JP2002103052A - 接合装置 - Google Patents

接合装置

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JP2002103052A
JP2002103052A JP2000293466A JP2000293466A JP2002103052A JP 2002103052 A JP2002103052 A JP 2002103052A JP 2000293466 A JP2000293466 A JP 2000293466A JP 2000293466 A JP2000293466 A JP 2000293466A JP 2002103052 A JP2002103052 A JP 2002103052A
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ripple
monitoring
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Takashi Moro
享司 茂呂
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Miyachi Technos Corp
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Miyachi Technos Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電流リミッタ制御の下で流れる電流に対する
モニタリングを改善し、品質管理を向上させること。 【解決手段】 制御部22は、スイッチング・トランジ
スタ18に対するスイッチング制御信号として電流リミ
ッタ制御用の制御パルスCSを生成するためのスイッチ
ング制御部42に加えて、電流Iに対するモニタリング
を行うためのモニタリング処理部44(スイッチング制
御部42を除く部分)を含んでいる。両サンプリング・
ホールド回路46,48の出力信号つまり各スイッチン
グサイクルにおける電流Iの底値IBおよびピーク値I
Pは平均値演算回路62に入力され、ここで両サンプリ
ング値IB,IPの中間値として平均値が演算される。
リップルモニタ部74は、各スイッチングサイクル毎に
A/D変換器72の出力{−(IB+IP)/2}をリ
ップル中心値として取り込み、通電時間を通じたリップ
ル中心値の平均値を求める。リップル中心値の平均値
は、電流リップルの平均値を表すと同時に、実際に流れ
た電流の平均値を表す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被接合材を通電に
よって接合する接合装置に関し、特に電流リミッタ制御
を行う接合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、抵抗溶接装置では、被溶接材
に供給する溶接電流をフィードバックループで所望の設
定電流値に一致させるための定電流制御方式の一つとし
て、電流リミッタ制御が用いられている。
【0003】電流リミッタ制御は、スイッチング周波数
の各半サイクルまたは1サイクル毎に電流の瞬時値また
は波形を検出し、その電流瞬時値が所定のリミッタレベ
ル(基準値)に達した時点で通電用のスイッチング手段
をスイッチング・オフする方法であり、電流のピーク値
を一定に揃えることができるため、オーバーシュートを
起こさず高速に溶接電流を立ち上げられるという利点が
ある。
【0004】もっとも、実際には、電流リミッタ制御を
かけても、電流の流れ具合がよくないときは、電流がリ
ミッタレベルに達しないことがある。たとえば、電極の
汚れ等のために負荷回路の抵抗値が上昇したり、あるい
は電力源の商用交流電源電圧が何らかの原因で瞬時的に
下がったりすると、スイッチング手段がスイッチング・
オンしても電流の立ち上がりないし増加速度が遅くてス
イッチングサイクル内にリミッタレベルに達しないこと
がある。
【0005】そこで、電流リミッタ制御を行いながら、
他方で各スイッチングサイクル毎にスイッチング・オフ
した時点の電流値つまりピーク値を測定して、実際の電
流ピーク値がリミッタレベルに一致しているか否かを監
視する機能または装置が抵抗溶接装置に内蔵され、ある
いは別ユニットとして用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、電流リ
ミッタ制御を行う従来の抵抗溶接装置では、各スイッチ
ングサイクル毎に電流がリミッタレベルに達したか否か
を監視するだけであり、リミッタレベル以下で実際に流
れた電流の挙動または変動をモニタリングする機能がな
かった。
【0007】たとえば、図12に示すように、電流i
a,ibは共に各々のサイクル毎にリミッタレベルに達し
ているものの、リミッタレベル以下での変動つまりリッ
プルの大きさが相違している。このことは、電流ia,
ibのそれぞれの実効値または平均値が相違しているこ
とを意味し、ひいては溶接結果に相違を来す可能性を意
味している。しかしながら、従来の抵抗溶接装置では、
上記のようにリミッタレベル以下での電流リップル特性
をモニタリングする機能がないため、抵抗溶接の品質管
理を十全に果たすことができなかった。
【0008】上記のような問題は、抵抗溶接装置以外に
も、同様の電流リミッタ制御を用いて金属接合のための
通電を行う従来の他の方式の接合装置たとえばヒュージ
ング加工装置でもみられる。
【0009】本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑み
てなされたもので、電流リミッタ制御の下で流れる電流
に対するモニタリングを改善し、品質管理を向上させる
接合装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の接合装置は、被接合材に電極を当てて加
圧しながら電流を流して前記被接合材を接合する接合装
置であって、所定の直流電圧を与える直流電圧源と、前
記直流電圧源と前記電極との間に電気的に接続される通
電用のスイッチング手段と、前記電流の電流値を測定す
る電流測定手段と、通電中に予め設定された基準電流値
を実質的な上限値として前記電流が増加と減少のサイク
ルを繰り返すように前記スイッチング手段をスイッチン
グ制御する制御手段と、前記電流測定手段からの電流測
定値に基づいて前記電流のリップルを監視する電流リッ
プル監視手段とを具備する構成とした。
【0011】本発明の接合装置では、制御手段がスイッ
チング手段を実行制御する一方で、電流リップル監視手
段が実質的に基準電流値以下で変動する電流のリップル
を監視することにより、実際に流れた電流のいわば水面
下の挙動を適確に把握ないし分析し、品質管理に資する
ことができる。
【0012】電流リップル監視手段として、好ましく
は、電流のリップルの中間値たとえば中心値を求める手
段、電流のリップル率を求める手段、電流のリップルの
幅を求める手段、あるいは電流のリップルの底値の平均
値を求める手段を有する構成であってよい。特に、電流
リップルの中心値を求める構成においては、モニタリン
グ結果として電流リップル中心値の平均値を得ると同時
に電流平均値を得ることができる。
【0013】制御手段は、電流リミッタ制御を行うに際
して、スイッチングサイクルを一定としてもよく、ある
いは不定とすることも可能である。スイッチングサイク
ルを一定とする場合は、各スイッチングサイクルにおい
て前記電流が前記基準電流値に達した時点または当該ス
イッチングサイクルの経過時間が所定のタイムリミット
に達した時点で前記スイッチング手段をオン状態からオ
フ状態に切り換えるようなスイッチング制御を行ってよ
い。スイッチングサイクルを不定とする場合は、通電中
の所定時間置きのモニタ時点で前記電流が前記基準電流
値を下回っているときは、その時点から前記電流が前記
基準電流値を上回る時点まで前記スイッチング手段のオ
ン状態を持続させ、前記モニタ時点で前記電流が前記基
準電流値を上回っているときは次のモニタ時点まで前記
スイッチング手段のオフ状態を持続させるようなスイッ
チング制御を行ってよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図11を参照して本
発明の好適な実施形態を説明する。
【0015】図1に、本発明の一実施形態によるトラン
ジスタ式抵抗溶接装置の要部の構成を示す。この抵抗溶
接装置は、抵抗溶接用のエネルギーを電荷として蓄える
大容量コンデンサ10を含む直流電圧源12と、この直
流電圧源12と一対の溶接電極14,16との間に電気
的に接続されたスイッチング・トランジスタ18と、溶
接通電中にこのスイッチング・トランジスタ18を駆動
回路20を介してスイッチング動作させて溶接電流Iを
制御する制御部22とを有している。溶接電極14,1
6は加圧機構(図示せず)に結合されており、溶接中は
被溶接材(W1,W2)に加圧接触するようになってい
る。
【0016】直流電圧源12は、コンデンサ10を所定
電圧に充電するための充電回路として4個のダイオード
をブリッジ結線してなる単相整流回路24を有する。こ
の単相整流回路24は、降圧トランス26を介して入力
される交流電源28からの商用周波数の単相交流電源電
圧を整流して直流電圧に変換する。コンデンサ10の充
電電圧をより精細または可変に制御するために、整流回
路24の出力端子とコンデンサ10との間に充電用のス
イッチング回路(図示せず)を設ける構成としてもよ
い。さらに、充電制御のために、コンデンサ10の充電
電圧を測定する電圧測定手段(図示せず)等を設けても
よい
【0017】この実施形態における通電用のスイッチン
グ・トランジスタ18は、1個または並列接続された複
数個のスイッチング用トランジスタたとえばIGBT
(絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ)またはFE
T(電界効果トランジスタ)で構成されてよい。スイッ
チング・トランジスタ18の電流入側の端子はコンデン
サ10の正極側電極に接続され、電流出側の端子は溶接
電極14に接続されている。また、スイッチング・トラ
ンジスタ18の電流出側の端子とコンデンサ10の負極
側電極との間にフライホイール・ダイオード30が接続
されている。
【0018】制御部22は、マイクロプロセッサ(CP
U)を含み、所定のプログラムまたは手順にしたがって
通電シーケンス制御、定電流制御、表示制御等の各部の
制御や所要の信号処理または演算等を行う。制御部22
には、たとえばキーボード等を含む入力部32より各種
設定値が入力されるとともに、クロック回路34よりス
イッチング制御用のたとえば50kHzの基本クロック
信号CKが与えられる。その他、制御部22には、表示
パネルとしてたとえば液晶ディスプレイを有する表示部
36も接続され、さらには外部の装置と信号やデータの
やりとりを行うインタフェースまたは通信装置(図示せ
ず)等も接続可能となっている。
【0019】また、電流リミッタ制御において溶接電流
Iをフィードバックするために、フライホイール・ダイ
オード30と溶接電極14,16との間の導体に電流セ
ンサたとえばトロイダルコイル38が取り付けられ、こ
の電流センサ38の出力信号に基づいて電流測定回路4
0が溶接電流Iの電流測定値(瞬時値)MIをアナログ
信号でリアルタイムに制御部22に与えるようになって
いる。
【0020】制御部22は、電流測定回路40からの電
流測定値MIに基づいて電流リミッタ制御用の制御パル
スCSを生成し、この制御パルスCSにより駆動回路2
0を介してスイッチング・トランジスタ18をスイッチ
ング(オン・オフ)制御するようになっている。
【0021】図2に制御部22の中で本実施形態の特徴
となる部分の構成を示し、図3に溶接通電における各部
の信号の波形(一例)を示す。
【0022】図2において、制御部22は、スイッチン
グ・トランジスタ18に対するスイッチング制御信号と
して電流リミッタ制御用の制御パルスCSを生成するた
めのスイッチング制御部42に加えて、電流Iに対する
モニタリングを行うためのモニタリング処理部44(ス
イッチング制御部42を除く部分)を含んでいる。
【0023】スイッチング制御部42には、入力部32
からのリミッタレベルLTに相当する電圧信号と、クロ
ック回路34からの基本クロック信号CKと、内部パル
ス生成回路(図示せず)からのスイッチングオン・リミ
ットパルスCMと、電流測定回路40からの電流測定値
信号MIとが入力される。ここで、基本クロック信号C
Kは、その各半サイクルで1回のスイッチングサイクル
Yを規定する。スイッチングオン・リミットパルスCM
は、基本クロック信号CKを基に生成されてよく、各ス
イッチングサイクルYの中でスイッチング・オン時間T
onの最大限界値またはタイムリミットTon,MAXを規定す
る。
【0024】スイッチング制御部42は、基本クロック
信号CKの各立ち上がりまたは各立ち下がりに応動して
制御パルスCSをLレベルからHレベルに立ち上げ(そ
れによってスイッチング・トランジスタ18をオン状態
とし)、スイッチングオン・タイムリミットTon,MAX内
に電流測定値信号MIがリミッタレベルLTに達したと
きはその到達時点で、そうでなかったときはスイッチン
グオン・タイムリミットTon,MAXが経過した時点(パル
スCMがHレベルからLレベルに変わった時点)で制御
パルスCSをLレベルに戻す(それによってスイッチン
グ・トランジスタ18をオフ状態とする)。このように
して、基本クロック信号CKの各半サイクル毎にスイッ
チング・トランジスタ18に対する1回のオン・オフ制
御が行われる。
【0025】電流測定回路40からの電流測定値信号M
Iは、モニタリング処理部44における一対のサンプリ
ング・ホールド回路46,48にも入力される。第1の
サンプリング・ホールド回路46は、第1サンプリング
信号S1に応動して各制御パルスCSの立ち上がり時点
における電流Iの電流値つまり各スイッチングサイクル
Yにおける電流Iの底値IBをサンプリングし、かつ次
回の第1サンプリング信号S1が与えられるまでホール
ドする。第2のサンプリング・ホールド回路48は、第
2サンプリング信号S2に応動して各制御パルスCSの
立ち下がり時点における電流Iの電流値つまり各スイッ
チングサイクルYにおける電流Iのピーク値IPをサン
プリングし、かつ次回の第2サンプリング信号S2が与
えられるまでホールドする。両サンプリング信号S1,
S2は、制御パルスCSを基にサンプリング信号生成部
50で生成される。
【0026】図4に、サンプリング信号生成部50の回
路構成例を示す。この回路構成例において、制御パルス
CSは、アンドゲート52の一方の入力端子に入力され
るとともに、反転回路54と抵抗R1,コンデンサC1お
よびダイオードD1からなる遅延回路56とを介してア
ンドゲート52の他方の入力端子に入力される。これに
より、制御パルスCSがLレベルからHレベルに立ち上
がる際に遅延回路56の遅延量に相当するHレベルのパ
ルス幅を有する第1サンプリング信号S1がアンドゲー
ト52の出力端子に得られる。また、制御パルスCS
は、反転回路54を介してアンドゲート58の一方の入
力端子に入力されるとともに、抵抗R2,コンデンサC2
およびダイオードD2からなる遅延回路60を介してア
ンドゲート58の他方の入力端子に入力される。制御パ
ルスCSがHレベルからLレベルに立ち下がる際に遅延
回路60の遅延量に相当するHレベルのパルス幅を有す
る第2サンプリング信号S2がアンドゲート58の出力
端子に得られる。
【0027】再び図2および図3において、両サンプリ
ング・ホールド回路46,48の出力信号つまり各スイ
ッチングサイクルYにおける電流Iの底値IBおよびピ
ーク値IPは平均値演算回路62に入力され、ここで両
サンプリング値IB,IPの中間値として平均値が演算
される。
【0028】この平均値演算回路62は、演算増幅器6
4と、両サンプリング・ホールド回路46,48の出力
端子と演算増幅器64の反転入力端子との間にそれぞれ
接続された抵抗66,68と、演算増幅器64の出力端
子と反転入力端子との間に接続された抵抗70とで構成
される。両抵抗66,68のそれぞれ抵抗値R66,R68
を同一の値Raに設定し、この抵抗値Raと帰還抵抗70
の抵抗値Rfとの比を2:1に選ぶことにより、電流I
の底値IBおよびピーク値IPの平均値を表す電圧信号
−(IB+IP)/2が演算増幅器64の出力端子に得
られる。演算増幅器64の出力信号は、A/D変換器7
2でディジタル信号に変換されたうえでリップルモニタ
部74に与えられる。
【0029】リップルモニタ部74は、第2サンプリン
グ信号S2より一定時間Td(Td<Toff)だけ遅れてデ
ィレイ回路79より与えられる第3サンプリング信号S
3のタイミングでA/D変換器72の出力{−(IB+
IP)/2}を取り込む。このように各スイッチングサ
イクルYにおいてスイッチング・オン状態からスイッチ
ング・オフ状態に切り換わった直後に取り込まれたA/
D変換器72の出力{−(IBi+IPi)/2}は、図
5に示すように、当該スイッチングサイクルYにおける
リップルの中心値ICiを表している。
【0030】リップルモニタ部74は、ディジタル演算
部と記憶部とを有しており、溶接通電中に各スイッチン
グサイクルY毎に得られるリップル中心値IC0,IC
1,IC2,‥‥を収集する。そして、通電終了後に、通
電時間を通じたリップル中心値の平均値{(IC0+I
C1+IC2+‥‥‥+ICn-1)/n}を求める。この
リップル中心値の平均値は、リップル特性モニタ情報R
Iとして表示部36で表示されてよい。このリップル中
心値の平均値は、電流リップルの平均値を表すと同時
に、実際に流れた電流Iの平均値を表しており、ユーザ
には二重の意味で有益なモニタ情報となる。
【0031】一方で、第2のサンプリング・ホールド回
路48の出力信号つまり各スイッチングサイクルYにお
ける電流Iのピーク値IPは、A/D変換器76でディ
ジタル信号に変換されたうえで第3サンプリング信号S
3のタイミングでピーク値モニタ部78にも取り込まれ
る。このピーク値モニタ部78も、ディジタル演算部と
記憶部とを有しており、溶接通電中に各スイッチングサ
イクルY毎に得られる電流ピーク値IP0,IP1,IP
2,‥‥を収集し、通電終了後に所要のデータ解析処理
を行ってよい。たとえば、通電時間を通じた電流ピーク
値の平均値を求めたり、リミッタレベルLTに達しなか
った電流ピーク値を割り出して電流リミッタ制御につい
て良否判定を行うことができる。ピーク値モニタ部78
で得られるモニタ情報PIも表示部36で表示されてよ
い。
【0032】なお、図5の例では各スイッチングサイク
ルYにおいて電流Iが底値IBからピーク値IPへ上昇
する途中の中心値をリップル中心値ICとしているが、
ピーク値IPから次の底値IBに減少する途中の中心値
もリップル中心値ICになり得る。
【0033】図2の構成例では、アナログ式の平均値演
算回路62を設け、各スイッチングサイクルYにおける
電流Iの底値IBおよびピーク値IPをアナログ値の段
階で平均値演算処理にかけるようにしている。
【0034】しかし、図6に示すように、アナログ式の
平均値演算回路62を省き、両サンプリング・ホールド
回路46,48の出力信号IB,IPをA/D変換器7
2,73によりディジタル信号に変換してリップルモニ
タ部74に供給し、リップルモニタ部74において平均
値演算を行うことも可能である。このようなディジタル
信号処理方式においては、電流リップル特性としてリッ
プル平均値だけでなく、リップル率{100×(IP−
IB)/IP}、リップル幅(IP−IB)、底値平均
値{(IB0+IB1+IB2+‥‥IBn-1)/n}等も
演算可能である。リップル率やリップル幅は各スイッチ
ングサイクルY毎に解析してもよく全体の平均値を求め
てもよい。
【0035】なお、図6において、リップルモニタ部7
4は、サンプリング・ホールド回路46,48の出力信
号IB,IPをそれぞれサンプリング信号S3,S4のタ
イミングで取り込む。ここで、第4サンプリング信号S
4は、第1サンプリング信号S1を一定の遅延時間たとえ
ば上記Td(Td<Toff)を与えるディレイ回路(図示
せず)に通すことで得られる。
【0036】上記した実施形態はトランジスタ式抵抗溶
接装置に係るものであったが、本発明は電流リミッタ制
御を行う任意の抵抗溶接装置に適用可能である。図7に
本発明の一実施形態における直流インバータ式抵抗溶接
装置の要部の構成を示し、図8に本発明の一実施形態に
おける交流波形インバータ式抵抗溶接装置の要部の構成
を示す。
【0037】図7の直流インバータ式抵抗溶接装置にお
いて、インバータ回路80には整流回路(図示せず)よ
り所定の電圧レベルで直流電圧Vが供給される。インバ
ータ80は、正極通電用のスイッチング素子と負極通電
用のスイッチング素子とを有しており、制御部22から
の制御パルスCSにしたがい、商用周波数よりも格段に
高い周波数たとえば50kHzで正極通電用のスイッチ
ング素子と負極通電用のスイッチング素子とを交互にス
イッチング・オンさせることにより、直流入力電圧Vを
該高周波数のスイッチングで切り刻むようにして高周波
交流電圧のパルスEを出力する。インバータ80より出
力された交流パルスEは降圧トランス82の一次側コイ
ルに供給され、二次側コイルには一次側と相似な交流パ
ルスが得られる。この二次側交流パルスは一対のダイオ
ード84a,84bからなる整流回路86によって直流
に変換され、直流の二次電流が溶接電流Iとして電極1
4,16を介して被加工物(W1,W2)に供給される。
電流リミッタ制御方式でインバータ80をスイッチング
動作させると、溶接電流Iには設定値をリミッタレベル
としてインバータ周波数のリップルが現れる。
【0038】図8の交流波形インバータ式抵抗溶接装置
では、二次側の整流回路86が省かれ、溶接トランス8
2の二次側コイルが整流回路を介することなく溶接電極
14,16に電気的に接続される。インバータ80内の
構成は直流式と同じでよい。ただし、制御部22は、予
め設定された交流波形サイクル(たとえば商用周波数と
同じサイクル)の各前半サイクルでは負極通電用のスイ
ッチング素子をオフ状態に保持したまま正極通電用のス
イッチング素子をインバータ周波数で繰り返しスイッチ
ングオンさせ、各後半サイクルでは正極通電用のスイッ
チング素子をオフ状態に保持したまま負極通電用のスイ
ッチング素子をインバータ周波数で繰り返しスイッチン
グオンさせる。これにより、二次側回路では、各前半サ
イクルではほぼ台形状の波形を有する正極性の溶接電流
Iが流れ、各後半サイクルではほぼ台形状の波形を有す
る負極性の溶接電流Iが流れる。やはり、電流リミッタ
制御が行われると、溶接電流Iには設定値をリミッタレ
ベルとしてインバータ周波数のリップルが現れる。な
お、各半サイクルにおける通電の極性は上記と反対にす
ることもできる。
【0039】図7の直流インバータ式抵抗溶接装置や図
8の交流波形インバータ式抵抗溶接装置においても、上
記トランジスタ式抵抗溶接装置と同様に、制御部22,
22内に上記と同様のモニタリング処理部(図2,図
4)を設けることにより、電流リミッタ制御下で実際に
流れる電流Iのリップル特性を適確にモニタリングする
ことができる。
【0040】上記した実施形態の電流リミッタ制御で
は、スイッチングサイクルYを一定時間または一定周波
数に設定し、各スイッチングサイクルにおいてサイクル
開始時からスイッチング・オン状態にして電流を単調増
加させ、リミッタレベル到達時点でスイッチング・オフ
状態に切り換えて電流を単調減少させるようにしてい
る。しかし、他の電流リミッタ制御方式として、図9に
示すように、スイッチングサイクルを不定とする方式も
可能である。
【0041】図9の電流リミッタ制御方式では、クロッ
クCKで与えられる所定時間置きのモニタ時点で溶接電
流Iが設定電流値(リミッタレベル)Isを下回ってい
るときは、クロックのサイクルに影響されることなくそ
の時点から溶接電流Iが設定電流値Isを上回る時点ま
で通電用のスイッチング手段を持続的にオン状態に保持
し、モニタ時点で溶接電流Iが設定電流値Isを上回っ
ているときは次のモニタ時点までスイッチング手段を持
続的にオフ状態に保持する。このようなスイッチング制
御により、スイッチング手段がクロックCKのサイクル
に拘束されない不定(非サイクル式)のタイミングでオ
ン・オフし、それによって設定電流値Isに対する溶接
電流Iの偏差または誤差が最短時間で補正され(零に近
づけられ)され、高速かつ精細な定電流制御が実現され
る。
【0042】図10に、図1のようなトランジスタ式抵
抗溶接装置に図9の電流リミッタ制御を適用した場合の
通電制御手順を示す。
【0043】制御部22は、先ず、通電制御系の各部を
初期化し(ステップA1)、溶接通電条件の各種設定値
をそれぞれ所定のレジスタにセットする。この時点で
は、スイッチング・トランジスタ18をオフ状態に保持
しておく。
【0044】次に、クロックCKが入ると(ステップA
2)、その立ち上がりエッジに応動し、その時点で電流
測定回路40より取り込んだ溶接電流Iの測定値MIを
電流設定値Isと比較する(ステップA4)。
【0045】この比較で、電流測定値MIが電流設定値
Isよりも小さいとき(MI<Is)は、制御パルスCS
をアクティブレベルたとえばHレベルにする(ステップ
A5)。制御パルスCSがHレベルになると、スイッチ
ング・トランジスタ18がオン状態となり、コンデンサ
10の正極電極→スイッチング・トランジスタ18→溶
接電極14、被溶接材(W1,W2)→溶接電極16→コ
ンデンサ10の負極電極の経路または回路で直流の溶接
電流Iが流れる。この溶接電流Iは、コンデンサ10の
放電に基づくものであり、過渡的には時間の経過ととも
に増大する。
【0046】制御部22は、上記のようにして制御パル
スCSをHレベルにすると、クロックCKのサイクルを
無視して電流測定回路40からの溶接電流測定値MIを
モニタし続け(ステップA6→A3→A4→A5→A6)、
溶接電流測定値MIが電流設定値Isを越えた時点で制
御パルスCSをLレベルに戻す(ステップA4→A7)。
したがって、通電開始直後は、図9に示すように、溶接
電流Iが設定電流値Isを越えるまでほぼ一直線に立ち
上がる。この電流立ち上げ中に、制御パルスCSはクロ
ックCKのサイクルによって影響を受けることなく(中
断することなく)Hレベルを持続する。制御部22は、
溶接電流Iの立ち上げを終えて制御パルスCSをLレベ
ルに戻したなら、その直後に入ってくるクロックCKの
立ち上がりを待つ(ステップA8→A2)。
【0047】制御パルスCSがLレベルになると、スイ
ッチング素子Qがオフし、コンデンサ10の放電が止ま
る。そうすると、溶接電極14、被溶接材(W1,W2)
→溶接電極16→フライホイール・ダイオードD→溶接
電極14の回路で溶接電流Iが流れ続ける。もっとも、
この回路で流れる溶接電流Iは、負荷側回路のインダク
タンスに基づく還流電流であるため、時間の経過ととも
に減少する。
【0048】制御パルスCSをLレベルにした状態で次
のクロックCKが入ると、制御部22はそのクロックC
Kの立ち上がりエッジのタイミングでその時の溶接電流
Iを設定電流値Isと比較する(ステップA4)。
【0049】この比較で、電流測定値MIが電流設定値
Isを上回っている場合(MI>Is)は、制御パルスC
SをLレベルに維持し(ステップA7)、そのまま次の
クロックCKが入るのを待つ(ステップA8→A2)。し
たがって、少なくとも当該クロックサイクルの期間中は
溶接電流Iはほぼ単調に減少し続けることになる。
【0050】しかし、電流測定値MIが電流設定値Is
を下回っている場合(MI<Is)は、上記と同様に制
御パルスCSをHレベルに立ち上げる(ステップA
5)。これにより、当該クロックサイクルではクロック
CKの立ち上がりエッジのタイミングでスイッチング・
トランジスタ18がオンし、溶接電流Iが増大に転じ
る。制御部22は、クロックCKのサイクルを無視して
制御パルスCSをHレベルに保持したまま(それによっ
てスイッチング・トランジスタ18をオンにしたまま)
溶接電流Iの増大を継続させ(ステップA6→A3→A4
→A5→A6)、溶接電流Iが設定電流値Isを超えた時
点で制御パルスCSをLレベルに戻してスイッチング素
子18をオフさせる(ステップA4→A7)。そして、次
のクロックCKが入ってくるのを待つ(ステップA8→
A2)。
【0051】図9に示すように、スイッチング・オン状
態からスイッチング・オフ状態に切り換える際に溶接電
流Iが設定電流値Isを超えるにしても、超える量はわ
ずかであり、各スイッチングサイクルにおける電流ピー
ク値を設定電流値Isで近似することが可能である。
【0052】このように、この電流リミッタ制御では、
クロックCKの立ち上がりエッジの時点で溶接電流Iが
設定電流値Isを下回っているときは、クロックCKの
サイクルに影響されることなくその時点から溶接電流I
が設定電流値Isを上回る時点までスイッチング・トラ
ンジスタ18に対する制御パルスCSをアクティブなH
レベルに保持し、クロックCKの立ち上がりエッジの時
点で溶接電流Iが設定電流値Isを上回っているときは
次のクロックCKの立ち上がりエッジの時点まで制御パ
ルスCSを非アクティブなLレベルに保持する。1回の
スイッチングサイクルは、制御パルスCSの各Hレベル
期間(スイッチングオン時間)とその直後のLレベル期
間(スイッチングオフ時間)とで規定される不定期間で
ある。
【0053】この電流リミッタ制御でも、図9に示すよ
うに、溶接電流Iは実質的に設定電流値Is以下で変動
し、その変動分がリップルとなって現れる。上記したよ
うに、各スイッチングサイクルにおける電流リップルの
ピーク値IPは設定電流値Isで近似できる。また、各
スイッチングサイクルにおける電流リップルの底値IB
は、制御パルスCSをLレベルからHレベルに立ち上げ
る直前の電流値をサンプリングすることによって得られ
る。
【0054】このように、この電流リミッタ制御におい
ても、各スイッチングサイクルにおける電流リップルの
ピーク値IPおよび底値IBのデータを収集することに
より、上記した実施形態と同様にして電流リップル特性
に関する有益なモニタ情報を得ることができる。
【0055】なお、通電開始直後のスイッチングサイク
ルにおける電流リップルの特性値、特に底値IBは、設
定電流値またはリミッタレベルはもちろん全体の平均値
よりも格段に低いことは自明であるので、最初の1サイ
クルないし数サイクル分をモニタリング対称から外すこ
とも可能である。もっとも、電流立ち上がり特性のモニ
タリングを重視する場合には、最初の1サイクルないし
数サイクル分の電流リップル特性をモニタリング対象に
含めるのが好ましい。
【0056】上記した実施形態のいずれも抵抗溶接装置
に係るものであったが、本発明は金属部材を通電によっ
て接合する他の方式の接合装置たとえばヒュージング加
工装置にも適用可能である。ヒュージング加工は、抵抗
溶接装置装置と同一構成の装置によって実施可能であ
る。
【0057】図11に、ヒュージング加工の一例を示
す。この加工は、被覆線W1とたとえば銅または銅合金
からなる板片状の端子W2とを電気的かつ物理的に接続
するものである。
【0058】先ず、図11の(A)に示すように、端子
W2のフック部または折曲部wcの内側に被覆線W1を入
れたものを被加工物とし、この被加工物を一対(たとえ
ば上部および下部)の電極14,16の間に挿入して、
下部電極16により電極フック部wcの下面を定位置で
支持しつつ、上部電極14を端子フック部wcの上面に
押し当てて加圧部(図示せず)により所定の加圧力Fで
押し下げる。これと同時に、電源部より所定の電圧を両
電極14,16間に印加する。
【0059】そうすると、先ず、端子フック部wcを電
流経路として両電極14,16間に電流Iが流れ、端子
フック部wcでジュール熱が発生する。これにより、図
11の(B)に示すように、被覆線W1の絶縁体wbがジ
ュール熱で溶けて導体waから剥がれる(除去され
る)。
【0060】絶縁体wbが除去されると、図11の
(C)に示すように、電流Iは被覆線W1の導体(一般
に銅)waを通って両電極14,16間を流れる。通電
期間中は両電極14,16間に加圧力Fも継続して加え
られるため、ジュール熱と加圧力Fとで端子フック部w
cおよび被覆線導体waは一体的に圧接または圧潰してか
しめられる。これによって、被覆線W1と端子W2の両者
は電気的かつ物理的に固く接続される。なお、被覆線W
1の導体waと端子W2の抵抗は非常に小さいため、両者
の間にナゲット(溶接接合)は生じない。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の接合装置
によれば、電流リミッタ制御の下で流れる電流に対する
モニタリングを改善し、品質管理を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるトランジスタ抵抗溶
接装置の要部の構成を示す図である。
【図2】実施形態の抵抗溶接装置における制御部内の要
部の構成を示すブロック図である。
【図3】実施形態における各部の信号の波形(一例)を
示す信号波形図である。
【図4】実施形態の制御部におけるサンプリング信号生
成部の構成例を示す回路図である。
【図5】実施形態におけるモニタリング処理部の作用を
説明するための図である。
【図6】実施形態におけるモニタリング処理部の一変形
例を示すブロック図である。
【図7】一実施形態による直流インバータ式抵抗溶接装
置の構成を示す図である。
【図8】一実施形態による交流波形インバータ式抵抗溶
接装置の要部の構成を示す図である。
【図9】一実施形態によるスイッチングサイクルを不定
とする電流リミッタ制御方式を示す電流または信号波形
図である。
【図10】一実施形態によるスイッチングサイクルを不
定とする電流リミッタ制御方式の通電制御手順を示すフ
ローチャートである。
【図11】本発明の適用可能なヒュージング加工の一例
を示す図である。
【図12】従来の電流リミッタ制御方式における問題点
を説明するための電流波形図である。
【符号の説明】
12 直流電圧源 14,16 電極 18 スイッチング・トランジスタ 22,22,22 制御部 24 整流回路 32 入力部 38 電流センサ 40 電流測定回路 42 スイッチング制御部 46,48 サンプリング・ホールド回路 62 平均値演算回路 74 リップルモニタ部 80 インバータ 82 トランス 86 整流回路

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被接合材に電極を当てて加圧しながら電
    流を流して前記被接合材を接合する接合装置であって、 所定の直流電圧を与える直流電圧源と、 前記直流電圧源と前記電極との間に電気的に接続される
    通電用のスイッチング手段と、 前記電流の電流値を測定する電流測定手段と、 通電中に予め設定された基準電流値を実質的な上限値と
    して前記電流が増加と減少のサイクルを繰り返すように
    前記スイッチング手段をスイッチング制御する制御手段
    と、 前記電流測定手段からの電流測定値に基づいて前記電流
    のリップルを監視する電流リップル監視手段とを具備す
    ることを特徴とする接合装置。
  2. 【請求項2】 前記直流電圧源が、商用周波数の交流電
    源電圧を整流して直流に変換する整流回路と、前記整流
    回路の出力電圧によって所定電圧に充電されるコンデン
    サとを含むことを特徴とする請求項1に記載の接合装
    置。
  3. 【請求項3】 前記スイッチング手段が、1個または並
    列接続された複数個のトランジスタを含むことを特徴と
    する請求項1または2に記載の接合装置。
  4. 【請求項4】 前記スイッチング手段が、前記直流電圧
    源からの直流電圧を第1の極性の高周波パルスに変換す
    るための第1のスイッチング素子と、前記直流電圧源か
    らの直流電圧を第2の極性の高周波パルスに変換するた
    めの第2のスイッチング素子とを有するインバータを含
    むことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載
    の接合装置。
  5. 【請求項5】 一次側コイルが前記インバータの出力端
    子に接続されるトランスと、このトランスの二次側コイ
    ルと前記電極との間に接続される整流回路とを具備する
    請求項4に記載の接合装置。
  6. 【請求項6】 一次側コイルが前記インバータの出力端
    子に接続され、二次側コイルが整流回路を介することな
    く前記電極に接続されるトランスを具備する請求項4に
    記載の接合装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段が、一定時間に設定された
    各スイッチングサイクルにおいて前記電流が前記基準電
    流値に達した時点または当該スイッチングサイクルの経
    過時間が所定のタイムリミットに達した時点で前記スイ
    ッチング手段をオン状態からオフ状態に切り換えること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の接合装
    置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段が、通電中の所定時間置き
    のモニタ時点で前記電流が前記基準電流値を下回ってい
    るときは、その時点から前記電流が前記基準電流値を上
    回る時点まで前記スイッチング手段のオン状態を持続さ
    せ、前記モニタ時点で前記電流が前記基準電流値を上回
    っているときは次のモニタ時点まで前記スイッチング手
    段のオフ状態を持続させることを特徴とする請求項1〜
    6のいずれかに記載の接合装置。
  9. 【請求項9】 前記電流測定手段が、通電中の各スイッ
    チングサイクルにおける前記電流の底値およびピーク値
    をサンプリングする電流値サンプリング手段を含むこと
    を特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の接合装
    置。
  10. 【請求項10】 前記電流測定手段からの電流測定値に
    基づいて前記電流のピーク値を監視する電流ピーク値監
    視手段を具備する請求項1〜9のいずれかに記載の接合
    装置。
  11. 【請求項11】 前記電流リップル監視手段が前記電流
    のリップルの中間値を求める手段を有することを特徴と
    する請求項1〜10のいずれかに記載の接合装置。
  12. 【請求項12】 前記電流リップル監視手段が前記電流
    のリップル率を求める手段を有することを特徴とする請
    求項1〜10のいずれかに記載の接合装置。
  13. 【請求項13】 前記電流リップル監視手段が前記電流
    のリップルの幅を求める手段を有することを特徴とする
    請求項1〜10のいずれかに記載の接合装置。
  14. 【請求項14】 前記電流リップル監視手段が前記電流
    のリップルの底値の平均値を求める手段を有することを
    特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の接合装
    置。
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