JP2002104829A - 溶融ガラスの吐出機構 - Google Patents

溶融ガラスの吐出機構

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JP2002104829A
JP2002104829A JP2000292332A JP2000292332A JP2002104829A JP 2002104829 A JP2002104829 A JP 2002104829A JP 2000292332 A JP2000292332 A JP 2000292332A JP 2000292332 A JP2000292332 A JP 2000292332A JP 2002104829 A JP2002104829 A JP 2002104829A
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discharge
mold
glass
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Takashi Ota
隆 太田
Masahiro Maeda
昌宏 前田
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NGK Insulators Ltd
NGK Optoceramics Co Ltd
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NGK Insulators Ltd
NGK Optoceramics Co Ltd
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    • C03B7/00Distributors for the molten glass; Means for taking-off charges of molten glass; Producing the gob, e.g. controlling the gob shape, weight or delivery tact
    • C03B7/10Cutting-off or severing the glass flow with the aid of knives or scissors or non-contacting cutting means, e.g. a gas jet; Construction of the blades used
    • C03B7/12Cutting-off or severing a free-hanging glass stream, e.g. by the combination of gravity and surface tension forces
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B11/00Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
    • C03B11/06Construction of plunger or mould
    • C03B11/08Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses
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    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C03B2215/44Flat, parallel-faced disc or plate products

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶融ガラスを成形型に供給する供給工程にお
いて、吐出ノズルから吐出される溶融ガラスに空気を巻
き込むことなく溶融ガラス塊を形成して、気泡を混在し
ない溶融ガラス塊をゴブとして成形型の型面上に供給す
る。 【解決手段】 原料供給機構部から誘導された溶融ガラ
スを、成形型の型面上に吐出するための吐出ノズル27
であって、吐出ノズル27の絞り部27bを、筒状本体
27aの吐出流路27a1から縮径して延びる逆円錐形
状の導入流路27b1と、その先端から同一径で延びる
円形状の導出流路27b2と、その先端から拡開して延
びる円錐形状の吐出流路27b3にて構成し、溶融ガラ
スを吐出流路27b3内にて溶融滴状態に形成し、自重
により落下させて、空気を巻き込むことなく成形型の型
面上に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス成形体を成
形する成形型の型面上に、溶融ガラスを供給するための
溶融ガラスの吐出機構に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス成形体を成形するには、原料供給
機構部から誘導された溶融ガラスを吐出して、吐出され
た溶融ガラスを溶融滴状態(溶融ガラス塊,ゴブ)とし
て成形型の型面上に供給する必要があり、成形型へ溶融
ガラスを供給する供給工程では、溶融ガラスを連続して
吐出する吐出ノズルを有する吐出機構と、吐出ノズルか
ら連続して吐出される溶融ガラスを所定の大きさの塊と
なるように切断するシャーを有する切断機構を備えてい
る。当該供給工程では、吐出ノズルの先端開口部から連
続して吐出される溶融ガラスはシャーにて所定間隔毎に
切断されて、所定の大きさのゴブとして成形型の型面上
に供給される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、当該供給工
程を経て成形型の型面上には供給される溶融ガラス塊で
あるゴブには、その切断面側の表層に数十μm〜数百μ
mという相当数の微小な気泡が混在する。この気泡は、
溶融ガラスをシャーにて切断する際に、空気が溶融ガラ
ス塊に巻き込まれて形成されるもので、溶融ガラスをシ
ャーにて切断する手段を採るかぎり不可避的に混在する
ものである。ゴブに混在する気泡は、ゴブを成形した後
の成形体に残存してガラス成形体の欠陥部を形成し、精
密なガラス成形体の品質を低下させるとともに、ガラス
成形体の強度を低下させる原因となる。
【0004】従って、本発明の目的は、ガラス成形体の
製造する際に溶融ガラスを成形型に供給する供給工程に
おいて、吐出ノズルから吐出される溶融ガラスに空気を
巻き込むことなく溶融ガラス塊を形成して、気泡を混在
しない溶融ガラス塊をゴブとして成形型の型面上に供給
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、溶融ガラスの
吐出機構に関し、特に、原料供給機構部から誘導された
溶融ガラスを、ガラス成形体を成形する成形型の型面上
に吐出するための溶融ガラスの吐出機構を適用対象とす
るものである。
【0006】本発明に係る溶融ガラスの吐出機構におい
ては、前記原料供給機構部から誘導された溶融ガラスを
吐出する吐出ノズルを備えるとともに、同吐出ノズルは
筒状本体の先端側に絞り部を備え、同絞り部の流通路
は、前記筒状本体の吐出流路から漸次縮小して所定径に
至る逆円錐形の導入流路と、同導入流路の先端から同一
径で所定長さ延びる円形状の導出流路と、同導出流路の
先端から漸次拡開して所定径に至る円錐形状の吐出流路
により構成されていることを特徴とするものである。か
かる構成の吐出機構においては、前記吐出ノズルから吐
出される溶融ガラスを、前記絞り部の吐出流路の先端か
ら溶融滴状態で前記成形型の型面上に供給するものであ
る。
【0007】
【発明の作用・効果】本発明に係る溶融ガラスの吐出機
構においては、吐出ノズルの絞り部の流通路が特定され
た3段の流路により構成されていて、吐出される溶融ガ
ラスは、当該流路の基端側の逆円錐形の導入流路から中
間部の円形状の導出流路に的確に導入され、同導出流路
から先端側の円錐形状の吐出流路に的確に導出され、同
吐出流路にて溶融滴となる。当該溶融滴は、吐出流路内
で漸次成長して所定の大きさになり、所定の大きさにな
った時点で吐出流路の先端から落下して、成形型の型面
上にゴブとして供給される。ゴブの大きさは、吐出され
る溶融ガラスの粘度、および、吐出ノズルの絞り部の流
通路を構成する3段の流路の形状により決定される。
【0008】このように、当該吐出機構においては、吐
出ノズルの絞り部の特定形状の流通路の作用により、溶
融ガラスを、吐出ノズルの先端開口部にて溶融滴状態に
形成して自然落下させて供給するものである。このた
め、溶融ガラスが溶融滴状態を形成する間、溶融滴が成
長する間、および溶融滴が落下する際に空気が溶融滴に
巻き込まれることがなく、溶融滴が落下して成形型の型
面上に供給されるゴブには、空気の巻き込みに起因する
気泡は混在していない。このため、気泡が混在しないゴ
ブを成形原料として成形されるガラス成形体には、気泡
に起因する欠陥部は存在せず、精密なガラス成形体に
は、高品質および高強度が確保される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図1および図2は本発明が成形の対象とするガ
ラス成形体を示し、図3〜図5は当該ガラス成形体のプ
レス成形工程を示し、図6は当該ガラス成形体を製造す
る製造装置の成形型を除く、原料供給機構部および吐出
機構部を示し、図7は同吐出機構部を構成する吐出ノズ
ルの絞り部を示し、かつ、図8はガラス成形体の各製造
工程を形成するターンテーブル上の下金型の配置関係を
示している。
【0010】当該ガラス成形体10は、LiO−Al
−SiO系のガラス成分からなるLiO−2
SiOを主結晶相とする結晶化ガラスにて構成されて
いるもので、底部に孔あき加工を施されて、平板形蛍光
ランプの反射鏡の基体として使用されるものである。ガ
ラス成形体10は、一面側が開口する皿状の平板状を呈
するもので、長方形状の底板部11と、底板部11の外
周に起立する外枠部12とから構成されている。ガラス
成形体10は、結晶化ガラスに起因して不透明で白色の
外観を呈していて、熱的衝撃や機械的衝撃に優れ高い強
度を有するもので、その内側周面および底面全体に反射
層および蛍光体層を被覆されて放電経路に形成されて、
平板形蛍光ランプの反射鏡として使用される。ガラス成
形体10は、図3〜図5に示すプレス成形工程を経て形
成される。
【0011】当該ガラス成形体10を製造する製造装置
は、図6に示す原料供給機構部20aおよび吐出機構部
20bと、図3〜図5に示す成形型30とにより構成さ
れている。当該製造装置において、吐出機構部20bか
ら吐出された溶融状態のガラスは、図8に示すターンテ
ーブル上に配設された成形型30の下金型30aに溶融
滴状態に供給され、下金型30aに供給された溶融塊
(ゴブ)は上金型30bとの間でプレス成形される。成
形された成形体10aは、加熱処理に付されて結晶化さ
れてガラス成形体10となる。
【0012】当該製造装置を構成する原料供給機構部2
0aは、図6に概略的に示すように、溶解槽21、清澄
槽22および撹拌槽23からなり、各槽21〜23は溶
融炉24内に収容されている。溶解槽21は、投入され
たガラス原料を溶解して清澄槽22に供給するもので、
溶解状態のガラス(以下溶融ガラスという)は溶解槽2
1内では1390℃に保持される。清澄槽22は、供給
された溶融ガラスの上澄み部分を撹拌槽23に供給する
もので、溶融ガラスは清澄槽22内では1420℃に保
持される。撹拌槽23は、供給された溶融ガラスを撹拌
して均一化な状態として誘導管路25を経て吐出機構部
20bに導出させるもので、清澄な溶融ガラスは撹拌槽
23内では1390℃に保持される。
【0013】誘導機管路25は、撹拌槽23の底部に連
結された状態で加熱炉26内に収容してなるもので、加
熱炉26は誘導管路25の基端部側から先端部側に向か
って複数の加熱ゾーンに区画されている。溶融ガラス
は、誘導管路25を通過する間に1390℃から漸次降
温化され、約1260℃の温度で吐出機構部20bへ誘
導される。
【0014】吐出機構部20bは、誘導管路25に連結
されている吐出ノズル27であって、ノズル本体27a
と、その先端部に設けた絞り部27bとにより構成され
ており、絞り部27bの縦断面が図7に拡大して示され
ている。絞り部27bにおいては、その流通路が、ノズ
ル本体27aの吐出流路27a1からテーパ状に漸次縮
小して所定径に至る逆円錐形状の導入流路27b1と、
導入流路27b1の先端から同一径で所定長さ延びる円
形状の導出流路27b2と、導出流路27b2の先端から
テーパ状に漸次拡開して所定径に至る円錐形状の吐出流
路27b3とにより形成されている。絞り部27bのこ
のような流通路の形状は、誘導管路25からノズル本体
27aに誘導された溶融ガラスを、その粘性との関連で
溶融滴状態に吐出するように機能すべく設定されてい
る。すなわち、各吐出ノズル27は、後述する下金型3
0aに対して、溶融ガラスを溶融滴状態のゴブを供給す
るように設定されている。
【0015】成形型30は、図4および図5に示すよう
に、下金型30aと上金型30bからなり、下金型30
aは、胴型31および下型32にて構成され、かつ、上
金型30bは、胴型33、上型34、冷却ジャケット3
5、および取付ブロック36にて構成されている。
【0016】下金型30aを構成する胴型31は、横断
面が角筒状を呈するもので、型本体31aの上端面の内
周縁側には方形の環状凹所31bが形成されている。型
本体31aの内孔31cの周面の一部は、型面31dに
形成されている。下型32は、断面四角形の角盤状を呈
するのもので、胴型31の型本体31aの内孔31c内
に上下方向に摺動可能に組付けられている。下型32
は、その型本体32aの上面が型面32bに形成されて
いる。下金型30aにおいては、胴型31および下型3
2の各型面31d,32bを総合した型面が、ガラス成
形体10の外周面に対応する形状に形成されている。
【0017】上金型30bを構成する胴型33は、胴型
31と外形を同じくする横断面が角形の角筒状を呈する
もので、型本体33aの内孔33bは胴型31の環状凹
所31bの外形と略同一の寸法に形成されている。上型
34は、断面角形の角盤状を呈するのもので、胴型33
の型本体33aの内孔33b内に上下方向に摺動可能に
組付けられている。上型34においては、その型本体3
4aの下面が型面34bに形成されているもので、型本
体34aの外形は胴型31の環状凹所31bに嵌合する
寸法に形成されている。
【0018】冷却ジャケット35は、胴型33の型本体
33aの内孔33b内に上下方向へ摺動可能に組付けら
れているもので、上型34の型本体34aに一体的に連
結されている。冷却ジャケット35はブロック状を呈す
るもので、内部に形成されている流通路に冷却水を循環
供給することにより、成形型30全体およびガラス成形
体10を冷却すべく機能する。取付ブロック36は、冷
却ジャケット35に一体的に連結されているもので、図
示しない複数のスピンドルを介して成型機の上側の取付
ベースに昇降可能に取付けられる。
【0019】当該成形型30においては、下金型30a
は、図8に示すように、当該製造装置の一構成部品であ
るターンテーブル37上に配設されるが、当該製造装置
では、ターンテーブル37上の同一円周上に、同一間隔
を保持して4台配設されている。下金型30aにおいて
は、ターンテーブル37上に、胴型31を固定して組付
けられ、かつ、下型32は図示しないエアシリンダを介
して組付けられていて、胴型31の内孔31c内を昇降
可能になっている。
【0020】上金型30bは、図示しない成型機の取付
ベースに取付けらて、ターンテーブル37の円周上の一
部の上方に位置している。上金型30bにおいては、取
付ベース上に、胴型33は図示しないエアシリンダを介
して組付けられており、上型34、冷却ジャケット3
5、および取付ブロック36は一体の状態でエアーシリ
ンダを介して組付けられて胴型33とは独立していて、
胴型33の内孔33b内を昇降可能になっている。な
お、ターンテーブル37上には、その円周上の一部の上
方に吐出機構部20bを構成する各吐出ノズル27の先
端開口部が臨んでいる。
【0021】ターンテーブル37上の各下金型30a
は、供給位置(1)、待機位置(2)、プレス位置
(3)、および離型位置(4)に配置されていて、ター
ンテーブル37が間欠的に所定角度回転する毎に、供給
位置(1)、待機位置(2)、プレス位置(3)、離型
位置(4)を経て供給位置(1)に至る循環経路をたど
る。各下金型30aは、供給位置(1)においては、吐
出機構部20bを構成する吐出ノズル27の下方にて吐
出ノズル27に対向して位置し、また、プレス位置
(3)においては、上金型30bの下方にて上金型30
bに対向して位置する。
【0022】当該ガラス成形体10を製造するには、当
該製造装置の原料供給機構部20aにてガラス原料を溶
融して、誘導管路25に連結されている吐出ノズル27
に誘導し、吐出ノズル27から、供給位置(1)に位置
する下金型30aの下型32の型面32b上に溶融滴状
態に供給する。次いで、同下金型30aは待機位置
(2)を経てプレス位置(3)に至り、下型32の型面
32d上に供給された溶融滴状態のゴブは、プレス位置
(3)にて上金型30bとの間でプレス成形される。成
形されるガラス成形体10aは非晶質であって、結晶化
ガラスからなるガラス成形体10とは同一構造のもので
ある。最後に、同下金型30aは離型位置(4)に至
り、ガラス成形体10aは下金型30aから離型され
る。ガラス成形体10aは、その後加熱処理に付されて
結晶化され、結晶化ガラスにて構成されたガラス成形体
10とに形成される。
【0023】図3は、ターンテーブル37上の供給位置
(1)において、溶融ガラスが溶融滴状態のゴブ10b
として、下型32の型面32b上に供給された状態を示
している。また、図4は、ターンテーブル37上のプレ
ス位置(3)にて、上金型30bが下金型30aに対向
してプレス開始時の状態を示し、図5は、同プレス位置
(3)にて、ゴブ10bが両金型30a,30b間で成
形された状態を示している。
【0024】このように、当該製造装置の吐出工程にお
いては、溶融ガラスは、吐出機構部20bの吐出ノズル
27から溶融滴状態で下金型30aの下型32の型面3
2b上に落下して、図3に示すようにゴブ10bとして
供給される。吐出ノズル27は、絞り部27bの流通路
が3段階の異なる流通路、すなわち、ノズル本体27a
の吐出流路27a1からテーパ状に漸次縮小して所定径
に至る逆円錐形状の導入流路271と、導入流路27b1
の先端から同一径で所定長さ延びる円形状の導出流路2
7b2と、導出流路27b2の先端からテーパ状に漸次拡
開して所定径に至る円錐形状の吐出流路27b3とによ
り形成されている。
【0025】このため、誘導管路25内にて粘度を最適
に調整された溶融ガラスは、吐出ノズル27の吐出流路
27a1から、絞り部27bの基端側の導入流路271を
経て導出流路27b2に的確に導入され、導出流路27
b2から先端側の吐出流路27b3へ的確に導出される。
吐出流路27b3内に導出された溶融ガラスは、円錐形
状の吐出流路27b3の内周面の沿って流動し、この間
に漸次溶融滴状態に形成されて成長する。溶融ガラス
は、所定の大きさの溶融滴状態に成長すると、その自重
により溶融滴状態で落下して、下型32の型面32b上
の中央部に供給される。
【0026】従って、溶融ガラスが溶融滴状態を形成し
て落下する際には、溶融滴内に空気が巻き込まれること
がなく、溶融滴が落下して下型32の型面32b上に供
給されるゴブ10bには、空気の巻き込みに起因する気
泡は混在していない。このため、気泡が混在していない
ゴブ10bを成形して形成されるガラス成形体10aに
は気泡に起因する欠陥部は存在せず、従って、ガラス成
形体10aを結晶化処理して形成されるガラス成形体1
0には、当然のことながら気泡に起因する欠陥部は存在
せず、精密なガラス成形体としての高品質および高強度
が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る吐出機構を有する製造装置にて製
造されたガラス成形体の一例を示す平面図である。
【図2】同ガラス成形体における図1の矢印2−2線方
向にみた縦断面である。
【図3】同吐出機構からゴブを供給された状態の下金型
の縦断側面図である。
【図4】ゴブのプレス開始時点の成形型の縦断側面図で
ある。
【図5】ゴブのプレス終了時点の成形型の縦断側面図で
ある。
【図6】同ガラス成形体の製造装置を構成する原料供給
機構部および吐出機構部を模式的に示す概略構成図であ
る。
【図7】同吐出機構部を構成する吐出ノズルの絞り部の
縦断面図である。
【図8】同ガラス成形体の各製造工程を形成するターン
テーブル上の下金型の配置関係を示す模式図である。
【符号の説明】 10,10a…ガラス成形体、10b…ゴブ、20a…
原料供給機構部、20b…吐出機構部、21…溶解槽、
22…清澄槽、23…撹拌槽、24…溶融炉、25…誘
導管路、26…加熱炉、27…吐出ノズル、27a…ノ
ズル本体、27a1…吐出流路、27b…絞り部、27
b1…導入流路、27b2…導出流路、27b3…吐出流
路、30…成形型、30a…下金型、30b…上金型、
31…胴型、31a…型本体、31b…環状凹所、31
c…内孔、31d…型面、32…下型、32a…型本
体、32b…型面、32c…内孔、33…胴型、33a
…型本体、33b…内孔、34…上型、34a…型本
体、34b…型面、35…冷却ジャケット、36…取付
ブロック、37…ターンテーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 昌宏 愛知県小牧市大字下末字五反田434番地の 3 エヌジーケイ・オプトセラミックス株 式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原料供給機構部から誘導された溶融ガラス
    を、ガラス成形体を成形する成形型の型面上に吐出する
    ための溶融ガラスの吐出機構であり、前記原料供給機構
    部から誘導された溶融ガラスを吐出する吐出ノズルを備
    えるとともに、同吐出ノズルは筒状本体の先端側に絞り
    部を備え、同絞り部の流通路は、前記筒状本体の吐出流
    路から漸次縮小して所定径に至る逆円錐形状の導入流路
    と、同導入流路の先端から同一径で所定長さ延びる円形
    状の導出流路と、同導出流路の先端から漸次拡開して所
    定径に至る円錐形状の吐出流路により構成されているこ
    とを特徴とする溶融ガラスの吐出機構。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の溶融ガラスの吐出機構に
    おいて、前記吐出ノズルから吐出する溶融ガラスは、前
    記絞り部の吐出流路の先端から溶融滴状態で前記成形型
    の型面上に供給されることを特徴とする溶融ガラスの吐
    出機構。
JP2000292332A 2000-09-26 2000-09-26 溶融ガラスの吐出機構 Pending JP2002104829A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006248873A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Hoya Corp プレス成形用プリフォームの製造方法、光学素子の製造方法、および熔融ガラス流出装置
JP2015078099A (ja) * 2013-10-18 2015-04-23 Hoya株式会社 ガラス流出装置、ガラス流出方法、プレス成形用プリフォームの製造方法、及び、光学素子の製造方法

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