JP2002105145A - ポリマーポリオール組成物 - Google Patents

ポリマーポリオール組成物

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JP2002105145A
JP2002105145A JP2000301317A JP2000301317A JP2002105145A JP 2002105145 A JP2002105145 A JP 2002105145A JP 2000301317 A JP2000301317 A JP 2000301317A JP 2000301317 A JP2000301317 A JP 2000301317A JP 2002105145 A JP2002105145 A JP 2002105145A
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polymer polyol
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JP2000301317A
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Hidefumi Ota
英文 太田
Hidemasa Horiguchi
英将 堀口
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高いポリマー粒子濃度でありながら低粘度の
ポリマーポリオールであり、従来以上のフォーム硬度の
ポリウレタンフォームを与えるポリマーポリオール組成
物を得る。 【解決手段】 ポリオール(A)と、(A)中に分散さ
れたポリマー粒子(B)からなり、(B)がポリオール
中でエチレン性不飽和化合物(b)を重合させて形成さ
れてなるポリマーポリオール組成物において、(b)の
少なくとも5質量%が、(無水)マレイン酸からなる不
飽和カルボン酸(p)とポリオール(q)とからのエス
テル化物のマレイン酸単位の50〜98モル%がフマル
酸に異性化された不飽和ポリエステル(b1)であるこ
とを特徴とするポリマーポリオール組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウレタン樹脂用ポ
リマーポリオール組成物に関する。更に詳しくは、低粘
度、高分散安定性であり、ウレタン樹脂に使用すること
で、より高硬度または高弾性率のウレタン樹脂が製造で
きるポリマーポリオール組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリオール中でモノマーを重合して得ら
れる重合体組成物は、一般にポリマーポリオールと称さ
れ、ポリウレタンフォームやポリウレタンエラストマー
等のポリウレタン樹脂の原料として広く使用されてい
る。更に硬度および弾性率の高い高品質のポリウレタン
が得られるポリマーポリオールを製造する目的で、ポリ
マーポリオール中のポリマー粒子含量をさらに高くして
も低粘度であるポリマーポリオール組成物を本出願人は
提案した。(国際出願PCT/JP00/04999
号)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、反発弾
性、圧縮永久歪を低下させずに、さらに高硬度のウレタ
ンフォームを製造するということが要望されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の要
望に応えるために鋭意検討した結果、本発明に到達し
た。即ち、本発明は、下記(I)〜(III) である。 (I) ポリオール(A)と、(A)中に分散されたポ
リマー粒子(B)からなり、(B)がポリオール中でエ
チレン性不飽和化合物(b)を重合させて形成されてな
るポリマーポリオール組成物(I)において、(b)の
少なくとも5質量%が、(無水)マレイン酸からなる不
飽和カルボン酸(p)とポリオール(q)とからのエス
テル化物のマレイン酸単位の50〜98モル%がフマル
酸に異性化された不飽和ポリエステル(b1)であるこ
とを特徴とするポリマーポリオール組成物。 (II) ポリオール(A)中で、分散剤(C)および/
または希釈剤(D)の存在下または不存在下、エチレン
性不飽和化合物(b)を重合させるポリマーポリオール
組成物の製造方法において、(無水)マレイン酸からな
る不飽和カルボン酸(p)とポリオール(q)とからの
エステル化物のマレイン酸単位の50〜98モル%がフ
マル酸に異性化された不飽和ポリエステル(b1)を少
なくとも5質量%含有する(b)を用いて上記のポリマ
ーポリオール組成物を得ることからなるポリマーポリオ
ール組成物の製造方法。 (III) ポリオール成分とポリイソシアネート成分を発
泡剤の存在下又は不存在下に反応させて発泡又は非発泡
ポリウレタン樹脂を製造する方法において、ポリオール
成分の少なくとも一部として上記のポリマーポリオール
組成物を用いることを特徴とするポリウレタン樹脂の製
造方法。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に用いるポリオール(A)
は、通常、ポリマーポリオールの製造に用いられる公知
のポリオールが使用できる。ポリオールとしては、ポリ
エーテルポリオール、ポリエステルポリオール、変性ポ
リオール等の高分子ポリオール並びにこれらの混合物な
どが挙げられる。ポリエーテルポリオールとしては、例
えば、少なくとも2個(好ましくは2〜8個)の活性水
素を含有する化合物(多価アルコール、多価フェノー
ル、アミン類、ポリカルボン酸、リン酸等)にアルキレ
ンオキサイドを付加した構造の化合物及びこれらの混合
物が挙げられる。
【0006】多価アルコールとしては、炭素数2〜20
の2価アルコール(脂肪族ジオール、例えば、エチレン
グリコール、プロピレングリコール、1,3−および
1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、
ネオペンチルグリコールなどのアルキレングリコール;
および脂環式ジオール、例えば、シクロヘキサンジオー
ル、シクロヘキサンジメタノールなどのシクロアルキレ
ングリコール)、炭素数3〜20の3価アルコール(脂
肪族トリオール、例えば、グリセリン、トリメチロール
プロパン、トリメチロールエタン、ヘキサントリオール
などのアルカントリオール);炭素数5〜20の4〜8
価またはそれ以上の多価アルコール(脂肪族ポリオー
ル、例えば、ペンタエリスリトール、ソルビトール、マ
ンニトール、ソルビタン、ジグリセリン、ジペンタエリ
スリトールなどのアルカンポリオールおよびその分子内
もしくは分子間脱水物;ならびにショ糖、グルコース、
マンノース、フラクトース、メチルグルコシドなどの糖
類およびその誘導体)が挙げられる。
【0007】多価フェノールとしては、ピロガロール、
ハイドロキノンおよびフロログルシン等の単環多価フェ
ノール;ビスフェノールA、ビスフェノールF、および
ビスフェノールスルホン等のビスフェノール類;フェノ
ールとホルムアルデヒドの縮合物(ノボラック)等が挙
げられる。
【0008】アミン類としては、アンモニア;脂肪族ア
ミン類として、炭素数2〜20のアルカノールアミン類
(例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミンおよびイソプロパノールアミ
ン)、炭素数1〜20のアルキルアミン類(例えば、n
−ブチルアミンおよびオクチルアミン)、炭素数2〜6
のアルキレンジアミン(例えば、エチレンジアミン、プ
ロピレンジアミンおよびヘキサメチレンジアミン)、炭
素数4〜20のポリアルキレンポリアミン類(アルキレ
ン基の炭素数が2〜6のジアルキレントリアミン〜ヘキ
サアルキレンヘプタミン、例えば、ジエチレントリアミ
ンおよびトリエチレンテトラミン)が挙げられる。ま
た、炭素数6〜20の芳香族モノもしくはポリアミン類
(例えば、アニリン、フェニレンジアミン、トリレンジ
アミン、キシリレンジアミン、ジエチルトルエンジアミ
ン、メチレンジアニリンおよびジフェニルエーテルジア
ミン);炭素数4〜20の脂環式アミン類(イソホロン
ジアミン、シクロヘキシレンジアミンおよびジシクロヘ
キシルメタンジアミン);炭素数4〜20の複素環式ア
ミン類(例えば、ピペラジンおよびアミノエチルピペラ
ジン)等が挙げられる。
【0009】ポリカルボン酸としては、炭素数4〜18
の脂肪族ポリカルボン酸(コハク酸、アジピン酸、セバ
シン酸、グルタル酸、アゼライン酸など)、炭素数8〜
18の芳香族ポリカルボン酸(テレフタル酸、イソフタ
ル酸など)、およびこれらの2種以上の混合物などが挙
げられる。これらの活性水素含有化合物の中で好ましい
ものは多価アルコールである。
【0010】上記活性水素含有化合物に付加させるアル
キレンオキサイドとしては、炭素数2〜8のものが好ま
しく、例えば、エチレンオキサイド(以下EOと略
記)、プロピレンオキサイド(以下POと略記)、1,
2−、1,4−および2,3−ブチレンオキサイド(以
下BOと略記)、スチレンオキサイド(以下SOと略
記)ならびにこれらの2種以上の併用(ブロック及び/
又はランダム付加)が挙げられる。好ましくは、PO又
はPOとEOとの併用(EO含量が25質量%以下)で
ある。
【0011】上記ポリオ−ル(A)の具体例としては、
上記活性水素含有化合物にEOと他のアルキレンオキサ
イド(以下、AOと略記する。)を下記の様式で付加し
たもの、及びAOを付加したもの、ならびに、これらの
付加化合物とポリカルボン酸若しくはリン酸とのエステ
ル化物等が挙げられる。 AO−EOの順序でブロック付加したもの(チップ
ド) AO−EO−AO−EOの順序でブロック付加したも
の(バランスド) EO−AO−EOの順序でブロック付加したもの AO−EO−AOの順序でブロック付加したもの(活
性セカンダリー) AO及びEOを混合付加したランダム付加物 特開昭57−209920号公報記載の順序でランダ
ム又はブロック付加したもの 特開昭53−13700号公報記載の順序でランダム
又はブロック付加したもの
【0012】ポリエステルポリオールとしては、前記の
多価アルコール(とくに、エチレングリコール、ジエチ
レングリコール、プロピレングリコール、1,3−又は
1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、
ネオペンチルグリコール等の2価アルコール;前記ポリ
エーテルポリオール;またはこれらとグリセリン、トリ
メチロールプロパン等の3価又はそれ以上の多価アルコ
ールとの混合物)と、前記ポリカルボン酸もしくはその
無水物、低級アルキル(アルキル基の炭素数:1〜4)
エステル等のエステル形成性誘導体(例えば、アジピン
酸、セバシン酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、テレ
フタル酸ジメチル等)、または前記カルボン酸無水物お
よびアルキレンオキサイドとの縮合反応物;そのアルキ
レオンキサイド(EO、PO等)付加反応物;ポリラク
トンポリオール、例えば前記多価アルコールを開始剤と
してラクトン(ε−カプロラクトン等)を開環重合させ
ることにより得られるもの;ポリカーボネートポリオー
ル、例えば前記多価アルコールと低級アルコール(メタ
ノールなど)の炭酸ジエステルとの反応物;等が挙げら
れる。
【0013】変性ポリオールとしては、ポリブタジエン
ポリオール等のポリジエンポリオールおよびそれらの水
添物;アクリル系ポリオール、特開昭58−57413
号公報及び特開昭58−57414号公報等に記載され
た水酸基含有ビニル重合体;ヒマシ油等の天然油系ポリ
オール;天然油系ポリオールの変性物等が挙げられる。
【0014】これら(a1)のうちで、得られるポリウ
レタンの物性が良好な点から、好ましいものはポリエー
テルポリオールであり、さらに好ましくは、多価アルコ
ールにアルキレンオキサイドを付加した構造の化合物で
ある。
【0015】ポリオール(A)の数平均分子量(ゲルパ
ーミエーションクロマトグラフによる、以下GPCと略
記、以下の数平均分子量についても同様)は、通常50
0以上、好ましくは500〜10,000、さらに好ま
しくは1,200〜15,000、とくに好ましくは
2,000〜9,000である。数平均分子量が500
以上であるとポリウレタンフォームの発泡性の面で好ま
しく、10,000以下であると低粘度となりポリマー
ポリオールの取り扱い性の面で好ましい。
【0016】本発明の製法で必要により用いられる分散
剤(C)は、通常、ポリマーポリオールの製造に用いら
れる公知のものが使用できる。例えば、以下のようなも
のが使用できる。 ポリオールの水酸基の少なくとも一部を、メチレンジ
ハライド及び/又はエチレンジハライドと反応させて高
分子量化し、該反応物にさらにエチレン性不飽和化合物
を反応させてなるビニル基含有変性ポリオール(例えば
特開平8−333508号公報)等のポリオールとエチ
レン性不飽和化合物を反応させたマクロマータイプの分
散剤;ポリオールとの溶解度パラメーターの差が1.
0以下のポリオール親和性セグメント2個以上を側鎖と
し、ビニル単量体からの重合体との溶解度パラメーター
の差が2.0以下の重合体親和性セグメントを主鎖とす
るグラフト型重合体(例えば特開平05−059134
号公報)等のポリオールとオリゴマーを結合させたグラ
フトタイプの分散剤;ポリオールの水酸基の少なくと
も一部をメチレンジハライド及び/又はエチレンジハラ
イドと反応させて高分子量化した変性ポリオール(例え
ば特開平07−196749号公報)等の高分子量タイ
プの分散剤;重量平均分子量が1000〜30000
であり、その少なくとも一部がポリオールに可溶性であ
るビニル系オリゴマー、および上記ののビニル基含有
変性ポリオールを使用する分散剤(例えば特開平9−7
7968号公報)等のオリゴマータイプの分散剤等が挙
げられる。これらの中で好ましいものはおよびのタ
イプである。いずれの場合も数平均分子量(GPC)が
1,000〜10,000であることが好ましい。ま
た、(C)の使用量は、(b)の質量に基づいて、好ま
しくは10質量%以下、さらに好ましくは5質量%以
下、とくに好ましくは0.1〜3質量%である。
【0017】本発明でエチレン性不飽和化合物(b)中
に少なくとも5質量%用いる不飽和ポリエステル(b
1)は、(無水)マレイン酸と、必要により併用される
その他のカルボン酸もしくは無水カルボン酸からなる不
飽和カルボン酸(p)と、ポリオール(q)との反応に
よりエステル化し、得られたエステル化物中のマレイン
酸単位の50〜98%をフマル酸に異性化することで得
ることができる。ここで「(無水)マレイン酸」とは、
「マレイン酸」および/または「無水マレイン酸」を意
味している。
【0018】必用により併用するその他のカルボン酸の
例としては、炭素数3〜24の不飽和脂肪族モノカルボ
ン酸、例えばアクリル酸、オレイン酸およびリノール
酸;炭素数4〜24の不飽和脂肪族ジカルボン酸、例え
ばフマル酸、イタコン酸およびシトラコン酸;炭素数2
〜24の飽和脂肪族ポリカルボン酸、例えば、シュウ
酸、マロン酸、コハク酸、グルタミン酸、アジピン酸、
セバシン酸、ヘキサントリカルボン酸及びヘキサンテト
ラカルボン酸;炭素数8〜24の芳香族ポリカルボン
酸、例えば、イソフタル酸及びテレフタル酸;炭素数7
〜24の脂環状ジカルボン酸、例えば、1,4−シクロ
ヘキサンジカルボン酸及びテトラヒドロフタル酸;不飽
和カルボン酸(共)重合体〔数平均分子量1,000〜
10,000〕、例えば、ポリ(メタ)アクリル酸、ポ
リイタコン酸、(メタ)アクリル酸とマレイン酸との共
重合物、(メタ)アクリル酸とスチレンとの共重合物;
等が挙げられ、2種以上用いてもよい。ここで、「(メ
タ)アクリル・・・・」とは、「アクリル・・・」およ
び/または「メタアクリル・・・」を意味している。酸
無水物としては、無水イタコン酸及び無水シトラコン酸
等の脂肪族酸無水物;無水フタル酸等の芳香族酸無水物
が挙げられる。これらのうち好ましくは無水フタル酸で
ある。
【0019】(無水)マレイン酸1モルに対するその他
のカルボン酸もしくは無水カルボン酸のモル比は好まし
くは2モル以下、更に好ましくは0.2モル〜1.5モ
ルである。
【0020】(b1)の製造に用いるポリオール(q)
としては、前記のポリオール(A)の説明で示した活性
水素含有化合物のうち多価アルコール、多価フェノール
の例として例示したもの、およびこれらの前記アルキレ
ンオキサイド付加物(数平均分子量5000以下)など
が使用でき、2種以上を併用してもよい。これらの中で
好ましくは、多価(とくに2価)アルコールおよびその
アルキレンオキサイド(とくにPOおよび/またはE
O)付加物である。不飽和カルボン酸(p)とポリオー
ル(q)の反応モル比(p)/(q)は、通常0.01
/1〜0.98/1、好ましくは0.1/1〜0.8/
1である。
【0021】(b1)中のマレイン酸単位のフマル酸単
位への異性化率は、50〜98モル%であり、好ましく
は65〜97モル%である。フマル酸への異性化が50
%未満ではウレタン樹脂を製造した時の硬さが十分でな
く、98%を越えるとポリマーポリオールの粘度が高く
なる。
【0022】本発明で用いる、不飽和ポリエステル(b
1)の数平均分子量は、好ましくは500以上、さらに
好ましくは550以上、特に好ましくは800〜10,
000、最も好ましくは1,000〜10,000であ
る。500以上であるとこれらを使用して製造されるポ
リマーポリオール中の可溶性オリゴマーの量を少なくで
き好ましい。又、不飽和ポリエステル(b1)の二重結
合の数は、少なくとも平均1個以上のものであれば良
い。好ましくは1〜500個、さらに好ましくは1〜7
0個である。二重結合の数が平均1個以上とすることに
より、ポリオールの可溶成分を少なくでき、得られるポ
リマーポリオールの粘度の増大を防止できる。そしてこ
れらを使用して製造されるポリウレタン樹脂の物性の低
下を防止でき、好ましい。また、二重結合の数が2個以
上の場合は、非共役二重結合であることが好ましい。
【0023】また、(b1)の二重結合1個あたりの分
子量(X)は通常1200以下、好ましくは1150以
下、さらに好ましくは100〜1050である。120
0以下であると、これらを使用して製造されるポリマー
ポリオール中のポリオール可溶性オリゴマーの減少効果
が大きく、好ましい。
【0024】ここで、(b1)の二重結合1個あたりの
分子量(X)は次式で定義されるものである。 X=1000/N N:JIS K−1557に規定された測定法で測定し
た(b1)の不飽和度
【0025】本発明に用いる(b1)は、通常実施され
ている公知のエステル化反応で得ることができる。例え
ば、不飽和カルボン酸(p)とポリオール(q)とを所
定量反応槽に仕込み、50〜250℃で脱水反応させる
ことにより生成させることができる。また、脱水反応を
減圧、常圧、加圧下で行うこともできる。また、カルボ
ン酸または酸無水物とアルキレンオキサイドとの付加反
応により得ることもできる。カルボン酸又は酸無水物の
カルボニル基とポリオールのOH基との比[当量比]
は、通常0.01/1〜0.98/1、好ましくは0.
1/1〜 0.8/1である。
【0026】上記のエステル化反応では、通常用いられ
るエステル化触媒を使用することができる。触媒の例と
しては、三酸化アンチモン等のアンチモン系触媒;モノ
ブチルスズオキシド等のスズ系触媒;テトラブチルチタ
ネート等のチタン系触媒;テトラブチルジルコネート等
のジルコニウム系触媒;酢酸ジルコニル及び酢酸亜鉛等
の酢酸金属塩系触媒;これらの2種以上の併用が挙げら
れる。触媒の使用量は、(p)と(q)の合計質量に基
づいて、好ましくは0.1〜5質量%である。
【0027】マレイン酸からフマル酸への異性化反応
は、アミン化合物の存在下、温度150〜200℃で進
行させることができる。異性化の程度は、H1 −NMR
を測定し、マレイン酸とフマル酸のピーク位置の積分比
から求めることができる。異性化の際に使用するアミン
化合物としては、脂肪族アミン、含窒素ヘテロ環脂肪族
アミン類、含窒素ヘテロ環芳香族アミン類などが挙げら
れる。脂肪族アミン類としては、例えば、トリメチルア
ミン、トリエチルアミン、エチルジメチルアミン、トリ
プロピルアミン、トリ−n−オクチルアミンなどのトリ
アルキルアミン(アルキル基の炭素数1〜10);N,
N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミンなどが
挙げられる。含窒素ヘテロ環脂肪族アミン類としては、
例えば、モルフォリン、N−メチルモルフォリン、N−
エチルモルフォリンなどのモルフォリン系化合物;N−
メチルピロリジン、N−エチルピロリジンなどのピロリ
ジン系化合物;N−メチルピペリジン、N−n−ブチル
ピペリジンなどのピペリジン系化合物;N−メチルヘキ
サメチレンイミンなどのアルキレンイミン系化合物;
N,N’−ジメチルピペラジンなどのピペラジン系化合
物が挙げられる。含窒素ヘテロ環芳香族アミン類として
は、例えば、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジンな
どのピリジン類;N−メチルイミダゾール、N−メチル
ベンズイミダゾールなどのイミダゾール類;キノリン;
ピコリン類などが挙げられる。これらの中で好ましく
は、モルフォリン系化合物およびトリアルキルアミンで
ある。アミン化合物の使用量は(b1)の前駆体の質量
に対して、好ましくは100〜10,000ppmであ
る。
【0028】不飽和ポリエステル(b1)は、単独使用
又は2種以上の混合物としても使用でき、(b1)以外
にも、必要によりその他のエチレン性不飽和化合物(b
2)を使用することができる。(b2)は、通常のポリ
マーポリオールの製造に用いれられる公知のものが使用
できる。(b2)としては、例えば、スチレン、α−メ
チルスチレン、ヒドロキシスチレン及びクロルスチレン
等の芳香族炭化水素モノマー;アクリロニトリル及びメ
タアクリロニトリル等の不飽和ニトリル類;メチル(メ
タ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ノニ
ル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレー
ト、ウンデシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メ
タ)アクリレート、トリデシル(メタ)アクリレート、
テトラデシル(メタ)アクリレート、ペンタデシル(メ
タ)アクリレート、ヘキサデシル(メタ)アクリレー
ト、オクタデシル(メタ)アクリレート、エイコシル
(メタ)アクリレート及びドコシル(メタ)アクリレー
ト等のアルキル(メタ)アクリレート(アルキル基の炭
素数1〜24);(メタ)アクリル酸及び(メタ)アク
リルアミド等のビニル基含有カルボン酸及びその誘導
体;エチレン、プロピレン及びブタジエン等の脂肪族炭
化水素系モノマー;パーフルオロオクチルエチルメタク
リレート及びパーフルオロオクチルエチルアクリレート
等のフッ素含有ビニル系モノマー;ジアミノエチルメタ
クリレート及びモルホリノエチルメタクリレート等の窒
素含有ビニル系モノマー;アリル又はビニル変性シリコ
ーン等が挙げられる。これらの中では、芳香族炭化水素
モノマーおよび不飽和ニトリル類が好ましく、スチレン
および/またはアクリロニトリルがさらに好ましい。
【0029】(b)中の(b1)の量は、(b)全体の
使用量に基づき、通常5質量%以上、好ましくは7質量
%以上、特に好ましくは、8〜99質量%、最も好まし
くは10〜80質量%である。(b1)の量が5質量未
満であると、得られるポリマーポリオールの粘度が高く
なる。
【0030】ポリマー粒子(B)とポリオール(A)の
質量比は、好ましくは35/65〜75/25であり、
さらに好ましくは40/60〜70/30、特に好まし
くは45/55〜60/40である。(B)の質量比が
35〜75の範囲では、フォーム圧縮硬さの好ましいポ
リウレタン樹脂が得られる。
【0031】(b)の重合方法は、従来のポリマーポリ
オールにおける重合と同様に行うことができる。例え
ば、分散剤(C)を含むポリオール(A)中で、(B)
をラジカル重合開始剤の存在下に重合させる方法(米国
特許第3383351号明細書、特公昭39−2473
7号公報、特公昭47−47999号公報又は特開昭5
0−15894号公報に記載の方法)が挙げられる。
又、重合は、バッチ式でも連続式でも行うことができ、
常圧下、加圧下又は減圧下において重合することができ
る。必要に応じて、溶剤、連鎖移動剤を使用することが
できる
【0032】ラジカル重合開始剤としては、遊離基を生
成して重合を開始させるものが使用でき、例えば、2,
2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビ
ス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−ア
ゾビス(2−メチルブチロニトリル)、1,1’−アゾ
ビス(シクロヘキサン−1−アルボニトリル)、2,
2’−アゾビス(2,4,4−トリメチルペンタン)、
ジメチル2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネイ
ト)、2,2’−アゾビス[2−(ヒドロキシメチル)
プロピオニトリル]及び1,1’−アゾビス(1−アセ
トキシ−1−フェニルエタン)等のアゾ化合物;ジベン
ゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ビス
(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボ
ネート、ベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパーオ
キサイド及び過コハク酸等の有機過酸化物;過硫酸塩及
び過ホウ酸塩等の無機過酸化物等が挙げられる。尚、こ
れらは2種以上を併用することができる。
【0033】ラジカル重合開始剤の使用量は、(b)の
使用量に基づいて、通常0.05〜20質量%、好まし
くは0.1〜15質量%、特に好ましくは0.2〜10
質量%である。重合開始剤の使用量が0.05〜20質
量%の範囲でポリマーポリオール中の(B)の重合率が
十分高くなり、又、分子量も大きくなるため、ウレタン
フォームにした際に十分なフォーム圧縮硬さが得られる
面で優れている。
【0034】上記溶剤としては、例えば、トルエン、キ
シレン、アセトニトリル、酢酸エチル、ヘキサン、ヘプ
タン、オクテン、ノネン、デセン、ジオキサン、N,N
−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミ
ド、イソプロピルアルコール及びn−ブタノール等が挙
げられる。溶剤の使用量は、(b)の使用量に基づい
て、通常0〜50質量%である。連鎖移動剤としては、
例えば、ドデシルメルカプタン及びメルカプトエタノー
ル等のアルキルメルカプタン類;イソプロピルアルコー
ル、メタノール、2−ブタノール及びアリルアルコール
等のアルコール類;四塩化炭素、四臭化炭素及びクロロ
ホルム等のハロゲン化炭化水素等が挙げられる。連鎖移
動剤の使用量は、(b)の使用量に基づいて、通常0〜
2質量%である。
【0035】ポリマーポリオール組成物(I)は、必要
により希釈剤(D)を用いてさらに低粘度としてもよ
い。希釈剤としては、ヘキセン、オクテン、デセンなど
の特開平2−255816号公報記載の炭素数5〜30
の内部オレフィン;低粘度(100mPa・s/25℃
以下)の難燃剤、例えばトリス(クロロエチル)ホスフ
ェート、トリス(クロロプロピル)ホスフェート等;お
よび溶剤、例えばトルエン、キシレン等の芳香族系溶
剤;などを挙げることができる。(I)中の(D)の含
有量は、好ましくは2質量%以下、さらに好ましくは1
質量%以下である。
【0036】次に、ポリオール成分とポリイソシアネー
ト成分を発泡剤の存在下又は不存在下に反応させてポリ
ウレタン樹脂を製造する方法において、本発明のポリマ
ーポリオール組成物をポリオール成分の少なくとも一部
として使用することについて説明する。ポリオール成分
としては、本発明のポリマーポリオール組成物以外に、
必要により公知の他の活性水素原子含有化合物を併用す
ることができる。他の活性水素原子含有化合物として
は、ポリウレタンの製造に普通に用いられている他の高
分子ポリオール(T)、低分子活性水素原子含有化合物
(U)が使用できる。
【0037】その際、本発明の製法により得られたポリ
マーポリオール組成物以外に、必要により公知の他の活
性水素原子含有化合物と併用することができる。この他
の活性水素原子含有化合物としては、ポリウレタンの製
造に普通に用いられている他の高分子ポリオール
(T)、低分子活性水素原子含有化合物(U)が使用で
きる。
【0038】他の高分子ポリオール(T)としては、例
えば、前記のポリオール(A)として例示したポリエー
テルポリオール、ポリエステルポリオール、変性ポリオ
ール;およびこれらの混合物が使用できる。
【0039】これらのポリオールは、通常2〜8個、好
ましくは3〜8個の水酸基と、通常200〜4000、
好ましくは400〜3000の水酸基当量を有してい
る。特に好ましいものはポリエーテルポリオールであ
る。
【0040】(U)としては、少なくとも2個(好まし
くは2〜3個、とくに好ましくは2個)の活性水素原子
(水酸基、アミノ基、メルカプト基など、好ましくは水
酸基)を有する分子量500以下(好ましくは60〜4
00)の化合物、たとえば低分子ポリオール、アミノア
ルコールが挙げられる。低分子ポリオールとしては、エ
チレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレン
グリコール、ジプロピレングリコール、1,4−ブタン
ジオール、ネオペンチルグリコール、ヘキサンジオール
などの2価アルコール;グリセリン、トリメチロールプ
ロパン、ペンタエリスリトール、ジグリセリン、α−メ
チルグルコシド、ソルビトール、キシリット、マンニッ
ト、ジペンタエリスリトール、グルコース、フルクトー
ス、ショ糖などの3価以上の多価アルコール;低分子量
(たとえば分子量200〜400)の多価アルコールア
ルキレンオキサイド付加物(ポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコールなど);環構造を有する低分
子ジオール類、例えばビスフェノールAのプロピレンオ
キサイド付加物等が挙げられる。アミノアルコールとし
ては、モノ−またはジアルカノールアミン類(モノエタ
ノールアミン、ジエタノールアミン、モノプロパノール
アミンなど)が挙げられる。これらのうちで好ましいの
は、低分子ポリオール、特にジオールであり、具体的に
はエチレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオールおよび
これらの2種以上の混合物である。
【0041】ポリオール成分中のポリマーポリオール組
成物(I)の量は、好ましくは5質量%以上、より好ま
しくは10質量%以上、とくに好ましくは20質量%以
上である。5質量%以上であると、ウレタンフォームと
した場合のフォームの圧縮硬さが十分に得られる。ま
た、ポリオール成分中の(B)の含量は、好ましくは5
〜75質量%、さらに好ましくは7〜55質量%であ
る。上記範囲内では、フォームの硬さと液流れ性が共に
良好である。
【0042】また、(T)の含量は、好ましくは95質
量%以下、より好ましくは0〜80質量%である。
(T)が95質量%以下であると、ポリウレタンの硬度
がでやすい。(U)の含量は、好ましくは30質量%以
下、さらに好ましくは10質量%以下である。(U)が
30質量%以下であると、反応時の発熱温度が高くなり
すぎず、スコーチが発生する恐れがない。
【0043】ポリウレタン樹脂を製造する際にポリイソ
シアネート成分として使用される有機ポリイソシアネー
トとしては、従来からポリウレタン樹脂の製造に使用さ
れている公知のものが使用できる。 このようなポリイ
ソシアネートとしては、炭素数(NCO基中の炭素を除
く)6〜20の芳香族ポリイソシアネート(たとえば
2,4−および/または2,6−トリレンジイソシアネ
ート(TDI)、粗製TDI、2,4’−および/また
は 4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(M
DI)、粗製MDI[粗製ジアミノフェニルメタン{ホ
ルムアルデヒドと芳香族アミン(アニリン)またはその
混合物との縮合生成物:ジアミノジフェニルメタンと少
量(たとえば5〜20質量%)の3官能以上のポリアミ
ンとの混合物}のホスゲン化物:ポリアリルポリイソシ
アネート(PAPI)など];炭素数2〜18の脂肪族
ポリイソシアネート(たとえばヘキサメチレンジイソシ
アネート、リジンジイソシアネートなど);炭素数4〜
15の脂環式ポリイソシアネート(たとえばイソホロン
ジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシア
ネート);炭素数8〜15の芳香脂肪族ポリイソシアネ
ート(たとえばキシリレンジイソシアネートなど);お
よびこれらのポリイソシアネートの変性物(ウレタン
基、カルボジイミド基、アロファネート基、ウレア基、
ビューレット基、ウレトジオン基、ウレトンイミン基、
イソシアヌレート基、オキサゾリドン基含有変性物な
ど);およびこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
これらのうちで好ましいものは、2,4−および2,6
−TDI、これらの異性体の混合物、粗製TDI;4,
4’−および2,4’−MDI、これらの異性体の混合
物、PAPI;およびこれらのポリイソシアネート類よ
り誘導されるウレタン基、カルボジイミド基、アロファ
ネート基、ウレア基、ビューレット基、イソシアヌレー
ト基を含有する変性ポリイソシアネート類である。
【0044】ポリウレタン樹脂の製造に際してのイソシ
アネート指数[(NCO/活性水素原子含有基)の当量
比×100]は、通常80〜140、好ましくは85〜
120、とくに好ましくは95〜115である。またイ
ソシアネート指数を上記範囲より大幅に高くして(たと
えば300〜1000)ポリウレタン中にポリイソシア
ヌレート基を導入することもできる。
【0045】ポリウレタン樹脂の製造に際しては、反応
を促進させるため、ポリウレタン反応に通常使用される
触媒を使用してもよい。たとえばアミン系触媒(トリエ
チレンアミン、N−エチルモルホリンなどの3級アミ
ン)、錫系触媒(オクチル酸第1スズ、ジブチルチンジ
ラウレートなど)、その他の金属触媒(オクチル酸鉛な
ど)が挙げられる。触媒を用いる場合の使用量は、反応
混合物の質量に基づいて、好ましくは0.001〜5質
量%である。
【0046】本発明の製造法においては、必要によりポ
リウレタン反応に通常使用される発泡剤を使用し、ポリ
ウレタンフォーム(好ましくは発泡倍率が5〜100
倍)とすることができる。発泡剤としては水、水素原子
含有ハロゲン化炭化水素、低沸点炭化水素などが挙げら
れる。水を用いる場合の使用量は、ポリオール成分10
0質量部あたり、好ましくは0.5〜10質量部、さら
に好ましくは0.8〜8質量部である。0.5質量部以
上では、反応熱の発生が大きいために成形品を得る時間
が短縮され、10質量部以下であると、良好な発泡体が
得られる。
【0047】水素原子含有ハロゲン化炭化水素系発泡剤
の具体例としては、HCFC(ハイドロクロロフルオロ
カーボン)タイプのもの(例えばHCFC−123、H
CFC−141b、HCFC−22およびHCFC−1
42b);HFC(ハイドロフルオロカーボン)タイプ
のもの(例えばHFC−134a、HFC−152a、
HFC−356mff、HFC−236ea、HFC−
245ca、HFC−245faおよびHFC−365
mfc)などが挙げられる。これらのうち好ましいもの
は、HCFC−141b、HFC−134a、HFC−
356mff、HFC−236ea、HFC−245c
a、HFC−245fa、HFC−365mfcおよび
これらの2種以上の混合物である。水素原子含有ハロゲ
ン化炭化水素を用いる場合の使用量は、ポリオール成分
100質量部あたり、好ましくは0〜50質量部、さら
に好ましくは0〜45質量部である。
【0048】低沸点炭化水素は、通常沸点が−5〜50
℃の炭化水素であり、その具体例としては、ブタン、ペ
ンタン、シクロペンタンおよびこれらの混合物が挙げら
れる。低沸点炭化水素を用いる場合の使用量は、ポリオ
ール成分100質量部あたり、好ましくは0〜40質量
部、さらに好ましくは0〜30質量部である。
【0049】本発明の製造法においては、必要により、
さらに整泡剤などの通常用いられる添加剤も使用するこ
とができる整泡剤としては、通常のポリウレタンフォー
ムの製造に用いられるものはすべて使用でき、例とし
て、ジメチルシロキサン系整泡剤[例えば、トーレダウ
コーニングシリコーン(株)製の「SRX−253」、
信越化学工業(株)製の「F−122」等]、ポリエー
テル変性ジメチルシロキサン系整泡剤[例えば、日本ユ
ニカー(株)製の「L−5309」、「L−360
1」、「SZ−1311」等]等のシリコーン整泡剤が
挙げられる。整泡剤の使用量は、ポリオール成分100
質量部に対して、好ましくは10質量部以下、さらに好
ましくは0.2〜5質量部である。
【0050】本発明の製造法においては、さらに、酸化
防止剤(ヒンダードフェノール系、ヒンダードアミン系
など)や紫外線吸収剤(トリアゾール系、ベンゾフェノ
ン系など)のような老化防止剤;無機塩(炭酸カルシウ
ム、硫酸バリウムなど)、無機繊維(ガラス繊維、炭素
繊維など)、ウイスカー(チタン酸カリウムウイスカー
など)のような充填材;難燃剤(リン酸エステル類、ハ
ロゲン化リン酸エステル類など);可塑剤(フタル酸エ
ステル類など);接着剤(変性カプロラクトンポリオー
ルなど);着色剤(染料、顔料);抗菌剤;抗カビ剤等
の、通常の添加剤および助剤を必要に応じて使用するこ
とができる。
【0051】ポリオール成分100質量部に対するこれ
らの添加剤の使用量に関しては、老化防止剤は、好まし
くは1質量部以下、さらに好ましくは0.01〜0.5
質量部である。充填剤は、好ましくは50質量部以下、
さらに好ましくは30質量部以下である。難燃剤は、好
ましくは20質量部以下、さらに好ましくは1〜15質
量部である。可塑剤は、好ましくは10質量部以下、さ
らに好ましくは5質量部以下である。これら以外の上記
添加剤は、好ましくは1質量部以下である。
【0052】ポリウレタン樹脂の製造は、通常の公知の
方法で行うことができ、例えば、ワンショット法、セミ
プレポリマー法、プレポリマー法等が挙げられる。又、
通常用いられている公知の製造装置を用いることがで
き、溶媒を使用しない場合は、例えば、ニーダーやエク
ストルーダーのような装置を用いることができる。又、
閉鎖モールド又は開放モールド内で各種の非発泡又は発
泡のポリウレタン樹脂の製造を行うことができる。ポリ
ウレタン樹脂の製造は、通常、低圧又は高圧の機械装置
を用いて原料を混合反応させることにより行われ、原料
混合前後(特に原料混合前)、原料中の溶存空気又は混
合時に混入した空気等のガスを真空法により除去するこ
とによりポリウレタン樹脂の製造を行うことができる。
本発明の製造方法は、軟質モールドフォーム及びスラブ
フォームの製造に特に有用である。又、RIM(反応射
出成形)法による成形にも適用できる。
【0053】
【実施例】以下に本発明を実施例によりさらに具体的に
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
尚、以下において部、%及び比とあるのは、それぞれ質
量部、質量%及び質量比を示す。
【0054】実施例及び比較例に使用した原料の組成、
記号等は次の通りである。 (1)ポリオール(A) G50 :グリセリンにPOを平均50モル付加させて
得られた数平均分子量3,000、水酸基価55のポリ
オール。 (2)不飽和カルボン酸(p) MA :無水マレイン酸 PA :無水フタル酸 (3)ポリオール(q) PEG−200:ポリエチレングリコール(数平均分子
量200) PP−200:ポリプロピレングリコール(数平均分子
量200) PP−400:ポリプロピレングリコール(数平均分子
量400) (4)その他のエチレン性不飽和化合物(b2) ACN :アクリロニトリル St :スチレン (5)分散剤(C) GMAP:ポリプロピレングリコール(数平均分子量
3,000)のグリシジルメタクリレート付加物 SAN :アクリロニトリル/スチレン=80/20質
量%共重合体(数平均分子量5,000) (6)重合開始剤 AVN :2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレ
ロニトリル)
【0055】(7)有機ポリイソシアネート TDI−80:ミリオネートT−80〔日本ポリウレタ
ン工業(株)製〕 (8)触媒 触媒A :ネオスタンU−28(オクタン酸第1スズ)
〔日東化成(株)製〕 触媒B :DABCO(トリエチレンジアミン)〔日本
乳化剤(株)製〕 TBT :テトラブチルチタネート (9)整泡剤 F−242T:ポリエーテルシロキサン重合体〔信越シ
リコーン(株)製〕
【0056】また、数平均分子量、不飽和度、粘度、分
散安定性、マレイン酸のフマル酸への異性化率は以下の
ように測定した。 <数平均分子量> 機種 :HLC−8120GPC(東ソー株式会社製) カラム :TSK gel Super H4000 +TSK gel Super H3000 +TSK gel Super H2000 (いずれも東ソー株式会社製) カラム温度:40℃ 検出器 :RI 溶媒 :テトラヒドロフラン 流速 :0.6ml/分 資料濃度 :0.25質量% 注入量 :10μl 標準 :ポリスチレン (東ソー株式会社製;TSK STANDARD POLYSTYRENE)
【0057】<粘度> 機種 :BL型粘度計(TOKIMEC社製) 測定温度 :25℃ ローターNo:No3又はNo4 回転数 :12rpm
【0058】<分散安定性> 140mlガラス製密閉容器に入れたポリマーポリオ
ール100mlを50℃の恒温槽に30日間放置する。 放置後、分散安定性を目視で確認した。 評価基準 ○ 沈降物がなく、均一分散状態であった。 △ 沈降物が有り、サンプル瓶を5回転倒した後、均一
再分散した。 × 沈殿物が有り、サンプル瓶を5回転倒した後、再分
散しなかった。
【0059】<異性化率>下記機種にてH1 −NMRを
測定し、マレイン酸とフマル酸のピーク位置の積分比か
ら、異性化率を算出した。(マレイン酸;6.2pp
m、フマル酸6.8ppm) 異性化率=フマル酸ピークの積分値/(フマル酸ピーク
の積分値+マレイン酸ピークの積分値) NMR機種:ブルカー社製 DigitalNMR A
VANCE−300
【0060】<製造例1>不飽和ポリエステルの製造−
1 ジムロート冷却管とDean−Starkトラップを備
えた容量1リットルの4口フラスコに、MA:98部、
PP−400:440部を入れ、窒素置換後、窒素雰囲
気下(反応終了まで)で撹拌しながら80℃に昇温し、
1時間保った。次いで、170℃まで昇温させ、同温度
で6時間反応させた。その後、TBTを0.02部投入
し170℃で2時間反応させた後、80℃以下に冷却
し、窒素雰囲気下、N−エチルモルフォリンを0.5部
加え、攪拌しながら180℃に昇温し10時間マレイン
酸からフマル酸への異性化を行った。数平均分子量55
00、水酸基価22mgKOH/g、不飽和度1.95
(X=512)、フマル酸への異性化率85%の不飽和
ポリエステル(b1)を得た。なおXは先に定義した
二重結合1個当たりの分子量である。
【0061】<製造例2>不飽和ポリエステルの製造−
2 製造例1と同様の装置及び方法で、MA:294部、P
EG−200:800部を用いて、数平均分子量110
0、水酸基価105mgKOH/g、不飽和度2.85
(X=351)、異性化率85%の不飽和ポリエステル
(b1)を得た。
【0062】<製造例3>不飽和ポリエステルの製造−
3 製造例1と同様の装置及び方法で、MA:98部、P
A:40部、PP−200:300部を用いて、数平均
分子量3500、水酸基価33mgKOH/g、不飽和
度2.3(X=435)、異性化率88%の不飽和ポリ
エステル(b1)を得た。
【0063】<比較製造例>不飽和ポリエステルの製造
−4 ジムロート冷却管とDean−Starkトラップを備
えた容量1リットルの4口フラスコに、MA:98部、
PP−400:440部を入れ、窒素置換後、窒素雰囲
気下(反応終了まで)で撹拌しながら80℃に昇温し、
1時間保った。次いで、170℃まで昇温させ、同温度
で6時間反応させた。その後、TBTを0.02部投入
し170℃で2時間反応させ、数平均分子量5450、
水酸基価22mgKOH/g、不飽和度1.89(X=
529)、異性化率33%の不飽和ポリエステル(b
1’)を得た。
【0064】<実施例>ポリマーポリオールの製造−
1 ジムロート冷却管を備えた容量1リットルの4口フラス
コに、SAN:10部及びG50:500部を投入し、
窒素置換後、窒素雰囲気下(重合終了まで)で撹拌しな
がら130℃に昇温し、次いで、不飽和ポリエステル
(b1):250部とAN:150部、St:100
部を予め混合した原料並びに、予め、G50:50部及
びAVN:1部を混合した原料を、各々同時に滴下ポン
プを用いて1時間かけて連続的に滴下し、130℃で2
時間重合させた。更に、未反応単量体を120℃で減圧
ストリッピングにより除去し、ポリマー粒子含量48
%、水酸基価27.5mgKOH/g、粘度4700m
Pa・s(25℃)のポリマーポリオール(F−1)を
得た。
【0065】<実施例>ポリマーポリオールの製造−
2 ジムロート冷却管を備えた容量1リットルの4口フラス
コに、SAN:10部及びG50:450部を投入し、
窒素置換後、窒素雰囲気下(重合終了まで)で撹拌しな
がら130℃に昇温し、次いで、不飽和ポリエステル
(b1):200部とAN:150部、St:200
部を予め混合した原料並びに、予め、G50:50部及
びAVN:1部を混合した原料を、各々同時に滴下ポン
プを用いて1時間かけて連続的に滴下し、130℃で2
時間重合させた。更に、未反応単量体を120℃で減圧
ストリッピングにより除去し、ポリマー粒子含量52
%、水酸基価26mgKOH/g、粘度4700mPa
・s(25℃)のポリマーポリオール(F−2)を得
た。
【0066】<実施例>ポリマーポリオールの製造−
3 ジムロート冷却管を備えた容量1リットルの4口フラス
コに、SAN:10部及びG50:550部を投入し、
窒素置換後、窒素雰囲気下(重合終了まで)で撹拌しな
がら130℃に昇温し、次いで、不飽和ポリエステル
(b1):50部とAN:200部、St:200部
を予め混合した原料並びに、予め、G50:50部及び
AVN:1部を混合した原料を、各々同時に滴下ポンプ
を用いて1時間かけて連続的に滴下し、130℃で2時
間重合させた。更に、未反応単量体を120℃で減圧ス
トリッピングにより除去し、ポリマー粒子含量43%、
水酸基価32mgKOH/g、粘度4300mPa・s
(25℃)のポリマーポリオール(F−3)を得た。
【0067】<比較例>ポリマーポリオールの比較製
造例−1 ジムロート冷却管を備えた容量1リットルの4口フラス
コに、G50:125部を入れ、窒素置換後、窒素雰囲
気下(重合終了まで)で撹拌しながら130℃に昇温
し、次いで、予めSt:350部、AN:150部、G
MAP:10部、G50:340部、AVN:2部を混
合した原料を滴下ポンプによりを4時間かけて連続的に
滴下し、130℃で2時間重合させた。更に、未反応単
量体を120℃で減圧ストリッピングにより除去し、ポ
リマー粒子含量52%、水酸基価28mgKOH/g、
粘度20,000mPa・s(25℃)の比較ポリマー
ポリオール(F−4)を得た。
【0068】<比較例>ポリマーポリオールの比較製
造例−2 ジムロート冷却管を備えた容量1リットルの4口フラス
コに、SAN:10部及びG50:500部を投入し、
窒素置換後、窒素雰囲気下(重合終了まで)で撹拌しな
がら130℃に昇温し、次いで、不飽和ポリエステル
(b1’):250部とAN:150部、St:10
0部を予め混合した原料並びに、予め、G50:50部
及びAVN:1部を混合した原料を、各々同時に滴下ポ
ンプを用いて1時間かけて連続的に滴下し、130℃で
2時間重合させた。更に、未反応単量体を120℃で減
圧ストリッピングにより除去し、ポリマー粒子含量48
%、水酸基価28.5mgKOH/g、粘度4800m
Pa・s(25℃)のポリマーポリオール(F−5)を
得た。
【0069】<実施例1〜3及び比較例1〜2>ポリウ
レタンフォームの製造 実施例〜及び比較例〜から得られたポリマーポ
リオール(F−1〜F−3)及び比較ポリマーポリオー
ル(F−4〜F−5)を使用し、表1に記載のポリウレ
タンフォームの配合比で、以下に示す発泡処方によりポ
リウレタンフォームを製造した。これらのフォーム物性
評価結果を表1に示す。
【0070】<発泡処方> ポリマーポリオールとイソシアネート含有化合物とを
それぞれ25±2℃に温度調整する。 ポリマーポリオール、整泡剤、水、触媒の順で容量1
リットルのステンレス性ビーカーに入れて、室温(25
±2℃)で撹拌混合し、直ちにイソシアネート含有化合
物を加え、攪拌機(ホモディスパー:特殊機化(株)
製、攪拌 条件:2000rpm×6秒)を用いて、攪
拌して発泡を行った。 攪拌停止後、25×25×10cmの木箱に内容物を
投入して、ポリウレタンフォームを得た。
【0071】
【表1】
【0072】表1におけるフォーム物性の評価方法は以
下の通りである。 密度(kg/m3) :JIS K6400−1997[項目5]に準拠 25%ILD(kgf/314cm2) :JIS K6382−1995[項目5.3]に準拠 引張強度(kgf/cm2):JIS K6301−1995[項目3]に準拠 引裂強度(kgf/cm) :JIS K6301−1995[項目9]に準拠 切断伸度(%) :JIS K6301−1995[項目3]に準拠 反発弾性率(%) :JIS K6400−1997[項目7]に準拠 通気性(ft3/分) :ダウ式フローメーター法[AMSCOR社製] (試験片5cm×5cm×2.5cm) 圧縮永久歪(%) :JIS K6382−1995[項目5.5]に準拠 尚、通常、ウレタンフォームの物性として、密度は、1
5〜50の範囲が好ましく、25%ILD、引張強度、
引裂強度、切断伸度、反発弾性率及び通気性は、数値が
大きいほど好ましい。また、圧縮永久歪は、数値が小さ
いほど好ましい。
【0073】表1から明らかなように、実施例1〜3の
ポリマーポリオールは、比較例1のポリマーポリオール
と比較して、粘度が低く、更にポリウレタンフォームと
した場合のフォーム物性、特に、25%ILD(硬
度)、通気性及び圧縮永久歪が優れている。また、引裂
強度、引張強度、切断伸度、反発弾性は、同等若しくは
それ以上であった。また、実施例1〜3のポリマーポリ
オールは比較例2のポリマーポリオールと比較して25
%ILD(硬度)が優れている。尚、一般に25%IL
Dの値が高いポリウレタンフォームは、反発弾性、圧縮
永久歪みが悪化する傾向にあるが、本発明のポリマーポ
リオールを使用したポリウレタンフォーム(実施例1〜
3)は、25%ILDの値が小さい比較例1、2と比較
して同等もしくはそれ以上のフォーム物性を示してい
る。
【0074】
【発明の効果】本発明のポリマーポリオールの製造方法
によれば、従来のものに比べてポリマー粒子の濃度を高
くしても、低粘度かつ分散安定性が極めて良好な、本発
明のポリマーポリオール組成物を得ることができる。従
って、ポリウレタン樹脂製造等において、作業効率を極
め向上させることができる。更に、本発明の製法による
ポリマーポリオールをポリオールの必須成分として用い
て製造したポリウレタン樹脂は、ポリマーポリオールの
粘度が同等のもので比較した場合、本発明のポリマーポ
リオールを用いた場合の方が、従来のものを使用したの
と比較して、25%ILD(硬度)及び圧縮永久歪性が
極めて良好であり、反発弾性、圧縮永久歪を大幅に向上
させることができる。上記効果を奏することから、本発
明の製法によるポリマーポリオールを用いて製造された
ポリウレタン樹脂は、ポリウレタンフォームとして自動
車の内装部品や家具の室内調度等の用途に極めて好適で
ある。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオール(A)と、(A)中に分散さ
    れたポリマー粒子(B)からなり、(B)がポリオール
    中でエチレン性不飽和化合物(b)を重合させて形成さ
    れてなるポリマーポリオール組成物(I)において、
    (b)の少なくとも5質量%が、(無水)マレイン酸か
    らなる不飽和カルボン酸(p)とポリオール(q)とか
    らのエステル化物のマレイン酸単位の50〜98モル%
    がフマル酸に異性化された不飽和ポリエステル(b1)
    であることを特徴とするポリマーポリオール組成物。
  2. 【請求項2】 (B)の含有量が(I)の質量に基づい
    て35〜75質量%である請求項1記載のポリマーポリ
    オール組成物。
  3. 【請求項3】 (b1)の数平均分子量が500以上
    で、二重結合1個当たりの分子量が1200以下である
    請求項1または2記載のポリマーポリオール組成物。
  4. 【請求項4】 ポリオール(A)中で、分散剤(C)お
    よび/または希釈剤(D)の存在下または不存在下、エ
    チレン性不飽和化合物(b)を重合させるポリマーポリ
    オール組成物の製造方法において、(無水)マレイン酸
    からなる不飽和カルボン酸(p)とポリオール(q)と
    からのエステル化物のマレイン酸単位の50〜98モル
    %がフマル酸に異性化された不飽和ポリエステル(b
    1)を少なくとも5質量%含有する(b)を用いて請求
    項1〜3のいずれか記載のポリマーポリオール組成物を
    得ることからなるポリマーポリオール組成物の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 ポリオール成分とポリイソシアネート成
    分を発泡剤の存在下又は不存在下に反応させて発泡又は
    非発泡ポリウレタン樹脂を製造する方法において、ポリ
    オール成分の少なくとも一部として請求項1〜3のいず
    れかに記載のポリマーポリオール組成物を用いることを
    特徴とするポリウレタン樹脂の製造方法。
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