JP2002106041A - 水洗便器 - Google Patents

水洗便器

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JP2002106041A
JP2002106041A JP2000296440A JP2000296440A JP2002106041A JP 2002106041 A JP2002106041 A JP 2002106041A JP 2000296440 A JP2000296440 A JP 2000296440A JP 2000296440 A JP2000296440 A JP 2000296440A JP 2002106041 A JP2002106041 A JP 2002106041A
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ejection
path
jet
toilet
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JP2000296440A
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English (en)
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Shinji Shibata
信次 柴田
Hiroshi Shigefuji
博司 重藤
Takeshi Shimizu
剛 清水
Mitsuhiro Suenaga
光宏 末永
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄水をサイホントラップ管路に向けて噴出
するジェット式の洗浄水噴出の機能改善を図る。 【解決手段】 便器1は、ボール部底部に、このサイホ
ントラップ管路4の上昇管路部分4aを指向してノズル
8を有する。ノズル8は、その噴出開口側にジェット噴
出口8aを備え、このジェット噴出口8aは、ノズル内
の経路軸心を中心に約5〜11°の範囲の角度で拡張形
成されたテーパ状の噴出口とされている。このジェット
噴出口8aからの噴出洗浄水は、ジェット噴出口8aの
拡張形状に倣って上昇管路部分4a内を流れ、その流れ
形状は、ジェット噴出口8aのテーパ形状を延長したよ
うなコーン状の拡散形状となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、便器洗浄のために
通水された洗浄水をサイホントラップ管路に向けて噴出
する水洗便器に関する。
【0002】
【従来の技術】サイホントラップ管路を有する水洗便器
では、当該管路が満水となることでサイホン作用を起こ
し、このサイホン作用により、便器ボール部の溜水やそ
の中の汚物を吸引排出する。サイホン作用が早期に起こ
ると、溜水並びに汚物の排出が早まるので、サイホン作
用の早期誘発は、汚物等の排出効率向上や節水化に寄与
する。よって、サイホン作用の早期誘発のために種々の
提案がなされており、その一つに、洗浄水をサイホント
ラップ管路に向けて噴出するいわゆるジェット式の洗浄
水噴出形態を採った水洗便器がある。このジェット式の
洗浄水噴出では、洗浄水の噴出流(ジェット噴出流)で
溜水や汚物をサイホントラップ管路に押し込み、これに
より管路の早期満水化、延いてはサイホン作用の早期誘
発を起こす。従来は、このジェット噴出流を、単なる貫
通孔を有するノズルを用いて起こしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
よなノズルを用いてジェット噴出流での洗浄水噴出を行
っても、サイホントラップ管路の満水化を起こすことが
できず、サイホン作用を誘発できない場合があることが
新たに判明した。
【0004】本発明は、上記した問題点を解決するため
になされ、洗浄水をサイホントラップ管路に向けて噴出
するジェット式の洗浄水噴出の機能改善を図ることを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記した課題を解決するため、本発明の水洗便器は、溜水
を貯め置く便器ボール部と、該前記便器ボール部に連通
したサイホントラップ管路と、便器洗浄のために通水さ
れた洗浄水を前記サイホントラップ管路に向けて噴出す
る噴出部とを備えた水洗便器であって、前記噴出部は、
前記サイホントラップ管路に向けた噴出洗浄水が拡散形
状の流れ状況を採って流れるよう、洗浄水を前記サイホ
ントラップ管路に向けて噴出することを特徴とする。
【0006】上記構成の本発明の水洗便器では、噴出部
から噴出された洗浄水は、拡散形状の流れ状況を採って
サイホントラップ管路に向けて流れる。よって、この噴
出洗浄水は、サイホントラップ管路を通過する間におい
ても拡散形状の流れで当該管路を通過する。このよう
に、洗浄水の流れが拡散形状であるために、サイホント
ラップ管路の管路入口では、溜水および汚物の押し込み
は、この拡散形状の流れを採る洗浄水で効果的に起き
る。また、サイホントラップ管路においても、管路内の
洗浄水は拡散形状の洗浄水で効果的に押されることにな
る。これらの結果、本発明の水洗便器によれば、サイホ
ントラップ管路の早期満水化とこれを通した早期のサイ
ホン作用誘発を確実に起こすことができ、汚物排出効率
向上と節水の実効性を高めることができる。
【0007】また、次のような利点もある。サイホント
ラップ管路に向けて従来のように単純に洗浄水を噴出す
ると、その噴出洗浄水は、サイホントラップ管路内の洗
浄水をコア状に貫いてしまうことがある。このような事
態は、サイホントラップ管路の上昇管路部分が短いよう
な場合や、洗浄水を高い圧力を持って噴出するような場
合に起きる。本発明では、噴出洗浄水を拡散形状の流れ
を採ってサイホントラップ管路に流すので、流れの拡散
が起きている分だけ、管路内の洗浄水をコア状に貫いて
しまうような事態を引き起こしにくくできる。よって、
本発明によれば、サイホントラップ管路の上昇管路部分
の短寸化や、これを通した便器自体の小型化を図ること
ができる。また、高い通水圧で通水した洗浄水を噴出部
からサイホントラップ管路に向けて噴出できるので、溜
水や汚物をサイホントラップ管路により確実に押し込む
ことができる。このため、汚物の排出効率や排出効果の
向上を図ることができ、便器洗浄能力をより高めること
ができる。このように高い通水圧で洗浄水を噴出できる
ので、噴出部への洗浄水通水経路に減圧弁等の減圧機器
を必要としない。よって、これら減圧機器を要しない
分、機器組み付け行程の簡略化やコスト低減を図ること
ができる。
【0008】本発明の水洗便器では、噴出洗浄水が拡散
形状の流れ状況を採って流れるよう洗浄水を噴出するに
当たり、以下の態様を採ることにした。まず第1に、噴
出開口側の洗浄水噴出経路がサイホントラップ管路側で
大径となるテーパ状経路とされた噴出部とすることがで
きる。このようにすれば、噴出洗浄水を拡散形状の流れ
状況を採って確実に流れるようにすることができる。
【0009】この場合、噴出開口側の洗浄水噴出経路を
テーパ状経路とする噴出部にあっては、次のようにな
る。このテーパ状経路からは、その開口の総ての領域か
ら洗浄水が筒状、詳しくはテーパに倣った円錐柱状に噴
出され、噴出開口部で既に洗浄水流れは拡散形状となっ
ている。そして、この噴出開口部で円錐柱状であった噴
出洗浄水がその前方(即ち、サイホントラップ管路側)
に流れるにつれて、噴出洗浄水の流れはより拡散した流
れとなる。つまり、噴出洗浄水は、円錐柱状(コーン
状)の拡散形状の流れで隙間なくサイホントラップ管路
に流れ込む。よって、上記した溜水や汚物並びに管路内
の洗浄水の押し込みをより効果的に起こすことができ
る。
【0010】また、噴出開口側の洗浄水噴出経路を複数
の分割経路で形成し、この各分割経路をサイホントラッ
プ管路の側で外側を向くよう傾斜配置すると共に噴出開
口側ほど大径のテーパ状のものとした噴出部とすること
ができる。こうしても、噴出洗浄水を拡散形状の流れ状
況を採って確実に流れるようにすることができる。そし
て、各分割経路が噴出開口側ほど大径のテーパ状のもの
であることから、各分割経路からの噴出洗浄水は、それ
ぞれ、上記のように円錐柱状(コーン状)の拡散形状の
流れで隙間なくサイホントラップ管路に流れ込み、分割
経路全体としても、円錐柱状(コーン状)の拡散形状の
ような流れを呈してサイホントラップ管路に流れ込む。
よって、この場合であっても、上記した溜水や汚物並び
に管路内の洗浄水の押し込みをより効果的に起こすこと
ができる。
【0011】上記したように、噴出開口側の洗浄水噴出
経路をテーパ状経路とする噴出部にあっては、そのテー
パ状経路を、経路軸心を中心に約5〜11°の角度で拡
張形成することが好ましい。複数の分割経路を傾斜配置
して有する噴出部にあっては、各分岐経路を、経路軸心
から約2.5〜5.5°の角度をなすよう傾斜して形成
することが好ましい。このようにすれば、テーパ状経路
が約5°以上の角度で拡張していることで、また、各分
岐経路が約2.5°以上の角度で傾斜していることで、
上記した拡散形状の流れを確実に起こすことができ好ま
しい。その一方、テーパ状経路を約11°以下の角度の
拡張とすることで、テーパ状経路から洗浄水が噴出され
る際に起きる縮流の発生を抑制できる。このため、縮流
発生に伴う圧力損失や噴射音を抑制できると共に、噴出
洗浄水の流れに不用意な乱れを起こさないようにでき
る。なお、テーパ状経路の上記拡張角度を約9〜10°
としたり、分岐経路の上記傾斜角度を約4.5〜5°と
することが、上記した拡散形状の流れを起こす上での信
頼性向上、縮流回避の観点から好ましい。また、テーパ
状経路を放射状の複数の小径経路に分割するようにする
こともでき、それぞれの小径経路ができるだけ近接配置
されていることが好ましい。
【0012】更に、噴出開口側の洗浄水噴出経路の上流
に、通水洗浄水の水流の安定化をもたらす上流側噴出経
路を有する噴出部とすることができる。こうすれば、噴
出部からの噴出洗浄水の流れ自体も安定化させることが
でき、上記した拡散形状の流れをより確実に起こすこと
ができる。この場合、上流側噴出経路として直管状の経
路を採用すれば、構成の簡略化のみならず、噴出部製造
の上でも工程の簡略化、コスト低減といった利点があ
る。
【0013】こうした噴出部を、便器ボール部をなすボ
ール部壁面に形成された噴出口としたり、このボール部
壁面に形成された貫通孔に装着されたノズルとすること
もできる。噴出部をボール部壁面の噴出口とすれば、噴
出部が便器ボール部と一体のものとできるので部品点数
を低減でき、噴出部自体が陶器製のものとできるので経
年変化による変形等を起こさず、耐久性が高まる。噴出
部を装着ノズルとした場合は、便器とは別にノズルを製
造できるので、樹脂や金属等の成型品とできる。このた
め、テーパ状経路や分岐経路、或いは直管状経路等を高
精度に形成できるので、上記した拡散形状の流れを高い
信頼性で確実に起こすことができ好ましいと共に、縮流
回避の上からも好ましい。
【0014】また、噴出部を装着ノズルとするに当たっ
ては、ボール部壁面の貫通孔に便器ボール部の側から着
脱自在のノズルとすることが好ましい。こうすれば、便
器製造時におけるノズル装着作業や、保守・点検時のノ
ズル交換作業の際の作業性を向上させることができる。
【0015】更に、洗浄水流入口の開口に小径Rやテー
パ状の面取り部を有するノズルとすることが好ましい。
こうすれば、ノズルの洗浄水流入口への洗浄水流入に伴
う圧力損失を抑制できる。よって、噴出部としてのノズ
ルに通水する洗浄水の通水圧が低い地域であっても、上
記した拡散形状の流れを起こす本発明の水洗便器を支障
なく導入設置でき、適用地域を拡大できる。
【0016】
【発明の他の態様】本発明は、以下のような他の態様を
採ることも可能であり、第1の他の態様は、溜水を貯め
置く便器ボール部に連通したサイホントラップ管路に向
けて洗浄水を噴出する便器洗浄方法であって、前記サイ
ホントラップ管路の入口に対向する噴出部であって、前
記サイホントラップ管路に向けた噴出洗浄水が拡散形状
の流れ状況を採って流れるよう、洗浄水を前記サイホン
トラップ管路に向けて噴出する前記噴出部に、便器洗浄
のための新たな洗浄水を通水することを特徴とする。
【0017】この場合、噴出部は、噴出開口側の洗浄水
噴出経路を、前記サイホントラップ管路の側が大径とな
るテーパ状経路として有するものであったり、噴出開口
側の洗浄水噴出経路が複数の分割経路で形成され、各分
割経路が、前記サイホントラップ管路の側が外側を向く
よう傾斜配置されると共に噴出開口側ほど大径のテーパ
状のものであることが好ましい。
【0018】この洗浄方法によっても、上記した拡散形
状の流れを起こすことができので、サイホン作用の早期
誘発を通して汚物排出効率向上や節水の実効性を高める
ことができる。
【0019】また、次のような他の態様を採ることもで
きる。溜水を貯め置く便器ボール部と、該前記便器ボー
ル部に連通したサイホントラップ管路とを備え、便器洗
浄のために通水された洗浄水を前記サイホントラップ管
路に向けて噴出する水洗便器に装着されるノズルであっ
て、前記サイホントラップ管路に向けた噴出洗浄水が拡
散形状の流れ状況を採って流れるよう、洗浄水を前記サ
イホントラップ管路に向けて噴出するノズル噴出口を備
え、前記便器ボール部のボール部壁面に装着された既存
のノズルと交換可能とされていることを特徴とする。こ
のノズルによれば、サイホントラップ管路に向けてただ
単純に洗浄水を噴出するに過ぎない既存の水洗便器を、
上記した拡散形状の流れを起こしてサイホン作用を早期
に誘発し、これを通して高い汚物排出効率向上や節水の
実効性を発揮する水洗便器に容易に改造することができ
る。
【0020】この場合、ノズルは、噴出開口側の洗浄水
噴出経路を、前記サイホントラップ管路の側が大径とな
るテーパ状経路として有するものであったり、噴出開口
側の洗浄水噴出経路が複数の分割経路で形成され、各分
割経路が、前記サイホントラップ管路の側が外側を向く
よう傾斜配置させると共に噴出開口側ほど大径のテーパ
状のものであることが好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成及び作
用を一層明らかにするために、以下本発明の水洗便器に
ついて、その実施の形態を説明する。図1は本発明の実
施例であるサイホンジェット式の便器1の概略縦断面、
図2はこの便器1に装着したノズル8の拡大断面図であ
る。このサイホンジェット式の便器1は、洗浄に伴っ
て、後述するようにリム射水孔7からのリム噴出とノズ
ル8からのジェット噴出とを行う。
【0022】図示するように、便器1は、隔壁2で区画
されたボール部3とサイホントラップ管路4とを有す
る。ボール部3は、その底部を汚物溜りとしている。ボ
ール部3の上端周縁のリム部5は、中空形状とされ、そ
の中空部をリム通水路6としている。リム通水路6の底
面には、複数のリム射水孔7が適宜間隔毎にボール部3
に対して斜めに開設している。ボール部3の底部には、
隔壁2の下端2aからサイホントラップ管路4がこのボ
ール部3に連通して形成されている。また、便器1は、
その上部後方にボックス9を備え、このボックス9内に
後述の洗浄給水装置10を収納している。
【0023】図示するように、このサイホントラップ管
路4は、ボール部底部から斜めに傾斜して上昇する上昇
管路部分4aと、その上端から湾曲した湾曲管路部分4
bと、下方に延びる下降管路部分4cとからなる。そし
て、サイホントラップ管路4は、その管路が洗浄水で満
たされて満水となると、サイホン作用を起こし、ボール
部3の溜水並びに溜水中の汚物を吸引する。
【0024】便器1は、ボール部底部に、このサイホン
トラップ管路4の上昇管路部分4aを指向してノズル8
を有する。
【0025】洗浄給水装置10は、操作部11からの洗
浄起動信号に基づいて、後述するタイミングでリム用弁
12とジェット用弁13を駆動する制御部14を有す
る。リム用弁12は、その一端で水道管からの給水管1
6と接続され、他端はリム給水管17を介してリム通水
路6と接続されている。ジェット用弁13は、その一端
で給水管16と接続され、他端はジェット用給水管18
を介してノズル8と接続されている。なお、ジェット用
給水管18には、大気開放弁15が組み込まれており、
当該開放弁による大気開放により、ノズル8の側からの
洗浄水逆流が起きないようにされている。
【0026】図2に示すように、ノズル8は、その噴出
開口側にジェット噴出口8aを備える。ジェット噴出口
8aは、ノズル内の経路軸心を中心に約5〜11°の範
囲の角度(本実施例では、約9.5°)で拡張形成され
たテーパ状の噴出口とされており、その開口径Xは約
7.5mm、噴出口長さYは約12mmとされている。
ジェット噴出口8aに至るノズル経路8fは、ジェット
噴出口8aと逆向きのテーパ経路とこれに続く直管経路
とされているので、この直管経路部分で、ジェット噴出
口8aに至る洗浄水の水流を安定化させた上で、当該洗
浄水をジェット噴出口8aから噴出させることができ
る。なお、ノズル経路8fは、ジェット噴出口8aと逆
向きのテーパ経路とこれに続く直管経路とされている
が、図中に二点鎖線で示すように、直管経路だけとする
こともできる。このように直管経路とした場合には、上
記の拡張角度θ、開口径Xならびに噴出口長さYの関係
から、直管経路の径は約5.5mmとなる。なお、この
直管経路は、その径が約5.5〜6mm程度であれば、
後述するような洗浄水の流れの安定化の上から支障はな
い。
【0027】このノズル8は、噴出開口側に鍔部8bを
備え、ボール部3のボール壁面の両側にシール部材8c
を介在させた状態で、ナット8dにより固定されてい
る。ノズル固定に際しては、ノズル8をボール部3の側
から壁面貫通孔3aに差し込み、シール部材の介在を経
てナット締めされる。こうして固定されたノズル8の末
端に、ジェット用給水管18が図示しない袋ナットを介
して接続・固定される。この場合、ノズル8は、ジェッ
ト噴出口8aの軸心が上昇管路部分4aの軸心と略一致
するようにして上記のように固定される。
【0028】次に、本実施例の便器1における洗浄動作
を説明する。操作部11の洗浄スイッチ等が押下され洗
浄起動入力が制御部14へ与えられると、制御部14
は、まずリム用弁12を開弁制御する。これにより、洗
浄水はリム給水管17を通水してリム通水路6に流れ込
み、それぞれのリム射水孔7からボール部3へ噴出され
(リム噴出)、ボール部3の壁面を洗浄する(ボール面
洗浄)。
【0029】次に、制御部14は、リム用弁12を閉弁
制御してボール面洗浄を停止した後に、ジェット用弁1
3を開弁制御する。これにより、洗浄水は、ジェット用
給水管18を経てノズル8まで通水され、ノズル8のジ
ェット噴出口8aからサイホントラップ管路4に向け
て、詳しくは上昇管路部分4aを指向すると共にその管
路に沿って噴出される(ジェット噴出)。
【0030】上昇管路部分4a内部の洗浄水は、ボール
部3の溜水並びに溜水中の汚物と共に、ノズル8からの
噴出洗浄水に押されて、下流の湾曲管路部分4bと下降
管路部分4cに流れ込む。これにより、サイホントラッ
プ管路4は満水状態となるので、このサイホントラップ
管路4でサイホン作用が誘起され、ボール部3内の溜水
並びに汚物がサイホントラップ管路4を経て便器外部に
排出される。このノズル8からの洗浄水噴出(ジェット
噴出)は、溜水面が隔壁2の下端2aより低下した以降
も継続されるので、ボール部3の底部に残留する汚物や
溜水表面に浮遊する汚物をも排出することができる。
【0031】制御部14は、ノズル8への所定の給水時
間が経過するとジェット用弁13を閉弁制御してジェッ
ト噴出を終了し、その後、再びリム用弁12を所定時間
だけ開弁制御する。これにより、リム噴出が再度実行さ
れ、ボール部3の溜水給水がなされる。
【0032】以上説明したように、本実施例の便器1
は、サイホントラップ管路4にサイホン作用を誘起する
ためのジェット噴出に際して、テーパ状に拡張形成され
たジェット噴出口8aから洗浄水を噴出する。この噴出
洗浄水は、図1に示すように、ジェット噴出口8aのテ
ーパ形状に倣って上昇管路部分4a内を流れ、その流れ
形状は、ジェット噴出口8aのテーパ形状を延長したよ
うなコーン状の拡散形状となる。つまり、噴出洗浄水
は、コーン状の拡散形状の流れで隙間なくサイホントラ
ップ管路4に流れ込む。従って、サイホントラップ管路
4における上昇管路部分4aの管路入口(即ち、隔壁2
の下端2a)には、その周辺の溜水と汚物がこの拡散形
状の流れを採る洗浄水で押されて入り込む。この溜水・
汚物の押し込みは拡散した洗浄水の流れの各部位でなさ
れ、模式的には拡張した面に亘って溜水等の押し込みが
起きるといえる。このため、管路入口へは溜水等を効果
的に押し込むことができる。
【0033】しかも、サイホントラップ管路4の上昇管
路部分4aにおいても、管路内の洗浄水は拡散形状の流
れを採る洗浄水で湾曲管路部分4bに効果的に押される
ことになる。これらの結果、本実施例の便器1によれ
ば、サイホントラップ管路4を早期のうちに満水化する
ことができ、サイホン作用をより速やかに且つ確実に誘
発することができる。よって、汚物排出効率向上と節水
の実効性を高めることができる。
【0034】また、ノズル8には水道管からの給水管1
6を経て水道水(洗浄水)を通水し、水道水元圧で洗浄
水をサイホントラップ管路4に向けて噴出している。こ
のように高い圧力(水道水元圧)で洗浄水を噴出してい
るものの、噴出後の洗浄水の流れを図1に示すようなコ
ーン状の拡散形状のものとするので、管路内洗浄水を貫
くようなコア状の洗浄水流とはしない。よって、本実施
例の便器1では、サイホントラップ管路4の上昇管路部
分4aを短寸化したりその傾斜角度をきつくしても、噴
出後の洗浄水をその流れが図1に示すようなコーン状の
拡散形状のものとなるようにするので、支障なくサイホ
ン作用の早期誘発を来すことができる。この結果、便器
1では、便器の前後長を従来の約776mmから約73
0mm程度まで短くでき、便器形状自体の小型化を図る
ことができた。
【0035】しかも、噴出後の洗浄水をその流れが図1
に示すような拡散形状のものとするに当たっては、テー
パ状のジェット噴出口8aを有するノズル8を用いれば
よく、このノズル8は、ナットにより交換可能である。
よって、サイホントラップ管路に向けてただ単純に洗浄
水を噴出するに過ぎない既存の水洗便器を、上記した拡
散形状の流れを起こしてサイホン作用を早期に誘発し、
これを通して高い汚物排出効率向上や節水の実効性を発
揮する本実施例のような便器1に容易に改造することが
できる。
【0036】また、本実施例では、ノズル8は、ジェッ
ト噴出口8aを逆向きのテーパ経路に続けて有する。よ
って、この経路接続部は小径となってオリフィスとして
機能する。このため、ジェット噴出口8aからの洗浄水
噴出速度を高めることができるので、サイホン作用の早
期誘発に有益である。
【0037】次に、他の実施例について説明する。図3
は第2実施例の便器1Aの概略縦断面、図4はこの便器
1Aにおけるジェット噴出部を拡大して示す拡大断面図
である。なお、以下の説明に当たっては、上記の実施例
と同一の作用を果たす部材については、上記実施例で用
いた符号をそのまま用いることとする。
【0038】第2実施例の便器1Aは、便器後方に載置
した洗浄水タンクからリム噴出とジェット噴出の洗浄水
を通水する点で、水道管からの洗浄水を通水する上記の
実施例と相違する。図示するように、この便器1Aは、
洗浄水タンク20を備え、タンク下方には、タンク底部
の開閉弁装置21を経てタンク内洗浄水が流入する上部
流入室22を有する。また、ボール部3の底部には、ボ
ール部壁面の外側に位置する下部流入室23を有する。
この下部流入室23は、その側壁に空けられた流入口2
4と上部流入室22に空けられた流出口25とを結ぶ洗
浄水通水路26により、流出口25と連通されている。
下部流入室23を形成するボール部側壁には、サイホン
トラップ管路4の上昇管路部分4aに向けて洗浄水を噴
出する後述のジェット噴出口27が形成されている。
【0039】下部流入室23と洗浄水通水路26並びに
流入口24、流出口25やジェット噴出口27は、便器
製造時における便器素地成型時にボール部3等と共に素
地形成され、その後焼成される。なお、洗浄水通水路2
6は、図中に点線で示す経路軌跡を持って形成されたも
のに限られるわけではなく、流出口25から流入口24
にかけてボール部外壁回りに種々の軌跡で形成可能であ
る。
【0040】ジェット噴出口27は、図4に示すよう
に、その開口経路軸心を中心に約5〜11°の範囲の角
度となるよう拡張したテーパ状の噴出口とされている。
この場合、ジェット噴出口27は、便器素地形成時にお
いてテーパ状の貫通孔として形成され、この貫通孔の形
状は、焼成後には上記形状のジェット噴出口27となる
ように焼成後の形状収縮等を考慮した上で、決定され
る。また、ジェット噴出口27にあっては、焼成後の形
状として、その開口径Xが約7〜9mm程度となるよう
にされている。噴出口長さYは、ボール部3の肉厚で定
まり、約7mm程度とされている。この場合、ジェット
噴出口8aと同程度の噴出口長さYとするには、ジェッ
ト噴出口27の形成壁において、ボール部3の肉厚を厚
くすればよい。
【0041】次に、この第2実施例の便器1Aにおける
洗浄動作を説明する。この便器1Aでは、図示しない洗
浄スイッチ等が操作されると、開閉弁装置21を所定時
間に亘って開弁制御する。この開弁により、洗浄水タン
ク20内の洗浄水は、上部流入室22に流れ込み、その
一部はリム通水路6に流入してそれぞれのリム射水孔7
から噴出される。また、残りの洗浄水は、流出口25か
ら洗浄水通水路26に流れ込み、流入口24を通って下
部流入室23に流れ込む。こうして下部流入室23に流
れ込んだ洗浄水は、ノズル8を用いた場合と同様に、ジ
ェット噴出口27からサイホントラップ管路4に向け
て、詳しくは上昇管路部分4aを指向すると共にその管
路に沿って噴出される(ジェット噴出)。
【0042】こうしてジェット噴出口27から噴出され
た洗浄水は、ジェット噴出口27の開口形状がジェット
噴出口8aと同様であることから、図3並びに図4に示
すように、コーン状の拡散形状の流れを採って上昇管路
部分4aに入り込む。従って、この第2実施例の便器1
Aによっても、上記の実施例と同様の効果を奏すること
ができる。
【0043】また、この第2実施例では、拡散形状の洗
浄水の流れを起こすに当たり、ノズル8のように便器と
別体の部材を必要としない。よって、別部材の製造・組
み付けの工数が不要となり、工数低減・コスト低減を図
ることができる。しかも、ジェット噴出口27自体が陶
器に空けられたものとなるので、耐久性が高まり好まし
い。
【0044】次に、変形例について説明する。図5はジ
ェット噴出口27を便器とは別体のノズルピース30で
形成するようにした変形例の要部拡大断面図である。こ
の変形例は、下部流入室23を形成するボール部側壁に
円形の貫通孔28を備え、この貫通孔28にノズルピー
ス30を装着して備える。ノズルピース30は、樹脂或
いは金属の型成形品であり、貫通孔28にボール部3の
側から差し込まれ、貫通孔28との隙間および鍔部下面
には、シール性と接着性を併せ持った接着剤29にて貫
通孔28に接着・固定されている。
【0045】ノズルピース30は、既述したジェット噴
出口8aと同一の拡張角度、開口径X並びに噴出口長さ
Yとされたジェット噴出口27を有する。また、このノ
ズルピース30は、ジェット噴出口27に至る直管経路
31(管路径:約5.5〜6mm)を有する。従って、
このノズルピース30を装着した変形例によっても、直
管経路31で洗浄水の水流を安定化させた上で、当該洗
浄水をジェット噴出口27から噴出させることができ
る。
【0046】また、ノズルピース30は、直管経路31
の洗浄水流入口側開口に、約0.2〜0.5mmの面取
りRを有する。よって、このノズルピース30への洗浄
水流入に伴う圧力損失を、面取りRによって抑制でき
る。従って、便器載置式の洗浄タンクからの通水方式を
採るためにタンク水頭圧でしか洗浄水をノズルピース3
0から噴出できない場合や、水道水元圧が低圧なために
この低圧の水道水元圧で洗浄水をノズルピース30から
噴出する場合であっても、上記した拡散形状の流れの状
態で洗浄水を噴出できる。このため、上記した実施例の
水洗便器を、種々の水道事情の地域に支障なく導入設置
でき、適用地域を拡大できる。
【0047】図6はまた別の変形例の要部拡大断面図で
ある。この変形例は、下部流入室23を形成するボール
部側壁に設けた貫通孔28に環状リング32をシール性
と接着性を併せ持った接着剤29にて接着・固定し、こ
の環状リング32にノズルピース30を装着した点に特
徴がある。
【0048】ノズルピース30は、高い水密性と部材保
持機能を有するシール部材33(例えば、Vパッキンや
Yパッキン等)を介在させて、環状リング32にボール
部側から嵌着される。こうすれば、適宜なジグを用いる
ことで、環状リング32に装着済みのノズルピース30
を取り外すことができる。よって、便器製造時における
ノズル装着作業のみならず、保守・点検時のノズル交換
作業の作業性を向上させることができる。
【0049】図7は変形例のノズルピース30Aを説明
するための正面図とその中央縦断面図を示す説明図であ
る。このノズルピース30Aは、洗浄水流入口側の面取
りRに続いて直管経路31を有し、その閉塞端側から、
三つの傾斜噴出口35を有する。これら傾斜噴出口35
は、直管経路31の経路軸心回りに均等ピッチで形成さ
れており、この経路軸心から約2.5〜5.5°の角度
をなすよう傾斜して形成されている。しかも、これら傾
斜噴出口35は、噴出開口側ほど大径のテーパ状の噴出
口とされている。そして、これら傾斜噴出口35は、ノ
ズルピース30Aが上記のノズルピース30に替わって
便器に装着されると、サイホントラップ管路4の側で外
側を向くよう傾斜した姿勢を採る。
【0050】このようなノズルピース30Aに洗浄水を
通水してそれぞれの傾斜噴出口35から洗浄水を噴出す
ると、各噴出口からの噴出洗浄水は、噴出口の傾斜に倣
ってサイホントラップ管路4に向けて流れると共に、そ
れぞれ、噴出口形状のテーパに倣ったコーン状の拡散形
状の流れでサイホントラップ管路4に向けて流れる。従
って、この各噴出口からの噴出洗浄水が集まったノズル
ピース30A全体からの噴出洗浄水は、ジェット噴出口
8aの場合とほぼ同様の拡散形状の洗浄水の流れを呈す
る。よって、この変形例にあっても、既述した実施例並
びに変形例と同様の効果を奏することができる。なお、
傾斜噴出口35の数は三つに限られるものではなく、そ
れ以上であっても良い。
【0051】以上、本発明が実施される形態を説明した
が、本発明はこうした実施例に何等限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々な
る様態で実施し得ることは勿論である。
【0052】例えば、本発明をサイホンジェット式の便
器1と他の装置や部材との組み合わせた発明として把握
することもできる。例えば、局部洗浄や暖房等の諸機能
を実現する機能便座と組み合わせた衛生洗浄装置、収納
用キャビネットや手洗装置と組み合わせたトイレキット
装置、トイレ室内の構造体としての壁材,床材および天
井材等を組み合わせたシステムトイレ装置等に適用する
こともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるサイホンジェット式の便
器1の概略縦断面である。
【図2】この便器1に装着したノズル8の拡大断面図で
ある。
【図3】第2実施例の便器1Aの概略縦断面である。
【図4】この便器1Aにおけるジェット噴出部を拡大し
て示す拡大断面図である。
【図5】ジェット噴出口27を便器とは別体のノズルピ
ース30で形成するようにした変形例の要部拡大断面図
である。
【図6】また別の変形例の要部拡大断面図である。
【図7】変形例のノズルピース30Aを説明するための
正面図とその中央縦断面図を示す説明図である。
【符号の説明】
1,1A…便器 2…隔壁 2a…下端 3…ボール部 3a…壁面貫通孔 4…サイホントラップ管路 4a…上昇管路部分 4b…湾曲管路部分 4c…下降管路部分 5…リム部 6…リム通水路 7…リム射水孔 8…ノズル 8a…ジェット噴出口 8b…鍔部 8c…シール部材 8d…ナット 8f…ノズル経路 9…ボックス 10…洗浄給水装置 11…操作部 12…リム用弁 13…ジェット用弁 14…制御部 15…大気開放弁 16…給水管 17…リム給水管 18…ジェット用給水管 20…洗浄水タンク 21…開閉弁装置 22…上部流入室 23…下部流入室 24…流入口 25…流出口 26…洗浄水通水路 27…ジェット噴出口 28…貫通孔 29…接着剤 30,30A…ノズルピース 31…直管経路 32…環状リング 35…傾斜噴出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 剛 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 末永 光宏 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D039 AA02 AC04 AD01 DA00

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溜水を貯め置く便器ボール部と、該前記
    便器ボール部に連通したサイホントラップ管路と、便器
    洗浄のために通水された洗浄水を前記サイホントラップ
    管路に向けて噴出する噴出部とを備えた水洗便器であっ
    て、 前記噴出部は、前記サイホントラップ管路に向けた噴出
    洗浄水が拡散形状の流れ状況を採って流れるよう、洗浄
    水を前記サイホントラップ管路に向けて噴出することを
    特徴とする水洗便器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の水洗便器であって、 前記噴出部は、噴出開口側の洗浄水噴出経路を、前記サ
    イホントラップ管路の側が大径となるテーパ状経路とし
    て有する、水洗便器。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の水洗便器であって、前記
    テーパ状経路は、経路軸心を中心に約5〜11°の角度
    で拡張形成されている、水洗便器。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の水洗便器であって、 前記噴出部は、噴出開口側の洗浄水噴出経路を複数の分
    割経路で形成し、 各分割経路は、前記サイホントラップ管路の側が外側を
    向くよう傾斜配置されていると共に、前記噴出開口側ほ
    ど大径のテーパ状とされている、水洗便器。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の水洗便器であって、 前記分岐経路は、経路軸心から約2.5〜5.5°の角
    度をなすよう傾斜して形成されている、水洗便器。
  6. 【請求項6】 請求項2ないし請求項5いずれか記載の
    水洗便器であって、 前記噴出部は、前記噴出開口側の洗浄水噴出経路の上流
    に、通水洗浄水の水流の安定化をもたらす上流側噴出経
    路を有する、水洗便器。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の水洗便器であって、 前記上流側噴出経路は、直管状の経路とされている、水
    洗便器。
  8. 【請求項8】 請求項2または請求項3記載の水洗便器
    であって、 前記噴出部は、前記便器ボール部をなすボール部壁面に
    形成された噴出口とされている、水洗便器。
  9. 【請求項9】 請求項2ないし請求項7いずれか記載の
    水洗便器であって、 前記噴出部は、前記便器ボール部をなすボール部壁面に
    形成された貫通孔に装着されたノズルとされている、水
    洗便器。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の水洗便器であって、 前記ノズルは、前記貫通孔に前記便器ボール部の側から
    着脱自在とされている、水洗便器。
  11. 【請求項11】 請求項9または請求項10記載の水洗
    便器であって、 前記ノズルの洗浄水流入口は、その開口に面取り部を有
    する、水洗便器。
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