JP2002104374A - 飾り罫線付の紙筒容器 - Google Patents

飾り罫線付の紙筒容器

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JP2002104374A
JP2002104374A JP2000302397A JP2000302397A JP2002104374A JP 2002104374 A JP2002104374 A JP 2002104374A JP 2000302397 A JP2000302397 A JP 2000302397A JP 2000302397 A JP2000302397 A JP 2000302397A JP 2002104374 A JP2002104374 A JP 2002104374A
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body plate
lines
container
decorative
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JP2000302397A
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Rinako Osumi
理奈子 大隅
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】円筒状などに成形した胴部板2の、外面側に突
出した折り目線a,aを目立ち難くした、また水平断面
のレモン状などの変形を少なくした、デザイン展示効果
や外観の美粧性などが優れた飾り罫線付の紙筒容器を提
供する。 【解決手段】本発明は、上下方向の折り目線a,aを設
けた長方形状の胴部板2のブランクを、折り目線a,a
を山折りして、左右の端部どうしを貼着して偏平筒状に
成形した後に、この偏平筒状の胴部板2の上周部と下周
部とに、円板状などの上面板3と下面板4とを、胴部板
2の内面側に装着して貼着して、胴部板2を円筒状など
に成形する紙筒容器において、長方形状の胴部板2のブ
ランクに、折り目線a,aと同一構造の、上下方向の複
数の飾り罫線b,b,b,…を、また各種模様状の複数の
飾り罫線c,c,c,…を、それぞれ設けた飾り罫線付の
紙筒容器である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、それぞれ柔軟性や
防湿性などを有する包装袋入りの、ビスケット、クッキ
ー、ポテトチップなどのスナック菓子類や、粉末コーヒ
ー、粉末スープなどのインスタント食品類や、衛生綿棒、
殺菌コットンなどのトイレタリー用品などを、幅広く収
容する、胴部板2を円筒状や角を丸めた角筒状などに成
形した、工程が簡単で作製費用、運搬費用などが廉価
な、デザイン展示効果や外観の美粧性などが優れた飾り
罫線付の紙筒容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、それぞれ柔軟性や防湿性など
を有する包装袋入りの、ビスケット、クッキー、ポテトチ
ップなどのスナック菓子類や、粉末コーヒー、粉末スー
プなどのインスタント食品類や、衛生綿棒、殺菌コット
ンなどのトイレタリー用品などを、幅広く収容する、図
10に示すような、上下方向の2本の折り目線a,aを
設けて、(ジッパー線と通称する2列のミシン目状の)、
左右方向のつまみe付の開封切れ目線dを設けた、図1
0Dに示す長方形状の胴部板2のブランクを、図10C
に示すように、折り目線a,aを山折りして、左右の端
部どうしを貼着して偏平筒状に成形した後に、この図1
0Cに示す偏平筒状の胴部板2の上周部と下周部とに、
それぞれ周辺に(多数の切れ目を有する)リング状の貼着
片5を折り目線を介して連設した、図10Dに示す円板
状や角を丸めた角板状など(図10Dでは円板状)の上面
板3と下面板4とを、図10A,Bに示すように、それ
ぞれの貼着片5,5を筒状に成形して、胴部板2の内面
側に装着して貼着して、胴部板2を円筒状や角を丸めた
角筒状など(図10A,Bでは円筒状)に成形した、図1
0に示すような紙筒容器が、スーパーマーケット用など
として、広く大量に用いられている。
【0003】この従来の、図10に示すような紙筒容器
は、図10Dに示す無駄が少ない長方形状の胴部板2の
ブランクを、通常の機械的な貼着工程(サック貼りと通
称する)で、図10Cに示すように、折り目線a,aを山
折りして、左右の端部どうしを貼着して偏平筒状に成形
することができる、また図10Cに示す偏平筒状の胴部
板2の上周部と下周部とに、図10Dに示す円板状など
の上面板3と下面板4とを、専用の機械的な製箱、充填
工程で、包装袋入りのスナック菓子類などを収容しなが
ら、図10A,Bに示すように、それぞれの貼着片5,5
を筒状に成形して、胴部板2の内面側に装着して貼着し
て、胴部板2を円筒状などに成形することができる、し
かも貼着工程(容器製造業者)と製箱、充填工程(菓子製造
の得意先など)との間で、胴部板2を偏平筒状の嵩張ら
ない状態で保管、移動、運搬することができる、工程が簡
単で作製費用、運搬費用などが廉価な、大量低価格販売
のスーパーマーケットなどに適した紙筒容器である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来の、図1
0に示すような紙筒容器については、長方形状の胴部板
2のブランクを、図10Cに示すように、折り目線a,
aを山折りして、左右の端部どうしを貼着して偏平筒状
に成形するために、また貼着工程と製箱、充填工程との
間で、胴部板2を、折り目線a,aを山折りした偏平筒
状の嵩張らない状態で保管、移動、運搬するために、この
図10Cに示す偏平筒状の胴部板2の上周部と下周部と
に、円板状などの上面板3と下面板4とを、専用の機械
的な製箱、充填工程で、図10A,Bに示すように、それ
ぞれの貼着片5,5を筒状に成形して、胴部板2の内面
側に装着して貼着して、胴部板2を円筒状などに成形し
た時に、どうしても折り目線a,aに折り癖が残って、
山折りした上下方向の2本の折り目線a,aが平らにな
らないことが問題であって、図10DのY-Y断面に示
すように、円筒状などに成形した胴部板2の、外面側に
上下方向の2本の折り目線a,aが突出してデザインを
損なうなどの、また水平断面がレモン状などに変形して
胴膨れのような外観を呈するなどの、店頭でのデザイン
展示効果や外観の美粧性などに問題があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、それぞれ柔軟性
や防湿性などを有する包装袋入りの、ビスケット、クッ
キー、ポテトチップなどのスナック菓子類や、粉末コー
ヒー、粉末スープなどのインスタント食品類や、衛生綿
棒、殺菌コットンなどのトイレタリー用品などを、幅広
く収容する、胴部板2を円筒状や角を丸めた角筒状など
に成形した、工程が簡単で作製費用、運搬費用などが廉
価な紙筒容器であって、この円筒状などに成形した胴部
板2の、外面側に突出した折り目線a,aを目立ち難く
した、また水平断面のレモン状などの変形を少なくし
た、デザイン展示効果や外観の美粧性などが優れた飾り
罫線付の紙筒容器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の飾り罫線付の紙
筒容器は、上下方向の2本の折り目線a,aを設けた長
方形状の胴部板2のブランクを、折り目線a,aを山折
りして、左右の端部どうしを貼着して偏平筒状に成形し
た後に、この偏平筒状の胴部板2の上周部と下周部と
に、それぞれ周辺にリング状の貼着片5を折り目線を介
して連設した円板状や角を丸めた角板状などの上面板3
と下面板4とを、それぞれの貼着片5,5を筒状に成形
して、胴部板2の内面側に装着して貼着して、胴部板2
を円筒状や角を丸めた角筒状などに成形する、前述した
従来の、図10に示すような紙筒容器において、図1、
図2、図3、図4、図5、図6、図7、図8に示すように、長
方形状の胴部板2のブランクに、折り目線a,aと同一
形状、構造の、上下方向の複数の飾り罫線b,b,b,…を
設けたことを特徴とする飾り罫線付の紙筒容器である。
【0007】本発明の飾り罫線付の紙筒容器において
は、胴部板2を円筒状や角を丸めた角筒状などに成形す
る、前述した従来の、工程が簡単で作製費用、運搬費用
などが廉価な紙筒容器において、専用の機械的な製箱、
充填工程で、胴部板2を円筒状などに成形した時に、折
り目線a,aに折り癖が残って、この胴部板2の外面側
に上下方向の2本の折り目線a,aが突出していても、
長方形状の胴部板2のブランクに、折り目線a,aと同
一形状、構造の、上下方向の複数の飾り罫線b,b,b,…
を、後述する実施例に示すように、折り目線a,aの近
傍に集中して又は折り目線a,aを含んで等間隔に設け
たことによって、胴部板2の外面側に突出した折り目線
a,aを目立ち難くすることができる。
【0008】また、本発明の飾り罫線付の紙筒容器にお
いては、専用の機械的な製箱、充填工程で、胴部板2を
円筒状などに成形した時に、折り目線a,aに折り癖が
残って、この胴部板2の水平断面がレモン状などに変形
していても、長方形状の胴部板2のブランクに、折り目
線a,aと同一形状、構造の、上下方向の複数の飾り罫線
b,b,b,…を、折り目線a,aの近傍に集中して又は折
り目線a,aを含んで等間隔に設けて、後述する実施例
に示すように、上下方向の複数の飾り罫線b,b,b,…
を、予め機械的に又は手作業で山折りすることによっ
て、胴部板2の水平断面のレモン状などの変形を少なく
することができる。
【0009】加えて、本発明の飾り罫線付の紙筒容器
は、前述した飾り罫線付の紙筒容器において、図6、図
7、図8、図9に示すように、長方形状の胴部板2のブラ
ンクに、折り目線a,aと同一構造の、各種模様状の複
数の飾り罫線c,c,c,…を設けたことを特徴とする飾
り罫線付の紙筒容器である。
【0010】本発明の飾り罫線付の紙筒容器において
は、前述した専用の機械的な製箱、充填工程で、胴部板
2を円筒状などに成形した時に、折り目線a,aに折り
癖が残って、この胴部板2の外面側に上下方向の2本の
折り目線a,aが突出していても、前述した上下方向の
複数の飾り罫線b,b,b,…に加えて、長方形状の胴部
板2のブランクに、折り目線a,aと同一構造の、各種
模様状の複数の飾り罫線c,c,c,…を、後述する実施
例に示すように、2個を折り目線a,aに重ねて、それ
ぞれ等間隔に設けたことによって、胴部板2の外面側に
突出した折り目線a,aを、さらに目立ち難くすること
ができる。
【0011】また加えて、本発明の飾り罫線付の紙筒容
器は、前述した飾り罫線付の紙筒容器において、図1、
図2、図3、図4、図5、図7、図8、図9に示すように、長
方形状の胴部板2のブランクに、左右方向のつまみe付
の開封切れ目線dを設けたことを特徴とする飾り罫線付
の紙筒容器である。
【0012】本発明の飾り罫線付の紙筒容器において
は、長方形状の胴部板2のブランクに、左右方向のつま
みe付の開封切れ目線dを設けたことによって、前述し
た胴部板2を円筒状などに成形した飾り罫線付の紙筒容
器を、つまみeに指を掛けて引張るだけで、簡単に開封
切れ目線dを切断して開封、開蓋することができる。
【0013】さらに加えて、本発明の飾り罫線付の紙筒
容器は、前述した飾り罫線付の紙筒容器において、図
4、図5、図8、図9に示すように、長方形状の胴部板2
のブランクの右辺又は左辺に、胴部板2の折り目線a,
aと同一間隔の、上下方向の2本の折り目線a,aを設
けた印籠板6を連設したことを特徴とする飾り罫線付の
紙筒容器である。
【0014】本発明の飾り罫線付の紙筒容器において
は、長方形状の胴部板2のブランクの右辺又は左辺に、
胴部板2の折り目線a,aと同一間隔の、上下方向の2
本の折り目線a,aを設けた印籠板6を連設したことに
よって、前述した通常の機械的な貼着工程で、胴部板2
の内面側に、印籠板6を折込んで又は巻込んで貼着した
状態で、胴部板2の左右の端部どうしを貼着して、特に
制約なく偏平筒状に成形した後に、前述した専用の機械
的な製箱、充填工程で、この内面側に印籠板6を貼着し
た胴部板2を、特別な設備、工程などを必要とせずに、
円筒状などに成形することができる。
【0015】しかも、胴部板2の内面側に印籠板6を貼
着した状態で、胴部板2を円筒状などに成形したことに
よって、胴部板2の保形性などが向上するとともに、前
述した開封切れ目線dを切断して開封、開蓋した飾り罫
線付の紙筒容器を、必要に応じて、容易に安定して閉蓋
することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の飾り罫線付の紙筒容器つ
いては、後述する実施例ほかに示すように、通常の印刷
をした適宜の板紙などを用いて、通常の打抜型を用いた
打抜工程で、無駄が少ない長方形状の胴部板2のブラン
クなどを作製して、通常の機械的な貼着工程で、左右の
端部どうしを貼着して偏平筒状に成形することができ
る、また偏平筒状の胴部板2の上周部と下周部とに、円
板状などの上面板3と下面板4とを、専用の機械的な製
箱、充填工程で、包装袋入りのスナック菓子類などを収
容しながら、胴部板2の内面側に装着して貼着して、胴
部板2を円筒状などに成形することができる、しかも貼
着工程と製箱、充填工程との間で、胴部板2を偏平筒状
の嵩張らない状態で保管、移動、運搬することができる、
工程が簡単で作製費用、運搬費用などが廉価な飾り罫線
付の紙筒容器を提供することができる。
【0017】
【実施例】<実施例1>図1A,Bは、本発明の実施例
1における、飾り罫線付の紙筒容器の斜視図、断面図で
あって、また図1Cは、実施例1の飾り罫線付の紙筒容
器における、胴部板2、上面板3、下面板4のブランクの
平面図である。
【0018】すなわち、上下方向の2本の折り目線a,
aを設けて、折り目線a,aと同一形状、構造の、上下方
向の9本の飾り罫線b,b,b,…を、折り目線a,aを含
んで等間隔に設けて、開封方向の上流側に内向きの屈曲
部を有するジッパー線と通称する2列のミシン目状の、
左右方向のつまみe付の開封切れ目線d(ジッパー状の
開封切れ目線dと言う、以下同じ)を設けた、図1Cに示
す長方形状の胴部板2のブランクと、それぞれ周辺にリ
ング状の貼着片5を折り目線(符号がない1点鎖線で示
す、以下同じ)を介して連設した、図1Cに示す円板状の
上面板3と下面板4とを、通常の印刷をした270g/
m2の裏白コートボール紙を用いて、通常の打抜型を用
いた打抜工程で、直径が65mmで高さが135mmの
飾り罫線付の紙筒容器の、無駄が少ない長方形状の胴部
板2のブランクと円板状の上面板3と下面板4とのブラ
ンクとを作製した。
【0019】次に、図1Cに示す長方形状の胴部板2の
ブランクを、上下方向の2本の折り目線a,aと9本の
飾り罫線b,b,b,…とを、予め機械的に山折りして、
通常の機械的な貼着工程(サック貼りと通称する、以下同
じ)で、左右の端部どうしを貼着して、図示していない
偏平筒状に成形した後に、この偏平筒状の胴部板2の上
周部と下周部とに、それぞれのリング状の貼着片5,5
を、予め別工程で筒状に絞り成形した、図1Cに示す円
板状の上面板3と下面板4とを、専用の機械的な製箱、
充填工程で、包装袋入りのスナック菓子類などを収容し
ながら、胴部板2の内面側に装着して貼着して、図1
A,Bに示す実施例1の、胴部板2を円筒状に成形した
飾り罫線付の紙筒容器を得ることができた。
【0020】本発明の実施例1の飾り罫線付の紙筒容器
においては、専用の機械的な製箱、充填工程で、胴部板
2を円筒状に成形した時に、折り目線a,aに折り癖が
残って、この胴部板2の外面側に上下方向の2本の折り
目線a,aが突出していても、また胴部板2の水平断面
がレモン状などに変形していても、折り目線a,aと同
一形状、構造の、上下方向の9本の飾り罫線b,b,b,…
を、折り目線a,aを含んで等間隔に設けたことによっ
て、握りが良くなる上に、胴部板2の外面側に突出した
折り目線a,aを目立ち難くすることができる、また上
下方向の9本の飾り罫線b,b,b,…を、予め機械的に
山折りしたことによって、胴部板2の水平断面のレモン
状などの変形を少なくすることができる、加えてつまみ
eに指を掛けて引張るだけで、簡単に開封切れ目線dを
切断して開封、開蓋することができる、デザイン展示効
果や外観の美粧性などが優れた飾り罫線付の紙筒容器を
得ることができた。
【0021】<実施例2>図2A,Bは、本発明の実施
例2における、飾り罫線付の紙筒容器の斜視図、断面図
であって、また図2Cは、実施例2の飾り罫線付の紙筒
容器における、胴部板2、上面板3、下面板4のブランク
の平面図である。
【0022】すなわち、上下方向の2本の折り目線a,
aと、折り目線a,aと同一形状、構造の、上下方向の1
8本の飾り罫線b,b,b,…とを、角を丸めた正方形板
状の上面板3、下面板4の、4つの角隅に相当する部分
に、折り目線aを含む4本の飾り罫線b,b,a,b,b,
と、5本の飾り罫線b,b,b,b,b,とに分けて、交互
に集中して等間隔に設けて、左右方向のつまみe付のジ
ッパー状の開封切れ目線dを設けた、図2Cに示す長方
形状の胴部板2のブランクと、それぞれ周辺に、多数の
符号がない切込みを有するリング状の貼着片5を折り目
線を介して連設した、図2Cに示す角を丸めた正方形板
状の上面板3と下面板4とを、通常の印刷をした270
g/m2の裏白コートボール紙を用いて、通常の打抜型
を用いた打抜工程で、縦、横、高さが54×54×244
mmの飾り罫線付の紙筒容器の、無駄が少ない長方形状
の胴部板2のブランクと角を丸めた正方形板状の上面板
3と下面板4とのブランクとを作製した。
【0023】次に、図2Cに示す長方形状の胴部板2の
ブランクを、通常の機械的な貼着工程で、上下方向の2
本の折り目線a,aを山折りして、左右の端部どうしを
貼着して、図示していない偏平筒状に成形した後に、こ
の偏平筒状の胴部板2の上周部と下周部とに、図2Cに
示す角を丸めた正方形板状の上面板3と下面板4とを、
専用の機械的な製箱、充填工程で、包装袋入りのスナッ
ク菓子類などを収容しながら、同時にそれぞれのリング
状の貼着片5,5を筒状に成形しながら、胴部板2の内
面側に装着して貼着して、図2A,Bに示す実施例2
の、胴部板2を角を丸めた正方形筒状に成形した飾り罫
線付の紙筒容器を得ることができた。
【0024】本発明の実施例2の飾り罫線付の紙筒容器
においては、専用の機械的な製箱、充填工程で、胴部板
2を角を丸めた正方形筒状に成形した時に、折り目線
a,aに折り癖が残って、この胴部板2の外面側に上下
方向の2本の折り目線a,aが突出していても、折り目
線a,aと同一形状、構造の、上下方向の18本の飾り罫
線b,b,b,…を、角を丸めた正方形板状の上面板3、下
面板4の、4つの角隅に相当する部分に、折り目線aを
含む4本の飾り罫線b,b,a,b,b,と、5本の飾り罫
線b,b,b,b,b,とに分けて、交互に集中して等間隔
に設けたことによって、胴部板2の外面側に突出した折
り目線a,aを目立ち難くすることができる、加えてつ
まみeに指を掛けて引張るだけで、簡単に開封切れ目線
dを切断して開封、開蓋することができる、デザイン展
示効果などが優れた飾り罫線付の紙筒容器を得ることが
できた。
【0025】<実施例3>図3A,Bは、本発明の実施
例3における、飾り罫線付の紙筒容器の斜視図、断面図
であって、また図3Cは、実施例3の飾り罫線付の紙筒
容器における、胴部板2、上面板3、下面板4のブランク
の平面図である。
【0026】すなわち、上下方向の2本の折り目線a,
aと、折り目線a,aと同一形状、構造の、上下方向の2
0本(図3Cでは21本、1本は成形した時に重なる)の
飾り罫線b,b,b,…とを、左右が円弧の長方形板状の
上面板3、下面板4の、左右の円弧に相当する部分に、
それぞれ折り目線aを含む10本の飾り罫線b,b,a,
b,…に分けて、集中して等間隔に設けて、開封方向の
上流側に内向きの屈曲部を有するミシン目状の、左右方
向のつまみe付の上下に大きく開いた2列の開封切れ目
線d,dを設けて、成形した時のつまみeに相当する部
分に、通常の繋止切込みfを設けた、図3Cに示す長方
形状の胴部板2のブランクと、それぞれ周辺に、左右の
円弧に相当する部分に多数の符号がない折り目線を有す
るリング状の貼着片5を折り目線を介して連設した、図
3Cに示す左右が円弧の長方形板状の上面板3と下面板
4とを、通常の印刷をした310g/m2の裏白コート
ボール紙を用いて、通常の打抜型を用いた打抜工程で、
縦、横、高さが50×110×150mmの飾り罫線付の
紙筒容器の、無駄が少ない長方形状の胴部板2のブラン
クと左右が円弧の長方形板状の上面板3と下面板4との
ブランクとを作製した。
【0027】次に、図3Cに示す長方形状の胴部板2の
ブランクを、通常の機械的な貼着工程で、上下方向の2
本の折り目線a,aを山折りして、左右の端部どうしを
貼着して、図示していない偏平筒状に成形した後に、こ
の偏平筒状の胴部板2の上周部と下周部とに、それぞれ
のリング状の貼着片5,5を、予め別工程で筒状に絞り
成形した、図3Cに示す左右が円弧の長方形板状の上面
板3と下面板4とを、専用の機械的な製箱、充填工程
で、包装袋入りのインスタント食品類などを収容しなが
ら、胴部板2の内面側に装着して貼着して、図3A,B
に示す実施例3の、胴部板2を左右が円弧の長方形筒状
に成形した飾り罫線付の紙筒容器を得ることができた。
【0028】本発明の実施例3の飾り罫線付の紙筒容器
においては、専用の機械的な製箱、充填工程で、胴部板
2を左右が円弧の長方形筒状に成形した時に、折り目線
a,aに折り癖が残って、この胴部板2の外面側に上下
方向の2本の折り目線a,aが突出していても、折り目
線a,aと同一形状、構造の、上下方向の20本の飾り罫
線b,b,b,…を、左右が円弧の長方形板状の上面板3、
下面板4の、左右の円弧に相当する部分に、それぞれ折
り目線aを含む10本の飾り罫線b,b,a,b,…に分け
て、集中して等間隔に設けたことによって、胴部板2の
外面側に突出した折り目線a,aを目立ち難くすること
ができる、加えてつまみeに指を掛けて引張るだけで、
簡単に開封切れ目線d,dを切断して開封、開蓋すること
ができる、また必要に応じて、つまみeを繋止切込みf
に差込むだけで、容易に閉蓋することができる、デザイ
ン展示効果などが優れた飾り罫線付の紙筒容器を得るこ
とができた。
【0029】<実施例4>図4A,Bは、本発明の実施
例4における、飾り罫線付の紙筒容器の斜視図、断面図
であって、また図4Cは、実施例4の飾り罫線付の紙筒
容器における、胴部板2、上面板3、下面板4のブランク
の平面図である。
【0030】すなわち、上下方向の2本の折り目線a,
aを設けて、折り目線a,aと同一形状、構造の、上下方
向の9本の飾り罫線b,b,b,…を、折り目線a,aを含
んで等間隔に設けて、左右方向のつまみe付のジッパー
状の開封切れ目線dを設けて、左辺に、胴部板2の折り
目線a,aと同一間隔の、上下方向の2本の折り目線a,
aを設けた印籠板6を、折り目線gを介して連設した、
図4Cに示す長方形状の胴部板2のブランクと、それぞ
れ周辺にリング状の貼着片5を折り目線を介して連設し
た、図4Cに示す円板状の上面板3と下面板4とを、通
常の印刷をした270g/m2の裏白コートボール紙を
用いて、通常の打抜型を用いた打抜工程で、直径が95
mmで高さが85mmの飾り罫線付の紙筒容器の、無駄
が少ない長方形状の胴部板2のブランクと円板状の上面
板3と下面板4とのブランクとを作製した。
【0031】次に、図4Cに示す長方形状の胴部板2の
ブランクを、上下方向の2本の折り目線a,aと9本の
飾り罫線b,b,b,…とを、予め機械的に山折りして、
通常の機械的な貼着工程で、胴部板2の内面側に、折り
目線gを山折りして、印籠板6を折込んで貼着した状態
で、印籠板6の折り目線a,aを谷折りして、胴部板2
の左右の端部どうしを貼着して、図示していない偏平筒
状に成形した後に、この偏平筒状の胴部板2の上周部と
下周部とに、それぞれのリング状の貼着片5,5を、予
め別工程で筒状に絞り成形した、図4Cに示す円板状の
上面板3と下面板4とを、専用の機械的な製箱、充填工
程で、包装袋入りのトイレタリー用品などを収容しなが
ら、内面側に印籠板6を折込んで貼着した状態の、胴部
板2の内面側に装着して貼着して、図4A,Bに示す実
施例4の、胴部板2を円筒状に成形した飾り罫線付の紙
筒容器を得ることができた。
【0032】本発明の実施例4の飾り罫線付の紙筒容器
においては、専用の機械的な製箱、充填工程で、胴部板
2を円筒状に成形した時に、折り目線a,aに折り癖が
残って、この胴部板2の外面側に上下方向の2本の折り
目線a,aが突出していても、また胴部板2の水平断面
がレモン状などに変形していても、折り目線a,aと同
一形状、構造の、上下方向の9本の飾り罫線b,b,b,…
を、折り目線a,aを含んで等間隔に設けたことによっ
て、胴部板2の外面側に突出した折り目線a,aを目立
ち難くすることができる、また上下方向の9本の飾り罫
線b,b,b,…を、予め機械的に山折りしたことによっ
て、胴部板2の水平断面のレモン状などの変形を少なく
することができる、加えてつまみeに指を掛けて引張る
だけで、簡単に開封切れ目線dを切断して開封、開蓋す
ることができる、しかも胴部板2の内面側に印籠板6を
折込んで貼着して、円筒状に成形したことによって、開
封切れ目線dを切断して開封、開蓋した飾り罫線付の紙
筒容器を、必要に応じて、容易に安定して閉蓋すること
ができる、デザイン展示効果や外観の美粧性などが優れ
た飾り罫線付の紙筒容器を得ることができた。
【0033】<実施例5>図5A,Bは、本発明の実施
例5における、飾り罫線付の紙筒容器の斜視図、断面図
であって、また図5Cは、実施例5の飾り罫線付の紙筒
容器における、胴部板2、上面板3、下面板4のブランク
の平面図である。
【0034】すなわち、上下方向の2本の折り目線a,
aを設けて、折り目線a,aと同一形状、構造の、上下方
向の10本の飾り罫線b,b,b,…を、折り目線a,aを
含んで等間隔に設けて、それぞれ左右方向のつまみe付
の、上下2段のジッパー状の開封切れ目線d,dを設け
て、左辺に、胴部板2の折り目線a,aと同一間隔の、
上下方向の2本の折り目線a,aを設けた印籠板6を、
折り目線gを介して連設した、図5Cに示す長方形状の
胴部板2のブランクと、それぞれ周辺に、多数の符号が
ない切れ目線を有するリング状の貼着片5を折り目線を
介して連設した、図5Cに示す円板状の上面板3と下面
板4とを、通常の印刷をした270g/m2の裏白コー
トボール紙を用いて、通常の打抜型を用いた打抜工程
で、直径が60mmで高さが170mmの飾り罫線付の
紙筒容器の、長方形状の胴部板2のブランクと円板状の
上面板3と下面板4とのブランクとを作製した。
【0035】次に、図5Cに示す長方形状の胴部板2の
ブランクを、通常の機械的な貼着工程で、胴部板2の内
面側に、折り目線gを山折りして、印籠板6を折込んで
貼着した状態で、胴部板2の折り目線a,aを山折りし
て、印籠板6の折り目線a,aを谷折りして、胴部板2
の左右の端部どうしを貼着して、図示していない偏平筒
状に成形した後に、この偏平筒状の胴部板2の上周部と
下周部とに、図5Cに示す円板状の上面板3と下面板4
とを、専用の機械的な製箱、充填工程で、包装袋入りの
スナック菓子類などを収容しながら、同時にそれぞれの
リング状の貼着片5,5を筒状に成形しながら、内面側
に印籠板6を折込んで貼着した状態の、胴部板2の内面
側に装着して貼着して、図5A,Bに示す実施例5の、
胴部板2を円筒状に成形した飾り罫線付の紙筒容器を得
ることができた。
【0036】本発明の実施例5の飾り罫線付の紙筒容器
においては、専用の機械的な製箱、充填工程で、胴部板
2を円筒状に成形した時に、折り目線a,aに折り癖が
残って、この胴部板2の外面側に上下方向の2本の折り
目線a,aが突出していても、折り目線a,aと同一形
状、構造の、上下方向の10本の飾り罫線b,b,b,…
を、折り目線a,aを含んで等間隔に設けたことによっ
て、握りが良くなる上に、胴部板2の外面側に突出した
折り目線a,aを目立ち難くすることができる、加えて
上段のつまみeに指を掛けて引張るだけで、簡単に上段
の開封切れ目線dを切断して開封、開蓋することができ
る、しかも胴部板2の内面側に印籠板6を折込んで貼着
して、円筒状に成形したことによって、上段の開封切れ
目線dを切断して開封、開蓋した飾り罫線付の紙筒容器
を、必要に応じて、容易に安定して閉蓋することができ
る、また収容したスナック菓子類などが少なくなった時
などに、下段の開封切れ目線dを切断して中身を取出し
易くすることができる、デザイン展示効果などが優れた
飾り罫線付の紙筒容器を得ることができた。
【0037】<実施例6>図6A,Bは、本発明の実施
例6における、飾り罫線付の紙筒容器の斜視図、断面図
であって、また図6Cは、実施例6の飾り罫線付の紙筒
容器における、胴部板2、上面板3、下面板4のブランク
の平面図である。
【0038】すなわち、上下方向の2本の折り目線a,
aと2本の飾り罫線b,bとを、交互に等間隔に設け
て、折り目線a,aと同一構造の、縦長6角形模様状の
4個の飾り罫線c,c,c,cを、折り目線a,aの中央部
に重ねて、また飾り罫線b,bの中央部に替えて、それ
ぞれ上下方向の中央部分に等間隔に設けた、図6Cに示
す長方形状の胴部板2のブランクと、周辺にリング状の
貼着片5を折り目線を介して連設して、中央部分につま
みe付のジッパー状の開封切れ目線dを設けた、図6C
に示す円板状の上面板3と、周辺にリング状の貼着片5
を折り目線を介して連設した、図6Cに示す円板状の下
面板4とを、通常の印刷をした320g/m2の裏白コ
ートボール紙を用いて、通常の打抜型を用いた打抜工程
で、直径が68mmで高さが200mmの飾り罫線付の
紙筒容器の、無駄が少ない長方形状の胴部板2のブラン
クと円板状の上面板3と下面板4とのブランクとを作製
した。
【0039】次に、図6Cに示す長方形状の胴部板2の
ブランクを、通常の機械的な貼着工程で、上下方向の2
本の折り目線a,aを山折りして、左右の端部どうしを
貼着して、図示していない偏平筒状に成形した後に、こ
の偏平筒状の胴部板2の上周部と下周部とに、それぞれ
のリング状の貼着片5,5を、予め別工程で筒状に絞り
成形した、図6Cに示す円板状の上面板3と下面板4と
を、専用の機械的な製箱、充填工程で、小さい包装袋入
りのスナック菓子類などを収容しながら、胴部板2の内
面側に装着して貼着して、図6A,Bに示す実施例6
の、胴部板2を円筒状に成形した飾り罫線付の紙筒容器
を得ることができた。
【0040】本発明の実施例6の飾り罫線付の紙筒容器
においては、専用の機械的な製箱、充填工程で、胴部板
2を円筒状に成形した時に、折り目線a,aに折り癖が
残って、この胴部板2の外面側に上下方向の2本の折り
目線a,aが突出していても、折り目線a,aと同一構造
の、縦長6角形模様状の4個の飾り罫線c,c,c,c
を、2個を折り目線a,aの中央部に重ねて、それぞれ
上下方向の中央部分に等間隔に設けたことによって、握
りが良くなる上に、胴部板2の外面側に突出した折り目
線a,aを目立ち難くすることができる、加えてつまみ
eに指を掛けて引張るだけで、簡単に開封切れ目線dを
切断して上面板3を開口することができる、デザイン展
示効果などが優れた飾り罫線付の紙筒容器を得ることが
できた。
【0041】<実施例7>図7A,Bは、本発明の実施
例7における、飾り罫線付の紙筒容器の斜視図、断面図
であって、また図7Cは、実施例7の飾り罫線付の紙筒
容器における、胴部板2、上面板3、下面板4のブランク
の平面図である。
【0042】すなわち、上下方向の2本の折り目線a,
aと6本の飾り罫線b,b,b,…とを、b,b,a,bの順
に等間隔に設けて、折り目線a,aと同一構造の、縦長
3角形、逆3角形模様状の8個の飾り罫線c,c,c,…
を、折り目線a,aの中央部に重ねて、また飾り罫線b,
b,b,…の中央部に替えて、それぞれ上下方向の中央部
分に等間隔に設けて、左右方向のつまみe付のジッパー
状の開封切れ目線dを設けた、図7Cに示す長方形状の
胴部板2のブランクと、それぞれ周辺に、多数の符号が
ない折り目線を有するリング状の貼着片5を折り目線を
介して連設した、図7Cに示す円板状の上面板3と下面
板4とを、通常の印刷をした320g/m2の裏白コー
トボール紙を用いて、通常の打抜型を用いた打抜工程
で、直径が68mmで高さが200mmの飾り罫線付の
紙筒容器の、無駄が少ない長方形状の胴部板2のブラン
クと円板状の上面板3と下面板4とのブランクとを作製
した。
【0043】次に、図7Cに示す長方形状の胴部板2の
ブランクを、通常の機械的な貼着工程で、上下方向の2
本の折り目線a,aを山折りして、左右の端部どうしを
貼着して、図示していない偏平筒状に成形した後に、こ
の偏平筒状の胴部板2の上周部と下周部とに、それぞれ
のリング状の貼着片5,5を、予め別工程で筒状に絞り
成形した、図7Cに示す円板状の上面板3と下面板4と
を、専用の機械的な製箱、充填工程で、包装袋入りのス
ナック菓子類などを収容しながら、胴部板2の内面側に
装着して貼着して、図7A,Bに示す実施例7の、胴部
板2を円筒状に成形した飾り罫線付の紙筒容器を得るこ
とができた。
【0044】本発明の実施例7の飾り罫線付の紙筒容器
においては、専用の機械的な製箱、充填工程で、胴部板
2を円筒状に成形した時に、折り目線a,aに折り癖が
残って、この胴部板2の外面側に上下方向の2本の折り
目線a,aが突出していても、折り目線a,aと同一構造
の、縦長3角形、逆3角形模様状の8個の飾り罫線c,
c,c,…を、2個を折り目線a,aの中央部に重ねて、
それぞれ上下方向の中央部分に等間隔に設けたことによ
って、握りが良くなる上に、胴部板2の外面側に突出し
た折り目線a,aを目立ち難くすることができる、加え
てつまみeに指を掛けて引張るだけで、簡単に開封切れ
目線dを切断して開封、開蓋することができる、デザイ
ン展示効果などが優れた飾り罫線付の紙筒容器を得るこ
とができた。
【0045】<実施例8>図8A,Bは、本発明の実施
例8における、飾り罫線付の紙筒容器の斜視図、断面図
であって、また図8Cは、実施例8の飾り罫線付の紙筒
容器における、胴部板2、上面板3、下面板4のブランク
の平面図である。
【0046】すなわち、上下方向の2本の折り目線a,
aと4本の飾り罫線b,b,b,bとを、b,a,bの順に
等間隔に設けて、折り目線a,aと同一構造の、縦長楕
円形模様状の6個の飾り罫線c,c,c,…を、折り目線
a,aの中央部に重ねて、また飾り罫線b,b,b,bの中
央部に替えて、それぞれ上下方向の中央部分に等間隔に
設けて、左右方向のつまみe付のミシン目状の開封切れ
目線dを設けて、右辺に、胴部板2の折り目線a,aと
同一間隔の、上下方向の1本の折り目線aを設けて、成
形した時のつまみeに相当する部分に、通常の繋止切込
みfを設けた印籠板6を、一体に連設した、図8Cに示
す長方形状の胴部板2のブランクと、それぞれ周辺にリ
ング状の貼着片5を折り目線を介して連設した、図8C
に示す円板状の上面板3と下面板4とを、通常の印刷を
した320g/m2の裏白コートボール紙を用いて、通
常の打抜型を用いた打抜工程で、直径が68mmで高さ
が230mmの飾り罫線付の紙筒容器の、長方形状の胴
部板2のブランクと円板状の上面板3と下面板4とのブ
ランクとを作製した。
【0047】次に、図8Cに示す長方形状の胴部板2の
ブランクを、通常の機械的な貼着工程で、胴部板2の折
り目線a,aと印籠板6の折り目線aとを山折りして、
胴部板2の内面側に、印籠板6を折畳むように巻込んで
貼着した状態で、胴部板2の左右の端部どうしを貼着し
て、図示していない偏平筒状に成形した後に、この偏平
筒状の胴部板2の上周部と下周部とに、それぞれのリン
グ状の貼着片5,5を、予め別工程で筒状に絞り成形し
た、図8Cに示す円板状の上面板3と下面板4とを、専
用の機械的な製箱、充填工程で、包装袋入りのスナック
菓子類などを収容しながら、内面側に印籠板6を巻込ん
で貼着した状態の、胴部板2の内面側に装着して貼着し
て、図8A,Bに示す実施例8の、胴部板2を円筒状に
成形した飾り罫線付の紙筒容器を得ることができた。
【0048】本発明の実施例8の飾り罫線付の紙筒容器
においては、専用の機械的な製箱、充填工程で、胴部板
2を円筒状に成形した時に、折り目線a,aに折り癖が
残って、この胴部板2の外面側に上下方向の2本の折り
目線a,aが突出していても、折り目線a,aと同一構造
の、縦長楕円形模様状の6個の飾り罫線c,c,c,…
を、2個を折り目線a,aの中央部に重ねて、それぞれ
上下方向の中央部分に等間隔に設けたことによって、握
りが良くなる上に、胴部板2の外面側に突出した折り目
線a,aを目立ち難くすることができる、加えてつまみ
eに指を掛けて引張るだけで、簡単に開封切れ目線dを
切断して開封、開蓋することができる、しかも胴部板2
の内面側に印籠板6を巻込んで貼着して、円筒状に成形
したことによって、開封切れ目線dを切断して開封、開
蓋した飾り罫線付の紙筒容器を、必要に応じて、容易に
安定して閉蓋することができる、また必要に応じて、つ
まみeを印籠板6の繋止切込みfに差込んで繋止するこ
とができる、デザイン展示効果などが優れた飾り罫線付
の紙筒容器を得ることができた。
【0049】<実施例9>図9A,Bは、本発明の実施
例9における、飾り罫線付の紙筒容器の斜視図、断面図
であって、また図9Cは、実施例9の飾り罫線付の紙筒
容器における、胴部板2、上面板3、下面板4のブランク
の平面図である。
【0050】すなわち、上下方向の2本の折り目線a,
aを設けて、折り目線a,aと同一構造の、上下方向の
斜めの4本の飾り罫線b,b,b,bを、折り目線a,aを
含んでほゞ等間隔に設けて、左右方向のつまみe付のジ
ッパー状の開封切れ目線dとミシン目状の開封切れ目線
dとを連続して設けて、左辺に、胴部板2の折り目線
a,aと同一間隔の、上下方向の2本の折り目線a,aを
設けた印籠板6を、一体に連設した、図9Cに示す長方
形状の胴部板2のブランクと、それぞれ周辺にリング状
の貼着片5を折り目線を介して連設した、図8Cに示す
円板状の上面板3と下面板4とを、通常の印刷をした2
70g/m2の裏白コートボール紙を用いて、通常の打
抜型を用いた打抜工程で、直径が60mmで高さが17
0mmの飾り罫線付の紙筒容器の、長方形状の胴部板2
のブランクと円板状の上面板3と下面板4とのブランク
とを作製した。
【0051】次に、図9Cに示す長方形状の胴部板2の
ブランクを、胴部板2の2本の折り目線a,aと斜めの
4本の飾り罫線b,b,b,bと、また印籠板6の折り目
線a,aとを、予め手作業で山折りして、通常の機械的
な貼着工程で、胴部板2の内面側に、印籠板6を折畳む
ように巻込んで貼着した状態で、胴部板2の左右の端部
どうしを貼着して、図示していない偏平筒状に成形した
後に、この偏平筒状の胴部板2の上周部と下周部とに、
それぞれのリング状の貼着片5,5を、予め別工程で筒
状に絞り成形した、図9Cに示す円板状の上面板3と下
面板4とを、専用の機械的な製箱、充填工程で、包装袋
入りのスナック菓子類などを収容しながら、内面側に印
籠板6を巻込んで貼着した状態の、胴部板2の内面側に
装着して貼着して、図9A,Bに示す実施例9の、胴部
板2を円筒状に成形した飾り罫線付の紙筒容器を得るこ
とができた。
【0052】本発明の実施例9の飾り罫線付の紙筒容器
においては、専用の機械的な製箱、充填工程で、胴部板
2を円筒状に成形した時に、折り目線a,aに折り癖が
残って、この胴部板2の外面側に上下方向の2本の折り
目線a,aが突出していても、また胴部板2の水平断面
がレモン状などに変形していても、折り目線a,aと同
一構造の、上下方向の斜めの4本の飾り罫線b,b,b,
bを、折り目線a,aを含んでほゞ等間隔に設けたこと
によって、握りが良くなる上に、胴部板2の外面側に突
出した折り目線a,aを目立ち難くすることができる、
また胴部板2の斜めの4本の飾り罫線b,b,b,bを、
予め手作業で山折りしたことによって、胴部板2の水平
断面のレモン状などの変形を少なくすることができる、
加えてつまみeに指を掛けて引張るだけで、簡単に開封
切れ目線d,dを切断して開封、開蓋することができる、
しかも胴部板2の内面側に印籠板6を巻込んで貼着し
て、円筒状に成形したことによって、開封切れ目線d,
dを切断して開封、開蓋した飾り罫線付の紙筒容器を、
必要に応じて、容易に安定して閉蓋することができる、
デザイン展示効果や外観の美粧性などが優れた飾り罫線
付の紙筒容器を得ることができた。
【0053】
【発明の効果】以上、実施例ほかに示すとおり、本発明
の飾り罫線付の紙筒容器においては、それぞれ柔軟性や
防湿性などを有する包装袋入りの、ビスケット、クッキ
ー、ポテトチップなどのスナック菓子類や、粉末コーヒ
ー、粉末スープなどのインスタント食品類や、衛生綿棒、
殺菌コットンなどのトイレタリー用品などを、幅広く収
容する、胴部板2を円筒状や角を丸めた角筒状などに成
形した、工程が簡単で作製費用、運搬費用などが廉価な
紙筒容器であって、この円筒状などに成形した胴部板2
の、外面側に突出した折り目線a,aを目立ち難くし
た、また水平断面のレモン状などの変形を少なくした、
デザイン展示効果や外観の美粧性などが優れた飾り罫線
付の紙筒容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1A,Bは、本発明の実施例1における、飾
り罫線付の紙筒容器の斜視図、断面図であって、また図
1Cは、実施例1の飾り罫線付の紙筒容器における、胴
部板2、上面板3、下面板4のブランクの平面図である。
【図2】図2A,Bは、本発明の実施例2における、飾
り罫線付の紙筒容器の斜視図、断面図であって、また図
2Cは、実施例2の飾り罫線付の紙筒容器における、胴
部板2、上面板3、下面板4のブランクの平面図である。
【図3】図3A,Bは、本発明の実施例3における、飾
り罫線付の紙筒容器の斜視図、断面図であって、また図
3Cは、実施例3の飾り罫線付の紙筒容器における、胴
部板2、上面板3、下面板4のブランクの平面図である。
【図4】図4A,Bは、本発明の実施例4における、飾
り罫線付の紙筒容器の斜視図、断面図であって、また図
4Cは、実施例4の飾り罫線付の紙筒容器における、胴
部板2、上面板3、下面板4のブランクの平面図である。
【図5】図5A,Bは、本発明の実施例5における、飾
り罫線付の紙筒容器の斜視図、断面図であって、また図
5Cは、実施例5の飾り罫線付の紙筒容器における、胴
部板2、上面板3、下面板4のブランクの平面図である。
【図6】図6A,Bは、本発明の実施例6における、飾
り罫線付の紙筒容器の斜視図、断面図であって、また図
6Cは、実施例6の飾り罫線付の紙筒容器における、胴
部板2、上面板3、下面板4のブランクの平面図である。
【図7】図7A,Bは、本発明の実施例7における、飾
り罫線付の紙筒容器の斜視図、断面図であって、また図
7Cは、実施例7の飾り罫線付の紙筒容器における、胴
部板2、上面板3、下面板4のブランクの平面図である。
【図8】図8A,Bは、本発明の実施例8における、飾
り罫線付の紙筒容器の斜視図、断面図であって、また図
8Cは、実施例8の飾り罫線付の紙筒容器における、胴
部板2、上面板3、下面板4のブランクの平面図である。
【図9】図9A,Bは、本発明の実施例9における、飾
り罫線付の紙筒容器の斜視図、断面図であって、また図
9Cは、実施例9の飾り罫線付の紙筒容器における、胴
部板2、上面板3、下面板4のブランクの平面図である。
【図10】図10A,Bは、従来の紙筒容器の斜視図、断
面図であって、また図10Cは、従来の紙筒容器におけ
る、偏平筒状に成形した胴部板2の斜視図であって、さ
らに図10Dは、胴部板2、上面板3、下面板4のブラン
クの平面図である。
【符号の説明】
2 …胴部板 3 …上面板 4 …下面板 5 …貼着片 6 …印籠板 a g …折り目線 b,c …飾り罫線 d …開封切れ目線 e …つまみ f …繋止切込み

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下方向の2本の折り目線a,aを設けた
    長方形状の胴部板2のブランクを、折り目線a,aを山
    折りして、左右の端部どうしを貼着して偏平筒状に成形
    した後に、この偏平筒状の胴部板2の上周部と下周部と
    に、それぞれ周辺にリング状の貼着片5を折り目線を介
    して連設した円板状や角を丸めた角板状などの上面板3
    と下面板4とを、それぞれの貼着片5,5を筒状に成形
    して、胴部板2の内面側に装着して貼着して、胴部板2
    を円筒状や角を丸めた角筒状などに成形する紙筒容器に
    おいて、長方形状の胴部板2のブランクに、折り目線
    a,aと同一形状、構造の、上下方向の複数の飾り罫線
    b,b,b,…を設けたことを特徴とする飾り罫線付の紙
    筒容器。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の飾り罫線付の紙筒容器に
    おいて、長方形状の胴部板2のブランクに、折り目線
    a,aと同一構造の、各種模様状の複数の飾り罫線c,
    c,c,…を設けたことを特徴とする飾り罫線付の紙筒容
    器。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2に記載の飾り罫線付
    の紙筒容器において、長方形状の胴部板2のブランク
    に、左右方向のつまみe付の開封切れ目線dを設けたこ
    とを特徴とする飾り罫線付の紙筒容器。
  4. 【請求項4】請求項1から請求項3のいずれかに記載の
    飾り罫線付の紙筒容器において、長方形状の胴部板2の
    ブランクの右辺又は左辺に、胴部板2の折り目線a,a
    と同一間隔の、上下方向の2本の折り目線a,aを設け
    た印籠板6を連設したことを特徴とする飾り罫線付の紙
    筒容器。
JP2000302397A 2000-10-02 2000-10-02 飾り罫線付の紙筒容器 Pending JP2002104374A (ja)

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