JP2002103185A - ワーク搬送装置 - Google Patents

ワーク搬送装置

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JP2002103185A
JP2002103185A JP2000294268A JP2000294268A JP2002103185A JP 2002103185 A JP2002103185 A JP 2002103185A JP 2000294268 A JP2000294268 A JP 2000294268A JP 2000294268 A JP2000294268 A JP 2000294268A JP 2002103185 A JP2002103185 A JP 2002103185A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の工作機械の組み替えや、加工工程の組
み合わせを自由に行うことができるとともに、各工作機
械においてワークの搬送を独立して行うことができるワ
ーク搬送装置を提供する。 【解決手段】 第1の4節リンク56を構成する一対の
回動アーム33A,33Bを基端部にて回動可能に支持
する。各回動アームの先端部には第2の4節リンク57
を構成する一対の支持アーム35A,35Bを回動可能
に支持する。両支持アームの先端部には、上部にワーク
支持部47を備えた移載部材45をワークW1の搬送方
向へ移動可能に支持する。回動アーム33A,33Bを
駆動用モータにて一体的に回動させることにより、一対
の支持アーム35A,35Bが連動機構38を介して一
体的に回動されるとともに、その支持アームの回動に伴
い、移載機構を介して移載部材45が移動されて、隣接
する工作機械間でワークW1の搬送を行うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばトランス
ファマシンやフレキシブルトランスファラインのような
加工システムにおいて、隣接する工作機械間でワークを
搬送するワーク搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、トランスファマシン等の加工シス
テムにおいては、複数の工作機械が一定のピッチで配設
され、これらの工作機械間でワークを順に搬送するよう
に、次のような構成のトランスファ装置が装備されてい
た。すなわち、このトランスファ装置では、1本のトラ
ンスファバーが複数の工作機械に跨がって、ワークの搬
送方向へ進退可能及び昇降可能に延長配置され、このト
ランスファバー上にはワークを支持するための複数のワ
ーク支持部が一定ピッチで設けられている。
【0003】そして、前記トランスファバーが複数のス
イングアームの回動により昇降されるとともに、モータ
を含むシフト機構により進退移動されて、上昇→前進→
下降→後退の四つの送り運動が行われる。これにより、
隣接する各工作機械間において、前工程の工作機械から
次工程の工作機械へ、ワークが一斉に搬送されるように
なっている。
【0004】また、工作機械間に独立的に設けられた第
1のスライド装置の往復移動にともなって、ワークを載
置した第2のスライド装置が同方向へ移動して、固定台
を中心とする一方と他方へ2段に伸張してワークを搬送
するものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
ワーク搬送装置においては、複数の工作機械の配設ピッ
チが同一でないと使用することができないため、工作機
械の加工工程を組む際に制約を受けて、搬送ピッチの異
なる工作機械のライン構成ができないという問題があっ
た。また、加工時にも、トランスファバーが工作機械や
姿勢変更装置に入り込んでいるために、トランスファバ
ーに切り粉が溜まったり、姿勢変更ができなかったりす
るという問題もあった。
【0006】そして、フレキシブルトランスファライン
に採用されている独立搬送方式の搬送装置のワーク搬送
部が2段に伸張するスライド装置においては、スライド
装置の長さが搬送ピッチの2分の1以下にはならず、設
備の大きさに制限が多いことと、スライド装置を構成す
るガイド部が長く、そのガイド部の平面面積が大きいた
めに、そこに切り粉等が溜まり易く、故障の原因になり
易いという問題もあった。
【0007】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的
は、複数の工作機械の組み替えや、加工工程の組み合わ
せを自由に行うことができるとともに、各工作機械に配
置されるスペース少なくするとともに、搬送ピッチが異
なるライン構成の場合であっても、簡単に組み替えがで
き、しかも、摺動部に切り粉等が溜まりにくいワーク搬
送装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記の目
的を達成するために、請求項1に記載の発明では、工作
機械等のステーション間の所定位置に設けられた支持部
材の一端において支持された第1の4節リンクと、その
第1の4節リンクを回動させるための駆動機構と、前記
第1の4節リンクの他端に対し一端において支持された
第2の4節リンクと、その第2の4節リンクの他端のア
ームに支持され、ワークを保持してそのワークを搬送す
るためのワーク搬送部と、前記第1の4節リンクの回動
にともない第2の4節リンクを反対側に回動させるため
の回動機構とを備え、その開閉機構の駆動により前記ワ
ーク搬送部がワーク搬送動作を行うように構成したこと
を特徴とする。
【0009】従って、この発明によれば、複数の工作機
械を備えた加工システムにおいて、工作機械の組み替え
や、加工工程の組み合わせを、制約を受けることなく自
由に行うことができる。また、各工作機械において、ワ
ークの搬送を同期させることなく独立して行うことがで
きて、加工システム全体の加工効率を向上させることが
できる。加えて、4節リンクのアーム先端に設けられた
ワーク搬送部により搬送を行うようにすれば、上方へ向
かうガイド部等の摺動部を設ける必要がなく、摺動部に
切り粉が溜まることを抑制できる。加えて、ワークを水
平方向に保った安定した状態で、ワークを搬送できる。
【0010】請求項2に記載の発明では、請求項1にお
いて、前記第1の4節リンクを、昇降手段によって昇降
される軸支部材上に支持したことを特徴とする。従っ
て、軸支部材の動作と第1の4節リンクの動作とにより
ワーク支持部分を四つの送り運動を行わせることができ
る。このため、ステーション間のワーク搬送等に適す
る。
【0011】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2において、開閉機構は、第1の4節リンクを
回動させるための第1の駆動手段と、第2の4節リンク
を第1の4節リンクの反対方向に回動させる第2の駆動
手段とを備えたものである。
【0012】従って、第1,第2の4節リンクは、互い
の反対方向に回動されて、これらのリンクを構成する複
数のアームの全体として開閉動作が行われる。この開閉
動作によりワーク搬送部が移動してワーク搬送が行われ
る。
【0013】請求項4に記載の発明では、請求項1〜3
のいずれかにおいて、第1の4節リンクの回動範囲を規
制するための規制手段を設けたことにより、ワークの搬
送範囲を簡単な構成で設定することができる。
【0014】請求項5に記載の発明では、請求項1〜4
のいずれかにおいて、前記ワーク搬送部は、第2の4節
リンクに対してワーク搬送方向に沿って往復移動可能で
あるため、4節リンクによる搬送機能に加えて、さらに
ワーク搬送機能を付加することができる。
【0015】請求項6に記載の発明では、請求項5にお
いて、ワーク搬送部と第2の4節リンクとの間には、第
2の4節リンクの回動動作をワーク搬送部にその往復移
動として伝達する伝達機構を備えたものである。従っ
て、ワーク搬送のための専用の駆動手段が不要になり、
構成が簡単になる。
【0016】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下に、この発
明の第1実施形態を、図1〜図8に基づいて説明する。
【0017】図1に示すように、工場内の加工ステーシ
ョンにおいては、ワークW1の供給を行うワーク供給装
置21と、ワークW1にそれぞれ異なった加工を行うた
めの複数の工作機械22と、加工済みのワークW1の排
出を行うワーク排出装置23とが、適宜の間隔をおいて
配設されている。これらのワーク供給装置21、工作機
械22、ワーク排出装置23はそれぞれ加工ステーショ
ンを構成する。
【0018】ワーク供給装置21、各工作機械22及び
ワーク排出装置23の対向する側面には支持台24がそ
れぞれ突設されている。隣接配置されたワーク供給装置
21、各工作機械22及びワーク排出装置23間に配置
されるように、支持台24上には複数のワーク搬送装置
25が固定され、これらのワーク搬送装置25により、
ワークW1が図1の矢印方向へ加工をともないながら順
に搬送されるようになっている。
【0019】次に、前記ワーク搬送装置25の構成につ
いて詳細に説明する。図2及び図3に示すように、この
実施形態においては、第1の4節リンク56及び第2の
4節リンク57を備えている、第1の4節リンク56
は、後述する軸支部材29、第1,第2回動アーム33
A,33B及びギヤケース39から構成されている。第
2の4節リンク57は、ギヤケース39、第1,第2支
持アーム35A,35B及び保持部材44から構成され
ている。
【0020】すなわち、ワーク搬送装置25のフレーム
28は前記支持台24上に固定され、その前面には軸支
部材29が一対のレール30を介して昇降可能に支持さ
れている。フレーム28には昇降手段としての昇降用モ
ータ31が配設され、この昇降用モータ31によりボー
ルネジ32を介して軸支部材29が昇降されるようにな
っている。
【0021】前記軸支部材29の前面には第1回動アー
ム33A及び第2回動アーム33Bがそれらの下端部に
おいて、支軸34A,34Bにより回動可能に支持され
ている。各回動アーム33A,33Bの上端部には、第
1支持アーム35A及び第2支持アーム35Bが連動軸
36A,36Bを介して回動可能に支持されている。軸
支部材29上には駆動手段としての駆動用モータ37が
配設され、そのモータ軸が第1回動アーム33Aの支軸
34Aに連結されている。そして、この駆動用モータ3
7の回転に従い、両回動アーム33A,33B、すなわ
ち第1の4節リンク56が一体的に回動されるようにな
っている。
【0022】前記第1回動アーム33Aの下端部には係
合突起41が形成されている。軸支部材29の前面には
規制部材42が配設され、この規制部材42の内側には
係合突起41と係合可能な一対の規制部42a,42b
が設けられている。そして、係合突起41が規制部材4
2の規制部42a,42bに係合することによって、両
回動アーム33A,33B、すなわち第1の4節リンク
56の回動範囲が規制されるようになっている。
【0023】前記両連動軸36A,36Bの後端部間に
は連動手段としての連動機構38が設けられ、前記一対
の回動アーム33A,33Bの回動に連動して、この連
動機構38により一対の支持アーム35A,35Bが一
体的に回動されて、第2の4節リンク57が回動される
ようになっている。すなわち、両連動軸36A,36B
の後端部間にはギヤケース39が相対回転可能に取り付
けられている。ギヤケース39内において、各連動軸3
6A,36Bの後端部には互いに噛合する連動ギヤ40
A,40Bが固定されている。
【0024】そして、図3及び図4に示すように、一方
の連動軸36Aが第1回動アーム33Aの上端部に相対
回動可能に嵌挿されるとともに、第1支持アーム35A
の上端部に一体回動可能に固定されている。また、他方
の連動軸36Bが第2回動アーム33Bの上端部に一体
回動可能に固定されるとともに、第2支持アーム35B
の上端部に相対回動可能に嵌挿されている。これによ
り、一対の回動アーム33A,33Bが回動されたと
き、両連動軸36A,36B及び連動ギヤ40A,40
Bを介して、一対の支持アーム35A,35Bが一体的
に回動アーム33A,33Bの反対方向に回動されるよ
うになっている。
【0025】図2〜図5に示すように、前記一対の支持
アーム35A,35Bの下端前部には保持軸43A,4
3Bが突出固定され、これらの保持軸43A,43B間
には保持部材44が相対回動可能に支持されている。保
持部材44上には移載部材45がレール46を介してワ
ークW1の搬送方向へ移動可能に支持され、その上面に
はワークW1を支持するためのワーク支持部47が固定
配置されている。
【0026】前記第1支持アーム35Aと移載部材45
との間には移載手段としての移載機構48が設けられ、
第1支持アーム35Aの回動に伴って、この移載機構4
8により移載部材45が横方向へ移動されるようになっ
ている。すなわち、保持部材44にはピニオン49が回
転可能に支持され、第1支持アーム35Aの回動に伴
い、保持軸43A上のギヤ50及び保持部材44上の複
数のギヤ51〜54を介して回転されるようになってい
る。
【0027】前記移載部材45にはラック55が前記レ
ール46の延びる方向に沿って配設され、ピニオン49
に噛合されている。そして、第1支持アーム35Aの回
動に伴って、ピニオン49が回転されたとき、このラッ
ク55を介して移載部材45が横移動される。これによ
り、移載部材45が図6に示す右側のワーク受取位置
と、図7に示す左側のワーク受渡位置との間で移動され
て、ワーク支持部47に支持されたワークW1の搬送が
行われるようになっている。
【0028】次に、前記のように構成されたワーク搬送
装置25の動作を、図8に基づいて説明する。さて、図
8(a)では、軸支部材29が下方位置に配置されると
ともに、移載部材45が右側のワーク受取位置と左側の
ワーク受渡位置とのほぼ中間位置に配置されている。こ
の状態で、ワーク搬送装置25が作動されると、駆動用
モータ37により両回動アーム33A,33Bが時計方
向に回動されて、第1の4節リンク56が同方向に回動
されるとともに、連動機構38を介して両支持アーム3
5A,35Bが反時計方向に連動回動されて、第2の4
節リンク57が回動される。これにより、第1,第2の
4節リンク56,57が展開されて、ギヤ50が回転さ
れて、移載機構48を介して移載部材45が中間位置か
ら右側のワーク受取位置に横移動され、図8(b)に示
すように、ワーク支持部47が前工程の工作機械22で
加工を終了したワークW1の下方に対応配置される。
【0029】続いて、昇降用モータ31により軸支部材
29が上昇されて、移載部材45を含む機構全体が一体
的に上昇され、図8(c)に示すように、ワークW1が
ワーク支持部47上に受け取り支持される。この状態
で、駆動用モータ37により両回動アーム33A,33
B、すなわち第1の4節リンク56が反時計方向に回動
されるとともに、連動機構38を介して両支持アーム3
5A,35B、すなわち第2の4節リンク57が時計方
向に連動回動されて、収縮、展開される。これにより、
移載機構48を介して移載部材45が右側のワーク受取
位置から左側のワーク受渡位置に横移動され、図8
(d)に示すように、ワーク支持部47上のワークW1
が前工程の工作機械22の加工位置から次工程の工作機
械22の加工位置まで搬送される。
【0030】この状態で、昇降用モータ31により軸支
部材29が下降されて、移載部材45を含む機構全体が
一体的に下降され、図8(e)に示すように、ワークW
1が次工程の工作機械22に受け渡される。その後、駆
動用モータ37により両回動アーム33A,33Bが時
計方向に回動とれるとともに、連動機構38を介して両
支持アーム35A,35Bが反時計方向に連動回動され
る。これにより移載機構48を介して移載部材45が左
側のワーク受渡位置から、図8(a)に示す中間位置に
移動され、この状態で次のワークW1の搬送動作のため
に待機される。
【0031】従って、この実施形態によれば、以下のよ
うな効果を得ることができる。 (1)このワーク搬送装置においては、一対の回動アー
ム33A,33Bが基端部にて回動可能に支持されてい
る。各回動アーム33A,33Bの先端部には一対の支
持アーム35A,35Bが回動可能に支持されている。
両支持アーム35A,35Bの先端部には、上部にワー
ク支持部47を備えた移載部材45がワークW1の搬送
方向へ移載可能に支持されている。そして、回動アーム
33A,33Bが駆動用モータ37にて一体的に回動さ
れることにより、一対の支持アーム35A,35Bが連
動機構38を介して一体的に回動されるとともに、その
支持アーム35A,35Bの回動に伴い、移載機構48
を介して移載部材45が移動される。これによって、移
載部材45のワーク支持部47上に支持されたワークW
1が、隣接する工作機械22間で搬送されるようになっ
ている。
【0032】このため、複数の工作機械22を備えた加
工システムにおいて、工作機械22の組み替えや、加工
工程の組み合わせを、制約を受けることなく自由に行う
ことができる。また、各工作機械22において、ワーク
W1の搬送を同期させることなく独立して行うことがで
きて、加工システム全体の加工効率を向上させることが
できる。また、第1,第2の4節リンク56,57は上
方へ向かう広い面積の摺動面が存在しないため、摺動面
に溜まる切り粉等により問題は生じない。
【0033】(2)このワーク搬送装置においては、前
記回動アーム33A,33Bの基端部が、昇降用モータ
31によって昇降される軸支部材29上に回動可能に支
持されている。このため、軸支部材29の昇降動作と移
載部材45の進退移載動作とにより、移載部材45のワ
ーク支持部47上に支持されたワークW1を四つの送り
運動させることができて、隣接する工作機械22間でワ
ークW1を自動的に搬送することができる。
【0034】(第2実施形態)次に、この発明の第2実
施形態を、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明
する。
【0035】さて、この第2実施形態においては、図9
〜図12に示すように、ワーク支持部47が移載部材4
5上にレール58を介して、移載部材45の移載方向と
同方向へ移動可能に支持されている。また、移載部材4
5とワーク支持部47との間には、移動手段としての移
動機構59が設けられ、移載部材45が移動されると
き、この移動機構59によりワーク支持部47が移動方
向へさらに移動されるようになっている。
【0036】すなわち、移載部材45の両端部には一対
のスプロケット60が回転可能に支持されている。両ス
プロケット60間にはチェーン61が掛装され、その両
端部が保持部材44に固定されるとともに、中間部がワ
ーク支持部47に固定されている。そして、移載部材4
5が図10の右方に移動されたときには、チェーン61
を介してワーク支持部47が右側に移動され、移載部材
45が同図の左方に移動されたときには、チェーン61
を介してワーク支持部47が左側に移動されるようにな
っている。
【0037】このため、図12(a)に示すように、移
載部材45が右側のワーク受取位置に移動された場合に
は、ワーク支持部47が移載部材45上の右端位置まで
移動される。また、図12(b)に示すように、移載部
材45が左側のワーク受渡位置に移動された場合には、
ワーク支持部47が移載部材45上の左端位置まで移動
される。よって、ワーク支持部47上に支持されたワー
クW1の搬送距離が拡大されることになる。
【0038】従って、この第2実施形態によれば、前記
第1実施形態における(1)及び(2)に記載の効果に
加えて、以下のような効果を得ることができる。 (3)このワーク搬送装置においては、前記ワーク支持
部47が移載部材45上にその移動方向と同方向へ移動
可能に配設されている。また、移載部材45の移動に伴
ってワーク支持部47を移動させるための移動機構59
が設けられている。このため、移載部材45の移動時
に、ワーク支持部47が移動方向へさらに移動されて、
ワーク支持部47上に支持されたワークW1の搬送距離
を拡大することができる。よって、隣接する工作機械2
2間の配置間隔が広い場合に適用すると効果的である。
【0039】(変更例)前記ワーク支持部47及びその
関連構成の変形例を以下に示す。 ・図13に示すように、保持部材44上に回転可能に立
設した軸71にはワークW1を載置支持するためのワー
ク支持部47が固定されており、その軸71にはピニオ
ン72が固定されている。保持部材44には、シリンダ
73が固定され、そのピストンロッド74には前記ピニ
オン72に噛合するラック75が取り付けられている。
【0040】従って、シリンダ73によりピストンロッ
ド74が出入りすると、ラック75とピニオン72との
噛合を介してワーク支持部47が回転され、このワーク
支持部47の回転により、ワークW1が割り出し回転さ
れる。従って、ワークW1の異なる側面に対して加工を
行うことができる。
【0041】・図14に示すように、ワーク支持部47
の移動域の上方にはフレーム81が配置されており、そ
のフレーム81には把持具83が軸84を介して水直面
内において回転可能に支持されている。フレーム81に
はモータ82が支持され、このモータ82により把持具
83が回転される。また、把持具83は、図示しないシ
リンダ等の駆動手段により昇降される。この把持具83
は、その両端部においてワークW1の下面を把持可能で
ある。
【0042】そして、把持具83の下降状態において、
ワーク支持部47の移動にともない、ワークW1の下面
が把持具83の両端部に対向し、この状態で把持具83
が上昇する。これに続いてモータ82により把持具83
が回転することにより、ワークW1がチルト回転し、ワ
ークW1の向きが上下反転される。その後、把持具83
が下降して、ワークW1が上下反転した状態でワーク支
持部47上に戻される。従って、ワークW1の上下両面
に対して加工を施すことができる。
【0043】・図15に示すように、ワーク支持部47
は第1の部分47aと、その第1の部分47aの両側に
位置する一対の第2の部分47bとに分割構成されてい
る。そして、第1の部分47aはシリンダ91により昇
降可能であり、下降時には第2の部分47bの下方に位
置し、上昇時には第2の部分47bの上方に位置する。
【0044】従って、第2の部分47bが下降したとき
には、第1の部分47aにより搬送方向に対して長手方
向のワークW1が支持され、第2の部分47bが上昇し
たときには、第2の部分47bにより搬送方向に対して
横幅の広いワークW1が支持される。
【0045】・図16に示すように、ワーク支持部47
はそれぞれ大きさや形状の異なる第1の部分47aと第
2の部分47bを有し、それらの第1の部分47a,第
2の部分47bはそれぞれL字状をなすアーム101の
両端に固定されている。アーム101は軸102により
支持され、図示しないモータ等の駆動手段により90度
の回転される。そして、この回転により、第1及び第2
の部分47a,47bの何れかがワーク搬送位置に配置
される。
【0046】従って、ワークW1の大きさ形状に応じ
て、第1及び第2の部分47a,47bが交換使用され
る。 ・さらに図示しないが、形状や大きさ等の異なった形態
の複数種類のワーク支持部47をマガジンにストック
し、必要に応じて交換使用できるように構成してもよ
い。
【0047】(その他の変更例)なお、この実施形態
は、次のように変更して具体化することも可能である。 ・前記各実施形態において、両回動アーム33A,33
Bを上端部にて軸支部材29に回動可能に支持するとと
もに、各回動アーム33A,33Bの下端部に両支持ア
ーム35A,35Bの下端部を回動可能に支持し、それ
らの支持アーム35A,35Bの上端部に保持部材44
を介して移載部材45を移動可能に支持するように構成
すること。つまり、第1,第2の4節リンク56,57
を前記実施形態に対して上下反転した構成とすること。
【0048】・上記第1実施形態及び第2実施形態で
は、ワーク支持部を移載部材上方に設けたが、移載部材
の下方に設けて、ワークを上方から掴むようにして搬送
する構成にすること。このように構成した場合でも前記
各実施形態と同様の効果のほか、ワークの下方に搬送部
材を設けることが不要なため、搬送部材に切り粉等が溜
まったりすることがない。
【0049】・前記各実施形態において、昇降手段とし
ての昇降用モータ31に代えて昇降用シリンダを設け、
その昇降用シリンダにより軸支部材29を昇降させるよ
うに構成すること。
【0050】このように構成した場合でも、前記各実施
形態と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 加工システム全体を示す概略正面図。
【図2】 第1実施形態のワーク搬送装置を拡大して示
す正断面図。
【図3】 図2のワーク搬送装置の縦断面図。
【図4】 図2のワーク搬送装置の要部横断面図。
【図5】 移載機構部を示す要部断面図。
【図6】 図2のワーク搬送装置の動作状態を示す正断
面図。
【図7】 図6とは異なったワーク搬送装置の動作状態
を示す正断面図。
【図8】 図2のワーク搬送装置によるワークの搬送動
作を示す説明図。
【図9】 第2実施形態のワーク搬送装置を示す部分正
断面図。
【図10】 ワーク搬送装置の要部平面図。
【図11】 ワーク搬送装置の部分拡大縦断面図。
【図12】 ワーク搬送装置によるワークの搬送動作を
示す説明図。
【図13】 第1の変形例を示す断面図。
【図14】 第2の変形例を示す正面図。
【図15】 (a)は第3の変形例を示す平面図、
(b)は同じく一部破断正面図。
【図16】 第4の変形例を示す側面図。
【符号の説明】
22…工作機械、25…ワーク搬送装置、29…軸支部
材、31…昇降手段としての昇降用モータ、33A…第
1回動アーム、33B…第2回動アーム、35A…第1
支持アーム、35B…第2支持アーム、37…駆動手段
としての駆動用モータ、38…連動手段としての連動機
構、44…保持部材、45…移載部材、47…ワーク支
持部、48…移載手段としての移載機構、59…移動手
段としての移動機構、W1…ワーク。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接配置されたステーション間でワーク
    を搬送するワーク搬送装置において、 ステーション間の所定位置に設けられた支持部材の一端
    において支持された第1の4節リンクと、 その第1の4節リンクを回動させるための駆動機構と、 前記第1の4節リンクの他端に対し一端において支持さ
    れた第2の4節リンクと、 その第2の4節リンクの他端のアームに支持され、ワー
    クを保持してそのワークを搬送するためのワーク搬送部
    と、 前記第1の4節リンクの回動にともない第2の4節リン
    クを反対方向に回動させるための回動機構とを備え、 その回動機構の駆動により、前記ワーク搬送部がワーク
    搬送動作を行うように構成したことを特徴とするワーク
    搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の4節リンクを、昇降手段によ
    って昇降される軸支部材上に支持したことを特徴とする
    請求項1に記載のワーク搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記回動機構は、第1の4節リンクの回
    動を駆動源とする請求項1または2に記載のワーク搬送
    装置。
  4. 【請求項4】 第1の4節リンクの回動範囲を規制する
    ための規制手段を設けた請求項1〜3のいずれかに記載
    のワーク搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記ワーク搬送部は、第2の4節リンク
    に対してワーク搬送方向に沿って往復移動可能である請
    求項1〜4のいずれかに記載のワーク搬送装置。
  6. 【請求項6】 ワーク搬送部と第2の4節リンクとの間
    には、第2の4節リンクの回動動作をワーク搬送部にそ
    の往復移動として伝達する伝達機構を備えた請求項5に
    記載のワーク搬送装置。
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