JP2002106570A - 転動体およびこれを用いたベアリング - Google Patents

転動体およびこれを用いたベアリング

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JP2002106570A
JP2002106570A JP2000360149A JP2000360149A JP2002106570A JP 2002106570 A JP2002106570 A JP 2002106570A JP 2000360149 A JP2000360149 A JP 2000360149A JP 2000360149 A JP2000360149 A JP 2000360149A JP 2002106570 A JP2002106570 A JP 2002106570A
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Takami Sakamoto
隆己 坂元
Takeshi Kato
剛 加藤
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Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】転動体としてセラミックスを用いた従来の軸受
けでは、使用中に温度が上昇すると、内外輪をなす軸受
け鋼と転動体をなすセラミックスとの熱膨張係数の差に
より予圧が抜け、隙間が生じていた。 【解決手段】セラミックスからなる転動体において、熱
膨張率が9.0×10-6/℃以上、圧砕荷重が4000
N以上であり、表面に存在するポアの平均径を5μm以
下とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジルコニアおよび
アルミナの複合焼結体からなるハードディスク装置の回
転軸支持用ベアリング等に使用される転動体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なハードディスク装置(以下、H
DDと略記する。)等における回転軸支持構造は、図1
に示すように、ハブ1を介して磁気ディスク2を回転自
在に支持する回転軸3を、軸方向に間隔を開けて配置さ
れた2個1組の玉軸受け4で支持している。
【0003】そして、磁気ディスク2の回転軸3を支持
する一組の玉軸受け4の内輪5は、回転軸3と一体に回
転するよう取り付けられ、転動体10を介して外輪6を
スピンドルモータ7の固定子8の内周に嵌めて固定し、
回転子9の中心に回転軸3を固定して回転軸3をスピン
ドルモータ7で回転させていた。このような回転軸支持
構造によって回転自在に支持された磁気ディスク2は、
スピンドルモータ7の回転速度に応じて高速回転する。
【0004】あるいは図2に示すように、内輪5を回転
軸3に固定し、外輪6をハブ1に固定し、スピンドルモ
ータ7にて直接ハブを回転させ、スピンドルモータ7の
回転速度に応じて高速回転するようになっていた。
【0005】従来のハードディスク装置の回転軸3を支
持する玉軸受け4は、高精度の小型玉軸受け(ミニチュ
ア玉軸受け:JIS B 0104「軸受け外径9mm
未満の玉軸受」)が使用されており、少なくとも寸法精
度や回転精度はJISの5級以上のものが使用されてい
る。また、剛性を高めて軸のたわみ又は振れを小さくす
るために軸受け隙間を負の隙間として予圧を与えてい
る。
【0006】予圧を与える方法としては定位置予圧と定
圧予圧がある。定位置予圧は軸受け同士の位置が固定さ
れ、剛性を高めるのに有効である。定圧予圧はバネを用
いて予圧するので、運転中の熱影響および荷重の影響に
よる軸受け間の位置の変化があっても、予圧量を一定に
保つことができる。定位置予圧にはあらかじめ差幅調整
した組み合わせ軸受けを用いる方法と、あらかじめ寸法
調整した間座を用いる方法、そして軸方向の予圧を調整
できるナットまたはボルトを締め付けて用いる方法があ
る。定圧予圧にはコイルばねまたは皿ばねを用いる方法
がある。予圧の効果としては、軸の振れを抑え、軸受け
の剛性を高め、転動体の旋回滑り・公転滑り・自転滑り
を抑制し、振動の発生防止と低騒音化が可能となり、軌
道輪に対して、転動体を正しい位置に保つ等の効果があ
るが、一般に予圧は軸受けの寿命を低下させるのみでな
く、摩擦を増大させて温度上昇も大きくする。よって、
予圧が過大にならないように注意しなければならない。
【0007】また最近では、コンピューターの記録密度
の増大、及び処理速度の高速化により、HDDの回転速
度はより高速回転が求められている。そのため従来転動
体10として用いられてきた金属に代わり、比重が軽
く、耐摩耗性のよい窒化珪素等のセラミックスが用いら
れるようになってきた。
【0008】窒化珪素を軸受け材料として用いる場合
は、材料に内在する微小な欠陥(気孔等)が転がり疲労
によって表面で剥離を起こす原因となるため、特開平3
−60467号公報に示されているように、雰囲気加圧
焼結やHIP処理が用いられている。このようにして得
られた焼結体は、製品として精密加工された後、転動体
10として使用される。
【0009】転動体10は、表面ないしはその近傍の表
層に高い引っ張り応力を受けるために、表面ないしはそ
の近傍に欠陥が存在しないことが重要であり、転動体1
0として用いる焼結体には、特に、欠陥(気孔、介在
物、組織の異常など)がないことが要求されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記転
動体10として窒化珪素などのセラミックスを用いた従
来の軸受けでは、高速回転のグリースの補給間隔を長く
すること、つまりグリースの長寿命化は達成できるが、
使用中に温度が上昇すると、内外輪をなす軸受け鋼と転
動体10をなす窒化珪素質セラミックスとの熱膨張係数
の差により予圧が抜け、隙間が生じるという問題があっ
た。
【0011】このため、ボール固定部に圧力抜けが発生
して、ロッキングモードと呼ばれる回転軸の振れが加振
され、結果として、トラックミスレジストレーションに
よりヘッドのオントラックができなくなり、軸受け部に
異音が発生すると同時に、磁気ヘッドの誤動作(読み取
り・書き取りの不良)が生じていた。
【0012】上記熱膨張率差の対策として、転動体10
の材質を軸受け鋼と熱膨張係数の近いセラミックスであ
るジルコニアに変える試みがなされつつあるが、HDD
用軸受に使用する場合、予圧およびスピンドルモータの
発生する熱により長時間使用すると相変態を起こし、転
動体10の真円度、表面粗さ等が悪くなり、振動及び異
音が発生しHDDとしての回転精度が満足できなくなる
という問題があった。
【0013】そこで、本発明の目的は,高速回転とグリ
ースの長寿命化という条件を満たしながら、振動、騒音
を低減できるHDD用転がり軸受けを提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意検討
した結果、セラミックスからなる転動体において、熱膨
張率が9.0×10-6/℃以上、圧砕荷重が4000N
以上であり、表面に存在するポアの最大径が5μm以下
とすることにより、上記課題を解決できることを見出し
た。
【0015】また、前記セラミックスとしてジルコニア
セラミックスを用い、表面部における初期の単斜晶の含
有量が1%以下であり、100℃、荷重14.7N、回
転数10000rpm×500時間の条件下で使用した
後の単斜晶の含有量が5%以下である転動体とすること
により、上記課題を解決できることを見出した。
【0016】また、前記セラミックスとしてジルコニア
セラミックスを用い、表面部における初期の単斜晶の含
有量が1%以下であり、100℃、荷重14.7N、回
転数10000rpm×500時間の条件下で使用した
後の表面粗さRaが0.004以下である転動体とする
ことにより、上記課題を解決できることを見出した。
【0017】また、ジルコニアセラミックスからなり、
初期の圧砕荷重に対し、121℃×2気圧の飽和水蒸気
雰囲気中で400時間処理した後の圧砕荷重が80%以
上である転動体とすることにより、上記課題を解決でき
ることを見出した。
【0018】また、前記ジルコニアセラミックスとし
て、主成分をなすジルコニアに希土類元素酸化物を2〜
5モル%含有し、これら合計100重量部に対しアルミ
ナを2〜40重量部含有すると共に、ジルコニアの平均
結晶粒径が0.2〜0.5μmであり、ジルコニアの平
均結晶粒径aとアルミナの平均結晶粒径bの比率が、
0.4≦a/b≦2.0となるようにすれば好ましいこ
とを見出した。
【0019】
【作用】本発明によれば、これらの材料をハードディス
ク装置の回転軸支持用ベアリング転動体として使用する
ことにより、従来に比較して低コストで信頼性、高速耐
久性、耐摩耗性をもち長時間使用しても相変態に起因す
る振動や音が発生しないハードディスク装置の回転軸支
持用ベアリング転動体が得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0021】本発明の転動体は、図1に示すようなハー
ドディスク装置等における回転軸支持用の軸受け4に使
用される。この軸受け4は、ハブ1を介して磁気ディス
ク2を回転自在に支持する回転軸3を、軸方向に間隔を
開けて配置された2個1組の玉軸受け4で支持してい
る。そして、磁気ディスク2の回転軸3を支持する一組
の玉軸受け4の内輪5は、回転軸3と一体に回転するよ
う取り付けられ、外輪6をスピンドルモータ7の固定子
8の内周に嵌めて固定し、転動体10を介して回転子9
の中心に回転軸3を固定し、回転軸3をスピンドルモー
タ7で回転させる。このような回転軸支持構造によって
回転自在に支持された磁気ディスク2は、スピンドルモ
ータ7の回転速度に応じて高速回転する。
【0022】あるいは図2に示すように、内輪5を回転
軸3に固定し、外輪6をハブ1に固定し、スピンドルモ
ータ7にて直接ハブ1を回転させ、スピンドルモータ7
の回転速度に応じて高速回転するようになっている。
【0023】本発明の転動体10は、セラミックスから
なり、熱膨張率が9.0×10-6/℃以上、圧砕荷重が
4000N以上であり、表面に存在するポアの最大径が
5μm以下であることを特徴とする。
【0024】熱膨張率が9.0×10-6/℃より小さい
と、内輪5および/または外輪6となる軸受け鋼の熱膨
張率12.5×10-6/℃との差が大きくなるので、使
用中の温度上昇により回転軸3部分の予圧が抜け、回転
軸3の保持が不安定となり、異音が発生したり摩擦によ
り温度が上昇するので好ましくない。
【0025】また、圧砕荷重が4000N未満である
と、使用中に転動体10が破壊する可能性があるので、
好ましくない。さらに、転動体10の表面に存在するポ
アの平均粒径が5μmを越えると、使用中の異音や発熱
の原因となるので、好ましくない。
【0026】本発明の転動体10を得るためには、熱膨
張率が9.0×10-6/℃であるジルコニアセラミック
スを用い、焼成後HIP処理を施した後、表面を研磨し
て表面の欠陥を除去することによってポアの最大径を5
μm以下とすることができる。
【0027】また、圧砕荷重を4000N以上とするた
めには、主成分を成すジルコニアに対し希土類元素酸化
物を2〜5モル%含有し、これら合計100重量部に対
しアルミナを5〜40重量部含有すると共に、ジルコニ
アの平均結晶粒径が0.2〜0.5μmであり、ジルコ
ニアの平均結晶粒径aとアルミナの平均結晶粒径bの比
率を0.4≦a/b≦2.0とすることが好ましい。
【0028】また、上記セラミックスとしてジルコニア
セラミックスを使用し、表面部における初期の単斜晶の
含有量が1%以下であり、100℃、荷重14.7N、
回転数10000rpm×500時間の条件下で使用し
た後の単斜晶の含有量が5%以下であるような転動体1
0を用いることが好ましい。
【0029】このような転動体10とすることにより、
使用中の負荷条件下で、ジルコニアセラミックスが正方
晶から単斜晶へ相転移することを抑制し、転動体10の
寸法変化を小さくして、耐久性良好な軸受け4とするこ
とが可能となる。
【0030】初期の単斜晶の量が1%以上となるような
転動体10は、使用中の負荷条件により、容易に単斜晶
の量が増加し、転動体10が変形して回転が不均一にな
ってしまうので好ましくない。
【0031】また、100℃、荷重14.7N、回転数
10000rpm×500時間の条件下で使用した際
に、単斜晶の含有量が5%を越えると、転動体10の表
面に不規則に単斜晶が生成し、これにより転動体10が
変形して表面粗さRaが0.004μmを越え軸受け4
の回転が不均一になり、異音の発生や発熱の原因となる
ので好ましくない。
【0032】特に、発熱は軸受け4の温度を上昇させ、
ジルコニアセラミックスの相転移を助長するので好まし
くない。ジルコニアセラミックスは、200〜300℃
に正方晶から単斜晶への転移点を持っているので、温度
がこれに近づけば近づくほど単斜晶の量が増加すること
になるからである。
【0033】また、転動体10をなすジルコニアセラミ
ックスに関しては、初期の圧砕荷重に対し、121℃×
2気圧の飽和水蒸気圧雰囲気中で400時間処理した後
の圧砕荷重が80%以上であることが好ましい。正方晶
のジルコニアは準安定な状態であり、室温付近では単斜
晶が安定な結晶相であるため、ジルコニアは、周囲に水
分があると、正方晶から単斜晶への相転移が進みやすく
なるからである。上記の飽和水蒸気圧中処理前後の圧砕
荷重を評価することは、ジルコニアセラミックスからな
る転動体10の耐水性を評価するために有用である。
【0034】上記ジルコニアセラミックスは、主成分を
成すジルコニアに希土類元素酸化物を2〜5モル%含有
するものを使用することが好ましい。希土類元素酸化物
は、共沈法によりジルコニア中に添加することが好まし
い。これにより、ジルコニアセラミックス中に希土類元
素酸化物が均一に分散するようになり、焼成中に正方晶
が生成しやすくなる。しかしながら、この希土類元素酸
化物の含有量が2モル%未満になると、ジルコニアセラ
ミックスの相転移の臨界粒径が小さくなり、負荷条件に
より容易に相転移を起こすようになるので好ましくな
い。また、希土類元素酸化物の量が5モル%を越えるよ
うにすると、焼結体の圧砕荷重が4000N未満となる
ので好ましくない。また、希土類元素酸化物の種類とし
ては、Y23、Yb23、Er23、Dy23等、希土
類元素金属のうちイオン半径の小さなものを使用する方
が単斜晶への相転移を抑制するために好ましい。
【0035】さらに、ジルコニアセラミックスにアルミ
ナを添加すれば、ジルコニアセラミックスの粒界に分散
し、ジルコニアセラミックスの粒成長を抑制すると同時
に、粒界成分としてジルコニアセラミックスの相転移を
抑制する働きがある。本発明のジルコニアセラミックス
は、ジルコニアセラミックスと希土類元素酸化物の合計
100重量部に対し5〜40重量部のアルミナを含有す
ると共に、前記ジルコニアセラミックスの平均結晶粒径
が0.2〜0.5μmであり、ジルコニアの平均結晶粒
径aとアルミナの平均結晶粒径bの比率が、0.4≦a
/b≦2.0であることが好ましい。
【0036】このアルミナの量が5重量部未満となる
と、ジルコニアセラミックスの粒成長を抑制する効果が
減少し、負荷条件中の単斜晶の量が容易に増加するよう
になるので好ましくない。また、アルミナの量が40重
量部を越えると、アルミナの体積%が過半数を越えるよ
うになり、ジルコニアセラミックスの持つ高耐久性が発
揮されにくくなるので好ましくない。
【0037】また、このアルミナの添加に関しては、で
きるだけ全体に均一に分布させるため、ジルコニア、希
土類元素酸化物と同時に共沈法により添加するか、もし
くは、塩化アルミニウムやアルミナゾルのような形でジ
ルコニアセラミックスの共沈原料分散液中に添加するこ
とが好ましい。
【0038】ジルコニアセラミックスの平均結晶粒径を
0.2〜0.5μmとしたのは、平均結晶粒径が0.2
μm未満となるような焼結体とするには、焼成温度を1
350℃程度に抑えて焼成する必要があるが、焼結を促
進するために粒径を小さくすると、成形体の生密度を向
上させることが難しく、安定して平均結晶粒径を0.2
μm未満にすることは困難であるためである。
【0039】また、ジルコニアセラミックスの平均粒径
を0.5μmより大きくすると、ジルコニアセラミック
スの臨界粒径に対する余裕が小さくなるので、使用中の
負荷条件により単斜晶の生成量が5%を越えるようにな
ってしまうので好ましくない。
【0040】また、ジルコニアの平均結晶粒径aとアル
ミナの平均結晶粒径bの関係a/bが2.0を越える
と、ジルコニアの結晶粒界に分散するアルミナ粒子の数
が減少するため、ジルコニアの正方晶から単斜晶への相
転移が進みやすくなるようである。また、逆にa/bが
0.4未満となると、原因は明確ではないが飽和水蒸気
圧処理に対する圧砕荷重の劣化が大きくなるので、好ま
しくない。
【0041】セラミックスの結晶粒径は、サンプルの表
面を鏡面研磨した後、1400〜1500℃の高温炉中
に10分間挿入し、粒界を観察できるようになるまでこ
の操作を繰り返して試料とし、走査型電子顕微鏡(SE
M:日立製作所S−800)を用いて測定した。アルミ
ナとジルコニアを識別するためには、BEI(反射電子
像)の写真と電子顕微鏡写真を併用して、色の暗くなる
結晶をアルミナ、色の明るい結晶をジルコニアとして判
断した。ジルコニウムとアルミニウムは、原子番号が4
0番と13番と大きく異なるため、このような簡便な比
較が可能となる。
【0042】また、水熱処理は超加速寿命試験機TPC
−411D(タバイエスペック製)を用いて121℃×
2気圧の飽和水蒸気圧下で400時間の処理を行なっ
た。
【0043】また、圧砕荷重は、窒化珪素板の間に2m
mφのセラミックスボールを挿入し、圧力を増加させな
がら破壊する時の荷重を測定して圧砕荷重とした。セラ
ミックスボールの径が異なる場合、外径x(mm)のセ
ラミックスボールの圧砕荷重をP0(N)とした場合、
0/x2=一定として、外径2mmφのセラミックボー
ルの圧砕荷重を計算により求めればよい。
【0044】また、単斜晶ジルコニアの量M(モル%)
は、焼結体表面またはその粉末をX線回折装置により回
折強度を測定し、その回折強度(回折ピークの高さ)か
ら次式によって算出した。
【0045】 M={[Im(11−1)+Im(111)]/[Im(11−1)+Im( 111)+It(111)]}×100 ・・・・・ 式(1) ただし、 Im(11−1) :単斜晶ジルコニア(11-1)面
の回折強度 Im(111) :単斜晶ジルコニア(111)面の回
折強度 It(111) :正方晶および立方晶ジルコニア(1
11)面の回折強度 さらに、焼結体中のイットリア、アルミナおよびシリカ
の量は、焼結体を元素分析することによって求めたイッ
トリア、アルミニウムまたはケイ素の量を酸化物に換算
して求めた。
【0046】また、転動体10の耐久性については、図
3に示す装置を用いて評価した。この装置は、8個の転
動体10を内輪5と外輪6の間に装着したベアリングを
2組用意して回転軸3に装着し、外輪6はハブ1に固定
し内輪5を外側から内側に押圧することにより、両者に
設けられた段差を狭めるように転動体10に荷重を掛け
ることにより、耐久テストの荷重を調整するようになっ
ている。そして、回転軸3を高速回転させた際の振動や
異音の発生を、振動測定装置11により測定した。
【0047】また、転動体10の表面粗さRaについて
は、触針式表面粗さ測定器(ランク・テイラーホブソン
社製タリサーフで縦倍率50万倍)を用いてボールの転
動体の赤道上0.1mmの長さを測定し、中心線平均粗
さRaとして求めた。
【0048】
【実施例】実施例 1 窒化珪素、アルミナ、MgO、ジルコニア、アルミナ分
散ジルコニアからなる鏡面研磨した2mmφの転動体を
各50個用意し、8個玉のベアリングに各々装着し、1
00℃、荷重14.7N、回転数10000rpm×5
00時間の実機回転試験を実施し、異音の発生の有無を
確認した。
【0049】窒化珪素ボールは、窒化珪素粉末に、7重
量%のYb23、2.5重量%のアルミナを添加し混合
した原料を成形圧98MPaのプレス成形により略球状
に形成し、窒素10気圧×1800℃で焼成した後、1
600〜1700℃×2000気圧の窒素雰囲気中でH
IPして焼結体とし、表面を研磨して球状のボールとし
た。
【0050】アルミナボールは、高純度のアルミナ原料
に0.3重量%のMgOを添加した原料を98MPaの
プレス成形により略球状に成形し、1500〜1600
℃の酸化雰囲気中で焼成した後、1450〜1550℃
×2000気圧のアルゴン雰囲気中でHIPして焼結体
とし、表面を研磨して球状のボールとした。
【0051】また、MgOボールは、0.5μmの高純
度MgO原料を98MPaのプレス成形により略球状に
成形し、大気中1600〜1700℃で焼成した後、1
500〜1600℃×2000気圧でHIPして焼結体
とし、表面を研磨して球状のボールとした。
【0052】また、ジルコニアボールは、塩化ジルコニ
ウム溶液に塩化イットリウム溶液を所定の量添加混合し
た後中和法によりイットリア3モル%添加の共沈ジルコ
ニア原料を作製し、アルミナ分散ジルコニアボールの場
合はこれにさらに塩化アルミニウムを焼成後所定のアル
ミナ含有量になるように調合し、それぞれ成形圧98M
Paのプレス成形により略球状に成形し、1350〜1
450℃で焼成した後、1300〜1350℃×200
0気圧でHIPして焼結体とし、表面を研磨して球状の
ボールとした。
【0053】そしてさらに、研磨加工することによりそ
れぞれの転動体10はJISの5級以上の寸法精度およ
び回転精度を有するように加工し、それぞれ2組の軸受
け4を作製した。これらの軸受け4を用い、図3に示す
ような予圧20Nをかけたスピンドルに組み上げ、回転
数10,000回転で、雰囲気温度を20℃から120
℃まで2℃/分のスピードで昇温し、異音の発生の有無
を確認した。また雰囲気温度を100℃に保持し、時間
ごとの異音の発生の有無を確認した。その後、すべての
スピンドルを分解し、転動体の結晶相をX線回折にて観
察し、焼結体中のジルコニア単斜晶の割合を上記(1)
式にて求めた。
【0054】また、球状セラミックスの圧砕荷重は、同
じ寸法の2個の球を重ねて圧縮方向に荷重を加えるもの
で、JIS−B−1501に準じ、2.0mm玉を用い
てインストロン万能試験機によりクロスヘッドスピード
5mm/分で測定した。
【0055】また、転動体10表面のポア径について
は、球状に研磨した表面について2000倍の電子顕微
鏡写真を5枚撮り、画像解析によりポアの大きさを測定
した。
【0056】結果を表1に示した。
【0057】
【表1】
【0058】表1から判るように、熱膨張率が9.0×
10-6/℃未満であるNo.1、2は異音が発生した。
また、圧砕荷重が4000N未満であるNo.3も異音
が発生した。No.3は、後で確認したところ、転動体
10に欠けが発生しているものがあった。この欠けが回
転を不安定にし、異音を発生させたものと判断した。
【0059】また、転動体10表面のポアの最大径が5
μmを超えるNo.7も、異音が発生した。
【0060】これに対し、転動体10の熱膨張率を9.
0×10-6/℃以上とし、圧砕荷重を4000N以上と
し、且つ転動体表面のポアの最大径を5μm以下とした
No.4〜6は、異音の発生がなく良好であることが判
った。
【0061】実施例 2 ここでは、ジルコニアセラミックスについて、その初期
とテスト後の転動体10表面の単斜晶の量と、耐久テス
ト中の異音発生の有無との関係を調べた。
【0062】サンプルは、実施例1に示した方法に準じ
て、焼成温度を変更して結晶粒径を変量して初期の転動
体の表面にある単斜晶の含有量、および耐久テスト後の
単斜晶の含有量と、異音の発生の関係を調べた。
【0063】耐久テストは、図3に示すように、予圧1
4.7Nをかけたスピンドルに組み上げ、油中の回転数
10000回転で、雰囲気温度を100℃に保持して5
00時間の耐久テストを実施し、この間の異音発生の有
無を確認した。
【0064】そして、転動体10表面の単斜晶含有量の
測定は、上記X線回折装置を用いてX線回折ピークを測
定し、上記(1)式を用いて計算により測定した。
【0065】結果は表2に示した。
【0066】
【表2】
【0067】表2から判るように、耐久テスト後の単斜
晶の含有量が5%を超えるNo.6〜8は、異音が発生
していた。これは、単斜晶含有量が5%を超えるように
なると、単斜晶生成による歪みが発生することにより、
異音が発生するものと判断した。また、No.6〜8に
ついては、初期の単斜晶の含有量が1%を超えているた
め耐久テスト後の単斜晶の生成量が8%以上と非常に多
くなり、異音が発生して好ましくない事が判った。
【0068】これに対し、初期の単斜晶含有量が1%以
下であり、テスト後の単斜晶含有量が5.0%以下であ
るNo.1〜5は、異音の発生もなく良好であった。
【0069】実施例 3 ここでは、圧砕荷重と異音の有無の関係を調べた。初期
の圧砕荷重と121℃×2気圧の飽和水蒸気圧中で40
0時間処理した後の圧砕荷重を測定し、初期の圧砕荷重
に対する処理後の圧砕荷重の比率と、その時の単斜晶の
生成量および軸受けに組み込んで14.7Nの荷重を掛
けて10000回転で使用した際の異音の発生の有無を
調べた。
【0070】結果を表3に示した。
【0071】
【表3】
【0072】表3から判るように、121℃の飽和水蒸
気圧中で加湿処理を施した後の圧砕荷重が初期の圧砕荷
重に対し80%未満となるNo.5、6は、単斜晶の生
成量が5%を超え、軸受け4に使用した際に異音が発生
するので好ましくない。
【0073】これに対し、前記強度比が80%以上とな
るNo.1〜4は、単斜晶の生成量が5%以下で、軸受
け4に使用した際の異音の発生が少ない事が判った。中
でも、前記強度比が84%以上となるNo.1、2は、
単斜晶の生成量が3%以下で異音の発生もないことが判
った。
【0074】実施例 4 ここでは、ジルコニアセラミックス中の希土類元素酸化
物含有量、アルミナ含有量、およびジルコニアの平均結
晶粒径aとアルミナの平均結晶粒径bの比a/bと、加
湿耐久後の圧砕荷重に対する初期の圧砕荷重の割合の関
係を調査した。加湿試験の条件は、実施例2の条件と同
様にした。結果を表4に示した。
【0075】
【表4】
【0076】表4から判るように、希土類元素酸化物の
モル数が2モル%未満であるNo.1は、加湿耐久テス
ト後の圧砕荷重が初期の80%未満に減少してしまうの
で、好ましくない。また、希土類元素酸化物を5モル%
以上含有するNo.12は、初期の圧砕荷重が4000
N未満となるので、好ましくない。
【0077】また、アルミナ含有量が5重量部未満とな
るNo.2およびアルミナ含有量が40重量部を超える
No.10は、加湿耐久テスト後の圧砕強度が初期の圧
砕荷重の80%未満となるので好ましくない。
【0078】また、ジルコニアの平均結晶粒径aとアル
ミナの平均結晶粒径bの比a/bが、2を超えるNo.
5、前記a/b比が0.4未満となるNo.9は、加湿
耐久後の圧砕荷重が初期の圧砕荷重の80%未満となる
ので好ましくない。
【0079】これに対し、希土類元素酸化物の含有量が
2〜5モル%であり、アルミナ含有量が5〜40重量部
であり、かつジルコニアの結晶結晶粒径aとアルミナの
平均結晶粒径bの比a/bが0.4〜2の間となるN
o.2、6〜8、11は、加湿耐久テスト後の圧砕荷重
が初期の圧砕荷重に対し80%以上となる事が判った。
【0080】実施例 5 ここでは、ジルコニアセラミックスについて、その初期
とテスト後の転動体10表面の表面粗さRaと、耐久テ
スト中の異音発生の有無との関係を調べた。
【0081】サンプルは、実施例1に示した方法に準じ
て、焼成温度を変更して結晶粒径を変量して初期の転動
体10の表面粗さ(Ra)、および耐久テスト後の表面
粗さと、異音の発生の関係を調べた。
【0082】耐久テストは、図3に示すように、予圧1
4.7Nをかけたスピンドルに組み上げ、油中の回転数
10000回転で、雰囲気温度を100℃に保持して5
00時間の耐久テストを実施し、この間の異音発生の有
無を確認した。
【0083】そして、転動体10表面の表面粗さの測定
は、上記触針式表面粗さ測定器を用いて中心線平均粗さ
Raを測定した。
【0084】結果は表5に示した。
【0085】
【表5】
【0086】表5から判るように、耐久テスト後の表面
粗さ(Ra)が0.004μmを超えるNo.6〜8
は、異音が発生していた。これは、表面粗さ(Ra)が
0.004μmを越えるようになると、単斜晶生成によ
る歪みが発生することにより、異音が発生するものと判
断した。
【0087】これに対し、初期の表面粗さ(Ra)が
0.004μm以下であり、テスト後の表面粗さ(R
a)が0.004μm以下であるNo.1〜5は、異音
の発生もなく良好であった。
【0088】
【発明の効果】本発明に示すように、セラミックスから
なる転動体において、熱膨張率が9.0×10-6/℃以
上、圧砕荷重が4000N以上であり、表面のポアの最
大径を5μm以下とすることにより、例えば、ハードデ
ィスク装置等に使用される転がり軸受けにおいて、使用
温度が変動しても、異音が発生しない安定した回転を維
持することができる。また、ジルコニアボールの正方晶
から単斜晶への相転移によって生じる不均一な体積膨張
による振動はなく、振動および騒音を大幅に低減でき
る。つまり、HDDスピンドル等の高速回転対応、グリ
ースの長寿命に加えて、低振動、低騒音の軸受けを供給
できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の転動体を用いた回転軸支持構造を示す
図である。
【図2】本発明の転動体を用いた別の回転軸支持構造を
示す図である。
【図3】本発明の転動体の耐久性評価装置の概略図であ
る。
【符号の説明】
1:ハブ 2:磁気ディスク 3:回転軸 4:軸受け 5:内輪 6:外輪 7:スピンドルモータ 8:固定子 9:回転子 10:転動体 11:振動測定装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミックスからなる転動体において、熱
    膨張率が9.0×10-6/℃以上、圧砕荷重が4000
    N以上であり、表面に存在するポアの最大径が5μm以
    下であることを特徴とする転動体。
  2. 【請求項2】ジルコニアセラミックスからなり、表面部
    における初期の単斜晶の含有量が1%以下であり、10
    0℃、荷重14.7N、回転数10000rpm×50
    0時間の条件下で使用した後の単斜晶の含有量が5%以
    下であることを特徴とする請求項1記載の転動体。
  3. 【請求項3】ジルコニアセラミックスからなり、表面部
    における初期の単斜晶の含有量が1%以下であり、10
    0℃、荷重14.7N、回転数10000rpm×50
    0時間の条件下で使用した後の表面粗さRaが0.00
    4μm以下であることを特徴とする請求項1記載の転動
    体。
  4. 【請求項4】ジルコニアセラミックスからなり、初期の
    圧砕荷重に対し、121℃×2気圧の飽和水蒸気雰囲気
    中で400時間処理した後の圧砕荷重が80%以上であ
    ることを特徴とする請求項2記載の転動体。
  5. 【請求項5】前記ジルコニアセラミックスが、主成分を
    なすジルコニアに希土類元素酸化物を2〜5モル%含有
    し、これら合計100重量部に対しアルミナを5〜40
    重量部含有すると共に、ジルコニアの平均結晶粒径が
    0.2〜0.5μmであり、ジルコニアの平均結晶粒径
    aとアルミナの平均結晶粒径bの比率が、 0.4≦a/b≦2.0 であることを特徴とする請求項2、3又は4記載の転動
    体。
  6. 【請求項6】金属製の内輪と外輪の間に、請求項1〜5
    のいずれかに記載の転動体を配置してなるベアリング。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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