JP2002104753A - エレベータの制御装置 - Google Patents

エレベータの制御装置

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JP2002104753A
JP2002104753A JP2000299042A JP2000299042A JP2002104753A JP 2002104753 A JP2002104753 A JP 2002104753A JP 2000299042 A JP2000299042 A JP 2000299042A JP 2000299042 A JP2000299042 A JP 2000299042A JP 2002104753 A JP2002104753 A JP 2002104753A
Authority
JP
Japan
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load
elevator
car
mass
floor
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000299042A
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English (en)
Inventor
Kiminobu Sano
公宣 佐野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 かご内に負荷を準備することなく、負荷検出
器の調整を可能とするエレベータの制御装置を得る。 【解決手段】 エレベータの主ロープ端バネ部の変位量
よりかご内の負荷を検出する負荷検出装置と、エレベー
タを制御するための制御手段とを備え、前記制御手段
は、かご内の無負荷状態時に、エレベータのかごを最下
階まで移動させて、最下階での前記負荷検出装置による
第1の負荷質量と、エレベータのかごを最上階まで移動
させて、最上階での前記負荷検出装置による第2の負荷
質量との質量差を求め、エレベータの個別仕様により予
め既知である最下階と最上階におけるロープアンバラン
ス量を前記質量差で除算して、前記負荷検出装置からの
出力値を質量値に変換する換算係数を算出することこと
により、かご内負荷質量を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エレベータの制
御装置に関するものであり、より詳しくは、エレベータ
の負荷検出器を調整する際、かご内に負荷を準備するこ
となく調整可能とするエレベータの負荷検出装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、エレベータは起動時のブレーキ
を解放する前に予め所望の電流をモータに流しておいた
後、ブレーキを解放している。かごと釣合おもりが不平
衡の状態でモータに電流を流さずにブレーキを解放する
と、電動機に比較的大きな不平衡トルクがかかることに
起因し、一瞬かごが下降、または上昇気味になり起動時
にショックが現れ、エレベータの評価指標の一つである
乗り心地が非常に悪いエレベータとなってしまう。よっ
て、通常はこの不平衡トルクに基づく補正を行うため、
かご内負荷質量を検出し、モータに予め最適な電流とな
る電流、いわゆる秤電流を流すようにしている。
【0003】現在、エレベータの負荷検出方法として
は、乗客の重量に応じて変化するかご床下防振ゴムの変
位量を検出する方法、かご内部に設置されたカメラで撮
影した画像データを分析して重量を検出する方法、かご
の床に圧電素子のような重量検出センサーが付着された
マットレスを設置して重量を検出する方法、主ロープの
綱伸びの変位を検出する方法等が提案されているが、実
際には、防振ゴムの変位量を電気的信号である電圧に変
換させる方法、または主ロープの綱伸びの変位を検出す
る方法が低コストで実現でき、最も広く実用化されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のエレベータの制御装置においては、負荷検出器
により検出された負荷データをかご内負荷から校正する
ために、無負荷状態と、ある所定量の負荷をかご内に積
載することにより校正を行う必要があった。このため、
エレベータの据付け時には負荷検出器を調整するために
所定重量のおもりの準備及びかご内への積載作業等、多
大な作業時間を要するという問題があった。
【0005】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、かご内に負荷を準備することな
く、負荷検出器の調整を可能とするエレベータの制御装
置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
タの制御装置は、エレベータの主ロープ端バネ部の変位
量よりかご内の負荷を検出する負荷検出装置と、エレベ
ータを制御するための制御手段とを備え、前記制御手段
は、かご内の無負荷状態時に、エレベータのかごを最下
階まで移動させて、最下階での前記負荷検出装置による
第1の負荷質量と、エレベータのかごを最上階まで移動
させて、最上階での前記負荷検出装置による第2の負荷
質量との質量差を求め、エレベータの個別仕様により予
め既知である最下階と最上階におけるロープアンバラン
ス量を前記質量差で除算して、前記負荷検出装置からの
出力値を質量値に変換する換算係数を算出することこと
により、かご内負荷質量を検出することを特徴とするも
のである。
【0007】前記制御装置は、定期的にエレベータを走
行させることにより、前記第1の負荷質量と第2の負荷
質量を検出し、これらのデータを上書きすることによ
り、逐次前記換算係数を補正することを特徴とするもの
である。
【0008】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1に係るエレベータの制御装置を示す全体構
成図である。例として、2:1ローピングシステムによ
り配置されたものを示す。図において、1はエレベータ
のかご、2は釣合おもり、3は巻上機、4はつり車、5
は主ロープ、6はコンペンシーブ、7はコンペンロープ
(又はコンペンチェーン)、8はバネ、9は負荷検出装
置、10は制御ケーブル、11は制御装置、12は信号
変換装置、13は不揮発性メモリである。
【0009】次に構成について説明する。エレベータの
かご1は、釣合おもり2と巻上機3及びつり車4を介し
て主ロープ5により吊るされており、また、かご位置に
よるロープバランスを補償するためエレベータのかご1
と釣合おもり2にコンペンシーブ6を介しコンペンロー
プ7(又はコンペンチェーン)が配置されている。主ロ
ープ5の端末はバネ8で固定されている(以降ヒッチエ
ンド方式と呼ぶ)。
【0010】ここで、バネ8に加わる力は、かごが2:
1のローピングで吊られているため、バネ8からかご1
までのロープ重量、かご1とかご下コンペンロープ重
量、及びコンペンシーブ6の半分の重量が加わる。コン
ペンロープ7と主ロープ5は、かご1の位置変化に対
し、それぞれのロープの長さが変動してもロープによっ
て巻上機3に加わる静的回転トルクがほぼ一定になるよ
うに設定されている。しかし、実際は若干の重量差(ロ
ープアンバランス重量)が発生する。
【0011】上記ロープ端末のバネ8は、かご1内の負
荷の変動、及びかご位置によるロープアンバランス重量
(ロープの重量補償誤差分)により変位する。エレベー
タのかご1内の負荷を検出する装置9(以下負荷検出装
置)は、上記バネ8の変位量を計測し電圧出力する。ま
た、制御装置11は、負荷検出装置9からの出力を処理
するためのものである。
【0012】上記ヒッチエンド方式における主ロープ端
バネ部8の変位量は、上記巻上機3の回転トルクと同様
に、エレベータのかご1の内負荷が一定であっても、エ
レベータのかご1の位置によるロープバランスの違いに
より変化する。よって、かご内負荷が一定であるときの
負荷検出器9で出力される変位量の差は、かご1が最下
階と最上階とで最大を示すことになる。この最下階と最
上階におけるロープアンバランス重量は、エレベータの
個別仕様からなる上記主ロープ5、制御ケーブル10、
コンペンロープ(又はコンペンチェーン)7の各重量、
本数等から既知である(計算で求めることが可能であ
る)。
【0013】次に、上記負荷検出器9で検出した最下階
および最上階の検出値の差分が、上記既知であるアンバ
ランス量に相当するとして、上記制御装置11内のメモ
リ13に書き込む。その手順を図2のフローチャートを
用いて概要を説明する。まず、予め設計段階でエレベー
タの個別仕様から求まる最下階と最上階におけるロープ
アンバランス量Δmを求め、パラメータとして入力して
おく。
【0014】さらに、かご1内を無負荷状態にし、最下
階での負荷検出器9による検出値V 1と最上階での負荷
検出器9による検出値V0を読み取り、不揮発性メモリ
13に書き込む。この検出値V1、V0の差が上記アンバ
ランス量Δmに相当するとして、負荷検出装置9からの
出力値を重量に変換するための換算係数(ゲイン係数
K)として用いる。即ち、負荷量に対する負荷検出器9
の出力値のゲイン係数Kは、 K=Δm/(V1−V0) と表わすことができる。
【0015】質量−電圧換算においては、負荷検出器9
による出力値をVa[V]とすると、その時のかご内質
量ma[kg]は、 ma=K×(Va−V0) で求めることができる。よって、従来のようなかご内に
負荷を積載することなく、無負荷の状態で最上階と最下
階を走行させたときの秤検出装置のデータを制御装置で
読み取るだけで、かご内負荷質量を検出することができ
る。
【0016】実施の形態2.温度ドリフト等により負荷
検出装置等の定数変動及び経年変化に対するバネ定数の
変動により、秤検出に誤差を発生する場合がある。そこ
で、定期的にエレベータの使用頻度が少なくなる時間帯
(例えば、深夜)に、自動走行をさせて、本実施の形態
1のV0、V1を再測定し、データとして不揮発性メモリ
13に上書きするようにした。上記変動要素に対して、
逐次補正されるため、より正確にかご内負荷を検出でき
るため、より乗り心地のよいエレベータシステムを得る
ことができる。
【0017】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、エレ
ベータの負荷検出装置を調整する際、かご内に負荷を準
備することなく調整することができ、かご内負荷質量を
検出することができる。
【0018】また、温度ドリフト等により負荷検出装置
等の定数変動、及び経年変化に対するバネ定数の変動に
対し、逐次補正されるため、より正確なかご内負荷質量
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に係るフローチャート
図である。
【図3】 エレベータのかご位置と負荷検出装置出力の
相関図である。
【符号の説明】
1 エレベータのかご、2 釣合おもり、3 巻上機、
4 つり車、5 主ロープ、6 コンペンシーブ、7
コンペンロープ、8 バネ、9 負荷検出装置、10
制御ケーブル、11 マイコンシステム、12 信号変
換装置、13不揮発性メモリ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータの主ロープ端バネ部の変位量
    よりかご内の負荷を検出する負荷検出装置と、エレベー
    タを制御するための制御手段とを備え、 前記制御手段は、かご内の無負荷状態時に、エレベータ
    のかごを最下階まで移動させて、最下階での前記負荷検
    出装置による第1の負荷質量と、エレベータのかごを最
    上階まで移動させて、最上階での前記負荷検出装置によ
    る第2の負荷質量との質量差を求め、エレベータの個別
    仕様により予め既知である最下階と最上階におけるロー
    プアンバランス量を前記質量差で除算して、前記負荷検
    出装置からの出力値を質量値に変換する換算係数を算出
    することにより、かご内負荷質量を検出することを特徴
    とするエレベータの制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のエレベータの制御装置
    において、 前記制御装置は、定期的にエレベータを走行させること
    により、前記第1の負荷質量と第2の負荷質量を検出
    し、これらのデータを上書きすることにより、逐次前記
    換算係数を補正することを特徴とするエレベータの制御
    装置。
JP2000299042A 2000-09-29 2000-09-29 エレベータの制御装置 Pending JP2002104753A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006052040A (ja) * 2004-08-10 2006-02-23 Fujitec Co Ltd エレベータの荷重校正方法及び校正装置
JP2013154994A (ja) * 2012-01-30 2013-08-15 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの荷重検出装置
CN111731957A (zh) * 2020-08-10 2020-10-02 苏州汇川技术有限公司 电梯启动力的补偿方法、设备和电梯

Cited By (3)

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