JP2002107063A - 結晶成長用ルツボおよび結晶成長方法 - Google Patents

結晶成長用ルツボおよび結晶成長方法

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JP2002107063A JP2000304879A JP2000304879A JP2002107063A JP 2002107063 A JP2002107063 A JP 2002107063A JP 2000304879 A JP2000304879 A JP 2000304879A JP 2000304879 A JP2000304879 A JP 2000304879A JP 2002107063 A JP2002107063 A JP 2002107063A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 結晶品質の向上、歩留り向上および結晶成長
速度の改善を図ることができる結晶成長用ルツボおよび
結晶成長方法を提供すること。 【解決手段】 結晶成長用ルツボ10は、上面に開口部
を有し、4つの側壁4,5,6,7および底壁8とから
成る四角箱型形状であり、外部の全面には連続した凹凸
形状を有する。前記ルツボ10の外部の連続した凹凸形
状は、側壁4,5,6,7の外部では、底壁8に垂直な
方向(縦方向)に延びる複数の凸条11を平行に連続し
て形成し、凸条11と凹溝12とを各側壁4,5,6,
7の全面に連続して形成される。また、底壁8では、側
壁4,6に平行な方向に延びる複数の凸条11が平行に
連続して全面に形成される。また、ルツボ10の内部の
空間は立方体形状であり、この内部にシリコン材料を充
填し、シリコン材料を融解させ、冷やすことでシリコン
インゴットの結晶成長を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造工程に
用いる、結晶成長用ルツボおよび結晶成長方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な結晶成長用ルツボ1およ
びキャスト(鋳造)法による多結晶シリコンインゴット
の結晶成長方法(以下、結晶成長法と略称する)を図1
0および図11を用いて説明する。図10(a)は、従
来の結晶成長用ルツボ1(以下、ルツボ1と略記する)
の斜視図であり、図10(b)は、図10(a)の切断
面線X−Xのから見た断面図であり、図10(c)は、
図10(a)のルツボ1の平面図である。前記ルツボ1
は、上面に開口部を有する四角箱型形状であり、内部の
空間が立方体または直方体形状である。前記ルツボ1
は、たとえば、シリカ(二酸化珪素)などから成る。
【0003】前記ルツボ1を用いた結晶成長方法を図1
1を参照して説明する。まず、ルツボ1の内部に窒化珪
素(SiN)2をコーティングした後、焼成を行う。つ
ぎに、焼成を行ったルツボ1にSiスクラップ3を投入
する。そして、ルツボ1に熱を加えてSiスクラップ3
を融解させ、その後冷却することで結晶成長を行ってい
た。このような、キャスト法による結晶成長法に用いら
れる結晶成長用ルツボおよびキャスト法による結晶成長
方法は、たとえば、特開平11−116228号公報、
特開平11−236291号公報および特開平9−71
497号公報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の公報に開示されている結晶成長用ルツボおよび結晶成
長方法では、結晶成長時に温度制御を行って多結晶シリ
コンインゴットを結晶成長させるが、この温度制御で
は、結晶の内部応力が制御できない問題があった。
【0005】このような問題に鑑み、結晶の内部応力を
低減する結晶成長用ルツボが、たとえば、特開平11−
244988号公報および特開平11−248363号
公報に開示されている。これらの公報に開示されている
結晶成長用ルツボでは、複数の層を積層して結晶成長用
ルツボを形成している。このように結晶成長用ルツボを
形成することで、融解したシリコンが凝固するときに積
層した内側の層が引っ張られて剥離するため、結晶の内
部応力が低減される。また、このように、結晶の内部応
力を低減させると、結晶成長の速度が早くなる。
【0006】しかしながら、特開平11−244988
号公報および特開平11−248363号公報では、結
晶の内部応力は抑えられるが、結晶内部にある不純物の
制御および除去はできなかった。
【0007】本発明の目的は、結晶品質の向上、歩留り
向上および結晶成長速度の改善を図ることができる結晶
成長用ルツボおよび結晶成長方法を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、キャスト法に
よるシリコン結晶の成長に用いる結晶成長用ルツボにお
いて、外部の少なくとも一部に連続した凹凸形状が形成
されることを特徴とする結晶成長用ルツボである。
【0009】また本発明で、前記凹凸形状は、ルツボの
外部の全面に形成されることを特徴とする。
【0010】また本発明で、前記凹凸形状は、ルツボの
縦方向に延びる溝が、平行に連続して複数本形成される
ことを特徴とする。
【0011】また本発明で、前記凹凸形状は、ルツボの
横方向に延びる溝が、平行に連続して複数本形成される
ことを特徴とする。
【0012】また本発明で、前記凹凸形状は、格子形溝
であることを特徴とする。また本発明は、キャスト法に
よるシリコン結晶の成長に用いる結晶成長用ルツボにお
いて、内部の少なくとも一部に連続した凹凸形状が形成
されることを特徴とする結晶成長用ルツボである。
【0013】また本発明は、底壁内部に凹または凸形状
が形成されることを特徴とする。シリコンを結晶成長用
ルツボに投入し成長させると融解シリコンがルツボ側に
引っ張られるが、本発明に従えば、結晶成長用ルツボの
外部または内部に連続した凹凸形状あるいは底壁内部に
凹または凸形状が形成されることによって、内部応力が
抑えられる。したがって、ひび割れのなく、歩留りが向
上した結晶を成長させることができる。また、内部応力
の分散が可能となり、結晶成長速度も早くなる。
【0014】また本発明で、前記凹凸形状の凸部の肉厚
と凹部の肉厚とは、所定比率で構成されることを特徴と
する。
【0015】また本発明で、前記凹凸形状の所定比率
は、凸部の肉厚が凹部の肉厚の1.5倍以上であること
を特徴とする。
【0016】本発明に従えば、凹凸の所定比率は、凸部
の肉厚が凹部の肉厚の1.5倍以上とすることによっ
て、結晶に発生する内部応力を確実に抑えることができ
る。
【0017】また本発明で、前記凹凸形状の凸部の断面
形状は、四角形、台形または半円形であることを特徴と
する。
【0018】本発明に従えば、前記凹凸形状の凸部の断
面形状は、四角形、台形または半円形など、どのような
形状であってもよい。
【0019】また本発明は、キャスト法によるシリコン
結晶の成長に用いる結晶成長用ルツボにおいて、側壁に
孔を有し、前記孔の外側の下部にシリコン融解液を溜る
たまり部を有することを特徴とする結晶成長用ルツボで
ある。
【0020】本発明に従えば、結晶成長用ルツボの側壁
に孔を設けているので、シリコンが融解した時点で、不
純物が偏析するシリコンの融解液の表面部分を前記孔を
通して、前記孔の外側の下部に設けてあるたまり部に溜
め、シリコン内部に存在する不純物を除去することがで
きる。したがって、結晶の均一性が向上し、結晶グレイ
ンの形状が大きくなり、高品質な結晶が成長する。
【0021】また本発明で、前記結晶成長用ルツボは、
シリカ、黒鉛、カーボン、石英のうちの少なくともいず
れか1つの材料から構成されることを特徴とする。
【0022】本発明に従えば、結晶成長用ルツボはシリ
カ、黒鉛、カーボン、石英のうち、どの材料を用いても
作製することができる。
【0023】また本発明は、キャスト法によるシリコン
結晶の結晶成長方法において、外部または内部の少なく
とも一部に連続した凹凸形状が形成された結晶成長用ル
ツボを用いて融解した結晶材料を成長させることを特徴
とする結晶成長方法である。
【0024】本発明に従えば、ルツボの外部または内部
に凹凸形状が形成される結晶成長用ルツボを用いて結晶
成長を行うことによって、融解シリコンがルツボ側に引
っ張られることで発生する結晶の内部応力が抑えられ
る。これによって、ひび割れのない結晶を成長させるこ
とができる。
【0025】また本発明は、前記結晶成長用ルツボの上
に、底壁に孔を有する上部ルツボを設置し、前記上部ル
ツボで結晶材料を融解させ、融解した結晶成長用材料を
底壁の孔から下側の結晶成長用ルツボに落下させ、下側
の結晶成長用ルツボで融解した結晶材料を成長させるこ
とを特徴とする。
【0026】本発明に従えば、不純物は上部ルツボのシ
リコンの融解液の表面部分に偏析されるため、不純物を
上部ルツボに残留させることができ、下側の結晶成長用
ルツボに不純物の少ない融解シリコンを堆積させること
ができる。したがって、結晶の均一性が向上し、結晶グ
レインの形状も大きくなり、また、ひび割れのない高品
質な結晶が成長する。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の第1の実施形態
の結晶成長用ルツボ10(以下、ルツボ10と略記す
る)について説明する。
【0028】図1(a)は、本発明の実施の一形態にお
けるルツボ10の概略斜視図であり、図1(b)は、図
1(a)の切断面線I−Iから見た側壁部分の破断斜視
図である。図1(c)は、図1(a)の切断面線I−I
から見た底壁部分の破断斜視図である。
【0029】前記ルツボ10は、上面に開口部を有し、
4つの側壁4,5,6,7と底壁8とから成る四角箱型
形状であり、外部の全面には連続した凹凸形状を有す
る。また、前記ルツボ10の内部の空間は立方体形状で
あり、この内部にシリコン材料を充填し、シリコン材料
を融解させ、冷やすことでシリコンを結晶成長させる。
【0030】前記ルツボ10の外部の連続した凹凸形状
は、各側壁4,5,6,7の外部では、底壁8に垂直な
方向(縦方向)に延びる複数の凸条11を平行に連続し
て形成し、凸条11と凹溝12とが各側壁4,5,6,
7の全面に連続して形成される。また、底壁8では、側
壁4,6に平行な方向に延びる複数の凸条11が平行に
連続して全面に形成される。また、前記ルツボ10で
は、外部の全面に凹凸形状が形成されるが、凹凸形状は
外部の一部分のみに形成されてもよい。
【0031】また、前記ルツボ10では、側壁4と側壁
5との角部13では、図1(b)に示すように、凸条1
1が側壁4,5に連なって突出するように形成される
が、図1(d)に示すように、角部13を避けて凸条1
1を形成し、角部13が突出するように形成してもよ
い。
【0032】また、前記ルツボ10の外部の連続した凹
凸形状は、図2に示すように、各側壁4,5,6,7の
外部で、底壁8に平行な方向(横方向)に延びる複数の
凸条11を平行に連続して形成して、凸条11と凹溝1
2とを各側壁4,5,6,7の全面に連続して形成して
もよい。
【0033】このような凹凸形状を形成する場合も、図
2(a)に示すように、凸条11が側壁4の上端部14
および下端部15から連なるように形成してもよく、ま
た、図2(b)に示すように、側壁4の上端部14およ
び下端部15は凸条11とせず、上端部14および下端
部15が凹溝12となるように、上端部14の少し下お
よび下端部15の少し上から凸条11が連なるように形
成してもよい。また、前記底壁8および各側壁4,5,
6,7の外部の凹凸形状は、格子形溝であってもよい。
【0034】つぎに、本発明の第2の実施形態の結晶成
長用ルツボ20(以下、ルツボ20と略記する)につい
て説明する。
【0035】図3(a)は、ルツボ20の側壁部分の破
断斜視図であり、図3(b)は、ルツボ20の底壁部分
の破断斜視図である。
【0036】前記ルツボ20は、上面に開口部を有し、
4つの側壁4,5,6,7および底壁8とから成る四角
箱型形状であり、内部の全面には連続した凹凸形状を有
する。前記ルツボ20の凹凸形状が形成される内部の空
間にシリコン材料を充填し、シリコン材料を融解させ、
冷やすことでシリコンを結晶成長させる。
【0037】ルツボ20の内部の連続した凹凸形状は、
一側壁6の内部では、底壁8に垂直な方向(縦方向)に
延びる複数の凸条11を平行に連続して形成し、凸条1
1と凹溝12とが側壁6の内部に連続して形成される。
また、他の3つの側壁4,5,7にも同様に凹凸形状が
形成される。また、底壁8では、側壁4,6に平行な方
向に延びる複数の凸条11が平行に連続して全面に形成
される。ルツボ20では、内部の全面に凹凸形状が形成
されるが、凹凸形状は内部の一部分のみに形成されても
よい。
【0038】また、前記ルツボ20の内部の連続した凹
凸形状は、図3(c)に示すように、一側壁6の内部で
は、底壁8に平行な方向(横方向)に延びる複数の凸条
11を平行に連続して形成して、凸条11と凹溝12と
を側壁6の全面に連続して形成してもよい。また、他の
3つの側壁4,5,7にも同様な凹凸形状が形成されて
もよい。
【0039】つぎに、本発明の第3の実施形態の結晶成
長用ルツボ30(以下、ルツボ30と略記する)につい
て説明する。
【0040】図4(a)は、ルツボ30の底壁部分の破
断斜視図である。前記ルツボ30は、上面に開口部を有
し、4つの側壁4,5,6,7と底壁8とから成る四角
箱型形状であり、底面8の内部には、全体にわたって一
つの凹形状が緩やかに湾曲して凹むように凹形状31を
有し、各側壁4,5,6,7の内部には、前記第2の実
施形態と同様な連続した凹凸形状を有する。前記ルツボ
30の凹形状31が形成される内部の空間にシリコン材
料を充填し、シリコン材料を融解させ、冷やすことでシ
リコンを結晶成長させる。
【0041】また、本実施形態のルツボ30では、底壁
8の内部には凹形状31が形成されるが、図4(b)に
示すように、底壁8の内部では、全体にわたって一つの
緩やかに隆起した凸形状32が形成されるようにしても
よい。
【0042】また、前記凹形状31および凸形状32
は、図1および2のように外部に連続した凹凸形状を形
成したルツボの底壁8の内部に形成してもよい。
【0043】図5(a)は、前記第1〜3の実施形態の
ルツボ10,20,30の連続した凹凸形状の一方向に
延びる凸条11に垂直な方向の断面図である。前記ルツ
ボ10,20,30では、凸条11に垂直な方向の断面
は四角形状であり、ルツボ10、20,30の側壁に対
する凸条11の一側面16の角度aは90°となる。こ
の角度aを変えて、図5(b)に示すように、凸条11
の断面形状が台形となるように凹凸形状を形成してもよ
く、また、図5(c)に示すように、凸条11の断面形
状が半円形となるように凹凸形状を形成してもよい。
【0044】また、前記ルツボ10,20,30の凹凸
形状では、凸部(凸条11)の肉厚17は凹部(凹溝1
2)の肉厚18の1.2〜2.0倍とし、前記1〜3の
実施形態のルツボ10,20,30では、約1.5倍と
している。このように構成することによって、製造が容
易となり、確実に内部応力を抑えることができる。ここ
で、凸部の肉厚17とは、凹凸の無い反対側の表面から
凸部の上端表面までの高さであり、凹部の肉厚とは、凹
凸の無い反対側の表面から凹部の底面までの高さであ
る。
【0045】前記ルツボ10,20,30の作製にあた
っては、鋳型を形成して、そこにシリカを流し込み、鋳
造方式で形成した。鋳造形成されたルツボ10,20,
30には、内部に窒化珪素をコーティングした後、約9
00℃で焼成を行い冷却した後、結晶成長を行う。
【0046】次に、前記ルツボ10,20,30を用い
た結晶成長方法について説明する。まず、前記ルツボ1
0,20,30にシリコン材料を投入し、熱を加える。
そして、シリコン材料が融解した後、冷却することで結
晶を成長させた。また、ルツボ10,20,30の他
に、図10に示すような、外部および内部に凹凸形状を
形成していない従来のルツボを用いて、同様な条件にて
結晶成長を行った。この結晶成長条件を表1に示す。
【0047】
【表1】
【0048】次に、成長した結晶の評価を行った。成長
した結晶の評価手段としては、各サンプルのウエハの厚
みを350μm±10μmに統一し、割れ率を調べる方
法を用いた。各ルツボによって結晶成長させたシリコン
の評価(割れ率)を表2に示す。
【0049】
【表2】
【0050】表2から前記第1〜3の実施形態のルツボ
10,20,30を用いて結晶成長させたシリコンイン
ゴットは、従来の結晶成長用ルツボを用いて結晶成長さ
せたシリコンインゴットよりも、割れ率が低下している
ことがわかる。これにより、内部応力が緩和されている
と考えられる。
【0051】以上のように、前記ルツボ10,20,3
0により結晶成長を行うことによって、ひび割れがな
く、歩留りが向上したシリコンインゴットを結晶成長さ
せることができる。また、結晶の内部応力を低減できる
ので、結晶成長速度が早くなる。このため、シリコンイ
ンゴットの作製において大幅なコストダウンが可能とな
る。
【0052】次に、前記ルツボ10を用いた他の結晶成
長方法について説明する。図6は、ルツボ10を用いた
他の結晶成長方法を説明するための図である。
【0053】まず、底壁23に、底壁23の厚み方向に
貫通して形成される貫通孔である孔22を有する上部ル
ツボ21の底壁23の下側に、前記ルツボ10の開口部
が配置されるように、ルツボ10を距離をおいて配置し
た。
【0054】次に、前記上部ルツボ21にシリコン材料
を充填する。このとき、上部ルツボ21の底壁23の孔
22を覆い隠すぐらいのシリコン材料の固まりを、ま
ず、この孔22の上に置いて、その周囲にシリコン材料
を充填する。そして、上部ルツボ21の上面部から徐々
に熱を加えると上部ルツボ21の上面部のシリコン材料
が融解し始める。その後、熱を加え続けると、最終的に
は底壁23の孔22を覆っているシリコン材料の固まり
が融解し、この孔22を通して上部ルツボ21の下側に
設置されているルツボ10に落下する。この落下したシ
リコン融解液は冷却され、結晶が成長する。シリコン材
料が融解し、冷却されて結晶ができるまでの時間は、前
記結晶成長方法より5時間短く、約50時間とすること
ができた。
【0055】このような方法で結晶成長させたシリコン
インゴットと従来の方法で結晶成長させたシリコンイン
ゴットとをライフタイム測定器を用いて比較評価した結
果を図7に示す。成長時間以外の結晶の成長条件は、前
記実施形態の表1に示す結晶成長条件と同様である。図
7から、ライフタイム特性が向上したことがわかる。
【0056】また、ここでは上部ルツボ21の下にはル
ツボ10を配置して結晶を成長させたが、ルツボ10の
かわりに前記ルツボ20または30を用いてもよい。
【0057】以上のように、結晶成長を行うと、結晶の
内部応力が抑えられ、さらに結晶内の不純物を取り除く
ことができる。したがって、結晶の均一性が向上し、ま
た、ひび割れがなく、歩留りが向上した高品質なシリコ
ンインゴットを結晶成長させることができる。また、結
晶の内部応力が低減されるので、結晶成長速度が早くな
る。このため、シリコンインゴットの製造において大幅
なコストダウンが可能となる。
【0058】次に、本発明の第4の実施形態の結晶成長
用ルツボ40(以下、ルツボ40と略称する)について
説明する。
【0059】図8(a)は、前記ルツボ40の概略斜視
図であり、図8(b)は、図8(a)の切断面線VII
I−VIIIから見た破断斜視図である。
【0060】前記ルツボ40は、上面に開口部を有し、
4つの側壁4,5,6,7と底壁8とから成る四角箱型
形状のルツボ本体と、このルツボ本体の四方の側壁4,
5,6,7に、この側壁の厚み方向に貫通して形成され
る貫通孔である孔41およびシリコン融解液を溜めるた
まり部42を有する。この孔41を通って、ルツボ40
の内部で融解させた融解シリコンの表面の融解液がルツ
ボ40の外部に排出される。
【0061】前記たまり部42は、前記ルツボ本体に設
けられた、前記孔41の外側の下部に形成される。前記
たまり部42は、図8(b)に示す側壁4では、側壁4
に垂直な底壁42aと、この底壁42aの端部から立設
する立ち上がり壁42bとから成る。また、たまり部4
2は、本実施形態では四方の側壁4,5,6,7に独立
して形成しているが、ルツボ40の側壁を外囲するよう
に形成してもよい。
【0062】本実施形態のルツボ40の内部の空間は立
方体形状であり、この内部にシリコン材料を充填し、シ
リコン材料を融解させ、冷やすことでシリコンを結晶成
長させる。
【0063】次に、前記ルツボ40を用いた結晶成長方
法についてを説明する。まず、シリコン材料を前記ルツ
ボ40の内部に充填する。シリコン材料の量は15Kg
である。つぎに、ルツボ40の側壁下部から熱を徐々に
加える。すると、ルツボ40の内部のシリコン材料は下
部から融解し始める。その後、シリコン材料が上部まで
融解されると、シリコン材料に含まれている不純物が、
融解したシリコン材料の上部に偏析される。ここで、ル
ツボ40の側壁の孔41をシリコン材料の融解液の表面
付近に形成しておくことによって、シリコン材料の上部
に偏析された不純物は、この孔41を通ってルツボ40
の外部に排出される。ルツボ40の孔41の外側の下部
には、たまり部42が形成されており、この外部に排出
された不純物を含むシリコンの融解液は、このたまり部
42に溜まる。その後、融解したシリコンを冷却するこ
とで、結晶が成長する。
【0064】以上のような方法で結晶成長したシリコン
インゴットの高さは、約100mmであった。このシリ
コンインゴットと、図10に示すような、側壁に孔およ
びたまり部を有しない従来のルツボにより作製したシリ
コンインゴットとをライフタイム測定器を用いて比較評
価した結果を図9に示す。なお、結晶の成長条件は、前
記実施形態の表1に示す結晶成長条件と同様である。図
9から、側壁に孔41およびたまり部42を設けてシリ
コン融解液の表面部分を除去することで、ライフタイム
特性が向上がしたことがわかる。
【0065】このように、ルツボ40を用いて結晶成長
を行うと、シリコン結晶内の不純物を除去することがで
きるため、結晶の均一性が向上し、結晶グレインの形状
も大きくなり、高品質なシリコンインゴットを結晶成長
させることができる。
【0066】以上のように、前記第1〜4の実施形態の
結晶成長用ルツボおよび結晶成長方法によって結晶成長
させたシリコンインゴットは、たとえば、太陽電池用パ
ネルなどに用いられる。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、結晶成長用ルツボの外
部または内部に連続した凹凸形状あるいは底壁内部に凹
または凸形状が形成されることによって、内部応力が抑
えられるので、ひび割れのなく、歩留りが向上した結晶
を成長できる。また、内部応力の分散が可能となり、結
晶成長速度も早くなる。このため、シリコンインゴット
の製造において、大幅なコストダウンが可能となる。
【0068】また本発明によれば、凹凸の所定比率は、
凸部の肉厚が凹部の肉厚の1.5倍以上とするので、結
晶に発生する内部応力を確実に抑えることができる。
【0069】また本発明によれば、前記凹凸形状の凸部
の断面形状は、四角形、台形または半円形など、どのよ
うな形状であってもよい。
【0070】また本発明によれば、ルツボの側壁に孔を
設けているので、シリコンが融解した時点で、不純物が
偏析するシリコンの融解液の表面部を前記孔を通して外
部に設けてあるたまり部に溜め、シリコン内部に存在す
る不純物を除去することができる。したがって、結晶の
均一性が向上し、結晶グレインの形状も大きくなり、高
品質な結晶が成長する。
【0071】また本発明によれば、結晶成長用ルツボは
シリカ、黒鉛、カーボン、石英のうち、どの材料を用い
ても作製することができる。
【0072】また本発明によれば、ルツボの外部または
内部に凹凸形状が形成される結晶成長用ルツボを用いて
結晶成長を行うことによって、融解シリコンがルツボ側
に引っ張られることで発生する結晶の内部応力が抑えら
れる。これによって、ひび割れのない結晶が成長でき
る。このため、シリコンインゴットの製造において、大
幅なコストダウンが可能となる。
【0073】また本発明によれば、不純物は上部ルツボ
のシリコンの融解液の表面部分に偏析されるため、不純
物を上部ルツボに残留させることができ、下側の結晶成
長用ルツボに不純物の少ない融解シリコンを堆積させる
ことができる。したがって、結晶の均一性が向上し、結
晶グレインの形状も大きくなり、また、ひび割れのな
い、歩留りが向上した高品質な結晶が成長する。このた
め、シリコンインゴットの製造において、大幅なコスト
ダウンが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の第1の実施形態における結
晶成長用ルツボ10の概略斜視図であり、(b)は、
(a)の切断面線I−Iから見た側壁部分の破断斜視図
であり、(c)は、(a)の切断面線I−Iから見た底
壁部分の破断斜視図であり、(d)は、外部に形成され
る凹凸形状の他の例を示す図である。
【図2】(a),(b)は、図1の結晶成長用ルツボ1
0の外部に形成される凹凸形状の他の例を示す破断斜視
図である。
【図3】(a)および(b)は、本発明の第2の実施形
態における結晶成長用ルツボ20の側壁および底壁部分
の破断斜視図であり、(c)は、結晶成長用ルツボ20
の側壁に形成される凹凸形状の他の例を示す破断斜視図
である。
【図4】(a),(b)は本発明の第3の実施形態にお
ける結晶成長用ルツボ30の底壁の破断斜視図である。
【図5】(a),(b),(c)は、結晶成長用ルツボ
10,20,30に形成される凹凸形状の例を示す断面
図である。
【図6】図1のルツボ10を用いた結晶成長方法の例を
示す図である。
【図7】図6の結晶成長方法によって結晶成長させたシ
リコンインゴットと従来の方法によって結晶成長させた
シリコンインゴットを比較したライフタイム測定の結果
を示す図である。
【図8】(a)は、本発明の他の実施形態の結晶成長用
ルツボ40を示す斜視図であり、(b)は、(a)の切
断面線VIII−VIIIから見た破断斜視図である。
【図9】図8の結晶成長用ルツボ40を用いて結晶成長
させたシリコンインゴットと従来の結晶成長用ルツボに
よって結晶成長させたシリコンインゴットを比較したラ
イフタイムを測定した結果を示す図である。
【図10】(a)は、従来の結晶成長用ルツボ1の斜視
図であり、(b)は切断面線X−Xから見た断面図であ
り、(c)は、結晶成長用ルツボ1の平面図である。
【図11】図10の結晶成長用ルツボ1を用いたシリコ
ンの結晶方法を示す図である。
【符号の説明】
1,10,20,30,40 結晶成長用ルツボ 2 窒化珪素 3 シリコン材料 4,5,6,7 側壁 8,23 底壁 11 凸条 12 凹溝 13 角部 16 凸部側面 17 凸部の肉厚 18 凹部の肉厚 21 上部ルツボ 22,41 孔 31 凹形状 32 凸形状 42 たまり部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャスト法によるシリコン結晶の成長に
    用いる結晶成長用ルツボにおいて、 外部の少なくとも一部に連続した凹凸形状が形成される
    ことを特徴とする結晶成長用ルツボ。
  2. 【請求項2】 前記凹凸形状は、ルツボの外部の全面に
    形成されることを特徴とする請求項1記載の結晶成長用
    ルツボ。
  3. 【請求項3】 前記凹凸形状は、ルツボの縦方向に延び
    る溝が、平行に連続して複数本形成されることを特徴と
    する請求項1または2記載の結晶成長用ルツボ。
  4. 【請求項4】 前記凹凸形状は、ルツボの横方向に延び
    る溝が、平行に連続して複数本形成されることを特徴と
    する請求項1または2記載の結晶成長用ルツボ。
  5. 【請求項5】 前記凹凸形状は、格子形溝であることを
    特徴とする請求項1または2記載の結晶成長用ルツボ。
  6. 【請求項6】 キャスト法によるシリコン結晶の成長に
    用いる結晶成長用ルツボにおいて、 内部の少なくとも一部に連続した凹凸形状が形成される
    ことを特徴とする結晶成長用ルツボ。
  7. 【請求項7】 底壁内部に凹または凸形状が形成される
    ことを特徴とする請求項6記載の結晶成長用ルツボ。
  8. 【請求項8】 前記凹凸形状の凸部の肉厚と凹部の肉厚
    とは、所定比率で構成されることを特徴とする請求項1
    〜7のいずれか1つに記載の結晶成長用ルツボ。
  9. 【請求項9】 前記凹凸形状の所定比率は、凸部の肉厚
    が凹部の肉厚の1.5倍以上であることを特徴とする請
    求項8記載の結晶成長用ルツボ。
  10. 【請求項10】 前記凹凸形状の凸部の断面形状は、四
    角形、台形または半円形であることを特徴とする請求項
    1〜9のいずれか1つに記載の結晶成長用ルツボ。
  11. 【請求項11】 キャスト法によるシリコン結晶の成長
    に用いる結晶成長用ルツボにおいて、 側壁に孔を有し、前記孔の外側の下部にシリコン融解液
    を溜るたまり部を有することを特徴とする結晶成長用ル
    ツボ。
  12. 【請求項12】 前記結晶成長用ルツボは、シリカ、黒
    鉛、カーボン、石英のうちの少なくともいずれか1つの
    材料から構成されることを特徴とする請求項1〜11の
    いずれか1つに記載の結晶成長用ルツボ。
  13. 【請求項13】 キャスト法によるシリコン結晶の結晶
    成長方法において、 外部または内部の少なくとも一部に連続した凹凸形状が
    形成された結晶成長用ルツボを用いて融解した結晶材料
    を成長させることを特徴とする結晶成長方法。
  14. 【請求項14】 前記結晶成長用ルツボの上に、底壁に
    孔を有する上部ルツボを設置し、前記上部ルツボで結晶
    材料を融解させ、融解した結晶成長用材料を底壁の孔か
    ら下側の結晶成長用ルツボに落下させ、下側の結晶成長
    用ルツボで融解した結晶材料を成長させることを特徴と
    する請求項13記載の結晶成長方法。
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