JP2002107411A - テストヘッドの支持台 - Google Patents

テストヘッドの支持台

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JP2002107411A
JP2002107411A JP2000299791A JP2000299791A JP2002107411A JP 2002107411 A JP2002107411 A JP 2002107411A JP 2000299791 A JP2000299791 A JP 2000299791A JP 2000299791 A JP2000299791 A JP 2000299791A JP 2002107411 A JP2002107411 A JP 2002107411A
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JP
Japan
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test head
rotation position
rotation
test
mounting portion
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JP2000299791A
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English (en)
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Masakura Enomoto
政庫 榎本
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Ando Electric Co Ltd
Original Assignee
Ando Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テストヘッドの検査時におけるメンテナンス
作業を容易にする。 【解決手段】 テストヘッド2の検査時に用いるテスト
ヘッドの支持台1である。テストヘッド2が装着される
テストヘッド装着部20と、テストヘッド装着部20の
両側部を回動可能な状態で支持する架台10とを備え
る。テストヘッド2上面のポゴピンリング3が上方を向
く第1回動位置と、テストヘッド2底面のピンカード出
入用の開口部4aが前方或いは後方を向く第2回動位置
の各々で、テストヘッド2が回動不能に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テストヘッドの検
査時に用いるテストヘッドの支持台に関する。
【0002】
【従来の技術】ICなどの被測定デバイスの電気的特性
を試験するにあたって、例えばICテスタが用いられ
る。ICテスタはテスタ本体とテストヘッドにより構成
され、これらはケーブルを介して電気的に接続される。
テスタ本体には主要な制御回路、電源回路等が備えられ
る一方、テストヘッドには被測定デバイスを搭載したテ
ストボードが装着される。テストヘッドの内部には複数
のピンカードが放射状に配置され、これらピンカードの
上端部には、テストボードを装着可能なポゴピンリング
が結合される。また、テストヘッドの底面には開口部が
設けられ、ピンカードの交換時には、前記開口部を介し
てピンカードが出し入れされる。
【0003】従来、上記テストヘッドの検査時には、テ
ストボードの装着面(ポゴピンリング側)を上にしてテ
ストヘッドを略水平に支持する支持台が用いられてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のテストヘッドの支持台では、テストボードの装着面
を上にしてテストヘッドを単に支持するのみであったた
め、テストヘッド底面の開口部が常に下を向いた状態と
なり、例えば、検査に際してピンカードを交換する場合
などには、作業者がテストヘッドの下に潜り込んで作業
する必要があった。つまり、上記従来のテストヘッドの
支持台では、テストヘッドの検査時におけるメンテナン
ス作業に手間がかかるという問題点があった。例えば、
テストヘッドの位置決め機能を備える支持台として、ハ
ンドラやプローバとの接続に用いるマニピュレータが知
られている。ところが、マニピュレータの場合には、機
構が大掛かりでコストが高く、しかも重量物である(移
動に手間がかかる)ので、テストヘッドの検査時に用い
る支持台としては適当ではなかった。
【0005】本発明の課題は、テストヘッドの検査時に
おけるメンテナンス作業を容易にすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、例えば、図1〜図6に示す
ように、テストヘッド(2)の検査時に用いるテストヘ
ッドの支持台(1)であって、前記テストヘッドが装着
されるテストヘッド装着部(20)と、前記テストヘッ
ド装着部の両側部を回動可能な状態で支持する架台(1
0)とを備えることを特徴とする。
【0007】請求項1記載の発明によれば、テストヘッ
ドがテストヘッド装着部に装着されると共に、該テスト
ヘッド装着部の両側部が架台により回動可能な状態で支
持されるので、テストヘッドの検査に際してテストヘッ
ドの向きを変えることができる。従って、検査に際して
ピンカードを交換する場合などに、作業者がテストヘッ
ドの下に潜り込んで作業する必要がなくなり、テストヘ
ッドの検査時におけるメンテナンス作業が容易となる。
また、当該テストヘッドの支持台はマニピュレータと比
べ機構が簡素であることから、低コストや軽量化を実現
でき、テストヘッドの検査時に好適に使用できる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載のテ
ストヘッドの支持台において、例えば、図1〜図6に示
すように、前記テストヘッド装着部の一方の側部(例え
ば、側板22Aなど)には、側方に向けて支軸(23)
が突設される一方、前記テストヘッド装着部の他方の側
部(例えば、側板22Bなど)には、複数の摺動部(例
えば、摺動ブロック24など)が設けられ、前記架台に
は、前記支軸を回動自在に保持する軸受け(13)が設
けられると共に、前記支軸の軸線上に中心を有する円弧
に沿って前記摺動部を案内する円弧状の案内レール(1
5)が設けられることを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明によれば、テストヘッ
ド装着部の一方の側部が、支軸と軸受けの相互作用によ
り回動自在に支持される一方で、テストヘッド装着部の
他方の側部が、案内レールと摺動部の相互作用により回
動自在に支持される。また、テストヘッドの回動中心か
ら離れた位置に案内レールと摺動部が配置されることか
ら、テストヘッドの回動中心付近に開口部や切欠部を形
成できる。これにより、テストヘッド側部のメンテナン
ス作業が容易となると共に、テストヘッド側部から延び
るケーブル類を配線するのが容易となる。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1又は2に
記載のテストヘッドの支持台において、例えば、図4に
示すように、前記テストヘッドの回動範囲を規制する回
動規制部(例えば、ストッパブロック16など)を備え
ることを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明によれば、回動規制部
がテストヘッドの回動範囲を規制するので、テストヘッ
ドが必要以上に回動して、例えば、テストヘッドから延
びるケーブル類が捩れたり、テストヘッドが周囲の機器
等に衝突したりすることを防止できる。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何
れかに記載のテストヘッドの支持台において、例えば、
図4及び図7に示すように、前記テストヘッドを所定の
回動位置で回動不能に固定或いは解放する固定手段(例
えば、位置決め穴25a・25b・25cと位置決めピ
ン17とからなる固定手段など)を備えることを特徴と
する。
【0013】請求項4記載の発明によれば、固定手段に
よりテストヘッドを回動不能に固定した状態で、テスト
ヘッドのメンテナンス作業を実施できる。従って、テス
トヘッドのメンテナンス作業が容易となる。
【0014】ここで、固定手段としては、例えば、テス
トヘッド装着部と架台の何れか一方に設けられた位置決
め穴と、他方に設けられ位置決め穴と係合離脱自在な位
置決めピンとにより構成される固定手段などが挙げられ
る。例えば、位置決め穴を複数設けることで、テストヘ
ッドの固定位置を選択的に切換可能となる。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項4記載のテ
ストヘッドの支持台において、例えば、図1〜図6に示
すように、前記テストヘッドの上面にはテストボードを
装着可能な装着部(例えば、ポゴピンリング3など)が
設けられる一方、前記テストヘッドの底面にはピンカー
ドを出入自在とする開口部(4a)が設けられており、
前記所定の回動位置には、前記装着部が上方を向く第1
回動位置と、前記開口部が前方或いは後方を向く第2回
動位置とが含まれることを特徴とする。
【0016】請求項5記載の発明によれば、装着部が上
方を向く第1回動位置と、開口部が前方或いは後方を向
く第2回動位置の各々で、テストヘッドが回動不能に固
定されるので、テストヘッドのメンテナンス作業が容易
となる。すなわち、第1回動位置でテストヘッドを回動
不能に固定することによりテストボード等の交換作業が
容易となり、第2回動位置でテストヘッドを回動不能に
固定することによりピンカード等の交換作業が容易とな
る。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項5記載のテ
ストヘッドの支持台において、例えば、図3及び図4に
示すように、前記第1回動位置から前記第2回動位置へ
の回動方向に付勢力を付与する付勢手段(例えば、ダン
パー8など)を備えることを特徴とする。
【0018】請求項6記載の発明によれば、第1回動位
置から第2回動位置への回動方向に付勢手段が付勢力を
付与するので、第1回動位置から第2回動位置にテスト
ヘッドを回動変換するのが容易となる。一方、第2回動
位置から第1回動位置に復帰する際には、付勢手段がテ
ストヘッドの位置エネルギーを吸収するので、テストヘ
ッドの回転速度を減衰でき、テストヘッドの停止に伴う
衝撃を緩衝できる。従って、テストヘッドを円滑に回動
させることができる。
【0019】ここで、付勢手段としては、例えば、弾性
力を利用したものや、電力や磁力を利用したもの、或い
は重力を利用したものなどが挙げられる。
【0020】請求項7記載の発明は、請求項1〜6の何
れかに記載のテストヘッドの支持台において、例えば、
図1に示すように、水平方向に前記架台を移動自在とす
るキャスター(6)を備えることを特徴とする。
【0021】請求項7記載の発明によれば、当該テスト
ヘッドの支持台を搬送台として使用できる。従って、テ
ストヘッドの搬送台を別途用意する必要がなくなる。ま
た、テストヘッドの搬送に際して、支持台から搬送台に
テストヘッドを載せ替える作業を省略できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。まず、構成を説明する。図1
〜図6に示すように、本発明に係るテストヘッドの支持
台1は、テストヘッド2が装着されるテストヘッド装着
部20と、該テストヘッド装着部20の両側部を回動可
能な状態で支持する架台10とにより概略構成される。
【0023】図1及び図2に示すように、テストヘッド
装着部20はテストヘッド2を前後に挟んだ状態で取付
可能な一対の取付板21を備えると共に、該取付板21
の各々の端部同士を相互に結合する一対の側板22A・
22Bを備える。すなわち、テストヘッド装着部20は
平面視でほぼ矩形の枠状をなしている。図1〜図3に示
すように、一方の側板22A(図1から見て左側の側
板)の外壁面には側方に向けて支軸23が突設されてい
る。一方、図4に示すように、他方の側板22B(図1
から見て右側の側板)の外壁面には支軸23の軸線(テ
ストヘッド装着部20の回動中心C)上に中心を有する
円弧に沿って一対の摺動ブロック(摺動部)24が配設
されている。各摺動ブロック24の間隔は中心角で約9
0度に設定されている。また、側板22Bの外壁面に
は、支軸23の軸線上に中心を有する円弧状の係合板2
5が取り付けられ、係合板25には位置決めピン17
(後述)の先端部を挿入可能な複数の位置決め穴25a
・25b・25cが形成されている。
【0024】図2及び図5に示すように、架台10は平
面視でほぼ矩形の枠状をなし、各角部に柱部11a・1
1b・11c・11dを備える。図1に示すように、各
柱部11a・11b・11c・11dの下端にはそれぞ
れキャスター6とレベルフット7が取り付けられてい
る。例えば、当該テストヘッドの支持台1を移動させる
とき(例えば、テストヘッド2の搬送時など)には、キ
ャスター6が床面に当接するように、一方、テストヘッ
ドの支持台1を固定するとき(例えば、テストヘッド2
の検査時など)には、レベルフット7が床面に当接する
ように、各レベルフット7の突出長さを調節する。ま
た、テストヘッド2をプローバ(図示省略)に搭載する
ときなどには、レベルフット7の突出長さを調節するこ
とで、テストヘッド2の高さ位置或いは水平度を調整す
る。これにより、テストヘッド2をプローバに接続・搭
載するのが容易となる。
【0025】図2から見て左側に配置される一対の柱部
11a・11bの上部には、図3に示すように、柱部1
1a・11bどうしを相互に結合する梁部12aが一体
的に設けられ、梁部12aの上端中央には、支軸23を
回動自在に保持する軸受け13が設置されている。一
方、図2から見て右側に配置される一対の柱部11c・
11dの下側には、図4に示すように、柱部11c・1
1dどうしを相互に結合する梁部12bが一体的に設け
られ、梁部12bから柱部11c・11dへと連続する
架台10の内壁面には、図1に示すように、側板22B
と平行に対向配置される状態で回動保持板14が取り付
けられている。回動保持板14の内壁面には、図4に示
すように、支軸23の軸線上に中心を有する円弧に沿っ
て摺動ブロック24を案内する円弧状の案内レール15
が敷設されている。すなわち、テストヘッド装着部20
の一方の側板22Aが、支軸23と軸受け13の相互作
用により回動自在に支持される一方で、他方の側板22
Bが、案内レール15と摺動ブロック24の相互作用に
より回動自在に支持される。そして、各側板22A・2
2Bの回動軸が同一直線上に配置され、かつ各側板22
A・22Bが一対の取付板21により相互に結合されて
いるので、架台10に対してテストヘッド装着部20が
一体的に回動する。また、図4に示すように、案内レー
ル15の両端部には、摺動ブロック24の移動範囲を制
限することによりテストヘッド2の回動範囲を規制する
ストッパブロック(回動規制部)16がそれぞれ設けら
れている。従って、テストヘッド2が必要以上に回動し
て、例えば、テストヘッド2から延びるケーブル類2a
(図1)が捩れたり、テストヘッド2が周囲の機器等に
衝突したりすることを防止できる。
【0026】図2及び図4に示すように、回動保持板1
4には貫通状態で位置決めピン17が取り付けられてい
る。位置決めピン17は先端部を係合板25の各位置決
め穴25a・25b・25cに挿入し得る位置に配置さ
れている。すなわち、位置決めピン17の先端部を係合
板25の位置決め穴25a・25b・25cの何れかに
挿入した状態において、テストヘッド装着部20が架台
10に対して回動不能に固定される。また、位置決めピ
ン17を挿入する位置決め穴25a・25b・25cに
応じてテストヘッド装着部20の固定位置が変化する。
つまり、本発明に係る固定手段が位置決めピン17と位
置決め穴25a・25b・25cとにより構成されてい
る。
【0027】また、位置決めピン17には、係合板25
と近接する方向に付勢力を付与するコイルばね(図示省
略)が取り付けられている。図7に示すように、回動保
持板14の外壁面には、コイルばねの付勢力に抗して位
置決めピン17を係止する係止ブロック18が突設され
る一方、位置決めピン17の軸部には、係止ブロック1
8による係止を回避する切欠部17aが形成されてい
る。すなわち、常時は、コイルばねの付勢力により、図
7(a)に示すように、位置決めピン17の先端部が位
置決め穴25a・25b・25cの一つに挿入されて位
置決めピン17と係合板25とが係合し、テストヘッド
装着部20が架台10に対して回動不能に固定された状
態となっている。この状態から、位置決めピン17を引
張って、位置決めピン17と係合板25との係合を解除
すると、テストヘッド装着部20が架台10に対して回
動自在な状態に変換される。このときに、位置決めピン
17を軸周りにまわして、図7(b)に示すように、係
止ブロック18により位置決めピン17を係止させれ
ば、この状態を維持できる。また、位置決めピン17を
さらにまわして、係止ブロック18と切欠部17aを対
向させれば、上記係止を解除できる。例えば、上記係止
を解除した状態で、テストヘッド装着部20を架台10
に対して回動させると、位置決めピン17の先端部が係
合板25の上面を押し付けながら進んだ後、位置決め穴
25a・25b・25cの何れかと出会い、その出会っ
た時点で、コイルばねの付勢力により位置決めピン17
の先端部が上記位置決め穴に挿入され、その時点で、テ
ストヘッド装着部20が架台10に対して回動不能に固
定される。
【0028】なお、この実施の形態では、係合板25に
3つの位置決め穴25a・25b・25cが形成されて
おり、第1の位置決め穴25aは第1回動位置で、第2
の位置決め穴25bは第2回動位置で、第3の位置決め
穴25cは第3回動位置で、それぞれテストヘッド装着
部20を回動不能に固定し得る位置に配置されている。
ここで、第1回動位置とは、テストヘッド2上面のポゴ
ピンリング3(装着部)が上方を向く回動位置(図1と
図2に示す回動位置)であり、第2回動位置とは、テス
トヘッド2底面の開口部4a(図6では蓋部材4により
閉塞されている)が前方を向く回動位置(図5と図6に
示す回動位置)であり、第3回動位置とは、第1回動位
置と第2回動位置の間に位置する回動位置であって、テ
ストヘッド2上面が水平面に対して約60度傾斜する回
動位置である。例えば、テストボード等の交換作業を行
う場合やテストヘッド2を搬送する場合などには、第1
回動位置でテストヘッド装着部20を回動不能に固定
し、一方、ピンカード等の交換作業を行う場合などに
は、第2回動位置或いは第3回動位置でテストヘッド装
着部20を回動不能に固定する。
【0029】図4に示すように、回動保持板14と側板
22Bの各々には、テストヘッド2側部から延びるケー
ブル類2aを通すための切欠部14a・14bがテスト
ヘッド2の回動中心C付近に形成されている。また、回
動保持板14には、回動保持板14とテストヘッド装着
部20との間にケーブル類2aが挟まるのを防止するガ
イド部材19が切欠部14aの周縁に沿って取り付けら
れている。従って、ケーブル類2aを容易に配線でき、
かつ配線したケーブル類2aが回動保持板14とテスト
ヘッド装着部20との間に挟まることを防止できる。
【0030】図1に示すように、架台10の柱部11a
・11dとテストヘッド装着部20の側板22A・22
Bとの間には、第1回動位置から第2回動位置への回動
方向に付勢力を付与する付勢手段として例示するダンパ
ー8がそれぞれ取り付けられている。ダンパー8はシリ
ンダ8aとピストンロッド8bにより構成されており、
シリンダ8a内には高圧ガスが封入されている。テスト
ヘッド装着部20が第2回動位置にある場合に、シリン
ダ8a内の圧力は、第1回動位置より低下する。このた
め、テストヘッド装着部20が第1回動位置にある場合
には、図3及び図4に示すように、ピストンロッド8b
がシリンダ8aの奥まで挿入されることによりシリンダ
8a内の高圧ガスが圧縮されて、シリンダ8a内の圧力
は第2回動位置よりも高い状態となる。従って、第1回
動位置から第2回動位置にテストヘッド装着部20を回
動させる場合には、空気圧によるダンパー8の弾性復帰
力(付勢力)がテストヘッド装着部20に作用すること
から、テストヘッド装着部20を容易に回動させること
ができる。一方、第2回動位置から第1回動位置にテス
トヘッド装着部20を回動復帰させる場合には、回動復
帰させる過程でダンパー8がテストヘッド装着部20
(テストヘッド2を含む)の位置エネルギーを吸収する
ので、テストヘッド装着部20の回転速度を減衰でき、
テストヘッド装着部20の停止に伴う衝撃を緩衝でき
る。従って、テストヘッド2を円滑に回動させることが
できる。
【0031】次に、テストヘッドの支持台1の使用方法
を説明する。
【0032】常時は、位置決めピン17を第1の位置決
め穴25aに挿入することにより、テストヘッド装着部
20を第1回動位置で回動不能に固定して使用する。例
えば、テストヘッド2内のピンカードを交換するときに
は、テストヘッド装着部20を回動させて、第2回動位
置或いは第3回動位置で回動不能に固定する。例えば、
テストヘッド装着部20を第2回動位置で回動不能に固
定する場合には、先ず、位置決めピン17を引き出して
係止ブロック18により位置決めピン17を係止させた
状態(位置決めピン17と係合板25との係合を解除し
た状態)としてから、操作ハンドル5(図2)を操作し
て、テストヘッド装着部20を架台10に対して回動さ
せる。そして、第2回動位置の近傍までテストヘッド装
着部20を回動させたら、位置決めピン17を軸周りに
まわして係止ブロック18による上記係止を解除した状
態とし、さらにテストヘッド装着部20をゆっくりと回
動させる。すると、暫く回動させたところで、位置決め
ピン17が第2の位置決め穴25bと出会って第2の位
置決め穴25bに挿入され、テストヘッド装着部20が
第2回動位置で回動不能に固定される。この状態でピン
カードの交換作業を行い、ピンカードの交換作業が終了
したら、上記と同様に、テストヘッド装着部20を回動
させることによりテストヘッド装着部20を第1回動位
置に復帰させ、テストヘッド装着部20を第1回動位置
で回動不能に固定する。
【0033】以上のように、この実施の形態のテストヘ
ッドの支持台1によれば、ポゴピンリング3が上方を向
く第1回動位置(図1と図2に示す回動位置)と、開口
部4a(蓋部材4)が前方を向く第2回動位置(図5と
図6に示す回動位置)の各々で、テストヘッド2が回動
不能に固定されるので、例えば、検査に際してピンカー
ドを交換する場合などに、作業者がテストヘッド2の下
に潜り込んで作業する必要がなくなり、テストヘッド2
の検査時におけるメンテナンス作業が容易となる。ま
た、架台10とテストヘッド装着部20の各々を枠状に
構成して軽量化を図ると共に、架台10にキャスター6
を取り付けて架台10を床面に沿って移動自在としたの
で、当該テストヘッドの支持台1を搬送台としても使用
できる。従って、テストヘッド2の搬送台を別途用意す
る必要がなくなる。また、テストヘッド2の搬送に際し
て、支持台1から搬送台にテストヘッド2を載せ替える
作業を省略できる。
【0034】なお、本発明は、以上の実施の形態で示し
たテストヘッドの支持台1に限定されるものではなく、
これ以外にも種々のバリエーションが有り得る。例え
ば、付勢手段として高圧ガスを利用したダンパー8を例
示したが、コイルばねを利用したダンパーなどであって
もよい。これ以外にも、例えば、電力や磁力、或いは重
力バランスなどを利用して、付勢力を付与するものであ
ってもよい。また、この実施の形態では、テストヘッド
装着部20の一方の側板22Aが、支軸23と軸受け1
3の相互作用により回動自在に支持される一方で、他方
の側板22Bが、案内レール15と摺動ブロック24の
相互作用により回動自在に支持される構成としたが、例
えば、両側板22A・22Bが支軸と軸受けの相互作用
によりそれぞれ回動自在に支持される構成としたり、両
側板22A・22Bが案内レールと摺動ブロックの相互
作用によりそれぞれ回動自在に支持される構成としたり
することも可能である。その他、具体的な細部構造等に
ついても本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更可
能であることは勿論である。
【0035】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、テストヘ
ッドの検査に際してテストヘッドの向きを変えることが
できる。従って、検査に際してピンカードを交換する場
合などに、作業者がテストヘッドの下に潜り込んで作業
する必要がなくなり、テストヘッドの検査時におけるメ
ンテナンス作業が容易となる。また、当該テストヘッド
の支持台はマニピュレータと比べ機構が簡素であること
から、低コストや軽量化を実現でき、テストヘッドの検
査時に好適に使用できる。
【0036】請求項2記載の発明によれば、テストヘッ
ドの回動中心付近に開口部や切欠部を形成できる。これ
により、テストヘッド側部のメンテナンス作業が容易と
なると共に、テストヘッド側部から延びるケーブル類を
配線するのが容易となる。
【0037】請求項3記載の発明によれば、テストヘッ
ドが必要以上に回動して、例えば、テストヘッドから延
びるケーブル類が捩れたり、テストヘッドが周囲の機器
等に衝突したりすることを防止できる。
【0038】請求項4記載の発明によれば、固定手段に
よりテストヘッドを回動不能に固定した状態で、テスト
ヘッドのメンテナンス作業を実施できる。従って、テス
トヘッドのメンテナンス作業が容易となる。
【0039】請求項5記載の発明によれば、第1回動位
置でテストヘッドを回動不能に固定することによりテス
トボード等の交換作業が容易となり、第2回動位置でテ
ストヘッドを回動不能に固定することによりピンカード
等の交換作業が容易となる。
【0040】請求項6記載の発明によれば、第1回動位
置から第2回動位置にテストヘッドを回動変換するのが
容易となる。一方、第2回動位置から第1回動位置に復
帰する際には、付勢手段がテストヘッドの位置エネルギ
ーを吸収するので、テストヘッドの回転速度を減衰で
き、テストヘッドの停止に伴う衝撃を緩衝できる。従っ
て、テストヘッドを円滑に回動させることができる。
【0041】請求項7記載の発明によれば、当該テスト
ヘッドの支持台を搬送台として使用できる。従って、テ
ストヘッドの搬送台を別途用意する必要がなくなる。ま
た、テストヘッドの搬送に際して、支持台から搬送台に
テストヘッドを載せ替える作業を省略できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテストヘッドの支持台の一実施の
形態例を示す正面図である。
【図2】同、平面図である。
【図3】同、左側面図である。
【図4】同、右側面図である。
【図5】図2の状態変化図である。
【図6】図1の状態変化図である。
【図7】位置決めピンの動作説明図である。
【符号の説明】
1 テストヘッドの支持台 2 テストヘッド 3 ポゴピンリング(装着部) 4a 開口部 6 キャスター 8 ダンパー(付勢手段) 10 架台 13 軸受け 14 回動保持板 15 案内レール 16 ストッパブロック(回動規制部) 17 位置決めピン(固定手段) 20 テストヘッド装着部 23 支軸 24 摺動ブロック(摺動部) 25a、25b、25c 位置決め穴(固定手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テストヘッドの検査時に用いるテストヘッ
    ドの支持台であって、 前記テストヘッドが装着されるテストヘッド装着部と、 前記テストヘッド装着部の両側部を回動可能な状態で支
    持する架台とを備えることを特徴とするテストヘッドの
    支持台。
  2. 【請求項2】前記テストヘッド装着部の一方の側部に
    は、側方に向けて支軸が突設される一方、前記テストヘ
    ッド装着部の他方の側部には、複数の摺動部が設けら
    れ、 前記架台には、前記支軸を回動自在に保持する軸受けが
    設けられると共に、前記支軸の軸線上に中心を有する円
    弧に沿って前記摺動部を案内する円弧状の案内レールが
    設けられることを特徴とする請求項1記載のテストヘッ
    ドの支持台。
  3. 【請求項3】前記テストヘッドの回動範囲を規制する回
    動規制部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記
    載のテストヘッドの支持台。
  4. 【請求項4】前記テストヘッドを所定の回動位置で回動
    不能に固定或いは解放する固定手段を備えることを特徴
    とする請求項1〜3の何れかに記載のテストヘッドの支
    持台。
  5. 【請求項5】前記テストヘッドの上面にはテストボード
    を装着可能な装着部が設けられる一方、前記テストヘッ
    ドの底面にはピンカードを出入自在とする開口部が設け
    られており、 前記所定の回動位置には、前記装着部が上方を向く第1
    回動位置と、前記開口部が前方或いは後方を向く第2回
    動位置とが含まれることを特徴とする請求項4記載のテ
    ストヘッドの支持台。
  6. 【請求項6】前記第1回動位置から前記第2回動位置へ
    の回動方向に付勢力を付与する付勢手段を備えることを
    特徴とする請求項5記載のテストヘッドの支持台。
  7. 【請求項7】水平方向に前記架台を移動自在とするキャ
    スターを備えることを特徴とする請求項1〜6の何れか
    に記載のテストヘッドの支持台。
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