JP2002108249A - 表示パネル及び表示装置 - Google Patents

表示パネル及び表示装置

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JP2002108249A
JP2002108249A JP2000296506A JP2000296506A JP2002108249A JP 2002108249 A JP2002108249 A JP 2002108249A JP 2000296506 A JP2000296506 A JP 2000296506A JP 2000296506 A JP2000296506 A JP 2000296506A JP 2002108249 A JP2002108249 A JP 2002108249A
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electrode
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circuit board
display
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JP2000296506A
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English (en)
Inventor
Kunihiro Agawa
訓弘 阿川
Takamitsu Kakinaga
貴光 垣永
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 それぞれ電極が形成された一対の基板を含む
表示パネル及びそれぞれが一対の基板間に配置された画
像表示層が複数積層されてなる積層型表示パネルであっ
て、表示装置にその部品として設けられる場合、各基板
の電極と表示装置における表示パネルを駆動するための
回路基板との接続を簡単、容易に行うことができ、コン
パクトな表示装置を形成することできる表示パネル、及
び表示パネルにおける各基板の電極と表示パネルを駆動
するための回路基板との接続が簡単、容易で、装置のコ
ンパクト化を実現できる表示装置を提供する。 【解決手段】 それぞれ電極X、Yが形成され、電極形
成面が互いに向かい合うように配置された一対の基板
1、2と、該一対の基板1、2間に配置され電極X、Y
への通電制御にて画像を表示する液晶層10とを含む液
晶表示パネルP1であり、基板1に、基板2の電極Yに
対応して基板電極Yに電気的に接続される電極向き反転
用の電極パターンZが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表示パネル及び表示
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】表示パネルとして、液晶表示パネル、エ
レクトロルミネッセンス(EL)表示パネル、プラズマ
ディスプレイパネル(PDP)などが知られている。近
年、液晶表示パネル、EL表示パネル、PDPなどの表
示パネルは、CRTに代えて、多く利用されている。
【0003】かかる表示パネルは、通常、それぞれ電極
が形成された一対の基板を含んでおり、該両基板の電極
形成面が互いに対向するように配置されている。また該
一対の基板間に液晶層等の画像表示層が配置されてい
る。この一対の基板における電極が表示パネルを駆動す
るための回路基板に接続され、該回路基板から両電極に
電圧が印加されるなどして画像表示層が駆動されること
で表示を行う。また、2色以上のカラー表示を行うなど
のためにそれぞれが一対の基板間に配置された画像表示
層が複数積層されてなる積層型表示パネルも提案されて
いる。この積層型表示パネルでは、前記複数の画像表示
層のそれぞれが、該画像表示層を間に配置する一対の基
板とともに、表示パネルを構成している。この積層型表
示パネルも、各表示パネルの一対の基板における電極が
表示パネルを駆動するための回路基板に接続され、該回
路基板から両電極に電圧が印加されるなどして画像表示
層が駆動されることで表示を行う。かくして、表示パネ
ルとそれを駆動するための回路基板を含む表示装置が構
成される。
【0004】いずれにしても、表示パネルにおいて一対
の基板の電極形成面は互いに対向しているので、各基板
の電極が回路基板に接続される場合において、一方の基
板の電極における回路基板との接続部分と、他方の基板
の電極における回路基板との接続部分とは互いに逆の方
向を向いている。
【0005】各基板の電極と回路基板との接続は、通
常、それらを接続するための中継接続部材(例えば、接
続パターンが形成された中継用のフレキシブル基板な
ど)を介してなされる。すなわち、一方の基板電極と回
路基板との接続は一方の電極と回路基板とを接続するた
めの中継接続部材を介して、他方の基板電極と回路基板
との接続は他方の電極と回路基板とを接続するための中
継接続部材を介してなされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各基板
の電極と回路基板を中継用の接続部材を介して接続する
場合、各基板の電極は接続部材を介して回路基板に接続
されるので、それだけ各基板の電極と回路基板との接続
が複雑になり、また、それだけ表示装置のコンパクト化
を図ることが困難になる。
【0007】そこで本発明は、それぞれ電極が形成され
た一対の基板を含む表示パネルであって、表示装置にそ
の部品として設けられる場合、各基板の電極と表示装置
における表示パネルを駆動するための回路基板との接続
を簡単、容易に行うことができ、コンパクトな表示装置
を形成することできる表示パネルを提供することを課題
とする。
【0008】また本発明は、それぞれが一対の基板間に
配置された画像表示層が複数積層されてなる積層型表示
パネルであって、表示装置にその部品として設けられる
場合、各基板の電極と表示装置における表示パネルを駆
動するための回路基板との接続を簡単、容易に行うこと
ができ、コンパクトな表示装置を形成することができる
積層型表示パネルを提供することを課題とする。
【0009】また本発明は、表示パネルにおける各基板
の電極と表示パネルを駆動するための回路基板との接続
が簡単、容易で、装置のコンパクト化を実現できる表示
装置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、次の表示パネル及び表示装置を提供する。 (1)表示パネル それぞれ電極が形成され、電極形成面が互いに向かい合
うように配置された一対の基板と、該一対の基板間に配
置され前記電極への通電制御にて画像を表示する画像表
示層とを含む表示パネルであり、前記一対の基板のうち
一方の基板に、他方の基板の電極に対応して該他方の基
板電極に電気的に接続される電極向き反転用の電極パタ
ーンが形成されていることを特徴とする表示パネル。 (2)表示装置 本発明に係る表示パネルと、本発明に係る表示パネルを
駆動するための回路基板とを備えており、該回路基板は
本発明に係る表示パネルの前記一方の基板電極との接続
のための接続端子及び前記一方の基板の前記電極向き反
転用の電極パターンとの接続のための接続端子を有して
いることを特徴とする表示装置。
【0011】本発明に係る表示パネルでは、前記一対の
基板は電極形成面が互いに向かい合うように配置されて
おり、該一対の基板のうち一方の基板に、他方の基板の
電極に対応して該他方の基板電極に電気的に接続される
電極向き反転用の電極パターンが形成されている。換言
すれば前記一方の基板には、その基板電極と、前記他方
の基板の電極に対応して該他方の基板電極に電気的に接
続される電極向き反転用の電極パターンとが形成されて
いる。
【0012】この表示パネルは、前記一対の基板のうち
一方の基板電極が表示装置を構成する部品である回路基
板の該一方の基板電極との接続のための接続端子に、そ
して前記電極向き反転用の電極パターンが該回路基板の
電極向き反転用の電極パターンとの接続のための接続端
子に接続され、該回路基板から前記一対の基板電極に電
圧が印加されるなどして前記画像表示層が駆動されるこ
とで表示を行う。なお、前記電極向き反転用の電極パタ
ーンは、一対の基板を重ね合わせるときに他方の基板電
極に電気的に接続するようにしてもよいし、一対の基板
を重ね合わせる時点では電気的な接続は行わず(例えば
仮接着状態とはするが未だ電気的な接続は行わず)、表
示パネルが回路基板に接続される等の段階で電気的接続
を行うようにしてもよい。
【0013】従来の表示パネルでは、各基板の電極が回
路基板に接続される場合において、一方の基板の電極に
おける回路基板との接続部分と、他方の基板の電極にお
ける回路基板との接続部分とは互いに逆方向を向いてい
る。しかし、本発明に係る表示パネルでは、一対の基板
のうち一方の基板に、他方の基板の電極に対応して該他
方の基板電極に電気的に接続される電極向き反転用の電
極パターンが形成されているので、換言すれば一方の基
板には、その基板電極と、他方の基板の電極に対応して
該他方の基板電極に電気的に接続される電極向き反転用
の電極パターンとが形成されているので、各電極取り出
しを一方の基板に集約でき、例えば、各基板の電極と表
示パネルを駆動するための回路基板とを接続するための
中継接続部材など(例えば、接続パターンが形成された
中継用のフレキシブル基板など)を介さなくても、前記
一方の基板電極及び前記電極向き反転用の電極パターン
を表示装置における回路基板に直接的に接続することが
できる。
【0014】本発明に係る表示パネルとして、次のもの
を例示できる。すなわち、 (A)前記一方の基板は前記他方の基板の所定端部より
所定量突出した、前記一方の基板電極及び前記電極向き
反転用の電極パターンのための突出電極端子部を有して
おり、少なくとも該突出電極端子部が可撓性を有する表
示パネル。
【0015】この表示パネルでは、前記一方の基板の前
記突出電極端子部が前記回路基板に接続される。これに
より、前記一方の基板電極及び前記電極向き反転用の電
極パターンを前記回路基板に直接的に接続することがで
きる。このとき前記突出電極端子部を前記回路基板に該
突出電極端子部が撓んだ状態で接続してもよい。 (B)前記一方の基板は電極形成面とは反対側の面に前
記一方の基板電極及び前記電極向き反転用の電極パター
ンの前記回路基板の接続端子に接続するために引出され
た引出し電極端子部を有している表示パネル。
【0016】この表示パネルでは、前記一方の基板の前
記引出し電極端子部が前記回路基板に接続される。これ
により、前記一方の基板電極及び前記電極向き反転用の
電極パターンを前記回路基板に直接的に接続することが
できる。このとき前記引出し電極端子部を前記回路基板
に、前記一方の基板電極形成面とは反対側の面を前記回
路基板に向けた状態で接続することができる。
【0017】このように本発明に係る表示パネルによる
と、表示装置にその部品として設けられる場合、中継用
の接続部材などを介さずに、表示装置における表示パネ
ルを駆動するための回路基板に直接的に接続することが
できるので、各基板の電極と回路基板との接続を、それ
だけ簡単、容易に行うことができ、それだけコンパクト
な表示装置を提供することができる。
【0018】また、本発明に係る表示パネルを備えた本
発明に係る表示装置によると、表示パネルにおける各基
板の電極と表示パネルを駆動するための回路基板との接
続が簡単、容易で、装置のコンパクト化を実現できる。
【0019】本発明に係る表示装置において、前記回路
基板の接続端子は前記回路基板の表示パネル設置面に配
置されていることが望ましい。
【0020】本発明に係る表示装置において、例えば、
前記(A)(又は前記(B))の表示パネルのように前
記一方の基板が前記突出電極端子部(又は前記引出し電
極端子部)を有している表示パネルを備えている場合、
前記回路基板として、例えば、該回路基板の接続端子が
該表示パネルにおける一方の基板の突出電極端子部(又
は前記引出し電極端子部)との接続のための配線であ
り、該配線が形成された配線面を有している回路基板を
用いることができる。この回路基板を備えた表示装置に
おいては、該回路基板配線面の配線に表示パネルにおけ
る一方の基板の前記突出電極端子部(又は前記引出し電
極端子部)が接続される。このとき、一方の基板の前記
突出電極端子部(又は前記引出し電極端子部)と前記回
路基板の配線は異方性導電接着剤層を介して接続されて
もよい。この異方性導電接着剤層としては、ACF(An
isotoropic Conductive Film:異方性導電膜)や、異方
性導電ペーストからなる層などを例示できる。
【0021】本発明はまた、それぞれが一対の基板間に
配置された画像表示層が複数積層されてなる積層型表示
パネルであって、各画像表示層が該画像表示層を間に配
置する一対の基板とともに前記の表示パネルを構成して
いる積層型表示パネルも提供する。
【0022】この積層型表示パネルでは、複数の表示パ
ネルとして、互いに異なる色表示を行う表示パネルを用
いることで、2色以上のカラー表示を行うことができ
る。なお、青色表示を行う表示パネル、緑色表示を行う
表示パネル、赤色表示を行う表示パネルの少なくとも三
つの表示パネルを採用するとフルカラー表示を行うこと
ができる。
【0023】いずれにしても、かかる積層型表示パネル
としては、本発明に係る表示パネルを積層してなる積層
型表示パネルを例示できる。この場合、隣り合う表示パ
ネルにおいて、その両者間の基板を共通にしてもよい。
【0024】本発明に係る表示装置は、本発明に係る表
示パネルとして、かかる積層型表示パネルを備えること
もできる。この積層型表示パネルを備えた表示装置で
は、前記回路基板は各表示パネルを構成する前記一方の
基板電極との接続のための接続端子及び該一方の基板の
前記電極向き反転用の電極パターンとの接続のための接
続端子を有している。
【0025】本発明に係る表示パネルが複数構成されて
いる積層型表示パネルは、各表示パネルを構成する一対
の基板のうち一方の基板電極を回路基板の該一方の基板
電極との接続のための接続端子に、各表示パネルの前記
電極向き反転用の電極パターンを該回路基板の電極向き
反転用の電極パターンとの接続のための接続端子に接続
することができ、該回路基板から各表示パネルにおける
両電極に電圧が印加されるなどして各表示パネルの前記
画像表示層が駆動されることで表示を行うことができ
る。なお、各表示パネルを構成する一方の基板上の電極
向き反転用の電極パターンと他方の基板の電極との電気
的接続については、一対の基板を重ね合わせるときに電
機的に接続するようにしてもよいし、一対の基板を重ね
合わせる時点では電気的な接続は行わず(例えば仮接着
はするが電気的な接続と行わず)、積層型表示パネルが
回路基板に接続される等の段階で電気的に接続を行うよ
うにしてもよい。
【0026】この積層型表示パネルでは、各表示パネル
における一対の基板のうち一方の基板に、他方の基板の
電極に対応して該他方の基板電極に電気的に接続される
電極向き反転用の電極パターンが形成されているので、
換言すれば各表示パネルの一方の基板には、その基板電
極と、他方の基板の電極に対応して該他方の基板電極に
電気的に接続される電極向き反転用の電極パターンとが
形成されているので、各電極取り出しを一方の基板に集
約でき、各表示パネルにおいて前記一方の基板電極及び
前記電極向き反転用の電極パターンを表示装置における
回路基板に直接的に接続することができる。
【0027】本発明に係る表示パネルが複数構成されて
いる積層型表示パネルとして、次の(C)、(D)のも
のを例示できる。すなわち、 (C)各表示パネルは、前記(A)記載の一方の基板が
他方の基板の所定端部より所定量突出した、一方の基板
電極及び電極向き反転用の電極パターンのための突出電
極端子部を有しており、少なくとも該突出電極端子部が
可撓性を有する表示パネルであり、各隣合う表示パネル
において、画像観察側(又は画像観察側とは反対側)の
表示パネルにおける前記一方の基板の突出電極端子部
は、画像観察側とは反対側(又は画像観察側)の表示パ
ネルにおける前記一方の基板の突出電極端子部より所定
量突出している積層型表示パネル。
【0028】この積層型表示パネルでは、各表示パネル
における前記一方の基板の突出電極端子部が回路基板に
接続される。これにより、各表示パネルにおいて前記一
方の基板電極及び前記電極向き反転用の電極パターンを
該回路基板に直接的に接続することができる。このとき
各表示パネルにおける突出電極端子部を回路基板に該突
出電極端子部が撓んだ状態で接続してもよい。 (D)各表示パネルは、前記(B)記載の、一方の基板
が電極形成面とは反対側の面に前記一方の基板電極及び
電極向き反転用の電極パターンの回路基板の接続端子に
接続するために引出された引出し電極端子部を有してい
る表示パネルであり、各隣合う表示パネルにおいて、画
像観察側(又は画像観察側とは反対側)の表示パネルに
おける前記一方の基板の引出し電極端子部は、画像観察
側とは反対側(又は画像観察側)の表示パネルにおける
前記一方の基板の引出し電極端子部より所定量突出して
いる積層型表示パネル。
【0029】この積層型表示パネルでは、各表示パネル
における前記一方の基板の前記引出し電極端子部が前記
回路基板に接続される。これにより、各表示パネルにお
いて前記一方の基板の電極及び前記電極向き反転用の電
極パターンを前記回路基板に直接的に接続することがで
きる。このとき各表示パネルにおける前記引出し電極端
子部を前記回路基板に、前記一方の基板の電極形成面と
は反対側の面を前記回路基板に向けた状態で接続するこ
とができる。いずれにしても各表示パネルにおける前記
突出電極端子部を前記回路基板に該突出電極端子部が撓
んだ状態で接続してもよい。
【0030】このように本発明に係る表示パネルが複数
構成されている積層型表示パネルによっても、表示装置
にその部品として設けられる場合、表示装置における表
示パネルを駆動するための回路基板に直接的に接続する
ことができるので、各表示パネルにおける各基板の電極
と回路基板との接続を、それだけ簡単、容易に行うこと
ができ、それだけコンパクトな表示装置を提供すること
ができる。
【0031】また、本発明に係る表示パネルが複数構成
されている積層型表示パネルを備えた本発明に係る表示
装置によると、各表示パネルにおける各基板の電極と表
示パネルを駆動するための回路基板との接続が簡単、容
易で、装置のコンパクト化を実現できる。
【0032】積層型表示パネルを備えた本発明に係る表
示装置においても、前記回路基板の接続端子は前記回路
基板の表示パネル設置面に配置されていることが望まし
い。
【0033】積層型表示パネルを備えた本発明に係る表
示装置において、例えば、前記(C)(又は前記
(D))の積層型表示パネルのように各表示パネルにお
いて前記一方の基板が前記突出電極端子部(又は前記引
出し電極端子部)を有している積層型表示パネルを備え
ている場合、前記回路基板として、例えば、前記接続端
子が各表示パネルにおける一方の基板の突出電極端子部
(又は前記引出し電極端子部)との接続のための配線で
あり、該配線が形成された配線面を有している回路基板
を用いることができる。この回路基板を備えた表示装置
においては、該回路基板配線面の配線に各表示パネルに
おける一方の基板の前記突出電極端子部(又は前記引出
し電極端子部)が接続される。このとき、各表示パネル
において一方の基板の前記突出電極端子部(又は前記引
出し電極端子部)と前記回路基板の配線は各表示パネル
に対し共通に配置される異方性導電接着剤層を介して接
続されてもよい。この異方性導電接着剤層としては、A
CF(Anisotoropic ConductiveFilm:異方性導電膜)
や、異方性導電ペーストからなる層などを例示できる。
【0034】積層型表示パネルを備えた本発明に係る表
示装置のいずれにおいても、前記回路基板の接続端子の
幅及びそれに接続される各表示パネルの前記一方の基板
電極や前記電極向き反転用の電極パターンにおける該接
続端子との接続部分の幅を電極の画像表示領域部分(画
像形成部分)における幅よりも小さくしてもよい。こう
することで前記回路基板及び各表示パネルの相互接続部
分の占める面積をそれだけ小さくでき、それだけ装置を
コンパクト化できる。
【0035】また、各表示パネルにおける一方の基板の
前記突出電極端子部(又は前記引出し電極端子部)との
接続のための配線が形成された配線面を有している回路
基板において、該配線は各表示パネルにおける一方の基
板の前記突出電極端子部(又は前記引出し電極端子部)
との接続部が所定方向に延びる直線に沿って並ぶように
形成されていてもよい。
【0036】本発明に係る表示パネルにおいて、一対の
基板のそれぞれにおける電極としては、間隔おいて平行
に並んだ複数の帯状の電極であって、両基板において、
それぞれ電極の方向が互いに横切るように対向している
ものを例示できる。
【0037】かかる表示パネルを備えた本発明に係る表
示装置は、該表示パネルの画像表示層を、それには限定
されないが、例えば、単純マトリックス駆動により駆動
することができる。この場合、表示パネルにおける一対
の基板のうち一方の基板の電極を信号電極(又は走査電
極)とし、他方の基板の電極を走査電極(又は信号電
極)とすることができる。なお、本発明に係る積層型表
示パネルの場合、各表示パネルにおける信号電極及び走
査電極を各表示パネル間で互いに独立した電極としても
よいし、各表示パネルにおける信号電極を各表示パネル
間で互いに独立した電極とし、走査電極を各表示パネル
間で共通な電極としてもよい。
【0038】いずれにしても、本発明に係る表示パネル
(積層型表示パネルを含む表示パネル)において、前記
電極向き反転用の電極パターンは、一対の基板を重ね合
わせるときに前記他方の基板電極に接続するようにして
もよいし、一対の基板を重ね合わせる時点では電気的な
接続は行わず表示パネルが回路基板に接続される等の段
階で接続を行うようにしてもよい。
【0039】前記一方の基板の前記電極向き反転用の電
極パターンと前記他方の基板の電極の接続態様として、
次の場合を例示できる。すなわち、 (a)導電性材料からなる突起を介して接続される場
合。 (b)異方性導電接着剤層を介して接続される場合。 (c)前記一方の基板の電極パターン形成領域以外の領
域及び(又は)前記他方の基板の電極形成領域以外の領
域をエッチングすることで、該一方の基板の電極パター
ンの、エッチング領域以外の領域からの高さ及び(又
は)該他方の基板の電極の、エッチング領域からの高さ
を高くした状態で接続される場合。 (d)前記(a)から(c)のうち二つ以上を組み合わ
せる場合。
【0040】前記(a)の接続態様では、例えば一方の
基板の電極向き反転用の電極パターン及び他方の基板の
電極のうち少なくとも一方に導電性材料によるメッキを
行い、このメッキにより形成される導電性材料からなる
膜を前記突起とすることができる。この導電性材料とし
てはNi,Cu,Ni−Co,Au等の金属材料を例示
できる。
【0041】前記(b)の接続態様に用いることができ
る異方性導電接着剤層としては、ACF(Anisotoropic
Conductive Film:異方性導電膜)や、異方性導電ペー
ストからなる層などを例示できる。
【0042】前記(c)の接続態様に用いることができ
るエッチングとしては、例えば、O 2 及び(又は)CF
4 ガスなどによるプラズマを用いたドライエッチングを
挙げることができる。
【0043】前記(a)から(d)のいずれの接続形態
においても、一方の基板の電極向き反転用の電極パター
ンと他方の基板の電極は、前記(a)を含む接続形態で
は導電性材料からなる突起により、前記(b)を含む接
続形態では異方性導電層により、また前記(c)を含む
接続形態では一方の基板の電極パターンの、該基板の電
極パターン形成領域以外の領域(エッチング領域)から
の高さ及び(又は)他方の基板の電極の、該基板の電極
形成領域以外の領域(エッチング領域)からの高さを高
くすることにより、その部分の圧着力等で圧接接続され
る。これにより、一方の基板の電極向き反転用の電極パ
ターンと他方の基板の電極との接続をより確実に行うこ
とができる。なお、前記(C)の接続形態において、さ
らにACF等の異方性導電接着剤を用いるときは、エッ
チング領域への接着剤の逃げが可能となり、ACF等の
異方性導電接着剤を利用しやすい。
【0044】いずれにしても、一方の基板の電極向き反
転用の電極パターンは、他方の基板の電極に一対の基板
のうち少なくとも一方の基板が撓んだ状態で接続されて
もよい。
【0045】いずれにしても、本発明に係る表示装置に
おいて用いることができる前記回路基板としては、プリ
ント基板、樹脂からなるフレキシブル基板等を例示でき
る。但し、それに限定されるものではなく、いずれの基
板を用いてもよい。
【0046】いずれにしても、本発明に係る表示パネル
(積層型の場合も含めて)としては、透過光型液晶表示
パネル、反射光型液晶表示パネル、有機エレクトロルミ
ネッセンス表示パネル(有機EL表示パネル)、無機エ
レクトロルミネッセンス表示パネル(無機EL表示パネ
ル)、プラズマディスプレイパネル(PDP)等を例示
できる。
【0047】本発明に係る積層型表示パネルにおいて
は、それを構成する複数の表示パネルは全て同じ種類の
表示パネルとしてもよく、異なる種類の表示パネルとし
てもよい。積層型表示パネルとして、液晶表示パネルが
複数構成されている積層型液晶表示パネルを例示でき
る。
【0048】本発明に係る表示パネル(積層型も含め
て)として液晶表示パネルを採用する場合、基板間に配
置される画像表示層は液晶層である。この液晶層は液晶
(液晶組成物)を含んでいる。液晶(液晶組成物)は、
例えば、コレステリック相を示す液晶(例えば、室温で
コレステリック相を示す液晶)を含む液晶組成物とすれ
ばよい。コレステリック相を示す液晶は、液晶のヘリカ
ルピッチに応じた波長の光を選択的に反射する。そのた
め、コレステリック相を示す液晶を含む液晶表示パネル
は、反射型の液晶表示パネルとして利用できる。
【0049】コレステリック相を示す液晶としては、例
えば、それ自体がコレステリック相を示すコレステリッ
ク液晶や、ネマティック液晶にカイラル材料を添加した
カイラルネマティック液晶などを採用すればよい。カイ
ラルネマティック液晶は、カイラル材料の添加量によっ
て、ヘリカルピッチを調整でき、選択反射波長を簡単に
調整できる利点がある。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0051】図1は本発明に係る表示パネルの一例(こ
こでは液晶表示パネル)の一部の概略断面図である。図
2は図1に示す表示パネルP1と、表示パネルP1を駆
動するための回路基板20とを備えた、本発明に係る表
示装置の一例D1の概略構成を示す斜視図である。この
表示装置D1の分解斜視図を図3に示す。
【0052】図1から図3に示す液晶表示パネルP1
は、それぞれ電極X(X1 〜Xm )、Y(Y1 〜Yn
(m及びnは自然数)が形成され、電極形成面が互いに
向かい合うように配置された一対の基板1、2と、該一
対の基板1、2間に配置され電極X、Yへの通電制御に
て画像を表示する画像表示層10とを含んでいる。画像
表示層10は、ここではコレステリック相を示す液晶6
を含む液晶層である。なお、図2及び図3では、基板部
分を強調して示してあり、液晶層10等は図示を省略し
てある。
【0053】本発明に係る表示パネルが液晶表示パネル
である場合、その液晶表示パネルに用いることができる
一対の基板は、少なくとも一方が透光性を有しているこ
とが必要である。また、光を入射させる側とは反対側の
基板の外面(裏面)には、必要に応じて、可視光吸収層
が設けられる。図1から図3に示す表示パネルP1で
は、基板1、2はいずれも透光性を有しており、基板2
の裏面(外面)に黒色の光吸収層3が設けられている
(図1参照)。
【0054】基板としては、例えば、高分子樹脂からな
る基板、具体的にはポリカーボネート、ポリエーテルス
ルホン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアリレート
等の可撓性を有するフレキシブルな樹脂製基板等を例示
することができる。表示パネルP1の基板1、2は、こ
こではいずれもポリカーボネートからなる可撓性を有す
るフレキシブルな樹脂製基板である。
【0055】表示パネルP1において、透明基板1、2
の表面にそれぞれ間隔おいて平行に並んだ複数の帯状の
透明電極X(X1 〜Xm )、Y(Y1 〜Yn )が形成さ
れており、両基板1、2は、透明電極X、Yの向きが互
いに直角方向となるように対向させてあり、透明電極
X、Yが重なり合う領域が表示画素となる。
【0056】表示パネルが液晶表示パネルの場合、その
液晶表示パネルの基板には、電極間の短絡を防止した
り、ガスバリア層として液晶の信頼性を向上させる機能
を有する絶縁膜が形成されていてもよい。また、必要に
応じて、配向膜を設けることができる。本例の液晶表示
パネルP1では、電極X、Y上に絶縁膜7がそれぞれ設
けられており、さらにその上に配向膜8がそれぞれ設け
られている(図1参照)。
【0057】絶縁膜としては、酸化シリコン等の無機膜
及び(又は)ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、アクリル
樹脂、ウレタン樹脂等の有機膜を例示できる。また、絶
縁膜に用いることができる材料として、配向膜として機
能する材料であるポリイミド樹脂やシリコン樹脂を用い
てもよい。さらに、絶縁膜は前記の材料に色素を添加す
ればカラーフィルタとしても機能する。さらに、後述す
る柱状構造物に用いる高分子材料と同じ材料を絶縁膜の
材料として使用してもよい。
【0058】表示パネルが液晶表示パネルの場合、その
液晶表示パネルには、液晶が漏れないようにパネルの周
囲をシールするシール材を設けることができる。本例の
液晶表示パネルP1においては、基板1、2間には、表
示領域外である該各基板の周縁部に液晶6を封じ込める
ためのシール材Sが設けられている(図1参照)。
【0059】シール材としては、例えば、エポキシ樹
脂、アクリル樹脂等の熱硬化型或いは光硬化型接着剤が
使用可能である。
【0060】表示パネルが液晶表示パネルの場合、その
液晶表示パネルは、一対の基板間に、該基板間のギャッ
プを均一に保持するためのスペーサが設けられていても
よい。本例の液晶表示パネルP1では、基板1、2間に
スペーサ5を配置してある(図1参照)。このスペーサ
としては、樹脂製又は無機酸化物製の球体を例示でき
る。
【0061】表示パネルが液晶表示パネルの場合、その
液晶表示パネルは強い自己保形性を付与するために、一
対の基板間が複数の樹脂構造物で支持されていてもよ
い。樹脂構造物は、例えば、格子配列などの所定の配置
規則に基づいて、一定の間隔をおいて配列された、円柱
状、断面四角柱状、断面楕円柱状などのドット状のもの
とすることができる。本例の液晶表示パネルP1では、
基板1、2間の表示領域内に柱状構造物4が設けられて
いる(図1参照)。
【0062】図2及び図3に示すように、液晶表示パネ
ルP1では、基板1における電極X形成領域以外の領域
に、基板2の電極Yに対応して基板電極Yに電気的に接
続される電極向き反転用の電極パターンZ(Z1
n )が形成されている。
【0063】図4に図2に示す表示装置D1における表
示パネルP1の基板1の電極向き反転用の電極パターン
Zと基板2の電極Yとの接続状態を示す。なお、図4に
おいて光吸収層3、絶縁膜7及び配向膜8等は図示を省
略してある。
【0064】表示パネルP1の基板1に形成されている
電極向き反転用の電極パターンZは、図4に示すよう
に、基板2の電極Yに接続される。基板1は既述のとお
り可撓性を有する樹脂基板であり、ここでは電極パター
ンZは基板1が撓んだ状態で電極Yに接続される。
【0065】電極及び電極パターンとしては、例えば、
Indium Tin Oxide(ITO:インジウ
ム錫酸化物)、Indium Zinc Oxide
(IZO:インジウム亜鉛酸化物)等の透明導電膜や、
アルミニウム、シリコン等の金属電極、或いはアモルフ
ァスシリコン、BSO(Bismuth Silico
n Oxide)等の光導電性膜等を用いることができ
る。図1から図3に示す液晶表示パネルP1では、透明
電極X、Y及び電極パターンZはいずれもITOからな
っている。
【0066】基板1の電極向き反転用の電極パターンZ
及び基板2の電極Yは、導電性材料からなる突起を介し
て接続されてもよい。その接続形態の一例を図6(A)
に示す。図6(A)の接続形態では、基板2の電極Yに
Ni,Cu,Ni−Au,Cr−Au等の金属によるメ
ッキを行い、このメッキにより形成される金属からなる
膜を突起11aとしている。
【0067】また、電極パターンZ及び電極Yは、異方
性導電接着剤層を介して接続されてもよい。その接続形
態の一例を図6(B)に示す。図6(B)の接続形態で
は、異方性導電接着剤層の一例のACF(Anisotoropic
Conductive Film:異方性導電膜)11bを介して接続
される。なお、図6(B)の接続形態において、それぞ
れの電極パターンZ(Z1 〜Zn )と電極Y(Y1 〜Y
n )との間の部分でのみACF11b内に導電性粒子1
3により電気的な接続が図られて導通状態にあり、それ
以外の部分で絶縁状態にある。
【0068】また、電極パターンZ及び電極Yは、基板
1の電極パターンZ形成領域以外の領域及び(又は)基
板2の電極Y形成領域以外の領域をエッチングすること
で、基板1の電極パターンZの、該エッチング領域から
の高さ及び(又は)基板2の電極Yの、該エッチング領
域からの高さを高くした状態で接続されてもよい。その
接続形態の一例を図6(C)に示す。図6(C)の接続
形態では、基板2の電極Y形成領域以外の領域WにO2
及び(又は)CF4 ガスなどによるプラズマを用いたド
ライエッチング行い、電極Yの、基板2の電極Y形成領
域以外の領域Wからの高さhを高くした状態で接続され
る。これにより、異方性導電接着剤11cを用いた場合
は、過剰の接着剤が電極間の溝部wに流れ込み接続がよ
り確実なものとなる。
【0069】図6(A)から図6(C)に示すいずれの
接続形態においても、基板1の電極向き反転用の電極パ
ターンZと基板2の電極Yは、図6(A)の接続形態で
は金属からなる突起11aにより、図6(B)の接続形
態ではACF11bにより、また図6(C)の接続形態
では基板2の電極Yの、基板2の領域Wからの高さhを
高くすることにより、その部分の圧着力等で圧接接続さ
れる。これにより、基板1の電極向き反転用の電極パタ
ーンZと基板2の電極Yとの接続をより確実に行うこと
ができる。なお、これらの接続形態のうち二つ以上を組
み合わせてもよい。
【0070】この電極パターンZは、一対の基板を重ね
合わせるときに基板電極Yに接続するようにしてもよい
し、一対の基板を重ね合わせる時点では仮接着状態とし
て電気的な接続は行わず表示パネルP1が回路基板20
に接続される等の段階で接続を行うようにしてもよい。
【0071】図2及び図3に示す表示装置D1は、表示
パネルP1、回路基板20の他、表示パネルP1に信号
用の通電制御を行うための信号駆動IC(ドライバI
C)21x及び表示パネルP1に走査用の通電制御を行
うための走査駆動IC(ドライバIC)21yが設けら
れている(図3参照)。このドライバIC21x、21
yは、表示パネルP1が回路基板20の表示パネル設置
面22に設置されたときに邪魔にならないように、回路
基板20に設けられたIC収納用の穴に収納されてい
る。なお、ドライバIC21x、21yは回路基板20
の表示パネル設置面22とは反対側の面に配置されてい
てもよい。
【0072】表示装置D1は、ドライバIC21x、2
1yからの信号に基づいて、ここでは表示パネルP1の
液晶層10を単純マトリックス駆動により駆動する。基
板1の電極X及び基板2の電極Yは、ここではそれぞれ
信号電極及び走査電極である。なお、電極Xを走査電極
とし、電極Yを信号電極としてもよい。
【0073】表示装置D1において、回路基板20は、
表示パネルP1の基板電極Xとの接続のための接続端子
(ここでは銅からなる配線)22x(22x1 〜22x
m )と、表示パネルP1の基板1上の電極向き反転用の
電極パターンZとの接続のための接続端子(ここでは銅
からなる配線)22y(22y1 〜22yn )が形成さ
れた配線面を有している。この配線面は表示パネル設置
面22でもある。回路基板20の接続端子22x、22
yは、表示パネル設置面22に沿って配置されており、
それぞれドライバIC21x、21yに接続されてい
る。
【0074】表示パネルP1における基板1の突出電極
端子部1x、1yは回路基板20に接続される。
【0075】図4に表示パネルP1における電極向き反
転用の電極パターンZと回路基板20との接続状態を示
し、図5に表示パネルP1における基板1の電極Xと回
路基板20との接続状態を示す。なお、図5において光
吸収層3、絶縁膜7及び配向膜8等は図示を省略してあ
る。
【0076】表示パネルP1では、図2から図4及び図
5に示すように基板1が基板2の所定端部2x、2yよ
り所定量突出した、基板電極X及び電極向き反転用の電
極パターンYのための突出電極端子部1x、1yを有し
ている。この基板1(可撓性を有する樹脂製基板)は、
少なくとも突出電極端子部1x、1yが可撓性を有す
る。
【0077】基板1の突出電極端子部1xにおける信号
電極Xは、回路基板20の接続端子(回路基板配線面2
2の配線)22xに接続され(図5参照)、基板1の突
出電極端子部1yにおける電極向き反転用の電極パター
ンZは、基板2の走査電極Yに接続されるとともに回路
基板20の接続端子(回路基板配線面22の配線)22
yにACF(異方性導電膜)12を介して接続される
(図4参照)。なお、ACF12は図6(B)で説明し
たACF11bと同様のものであり、同様の機能を有す
る。
【0078】なお、基板1の突出電極端子部1x、1y
は、既述のとおり可撓性を有する突出電極端子部であ
り、図2、図4及び図5に示すように、ここではいずれ
も回路基板20に撓んだ状態で接続される。
【0079】基板電極X及び電極向き反転用の電極パタ
ーンZは、一対の基板を重ね合わせたときに表示装置D
1における回路基板20に接続するようにしてもよい
し、一対の基板を重ね合わせる時点では仮接着状態とし
て電気的な接続は行わず、表示パネルP1が回路基板2
0に接続される等の段階で接続を行うようにしてもよ
い。
【0080】以上説明した表示パネルP1では、一対の
基板1、2は電極形成面が互いに向かい合うように配置
されており、基板1に、基板2の電極Yに対応して基板
電極Yに電気的に接続される電極向き反転用の電極パタ
ーンZが形成されている。換言すれば基板1には、その
基板電極Xと、基板2の電極Yに対応して基板電極Yに
電気的に接続される電極向き反転用の電極パターンZと
が形成されている。この表示パネルP1において、回路
基板20から一対の基板1、2の電極X、Yに電圧が印
加され、液晶層10が駆動されることで画像が表示され
る。
【0081】従来の表示パネルでは、各基板の電極が回
路基板に接続される場合において、一方の基板の電極に
おける回路基板との接続部分と、他方の基板の電極にお
ける回路基板との接続部分とは互いに逆方向を向いてい
る。しかし、本発明に係る表示パネルP1では、基板1
に、基板2の電極Yに対応して基板電極Yに電気的に接
続される電極向き反転用の電極パターンZが形成されて
いるので、換言すれば基板1には、その基板電極Xと、
基板2の電極Yに対応して基板電極Yに電気的に接続さ
れる電極向き反転用の電極パターンZとが形成されてい
るので、各電極取り出しを基板1に集約でき、例えば、
各基板1、2の電極X、Yと表示パネルP1を駆動する
ための回路基板20とを接続するための中継接続部材な
ど(例えば、接続パターンが形成された中継用のフレキ
シブル基板など)を介さなくても、基板電極X及び電極
向き反転用の電極パターンZを表示装置D1における回
路基板20に直接的に接続することができる。
【0082】このように本発明に係る表示パネルP1に
よると、表示装置D1にその部品として設けられる場
合、中継用の接続部材などを介さずに、表示装置D1に
おける表示パネルP1を駆動するための回路基板20に
直接的に接続することができるので、各基板1、2の電
極X、Yと回路基板20との接続を、それだけ簡単、容
易に行うことができ、それだけコンパクトな表示装置D
1を提供することができる。
【0083】また、本発明に係る表示パネルP1を備え
た本発明に係る表示装置D1によると、表示パネルP1
における各基板1、2の電極X、Yと表示パネルP1を
駆動するための回路基板20との接続が簡単、容易で、
装置のコンパクト化を実現できる。
【0084】本発明に係る表示パネルは、これを複数積
層して積層型表示パネルとすることもできる。
【0085】図7は本発明に係る表示パネルを複数積層
した積層型表示パネルの一例(ここでは積層型液晶表示
パネル)の一部の概略断面図である。図8は図7に示す
積層型表示パネルP2と、積層型表示パネルP2を駆動
するための回路基板30とを備えた、本発明に係る表示
装置の他の例D2の概略構成を示す斜視図である。この
表示装置D2の分解斜視図を図9に示す。なお、図7か
ら図9に示す積層型表示パネルにおける各表示パネルは
図1から図3に示す表示パネルと基本的に同じ構成、作
用を有するものであり、図7から図9おいて、図1から
図3に示す表示パネルと基本的に同じ構成、作用を有す
る箇所については同じ参照符号を付してある。
【0086】図7から図9に示す積層型液晶表示パネル
P2は、青色表示を行う液晶表示パネルb、緑色表示を
行う液晶表示パネルg、赤色表示を行う液晶表示パネル
rの三つの液晶表示パネルを含んでおり、これらの表示
パネルb、g、rをこの順に積層したものである。
【0087】液晶表示パネルbは、それぞれ電極Xb
(Xb1 〜Xb1m)、Yb(Yb1 〜Yb1n)(図8に
おいては図示を省略)が形成され、電極形成面が互いに
向かい合うように配置された一対の基板1、2と、該一
対の基板1、2間に配置され電極Xb、Ybへの通電制
御にて画像を表示する画像表示層10bとを含んでい
る。
【0088】液晶表示パネルgは、それぞれ電極Xg
(Xg1 〜Xg1m)、Yg(Yg1 〜Yg1n)(図8に
おいては図示を省略)が形成され、電極形成面が互いに
向かい合うように配置された一対の基板1、2と、該一
対の基板1、2間に配置され電極Xg、Ygへの通電制
御にて画像を表示する画像表示層10gとを含んでい
る。
【0089】液晶表示パネルrは、それぞれ電極Xr
(Xr1 〜Xr1m)、Yr(Yr1 〜Yr1n)(図8に
おいては図示を省略)が形成され、電極形成面が互いに
向かい合うように配置された一対の基板1、2と、該一
対の基板1、2間に配置され電極Xr、Yrへの通電制
御にて画像を表示する画像表示層10rとを含んでい
る。
【0090】各画像表示層10b、10g、10rは、
ここではコレステリック相を示す青色表示、緑色表示、
赤色表示を行う液晶6b、6g、6rを含む液晶層であ
る。なお、図8及び図9では、基板部分を強調して示し
てあり、液晶層10b、10g、10r等は図示を省略
してある。
【0091】図7から図9に示す積層型表示パネルP2
の各表示パネルb、g、rでは、基板1、2はいずれも
透光性を有しており、表示パネルrにおける基板2の裏
面(外面)に黒色の光吸収層3が設けられている(図7
参照)。
【0092】各表示パネルb、g、rの基板1、2は、
ここではいずれもポリカーボネートからなる可撓性を有
するフレキシブルな樹脂製基板である。
【0093】表示パネルbにおいて、透明基板1、2の
表面に間隔おいて平行に並んだ複数の帯状の透明電極X
b(Xb1 〜Xbm )、Yb(Yb1 〜Ybn )が形成
されており、両基板1、2は、透明電極Xb、Ybの向
きが互いに直角方向となるように対向させてあり、透明
電極Xb、Ybが重なり合う領域が表示画素となる。表
示パネルgにおいて、透明基板1、2の表面にそれぞれ
間隔おいて平行に並んだ複数の帯状の透明電極Xg(X
1 〜Xgm )、Yg(Yg1 〜Ygn )が形成されて
おり、両基板1、2は、透明電極Xg、Ygの向きが互
いに直角方向となるように対向させてあり、透明電極X
g、Ygが重なり合う領域が表示画素となる。また、表
示パネルrにおいて、透明基板1、2の表面にそれぞれ
間隔おいて平行に並んだ複数の帯状の透明電極Xr(X
1 〜Xrm )、Yr(Yr1 〜Yrn )が形成されて
おり、両基板1、2は、透明電極Xr、Yrの向きが互
いに直角方向となるように対向させてあり、透明電極X
r、Yrが重なり合う領域が表示画素となる。
【0094】図7から図9の積層型液晶表示パネルP2
において、各表示パネルb、g、rの基板電極X、Y上
に絶縁膜7がそれぞれ設けられており、さらにその上に
配向膜8がそれぞれ設けられている。また、各表示パネ
ルb、g、rの基板1、2間には、スペーサ5を配置し
てあり、表示領域外である該各基板の周縁部に液晶6
b、6g、6rを封じ込めるためのシール材Sが設けら
れている。さらに、表示領域内に柱状構造物4が設けら
れている(図7参照)。各表示パネルb、g、rに用い
る絶縁膜7、配向膜8、スペーサ5、シール材S及び柱
状構造物4は、図1から図3に示す液晶表示パネルP1
に用いる絶縁膜、配向膜、スペーサ、シール材及び柱状
構造物と同様のものである。
【0095】図9に示すように、液晶表示パネルbで
は、基板1における電極Xb形成領域以外の領域に、基
板2の電極Ybに対応して基板電極Ybに電気的に接続
される電極向き反転用の電極パターンZb(Zb1 〜Z
n )が形成されている。液晶表示パネルgでは、基板
1における電極Xg形成領域以外の領域に、基板2の電
極Ygに対応して基板電極Ygに電気的に接続される電
極向き反転用の電極パターンZg(Zg1 〜Zgn )が
形成されている。液晶表示パネルrでは、基板1におけ
る電極Xr形成領域以外の領域に、基板2の電極Yrに
対応して基板電極Yrに電気的に接続される電極向き反
転用の電極パターンZr(Zr1 〜Zrn)が形成され
ている。
【0096】図10に図8に示す表示装置D2における
積層型表示パネルP2の各表示パネルb、g、rの基板
1の電極向き反転用の電極パターンZb、Zg、Zrと
基板2の電極Yb、Yg、Yrとの接続状態を示す。な
お、図10において光吸収層3、絶縁膜7及び配向膜8
等は図示を省略してある。
【0097】積層型表示パネルP2における各表示パネ
ルb、g、rの基板1に形成されている電極向き反転用
の電極パターンZb、Zg、Zrは、図10に示すよう
に、基板2の電極Yb、Yg、Yrに接続される。基板
1は既述のとおり可撓性を有する樹脂基板であり、ここ
では電極パターンZb、Zg、Zrは基板1が撓んだ状
態で電極Yb、Yg、Yrに接続される。
【0098】図7から図9に示す積層型液晶表示パネル
P2の各液晶表示パネルb、g、rでは、透明電極X
b、Yb、透明電極Xg、Yg、透明電極、Xr、Yr
及び電極パターンZb、Zg、ZrはいずれもITOか
らなっている。
【0099】電極パターンZb、Zg、Zr及び電極Y
b、Yg、Yrの接続形態として、図1から図3の表示
パネルP1で説明した図6(A)から図6(C)の接続
形態のうち1又は2以上の組み合わせを採用することが
できる。
【0100】この電極パターンZb、Zg、Zrは、一
対の基板を重ね合わせるときに基板電極Yb、Yg、Y
rに接続するようにしてもよいし、一対の基板を重ね合
わせる時点では仮接着状態として電気的な接続は行わず
積層型表示パネルP2が回路基板30に接続される等の
段階で接続を行うようにしてもよい。
【0101】図8及び図9に示す表示装置D2は、積層
型表示パネルP2、回路基板30の他、表示パネルP2
に信号用の通電制御を行うための信号駆動IC(ドライ
バIC)31x及び表示パネルP2に走査用の通電制御
を行うための走査駆動IC(ドライバIC)31yが設
けられている(図9参照)。このドライバIC31x、
31yは、表示パネルP2が回路基板30の表示パネル
設置面32に設置されたときに邪魔にならないように、
回路基板30に設けられたIC収納用の穴に収納されて
いる。なお、ドライバIC31x、31yは回路基板3
0の表示パネル設置面32とは反対側の面に配置されて
いてもよい。
【0102】表示装置D2は、ドライバIC31x、3
1yからの信号に基づいて、ここでは積層型表示パネル
P2における各表示パネルb、g、rの液晶層10b、
10g、10rを単純マトリックス駆動により駆動す
る。各表示パネルb、g、rにおける基板1の電極X
b、Xg、Xr及び基板2の電極Yb、Yg、Yrは、
ここではそれぞれ信号電極及び走査電極である。なお、
電極Xb、Xg、Xrを走査電極とし、電極Yb、Y
g、Yrを信号電極としてもよい。また、各表示パネル
b、g、rにおいて、ここでは信号電極Xb、Xg、X
rは各表示パネルb、g、r間で互いに独立した電極で
あり、走査電極Yb、Yg、Yrは各表示パネルb、
g、r間で共通な電極である。なお、信号電極Xb、X
g、Xr及び走査電極Yb、Yg、Yrは、各表示パネ
ルb、g、r間で互いに独立した電極であってもよい。
【0103】表示装置D2において、回路基板30は、
各表示パネルb、g、rの基板電極Xb、Xg、Xrと
の接続のための接続端子(ここでは銅からなる配線)3
2bx(32bx1 〜32bxm )、32gx(32g
1 〜32gxm )、32rx(32rx1 〜32rx
m )と、各表示パネルb、g、rの基板1上の電極向き
反転用の電極パターンZとの接続のための接続端子(こ
こでは銅からなる配線)32y(32y1 〜32yn
が形成された配線面を有している。この配線面は表示パ
ネル設置面32でもある。回路基板30の接続端子32
bx、32gx、32rx及び接続端子32yは、表示
パネル設置面32に沿って配置されており、それぞれド
ライバIC31x、31yに接続されている。
【0104】図12(A)に回路基板30における接続
端子の配線32bx、32gx、32rxの形成パター
ンの一例の一部を上から見た平面図を示し、図12
(B)に各表示パネルb、g、rにおける基板1の突出
電極端子部1bx、1gx、1rxの一例の一部を下か
ら見た底面図を示す。なお、図12(A)中斜線部分は
回路基板30の接続端子32bx、32gx、32rx
における各突出電極端子部1bx、1gx、1rxの電
極Xb、Xg、Xrとの接続部分を示している。
【0105】また、図13(A)に回路基板30におけ
る接続端子の配線32yの形成パターンの一例の一部を
上から見た平面図を示し、図13(B)に各表示パネル
b、g、rにおける基板1の突出電極端子部1by、1
gy、1ryの一例の一部を下から見た底面図を示す。
なお、図13(A)中斜線部分は回路基板30の接続端
子32yにおける各突出電極端子部1by、1gy、1
ryの電極パターンZb、Zg、Zrとの接続部分を示
している。
【0106】図12(A)に示す接続端子の配線32b
x、32gx、32rxは各表示パネルb、g、rにお
ける基板1の突出電極端子部1bx、1gx、1rxの
電極Xb、Xg、Xrとの接続部が所定方向に延びる直
線に沿って並ぶように形成されている。
【0107】図13(A)に示す接続端子の配線32y
(32y1 〜32yn )は各表示パネルb、g、rにお
いて突出電極端子部1by、1gy、1ryの電極パタ
ーンZb(Zb1 〜Zbn )、Zg(Zg1 〜Z
n )、Zr(Zr1 〜Zrn )を共通に接続できるよ
うに各三つの電極向き反転用の電極パターン(Zb1
Zg 1 、Zr1 )、(Zb2 、Zg2 、Zr2 )〜(Z
n 、Zgn 、Zrn )に対して一本ずつ形成されてい
る。
【0108】積層型表示パネルP2の各表示パネルb、
g、rにおける基板1の突出電極端子部1bx、1b
y、突出電極端子部1gx、1gy、突出電極端子部1
rx、1ryは回路基板30に接続される。
【0109】図10に各表示パネルb、g、rの基板1
の電極向き反転用の電極パターンZb、Zg、Zrと回
路基板30との接続状態を示し、図11に各表示パネル
b、g、rの基板1の電極Xb、Xg、Xrと回路基板
30との接続状態を示す。なお、図11において光吸収
層3、絶縁膜7及び配向膜8等は図示を省略してある。
【0110】積層型表示パネルP2の各表示パネルb、
g、rでは、図8から図11に示すように基板1が基板
2の所定端部2bx、2by、所定端部2gx、2g
y、所定端部2rx、2ryより所定量突出した、基板
電極Yb、Yg、Yr及び電極向き反転用の電極パター
ンZb、Zg、Zrのための突出電極端子部1bx、1
by、突出電極端子部1gx、1gy、突出電極端子部
1rx、1ryを有している。この各表示パネルb、
g、rの基板1(可撓性を有する樹脂製基板)は、少な
くとも突出電極端子部1bx、1by、突出電極端子部
1gx、1gy、突出電極端子部1rx、1ryが可撓
性を有する。
【0111】さらに隣合う二つの表示パネルbとg、g
とrにおいて隣合う二つの基板のうち一方は基板1であ
り、他方は基板2であり、各隣合う表示パネルb、g、
rにおいて、画像観察側Pの表示パネルg(及び表示パ
ネルb)における基板1の突出電極端子部1gy、1g
x(及び突出電極端子部1by、1bx)は、画像観察
側Pとは反対側の表示パネルr(及び表示パネルg)に
おける基板1の突出電極端子部1ry、1rx(及び突
出電極端子部1gy、1gx)より所定量突出してい
る。なお、各隣合う表示パネルb、g、rにおいて、画
像観察側Pとは反対側の表示パネルr(及び表示パネル
g)における基板1の突出電極端子部1ry、1rx
(及び突出電極端子部1gy、1gx)は、画像観察側
Pの表示パネルg(及び表示パネルb)における基板1
の突出電極端子部1gy、1gx(及び突出電極端子部
1by、1bx)より所定量突出していてもよい。
【0112】各表示パネルb、g、rの基板1の突出電
極端子部1bx、1gx、1rxにおける信号電極Xb
(Xb1 〜Xbm )、Xg(Xg1 〜Xgm )、Xr
(Xr 1 〜Xrm )は、回路基板30の接続端子(回路
基板配線面32の配線)32bx(32bx1 〜32b
m )、32gx(32gx1 〜32gxm )、32r
x(32rx1 〜32rxm )にACF(異方性導電
膜)12xを介して接続され(図11及び図12参
照)、各表示パネルb、g、rの基板1の突出電極端子
部1by、1gy、1ryにおける電極向き反転用の電
極パターンZb(Zb1〜Zbn )、Zg(Zg1 〜Z
n )、Zr(Zr1 〜Zrn )は、各表示パネルb、
g、rの基板2の走査電極Yb(Zb1 〜Zbn )、Y
g(Yg1 〜Yg n )、Yr(Yr1 〜Yrn )に接続
されるとともに回路基板30の接続端子(回路基板配線
面32の配線)32y(32y1 〜32yn )にACF
(異方性導電膜)12xを介して接続される(図10及
び図13参照)。なお、ACF12x、12yは図6
(B)で説明したACF11bと同様のものであり、同
様の機能を有する。ここでは、ACF12x、12y
は、基板1の突出電極端子部1bx、1gx、1rx、
突出電極端子部1by、1gy、1ryと回路基板30
の配線32bx、32gx、32rx、配線32yとの
接続状態において、各表示パネルb、g、rに対し共通
に配置される。
【0113】なお、各表示パネルb、g、rにおける基
板1の突出電極端子部1bx、1by、突出電極端子部
1gx、1gy、突出電極端子部1rx、1ryは、既
述のとおり可撓性を有する突出電極端子部であり、図
8、図10及び図11に示すように、ここではいずれも
回路基板30に撓んだ状態で接続される。
【0114】基板電極Xb、Xg、Xr及び電極向き反
転用の電極パターンZb、Zg、Zrは、一対の基板を
重ね合わせるときに表示装置D2における回路基板30
に接続するようにしてもよいし、一対の基板を重ね合わ
せる時点では仮接着状態として電気的な接続は行わず、
表示パネルP2が回路基板30に接続される等の段階で
接続を行うようにしてもよい。
【0115】表示装置D2において、各表示パネルb、
g、rの基板1の突出電極端子部1bx、1gx、1r
xにおける電極Xb(Xb1 〜Xbm )、Xg(Xg1
〜Xgm )、Xr(Xr1 〜Xrm )の形成パターンを
図14(A)に示すような電極の形成パターンとし、回
路基板30の接続端子(回路基板配線面32の配線)3
2bx(32bx1 〜32bxm )、32gx(32g
1 〜32gxm )、32rx(32rx1 〜32rx
m )の形成パターンを図14(B)に示すような配線の
形成パターンとして、電極Xb、Xg、Xrを配線32
bx、32gx、32rxに接続してもよい。なお、図
14(A)中斜線部分は回路基板30の接続端子32b
x、32gx、32rxにおける各突出電極端子部1b
x、1gx、1rxの電極Xb、Xg、Xrとの接続部
分を示している。また、図14(B)に示すように、表
示パネルrの基板2が、電極Xr(Xr1 〜Xrm )の
回路基板30の配線32bx(32bx1 〜32b
m )、32gx(32gx1〜32gxm )との接触
を防止している。
【0116】図12及び図14において、d1は回路基
板30の配線32bx、32gx、32rxの幅であ
り、d2はそれに接続される各表示パネルb、g、rの
基板電極Xb、Xg、Xrにおける該配線との接続部分
の幅であり、d3は電極Xb、Xg、Xrの画像表示領
域部分における幅である。
【0117】表示装置D2においては、回路基板30の
配線32bx(32bx1 〜32bxm )、32gx
(32gx1 〜32gxm )、32rx(32rx1
32rxm )の幅d1及びそれに接続される各表示パネ
ルb、g、rの基板電極Xb、Xg、Xrにおける該配
線との接続部分の幅d2は、電極Xb、Xg、Xrの画
像表示領域部分(画像形成部分)における幅d3よりも
小さくなっていている。こうすることで回路基板30及
び各表示パネルb、g、rの相互接続部分の占める面積
をそれだけ小さくでき、それだけ装置をコンパクト化で
きる。
【0118】なお、図7から図9に示す積層型表示パネ
ルP2においては、隣り合う表示パネルbとg、gとr
において、その両者間の基板2、1を共通にしてもよ
い。
【0119】積層型液晶表示パネルP2について、隣り
合う液晶表示パネルbとg、gとrにおいて、その両者
間の基板2、1を共通にした状態の概略断面図を図15
に、該積層型液晶表示パネルを図8に示す表示装置D2
に搭載ときの各表示パネルb、g、rの基板1の電極向
き反転用の電極パターンZb、Zg、Zrと基板2の電
極Yb、Yg、Yrとの接続状態及び電極向き反転用の
電極パターンZb、Zg、Zrと回路基板30との接続
状態を図16に、各表示パネルb、g、rの基板1の電
極Xb、Xg、Xrと回路基板30との接続状態を図1
7にそれぞれ示す。なお、図16及び図17において光
吸収層3、絶縁膜7及び配向膜8等は図示を省略してあ
る。
【0120】以上説明した積層型表示パネルP2では、
各表示パネルb、g、rの基板1に、基板2の電極Y
b、Yg、Yrに対応して基板電極Yb、Yg、Yrに
電気的に接続される電極向き反転用の電極パターンZ
b、Zg、Zrが形成されているので、換言すれば各表
示パネルb、g、rの基板1には、その基板電極Xb、
Xg、Xrと、基板2の電極Yb、Yg、Yrに対応し
て基板電極Yb、Yg、Yrに電気的に接続される電極
向き反転用の電極パターンZb、Zg、Zrとが形成さ
れているので、各電極取り出しを基板1に集約でき、各
表示パネルb、g、rにおいて基板電極Xb、Xg、X
r及び電極向き反転用の電極パターンZb、Zg、Zr
を表示装置D2における回路基板30に直接的に接続す
ることができる。
【0121】このように本発明に係る積層型表示パネル
P2によっても、表示装置D2にその部品として設けら
れる場合、表示装置D2における表示パネルP2を駆動
するための回路基板30に直接的に接続することができ
るので、各表示パネルb、g、rにおける各基板1、2
の電極Xb、Xg、Xr、電極Yb、Yg、Yrと回路
基板30との接続を、それだけ簡単、容易に行うことが
でき、それだけコンパクトな表示装置D2を提供するこ
とができる。
【0122】また、本発明に係る積層型表示パネルP2
を備えた本発明に係る表示装置D2によると、各表示パ
ネルb、g、rにおける各基板1、2の電極Xb、X
g、Xr、電極Yb、Yg、Yrと表示パネルP2を駆
動するための回路基板30との接続が簡単、容易で、装
置のコンパクト化を実現できる。
【0123】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、そ
れぞれ電極が形成された一対の基板を含む表示パネルで
あって、表示装置にその部品として設けられる場合、各
基板の電極と表示装置における表示パネルを駆動するた
めの回路基板との接続を簡単、容易に行うことができ、
コンパクトな表示装置を形成することができる表示パネ
ルを提供することができる。
【0124】また本発明によると、それぞれが一対の基
板間に配置された画像表示層が複数積層されてなる積層
型表示パネルであって、表示装置にその部品として設け
られる場合、各基板の電極と表示装置における表示パネ
ルを駆動するための回路基板との接続を簡単、容易に行
うことができ、コンパクトな表示装置を形成することが
できる積層型表示パネルを提供することができる。
【0125】また本発明によると、表示パネルにおける
各基板の電極と表示パネルを駆動するための回路基板と
の接続が簡単、容易で、装置のコンパクト化を実現でき
る表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表示パネルの一例(ここでは液晶
表示パネル)の一部の概略断面を示す図である。
【図2】図1に示す表示パネルと、該表示パネルを駆動
するための回路基板とを備えた、本発明に係る表示装置
の一例の概略構成を示す斜視図である。
【図3】図2に示す表示装置の分解斜視図である。
【図4】図2に示す表示装置における表示パネルの一対
の基板のうちの一方の基板の電極向き反転用の電極パタ
ーンと他方の基板電極との接続状態及び該電極パターン
と回路基板との接続状態の概略断面を示す図である。
【図5】図2に示す表示装置における表示パネルの一対
の基板のうちの一方の基板電極と回路基板との接続状態
の概略断面を示す図である。
【図6】一対の基板のうちの一方の基板の電極向き反転
用の電極パターンと他方の基板電極との接続形態を例示
した図であり、図(A)はその接続形態の一例を示すも
のであり、図(B)はその接続形態の他の例を示すもの
であり、図(C)はその接続形態のさらに他の例を示す
ものである。
【図7】本発明に係る表示パネルを複数積層した積層型
表示パネルの一例(ここでは積層型液晶表示パネル)の
一部の概略断面図である。
【図8】図7に示す積層型表示パネルと、該積層型表示
パネルを駆動するための回路基板とを備えた、本発明に
係る表示装置の他の例の概略構成を示す斜視図である。
【図9】図8に示す表示装置の分解斜視図である。
【図10】図8に示す表示装置における積層型表示パネ
ルの各表示パネルの一対の基板のうちの一方の基板の電
極向き反転用の電極パターンと他方の基板電極との接続
状態及び該電極パターンと回路基板との接続状態の概略
断面を示す図である。
【図11】図8に示す表示装置における積層型表示パネ
ルの各表示パネルの一対の基板のうちの一方の基板電極
と回路基板との接続状態の概略断面を示す図である。
【図12】図(A)は回路基板における一方の接続端子
の配線の形成パターンの一例の一部を上から見た平面図
であり、図(B)は各表示パネルにおける一方の基板の
一方の突出電極端子部の一例の一部を下から見た底面図
である。
【図13】図(A)は回路基板における他方の接続端子
の配線の形成パターンの一例の一部を上から見た平面図
であり、図(B)は各表示パネルにおける一方の基板の
他方の突出電極端子部の一例の一部を下から見た底面図
である。
【図14】図(A)は図12(A)に示す接続端子の配
線の形成パターンの他の例の一部を上から見た平面図で
あり、図(B)は図12(B)に示す突出電極端子部の
他の例の一部を下から見た底面図である。
【図15】図7から図9に示す積層型液晶表示パネルに
ついて、隣り合う液晶表示パネルにおいて、その両者間
の基板を共通にした状態の概略断面を示す図である。
【図16】図15に示す積層型液晶表示パネルを図8に
示す表示装置に搭載したときの各表示パネルの一対の基
板のうちの一方の基板の電極向き反転用の電極パターン
と他方の基板電極との接続状態及び該電極パターンと回
路基板との接続状態の概略断面を示す図である。
【図17】図15に示す積層型液晶表示パネルを図8に
示す表示装置に搭載したときの各表示パネルの一対の基
板のうちの一方の基板電極と回路基板との接続状態の概
略断面を示す図である。
【符号の説明】
1、2 一対の基板 1x、1y 表示パネルP1の基板1の突出電極端子部 1bx、1by 表示パネルbの基板1の突出電極端子
部 1gx、1gy 表示パネルgの基板1の突出電極端子
部 1rx、1ry 表示パネルrの基板1の突出電極端子
部 2x、2y 表示パネルP1の基板2の所定端部 2bx、2by 表示パネルbの基板2の所定端部 2gx、2gy 表示パネルgの基板2の所定端部 2rx、2ry 表示パネルrの基板2の所定端部 3 光吸収層 4 柱状構造物 5 スペーサ 6 液晶 6b 青色表示を行う液晶 6g 緑色表示を行う液晶 6r 赤色表示を行う液晶 7 絶縁膜 8 配向膜 10 液晶6を含む液晶層 10b 液晶6bを含む液晶層 10g 液晶6gを含む液晶層 10r 液晶6rを含む液晶層 11a 突起 11b ACF(異方性導電膜) 11c 異方性導電接着剤 12、12x、12y ACF(異方性導電膜) 13 導電性粒子 20 回路基板 21x 信号駆動IC(ドライバIC) 21y 走査駆動IC(ドライバIC) 22 配線面(表示パネル設置面) 22x(22x1 〜22xm ) 表示パネルP1の接続
端子(配線) 22y(22y1 〜22yn ) 表示パネルP1の接続
端子(配線) 30 回路基板 31x 信号駆動IC(ドライバIC) 31y 走査駆動IC(ドライバIC) 32 配線面(表示パネル設置面) 32bx(32bx1 〜32bxm ) 表示パネルbの
接続端子(配線) 32gx(32gx1 〜32gxm ) 表示パネルgの
接続端子(配線) 32rx(32rx1 〜32rxm ) 表示パネルrの
接続端子(配線) 32y(32y1 〜32yn ) 各表示パネル共通の接
続端子(配線) b 青色表示を行う液晶表示パネル g 緑色表示を行う液晶表示パネル r 赤色表示を行う液晶表示パネル d1 回路基板30の配線32bx、32gx、32r
xの幅 d2 電極Xb、Xg、Xrにおける配線との接続部分
の幅 d3 電極Xb、Xg、Xrの画像表示領域部分におけ
る幅 D1、D2 表示装置 h 電極Yの、基板2の電極Y形成領域以外の領域Wか
らの高さ P 画像観察側 P1 液晶表示パネル P2 積層型液晶表示パネル S シール材 W 基板2の電極Y形成領域以外の領域 X(X1 〜Xm ) 表示パネルP1の信号電極 Xb(Xb1 〜Xb1m) 表示パネルbの信号電極 Xg(Xg1 〜Xg1m) 表示パネルgの信号電極 Xr(Xr1 〜Xr1m) 表示パネルrの信号電極 Y(Y1 〜Yn ) 表示パネルP1の走査電極 Yb(Yb1 〜Yb1n) 表示パネルbの走査電極 Yg(Yg1 〜Yg1n) 表示パネルgの走査電極 Yr(Yr1 〜Yr1n) 表示パネルrの走査電極 Z(Z1 〜Zn ) 表示パネルP1の電極向き反転用の
電極パターン Zb(Zb1 〜Zbn ) 表示パネルbの電極向き反転
用の電極パターン Zg(Zg1 〜Zgn ) 表示パネルgの電極向き反転
用の電極パターン Zr(Zr1 〜Zrn ) 表示パネルrの電極向き反転
用の電極パターン
フロントページの続き Fターム(参考) 2H089 HA32 QA11 QA12 QA13 TA01 TA03 TA07 TA13 2H092 GA42 GA43 GA48 GA50 HA06 HA25 NA27 PA01 PA03 PA04 PA06 PA09 5C094 AA15 AA43 BA07 BA12 BA27 BA31 BA43 CA19 CA24 DA03 DA11 DA14 DB05 EA04 EA05 EA07 EB02 EC03 FB12 FB15

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ電極が形成され、電極形成面が互
    いに向かい合うように配置された一対の基板と、該一対
    の基板間に配置され前記電極への通電制御にて画像を表
    示する画像表示層とを含む表示パネルであり、 前記一対の基板のうち一方の基板に、他方の基板の電極
    に対応して該他方の基板電極に電気的に接続される電極
    向き反転用の電極パターンが形成されていることを特徴
    とする表示パネル。
  2. 【請求項2】前記一方の基板の電極向き反転用の電極パ
    ターン及び前記他方の基板の電極は導電性材料からなる
    突起を介して接続される請求項1記載の表示パネル。
  3. 【請求項3】前記一方の基板の電極向き反転用の電極パ
    ターン及び前記他方の基板の電極は異方性導電接着剤層
    を介して接続される請求項1又は2記載の表示パネル。
  4. 【請求項4】前記画像表示層は液晶層である請求項1か
    ら3のいずれかに記載の表示パネル。
  5. 【請求項5】それぞれが一対の基板間に配置された画像
    表示層が複数積層されてなる積層型表示パネルであり、
    該各画像表示層が、該画像表示層を間に配置する一対の
    基板とともに、請求項1から4のいずれかに記載の表示
    パネルを構成している積層型表示パネル。
  6. 【請求項6】請求項1から5のいずれかに記載の表示パ
    ネルと、該表示パネルを駆動するための回路基板とを備
    えており、該回路基板は各表示パネルの前記一方の基板
    電極との接続のための接続端子及び前記一方の基板の前
    記電極向き反転用の電極パターンとの接続のための接続
    端子を有していることを特徴とする表示装置。
  7. 【請求項7】前記回路基板の接続端子は前記回路基板の
    表示パネル設置面に配置されている請求項6記載の表示
    装置。
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