JP2002107854A - 画像情報読取装置 - Google Patents

画像情報読取装置

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JP2002107854A
JP2002107854A JP2000303949A JP2000303949A JP2002107854A JP 2002107854 A JP2002107854 A JP 2002107854A JP 2000303949 A JP2000303949 A JP 2000303949A JP 2000303949 A JP2000303949 A JP 2000303949A JP 2002107854 A JP2002107854 A JP 2002107854A
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phosphor sheet
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Satoshi Tsudo
智 津藤
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Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】集光手段を装置本体に取り付けた状態で搬送す
ることができ、しかも、集光ガイドを損傷させることや
収束部に変形が生じる懸念のない画像情報読取装置を提
供する。 【解決手段】集光手段16が備える集光ガイド22の平
板形状部60にブラケット68を装着し、該ブラケット
68を介して集光ガイド22を装置本体18のフレーム
74a、74bで支持する。さらに、集光ガイド22と
フォトマルチプライヤ20との接合部を、樹脂材等の可
撓性部材からなる保持部材78を介して装置本体18の
フレーム76で支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄積性蛍光体シー
トに対し励起光を照射して輝尽発光を生じさせることに
より前記蓄積性蛍光体シートに蓄積記録された放射線画
像情報の読み取りを行う画像情報読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】人体等の被写体の放射線画像情報を一旦
記録して、この放射線画像情報を写真フイルム等の写真
感光材料等に再生し、あるいは表示装置の画面に可視像
として出力させるシステムとしては、例えば、蓄積性蛍
光体(輝尽性蛍光体)を利用するものが知られている。
【0003】蓄積性蛍光体とは、該蓄積性蛍光体に照射
された放射線(X線、α線、γ線、電子線、紫外線等)
の放射線エネルギの一部を蓄積し、後に可視光等の励起
光が照射された際、蓄積された放射線エネルギに応じて
輝尽発光を示す蛍光体のことをいう。このような蓄積性
蛍光体は、通常、シート状に成形されて蓄積性蛍光体シ
ートとして使用されている。
【0004】上記システムとしては、例えば、蓄積性蛍
光体シートに記録された画像情報の読み取りを行う読み
取り部と、読み取り処理後に前記蓄積性蛍光体シートに
残存する画像情報を消去する消去部とを備えた画像情報
読取装置が採用されている。この画像情報読取装置で
は、外部の撮影装置により被写体の放射線画像情報が記
録された蓄積性蛍光体シートを収容するカセッテが装填
部に挿入される。
【0005】次いで、カセッテが開蓋された状態で、シ
ート体枚葉手段の作用下に前記カセッテから蓄積性蛍光
体シートが取り出され、この蓄積性蛍光体シートがシー
ト体搬送手段を介して読み取り部に搬送される。
【0006】この読み取り部には、レーザ光を照射する
レーザ光照射手段および集光手段が配置されている。こ
のうち、集光手段は、光−電気信号変換機構が内蔵され
た光−電気信号変換部と、該光−電気信号変換部へと輝
尽発光光を導く集光ガイドとを有する。集光ガイドはア
クリル樹脂等からなり、前記蓄積性蛍光体シートに対向
する部位は平板形状であるが、前記光−電気信号変換部
に指向して湾曲され、さらに収束されている。前記光−
電気信号変換部は、この収束部上端に装着されている。
また、前記平板形状先端部は、画像情報読取装置の装置
本体の内部に設けられたフレームに当接している。この
当接状態により、集光ガイドが装置本体の内部で位置決
めされている。
【0007】レーザ光照射手段から照射されたレーザ光
は、蓄積性蛍光体シートの画像記録面側に入射される。
これにより該画像記録面から該画像に対応する輝尽発光
光が発せられ、該輝尽発光光は集光ガイドに集光され
る。輝尽発光光はさらに、集光ガイドを介して光−電気
信号変換部へと入力され、該光−電気信号変換部で電気
信号に変換されて出力されるに至る。この電気信号は、
例えば、表示装置に入力されて再び光信号に変換され、
画像情報として出力される。
【0008】以上のような読み取り処理が施された蓄積
性蛍光体シートは、消去部で残像の消去処理が行われた
後、装填部に配置されているカセッテ内に収容され、再
利用に供される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した画
像情報読取装置が製造者から納入あるいは移転のために
搬送される際、集光手段は画像情報読取装置の装置本体
とは別に搬送される。アクリル樹脂等からなる集光ガイ
ドが搬送途上で破損してしまうことを回避するためであ
る。すなわち、集光手段を装置本体に取り付けた状態で
搬送した場合、集光ガイドはその先端が画像情報読取装
置の本体に形成されたフレームに当接するのみで固定さ
れていないので、搬送中の振動により大きく変位する。
このように大きく変位した集光ガイドがフレームに衝突
する際に、その衝撃により集光ガイドが破損してしまう
ことが懸念されるからである。
【0010】しかしながら、画像情報読取装置と集光手
段とを別個に搬送することは、搬送コストの上昇を招
く。しかも、所定の場所に画像情報読取装置を搬送した
後、集光手段を画像情報読取装置に取り付けなければな
らない。このため、画像情報読取装置を操作可能な状態
とするのに長時間を要しているという不具合がある。
【0011】上記のような不具合を解決するためには、
ビスやボルト等を介して集光ガイドの収束部を画像情報
読取装置の装置本体、例えば、フレーム等に位置決め固
定することが有効であるかのように思われる。
【0012】しかしながら、収束部の上方には、上記し
たように光−電気信号変換部が装着されている。この光
−電気信号変換部の温度は、画像情報読取装置が操作状
態にある際に上昇し、これに伴って収束部が熱膨張す
る。したがって、収束部が位置決め固定されている場
合、収束部に熱応力が発生し、その結果、該収束部に変
形が生じることがある。このような事態が生じた場合、
表示装置に正確な画像が表示されなくなる等の不都合が
惹起される。
【0013】本発明は上記した問題を解決するためにな
されたもので、集光手段を装置本体に取り付けた状態で
搬送することができ、しかも、集光ガイドを損傷させる
ことや収束部に変形が生じる懸念のない画像情報読取装
置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、放射線画像情報が蓄積記録された蓄積
性蛍光体シートに対し励起光を照射して前記蓄積性蛍光
体シートに輝尽発光を生じさせることにより前記放射線
画像情報の読み取りを行う画像情報読取装置であって、
前記蓄積性蛍光体シートに対して励起光を照射する励起
光照射手段と、励起光が照射された前記蓄積性蛍光体シ
ートが発する輝尽発光光を集光する集光手段とを備え、
前記集光手段は前記輝尽発光光を電気信号に変換する光
−電気信号変換機構を具備する光−電気信号変換部およ
び前記光−電気信号変換部へと前記輝尽発光光を導く集
光ガイドを有し、前記集光ガイドはブラケットを介して
前記画像情報読取装置の本体に支持されていることを特
徴とする。
【0015】この画像情報読取装置においては、ブラケ
ットが装置本体に当接することにより集光ガイドが位置
決めされている。すなわち、集光ガイドが変位した場
合、元の位置に復帰する際にはブラケットが装置本体に
衝突する。換言すれば、集光ガイドが装置本体に直接的
に衝突することはないので、集光ガイドが損傷すること
を著しく抑制することができる。
【0016】勿論、集光ガイドは蓄積性蛍光体シートが
発した輝尽発光光を効率よく集光できる位置に位置決め
されているので、上記した構成とすることにより集光効
率が低下することはない。
【0017】この場合、集光ガイドと光−電気信号変換
部との接合部を、保持部材を介して画像情報読取装置の
本体に支持することが好ましい。集光手段が複数箇所で
装置本体に支持されるようになるので、集光ガイドが変
位することを著しく抑制することができるからである。
【0018】前記保持部材は、可撓性部材であることが
好ましい。可撓性部材は、光−電気信号変換部の温度上
昇に伴って集光ガイドと光−電気信号変換部との接合部
が熱膨張する際、容易に撓む。したがって、接合部に熱
応力が発生することが回避され、その結果、該接合部が
変形することを回避することができる。
【0019】なお、可撓性部材の好適な例としては、樹
脂材を挙げることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像情報読取
装置につき好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照
して詳細に説明する。
【0021】本実施の形態に係る画像情報読取装置の縦
断面概略構成説明図を図1に示す。この画像情報読取装
置10は、励起光照射手段としてのレーザ光照射手段1
2と、蓄積性蛍光体シート14の画像記録面から発せら
れる輝尽発光光を集光する集光手段16とを備え、レー
ザ光照射手段12および集光手段16は画像情報読取装
置10の装置本体18の内部に収容されている。また、
集光手段16は、光−電気信号変換部としてのフォトマ
ルチプライヤ20と、該フォトマルチプライヤ20の下
方に接合された集光ガイド22とを有する。
【0022】蓄積性蛍光体シート14は、装置本体18
の前面(操作面)上部に設けられたカセッテ装填部24
に着脱自在に装填されたカセッテ26内に収容されてい
る。より具体的には、カセッテ26は、筐体28と該筐
体28の開口部30に開閉自在に設置された蓋体32と
を有しており、蓄積性蛍光体シート14は筐体28内に
収容されている。
【0023】蓄積性蛍光体シート14は、ベース面上に
画像記録面が設けられた画面読み取りタイプのシート体
である。後述するように、このシート体では画像記録面
に励起光が照射されることにより該画像記録面から輝尽
発光光が発せられる。輝尽発光光は、集光手段16を構
成する集光ガイド22により集光され、フォトマルチプ
ライヤ20にて電気信号に変換された後に外部へと出力
される。
【0024】カセッテ装填部24の開口部には、カセッ
テ26を載置するための支持台34が設置されており、
また、装置本体18の内部を遮光するためのシャッター
部材36が開閉自在に配置されている。
【0025】そして、カセッテ装填部24の内部には、
カセッテ26から蓄積性蛍光体シート14を取り出す一
方、後述する読み取り処理および消去処理が行われた蓄
積性蛍光体シート14を前記カセッテ26内に戻す枚葉
部38が配置されている。この枚葉部38は、蓄積性蛍
光体シート14を収納し、あるいは取り出すために、カ
セッテ装填部24で蓋体32が開放されたカセッテ26
内に進入または後退自在な吸着盤40a、40bを備え
る。
【0026】枚葉部38の下方には、搬送系42を介し
て消去部44および読み取り部46が配設されている。
搬送系42は、互いに対をなすローラ対48を複数個備
えており、これらローラ対48により構成される鉛直搬
送路に消去部44が配置されている。この消去部44
は、蓄積性蛍光体シート14の画像記録面側に配置され
る消去ユニット50を備えている。この消去ユニット5
0内には、複数の消去用光源52が鉛直方向に配列され
ている。
【0027】一方、読み取り部46は、ローラ対48に
より構成される水平搬送路に沿って配置されている。こ
の読み取り部46は、副走査搬送機構54の作用下に副
走査方向(矢印A方向)に搬送される蓄積性蛍光体シー
ト14に対し主走査方向(副走査方向と略直交する方
向)にレーザ光Lを照射するレーザ光照射手段12と、
このレーザ光Lの照射によって蓄積性蛍光体シート14
から生ずる輝尽発光光を光電的に読み取る集光手段16
と、集光手段16に輝尽発光光を効率よく集光させるた
めの反射鏡55とを備える。
【0028】副走査搬送機構54は、互いに同期して回
転駆動される第1および第2ローラ対56、58を備え
る。これら第1および第2ローラ対56、58は、駆動
ローラ56a、58aと該駆動ローラ56a、58aに
対して開閉自在なニップローラ56b、58bとからな
る。
【0029】集光手段16は、上記したように、フォト
マルチプライヤ20と該フォトマルチプライヤ20の下
方に接合された集光ガイド22とを有する。このうち、
集光ガイド22は、その先端部がレーザ光Lの照射位置
近傍に位置するように配置されている。蓄積性蛍光体シ
ート14の画像記録面から発せられた輝尽発光光は、こ
の集光ガイド22により集光され、フォトマルチプライ
ヤ20に導かれた後、該フォトマルチプライヤ20に内
蔵された光−電気信号変換機構にて電気信号に変換され
て出力される。
【0030】この集光ガイド22は、例えばアクリル樹
脂等の光透過性材料からなり、図2に示すように、レー
ザ光Lの照射位置近傍においては平板形状であるが、フ
ォトマルチプライヤ20側に指向して湾曲されるととも
に小さく収束されている。フォトマルチプライヤ20
は、この収束部の上方に装着されている。なお、以下の
説明においては、集光ガイド22の平板形状部および収
束部の参照符号をそれぞれ60、62とする。また、図
2における参照符号64は、集光ガイド22の湾曲を容
易にするための切欠溝を示す。
【0031】集光ガイド22の平板形状部60の一端面
には、ねじ66によりブラケット68が螺着されてい
る。さらに、このブラケット68には、フック部70a
を有する係止用部材70がねじ72を介して螺着されて
いる。
【0032】この係止用部材70は、図3に示すよう
に、装置本体18の内部において該装置本体18の一側
面から他側面にかけて橋架された2本のフレーム74
a、74bに係止されている。すなわち、2本のフレー
ム74a、74bは、係止用部材70のフック部70a
の底面および一側面にそれぞれ当接して集光ガイド22
を支持している(図2の仮想線参照)。結局、集光ガイ
ド22は、2本のフレーム74a、74bによって支持
されており、これにより装置本体18に位置決めされて
いる。
【0033】一方、集光ガイド22の収束部62は、装
置本体18の一側面から他側面にかけて橋架されたフレ
ーム76に保持部材78を介して取り付けられている。
すなわち、保持部材78は、貫通口80が形成された矩
形状部78aと該矩形状部78aのフレーム76に面す
る一端部から水平方向に突出したフレーム固定部78b
とからなる(図2参照)。該フレーム固定部78bには
ボルト孔82が形成されており、該ボルト孔82にはボ
ルト84が通っている。保持部材78は、このボルト8
4がフレーム76に形成されたボルト穴(図示せず)に
螺合されることによりフレーム76の長手方向に沿って
水平に固定されている。なお、図2から諒解されるよう
に、保持部材78は、フレーム76以外には支持されて
いない。このため、該保持部材78においては、フレー
ム76に接する1辺部以外は容易に撓む。
【0034】そして、集光ガイド22の収束部62は、
保持部材78の貫通口80を通ることにより保持部材7
8に保持されている。勿論、貫通口80の直径はフォト
マルチプライヤ20の直径に比して小さく、これにより
収束部62の保持部材78からの抜け止めがなされてい
る。結局、収束部62が上記したように保持部材78に
保持されるので、集光ガイド22とフォトマルチプライ
ヤ20との接合部がフレーム76に支持される。
【0035】この保持部材78は、可撓性を有する柔軟
な素材、例えば、樹脂材からなる。このため、保持部材
78の矩形状部78aにおけるフレーム76の長手方向
に平行な1辺部および前記長手方向に対して垂直な2辺
部は、収束部62が熱膨張した際にその熱膨張方向と同
一方向に容易に撓む。
【0036】本実施の形態に係る画像情報読取装置10
は基本的には以上のように構成されるものであり、次
に、その作用について説明する。
【0037】この画像情報読取装置10における集光ガ
イド22の収束部62は、装置本体18のフレーム76
に固定された保持部材78の貫通口80に通される。貫
通口80を通った収束部62の上端部には、フォトマル
チプライヤ20が装着される(図2参照)。
【0038】集光ガイド22の矩形状部78aには、上
記したようにブラケット68が螺着されており、該ブラ
ケット68の長手方向の両端面には係止用部材70が予
め螺着されている。この係止用部材70のフック部70
aの底面は装置本体18のフレーム74aに係止され、
一方、フック部70aの一側面はフレーム74bに係止
される(図3参照)。すなわち、集光手段16全体は、
フレーム74a、74b、76により3方から支持され
る。
【0039】画像情報読取装置10は、この状態で出荷
され、納入先まで搬送される。この場合、画像情報読取
装置10は、梱包時や搬送手段への積載時等、様々な状
況下で振動を受ける。しかしながら、集光手段16は上
記したように3方から支持された状態で装置本体18内
に収容されているので、該装置本体内18で変位するこ
とが著しく抑制される。
【0040】また、振動等により集光ガイド22が変位
した場合であっても、元の位置に復帰する際、フレーム
74a、74bには係止用部材70が当接する。すなわ
ち、集光ガイド22がフレーム74a、74bに直接的
に衝突することはない。
【0041】以上のことから、集光ガイド22が損傷す
ることを回避することができる。
【0042】さらに、集光手段16を装置本体18に取
り付けた状態で出荷するので、搬送コストが低減する。
しかも、搬送後は即座に画像情報読取装置10を操作す
ることができる。すなわち、画像情報読取装置10を操
作可能な状態とするのに長時間を要することもない。
【0043】この画像情報読取装置10の操作状態にお
ける動作を、図1を参照して説明する。
【0044】まず、画像情報読取装置10のカセッテ装
填部24に、図示しない撮影装置により人体等の被写体
の撮影画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体シート1
4が収容されたカセッテ26を載置し、カセッテ装填部
24の開口部に配置された支持台34に沿って装置本体
18の内部の所定の位置まで導入する。この際、カセッ
テ26は、その先端部でシャッター部材36を押し開
く。また、蓋体32が所定の位置まで開動される。
【0045】次に、枚葉部38の吸着盤40a、40b
が、蓋体32に干渉しないように、カセッテ26内の蓄
積性蛍光体シート14のベース面に対して上方から斜め
下方に移動し、蓄積性蛍光体シート14のベース面を吸
着保持する。この状態で、吸着盤40a、40bは、カ
セッテ26側から搬送系42側に指向して移動し、蓄積
性蛍光体シート14の先端をローラ対48に挟持させ
る。
【0046】次に、蓄積性蛍光体シート14は、搬送系
42の複数個のローラ対48の回転作用下に水平方向か
ら鉛直下方向に向かって搬送され、消去部44を一旦通
過した後、再び水平方向に搬送されて読み取り部46に
送られる。
【0047】読み取り部46では、副走査搬送機構54
の第1および第2ローラ対56、58の作用下に矢印A
方向に副走査搬送される蓄積性蛍光体シート14に対し
て、略垂直な方向からレーザ光Lが照射される。すなわ
ち、蓄積性蛍光体シート14は、画像記録面側がレーザ
光照射手段12と対向するように読み取り部46に移送
される。そして、蓄積性蛍光体シート14の画像記録面
に対し、レーザ光照射手段12からレーザ光Lが主走査
される。
【0048】レーザ光Lが照射された蓄積性蛍光体シー
ト14の画像記録面からは、輝尽発光光が発せられる。
この輝尽発光光は、集光手段16により光電的に読み取
られる。具体的には、輝尽発光光は集光手段16の集光
ガイド22により集光される。なお、集光ガイド22と
逆方向に発せられた輝尽発光光は、反射鏡55により反
射され、結局、集光ガイド22に集光される。集光され
た輝尽発光光は、集光ガイド22内を導波してフォトマ
ルチプライヤ20内に至る。そして、該フォトマルチプ
ライヤ20が内蔵する光−電気信号変換機構により電気
信号に変換された後、図示しない外部回路へと出力され
る。
【0049】この読み取りの際、集光ガイド22は係止
用部材70によりフレーム74a、74bの所定の位置
に位置決めされているので、輝尽発光光を精度よく集光
することができる。
【0050】また、輝尽発光光を電気信号に変換する
間、フォトマルチプライヤ20(光−電気信号変換部)
の温度が上昇する。このため、集光ガイド22の収束部
62が熱膨張するが、この際には保持部材78の矩形状
部78aのフレーム76に接する1辺部以外の辺部が収
束部62の熱膨張方向に指向して容易に撓む。したがっ
て、収束部62に熱応力が発生することが著しく抑制さ
れ、その結果、該収束部62が変形することを回避する
ことができる。したがって、表示装置に正確な画像が表
示されなくなる等の不都合が惹起されることもない。
【0051】読み取り処理後の蓄積性蛍光体シート14
は、副走査搬送機構54でスイッチバックされ、鉛直上
方向に搬送されて消去部44の消去ユニット50を通っ
て枚葉部38側に搬送される。その際、消去ユニット5
0の消去用光源52を介して蓄積性蛍光体シート14の
画像記録面に消去光が照射され、蓄積性蛍光体シート1
4に残存する放射線画像情報の消去処理が行われる。消
去処理後の蓄積性蛍光体シート14が枚葉部38の吸着
盤40a、40bの吸着作用下に空のカセッテ26内に
収容されることにより、1回の操作が終了する。
【0052】消去処理が行われた蓄積性蛍光体シート1
4には、再び画像を記録することが可能である。
【0053】このように、本実施の形態に係る画像情報
読取装置10は、装置本体18に集光手段16を取り付
けた状態で搬送することができる。しかも、集光手段1
6が熱膨張した際に該集光手段16に熱応力が発生する
ことを回避することもできる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る画像
情報読取装置によれば、集光手段が装置本体に支持され
ている。したがって、外力が加えられても集光手段が変
位して損傷することが著しく抑制されるので、集光手段
を装置本体に取り付けた状態で搬送することができる。
このため、搬送コストを低減することができ、かつ画像
情報読取装置を所定の箇所に設置して即座に使用するこ
とができる。
【0055】また、集光手段を装置本体に支持するため
の保持部材を樹脂材等からなる可撓性部材とすることに
より、集光手段が熱膨張した際に該集光手段に熱応力が
発生することを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る画像情報読取装置の縦断面
概略構成説明図である。
【図2】図1の画像情報読取装置が備える集光手段の概
略全体構成説明図である。
【図3】図2の概略側面図である。
【符号の説明】
10…画像情報読取装置 12…レーザ光
照射手段 14…蓄積性蛍光体シート 16…集光手段 18…装置本体 20…フォトマルチプライヤ(光−電気信号変換部) 22…集光ガイド 26…カセッテ 38…枚葉部 42…搬送系 44…消去部 46…読み取り
部 54…副走査搬送機構 55…反射鏡 60…平板形状部 62…収束部 68…ブラケット 70…係止用部
材 74a、74b、76…フレーム 78…保持部材 L…レーザ光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/04 H04N 5/321 5C072 5/321 1/04 E Fターム(参考) 2G083 AA03 BB01 BB10 DD16 EE07 2H013 AC05 2H108 AA05 CA00 CB01 EA25 5B047 AA17 BA01 BB01 BC08 5C024 AX12 AX17 BX00 CX00 EX00 EX24 GX09 JX02 5C072 AA01 CA06 DA17 EA02 VA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍
    光体シートに対し励起光を照射して前記蓄積性蛍光体シ
    ートに輝尽発光を生じさせることにより前記放射線画像
    情報の読み取りを行う画像情報読取装置であって、 前記蓄積性蛍光体シートに対して励起光を照射する励起
    光照射手段と、 励起光が照射された前記蓄積性蛍光体シートが発する輝
    尽発光光を集光する集光手段と、 を備え、 前記集光手段は前記輝尽発光光を電気信号に変換する光
    −電気信号変換機構を具備する光−電気信号変換部およ
    び前記光−電気信号変換部へと前記輝尽発光光を導く集
    光ガイドを有し、 前記集光ガイドはブラケットを介して前記画像情報読取
    装置の本体に支持されていることを特徴とする画像情報
    読取装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の装置において、前記集光ガ
    イドと前記光−電気信号変換部との接合部が保持部材を
    介して前記画像情報読取装置の本体に支持されているこ
    とを特徴とする画像情報読取装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の装置において、前記保持部
    材が可撓性部材からなることを特徴とする画像情報読取
    装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の装置において、前記可撓性
    部材が樹脂材であることを特徴とする画像情報読取装
    置。
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