JP2002102750A - 静電塗装機用スピンドル - Google Patents

静電塗装機用スピンドル

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JP2002102750A
JP2002102750A JP2000299984A JP2000299984A JP2002102750A JP 2002102750 A JP2002102750 A JP 2002102750A JP 2000299984 A JP2000299984 A JP 2000299984A JP 2000299984 A JP2000299984 A JP 2000299984A JP 2002102750 A JP2002102750 A JP 2002102750A
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spindle
gap
current
coating machine
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JP2000299984A
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Shoji Fujii
章二 藤井
Yoshio Fujikawa
芳夫 藤川
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NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 静圧気体軸受部すき間におけるスパッタリン
グの発生を抑え、スピンドルの寿命を延ばすことであ
る。 【解決手段】 高電圧発生器2と接続するハウジング1
の内部に、主軸7及び上記主軸後端部に連結された回転
力発生装置のロータ8を組み込み、上記主軸7及びロー
タ8を静圧気体軸受部9、10の軸受すき間6を介して
回転自在に支持し、上記主軸7の前端部に塗料噴霧ヘッ
ド13を取り付けた静電塗装機用スピンドルにおいて、
ハウジング1に対して通電性を有する通電部材23を所
定の付勢力で主軸7に接触させ、主軸7の回転に伴って
発生する動圧効果により通電部材23を微小すき間をも
って浮上させ、そのすき間部分に放電を集中させるよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回転霧化頭型静
電塗装機に組み込まれる静圧空気軸受スピンドルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車部品や電気部品等の塗装
に、塗料を霧状にした状態で負の電荷を帯電させ、電気
的な吸引力を利用して被塗装面に付着させる静電塗装機
が数多く用いられる。
【0003】このような静電塗装機においては、霧化す
る塗料の粒径をできるだけ小さくして均一な塗装面を得
るために、塗料の噴霧ヘッドを高速で回転することが求
められており、これに対処するため、その噴霧ヘッドを
取り付けるスピンドルの回転軸を静圧気体軸受部により
非接触で支持する構造が一般的にとられている。
【0004】図8は、回転霧化頭型静電塗装機の構造を
示したものである。この塗装機は、ハウジング1に負の
高電圧を発生する高電圧発生器2が電気的に接続され、
その内部に圧縮空気供給源(図示略)に連結した空気通
路3が形成されており、ハウジング1の内部孔1aに
は、上記空気通路3に連結する複数の給気ノズル4、5
が形成されている。
【0005】上記ハウジング1の内部孔1aには、主軸
7及び主軸後端部に設けられた主軸7を回転させるため
の回転力発生装置(例えばタービン)のロータ8が、軸
受すき間6を介して挿入されている。上記主軸7の周囲
と給気ノズル4との間でジャーナル空気軸受部9が形成
され、上記ロータ8と給気ノズル5との間でスラスト空
気軸受部10が形成される。そして、給気ノズル4及び
5から圧縮空気が軸受すき間6に供給されると、その空
気の圧力により主軸7及びロータ8が浮上支持され、ハ
ウジング1に対して非接触状態となり、ジャーナル空気
軸受部9及びスラスト空気軸受部10からなる静圧気体
軸受の機能が発揮される。
【0006】上記主軸7の前端部に主軸7の回転によっ
て塗料を霧状化して周囲に吹き出す塗料噴霧ヘッド13
がねじ等の適宜な手段で固定されている。主軸7後方か
ら先端に噴射ノズル17を持ち塗料を噴霧ヘッド13に
送り込む導管11が、主軸7に非接触で挿入されてい
る。
【0007】この噴霧ヘッド13では、噴射ノズル17
から隔壁16で区切られた塗料導入空間15に噴射され
た塗料は、噴霧ヘッド13が高速回転することにより流
出孔18を通って噴霧ヘッド13の内周面14に導入さ
れ、遠心力によって霧状となり周囲に吹き飛ばされる。
この場合、噴霧ヘッド13が負の帯電状態にあると、そ
の内周面14を流れる塗料が負の電荷に帯電される。
【0008】一方、主軸7後端のロータ8の周囲には、
複数のタービンブレード19が配置され、ハウジング1
にはそのタービンブレード19に圧縮空気を吹き出す圧
縮空気噴出孔20が形成されている。また、この噴出孔
20にコンプレッサ21が連結されている。この構造で
は、コンプレッサ21から噴出孔20を通してタービン
ブレード19に圧縮空気が吹き付けられると、タービン
ブレード19には回転力が与えられ、その結果、浮上支
持された主軸7を高速度で回転させる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の構造において
は、印加する電圧やその極性、電流、軸受すき間、使用
材料等の組合せにより、軸受すき間6において放電現象
が生じ、この放電現象によりスパッタリングが発生する
場合がある。スパッタリングが発生すると、軸受すき間
6を挟んで陰極側に置かれたハウジング1或いは主軸7
を構成する物質の原子が飛び出し、軸受すき間6が変化
して主軸7の支持状態が不安定になり、主軸7とハウジ
ング1とが接触する場合があった。
【0010】そこで、この発明の課題は、印加電圧や極
性、電流、軸受すき間等の組合せによる条件にあまり影
響されずに、軸受すき間におけるスパッタリングの発生
を防止し、安定した回転支持を維持することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、主軸と、この主軸を固定部材に対して
半径方向で静圧支持するジャーナル軸受部と、上記主軸
を固定部材に対してスラスト両方向で静圧支持するスラ
スト軸受部とを有し、上記主軸の一端部に塗料噴射ヘッ
ドを取り付けた静電塗装機用スピンドルにおいて、上記
固定部材に通電部材を装着し、この通電部材を上記主軸
に対して、上記各軸受部のすき間よりも小さく設定した
すき間を介して対峙させた構成を採用した。
【0012】上記の構成によると、軸受部のすき間より
も相対的に小さいすき間の通電部材の部分で集中的に放
電が生じるので、静圧気体軸受部の軸受すき間における
スパッタリングの発生が防止される。また、通電部材は
主軸に対して非接触であるので、静圧気体軸受部で支持
されている主軸の回転性能に影響を及ぼすこともない。
【0013】上記固定部材に上記通電部材を上記主軸に
対して進退自在に装着し、この通電部材を上記主軸に所
定の付勢力で接触させ、その接触面に上記主軸の回転に
よって発生する動圧により上記通電部材を浮上させて上
記のすき間を形成するようにした構成を採ることができ
る。この構成によると、動圧発生条件の設定により通電
部材の主軸に対する微小なすき間を容易に形成でき、ま
た、そのすき間をほぼ一定に保つことができる。さら
に、微小すき間を形成することで、放電時のエネルギを
小さくでき、このすき間部分におけるスパッタリングの
影響も抑えることができる。
【0014】また、上記付勢力を固定部材の外部から調
整できる調整手段を設けた構成、上記通電部材と上記主
軸との接触面に動圧発生用のくさび状空間を形成した構
成をとることができる。
【0015】さらに、上記通電部材を環状又は円弧状に
形成し、その通電部材を上記主軸のジャーナル軸受部に
設けた構成、上記通電部材を棒状に形成し、上記主軸の
スラスト軸受部に設けた構成を採ることができる。ま
た、上記くさび状空間を上記主軸の慣らし運転による初
期摩耗により形成する構成や、上記通電部材を黒鉛で形
成した構成を採ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1の実施形態
を図1及び図2に基づいて説明する。基本的な構成は前
述の従来例の場合と同様に、ハウジング1に負の高電圧
を発生する高電圧発生器2が電気的に接続され、その内
部に圧縮空気供給源(図示略)に連結した空気通路3が
形成されており、ハウジング1の内部孔1aには、上記
空気通路3に連結する複数の給気ノズル4、5が形成さ
れている。
【0017】上記ハウジング1の内部孔1aには、中空
の主軸7及び主軸後端部に設けられた主軸7を回転させ
るための回転力発生装置(例えばタービン)のロータ8
が、軸受すき間6を介して挿入されている。上記主軸7
の周囲と給気ノズル4との間でジャーナル空気軸受部9
が形成され、上記ロータ8と給気ノズル5との間でスラ
スト空気軸受部10が形成される。そして、給気ノズル
4及び5から圧縮空気が軸受すき間6に供給されると、
その空気の圧力により主軸7及びロータ8が浮上支持さ
れ、ハウジング1に対して非接触状態となり、ジャーナ
ル空気軸受部9及びスラスト空気軸受部10からなる静
圧気体軸受部の機能が発揮される。
【0018】上記の主軸7やロータ8に用いられる材料
は、特に限定されるものではないが、防錆のためステン
レス鋼を用いることが好ましい。また、その表面の軸受
面に、軸受接触時のかじり防止や焼き付きを抑えるた
め、硬質クロムメッキ処理等の硬化処理を施してもよ
い。
【0019】上記主軸7の前端部に主軸7の回転によっ
て塗料を霧状化して周囲に吹き出す塗料噴霧ヘッド13
がねじ等の適宜な手段で固定されている。主軸7後方か
ら先端に噴射ノズル17を持ち塗料を噴霧ヘッド13に
送り込む導管11が、主軸7に非接触で挿入されてい
る。
【0020】この噴霧ヘッド13では、噴射ノズル17
から隔壁16で区切られた塗料導入空間15に噴射され
た塗料は、噴霧ヘッド13が高速回転することにより流
出孔18を通って噴霧ヘッド13の内周面14に導入さ
れ、遠心力によって霧状となり周囲に吹き飛ばされる。
この場合、噴霧ヘッド13が負の帯電状態にあると、そ
の内周面14を流れる塗料が負の電荷に帯電される。
【0021】一方、主軸7後端のロータ8の周囲には、
複数のタービンブレード19が配置され、ハウジング1
にはそのタービンブレード19に圧縮空気を吹き出す圧
縮空気噴出孔20が形成されている。また、この噴出孔
20にコンプレッサ21が連結されている。この構造で
は、コンプレッサ21から噴出孔20を通してタービン
ブレード19に圧縮空気が吹き付けられると、タービン
ブレード19には回転力が与えられ、その結果、浮上支
持された主軸7を高速度で回転させる。
【0022】なお、このような主軸7に回転力を発生さ
せる手段としては、モータを用いた構造を採用すること
もできる。
【0023】上記の主軸7のロータ8側の端部外周面に
環状の案内溝22が設けられるとともに、その案内溝2
2に対向したハウジング1の内周面にも案内溝22’が
設けられ、両方の案内溝22、22’により形成された
空間部に環状の黒鉛製の通電部材23がラジアル方向に
進退自在な状態で組み込まれる。
【0024】また、ハウジング1の外周面から内部穴1
aに達する調整孔24が設けられ、その調整孔24にバ
ネ25と調整ねじ26を組み込み、そのバネ25を上記
通電部材23の外周面に押し当てることにより、該通電
部材23にラジアル方向の付勢力を付与する。また、上
記のバネ25と調整ねじ26により通電部材23とハウ
ジング1とが電気的に導通される。
【0025】主軸7の停止時には、図2(a)に示すよ
うに、通電部材23はバネ25により付勢され主軸7に
接触する。また、通電部材23と主軸7の間にくさび状
空間27が形成される。
【0026】以上の構成からなる静電塗装機において、
主軸7が図2(b)に示す矢印方向に回転すると、くさ
び状空間27に空気が引き込まれる動圧効果によって圧
力が上昇し、通電部材23は主軸7の案内溝22の底面
に対してすき間28をもって浮上する。このすき間28
は、通電部材23の内径と主軸7(案内溝22底面)の
外径の差、付勢力及び主軸7の回転数によって決まる。
【0027】使用回転数において、すき間28がジャー
ナル空気軸受部9、スラスト空気軸受部10のいずれの
軸受すき間より小さくなるように、通電部材23の内径
と主軸7(案内溝22底面)の外径の差及び付勢力が設
定されており、回転数一定のとき浮上量は一定となる。
【0028】上記のように、すき間28を軸受すき間よ
り小さくすることにより、放電現象がこのすき間28部
分に集中的に発生し、ジャーナル空気軸受部9及びスラ
スト空気軸受部10でのスパッタリング現象を防止する
ことができる。また、すき間28は容易に調整できるの
で、微小すき間にすることで、放電時のエネルギを小さ
くすることができ、この部分のスパッタリングの影響も
抑えることができる。
【0029】前述のように、通電部材23は黒鉛製であ
るので、主軸7の回転開始時における該主軸7と通電部
材23の摩擦・摩耗を軽減することができる。上記の説
明では、通電部材23を主軸7のロータ8側のジャーナ
ル空気軸受部9の端部に設けているが、該軸受部9の反
対側の端部、或いは該軸受部9の中央部付近であっても
よい。また、主軸7側の案内溝22を省略して放電部の
外径をジャーナル空気軸受部9の軸受部面と同一面に形
成すれば、主軸7の外径面の加工を軸受面の加工と同時
にできるので、工数を削減できるメリットがある。さら
に、通電部材23を欠円状ないし円弧状に形成すること
で、軽量化を図ることができる。軽量化による固有振動
数の上昇により安定性が向上するメリットがある。
【0030】次に、図3及び図4に基づいて第2の実施
形態を説明する。基本的な構成は前記の第1実施形態の
場合と同じであるので、以下相違部分について説明す
る。この場合は、ロータ8の外側面に対向したハウジン
グ1の一部に軸方向の調整孔30を設け、その内端に棒
状の黒鉛製の通電部材31がアキシャル方向に進退自在
な状態で組み込まれ、さらに、通電部材31に付勢力を
付与するためのバネ32及び外部から操作可能な調整ね
じ33が組み込まれている。通電部材31とハウジング
1は、上記のバネ32、及び調整ねじ33により電気的
に導通している。
【0031】上記の棒状の通電部材31は、図4(a)
(b)に示すように、先端面が一定の角度θで斜めに加
工されており、主軸7の回転方向(矢印参照)に対して
くさび状空間34を形成するようになっている。
【0032】主軸7の停止時は、図4(a)に示すよう
に、通電部材31は主軸7のロータ8の外側面に接触し
ているが、主軸7が同図(b)に示す矢印の方向に回転
することにより、くさび状空間34に空気が引き込まれ
る動圧効果により、圧力が上昇して通電部材31はロー
タ8に対してすき間35をもって浮上する。このすき間
35は、通電部材31の主軸側端面の角度θ、その端面
の面積、付勢力及び主軸7の回転数によって決まる。
【0033】使用回転数において、すき間35がジャー
ナル空気軸受部9及びスラスト空気軸受部10のいずれ
の軸受すき間よりも小さくなるように、通電部材31の
前記の角度θ、端面の面積、付勢力が設定されている。
主軸7の回転数一定のとき浮上量は一定となる。
【0034】上記のように、すき間35を各空気軸受部
9、10の軸受すき間より小さくすることにより、前述
の第1実施形態の場合と同様に、放電現象がこのすき間
35部分に集中的に発生し、各空気軸受部9、10での
スパッタリング現象を防止することができる。また、す
き間35は容易に調整できるので、微小すき間にするこ
とで、放電時のエネルギを小さくすることができ、この
部分のスパッタリングの影響も抑えることができる。
【0035】なお、通電部材31は、ロータ8の内側面
側に設けてもよい。また、通電部材31の端面を角度θ
の傾斜面に加工する代わりに、端面が平らな部材を使用
し、適切な条件での慣らし運転により角部を優先的に摩
耗させて傾斜角を付け、くさび状空間34を形成させる
ようにしてもよい。このようにすれば、通電部材31の
加工工数を節減することができる。
【0036】以上述べた第1及び第2実施形態は、いず
れも通電部材23、31とハウジング1との通電手段と
して、付勢手段であるバネ25、32及びねじ26、3
3を利用しているが、導線を接続して通電を図るなど、
別の手段でも差し支えない。また、付勢手段の調整ねじ
26、33は省略してもよい。さらに、バネ25、32
に替えてゴム等の弾性体を用いることができる。また、
通電部材23、31は黒鉛に限らず、主軸7との対向面
に導電性の固体潤滑膜を形成した金属、或いは導電性フ
ッ素樹脂などでもよい。
【0037】次に、図5から図7に基づいて第3の実施
形態を説明する。基本的な構成は前記の第1及び第2の
実施形態の場合と同じであるので、以下相違部分につい
て説明する。主軸7のロータ8側の端部に環状の外周溝
36が設けられるとともに、その外周溝36に対向した
ハウジング1側に内周溝37が設けられ、両方の溝3
6、37により一定の空間部が形成されている。上記の
内周溝37に板バネ38の一端部がビス39(図6
(a)参照)により取り付けられ、外周溝36に対して
接線方向に延びた板バネ38の先端部に通電部材40が
取り付けられる。
【0038】上記の板バネ38は、バネに適した導電性
の材料により形成され、また、通電部材40は黒鉛、そ
の他前記のような通電性ある材料により形成される。通
電部材40は板バネ38に接着などの手段により一体化
され、これによりハウジング1と通電部材40の導通が
確保される。また、板バネ38は通電部材40を主軸7
の半径方向に付勢する作用を行う。
【0039】通電部材40と主軸7の外周溝36の底面
との間には、図6(b)(c)に示すように,くさび状
空間41が形成される。このくさび状空間41は、同
(b)に示すように、通電部材40の主軸7側の面を斜
めに加工することにより形成されるが、同(c)に示す
ように、主軸7側の面を平面に形成し、その接線角によ
りくさび状空間41を形成するようにしてもよい。
【0040】主軸7の停止時には、図6(a)から
(c)に示すように、通電部材40は主軸7に接触して
いるが、主軸7が、図7(a)に矢印で示す方向に回転
することにより、くさび状空間41に空気が引き込まれ
る動圧効果により、圧力が上昇して通電部材40が主軸
7に対してすき間42をもって浮上する(同(b)参
照)。このすき間42は、くさび状空間の角度、通電部
材40の面積、付勢力及び主軸7の回転数によって決ま
る。使用回転数において、すき間42がジャーナル空気
軸受部9及びスラスト空気軸受部10のいずれの軸受す
き間より小さくなるように、通電部材40の端面角度と
面積及び予圧力が設定されている。
【0041】なお、板バネ38と通電部材40とからな
る通電子は、上記の実施形態では1組設けているが、周
上に複数組設けてもよく、主軸7上の別の位置に設けて
もよい。また、ロータ8に設けてもよい。
【0042】上記のように、すき間42を各軸受部9、
10の軸受すき間より小さくすることにより、放電現象
がこのすき間42部分に集中的に発生し、前述の各実施
形態の場合と同様に、各軸受部9、10でのスパッタリ
ング現象を防止することができ、また、すき間42は容
易に調整できるので、微小すき間にすることで、放電時
のエネルギを小さくすることができ、この部分のスパッ
タリングの影響も抑えることができる。
【0043】
【発明の効果】この発明によれば、ハウジング等の固定
部材に対して通電性を保持した通電部材の主軸に対する
すき間を静圧気体軸受部の軸受すき間より小さく設定し
たことにより、通電部材のすき間部分に放電が集中し、
静圧気体軸受部でのスパッタリングの発生を防止するこ
とができ、スピンドルの寿命を延ばすことができる。
【0044】また、上記の通電部材を主軸の回転に伴う
動圧効果により浮上させることにより、静圧気体軸受部
の軸受すき間より狭い微小すき間を容易に形成すること
ができ、またそのすき間をほぼ一定に保つことができ
る。さらに、通電部材のすき間を微小に形成すること
で、放電時のエネルギも小さくなり、このすき間部分に
おけるスパッタリングの影響も抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の静電塗装機の断面図
【図2】(a)図1の停止時におけるII−II線の断面図 (b)図1の駆動時におけるII−II線の断面図
【図3】第2実施形態の静電塗装機の断面図
【図4】(a)図3の停止時における一部拡大断面図 (b)図3の駆動時における一部拡大断面図
【図5】第3実施形態の静電塗装機の断面図
【図6】(a)図5の停止時におけるVI−VI線の断面図 (b)(a)図の一部拡大図 (c)(a)図の変形例の一部拡大図
【図7】(a)図5の駆動時におけるVI−VI線の断面図 (b)(a)図の一部拡大図
【図8】従来の静電塗装機を示す断面図
【符号の説明】
1 ハウジング 2 高電圧発生器 3 空気通路 4 給気ノズル 5 給気ノズル 6 軸受すき間 7 主軸 8 ロータ 9 ジャーナル空気軸受部 10 スラスト空気軸受部 11 導管 13 塗料噴霧ヘッド 14 案内板 15 導入空間 16 支持板 17 塗料噴射ノズル 18 流出孔 19 タービンブレード 20 噴出孔 21 コンプレッサ 22、22’ 案内溝 23 通電部材 24 調整孔 25 バネ 26 調整ねじ 27 くさび状空間 28 隙間 30 調整孔 31 通電部材 32 バネ 33 調整ねじ 34 くさび状空間 35 すき間 36 外周溝 37 内周溝 38 板バネ 39 ビス 40 通電部材 41 くさび状空間 42 すき間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J102 AA02 CA35 EB07 GA20 4D075 AA13 AA31 DC13 DC19 4F033 AA01 PB16 4F034 AA04 BA22 BB02 BB14 BB21

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸と、この主軸を固定部材に対して半
    径方向で静圧支持するジャーナル軸受部と、上記主軸を
    固定部材に対してスラスト方向で静圧支持するスラスト
    軸受部とを有し、上記主軸の一端部に塗料噴射ヘッドを
    取り付けた静電塗装機用スピンドルにおいて、上記固定
    部材に対して導電性を保持した通電部材を、上記主軸に
    対して上記各軸受部のすき間よりも小さく設定したすき
    間を介して対峙させたことを特徴とする静電塗装機用ス
    ピンドル。
  2. 【請求項2】 上記固定部材に上記通電部材を上記主軸
    に対して進退自在に装着し、この通電部材を上記主軸に
    所定の付勢力で接触させ、その接触面に上記主軸の回転
    によって発生する動圧により上記通電部材を浮上させて
    上記のすき間を形成するようにしたことを特徴とする請
    求項1に記載の静電塗装機用スピンドル。
  3. 【請求項3】 上記付勢力を固定部材の外部から調整で
    きる調整手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2
    に記載の静電塗装機用スピンドル。
  4. 【請求項4】 上記通電部材と上記主軸との接触面に動
    圧発生用のくさび状空間を形成したことを特徴とする請
    求項2又は3に記載の静電塗装機用スピンドル。
  5. 【請求項5】 上記通電部材を環状又は円弧状に形成
    し、その通電部材を上記主軸のジャーナル軸受部に設け
    たことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の
    静電塗装機用スピンドル。
  6. 【請求項6】 上記通電部材を棒状に形成し、その通電
    部材を上記主軸のスラスト軸受部に設けたことを特徴と
    する請求項1から4のいずれかに記載の静電塗装機用ス
    ピンドル。
  7. 【請求項7】 上記くさび状空間を上記主軸の慣らし運
    転による初期摩耗により形成することを特徴とする請求
    項6に記載の静電塗装機用スピンドル。
  8. 【請求項8】 上記通電部材を黒鉛で形成したことを特
    徴とする請求項1から7のいずれかに記載の静電塗装機
    用スピンドル。
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