JP2002108170A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002108170A
JP2002108170A JP2000298271A JP2000298271A JP2002108170A JP 2002108170 A JP2002108170 A JP 2002108170A JP 2000298271 A JP2000298271 A JP 2000298271A JP 2000298271 A JP2000298271 A JP 2000298271A JP 2002108170 A JP2002108170 A JP 2002108170A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】短寿命とされる部材を優先して、ユーザーが簡
易に交換を行なうことができる画像形成装置を提供する
こと。 【解決手段】像担持体14を現像装置16とは独立に画
像形成装置11に対して着脱可能とし、かつ、像担持体
上14に画像を作成するための作像手段15、16,1
8、19を装着状態における前記像担持体14のまわり
であって、該像担持体14を取り外す方向3とは逆側の
半面に集中させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等に適用することのできる画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機やプリンター等の画像形成
装置のメンテナンスは主にサービスマンにより行なわれ
ていた。しかし、画像形成装置は年々小型、安価になっ
ており、これに伴い多くのユーザーが画像形成装置を所
有するようになっている。画像形成装置の普及が進んで
いけば、サービスマンは一人当たり多数の機械をメンテ
ナンスしなければならなくなり、ユーザーがサービスマ
ンを呼んでからサービスマンが到着するまでの時間は必
然的に長くなる。かかる事態が生じれば、ユーザーは長
時間にわたり画像形成装置を使用できなくなり、非常に
不便である。このように、画像形成装置の普及に伴い1
台1台にサービスマンがメンテナンスを行なうことは困
難になる。
【0003】一方、国際輸送手段の向上や国際貿易拡大
によって画像形成装置の海外生産、海外輸出は増加して
いる。海外では日本国内ほどサービス体制が充実されて
おらず、また国によっては土地が広大でありサービスマ
ンがユーザーの元へ向かうのに要する時間が日本の数倍
かかることも珍しくはない。このためサービスマンの対
応は遅くなり、やはりメンテナンスを全ての機器に快適
な速さで行なうことは困難になる。
【0004】かかる状況に鑑みれば、今後はユーザー自
身によるメンテナンスが主流を占め、かつ、専門家では
ないユーザー側でもメンテナンスが可能なように、メン
テナンスの内容も故障箇所の部品を修理する修理主体の
サービスから故障箇所を有する部品を交換する交換主体
のサービスへと変化していくことが予想される。すなわ
ち、画像形成装置の良好な動作の維持を、ユーザーが簡
単に行なうことができる技術の開発が求められている。
【0005】このような、ユーザーによる簡易なメンテ
ナンスを可能にする技術の一つとして、像担持体として
の感光体と、現像装置、帯電装置、クリーニング装置等
とを一体的に構成し、画像形成装置から着脱自在とした
プロセスカートリッジが知られている。かかるプロセス
カートリッジは、故障時や交換時にはプロセスカートリ
ッジ全体を交換するだけでよいため、専門家ではない一
般ユーザーでも簡単にメンテナンスが可能であるという
長所を有する。
【0006】しかしプロセスカートリッジは全体の交換
であるため、プロセスカートリッジに含まれる感光体あ
るいは作像装置の一部のみが故障した場合においても、
プロセスカートリッジ全体の交換と共に、故障箇所のな
い部品までが一緒に交換されてしまうという問題があ
る。この問題は従来指摘されているものであり、ランニ
ングコストを引き上げてユーザーの経済的負担を増大さ
せ、画像形成装置の普及を妨げるおそれがある。
【0007】特に近年、画像形成装置に対する市場の要
求は高度化しており、それに伴い、画像形成における作
像装置の負荷は上昇している。本発明者の研究の結果、
市場の要求は、作像手段のうちでも特に感光体に対する
負荷を増加させる方向性を有することがわかってきた。
このことを3つの要因から以下に説明する。
【0008】第1の要因:画像形成装置の小型化に伴う
感光体の小径化 近年、OA機器の小型化が市場から要求され、それに伴
い作像装置の小型化が要求されている。しかし、感光体
を小型化、すなわちドラム状をした感光体を小径化する
と、同一条件で画像を形成する場合に1枚あたりの感光
体の消耗が上昇する。例えば感光体径を120mmから40mm
に小径化した場合、同じサイズの画像を形成するために
は感光体は3倍回転する必要が生じ、画像形成の際に感
光体が受ける種々の消耗、例えば帯電部での放電等によ
る電気的消耗や、クリーニング部でのブレードによる機
械的消耗が3倍になる。
【0009】従来より現像装置等についてはある程度の
小型化が進んでいたが、感光体については上記のような
消耗を避けるために、小径化は他の作像装置ほど進めら
れてはいなかった。しかし、小型化の要求の高まりにつ
れて感光体の小型化は避けられないものとなっている。
このように、小型化の要求は感光体の負荷を増加させ、
その寿命を短縮させている。
【0010】第2の要因:高画質化に伴う感光体の薄膜
化 近年、ユーザーが出力する文書には写真画像やグラフィ
ック文書が増加し、それに伴い銀塩写真を目標に掲げる
高画質化が進められている。その代表的な手法が高解像
度化である。しかし、電子写真方式で高解像度化を実現
する際には感光体の薄膜化が要求される。例えば負帯電
感光体の場合、露光によってCGL(Charge Carrier Gene
ration Layer:電荷発生層)で形成されたキャリアがCT
L(Charge Carrier Transport Layer:電荷輸送層)を
通り感光体表面に到達することで感光体上に潜像が形成
されるが、この時CTLが厚いとキャリアが移動する距離
が長くなり、この結果、移動の際にキャリア同士に働く
電気的反発力によりキャリアは互いに離れていく。
【0011】かかる事態が生じれば、書き込み信号通り
の潜像は形成されず、その結果、ドット位置が微妙にず
れた画像が形成される。このような課題は、電子写真を
600dpiから1200dpiへと高解像度化させていく場合に限
らず、近年の高画質化の要求に応えるべく解像度を例え
ば600dpiに保ったままで画質を高めようとする場合にも
同様に生じる。
【0012】このような事態を防止するためには感光体
を薄膜化し、キャリアの移動距離を短くすることが必要
となる。このため近年の感光体は薄膜化の方向に進んで
いるが、感光体は画像形成のたびにクリーニングブレー
ドによる削り等の消耗を受けているため、薄膜化が進む
とより少ない画像形成回数で感光体の寿命は尽きること
になり、感光体寿命の短縮につながる。また、ジャム紙
の除去時や、裏紙使用時におけるステープラー金具の外
し忘れにより感光体に損傷が生じた場合には、画質の劣
化に直結するため感光体の緊急な交換を必要とする。
【0013】第3の要因:カラー化に伴う感光体の負担
の増加 近年、情報の理解のし易さなどの理由から市場における
カラー画像の出力が増加している。ところでカラー画像
は、文字画像の多い白黒画像とは異なり、用紙上の広い
領域を占有する写真画像やグラフィック画像が出力の対
象となることが多く、また背景部分にベタ部が存在する
ことも多い。このため、1回の画像形成における作像面
積は増加し、それに伴い感光体を含む作像装置の消耗は
増加していく。
【0014】一方、1つの感光体に対して複数の現像器
が対応するリボルバータイプなどの画像形性装置が従来
から知られている。かかる画像形成装置は、部品点数が
少なく比較的安価にカラー画像を形成できるため市場に
おいて広く用いられているが、1枚のカラー画像を形成
する際に感光体は複数の現像器によって潜像を現像され
るため、感光体の消耗は現像器の消耗に比べて数倍にな
る。このため、かかる画像形成装置においてはカラー化
に伴う感光体の消耗は特に激しくなる。
【0015】このように、カラー化も感光体の寿命を短
くする要因の一つである。以上に示した小型化、高画質
化、カラー化の3つの要因により、感光体の消耗は他の
作像装置に比較して相対的に短くなっていくことが予測
される。もちろん感光体についての耐久性向上、長寿命
化の研究は進められているが、他の作像装置についても
同様に耐久性向上、長寿命化の研究は進められており、
感光体の寿命は相対的に短くなっていく傾向にある。
【0016】この傾向は、プロセスカートリッジ内にお
ける感光体と他の作像手段との寿命の不均衡をもたら
す。すなわち、従来からプロセスカートリッジにおいて
は、最も寿命の短い作像手段に合せてプロセスカートリ
ッジを交換しなければならないという問題が指摘されて
いたが、感光体の短命化によってこの問題がより顕著に
なり、最も短寿命の感光体に合せて他の作像手段も一緒
に交換されてしまうという弊害が生じることになる。
【0017】そのような事態が生じれば、寿命に至らな
い作像装置を廃棄あるいはリサイクルすることによるユ
ーザーの経済的負担、メーカーの回収労力の浪費、環境
への悪影響が生じる。
【0018】特に、近年においては現像剤の高寿命化技
術が盛んに開発されており、トナーによるフィルミング
やキャリアの疲弊が抑制されてきている。これにより現
像装置の寿命が長寿命化の方向にあるため、現像装置と
感光体との寿命は不均衡になってきている。
【0019】そこで、プロセスカートリッジのように各
作像手段を一体に構成するのではなく、各作像手段をそ
れぞれの寿命に併せて個別に交換することが可能な方式
が求められることになる。しかしこの場合、メンテナン
スがユーザーに委ねられることを考えると、各作像手段
をいかに簡潔にユーザーが交換できるかが課題となる。
また作像手段が一体に構成されているプロセスカートリ
ッジと異なり、個別交換を行なう場合には作像手段同士
を相互に着脱することが必要になるので、ユーザーの交
換前後で画像形成に悪影響が生じないような高精度な交
換も課題となってくる。
【0020】プロセスカートリッジにおける上記の諸問
題に関連する公知技術として、特開昭62−17761
号公報に開示の技術ががある。この特開昭62−177
61号公報に開示の複写装置は、像担持体と現像装置と
をそれぞれ独立に作像装置本体に着脱可能として作像手
段の一部のみを交換することを可能とし、低いランニン
グコストでユーザーメンテナンスを達成しようとしてい
る。
【0021】しかし各手段を独立に着脱可能としただけ
では、画像形成装置の構成に不慣れである一般ユーザー
にとってどの部分を着脱すればよいのかが不明確とな
り、操作に戸惑う結果となる。また上記公開公報に開示
された複写装置では現像装置と像担持体の一方を取外す
際に他方がずれる可能性が高く、ユーザーが高精度に位
置合わせを行なう必要があるが、これはユーザーにとっ
て負担であるという問題も有する。
【0022】さらに上記開示技術では現像装置と像担持
体は作像装置本体に対してそれぞれ独立に着脱されるた
めに、各手段と作像装置本体との位置は規定されるもの
の、現像装置と像担持体との位置決めは交換前後でずれ
る可能性が高い。現像装置と像担持体との位置は画質上
重要なファクターであり、交換前後でこの位置がずれる
ことは画質の変動を招き好ましくない。
【0023】特開昭62−17761号公報に開示の複写装置
において現像装置と像担持体との位置決めを高精度に行
なうためには各部品の寸法精度を高くする必要がある
が、その方法では生産コストが上昇するという問題点が
さらに生じる。特開昭61−273559号公報にも特
開昭62−17761号公報と同様の技術が開示されて
いるが、同様の問題がある。
【0024】このように、従来の技術はいずれも、ユー
ザーにとって操作性が充分に良好なものとはいえず、ま
た交換前後で画質の変動が生ずるおそれがあり、実用性
に乏しかった。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上述
のような問題を解決するために、像担持体に画像形成す
るための諸作像手段を全部一緒に一体として交換しない
技術を具体化し、短寿命とされる部材を優先して、ユー
ザーが簡易に交換を行なうことができる画像形成装置を
提供することである。
【0026】また本発明の別の目的は、ユーザーが作像
手段を個別に交換した場合に、交換前後で画像形成に悪
影響が生じない高精度な交換を可能とする画像形成装置
を提供することである。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を達
成するため以下の構成とした。 (1).像担持体上に画像を形成する作像手段を有する
画像形成装置において、前記作像手段のうち少なくとも
一つの手段は、前記像担持体が画像形成装置に装着され
ている状態では画像形成装置に固定され、前記像担持体
が画像形成装置に装着されていない状態では画像形成装
置からの固定解除が可能であり、かつ、前記作像手段
は、それぞれ前記像担持体の周囲で、前記像担持体を取
り外す方向とは反対側に配置させた(請求項1)。 (2).像担持体上に画像を形成する作像手段を有する
画像形成装置において、前記作像手段のうち少なくとも
一つの手段は、前記像担持体が画像形成装置に装着され
ている状態では画像形成装置からの取り外しが禁止さ
れ、前記像担持体が画像形成装置に装着されていない状
態では画像形成装置からの取り外しが可能であり、か
つ、前記作像手段は、それぞれ前記像担持体の周囲で、
前記像担持体を取り外す方向とは反対側に配置させた
(請求項2)。 (3).像担持体上に画像を形成する作像手段を有する
画像形成装置において、前記作像手段のうち少なくとも
一つの手段は、前記像担持体が画像形成装置に対し固定
解除された後に画像形成装置に対する固定が解除され、
前記像担持体が画像形成装置に装着されていない状態で
は画像形成装置からの固定解除が可能であり、かつ、前
記作像手段は、それぞれ前記像担持体の周囲で、前記像
担持体を取り外す方向とは反対側に配置させた(請求項
3)。
【0028】(4).像担持体上に画像を形成する作像
手段を有する画像形成装置において、前記作像手段のう
ち少なくとも一つの手段は、前記像担持体が画像形成装
置から取り外された後に、画像形成装置に対する固定が
解除され、前記像担持体が画像形成装置に装着されてい
ない状態では画像形成装置からの固定解除が可能であ
り、かつ、前記作像手段は、それぞれ前記像担持体の周
囲で、前記像担持体を取り外す方向とは反対側に配置さ
せた(4)。 (5).像担持体上に画像を形成する作像手段を有する
画像形成装置において、前記作像手段は、それぞれ前記
像担持体の周囲で、前記像担持体を取り外す方向とは反
対側に設置し、かつ、少なくとも前記作像手段のいずれ
か1つの手段は、前記像担持体が画像形成装置から取り
外された後に、画像形成装置に対し着脱可能となること
とした(請求項5)。
【0029】(6).請求項1乃至5の何れか1つに記
載の画像形成装置において、前記作像手段は少なくとも
帯電部材と現像装置と除電手段とクリーニング装置とを
具備することとした(請求項6)。 (7).(6)記載の画像形成装置において、前記像担
持体は、前記像担持体を回転可能に支持する支持部材を
含む付帯部材と共に構成された像担持体カセットとした
(請求項7)。 (8).(1)乃至(5)の何れか1つに記載の画像形
成装置において、前記像担持体を取り出す方向とは反対
側とは、当該像担持体をドラム状をした感光体とすると
き、該取り出し方向と直交し、かつ当該感光体の軸心を
通る仮想平面よりも前記取り出し方向の下流側の領域に
おける当該感光体のまわりとした(請求項8)。
【0030】(9).(1)乃至(5)の何れか1つに
記載の画像形成装置において、前記作像手段は作像部本
体としてユニット化され、この作像部本体に対して像担
持体がその付帯部材と共に構成された像担持体ユニット
単位で着脱されることとした(請求項9)。 (10).(1)乃至(5)の何れか1つに記載の画像
形成装置において、前記像担持体を間にして前記作像手
段が設けられた側の反対側の領域で前記像担持体に対向
させて前記転写装置が配置され、この転写装置は当該転
写装置にシート状媒体を送給する給紙ローラと一体的に
構成されていて、前記給紙ローラの回転軸を支点として
回動することにより前記転写装置を前記像担持体の取り
外し方向上から退避可能とした(請求項10)。
【0031】(11).(10)記載の画像形成装置に
おいて、前記像担持体には当該像担持体を持つための把
手機能と前記転写装置を作像部本体に固定する保持機能
を有する像担持体保持手段が設けられていることとした
(請求項11)。 (12).(11)記載の画像形成装置において、前記
像担持体保持手段は回動操作により前記像担持体を前記
作像部本体に対して固定するとき、同時に前記転写手段
を前記像担持体に対し位置決めし保持することとした
(請求項12)。 (13).(9)又は(12)記載の画像形成装置にお
いて、前記像担持体は前記現像装置とは独立に画像形成
装置から着脱可能であり、かつ、前記像担持体保持手段
には突起に掛かることで前記像担持体を前記作像部本体
に固定する像担持体固定手段が設けられ、この像担持体
固定手段の動きと共に前記像担持体固定手段が前記突起
に掛かる動作をすることとした(請求項13)。 (14).(13)記載の画像形成装置において、前記
像担持体保持手段は前記像担持体に対し回転可能に設け
られており、前記像担持体保持手段の回転軸に設けられ
た像担持体固定手段が画像形成装置に固定された前記作
像部本体の前記突起に掛止されることにより前記像担持
体が画像形成装置に固定されることとした(請求項1
4)。 (15).(6)記載の画像形成装置において、前記現
像装置は前記像担持体が画像形成装置に対して着脱され
る際には前記作像部本体を介して画像形成装置に固定さ
れており、前記像担持体は前記作像部本体を介して前記
画像形成装置に対して装着させられることとした(請求
項15)。 (16).(15)記載の画像形成装置において、前記
現像装置は当該現像装置を保持する作像部本体と共に画
像形成装置から着脱可能とした(請求項16)。 (17).(15)に記載の画像形成装置において、前
記現像装置を保持した作像部本体には当該作像部本体を
当該画像形成装置に着脱する際に当該作像部本体を持つ
ための把手機能部と当該作像部本体を当該画像形成装置
に固定するための保持機能部を有する現像装置保持手段
が設けられることとした(請求項17)。 (18).(17)記載の画像形成装置において、前記
把手機能部は前記現像装置を装着した前記作像部本体に
対し回動可能に設けられており、回動動作に応じて前記
保持機能部を動作させて画像形成装置に設けられた突起
に前記保持機能部が掛止されることにより前記作像部本
体が画像形成装置に固定されることとした(請求項1
8)。 (19).(6)記載の画像形成装置において、前記現
像装置は当該画像形成装置に着脱可能であり、前記現像
装置を画像形成装置から取外す際には画像形成装置と前
記現像装置とを連結している現像剤搬送路を途中の継ぎ
目で離間させ、前記現像装置を画像形成装置に装着する
際には前記継ぎ目を結合させる結合離間手段を有するこ
ととした(請求項19)。 (20).(19)記載の画像形成装置において、前記
結合離間手段は前記現像装置側に設けられた現像装置側
の現像剤搬送スクリューに対して接離する方向の移動動
作をして前記現像剤搬送スクリューに結合され或は結合
を解除される画像形成装置本体側の現像剤搬送スクリュ
ーと、前記保持機能部の回動動作に連動して前記現像装
置側の現像剤搬送スクリューに対して前記移動動作をさ
せる接離動作手段を含むこととした(請求項20)。 (21).(19)記載の画像形成装置において、前記
接離動作手段は前記画像形成装置本体側の現像剤搬送ス
クリューを前記現像装置側の現像剤搬送スクリューに対
して離間させる向きに付勢する付勢手段と、前記保持機
能部の掛止方向の回動動作により回転動作して前記画像
形成装置本体側の現像剤搬送スクリューを前記付勢手段
による付勢力に抗して前記結合状態が得られるまで移動
させてから掛止させ、或は、前記掛止方向と逆の掛止解
除方向の回動動作により前記掛止を解除するスクリュー
接続部材を含むこととした(請求項21)。
【0032】(22).(6)乃至(21)の何れか1
つに記載の画像形成装置において、転写後の像担持体上
に残留する現像剤を除去回収するクリーニング装置と、
この回収した現像剤を画像形成装置側へ搬送する経路に
ついて前記クリーニング装置を画像形成装置から取外す
際には画像形成装置と前記クリーニング装置とを連結し
ている現像剤搬送路を途中の継ぎ目で離間させ、前記現
像装置を画像形成装置に装着する際には前記継ぎ目を結
合させる結合離間手段を設けた(請求項22)。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図に基づき
説明する。本発明を適用可能な画像形成装置の一例の概
要を図1及び図2に示す。これらの図において、画像形
成装置11はレーザービームプリンターであり、その内
部に、図示せぬ光源、ポリゴンミラー12、反射ミラー
13a、13b、13cを含む書込み部1を有し、また像
担持体としてのドラム状をした感光体14、帯電部材1
5、現像装置16、転写手段としての転写装置17、クエ
ンチングランプからなる除電手段18、クリーニング装
置19を含む作像部10を有し、さらに、加熱ローラ2
0bとこの加熱ローラ20bに圧接して回転する加圧ロー
ラ20aとからなる定着装置20を有する。
【0034】画像形成装置11の下部には被記録体とし
てのシート状媒体(以下、用紙という。)が給紙トレイ
21に積載されていて、適時に用紙が一枚ずつ分離され
て送り出される。また画像形成装置11の横の位置には
画像形成装置内部に手差しにより用紙を送り込むための
手差しトレイ22が配置されている。
【0035】これら、給紙トレイ21或は手差しトレイ
22から送り出された用紙は破線で示す紙搬送路を経て
レジストローラ34に向かい、該レジストローラ34で
給送開始のタイミングを調整された上で後述する転写部
33に向けて送り出される。
【0036】図1における作像部10を抜き出して示し
た図2において、感光体14は回転軸14aと一体的で
あり、軸受14dに支持されて回転する。現像装置16
はその内部で現像剤を攪拌する第一の現像剤攪拌スクリ
ュー16b、第二の現像剤攪拌スクリュー16c及び、現
像剤、例えばトナーを担持して感光体と現像装置の対向
部まで搬送する現像ローラ16aを有する。
【0037】クリーニング装置19は、感光体14に当
接されることで感光体14上の転写残トナーを除去する
クリーニングブレード19cと、クリーニングブレード
19cから感光体14へと与えられる衝撃により生じる
飛散トナーがクリーニング装置19外へ放出されるのを
防止するためのシールローラ19aと、クリーニング装
置19内のトナーをリサイクルトナーとして現像装置1
6へ戻すために設けられた搬送スクリュー19bとを有
する。
【0038】画像形成装置11の画像形成動作について
図1及び図2に基づき説明する。画像形成時には、感光
体14は図の矢印7の向きに回転し、帯電装置15によ
りその表面が一様に帯電させられる。図示せぬ光源は、
入力された画像信号に基づき書込み光を放射し、書込み
光は図示せぬコリメートレンズ系で略平行にされた後
に、回転するポリゴンミラー12により反射され、反射ミ
ラー13a、13b、13cによる反射を介して帯電され
た感光体14表面を走査して静電潜像を形成する。
【0039】形成された静電潜像は感光体14の回転に
より現像装置16に至り、ここで現像装置16により現
像されトナー像が形成される。この現像の過程を説明す
ると、現像装置16内では、第一の現像剤攪拌スクリュ
ー16b、第二の現像剤攪拌スクリュー16cによりキャ
リアは正に、トナーは負に帯電させられた現像剤が現像
ローラ16a 内の図示せぬ搬送磁石により現像ローラ1
6a上に汲み上げられ、汲み上げられた現像剤は感光体
14と現像ローラ16aとの対向部において現像ローラ
16a内の図示せぬ現像磁極により磁気ブラシを形成し、
磁気ブラシ上のトナーは現像バイアスによって感光体1
4上の静電潜像の画像部にのみ付着しトナー像を形成す
る。
【0040】感光体14上のトナー像が感光体14と転
写装置17との対向部に到達するのにタイミングをあわ
せ、給紙トレイ21又は手差しトレイ22から破線で示
す搬送経路を辿り搬送されてきた用紙は、給紙ローラ2
3を含む給紙ローラにより感光体14と転写帯電機能を
有するローラからなる転写装置17との対向部を以って
構成される転写部33に送られてトナー像を転写され
る。トナー像が転写された用紙は定着装置20に送られ
て未定着のトナー像が用紙上に定着され、破線で示す搬
送路を経て機外に放出される。
【0041】転写の後、感光体14は除電手段18によ
り除電され、感光体14上の転写残トナーはクリーニン
グ装置19にて感光体14から除去されクリーニング装
置内に格納される。このクリーニングは、感光体14に
当接されたクリーニングブレード19cが感光体14上
のトナーを削り取る作用により行なわれ、クリーニング
ブレード19cと感光体14とが当接する衝撃により飛
散したトナーはシールローラ19aに付着するので外部
への飛散はない。感光体14からクリーニングされたト
ナーはクリーニング装置19の下部に設けられた搬送ス
クリュー19bによりクリーニング装置外へ搬出され
る。
【0042】作像部10は一体的な構成をしていて、画
像形成装置11に対して着脱可能である。詳細な構成を
説明する前に、作像手段9に対する感光体14の取り外
し動作を簡略に図3により説明する。
【0043】画像形成装置に装着された状態での作像部
10を示した図3(a)において、作像部10は対向す
る一対のプラスチック板からなる作像部本体側板24
a、24bに組み付けられた画像形成のためのプロセス
部材からなる。
【0044】この画像形成のためのプロセス部材は、感
光体14上に画像を繰り返し形成するための手段であ
る、帯電部材15、現像装置16、除電手段18、クリ
ーニング装置19などの作像手段と、現像装置16によ
り感光体14上に形成されたトナー画像を用紙上に転写
するための転写装置17である。
【0045】図3(a)、図3(b)において、作像部
本体側板24a、24bの上部には給紙ローラ23の図
示しない回転軸が軸支されている。この給紙ローラ23
にはローラ23aが常時対向圧接した関係を維持してい
る。
【0046】この給紙ローラ23の回転軸には作像部本
体上部部材25の一端側が枢着されている。作像部本体
上部部材25の他端側には帯電ローラからなる転写装置
17が軸支されている。これにより作像部本体上部部材
25を給紙ローラの回転軸を支点として回動させて転写
装置17を感光体14に対して接離させることができ
る。
【0047】図3(b)、図3(c)は作像部10の形
状変化を示している。作像部10から感光体14を取り
外す場合には、先ず、図3(b)に示すように作像部本
体上部部材25を給紙路ローラ23の軸心を中心に回動
させて上方に開いて感光体14の取り出し方向から退避
させる。
【0048】次いで図3(c)に示すように感光体14
を上方に取り外す。本例においては、図3(c)に示す
ように、作像部10のうち、感光体14には当該感光体
14を回転可能に支持している軸受14dを含み、さら
にこの軸受14dを保持し感光体14を支持する支持部
材としてのフレーム8を加えて感光体カセット6と称す
る。その他の部分を作像部本体5と称する。なお、感光
体カセット6は請求項における像担持体カセットの一例
である。
【0049】作像手段は作像部本体5の一部を構成し、
この作像部本体5に対して感光体14が感光体カセット
6の単位で着脱される構成としている。作像部本体5を
画像形成装置に対して着脱可能とすることにより感光体
カセット6は実質的に画像形成装置に対して着脱可能と
なり、感光体カセット6を交換可能であるばかりでな
く、作像部本体5を画像形成装置から取り外すことで作
像手段のメンテナンスや交換も可能となる。
【0050】次に、図3に示した動作を達成するための
詳しい構成およびその構成に基づく取り外し機構を図4
により説明する。図4は画像形成装置に固定された状態
の作像部10を示す図であり、図5は感光体カセットを
外す場合の動作を示す図である。
【0051】図4(a1)、図4(a2)、図4(a
3)は作像部10をその内部の各作像手段を中心に記載
した図であり、図4(b1)、図4(b2)、図4(b
3)は作像部10を作像部本体側板24a、24bを中
心に記載した図である。図4(a2)、図4(b2)は
作像部10を上方から見た図であるが、図4(a2)に
おいては図面の理解容易のために、感光体14以外の部
材及び作像手段は省略されている。
【0052】図4(a1)は作像部10を図4(a2)
における符号Aの方向から見た図であり、図4(a3)
は作像部本体側板24aを符号Bの方向から見た図であ
る。同様に、図4(b1)は作像部本体側板24bを符
号Aの方向から見た図、図4(b3)は作像部10を図
4(b2)における符号Bの方向から見た図である。な
お、対応関係を容易に把握するために、図4(a1)、
図4(b1)において作像部10は符号Bの方向から見
た場合に眼に移る姿とは左右対称に描かれている。
【0053】図3に示すように、作像部10は感光体1
4の長手方向(紙面に垂直な方向)から作像部本体側板
24a、24bに挟み込まれており、作像部本体側板2
4a、24bは感光体14の回転軸14aを支持する軸
受14dをU字状の窪み保持部4に保持すると共に、画
像形成のためのプロセス部材である帯電部材15、現像
装置16、転写装置17、除電手段18、クリーニング装
置19の各装置を一体的に組み付けて構成されている。
窪み保持部4はU字部分が斜め方向に傾斜していて、こ
の斜めに傾斜した方向が、感光体カセット6の作像部本
体5からの取り出し方向3に相当する。
【0054】図2において、装置本体にあるモータから
の動力を受けて回転駆動する現像ローラ16a、第一の
現像剤攪拌スクリュー16b、第二の現像剤攪拌スクリ
ュー16c、トナー供給スクリュー16d、給紙ローラ2
3、帯電部材15、シールローラ19a、トナー排出スク
リュー19bの各回転軸は手前側の作像部本体側板24a
に回転可能に保持されるとともに、その一端が奥側の作
像部本体側板24bを貫通して作像部10の外部に突き
出ている。
【0055】図2における現像ローラ16a、第一の現
像剤攪拌スクリュー16b、第二の現像剤攪拌スクリュ
ー16c、トナー供給スクリュー16d、給紙ローラ2
3、帯電部材15、シールローラ19a、トナー排出スク
リュー19bの回転軸を貫通させるための開口が図4
(b1)に示す奥側の作像部本体側板24bに設けられ
ている。
【0056】これらの開口は図4(b1)に示す、現像
ローラ駆動用開口24b6、第一の現像剤攪拌スクリュ
ー駆動用開口24b5、第二の現像剤攪拌スクリュー駆
動用開口24b4、トナー供給スクリュー用開口24b
9、レジストローラ駆動用開口24b3、帯電ローラ駆
動用開口24b7、シールローラ駆動用開口24b2、
トナー排出スクリュー用開口24b10である。
【0057】奥側の作像部本体側板24bを貫通して作
像部10の外部に突き出た現像ローラ16a、第一の現
像剤攪拌スクリュー16b、第二の現像剤攪拌スクリュ
ー16c、トナー供給スクリュー16d、給紙ローラ2
3、帯電部材15、シールローラ19a、トナー排出スク
リュー19bの各回転軸は、作像部本体側板24a、2
4b外側の図示せぬモータに図示せぬ歯車を介して接続
されて、モータより回転駆動力を供給される構成となっ
ている。また、転写装置17の回転軸も、同様に図示せ
ぬモータに図示せぬ歯車を介して接続されて、モータよ
り回転駆動力を供給されるようになっている。
【0058】図4(b3)において、手前側の作像部本
体側板24aには、装置本体側に接続された図示せぬト
ナー格納部よりトナーを供給されるためのトナー排出用
開口24a2が設けられているとともに、クリーニング
されたトナーを再び現像装置16へと供給するために設
けられた図示せぬリサイクルトナー機構へとトナーを排
出するためのトナー供給用開口24a3が設けられてい
る。
【0059】図4(a2)に示すように感光体カセット
6の回転軸14aには感光体14の固定手段である手前
側の感光体位置決めロック14e及び奥側の感光体位置
決めロック14fが枢着されている。感光体位置決めロ
ック14e及び奥側の感光体位置決めロック14fは像担
持体保持手段の一例であり、感光体14の固定手段であ
るが、本例では感光体14は感光体カセット6として構
成されているので、同時に感光体カセット6の固定手段
でもある。
【0060】これら感光体位置決めロック14e及び感
光体位置決めロック14fはコの字状をした像担持体保
持手段としての把手14cと一体的に構成されている。
感光体位置決めロック14e及び感光体位置決めロック
14fにはそれぞれその一部にフック状をした部位、本
例ではフックJが形成されている。
【0061】作像部本体5が画像形成装置11に装着さ
れた状態のもとで感光体カセット6が作像部本体5に装
着されたとき、この把手14cを回動することで把手1
4cは作像部本体上部部材25を覆い、押さえる形で作
像部本体上部部材25を感光体14上に位置決めすると
ともに、手前側の感光体位置決めロック14e及び奥側
の感光体位置決めロック14fを手前側の作像部本体側
板24aの内側に植設された内側突起24a1及び奥側
の作像部本体側板24bの内側に植設された内側突起2
4b1にそれぞれ掛止させることで感光体14自体を作
像部本体5に固定することができる。
【0062】この固定は、内側突起24a1、24b1
などの突起に対して、感光体位置決めロック14e及び
感光体位置決めロック14fの各フックJの部分が掛止
される構成であるので、確実な固定状態が得られると共
に、逆向きの動作により掛止の解除も容易である。
【0063】このように、把手14cは、感光体カセッ
ト6を持つための把手としての機能を有するほか、1つ
の向きの回動操作により転写装置17を作像部本体5に
固定すると共に感光体カセット6を作像部本体5に固定
する。また、逆向きの回動操作により後述するように転
写装置17の作像部本体5に対する固定を解除すると共
に感光体カセット6の作像部本体5に対する固定も解除
する。よって、簡単な操作により感光体14を画像形成
装置に対して着脱をする準備が整う。
【0064】感光体カセット6は回転軸14aを軸支す
る軸受14dが手前側の作像部本体側板24a及び奥側
の作像部本体側板24bにそれぞれ形成された窪み保持
部4に嵌合した状態で作像部本体5に装着されて作像部
10を構成し、作像部10は画像形成装置に装着されて
おり、この状態で感光体14は歯車部14bを介して画
像形成装置側の図示しないモータから回転駆動力を供給
される。
【0065】感光体カセットの把手14c表面上には、
感光体カセットを画像形成装置に装着した状態でユーザ
ーから見える位置に指示標識が存在する。この標識はユ
ーザーに取り外しの作業手順を示すためのもので、ユー
ザーが次にどのような作業をすればよいかを認識できる
ものであるならばどのようなものでもよい。本例では、
指示標識として図20に示すように、把手14cに直接
「1」の文字を印字した。
【0066】もちろん指示標識はこれに限られるもので
はなく、例えば「ここを手前に引いてください」等の文章
表示を感光体カセットの把手14c上に印字などしても
よいし、表示パネルに次の手順を静止画又は動画で表示
させる、あるいは、音声で次の手順を示すようにしても
よい。なお、表示パネルや音声を用いる場合には、感光
体カセットの装着を検知するセンサーを設けこのセンサ
ーによる検知に基いて表示パネルに表示し、或は音声を
出力する。
【0067】感光体14を作像部本体から取り外し可能
とする機構及び取り外しの手順を図5により説明する。
図5(a)は感光体14が画像形成装置に設置された状
態を示している。感光体14を取り外すときは、上述の
指示標識「1」に従い、ユーザーは、図5(b)に示す
ようにまず感光体カセットの把手14cを握り、回転軸
14aのまわりを反時計まわりの向きに回動させる。こ
の回動により感光体位置決めロック(手前側)14e及
び感光体位置決めロック(奥側)14fが内側突起24a
1及び内側突起24b1との掛止を解除される。
【0068】把手14cを回動させたことにより作像部
本体上部部材25が位置決めを解かれるので、図5
(c)に示すように手動にて給紙ローラ23を中心にし
て上方(時計まわりの向き)に開けることで、また、既
に感光体位置決めロック(手前側)14e及び感光体位
置決めロック(奥側)14fが解除されているので、図
5(d)に示すように感光体カセット6を作像部本体5
から取り外すことができる。
【0069】感光体14を取付ける場合には、今と逆の
手順に従えばよい。すなわち、感光体カセット6におけ
る軸受14dを窪み部4に嵌入させて装着し(図5
(c))、作像部本体上部部材25を感光体14の上に
倒し(図5(b))、最後に感光体カセットの把手14
cを作像部本体上部部材25の上に倒して作像部本体上
部部材25を位置決めするとともに感光体位置決めロッ
ク(手前側)14e及び感光体位置決めロック(奥側)
14fを内側突起24a1及び内側突起24b1に掛止
することで感光体14自身を位置決めする(図5
(a))。
【0070】このように、感光体14は感光体カセット
の把手14cを動かすだけで感光体カセット6とともに
簡易に作像部本体5に対して取り外しや取付けができ
る。よって、消耗品である感光体を簡易に取付けること
ができるので操作性がよいといえる。
【0071】特に感光体カセット6は上部に引き上げる
ことで取り外し可能となっているので、ユーザーは上か
ら感光体カセット6を引き上げるという操作を行なうだ
けで感光体カセット6を作像部本体5から外すことがで
き、ユーザーにとって操作が容易である。また、感光体
位置決めロック(手前側)14e及び感光体位置決めロ
ック(奥側)14fを介して作像部本体に位置決めされ
ているために、画像形成装置を介して作像部本体と感光
体14とが個々に位置決めされている従来技術における
構成に比べて作像部本体5と感光体14との相対的位置
決めが精度よく達成でき、高精度な作像が可能である。
【0072】本例では、図3(c)及び図5(d)に示
すように、感光体14に対して画像を繰り返し形成する
ための手段である作像手段である帯電部材15、現像装
置16、除電手段18、クリーニング装置19などを、
装着状態における感光体14のまわりであって、感光体
カセット6を取り出す取り出し方向3とは逆側の半面に
集中させて配置している。
【0073】ここで、感光体カセット6を取り出す方向
とは逆側の半面とは、図3(c)、図5(d)などに示
した取り出し方向3と直交しかつ感光体14の軸心Oを
通る仮想平面よりも該取り出し方向3の下流側の領域で
あり、この領域において当該感光体14のまわりに前記
列記した作像手段を配置している。よって、感光体14
の移動領域上には作像手段は存在せず、作像手段と干渉
することなく、簡単な操作により感光体カセット6を単
独で画像形成装置11に対して着脱することができる。
【0074】このため、転写装置17の配設位置は感光
体14のまわりであって、感光体カセット6の上記取り
出し方向側の半面側、つまり、図3(c)に示すように
感光体カセット6の取り出しに際して該感光体カセット
6の移動を妨げる位置となる。
【0075】そこで、本例では、転写装置17を当該転
写装置17により構成される転写部33(図2参照)に
用紙を送給する給紙ローラ23と一体的に構成されてい
て、給紙ローラ23の回転軸を支点として回動する構成
を採用することにより最小限の数の作像手段、つまり、
転写装置17だけを感光体カセット6の取り外し方向上
から退避させることで感光体カセット6を画像形成装置
に対して着脱可能としている。
【0076】作像手段を感光体の取り外し方向とは逆側
の半面に集中させて配置したので、これらの作像手段は
感光体14の装着/取り外しに際しての感光体の移動を
妨げない。このため、作像手段と干渉することなく、感
光体カセット6を作像部本体5から容易に取り外し、ま
た、取り付けることが可能になる。感光体カセット6を
作像部本体5から取り外す際には作像部本体上部部材2
5と一体的に構成された転写装置17のみを動かせばよ
い。感光体14に対して位置精度を厳密に要求されない
転写装置17のみが移動させられるので、交換前後の微
妙なずれによって画像形成に影響が出ることを防止可能
である。また、このように、転写装置17を感光体14
に対して接離可能な構成にしたので、転写部33に用紙
がジャムした場合でもジャム処理が容易となる。
【0077】なお、作像部本体上部部材25にばねなど
の弾性手段で付勢することにより、感光体カセットの把
手14cの回転とともに作像部本体上部部材25を自動
的に上方に開くように構成することも可能である。
【0078】本例の画像形成装置では、帯電部材15、
現像装置16、除電手段18、クリーニング装置19な
どの作像手段などの作像手段は手前側の作像部本体側板
24aや奥側の作像部本体側板24bに対して組み付け
られることにより作像部本体5としてユニット化され、
この作像部本体5に対して感光体14がその付帯部材と
共に構成された感光体カセット6の単位で着脱されるよ
うになっている。
【0079】このようにしたのは、作像手段の不測の故
障等に備え、画像形成装置に装着状態の作像部本体5か
ら感光体カセット6を取り外した後、さらに画像形成装
置から作像部本体5を取り外し可能とするためである。
作像部本体5を画像形成装置から取り外すことができれ
ば、故障した帯電部材15、現像装置16、除電手段1
8、クリーニング装置19などの点検が容易であり、容
易に対処できる。
【0080】作像部本体5には作像手段として現像装置
16が装着されているので、現像装置16は感光体14
が画像形成装置11に対して着脱される際には作像部本
体5を介して画像形成装置11に固定されており、感光
体14は作像部本体5を介して画像形成装置11に対し
て装着させられることになる。
【0081】このように、感光体14が画像形成装置1
1に対して着脱されるときには、現像装置16は画像形
成装置に固定状態にあるので、感光体14の交換の前後
で現像装置16の位置がずれることはなく、また感光体
14が作像部本体5に装着されるのであるから現像装置
16に対して位置決めされた関係にあるので、両者の位
置決めが適正になされる。
【0082】この詳しい構成およびその構成に基づく取
り外し機構を図6乃至図9により説明する。図6(a
1)、図6(a2)、図6(a3)は作像部本体5が画
像形成装置に設置された状態での作像部本体側板24
a、24bを記載した図であり、図6(b1)、図6
(b2)、図6(b3)は作像部本体5を取外すために
作像部本体の把手24cを回転させた状態における作像
部本体側板24a、24bを記載した図である。
【0083】図6(a2)、図6(b2)は各状態での
作像部本体側板24a、24bを上方から見た図であ
り、図6(a1)は図6(a2)における作像部本体側
板24bを符号A'の方向から見た図であり、図6(a
3)は図6(a2)における作像部本体側板24aを符
号B'の方向から見た図である。同様に、図6(b1)
は図6(b2)における作像部本体側板24bを符号
A'の方向から見た図、図6(b3)は図6(b2)に
おける作像部本体側板24aを符号B'の方向から見た
図である。
【0084】なお、対応関係を容易に把握するために、
図6(a1)、図6(b1)について作像部本体側板2
4bは符号B'の方向から見た場合に眼に移る姿とは左
右対称に描かれている。また、図6(a1)、図6(b
1)には画像形成装置から突き出ている位置決めロック
用の突起26dが、図6(a3)、図6(b3)には画
像形成装置から突き出ている本体へのトナー排出用路2
6a、位置決めロック用の突起26b、本体からのトナー
供給用路26cがそれぞれ描かれている。
【0085】図6に示すように、作像部本体5が画像形
成装置に設置された状態では、図6(a1)に示すよう
に位置決めロック24b8が画像形成装置と一体的な位
置決めロック用の突起26dに掛止されると共に、図6
(a3)に示すように位置決めロック24a4が画像形
成装置と一体的な位置決めロック用の突起26bに掛止
されている。これにより、作像部本体5が画像形成装置
に固定されている。
【0086】ここで把手24cは、作像部本体5を画像
形成装置11に着脱する際に当該作像部本体5を持つた
めの把手機能部であり、ギヤ2a、2b、位置決めロッ
ク24a8、24b8は作像部本体5を画像形成装置1
1に固定するための保持機能部であり、これら把手機能
部と保持機能部により現像装置保持手段33a、35b
が構成されている。
【0087】上記把手機能部を構成する把手24cは現
像装置17を装着した作像部本体5に対し回動可能に設
けられており、その回動動作に応じて上記保持機能部を
構成するギヤ2a、2bと位置決めロック24a8、2
4b8のギヤ部との噛み合い連結により位置決めロック
24a8、24b8を回転させる。
【0088】このように、把手機能部と保持機能部を有
する現像装置保持手段35a、35bを設けたことによ
り把手のモーメントを利用して位置決めロック24a
8、24b8を回転させて、作像部本体5の画像形成装
置11に対する掛止及び掛止の解除をすることができ操
作性がよい。
【0089】位置決めロック24a8、24b8には、
一体にフック状の部位、本例ではフックKが形成されて
いて、位置決めロック24a8、24b8が回転される
ことにより、このフックKが突起26b、26dに掛止
されて、作像部本体5が画像形成装置11に固定され
る。また、把手24cと上記と逆向きに回すことによ
り、当該掛止を解除することができる。
【0090】このように位置決めロック24a8、24
b8の回転動作を利用してフックKを突起26b、26
dに掛止する構成では、逆動作で掛止の解除をすること
ができ、また動作の確実性がある。
【0091】画像形成装置にある図示せぬトナー格納部
と作像部10にある現像装置16とはトナー供給のため
に接続されており、画像形成装置にある図示せぬトナー
リサイクル機構と作像部10にあるクリーニング装置1
9とはトナー排出のために接続されている。
【0092】作像部本体の把手24cは手前側の作像部
本体側板24a、奥側の作像部本体側板24bにギヤ2
a、ギヤ2bと共に回動可能に取付けられている。作像
部本体の把手24cが手前側の作像部本体側板24a、奥
側の作像部本体側板24bに取付けられる取付け部分に
おけるこれらのギヤ2aはギヤ2aによる位置決めロッ
ク24a4に、また、ギヤ2bはギヤによる位置決めロ
ック24b8とそれぞれ噛み合っており、これらのギヤ
の噛み合いにより、作像部本体の把手24cの回動に連
動して位置決めロック24a4、位置決めロック24b
8が回動するようになっている。
【0093】また作像部本体の把手24c上には、感光
体カセット6を取り外して作像部本体5のみを画像形成
装置に装着した状態でユーザーから見える位置に指示標
識が存在する。この指示標識はユーザーに取り外しの作
業手順を示すためのもので、ユーザーが次にどのような
作業をすればよいかを認識できるものであるならばどの
ようなものでもよい。
【0094】この指示標識は、図21に示すように、把
手24cに見やすいように連続して印した数字「2」と
する。このように、指示標識をユーザーが握る把手24
cに設けたので、ユーザーは指示標識のある部分を順番
に握ることで作業の進行が可能であり、作業手順の把握
が容易となっている。
【0095】もちろん指示標識はこれに限られるもので
はなく、例えば「ここを手前に引いてください」等の文章
表示を作像部本体の把手24c上に附加してもよいし、
表示パネルに次の手順を静止画又は動画で表示させる、
あるいは、音声で次の手順を示してもよい。なお、表示
パネルや音声を用いる場合には、作像部本体の装着を検
知するセンサーが必要となる。
【0096】或は、図22(a)に示すように、指示標
識「2」を作像部本体5の把手24cの基端部近く、例
えばギヤ2b上に印してもよい。かかる場合には、図2
2(b)に示すように感光体カセット6を作像部本体5
に装着した状態では指示標識「2」は感光体14の回転
軸14aに遮られてユーザーの目には入らないようにな
っている。感光体カセット6を作像部本体5から取り外
すと、次に取り外すことのできる指示標識「2」が表れ
るわけである。このように1つの手順を終えると次の標
識が出てくるようにしてもユーザーフレンドリ−であ
る。
【0097】手前側の作像部本体側板24aにおいて
は、作像部本体の把手24cが手前側の作像部本体側板
24aに取付けられる取付け部分に設けたギヤ2aはギ
ヤからなる回転伝達部材24a5と、位置決めロック2
4a4はギヤからなる回転伝達部材24a6とも噛み合
っており、また回転伝達部材24a5と本体へのトナー
排出用のスクリューコンベアと一体的に回転されるギヤ
からなる排出用路26aと、回転伝達部材24a6と本
体からのトナー供給用のスクリューコンベアと一体的に
回転される外周部がギヤからなる筒状をしたトナー供給
用路26c(図9参照)が噛み合っている。
【0098】これにより、把手24cの回動に連動して
画像形成装置へのトナー排出用路26a、画像形成装置
からのトナー供給用路26cが回動する。各図において
把手24c、位置決めロック24a4、回転伝達部材2
4a5、回転伝達部材24a6、位置決めロック24b
8、画像形成装置へのトナー排出用路26a、画像形成
装置からのトナー供給用路26cが二重円で表されてお
り、また外側の円が相互に重なるように示されて、外側
の円は歯車部分を表し、円の重なりは歯車の噛み合いを
表している。
【0099】かかる構成において、作像部本体5の画像
形成装置からの取り外し、また取付ける操作について説
明する。作像部本体を取外す際は、ユーザーは上述の指
示標識「2」の指示に従い、作像部本体5が画像形成装
置に取付けられた図6の各(a1)、(a2)、(a
3)から把手24cを回転させて作像部本体5が画像形
成装置に固定されない図6の(b1)、(b2)、(b
3)に示した状態とする。
【0100】図7にこの機構の詳細を示す。図7におい
て、作像部本体5の把手24cが矢印の向きに移動する
のと連動して位置決めロック24a4が回転し、位置決
めロック24a4が位置決めロック用の突起26bへの
掛止を解除される。図示はしないが、同時に奥側の作像
部本体側板24bも同様な機構により位置決めロック2
4b8が位置決めロック用の突起26bへの掛止を解除
される。
【0101】さらにこの時、画像形成装置へのトナー排
出用路26a、画像形成装置からのトナー供給用路26c
が上述の噛み合いを介して矢印の向きに回転する。ここ
で画像形成装置へのトナー排出用路26a、画像形成装
置からのトナー供給用路26cの内部にはそれぞれ図8
に示すスクリュー接続部材27が備え付けられている。
【0102】図2に示すように、スクリュー接続部材2
7はトナー供給スクリュー16dとトナー供給機構30
をつなぐ機構として、また、トナー排出スクリュー19
bとトナー排出機構31とをつなぐ機構としてそれぞれ
設けられている。
【0103】画像形成装置へのトナー排出用路26a内
部のスクリュー接続部材27と画像形成装置からのトナ
ー供給用路26c内部のスクリュー接続部材27とは同
じ構成の機構となっている。そこで、ここでは画像形成
装置からのトナー供給用路26c内部の機構のみを説明
する。
【0104】図8に示すように、スクリュー接続部材2
7は筒状をした移動用部材27a、画像形成装置側トナ
ー供給スクリュー27b、トナー供給スクリュー27b
を軸直角方向に貫通しているピン状の貫通部材27c、
一端側がトナー供給スクリュー27bに固定され他端側
が矢印方向に引かれている緊縮性のばね27d、移動用
部材27aの肉厚部に形成された嵌合穴に摺動可能に嵌
合している一対の板状の移動用部材ガイド27e、27
fより構成される。さらに移動用部材27aは移動用傾斜
部27a1、段状の移動停止用段部27a2を有する形
状となっている。
【0105】図9にスクリュー接続部材27と画像形成
装置からのトナー供給用路26cの対応関係を示す。図
9(a1)、図9(a2)には、作像部本体が画像形成
装置に取付けられた状態における図6における(a
1)、(a2)、(a3)でのスクリュー接続部材27
と画像形成装置からのトナー供給用路26cとの対応関
係が示されており、図9(b1)、図9(b2)には、
作像部本体5が画像形成装置側からの固定が解除された
状態(図6の(b1)、(b2)、(b3))でのスク
リュー接続部材27と画像形成装置からのトナー供給用
路26cとの対応関係が示されている。
【0106】筒状をしたトナー供給用路26cの内側に
は直方体形状の内側突起26c1が軸長手方向に沿って
存在し、作像部本体5が画像形成装置に取付けられた状
態の図9(a1)、図9(a2)においてはばね27d
の緊縮力に抗して内側突起26c1が移動停止用段部2
7a2に乗り上げて移動用部材27aを作像部本体側に
押し出している。
【0107】この状態から把手24cが図13の矢印方
向に回転すると、トナー供給用路26cは図13におけ
る反時計回りの向きに回転し、その結果、内側突起26
c1が移動停止用段部27a2から外れてばね27dの
緊縮力によりトナー供給用路26cは図9(a1)、図
9(a2)に示す状態から図9(b1)、図9(b2)
に示すようにトナー供給スクリュー27bは作像部本体
側から遠ざかる方向に移動させられ、これにより貫通部
材27cを通じて移動用部材27aも作像部本体から遠ざ
かる方向に移動させられる。この結果、スクリュー接続
部材27は全体として図9(b1)、図9(b2)に示
す状態へと移行し、この状態で固定される。
【0108】またこの時、トナー供給スクリュー27b
端部はトナー供給スクリュー16d端部から離れ、更に
手前側の作像部本体側板24aの外側まで後退する。こ
のため、手前側の作像部本体側板24aはトナー供給及
びトナー排出のために画像形成装置と結合された状態か
らフリーな状態へと移行する。これにより、作像部本体
5を画像形成装置から取出し可能となる。
【0109】なお、本例の機構では、トナー供給スクリ
ュー27bはばね27dにより画像形成装置側へと引き寄
せられているため、作像部10が取外された状態でトナ
ー供給スクリュー27bが作像部10側へと飛び出して
しまい作像部10を取付ける際に不足の破損を生じると
いうことはない。
【0110】このように、現像装置16は作像部本体5
と共に画像形成装置11から取り外され、その際に、画
像形成装置11と現像装置16との間を連結している現
像剤の搬送路を図9(b1)に示すようにトナー供給ス
クリュー16dと27dとの継ぎ目で離間させ、作像部
本体5を画像形成装置11に装着する際には前記継ぎ目
を結合させる。これらの動作はトナー供給用路26c、
移動用部材27aなどによる構成を用いて行なわれる。
【0111】これにより、現像剤の供給路を介して連結
状態にある画像形成装置と現像装置との間の現像剤搬送
路の連結状態が途中から断たれ、現像装置16は作像部
本体5と共に、画像形成装置11から取り出すことがで
きる。
【0112】図7に示すようにトナー供給用路26cは
外周部がギヤになっていて回転伝達部材24a6を介し
て位置きめロック24a4により回転駆動されるので、
把手24cの動作と連動しており、作像部本体5が画像
形成装置11に対する固定が解除されるのと同時に現像
剤搬送路の連結状態が途中から断たれるので、操作性が
良好である。
【0113】上記継ぎ目を離間させたり結合させたりす
る結合離間手段は、トナー供給用路26c、移動用部材
27aに加え、現像装置側に設けられた現像装置側の現
像剤搬送スクリューであるトナー供給スクリュー16d
に対して接離する方向の移動動作をしてトナー供給スク
リュー16dに結合され或は結合を解除される画像形成
装置本体側の現像剤搬送スクリューであるトナー供給ス
クリュー27bと、位置決めロック24a4の回動動作
に連動してトナー供給スクリュー27bをトナー供給ス
クリュー16dに対して移動動作をさせる接離動作手段
を含む構成としている。
【0114】この接離動作手段は、トナー供給スクリュ
ー27bをトナー供給スクリュー16dに対して離間さ
せる向きに付勢するばね27dと、位置決めロック24
a4の掛止方向の回動動作により回転動作してトナー供
給スクリュー27bをばね27dによる付勢力に抗して
トナー供給スクリュー16dとトナー供給スクリュー2
7bとの結合状態が得られるまで移動させてから掛止さ
せ、或は、この掛止を解除するスクリュー接続部材27
aからなる。
【0115】上記現像装置における現像剤搬送路を途中
の継ぎ目部で結合、離間させる手段と同じ構成はクリー
ニング部19と画像形成装置11との間を連結している
トナー排出用路についても全く同様に適用されている。
これにより、画像形成装置と作像部本体側とは完全に切
り離すことが可能となる。
【0116】作像部本体5を画像形成装置に取付ける場
合には、逆の手順で取付ければよい。すなわち作像部本
体5の把手24cを上方に立てた状態(図6の(b
1)、(b2)、(b3)に示す状態)で作像部本体5
を画像形成装置に設置し、把手24cを倒して図6の
(a1)、(a2)、(a3)に示した状態にすること
によって位置決めロック24a4、位置決めロック24
b8を位置決めロック用の突起26b、位置決めロック
用の突起26dに掛止させる。
【0117】このとき同時にトナー排出用路26a、ト
ナー供給用路26cは上述の機構により把手24cと連
動して回転し、図9(a1)、図9(a2)に示す状態
から図9(b1)、図9(b2)に示す状態へと移行す
る。このとき、内側突起26c1は移動用傾斜27a1
を滑ってばね27dの緊縮力に抗して作像部本体側に近
づく向きに移動し、移動停止用突部27a2に乗り上げ
て停止する。
【0118】こうして、トナー供給スクリュー27bが
トナー供給スクリュー16dに嵌り合い、両者は一体的
な回転が可能になってトナー供給、トナー排出が可能と
なる。
【0119】なお、画像形成装置に固定された移動用部
材ガイド27e、27fが移動用部材27aの内部に入り
込んでいるため、移動用部材27aはトナー供給スクリ
ュー16dの長手方向にしか移動できず、このためスク
リュー接続部材27が画像形成装置へのトナー排出用路
26aや本体からのトナー供給用路26cと一緒の回転
してしまうことはないので、画像形成装置側トナー供給
スクリュー27bは確実に作像装置側に移動する。
【0120】本例の機構では、把手24cが倒れている
状態で作像部本体5を画像形成装置に取り付けようとし
ても位置決めロック24a4、位置決めロック24b8
のフックKが位置決めロック用の突起26b、位置決め
ロック用の突起26dに突き当たるために取付け不能と
なっている。把手24cを起こさなければ作像部本体5
を画像形成装置に取り付けることができないので、取り
付け後の把手24cの倒し動作の注意が喚起されて確実
に行なわれ、トナー排出用路26aとトナー供給用路2
6cの回動がなされて作像部本体5と画像形成装置側の
トナーの排出、供給経路との接続が確実になされ、作像
装置本体の取付け後、確実に画像形成を再開可能であ
る。
【0121】トナー供給スクリュー27bとトナー供給
スクリュー16dとの嵌りあいに関しては、スプライン
軸による嵌合を利用することができる他、詳しくは、図
18に示すようにトナー供給スクリュー27b先端部の
外周部に、三角柱形状の嵌合用突起27b1を突き出さ
せて設けると共に、トナー供給スクリュー嵌合部16d
1については筒状部の内側に三角柱形状の嵌合用突起1
6d2を突き出した構成とする。
【0122】かかる構成により、トナー供給スクリュー
16dがトナー供給方向に回転する場合には嵌合用突起
27b1と嵌合用突起16d2とがトナー供給スクリュ
ー16dの長手方向に水平な面で嵌りあい確実に回転力
を伝達できると共に、作像部本体5を画像形成装置に取
付ける時には傾斜面同士が滑りながらスムーズに画像形
成装置側トナー供給スクリュー27bをトナー供給スク
リュー嵌合部16d1に進入させることができる。
【0123】従って、トナー供給スクリュー27bの進
入時にトナー供給スクリュー27bとトナー供給スクリ
ュー16dとがぶつかって破損したり、作像部の取付け
が妨げられたりすることはない。
【0124】次に、本例の作像部10を画像形成装置か
ら取外す手順を図10乃至図17により説明する。先
ず、図10に示す画像形成可能な状態の画像形成装置の
上部32を一端側支点36を中心に回転させながら上方
に開き図11に示す状態にする。
【0125】次いで感光体カセットの把手14cを上方
に回転させ、内側突起24a1と感光体位置決めロック
(手前側)14e、及び内側突起24b1と感光体位置決
めロック(奥側)14fとの掛止を解き(図12)、感
光体カセットを取外す(図13)。
【0126】本例の感光体カセット6は画像形成時に現
像手段等の各作像手段と接触する必要があるために表面
がむき出しになっており、取り外した感光体カセットを
画像形成装置外部に置く時にこのむき出しの部分が地面
等に接触すると感光体に悪影響を与えるおそれがある。
このため本例の感光体カセット6はその両側の支持部材
であるフレーム8の表面が形成する平面が感光体14表
面よりも外側に存在する形状となっている。このため、
図20に示すように、感光体14のむき出し部分が不測
の接触を起こすことを防止することができる。本例の感
光体カセット6は、画像形成時に被記録体である用紙を
通過させる必要があるために転写装置17との対向部分
はむき出しになっており、支持部材としてのフレーム8
の表面が形成する平面はこのむき出し部分よりも内側に
ある。画像形成装置11から取り外した感光体カセット
6を画像形成装置の外部の任意の場所に置く時に、もし
フレーム8が無ければ、このむき出しの部分が地面等に
接触して感光体に悪影響を与えるおそれがある。しか
し、フレーム8があるので、感光体14はフレーム8に
より保護される。また、本例の感光体カセット6は、取
り外し時に感光体カセット6の把手14cがむき出し部
分の上方に存在する構成となっている。
【0127】これにより、転写部装置17と対向する感
光体のむき出し部分が不測の接触を起こすことを防止す
るとともに、図14に示すように、把手14cを持った
まま地面に置けばむき出し部分が地面に接触することは
ない。このように本例の感光体カセット6では、感光体
14の上方に転写部17がある構成において感光体14
の取り外しを行なうための把手14cを設けたことによ
り、ユーザーが取出しやすく、かつ、感光体14の保護
を行なうことができる。
【0128】感光体カセット6は、把手14cにより持
ち上げた際に感光体カセット6の向きが画像形成装置に
装着されている姿勢とほぼ同じ図14に示した姿勢にな
るようにモーメントの釣り合いが調節されている。また
同時に、把手14cにより持ち上げた感光体カセット6
をそのまま下方に垂直に降ろせば、感光体14よりも外
側に支持部材としてのフレーム8の表面で形成される平
面が存在する状態で感光体カセット6を床に置くことが
できる。これにより、ユーザーは感光体カセット6の方
向を意識することなく作像部本体5に着脱することがで
きる。
【0129】以上のように感光体カセット6は、良好な
操作性で着脱することができ、かつ、かつ破損を防止す
ることが可能な構成となっている。なお、本例ではモノ
クロの画像形成装置を説明したが、カラー画像形成装置
においても前記した例における作像部10と同様な構成
の作像部によるカラー画像形成に必要な構成をなすこと
ができる。
【0130】たとえば、図19に示すように、支点3
6'を支点として開閉状態を得るために回転させること
のできる上部32'の下方に給紙トレイ21'、手差しト
レイ22'、レジストローラ34'及び定着装置20'を
設け、レジストローラ34'と定着装置20'との間の破
線で示す紙搬送路上に破線矢印で示す搬送方向下流側か
ら上流側に向けて順に、4つの画像形成ユニット、つま
り、シアン画像形成ユニット32C、マゼンタ画像形成
ユニット32M、イエロー画像形成ユニット32Y、ブ
ラック画像形成ユニット32Kを配置している。
【0131】シアン画像形成ユニット32Cは前記した
作像部10と同様な構成を有し現像剤としてシアン現像
剤を使用する作像部10Cとシアン用の画像情報で光書
き込みを行なう図示せぬ光源、ポリゴンミラー12、反
射ミラー13a、13b、13cを含む書き込み部1Cと
からなる。
【0132】マゼンタ画像形成ユニット32Mは前記し
た作像部10と同様な構成を有し現像剤としてシアン現
像剤を使用する作像部10Mとマゼンタ用の画像情報で
光書き込みを行なう図示せぬ光源、ポリゴンミラー1
2、反射ミラー13a、13b、13cを含む書き込み部
1Mとからなる。
【0133】イエロー画像形成ユニット32Yは前記し
た作像部10と同様な構成を有し現像剤としてシアン現
像剤を使用する作像部10Yとシアン用の画像情報で光
書き込みを行なう図示せぬ光源、ポリゴンミラー12、
反射ミラー13a、13b、13cを含む書き込み部1Y
とからなる。
【0134】ブラック画像形成ユニット32Kは前記し
た作像部10と同様な構成を有し現像剤としてシアン現
像剤を使用する作像部10Kとシアン用の画像情報で光
書き込みを行なう図示せぬ光源、ポリゴンミラー12、
反射ミラー13a、13b、13cを含む書き込み部1K
とからなる。
【0135】このような構成のカラー画像形成装置にお
いても、前記したモノクロ画像の画像形成装置における
と同様に、各色の画像形成ユニットについて、ランニン
グコストの低減及び作像動作の高精度化などの観点よ
り、それぞれ独立に画像形成装置から感光体、作像部本
体を取り外すことができる。
【0136】以下に本例の構成及び利点について補足列
挙する。 a.作像部本体5から感光体カセット6を取外す際に作
像部本体5が画像形成装置に対してぶれないように、位
置決めロック24a4を画像形成装置と一体的な位置決
めロック用の突起26bに掛止し、また、位置決めロッ
ク24b8を画像形成装置と一体的な位置決めロック用
の突起26dに掛止することにより作像装置本体は画像
形成装置にしっかりと固定することとした。これによ
り、消耗品である感光体カセットを取り替えるたびに作
像装置本体の位置がずれることがなくなり、高精度な画
像形成が可能となる。
【0137】b.実施態様において、感光体カセット6
は直接画像形成装置に取り付けることはできず、作像部
本体5に装着された状態で作像部本体5が画像形成装置
に固定されることにより、作像部本体5を介して画像形
成装置に固定される。感光体カセット6が作像部本体5
に装着された状態としては、図4(a3)、図5
(a)、図10、図11に示すように把手14cを倒し
てフックJを内側突起24a1に掛けて感光体カセット
を作像部本体5に固定した場合と、図5(b)、図12
に示すように把手14cを起こしてフックJを内側突起
24a1から外した状態の2態様が含まれる。
【0138】作像部本体5が画像形成装置に固定される
状態とは、図6(a3)、図6(a1)、図6(a
3)、図7(仮想線表示)、図10乃至図15に示すよ
うに把手24cを倒してフックKが画像形成装置と一体
の突起26bに掛けて固定した状態である。
【0139】感光体カセット6が画像形成装置11に装
着されているときには窪み保持部4を空けなければなら
ないので、把手24cを倒した状態としなければならな
いので、必ず、作像部本体5は画像形成装置11に固定
された状態となる。このように作像部本体5が画像形成
装置11に固定された状態のもとでは、把手14cの起
伏動作は何らの制限を受けないので作像部本体5から感
光体カセット6を取り外すことは可能である。そして、
作像部本体5から感光体カセット6を取り外した状態の
もとでは、把手24cの起伏動作が可能であるので、感
光体カセット6が画像形成装置に装着されていない状態
では作像部本体5(現像装置16)を画像形成装置に対
して固定の解除が可能である。よって、この固定の解除
を行なうことにより、感光体カセットを取り出すことが
でき、この取り出し方向と反対側に現像装置16が位置
している。このため、感光体カセット16の取り出し時
において、現像装置16の存在は何らの障害にもならな
い。
【0140】感光体カセット6が画像形成装置11に装
着されているときには窪み保持部4を空けなければなら
ないので、把手24を倒した状態としなければならず、
感光体カセット6が作像部本体5を介して画像形成装置
11に装着されている限り、把手24cの操作ができな
いため作像部本体5(現像装置16)の画像形成装置1
1からの取り外しが禁止される。この状態において、感
光体カセット6が作像部本体5から取り外されれば、把
手24cを起こすことが可能となるので、作像部本体5
(現像装置16)を画像形成装置11から取り外すこと
が可能となる。ここで、順序として感光体カセット6よ
りも後に取り外される現像装置16は感光体カセット6
の取り出し方向と反対側に位置している。このため、感
光体カセット16の取り出し時において、現像装置16
の存在は何らの障害にもならない。
【0141】作像部本体5(現像装置16)の画像形成
装置11に対する固定の解除のためには把手24cを起
こさなければならないが、そのためには、把手14cを
起こして作像部本体5に対する感光体カセットの固定を
解除しさらに感光体カセット6を作像部本体5から外
す。その上で、把手24cを起こすことにより画像形成
装置11からの作像部本体5の固定解除を行なう。
【0142】これにより、作像部本体5(現像装置1
6)を画像形成装置11から取り外すことが可能とな
る。ここで、順序として感光体カセット6よりも後に取
り外される現像装置16は感光体カセット6の取り出し
方向と反対側に位置している。このため、感光体カセッ
ト16の取り出し時において、現像装置16の存在は何
らの障害にもならない。
【0143】作像部本体5(現像装置16)の画像形成
装置11に対する固定の解除のためには把手24cを起
こさなければならないが、そのためには、把手14cを
起こして作像部本体5に対する感光体カセットの固定を
解除しさらに感光体カセット6を作像部本体5から外
す。その上で、把手24cを起こすことにより画像形成
装置11からの作像部本体5の固定解除を行なう。この
ように、感光体カセット6が作像部本体5に装着されて
いない状態では把手24cの起伏操作が可能であるの
で、画像形成装置11からの作像部本体5の固定解除が
可能である。
【0144】ここで、順序として感光体カセット6より
も後に取り外される現像装置16は感光体カセット6の
取り出し方向と反対側に位置している。このため、感光
体カセット16の取り出し時において、現像装置16の
存在は何らの障害にもならない。
【0145】前記したように、作像手段である帯電部材
15、現像装置16、除電手段18、クリーニング装置
19などは、装着状態における感光体14のまわりであ
って、感光体カセット6を取り出す取り出し方向3(図
13参照)とは反対側の半面に集中させて配置してい
る。よって、感光体カセット6はこれら作像手段と干渉
することなく、簡単な操作により画像形成装置に対して
着脱することができる。
【0146】c.通常、作像部本体5は画像形成装置か
ら取外すことはないが、作像の各手段は画像形成を繰り
返すことにより磨耗したり、高熱により機能が低下する
ことにより故障を引き起こすこと考えられる。そのよう
な場合に備え各作像手段は作像装置本体5から取り外し
可能としておくことがが望ましい。本例の機構では、画
像形成可能状態においては感光体14が把手24cの移
動領域を塞いでいるために、作像装置本体5から感光体
14カセット6が外れるまでは作像装置本体5を画像形
成装置から取外すことができない。
【0147】このような構成とすることで、作像部本体
5から感光体カセット6を外す際に既に作像部本体5が
画像形成装置への固定を解除されているような状態を防
止し、感光体カセット6の取り外しによる作像部本体5
のぶれを高精度に防止する。
【0148】d.感光体カセット6を作像部本体5に取
付けた状態では位置決めロック24a4及び位置決めロ
ック24b8が位置決めロック用の突起26b、位置決
めロック用の突起26dと掛止不能となっているので、
作像部本体5を感光体カセット6と一緒に画像形成装置
に取付けたり取り外したりすることもできない。
【0149】このような構成にすることにより、感光体
14の存在による影響を受けずに作像部本体5を画像形
成装置に高精度に取り付け可能となる。感光体14を消
耗品とするような画像形成装置においては作像部本体5
が感光体14と一体的な状態で取付けられないのが好ま
しいが、上記の構成によればそれが可能である。
【0150】e.画像形成装置から作像部本体5を取り
外す場合には、図15に示した状態から把手24cを回
転させて位置決めロック24a4と位置決めロック用の
突起26b、及び位置決めロック24b8と位置決めロ
ック用の突起26dとの掛止を解くと同時に、トナー供
給スクリュー16dと本体からのトナー供給用路26c
及びトナー排出スクリュー19bと本体へのトナー排出
用路26aとの各嵌合状態を解いてから(図6(b
2)、図16参照)、作像部本体5を画像形成装置から
抜き出す(図17参照)。図17に示した状態から画像
形成可能な状態にするには、図10乃至図16の順で説
明した手順を逆にたどればよい。以上示したように本例
の画像形成装置では、感光体カセット6及び作像部本体
5が独立して画像形成装置から取り外すことができるよ
うになっている。このため、作像部10を一体として交
換せずにすむのでランニングコストを押さえることが可
能であり、環境への負荷が少ない。
【0151】f.専門のサービスマンに頼らずに、ユー
ザーが交換作業を容易に行なえるように工夫されてい
る。すなわち、まず画像形成装置から感光体カセット6
が外れ、次に画像形成装置から作像部本体5が外れる構
成になっているが、作像部本体5に感光体カセット6が
装着された状態では作像部本体5を画像形成装置から取
外すための把手24cは感光体14によって隠されてお
り、ユーザーは作像部本体5の把手24cと感光体カセ
ット6の把手14cとを混同することがない。このた
め、サービスマンではなくても迷うことなく取り外し操
作を行なうことができる。
【0152】g.取り外しの際にユーザーにとって次の
操作が一目瞭然であるような表示手段を感光体カセット
6及び作像部本体5の各ユニットに設けている。従っ
て、ユーザーの操作性がさらに向上する。
【0153】h.ユーザーの操作性を高めるべく、寿命
の短いものから先に取り外しができるようになってい
る。すなわち、消耗の激しい感光体カセット6を単独で
交換可能とし、この交換の際に作像部本体5は感光体カ
セット6の着脱作業とは無関係であり取り外し等の作業
は何ら必要ないので、ユーザーは最も頻繁に行なわなけ
ればならない感光体の交換の際に複雑な操作を行なわな
くてもよい。
【0154】i.画像形成装置から感光体カセット6を
取り外す場合に作像部本体5は画像形成装置に固定状態
を保つ構成となっている。これにより、感光体の交換に
よって作像部本体がずれることが防止され、高精度な画
像形成を継続することが可能である。またさらに本例の
画像形成装置は、感光体以外の作像部の不測の故障に備
えて、作像部本体も取り外し可能である。
【0155】j.感光体カセット、作像部本体の取り外
しが、それぞれ感光体カセットの把手14c、作像部本
体の把手24cを動かすことのみで簡易に行なえるため
に、操作性に非常に優れている。また本例の感光体カセ
ットは、感光体を地面に触れさせることなく置くことが
できる。このため、感光体を破損から守ることが可能で
ある。また更に本例の画像形成装置は、トナーが作像部
本体の外側から供給され作像部本体の外側に排出される
構成となっている。このため、廃トナーの増加のたびに
作像部本体を着脱する必要がなく、作像部本体の画像形
成装置への取付けを高精度に保つことができると共にト
ナー関連の操作は画像形成装置前面から行なうことがで
きるのでユーザーやサービスマンにとっての操作性が非
常に良い。作像部本体を画像形成装置に長寿命に固定す
る構成においては、本例のようにトナーを作像装置内に
格納しない構成とすることが望ましい。
【0156】k.感光体や作像装置本体が、その駆動回
転軸に対し鉛直方向に取り外し可能となっている。この
ため駆動回転軸の軸心から離れる方向、その一例として
例えば、駆動回転軸に対し垂直な方向に着脱する場合と
異なり、感光体等が着脱時にその駆動手段に接触するお
それがなく、感光体等の作像手段を傷つけることなく着
脱することができる。
【0157】l.感光体を取外す際は転写装置が退避
し、感光体を装着した後に転写装置が感光体に接触する
位置に戻される構成になっている。このため、感光体に
対して厳密な位置決めを必要としない転写装置の退避/
接触によってのみ感光体を交換できるために交換前後で
画像に悪影響が出るおそれが少ない。
【0158】m.以上のように本例の画像形成装置は、
ランニングコストが安く、環境負荷を低減し、また高解
像度化に耐えうる精度の高さを保持しつつ、操作性にも
優れた新時代の画像形成装置である。
【0159】
【発明の効果】請求項1乃至4記載の発明では、像担持
体は作像手段と干渉することなく、簡単な操作により画
像形成装置に対して着脱することができる。請求項5記
載の発明では、短寿命とされる像担持体をこれ以外の作
像手段よりも優先して交換可能とし、交換操作が容易で
ある。
【0160】請求項6記載の発明では、最小限の1つの
部材を像担持体の取り出し方向上から退避させることで
像担持体を画像形成装置に対して着脱可能である。ま
た、像担持体に対して位置精度を厳密に要求されない転
写装置のみが移動させられるので、像担持体交換前後の
微妙なずれによって画像形成に影響が出ることを防止可
能である。
【0161】請求項7記載の発明では、像担持体カセッ
トを画像形成装置から取り外した状態で、支持部材によ
り像担持体のむき出し部分が保護され不測の接触を起こ
すことを防止することができる。請求項8記載の発明で
は、像担持体の移動領域上に作像手段が存在しないの
で、像担持体の着脱操作に際して作像手段が像担持体の
移動を妨げることはない。
【0162】請求項9記載の発明では、作像部本体を画
像形成装置に対して着脱可能とすることにより像担持体
は実質的に画像形成装置に対して着脱可能となり、像担
持体を交換可能であるばかりでなく、作像部本体を画像
形成装置から取り外すことで作像手段のメンテナンスや
交換も可能となる。
【0163】請求項10記載の発明では、最小限の数の
作像手段、つまり、転写装置だけを像担持体の取り外し
方向上から退避することで像担持体を画像形成装置に対
して着脱可能である。請求項11記載の発明では、像担
持体保持手段は把手機能により像担持体を交換作業に際
して持つのに便利であり、かつ、当該転写装置を作像部
本体に固定することで、転写ぶれのない画像を得る。
【0164】請求項12記載の発明では、簡単な操作に
より感光体の着脱準備が整う。請求項13記載の発明で
は、像担持体固定手段の回動動作を利用して突起と像担
持体固定手段との掛止及び掛止の解除を行なうことがで
き掛止及び掛止解除の操作が簡単である。
【0165】請求項14記載の発明では、像担持体固定
手段の回動動作を利用して像担持体を画像形成装置に対
して掛止し、また掛止の解除を簡単に行なうことができ
る。
【0166】請求項15記載の発明では、像担持体が画
像形成装置に対して着脱されるときには、現像装置は画
像形成装置に固定状態にあるので、像担持体の交換の前
後で現像装置の位置がずれることはなく、また像担持体
が作像部本体に装着されるのであるから現像装置に対し
て位置決めされた関係にあるので、現像装置と像担持体
両者の位置決めが適正になされる。
【0167】請求項16記載の発明では、画像形成装置
から作像部本体をとり外したのち、故障した現像装置を
点検するのが容易であり、容易に対処できる。請求項1
7記載の発明では、良好な操作性を得る。請求項18記
載の発明では、回転動作を利用しているので、掛止と掛
止の解除を回転の正逆動作により、簡単かつ確実に行な
うことができる。
【0168】請求項19記載の発明では、結合離間手段
により現像装置と画像形成装置とを結合している現像剤
の搬送路を途中の継ぎ目部分で離間させて、現像装置を
画像形成装置から自由にする。請求項20記載の発明で
は、2つの現像剤搬送スクリューの一方を他方に対して
接離方向に移動することで容易に現像剤搬送路の継ぎ目
を結合離間させることができる。
【0169】請求項21記載の発明では、把手機能部の
動作と連動して2つの現像剤搬送スクリューの一方を他
方に対して接離方向に移動させ現像剤搬送路の継ぎ目を
結合離間させることができる。請求項22記載の発明で
は、現像装置と画像形成装置とを連結している現像剤供
給用のスクリューを途中で結合離間できる。
【0170】請求項22記載の発明では、これにより、
画像形成装置と作像部本体側とは完全に切り離すことが
可能となる。請求項24記載の発明では、カラー画像形
成装置においても各画像形成ユニットにおける像担持体
を現像装置とは独立して画像形成装置に対して着脱可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の全体構成を説明した正面図であ
る。
【図2】作像部の構成を説明した正面図である。
【図3】図3(a)は作像部本体上部部材を閉じた状態
での作像部の正面図、図3(b)は作像部本体上部部材
を開いた状態での作像部の正面図、図3(c)は感光体
カセットを取り出した状態での作像部の正面図である。
【図4】図4(a1)は作像部本体の内部構成を奥側か
らみたときの図、図4(a2)は作像部本体の内部構成
部分の平面図、図4(a3)は作像部本体の内部構成を
手前側からみたときの図、図4(b1)は奥側の作像部
本体側板の正面図、図4(b2)は作像部本体の側板の
みを取り出して示した部分断面平面図、図4(b3)は
手前側の作像部本体側板の正面図である。
【図5】図5(a)は感光体装着状態での作像部本体の
内部構成を説明した正面図、図5(b)は作像部本体上
部部材の固定を解除した状態での作像部本体の内部構成
を説明した正面図、図5(c)は作像部本体上部部材を
起こした状態での作像部本体の内部構成を説明した正面
図、図5(d)は感光体カセットを取り外した状態での
作像部本体及び感光体カセットを示した正面図である。
【図6】図6(a1)は画像形成装置に設置された状態
での奥側の作像部本体側板の正面図、図6(a2)は作
像部本体側板の平面図、図6(a3)は手前側の作像部
本体側板の正面図、図6(b1)は把手操作時における
奥側の作像部本体側板の正面図、図6(b2)は把手操
作時における作像部本体側板の平面図、図6(b3)は
把手操作時における手前側の作像部本体側板の正面図で
ある。
【図7】手前側の作像部本体側板及び把手周辺部の正面
図である。
【図8】スクリュー接続部材の斜視図である。
【図9】図9(a1)はトナー供給スクリューを接続状
態にしているときのスクリュー接続部材の正面図、図9
(a2)はトナー供給スクリューを接続状態にしている
ときのスクリュー接続部材の斜視図、図9(b1)はト
ナー供給スクリューを接続状態にしているときのスクリ
ュー接続部材の正面図、図9(b2)はトナー供給スク
リューを非接続状態にしているときのスクリュー接続部
材の斜視図である。
【図10】作像部を画像形成装置から取外す手順を画像
形成装置と共に説明した画像形成装置の正面図である。
【図11】作像部を画像形成装置から取外す手順を画像
形成装置と共に説明した画像形成装置の正面図である。
【図12】作像部を画像形成装置から取外す手順を画像
形成装置と共に説明した画像形成装置の正面図である。
【図13】作像部を画像形成装置から取外す手順を画像
形成装置と共に説明した画像形成装置の正面図である。
【図14】感光体カセットの正面図である。
【図15】作像部を画像形成装置から取外す手順を画像
形成装置と共に説明した画像形成装置の正面図である。
【図16】作像部を画像形成装置から取外す手順を画像
形成装置と共に説明した画像形成装置の正面図である。
【図17】作像部を画像形成装置から取外す手順を画像
形成装置と共に説明した画像形成装置の正面図である。
【図18】図18(a)はトナー供給スクリュー及びそ
の継ぎ目部を説明した正面図、図18(b)は嵌合用突
起の斜視図である。
【図19】カラー画像形成装置の概要を説明した正面図
である。
【図20】作像部本体に装着された状態の感光体カセッ
トを指示標識と共に示した平面図である。
【図21】作像部本体に装着された状態の感光体カセッ
トを指示標識と共に示した平面図である。
【図22】図22(a)は作像部本体から感光体カセッ
トを外した状態で指示標識と共に示した平面図、図22
(b)作像部本体から感光体カセットを外した状態で指
示標識と共に示した平面図である。
【符号の説明】
14 感光体 15 帯電部材 16 現像装置 18 除電手段 19 クリーニング装置
フロントページの続き (72)発明者 齋藤 政範 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H034 AA06 CA02 CB01 2H035 CA05 CA07 CB04 CD02 CD05 CD09 CD15 CE05 2H071 BA03 BA04 BA13 BA15 BA16 BA24 BA27 BA29 DA06 DA07 DA08 DA09 DA13 DA15 DA22 EA02 2H077 AA31 AA37 AC02 AC16 AD06 BA08 BA09 GA04

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体上に画像を形成する作像手段を有
    する画像形成装置において、 前記作像手段のうち少なくとも一つの手段は、前記像担
    持体が画像形成装置に装着されている状態では画像形成
    装置に固定され、前記像担持体が画像形成装置に装着さ
    れていない状態では画像形成装置からの固定解除が可能
    であり、 かつ、 前記作像手段は、それぞれ前記像担持体の周囲で、前記
    像担持体を取り外す方向とは反対側に配置させたことを
    特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】像担持体上に画像を形成する作像手段を有
    する画像形成装置において、 前記作像手段のうち少なくとも一つの手段は、前記像担
    持体が画像形成装置に装着されている状態では画像形成
    装置からの取り外しが禁止され、前記像担持体が画像形
    成装置に装着されていない状態では画像形成装置からの
    取り外しが可能であり、 かつ、 前記作像手段は、それぞれ前記像担持体の周囲で、前記
    像担持体を取り外す方向とは反対側に配置させたことを
    特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】像担持体上に画像を形成する作像手段を有
    する画像形成装置において、 前記作像手段のうち少なくとも一つの手段は、前記像担
    持体が画像形成装置に対し固定解除された後に画像形成
    装置に対する固定が解除され、前記像担持体が画像形成
    装置に装着されていない状態では画像形成装置からの固
    定解除が可能であり、 かつ、 前記作像手段は、それぞれ前記像担持体の周囲で、前記
    像担持体を取り外す方向とは反対側に配置させたことを
    特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】像担持体上に画像を形成する作像手段を有
    する画像形成装置において、 前記作像手段のうち少なくとも一つの手段は、前記像担
    持体が画像形成装置から取り外された後に、画像形成装
    置に対する固定が解除され、前記像担持体が画像形成装
    置に装着されていない状態では画像形成装置からの固定
    解除が可能であり、 かつ、 前記作像手段は、それぞれ前記像担持体の周囲で、前記
    像担持体を取り外す方向とは反対側に配置させたことを
    特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】像担持体上に画像を形成する作像手段を有
    する画像形成装置において、 前記作像手段は、それぞれ前記像担持体の周囲で、前記
    像担持体を取り外す方向とは反対側に配置し、 かつ、 少なくとも前記作像手段のいずれか1つの手段は、前記
    像担持体が画像形成装置から取り外された後に、画像形
    成装置に対し着脱可能となることを特徴とする画像形成
    装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5の何れか1つに記載の画像
    形成装置において、 前記作像手段は少なくとも帯電部材と現像装置と除電手
    段とクリーニング装置とを具備することを特徴とする画
    像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の画像形成装置において、 前記像担持体は、前記像担持体を回転可能に支持する支
    持部材を含む付帯部材と共に構成された像担持体カセッ
    トであることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至5の何れか1つに記載の画像
    形成装置において、 前記像担持体を取り出す方向とは反対側とは、当該像担
    持体をドラム状をした感光体とするとき、該取り出し方
    向と直交し、かつ当該感光体の軸心を通る仮想平面より
    も前記取り出し方向の下流側の領域における当該感光体
    のまわりであることを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】請求項1乃至5の何れか1つに記載の画像
    形成装置において、 前記作像手段は作像部本体としてユニット化され、この
    作像部本体に対して像担持体がその付帯部材と共に構成
    された像担持体ユニット単位で着脱されることを特徴と
    する画像形成装置。
  10. 【請求項10】請求項1乃至5の何れか1つに記載の画
    像形成装置において、 前記像担持体を間にして前記作像手段が設けられた側の
    反対側の領域で前記像担持体に対向させて前記転写装置
    が配置され、 この転写装置は当該転写装置にシート状媒体を送給する
    給紙ローラと一体的に構成されていて、前記給紙ローラ
    の回転軸を支点として回動することにより前記転写装置
    を前記像担持体の取り外し方向上から退避可能としたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】請求項10記載の画像形成装置におい
    て、 前記像担持体には当該像担持体を持つための把手機能と
    前記転写装置を作像部本体に固定する保持機能を有する
    像担持体保持手段が設けられていることを特徴とする画
    像形成装置。
  12. 【請求項12】請求項11記載の画像形成装置におい
    て、 前記像担持体保持手段は回動操作により前記像担持体を
    前記作像部本体に対して固定するとき、同時に前記転写
    手段を前記像担持体に対し位置決めし保持することを特
    徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】請求項9又は12記載の画像形成装置に
    おいて、 前記像担持体は前記現像装置とは独立に画像形成装置か
    ら着脱可能であり、かつ、前記像担持体保持手段には突
    起に掛かることで前記像担持体を前記作像部本体に固定
    する像担持体固定手段が設けられ、この像担持体固定手
    段の動きと共に前記像担持体固定手段が前記突起に掛か
    る動作をすることを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】請求項13記載の画像形成装置におい
    て、 前記像担持体保持手段は前記像担持体に対し回転可能に
    設けられており、前記像担持体保持手段の回転軸に設け
    られた像担持体固定手段が画像形成装置に固定された前
    記作像部本体の前記突起に掛止されることにより前記像
    担持体が画像形成装置に固定されることを特徴とする画
    像形成装置。
  15. 【請求項15】請求項6記載の画像形成装置において、 前記現像装置は前記像担持体が画像形成装置に対して着
    脱される際には前記作像部本体を介して画像形成装置に
    固定されており、前記像担持体は前記作像部本体を介し
    て前記画像形成装置に対して装着させられることを特徴
    とする画像形成装置。
  16. 【請求項16】請求項15記載の画像形成装置におい
    て、 前記現像装置は当該現像装置を保持する作像部本体と共
    に画像形成装置から着脱可能であることを特徴とする画
    像形成装置。
  17. 【請求項17】請求項15に記載の画像形成装置におい
    て、 前記現像装置を保持した作像部本体には当該作像部本体
    を当該画像形成装置に着脱する際に当該作像部本体を持
    つための把手機能部と当該作像部本体を当該画像形成装
    置に固定するための保持機能部を有する現像装置保持手
    段が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  18. 【請求項18】請求項17記載の画像形成装置におい
    て、 前記把手機能部は前記現像装置を装着した前記作像部本
    体に対し回動可能に設けられており、回動動作に応じて
    前記保持機能部を動作させて画像形成装置に設けられた
    突起に前記保持機能部が掛止されることにより前記作像
    部本体が画像形成装置に固定されることを特徴とする画
    像形成装置。
  19. 【請求項19】請求項6記載の画像形成装置において、 前記現像装置は当該画像形成装置に着脱可能であり、前
    記現像装置を画像形成装置から取外す際には画像形成装
    置と前記現像装置とを連結している現像剤搬送路を途中
    の継ぎ目で離間させ、前記現像装置を画像形成装置に装
    着する際には前記継ぎ目を結合させる結合離間手段を有
    することを特徴とする画像形成装置。
  20. 【請求項20】請求項19記載の画像形成装置におい
    て、 前記結合離間手段は前記現像装置側に設けられた現像装
    置側の現像剤搬送スクリューに対して接離する方向の移
    動動作をして前記現像剤搬送スクリューに結合され或は
    結合を解除される画像形成装置本体側の現像剤搬送スク
    リューと、前記保持機能部の回動動作に連動して前記現
    像装置側の現像剤搬送スクリューに対して前記移動動作
    をさせる接離動作手段を含むことを特徴とする画像形成
    装置。
  21. 【請求項21】請求項19記載の画像形成装置におい
    て、 前記接離動作手段は前記画像形成装置本体側の現像剤搬
    送スクリューを前記現像装置側の現像剤搬送スクリュー
    に対して離間させる向きに付勢する付勢手段と、前記保
    持機能部の掛止方向の回動動作により回転動作して前記
    画像形成装置本体側の現像剤搬送スクリューを前記付勢
    手段による付勢力に抗して前記結合状態が得られるまで
    移動させてから掛止させ、或は、前記掛止方向と逆の掛
    止解除方向の回動動作により前記掛止を解除するスクリ
    ュー接続部材を含むことを特徴とする画像形成装置。
  22. 【請求項22】請求項6乃至21の何れか1つに記載の
    画像形成装置において、 転写後の像担持体上に残留する現像剤を除去回収するク
    リーニング装置と、この回収した現像剤を画像形成装置
    側へ搬送する経路について前記クリーニング装置を画像
    形成装置から取外す際には画像形成装置と前記クリーニ
    ング装置とを連結している現像剤搬送路を途中の継ぎ目
    で離間させ、前記現像装置を画像形成装置に装着する際
    には前記継ぎ目を結合させる結合離間手段を設けたこと
    を特徴とする画像形成装置。
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