JP2002104229A - 農作業機の操向装置 - Google Patents

農作業機の操向装置

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JP2002104229A JP2000300124A JP2000300124A JP2002104229A JP 2002104229 A JP2002104229 A JP 2002104229A JP 2000300124 A JP2000300124 A JP 2000300124A JP 2000300124 A JP2000300124 A JP 2000300124A JP 2002104229 A JP2002104229 A JP 2002104229A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単かつ軽い操作によって異なる旋回モード
で機体を操向操作できる農作業機の操向装置を提供す
る。 【解決手段】 ステアリンレバー42を中立位置から左
右一方に揺動操作すると、センサ49からの情報を基に
操向制御手段43が電動モータ110を操作し、操向切
り換え弁V1が電動モータ110によって切り換え操作
されて一方のサイドクラッチ20L,20Rをクラッチ
切り側に操作する。このとき、旋回モード選択弁V2が
クラッチCを入りに操作し、旋回内側の走行装置が減速
駆動される。ステアリングレバー42をその方向にさら
に揺動操作すると、センサ49からの情報を基に操向制
御手段43が電動モータ110を操作し、旋回モード選
択弁V2が電動モータ110によって切り換え操作され
て制動機構Bを入り側に操作し、旋回内側の走行装置が
制動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、左右一対の走行装
置に各別に作用する一対のサイドクラッチが一対のクラ
ッチ用油圧アクチュエータによって各別操作自在に装備
され、サイドクラッチが切られた一方の走行装置を減速
駆動又は制動することによってこの走行装置を旋回内側
にして機体の走行方向を変更させる第1旋回手段を、旋
回用第1 油圧アクチュエータによって入り切り操作自在
に備え、サイドクラッチが切られた一方の走行装置を制
動又は逆転駆動することによってこの走行装置を旋回内
側にして、かつ、前記第1 旋回手段によって旋回すると
きよりも小旋回半径で機体の走行方向を変更させる第2
旋回手段を、旋回用第2油圧アクチュエータによって入
り切り操作自在に備えてある農作業機の操向装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記農作業機は、サイドクラッチ、第1
旋回手段、第2旋回手段を操作することにより、旋回半
径が異なる旋回モードで機体を操向操作できるものであ
る。この種農作業機において、旋回モード選択弁を旋回
モード選択用の操作具によって切り換え操作し、操向切
り換え弁と旋回制御弁とを操向操作具によって操作する
ように構成すると、旋回半径が異なる状態にして機体を
操向操作するには、旋回モードを選択するための操作具
と、操向操作具との両方の操作具を操作する必要があ
る。このため、従来、たとえば特開平7−47973号
公報に示されるように、旋回モード選択弁を電磁ソレイ
ノドによって切り換え操作するように電磁弁に構成し、
操向操作具の操作位置の検出結果に基づいて旋回モード
選択弁を切り換え操作する制御装置を備えるとともに、
操向操作具を操向切り換え弁及び旋回制御弁に連係させ
る連係機構を備え、一つの操向操作具を中立位置から左
右一方に操作していくに伴い、一方の走行装置のサイド
クラッチが切りになり、かつ、前記第1旋回手段が入り
になり、かつ、前記第2旋回手段が切りになる第1旋回
状態と、一方の走行装置のサイドクラッチが切りにな
り、かつ、前記第1旋回手段が切りになり、かつ、前記
第2旋回手段が入りになる第2旋回状態とが順次に現出
され、一つの操向操作具を操作するだけで旋回モードを
異ならせて機体を操向操作できるものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の操向装
置にあっては、操向切り換え弁及び旋回制御弁を操向操
作具に付与する人為操作力によって切り換え操作するも
のであり、操向操作具を各弁に連係させる連係機構や、
制御弁で発生する操作抵抗などのために操作が重くなる
ことがあった。また、農作業機にあっては、ミッション
オイルを作動油に使用されることが多いことから各弁に
塵埃などが入り込むことがある。すると、電磁ソレノイ
ドの操作力では弁が切り換わりにくくなる場合があっ
た。本発明の目的は、操向操作具を操作するだけで旋回
モードを異ならせて操向操作できるのみならず、軽く操
作できるとともに塵埃による切り換わり不良を回避しや
すい農作業機の操向装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明の構
成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0005】〔構成〕左右一対の走行装置に各別に作用
する一対のサイドクラッチが一対のクラッチ用油圧アク
チュエータによって各別操作自在に装備され、サイドク
ラッチが切られた一方の走行装置を減速駆動又は制動す
ることによってこの走行装置を旋回内側にして機体の走
行方向を変更させる第1旋回手段を、旋回用第1 油圧ア
クチュエータによって入り切り操作自在に備え、サイド
クラッチが切られた一方の走行装置を制動又は逆転駆動
することによってこの走行装置を旋回内側にして、か
つ、前記第1 旋回手段によって旋回するときよりも小旋
回半径で機体の走行方向を変更させる第2旋回手段を、
旋回用第2油圧アクチュエータによって入り切り操作自
在に備えてある農作業機の操向装置において、一つの操
向操作具の中立位置からの操作方向と操作ストロークと
を検出するセンサを備え、前記一対のクラッチ用油圧ア
クチュエータを操作する操向切り換え弁、及び、前記旋
回用第1油圧アクチュエータと前記旋回用第2油圧アク
チュエータを択一的に油圧供給源に接続する旋回モード
選択弁を切り換え操作する操向用の電動モータを備え、
前記センサからの情報を基に前記電動モータを自動的に
操作する操向制御手段と、前記旋回モード選択弁への油
圧供給を制御する旋回制御弁に操向操作具を連動させる
機械式の連動機構とを有する操向制御機構を備えてある
とともに、操向操作具が中立位置に操作されると、前記
一対のサイドクラッチが入りになり、かつ、前記第1旋
回手段及び前記第2旋回手段が切りになる直進状態が現
出され、操向操作具が中立位置から左右一方へ操作され
ると、先ず、一方の走行装置のサイドクラッチが切りに
なり、かつ、前記第1旋回手段が入りになり、かつ、前
記第2旋回手段が切りになる第1旋回状態が現出され、
さらに操向操作具が左右一方へ操作されると、一方の走
行装置のサイドクラッチが切りになり、かつ、前記第1
旋回手段が切りになり、かつ、前記第2旋回手段が入り
になる第2旋回状態が現出されるように前記操向制御機
構を構成してある。
【0006】〔作用〕操向操作具を中立位置から操作し
ていくと、操向制御手段がセンサからの情報を基に電動
モータを操作してこのモータが操向切り換え弁及び旋回
モード選択弁を切り換え操作し、連動機構のために旋回
制御弁が切り換わり、先ず前記第1旋回状態が現出され
て走行向きが変化し、次に第2旋回状態が現出されて第
1 旋回状態で旋回するときよりも小旋回半径で走行向き
が変化する。
【0007】操向切り換え弁及び旋回モード選択弁が電
動モータによって切り換え操作されるものだから、人為
操作力によって切り換え操作するものに比して操向操作
具の操作に必要な操作力を軽くできる。また、電磁ソレ
ノイドよりも強い操作力で切り換え操作され、塵埃が流
入して切り換わり抵抗が若干増大しても、その抵抗に打
ち勝って切り換え操作されやすくなる。
【0008】〔効果〕したがって、一つの操向操作具を
操作するだけで、しかも軽く操作するだけで操作容易に
第1 旋回状態を現出させて機体を操向操作したり、第2
旋回状態を現出させて第1旋回状態よる旋回半径よりも
小さい旋回半径で機体を操向操作することができる。し
かも、操向切り換え弁や旋回モード選択弁に塵埃が入り
込んで切り換わり抵抗が若干増大しても、強固に切り換
え操作されて切り換わり不良が発生しにくいように信頼
性の高いものになった。
【0009】請求項2による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0010】〔構成〕請求項1による発明の構成におい
て、前記電動モータによって正逆転操作される回転カム
と、この回転カムの周面に設けた操作カム部によって揺
動操作されて前記操向切り換え弁を切り換え操作する揺
動リンクとを備えてある。
【0011】〔作用〕回転カムが中立位置から正回転方
向に回転されると、その周面の操作カム部と揺動リンク
との当たりによって、揺動リンクが一方に揺動操作され
て操向切り換え弁を中立位置から左操向側と右操向側の
一方に切り換え操作し、回転カムが中立位置から逆回転
方向に回転されると、その周面の操作カム部と揺動リン
クとの当たりによって、揺動リンクが他方に揺動操作さ
れて操向切り換え弁を中立位置から左操向側と右操向側
の他方に切り換え操作するようにできる。操向切り換え
弁が中立位置から左操向側や右操向側に切り換わった後
にも回転カムが回転していって旋回モード選択弁を操作
する場合、このときに操作カム部の揺動リンクが当接し
ていく部分が回転カムの回転軸芯を中心とする円弧形状
であれば、操向切り換え弁を左操向側や右操向側に維持
しながら旋回モード選択弁を操作するようにできる。
【0012】〔効果〕操向切り換え弁を左操向側に操作
するべく揺動リンクに作用する部分と、操向切り換え弁
を右操向側に操作するべく揺動リンクに作用する部分と
の形状が同一である形状簡単な回転カムを採用するだけ
で、操向切り換え弁を左操向側と右操向側とに切り換え
操作できるとともに、左操向側や右操向側に切り換わっ
た後の操向切り換え弁をその操作状態に維持でき、操作
構造を簡略化できる。
【0013】請求項3による発明の構成、作用、効果は
つぎのとおりである。
【0014】〔構成〕請求項1又は2による発明の構成
において、前記電動モータによって回転操作される回転
カムと、この回転カムに遊端側が当接して回転カムによ
って揺動操作される状態で固定部に揺動自在に支持され
ている揺動リンクと、この揺動リンクの遊端側を前記旋
回モード選択弁の操作部に連動させている連動杆とを備
えてある。
【0015】〔作用〕揺動リンクの回転カムが当接する
力点、連動杆が連結する作用点、固定部によって回動自
在に支持される支点の配置関係を適切に設定することに
より、電動モータとして出力が比較的小さい小型のモー
タを採用しても、モータの駆動力を旋回モード選択弁の
操作部に強固に作用させて旋回モード選択弁の切り換え
操作を確実に行わせられる。
【0016】〔効果〕旋回モード選択弁の切り換えが確
実に行われる信頼性の高いものが比較的小型のモータを
採用してコンパクトに得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1に、本発明を適用した農作業
機の一例であるコンバインの右側面図が示されている。
このコンバインは、左右一対のクローラ型の走行装置1
L,1Rを備えた走行機体2の前部に、刈取り前処理部
3を昇降自在に連結するとともに、機体上に、脱穀装置
4、穀粒タンク5、エンジン6、操縦部7、などを搭載
した構造となっている。
【0018】以下、前記走行装置1L,1Rの伝動構造
を図2、図3、図4に基づいて説明する。説明における
左右方向の記述は機体の左右方向に基づいており、正面
から見たこれらの図における左右方向とは逆の関係とな
っている。
【0019】前記エンジン6の動力は、前後進の切換え
が可能な主変速装置としての静油圧式無段変速装置(H
ST)8に伝達され、その変速出力がミッションケース
9に伝達される。ミッションケース9に入力された動力
は、ギヤG1 ,G2 を介して第1軸10に伝達された
後、ギヤG3 ,G4 を介して副変速機構11に伝達され
る。また、第1軸10からケース外に取り出された動力
のうち、正転動力のみがワンウエイクラッチOCを介し
て前記刈取り前処理部3に伝達される。なお、前記静油
圧式無段変速装置8は、操縦部7に備えた主変速レバー
29によって操作される。
【0020】前記副変速機構11は、コンスタントメッ
シュ式に3段のギヤ変速を行うものであり、第2軸12
に遊嵌装着した小径ギヤG5 ,中径ギヤG6 ,大径ギヤ
G7を、第3軸13に固着したギヤG8 ,G9 ,G10に
それぞれ常時咬合させ、前記第2軸12上に配備した2
つのシフトスリーブS1 ,S2 をシフトすることで、3
組の常噛みギヤ対のいずれか一組を用いて、第2軸12
から第3軸13への変速伝動を行うよう構成されてい
る。
【0021】つまり、図6、図7に示すように、前記シ
フトスリーブS1 ,S2 は、ミッションケース内に水平
支架した支軸14に沿って摺動移動するシフター15に
備えられた一対のシフトフォーク15a,15bにそれ
ぞれ係合して支持されており、シフター15の摺動変位
に伴って両シフトスリーブS1 ,S2 が、同時に同方向
にシフト操作されるようになっている。そして、ミッシ
ョンケース9に前後に貫通装着した変速操作軸16の先
端には、前記シフター15に係合する操作アーム16a
が備えられており、操縦部7に備えた副変速レバー30
を操作して変速操作軸16を回動することで、シフター
15を左右に摺動操作するよう構成されている。
【0022】ここで、前記シフトスリーブS1 は、シフ
ト範囲の全域において第2軸12に直接スプライン咬合
されているのに対して、前記シフトスリーブS2 は、ギ
ヤG6 のボス部、第2軸12にスプライン外嵌したスプ
ラインカラー17、および、ギヤG7 のボス部に亘って
シフト可能となており、以下のようにして3段の変速が
行われる。
【0023】シフター15が低速「L」位置にある時に
は、図8に示すように、シフトスリーブS1 はギヤG5
のボス部と第2軸12に亘って咬合するとともに、シフ
トスリーブS2 は、ギヤG6 のボス部にのみ外嵌支持さ
れた状態となり、第2軸12の動力は、シフトスリーブ
S1 ,ギヤG5 ,G8 を介して第3軸13に低速で伝達
される。また、シフター15が中速「M」位置にある時
には、図9に示すように、シフトスリーブS1 は第2軸
12にのみ支持されるとともに、シフトスリーブS2
は、ギヤG6 のボス部とスプラインカラー17に亘って
外嵌咬合された状態となり、第2軸12の動力は、スプ
ラインカラー17,シフトスリーブS2 ,ギヤG6 ,G
9 を介して第3軸13に中速で伝達される。また、シフ
ター15が中立「N」位置にある時には、図10に示す
ように、シフトスリーブS1 は第2軸12にのみ支持さ
れるとともに、シフトスリーブS2 は、スプラインカラ
ー17にのみ外嵌支持された状態となり、第2軸12か
ら第3軸13への動力伝達は遮断される。また、シフタ
ー15が高速「H」位置にある時には、図11に示すよ
うに、シフトスリーブS1 は第2軸12にのみ支持され
るとともに、シフトスリーブS2 は、ギヤG7 のボス部
とスプラインカラー17に亘って外嵌咬合された状態と
なり、第2軸12の動力は、スプラインカラー17,シ
フトスリーブS2 ,ギヤG7 ,G10を介して第3軸13
に高速で伝達される。
【0024】なお、図7に示すように、前記シフター1
5は、ボールデテント18によって、倒伏穀稈の収穫用
速度である低速「L」、標準的な収穫用速度である中速
「M」、中立「N」、および、移動用速度である高速
「H」において位置保持することができるようになって
いる。
【0025】上記のようにして前記第3軸13に伝達さ
れた動力は、中央のギヤG9 を介して第4軸19のセン
ターギヤG11に伝達された後、左右のサイドクラッチ2
0L,20R、車軸ギヤ21L,21R、および、車軸
22L,22Rを介して左右の走行装置1L,1Rに伝
達される。
【0026】図4、図5に示すように、前記サイドクラ
ッチ20L,20Rは、第4軸19に遊嵌されるととも
に車軸ギヤ21L,21Rに常時咬合されたサイドクラ
ッチギヤ23L,23Rをシフトして、前記センターギ
ヤG11の中心内歯に側方から咬合離脱させることで、セ
ンターギヤG11から車軸22L,22Rへの動力伝達を
断続するよう構成されたものであり、前記サイドクラッ
チギヤ23L,23Rをシフトする手段が以下のように
構成されている。
【0027】図4、図5に示すように、前記第4軸19
は、中央部位が大径の段付き軸に構成されるとともに、
サイドクラッチギヤ23L,23Rは、この第4軸19
の大径部と小径部とに亘って外嵌する段付きの内径を備
えており、互いの段差部の間が油室g,hとなってい
る。そして、常時は、バネ24L,24Rによってセン
ターギヤG11側にスライド付勢されてクラッチ入り位置
に保持され、第4軸19の内部に穿設された油路a,b
を介して油室g,hに圧油が供給されて各サイドクラッ
チギヤ23L,23Rがバネ24L,24Rに抗して限
界までシフトされると、センターギヤG11から外れてク
ラッチ切り状態がもたらされるようになっている。ま
た、サイドクラッチギヤ23L,23Rがクラッチ切り
位置までシフトされると、圧油供給用の前記油路a,b
が、第4軸19の内部に穿設された油路dに連通される
ようになっている。
【0028】これにより、左のサイドクラッチ20L
は、サイドクラッチギヤ23Lの内周側部分を油圧ピス
トン型の油圧アクチュエータ23aとし、この油圧アク
チュエータ23aによって入り切り操作される。右のサ
イドクラッチ20Rは、サイドクラッチギヤ23Rの内
周側部分を油圧ピストン型の油圧アクチュエータ23b
とし、この油圧アクチュエータ23bによって入り切り
操作される。
【0029】また、前記サイドクラッチギヤ23L,2
3Rは、センターギヤG11との咬合が外れたクラッチ切
り位置に到達した後、第4軸19の両端部位に遊嵌装着
された操向用サイドギヤ25L,25Rに、多板式の旋
回用クラッチ90L,90Rを介して連結可能となって
いる。
【0030】図5に示すように、前記旋回用クラッチ9
0L,90Rは、サイドクラッチギヤ23L,23Rに
一体回転可能に連設された大径のクラッチケース91
L,91Rにピストン92L,92Rを内嵌装着すると
ともに、操向用サイドギヤ25L,25Rから延出され
たスプラインボス部93L,93Rと前記クラッチケー
ス91L,91Rとの間に摩擦板94L,94R群を積
層して介在した構造となっており、通常はバネ95L,
95Rによってピストン92L,92Rをクラッチ切り
側に付勢し、クラッチケース91L,91R内の油室
i,jに圧油を供給してピストン92L,92Rをバネ
95L,95Rに抗して変位させ、摩擦板94L,94
R群を圧接することで、操向用サイドギヤ25L,25
Rからサイドクラッチギヤ23L,23Rへの動力伝達
を行うように構成されている。
【0031】ここで、旋回用クラッチ90L,90Rの
ピストン92L,92Rを作動させる油室i,jは、サ
イドクラッチギヤ23L,23Rを作動させる油室g,
hに、ギヤ内に穿設した連通油路k,mを介して連通接
続されるとともに、この連通油路k,mには絞り流路部
分p,qが備えられている。
【0032】さらに、旋回用クラッチ90L,90Rの
内部には、ピストン92L,92Rをクラッチ入り側に
押圧するバネ100L,100Rが周方向複数箇所に組
み込まれており、ピストン92L,92Rを適度に軽く
摩擦伝動部位に押し付けて、操向用サイドギヤ25L,
25Rからクラッチケース91L,91Rに低トルクの
回転動力が常に伝達されるよう構成されている。
【0033】また、前記操向用サイドギヤ25L,25
Rは、第5軸26の両端部位に固着されたギヤ27L,
27Rに咬合されるとともに、第5軸26に遊嵌したギ
ヤG13が、前記センターギヤG11の側部に連設された小
径のギヤG12に咬合されて減速連動されている。
【0034】図4などに示すように、前記ギヤG13と第
5軸26との間には、緩旋回を司る第1旋回手段として
の多板式のクラッチCが装備されている。このクラッチ
Cは、常時は内装したバネ31によって旋回第1油圧ア
クチュエータの一例としての油圧ピストン32が後退復
帰されて、クラッチ切り状態に維持され、第5軸26の
内部に穿設された油路cを介して圧油が供給されること
で、油圧ピストン32がバネ31に抗して変位されてク
ラッチ入り状態に切換えられるようになっている。
【0035】図4 などに示すように、ミッションケース
9の右側面に取り付けられたサイドカバー33に、第5
軸26の一端が軸受け支承されるとともに、このサイド
カバー33に、クラッチCを入りにして旋回するときよ
りも小半径の旋回半径で旋回させる信地旋回を司る第2
旋回手段としての多板式の制動機構Bが装備されてい
る。この制動機構Bは、旋回用第2油圧アクチュエータ
の一例としてのリング状の油圧ピストン34が油圧の印
加によってケース内方へ進出して、押圧プレート35を
内装バネ36に抗して押圧変位させることで、第5軸2
6に摩擦制動作用が付加され、油圧の印加が解除されて
押圧プレート35が内装バネ36によって復帰後退する
ことで、制動が解除されるようになっており、前記油圧
ピストン34は、サイドカバー33の外側面に取り付け
た油圧ブロック37に組み込まれている。
【0036】図12に、前記サイドクラッチ20L,2
0R、旋回用クラッチ90L,90R、クラッチC、お
よび、制動機構Bを操作する操向用の油圧回路図および
制御系統図が示されている。図において、V1 は、左サ
イドクラッチ20Lの油圧アクチュエータ23aと、右
サイドクラッチ20Rの油圧アクチュエータ23bとを
択一的にシフト操作するための操向切換え弁であって、
ミッションケース9の外側に配備した操向用の電動モー
タ110によって中立、および、正逆の3位置が選択さ
れる。V2 は、前記クラッチCの油圧ピストン32と、
制動機構Bの油圧ピストン34を油圧供給源としての油
路eに択一的に接続して旋回モードを切換える旋回モー
ド選択弁であって、通常はクラッチCの油圧ピストン3
2に圧油供給する位置に付勢され、ミッションケース9
の外側に配備した前記電動モータ110によって制動機
構Bの油圧ピストン34に圧油供給する位置に切換えら
れるようになっている。
【0037】また、図12中のV3 は、前記第4軸19
の内部に形成された油路dに接続されたシーケンス弁で
あり、その作動圧は、サイドクラッチ20L,20Rの
サイドクラッチギヤ23L,23Rをクラッチ切り位置
までシフトしてバネ24L,24Rとバランスさせる圧
に設定されている。そして、このシーケンス弁V3 の下
手側に旋回制御弁としての可変リリーフ弁V4 が接続さ
れて、作動油タンクを兼用するミッションケース9に連
通されるとともに、シーケンス弁V3 と可変リリーフ弁
V4 との間から分岐した前記油路eが前記旋回モード選
択弁V2 の一次側に接続されており、可変リリーフ弁V
4は、圧力調節されることにより、旋回モード選択弁V
2に給油したり、この給油を停止したりする。
【0038】前記操向切り換え弁V1及び旋回モード選
択弁V2は、図15、図16に示す操作構造に基づいて
前記電動モータ110によって切り換え操作するように
構成してある。
【0039】すなわち、操向切り換え弁V1は前記油圧
ブロック37に組み込まれており、油圧ブロック37の
外部に位置する揺動リンク64を支軸62の軸芯まわり
で揺動操作することによって切り換え操作できる。揺動
リンク64は、この揺動リンク64の基部に備えてある
バネ受けピン64aに両端側が当接するように構成した
復帰ばね112によって中立位置に復元付勢するように
構成してある。
【0040】ミッションケース9に固定のモータ取付け
体113が支持する前記電動モータ110の出力軸に回
転カム114を一体回転自在に取付けてある。回転カム
114が中立位置にあると、この回転カム114の周面
に設けてある操作カム部115の凹入部分で成る中立部
分115aが、揺動リンク64の遊端部にローラを付け
て設けてある操作部64bに対応して揺動リンク64を
中立位置に操作する。すると、揺動リンク64は、操向
切り換え弁V1を中立状態に操作する。この状態から電
動モータ110が正回転方向や逆回転方向に駆動される
と、回転カム114が電動モータ110の駆動力によっ
て正回転方向や逆回転方向に操作され、回転カム114
の前記操作カム部115の前記中立部分115aの横側
に位置する円弧部分で成る操向部分115bが揺動リン
ク64の前記操作部64bに当接して揺動リンク64を
中立位置から左操向側や右操向側に揺動操作する。する
と、揺動リンク64が操向切り換え弁V1を左旋回や右
旋回の操向側に切り換え操作する。操向切り換え弁V1
が左旋回や右旋回の操向側に切り換わっ後にさらに回転
カム114が回転操作されても、操作カム部115の前
記操向部分115bが回転カム114の回転軸芯を中心
とする円弧形状であることから、揺動リンク64は操向
側に維持されて操向切り換え弁V1を左旋回や右旋回の
操向側に維持する。
【0041】旋回モード選択弁V2は、前記サイドカバ
ー33の内部に組み込まれており、サイドカバー33の
外部に位置するレバー70を支軸67の軸芯まわりで揺
動操作することによって切り換え操作できる。レバー7
0にばね線材で成る連動杆116によって遊端側が連動
している揺動リンク117を、ミッションケース9に固
定された固定部としての前記モータ取付け体113の支
持部113aに支軸118の軸芯まわりで揺動自在に支
持させてある。揺動リンク117は、この揺動リンク1
17に基部の作用する復帰ばね119により、揺動リン
ク117の中間部分がモータ取付け体113のストッパ
ー部113bに当接する待機位置に復帰付勢してある。
揺動リンク117が前記待機位置にあると、レバー70
を旋回モード選択弁V2の自己復元力によってクラッチ
位置に操作する。すると、旋回モード選択弁V2はクラ
ッチ側になっている。前記回転カム114の側面に屈曲
線材を固着して揺動リンク117のための操作カム部1
20を設けてある。回転カム114が前記中立位置から
正回転方向や逆回転方向に回転操作されると、操向切り
換え弁V1が左旋回や右旋回側の操向側に切り換わった
後に前記操作カム部120が揺動リンク117の前記連
動杆116が連結している部分よりも揺動リンク117
の揺動軸芯からの距離が大である遊端側部分に当接し、
揺動リンク117を復帰ばね119に抗して前記ストッ
パー部113bから離れる側に揺動操作する。すると、
揺動リンク117は連動杆116を介してレバー70を
ブレーキ側に揺動操作し、レバー70が旋回モード選択
弁V2をブレーキ側に切り換え操作する。旋回モード選
択弁V2がストロークエンドに達した後に回転カム11
4がさらに回転しても、連動杆116に備えてあるコイ
ルスプリング部116aが伸張側に弾性変形し、旋回モ
ード選択弁V2に無理な操作力が掛らない。
【0042】図12に示すように、前記電動モータ11
0及び可変リリーフ弁V4は、操縦部7のハンドル塔4
1に設けた操向操作具としてのステアリングレバー42
に、操向制御手段43、及び、機械式の連動機構121
を備える操向制御機構122によって連係されている。
【0043】図13,図14に示すように、ハンドル塔
41の上部右側(運転者から見て)に取り付けたブラケ
ット44に支軸45が前後向き支点x周りに回動自在に
貫通装着されるとともに、この支軸45の後端に連設し
た支点金具46に、前記ステアリングレバー42が横向
き支点yまわりに揺動可能に装着されて、ステアリング
レバー42が十字揺動可能に構成されている。そして、
前記支点金具46からは棒材をL形に屈曲してなる第1
操作アーム47が突設されるとともに、前記支軸45の
前端部近くからは板材の第2操作アーム48が突設され
ている。
【0044】第1操作アーム47は、ハンドル塔41に
取付けられたセンサとしてのポテンショメータ49に以
下のように連係され、このポテンショメータ49によっ
て、ステアリングレバー42の操作位置、及び、ステア
リングレバー42の中立位置からの操作方向と操作スト
ロークが電気的に検出されるようになっている。
【0045】つまり、前記ポテンショメータ49の操作
レバー49aは、前記第1操作アーム47に側方から常
に接当するよう、内装したバネによって図13中時計方
向に回動付勢されており、第1操作アーム47が中立位
置から左右いずれの方向に操作されても、接当状態を維
持しながら操作レバー49aが第1操作アーム47に追
従して回動することで、ステアリングレバー42の操作
位置がポテンショメータ49の出力変化として連続的に
検出され、その検出信号が前記操向制御手段43に入力
されるようになっている。
【0046】操向制御手段43は、マイクロコンピュー
タで成り、ステアリングレバー42が操作されると、ポ
テンショメータ49からの情報を基に電動モータ110
を自動的に操作して操向切り換え弁V1及び旋回モード
選択弁V2を切り換え操作することにより、左右のサイ
ドクラッチ20L,20R、クラッチC、制動機構Bの
それぞれをステアリングレバー42の操作位置及び操作
ストロークに対応した状態に操作する。
【0047】前記連動機構121は、ステアリングレバ
ー42を可変リリーフ弁V4に連動させるものであり、
前記第2操作アーム48と、前記支軸45に遊嵌装備さ
れた一対の作動アーム51,52と、この一対の作動ア
ーム51,52に一端側が連結しているレリーズワイヤ
50と、このレリーズワイヤ50のインナワイヤ50b
の他端側を遊端側に連結した状態で前記油圧ブロック3
7の外部に揺動自在に設けたレバー77とによって構成
してある。
【0048】レバー77は、可変リリーフ弁V4の操作
部となっており、前記支軸67と二重軸構造になってい
る支軸75の軸芯まわりで揺動操作されることにより、
可変リリーフ弁V4を操作する。レバー77の基端部に
一端側が係止しているねじりバネ78により、レバー7
7を可変リリーフ弁V4の低圧側に揺動付勢してある。
【0049】図13などに示すように、前記両作動アー
ム51,52はねじりバネ53によって互いに接近する
方向に揺動付勢されて、ブラケット44に設けた固定ピ
ン54を挟むように接当支持されている。そして、一方
の作動アーム51の遊端部には、レリーズワイヤ50に
おけるアウタワイヤ50aの端部が連結支持されるとと
もに、他方の作動アーム52の遊端部には、レリーズワ
イヤ50におけるインナワイヤ50bの端部が連結支持
されている。また、ステアリングレバー42によって前
後向き支点xのまわりに揺動される第2操作アーム48
の遊端部に設けた操作ピン48aが、両作動アーム5
1,52の間に設置されている。
【0050】上記構成によると、例えば図13におい
て、ステアリングレバー42を中立位置nから右旋回方
向(図では左方)に揺動操作すると、第2操作アーム4
8が図中反時計方向に揺動され、操作ピン48aが一方
の作動アーム51を反時計方向に押圧して揺動させる。
この時、他方の作動アーム52は固定ピン54との当た
りによって反時計方向への揺動が阻止されているので、
レリーズワイヤ50のインナワイヤ50bが相対的にア
ウタワイヤ50aから引き出される。また、逆に、ステ
アリングレバー42を中立位置nから左旋回方向(図で
は右方)に揺動操作すると、第2操作アーム48が図中
時計方向に揺動され、操作ピン48aが他方の作動アー
ム52を時計方向に押圧して揺動させる。この時、一方
の作動アーム51は固定ピン54との接当によって時計
方向への揺動が阻止されているので、レリーズワイヤ5
0のインナワイヤ50bがアウタワイヤ50aから引き
出される。つまり、ステアリングレバー42を中立位置
nから左旋回方向あるいは右旋回方向のいずれに揺動操
作しても、その操作量に応じてレリーズワイヤ50のイ
ンナワイヤ50bが引き出し操作され、そのワイヤ引き
出し量が大きくなるほど前記可変リリーフ弁V4 の作動
圧が高くなるように連係されている。
【0051】これにより、連動機構121は、ステアリ
ングレバー42が中立位置nにあると、可変リリーフ弁
V4を低圧側に操作し、ステアリングレバー42が中立
位置nから左右に揺動操作されると、このレバー操作力
によって可変リリーフ弁V4を高圧側に操作するととも
に、ステアリングレバー42の中立位置nから左右への
操作ストロークが増大するほど、可変リリーフ弁V4を
より高圧側に操作する。
【0052】シーケンス弁V3、操向切り換え弁V1、
旋回モード選択弁V2、可変リリーフ弁V4についてさ
らに詳述する。シーケンス弁V3は操向切換え弁V1と
共に前記油圧ブロック37に組込まれ、可変リリーフ弁
V4は旋回モード選択弁V2と共に前記サイドカバー3
3に組込まれ、各弁は、油圧ブロック37およびサイド
カバー33の内部に形成された油路を介して互いに連通
接続されている。
【0053】図15〜図18に示すように、操向切換え
弁V1 は、油圧ブロック37の上部に前後方向に摺動自
在に装着したスプール61を、前記揺動リンク64によ
って支軸62を介して外部から揺動される操作アーム6
3に係合して摺動操作するよう構成されている。
【0054】これにより、ステアリングレバー42が中
立位置nにある時、回転カム114が中立位置にあり、
スプール61は復帰バネ65よって中立に保持されてお
り、ポンプポートPから供給された圧油はドレン流路D
を経てミッションケース9に戻される。ステアリングレ
バー42が左旋回方向に操作されると、これがポテンシ
ョメータ49で検出されて電動モータ110が回転カム
114を回転操作して揺動リンク64を操作することに
より、スプール61が図17中の左方向に摺動操作さ
れ、ポンプポートPから供給された圧油は油路aを介し
て左旋回用のサイドクラッチ20Lの油圧アクチュエー
タ23aに供給される。また、ステアリングレバー42
が右旋回方向に操作されると、これがポテンショメータ
49で検出されて電動モータ110が回転カム114を
回転操作して揺動リンク64を操作することにより、ス
プール61が図17中の右方向に摺動操作され、ポンプ
ポートPから供給された圧油は油路bを介して右旋回用
のサイドクラッチ20Rの油圧アクチュエータ23bに
供給されるようになっている。
【0055】図4,図19に示すように、旋回モード選
択弁V2 は、サイドカバー33の上部に前後方向に摺動
自在に装着したスプール66を、前記レバー70によっ
て支軸67を介して外部から揺動される操作アーム68
で接当押圧して、バネ69に抗して摺動操作するよう構
成されている。
【0056】これにより、回転カム114が中立位置に
ある時には、スプール66は図19に示す位置にあり、
シーケンス弁V3 の下手側の前記油路eはクラッチCに
到る油路cに連通されている。そして、回転カム114
が回転操作されて揺動リンク117を揺動操作すると、
この揺動リンク117によってレバー70が図19中反
時計方向に揺動され、スプール66がバネ69に抗して
切換えられ、前記油路eが制動機構Bに到る油路fに連
通されるようになっている。
【0057】図19中に示すように、可変リリーフ弁V
4 は、サイドカバー33の上部に前後方向に移動可能に
組み込まれたポペット71と、このポペット71を弁座
72に付勢押圧して、前記油路eのドレン流路Dへの連
通を遮断するバネ73と、このバネ73の後端を支持す
るバネ受け部材74とから成り、このバネ受け部材74
を、前記支軸67に外嵌装着した筒状の支軸75を介し
て前記レバー77によって外部から揺動される操作アー
ム76で接当押圧して摺動変位させることで、リリーフ
圧を調節することが可能に構成されている。また、前記
レバー77は、操作アーム76をバネ受け部材74から
離反させる方向に前記ねじりバネ78によって揺動付勢
されており、図に示すように、付勢揺動限界では操作ア
ーム76がサイドカバー33の内面に接当し、この時の
可変リリーフ弁V4 のリリーフ圧はほぼ零となってい
る。そして、前述のように、ステアリングレバー42が
左右に揺動されてレリーズワイヤ50のインナーワイヤ
50bが引き操作されると、操作アーム76が図19
中、反時計方向に揺動操作されてバネ受け部材74が押
し込み変位され、ステアリングレバー42の揺動量が大
きくなってワイヤ引き量が大きくなるに連れて、可変リ
リーフ弁V4 のリリーフ圧が次第に高くなるようになっ
ている。
【0058】これにより、前記操向制御機構122は、
ステアリングレバー42を操作すると、ポテンショメー
タ49と操向制御手段43との作用によって電動モータ
110を自動的に操作してこの電動モータ110によっ
て操向切り換え弁V1及び旋回モード選択弁V2を操作
するとともに連動機構121の作用によって可変リリー
フ弁V4を操作し、ステアリングレバー42の操作位置
に対応させて、機体が直進走行するように機体操向させ
る直進状態を現出させたり、機体がステアリングレバー
42の操作方向に等しい方向にステアリングレバー42
の操作ストロークに対応した旋回半径で走行方向を変更
するように機体操向を行う旋回状態を現出させる。
【0059】なお、十字操作可能な前記ステアリングレ
バー42の前後揺動によって、前記刈取り前処理部3の
昇降が行われるようになっている。すなわち、図13,
図14に示すように、前記横向き支点yの延長線上の左
右には、ステアリングレバー42の前後揺動を検出する
ポテンショメータあるいはスイッチなどからなるセンサ
81と、ステアリングレバー42を前後揺動方向の中立
位置nに付勢するねじりバネ82が配備されており、ス
テアリングレバー42が中立位置nより前方へ揺動され
たことがセンサ81で検出されると、前記刈取り前処理
部3を下降作動させ、後方へ揺動されたことがセンサ8
1で検出されると、前記刈取り前処理部3を上昇作動さ
せるように、センサ81と刈取り前処理部3の図示しな
い駆動昇降機構とが連係されている。
【0060】また、図2中の83は、前記第3軸13の
端部に作用するよう配備された、停止および駐車用のブ
レーキであり、操縦部7の足元に備えられたペダル84
の踏み込み操作によって、エンジン6から静油圧式無段
変速装置8への伝動系に配備された図示しない主クラッ
チが切り操作されるとともに、前記ブレーキ83が制動
操作される。また、ペダル84を踏み込み位置に係止保
持しておくことで、駐車ブレーキをかけることができる
ようになっている。
【0061】本発明に係る操向装置は以上のように構成
されており、以下、その操向作動について説明する。
【0062】ステアリングレバー42が中立位置nにあ
る時には、サイドクラッチ20L,20Rは共にクラッ
チ入り状態にあり、左右のクローラ走行装置1L,1R
は同速で駆動され、機体は直進走行する。
【0063】ステアリングレバー42が中立位置nから
左右方向の一方、例えば右方の第1操作域Rcに揺動操
作されると、これがポテンショメータ49で検出されて
電動モータ110が駆動され、回転カム114が回転操
作されて操向切換え弁V1 が右旋回位置に切換えられ、
圧油が油路bを介して油室hに供給されてサイドクラッ
チギヤ23Rが油圧アクチュエータ23bによってクラ
ッチ切り位置までシフトされ、右側のサイドクラッチ2
0Rが切られる。このため、右側のクローラ走行装置1
Rだけが遊転状態となり、左側のクローラ走行装置1L
のみが駆動される緩旋回状態が現出されて機体は右方向
に緩やかに旋回してゆく。
【0064】この場合、サイドクラッチ23Lが切られ
ていない左側の旋回用クラッチ90Lにおいてはバネ1
00Lを介した低トルク伝達が行われて、サイドクラッ
チギヤ23Lの動力の一部が操向用サイドギヤ25Lに
伝達され、これがギヤ27L、第5軸26、ギヤ27
R、および、操向用サイドギヤ25Rを経て右側の旋回
用クラッチ90Rにまで回り込み伝達される。そして、
この回り込み動力がバネ100Rを介した軽い摩擦伝動
によって、クラッチ切り位置にあるサイドクラッチギヤ
23Rに伝達され、右側のクローラ走行装置1Rは低ト
ルクの動力伝達を受けることになる。従って、右側のク
ローラ走行装置1Rは、左側走行装置1Lの動力から取
出した低トルクの動力伝達を受けながらサイドクラッチ
23Rが切り操作されることになり、サイドクラッチ2
3Rが切られて主動力の伝達が遮断されたとたんにクロ
ーラ走行装置1Rが走行負荷によって完全に停止してし
まうようなことはなく、サイドクラッチ23Rの切り作
動に伴うショックが緩和される。
【0065】また、右側のサイドクラッチ20Rが切ら
れると、その後、油室hの圧油が連通油路mを介して右
側の旋回用クラッチ90Rの油室jにも供給されて、旋
回用クラッチ90Rが入れられることになるが、ステア
リングレバー42が第1操作域Rcにある間は、可変リ
リーフ弁V4 の作動圧が未だ低いために、モード切換え
弁V2 を介して圧油供給を受ける状態にあるクラッチC
はクラッチ入り作動することはなく、操向用サイドギヤ
25Rは駆動されていない。従ってこの状態では、旋回
用クラッチ90Rは入り操作されるが機体操向には関与
しないことになる。
【0066】ステアリングレバー42が第2操作域Rs
にまで操作されると、連動機構12によって可変リリー
フ弁V4が操作されてこの可変リーフ弁V4 のリリーフ
圧がシーケンス弁V3 の作動圧を超えた大きさとなり、
高い圧油が油路eおよび油路cを介してクラッチCの油
圧ピストン32に供給され、クラッチCが入り操作され
て操向用サイドギヤ25Rが所定の低速で駆動される。
従って、この操向用サイドギヤ25Rの低速動力がクラ
ッチ切り位置にあるサイドクラッチ20Rに旋回用クラ
ッチ90Rを介して伝達され、右側のクローラ走行装置
1Rは所定の比率で減速された低速状態で駆動される第
1旋回状態が現出され、左右クローラ走行1R,1Lの
駆動速度差に基づいて機体は右方向に緩やかにかつ確実
に旋回してゆく。
【0067】この場合、中立位置nにあるステアリング
レバー42を一気に第2操作域Rsにまで操作すると、
上記のように、右側サイドクラッチ20Rが切られると
ともに速やかにクラッチCが入り作動し、かつ、右側の
旋回用クラッチ90Rもクラッチ入り作動するのである
が、右側サイドクラッチ20Rにおける油室hの圧油
は、絞り流路部分qを有する連通油路mを介して旋回用
クラッチ90Rにおける大きい断面積の油室jに除々に
供給されるので、旋回用クラッチ90Rのクラッチ入り
作動は緩慢かつ滑らかに行われる。従って、クラッチC
を介して操向用サイドギヤ25Rに伝達された動力は衝
撃なくサイドクラッチギヤ23Rに伝達されることにな
り、右側のクローラ走行装置1Rは滑らかに減速駆動状
態になる。
【0068】ここで、クラッチCに印加される油圧は、
可変リリーフ弁V4 によって制限されているので、第2
操作域Rs内のステアリングレバー42が中立位置n側
に近いほどクラッチCに印加される油圧は低く、クラッ
チCを介して伝達されるトルクは小さく、第2操作域R
s内のステアリングレバー42が中立位置nから離れる
ほど、クラッチCに印加される油圧も高くなり、クラッ
チCを介して右側のクローラ走行装置1Rに伝達される
トルクは次第に大きくなる。そして、ついにはクラッチ
Cが完全に繋がって、右側のクローラ走行装置1Rは所
定の比率で減速された低速状態で駆動されることにな
る。
【0069】ステアリングレバー42が第2操作域Rs
を超えて第3操作域Rbにまで操作されると、これがポ
テンショメータ49で検出されて電動モータ110がさ
らに駆動され、回転カム114がさらに回転操作されて
旋回モード選択弁V2 が切換えられ、油路eが油路fに
つながって圧油が制動機構Bの油圧ピストン34に供給
されるとともに、油路cがドレン流路Dに連通されてク
ラッチCが切られる。この場合、ステアリングレバー4
2が大きく操作されていることで、前記リリーフ圧が既
に高くなっているので、制動機構Bによって第5軸26
は制動され、第5軸26に連動連結されている右側のク
ローラ走行装置1Rは制動停止された状態で、左側のク
ローラ走行装置1Lのみが駆動される第2旋回状態が現
出され、機体は右方向に急旋回(信地旋回)する。
【0070】また、機体操向状態からステアリングレバ
ー42を中立位置nに戻すと、切られていた右側のサイ
ドクラッチ23Rが入り作動して、再び直進状態に復帰
するのであるが、この場合、右側の旋回用クラッチ旋回
用クラッチ90Rにおいては低トルク伝達が行われて、
右側サイドクラッチギヤ23Rは少し回転しているの
で、センターギヤG11とサイドクラッチギヤ23Rとの
速度差が、サイドクラッチギヤ23Rが停止してしまっ
ている場合より小さくなり、咬合不良をもたらすことな
く円滑にサイドクラッチギヤ23RがセンターギヤG11
に再咬合する。
【0071】なお、言うまでもないが、ステアリングレ
バー42が左旋回方向に操作される場合も上記と同様
に、第1操作域Lcでは、左側のサイドクラッチ20L
のみを切った緩旋回状態が現出されて緩やかな左旋回が
行われ、第2操作域Lsでは、クラッチCを入り操作し
て左側のクローラ走行装置1Lを減速駆動する第1旋回
状態が現出されて左旋回が行われ、また、第3操作域L
bでは、左側のクローラ走行装置1Lを制動した第2旋
回状態が現出されての左方への急旋回が行われる。
【0072】本発明は、以下のような形態で実施するこ
ともできる。
【0073】(1)上記実施形態では、左右揺動自在な
ステアリングレバー42をステアリング操作具としてい
るが、回転操作するステアリングハンドルをステアリン
グ操作具として利用することもできる。したがって、こ
れらを総称して操向操作具と呼称する。
【0074】(2)前記サイドクラッチ20L,20R
のサイドクラッチギヤ23L,23Rを一対のシフトフ
ォークで外部からシフト操作するように構成してもよ
い。この場合、そのシフトフォークをそれぞれ外装した
油圧シリンダで操作するように構成することもできる。
【0075】(3)制動機構Bに替えて、一方の走行装
置1L,1Rに他方の走行装置1R,1Lとは逆回転方
向の駆動力を伝達する逆転伝動機構を設けて、旋回用の
第3操作域Lb,Rbを、サイドクラッチの切られた側
の走行装置を、減速逆転駆動する超信地旋回モードにし
て実施することもできる。
【0076】(4)前記制動機構B、クラッチCの他に
前記逆転伝動機構も設けて、第3操作域Lb,Rbを、
上記のようにサイドクラッチの切られた側の走行装置を
制動するブレーキ旋回モードにするとともに、第3操作
域Lb,Rbの更に外側に、サイドクラッチの切られた
側の走行装置を減速逆転駆動する超信地旋回モードの第
4操作域を設けることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバイン全体の右側面図
【図2】走行用ミッションケースの伝動構造を示す概略
【図3】ミッションケースの上半部を示す縦断正面図
【図4】ミッションケースの下半部を示す縦断正面図
【図5】サイドクラッチ周辺の拡大した縦断正面図
【図6】副変速機構の操作構造を示す側面図
【図7】副変速機構を操作するシフターの縦断正面図
【図8】副変速機構を低速に切換えた状態を示す要部の
縦断正面図
【図9】副変速機構を中速に切換えた状態を示す要部の
縦断正面図
【図10】副変速機構を中立に切換えた状態を示す要部
の縦断正面図
【図11】副変速機構を高速に切換えた状態を示す要部
の縦断正面図
【図12】操向用の油圧回路と制御系の構成図
【図13】ステアリング操作部の正面図
【図14】ステアリング操作部の側面図
【図15】モータの配設部を示す側面図
【図16】モータの配設部を示す正面図
【図17】操向切換え弁の周辺を示す縦断側面図
【図18】操向切換え弁の操作部を示す正面図
【図19】モード切換え弁および可変リリーフ弁の周辺
を示す縦断側面図
【符号の説明】
1L,1R 走行装置 20L,20R サイドクラッチ 23a,23b クラッチ用油圧アクチュエータ 32 旋回用第1油圧アクチュエータ 34 旋回用第2油圧アクチュエータ 42 操向操作具 43 操向制御手段 49 センサ 64 揺動リンク 110 電動モータ 113a 固定部 114 回転カム 115 操作カム部 116 連動杆 117 揺動リンク 121 連動機構 122 操向制御機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲田 俊寛 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 宮野 良實 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 竹内 由明 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 上北 千春 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 3D052 AA04 AA07 AA16 BB09 BB10 BB11 DD04 EE01 FF01 FF02 GG03 GG04 HH01 HH02 HH03 JJ14 JJ20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の走行装置に各別に作用する一
    対のサイドクラッチが一対のクラッチ用油圧アクチュエ
    ータによって各別操作自在に装備され、サイドクラッチ
    が切られた一方の走行装置を減速駆動又は制動すること
    によってこの走行装置を旋回内側にして機体の走行方向
    を変更させる第1旋回手段を、旋回用第1 油圧アクチュ
    エータによって入り切り操作自在に備え、サイドクラッ
    チが切られた一方の走行装置を制動又は逆転駆動するこ
    とによってこの走行装置を旋回内側にして、かつ、前記
    第1 旋回手段によって旋回するときよりも小旋回半径で
    機体の走行方向を変更させる第2旋回手段を、旋回用第
    2油圧アクチュエータによって入り切り操作自在に備え
    てある農作業機の操向装置であって、 一つの操向操作具の中立位置からの操作方向と操作スト
    ロークとを検出するセンサを備え、前記一対のクラッチ
    用油圧アクチュエータを操作する操向切り換え弁、及
    び、前記旋回用第1油圧アクチュエータと前記旋回用第
    2油圧アクチュエータを択一的に油圧供給源に接続する
    旋回モード選択弁を切り換え操作する操向用の電動モー
    タを備え、前記センサからの情報を基に前記電動モータ
    を自動的に操作する操向制御手段と、前記旋回モード選
    択弁への油圧供給を制御する旋回制御弁に操向操作具を
    連動させる機械式の連動機構とを有する操向制御機構を
    備えてあるとともに、操向操作具が中立位置に操作され
    ると、前記一対のサイドクラッチが入りになり、かつ、
    前記第1旋回手段及び前記第2旋回手段が切りになる直
    進状態が現出され、操向操作具が中立位置から左右一方
    へ操作されると、先ず、一方の走行装置のサイドクラッ
    チが切りになり、かつ、前記第1旋回手段が入りにな
    り、かつ、前記第2旋回手段が切りになる第1旋回状態
    が現出され、さらに操向操作具が左右一方へ操作される
    と、一方の走行装置のサイドクラッチが切りになり、か
    つ、前記第1旋回手段が切りになり、かつ、前記第2旋
    回手段が入りになる第2旋回状態が現出されるように前
    記操向制御機構を構成してある農作業機の操向装置。
  2. 【請求項2】 前記電動モータによって正逆転操作され
    る回転カムと、この回転カムの周面に設けた操作カム部
    によって揺動操作されて前記操向切り換え弁を切り換え
    操作する揺動リンクとを備えてある請求項1記載の農作
    業機の操向装置。
  3. 【請求項3】 前記電動モータによって回転操作される
    回転カムと、この回転カムに遊端側が当接して回転カム
    によって揺動操作される状態で固定部に揺動自在に支持
    されている揺動リンクと、この揺動リンクの遊端側を前
    記旋回モード選択弁の操作部に連動させている連動杆と
    を備えてある請求項1又は2記載の農作業機の操向装
    置。
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