JP2002103105A - レンズ枠の加工装置 - Google Patents

レンズ枠の加工装置

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JP2002103105A JP2000288396A JP2000288396A JP2002103105A JP 2002103105 A JP2002103105 A JP 2002103105A JP 2000288396 A JP2000288396 A JP 2000288396A JP 2000288396 A JP2000288396 A JP 2000288396A JP 2002103105 A JP2002103105 A JP 2002103105A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のレンズの光軸を一致させることがで
き、レンズ間隔を精度良くした状態でレンズ枠を組み付
ける。 【解決手段】 レンズ1が組み付けられたレンズ枠2を
主軸11が回転させると共に、加工機8がレンズ枠2の
少なくとも両端面の当て付け面2b、2cを加工する。
レンズ1の肉厚を測定する肉厚測定手段6と、加工機8
に対する光軸方向におけるレンズ1の位置を測定する位
置測定手段10,12と、光軸に対するレンズ1の偏心
量を測定する偏心測定手段13とを備える。加工機8
は、偏心測定手段13からの偏心データに基づいてレン
ズ1の光軸を主軸11に一致させ、この状態で、光軸方
向におけるレンズ1の位置データ及びレンズの肉厚デー
タを基準としてレンズ枠2の両端面の当て付け面2b、
2cを加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズが組み付け
られたレンズ枠を加工する加工装置に関し、特に、レン
ズ鏡筒等にレンズ枠を組み込む際にレンズの光軸が一致
するように加工を行うレンズ枠の加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】顕微鏡やカメラ等の光学機器におけるレ
ンズ鏡筒には、レンズを有した複数のレンズ枠が組み込
まれるが、組み込まれた複数のレンズはその光軸が相互
に一致する必要がある。このため、従来では、レンズが
組み込まれたレンズ枠をレンズ鏡筒に挿入した後、反射
あるいは透過式の偏心測定機を用いた調整によって心出
しを行い、硬化剤や接着剤で固定またはレンズ押さえ環
等で押さえて固定している。ところが、この方法では、
レンズ枠をレンズ鏡筒内に挿入した後に、レンズ鏡筒内
でレンズ枠の調整を行うため、調整が面倒であり、作業
性が悪いものとなる。
【0003】図5はレンズをレンズ鏡筒に組み込むた
め、特開平6−130265号公報に開示された従来の
他の装置を示す。この装置は、レンズ枠に組み付けるこ
となくレンズ102をレンズ鏡筒101に直接に組み込
むため、レンズ鏡筒101を加工するものである。
【0004】この装置では、心出し基準位置マーキング
手段103がレンズ102の外周及び加工されるレンズ
鏡筒101に対して心出し基準位置をマーキングする。
偏心測定手段104はレンズ102の心位置を測定し
て、レンズ102の外周に付けた心出し基準位置を基準
にした心位置修正量及び方向を算出する。転送手段10
5は偏心測定手段104により得られたレンズ102の
測定データを加工機106に転送する。これにより、加
工機106は心出し基準位置を基準にして、その工具1
08によりレンズ鏡筒101内径におけるレンズ突き当
て面(当て付け面)を切削加工する。そして、このよう
にして加工したレンズ鏡筒101に対し、複数枚のレン
ズ102をそれぞれ互いに印してある心出し基準位置を
合わせて組み付け、レンズ外周部分を接着剤等によりレ
ンズ鏡筒101に固定する。これにより、レンズ102
の光軸を精度良く組み付けるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たいずれの従来技術においても、レンズの肉厚に起因し
た誤差に対処することができないものとなっている。す
なわち、レンズの肉厚は加工誤差が生じるものであり、
また、複数のレンズを接合した接合レンズの場合には、
接合面の精度により接合レンズの肉厚が設計値とかけ離
れている場合がある。そして、いずれの場合において
も、レンズの複数またはレンズ枠の複数を、レンズ鏡筒
の対応した当て付け面に突き当てて組み込むと、そのレ
ンズにおける当て付け面と反対側のレンズ面と、次のレ
ンズのレンズ面までの距離に誤差が生じるためである。
【0006】本発明は、このような従来技術の問題点を
考慮してなされたものであり、レンズの肉厚に加工誤差
がある場合でも、複数のレンズの光軸を一致させること
ができ、しかもレンズ間隔を精度良く組み付けることが
可能なレンズ枠の加工装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、レンズが組み付けられたレンズ
枠を主軸が回転させると共に、加工機がレンズ枠の少な
くとも両端面の当て付け面を加工する装置であって、前
記レンズの肉厚を測定する肉厚測定手段と、前記加工機
に対する光軸方向におけるレンズの位置を測定する位置
測定手段と、光軸に対するレンズの偏心量を測定する偏
心測定手段とを備え、前記加工機は、偏心測定手段から
の偏心データに基づいてレンズの光軸を前記主軸に一致
させ、この状態で、光軸方向におけるレンズの位置デー
タ及びレンズの肉厚データに基づいてレンズ枠の両端面
の当て付け面を加工することを特徴とする。
【0008】この発明では、レンズが組み込まれたレン
ズ枠を加工機によって加工するものである。肉厚測定手
段はレンズの肉厚データを測定し、加工機は偏心測定手
段からの偏心データに基づいてレンズの光軸を主軸に一
致させ、この状態で、位置測定手段が光軸方向における
レンズの位置を測定する。そして、加工機は、光軸方向
におけるレンズの位置データ及びレンズの肉厚データを
基準としてレンズ枠の両端面の当て付け面を加工する。
これにより、加工機はレンズの光軸及びレンズの光軸方
向の位置を基準としてレンズ枠の当て付け面を加工する
ため、レンズに肉厚の誤差があっても、複数のレンズの
光軸を一致させた組み付け及びレンズの間隔を高精度に
保持した組み付けを行うことができる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載の発明で
あって、レンズ枠を保持すると共に前記偏心測定手段か
らの偏心データに基づいてレンズの光軸を前記主軸に一
致させるステージをさらに備え、このステージがレンズ
の光軸を主軸に一致させた状態で、前記加工機が光軸方
向におけるレンズの位置データ及びレンズの肉厚データ
に基づいてレンズ枠の外径面及びレンズ枠の両端面の当
て付け面を加工することを特徴とする。
【0010】この発明では、請求項1の発明に加えて、
ステージを備えるため、加工に際してレンズの光軸を主
軸に確実に一致させることができ、加工精度が向上す
る。また、この発明では、レンズ枠の当て付け面に加え
て、レンズ枠の外径面を加工する。レンズ枠の外径面は
レンズ鏡筒の内径面と接触するものであり、この外径面
を加工することにより、複数のレンズの光軸をレンズ鏡
筒内で精度良く一致させることが可能となる。
【0011】請求項3の発明は、請求項2記載の発明で
あって、レンズ枠が組み込まれるレンズ鏡筒の内径を測
定する内径測定手段をさらに備え、前記ステージがレン
ズの光軸を主軸に一致させた状態で、前記加工機が光軸
方向におけるレンズの位置データ及びレンズの肉厚デー
タ及びレンズ鏡筒の内径データに基づいてレンズ枠の外
径面及び両端面の当て付け面を加工することを特徴とす
る。
【0012】この発明においても、請求項2記載の発明
と同様に、レンズ枠の外径面を加工するが、この外径面
の加工は、内径測定手段が測定したレンズ鏡筒の内径デ
ータに基づいて行われるため、レンズ鏡筒の内径に対す
る寸法が向上する。このため、レンズ鏡筒内での複数の
レンズの光軸をさらに高精度に一致させることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する実施の形
態により、具体的に説明する。なお、各実施の形態にお
いて、同一の要素は同一の符号を付して対応させてあ
る。
【0014】(実施の形態1)図1及び図2は、本発明
の実施の形態1を示す。この実施の形態の加工装置は、
レンズ1が組み付けられたレンズ枠2を加工するもので
あり、そのための加工機8を備えると共に、レンズ枠2
を保持するステージとしてのアライメントステージ3
と、レンズ1の偏心量を測定する偏心測定手段10,1
2と、レンズ1の位置を測定する位置測定手段としての
プローブ13と、レンズ1の肉厚測定手段としての肉厚
測定機6とを備えている。
【0015】レンズ枠2は上下端面が開放されたリング
状に成形されており、その内面の保持突起によってレン
ズ1を保持して固定する。
【0016】アライメントステージ3は加工機8の加工
軸である主軸11に取り付けられ、主軸11によって回
転駆動される。また、アライメントステージ3はレンズ
が組み付けられた状態のレンズ枠2を保持するチャック
アーム3aを有している。このチャックアーム3aは、
レンズ枠2の下面からレンズ枠2内に進入することによ
り、レンズ枠2を内側から保持する。アライメントステ
ージ3はチルト・シフト可能となっており、このチルト
・シフト駆動によって、レンズ1の光軸が主軸11と一
致するようにレンズ枠2の左右前後調整及び傾き調整を
行う。
【0017】偏心測定手段10はレンズ1の上面1aに
臨み、偏心測定手段12はレンズの下面1bに臨むよう
に配置されており、偏心測定手段10は光軸に対するレ
ンズ1の上面1aの偏心量を測定し、偏心測定手段12
はレンズ1の下面1bの偏心量を測定する。そして、測
定した偏心量はデータ転送手段7に送出される。
【0018】位置測定手段としてのプローブ13は、レ
ンズ1に臨む測定子13aを備えており、加工機8に対
するレンズ1の光軸方向の位置を測定する。そして、測
定したレンズ1の位置データはデータ転送手段7に送出
される。また、プローブ13は移動機構14に保持され
ており、これにより、垂直方向及び水平方向に移動可能
となっている。
【0019】肉厚測定機6は、主軸11とは別個の位置
に配置されている。この肉厚測定機6は、上下で対向す
る接触子6a、6bを備えており、この接触子6a、、
6bがレンズ1の上下面1a、1bに接触することによ
り、レンズ1の肉厚を測定する。測定した肉厚データは
データ転送手段7に送出される。
【0020】加工機8はレンズ枠2の外径面2aを切削
すると共にレンズ枠2の両端面である上下の当て付け面
2b、2cを切削するバイト等の加工具8aを備えてい
る。この加工機8はデータ転送手段7から入力されたデ
ータに基づいてレンズ枠2を加工する。
【0021】この実施の形態では、まず、レンズ枠2に
組み付けられたレンズ1の肉厚を肉厚測定機6により測
定する。次に、アライメントステージ3はチャックアー
ム3aによってレンズ枠2を保持する。この保持状態
で、偏心測定手段10,12によりレンズ1の上面1a
及び下面1bの偏心量をそれぞれ測定し、測定された偏
心データをデータ転送手段7がアライメントステージ3
に出力する。この偏心データに基づいて、アライメント
ステージ3はレンズ枠2のチルト・シフト調整を行い、
レンズ1の光軸を主軸11の回転軸、すなわち加工機8
の加工軸に一致させる。これによりレンズ枠2の外径面
2aをレンズ1の光軸を基準として加工することができ
る。
【0022】このようにレンズ1の上面1a及び下面1
bの偏心量をそれぞれ測定し、レンズ1の上面1a及び
下面1bの偏心をそれぞれ同時に検出しながらレンズ枠
2のチルトおよびシフトを行うことにより、偏心量の調
整を精度良く行うことができる。
【0023】また、移動機構14によりプローブ13を
レンズ1の上面1aの中心に当接させて、加工機8上で
のレンズ1の光軸方向の位置を測定する。そして、加工
機8に対するレンズ1の光軸方向における位置データ、
レンズ1の肉厚データ及びあらかじめ入力してあるレン
ズ1に関するデータをデータ転送手投7から加工機8に
出力する。加工機8はこれらのデータに基づいてレンズ
枠2の外径面2a及び上下の当て付け面2b、2cを加
工する。これにより、レンズ1の光軸及びレンズ1の光
軸方向の位置を基準にしたレンズ枠2の加工を行うこと
ができる。
【0024】この加工の後、図2に示すように複数のレ
ンズ枠2をレンズ鏡筒9内に挿入する。レンズ鏡筒9の
内部には、レンズ枠2を収容する収容部9aが軸方向に
沿って空洞状に形成されている。また、軸方向の両端部
は開口されており、先端側(右端側)の開口部は光が入
出射する光窓9bとなっている。基端側(左端側)の開
口部の外周は光学機器への取り付けを行う取付部9cと
なっており、そのための雄ねじ等が形成されている。
【0025】上述した加工では、レンズ1の光軸及びレ
ンズ1の光軸方向の位置を基準としてレンズ枠12の外
径面2a及び当て付け面2b、2cを加工しているた
め、複数のレンズ枠2を収容部9a内に挿入した後、押
さえ環15を挿入してレンズ枠2を押さえ付けることに
より、複数のレンズ1の光軸が一致し、しかもレンズ1
の間隔を精度の良い状態で組み込むことができる。
【0026】(実施の形態2)図3は本発明の実施の形
態2を示す。この実施の形態では、実施の形態1のプロ
ーブ13に代えて、レーザ側長機20,21が配置され
ている。また、レンズ1と上下の偏心測定手段10,1
2との間には、レーザ側長機20,21からの光線を反
射してレンズ1に照射するハーフミラー22,23がそ
れぞれ配置されている。これらのレーザ側長機20,2
1及びハーフミラー22,23は加工機8に対するレン
ズ1の上下面1a、1bの光軸方向の位置を測定する位
置測定手段として機能する。そして、レーザ側長機2
0,21が測定した位置データはデータ転送手段7に送
出される。
【0027】この実施の形態では、レンズ1が組み付け
られたレンズ枠2をアライメントステージ3で保持し、
偏心測定手段10,12によりレンズ1の上面1a及び
下面1bの偏心量をそれぞれ測定し、その測定データを
基にアライメントステージ3によりレンズ枠2のチルト
・シフト調整を行い、レンズ1の光軸を主軸11の回転
軸、すなわち加工機8の加工軸に一致させる。これによ
りレンズ枠2の外径面2aをレンズ1の光軸を基準にし
て加工することができる。
【0028】次に、レーザ測長機20,21によりレン
ズ1の上面1a及び下面1bの加工機8に対する光軸方
向の位置を測定する。そして、レンズ1の位置データ及
びあらかじめ入力してあるレンズに関するデータをデー
タ転送手段7により加工機8に出力し、このデータに基
づいてレンズ枠2の外径面2a及び上下の当て付け面2
b、2cを加工する。これにより、レンズ1の光軸レン
ズ1の光軸方向の位置を基準にしてレンズ枠2を加工す
ることができる。
【0029】この加工の後、実施の形態1と同様に、複
数のレンズ枠2をレンズ鏡筒9内に挿入し、押さえ環1
5によって押さえ付けて固定する。これにより、レンズ
1の光軸が一致した状態で、しかもレンズ1の間隔を精
度の良い状態で組み込むことができる。この実施の形態
では、レンズ枠2をアライメントステージ3に取り付け
た状態で全ての測定、加工ができるため、作業が容易
で、かつ測定誤差も少なくなる。
【0030】(実施の形態3)この実施の形態では、実
施の形態1の構成に加えて、内径測定手段31を設ける
ものである。内径測定手段31は測定ヘッド31aを備
えており、この測定ヘッド31aをレンズ鏡筒9の収容
部9a内に挿入することにより、レンズ鏡筒9の内径を
測定する。そして、測定したレンズ鏡筒9の内径データ
は、データ転送手段に送出される。
【0031】この実施の形態では、レンズ1の肉厚を肉
厚測定機6により測定する。また、内径測定手段31に
よりレンズ鏡筒9の内径を測定する。そして、レンズ枠
2をアライメントステージ3が保持し、偏心測定手段1
0,12によりレンズ1の上面1a及び下面1bの偏心
量をそれぞれ測定し、その偏心データを基にアライメン
トステージ3によりレンズ枠2のチルト・シフト調整を
行い、レンズ1の光軸を主軸11の回転軸、すなわち加
工機8の加工軸に一致させる。これによりレンズ枠2の
外径面2aをレンズ1の光軸を基準にして加工すること
ができる。プローブ13の測定子13aをレンズ上面1
aの中心に当接させて、加工機8に対するレンズ1の光
軸方向の位置を測定する。
【0032】そして、レンズ1の位置データ、レンズ1
の肉厚データ、レンズ鏡筒9の内径データ及びあらかじ
め入力してあるレンズに関するデータをデータ転送手段
7から加工機8に出力し、これらのデータに基づいてレ
ンズ枠2の外径面2a及び上下の当て付け面2b、2c
を加工する。これにより、レンズ1の光軸及びレンズ1
の光軸方向の位置を基準にしてレンズ枠2を加工するこ
とができる。
【0033】この実施の形態によれば、実施の形態1に
加えて、レンズ鏡筒9の内径を測定し、その内径データ
に基づいてレンズ枠2の外径面2aを加工するため、レ
ンズ鏡筒9の内径の加工誤差をキャンセルすることがで
きる。このため、さらに高精度に各レンズ1の光軸を一
致させることができる。
【0034】本発明は以上の実施の形態に限定されるこ
となく、種々変形が可能である。例えば、レンズ枠2の
外径面2aの精度が良好な場合には、加工機8はレンズ
枠2の両端面の当て付け面2b、2cだけを加工しても
良く、この場合にも光軸を一致させた状態でのレンズ鏡
筒9への組み込みを行うことができる。
【0035】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、レンズの光軸
が主軸に一致した状態で、レンズの光軸及びレンズの光
軸方向の位置を基準としてレンズ枠の当て付け面を加工
するため、レンズに肉厚の誤差があっても、複数のレン
ズの光軸を一致させた組み付け及びレンズの間隔を高精
度に保持した組み付けを行うことができる。
【0036】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
発明の効果を有するのに加えて、レンズ枠の外径面を加
工するため、複数のレンズの光軸をレンズ鏡筒内で精度
良く一致させることができる。
【0037】請求項3の発明によれば、請求項2記載の
発明の効果に加えて、レンズ鏡筒の内径データに基づい
てレンズ枠の外径面の加工を行うため、レンズ鏡筒の内
径に対する寸法が向上し、レンズ鏡筒内での複数のレン
ズの光軸をさらに高精度に一致させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の全体の側面図である。
【図2】レンズ鏡筒への組み込み状態を示す断面図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態2の全体の側面図である。
【図4】本発明の実施の形態3の全体の側面図である。
【図5】従来の加工装置を示す側面図である。
【符号の説明】
1 レンズ 2 レンズ枠 2a レンズ枠の外径面 2b、2c レンズ枠の当て付け面 3 アライメントステージ 6 肉厚測定手段 8 加工機 10,12 偏心測定手段 11 主軸 13 プローブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズが組み付けられたレンズ枠を主軸
    が回転させると共に、加工機がレンズ枠の少なくとも両
    端面の当て付け面を加工する装置であって、 前記レンズの肉厚を測定する肉厚測定手段と、前記加工
    機に対する光軸方向におけるレンズの位置を測定する位
    置測定手段と、光軸に対するレンズの偏心量を測定する
    偏心測定手段とを備え、前記加工機は、偏心測定手段か
    らの偏心データに基づいてレンズの光軸を前記主軸に一
    致させ、この状態で、光軸方向におけるレンズの位置デ
    ータ及びレンズの肉厚データに基づいてレンズ枠の両端
    面の当て付け面を加工することを特徴とするレンズ枠の
    加工装置。
  2. 【請求項2】 レンズ枠を保持すると共に前記偏心測定
    手段からの偏心データに基づいてレンズの光軸を前記主
    軸に一致させるステージをさらに備え、このステージが
    レンズの光軸を主軸に一致させた状態で、前記加工機が
    光軸方向におけるレンズの位置データ及びレンズの肉厚
    データに基づいてレンズ枠の外径面及びレンズ枠の両端
    面の当て付け面を加工することを特徴とする請求項1記
    載のレンズ枠の加工装置。
  3. 【請求項3】 レンズ枠が組み込まれるレンズ鏡筒の内
    径を測定する内径測定手段をさらに備え、前記ステージ
    がレンズの光軸を主軸に一致させた状態で、前記加工機
    が光軸方向におけるレンズの位置データ及びレンズの肉
    厚データ及びレンズ鏡筒の内径データに基づいてレンズ
    枠の外径面及び両端面の当て付け面を加工することを特
    徴とする請求項2記載のレンズ枠の加工装置。
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