JP2002106391A - エンジンの空燃比制御装置 - Google Patents

エンジンの空燃比制御装置

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JP2002106391A
JP2002106391A JP2000295962A JP2000295962A JP2002106391A JP 2002106391 A JP2002106391 A JP 2002106391A JP 2000295962 A JP2000295962 A JP 2000295962A JP 2000295962 A JP2000295962 A JP 2000295962A JP 2002106391 A JP2002106391 A JP 2002106391A
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air
fuel ratio
bank
cylinder group
exhaust passage
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JP2000295962A
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Hideaki Takahashi
秀明 高橋
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バンク2での強制的同期制御中の加速に伴う
バンク2での空燃比変動に対する追従性をよくする。 【解決手段】 各々の気筒群32、33の空燃比を独立
にフィードバック制御する独立フィードバック制御手段
38と、所定の条件の成立時に前記複数の気筒群32、
33の空燃比変動の位相を強制的に同期させる制御を行
う強制的同期制御手段39と、前記強制的同期制御手段
39による強制的同期制御中に加速が判定されたとき前
記強制的同期制御手段39による強制的同期制御を一時
禁止して前記独立フィードバック制御手段38による独
立のフィードバック制御を行わせる手段40とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は複数の気筒群を有
するたとえばV型、水平対向型等の多気筒エンジンの空
燃比制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】排気通路に設けられる触媒が劣化する
と、空燃比フィードバック制御中の触媒下流側のO2
ンサ出力の反転周期が短くなり、また出力振幅が大きく
なるので、この特性を利用し、触媒上流側と触媒下流側
のO2センサ出力の反転周期や振幅に基づいて触媒の劣
化を診断するものがある(特開昭61−286550号
公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、V型、水平
対向型等のように複数のバンク(気筒群)を有するエン
ジンにダブルO2センサシステムを適用し、空燃比フィ
ードバック制御の安定性を図った、いわゆる3O2セン
サシステムが考案されている(特許第2621746号
参照)。この装置はバンク毎の排気通路にそれぞれ上流
側O2センサを設け、各バンクの排気通路が合流する集
合部下流の排気通路に触媒を配置するとともに、この触
媒下流の排気通路に単一の下流側O2センサを配置した
構成として、各々のバンクの空燃比を各々のバンクの上
流側O2センサ出力に基づいて独立にフィードバック制
御し、また、下流側O2センサ出力に基づいて複数のバ
ンクの空燃比制御を補正する。
【0004】こうした3O2センサシステムの装置にお
いては上流側O2センサ出力と下流側O2センサ出力の反
転周期や振幅に基づいて触媒の劣化を診断しようとした
場合に診断が困難になる。それは、3O2センサシステ
ムの装置における各バンクの空燃比が各々の上流側O2
センサ出力に基づいて独立にフィードバック制御されて
いるため、各バンクの空燃比制御の周期や位相が殆どの
場合一致しておらず、これらバンクからの排気空燃比の
変化も同期していないためである。このため、各バンク
からの排気は排気通路集合部で相互に干渉して混じり合
うことになり、触媒に流入する排気の空燃比変化の位相
や周期、振幅等がいずれのバンクの上流側O2センサ出
力とも同期しない。したがって、触媒が劣化しているに
も拘わらず下流側O2センサ出力が振れない可能性もで
てくる。
【0005】このような状況を回避するため、お互いの
フィードバック制御の位相を監視し、位相のズレが所定
値以内にある場合にのみ診断を行なうように構成するこ
ともできるが、この場合には触媒診断の頻度が減少する
ため診断終了までの時間が長引く。
【0006】そこで、1のバンクに対して残りのバンク
の空燃比変化の位相を強制的に同期させる制御を行うこ
とが考えられるのであるが、残りのバンクでのこの強制
的同期制御中にアクセルペダルが大きく踏み込まれて加
速が行われたとき空燃比フィードバック補正係数の制御
中心がずれるため、この場合にまで強制的同期制御を継
続したのでは、残りのバンクの空燃比が理論空燃比へと
収束するのが遅れ、これに伴って一時的に残りのバンク
の排気エミッション特性や制御特性が悪化するような事
態が生じる。
【0007】これについてさらに図2を用いて説明する
と、同図は左右の各バンク1、2を有するV型エンジン
を対象として、バンク2で強制的同期制御を行っている
途中で加速が行われ、この加速によりt0のタイミング
で空燃比がずれた(空燃比フィードバック補正係数の制
御中心が上方へ変化した)場合の各バンク1、2の空燃
比フィードバック補正係数α1、α2の各波形である。
強制的同期制御中の加速により空燃比フィードバック補
正係数の制御中心がずれた後も、バンク2での強制的同
期制御を継続したとき、図示のようにバンク2の空燃比
フィードバック補正係数α2が変化する。これをt0か
らt7までの各タイミングにしたがって説明すると、次
のようになる。なお、バンク2でのここでの強制的同期
制御は、比例分でバンク1の空燃比変動の位相との同期
をとりつつ、積分分で自らの空燃比をフィードバック制
御するものである。
【0008】t1:バンク1での比例分PR1の減算タ
イミングであるので、バンク2に対しても比例分PR2
が強制的に減算される。
【0009】t1直後〜t3直前まで:バンク2の上流
側O2センサ出力がリーンであるため、積分分ILが加
算される。
【0010】t3:バンク1での比例分PL1の加算タ
イミングであるので、バンク2に対しても比例分PL2
が強制的に加算される。
【0011】t3直後からt5直前まで:t4の直前ま
ではバンク2の上流側O2センサ出力がリーンであるた
め積分分ILが加算され、t4でバンク2の上流側O2
センサ出力がリーンよりリッチに反転するためt4から
積分分IRが減算される。
【0012】t5:バンク1での比例分PR1の減算タ
イミングであるので、バンク2に対しても比例分PR2
が強制的に減算される。
【0013】t5直後からt7直前まで:t6の直前ま
ではバンク2の上流側O2センサ出力がリッチであるた
め積分分IRが減算され、t6でバンク2の上流側O2
センサ出力がリッチよりリーンに反転するためt6より
積分分ILが加算される。
【0014】さて、このようにα2が変化することは、
バンク2での強制的同期制御により却ってバンク2でリ
ーンからリッチへの反転遅れが生じていることを表して
いる。これを説明すると、t0のタイミングよりバンク
2で強制的同期制御を行わず、バンク毎の独立の空燃比
フィードバック制御を行ったとき、バンク2でリーンか
らリッチへと反転する本来のタイミングはt2である。
しかしながら、バンク2での強制的同期制御により、t
2よりも時間的に早いt1のタイミングで比例分PR2
が強制的に減算されるため、バンク2での強制的同期制
御によればバンク2の上流側O2センサ出力がリーンか
らリッチへと反転するタイミングがt4まで遅れてい
る。すなわち、加速判定後も続けてバンク2での強制的
同期制御を継続することによりバンク2の空燃比がリー
ンよりリッチへと反転するのが、t2よりt4へと遅れ
るのであり、このリッチ側への反転遅れによりバンク2
の排気エミッションが悪くなる。
【0015】そこで本発明は、バンク2での強制的同期
制御中に加速が判定されたときには、そのバンク2での
強制的同期制御を一時禁止してバンク毎の独立の空燃比
フィードバック制御に戻すことにより、加速に伴うバン
ク2での空燃比変動に対する追従性をよくすることを目
的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、図9に示
すように、複数の気筒群(図は2つの気筒群32、33
の場合である)と、各気筒群32、33毎に設けられた
排気通路34、35と、これら排気通路34、35が合
流する集合部下流の排気通路36またはこれより上流側
の排気通路に配置される少なくとも1つの触媒(図は集
合部下流の排気通路36に配置される触媒37)と、各
々の気筒群の排気通路34、35の空燃比に基づいて各
々の気筒群32、33の空燃比を独立にフィードバック
制御する独立フィードバック制御手段38と、所定の条
件の成立時に前記複数の気筒群32、33の空燃比変動
の位相を強制的に同期させる制御を行う強制的同期制御
手段39と、前記強制的同期制御手段39による強制的
同期制御中に加速が判定されたとき前記強制的同期制御
手段39による強制的同期制御を一時禁止して前記独立
フィードバック制御手段38による独立のフィードバッ
ク制御を行わせる手段40とを備える。
【0017】第2の発明では、第1の発明において前記
強制的同期制御手段39が、いずれか1の気筒群を特定
気筒群、それ以外を残りの気筒群として、特定気筒群で
の前記比例分の付加タイミングで残りの気筒群に対して
同じ方向に比例分を強制的に付加する手段を備える場合
に、前記強制的同期制御を一時禁止する期間の終期が、
加速判定後における独立のフィードバック制御により前
記残りの気筒群の空燃比が2回反転したタイミングであ
る。
【0018】第3の発明では、第2の発明において前記
所定の条件の成立時が触媒診断条件の成立時であり、前
記強制的同期制御中に各気筒群毎に設けられた排気通路
34、35が合流する集合部下流であってかつ前記触媒
下流の排気通路36の空燃比を検出する空燃比センサに
少なくとも基づいて前記触媒の劣化の有無を判定すると
ともに、前記強制的同期制御を一時禁止する期間で前記
触媒の劣化の有無の判定を禁止する。
【0019】第4の発明では、第1から第3までのいず
れか一つの発明において前記独立フィードバック制御手
段が、前記各々の気筒群の排気通路の空燃比に基づいて
各々の気筒群の排気通路の空燃比が反転したとき比例分
を付加し、また各々の気筒群の排気通路の空燃比が反転
しない状態では積分分を付加することにより各々の気筒
群の空燃比補正量(たとえば空燃比フィードバック補正
係数)を算出する手段と、各々の空燃比補正量に基づい
て各々の気筒群への燃料供給量を制御する手段とを備え
るとともに、前記強制的同期制御手段が、いずれか1の
気筒群を特定気筒群、それ以外を残りの気筒群として、
特定気筒群での前記比例分の付加タイミングで残りの気
筒群に対して同じ方向に比例分を強制的に付加する手段
と、前記比例分の強制的付加タイミング以外のとき前記
残りの気筒群に対して前記残りの気筒群の排気通路の空
燃比に基づく積分分を付加する手段とを備える。
【0020】
【発明の効果】第1の発明では強制的同期制御中に、空
燃比変動の生じる加速を判定すると、強制的同期制御を
一時禁止してバンク毎の独立の空燃比フィードバック制
御に戻すようにしたので、加速に伴う空燃比変動に対す
る追従性がよくなり、その間の排気エミッション、運転
性の悪化を回避できる。
【0021】加速により空燃比が目標に対してずれる場
合でも気筒群毎の独立のフィードバック制御を気筒群の
空燃比が2回反転するだけ行なえば、目標の空燃比にほ
ぼ収束するため、強制的同期制御を禁止する期間の終期
を残りの気筒群の空燃比が2回反転したタイミングとす
る第2の発明によれば、強制的同期制御を禁止する期間
を必要以上に長くとる必要がなくなる。
【0022】強制的同期制御を禁止する期間が最低限の
期間となるため、強制的同期制御を禁止する期間が触媒
の劣化の有無の判定を禁止する期間でもある第3の発明
によれば、触媒の劣化の有無の判定頻度の減少を最小限
に抑えることができる。
【0023】第4の発明によれば、強制的同期制御中、
残りの気筒群について、比例分で特定気筒群の空燃比変
動の位相との同期をとりつつ、積分分で自らの空燃比を
フィードバック制御するので、強制的同期制御中の排気
エミッションの悪化を防止できる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1において、1、2はV型エン
ジンの左右のバンク、3は吸気通路で、各気筒毎に燃料
噴射弁4を備える。この噴射弁4は燃料供給系5からの
加圧燃料を吸気ポートに供給するためものである。
【0025】左右の各バンク1、2毎に独立に排気通路
6、7が形成され、各排気通路6、7にウォームアップ
用の三元触媒9、10が設けられる。また、2つの排気
通路6、7は合流され、その集合部下流の排気通路8に
も三元触媒11が設けられている。
【0026】三元触媒9、10、11は理論空燃比の運
転時に最大の転換効率をもって排気中のNOxの還元と
HC、COの酸化を行う。このため、各触媒9、10の
上流側に設けたO2センサ13、14の出力が、エアフ
ローメータ16からの吸入空気流量信号、クランク角セ
ンサ17からの単位クランク角信号や気筒判別のための
基準位置信号、水温センサ18からの水温信号ととも
に、ECM(エレクトロニックコントロールモジュー
ル)12に入力され、主にマイコンからなるECM12
では、触媒9、10に流入する排気の空燃比が理論空燃
比となるように、各バンク1、2毎に独立に空燃比のフ
ィードバック制御を行う。
【0027】この各バンク毎の空燃比制御については両
バンク1、2で同様である。バンク1で具体的に述べる
と、1気筒について1燃焼サイクル(クランク角で72
0°)に必要となる基本噴射パルス幅Tp(この基本噴
射パルス幅に対応する燃料量によりほぼ理論空燃比の混
合気が得られる)をエンジンの回転速度Neと吸入空気
流量Qaから、また上流側O2センサ13出力に基づい
て空燃比フィードバック補正係数α1をそれぞれ演算
し、この空燃比フィードバック補正係数α1で基本噴射
パルス幅Tpを補正して燃料噴射パルス幅Ti1を演算
し、所定の噴射タイミングでこの燃料噴射パルス幅Ti
1のあいだ燃料噴射弁4を開くものである。
【0028】また、三元触媒9、10、11が劣化する
と触媒の転換効率が落ちるので、ECM12では、三元
触媒11の下流側に設けられたO2センサ15と、上流
側O2センサ13または14の出力に基づいて触媒の劣
化診断を行う。
【0029】この場合に、バンク1とバンク2の空燃比
変動の位相を同期させる必要が生じる。このため、本実
施形態では触媒診断条件(所定の条件)の成立時になる
と、バンク1(特定の気筒群)での比例分の付加タイミ
ングにおいてバンク2(残りの気筒群)に対しても比例
分を強制的に付加することにより強制的同期制御(位相
を強制的に同期させる制御)を開始する。
【0030】また、バンク2での強制的同期制御中に加
速が判定されたときにはバンク2での強制的同期制御を
一時禁止してバンク毎の独立の空燃比フィードバック制
御に戻す。この場合、バンク2での強制的同期制御を一
時禁止する期間は、加速判定時を起点として加速判定後
のバンク毎の独立の空燃比フィードバック制御において
バンク2の排気空燃比が2回反転するまでである。
【0031】ECM11で実行されるこの制御の内容
を、以下のフローチャートにしたがって説明する。
【0032】図4はバンク1の上流側O2センサ13出
力に基づいてバンク1の空燃比フィードバック補正係数
α1を演算するためのもので、一定時間毎(たとえば1
0ms毎)に実行する。
【0033】ステップ1ではバンク1の上流側O2セン
サ13出力OSF1をA/D変換して取り込む。
【0034】ステップ2では空燃比のフィードバック条
件(図では「F/B条件」で略記)が成立しているかど
うかみる。空燃比のフィードバック条件は下記、の
条件がともに成立しているときである。
【0035】上流側O2センサ13、14の活性がと
もに完了している。
【0036】各種燃料増量補正係数COEF=1(エ
ンジン始動直後の各種燃料増量制御が終了している)。
【0037】、のいずれかが成立していないとき
(空燃比フィードバック条件の非成立時)は、ステップ
16に進んで、α1を1.0にクランプして今回の処理
を終了する。
【0038】、の条件がすべて成立しているとき
(空燃比フィードバック条件の成立時)にはステップ3
以降に進む。
【0039】ステップ3〜5は、バンク1の上流側O2
センサ13出力OSF1とスライスレベルSLFを比較
し、その比較結果に基づいてバンク1の三元触媒9に流
入する排気の空燃比が理論空燃比よりリーン側であるか
リッチ側であるかを判断し、その結果を状態フラグF1
1にセットする部分である。ここで、F11=0とセッ
トされたときには理論空燃比よりリーン側の空燃比であ
ることを、F11=1とセットされたときには理論空燃
比よりリッチ側の空燃比であることを表す。
【0040】ステップ6〜8はこの状態フラグF11に
基づいて次のいずれの場合であるかをみる部分である。
【0041】〈1〉フラグF11が“1”から“0”へ
と反転した直後(つまり空燃比がリッチからリーンへ反
転した直後)である場合、〈2〉フラグF11が“0”
から“1”へと反転した直後(つまり空燃比がリーンか
らリッチへ反転した直後)である場合、〈3〉フラグF
11が前回、今回とも同じ“0”である(つまり空燃比
がリーンを継続している)場合、〈4〉フラグF11が
前回、今回とも同じ“1”である(つまり空燃比がリッ
チを継続している)場合、これらの判定結果、たとえば
空燃比がリッチからリーンへ反転した直後であればα1
を比例分PL1だけステップ的に大きくし(ステップ
6、7、9)、その後空燃比がリーンを継続しているあ
いだα1を積分分ILずつ徐々に大きくする(ステップ
6、8、11)。やがて、空燃比が今度はリーンからリ
ッチへ反転するので、その直後にα1を比例分PR1だ
けステップ的に小さくし(ステップ6、7、10)、そ
の後空燃比がリッチを継続しているあいだα1を積分分
IRずつ徐々に小さくする(ステップ6、8、12)。
後は以上を繰り返す。
【0042】なお、ステップ9〜12でα1に添えた
「z」により前回算出した値であることを意味させてい
る。この添え字は適宜用いる。
【0043】また、上記〈1〉〜〈4〉の判定結果に合
わせてフラグF2を設定する。すなわち、〈1〉の場合
にF2=1(ステップ6、7、13)、〈2〉の場合に
F2=2(ステップ6、7、14)、〈3〉、〈4〉の
場合にF2=0とする(ステップ6、8、15)。この
フラグF2は後述する強制的同期制御に必要となるもの
である(図3の第2段目参照)。
【0044】図5はバンク2の空燃比フィードバック補
正係数α2を演算するためのもので、一定時間毎(たと
えば10ms毎)に実行する。
【0045】ステップ21で触媒診断中かどうかみる。
触媒診断中であればステップ22でスロットルセンサ
(図示しない)により検出されるスロットル開度の所定
時間当たり変化量ΔTVOと所定値(一定値)TVO1
を比較する。ここで、TVO1は加速が行われたかどう
かを判定するための値である。ΔTVOがTVO1未満
(定常運転時)であればステップ23のサブルーチン1
で強制的同期制御時のバンク2の空燃比フィードバック
補正係数α2を演算する。これを図6により説明する
と、図6においてステップ31〜35では図4のステッ
プ1〜5と同様にしてフラグF12を設定する。ここ
で、F12=0とセットされたときにはバンク2の三元
触媒10に流入する排気の空燃比が理論空燃比よりリー
ン側の空燃比であることを、F12=1とセットされた
ときにはバンク2の三元触媒10に流入する排気の空燃
比が理論空燃比よりリッチ側の空燃比であることを表
す。
【0046】続くステップ36〜39は強制的同期制御
を行う部分である。すなわち、ステップ36ではバンク
1の比例分の付加タイミングであるかどうかをみる。こ
こで、バンク1の比例分の付加タイミングとは図4にお
いて比例分PL1を加算するタイミングまたは比例分P
R1を減算するタイミングのことである。これらのタイ
ミングでだけフラグF2=1または2としているので、
フラグF2によりバンク1の比例分の付加タイミングで
あるかどうかがわかる。すなわち、F2=1またはF2
=2であればバンク1の比例分の付加タイミングである
としてステップ37に進み、今度はその付加タイミング
が加算タイミングであるのか減算タイミングがあるのか
をみる。
【0047】F2=1(加算タイミング)であればステ
ップ38に進み、比例分PL2を前回の算出値であるα
2zに加算した値を今回の空燃比フィードバック補正係
数α2とする。同様にして、F2=2(減算タイミン
グ)であるときにはステップ39に進み、前回の算出値
であるα2zから比例分PR2を減算した値を今回の空
燃比フィードバック補正係数α2とする。すなわち、バ
ンク1で比例分PL1を加算するときにはバンク2でも
比例分PL2を強制的に加算し、バンク1で比例分PR
1を減算するときにはバンク2でも比例分PR2を強制
的に減算する。
【0048】一方、F2=0(バンク1の比例分付加タ
イミングでない)のときはステップ36よりステップ4
0〜42に進み、フラグF12の値に応じて積分分を付
加する。なお、空燃比フィードバック条件の非成立時
は、ステップ32よりステップ43に進んで、α2を
1.0にクランプする。
【0049】このようにしてサブルーチン1の処理を終
了したら図5に戻り、ステップ24で従来と同様に触媒
の劣化診断を行う。たとえば、上流側O2センサ13出
力の反転周期と下流側O2センサ15出力の反転周期の
比に基づいて触媒の劣化の有無を判定させればよい。
【0050】次に、図5において触媒診断の途中でΔT
VOがTVO1以上(加速時)となったときにはステッ
プ22よりステップ25に進んで触媒診断を禁止(一時
禁止)し、バンク毎の独立の空燃比フィードバック制御
に戻すためステップ26、27でフラグF5(イグニッ
ションスイッチON直後に0に初期設定)=1とすると
ともに、カウンタhanten(イグニッションスイッ
チON直後に0に初期設定)=2にセットする。すなわ
ち、フラグF5はF5=1のとき触媒診断中の加速であ
ると判定されたことを表す状態フラグである(図3の第
4段目参照)。また、カウンタhantenはF5=1
になったタイミングを起点としてバンク2の上流側O2
センサ14出力の反転回数をカウントダウンするための
ものである(図3の第5段目参照)。
【0051】続くステップ28のサブルーチン2では触
媒診断一時禁止中のバンク2の空燃比フィードバック補
正係数を演算する。これを図7により説明すると、図7
のステップ51〜62、65を図4のステップ1〜1
2、16と比較すればわかるように、触媒診断一時禁止
中はバンク毎の独立の空燃比フィードバック制御を行う
のだから、このときのバンク2の空燃比フィードバック
補正係数の演算方法は図4に示すバンク1と同様であ
る。異なるのは各バンク1、2を区別するため、バンク
1では上流側O2センサ13出力がOSF1、フラグが
F11、比例分がPL1、PR1であったものが、バン
ク2では上流側O2センサ14出力がOSF2、フラグ
がF12、比例分がPL2、PR2となるだけである。
したがって、これらについての詳細な説明は省略する。
なお、触媒診断一時禁止中と触媒診断中とを区別するこ
となく、バンク2の空燃比フィードバック補正係数には
同じ符号のα2を用いている。
【0052】図7のステップ63、64は触媒診断一時
禁止中にバンク2の空燃比が反転した回数をカウント
(カウントダウン)する部分である。詳細にはフラグF
12が反転(つまりバンク2の空燃比が反転)したとき
だけステップ63でカウンタhantenをみる。カウ
ンタhantenが0でないときだけステップ64に進
み、カウンタhantenを1だけデクリメントする。
【0053】このようにしてサブルーチン2の処理を終
了したら図5に戻る。上記のようにΔTVOがTVO1
以上となったタイミング(加速判定タイミング)で触媒
診断が一時禁止されるとともにフラグF5=1となる
と、次回からはステップ21、29よりステップ30へ
と流れることになり、ここでカウンタhantenをみ
る。カウンタhantenは加速判定タイミングで2と
なり、それ以降は図7のサブルーチン2においてバンク
2の上流側O2センサ14出力が反転する毎に1づつ小
さくなる値であるため、カウンタhantenが0とな
らない間はステップ34でサブルーチン2の処理を行
う。すなわち、図7のサブルーチン2では、加速判定タ
イミング後初めてバンク2の上流側O2センサ14出力
が反転すると、hanten=1となり、加速判定タイ
ミング後2度目にバンク2の上流側O 2センサ14出力
が反転したとき、hanten=0となる。したがっ
て、このhanten=0となった次の回には図5にお
いて今度はステップ30よりステップ31に進んでフラ
グF5=0とするとともに、ステップ32でサブルーチ
ン1の処理(強制的同期制御時の空燃比フィードバック
補正係数α2の演算)を行い、ステップ33で触媒診断
を再開する。
【0054】触媒診断の再開後には図5においてステッ
プ21、22、23、24と流れることになり、引き続
いてサブルーチン1の処理が行われ、触媒診断が継続さ
れる。
【0055】なお、そもそも触媒診断中でないときには
図5においてステップ21、29、34と流れ、ステッ
プ34のサブルーチン2で触媒診断時でないとき(つま
りバンク毎に独立に空燃比フィードバック制御を行うと
き)の空燃比フィードバック補正係数α2を演算する。
【0056】図8は各バンク1、2の燃料噴射弁4に与
える燃料噴射パルス幅を算出するためのものである。ス
テップ71ではエアフローメータ16の出力をA/D変
換し、リニアライズした値を吸入空気流量Qaとする。
ステップ72では吸入空気流量Qaをエンジン回転速度
Neと気筒数の積の2倍で割って1気筒1行程当たりの
吸入空気量を算出し、これに定数Kを乗じた値を基本噴
射パルス幅Tpとして演算する。すなわち、Tpは1気
筒1行程当たりに必要となる燃料噴射量を与える燃料噴
射パルス幅である。
【0057】ステップ73、74では
【0058】
【数1】 Ti1=Tp×(1+COEF)×α1+Ts、 Ti2=Tp×(1+COEF)×α2+Ts、 ただし、COEF:各種燃料増量補正係数、 Ts:無効噴射パルス幅、 の式によりシーケンシャル噴射時のバンク1、2の各燃
料噴射パルス幅Ti1、Ti2を算出する。ここで、数
1式のCOEFは1と水温補正係数KTWや始動後増量
補正係数KASなどとの和であり、エンジン暖機完了後
になればCOEF=1となる。また、燃料噴射弁4に噴
射信号を与えてから噴射弁4が実際に開弁するまでに作
動遅れ時間があり、Tsはこの作動遅れ時間を補償する
ためのものである。
【0059】このようにして算出されたバンク毎の燃料
噴射パルス幅Ti1、Ti2はECM12内のメモリに
ストアされ、図示しない燃料噴射実行ルーチンで読み出
されて使用される。たとえば、V6エンジンで点火順序
が1−2−3−4−5−6であれば、クランク角センサ
17の信号が、バンク1にある#1気筒の燃料噴射開始
時期と一致したとき、Ti1を開弁時間とする燃料噴射
制御パルス信号が#1気筒の燃料噴射弁4に、またクラ
ンク角センサ17の信号が、バンク2にある#2気筒の
燃料噴射開始時期と一致したとき、Ti2を開弁時間と
する燃料噴射制御パルス信号が#2気筒の燃料噴射弁3
に送られる。
【0060】ここで、本実施形態の作用を図3を参照し
ながら説明する。
【0061】t0はバンク2での強制的同期制御の途中
で加速が判定されたタイミングである。加速により空燃
比フィードバック補正係数の制御中心が上方へとずれた
後も、バンク2での強制的同期制御を継続したとき、図
2でも前述したように、バンク2の空燃比がリーンより
リッチへと反転するのが、t2よりt4へと遅れ、この
リッチ側への反転遅れによりバンク2の排気エミッショ
ンが悪くなる。なお、図2は図3に対する比較例であ
る。
【0062】これに対して、本実施形態によれば次のよ
うにバンク2の空燃比フィードバック補正係数α2が変
化する。ここでもt0からt10までの各タイミングに
したがって説明すると、次のようになる。
【0063】t0直後〜t4まで:t0のタイミングで
触媒診断が一時禁止され、フラグF5=1となることか
ら、t0直後よりt4まで図5においてステップ21→
29→30→34と流れ、サブルーチン2が実行され
る。ここで、図7のサブルーチン2はバンク毎に独立に
空燃比フィードバック制御を行う場合のα2の演算処理
を示すものであるから、バンク2の上流側O2センサ1
4出力にしたがってα2が演算される。すなわち、t0
直後からt2直前まではバンク2の上流側O2センサ1
4出力がリーンであるので、積分分ILが加算され、バ
ンク2の上流側O2センサ出力がリーンからリッチへと
反転するt2のタイミングで比例分PL2が減算され
る。また、t2でカウンタhantenが2より1に切
換わる。t2直後からt4直前まではバンク2の上流側
2センサ14出力がリッチであるので、積分分IRが
減算され、バンク2の上流側O2センサ出力がリッチか
らリーンへと反転するt4のタイミングで比例分PR2
が加算される。また、t4でカウンタhantenが1
より0に切換わる。
【0064】t4直後〜t10直前まで:t4でhan
ten=0となるためt4直後の1回目で図5において
ステップ21→29→30→31→32と流れ、サブル
ーチン1が実行され、触媒診断が再開される。また、t
4直後の2回目以降は図5においてステップ21→22
→23→24と流れ、サブルーチン1が実行され、触媒
診断が行われる。ここで、図6のサブルーチン1は強制
的同期制御を行う場合のα2の演算処理を示すものであ
るから、バンク1の比例分の付加タイミングではその比
例分の付加方向と同じ向きにバンク2に対しても比例分
が強制的に付加され、これに対してバンク1の比例分の
付加タイミング以外ではバンク2の上流側O2センサ1
4出力にしたがって積分分が付加される。言い換える
と、バンク2の上流側O2センサ14出力にしたがって
積分分が付加されるとともに、その途中でバンク1の比
例分の付加タイミングになったときだけその比例分の付
加方向と同じ向きにバンク2に対しても比例分が強制的
に付加される。すなわち、t4直後からt6直前まで、
t8直後からt10直前まではいずれもバンク2の上流
側O2センサ14出力がリーンであるので、積分分IL
が加算され、t6からt8直前まではバンク2の上流側
2センサ14出力がリッチであるので、積分分IRが
減算される。また、バンク1の比例分PR1の減算タイ
ミングであるt5、t9では比例分PR2が強制的に減
算され、バンク1の比例分PL1の加算タイミングであ
るt7では比例分PL2が強制的に加算される。
【0065】t10以降:t6よりt10直前までの操
作が繰り返される。
【0066】このように、本実施形態ではバンク2での
強制的同期制御中に、空燃比フィードバック補正係数の
制御中心が変化する(空燃比変動が生じる)加速を判定
すると、バンク2での強制的同期制御を一時禁止してバ
ンク毎の独立の空燃比フィードバック制御に戻すように
したので、バンク2での空燃比変動に対する追従性がよ
くなり、その間の排気エミッション、運転性悪化が回避
できる。
【0067】また、加速によりバンク2(残りの気筒
群)の空燃比が目標に対してずれる場合でもバンク毎の
独立の空燃比フィードバック制御をバンク2の空燃比が
2回反転するだけ行なえば、目標の空燃比にほぼ収束す
るため、強制的同期制御を禁止する期間の終期を、バン
ク2の空燃比が2回反転したタイミングとする本実施形
態によれば、強制的同期制御を禁止する期間を必要以上
に長くとる必要がなく、触媒診断を速やかに終わらせる
ことができる。
【0068】実施形態では、バンク2での強制的同期制
御を禁止する期間の終期を、加速判定タイミング後にバ
ンク2の空燃比が2回反転したタイミングとしたが、3
回以上反転したタイミングとしてもかまわない。ただ
し、強制的同期制御を禁止する期間が長くなるほど触媒
診断を終了するのが遅れる。したがって、実施形態のよ
うに、強制的同期制御を禁止する期間の終期を加速判定
タイミング後にバンク2の空燃比が2回反転したタイミ
ングとすることが好ましい。
【0069】また、バンク2では比例分の強制的付加で
バンク1の空燃比変動の位相との同期をとりつつ、積分
分の付加で自らの空燃比をフィードバック制御するの
で、強制的同期制御中の排気エミッションの悪化を防止
できる。
【0070】実施形態では、スロットルセンサに基づい
て加速を判定する場合で説明したが、これに限られな
い。たとえばアクセルセンサに基づいて加速を判定して
もかまわない。
【0071】実施形態では、V型エンジンの場合で述べ
たが、これに限られるものでなく、水平対向型エンジン
だけでなく直列型エンジンに対しても適用できる。
【0072】実施形態では気筒群が2つの場合で述べた
が、2つに限られるものでない。たとえば3つの気筒群
に分割してもかまわない。このときには、いずれか1の
気筒群を特定気筒群、それ以外の2つの気筒群を残りの
気筒群とすればよい。
【0073】実施形態では、所定の条件の成立時として
触媒診断条件の成立時で述べたが、これに限られるもの
でなく、複数の気筒群の空燃比変動の位相を同期させる
要求があるときには本発明の適用がある。
【0074】実施形態では、上流側O2センサ出力と比
較するスライスレベルにヒステリシスを設けない場合で
説明したが、スライスレベルにヒステリシスを設けた場
合でもかまわない。たとえば、SLLFをリーン側スラ
イスレベル、SLHFをリッチ側スライスレベル(SL
HF>SLLF)として、これらと上流側O2センサ1
3、14出力との比較結果に基づいてバンク1、2の三
元触媒9、10に流入する排気の空燃比が理論空燃比よ
りリーン側であるかリッチ側であるかを判断し、フラグ
F11、F12をセットする。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の制御システム図。
【図2】強制的同期制御を行っている途中で加速が行わ
れ、この加速により空燃比がずれた場合の本実施形態に
対する比較例の作用を説明するための波形図。
【図3】強制的同期制御を行っている途中で加速が行わ
れ、この加速により空燃比がずれた場合の本実施形態の
作用を説明するための波形図。
【図4】バンク1の空燃比フィードバック補正係数の演
算を説明するためのフローチャート。
【図5】バンク2の空燃比フィードバック補正係数の演
算を説明するためのフローチャート。
【図6】サブルーチン1の内容を説明するためのフロー
チャート。
【図7】サブルーチン2の内容を説明するためのフロー
チャート。
【図8】各バンクの燃料噴射パルス幅の算出を説明する
ためのフローチャート。
【図9】第1の発明のクレーム対応図。
【符号の説明】
6、7、8 排気通路 9、10、11 触媒 12 ECM 13 上流側O2センサ 14 上流側O2センサ 15 下流側O2センサ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 41/10 305 F02D 41/10 305 45/00 301 45/00 301C 312 312E 314 314Z Fターム(参考) 3G084 AA03 BA09 BA13 CA04 DA04 DA10 DA28 EA05 EB14 EB15 EC02 FA07 FA10 FA20 FA33 FA38 FA39 3G091 AA02 AA17 AA23 AA28 AA29 AB03 BA14 BA15 BA19 BA32 BA33 CB02 DA01 DA02 DA03 DA07 DA08 DB06 DB08 DB09 DB10 DC01 EA01 EA05 EA07 EA16 EA30 EA31 EA34 FA17 FA18 FB10 FB11 FB12 FC02 HA11 HA12 HA36 HA37 HA42 HB02 3G301 HA01 HA08 JA00 JA03 JA11 JA21 KA12 MA01 MA12 NA03 NA04 NA06 NB03 NB15 NB16 NB18 ND05 ND07 ND17 NE16 NE23 PA01Z PA12Z PD09Z PE01Z PE03Z PE05Z PE08Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の気筒群と、 各気筒群毎に設けられた排気通路と、 これら排気通路が合流する集合部下流の排気通路または
    これより上流側の排気通路に配置される少なくとも1つ
    の触媒と、 各々の気筒群の排気通路の空燃比に基づいて各々の気筒
    群の空燃比を独立にフィードバック制御する独立フィー
    ドバック制御手段と、 所定の条件の成立時に前記複数の気筒群の空燃比変動の
    位相を強制的に同期させる制御を行う強制的同期制御手
    段と、 前記強制的同期制御手段による強制的同期制御中に加速
    が判定されたとき前記強制的同期制御手段による強制的
    同期制御を一時禁止して前記独立フィードバック制御手
    段による独立のフィードバック制御を行わせる手段とを
    備えることを特徴とするエンジンの空燃比制御装置。
  2. 【請求項2】前記強制的同期制御手段が、いずれか1の
    気筒群を特定気筒群、それ以外を残りの気筒群として、
    特定気筒群での前記比例分の付加タイミングで残りの気
    筒群に対して同じ方向に比例分を強制的に付加する手段
    を備える場合に、前記強制的同期制御を一時禁止する期
    間の終期は、加速判定後における独立のフィードバック
    制御により前記残りの気筒群の空燃比が2回反転したタ
    イミングであることを特徴とする請求項1に記載のエン
    ジンの空燃比制御装置。
  3. 【請求項3】前記所定の条件の成立時は触媒診断条件の
    成立時であり、前記強制的同期制御中に各気筒群毎に設
    けられた排気通路が合流する集合部下流であってかつ前
    記触媒下流の排気通路の空燃比を検出する空燃比センサ
    に少なくとも基づいて前記触媒の劣化の有無を判定する
    とともに、前記強制的同期制御を一時禁止する期間で前
    記触媒の劣化の有無の判定を禁止することを特徴とする
    請求項2に記載のエンジンの空燃比制御装置。
  4. 【請求項4】前記独立フィードバック制御手段は、前記
    各々の気筒群の排気通路の空燃比に基づいて各々の気筒
    群の排気通路の空燃比が反転したとき比例分を付加し、
    また各々の気筒群の排気通路の空燃比が反転しない状態
    では積分分を付加することにより各々の気筒群の空燃比
    補正量を算出する手段と、各々の空燃比補正量に基づい
    て各々の気筒群への燃料供給量を制御する手段とを備え
    るとともに、 前記強制的同期制御手段は、いずれか1の気筒群を特定
    気筒群、それ以外を残りの気筒群として、特定気筒群で
    の前記比例分の付加タイミングで残りの気筒群に対して
    同じ方向に比例分を強制的に付加する手段と、前記比例
    分の強制的付加タイミング以外のとき前記残りの気筒群
    に対して前記残りの気筒群の排気通路の空燃比に基づく
    積分分を付加する手段とを備えることを特徴とする請求
    項1から3までのいずれか一つに記載のエンジンの空燃
    比制御装置。
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