JP2002103101A - 切屑分断化旋削方法及びその装置 - Google Patents
切屑分断化旋削方法及びその装置Info
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- JP2002103101A JP2002103101A JP2000288165A JP2000288165A JP2002103101A JP 2002103101 A JP2002103101 A JP 2002103101A JP 2000288165 A JP2000288165 A JP 2000288165A JP 2000288165 A JP2000288165 A JP 2000288165A JP 2002103101 A JP2002103101 A JP 2002103101A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 バイトをその送り方向に振幅させて旋削によ
り発生する切屑の幅を変化させ、切屑の分断化を図る切
屑分断化方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 圧電素子14により四節リンクバネ機構
による微動台12を介してバイト3に、その送り方向の
振幅を加える。回転駆動されるワークに対してバイト3
により旋削加工するとき、バイト3をその送り方向に振
幅が加えられると、旋削により発生する切屑の幅に変化
が生じて、幅の狭い部分から破断しやすくなり、切屑の
分断化を図ることができる。
り発生する切屑の幅を変化させ、切屑の分断化を図る切
屑分断化方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 圧電素子14により四節リンクバネ機構
による微動台12を介してバイト3に、その送り方向の
振幅を加える。回転駆動されるワークに対してバイト3
により旋削加工するとき、バイト3をその送り方向に振
幅が加えられると、旋削により発生する切屑の幅に変化
が生じて、幅の狭い部分から破断しやすくなり、切屑の
分断化を図ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バイトをその送り
方向に往復振動させて切屑を分断される状態に旋削加工
する切屑分断化旋削方法及びその装置に関するものであ
る。
方向に往復振動させて切屑を分断される状態に旋削加工
する切屑分断化旋削方法及びその装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】旋削加工においては必然的に切屑が発生
する。この切屑が長く連続した状態にあると、下記のよ
うな加工上の問題が生じて、旋削能率や切削品質の低下
をまねくことになる。 (1)切屑がバイトに絡み付いて切削性を悪化させる。 (2)切屑が加工面に当たって加工面を傷つける。 (3)切屑がチャックとワークとの間に挟まってチャッ
クミスが生じる。
する。この切屑が長く連続した状態にあると、下記のよ
うな加工上の問題が生じて、旋削能率や切削品質の低下
をまねくことになる。 (1)切屑がバイトに絡み付いて切削性を悪化させる。 (2)切屑が加工面に当たって加工面を傷つける。 (3)切屑がチャックとワークとの間に挟まってチャッ
クミスが生じる。
【0003】また、切屑が長く連続した状態にあると、
切屑の処理についても、下記のような問題が生じて、切
屑処理に多くの時間を要することになる。 (1)切屑体積が大きくなり、切屑受け皿に至るまでの
穴に引っ掛かって受け皿に落ちにくい。 (2)受け皿に落ちても、直ぐに受け皿がいっぱいにな
る。
切屑の処理についても、下記のような問題が生じて、切
屑処理に多くの時間を要することになる。 (1)切屑体積が大きくなり、切屑受け皿に至るまでの
穴に引っ掛かって受け皿に落ちにくい。 (2)受け皿に落ちても、直ぐに受け皿がいっぱいにな
る。
【0004】また、連続した切屑が高速度で飛び出す
と、作業者に怪我させる恐れや、加工機に損傷を与える
などの問題があった。
と、作業者に怪我させる恐れや、加工機に損傷を与える
などの問題があった。
【0005】上記のように切屑が長く連続することによ
る問題を解決するために、切屑を適当な長さに分断する
必要がある。この切屑を適当な長さに折れた状態にする
手段として、チップブレーカを用いた旋盤が知られてい
る。旋削加工において最も多く用いられる逃げ面障害型
切断は、図7に示すように、バイト3にチップブレーカ
19を取り付けて構成される。
る問題を解決するために、切屑を適当な長さに分断する
必要がある。この切屑を適当な長さに折れた状態にする
手段として、チップブレーカを用いた旋盤が知られてい
る。旋削加工において最も多く用いられる逃げ面障害型
切断は、図7に示すように、バイト3にチップブレーカ
19を取り付けて構成される。
【0006】図7において、回転するワーク7にバイト
3の刃先を当てて削ることにより旋削切屑18が発生
し、この旋削切屑18はバイト3のすくい面に沿って流
出しようとするが、チップブレーカ19があることによ
り上向きにカールする。カールした旋削切屑18がバイ
ト3の下面に当たったとき、その表面に生じる歪みがワ
ーク7を構成する材質の破断歪みより大きくなると、切
削切屑18は折れて分断化される。
3の刃先を当てて削ることにより旋削切屑18が発生
し、この旋削切屑18はバイト3のすくい面に沿って流
出しようとするが、チップブレーカ19があることによ
り上向きにカールする。カールした旋削切屑18がバイ
ト3の下面に当たったとき、その表面に生じる歪みがワ
ーク7を構成する材質の破断歪みより大きくなると、切
削切屑18は折れて分断化される。
【0007】しかし、チップブレーカによる切屑の分断
は、バイト3の下面に当たったときの歪みより、ワーク
7の材質の破断歪みが大きくなる延性の高い材料の場合
では確実に分断できない。この問題を解決すべく、本願
出願人は分断が困難な材料の旋削加工においても切屑の
分断化を可能にした切屑分断化旋削方法及びその装置
を、特開平09−225776号及び特開平10−43
901号公報に開示されたように提案した。
は、バイト3の下面に当たったときの歪みより、ワーク
7の材質の破断歪みが大きくなる延性の高い材料の場合
では確実に分断できない。この問題を解決すべく、本願
出願人は分断が困難な材料の旋削加工においても切屑の
分断化を可能にした切屑分断化旋削方法及びその装置
を、特開平09−225776号及び特開平10−43
901号公報に開示されたように提案した。
【0008】ここに開示された切屑分断化旋削装置は、
図4に示すように、バイト3を微動装置9に保持させ、
回転駆動されるワーク7に対してバイト3を図示B方向
に送って旋削加工するとき、駆動信号発生手段8からの
駆動信号により前記微動装置9を動作させ、バイト3を
図示C方向に往復振動させることができるように構成さ
れている。バイト3に往復振動が加えられない通常の旋
削加工によっては、そこから発生する切屑は、図5に示
すように、一定幅の切屑20となり、前述したように様
々の弊害が生じる状態となる。しかし、この装置ではバ
イト3に往復振動が加えられるので、図6に示すよう
に、発生する切屑17は幅狭部分17aと幅広部分17
bとが交互に現れる状態となる。このような状態の切屑
17は、ワーク7が延性の高い材料の場合であっても幅
狭部分17aから容易に破断し、切屑17は分断化され
ることになる。
図4に示すように、バイト3を微動装置9に保持させ、
回転駆動されるワーク7に対してバイト3を図示B方向
に送って旋削加工するとき、駆動信号発生手段8からの
駆動信号により前記微動装置9を動作させ、バイト3を
図示C方向に往復振動させることができるように構成さ
れている。バイト3に往復振動が加えられない通常の旋
削加工によっては、そこから発生する切屑は、図5に示
すように、一定幅の切屑20となり、前述したように様
々の弊害が生じる状態となる。しかし、この装置ではバ
イト3に往復振動が加えられるので、図6に示すよう
に、発生する切屑17は幅狭部分17aと幅広部分17
bとが交互に現れる状態となる。このような状態の切屑
17は、ワーク7が延性の高い材料の場合であっても幅
狭部分17aから容易に破断し、切屑17は分断化され
ることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、切屑1
7を幅狭部分17aと幅広部分17bとが形成されるよ
うにバイト3に振幅を加えるために、微動装置9として
例えば圧電素子を用いた場合に、駆動周波数を高くして
バイト3の送り速度を速くしたり、大きな振幅量を得た
いときに、圧電素子の負荷が大きくなるため、圧電素子
が大型化し、装置の大型化が避けられない課題があっ
た。
7を幅狭部分17aと幅広部分17bとが形成されるよ
うにバイト3に振幅を加えるために、微動装置9として
例えば圧電素子を用いた場合に、駆動周波数を高くして
バイト3の送り速度を速くしたり、大きな振幅量を得た
いときに、圧電素子の負荷が大きくなるため、圧電素子
が大型化し、装置の大型化が避けられない課題があっ
た。
【0010】また、旋削加工による高精度の加工を安定
して行い、微動装置9の長寿命化を図るために、バイト
3に効率よく振幅を加える構造が要求されている。
して行い、微動装置9の長寿命化を図るために、バイト
3に効率よく振幅を加える構造が要求されている。
【0011】本発明が目的とするところは、バイトの振
幅及び駆動周波数を効率よく増加させて、加工精度や切
削効率を高め、微動装置の長寿命化を図った切屑分断化
方法及びその装置を提供することにある。
幅及び駆動周波数を効率よく増加させて、加工精度や切
削効率を高め、微動装置の長寿命化を図った切屑分断化
方法及びその装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本願の第1発明は、回転駆動されるワークの加工面に
沿う方向にバイトを送ってワークを旋削加工し、この旋
削加工によって発生する切屑が分断される状態に削り出
す切屑分断化旋削方法であって、前記バイトを四節リン
クバネ機構によって構成された微動台上に固定し、この
微動台を駆動手段によってバイトの送り方向に往復振動
させ、その振動周波数がワークの回転速度(rps)に
対してm/2倍(mは任意の奇数)となるようにして旋
削加工することを特徴とする。
の本願の第1発明は、回転駆動されるワークの加工面に
沿う方向にバイトを送ってワークを旋削加工し、この旋
削加工によって発生する切屑が分断される状態に削り出
す切屑分断化旋削方法であって、前記バイトを四節リン
クバネ機構によって構成された微動台上に固定し、この
微動台を駆動手段によってバイトの送り方向に往復振動
させ、その振動周波数がワークの回転速度(rps)に
対してm/2倍(mは任意の奇数)となるようにして旋
削加工することを特徴とする。
【0013】上記切屑分断化旋削方法によれば、四節リ
ンクバネ機構によりバイトはその送り方向に効率よく往
復振動するので、旋削加工によって発生する切り屑は幅
の狭い部分と幅の広い部分とが交互に繰り返された状態
になる。ワークの材質が延性の高いものであっても幅の
狭い部分で容易に破断して分断化される。また、振幅を
大きくしてバイトの軌跡が交差するようにすると、旋削
時に切屑は分断される。この切屑の分断化により、旋削
加工時の切屑による弊害が解消され、切屑処理も容易と
なる。
ンクバネ機構によりバイトはその送り方向に効率よく往
復振動するので、旋削加工によって発生する切り屑は幅
の狭い部分と幅の広い部分とが交互に繰り返された状態
になる。ワークの材質が延性の高いものであっても幅の
狭い部分で容易に破断して分断化される。また、振幅を
大きくしてバイトの軌跡が交差するようにすると、旋削
時に切屑は分断される。この切屑の分断化により、旋削
加工時の切屑による弊害が解消され、切屑処理も容易と
なる。
【0014】上記切屑分断化旋削方法において、微動台
上に固定するバイト及びその固定手段の質量が削減され
るように、小径化したバイトを微動台に直接固定するこ
とにより、駆動手段の負荷を増加させることなく振動周
波数を大きくすることができ、ワークの回転速度を増加
させて切り屑の分断化を図ることができ、旋削加工のタ
クトを向上させることができる。
上に固定するバイト及びその固定手段の質量が削減され
るように、小径化したバイトを微動台に直接固定するこ
とにより、駆動手段の負荷を増加させることなく振動周
波数を大きくすることができ、ワークの回転速度を増加
させて切り屑の分断化を図ることができ、旋削加工のタ
クトを向上させることができる。
【0015】また、本願の第2発明は、回転駆動される
ワークの加工面に沿う方向にバイトを送ってワークを旋
削加工し、この旋削によって発生する切屑が分断される
状態に削り出す切屑分断化旋削装置であって、四節リン
クバネ機構によって構成された微動台と、この微動台上
にバイトを固定するバイト固定手段と、前記微動台をバ
イトの送り方向にワークの回転速度(rps)に対して
m/2(mは任意の奇数)の周波数で往復振動させる駆
動手段とを備えてなることを特徴とする。
ワークの加工面に沿う方向にバイトを送ってワークを旋
削加工し、この旋削によって発生する切屑が分断される
状態に削り出す切屑分断化旋削装置であって、四節リン
クバネ機構によって構成された微動台と、この微動台上
にバイトを固定するバイト固定手段と、前記微動台をバ
イトの送り方向にワークの回転速度(rps)に対して
m/2(mは任意の奇数)の周波数で往復振動させる駆
動手段とを備えてなることを特徴とする。
【0016】上記切屑分断化旋削装置によれば、バイト
は駆動手段によって往復駆動される微動台により送り方
向に往復振動し、その振幅は微動台を構成する四節リン
クバネ機構により増幅されるので、駆動手段を大型化さ
せることなく振幅を大きくしてバイトをその送り方向に
往復振動させることができる。このバイトを送り方向に
往復振動させる動作により、旋削加工によって発生する
切り屑は幅の狭い部分と幅の広い部分とが交互に繰り返
された状態になる。ワークの材質が延性の高いものであ
っても幅の狭い部分で容易に破断して分断化される。ま
た、振幅を大きくしてバイトの軌跡が交差するようにす
ると、旋削時に切屑は分断される。この切屑の分断化に
より、旋削加工時の切屑による弊害が解消され、切屑処
理も容易となる。
は駆動手段によって往復駆動される微動台により送り方
向に往復振動し、その振幅は微動台を構成する四節リン
クバネ機構により増幅されるので、駆動手段を大型化さ
せることなく振幅を大きくしてバイトをその送り方向に
往復振動させることができる。このバイトを送り方向に
往復振動させる動作により、旋削加工によって発生する
切り屑は幅の狭い部分と幅の広い部分とが交互に繰り返
された状態になる。ワークの材質が延性の高いものであ
っても幅の狭い部分で容易に破断して分断化される。ま
た、振幅を大きくしてバイトの軌跡が交差するようにす
ると、旋削時に切屑は分断される。この切屑の分断化に
より、旋削加工時の切屑による弊害が解消され、切屑処
理も容易となる。
【0017】上記切屑分断化旋削装置において、バイト
固定手段は、小径化されたバイトを固定する微動台の上
部ステージとすることにより、小径化されたバイトを微
動台に直接固定することができ、微動台上の重量が軽減
され、駆動手段の負荷を増加させることなく振動周波数
を増加させることができ、ワークの回転速度を増加させ
て切り屑の分断化を図ることができ、旋削加工のタクト
を向上させることができる。
固定手段は、小径化されたバイトを固定する微動台の上
部ステージとすることにより、小径化されたバイトを微
動台に直接固定することができ、微動台上の重量が軽減
され、駆動手段の負荷を増加させることなく振動周波数
を増加させることができ、ワークの回転速度を増加させ
て切り屑の分断化を図ることができ、旋削加工のタクト
を向上させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。
尚、以下に示す実施形態は本発明を具体化した一例であ
って、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。
尚、以下に示す実施形態は本発明を具体化した一例であ
って、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0019】本実施形態は、図4に示した切屑分断化旋
削装置1における微動装置9に改良を加えたもので、図
1に示す第1の実施形態になる微動装置9a、図3に示
す第2の実施形態になる微動装置9bに示すように、圧
電素子14により発生させた振幅を四節リンクバネ機構
によって構成された微動台12、21を介してバイト
3、22に伝達するように構成したものである。
削装置1における微動装置9に改良を加えたもので、図
1に示す第1の実施形態になる微動装置9a、図3に示
す第2の実施形態になる微動装置9bに示すように、圧
電素子14により発生させた振幅を四節リンクバネ機構
によって構成された微動台12、21を介してバイト
3、22に伝達するように構成したものである。
【0020】まず、図4を参照して切屑分断化旋削装置
1の全体構成及びその動作について説明する。切屑分断
化旋削装置1は、旋削対象とするワーク7を主軸2に設
けられたチャック6によって保持して回転駆動し、ワー
ク7の円周面をバイト3によって旋削加工する。バイト
3は微動装置9に保持され、この微動装置9はNCテー
ブル4上に固定され、駆動信号発生手段8から駆動信号
が供給される。これら主軸2、NCテーブル4、駆動信
号発生手段8の動作は制御装置5によって制御される。
1の全体構成及びその動作について説明する。切屑分断
化旋削装置1は、旋削対象とするワーク7を主軸2に設
けられたチャック6によって保持して回転駆動し、ワー
ク7の円周面をバイト3によって旋削加工する。バイト
3は微動装置9に保持され、この微動装置9はNCテー
ブル4上に固定され、駆動信号発生手段8から駆動信号
が供給される。これら主軸2、NCテーブル4、駆動信
号発生手段8の動作は制御装置5によって制御される。
【0021】制御装置5の制御により、主軸2を回転さ
せてワーク7を回転駆動し、ワーク7の加工量に応じて
NCテーブル4を移動させてバイト3を図示A方向に移
動させ、加工開始点で停止させる。次いで、NCテーブ
ル4の移動によりバイト3を微小往復させながら図示B
方向に移送する。このとき、従来から用いられている一
般的なバイト3の送り動作であれば、前述したようにバ
イト3の送りマーク(ワーク7上のバイト3の軌跡)
は、図2に破線で示すように、ワーク7の外周面に対し
て螺旋を描くような軌跡となり、そのときに発生する切
屑20は図5に示したようになり、ワーク7の材質が延
性の高いものである場合には容易に破断せず、前述した
ような弊害が発生する。そこで、駆動信号発生手段8か
ら主軸2の回転速度N(rps)のm/2倍(mは任意
の奇数)の周波数でサイン波信号を微動装置9に供給し
てバイト3を図示C方向に往復振動動作させる。このバ
イト3をNCテーブル4の移動によりB方向に移送する
と、ワーク7の円周面は往復振動するバイト3により旋
削加工されることになり、このときのバイト3の送りマ
ークは、図2に実線で示すように、円周面上にサインカ
ーブを描くようになる。このような旋削加工によって発
生する切屑17は、図6に示したように、幅狭部分17
aと幅広部分17bとが交互に連なった状態になり、ワ
ーク7の材質が延性の高いものである場合であっても、
幅狭部分17aから容易に破断して切屑17を分断化す
ることができる。
せてワーク7を回転駆動し、ワーク7の加工量に応じて
NCテーブル4を移動させてバイト3を図示A方向に移
動させ、加工開始点で停止させる。次いで、NCテーブ
ル4の移動によりバイト3を微小往復させながら図示B
方向に移送する。このとき、従来から用いられている一
般的なバイト3の送り動作であれば、前述したようにバ
イト3の送りマーク(ワーク7上のバイト3の軌跡)
は、図2に破線で示すように、ワーク7の外周面に対し
て螺旋を描くような軌跡となり、そのときに発生する切
屑20は図5に示したようになり、ワーク7の材質が延
性の高いものである場合には容易に破断せず、前述した
ような弊害が発生する。そこで、駆動信号発生手段8か
ら主軸2の回転速度N(rps)のm/2倍(mは任意
の奇数)の周波数でサイン波信号を微動装置9に供給し
てバイト3を図示C方向に往復振動動作させる。このバ
イト3をNCテーブル4の移動によりB方向に移送する
と、ワーク7の円周面は往復振動するバイト3により旋
削加工されることになり、このときのバイト3の送りマ
ークは、図2に実線で示すように、円周面上にサインカ
ーブを描くようになる。このような旋削加工によって発
生する切屑17は、図6に示したように、幅狭部分17
aと幅広部分17bとが交互に連なった状態になり、ワ
ーク7の材質が延性の高いものである場合であっても、
幅狭部分17aから容易に破断して切屑17を分断化す
ることができる。
【0022】上記のように旋削加工により発生する切屑
17を幅狭部分17aと幅広部分17bとが生じるよう
にすると、幅狭部分17aに応力が集中するため、削り
出され、落下するなどの過程で幅狭部分17aから容易
に破断して分断化されるが、更に積極的な分断化を達成
するには、バイト3の振幅を大きくして隣り合う軌跡が
交差する状態にすると、バイト3は既に切削したところ
を通るため、切屑は切削時に分断された状態になる。こ
の振幅を大きくすることを可能にする第1及び第2の各
実施形態の微動装置9a、9bについて、以下に説明す
る。
17を幅狭部分17aと幅広部分17bとが生じるよう
にすると、幅狭部分17aに応力が集中するため、削り
出され、落下するなどの過程で幅狭部分17aから容易
に破断して分断化されるが、更に積極的な分断化を達成
するには、バイト3の振幅を大きくして隣り合う軌跡が
交差する状態にすると、バイト3は既に切削したところ
を通るため、切屑は切削時に分断された状態になる。こ
の振幅を大きくすることを可能にする第1及び第2の各
実施形態の微動装置9a、9bについて、以下に説明す
る。
【0023】第1の実施形態に係る微動装置9aは、図
1に示すように、取付台13上に、取付台13に一方が
固定された圧電素子14と、四節リンクバネを構成した
微動台12とが配置され、圧電素子14の先端部はボー
ル15を介して微動台12に間隔2hで形成された円弧
ヒンジ部12a、12aの中間位置に押し当てられてい
る。この微動台12の上部ステージにはバイト3を保持
するホルダ11が固定されている。
1に示すように、取付台13上に、取付台13に一方が
固定された圧電素子14と、四節リンクバネを構成した
微動台12とが配置され、圧電素子14の先端部はボー
ル15を介して微動台12に間隔2hで形成された円弧
ヒンジ部12a、12aの中間位置に押し当てられてい
る。この微動台12の上部ステージにはバイト3を保持
するホルダ11が固定されている。
【0024】上記構成において、圧電素子14に駆動信
号発生手段8から駆動信号を供給し、圧電素子14が図
示C方向に伸縮すると、微動台12は圧電素子14が伸
びたときには押力Fでワーク7方向に変位し、逆に圧電
素子14が縮んだ時には四節リンクバネのバネ力により
引き戻される結果、微動台12はC方向に微小往復す
る。このときの四節リンクバネのバネ定数Ksは、下式
(1)で表される。
号発生手段8から駆動信号を供給し、圧電素子14が図
示C方向に伸縮すると、微動台12は圧電素子14が伸
びたときには押力Fでワーク7方向に変位し、逆に圧電
素子14が縮んだ時には四節リンクバネのバネ力により
引き戻される結果、微動台12はC方向に微小往復す
る。このときの四節リンクバネのバネ定数Ksは、下式
(1)で表される。
【0025】 Ks=8Ebt2.5 /9πr0.5 h2 …(1) ここで、Eは縦弾性係数、bは円弧ヒンジ部12aの幅
(図示奥行き方向幅)、tは円弧間の厚さ、rは円弧ヒ
ンジ部12aの円弧の半径、hは円弧ヒンジ部12aか
ら同列の円弧ヒンジ部12a、12a間の中央までの高
さである。
(図示奥行き方向幅)、tは円弧間の厚さ、rは円弧ヒ
ンジ部12aの円弧の半径、hは円弧ヒンジ部12aか
ら同列の円弧ヒンジ部12a、12a間の中央までの高
さである。
【0026】また、圧電素子14が伸縮する振幅量δ
は、下式(2)で表される。
は、下式(2)で表される。
【0027】δ=F/Ks…(2) 圧電素子14が微動台12の一対の円弧ヒンジ部12
a、12a間の中央に押し当てられているため、微動台
12の上部ステージ上に取り付けられているバイト3
は、圧電素子14の振幅量δに対し、2倍の2δの振幅
量で微小振動させることができる。従って、圧電素子1
4の負荷を大きくすることなくバイト3の振幅量を拡大
することができ、バイト3の隣り合う軌跡を交差させて
切屑を分断させることや、バイト3の送り速度を速くす
ることも可能となる。
a、12a間の中央に押し当てられているため、微動台
12の上部ステージ上に取り付けられているバイト3
は、圧電素子14の振幅量δに対し、2倍の2δの振幅
量で微小振動させることができる。従って、圧電素子1
4の負荷を大きくすることなくバイト3の振幅量を拡大
することができ、バイト3の隣り合う軌跡を交差させて
切屑を分断させることや、バイト3の送り速度を速くす
ることも可能となる。
【0028】また、微動台12を構成する四節リンクバ
ネは剛性が高く、安定した動作が得られ、加工精度の向
上を図ることができる。
ネは剛性が高く、安定した動作が得られ、加工精度の向
上を図ることができる。
【0029】次に、第2の実施形態に係る微動装置9b
について、図3を参照して説明する。図3において、第
2の実施形態に係る微動装置9bは、四節リンクバネ構
造に構成された微動台21に小径化されたバイト22を
直接取り付け、微動台21上の重量の軽減を図ってい
る。他の構成要素は、第1の実施形態の構成要素に共通
するもので、その説明は省略する。
について、図3を参照して説明する。図3において、第
2の実施形態に係る微動装置9bは、四節リンクバネ構
造に構成された微動台21に小径化されたバイト22を
直接取り付け、微動台21上の重量の軽減を図ってい
る。他の構成要素は、第1の実施形態の構成要素に共通
するもので、その説明は省略する。
【0030】微動台21は、先と同様にワーク7の回転
速度N(rps)に対し、m/2倍(mは任意の奇数)
の駆動周波数で圧電素子14により駆動されるが、回転
速度Nあるいは係数mを大きくして加工タクトを向上さ
せ、切屑17の分断を短くしようとすると、微動台21
の駆動周波数を増加させる必要がある。微動台21の共
振周波数fは、微動台21のバネ定数をKs、圧電素子
14のバネ定数をKp、微動台21の上部21bとバイ
ト22とを合わせた質量をMとすると、下式(3)で表
される。
速度N(rps)に対し、m/2倍(mは任意の奇数)
の駆動周波数で圧電素子14により駆動されるが、回転
速度Nあるいは係数mを大きくして加工タクトを向上さ
せ、切屑17の分断を短くしようとすると、微動台21
の駆動周波数を増加させる必要がある。微動台21の共
振周波数fは、微動台21のバネ定数をKs、圧電素子
14のバネ定数をKp、微動台21の上部21bとバイ
ト22とを合わせた質量をMとすると、下式(3)で表
される。
【0031】 f={(Ks+Kp)/M}0.5 /2π…(3) 微動台21の駆動周波数は振動、異方向への変位に影響
を与えない範囲に設定され、実用的には共振周波数fの
1/2以下で使用される。そこで、駆動周波数を増加さ
せるためには、上記(3)式から、微動台21のバネ定
数Ksあるいは圧電素子14のバネ定数Kpを大きくす
るか、微動台21の上部21b及びバイト22の質量M
を小さくすることになる。しかし、微動台21のバネ定
数Ksを大きくすると、圧電素子14の微小往復の振幅
量が減少し、圧電素子14のバネ定数Kpを大きくする
と、発熱の影響や大型化するなどの問題が発生する。よ
って、微動台21上に搭載される質量Mを小さくするの
が、微動装置9bの駆動周波数を増加させるのに有効と
なる。
を与えない範囲に設定され、実用的には共振周波数fの
1/2以下で使用される。そこで、駆動周波数を増加さ
せるためには、上記(3)式から、微動台21のバネ定
数Ksあるいは圧電素子14のバネ定数Kpを大きくす
るか、微動台21の上部21b及びバイト22の質量M
を小さくすることになる。しかし、微動台21のバネ定
数Ksを大きくすると、圧電素子14の微小往復の振幅
量が減少し、圧電素子14のバネ定数Kpを大きくする
と、発熱の影響や大型化するなどの問題が発生する。よ
って、微動台21上に搭載される質量Mを小さくするの
が、微動装置9bの駆動周波数を増加させるのに有効と
なる。
【0032】上記微動装置9bでは、小径化したバイト
22を微動台21に直接固定しているので、微動台21
上に搭載される質量Mは小さくなり、圧電素子14の負
荷を増加させることなく微動装置9bの駆動周波数を増
加させることができる。従って、ワーク7の回転速度を
大きくして旋削加工のタクトを向上させることができ、
ワーク7の回転速度を増加させても、それに応じて微動
装置9bの駆動周波数を増加させると切屑17の分断化
を図ることができる。また、ワーク7の回転速度に対す
る駆動周波数の増加により、切屑17の幅狭部分17a
と幅広部分17bとの間の間隔を小さくして、切屑17
をより小さく分断することも可能になる。
22を微動台21に直接固定しているので、微動台21
上に搭載される質量Mは小さくなり、圧電素子14の負
荷を増加させることなく微動装置9bの駆動周波数を増
加させることができる。従って、ワーク7の回転速度を
大きくして旋削加工のタクトを向上させることができ、
ワーク7の回転速度を増加させても、それに応じて微動
装置9bの駆動周波数を増加させると切屑17の分断化
を図ることができる。また、ワーク7の回転速度に対す
る駆動周波数の増加により、切屑17の幅狭部分17a
と幅広部分17bとの間の間隔を小さくして、切屑17
をより小さく分断することも可能になる。
【0033】尚、以上説明した第1及び第2の各実施形
態において、駆動信号発生手段8から圧電素子14に供
給する駆動信号の波形をサイン波としているが、三角波
や方形波、台形波、のこぎり波のように周期的に変化す
る波形を用いることもできる。
態において、駆動信号発生手段8から圧電素子14に供
給する駆動信号の波形をサイン波としているが、三角波
や方形波、台形波、のこぎり波のように周期的に変化す
る波形を用いることもできる。
【0034】また、微動台12、21を振幅させる駆動
源として圧電素子14を用いた例を示したが、これに限
定されるものでなく、他の機械的もしくは電気的な加振
手段を適用することもできる。
源として圧電素子14を用いた例を示したが、これに限
定されるものでなく、他の機械的もしくは電気的な加振
手段を適用することもできる。
【0035】また、旋削加工の対象として、円柱形のワ
ーク7の外周面を旋削する場合について説明したが、旋
削対象の形状や加工面に限定されるものでなく、バイト
3、22を振幅させる方向が、バイト3、22の送り方
向であれば同様に切屑分断化を図ることができる。
ーク7の外周面を旋削する場合について説明したが、旋
削対象の形状や加工面に限定されるものでなく、バイト
3、22を振幅させる方向が、バイト3、22の送り方
向であれば同様に切屑分断化を図ることができる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明の通り本発明によれば、旋削
加工においてバイトをその送り方向に振幅させて、旋削
により発生する切屑の幅に変化を生じさせて切屑の分断
化を図るとき、駆動源から四節リンクバネ機構を介して
バイトに振幅を加えるので、駆動源の負荷を抑制して振
幅幅の増加を図ることができ、旋削時に切屑を分断化す
ることが可能となる。また、バイト及びその取付け部分
の質量の軽減により、駆動源の負荷を抑制して駆動周波
数を増加させることができ、切屑の分断距離を小さくす
ることや、ワークの回転速度を増加させても切屑の分断
化が可能にすることができる。この切屑分断化により旋
削加工における切屑による弊害が解消され、切屑処理を
容易にすることができる。
加工においてバイトをその送り方向に振幅させて、旋削
により発生する切屑の幅に変化を生じさせて切屑の分断
化を図るとき、駆動源から四節リンクバネ機構を介して
バイトに振幅を加えるので、駆動源の負荷を抑制して振
幅幅の増加を図ることができ、旋削時に切屑を分断化す
ることが可能となる。また、バイト及びその取付け部分
の質量の軽減により、駆動源の負荷を抑制して駆動周波
数を増加させることができ、切屑の分断距離を小さくす
ることや、ワークの回転速度を増加させても切屑の分断
化が可能にすることができる。この切屑分断化により旋
削加工における切屑による弊害が解消され、切屑処理を
容易にすることができる。
【図1】第1の実施形態に係る微動装置の構成を示す断
面図。
面図。
【図2】切屑を分断化するバイトの軌跡を示す模式図。
【図3】第2の実施形態に係る微動装置の構成を示す断
面図。
面図。
【図4】切屑分断化装置を設けた旋削装置の全体構成を
示す構成図。
示す構成図。
【図5】分断化されない従来の切屑の例を示す斜視図。
【図6】分断化した切屑の例を示す斜視図。
【図7】従来のチップブレーカ付きバイトによる切屑の
分断化を説明する模式図。
分断化を説明する模式図。
1 切屑分断化旋削装置 3、22 バイト 7 ワーク 9a、9b 微動装置 12、21 微動台 14 圧電素子(駆動手段)
Claims (4)
- 【請求項1】 回転駆動されるワークの加工面に沿う方
向にバイトを送ってワークを旋削加工し、この旋削加工
によって発生する切屑が分断される状態に削り出す切屑
分断化旋削方法であって、 前記バイトを四節リンクバネ機構によって構成された微
動台上に固定し、この微動台を駆動手段によってバイト
の送り方向に往復振動させ、その振動周波数がワークの
回転速度(rps)に対してm/2倍(mは任意の奇
数)となるようにして旋削加工することを特徴とする切
屑分断化旋削方法。 - 【請求項2】 微動台上に固定するバイト及びその固定
手段の質量が削減されるように、小径化したバイトを微
動台に直接固定する請求項1記載の切屑分断化旋削方
法。 - 【請求項3】 回転駆動されるワークの加工面に沿う方
向にバイトを送ってワークを旋削加工し、この旋削によ
って発生する切屑が分断される状態に削り出す切屑分断
化旋削装置であって、 四節リンクバネ機構によって構成された微動台と、この
微動台上にバイトを固定するバイト固定手段と、前記微
動台をバイトの送り方向にワークの回転速度(rps)
に対してm/2(mは任意の奇数)の周波数で往復振動
させる駆動手段とを備えてなることを特徴とする切屑分
断化旋削装置。 - 【請求項4】 バイト固定手段が、小径化されたバイト
を固定する微動台の上部ステージである請求項3記載の
切屑分断化旋削装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000288165A JP2002103101A (ja) | 2000-09-22 | 2000-09-22 | 切屑分断化旋削方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000288165A JP2002103101A (ja) | 2000-09-22 | 2000-09-22 | 切屑分断化旋削方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002103101A true JP2002103101A (ja) | 2002-04-09 |
Family
ID=18771797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000288165A Pending JP2002103101A (ja) | 2000-09-22 | 2000-09-22 | 切屑分断化旋削方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002103101A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1493530A1 (de) * | 2003-07-04 | 2005-01-05 | HESS, Peter | Werkzeugkopf mit piezoelektrischen Aktuatoren |
CN103611988A (zh) * | 2013-11-17 | 2014-03-05 | 长春工业大学 | 一种非共振三维椭圆金刚石振动切削柔性装置 |
WO2016047485A1 (ja) * | 2014-09-22 | 2016-03-31 | シチズンホールディングス株式会社 | 工作機械及びこの工作機械の制御装置 |
JP2016182654A (ja) * | 2015-03-26 | 2016-10-20 | シチズンホールディングス株式会社 | 工作機械及びこの工作機械の制御装置 |
WO2018117203A1 (ja) * | 2016-12-22 | 2018-06-28 | シチズン時計株式会社 | 工作機械およびその制御装置 |
CN112792572A (zh) * | 2021-01-04 | 2021-05-14 | 南通炜星机械有限公司 | 一种新型车磨一体机 |
CN114433894A (zh) * | 2021-12-28 | 2022-05-06 | 大连德迈仕精密科技股份有限公司 | 一种基于往复进给方式的车削断屑方法 |
-
2000
- 2000-09-22 JP JP2000288165A patent/JP2002103101A/ja active Pending
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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TWI657889B (zh) * | 2014-09-22 | 2019-05-01 | 日商西鐵城時計股份有限公司 | Machine tool and its control device |
WO2016047485A1 (ja) * | 2014-09-22 | 2016-03-31 | シチズンホールディングス株式会社 | 工作機械及びこの工作機械の制御装置 |
CN106687237A (zh) * | 2014-09-22 | 2017-05-17 | 西铁城时计株式会社 | 机床以及该机床的控制装置 |
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US11338404B2 (en) | 2014-09-22 | 2022-05-24 | Citizen Watch Co., Ltd. | Machine tool and control apparatus of the machine tool |
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JPWO2018117203A1 (ja) * | 2016-12-22 | 2019-07-04 | シチズン時計株式会社 | 工作機械およびその制御装置 |
CN110088698A (zh) * | 2016-12-22 | 2019-08-02 | 西铁城时计株式会社 | 机床及其控制装置 |
CN110088698B (zh) * | 2016-12-22 | 2020-03-06 | 西铁城时计株式会社 | 机床及其控制装置 |
US11084101B2 (en) | 2016-12-22 | 2021-08-10 | Citizen Watch Co., Ltd. | Machine tool and control device for the machine tool |
WO2018117203A1 (ja) * | 2016-12-22 | 2018-06-28 | シチズン時計株式会社 | 工作機械およびその制御装置 |
CN112792572A (zh) * | 2021-01-04 | 2021-05-14 | 南通炜星机械有限公司 | 一种新型车磨一体机 |
CN114433894A (zh) * | 2021-12-28 | 2022-05-06 | 大连德迈仕精密科技股份有限公司 | 一种基于往复进给方式的车削断屑方法 |
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