JP2002108476A - ソフトウェアの使用許諾方式 - Google Patents

ソフトウェアの使用許諾方式

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JP2002108476A
JP2002108476A JP2000294971A JP2000294971A JP2002108476A JP 2002108476 A JP2002108476 A JP 2002108476A JP 2000294971 A JP2000294971 A JP 2000294971A JP 2000294971 A JP2000294971 A JP 2000294971A JP 2002108476 A JP2002108476 A JP 2002108476A
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JP
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user
software
application
prepaid key
key
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JP2000294971A
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Taisuke Himeno
泰典 姫野
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MEDIA VISION KK
Original Assignee
MEDIA VISION KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用期限が切れた場合でも引き続きアプリケ
ーションを使用することができ、この分の料金を延滞料
金として課金することのできるソフトウェアの使用許諾
方式を提供することが課題である。 【解決手段】 ソフトウェアを、ユーザのコンピュータ
システムにインストールし、且つ、ユーザはサーバに対
して会員登録し、サーバは、ネットワークを介して使用
許諾用ソフトウェアを使用可能とするプリペードキーを
ユーザに販売し、且つ、該プリペードキーの販売代金を
ユーザの会員登録データに課金し、プリペードキーに
は、使用許諾用ソフトウェアの使用期限が設定され、ユ
ーザは、使用許諾用ソフトウェアを、設定された使用期
限の間だけ、課金された代金での使用が許可され、設定
された使用期限が経過した後に、使用許諾用ソフトウェ
アを使用した場合には、当該ユーザの会員登録データに
延滞使用期間に応じた延滞料が課金されることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーバからユーザ
に対し、期間を限定したソフトウェアの貸し出し、或い
はソフトウェアの販売を行う際のソフトウェアの使用許
諾方式に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ワープロソフトや表計算ソフト
等のアプリケーションソフトウェア(以下、単にアプリ
ケーションという)は、CD−ROMやフロッピディス
ク等の記録媒体に保存された形態で販売され、利用者
は、これらのアプリケーションをパソコンショップ等で
購入し、パソコンにインストールして使用する。
【0003】また、各種アプリケーションは、数年毎に
バージョンアップが実施されるので、利用者はバージョ
ンアップする度に、新たなアプリケーションを購入して
再インストールする必要がある。従って、アプリケーシ
ョンの利用者は、数年毎にこの使用料を支払うことにな
る。
【0004】ところで、例えば企業や営業所等で使用す
る給料計算用のアプリケーションは、常時使用するもの
ではなく、月末の数日間のみ使用するのが殆どである。
同様に、年賀状印刷用のアプリケーションは、年末の数
日間のみ使用し、暑中見舞い用のアプリケーションは、
夏期の数日間のみ使用するのが一般的である。従って、
このような使用期間が限定されるアプリケーションを購
入し、更に、数年毎のバージョンアップの度に新たなア
プリケーションを購入することは、利用者にとって、コ
スト的に大きな負担となる。
【0005】そこで、従来より、アプリケーションを貸
し出すソフトウェアの貸し出しシステムが利用されてい
る。このようなシステムでは、使用を希望するアプリケ
ーションを、ユーザがサーバから貸し出してもらい、該
アプリケーションの使用時間に応じた料金をこのユーザ
に課金してサーバがユーザから使用料を徴収するシステ
ムである。そして、このようなシステムを利用すれば、
ユーザはアプリケーションを購入することなく、使用し
た時間分の料金のみをサーバに対して支払えば良いの
で、コスト的に安価で無駄のない使用が可能となる。
【0006】従来のソフトウェアの貸し出しシステムと
して、例えば、特開平11−194937号公報(以
下、従来例という)に記載されたものが知られている。
該従来例では、貸し出しの対象となるアプリケーション
に認証プログラムを付加し、ユーザが解除キーを購入
し、この解除キーを用いることにより、アプリケーショ
ンの使用が可能となる方式を採用している。また、貸し
出し期間が過ぎた場合には、事前に解除キーを更新する
ことにより、継続した使用が可能となる。
【0007】ところが、このような従来例に記載された
ソフトウェアの貸し出しシステムにおいては、アプリケ
ーションの貸し出し期間が経過したことを失念し、解除
キーの更新を逸した場合には、次回解除キーを購入する
までの間、このアプリケーションを使用することができ
なくなる。
【0008】従って、例えば、月末に給料計算用のアプ
リケーションを使用しているときに、解除キーの貸し出
し期限が切れた場合には、肝心なときに必要とするアプ
リケーションの使用ができなくなるという欠点があっ
た。
【0009】また、サーバからアプリケーションを借り
て使用していたユーザが、その後このアプリケーション
の購入を希望する場合においては、従来の貸し出しシス
テムでは、貸し出しの手続きとは別に、新たにこのアプ
リケーションを購入する必要があり、手続きが面倒であ
り、且つ、コスト高を招くという問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
におけるソフトウェアの貸し出しシステムでは、ユーザ
(借り手側)は解除キーを用いることにより、サーバ
(貸し手側)が所有するアプリケーションを所定期間使
用することができるものの、解除キーの更新を失念する
と、アプリケーションが使用できなくなるという欠点が
ある。このため、本来、解除キーの更新を望んでいるユ
ーザが、更新の手続きを忘れてしまうと、アプリケーシ
ョンを使用することができなくなり、アプリケーション
を用いた作業ができなくなってしまうという欠点があっ
た。
【0011】また、当初レンタルで使用していたアプリ
ケーションを、その後ユーザが購入を希望した場合に
は、このレンタルの手続きとは別に、新たにアプリケー
ションを購入する必要があるので、手続きが面倒であ
り、コスト高を招くという問題があった。
【0012】この発明はこのような従来の課題を解決す
るためになされたものであり、その目的とするところ
は、貸し出されているアプリケーションソフトウェアの
使用期限が切れた場合でも、引き続き延滞料金を支払う
ことによりこのアプリケーションソフトウェアを使用す
ることができ、また、購入を希望するユーザに対して恒
久的にアプリケーションソフトウェアの使用を可能にす
ることのできるソフトウェアの使用許諾方式を提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願請求項1に記載の発明は、サーバが所有するソ
フトウェアを、ユーザに貸し出し、或いは販売するため
の、ソフトウェアの使用許諾方式であって、貸し出し、
或いは販売の対象となる使用許諾用ソフトウェアを、前
記ユーザのコンピュータシステムにインストールし、且
つ、ユーザはサーバに対して会員登録し、前記サーバ
は、ネットワークを介して前記使用許諾用ソフトウェア
を使用可能とするプリペードキーを前記ユーザに販売
し、且つ、該プリペードキーの販売代金をユーザの会員
登録データに課金し、前記プリペードキーには、前記使
用許諾用ソフトウェアの使用期限が設定され、前記ユー
ザは、前記使用許諾用ソフトウェアを、前記設定された
使用期限の間だけ、前記課金された代金での使用が許可
され、前記設定された使用期限が経過した後に、前記使
用許諾用ソフトウェアを使用した場合には、当該ユーザ
の会員登録データに延滞使用期間に応じた延滞料が課金
されることが特徴である。
【0014】また、請求項2に記載の発明は、前記サー
バは、前記ユーザに販売したプリペードキーの使用期限
を管理し、期限終了前に、該ユーザに対して期限切れ情
報を通知することを特徴とする。請求項3に記載の発明
は、前記サーバは、前記ユーザが前記プリペードキーを
使用して前記使用許諾用ソフトウェアの使用を開始する
際に、該ユーザのコンピュータシステムのIDと、前記
プリペードキーとを対応付ける処理を行い、前記コンピ
ュータシステム以外のコンピュータシステムでの、前記
プリペードキーの使用を禁止することを特徴とする。
【0015】請求項4に記載の発明は、前記ユーザは、
前記プリペードキーで設定された使用期間中、或いは使
用期間経過後に、前記使用許諾用ソフトウェアの購入を
希望する場合には、前記サーバは、当該ユーザに対し
て、無期限のプリペードキーを販売することを特徴とす
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明に係るソフトウェア
の使用許諾方式が採用されるシステムの構成を示すブロ
ック図である。同図に示すように、このシステムは、サ
ーバ装置1とクライアント装置2とに大別して構成され
ており、これらはインターネット3を介して接続されて
いる。なお、図では、1つのサーバ装置1に対して、1
つのクライアント装置2が接続されている例を示してい
るが、実際には、1つのサーバ装置1に対して複数のク
ライアント装置2が接続される。
【0017】サーバ装置1は、各クライアントの会員情
報を記憶するための会員情報データベース4と、クライ
アントに対して販売するプリペードキーを記憶するプリ
ペードキーデータベース5と、新規会員の登録手続きを
行う会員登録部6と、所望のアプリケーションソフトウ
ェア(以下、単にアプリケーションという)に対するプ
リペードキーを発行するプリペードキー発行部7と、発
行したプリペードキーに対する課金の処理を行う課金処
理部8と、を有している。
【0018】更に、プリペードキーの使用開始を承認す
るプリペードキー使用開始処理部9と、プリペードキー
の使用終了の処理を行うプリペードキー使用終了処理部
10と、プリペードキーの有効期限が近づいた場合に
は、有効期限の終了前にクライアントに対して終了の期
限が近づいた旨を通知するためのメールを発信する終了
メール発信処理部11と、クライアントがプリペードキ
ーの使用期限を経過した後に、更にこのアプリケーショ
ンを使用している場合には、このクライアントに対して
延滞使用である旨を通知するためのメールを発信する延
滞メール発信処理部12と、を有している。
【0019】また、クライアントに貸し出し、或いは販
売するためのアプリケーションを記憶するためのアプリ
ケーションデータベース14と、インターネット3を介
してアプリケーションをクライアント装置2にダウンロ
ードする処理を行うダウンロード処理部13と、を具備
している。
【0020】他方、クライアント装置2は、CD−RO
M等の記録媒体31、或いはダウンロード処理部13よ
りダウンロードされるアプリケーション22と、ダウン
ロードされたアプリケーション22に対して購入するプ
リペードキーの使用期限の履歴を記憶する使用履歴デー
タベース21と、アプリケーション22の使用開始時
に、プリペードキーによる当該アプリケーション22の
使用開始の承認手続きを行う使用開始承認処理部23
と、を有している。
【0021】更に、プリペードキーの有効性をチェック
する有効性確認処理部24と、アプリケーション22を
使用した最新の日時のデータを保存する使用日時保存処
理部25と、プリペードキーの有効期限が終了した際
に、このプリペードキーの使用を終了するプリペードキ
ー使用終了処理部26と、を具備している。
【0022】次に、前述のように構成された本実施形態
の作用を、フローチャートを参照しながら説明する。
【0023】図2は、会員登録部6における処理を示す
フローチャートであり、同図に示すように、該会員登録
部6では、クライアントの会員情報が入力されると(ス
テップST1)、このクライアントに対してパスワード
を設定し(ステップST2)、更に、会員IDを発行す
る(ステップST3)。そして、会員情報データベース
4に、会員ID、会員情報、及びパスワードを格納する
処理を行う(ステップST4)。こうして、クライアン
トの会員登録処理が行われる。
【0024】図3は、プリペードキー発行部7における
処理を示すフローチャートであり、同図に示すように、
該プリペードキー発行部7では、クライアントよりプリ
ペードキーの購入希望の依頼があると、このクライアン
トが既に会員登録されているかどうかを判断する(ステ
ップST11)。そして、会員登録されていない場合に
は、(ステップST11でNO)、図2に示した手続き
により会員登録を行う(ステップST12)。
【0025】会員登録が終了している場合には(ステッ
プST11でYES)、使用するアプリケーション(ク
ライアントに貸し出すアプリケーション)を選択し(ス
テップST13)、更に、プリペードキーに、使用する
期間のデータを入力する(ステップST14)。
【0026】次いで、このプリペードキーに対する課金
情報を表示して確認し(ステップST15)、課金情報
が確認された場合には(ステップST16でYES)、
実際に課金処理が行われているかどうかをチェックし
(ステップST17)、課金処理が行われている場合に
は(ステップST17でYES)、クライアントに対し
てプリペードキーを発行する(ステップST18)。ま
た、課金処理が行われていない場合には(ステップST
16,17でNO)、処理を終了する。
【0027】図4は、課金処理部8における処理を示す
フローチャートである。同図に示すように、該課金処理
部8では、会員情報データベース4から課金すべき会員
のクレジットカード情報を取得し(ステップST2
1)、更に、取得したクレジットカードで課金処理を行
う(ステップST22)。これにより、クライアントに
対して、アプリケーションの使用に対する代金を課金す
ることができる。
【0028】図5は、プリペードキー使用開始処理部9
における処理を示すフローチャートであり、図示のよう
に、該プリペードキー使用開始処理部9は、使用を開始
するプリペードキーをクライアント装置2から取得し
(ステップST31)、このプリペードキーが使用開始
処理されているかどうかを確認する(ステップST3
2)。そして、使用開始処理されている場合には、この
プリペードキーは使用中或いは使用済みであると判断し
(ステップST32でYES)、承認を却下する(ステ
ップST33)。
【0029】また、使用開始処理されていない場合には
(ステップST32でNO)、該プリペードキーが終了
処理されているかどうかが確認され(ステップST3
4)、終了されている場合には(ステップST34でY
ES)、承認を却下する(ステップST33)。
【0030】他方、終了処理されていない場合には(ス
テップST34でNO)、クライアント装置2から、該
クライアント装置2を特定するための情報(コンピュー
タシステムのID等)を取得する(ステップST3
5)。
【0031】次いで、プリペードキーデータベース5に
格納されている、使用を開始するプリペードキーデータ
に、クライアント装置2の特定情報と、使用開始処理済
みの情報を付加する処理を行う(ステップST36)。
その後、使用開始を承認するデータをクライアント装置
2に送信する(ステップST37)。こうして、プリペ
ードキーの使用開始処理が行われるので、クライアント
装置2では、アプリケーション22の使用が可能とな
る。
【0032】図6は、プリペードキー使用終了処理部1
0における処理を示すフローチャートであり、同図に示
すように、該プリペードキー使用終了処理部10は、使
用を終了するプリペードキーをクライアント装置2から
取得し(ステップST41)、更に、このプリペードキ
ーが使用終了処理されていないかどうかを確認する(ス
テップST42)。そして、使用終了処理されている場
合には(ステップST42でNO)、処理を終了する。
【0033】また、使用終了処理がされていない場合に
は、クライアント装置2から、該クライアント装置2を
特定するための情報を取得する(ステップST43)。
そして、プリペードキーデータベース5のプリペードキ
ーデータに付加されているクライアント装置2の情報と
同一であるかどうかが確認され(ステップST44)、
同一でない場合には(ステップST44でNO)、処理
を終了する。
【0034】他方、同一である場合には(ステップST
44でYES)、プリペードキーデータベース5のプリ
ペードデータに、使用終了済みの情報を付加する(ステ
ップST45)。これにより、プリペードキーの使用終
了処理が行われる。なお、プリペードキーの終了処理
は、当該プリペードキーの使用期限の前の時点であって
も、クライアントの要望により行うことができる。
【0035】図7は、終了メール発信処理部11におけ
る処理手順を示すフローチャートであり、同図に示すよ
うに、該終了メール発信処理部11では、プリペードキ
ーデータベース5から、使用開始済みのプリペードキー
データを検索する(ステップST51)。そして、この
データが存在するかどうかが判断され(ステップST5
2)、存在しない場合には(ステップST52でN
O)、処理を終了する。
【0036】また、使用開始済みのプリペードキーが存
在する場合には(ステップST52でYES)、今日が
使用期限の前日であるかどうかが判断され(ステップS
T53)、前日でない場合(ステップST53でNO)
には、ステップST51からの処理を繰り返す。
【0037】そして、前日である場合には(ステップS
T53でYES)、このプリペードキーを使用している
会員のメールアドレスを、会員情報データベース4から
取得し(ステップST54)、この会員のメールアドレ
スに有効期限終了を伝える旨のメールを発信する(ステ
ップST55)。この処理により、クライアントは、使
用しているアプリケーションの使用期限が切れる前に、
使用期限を確認することができるので、更新手続きの失
念を防止することができる。なお、上記の処理では、期
限の切れる前日にクライアントにメールを送信するよう
に構成したが、2日以上前とすることも可能である。
【0038】図8は、延滞メール発信処理部12におけ
る処理手順を示すフローチャートであり、同図に示すよ
うに、この延滞メール発信処理部12では、プリペード
キーデータベース5から使用開始済みのプリペードキー
データを検索する(ステップST61)。そして、この
データが存在するかどうかが判断され(ステップST6
2)、存在しない場合には(ステップST62でN
O)、処理を終了する。
【0039】他方、使用開始済みプリペードキーデータ
が存在する場合には(ステップST62でYES)、こ
のプリペードキーの使用期限が過ぎているかどうかが確
認される(ステップST63)。使用期限が過ぎていな
い場合には(ステップST63でNO)、ステップST
61からの処理を繰り返す。
【0040】また、使用期限が過ぎている場合には(ス
テップST63でYES)、このプリペードキーを使用
している会員のメールアドレスを、会員情報データベー
ス4から取得する(ステップST64)。次いで、この
会員のメールアドレスに対して、延滞を通知する旨のメ
ールを発信する(ステップST65)。その後、延滞金
(延滞日数に応じたアプリケーションの使用代金)を計
算し、この金額の課金処理を行う(ステップST6
6)。こうして、使用期限を過ぎてアプリケーションを
使用しているクライアントに対して、延滞金を課金する
ことができる。
【0041】図9は、ダウンロード処理部13における
処理手順を示すフローチャートであり、同図に示すよう
に、該ダウンロード処理部13では、クライアント装置
2側から、貸し出し或いは購入を希望するアプリケーシ
ョンが指定されると、このアプリケーションを選択する
処理を行い(ステップST71)、次いで、このアプリ
ケーションをクライアント装置2にダウンロードする処
理を行う(ステップST72)。こうして、アプリケー
ションをダウンロードする処理が実行される。
【0042】図10は、クライアント装置2のアプリケ
ーション22の起動時における処理手順を示すフローチ
ャートである。まず、使用履歴データベース21にプリ
ペードキー情報が保存されているかどうかが判断される
(ステップST81)。そして、プリペードキーの情報
が保存されていない場合には(ステップST81でN
O)、プリペードキーを入力する処理を行ない(ステッ
プST82)、サーバに対して使用開始の承認を確認す
る(ステップST83)。そして、承認されない場合に
は(ステップST84でNO)、処理を終了し、承認さ
れた場合には(ステップST84でYES)、使用履歴
データベース21にプリペードキーの情報を保存する
(ステップST85)。その後、アプリケーション22
を起動して当該アプリケーションを使用することができ
る。
【0043】他方、使用履歴データベース21にプリペ
ードキー情報が保存されている場合には(ステップST
81でYES)、使用履歴データベース21からこのプ
リペード情報を取得する(ステップST86)。そし
て、取得することができなかった場合には(ステップS
T87でNO)、ステップST82からの処理を繰り返
す。
【0044】取得することができた場合には(ステップ
ST87でYES)、このプリペードキーが起動しよう
としているアプリケーションのプリペードキーの情報で
あるかどうかが確認され(ステップST88)、確認さ
れない場合には(ステップST88でNO)、ステップ
ST86からの処理を繰り返す。
【0045】また、確認された場合には(ステップST
88でYES)、取得したプリペードキー情報が有効で
あるかどうかが判断され(ステップST89)、有効で
ある場合には(ステップST89でYES)、アプリケ
ーション22を起動する処理を行う(ステップST9
1)。これにより、クライアントは、アプリケーション
22を使用することができるようになる。
【0046】また、有効期限を過ぎている場合には(ス
テップST89でNO)、このクライアントに対して延
滞金が課金されることを通知する処理を行い(ステップ
ST90)、その後、アプリケーション22を起動する
処理を行う(ステップST91)。従って、プリペード
キーの有効期限が過ぎている場合においても、クライア
ントは延滞金を支払うことにより、引き続きアプリケー
ション22を使用することができる。
【0047】図11は、クライアント装置2においてア
プリケーション22を終了する際の処理手順を示すフロ
ーチャートである。アプリケーション22を終了する場
合には、この終了日時を取得し(ステップST10
1)、取得した日時を使用履歴データベース21に保存
する(ステップST102)。その後、該アプリケーシ
ョン22を終了する処理を行う。(ステップST10
3)。
【0048】図12は、プリペードキーの使用終了処理
の手順を示すフローチャートである。プリペードキーの
使用終了処理を行う場合には、まず、サーバにプリペー
ドキー使用終了を通知する(ステップST111)。次
いで、プリペードキー情報に使用終了の情報を書き込
み、当該プリペードキーが再使用できないようにする
(ステップST112)。
【0049】こうして、クライアント装置2では、プリ
ペードキーに設定された使用期間だけ、アプリケーショ
ン22を使用することができるのである。また、クライ
アントがアプリケーション22を使用し、その後、該ア
プリケーション22の購入を希望した場合には、サーバ
装置1のプリペードキー発行部7では、このアプリケー
ション22についての、使用期限のないプリペードキー
を発行する。これにより、クライアント装置2では、こ
のアプリケーション22を使用期限に拘束されることな
く、無期限で使用することができるようになる。
【0050】このようにして、本実施形態に係るソフト
ウェアの使用許諾方式では、クライアントは、アプリケ
ーションを、インターネット3を介してダウンロードす
るか、或いは、CD−ROM等の記録媒体31でダウン
ロードし、更に、サーバ側から提供されるプリペードキ
ーを用いることにより、該プリペードキーに設定されて
いる期間だけ使用することができる。従って、クライア
ントは、自分の使用する時間に対する代金のみを支払っ
て、アプリケーション22を使用することができるの
で、アプリケーション22を購入する場合と比較してコ
スト的に極めて有利となる。
【0051】また、プリペードキーの使用期限が切れる
日時が接近した場合には、サーバからこの旨を通知する
メールがクライアントに発信されるので、更新手続きの
失念を防止することができる。更に、更新手続きを怠っ
た場合でも、クライアントはアプリケーション22を継
続して使用することができ、この継続使用に対する代金
が、延滞料金として課金される。従って、クライアント
は、更新手続きを失念した場合でも、強制的にアプリケ
ーションの使用が禁止されることは無い。
【0052】また、クライアントが一定期間アプリケー
ション22を使用し、その後、該アプリケーションの購
入を希望する場合には、極めて簡単に購入手続きを行う
ことができるので、融通性に富む。
【0053】また、アプリケーションの使用開始から所
定期間だけ無料での使用を許可し、その後、更新手続き
をした場合に、該アプリケーションの使用に対する課金
を行うことにより、クライアントは、このアプリケーシ
ョンを体験版的に使用することができる。従って、クラ
イアントは事前にアプリケーションの内容を確認した後
に、レンタル、或いは購入することができる。
【0054】更に、クライアント装置2側は、アプリケ
ーションの使用開始時、及び使用終了時のみ、サーバ装
置1側との間の手続きを行えば良いので手続きが容易で
ある。また、使用日時保存処理部25の処理により、ク
ライアント装置2におけるアプリケーションの使用日時
を監視しているので、例えば、クライアント側で日時が
不正確な場合であっても、確実にアプリケーションの使
用期限を設定することができる。
【0055】更に、一度使用したプリペードキーは、再
度使用することができないので、不正使用を防止するこ
とができる。また、クライアント装置のIDと、プリペ
ードキーとの対応付けを行うようにしているので、クラ
イアント以外の装置でのアプリケーションの使用を防止
することができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のソフトウ
ェアの使用許諾方式では、クライアントは、サーバ側か
ら提供されるプリペードキーを購入することにより、ア
プリケーションソフトウェアを使用することができるよ
うになる。また、プリペードキーには、使用期限の情報
が含まれているので、クライアントは、予め設定された
期間のみの使用が可能となる。従って、クライアント
は、アプリケーションを購入せずに、貸し出しの代金の
みで該アプリケーションを使用することができるように
なるので、コスト的に極めて有利となる。
【0057】また、プリペードキーの有効期限が切れる
日時が接近した場合には、クライアントに対し事前にこ
の旨を通知するメールが送達されるので、更新日時の失
念を防止することができる。仮に、更新手続きを怠った
場合でも、クライアントはこのアプリケーションを引き
続き使用することができ、延滞使用についての代金は、
延滞料金として課金されるので、更新手続きを怠ったこ
とによるトラブルの発生を防止することができる。
【0058】更に、クライアントは、サーバから借りて
使用しているアプリケーションについて、購入を希望す
る場合には、簡単な手続きでこのアプリケーションを購
入することができるので、融通性に富む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の使用許諾方式が採用されるシステム
の、一実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】会員登録部における処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図3】プリペードキー発行部における処理手順を示す
フローチャートである。
【図4】課金処理部における処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図5】プリペードキー使用開始処理部における処理手
順を示すフローチャートである。
【図6】プリペードキー使用終了処理部における処理手
順を示すフローチャートである。
【図7】終了メール発信処理部における処理手順を示す
フローチャートである。
【図8】延滞メール発信処理部における処理手順を示す
フローチャートである。
【図9】ダウンロード処理部における処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図10】クライアント装置において、アプリケーショ
ンを起動する際の手順を示すフローチャートである。
【図11】クライアント装置において、アプリケーショ
ンを終了する際の手順を示すフローチャートである。
【図12】プリペードキーの使用終了処理の手順を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 サーバ装置 2 クライアント装置 3 インターネット 4 会員情報データベース 5 プリペードキーデータベース 6 会員登録部 7 プリペードキー発行部 8 課金処理部 9 プリペードキー使用開始処理部 10 プリペードキー使用終了処理部 11 終了メール発信処理部 12 延滞メール発信処理部 13 ダウンロード処理部 14 アプリケーションデータベース 21 使用履歴データベース 22 アプリケーション 23 使用開始承認処理部 24 有効性確認処理部 25 使用日時保存処理部 26 プリペードキー使用終了処理部 31 記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 332 G06F 17/60 408 408 420 420 9/06 660C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーバが所有するソフトウェアを、ユー
    ザに貸し出し、或いは販売するための、ソフトウェアの
    使用許諾方式であって、 貸し出し、或いは販売の対象となる使用許諾用ソフトウ
    ェアを、前記ユーザのコンピュータシステムにインスト
    ールし、且つ、ユーザはサーバに対して会員登録し、 前記サーバは、ネットワークを介して前記使用許諾用ソ
    フトウェアを使用可能とするプリペードキーを前記ユー
    ザに販売し、且つ、該プリペードキーの販売代金をユー
    ザの会員登録データに課金し、 前記プリペードキーには、前記使用許諾用ソフトウェア
    の使用期限が設定され、前記ユーザは、前記使用許諾用
    ソフトウェアを、前記設定された使用期限の間だけ、前
    記課金された代金での使用が許可され、 前記設定された使用期限が経過した後に、前記使用許諾
    用ソフトウェアを使用した場合には、当該ユーザの会員
    登録データに延滞使用期間に応じた延滞料が課金される
    ことを特徴とするソフトウェアの使用許諾方式。
  2. 【請求項2】 前記サーバは、前記ユーザに販売したプ
    リペードキーの使用期限を管理し、期限終了前に、該ユ
    ーザに対して期限切れ情報を通知することを特徴とする
    請求項1に記載のソフトウェアの使用許諾方式。
  3. 【請求項3】 前記サーバは、前記ユーザが前記プリペ
    ードキーを使用して前記使用許諾用ソフトウェアの使用
    を開始する際に、該ユーザのコンピュータシステムのI
    Dと、前記プリペードキーとを対応付ける処理を行い、
    前記コンピュータシステム以外のコンピュータシステム
    での、前記プリペードキーの使用を禁止することを特徴
    とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のソフ
    トウェアの使用許諾方式。
  4. 【請求項4】 前記ユーザは、前記プリペードキーで設
    定された使用期間中、或いは使用期間経過後に、前記使
    用許諾用ソフトウェアの購入を希望する場合には、前記
    サーバは、当該ユーザに対して、無期限のプリペードキ
    ーを販売することを特徴とする請求項1〜請求項3のい
    ずれか1項に記載のソフトウェアの使用許諾方式。
JP2000294971A 2000-09-27 2000-09-27 ソフトウェアの使用許諾方式 Pending JP2002108476A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003345961A (ja) * 2002-05-24 2003-12-05 Takayuki Inoue 中古品販売における在庫リスク管理システム及び在庫リスクの管理方法
JP2004013721A (ja) * 2002-06-10 2004-01-15 Nec Fielding Ltd ソフトウェアのレンタル管理方法,レンタル管理システム,レンタル管理サーバおよびレンタル管理プログラム
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