JP2002108492A - 二相クロック信号生成装置 - Google Patents

二相クロック信号生成装置

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JP2002108492A
JP2002108492A JP2000296308A JP2000296308A JP2002108492A JP 2002108492 A JP2002108492 A JP 2002108492A JP 2000296308 A JP2000296308 A JP 2000296308A JP 2000296308 A JP2000296308 A JP 2000296308A JP 2002108492 A JP2002108492 A JP 2002108492A
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phase clock
delay
phase
circuit
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Yosuke Sasaki
陽介 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路装置の動作環境が変化した場合でも、そ
の動作環境の変化に応じて適切なノンオーバラップ時間
を設定することができる二相クロック信号生成装置を提
供する。 【解決手段】 CPUは、マイクロコンピュータの動作
環境をセンシングする温度センサ,電圧センサが出力し
たセンサ信号に応じて、二相クロック信号のノンオーバ
ーラップ時間を調整するための調整用データが記憶され
ているメモリより適切なデータを読み出して、二相クロ
ック信号生成部4に配置されているディレイ制御部12
a,12bによって遅延時間dの設定を行う。ディレイ
制御部12a,12bは、CPUより与えられる設定デ
ータをデコーダ16によりデコードしてスイッチ15の
開閉を切換え遅延バッファ14の直列段数を調整するこ
とで、遅延時間dを二相クロック信号の立上がりタイミ
ングに付加して生成出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路装置において
使用される二相クロック信号を生成するための二相クロ
ック信号生成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置たるある種のマイク
ロコンピュータ(マイコン)においては、データ等をラ
ッチするためのラッチ回路に、直列に配置された2つの
ラッチ(マスタ,スレーブ)を備えてなる所謂ダブルラ
ッチ構成を採用しているものがある。即ち、図6(a)
に示すマスタクロック信号MCKから、図6(b),
(c)示すように位相が例えば略180度異なる二相
(A相,B相)クロック信号を生成する。そして、例え
ばマイコンのCPUがマスタクロック信号の立上がりに
同期して出力したデータを、ラッチ回路のマスタ側はA
相クロック信号の立上がりタイミングでラッチする(デ
ータの入力)。それから、ラッチ回路のスレーブ側は、
B相クロック信号の立上がりタイミングで、マスタ側に
ラッチされているデータをラッチする(データの出力)
ようになっている。
【0003】斯様なダブルラッチ構成は、マイコンのC
PUがマスタクロック信号に同期して出力するデータ
を、ラッチ回路が確実なタイミングでラッチできるよう
に採用されるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な二相クロック信号を生成する場合には、通常、何れの
クロック信号もロウレベルとなっているノンオーバラッ
プ時間が確保されるように生成される。即ち、ノンオー
バラップ時間を確保することで、ラッチ回路のマスタ側
がA相クロック信号に基づいてデータを読み出して(入
力して)いる途中において、スレーブ側がB相クロック
信号に基づいてデータを出力しようとすることを防止す
るようにしている。
【0005】このノンオーバラップ時間を短く設定する
と、回路動作の余裕度が向上して高い周波数のクロック
信号による動作が可能となるが、短く設定し過ぎると誤
動作を起こす可能性が高くなる。また、ノンオーバラッ
プ時間を長く設定すると、回路動作の安定度は高くなる
一方で、回路動作の余裕度が低下して高い周波数のクロ
ック信号による動作ができなくなる。従って、ノンオー
バラップ時間の設定には、これらの動作条件を考慮した
上で適切に設定する必要がある。
【0006】そして、従来の二相クロック信号生成装置
においては、ノンオーバラップ時間は固定的に設定され
るようになっている。ところが、マイコンが比較的低温
の環境において動作している場合や、電源電圧が高めに
変動しているような場合には、ノンオーバラップ時間は
短くなる傾向を示し、逆に、マイコンが比較的高温の環
境において動作している場合や、電源電圧が低めに変動
しているような場合には、ノンオーバラップ時間は高く
なる傾向を示す。
【0007】従って、ノンオーバラップ時間は、以上の
ようなマイコンの動作環境を考慮し、十分なマージンを
持たせて設定しなければならず、結果としてマスタクロ
ック信号の周波数の上限を低めに設定せざるを得ないと
いう問題があった。また、ノンオーバラップ時間に十分
なマージンを持たせた場合でも、上記のようにマイコン
の動作環境が変化するとその分マージンが減少すること
になるので、誤動作の発生する確率が高くなってしまう
おそれがあった。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、回路装置の動作環境が変化した場合
でも、その動作環境の変化に応じて適切なノンオーバラ
ップ時間を設定することができる二相クロック信号生成
装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】請求項1記載の二相クロ
ック信号生成装置によれば、二相クロック信号のノンオ
ーバーラップ時間を可変設定できるので、回路装置の動
作環境が変化することで当初に設定したノンオーバーラ
ップ時間が変化しようとする場合でも、ノンオーバーラ
ップ時間が略一定となるように調整することができる。
従って、ノンオーバーラップ時間に過剰な冗長性を持た
せる必要がないので、回路装置の動作効率が最適となる
ように二相クロック信号の周波数を設定することが可能
となり、また、回路装置を常に安定した状態で動作させ
ることができる。
【0009】請求項2記載の二相クロック信号生成装置
によれば、制御回路部は、回路装置の動作環境をセンシ
ングするセンサが出力したセンサ信号に応じて、ノンオ
ーバーラップ時間を調整するための調整用データが予め
記憶されている記憶回路部より適切なデータを読み出
す。そして、制御回路部は、二相クロック信号生成部に
配置されている遅延回路部に、前記調整用データに基づ
いて遅延時間の設定を行う。
【0010】すると、遅延回路部では、制御回路部によ
って設定された遅延時間を、二相クロック信号の少なく
とも一相側の立上がりタイミングに付加するようにし
て、二相クロック信号を生成出力する。従って、二相ク
ロック信号のノンオーバーラップ時間を、センサによっ
てセンシングされた回路装置の動作環境に応じて適切に
調整することができる。
【0011】請求項3記載の二相クロック信号生成装置
によれば、遅延回路部を、二相クロック信号生成部内に
おいて二相クロック信号の双方の立上がりタイミングを
遅延させるように配置するので、A相の立下がりからB
相の立上がりまでのノンオーバーラップ時間と、B相の
立下がりからA相の立上がりまでのノンオーバーラップ
時間との双方を調整することができる。従って、回路動
作上双方のノンオーバーラップ時間を調整することが要
求される場合にも対応することができる。
【0012】請求項4記載の二相クロック信号生成装置
によれば、回路装置をマイクロコンピュータとして構成
するので、マイクロコンピュータが備えているCPUを
制御回路部として、同メモリを記憶回路部として動作さ
せることができる。そして、二相クロック信号を用いて
データのダブルラッチなどを行う構成のマイクロコンピ
ュータに有効に適用することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を自動車のECU(E
lectronic Control Unit) の一部として構成されるマイ
クロコンピュータに適用した場合の一実施例について図
1乃至図5を参照して説明する。図2は、マイコン(二
相クロック信号生成装置,半導体集積回路装置)1の電
気的構成を示す機能ブロック図であり、本発明の要旨に
係る部分のみを図示している。マシンクロック信号出力
部2は、マシンクロック信号MCK(例えば、8MH
z)を生成して出力するものであり、そのマシンクロッ
ク信号MCKは、CPU(制御回路部)3及び二相クロ
ック信号生成部4に与えられている。
【0014】CPU3は、制御プログラムや制御用デー
タ等が記憶されているメモリ(記憶回路部)5よりそれ
らプログラムやデータ等を読み出して処理を実行するよ
うになっている。CPU3には、マイコン1(またはE
CU)の外部に配置されており、該マイコン1が動作し
ている環境の温度(エンジンルームの気温)を検出する
ための温度センサ6や、マイコン1に供給される制御用
電源の電圧を検出するための電圧センサ7によって出力
されるセンサ信号が、A/D変換されて与えられるよう
になっている。
【0015】そして、CPU3は、これらのセンサ信号
に応じて二相クロック信号のオーバーラップ時間を調整
するためのデータをメモリ5より読み出すと、その読み
出したデータに基づいて、二相クロック信号生成部4に
後述する遅延時間を設定するためのデータを出力するよ
うになっている。
【0016】二相クロック信号生成部4は、CPU3よ
り与えられる遅延時間設定用のデータによってA相,B
相クロック信号間のオーバーラップ時間を可変設定でき
るように構成されている。二相クロック信号生成部4よ
り出力されるA相,B相の二相クロック信号は、マイコ
ン1の内部回路に供給されて、前述のようにダブルラッ
チのタイミング制御などに使用される。
【0017】また、CPU3には、温度センサ6や電圧
センサ7以外にも、ECUの外部に配置されているスロ
ットル開度センサや、クランク位置センサ,エンジン回
転速度センサ等の各種センサ信号が与えられており、C
PU3は、これらのセンサ信号や制御プログラムに基づ
きECUとして自動車のエンジン制御を行うようになっ
ている。
【0018】図1(a)は、二相クロック信号生成部4
の電気的構成を詳細に示す図である。マシンクロック信
号出力部2より出力されるマシンクロック信号MCK
は、インバータゲート8を介してORゲート9の一方の
入力端子に与えられていると共に、もう1つのORゲー
ト10の一方の入力端子に直接与えられている。
【0019】ORゲート9の出力信号は、インバータゲ
ート11を介してB相クロック信号として出力される。
また、B相クロック信号は、ディレイ制御部(遅延回路
部)12bを介してORゲート10の他方の入力端子に
与えられている。一方、ORゲート10の出力信号は、
インバータゲート13を介してA相クロック信号として
出力される。また、A相クロック信号は、ディレイ制御
部(遅延回路部)12bを介してORゲート9の他方の
入力端子に与えられている。
【0020】図1(b)は、ディレイ制御部12(12
a,12b)内部の電気的構成を示すものである。即
ち、ディレイ制御部12は、直列接続された2個のイン
バータゲート14a,14bからなる遅延バッファ14
の伝搬遅延時間を遅延時間の1単位とするようになって
おり、その遅延バッファ14が複数段直列に接続されて
いる。
【0021】そして、初段の遅延バッファ14(即ち、
ディレイ制御部12)の入力端子及び各遅延バッファ1
4の出力端子と、ディレイ制御部12の出力端子との間
には、例えばアナログスイッチなどで構成される常開型
のスイッチ15が配置されている。スイッチ15の開閉
は、デコーダ16の出力信号によって制御されるように
なっている。デコーダ16は、CPU3より出力された
遅延時間設定用のデータをデコードして、スイッチ15
の何れか1つに閉制御信号を出力する。
【0022】次に、本実施例の作用について図3乃至図
5をも参照して説明する。図3は、二相クロック信号生
成部4の動作を示すタイミングチャートである。尚、図
3では、ディレイ制御部12a,12bにおいて与えら
れる遅延時間以外の、各ゲートにおける伝搬遅延時間は
無視している。図3(a)は、二相クロック信号生成部
4に入力されるマシンクロック信号MCKであり、図3
(b)は、インバータゲート8によるその反転信号IM
CKである。
【0023】A相クロック信号が、既にORゲート13
より出力されているものとする(図3(c)参照)。そ
のA相クロック信号は、ディレイ制御部12aによって
遅延時間dが与えられ、遅延信号A−dとしてORゲー
ト9の入力端子に与えられる(図3(d)参照)。OR
ゲート9の出力信号OR1は、反転信号IMCKと遅延
信号A−dとの論理和として出力されている(図3
(e)参照)。そして、図3(f)に示すB相クロック
信号は、出力信号OR1の反転信号として生成される。
【0024】一方、B相クロック信号は、ディレイ制御
部12bによって遅延時間dが与えられ、遅延信号B−
dとしてORゲート10の入力端子に与えられる(図3
(g)参照)。ORゲート10の出力信号OR2は、マ
シンクロック信号MCKと遅延信号B−dとの論理和と
して出力される(図3(h)参照)。そして、図3
(c)に示すA相クロック信号は、出力信号OR2の反
転信号として生成されている。
【0025】以上のように、二相クロック信号生成部4
において、A相,B相クロック信号は、互いの出力をデ
ィレイ制御部12a,12bにおいて遅延させた信号が
フィードバックされて生成されるようになっている。結
果として、ディレイ制御部12aにおいてA相クロック
信号に与えられる遅延時間dは、A相クロック信号の立
下がりタイミングからB相クロック信号の立上がりタイ
ミングまでの時間を規定しており、ディレイ制御部12
bにおいてB相クロック信号に与えられる遅延時間d
は、B相クロック信号の立下がりタイミングからA相ク
ロック信号の立上がりタイミングまでの時間を規定して
いる。即ち、遅延時間dは、A相,B相クロック信号に
ノンオーバーラップ時間を付与している。
【0026】ここで、図5は、CPU3によるノンオー
バーラップ時間の調整に係る制御内容を示すフローチャ
ートである。CPU3は、起動すると、標準的な動作環
境(例えば、気温25℃,電圧5V)に対応するノンオ
ーバーラップ時間の初期値を設定する(ステップS
1)。即ち、初期値設定用のデータをメモリ5から読み
出して、二相クロック信号生成部4に出力する。する
と、二相クロック信号生成部4内部のデコーダ16によ
って与えられたデータがデコードされ、対応するスイッ
チ15が閉塞することで、ノンオーバーラップ時間の初
期値が設定される。
【0027】以降は通常動作時の処理となる。即ち、C
PU3は、温度センサ6,電圧センサ7のセンサ信号を
読み込んで(ステップS2,S3)、その時点における
温度,電圧に応じた遅延時間dの調整値をメモリ5に記
憶させたデータテーブルなどに基づいて決定し(ステッ
プS4)、設定データを二相クロック信号生成部4に出
力する(ステップS5)。そして、ステップS2に戻
り、通常動作時はステップS2〜S5を繰り返す。
【0028】一例として、気温が25℃から−40℃に
変化するとノンオーバーラップ時間は4.5ns程度減
少し、125℃に変化すると5.0ns程度増加する。
また、電圧が5Vに対して0.1V上昇すると1.0n
s〜2.5ns程度減少し、0.1V下降すると同程度
増加する。
【0029】従って、例えば遅延バッファ14一個の伝
搬遅延時間が4.0ns程度であれば、気温が−40℃
になった場合に遅延バッファ14を1段増加させるよう
にし、気温が100℃になった場合に遅延バッファ14
を1段減少させるように調整する。また、電圧の変化+
0.4V,−0.4Vに対して、同様に遅延バッファ1
4を1段増減させるようにすれば良い。斯様に遅延バッ
ファ14の段数を調整することで、図4に示すように、
二相クロック信号の立上がりタイミングが変化してノン
オーバーラップ時間が調整される。
【0030】以上のように本実施例によれば、CPU3
は、マイコン1の動作環境をセンシングする温度センサ
6,電圧センサ7が出力したセンサ信号に応じて、二相
クロック信号のノンオーバーラップ時間を調整するため
の調整用データが記憶されているメモリ5より適切なデ
ータを読み出して、二相クロック信号生成部4に配置さ
れているディレイ制御部12によって遅延時間dの設定
を行うようにした。
【0031】即ち、ディレイ制御部12は、CPU3よ
り与えられる設定データをデコーダ16によりデコード
して遅延バッファ14の直列段数を調整することで、遅
延時間dを二相クロック信号(A相,B相)の立上がり
タイミングに付加して生成出力する。
【0032】従って、二相クロック信号のノンオーバー
ラップ時間、即ち、A相クロック信号の立下がりからB
相クロック信号の立上がりまでの時間と、B相クロック
信号の立下がりからA相クロック信号の立上がりまでの
時間との双方を、マイコン1の動作環境たる気温や電圧
が変化した場合でも略一定となるように調整することが
できる。そして、ノンオーバーラップ時間に過剰な冗長
性を持たせる必要がないので、マイコン1の動作効率が
最適となるように二相クロック信号の周波数を設定する
ことが可能となり、また、マイコン1を常に安定した状
態で動作させることができる。
【0033】また、本実施例によれば、自動車のECU
を構成するマイコン1が備えているCPU3を制御回路
部とし、同メモリ5を記憶回路部として動作させるの
で、二相クロック信号を用いてデータのダブルラッチな
どを行う構成のマイクロコンピュータに有効に適用する
ことができる。そして、自動車のECUは、特に温度変
化の激しい環境において動作を保証する必要があるた
め、本発明を極めて有効に適用することができる。
【0034】本発明は上記し且つ図面に記載した実施例
にのみ限定されるものではなく、次のような変形または
拡張が可能である。遅延時間等の具体的数値は一例であ
り、個々の設計や動作環境等に応じて適宜変更して実施
すれば良い。遅延回路部は、遅延バッファ14に限ら
ず、例えば、受動素子(L,Cなど)で構成されるディ
レイラインを直列に接続して構成しても良い。図5に示
すフローチャートにおいて、遅延時間の初期値を設定す
る段階でセンサ信号の出力を参照し、その時点での温度
や電圧に応じた遅延時間を設定するようにしても良い。
二相クロック信号の何れか一相だけのノンオーバーラッ
プ時間を調整すれば回路動作等に支障を来さない場合
は、二相クロック信号生成部内において遅延回路部を一
相側にだけ配置しても良い。
【0035】ECUを制御するCPUとは別個のCPU
を制御回路部としても良い。即ち、単に二相クロック信
号を生成する装置として独立に構成しても良い。車両の
ECUに限ることなく、その他のマイクロコンピュータ
に適用しても良い。また、回路装置はマイクロコンピュ
ータに限ることなく、二相クロック信号を用いて動作す
る回路装置であれば適用が可能である。そして、半導体
集積回路装置に限ることなく、ディスクリート素子によ
って構成される回路装置に適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を、自動車のECUの一部として構成さ
れるマイクロコンピュータに適用した場合の一実施例で
あり、(a)は二相クロック信号生成部の電気的構成を
詳細に示す図、(b)はディレイ制御部の内部の電気的
構成を示す図
【図2】マイクロコンピュータの電気的構成を示す機能
ブロック図
【図3】二相クロック信号生成部の動作を示すタイミン
グチャート
【図4】(a)はマシンクロック信号MCK,(b)及
び(c)は、マシンクロック信号MCKより生成される
二相(A,B)クロック信号を示す図
【図5】CPUによるノンオーバーラップ時間の調整に
係る制御内容を示すフローチャート
【図6】従来技術を示す図4相当図
【符号の説明】
1はマイクロコンピュータ(二相クロック信号生成装
置,半導体集積回路装置)、3はCPU(制御回路
部)、4は二相クロック信号生成部、5はメモリ(記憶
回路部)、6は温度センサ、7は電圧センサ、12a,
12bはディレイ制御部(遅延回路部)を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路装置において使用される二相クロッ
    ク信号を生成するための二相クロック信号生成装置であ
    って、 前記二相クロック信号のレベルが双方共にロウレベルと
    なるノンオーバーラップ時間を可変設定できるように構
    成したことを特徴とする二相クロック信号生成装置。
  2. 【請求項2】 入力されるマスタクロック信号から二相
    クロック信号を生成して出力する二相クロック信号生成
    部と、 この二相クロック信号生成部内において少なくとも一相
    のクロック信号の立上がりタイミングを遅延させるよう
    に配置され、前記立上がりタイミングを遅延させるため
    の遅延時間が可変に構成される遅延回路部と、 前記回路装置の動作環境に基づいて、前記ノンオーバー
    ラップ時間を調整するための調整用データが予め記憶さ
    れている記憶回路部と、 前記回路装置の動作環境をセンシングするセンサにより
    出力されるセンサ信号に応じて前記記憶回路部より調整
    用データを読み出し、その調整用データに基づいて前記
    遅延回路部における遅延時間を設定する制御回路部とを
    備えてなることを特徴とする請求項1記載の二相クロッ
    ク信号生成装置。
  3. 【請求項3】 前記遅延回路部を、前記二相クロック信
    号生成部内において二相クロック信号の双方の立上がり
    タイミングを遅延させるように配置したことを特徴とす
    る請求項2記載の二相クロック信号生成装置。
  4. 【請求項4】 前記回路装置は、マイクロコンピュータ
    として構成されていることを特徴とする請求項1乃至3
    の何れかに記載の二相クロック信号生成装置。
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