JP2002106013A - シンク取付構造 - Google Patents

シンク取付構造

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JP2002106013A
JP2002106013A JP2000299951A JP2000299951A JP2002106013A JP 2002106013 A JP2002106013 A JP 2002106013A JP 2000299951 A JP2000299951 A JP 2000299951A JP 2000299951 A JP2000299951 A JP 2000299951A JP 2002106013 A JP2002106013 A JP 2002106013A
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JP
Japan
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sink
counter
receiving portion
mounting
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000299951A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuyoshi Ota
篤佳 太田
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Yamaha Living Tech Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Living Tech Co Ltd
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Publication date
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別な治具を用いることなくシンクの位置決
め作業を簡単に行うことができ、シンクの取付時間の短
縮化を図る。 【解決手段】 上部に配置される樹脂製のカウンター1
2と、このカウンター12の裏面12A側に取り付けら
れる金属製のシンク13とを含んでキッチン10が構成
されている。カウンター12の中央部付近には、シンク
13に貫通するシンク用穴15が形成され、このシンク
用穴15の形成縁周りに、カウンター12の裏面12A
側を上面12B側に落ち込ませた受容部17が形成され
ている。この受容部17には、シンク13のフランジ部
20が受容されるようになっており、これによって、シ
ンク13がカウンター12の裏側に取り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシンク取付構造に係
り、更に詳しくは、カウンターに取り付けられるシンク
の位置決めを簡単に行うことができるシンク取付構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、キッチン50は、例えば、図
8に示されるように、樹脂製のカウンター52の裏側に
別体となる金属製のシンク53が取り付けられる構造が
一般的である。すなわち、カウンター52には上下方向
に貫通するシンク用穴55が形成され、このシンク用穴
55をカウンター52の裏面52A側から覆うようにシ
ンク53が取り付けられる。この取り付け手順として
は、ブロック部材58の固定に先立って、カウンター5
2の裏面52A側を若干切削して接着性を高めるための
表面処理を施しておく。そして、図8の位置関係を反転
した状態で表した図9(A)に示されるように、カウン
ター52の裏面52A側を上側にして治具57をシンク
用穴55に挿入し、同図(B)に示されるように、治具
57のフランジ状部分57Aの外周端にブロック部材5
8を突き当てた状態で接着剤等を介して複数箇所に固定
する。次いで、図9(C)に示されるように、ブロック
部材58で囲まれる内側領域となるカウンター52の裏
面52Aにシンク53のフランジ部53Aを位置させ
る。この後に、図8に示されるように、ブロック部材5
8にねじ止めされる押さえ金具60でフランジ部53A
をカウンター52との間に挟み付けるように固定するこ
とで、シンク53がシンク用穴55に対して位置ずれす
ることなくカウンター52に取り付けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな取り付けにあっては、シンク53の位置決めのため
に、シンク用穴55に治具57を用いなければならず、
当該治具を利用してブロック部材56を固定する作業が
必要となり、シンク53をカウンター52に取り付ける
作業に手間と時間を要するという不都合がある。
【0004】
【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して
案出されたものであり、その目的は、特別な治具を用い
ることなくシンクの位置決めを簡単に行うことができ、
シンクの取付時間の短縮化を図ることができるシンク取
付構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、シンク用穴が形成されたカウンターの裏
側から、前記シンク用穴の形成縁に沿ってシンクの取付
部を固定することで、前記シンクを前記カウンターに取
り付け可能なシンク取付構造において、前記カウンター
には、前記取付部を受容可能な受容部が前記形成縁の外
側に形成される、という構成を採っている。このような
構成によれば、シンクの取付部をカウンターの受容部に
受容させるだけで、シンクをカウンターの定位置に取付
可能となり、特別な治具を用いることなくシンクの位置
決めを簡単に行うことができ、シンクの取付時間を短縮
することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において、前記受容部は、
前記カウンターの裏面側を上面側に落ち込ませることに
よって構成することができる。このような構成により、
カウンターの成形型に受容部を形成可能な形状を設けた
り、或いは、カウンターの裏面側を切削することで受容
部を簡単に形成することができる。
【0007】また、前記受容部の外側には固定部材が配
置され、当該固定部材の外側が前記カウンターの裏面側
に固定された状態で、前記固定部材の内側と前記受容部
との間に前記取付部を挟み込んで固定する、という構成
を採用することもできる。このような構成により、シン
クをより強固にカウンターに取り付けることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0009】[第1実施例]図1には、本発明に係る取
付構造が適用された第1実施例に係るキッチンの上部側
となる要部縦断面図が示され、図2には、図1の一部拡
大断面図が示されている。また、図3には、図1のキッ
チンにおけるカウンターの底面図が示されている。これ
らの図において、キッチン10は、樹脂製のカウンター
12と、このカウンター12の裏面12A側に取り付け
られる金属製のシンク13とを含んで構成されている。
【0010】前記カウンター12は、平面視略長方形状
の板状をなす人造大理石によって形成され、その中央部
付近に平面視略長方形状のシンク用穴15が形成されて
いる。このシンク用穴15の形成縁15A周りにおい
て、カウンター12の裏面12A側領域は、上面12B
側に落ち込ませた面形状に設けられ、これによって、後
述するフランジ部20の受容部17が形成されている。
【0011】前記シンク13は、平面視略長方形状の底
壁13Aと、この底壁13Aの周縁に連なる四辺の周壁
13Bと、これら周壁13Bの上端から略水平方向外側
に向けられて前記受容部17に受容可能となる取付部と
してのフランジ部20とを備えた上部開放型の有底容器
状に設けられている。フランジ部20は、その外周寸法
が受容部17の外周寸法と略同一若しくは僅かに小さく
設定されており、フランジ部20が受容部17に受容さ
れた状態で、シンク13及びシンク用穴15が所定の相
対位置関係となるように配置される。ここで、所定の相
対位置関係とは、図1に示されるように、シンク用穴1
5の中心軸線Cがシンク13の底壁13Aの中心を通る
鉛直線に略一致する状態、或いは、シンク用穴15の形
成縁15Aとシンク13の周壁13Bの内面とが略同一
鉛直面上に位置する状態が例示できる。また、フランジ
部20の厚みは、受容部17の高さ若しくは深さよりも
若干小さくなっており、フランジ部20を受容部17に
受容したときに、当該受容部17を構成する水平面17
Aとフランジ部20の上面20Aとの間に若干の隙間が
生じるようになっている。この隙間には、接着力を有す
るコーキング剤23が充填され、カウンター12とシン
ク13との間の目地止め並びに接着がなされることにな
る。ここで、受容部17に受容されたフランジ部20
は、受容部17の外側でねじ止めされた固定部材として
の押さえ金具25によって完全に固定される。この押さ
え金具25は、フランジ部20を固定できる限りにおい
て、その形状、構造等、特に限定されるものではない
が、本実施例では、カウンター12の裏面12Aにねじ
27で固定される外側の平板部分25Aと、この平板部
分25Aに連なる内側のU字部分25Bとによって構成
されており、平板部分25Aが固定された状態で、U字
部分25Bの先端と受容部17との間でフランジ部20
を挟み込んで固定するようになっている。
【0012】以上の構成のカウンター12にシンク13
を取り付ける手順は次のとおりである。すなわち、先
ず、カウンター12を成形した後、シンク用穴15の内
周面の表面処理と同時或いはその前後に、シンク用穴1
5の形成縁15Aに沿ってカウンター12を裏側から切
削することで座繰り加工を行い、受容部17を形成す
る。ここでの座繰り加工に際しては、シンク用穴15の
表面処理を行う自動加工機の座標データを用いることが
できる。そして、受容部17の水平面17Aとフランジ
部20の上面20Aとの間にコーキング剤23を介して
フランジ部20を受容部17に位置させて仮固定を行
い、更に、押さえ金具25を取り付けてシンク13をカ
ウンター12に固定する。
【0013】従って、このような第1実施例によれば、
フランジ部20Aを受容部17に受容させることによ
り、シンク13及びシンク用穴15が所定の相対位置関
係となる正規の位置にシンク13を取り付けることがで
き、位置決め用の治具を用いることなく、シンク13を
カウンター12に簡単に取り付けることができるという
効果を得る。また、受容部17を簡単な切削作業で形成
することができ、しかも、当該切削作業をシンク用穴1
5の表面処理と同時に行うこともでき、位置決め用の治
具を用いてシンクを取り付ける従来の構造よりも、短時
間でシンクを取付可能になるという効果をも得る。
【0014】なお、前記実施例では受容部17をシンク
用穴15の外周縁15Aに沿って設けたが、本発明はこ
れに限らず、受容部17をシンク用穴15の外側に部分
的に設ける一方、フランジ部20に代え、シンク13の
上端側にフック片等を部分的に設けた構成とすることも
可能である。また、受容部17を溝状とすることもでき
る。但し、前記実施例の構成とすれば、受容部17及び
シンク13を加工する際の制約が少なくなる点で有利と
なる。
【0015】次に、本発明の第2実施例について図4及
び図5を用いて説明する。なお、以下の説明において、
前記第1実施例と同一若しくは同等の構成部分について
は同一符号を用いるものとし、説明を省略若しくは簡略
にする。
【0016】[第2実施例]この第2実施例は、第1実
施例の受容部17の外周側に、当該受容部17よりも上
面12B側への落ち込み量の少ない凹み部33を隣設し
たところに特徴を有するものである。すなわち、受容部
17及び凹み部33によって構成される領域は、カウン
ター12の裏面12A側をシンク用穴15の形成縁15
Aから上面12B側に向かって二段階に落ち込んだ形状
をなし、凹み部33は、シンク13をカウンター12に
固定するための固定部材35の取付領域となっている。
この固定部材35は、木材、樹脂材料等からなる略角柱
状に設けられ、凹み部33を構成する取付面33Aに固
定される外側のブロック部材37と、このブロック部材
37にタッピングねじ38で固定される内側のL字状金
具39とから構成されており、ブロック部材37を取付
面33Aに接着剤で固定した状態で、L字状金具39の
先端と受容部17との間でフランジ部20を挟み込んで
固定するようになっている。
【0017】なお、図6に示されるように、ブロック部
材37のみを受容部17の外側に配置する構成とするこ
ともできる。ここでは、受容部17に受容されたフラン
ジ部20の下面20Bの高さ位置を、凹み部33の取付
面33Aの高さ位置と略同一にして、これら下面20B
及び取付面33Aとの間にブロック部材42を掛け渡す
ようになっている。この際、ブロック部材37の外側領
域37Aは、接着剤によって取付面33Aに固定され、
この状態で、ブロック部材37の内側領域37Aと受容
部17との間にフランジ部20が挟み込まれることとな
る。この構成では、前記各実施例のように押さえ金具2
5或いはL字状金具39のねじ止め作業が不要となり、
シンク12の取付時間を一層短縮することができる。
【0018】また、受容部30の形成に際し、図7に示
されるように、切削面が二段階となるような段付きの刃
を備えるとともに、シンク用穴15の内周面の表面処理
が可能な切削面を有する一体ルーター44をシンク用穴
15の形成縁15Aに沿って回転移動させることによ
り、シンク用穴15の表面処理、受容部17及び凹み部
33の加工を全て同時に行うことができる。また、この
凹み部33の加工と同時に、ブロック部材37の接着力
確保に必要となる取付面33Aの表面処理も行われ、当
該表面処理を別工程で行う必要をなくすことができる。
このように一体ルーター44を受容部30の形成に用い
れば、当該形成に要する作業時間の短縮化を図ることが
可能となる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シンクの取付部を受容可能となる受容部を、カウンター
のシンク用穴の形成縁外側に形成したから、特別な治具
を用いることなくシンクの位置決めを簡単に行うことが
でき、シンクの取付時間を短縮することができる。
【0020】また、前記受容部を、前記カウンターの裏
面側を上面側に落ち込ませて構成したから、受容部をよ
り簡単に形成することができる。
【0021】更に、前記受容部の外側に固定部材を配置
し、当該固定部材の外側が前記カウンターの裏面側に固
定された状態で、前記固定部材の内側と前記受容部との
間に前記取付部を挟み込んで固定する構成としたから、
シンクをより強固にカウンターに取り付けることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例におけるキッチンの上部側となる
要部縦断面図。
【図2】 図1の一部拡大断面図。
【図3】 図1のキッチンにおけるカウンターの底面
図。
【図4】 第2実施例におけるカウンターの要部縦断面
図。
【図5】 図4のカウンターにシンクを取り付けた状態
を示す縦断面図。
【図6】 図5の変形例を示すキッチンの一部拡大断面
図。
【図7】 図4のカウンターの加工を説明するための断
面図。
【図8】 従来例におけるキッチンの上部側となる要部
縦断面図。
【図9】 (A)は、従来例のカウンターに位置決め用
の治具を挿入する状態を示す断面図であり、(B)は、
(A)の治具によってブロック部材が取り付けられた状
態を示す断面図であり、(C)は、更にシンクが取り付
けられる状態を示す断面図である。
【符号の説明】
12・・・カウンター、12A・・・裏面、12B・・
・上面、13・・・シンク、15・・・シンク用穴、1
5A・・・形成縁、17・・・受容部、20・・・フラ
ンジ部(取付部)、25・・・押さえ金具、25A・・
・平板部分、25B・・・U字部分、32・・・内周側
領域、33・・・外周側領域、35・・・固定部材、3
7・・・ブロック部材、37A・・・外側領域、37B
・・・内側領域、39・・・L字状金具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シンク用穴が形成されたカウンターの裏
    側から、前記シンク用穴の形成縁に沿ってシンクの取付
    部を固定することで、前記シンクを前記カウンターに取
    り付け可能なシンク取付構造において、 前記カウンターには、前記取付部を受容可能な受容部が
    前記形成縁の外側に形成されていることを特徴とするシ
    ンク取付構造。
  2. 【請求項2】 前記受容部は、前記カウンターの裏面側
    を上面側に落ち込ませてなることを特徴とする請求項1
    記載のシンク取付構造。
  3. 【請求項3】 前記受容部の外側には固定部材が配置さ
    れ、当該固定部材の外側が前記カウンターの裏面側に固
    定された状態で、前記固定部材の内側と前記受容部との
    間に前記取付部を挟み込んで固定することを特徴とする
    請求項1又は2記載のシンク取付構造。
JP2000299951A 2000-09-29 2000-09-29 シンク取付構造 Pending JP2002106013A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010075226A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Sun Wave Ind Co Ltd 水槽付き天板及びその製造方法
CN114182792A (zh) * 2022-01-06 2022-03-15 广东宾丽卫浴有限公司 一种斜面连接式台下洗手盆及其制作方法

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Legal Events

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A02 Decision of refusal

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Effective date: 20030610