICカード37がカード貯留部60
に貯留されるようになるため、これら回収されたICカ
ード37の方向を揃えるための労力を大幅に低減或いは
解消することができる。
【0068】また本実施例では、遊技島1に設けられた
カードユニット3より排出されたICカード37を所定
島端方向に搬送するカード搬送路6の搬送方向終端位置
にカード整向装置50が連設されており、該カード搬送
路6により搬送されたICカード37が自動的に供給さ
れて、供給されたICカード37の方向が所定方向(凹
部38の位置が図16中Aの位置となる方向)と異なる
場合において該所定方向に変更され、これら一律方向に
揃えられたICカード37がカード貯留部60に貯留さ
れるようになるため、これらICカード37の方向を揃
えるための労力を大幅に低減或いは解消することができ
る。
【0069】前記各実施例における各要素は、本発明に
対して以下のように対応している。
【0070】本発明の請求項1は、受付けた回収記録媒
体(ICカード37)の方向を特定する方向特定手段
(位置検出ユニット65、制御マイコン70)と、該方
向特定手段(位置検出ユニット65、制御マイコン7
0)にて特定された回収記録媒体(ICカード37)の
方向が予め定められた所定方向と異なる場合において、
その方向を前記所定方向に変更する方向変更手段(ター
ンテーブル52、前後方向変更樋58)と、一律方向に
整向された回収記録媒体(ICカード37)を貯留する
貯留手段(カード貯留部60)と、を具備する。
【0071】本発明の請求項2は、記録媒体(ICカー
ド37)を遊技機(パチンコ機2)における遊技に使用
可能とするための所定の処理(貸出処理)を行う記録媒
体処理装置(カードユニット3)より排出される回収記
録媒体(ICカード37)を搬送する搬送手段(カード
搬送路6)に連設され、該搬送されてきた回収記録媒体
(ICカード37)の方向を特定する方向特定手段(位
置検出ユニット65、制御マイコン70)と、該方向特
定手段(位置検出ユニット65、制御マイコン70)に
て特定された回収記録媒体(ICカード37)の方向が
予め定められた所定方向と異なる場合において、その方
向を前記所定方向に変更する方向変更手段(ターンテー
ブル52、前後方向変更樋58)と、一律方向に整向さ
れた回収記録媒体(ICカード37)を貯留する貯留手
段(カード貯留部60)と、を具備する。
【0072】本発明の請求項3は、前記貯留手段(カー
ド貯留部60)に貯留している回収記録媒体(ICカー
ド37)を供給可能な供給手段(揚送装置77)を具備
する。
【0073】本発明の請求項4は、前記記録媒体(IC
カード37)には、該記録媒体(ICカード37)の方
向を特定可能とする形状或いはシンボル(凹部38)が
付与され、前記方向特定手段(位置検出ユニット65、
制御マイコン70)は、該形状或いはシンボル(凹部3
8)に基づき回収記録媒体(ICカード37)の方向を
特定する。
【0074】本発明の請求項5は、前記方向特定手段
(位置検出ユニット65、制御マイコン70)による方
向特定が不能である場合に、その旨を報知する方向不特
定報知手段(方向不特定ランプ80)を具備する。
【0075】本発明の請求項6は、前記方向変更手段
(ターンテーブル52、前後方向変更樋58)における
不具合の発生を報知する方向変更不具合報知手段(方向
変更不具合ランプ81)を具備する。
【0076】以上、本発明の実施形態を図面により前記
実施例にて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限
定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲
における変更や追加があっても本発明に含まれることは
言うまでもない。
【0077】例えば、前記実施例のカード整向装置50
は、遊技島1内のカード搬送路6と連設されて使用され
ているが、本発明はこれに限定されるものではなく、該
カード整向装置50を単独にて使用するようにしても良
い。
【0078】また前記実施例のカード整向装置50は、
パチンコ機2において遊技を実施するための度数が記録
されたICカード37の整向装置として適用されている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、これら遊
技場で使用される以外の用途にて使用される記録媒体の
整向装置として用いても良い。
【0079】また前記実施例のカード整向装置50は、
位置検出ユニット65によるICカード37の凹部38
の位置検出に基づき、制御マイコン70が該ICカード
37の方向を特定するようになっているが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、該ICカード37の方向
特定方法は適宜に選択可能である。
【0080】また前記実施例では、カード整向装置50
が記録媒体であるICカード37の方向を特定するため
に、該ICカード37に凹部38が形成されているが、
これらICカード37の方向の特定を前記カード整向装
置50が実施できるようになっていれば良く、例えば、
前記凹部38に替えてICカード37の表面に突起を形
成したり、所定のシンボル等を印刷したりすることで、
カード整向装置50がICカード37の方向を特定する
ようにしても良い。
【0081】更にこれらICカード37の方向を特定す
る方法は、上述のようなICカード37の形状やシンボ
ルの位置検出による方法に限定されず、例えば、前記I
Cカード37には特別な形状やシンボルを設けずとも、
カード整向装置に各方向毎のICカード37の表面デザ
インを予め画像データとして登録しておき、回収された
ICカード37の表面デザインを画像データとして取り
込み、該取り込んだ画像データと前記予め登録された各
方向毎の表面デザインの画像データとを比較することで
前記回収されたICカード37の方向を特定するように
しても良い。
【0082】また前記実施例では、所定方向と異なるI
Cカード37をターンテーブル52並びに前後方向変更
樋58により実施するようになっているが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、記録媒体の向きの変更方
法は適宜に選択可能である。
【0083】また前記実施例では、カード貯留部60に
貯留されたICカード37がカード発行機4において発
行されるICカード37として自動的に供給されるよう
になっているが、本発明はこれに限定されるものではな
く、少なくとも回収されたICカード37の向きが揃え
られて貯留されるようになっていれば良い。
【0084】また前記実施例では、遊技島1の前面に方
向不特定ランプ80並びに方向変更不具合ランプ81が
設けられており、供給されたICカード37の方向が制
御マイコン70にて特定できない場合や、方向変更時に
おいて不具合が発生した場合にこれらランプが点灯され
て報知されるようになっているが、本発明はこれに限定
されるものではない。
【0085】また、前記実施例では記録媒体として非接
触型のICカード37を用いているが、本発明はこれに
限定されるものではなく、これを磁気カードや接触型の
ICカードとしても良いし、更には識別符号(ID)を
用いて記録情報を特定できる場合等には、記録媒体を特
定可能な識別符号であるID等の情報を少なくとも読み
取り可能に記録できるものであれば良く、例えばバーコ
ード等の所定の情報記録シンボル等が読み取り可能にプ
リントされた媒体等であっても良い。
【0086】また、前記実施例では、遊技機であるパチ
ンコ機2において使用される遊技用有価価値の形態とし
て度数を用いているが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、これら遊技用有価価値を遊技者が金銭的に把
握できるように金額と一致させるようにしても良いし、
更にはこれら遊技用有価価値を所定のポイントや相当す
るパチンコ玉数やコイン数としても良く、その形態は任
意に選択すれば良い。
【0087】また、前記実施例では、遊技機であるパチ
ンコ機2に使用される遊技媒体としてパチンコ玉を用い
ているが、これら遊技媒体をコインや点数、更には後述
する画像式のパチンコ機やスロットマシン等における画
像にて形成されたパチンコ玉やコイン等としても良く、
これら遊技媒体は遊技において使用される媒体であれ
ば、本発明の遊技媒体に含まれるものであり、その形態
が限定されるものではない。
【0088】また、前記実施例においては、遊技機とし
て遊技媒体であるパチンコ玉が外部に払い出される通常
のパチンコ機2を用いているが、本発明はこれら通常の
パチンコ機のみならず、コインを用いて遊技を行うスロ
ットマシンや、パチンコ玉やコインが外部に排出される
ことなく遊技可能な封入式のパチンコ機やスロットマシ
ン、さらにはこれら遊技媒体を用いずにデータ等により
遊技可能な遊技機や、遊技盤やパチンコ玉が画像にて表
示される画像式のパチンコ機や、リールが画像にて表示
される画像式のスロットマシンにも適用可能であること
はいうまでもなく、これら遊技機が限定されるものでは
ない。
【0089】
【発明の効果】本発明は次の効果を奏する。
【0090】(a)請求項1の発明によれば、回収記録
媒体の方向が所定方向と異なる場合において前記方向変
更手段にて所定方向に変更され、これら一律方向に整向
された回収記録媒体が貯留手段に貯留されるようになる
ため、これら回収記録媒体の方向を揃えるための労力を
大幅に低減或いは解消することができる。
【0091】(b)請求項2の発明によれば、前記搬送
手段にて搬送されてきた回収記録媒体が前記方向特定手
段に自動的に供給されて、回収記録媒体の方向が所定方
向と異なる場合において前記方向変更手段にて所定方向
に変更され、これら一律方向に整向された回収記録媒体
が貯留手段に貯留されるようになるため、これら回収記
録媒体の方向を揃えるための労力を大幅に低減或いは解
消することができる。
【0092】(c)請求項3の発明によれば、前記貯留
手段に貯留されている一律方向に整向された回収記録媒
体を、適宜に供給することが可能となり、例えば該供給
手段を前記記録媒体の発行を行う発行手段に接続するこ
とで、回収された記録媒体が自動的に発行に供されるよ
うにできる。
【0093】(d)請求項4の発明によれば、これら回
収記録媒体の方向の特定を容易に且つ正確に実施するこ
とができる。
【0094】(e)請求項5の発明によれば、例えばカ
ード等の破損等により方向特定が不能な状況が発生した
際に、これら方向特定が不能な状況の発生を係員等が認
知できる。
【0095】(f)請求項6の発明によれば、方向変更
手段における不具合の発生を係員等が認知できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるカード整向装置が設置
された遊技島を示す斜視図である。
【図2】本発明における実施例のパチンコ機の正面図で
ある。
【図3】本発明の実施例におけるパチンコ機の操作部の
上面図である。
【図4】本発明における実施例のカードユニットの前面
側の構成を示す一部破断斜視図である。
【図5】本発明の実施例における遊技用装置の構成並び
にパチンコ機とカードユニットの構成を示すブロック図
である。
【図6】本発明の実施例におけるカードユニットのIC
カードリーダライタの構成を示す断面図である。
【図7】本発明の実施例において用いたICカードの構
成を示す一部破断上面図である。
【図8】(a)〜(d)は、本発明の実施例において用
いたICカードの方向の違いによる凹部の位置の違いを
示す図である。
【図9】本発明の実施例におけるパチンコ機の賞球制御
基板とカードユニットとから出力される各信号の出力状
況を示す図である。
【図10】本発明の実施例におけるカード搬送路および
カード収容部の構成を示す側面模式図である。
【図11】本発明の実施例におけるカード搬送路の構成
を示す図9のA−A断面図である。
【図12】本発明の実施例におけるカード整向装置の構
成を示す図である。
【図13】本発明の実施例におけるカード整向装置の内
部構造を示す斜視図である。
【図14】本発明の実施例のカード整向装置に設けられ
た第1流下樋における位置検出ユニット設置部分の上面
図である。
【図15】本発明の実施例におけるカード整向装置の構
成を示すブロック図である。
【図16】(a)〜(d)は、本発明の実施例における
カード整向装置におけるICカードの方向の変更状況を
示す図である。
【図17】本発明の実施例の遊技島並びにカード発行機
の接続状況を示す一部破断図である。
【符号の説明】
1 遊技島 2 パチンコ機 3 カードユニット(記録媒体処理装置) 4 カード発行機 6 カード搬送路(搬送手段) 14 操作部 15 返却ボタン 16 貸出ボタン 17 度数表示部 18 操作基板 19 カード回収路 22 搬送樋 23 搬送ベルト 24 駆動モータ 25 タイミングベルト 26 駆動ローラ 27 架設ローラ 28 ガイドローラ 37 ICカード(記録媒体) 40 重なり防止機構 50 カード整向装置(回収記録媒体整向貯留装
置) 51 第1流下樋 52 ターンテーブル(方向変更手段) 53 発光部モジュール 54 受光部モジュール 55 経路変更部 56 合流樋 58 前後方向変更樋(方向変更手段) 59 第2流下樋 60 カード貯留部(貯留手段) 61a 発光部 61b 発光部 61c 発光部 61d 発光部 62a 受光部 62b 受光部 62c 受光部 62d 受光部 63 ストップピン 64 透光窓部 65 位置検出ユニット(方向特定手段) 67 ストップピン 68 通信部 70 制御マイコン(方向特定手段) 71 ソレノイド 72 ソレノイド 73 ソレノイド 74 駆動モータ 75 駆動モータ 76 搬送ローラ 77 揚送装置(供給手段) 78 ICカードリーダライタ 79 カード貯留部 80 方向不特定ランプ(方向不特定報知手段) 81 方向変更不具合ランプ(方向変更不具合ラン
プ報知手段) 82 供給センサ 84 排出センサ 202 ガラス扉枠 203 打球供給皿 204 余剰玉受皿 205 打球操作ハンドル(操作ノブ) 206 遊技盤 207 遊技領域 209 可変表示部 210 可変表示器 211 通過ゲート 214 始動入賞口 215 可動片 216 可変入賞球装置 220 開閉板 224 入賞口 226 アウト口 231 遊技制御基板 235 ランプ制御基板 237 賞球制御基板 270 音声制御基板 280 表示制御基板 291 発射制御基板 297 玉払出装置 301 動作ランプ 303 カード挿入口 304 カードインジケータ 309 ICカードリーダライタ 310 記憶部 311 I/Oポート 312 通信部 313 マイクロプロセッシングユニット(MPU) 354 カード回収口 381 基体 382 ICチップ 383 パターンコイル 384 基板 385 トップフィルム 386 駆動モータ 387 搬送ローラ 388 搬送ローラ 389 電磁ソレノイド 390 通信ヘッド 391 搬送ベルト 392 制御基板 393 駆動モータ 397 挿入センサ 398 ガイドレール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 萩原 常光 神奈川県伊勢原市鈴川7番地 株式会社オ ーイズミ内 Fターム(参考) 2C005 MA40 MB09 NA09 QC05 TA22 TA24 TB02 2C088 BB07 BB14 BB19 BB26 BB36 5B058 KA11 KA40 YA06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受付けた回収記録媒体の方向を特定する
    方向特定手段と、該方向特定手段にて特定された回収記
    録媒体の方向が予め定められた所定方向と異なる場合に
    おいて、その方向を前記所定方向に変更する方向変更手
    段と、一律方向に整向された回収記録媒体を貯留する貯
    留手段と、を具備することを特徴とする回収記録媒体整
    向貯留装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体を遊技機における遊技に使用可
    能とするための所定の処理を行う記録媒体処理装置より
    排出される回収記録媒体を搬送する搬送手段に連設さ
    れ、該搬送されてきた回収記録媒体の方向を特定する方
    向特定手段と、該方向特定手段にて特定された回収記録
    媒体の方向が予め定められた所定方向と異なる場合にお
    いて、その方向を前記所定方向に変更する方向変更手段
    と、一律方向に整向された回収記録媒体を貯留する貯留
    手段と、を具備することを特徴とする回収記録媒体整向
    貯留装置。
  3. 【請求項3】 前記貯留手段に貯留している回収記録媒
    体を供給可能な供給手段を具備する請求項1または2に
    記載の回収記録媒体整向貯留装置。
  4. 【請求項4】 前記記録媒体には、該記録媒体の方向を
    特定可能とする形状或いはシンボルが付与され、前記方
    向特定手段は、該形状或いはシンボルに基づき回収記録
    媒体の方向を特定する請求項1〜3のいずれかに記載の
    回収記録媒体整向貯留装置。
  5. 【請求項5】 前記方向特定手段による方向特定が不能
    である場合に、その旨を報知する方向不特定報知手段を
    具備する請求項1〜4のいずれかに記載の回収記録媒体
    整向貯留装置。
  6. 【請求項6】 前記方向変更手段における不具合の発生
    を報知する方向変更不具合報知手段を具備する請求項1
    〜5のいずれかに記載の回収記録媒体整向貯留装置。
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