JP2003108254A - ソフトウェアのレンタルシステム並びにこれに使用するコンピュータ機器及びソフトウェア - Google Patents

ソフトウェアのレンタルシステム並びにこれに使用するコンピュータ機器及びソフトウェア

Info

Publication number
JP2003108254A
JP2003108254A JP2001294730A JP2001294730A JP2003108254A JP 2003108254 A JP2003108254 A JP 2003108254A JP 2001294730 A JP2001294730 A JP 2001294730A JP 2001294730 A JP2001294730 A JP 2001294730A JP 2003108254 A JP2003108254 A JP 2003108254A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
software
user
lender
program
computer device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001294730A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Kato
満 加藤
Kenzo Izumi
賢三 泉
Keiji Sugimura
恵司 杉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OKAYA KANAGATA GIJUTSU SERVICE
OKAYA KANAGATA GIJUTSU SERVICE KK
OKAYA KOKI KK
SAMU SYSTEM KK
Original Assignee
OKAYA KANAGATA GIJUTSU SERVICE
OKAYA KANAGATA GIJUTSU SERVICE KK
OKAYA KOKI KK
SAMU SYSTEM KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OKAYA KANAGATA GIJUTSU SERVICE, OKAYA KANAGATA GIJUTSU SERVICE KK, OKAYA KOKI KK, SAMU SYSTEM KK filed Critical OKAYA KANAGATA GIJUTSU SERVICE
Priority to JP2001294730A priority Critical patent/JP2003108254A/ja
Publication of JP2003108254A publication Critical patent/JP2003108254A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザーが投資リスクなしで高額なソフトウェ
アを使用することを可能ならしめる。 【手段】ソフトウェアは、施錠された状態でユーザーの
使用機器に格納されている。ユーザーUの使用機器P1か
らインターネット回線INを通じて使用開始信号が貸手の
サーバS2に送信され、貸手のサーバS2からは、解錠キー
がユーザーの使用機器P1に送信される。ソフトウェアは
使用終了によって自動施錠されると共に、ユーザーUか
ら貸手Rに終了信号が発信され、その後、使用時間が演
算される。ユーザーUは使用時間に応じた料金を支払え
ば良いため、高額のソフトウェアを投資リスクなしで使
用でき、延いては、事業活動の円滑化・安定化に寄与で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ機器
を機能させるソフトウェアのレンタルシステム並びにこ
れに使用するコンピュータ機器及びソフトウェアに関す
るものである。
【0002】なお、本発明でいうレンタルシステムと
は、希望者の要求に基づいてソフトウェアを使用させる
システムをいい、契約の有無や使用期間の長短、対価の
有無などは問題でない。
【0003】
【従来の技術】現代社会において、ソフトウェアはあら
ゆる分野に隅々まで浸透しており、企業においては、使
用するソフトウェアの良否によって業績が変動すると言
っても過言ではない。
【0004】このソフトウェアは、ハードウェアに一体
不可分の状態で組み込まれたものと、ハードウェアから
は独立して流通し得るものとに大別される。後者の例と
しては、例えば表計算ソフトや各種管理ソフト、CAD
・CAM用設計ソフト、コンピュータグラフィック用ソ
フトなど他種多用のものがあり、パソコンにインストー
ルして使用するソフトウェアは殆どがこの類型に属して
いる。
【0005】これら独立して流通し得るソフトウェアを
販売する場合、ディスクのような記憶媒体(記録媒体)
に格納して販売したり、インターネットを通じてインス
トールしたりしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ソフトウェアの販売価
格は様々であり、開発に手間がかかるほど、また販売量
が少ないほど高額化すると言える。例えば金型設計用の
三次元CAD・CAMソフトのような事業用・産業用の
ソフトウェアの場合は、データ量が膨大でかつ複雑な内
容のものが多くて開発に多大の手間がかかるため、汎用
ソフトであっても数百万円以上の価格で販売されている
ものが多い。
【0007】他方、ユーザーにおいて費用対収益の観点
からソフトウェア購入費を検討した場合、ソフトウェア
は欲しいけれども購入費に見合う収益が当初から期待で
きない場合や、購入費に見合う収益を上げ得るか否か予
測困難な場合がある。
【0008】このような場合、ユーザーは、ある場合は
断腸の思いで購入をあきらめ、ある場合は赤字覚悟で購
入するというように判断しており、大きな投資リスクが
伴う高額ソフトウェアの購入は、ユーザーにとって頭の
痛いことであった。
【0009】本発明は、このような現状に鑑み成された
もので、ソフトウェアのユーザー等に朗報となるシステ
ムを提供することを課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ソフトウェア
のレンタルシステムとこれに使用するコンピュータ機器
及びソフトウェアとを含んでいる。
【0011】レンタルシステムは、ソフトウェアの使用
を欲するユーザーに所有権は移転せずに使用だけを許可
するシステムであり、ソフトウェアに施錠機能を設け
て、解錠や施錠を貸手が管理できる点に本発明の基本的
な特徴がある。解施錠を管理する手段には、請求項1に
記載したように2つの基本態様がある。
【0012】1つは、前記ソフトウェアをプログラム的
に施錠した状態でユーザーのコンピュータ機器に格納し
ておいて、貸手のコンピュータ機器からユーザーのコン
ピュータ機器に通信手段を介して解錠キー送信するステ
ップを踏むことにより、ユーザーによるソフトウェアの
使用を可能ならしめるものである。
【0013】他の1つは、ソフトウェアを自由に使用で
きる状態でユーザーのコンピュータ機器に格納しておい
て、所定の使用時間が経過した後に施錠プログラムを実
行させるステップを踏むことにより、ユーザーによるソ
フトウェアの使用を不能ならしめるものである。
【0014】請求項2の発明に係るレンタルシステム
は、ユーザーのコンピュータ機器から貸手のコンピュー
タ機器に通信手段を介して使用開始信号(解錠要請信
号)を送信するステップと、この使用開始信号に基づい
て貸手のコンピュータ機器からユーザーのコンピュータ
機器に通信手段を介して解錠キーを送信するステップと
が備えられている。
【0015】請求項3の発明に係るレンタルシステムで
は、請求項1又は請求項2の構成にに加えて、ユーザー
のコンピュータ機器と貸手のコンピュータ機器とのうち
少なくとも何れか一方においてソフトウェアの使用時間
を演算するステップが備えられている。
【0016】そして、貸手のコンピュータ機器でソフト
ウェアの使用時間を演算する場合は、それに先立って、
ユーザーからソフトウェアの使用終了信号を貸手のコン
ピュータ機器に送信するステップが備わっている一方、
ユーザーのコンピュータ機器で使用時間を演算する場合
は、通信手段を介して演算結果を貸手のコンピュータ機
器に送信するステップが備えられている。
【0017】この請求項3の発明において、ソフトウェ
アの使用時間を演算する方法には、使用開始時から時計
(タイマー)をスタートさせて使用終了までの時間を計
測する方法と、使用終了時刻と使用開始時刻との時刻差
から計測する方法とがある。いずれか一方を選択しても
良いし、両方を併用しても良い。
【0018】ところで、ソフトウェアは、基本機能に付
加機能を加えて重層的(階層的)に構成されていること
が多く、付加機能の必要性はユーザーごとに異なる。こ
の場合、全機能一括でしか使用できないと、使用料は高
額になるため、付加機能が必要としないユーザーにとっ
ては、必要なものを必要なだけ使用して経費削減を図る
というレンタルシステムのメリットが減殺される。
【0019】この点に対処するため請求項4の発明に係
るレンタルシステムでは、前記ソフトウェアは、基本機
能と付加機能のように機能や用途が異なった複数種類の
プログラムが含まれていて各種類のプログラムごとに施
錠されており、各種類のプログラムごとに、ユーザーの
コンピュータ機器から貸手のコンピュータ機器に使用開
始信号を送信するステップと、貸手のコンピュータ機器
からユーザーのコンピュータ機器に解錠キーを送信する
ステップと、使用時間を貸手のコンピュータ機器又はユ
ーザーのコンピュータ機器で演算するステップとを備え
ている。
【0020】ユーザーのコンピュータ機器は、解錠キー
を受け取らないと使用できないようにプログラム的に施
錠された状態でソフトウェアが格納されており、かつ、
貸手から送信された解錠キーを受信し得る通信手段に接
続されている。
【0021】他方、貸手のコンピュータ機器は、請求項
6に記載したように、ユーザーのコンピュータ機器から
送信された使用開始信号を受信する受信機能と、前記使
用開始信号の受信後にユーザーのコンピュータ機器に解
錠キーを送信する送信機能とが備えられている。
【0022】本発明のソフトウェアは、コンピュータ機
器を機能させる機能プログラムと、機能プログラムを使
用不能な状態に保持する施錠プログラムとを備えてお
り、これは、ディスクやメモリー類のような記憶媒体に
格納されている。なお、記憶媒体には、ROMやRAM
のようなメモリー類の他に、インターネットプロバイダ
のサーバ等も含んでいる。
【0023】そして、施錠プログラムによって機能プロ
グラムが使用できない施錠状態を基本状態として、外部
から解錠キーを受け取ることによって解錠状態に切り換
わるように設定されているか、又は、機能プログラムを
使用できる解錠状態を基本状態として、施錠プログラム
を機能させると機能プログラムを使用できない施錠状態
に切り替わるように設定されている。
【0024】本発明において、ソフトウェアをユーザー
のコンピュータ機器に格納する方法としては、ディスク
からのインストールや通信回線を介したダウンロードの
ような方法で予めインストールしておく方法と、使用す
るたびに、ユーザーが貸手のコンピュータ機器からダウ
ンロードする方法とがある。
【0025】使用のたびにダウンロードする後者の場合
は、ソフトウェアを解錠した状態で送信して(この場合
は、解錠キーの送信ステップはソフトウェアの格納と同
時に行われることになる)、使用を終了したら自動施錠
されるように設定してもよいし、施錠された状態でダウ
ンロードした後に解錠キーの送信を受け、使用を終了し
たら自動施錠されるように設定しても良い。
【0026】本発明において、コンピュータ機器とはソ
フトウェアで作動する物を総称しており、例えばマシニ
ングセンターのような設備の場合、CPUやディスクの
ような制御部のみでなく、ソフトウェアで制御される設
備の全体を含んでいる。
【0027】
【発明の作用・効果】本発明のレンタルシステムの下で
は、ユーザーは、高額のソフトウェアであっても、必要
に応じて使用し、使用料を支払えば良い(料金体系は貸
手とユーザーとの間の取り決めで自由に設定でき、例え
ば、使用時間が長くなると割安となるように設定した
り、定額制としたり、プリペイド制としたりすることも
可能である)。
【0028】従って、ユーザーは、ソフトウェアを欲し
いけれどもあまり収益が見込めない場合や、ソフトウェ
アの使用によって収益を上げ得るかどうか予測できない
場合にも、投資リスクを負うことなく安心してソフトウ
ェアを使用できる。その結果、ユーザーの事業活動の円
滑化・安定化に貢献できる。また、使用料(レンタル
料)は経費(損金)となるため、税金面でのメリットも
ある。
【0029】他方、従来は高額であるため購入を諦めて
いたユーザーの需要を開拓できることにより、全体とし
て見るとソフトウェアの需要を増大させることが可能と
なるため、ソフトウェア業界にとっても大きなメリット
を期待できる。
【0030】ところで、回線のトラブルや貸手のコンピ
ュータ機器のトラブルなどで、ユーザーのコンピュータ
機器と貸手のコンピュータ機器との間で送受信できない
ことがあり得る。その場合にユーザーがソフトウェアを
使用できないと、ユーザーにとっては死活問題となる。
【0031】この点については、請求項3に含まれてい
るように、ユーザーのコンピュータ機器に使用時間の計
算機能を設けておくと、使用時間を事後的に申告するこ
とによって貸手は使用料を徴収できるため、ユーザーの
使用を損なうことなく使用料を徴収できる利点がある。
使用料を定額制としたりプリペイド式としたりして、一
々貸手の許可を得ることなく使用できるようにすること
によっても、同様の利点を享受できる。
【0032】請求項4のように構成すると、ソフトウェ
アが機能や用途によって異なる複数種類のプログラムで
複合的に構成されている場合、ユーザーは付加的に使用
するものについてはそのプログラムごとに使用時間分だ
け料金を支払えばよいため、無駄な出費を抑えることが
でき、より好適である。
【0033】
【発明の実施形態】次に、本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。
【0034】(1).第1実施形態(図1〜図5) 先ず、図1に基づいてシステムの概要を説明する。図1
では、レンタルシステムを構成する者(業者)とこれら
の相互関係を示しており、本実施形態では、ソフトウェ
アの貸手(管理者)R、ユーザー(群)U、仲介業者
C、インターネット回線IN、銀行B、並びに通信事業者
がシステムに関与している。
【0035】ここで貸手Rは、例えば、ソフトウェアの
開発業者や、開発業者からソフトウェアのレンタル化権
を許諾された業者、ソフトウェアの著作権を一元管理す
る著作権管理団体など、適法に使用許可をできる者で、
本実施形態では開発業者を想定している。
【0036】本実施形態で仲介業者Cが介在しているの
は、貸手である開発業者は、技術力はあっても営業力や
顧客管理能力に劣ることが多いことから、これを補完す
るためである。1つの仲介業者Cと複数の貸手Rとでレ
ンタルシステムを構成したり、1つの貸手Rと複数の仲
介業者Cとでレンタルシステムを構成することも可能で
ある。
【0037】ユーザーUのコンピュータ機器からインタ
ーネット回線INを経由して貸手Rに使用開始信号(解錠
要請信号)が送信されると、貸手Rのコンピュータ機器
は正規の使用者であるかどうかを識別し、正規ユーザー
であることが確認されると、インターネット回線INを通
じてユーザーUのハードウェアに解錠信号を送り、ソフ
トウェアに掛かっていたロックを解除する。これによ
り、ユーザーUはソフトウェアを使用できる。
【0038】ユーザーUがソフトウェアの使用を終える
と、インターネット回線INを通じて終了信号が貸手Rの
コンピュータ機器に送られ、貸手Rのコンピュータは、
ソフトウェアの使用時間を演算する。ソフトウェアは、
使用が終了すると自動的にロックされる。
【0039】ユーザーUの使用明細は随時又は定期的
(例えば1月ごと又は1週間ごと)に仲介業者Cに送ら
れ、仲介業者Cは定期的(一般に1月ごと)に使用明細
と請求書を各ユーザーUに送る。使用料金(及び基本料
金)は、所定の期日ごとに、銀行BにおいてユーザーU
の口座uから引き落とされて、仲介業者Cの口座cに入
金される。仲介業者Cの口座cからは、別の定めに基づ
いて、貸手Rの口座rに入金される。
【0040】ソフトウェアの使用は、例えば1週間や1
ケ月、或いは3ケ月というように期間を決めて、その期
間内では使い放題の定額制とすることも可能であり、こ
の場合は使用時間の明細は必要ない。
【0041】次に、図2以下の図面を参照してシステム
の詳細を説明する。
【0042】≪ネットワークの全容≫図2はシステムを
構成するコンピュータ機器(ハードウェア)の構成を示
すブロック図であり、ユーザーUは、コンピュータ機器
の一例としてのサーバS1と、複数のソフト使用機器(コ
ンピュータを搭載したハードウェアで、専用機又はパソ
コン)P1を備えており、両者はバスラインで接続されて
いる。
【0043】貸手Rと仲介業者Cも、それぞれサーバS
2,S3と複数台の端末機器(パソンコや専用機など)P
2,P3を備えており、これらはバスラインで接続され
ている。サーバを備えていない場合は、コンピュータ機
器はモデムやルータを介してインターネット回線INに接
続される。ユーザーUから送信されたデータのストック
や整理などの管理機能のため、貸手Rに補助サーバを設
けても良い。
【0044】なお、三次元CAD・CAMのような設計
用ソフトウェアを使用する場合は、ある程度以上の機能
を持ったものは高い処理能力が必要であるため専用機を
使用することが多く、また、付属機器としてプロッター
やプリンターを備えていることが多い。
【0045】周知のように、銀行(単独の銀行と銀行群
とを含む概念である)Bは、ホストコンピュータ機器HC
や多数のサーバS4、図示しない多数の端末機等からなる
オンラインシステムを備えている。
【0046】本実施形態では、仲介業者CとユーザーU
とはそれぞれ銀行Bのオンラインシステムと専用回線で
接続されており(インターネット回線を通じて接続して
も良い)、振込や照会などはユーザーU及び仲介業者C
の端末機で行えるようになっている。
【0047】ユーザーUと仲介業者Cと貸手Rの各サー
バS1,S2,S3は、それぞれインターネット回線INに接続さ
れている。インターネット回線INにもサーバが介在して
いるが、本実施形態では重要性は低いので表示していな
い。
【0048】≪準備段階≫図3では、システムを立ち上
げる準備作業が示されている。まず、前提として、ユー
ザーUから仲介業者Cに注文がなされ、これに基づいて
仲介業者Cは貸手Rに発注する。
【0049】次いで、ユーザーUと貸手Rと仲介業者C
との三者間での契約が為された後、本実施形態では、貸
手Rは、ソフトウェアが格納された登録済のディスク
(磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスクなど)D
をユーザーUに送付又は持参し、ソフトウェアがユーザ
ーUのサーバS1又は使用機器P1に格納される。
【0050】ディスクDからのソフトウェアの格納方法
としては、ディスクDに格納されているデータをサーバ
S1又は使用機器P1のハードディスク等にインストロール
する方法と、ディスクDをそのままドライブにかける方
法とが考えられるが、いずれでも良い。
【0051】複数の使用機器P1がある場合は、サーバS1
にインストールして、各使用機器P1でデータを共用する
のが一般的である。契約が終了するとディスクDは貸手
Rに返却される。インターネット回線IN等の通信回線を
介して、貸手RのサーバS2からダウンロードすることも
可能である。
【0052】ユーザーUには、ソフトウェアと使用機器
とを特定した固有のIDコードが割り当てられる。この
例として本実施形態では、固有のデータを記憶したハー
ドロックHRを別部品として用意して、このハードロック
HRを使用機器に接続している。ハードロックHRを取り外
すとソフトウェアを使用することはできず、契約が終了
すると、ハードロックHRは貸手に返却される。
【0053】ソフトウェアが使用可能な状態に組み込ま
れると、ユーザーUのIDコードやパスワード、ソフト
ウェアの登録番号など、システムを稼働させるために必
要な識別データが、インターネット回線INを通じて仲介
業者C及び貸手RのサーバS2,S3又は端末機器P2,P3 に
送信され、仲介業者C及び貸手Rとも、システムを稼働
させるための必要な設定作業を行う。
【0054】なおIDコードの管理方法としては、入力
作業によってハードディスク等のメモリーに記憶させて
おいても良いし、IDカードの形式で使用者が保管して
も良い。
【0055】≪施錠・解錠機能≫ソフトウェアは暗号化
された施錠プログラムによってロックされており、解錠
キー(解錠信号)でロックを解除することにより、初め
て使用機器P1での使用が可能となる。また、使用を終了
すると、自動的にロックされる。この点を、図4に基づ
いて簡単に説明する。
【0056】図4はソフトウェアの機能を説明するため
のブロック図であり、ユーザーUの使用機器P1は、制御
・演算機能を司るコンピュータ本体部CBと、キーボード
及びマウスからなる入力部KBと、表示部DSと、プロッタ
やプリンタ等の出力部PRとを備えている。
【0057】本体部CBは、CPUを中心としてRAM、
ROM等の多数の部品から成っており、図の例では、本
体部CBに接続されたハードディスクHDにソフトウェ
ア(プログラム)PGがインストールされている。
【0058】各使用機器P1の本体部はバスラインBLを通
じてサーバS1と接続されており、貸手RのサーバS2から
送信された解錠キーは、サーバS1を介して各使用機器P1
のコンピュータ本体部CBに入力される。
【0059】ソフトウェアPGは、本来の働きを行うため
の機能プログラム(CADの場合であると設計のための
プログラム)と施錠プログラムとを備えている。
【0060】機能プログラムはメインプログラムMPと1
つ又は複数の付加プログラムAPとで重層構造(或いは複
合構造)になっており、メインプログラムMPはメイン施
錠プログラムMRを、付加プログラムAPは付加施錠プログ
ラムARを内蔵している。そして、メインプログラムMRは
メインキーMKでしか解錠(解読)できず、付加施錠プロ
グラムARは固有の付加キーAKでしか解錠できない。
【0061】解錠キーMK,AKは揮発性であり、各プログ
ラムMP,APが使用されている間は機能しているが、使用
が終了したり、停電等によって使用機器の電源が切れた
りすると、解錠キーMK,AKは自動的に消失し、各施錠プ
ログラムMR,ARは施錠状態になる。
【0062】ユーザーUの使用機器P1には、管理プログ
ラムも格納されている。この管理プログラムは、メイン
プログラムMPや付加プログラムAPの使用状況の監視や、
各プログラムごとの使用開始時刻・使用終了時刻・使用
時間・使用回数などの履歴の送信や記憶の指令など、ユ
ーザーUにおいてレンタルシステムを遂行するための制
御を司るものである。
【0063】ユーザーにおいても料金を計算したい場合
は、計算機能はこの管理プログラムに含まれている。
【0064】管理プログラムはメインプログラムMPや付
加プログラムAPと共にソフトウェアに一体に組み込んで
おいても良いし、使用機器P1のハードディスクへのイン
ストールのような形で、ソフトウェアとは別の形式で格
納しても良い。
【0065】≪解錠手順≫ユーザーUの使用機器P1での
解錠手順を、図5のフローチャートで簡単に示してい
る。
【0066】すなわち、まず、使用機器P1を起動してソ
フトウェアの使用を選択すると、メインプログラムMPの
使用開始信号が自動的に送信される。
【0067】次いで、メインキーK1を受信すると、メ
イン施錠プログラムMRが解錠(解読)されて、メインプ
ログラムMPは使用可能となる。
【0068】メインプログラムMPの使用中に付加プログ
ラムAPの使用を選択すると、付加プログラムAPのIDコ
ードを含んだ使用開始信号が送信され、その後、付加キ
ーK2が送信されて、付加プログラムAPは使用可能にな
る。
【0069】何らかの理由で付加プログラムAPを使用で
きない場合は、その理由が表示されてメインプログラム
MPの使用に戻る。付加プログラムのリクエストの段階で
のチェックによってもともと不正なアクセスであること
が判明した場合は、メインプログラムMPも終了してシス
テムはエンドとなる。
【0070】付加プログラムAPの使用を終了すると、付
加施錠プログラムARが自動的に働いて、付加プログラム
APは閉じる(使用できなくなる)と共に、使用終了信号
が送信される。メインプログラムMPは引き続き使用でき
る。付加プログラムAPは必要に応じて幾つでも並設する
ことができる。
【0071】なお、前記ハードロックHRに、入力部KB
からアクセスできない状態で解錠モジュールを組み込ん
でおき、解錠モジュールに対する解錠キーの送信によ
り、施錠プログラムを解読するように設定することも可
能である。
【0072】なお、解錠キーMK,AKは単なる識別子であ
っても良いし、プログラム化されたものでも良い。
【0073】≪システムの開始≫図6は、ユーザーUと
貸手Rとインターネット回線INとを組み込んだフローチ
ャートであり、この図6と既述の図2とを参照して、レ
ンタルシステムの全体の流れを説明する。
【0074】ユーザーUが使用機器P1を起動して、レン
タルされているソフトウェアの使用を選択すると、使用
開始信号(解錠要請信号)がインターネット回線INを通
じて貸手RのサーバS2に送信される。
【0075】使用開始信号には、ユーザーIDコード、
パスワード、送信時刻、個々の使用機器P1に設定された
IDコード、ソフトウェアの種類を特定したコード、ス
クランブルコードなどが含まれる。前回(或いは過去)
の使用分についてデータを含めることも可能である(そ
の意義は後述する)。
【0076】この使用開始信号の送信は、使用機器P1の
操作者がソフトウェアの使用を選択すると自動的に発信
される(使用者が手作業で行ってもよい)。
【0077】使用開始信号が貸手RのサーバS2に受信さ
れると、送信されてきた各種コードが、サーバS2に予め
記憶されている正規のコードと照合され、正規ユーザー
であるか否かが自動的に確認(チェック)される。
【0078】正規のユーザーであることが確認された
ら、貸手RのサーバS2から、メインキーがインターネッ
ト回線INを通じてユーザーUのサーバS1に自動送信さ
れ、ユーザーUの使用機器P1に格納されたメインプログ
ラムMPが解錠される。解錠キーには、シリアル番号、ユ
ーザーIDコード、ソフトウェア用IDコード、使用期
限信号、使用できる機能、前回までの使用料金、スター
ト時刻、スクランブルコード、その他の情報を含むこと
ができる。
【0079】貸手RのサーバS2が使用開始信号を受信す
ると、その使用に対して貸手RのサーバS2ではシリアル
番号を割り当てる。シリアル番号は貸手RのサーバS2で
記憶されると共に、解錠キーと共にユーザーUのサーバ
S1に送信される。このシリアル番号が見出し機能を持つ
ことにより、両サーバS1,S2 でデータを処理しやすくな
る。
【0080】ユーザーUが付加機能を使用する場合は、
その付加機能の使用に対しても特別のシリアル番号が付
与される。
【0081】メイン施錠プログラムMRの解錠が確認され
ると、ユーザーUの使用機器P1でメインプログラムMPの
使用時間の計時がスタートすると共に、解錠時刻が確認
信号と共に貸手RのサーバS2に送信され、貸手Rのサー
バS2でもメインプログラムMPの使用計時がスタートす
る。
【0082】本実施形態では、使用開始時刻を記憶する
と共に、タイマーをスタートさせるようにしている。な
お、解錠キーMKの送信から実際の解錠終了までの時間が
僅かである場合は、解錠キーの発信と同時に(又は多少
の時間差の後に)計時をスタートさせても良い。
【0083】不正アクセス等の何らかの理由で正規のユ
ーザーであることが確認できなかった場合は、使用機器
P1のディスプレイにはその旨が警告として表示され、シ
ステムは続行不能となる。
【0084】≪付加機能の使用≫メインプログラムMPの
使用中に付加プログラムAPの使用を選択した場合は、ユ
ーザーUの使用機器P1と貸手RのサーバS2との間で、付
加プログラムAPについての使用開始信号の送受信信と付
加キーAKの送受信、並びに付加施錠プログラムARの解錠
確認信号の送受信が行われ、貸手RのサーバS2とユーザ
ーUの使用機器P1との両方で、付加機能APについての使
用時間の計時がスタートする。
【0085】付加プログラムAPの使用を終了すると、付
加プログラムOPは自動施錠されると共に使用終了信号が
貸手RのサーバS2に送信され、ユーザーUと貸手Rとの
両方で、付加プログラムAPについての使用時間が演算・
記憶される。
【0086】なお、メインプログラムMPの使用を開始し
たあと、適当な時間間隔(例えば30分ごとや2時間ご
と)で、どのようなプログラムを使用しているか、貸手
RのサーバS2に定期的に報告信号を送信するように設定
しても良い。
【0087】メインプログラムMPの使用を終了すると、
メインプログラムMPは自動施錠されると共に、メインプ
ログラムMPの使用終了信号が貸手RのサーバS2に自動的
に送信される。貸手RのサーバS2とユーザーUの使用機
器P1との両方でメインプログラム用の使用計時が停止
し、機能ごとの使用時間の積算と料金計算とが行なわれ
る。
【0088】≪使用終了≫メインプログラムMPの使用終
了信号を貸手RのサーバS2が受信したら、直ちに受信確
認信号を送信する。この確認信号を受信するシステムは
エンドになる。ユーザーUの使用機器P1が所定時間内に
確認信号を受信できない場合は、各プログラムごとの使
用時間の計算と料金の計算とが行われ、データはディス
クやメモリーのような不揮発性の記憶媒体に記憶され
る。
【0089】なお、使用終了時に料金を表示してもよ
い。また、本実施形態のようにユーザーUの使用機器P1
が料金計算機能を備えている場合は、使用料金を常時又
は所定の時間間隔(例えば5分)で表示するように設定
することも可能である。
【0090】貸手RのサーバS2のメンテナンスやダウ
ン、或いは通信回線のトラブルなどの何らかの理由で解
錠確認信号や使用終了信号が貸手RのサーバS2に受信さ
れない場合がある。この場合は、ユーザーUの使用機器
P1に記憶されていた履歴データが次の使用開始時に貸手
RのサーバS2に送信される。つまり、使用状況がユーザ
ーUから貸手Rに自己申告される。
【0091】ユーザーUの使用機器P1やサーバS1がダウ
ンするなど、ユーザーUがわにトラブルが生じて終了信
号を貸手Rに送信できない場合も、各プログラムごとの
使用開始時刻・使用終了時刻・使用時間が次の使用開始
時に貸手RのサーバS2に送信される。従って、使用開始
の後に貸手RとユーザーU及び通信回線のいずれにトラ
ブルが生じても、システムに支障をきたすことはない。
【0092】≪使用後の管理≫ユーザーUの使用明細
(履歴)は仲介業者CのサーバS3に送信される。仲介業
者Cへの使用明細の送信は、ユーザーUがソフトウェア
を使用するたびに行っても良いし、一定の期間分(例え
ば24時間分、1週間分、1ケ月分)をまとめて送信し
てもよい。
【0093】所定の期間(一般には1ケ月)が到来する
ごとに、各使用機器P1についてのプログラムごとの通算
の使用時間が積算され、基本料(契約料)とメインプロ
グラム使用料、付加プログラム使用料のような料金の合
計が計算され、その請求書が使用明細と一緒に仲介業者
CからユーザーUに発行されると共に、銀行Bのサーバ
S4には引き落とし額が送信される。
【0094】銀行Bでは、毎月の定められた日に、請求
額がユーザーUの口座uから仲介業者Cの口座cに引き
落とされる。銀行Bからは、仲介業者Cの端末機P3に
引き落としの通知がなされる。
【0095】請求書の発行は書面によって行っても良い
が、税法などの他の条件が許せば、仲介業者Cとユーザ
ーUとの端末機(パソコン等)を通じて、いわゆる電子
決済としてペーパーレスで行うことも可能である。
【0096】言うまでもないが、自動引き落としに代え
て、ユーザーUが自ら振り込むことも可能である。ま
た、引き落しの通知をいちいち銀行Bから行う必要はな
く、仲介業者C等の端末機で確認できる状態であれば足
りる。
【0097】≪オプション機能≫ユーザーUは、コスト
管理のため、ソフトウェアをどの程度使用しているか随
時把握したいものである。このため、ユーザーUの使用
機器P1又はサーバS1にも料金計算機能を備えているのが
好ましい。
【0098】貸手Rだけが料金計算を行っている場合
は、システムに照会機能を設けて、ユーザーUの使用機
器P1または他のコンピュータから貸手RのサーバS2にア
クセスできるようにするか、或いは、貸手RのサーバS2
から定期的に中間的な使用明細をユーザーUの使用機器
P1等に送信するように設定しておけば良い。
【0099】ソフトウェアを使用している途中で、停電
等によって使用停止に至り、データが消失してしまうこ
とがある。この場合、消失したデータの分についても使
用料を徴収するのはユーザーにとって酷である。
【0100】そこで、ユーザーUの使用機器P1におい
て、ソフトウェアの使用状況について、例えば10秒お
きのような一定時間おきに記憶・更新を繰り代えしてお
き、使用停止直近に記憶された時点をソフトウェアの使
用終了時として、そのデータを貸手Rに送信すれば良
い。これにより、正味の使用料を正確に算定できる。
【0101】また、付加プログラムの使用を選択して
も、ソフトがわの理由で正常に働かなくなる場合があ
り、この場合にも料金を徴収するのは不合理である。
【0102】そこで、元の状態に戻すために例えば「戻
る」の表示をクリックした場合は、その付加機能につい
ての使用はなかったものとして、キャンセルすれば良
い。貸手RのサーバS2で使用時間を計算する場合は、
当然にキャンセルの信号は貸手RのサーバS2に送信され
る。
【0103】(2).第2実施形態(図7) 図5では、ごく単純なシステムである第2実施形態を示
している。この実施形態では仲介業者は存在せず、貸手
RのサーバS2(又はパソコン類)と各ユーザーUの使用
機器P1とがインターネット回線INを通じて直接に接続さ
れている。
【0104】この例のようにユーザーUがサーバを備え
ていない場合は、一般には、インターネット回線INはモ
デム又はルータを介して使用機器P1に接続される。
【0105】この実施形態では、ユーザーUの使用機器
P1から使用開始信号が貸手RのサーバS2に送信され、貸
手RのサーバS2から解錠信号が返信される。この例で
も、機器や通信回線のトラブルを考慮して、ユーザーU
の使用機器P1に、使用履歴の記憶機能を格納している。
【0106】使用時間の積算は貸手RのサーバS2(又は
別の管理用パソコン等)で行われ、毎月の所定の期日に
使用明細と請求書とが発行される。ユーザーUは、請求
額を銀行振込などで支払う。
【0107】(3).第3実施形態(図8) 図8では第3実施形態を示している。この実施形態で
は、仲介業者CのサーバS3にもIDコード確認機能や解
錠信号発信機能等の使用許可付与機能を設けて、貸手R
のサーバS2と仲介業者CのサーバS3との両方から送信さ
れる解錠キーによって、施錠プログラムを解錠するよう
にしている。従って、仲介業者Cは貸手としても機能し
ている。
【0108】この実施形態では、二重のチェックになる
ため不正使用の防止機能が高くなる利点がある。また、
ユーザーUの使用を貸手Rと仲介業者Cとの両方で管理
できるため、安全管理に優れていると共に、仲介業者C
と貸手Rの互いの不正行為(横流し行為)を防止するこ
ともできる。
【0109】(4).その他 本発明は、上記の実施形態の他にも様々に具体化するこ
とができる。その例を以下に幾つか説明する。
【0110】≪非常時使用機能≫貸手のサーバのダウン
やメンテによる送受信停止、或いは通信回線のトラブル
などで、ユーザーから使用開始信号を貸手のサーバに送
信できない場合があり得る。これでは、ユーザーの業務
に支障をきたし、レンタルシステムの信用低下につなが
る。
【0111】この点については、ユーザーUの側に責任
がなくて貸手のサーバから解錠キーの送信を受けること
ができない異常事態であることの確認を条件として、使
用期間(例えば1〜3日)や使用回数(例えば1〜5
回)を制限した上で、非常時対応として、施錠プログラ
ムが解錠されるように設定しても良い(この管理も、前
記した管理プログラムが司る)。
【0112】異常事態であることの検知態様としては、
回線からの応答がない状態が一定時間継続する場合、回
線が混雑していて所定時間を経過しても貸手のサーバに
接続できない場合、回線は正常であるが貸手のサーバか
ら応答がない場合、所定の回数リダイアルしても貸手の
サーバからの呼び出し音が継続している場合、或いは、
貸手のサーバに接続はされたが送信のない時間がある程
度継続している場合などが考えられる。
【0113】非常時対応によって使用したときの使用状
況データ(機能ごとの使用開始時刻、使用終了時刻、異
常事態の種類を特定する識別子など)は、非常事態が回
復した後の最初のアクセスにより、貸手のサーバに送信
される。
【0114】≪使用状況の定期的報告機能≫ソフトウェ
アを使用したあとに電源をOFFにしたり通信回線を遮
断したりすることにより、貸手のサーバが使用終了を確
認できない場合、そのまま放置されていると料金を徴収
できなくなる。また、前記した非常時使用の報告がない
と、その料金を徴収できない。
【0115】このような不正行為への対策として、例え
ば3日おきや1週間おきのような期間を定めて、ユーザ
ーUの使用機器P1における過去の使用履歴データを貸手
R又は仲介業者Cにまとめて送信し、送信がない場合は
次の使用許可を与えないように設定することも可能であ
る。
【0116】この場合、ソフトウェアの使用に関係なく
定期的に使用機器からデータを貸手のサーバに送信する
ように設定しておくのが好ましい。このような定期的送
信の管理は、前記した管理用プログラムで行われる。
【0117】このような定期的報告が正しく行われてい
るユーザーに対しては、優良ユーザーとして、前記した
非常時対応において使用できる期間を延長したり、使用
可能回数を増やすなどの優遇装置が成されるように設定
しておいても良い。
【0118】≪自己申告システム≫ソフトウェアを使用
するたびに貸手から解錠キーを貰うのではなく、施錠プ
ログラムが解錠された自由使用可能状態を原則として、
使用したらその使用状況を事後的に貸手に申告する自己
申告システムとすることも可能である。
【0119】この場合は、ユーザーUの使用機器P1(又
はサーバ)には、使用開始時刻や使用終了時刻等の必要
事項を記憶して、そのデータを自動的に送信する自動報
告機能が必須となる。
【0120】この場合は、申告漏れや不正申告を防止ま
たは発見し、被害を最小限度に留めるための不正対策が
必要である。
【0121】不正対策としては、ソフトウェアに組み込
まれた解錠プログラムに有効期限(例えば3日〜1週
間)を定めておき、有効期限内に報告(データの送信)
があったら、更新のための信号を送信して解錠状態を維
持し、有効期限内に使用状況の報告がない場合は自動的
に解錠されるように設定しておくことが考えられる。
【0122】この場合、有効期限の経過後に回線を遮断
した状態でソフトウェアを使用し続けようとすると、施
錠プログラムが自動的に立ち上がって、ソフトウェアは
使用できなくなる。
【0123】期間による管理に代えて、使用回数による
管理も可能である。更に、通算の使用時間(例えば20
時間)に達したら自動施錠されるように設定することも
可能である。
【0124】更に、例えば、全く使用しなくても一定期
間ごとに必ず報告し、かつ、通算の使用時間が所定時間
(例えば基本料金に含まれる時間)を超えたら期間内で
あっても報告をするというように、期間と通算使用時間
と使用回数との三者を任意に組合せて管理することも可
能である。
【0125】ユーザーから自発的に申告することに代え
て又はこれに加えて、貸手のサーバからユーザーのコン
ピュータ機器にアクセスして使用状況データを複写する
ことも可能である。貸手からのアクセスは、定期的に行
ってもよいし、ユーザーからの報告がないときに行うな
ど、随時行っても良い。
【0126】使用開始時刻や使用終了時刻、或いは使用
したプログラムの機能などを改竄して報告することが考
えられるが、改竄するとデータは不自然な並びになるこ
とが多い。そこで、貸手のサーバにデータの並びの不自
然さを検出するプログラムを組み込むことにより、デー
タの改竄を発見することも可能である。
【0127】≪プリペイド式レンタル≫料金を前払いし
て、その料金の分だけソフトウェアを使用するプリペイ
ド方式とすることも可能である。この場合は、管理プロ
グラムに使用時間積算機能を組み込んでおき、前払いし
た料金の分だけ使用したら、休眠していた施錠プログラ
ムをウエイクアップさせて施錠したら良い。
【0128】前払いによって使用できる時間は、貸手と
ユーザーとの契約によって自由に設定できる。継続して
使用したい場合は、貸手のサーバから解錠キーを送信し
て、施錠プログラムが休眠し続けるように管理プログラ
ムに指令したら良い。
【0129】プリペイド式レンタルの場合は、必ずしも
通信回線や貸手のサーバはシステムにおいて必要はな
く、前払いした金額分しか使用できない施錠予約プログ
ラムを備えておれば足りる(なお、使用する機能の違い
により、同じ額でも使用できる時間が変化し得る)。こ
の施錠予約プログラムは、ソフトウェアに内蔵されてい
ても良いし、ユーザーの使用機器に別途格納しても良
い。
【0130】≪解錠キーの多用性≫解錠キーは、ソフト
ウェアに内蔵したプログラムに設けることに代えて、使
用機器からサーバへのアクセスを遮断する方式や、ハー
ドディスクのような記憶装置へのアクセスを遮断する方
式、ソフトウェアの起動に対する施錠、メモリへのアク
セスを不能する方式など、様々の態様がある。
【0131】また、解錠キーは、コードが不変の固定キ
ーと、使用する度にコードが変化する可変キーとがあ
り、不正使用防止の点からは両者を併用するのが好まし
い。
【0132】≪バージョンアップ≫ソフトウェアは頻繁
にバージョンアップされることが多い。このようなバー
ジョンアップの情報は、インターネット回線を通じてユ
ーザーのハードウェアに表示される。そして、バージョ
ンアップの希望者には、有償又は無償で、インターネッ
ト回線を通じて貸手のハードウェアからインストールす
ることができる。
【0133】また、料金改訂のようなシステムの運営に
関連した情報は、ユーザーの使用機器の立ち上げ時に、
貸手のサーバからユーザーの使用機器に自動的に送信・
表示するように設定すれば良い。
【0134】≪レンタルの態様≫例えば1週間単位や1
ケ月単位のように期間を区切って、期間貸しすることも
できる。この場合は、ソフトウェアは期間内で自由に使
用できる方式でも良いし、使用のたびに貸手から解錠キ
ーを受ける方式でも良い。
【0135】ソフトウェアの使用中に契約期間満了日時
が到来する場合は、例えば、契約満了日時到来の警告を
ディスプレイに表示し、次いで、ある程度のバッファー
時間(例えば30分)を経て施錠されるように設定して
おいたらよい。
【0136】期間貸しの場合のユーザーの使用機器への
ソフトウェアの格納は、ソフトウェアを格納したディス
クをユーザーに送付することによって行っても良いし、
通信回線を介してダウンロードすることも可能である。
【0137】契約期間満了日時の管理方法には、スター
ト時に貸手のサーバからユーザーの使用機器にデータを
送信しておく方法と、ユーザーが使用するたびに貸手の
サーバから解錠キーの送信を受け、期間が到来したら使
用できなくなるようにする方法とがある。
【0138】自由に使用できる状態で貸与する場合での
期間到来による施錠は、ユーザーのコンピュータ機器に
組み込まれたカレンダーとのリンクにより、所定の日時
が到来したら自動的に施錠されるように設定しておいて
も良いし、予めタイマー機能を内蔵しておいても良い。
或いは、貸手がサーバを通じて遠隔的に操作することも
可能である。
【0139】期間貸しにおいて期間更新を臨む場合は、
通信回線を通じて貸手のサーバから解錠キーを送信した
ら良い。
【0140】所定期間ごとに(一般には毎月)に一定の
使用料を支払うことにより、ユーザーがソフトウェアを
自由に使用できる定額制とすることも可能である。
【0141】この定額制においては、自由使用できる状
態を基本にする場合には、ソフトウェアには施錠プログ
ラムが組み込まれており、所定の期間を経過するごと
に、解錠維持信号を管理プログラムに送信して、施錠プ
ログラムを休眠状態に保持して、自由に使用できる状態
を保持する。他方、施錠状態を基本として、使用するた
びにユーザーが貸手にアクセスして解錠キーを送信して
もらう方式もある。
【0142】契約が解除されたり、ユーザーからの使用
料の支払いが滞ったりしたら、貸手のサーバから解錠維
持信号は送信されず、更新期間が到来した後の最初の起
動時に管理プログラムから施錠プログラムにウエイクア
ップ信号が送られ、ソフトウェアは施錠される。
【0143】≪永久解錠≫レンタル契約期間においてユ
ーザーが買い取りを希望することもあり得る。その場合
は、貸手のハードウェアから、インターネット回線を通
じて永久解錠キーを送信し、不揮発性の解錠プログラム
をユーザーのコンピュータ機器にインストールすれば良
い。
【0144】≪通信手段≫既述の実施形態では、ユーザ
ーと貸手と仲介業者とのハードウェアはインターネット
回線によって接続されていたが、ハードウェアの相互間
を専用回線で直接に接続することも可能である。敢えて
説明するまでもないが、通信手段には、有線回線(電話
回線、ケーブルテレビ回線など)の他に、アンテナ群や
衛星などを利用した無線通信回線も含まれている。
【0145】≪無償システムの可能性≫本発明のレンタ
ルシステムは必ずしも有償である必要はなく、無償のレ
ンタルシステムにも使用できる。例えば、特定の自治体
が地域産業振興のために、その自治体内の企業だけにイ
ンターネット回線によって高額のソフトウェアを貸与す
る場合である。
【0146】この場合、地域外からのアクセスを排除す
るために事前の登録制度が必要であり、また、不正コピ
ー防止や無断使用防止のため、ロック機能と遠隔的解錠
機能とが必要であり、本願発明が意義あるものとなる。
【0147】≪ソフトウェアの種類≫本発明においてソ
フトウェアの種類に限定はなく、どのようなものも対象
になり得る。例えば、家電用ソフト、自動車や船舶・航
空機用のためのナビゲーション用ソフト、NC・MC工
作機械用ソフト、いわゆる電子政府のようなペーパーレ
ス電子行政システム用ソフト、交通管制システム用ソフ
トなど、あらそるソフトウェアが対象になり得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の概要を示すブロック図である。
【図2】レンタルシステムを構成するハードウェアのブ
ロック図である。
【図3】システム稼働のための準備段階を示す図であ
る。
【図4】ソフトウェアのロック機能を示すブロック図で
ある。
【図5】ユーザーの使用機器の働きを示すフローチャー
トである。
【図6】レンタルシステムの全体の流れを示すフローチ
ャートである。
【図7】第2実施形態を示す図である。
【図8】第3実施形態を示す図である。
【符号の簡単な説明】
U ユーザー R 貸手 C 仲介業者 IN インターネット回線 S1〜S4 サーバ P1 ソフトウェアを使用する機器(コンピュータ機器) P2,P3端末機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 ZEC G06F 9/06 660C H04L 9/08 H04L 9/00 601B (72)発明者 加藤 満 大阪市西区新町一丁目27番5号 岡谷鋼機 株式会社大阪店内 (72)発明者 泉 賢三 大阪市西区新町一丁目27番5号 岡谷金型 技術サービス株式会社内 (72)発明者 杉村 恵司 大阪府羽曳野市西浦1171番地の4 株式会 社サムシステム内 Fターム(参考) 5B076 FB01 FB03 FB18 5J104 AA01 AA16 AA32 EA01 EA04 EA16 NA02 PA10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソフトウェアの使用を欲するユーザーに所
    有権は移転せずに使用だけを許可するシステムであっ
    て、 前記ソフトウェアをプログラム的に施錠した状態でユー
    ザーのコンピュータ機器に格納しておいて、貸手のコン
    ピュータ機器からユーザーのコンピュータ機器に通信手
    段を介して解錠キーを送信するステップを踏むことによ
    り、ユーザーによるソフトウェアの使用を可能ならしめ
    るか、 又は、ソフトウェアを自由に使用できる状態でユーザー
    のコンピュータ機器に格納しておいて、所定の使用時間
    が経過した後に施錠プログラムを実行させるステップを
    踏むことにより、ユーザーによるソフトウェアの使用を
    不能ならしめている、ソフトウェアのレンタルシステ
    ム。
  2. 【請求項2】ユーザーのコンピュータ機器から貸手のコ
    ンピュータ機器に通信手段を介して使用開始信号(解錠
    要請信号)を送信するステップと、この使用開始信号に
    基づいて貸手のコンピュータ機器からユーザーのコンピ
    ュータ機器に通信手段を介して解錠キーを送信するステ
    ップとが備えられている、請求項1に記載したソフトウ
    ェアのレンタルシステム。
  3. 【請求項3】更に、ユーザーのコンピュータ機器と貸手
    のコンピュータ機器とのうち少なくとも何れか一方にお
    いてソフトウェアの使用時間を演算するステップが備え
    られており、 貸手のコンピュータ機器でソフトウェアの使用時間を演
    算する場合は、それに先立って、ユーザーからソフトウ
    ェアの使用終了信号を貸手のコンピュータ機器に送信す
    るステップが備わっている一方、 ユーザーのコンピュータ機器で使用時間を演算する場合
    は、通信手段を介して演算結果を貸手のコンピュータ機
    器に送信するステップが備えられている、請求項1又は
    請求項2に記載したソフトウェアのレンタルシステム。
  4. 【請求項4】前記ソフトウェアは、基本機能と付加機能
    のように機能や用途が異なった複数種類のプログラムが
    含まれていて各種類のプログラムごとに施錠されてお
    り、各種類のプログラムごとに、ユーザーのコンピュー
    タ機器から貸手のコンピュータ機器に使用開始信号を送
    信するステップと、貸手のコンピュータ機器からユーザ
    ーのコンピュータ機器に解錠キーを送信するステップ
    と、使用時間を貸手のコンピュータ機器又はユーザーの
    コンピュータ機器で演算するステップとを備えている、
    請求項3に記載したソフトウェアのレンタルシステム。
  5. 【請求項5】解錠キーを受け取らないと使用できないよ
    うにプログラム的に施錠された状態でソフトウェアが格
    納されており、かつ、貸手から送信された解錠キーを受
    信し得る通信手段に接続されている、ソフトウェアのレ
    ンタルシステムでユーザーが使用するコンピュータ機
    器。
  6. 【請求項6】ユーザーのコンピュータ機器から送信され
    た使用開始信号を受信する受信機能と、前記使用開始信
    号の受信後にユーザーのコンピュータ機器に解錠キーを
    送信する送信機能とが備えられている、ソフトウェアの
    レンタルシステムで貸手が使用するコンピュータ機器。
  7. 【請求項7】コンピュータ機器を機能させる機能プログ
    ラムと、機能プログラムを使用不能な状態に保持する施
    錠プログラムとを備えており、且つ、ディスクやメモリ
    ー類のような記憶媒体に格納されているソフトウェアで
    あって、 施錠プログラムによって機能プログラムが使用できない
    施錠状態を基本状態として、外部から解錠キーを受け取
    ることによって解錠状態に切り換わるように設定されて
    いるか、 又は、機能プログラムを使用できる解錠状態を基本状態
    として、施錠プログラムを機能させると機能プログラム
    を使用できない施錠状態に切り替わるように設定されて
    いる、レンタルシステムに使用するソフトウェア。
JP2001294730A 2001-09-26 2001-09-26 ソフトウェアのレンタルシステム並びにこれに使用するコンピュータ機器及びソフトウェア Pending JP2003108254A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001294730A JP2003108254A (ja) 2001-09-26 2001-09-26 ソフトウェアのレンタルシステム並びにこれに使用するコンピュータ機器及びソフトウェア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001294730A JP2003108254A (ja) 2001-09-26 2001-09-26 ソフトウェアのレンタルシステム並びにこれに使用するコンピュータ機器及びソフトウェア

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003108254A true JP2003108254A (ja) 2003-04-11

Family

ID=19116284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001294730A Pending JP2003108254A (ja) 2001-09-26 2001-09-26 ソフトウェアのレンタルシステム並びにこれに使用するコンピュータ機器及びソフトウェア

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003108254A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005203882A (ja) * 2004-01-13 2005-07-28 Denso Corp 通信システム及び鍵送信方法
JP2008541307A (ja) * 2005-05-18 2008-11-20 エーシーケー ベンチャーズ ホールディングス エルエルシー コンテンツの予約
WO2015015710A1 (ja) * 2013-07-30 2015-02-05 日本電気株式会社 ライセンス管理システム、装置、方法及びコンピュータ可読媒体
US9124596B2 (en) 2003-08-07 2015-09-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Network device and method available for use under non-security mode
JP2018081399A (ja) * 2016-11-15 2018-05-24 Dmg森精機株式会社 工作機械の管理システム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02302827A (ja) * 1989-05-17 1990-12-14 Nec Corp ソフトウェアの不正利用防止方法
JPH086784A (ja) * 1994-06-15 1996-01-12 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ソフトウェア/著作物の無断複製使用防止システムおよび無断複製使用防止処理方法
JPH11194937A (ja) * 1997-12-26 1999-07-21 Orix Rentec Kk 電子計算機用プログラムの貸出制御システム
JPH11212785A (ja) * 1998-01-27 1999-08-06 Casio Comput Co Ltd ソフトウエア使用管理方法及びシステム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02302827A (ja) * 1989-05-17 1990-12-14 Nec Corp ソフトウェアの不正利用防止方法
JPH086784A (ja) * 1994-06-15 1996-01-12 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ソフトウェア/著作物の無断複製使用防止システムおよび無断複製使用防止処理方法
JPH11194937A (ja) * 1997-12-26 1999-07-21 Orix Rentec Kk 電子計算機用プログラムの貸出制御システム
JPH11212785A (ja) * 1998-01-27 1999-08-06 Casio Comput Co Ltd ソフトウエア使用管理方法及びシステム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9124596B2 (en) 2003-08-07 2015-09-01 Samsung Electronics Co., Ltd. Network device and method available for use under non-security mode
JP2005203882A (ja) * 2004-01-13 2005-07-28 Denso Corp 通信システム及び鍵送信方法
JP2008541307A (ja) * 2005-05-18 2008-11-20 エーシーケー ベンチャーズ ホールディングス エルエルシー コンテンツの予約
WO2015015710A1 (ja) * 2013-07-30 2015-02-05 日本電気株式会社 ライセンス管理システム、装置、方法及びコンピュータ可読媒体
JP2018081399A (ja) * 2016-11-15 2018-05-24 Dmg森精機株式会社 工作機械の管理システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10013535B2 (en) Software configuration of module dependent on history
JP4234613B2 (ja) それまで非動作状態にあったコンポーネントを動作可能にする方法
US20020083003A1 (en) Method and apparatus for the accurate metering of software application usage and the reporting of such usage to a remote site on a public network
EP0691762B1 (en) Audio-video- or data server using telephone lines
RU2344557C2 (ru) Система лицензирования, основанная на географическом положении
EP1875430A2 (en) Software licensing method and system
US20030023453A1 (en) System and method for managing a plurality of rental facilities
WO2006008848A1 (ja) レンタルサーバシステム
CA2494470A1 (en) Method,system and service for tracking and billing for technology usage
CN102597989A (zh) 处理对数据中心资源的内部使用
WO2008157746A1 (en) Metered pay-as-you-go computing experience
EP1396798A1 (en) A license file, a license management module and alicense management system
JP2002049435A (ja) ライセンス管理方法及び装置
JPH06230847A (ja) 高額コンピュータソフトレンタル方法
JP2000357191A (ja) 電子地図のサービス提供方法及びシステム
JP2003108254A (ja) ソフトウェアのレンタルシステム並びにこれに使用するコンピュータ機器及びソフトウェア
JPH11110456A (ja) 電子商取引システムの論理構造
EP1176491A2 (en) Software program providing system and software program providing method
JPH1124922A (ja) ネットワークにおけるサービス提供方法
JP2002318971A (ja) 機能別課金のための方法および装置
JP3970662B2 (ja) 駐車場管理システム、駐車場の管理方法及びプログラム
KR100363831B1 (ko) 인터넷을 이용한 상용소프트웨어 대여시스템 및 대여방법
JP2002008128A (ja) 自転車レンタル方法と自転車レンタルシステム
JPH09319575A (ja) 有償プログラムのオンラインによる使用権承認方式
US20130159128A1 (en) System and method for providing security in variable time-based licensing systems

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050118

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050524