JP2002107584A - 光部品実装用基板及びその製造方法並びに光モジュール - Google Patents

光部品実装用基板及びその製造方法並びに光モジュール

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JP2002107584A JP2000299899A JP2000299899A JP2002107584A JP 2002107584 A JP2002107584 A JP 2002107584A JP 2000299899 A JP2000299899 A JP 2000299899A JP 2000299899 A JP2000299899 A JP 2000299899A JP 2002107584 A JP2002107584 A JP 2002107584A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光半導体素子と光ファイバの光結合効率を向
上し得る、V溝とはんだダムの自己整列型の光部品実装
用基板およびその製造方法並びに光モジュールを提供す
ること。 【解決手段】 基板1上に、光導波体9を配設する搭載
溝2、及び光導波体9に光接続させる光半導体素子10
を配設する電極パッド5がそれぞれ形成されており、基
板1に光半導体素子10の外形より広い凹部3が形成さ
れているとともに、該凹部3内に電極パッド5の一部が
形成されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光半導体素子や光導
波体等の光部品を基板上に配設するための光部品実装用
基板及びその製造方法並びに光モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CATVや公衆通信の分野におい
て、光ファイバー通信の実用化が始まっている。シリコ
ン基板を用いた光部品実装用基板(サブマウント、シリ
コンプラットフォームともいう)上で、光半導体素子と
光ファイバを機械的精度のみで高精度に位置決め実装す
る技術を用いた光モジュールが盛んに開発されている。
【0003】このシリコン基板は、光ファイバを配設す
るためのV溝と、光半導体素子を配設・固定するための
はんだバンプが形成されており、通常、レーザーダイオ
ード等の光半導体素子と光ファイバを光結合させた時、
光半導体素子の導波路と光ファイバの光軸が、水平及び
垂直方向に±1.0μm以下の精度で一直線に整列させ
なければ損失が大きくなるため、V溝とはんだバンプの
相対位置が高精度である必要がある。
【0004】以下に、従来例について図6(a)〜
(d)を用い、詳しく説明する。
【0005】まず図6(a)に示すように、シリコン基
板51の表面に第1絶縁膜52が形成され、その後に、
第1絶縁膜52上に所定の形状の電極パッド53が形成
される。次に、図6(b)に示すように、第1絶縁膜5
2と電極パッド53の上部に第2絶縁膜54を形成し、
電極パッド53内の周囲と所定部分が重畳されず、第2
絶縁膜54を除去して電極パッド53を露出させた第1
開口部58と、第1開口部58と重畳されず、第1及び
第2絶縁膜52,54を除去してシリコン基板51を露
出させた第2開口部59を形成する。なお、55は感光
膜である。次に、図6(c)に示すように、第1及び第
2絶縁膜52,54をエッチングマスクに利用して、シ
リコン基板51を露出させた第2開口部59にV溝56
を形成する。最後に、図6(d)に示すように、電極パ
ッド53が露出した第1開口部58の上部にはんだバン
プ57を形成する。
【0006】ここで、第2開口部59は第2絶縁膜54
にて形成されており、電極と絶縁膜ははんだの濡れ性の
違いにより、はんだの流れ防止機能(以下はんだダム)
として作用する。従って、V溝形成のための第1開口部
とはんだバンプの位置決め用である第2開口部を同時に
形成することによって、光半導体素子と光ファイバの光
軸を高精度に整列することが可能となる。(特許公報第
2950767号参照)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
製造方法では上記の通り非常に複雑なプロセスを必要と
する上、電極パッド形成後に異方性エッチングを行うた
め、V溝形成時に基板表面と電極パッドの界面、2層構
造の第1と第2絶縁膜の界面や電極パッドと第2絶縁膜
の界面にエッチャントが侵入し、密着性の問題から膜剥
離が生じたり、電極パッドや絶縁膜の下部にエッチピッ
トが発生する等、はんだダムの形状が崩れる問題があ
る。このことにより、はんだバンプが電極パッドよりは
み出してしまい他の部分と接触してショートしたり、ま
た光半導体素子の配設位置がずれてしまい、光半導体素
子と光ファイバ間の光結合効率が低下するという問題点
があった。
【0008】そこで本発明では、光半導体素子と光ファ
イバの光結合効率を向上し得る、V溝とはんだダムの自
己整列型の光部品実装用基板およびその製造方法並びに
光モジュールを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の光部品実装用基板は、基板上に、光導波
体を配設する搭載溝、及び前記光導波体に光接続させる
光半導体素子を配設する電極パッドがそれぞれ形成され
ており、前記基板に前記光半導体素子の外形より広い凹
部が形成されているとともに、該凹部内に前記電極パッ
ドの一部が形成されていることを特徴とする。
【0010】また、前記搭載溝及び前記凹部は異方性エ
ッチングにより形成されていることを特徴とする。さら
に、前記凹部内の電極パッド上に、はんだバンプが形成
されていることを特徴とする。
【0011】また、本発明の光部品実装用基板の製造方
法は、光導波体を配設する搭載溝、及び前記光導波体に
光接続させる光半導体素子を配設する電極パッドをそれ
ぞれ形成した光部品実装用基板の製造方法であって、前
記基板上に前記搭載溝の形成領域、及び前記光半導体素
子の外形より広い凹部の形成領域を同時に形成する工程
と、前記搭載溝の形成領域及び前記凹部の形成領域をエ
ッチングし前記搭載溝及び前記凹部を形成する工程と、
少なくとも前記凹部内に電極パッドを形成する工程とを
含むことを特徴とする。
【0012】さらに、本発明の光モジュールは、上記光
部品実装用基板の搭載溝に光導波体を、前記凹部内の電
極パッドに光半導体素子をそれぞれ配設してなる。
【0013】例えば、光導波体を配設するためのV溝、
及び光半導体素子を配設・接続するための電極パッドが
形成されている光部品実装用基板において、前記光半導
体素子配設部の直下の基板表面に、配設する光半導体素
子の外形寸法より開口部の大きい凹状のキャビティが形
成されていることを特徴とする。ここで、基板は異方性
エッチングが可能な材料からなり、V溝及びキャビティ
を異方性エッチングで形成したことを特徴とする。
【0014】また、前記電極パッドが、前記キャビティ
の底面から前記光部品実装用基板の表面に連続して形成
されており、前記キャビティ内の電極パッド上に、光半
導体素子を配設・固定するためのはんだバンプが形成さ
れている。
【0015】さらに、例えば本発明による光部品実装用
基板の製造方法は、基板上に前記V溝と前記キャビティ
の双方の溝を形成する領域を露出させるマスクパターン
を一枚のフォトマスクに配置し一度に形成する工程と、
一方の溝領域のみを耐エッチング膜で保護し他方の溝を
異方性エッチングにて形成、それを交互に行い双方の溝
を形成する工程と、エッチングマスクを除去後に絶縁膜
を形成する工程と、前記絶縁膜上に所定の形状の電極パ
ッドを形成する工程と、前記電極パッド上に所定の形状
のはんだバンプを形成する工程とを具備することを特徴
とする。
【0016】従って、本発明による光部品実装用基板に
光導波体及び光半導体素子を配設することにより、光結
合効率の優れた光モジュールを提供することが可能であ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態につい
て模式的に図示した図面に基づいて詳細に説明する。
【0018】図1に示すように、本発明による光部品実
装用基板S1は、単結晶シリコン等の異方性エッチング
可能な材料で構成された基板1上に、光導波体である後
記する光ファイバを配設するための断面V字状の搭載溝
2と、後記する発光素子及び受光素子である光半導体素
子を配設する位置に、光半導体素子の外形寸法より大き
な開口部を有した凹部であるキャビティ3を形成してい
る。また、そのキャビティ3の周囲には前記光半導体素
子を位置合わせして配設するための位置決めマーカー4
が異方性エッチングにより凹状に形成されている。さら
に、キャビティ3から基板1の表面に連続する形で前記
光半導体素子を配設・接続する電極パッド5が形成さ
れ、前記キャビティ3内の底部に形成された電極パッド
5上に前記光半導体素子を配設・固定するはんだバンプ
6が形成されている。なお、図中7は光ファイバの先端
を当接させて位置決めするストッパー溝であり、8は光
路のけられを防ぐ光路溝である。
【0019】ここで、搭載溝2、キャビティ3、及び位
置決めマーカー4は、基板1の対しアルカリ水溶液を用
いた異方性エッチングにより形成した溝であり、これら
全てを同一フォトマスクを用いたフォトリソグラフィ技
術により高精度に形成したものである。
【0020】本発明による光部品実装用基板S1のキャ
ビティ3の形状について図2(a)〜(b)を用い説明
する。図2(a)に示すように、例えば光半導体素子1
0の外形寸法Lよりキャビティ3の底面D2が大きい場
合は、光半導体素子10がキャビティ3の底面に配設さ
れ、図2(b)に示すように、光半導体素子10の寸法
Lよりキャビティ3の開口部D1が大きく、且つキャビ
ティ3の底面D2が小さい場合は、光半導体素子10が
キャビティ3の斜面3aに当接して配設されるため、光
半導体素子10の底面とキャビティ3の底面からなるは
んだバンプ6の厚みtを確保しながら、開口部D1の寸
法制御のみで半導体素子10の高さ制御も容易に可能と
なる。ここで、はんだバンプ6の厚みtも異方性エッチ
ングの時間管理によりキャビティ3の深さを変えること
で容易に制御可能である。
【0021】また、キャビティ3の深さは、基板1の主
面から少なくとも電極パッド5の厚みより深くなるよう
に形成されている。その理由は、キャビティ3の深さが
電極パッド5の厚みより浅いと、光半導体素子を配設・
固定する際のはんだバンプ溶融時に、はんだバンプがキ
ャビティ3の外へ流れ出てしまうためである。一般的に
電極パッド5の厚みが0.3〜1.0μmで、はんだバ
ンプ6の厚みが〜5.0μmであるため、キャビティ3
の深さは0.3〜6.0μmが好ましい。さらには、一
般的に配設する発光素子の発光点が素子上面から4μm
程度の所にあるため、フェイスダウン実装を考慮しキャ
ビティ3の深さは4μm以下が望ましい。
【0022】次に、本発明による光部品実装用基板S1
の製造方法について、模式的に図示した図3(a)〜
(e)を用いて説明する。まず、図3(a)に示すよう
に、基板1の表面にシリコン窒化膜やシリコン酸化膜等
をCVD法、又は熱酸化法等を用いエッチングマスク膜
21を形成する。次に、フォトリソグラフィ技術を用い
て、一枚のフォトマスクにより、光導波体を配設するた
めのV溝(搭載溝)の開口部22と光半導体素子を配設
するための凹部であるキャビティとなる開口部23を形
成する。このようにして、搭載溝の形成領域、及び光半
導体素子の外形より広い凹部の形成領域を同時に形成す
る。
【0023】次に、図3(b)に示すように、V溝開口
部22を耐エッチング膜24で保護し、キャビティ25
を異方性エッチングにて形成する。続いて同様に図3
(c)に示すように、キャビティ25を耐エッチング膜
26で保護し、V溝開口部22の耐エッチング膜24を
除去し、V溝27を異方性エッチングにより形成する。
このようにして、搭載溝の形成領域及び凹部の形成領域
をエッチングし搭載溝及び凹部を形成する。
【0024】次に、図3(d)に示すように、基板表面
の耐エッチング膜26及びエッチングマスク膜21を除
去した後に、基板1の表面にシリコン窒化膜やシリコン
酸化膜等をCVD法、又は熱酸化法等を用い絶縁膜28
を形成する。最後に、図3(e)に示すように、マスク
合わせによるフォトリソグラフィ技術を用い、蒸着法や
スパッタ法でTi/Pt/AuやCr/Au等の電極パ
ッド29を所定の形状に形成する。このようにして、少
なくとも凹部内に電極パッドを形成する。同様にして、
キャビティ内底部の電極パッド上にAu−Sn等のはん
だパッド30を形成する。
【0025】上記のようにして作製した光部品実装用基
板S1を用い、光導波体及び光半導体素子を配設して光
モジュールとすることができる。すなわち、図4に示す
ように、光部品実装用基板の前方の電極パッド5に発光
素子10を配設し、キャビティ3の周囲に形成された電
極パッド5と発光素子10の上面電極とをボンディング
ワイヤで接続し、同様にして後方の電極パッド5に発光
素子10の出射光をモニターしそれを制御するための受
光素子11を配置・接続している。そして、搭載溝2に
発光素子10に光結合させる光ファイバ9を配置し接着
剤で固定し光モジュールM1とすることができる。
【0026】かくして、本発明による光部品実装用基板
によれば、光半導体素子を配設する位置に光半導体素子
の寸法より開口部の大きい凹状のキャビティを形成し、
前記キャビティ内にはんだバンプを形成しているため、
はんだパンプの溶融時にキャビティの側面が壁となり、
はんだダムとして作用する。そのためにはんだが流れ出
し他の部分と接触してショートしたり、光半導体素子の
配設位置がずれてしまうという問題を防止できる。
【0027】また、光半導体素子を配設する際は、高精
度に形成されたキャビティ内に前記光半導体素子を落と
し込むだけ位置決めが可能であり、さらにキャビティの
斜面に当接させて配設する場合は、光半導体素子の底面
とキャビティの底面からなる空間をはんだ層の厚みとし
て確保しながら、開口部の寸法制御のみで光半導体素子
の高さ制御も容易に可能となる。
【0028】さらに、前記V溝と前記キャビティの双方
を同一フォトマスクによる異方性エッチングで形成する
ことにより、プロセス依存の影響をなくすことができる
ために双方が整列誤差なく形成でき、その後基板全面に
絶縁膜を形成し、電極、はんだ形成を行うため、簡単な
工程で且つ形状の崩れがない信頼性の高い光部品実装用
基板を提供することができる。
【0029】従って、この光部品実装用基板に光半導体
素子と光ファイバを配設した光モジュールは高い光結合
効率を得ることができる。
【0030】
【実施例】光部品実装用基板は、基板の主面が(10
0)面、厚さ500μmの単結晶シリコンを用いた。V
溝は異方性エッチングにより形成し、その斜面が(11
1)に等価な{111}面からなる。V溝の幅は146
μmで、キャビティは深さを2μmとしキャビティの底
面が発光素子と同寸法の300μm角とした。その時の
基板表面の開口部寸法は結晶学的に303μm角とな
る。これはV溝に外形125μmの光ファイバを、キャ
ビティに発光素子を配設した時に光軸が一致するように
決定した。
【0031】製造方法としては、図5に示すように、第
1のフォトマスク81に光ファイバを配設するためのV
溝用パターン2’、発光素子を配設するためのキャビテ
ィ用パターン3’、発光素子の位置決めマーカー用パタ
ーン4’、光路溝用パターン8’、及びフォトマスクマ
ーカー91を形成しておく。また、第2フォトマスク8
2に電極パッド用パターン5’とフォトマスクマーカー
92、第3フォトマスク83にはんだバンプ用パターン
6’とフォトマスクマーカー93を形成しておく。
【0032】まず、第1のフォトマスク81をフォトリ
ソグラフィー技術を用いて基板1上に転写し、水酸化カ
リウム水溶液(43wt%、60℃)での異方性エッチ
ングにて各溝を形成する。
【0033】ここで、1回目のエッチングでキャビティ
3、2回目のエッチングで搭載溝2、位置決めマーカー
4、光路溝8をそれぞれ形成した。1回目にキャビティ
3のみを形成した理由は、フォトリソグラフィ技術を用
いて2回目のエッチングパターンを形成する際に、基板
の段差が小さい方が感光剤を均一に塗布することがで
き、パターン精度が良いためである。
【0034】次に、基板表面に絶縁膜(不図示)を形成
後、第1フォトマスク81により基板上に転写されたフ
ォトマスクマーカー(不図示)に第2フォトマスク82
のフォトマスクマーカー92を合せフォトリソグラフィ
技術により電極パッド用パターン5’を転写し、蒸着法
によりTi/Pt/Au(ただし、下層/上層の順)の
金属膜を0.8μm成膜し、リフトオフ法により電極パ
ッド5を形成した。同様にして第3フォトマスク83に
よりAu−Snのはんだバンプ6を2.5μm形成し
た。
【0035】本発明によれば、基板自体に異方性エッチ
ングによりはんだダムを形成後に、基板表面に絶縁膜形
成する。次の電極、はんだ工程を行う際には、絶縁膜が
はんだダムの保護膜として作用するために、形状の崩れ
を防止することができる。
【0036】また、本発明の製造方法によれば、V溝と
はんだダムが同一フォトマスクにより形成されるため相
互の位置ずれがなく、本実施例ではV溝とはんだダムの
中心軸の位置ずれが0.06μm、バラツキσ=0.1
4μmと高精度な基板が実現できた。
【0037】なお、本実施例では、基板上に光半導体素
子配設時のアライメント用に位置合わせマーカー4を形
成したが、キャビティ3自体も異方性エッチングにより
高精度に形成されているため、位置合わせマーカー4と
して使用することが可能である。
【0038】また図4に示すように、本発明の光部品実
装用基板1の前方の電極パッド5上に300μm角の発
光素子10、後方の電極パッド5上に300μm角の受
光素子11を配設後、それぞれをボンディングワイヤで
接続し、搭載溝2に光ファイバを配設し接着剤で固定す
ることにより光モジュールM1とした。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の光部品実
装用基板よれば、あらかじめ基板上の光半導体素子を配
設する位置に光半導体素子より広い凹部設けることで、
容易にはんだダムの形成が可能である。
【0040】また、本発明によるはんだダムは、絶縁膜
の積み上げ式によるはんだダムではなく基板自体の段差
加工により形成したものであり、絶縁膜及び電極パッド
を形成する前に異方性エッチング処理を行うため、絶縁
膜の剥離や形状の崩れの発生を防止できる。そのため、
はんだバンプが他の領域へ流れ出すことを極力防止でき
る。
【0041】また、異方性エッチングにて高精度の凹部
の形成が可能であるため、光半導体素子の配設時におけ
るアライメント用として、別途位置決めマーカを形成す
ることなく、凹部自体を使用することも可能である。し
かも、凹部の斜面に当接して光半導体素子を配設する場
合は、開口部寸法を変えることで光半導体素子の高さ制
御も容易に可能である。
【0042】さらに、光導波体を配設するための搭載溝
と、光半導体素子を配設しはんだダムとしての作用があ
る凹部が一枚のフォトマスクにより形成できるため、搭
載溝とはんだダムの自己整列型の光部品実装用基板が実
現できる。
【0043】従って、この光部品実装用基板に光半導体
素子と光導波体とを配設した光モジュールは高い光結合
効率を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光部品実装用基板の実施形態を模
式的に説明する斜視図である。
【図2】(a)〜(b)は本発明に係る光部品実装用基
板の実施形態を模式的に説明する拡大断面図である。
【図3】(a)〜(e)は本発明に係る光部品実装用基
板の製造方法を模式的に説明する断面図である。
【図4】本発明に係る光モジュールの実施形態を模式的
に説明する斜視図である。
【図5】本発明に係る光部品実装用基板の実施例を模式
的に説明する分解斜視図である。
【図6】従来の光部品実装用基板の製造方法を説明する
断面図である。
【符号の説明】
1:基板 2:搭載溝 3:キャビティ(凹部) 4:位置決めマーカー 5:電極パッド 9:光ファイバ(光導波体) 10:発光素子 11:受光素子 S1:光部品実装用基板 M1:光モジュール

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、光導波体を配設する搭載溝、
    及び前記光導波体に光接続させる光半導体素子を配設す
    る電極パッドがそれぞれ形成されている光部品実装用基
    板であって、前記基板に前記光半導体素子の外形より広
    い凹部が形成されているとともに、該凹部内に前記電極
    パッドの一部が形成されていることを特徴とする光部品
    実装用基板。
  2. 【請求項2】 前記搭載溝及び前記凹部は異方性エッチ
    ングにより形成されていることを特徴とする請求項1に
    記載の光部品実装用基板。
  3. 【請求項3】 前記凹部内の電極パッド上に、はんだバ
    ンプが形成されていることを特徴とする請求項1に記載
    の光部品実装用基板。
  4. 【請求項4】 基板上に、光導波体を配設する搭載溝、
    及び前記光導波体に光接続させる光半導体素子を配設す
    る電極パッドをそれぞれ形成した光部品実装用基板の製
    造方法であって、前記基板上に前記搭載溝の形成領域、
    及び前記光半導体素子の外形より広い凹部の形成領域を
    同時に形成する工程と、前記搭載溝の形成領域及び前記
    凹部の形成領域をエッチングし前記搭載溝及び前記凹部
    を形成する工程と、少なくとも前記凹部内に電極パッド
    を形成する工程とを含むことを特徴とする光部品実装用
    基板の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の光部品実装用基板の搭
    載溝に光導波体を、前記凹部内の電極パッドに光半導体
    素子をそれぞれ配設してなる光モジュール。
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