JP2002103592A - 二液混合ユニットおよび同ユニットの駆動方法並びにこれを用いたインクジェット式記録装置 - Google Patents

二液混合ユニットおよび同ユニットの駆動方法並びにこれを用いたインクジェット式記録装置

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JP2002103592A
JP2002103592A JP2000302402A JP2000302402A JP2002103592A JP 2002103592 A JP2002103592 A JP 2002103592A JP 2000302402 A JP2000302402 A JP 2000302402A JP 2000302402 A JP2000302402 A JP 2000302402A JP 2002103592 A JP2002103592 A JP 2002103592A
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liquid
mixing
actuator
ink
chamber
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English (en)
Inventor
Makoto Matsuzaki
真 松崎
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Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷濃度にむらが発生することのない優れた
階調を有する画像を記録することができるインクジェッ
ト式記録装置を提供すること。 【解決手段】 インク主剤としてのイエロー、シアン、
マゼンタおよびブラックの基本原色のいずれかのインク
が、ポンプ部22の圧力室入口27aに供給される。ま
た、インク添加剤としての希釈液が圧力室入口27bに
供給される。そして、ポンプ部22に形成されたピエゾ
素子25a,25bの駆動によって、前記二液の混合比
が決定される。前記二液はミキサ部23に形成された混
合室M1〜M3と、これらを接続する分岐室S1,S2
を経由することにより混合作用が繰り返される。この結
果、基本原色のインクに対する希釈液の混合度合いが十
分に高められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1液体および第
2液体を送り出すアクチェータを備えたポンプ部と、前
記ポンプ部によって送り出された各液体を混合すること
ができる混合室を備えたミキサ部を具備した二液混合ユ
ニットとその駆動方法、並びに前記二液混合ユニットを
インク主剤とインク添加剤を混合する混合手段に利用
し、これを印刷データに基づいて記録ヘッドから吐出さ
せることで、記録媒体上に画像を記録するインクジェッ
ト式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット方式による記録は、ノン
インパクト方式であるために記録時の騒音が小さく、ま
た記録画像のカラー化が容易である等の特質を有してお
り、現在において広く普及している。そして、カラーイ
ンクジェット方式においては、イエロー、シアン、マゼ
ンタおよびブラックの基本原色のドットを生成する記録
ヘッドを用いて、記録媒体上に単独、或いは2色以上の
インクを重ね打ち、または集合として打つことで、カラ
ー画像が記録されるようになされている。
【0003】しかしながら、原色の重ね打ちにより記録
画像を得る場合には、同一面積に吐出されるインクの量
が多くなるために滲みが発生する。また、インクの重な
り方によって色の見え方が異なり、安定した色再現が難
しくなるという課題を抱えている。また、フルカラー画
像を得るために色数を増やそうとすると、基本ドットを
小さくして同一面積に多くのドットを重ね打ちしなけれ
ばならず、記録ヘッドのノズル開口の目詰まりも生じ易
くなると同時に、印字速度が低下する等の新たな課題が
発生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、インクジェッ
ト方式による画像の記録方法として、特開平5−201
024号公報、特開平6−71902号公報、特開平9
−48116号公報、或いは特開平11−235833
号公報に見られるように重ね打ちを避けるようにした記
録装置が提案されている。前記した各公報の開示内容に
よると、記録ヘッドからインクが吐出される直前におい
て、または記録ヘッドからそれぞれインク滴が吐出され
て記録媒体上に着弾する直前に、二液が混ざり合って任
意の濃度のインクとなるように調整される。
【0005】前記した各公報に開示された記録装置によ
ると、記録ヘッドからインクが吐出される直前におい
て、または記録ヘッドからそれぞれインク滴が吐出され
て記録媒体上に着弾する直前に、二液が混ざり合うよう
になされるため、二液の混合度合いが十分ではなく、印
刷濃度にむらが発生しやすいという問題を抱えている。
【0006】また、特開平11−91083号公報にも
同様の記録装置が開示されている。この公報に開示され
た記録装置によると、それぞれに配置された発熱素子の
加熱によりインクと希釈液との導出量を制御し、導出さ
れたそれぞれのインクと希釈液とを第3の発熱素子の加
熱によって、インク滴として吐出させるものである。こ
の構成によってもインクと希釈液との攪拌混合が十分で
はなく、不均一な濃度のままで両者がノズルから吐出さ
れることとなり、同様に印刷濃度にむらが発生しやすい
という問題を抱えている。
【0007】さらに、特開平11−5317号公報に
は、インクタンクと薄め液タンクから、サブタンクに対
して両者が導入されるように構成され、サブタンク内に
はサブタンク外と磁気的に結合された回転子(棒状磁
石)が配置された構成が示されている。この構成による
と棒状磁石による回転子の回転により、インクと薄め液
との混合を十分に果たすことができると考えられるが、
攪拌装置が大型化せざるを得ず、必要以上の混合インク
を作ることになり無駄が多く、また小型化を図ることは
到底困難である。
【0008】本発明は、前記した従来の問題点に着目し
てなされたものであり、例えば、インク主剤にインク添
加剤を混合する場合において、小形にして二液を効率的
に混合することが可能な二液混合ユニットおよびその駆
動方法を提供しようとするものであり、またこれを用い
ることにより、良好な階調画像を生成することができる
インクジェット式記録装置を提供することを目的とする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ためになされた本発明にかかる二液混合ユニットは、第
1液体を送り出す第1アクチェータおよび第2液体を送
り出す第2アクチェータからなるポンプ部と、前記ポン
プ部によってそれぞれ送り出された第1液体および第2
液体が合流して混合される第1混合室、前記第1混合室
によって混合された混合液体がそれぞれ複数に分岐され
て前記ポンプ部によって送り出される各液体の圧力を受
けて通過する各分岐室、前記各分岐室を通過した混合液
体が合流してさらに混合される第2混合室とを少なくと
も備えたミキサ部とにより構成される。
【0010】この場合、好ましくは前記ポンプ部および
ミキサ部とが、各部材を積層状態に構成することにより
一体に形成される。そして、好ましい実施の形態におい
ては、前記ポンプ部によって送り出される第1液体およ
び第2液体が一方向弁を通過するように構成される。
【0011】一方、前記ポンプ部を構成する第1アクチ
ェータが、独立して駆動される複数のサブアクチェータ
により構成され、また前記ポンプ部を構成する第2アク
チェータが、独立して駆動される複数のサブアクチェー
タにより構成された形態も好適に採用することができ
る。加えて、前記ポンプ部を構成する第1アクチェータ
および第2アクチェータに、好ましくはそれぞれピエゾ
素子が用いられる。
【0012】また、好ましい実施の形態においては、前
記ミキサ部を構成する混合室と各分岐室および各分岐室
に続く下流側の混合室との配置関係が、一方から他方に
向けて直線状に形成された構成とされる。また、好まし
い他の実施の形態においては、前記ミキサ部を構成する
混合室と各分岐室および各分岐室に続く下流側の混合室
との配置関係が、平面上において互いに直交するように
形成された構成とされる。さらに、好ましい他の実施の
形態においては、前記ミキサ部を構成する混合室と各分
岐室および各分岐室に続く下流側の混合室との配置関係
が、立体的に積み上げた状態に形成された構成とされ
る。
【0013】そして、前記ミキサ部によって混合された
液体の一部を、上流側にフィードバックする経路がさら
に形成されていることが望ましい。この場合、好ましく
は混合された液体の一部をフィードバックする前記経路
に、液体のフィードバック量を調整することができるア
クチェータが備えられる。また、混合された液体のフィ
ードバック量を調整することができる前記アクチェータ
としては、好ましくはピエゾ素子が用いられる。加え
て、好ましい実施の形態においては、前記した各混合室
を結ぶ各分岐室が、それぞれ第1と第2の分岐室により
構成される。
【0014】一方、本発明にかかる二液混合ユニットの
駆動方法は、第1液体を送り出す第1アクチェータおよ
び第2液体を送り出す第2アクチェータからなるポンプ
部と、前記ポンプ部によってそれぞれ送り出された第1
液体および第2液体が合流して混合される第1混合室、
前記第1混合室によって混合された混合液体がそれぞれ
複数に分岐されて前記ポンプ部によって送り出される各
液体の圧力を受けて通過する各分岐室、前記各分岐室を
通過した混合液体が合流してさらに混合される第2混合
室とを少なくとも備えたミキサ部とにより構成された二
液混合ユニットの駆動方法であって、前記ポンプ部を構
成する第1アクチェータおよび第2アクチェータに加え
る駆動信号の周波数をそれぞれ異ならせることにより、
二液の混合比が調整されるようになされる。
【0015】また、ポンプ部を構成する第1アクチェー
タが、独立して駆動される複数のサブアクチェータによ
り構成され、またポンプ部を構成する第2アクチェータ
が、独立して駆動される複数のサブアクチェータにより
構成された二液混合ユニットの形態においては、前記ポ
ンプ部の第1アクチェータを構成する複数のサブアクチ
ェータおよび第2アクチェータを構成する複数のサブア
クチェータをそれぞれ選択的に駆動させることにより、
二液の混合比が調整されるようになされる。
【0016】この場合、ポンプ部の第1アクチェータを
構成する複数のサブアクチェータおよび第2アクチェー
タを構成する複数のサブアクチェータをそれぞれ選択的
に駆動させると共に、駆動される各サブアクチェータに
加える駆動信号の周波数をそれぞれ異ならせることによ
り、二液の混合比が調整されるようになされる場合もあ
る。
【0017】以上のような駆動方法が採用された二液混
合ユニットによると、ポンプ部を構成する第1アクチェ
ータに加わる駆動信号と、第2アクチェータに加わる駆
動信号との周波数を異ならせることにより、それぞれの
ポンプの送り出し効率を変更させることができる。した
がって、ユニットに送り込まれる二液の混合比を任意に
変更することが可能となる。
【0018】また、第1と第2のアクチェータが、それ
ぞれ複数のサブアクチェータによって構成される場合に
おいては、各サブアクチェータをそれぞれ選択的に駆動
させることにより、同様にポンプの送り出し効率を変更
させることができ、ユニットに送り込まれる二液の混合
比を任意に変更することができる。この場合、第1と第
2のアクチェータを構成する各サブアクチェータに加え
る駆動信号の周波数をそれぞれ異ならせることにより、
ユニットに送り込まれる二液の混合割合をさらに微細に
変更することが可能となる。
【0019】前記した作用によりポンプ部によって送り
込まれた第1液体および第2液体は、ミキサ部を構成す
る第1混合室に導入される。この場合、引き続いて第1
液体および第2液体が前記ポンプ部によって送り込まれ
るので、その圧力を受けてこの第1混合室内において攪
拌状態が発生し、二液は効率的に混合される。そして、
第1混合室において混合された混合液体は、複数に分離
された各分岐室を通過し、再び第2混合室に導入され
る。このようにミキサ部によって、分岐および混合作用
が繰り返されることにより、ポンプ部によって送り込ま
れる第1液体および第2液体は、相乗的にその混合度合
いが高められる。
【0020】この構成に加え、前記ミキサ部によって混
合された液体の一部を、上流側にフィードバック(帰
還)する経路を形成させることにより、さらに二液の混
合度合いを高めることが可能となる。そして、前記した
ホンプ部およびミキサ部は、各板状部材に対して混合室
および分岐室等に対応する開口を適宜形成し、これらを
積層構造とすることで、その外郭構成を小形にすること
が可能である。
【0021】そして、ポンプ部には例えばピエゾ素子を
用いたアクチェータを配置することにより、当該アクチ
ェータの伸縮作用による機械的振動に伴って圧力室の容
積を変化させることができ、この作用によって、それぞ
れの液体をミキサ部に送り出すことが可能となる。
【0022】一方、本発明にかかるインクジェット式記
録装置は、印刷データに対応してインク滴を吐出するこ
とで、記録媒体上に画像を記録するインクジェット式記
録ヘッドが搭載され、インク主剤にインク添加剤を混合
してインク成分を調整した後に、前記記録ヘッドからイ
ンク滴の吐出を行なうように構成したインクジェット式
記録装置であって、前記インク主剤にインク添加剤を混
合する手段として、前記した二液混合ユニットが用いら
れた構成とされる。
【0023】また、本発明にかかるインクジェット式記
録装置は、前記インク主剤とインク添加剤との混合比を
制御する手段として、前記した二液混合ユニットの駆動
方法が用いられる。この場合、前記インク主剤として、
記録装置に着脱可能に装着されたインクカートリッジに
封入されたイエロー、シアン、マゼンタおよびブラック
の基本原色のインクが用いられ、前記インク添加剤とし
て、記録装置に着脱可能に装着された希釈液カートリッ
ジに封入された希釈液が用いられる。
【0024】以上のように構成されたインクジェット式
記録装置によると、記録装置に着脱可能に装着されたイ
ンクカートリッジよりイエロー、シアン、マゼンタおよ
びブラックの基本原色のインクが導出される。そして、
同じく記録装置に着脱可能に装着された希釈液カートリ
ッジから希釈液が導出される。そして、前記した二液混
合ユニットを用いて各基本原色のインクに対して希釈液
が混合される。この場合、各基本原色のインクに対する
希釈液の混合比は、前記した二液混合ユニットの駆動方
法をそのまま利用することができる。
【0025】そして、二液混合ユニットにおけるミキサ
部の前記した作用により、基本原色のインクに対して希
釈液を十分に攪拌混合させることができ、これにより得
られた希釈インクを用いて印刷動作を行なうことができ
る。これにより、印刷濃度にむらが発生することのない
優れた階調を有する画像を記録することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるインクジェ
ット式記録装置について、図に示す実施の形態に基づい
て説明する。図1は本発明が適用されたインクジェット
式記録装置の基本構成を示すものである。図1において
符号1はキャリッジであり、このキャリッジ1はキャリ
ッジモータ2により駆動されるタイミングベルト3を介
し、ガイド部材4に案内されてプラテン5の軸方向に往
復移動されるように構成されている。
【0027】キャリッジ1における記録用紙6に対向す
る面(図1におけるキャリッジの下側面)には、図には
現れていないがインクジェット式記録ヘッドが搭載さ
れ、またその上部には、後述する二液混合ユニットを介
して前記記録ヘッドにインクを供給するブラックインク
カートリッジ7、カラーインクカートリッジ8、および
希釈液カートリッジ9が着脱可能に装着されている。
【0028】図中符号10は、非印字領域(ホームポジ
ション)に配置されたキャッピング手段であって、キャ
リッジ1に搭載された記録ヘッドが直上に移動した時に
上昇し、記録ヘッドのノズル形成面を封止することがで
きるように構成されている。そしてキャッピング手段1
0の下方には、キャッピング手段10の内部空間に負圧
を与えるための吸引ポンプ11が配置されている。
【0029】前記キャッピング手段10は記録装置の休
止期間中における記録ヘッドのノズル開口の乾燥を防止
する蓋体として機能する他、前記吸引ポンプ11からの
負圧を記録ヘッドに作用させて、記録ヘッドからインク
を吸引排出させてインク滴の吐出能力を回復させるクリ
ーニング手段の機能も兼ねている。
【0030】そして、キャッピング手段10に隣接する
印字領域側には、ゴムなどの弾性板により形成されたワ
イピング部材12が、水平方向に進退できるように配置
されており、キャリッジ1がキャッピング手段10側に
往復移動する際に、必要に応じて記録ヘッドのノズル形
成面をワイピング部材12により払拭して清掃すること
ができるように構成されている。
【0031】図2は前記した記録装置に装備された二液
混合ユニットの第1の実施の形態を示したものである。
なお、図2(A)はこの二液混合ユニットを、図2
(B)におけるX−X線から矢印方向に視た状態の断面
図で示しており、また図2(B)はこの二液混合ユニッ
トを透視した状態の平面図で示している。そして、二液
混合ユニット21は、図2に示されたようにポンプ部2
2と、これに続くミキサ部23より構成されている。
【0032】この二液混合ユニット21は、図2(A)
に示されたように、複数枚の板状部材を積層することに
より一体に構成されており、各板状部材のそれぞれに適
宜開口穴を形成させることにより、ポンプ部22を構成
する圧力室P、ミキサ部23を構成する各混合室M1,
M2,M3、および分岐室S1,S2が連通して形成さ
れている。前記ポンプ部22を構成する圧力室Pとし
て、図2(B)に示されたように、2つの圧力室Paお
よびPbが形成されており、この各圧力室Pa,Pbの
一面を構成する上面側の板状部材24には、第1アクチ
ェータとしてのピエゾ素子25a、および第2アクチェ
ータとしてのピエゾ素子25bが各圧力室Pa,Pbに
対応して配置されている。
【0033】なお、図2(A)においては、前記圧力室
およびピエゾ素子の符号を、末尾のアルファベットを削
除して単にPおよび25で示しており、以下に説明する
各実施の形態における各断面図においても、同様の表現
が用いられる。
【0034】前記上面側の板状部材24は、弾性を有す
る例えばセラミック板により構成されており、この板状
部材24上に配置された前記各ピエゾ素子25a,25
bには、図には示されていないが、その上下方向に各ピ
エゾ素子を挟むようにしてそれぞれ電極が配置されてい
る。したがって、両電極に駆動信号が印加された場合、
各ピエゾ素子は電界と直交する方向に収縮し、この結
果、前記板状部材24を圧力室Pa,Pb側に歪ませて
圧力室の容積を縮小させるように作用する。
【0035】また、両電極に対する駆動信号の印加を停
止させると、前記板状部材24は元の状態に復帰し、圧
力室Pa,Pbの容積を元の常態に戻すように作用す
る。そして、前記各圧力室Pa,Pbの入口および出口
部分には、図2(A)に示すように入口から出口方向に
向かって液体を流すことができる例えばゴム部材により
構成された一方向弁26i,26oが、積層状態に配置
されている。
【0036】したがって、各ピエゾ素子25a,25b
に対して駆動信号を断続的に印加することにより、圧力
室Pa,Pbの容積が反復して変動し、前記一方向弁2
6i,26oの作用によって圧力室Pa,Pbの入口か
ら出口に向かって液体を押し出すポンプ作用が実現され
る。これにより、例えば圧力室Paの入口27aに第1
液体が導入されるようになされ、圧力室Pbの入口27
bに第2液体が導入されるようになされた場合、両液体
は各ピエゾ素子25a,25bに加わる駆動信号の周波
数に応じて、圧力室Pa,Pbの入口から出口に向かっ
て押し出される作用を受ける。すなわち、第1液体と第
2液体の導入量は、各ピエゾ素子25a,25bに加わ
る駆動信号の周波数に依存されることになる。
【0037】一方、前記ミキサ部23には、図2(B)
に示されたように前記ポンプ部を構成する圧力室Pa,
Pbに連通して第1混合室M1が形成されており、また
第1混合室M1の下流には、分岐室S1a,S1bが形
成されている。そして、分岐室S1a,S1bを介した
さらに下流には、第2混合室M2が形成されており、ま
た第2混合室M2の下流には、分岐室S2a,S2bが
形成されている。さらに、分岐室S2a,S2bを介し
た下流には、第3混合室M3が形成されており、この実
施の形態においては、この第3混合室M3にミキサ部2
3の出口開口28が形成されている。
【0038】以上の構成によって、前記ポンプ部22に
よって押し出された第1液体および第2液体は、ミキサ
部23を構成する第1混合室M1に送り出される。この
第1混合室M1においては、前記ポンプ部22によって
順次押し出される後続の液体の圧力を受けて、前記両液
体は攪拌作用を受けて混合される。そして、第1混合室
M1によって混合された混合液体は、2つに分岐されて
各分岐室S1a,S1bに送り出される。
【0039】さらに、各分岐室S1a,S1bを通過し
た混合液体は、第2混合室M2に送り出され、再び混合
作用を受ける。同様にして、第2混合室M2によって混
合された混合液体は、再び2つに分岐されて各分岐室S
2a,S2bに送り出される。そして、各分岐室S2
a,S2bを通過した混合液体は、第3混合室M3に送
り出され、さらに混合作用を受けて出口開口28を介し
てミキサ部23から導出される。
【0040】なお、図2に示す実施の形態においては、
前記第3混合室M3の一面を構成する下面側の板状部材
29にもピエゾ素子30によるアクチェータが配置され
ている。そして、下面側の板状部材29も、例えば弾性
を有するセラミック板により構成されている。このピエ
ゾ素子30は、前記したポンプ部22を構成する第1の
ピエゾ素子25aと第2のピエゾ素子25bと共同し
て、ミキサ部23によって混合された混合液を励振し、
出口開口28より混合液を送り出す補助的な役目を果た
すものである。
【0041】以上説明した図2に示す二液混合ユニット
21を、図1に示した記録装置に利用する場合において
は、ブラックインクカートリッジ7から導出されるブラ
ックインク、カラーインクカートリッジ8から導出され
るイエロー、シアン、マゼンタの各基本原色のインク
(インク主剤)に対して、希釈液カートリッジ9から導
出される希釈液(インク添加剤)がそれぞれ混合される
ようになされる。
【0042】すなわち、この実施の形態においては、そ
れぞれの基本原色のインクに対応して、4組の二液混合
ユニット21が用いられる。そして、それぞれの二液混
合ユニット21によって得られる希釈インクが、キャリ
ッジ1の下側面に搭載された図示せぬ記録ヘッドに供給
され、印刷動作が実行される。
【0043】この場合、基本原色の各インクに対する希
釈液の添加量は、前記したように二液混合ユニット21
に配置されたアクチェータとしての各ピエゾ素子25
a,25bにそれぞれ供給される駆動信号の周波数に依
存する。したがって、図1に示す記録装置に対して印字
信号を供給する図示せぬホストコンピュータに構築され
たプリンタドライバのユーティリティ上において、それ
ぞれのピエゾ素子25a,25bに供給する駆動信号の
周波数を設定するように構成することで、印刷画像の階
調を任意に設定することができる。
【0044】次に、図3は前記した記録装置に対して好
適に利用し得る二液混合ユニットの第2の実施の形態を
示している。すなわち、図3においては、この二液混合
ユニットを透視した平面図で示されており、前記した図
2(B)と同様の状態で示されている。この第2の実施
の形態における図2に示した第1の実施の形態との相違
点は、ポンプ部22を構成する第1アクチェータ25a
が、独立して駆動される複数のサブアクチェータにより
構成されており、また第2アクチェータ25bが、独立
して駆動される複数のサブアクチェータにより構成され
ている点にある。そして、他の構成は図2に示した構成
と同様になされており、相当する部分をそれぞれ同一符
号で示している。
【0045】図3に示す実施の形態においては、第1の
アクチェータ25aとして、ダブルハッチングで示す4
つのサブアクチェータで構成されており、また、第2の
アクチェータ25bとして、ダブルハッチングで示す4
つのサブアクチェータで構成されている。なお、これら
のサブアクチェータは、それぞれピエゾ素子により構成
されている。
【0046】この図3に示した二液混合ユニットによる
と、第1のアクチェータ25aを構成する4つのピエゾ
素子、および第2のアクチェータ25bを構成する4つ
のピエゾ素子を選択的に駆動させることによって、夫々
のポンプ効率を変更することができる。例えば、第1の
アクチェータ25aにおいては、1つのピエゾ素子を駆
動し、第2のアクチェータ25bにおいては、4つのピ
エゾ素子を駆動させることにより、各圧力室には1:4
の励振効果を与えることができる。したがって、これら
の組み合わせにより、第1液と第2液の混合比を調整す
ることが可能となる。
【0047】また、図3に示した実形の形態によると、
第1アクチェータ25aを構成する各ピエゾ素子、およ
び第2アクチェータ25bを構成する各ピエゾ素子を、
それぞれ選択的に駆動させると共に、駆動される各ピエ
ゾ素子に加える駆動信号の周波数をそれぞれ異ならせる
ことにより、二液の混合割合をさらに微細に調整するこ
とが可能となる。
【0048】前記した図2および図3に示された二液混
合ユニット21は、いずれもミキサ部22を構成する混
合室と各分岐室および各分岐室に続く下流側の混合室と
の配置関係が、一方から他方に向けて直線状に形成され
ている。これに対して、次の図4に示す第3の実施の形
態にかかる二液混合ユニット21は、ミキサ部を構成す
る混合室と各分岐室および各分岐室に続く下流側の混合
室との配置関係が、平面上において互いに直交するよう
に形成されている点に特徴を有する。なお、図4におい
て、他の構成は図2に示した構成と同様になされてお
り、相当する部分をそれぞれ同一符号で示している。
【0049】すなわち、図4においては二液混合ユニッ
ト21を透視した平面図で示されている。そして、ポン
プ部22に対して、ミキサ部23を構成する第1混合室
M1が平面上において直交するように形成されており、
また第1混合室M1に続く分岐室S1a,S1bが平面
上において直交するように形成されている。さらに、前
記分岐室S1a,S1bに続く第2混合室M2が折り返
して直交するように形成されており、この第2混合室M
2に続く分岐室S2a,S2bがさらに直交するように
形成されている。
【0050】そして、最後の第3混合室M3が、前記分
岐室S2a,S2bに対して直交するように形成され、
蛇行状に形成されたミキサ部23によって混合された混
合液が、第3混合室M3に形成された出口開口28から
導出されるように構成されている。
【0051】この図4に示された二液混合ユニット21
によると、図2および図3に示した実施の形態に比較し
て、二液混合ユニットの長さを短縮することが可能であ
り、また、その専有面積を小さくすることにも寄与でき
る。したがって、これを前記した記録装置に利用するこ
とにより、小形化を図ることができる。
【0052】次に、図5は前記した記録装置に対して好
適に利用し得る二液混合ユニットの第4の実施の形態を
示している。すなわち、図5は第4の実施の形態におけ
る二液混合ユニット21を断面図で示している。そし
て、この第4の実施の形態と、図2に示した第1の実施
の形態との相違点は、ミキサ部を構成する混合室と各分
岐室および各分岐室に続く下流側の混合室との配置関係
が、立体的に積み上げた状態に構成されている点にあ
る。そして、他の構成は図2(A)に示した構成と同様
になされており、相当する部分をそれぞれ同一符号で示
している。
【0053】この図5に示された二液混合ユニット21
によると、すでに説明した他の実施の形態に比較して、
ミキサ部23を立体的に積み上げた構成とされているの
で、その専有面積を縮小することが可能となり、前記し
た記録装置に採用した場合において、二液混合ユニット
の専有面積を縮小できるという特質を生かすことができ
る。
【0054】図6は、二液混合ユニットの第5の実施の
形態を示している。この図6においては、二液混合ユニ
ットを断面図で示しており、前記した図2(A)に対応
した状態で示している。この第5の実施の形態における
図2に示した第1の実施の形態との相違点は、ミキサ部
23によって混合された液体の一部を、上流側にフィー
ドバックする経路がさらに形成されている点にある。そ
して、他の構成は図2に示した構成と同様になされてお
り、相当する部分をそれぞれ同一符号で示している。
【0055】図6に示されたように、ポンプ部22を形
成する前記アクチェータ25を配置した板状部材24に
は、さらに二枚の板状部材が積層されてフィードバック
経路Fが形成されている。そして、この実施の形態にお
いては前記フィードバック経路Fは、第3の混合室M3
の入口部分から、第1の混合室M1の出口部分に向けて
形成されている。また、前記フィードバック経路Fの一
面を構成する板状部材31には、アクチェータとしての
ピエゾ素子32が配置されている。
【0056】前記板状部材31は、前記した板状部材2
4と同様に弾性を有する例えばセラミック板により構成
されており、この板状部材31上に配置された前記ピエ
ゾ素子32の伸縮作用を受けて、フィードバック経路F
の容積を断続的に変化させるように作用する。そして、
前記ポンプ部22におけるピエゾ素子25に加えられる
駆動信号の位相と、フィードバック経路Fにおけるピエ
ゾ素子32に加えられる駆動信号の位相を調整すること
により、前記フィードバック経路Fに矢印で示す混合液
の流れを生成させるようになされている。
【0057】このフィードバック経路Fにおける混合液
のフィードバック量は、前記したようにポンプ部22に
おけるピエゾ素子25に加えられる駆動信号の位相と、
フィードバック経路Fにおけるピエゾ素子32に加えら
れる駆動信号の位相を調整することにより実現させるこ
とができ、また、フィードバック経路Fにおけるピエゾ
素子32に加えられる駆動信号のレベル(電圧値)を調
整することによっても、フィードバック量を調整するこ
とができる。また、フィードバック経路Fにおける入口
部分およびまたは出口部分に、図6には示されていない
がポンプ部22に配置したと同様な一方向弁を配置する
こともでき、このように構成したした場合には、ピエゾ
素子32の駆動によって、独立して混合液のフィードバ
ック量を調整することが可能になる。
【0058】前記したように、フィードバック経路Fを
形成させたことによって、ミキサ部23によって混合さ
れた液体は、再び上流側に戻されて上流側でさらに混合
される。それ故、二液の混合効果を増大させることがで
き、これを前記したように記録装置のインク主剤とイン
ク添加剤との混合手段に用いた場合、インク主剤とイン
ク添加剤との混合度合いを必要十分なものとすることが
でき、階調に優れた印刷画像を得ることができる。
【0059】最後に図7は、二液混合ユニットの第6の
実施の形態を示している。なお、図7(A)は二液混合
ユニットを上面方向から一部透視した状態で示した平面
図であり、図7(B)は同ユニットを断面図で示してい
る。さらに図7(C)は同ユニットを下面方向から一部
透視した状態で示した底面図である。この図7に示され
た二液混合ユニット21においては、図6に示した二液
混合ユニットに比較すると、夫々の混合室M1〜M3の
各出口部分から入口部分に向かって、それぞれフィード
バック経路Fa,Fb,Fcが形成されている。
【0060】そして、それぞれのフィードバック経路F
a,Fb,Fcには、各経路におけるフィードバック量
を調整することができるアクチェータとしてのピエゾ素
子32a,32b,32cが配置されている。この構成
によると、ミキサ部23における個々の混合室M1〜M
3において、必要に応じて夫々独立して混合液をフィー
ドバックすることができる。
【0061】なお、以上説明した二液混合ユニットにお
いては、いずれにおいても、各混合室を結ぶ分岐室が、
第1と第2の分岐室によって構成されている。しかしな
がら、この分岐室は3つ以上に分岐するように構成され
ていてもよい。また、図4乃至図7に示した二液混合ユ
ニットのいずれにおいても、図3に示したように、ポン
プ部を構成する第1アクチェータおよび第2アクチェー
タが、夫々独立して駆動される複数のサブアクチェータ
により構成されていてもよい。
【0062】さらに、前記した記録装置の実施の形態に
おいては、インク主剤としてのイエロー、シアン、マゼ
ンタおよびブラックの基本原色のインクに対して、イン
ク添加剤としての希釈液をそれぞれ混合するようになさ
れているが、前記した二液混合ユニットを用いて2種の
基本原色のインク混合させて任意の色のインクを生成す
ることも可能である。
【0063】
【発明の効果】以上の説明で明らかなとおり、本発明に
かかる二液混合ユニットおよび同ユニットの駆動方法に
よると、二液を任意の混合比で得ることができ、またミ
キサ部によって分岐および混合作用が繰り返されること
により、二液の混合度合いを相乗的に高めることができ
る。
【0064】また、前記した二液混合ユニットおよび駆
動方法を、インクジェット式記録装置に採用することに
より、印刷濃度にむらが発生することのない優れた階調
を有する画像記録を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる二液混合ユニットを利用したイ
ンクジェット式記録装置の基本構成を示した斜視図であ
る。
【図2】二液混合ユニットの第1の実施の形態を示した
断面図および透視状態の平面図である。
【図3】二液混合ユニットの第2の実施の形態を示した
透視状態の平面図である。
【図4】二液混合ユニットの第3の実施の形態を示した
透視状態の平面図である。
【図5】二液混合ユニットの第4の実施の形態を示した
断面図である。
【図6】二液混合ユニットの第5の実施の形態を示した
断面図である。
【図7】二液混合ユニットの第6の実施の形態を示した
透視状態の平面図および断面図ならびに透視状態の底面
図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 2 キャリッジモータ 6 記録用紙 7 ブラックインクカートリッジ 8 カラーインクカートリッジ 9 希釈液カートリッジ 10 キャッピング手段 11 吸引ポンプ 12 ワイピング部材 21 二液混合ユニット 22 ポンプ部 23 ミキサ部 24 板状部材 25 アクチェータ(ピエゾ素子) 26i,26o 一方向弁 27 圧力室入口 28 出口開口 29 板状部材 30 アクチェータ(ピエゾ素子) 31 板状部材 32 アクチェータ(ピエゾ素子) M1〜M3 混合室 S1,S2 分岐室 P 圧力室 F フィードバック経路
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B05B 1/30 B05D 1/02 Z 4F033 B05D 1/02 F04B 49/06 321 4G035 B41J 2/205 B01F 3/08 Z 4G037 F04B 53/10 B41J 3/04 101Z 49/06 321 103X // B01F 3/08 F04B 21/02 J Fターム(参考) 2C056 EA04 EC16 EC44 ED08 FA10 KB13 KC01 2C057 AF39 AM14 AN01 CA08 3H045 AA02 AA09 AA15 AA16 AA24 BA19 CA21 DA07 DA32 DA48 EA38 EA43 3H071 AA05 BB01 BB13 CC33 DD14 4D075 AA01 AA09 AA53 AA71 AA84 AA87 AA90 CA47 DA04 DB18 DC27 EA33 4F033 AA01 BA03 CA07 LA09 PA18 PD01 QA01 QB03X QC07 QC08 QD02 4G035 AB37 AC01 AE01 AE13 4G037 AA02 AA18 BA01 BB01 BC04 BD01 EA01

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1液体を送り出す第1アクチェータお
    よび第2液体を送り出す第2アクチェータからなるポン
    プ部と、 前記ポンプ部によってそれぞれ送り出された第1液体お
    よび第2液体が合流して混合される第1混合室、前記第
    1混合室によって混合された混合液体がそれぞれ複数に
    分岐されて前記ポンプ部によって送り出される各液体の
    圧力を受けて通過する各分岐室、前記各分岐室を通過し
    た混合液体が合流してさらに混合される第2混合室とを
    少なくとも備えたミキサ部とにより構成された二液混合
    ユニット。
  2. 【請求項2】 前記ポンプ部およびミキサ部とが、各部
    材を積層状態に構成することにより一体に形成したこと
    を特徴とする請求項1に記載の二液混合ユニット。
  3. 【請求項3】 前記ポンプ部によって送り出される第1
    液体および第2液体が一方向弁を通過するように構成し
    た請求項1または請求項2に記載の二液混合ユニット。
  4. 【請求項4】 前記ポンプ部を構成する第1アクチェー
    タが、独立して駆動される複数のサブアクチェータによ
    り構成され、また前記ポンプ部を構成する第2アクチェ
    ータが、独立して駆動される複数のサブアクチェータに
    より構成された請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の二液混合ユニット。
  5. 【請求項5】 前記ポンプ部を構成する第1アクチェー
    タおよび第2アクチェータに、それぞれピエゾ素子を用
    いてなる請求項1または請求項4に記載の二液混合ユニ
    ット。
  6. 【請求項6】 前記ミキサ部を構成する混合室と各分岐
    室および各分岐室に続く下流側の混合室との配置関係
    が、一方から他方に向けて直線状に形成されてなる請求
    項1乃至請求項5のいずれかに記載の二液混合ユニッ
    ト。
  7. 【請求項7】 前記ミキサ部を構成する混合室と各分岐
    室および各分岐室に続く下流側の混合室との配置関係
    が、平面上において互いに直交するように形成されてな
    る請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の二液混合ユ
    ニット。
  8. 【請求項8】 前記ミキサ部を構成する混合室と各分岐
    室および各分岐室に続く下流側の混合室との配置関係
    が、立体的に積み上げた状態に形成されてなる請求項1
    乃至請求項5のいずれかに記載の二液混合ユニット。
  9. 【請求項9】 前記ミキサ部によって混合された液体の
    一部を、上流側にフィードバックする経路がさらに形成
    されてなる請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の二
    液混合ユニット。
  10. 【請求項10】 混合された液体の一部をフィードバッ
    クする前記経路に、液体のフィードバック量を調整する
    ことができるアクチェータが備えられた請求項9に記載
    の二液混合ユニット。
  11. 【請求項11】 混合された液体のフィードバック量を
    調整することができるアクチェータに、ピエゾ素子を用
    いてなる請求項10に記載の二液混合ユニット。
  12. 【請求項12】 前記各混合室を結ぶ各分岐室が、それ
    ぞれ第1と第2の分岐室により構成された請求項1乃至
    請求項11のいずれかに記載の二液混合ユニット。
  13. 【請求項13】 第1液体を送り出す第1アクチェータ
    および第2液体を送り出す第2アクチェータからなるポ
    ンプ部と、前記ポンプ部によってそれぞれ送り出された
    第1液体および第2液体が合流して混合される第1混合
    室、前記第1混合室によって混合された混合液体がそれ
    ぞれ複数に分岐されて前記ポンプ部によって送り出され
    る各液体の圧力を受けて通過する各分岐室、前記各分岐
    室を通過した混合液体が合流してさらに混合される第2
    混合室とを少なくとも備えたミキサ部とにより構成され
    た二液混合ユニットの駆動方法であって、 前記ポンプ部を構成する第1アクチェータおよび第2ア
    クチェータに加える駆動信号の周波数をそれぞれ異なら
    せることにより、二液の混合比が調整されるようになさ
    れた二液混合ユニットの駆動方法。
  14. 【請求項14】 第1液体を送り出す第1アクチェータ
    および第2液体を送り出す第2アクチェータからなるポ
    ンプ部と、前記ポンプ部によってそれぞれ送り出された
    第1液体および第2液体が合流して混合される第1混合
    室、前記第1混合室によって混合された混合液体がそれ
    ぞれ複数に分岐されて前記ポンプ部によって送り出され
    る各液体の圧力を受けて通過する各分岐室、前記各分岐
    室を通過した混合液体が合流してさらに混合される第2
    混合室とを少なくとも備えたミキサ部とにより構成され
    ると共に、前記ポンプ部を構成する第1アクチェータ
    が、独立して駆動される複数のサブアクチェータにより
    構成され、また前記ポンプ部を構成する第2アクチェー
    タが、独立して駆動される複数のサブアクチェータによ
    り構成された二液混合ユニットの駆動方法であって、 前記ポンプ部の第1アクチェータを構成する複数のサブ
    アクチェータおよび第2アクチェータを構成する複数の
    サブアクチェータをそれぞれ選択的に駆動させることに
    より、二液の混合比が調整されるようになされた二液混
    合ユニットの駆動方法。
  15. 【請求項15】 前記ポンプ部の第1アクチェータを構
    成する複数のサブアクチェータおよび第2アクチェータ
    を構成する複数のサブアクチェータをそれぞれ選択的に
    駆動させると共に、駆動される各サブアクチェータに加
    える駆動信号の周波数をそれぞれ異ならせることによ
    り、二液の混合比が調整されるようになされた請求項1
    4に記載の二液混合ユニットの駆動方法。
  16. 【請求項16】 印刷データに対応してインク滴を吐出
    することで、記録媒体上に画像を記録するインクジェッ
    ト式記録ヘッドが搭載され、インク主剤にインク添加剤
    を混合してインク成分を調整した後に、前記記録ヘッド
    からインク滴の吐出を行なうように構成したインクジェ
    ット式記録装置であって、 前記インク主剤にインク添加剤を混合する手段として、
    前記請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の二液混
    合ユニットを用いたことを特徴とするインクジェット式
    記録装置。
  17. 【請求項17】 印刷データに対応してインク滴を吐出
    することで、記録媒体上に画像を記録するインクジェッ
    ト式記録ヘッドが搭載され、インク主剤にインク添加剤
    を混合してインク成分を調整した後に、前記記録ヘッド
    からインク滴の吐出を行なうように構成したインクジェ
    ット式記録装置であって、 前記インク主剤とインク添加剤との混合比を制御する手
    段として、前記請求項13乃至請求項15のいずれかに
    記載の二液混合ユニットの駆動方法を用いたことを特徴
    とするインクジェット式記録装置。
  18. 【請求項18】 前記インク主剤は、記録装置に着脱可
    能に装着されたインクカートリッジに封入されたイエロ
    ー、シアン、マゼンタおよびブラックの基本原色のイン
    クであり、前記インク添加剤は、記録装置に着脱可能に
    装着された希釈液カートリッジに封入された希釈液であ
    る請求項16または請求項17に記載のインクジェット
    式記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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