JP2002107542A - 位相差板の製造方法 - Google Patents

位相差板の製造方法

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JP2002107542A JP2000303671A JP2000303671A JP2002107542A JP 2002107542 A JP2002107542 A JP 2002107542A JP 2000303671 A JP2000303671 A JP 2000303671A JP 2000303671 A JP2000303671 A JP 2000303671A JP 2002107542 A JP2002107542 A JP 2002107542A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可視光全域の入射光に対して均一な位相差特
性を与え得る広帯域位相差板を簡易に且つ安定的に製造
可能な位相差板の製造方法を提供する。 【解決手段】 ノルボルネン系樹脂を含有する層(NB
層)を少なくとも一層及びスチレン−無水マレイン酸共
重合樹脂を含有する層(ST層)を少なくとも一層有す
る積層体を延伸して延伸フィルムを得る延伸工程を有す
る位相差板の製造方法であって、前記延伸工程における
延伸温度T℃が、前記ノルボルネン系樹脂及び前記スチ
レン−無水マレイン酸共重合樹脂のガラス転移点のうち
低いガラス転移点をTg(L)℃としたとき、(Tg
(L)−20) ≦ T ≦ (Tg(L)+10)で
あり、且つ前記延伸フィルムの前記NB層及び前記ST
層の厚みの比が3:1〜1:1であることを特徴とする
位相差板の製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、延伸フィルムから
なる位相差板の新規な製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】位相差板としては、レターデーション
(Re)が波長の1/4である1/4波長板及びReが
波長の1/2である1/2波長板が知られている。1/
4波長板は、反射型液晶表示装置、光ディスク用ピック
アップおよび防眩フィルムに利用される等、種々の用途
を有する。一方、1/2波長板も、液晶プロジェクター
に利用される等、種々の用途を有する。前記1/4波長
板および1/2波長板は、種々の用途において、可視光
領域の全ての入射光に対して、その機能が充分に発揮さ
れることが望まれる。可視光領域全域の入射光に対して
その機能を充分に発揮し得る広帯域位相差板としては、
例えば、特開平5−27118号公報、特開平5−10
0114号公報、特開平10−68816号公報、特開
平10−90521号公報等、相互に異なる光学異方性
を有する2枚のポリマーフィルムを積層して形成したも
のが挙げられる。
【0003】しかし、従来の積層型位相差板では、その
製造のために、一方向に延伸した延伸複屈折フィルムを
延伸方向に対して相互に異なる角度を為す方向にカット
した2種のチップを形成し、このチップを粘着材によっ
て貼合し、積層する必要がある。また、2枚のチップを
貼合させる際には、粘着材塗工、チップ化、貼合に伴う
コストアップだけでなく、チップ貼合に伴う角度ズレに
よる性能低下など、性能上に及ぼす影響も無視できな
い。また、チップの貼合によって形成された積層型位相
差板では、厚みの増大による性能低下も問題となること
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記諸問題
に鑑みなされたものであって、波長400nm〜700
nmの任意の波長λ1及びλ2(λ1<λ2)におけるレタ
ーデーション(Re)がRe(λ1)<Re(λ2)を満
たし、前記波長範囲の入射光に対して均一な位相差特性
を与え、且つ幅方向及び長手方向におけるReが均一な
広帯域位相差板を簡易に且つ安定的に製造可能な製造方
法を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段は、以下の通りである。即ち、 <1> ノルボルネン系樹脂を含有する層(NB層)を
少なくとも一層及びスチレン−無水マレイン酸共重合樹
脂を含有する層(ST層)を少なくとも一層有する積層
体を延伸して延伸フィルムを得る延伸工程を有する位相
差板の製造方法であって、前記延伸工程における延伸温
度T℃が、前記ノルボルネン系樹脂及び前記スチレン−
無水マレイン酸共重合樹脂のガラス転移点のうち低いガ
ラス転移点をTg(L)℃としたとき、(Tg(L)−
20) ≦ T ≦ (Tg(L)+10)であり、且
つ前記延伸フィルムの前記NB層及び前記ST層の厚み
の比が3:1〜1:1であることを特徴とする位相差板
の製造方法である。
【0006】<2> 少なくともノルボルネン系樹脂及
びスチレン−無水マレイン酸共重合樹脂を共押出しして
前記積層体を形成する共押出し工程を有する<1>に記
載の位相差板の製造方法である。 <3> 前記ノルボルネン系樹脂のガラス転移点と前記
スチレン−無水マレイン酸共重合樹脂のガラス転移点と
の差が10℃以下である<1>又は<2>に記載の位相
差板の製造方法である。 <4> 前記積層体が前記NB層、前記ST層及び前記
NB層を順次配置した積層体である<1>から<3>ま
でのいずれかに記載の位相差板の製造方法である。
【0007】<5> 前記積層体が、前記NB層と前記
ST層との間に接着層が配置された積層体である<1>
から<4>までのいずれかに記載の位相差板の製造方法
である。 <6> 前記共押出し工程において、前記接着層に含有
される材料をノルボルネン系樹脂及びスチレン−無水マ
レイン酸共重合樹脂と共に共押出しする<2>から<5
>までのいずれかに記載の位相差板の製造方法である。 <7> 前記延伸工程において、可視光波長域から選ば
れる2以上の波長における前記延伸フィルムのレターデ
ーションを測定し、測定されたレターデーションの値に
基づいて延伸温度を制御する<1>から<6>までのい
ずれかに記載の位相差板の製造方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の位相差板の製造方法は、
ノルボルネン系樹脂を含有する層(NB層)を少なくと
も一層及びスチレン−無水マレイン酸共重合樹脂を含有
する層(ST層)を少なくとも一層有する積層体を延伸
して延伸フィルムを得る延伸工程を有する。前記ノルボ
ルネン系樹脂は、光学的に正の一軸性を示す特性を有す
る、固有複屈折値が正の樹脂である。即ち、前記ノルボ
ルネン系樹脂の分子が一軸性の配向をとって形成された
層に光が入射したとき、前記配向方向の光の屈折率は、
前記配向方向に直交する方向の光の屈折率より大きくな
る。一方、スチレン−無水マレイン酸共重合樹脂は、光
学的に負の一軸性を示す特性を有する、固有複屈折値が
負の樹脂である。即ち、前記スチレン−無水マレイン酸
共重合樹脂の分子が一軸性の配向をとって形成された層
に光が入射したとき、前記配向方向の光の屈折率は前記
配向方向に直交する方向の光の屈折率より小さくなる。
【0009】本発明の製造方法では、前記NB層及び前
記ST層の積層体を所定の温度範囲で延伸処理し、前記
NB層及び前記ST層に、複屈折性を各々発現させてい
る。前記NB層及び前記ST層は、同一方向に延伸され
ているので、その遅相軸は互いに直交し、各層が有する
レターデーションの波長分散性は互いに相殺される。延
伸処理によって得られた延伸フィルムが有するレターデ
ーションの波長分散性は、前記NB層及び前記ST層が
各々有するレターデーションの波長分散性が相殺された
ものとなる。さらに、本発明の製造方法では、前記NB
層及び前記ST層の厚み比を所定の範囲にすることによ
り、前記NB層及び前記ST層が前記延伸フィルムのレ
ターデーションに寄与する程度を調整している。その結
果、広帯域(波長400〜700nm)の光に対して、
短波長側のレターデーションは小さく、且つ長波長側の
レターデーションを大きくすることができ(即ち、Re
(λ1)<Re(λ2)(λ1<λ2)とすることがで
き)、前記範囲の広帯域波長の光に対して、均一な位相
差特性を与える位相差板を作製することができる。
【0010】前記ノルボルネン系樹脂としては、日本合
成ゴム製の「アートン」、日本ゼオン製の「ゼオネック
ス」および「ゼオノア」、三井石油化学製の「APO」
等が好ましい。また、前記スチレン−無水マレイン酸共
重合樹脂としては、ノバケミカル社製の「ダイラーク
D332」等が好ましい。
【0011】前記延伸工程により、前記NB層及び前記
ST層に複屈折性を発現させるが、前記延伸工程におけ
る延伸温度が高すぎると、前記NB層及び前記ST層の
複屈折性が発現し難い傾向がある。一方、延伸温度が低
すぎると、複屈折性の発現ムラが生じ易くなる。また、
延伸処理によって得られる延伸フィルムにおける前記N
B層及び前記ST層の厚みの比も、延伸フィルムのレタ
ーデーションに寄与する程度に影響を与える。本発明者
が鋭意検討した結果、前記延伸温度T℃が、前記ノルボ
ルネン系樹脂及び前記スチレン−無水マレイン酸共重合
樹脂のガラス転移点のうち低いガラス転移点をTg
(L)℃としたとき、(Tg(L)−20)≦ T ≦
(Tg(L)+10)であり、且つ前記延伸フィルム
における前記NB層及び前記ST層の厚みの比が3:1
〜1:1であると、前記NB層及び前記ST層に、充分
で且つ均一な複屈折性を発現させ得るとともに、広帯域
の波長の光に対して、均一な位相差特性を与え得る広帯
域位相差板となるので好ましい。また、前記範囲の延伸
温度及び前記範囲の厚みの比で延伸工程を実施すると、
得られる延伸フィルムのレターデーションの波長分散性
が理想値からズレた場合も、延伸温度及び/又は前記厚
み比を微調整することにより、理想値に近づけることが
でき、製造安定性にも優れている。
【0012】特に、前記ノルボルネン系樹脂のガラス転
移点と前記スチレン−無水マレイン酸共重合樹脂のガラ
ス転移点とは、その差が小さいのが好ましく、10℃以
下であるのが好ましく、5℃以下であるのがより好まし
く、0℃、即ち同一であるのが理想的である。互いのガ
ラス転移点の差が前記範囲となる好ましい組み合わせと
しては、前記ノルボルネン系樹脂として「ゼオノア 1
420」(日本ゼオン社製)及び前記スチレン−無水マ
レイン酸共重合樹脂として「ダイラーク D332」
(Tg=131℃)の組み合わせが挙げられる。
【0013】延伸処理後の前記NB層と前記ST層の厚
みの比は、3:1〜1:1、より好ましくは2:1〜
1.5:1である延伸フィルムにおける各層の厚み比
は、延伸前の積層体における各層の厚み比でほぼ決定さ
れる。
【0014】前記積層体は、前記NB層及び前記ST層
を各々二層以上有していてもよい。特に、前記NB層は
前記ST層よりも、強度が高いので、前記積層体を、前
記NB層、前記ST層及び前記NB層を順次配置した構
成にすると、位相差板としての取り扱い性及び耐久性が
改善されるので好ましい。前記積層体が、前記NB層及
び前記ST層を各々二層以上有する場合は、前記NB層
に含有される材料及び前記ST層に含有される材料は、
各々同一であるのが好ましい。尚、前記積層体におい
て、前記NB層及び前記ST層がそれぞれ二層以上ある
場合は、前記積層体に含まれる全てのNB層の厚みの合
計と、全てのST層の厚みの合計との比が3:1〜1:
1であるのが好ましい。
【0015】また、前記NB層と前記ST層との接着性
を向上させて、取り扱い性を改善するために、前記NB
層と前記ST層との間に接着層を配置することもでき
る。前記接着層を有する前記積層体の好ましい形態とし
ては、NB層/接着層/ST層/接着層/NB層の形態
が挙げられる。前記接着層には、前記ノルボルネン系樹
脂及びスチレン−無水マレイン酸共重合樹脂の双方と親
和性がある樹脂を使用することができる。前記接着層に
用いる樹脂のガラス転移点は、前記ノルボルネン系樹脂
及び前記スチレン−無水マレイン酸樹脂の各ガラス転移
点と比較して、5℃以下(より好ましくは10℃以下)
低い樹脂であるのが好ましい。但し、これに限定される
ものではない。尚、前記接着層の複屈折と厚みとの積は
小さいほうが好ましい。
【0016】前記延伸工程は、種々の延伸機を用いて実
施することができる。例えば、機械的流れ方向に延伸す
る縦一軸延伸、機械的流れ方向に直交する方向に延伸す
るテンター延伸などが好適に利用できる他、厚み方向制
御のため、二軸性を付与することも可能である。前記延
伸工程における延伸倍率は、Reの目標、延伸前の積層
体の厚み、延伸温度及び延伸速度に応じて適宜決定すれ
ばよく、一般的には、1.1以上3.0以下である。前
記延伸工程において、縦一軸延伸を実施する場合は、少
なくとも一組のニップロールを用いて、ロール間で周速
度に差をつけることによって延伸処理を実施できる。
【0017】前記延伸工程において、所定の延伸温度で
延伸を実施するために、前記延伸装置は加熱手段を備え
ているのが好ましい。前記加熱手段を備えた延伸装置の
構成としては、例えば、延伸ロールの芯部にヒータを備
えた構成が挙げられる。また、延伸ロールの近傍に加熱
装置(例えば赤外線加熱装置)を配置し、延伸時に積層
体を加熱する構成が挙げられる。さらに、延伸装置全体
を加熱装置内部に格納して延伸を実施する構成が挙げら
れる。
【0018】延伸工程における延伸温度が変動すること
により、製造される位相差板が示すレターデーションの
波長分散性も変動する。従って、製造安定性の観点か
ら、延伸温度の変動を低く抑えるのが好ましく、延伸温
度の変動が±1℃の範囲内となるように制御するのが好
ましい。また、延伸温度及び各層の厚み比を、製造前に
最適化しても、製造中の環境の変動及び原材料の配合の
変か等、予期せぬ外乱により、レターデーションの波長
分散性が理想値から顕著にはずれる事態も生じる。この
様な事態は、延伸温度をフィードバック制御することに
より防止することができる。例えば、延伸後の延伸フィ
ルムについて、そのレターデーションを少なくとも2波
長で測定して、レターデーションの波長分散性を追跡
し、目標値からのズレに応じて、熱ロール等の加熱手段
の温度をフィードバック制御するのが好ましい。
【0019】前記延伸工程によって得られる延伸フィル
ムは、その厚みによって、光学的特性が異なる。例え
ば、1/4波長板とする場合は、延伸フィルムの厚みは
50μm以上120μm以下が好ましい。
【0020】前記延伸工程に供される前記積層体は、種
々の方法で作製することができる。。中でも、少なくと
もノルボルネン系樹脂及びスチレン−無水マレイン酸共
重合樹脂を共押出しして形成するのが好ましい。共押出
し工程により前記積層体を作製すると、前記積層体の製
造が容易となり、また、共押出し工程から延伸工程への
移行を自動化でき、作製工程をより簡略化できるので好
ましい。即ち、本発明の位相差板の製造方法は、少なく
ともノルボルネン系樹脂及びスチレン−無水マレイン酸
共重合樹脂を共押出しして形成する共押出し工程と、前
記延伸工程とを含んでいるのが好ましい。尚、前記積層
体が、前記接着層を有する場合、前記接着層も共押出し
によって形成するのが好ましい。
【0021】共押出し工程は、可塑化した前記ノルボル
ネン系樹脂、前記スチレン−無水マレイン酸共重合樹脂
及び所望により接着層用樹脂を押し出しダイ内部に導
き、前記ダイ内部もしくは前記ダイの開口部で各樹脂を
接触させて、一体化された積層体とし押出すことによっ
て実施することができる。前記ダイとしては、Tダイを
用いることができ、その内部形状については、特に限定
されず種々の形状のダイを用いることができる。押出さ
れた溶融状態の積層体を、複数のロールに張架させ、ロ
ールの回転に追従させて移動させることによって、積層
体の厚みを調整することができる。その後、前記積層体
を、延伸工程に付してもよいし、一旦、前記積層体をロ
ール形態に巻き取った後、延伸工程に付すこともでき
る。
【0022】前記積層体を共押出し工程により作製する
場合は、延伸フィルムにおける各層の厚み比は、各樹脂
の単位時間当りの押出し量を制御することによって最適
化することができる。
【0023】本発明に係わる位相差板の製造方法を実施
可能な製造装置の一例の概略的斜視図を図1に示す。図
1の製造装置10は、2つの押出し機12及び14が押
出しダイ16に一体に組み合わされている。押出し機1
2及び14から押出しダイ16内部に押出された樹脂ホ
ッパーは、積層フィルム18となり、押出しダイ16の
下部から押出される。3層以上の積層体を形成する場合
は、押出し機12及び14以外に、押出しダイ16に通
じる押出し機をさらに付加してもよい。また、例えば、
NB層/ST層/NB層の3層構成の積層体を形成する
場合は、ノルボルネン系樹脂を押出す押出し機からの押
出し流路を分岐させ、押出しダイ16の内部で、前記3
層の積層体を形成する様に構成してもよい。
【0024】押出された積層フィルム18は、ロール2
0、22及び24の回転に追従して、順次移動する。ロ
ール20、22及び24は互いに異なる周速度で回転し
ているので、移動している間に、積層フィルム18は冷
却されるとともに、所望の厚みに調整される。続いて、
積層フィルム18は、熱ロール26及び28のニップ部
により、延伸され、複屈折性が発現された延伸フィルム
18’となる。延伸ロール26及び28は、芯部にヒー
タ(不図示)を内蔵している。ヒータはコントローラ3
0によりその温度が各々制御されていて、積層フィルム
18の延伸温度は一定に保たれている。
【0025】光学測定器32は、延伸直後の延伸フィル
ム18’のレターデーション(好ましくは、少なくとも
2波長におけるレターデーション)を測定する。測定波
長及びレターデーションの検出データは、光学測定器3
2からコントローラ30に入力される。コントローラ3
0には、あらかじめ、理想的な波長−レターデーション
の相関標準データが入力され、この標準データからの入
力データのズレに基づき、延伸温度を上下させる様にプ
ログラム入力されている。この様に、延伸フィルムの2
以上の波長におけるレターデーションを測定して、この
データに基づいて、延伸温度を制御すると、波長分散が
均一な波長板を安定して製造することができる。
【0026】各層の厚み比も、レターデーションの波長
分散性に影響を与えるので、ライン上の延伸フィルムの
前記レターデーションの測定値に基づいて、押出し機か
らの単位時間当りの各樹脂の押出し量を制御してもよ
い。
【0027】延伸フィルム18’は、その後、より下流
に配置された切断機(不図示)によって所望の大きさに
切断され、位相差板として種々の用途に供される。ま
た、例えば、延伸フィルム18’を一旦ロール状に巻き
取って、一時保管及び搬送することもできる。
【0028】本発明の製造方法によって製造された位相
差板は、その光学的特性に応じて、1/2波長板及び1
/4波長板等として、種々の用途に供することができ
る。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明するが、本発明
はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。ノル
ボルネン系樹脂として「ゼオノア 1420」(日本ゼ
オン社製、Tg=136℃)、及びスチレン−無水マレ
イン酸共重合樹脂として「ダイラーク D332」(ノ
バケミカル社製、Tg=131℃)を用い、NB層/S
T層/NB層からなる1/4波長板を作製した。作製に
は、図1と同様の構成の装置を用いた。但し、押出し機
14の押出し流路は2つに分岐し、分岐した流路から押
出された樹脂が、押出し機12から押出された樹脂を挟
持して、押出しダイ16内部で3層構成の積層体を形成
可能に構成された装置を用いた。
【0030】押出し機12に「ダイラーク D332」
を、押出し機14に「ゼオノア 1420」を各々格納
して、押出し温度を各々240℃及び245℃として押
出しダイ16内部に押出した。押出しダイ16の下部か
ら、NB層/ST層/NB層の3層構成の積層体を押出
し、該積層体を、引き続き、縦一軸延伸した。延伸倍率
は1.6倍であった。延伸工程を通じて、延伸ロール2
6及び28の温度を、一定の温度に維持した。延伸温度
及び/又は単位時間当りの各樹脂の押出し量を変化させ
て、下記表1に示す延伸フィルム1〜11を作製した。
尚、下記表1中のNB層の厚みは、2層の厚みの合計で
ある。厚みの比についても同様である。
【0031】
【表1】
【0032】次に、これらの延伸フィルムについて、4
50nm、481nm、547nm、629nm及び6
50nmにおいて、レターデーションを測定し、その波
長分散性を調べた。測定には、王子計測社製、「KOB
RA21ADH」を用いた。その結果をグラフ1〜3に
まとめた。
【0033】グラフ1に示す結果から、延伸温度120
℃であり、且つNB層とST層との厚み比が3:1〜
1:1の範囲内にある延伸フィルム1〜4のレターデー
ションは、いずれも理想値に近似した波長分散性を示
し、広帯域1/4波長板として実用上充分な光学特性を
示すことがわかった。
【0034】グラフ2に示す結果から、延伸温度115
℃であり、且つNB層とST層との厚み比が3:1〜
1:1の範囲内にある延伸フィルム5〜7のレターデー
ションは、いずれも理想値に近似した波長分散性を示
し、広帯域1/4波長板として実用上充分な光学特性を
示すことがわかった。一方、厚み比が3:1〜1:1を
超えた延伸フィルム8のレターデーションは、理想値か
らはずれた波長分散性を示していた。
【0035】グラフ3に示す結果から、NB層とST層
との厚み比が1.93:1であり、且つ「ダイラーク
D332」のガラス転移点Tg(L)℃(即ち131
℃)と(Tg(L)−20)≦T≦(Tg(L)+1
0)の関係を満たすT℃で延伸した延伸フィルム9〜1
1のレターデーションは、いずれも理想値に近似した波
長分散性を示し、広帯域1/4波長板として実用上充分
な光学特性を示すことがわかった。
【0036】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によると、可
視光全域の入射光に対して均一な位相差特性を与え得る
広帯域位相差板を簡易に且つ安定的に製造可能な位相差
板の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の位相差板の製造方法に利用可能な製
造装置の一例を概略的に示した斜視図である。
【図2】 実施例で作製した延伸フィルムのレターデー
ションの波長分散性を示すグラフである。
【図3】 実施例で作製した延伸フィルムのレターデー
ションの波長分散性を示すグラフである。
【図4】 実施例で作製した延伸フィルムのレターデー
ションの波長分散性を示すグラフである。
【符号の説明】
10 製造装置 12、14 押出し機 16 押出しダイ 18 積層フィルム 18’ 延伸フィルム 20、22、24 ロール 26、28 延伸ロール 30 コントローラ 32 光学測定器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 31:00 B29L 31:00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノルボルネン系樹脂を含有する層(NB
    層)を少なくとも一層及びスチレン−無水マレイン酸共
    重合樹脂を含有する層(ST層)を少なくとも一層有す
    る積層体を延伸して延伸フィルムを得る延伸工程を有す
    る位相差板の製造方法であって、前記延伸工程における
    延伸温度T℃が、前記ノルボルネン系樹脂及び前記スチ
    レン−無水マレイン酸共重合樹脂のガラス転移点のうち
    低いガラス転移点をTg(L)℃としたとき、(Tg
    (L)−20) ≦ T ≦ (Tg(L)+10)で
    あり、且つ前記延伸フィルムの前記NB層及び前記ST
    層の厚みの比が3:1〜1:1であることを特徴とする
    位相差板の製造方法。
  2. 【請求項2】 少なくともノルボルネン系樹脂及びスチ
    レン−無水マレイン酸共重合樹脂を共押出しして前記積
    層体を形成する共押出し工程を有する請求項1に記載の
    位相差板の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記ノルボルネン系樹脂のガラス転移点
    と前記スチレン−無水マレイン酸共重合樹脂のガラス転
    移点との差が10℃以下である請求項1又は2に記載の
    位相差板の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記積層体が前記NB層、前記ST層及
    び前記NB層を順次配置した積層体である請求項1から
    3までのいずれか1項に記載の位相差板の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記積層体が、前記NB層と前記ST層
    との間に接着層が配置された積層体である請求項1から
    4までのいずれか1項に記載の位相差板の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記共押出し工程において、前記接着層
    に含有される材料をノルボルネン系樹脂及びスチレン−
    無水マレイン酸共重合樹脂と共に共押出しする請求項2
    から5までのいずれか1項に記載の位相差板の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 前記延伸工程において、可視光波長域か
    ら選ばれる2以上の波長における前記延伸フィルムのレ
    ターデーションを測定し、測定されたレターデーション
    の値に基づいて延伸温度を制御する請求項1から6まで
    のいずれか1項に記載の位相差板の製造方法。
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